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前橋駅改札&行政窓口のドラマ [人間ドラマ]

高崎駅.jpg
今日はショート記事です。週初め(月)前橋に行ったのです。東京から高崎までは新幹線込で4410円です。
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でも東京から前橋までも同料金で4410円なんですよ。新幹線料金込なんですな。
高崎→前橋.jpg
在来線で高崎~前橋間は195円です。Suica
高崎→前橋.jpg

前橋駅.jpg
両毛線で前橋駅ホームに下りたら、くるま椅子の乗客さんが2名下りたのを見た。親切な駅員が押して誘導していました。エレベーターで下りたに違いない。
自分は階段を下りてきたのですが。
改札1.jpg
ピンポォン!!
改札3.jpg
あ、そうか、そうだった。
料金同じなのに出れないのです。赤く光ってガードが閉まってしまうのだ。
やれやれ、左端の有人改札に渡して出なくちゃならないのか。
そっちに歩いたら、リュック背負ったどっかのオッさんが、職員さんにバス路線を聞いていた。質問事項が広範囲に及んでなかなか終わらないようだ。
あの~、通して欲しいんだけど。急いでなくもないんだけど。オッさん私に気付いてよ。自分の長話が私の行き手を塞いで堰き止めてるのがわかんないのかね。
でも長い質問と会話が終わらない。ここで割り込んじゃってもいいんだけどね。「話し中悪いが出るぞ」と言い置いて、この券を放り投げて脇から出ちゃえばいいんだけど。
そしたら背後から声がかかった。
「すみません空けて貰えますかぁ?」
振り向いたら、さっきの車椅子客を押しているJR職員さんだった。
やや横柄な言い方だった気がする。
エレベーターは身障者優先なのはわかるが有人改札も身障者優先。それはわかっているよ。そこしか出れる幅、スペースがないんだからさ。私に退けってか?
でもちょっと待てよ。私は別に有人改札を塞いでるつもりはないぞ。そういう意味では私だけでなく、前で長質問しているオッさんも一緒だろ。
だいたい同額なのに自動改札で出れないJR東日本のシステムがオカしいんじゃねぇのかって気分がささくれ立ってしまった。言うんならさっきから私の前でずーっと問うている長っ話の爺さんに言えよなぁ。
でも私は東京神奈川でならともかく、第二の故郷群馬で荒い言葉を使いたくないのだ。
「じゃぁこれで出ていいか?」
改札にいる職員でなく、車椅子を押してきて私に「退いて貰えますか?」と声を放った職員に「オラよ」とばかりに突きつけて渡してやった。
「あ、大丈夫です。どーぞ」
そしたら質問責めにしていたオッさんも自分の長話のせいで改札を塞いでいるのにようやく気が付いたらしい。除けてくれた。

私は身障者優先に便乗して?有人改札を抜けたといっていい。
出る時、質問責めにあっていた職員さんのカオを覚えた。
けやき通り.jpg
私はその足でけやき通りを歩き、出先でウチの支店の6年に1回の更新を済ませ、登録されている有資格者の棚卸をしています。
6年も経っていると現状の最新のメンバー以外に、過去に離職した職員、契約満了になった派遣従事者他、抜き忘れたのが幾人か残ってることがあるのです。
それらはひとりひとりの個人情報でもあり、企業が届出したデータなので電話で問い合わせても教えてくれません。電話だと私がその企業人だという証明ができないからです。なので受付に出向いて、身分証明書を提示して、閲覧申込書に記入、こちらの指定した事業所の登録員リストを印刷して貰い、その場で転記するしかないのです。
写真で撮るのも不可なんだって。
調べてたら案の定3人抜き忘れがあった。そういうのを社内では幽霊登録社員というのですが、その場で抜く届出作成作業に取りかかった。
実はこれホントはやっちゃいけないんだけど、事前にダウンロードした書式を用意しといて、何も記載しない状態(空欄のまま)で会社印捺印して持ってきたのです。
そうすることでその場で幽霊職員を抹消して提出できますからね。一旦持ち帰ってまた出向くよりは王立の面で都合がいい。

で、できあがったこちらの届出をコピーして、それにも相手の受領印を貰って当方のファイリングとしたいのだが、どっかにコピー機ないかなぁ。
コピーする為にコンビニを検索したのですよ。そしたら周辺に無いのです。あるにはあるけど遠いのだ。セブンイレブン前橋本町1丁目店、同じく2丁目店、どちらも徒歩500mぐらいある。前橋駅にあるNewDaysにはコピー機は無いだろうし。
しょーがない。平成24年から見知っている女性担当官を呼んで、
「できました。で、お願いが」
「???」
私はテーブルの上に10円玉2枚出したの。20円なのは、表紙と併せて2枚あったからです。
「コピーするのにコンビニを検索したんですが、この界隈、コンビニ無いですね」
「ですよねぇ(笑)」
職員の皆さんは皆、家庭弁当でお茶持参なのかな。
「でもこれ(20円)はお受できません。コピーしてきますね」
ヤッタ、私は内心で手を叩いたです。
こういうサービスってまずないですよ。神奈川なんか「当局ではコピー機はありません。あらかじめコピーを取ってから来局してください」ですから。東京もそうだと思う。最近さいたま新都心駅から徒歩10分の超スーパービルに移転した埼玉なんか冷たいもんです。

受理印押されて手続き完了しました。さすが群馬、第二の故郷だけあって親切な対応にプチ感激したものだよ。前橋駅の改札で「退いて貰えますか?」の不快な気分は消えていた。

前橋駅に戻って、さっきの質問責め職員を掴まえたのだ。妙典の「かさや」さんの若みたいなカオしてた。
「ちょっと聞いていいか?さっき、東京から新幹線で高崎駅経由で来たんだけど。」
「ハイ」
「何でここ(前橋)の自動改札でサッと出れないのかな。料金4410円で同じじゃん」
「あ、それはですね。前橋までご購入されてないからです」
「え?同じ料金なのにか?」
きっぷ.jpg
「ハイ、同じ金額ですが、同じ金額ってだけで前橋まで購入されてませんよね」
「あ、そういうこと?」
「そうなんです。購入された乗車券には東京から高崎までってなってるじゃないですか。だから料金同じでも自動改札では出れないのです」
へぇ~、でもそれって、JR東日本の券売機システムに難があるんじゃないのか?
東京駅で購入する際、新幹線で下りる駅だけ表示されて、そこから在来線で先へ行くメニューは表示されないもん。JR東海は静岡駅から先、藤枝とか表示されるけどね。
「そういうことか。私はてっきり・・・」
「???」
私はニヤリ笑いながら、
「高崎と前橋が今でも仲悪いのかと思ったよ」
「いえ、決して、そ、そういうことでは・・・(汗)」
改札2.jpg
群馬八幡.jpg
そして群馬八幡へ。
某氏と待ち合わせているのです。
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美女の隣 [人間ドラマ]

何故かこの店へ1.jpg
何故かこの店へ2.jpg
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まいどまいどの店に来る前、3時間半前、都内にいました。
私の隣で歌ってる美女はU紀(仮名)という女性です。
店のホストじゃないですよ。
私以外の男どもの誰もがU紀の隣や前に座りたがるのですが。
もと4号11.jpg
U紀はもと草の者4号です。草は1号~13号までいて(もと群馬担当だった6号と、寿退社した10号は欠番)私の直属の部下ではないが「ある業務」だけ指示して構わないことになっている。
U紀(もと4号)は昨年秋に本社異動になり、某プロジェクトの推進メンバーの核になったので私の草ではなくなった。
異動して半年経ったのにもとからいる女性社員たちとあまり打ち解けていないようだ。何だか壁を作っているように見えるのだ。
美女なので男性陣には好かれているみたいだが、あの・・・なんていうかな・・・男性に好かれて女性には敬遠される、そういう女性っているじゃないですか。

会社の廊下でU紀に唐突に言われた。
「いついつの唄会行くんですかぁ?」
唄会とはカラオケ同好会のようなものです。そういうのがあるの。
「行くけど。参加申し入れたよ」
「やぁったぁ~。アッタシ~〇〇さん(私のこと)が歌うの聞いてみたいぃ~。上手なんだってぇ~?」
「普通だよ。他に上手いヤツいるよ」
周囲に誰もいないからいいけど何だろこの物言いは。蓮っ葉な口を私に利くんです。
まぁ私のことは嫌いじゃないらしいけどね。
「だって草だったんでしょ」(ジャン妻)
U紀とジャン妻はプロジェクト内でひとつのテーマを共通で推進している。2人は時折会議等で顔を合わせています。そのプロジェクトの参加メンバーはジャン妻とU紀の他、複数ある関連会社の代表者が選ばれ総勢10人いるのですが、私は2人以外の参加者は知らないし、そのプロジェクット内容もよくわからない。他社合同で何かを改革しようというものらしい。
その10人はALL女性で、会議終了後の親睦会で何故か私のネタになったんだと。
「部署はちょっと離れているけど、〇〇さん(ジャン妻)旦那さん(私)も同じビルにいるよ~」
U紀が蓮っ葉な口調でそう言った。するとその場で「どんな男性?」ってなるじゃないですか。好奇心でもコワイモノ見たさでも物珍しさでもいいのですが、ヘンなノリで「ジャン妻の旦那さんてどんな人?」「見たい~」ってなったんだって。
その場でジャン妻が、
「どんな人って?毛が無い人よ」
あるいは、
「ウチの旦那は見た目がちょっとね。物言いもね。最初は誤解されるね」
そう返すのはいいのよ。身内なんだから。だけどジャン妻が言うのではなくU紀が、
「〇〇さん(ジャン妻)の旦那さん(私)ってぇ~、見た目はああなんだけどぉ~・・・」
ジャン妻を差し置いて僭越なことを言ったんですよ。
「・・・って言ってたよ彼女」
やや憮然とするジャン妻です。そりゃそうだよな。アタシの亭主なんだから。
「俺の見た目が何だって?」
「知らないわよ」
「何だいそれは?何でそっちで私の話題になる?」
そう言いながら私は満更でもないのだが。
「見た目はああなんだけど・・・の後は何て言ったんだU紀は?」
「う~ん、優しいとか何とか言ってたような」
それならまぁいいけど。
「もしかしてアイツは俺を好きなのか?」
「まぁ嫌ってはないと思うよ。だって本社に来る前は草の者だったんでしょ」
「10人いた草たちの中でU紀はそれほど親しくなかったんだよな」
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-11-21
の記事辺りから、あ、コイツ、私を嫌いじゃないんだなってわかった。ニブいですから私。

「アナタもその場にいたんだろ」
「同じテーブルだったんだけど席が離れてたんだよね。何かあっちの方でアナタの話題になってたからさ~」
「・・・」
「いいわね女性たちの話題に出て」
「・・・」
「U紀さん美人だし。アタシの上司なんかU紀さんの前ではデレ~っとして鼻の下伸ばしてるし。で、アナタ明日いる?」
「時間帯によるけど」
「こっちの午前中の会議の後で昼休憩が終わった頃に会議室にちょこっとだけ顔を出してくれないかな。アタシがアナタを皆に見せるから」
「皆に見せる??」
見せるってどういうことよ。紹介するから・・・ではないの?単なる興味本位だろ?
(※に続きます。)
盛り上がる1.jpg盛り上がる2.jpg
唄が続いている。私も3曲歌った。
「若い頃と違って高い声が出なくなってきてさぁ~」(U紀)
「プロだってそうだよ。ハイトーンがウリだった歌手が歳とるとキーを下げたりするからね。うん?若い頃?そっちはまだまだ若いだろうが」
「そんなことないです。アタシ、幾つに見えます?」
アブない質問をしてきたな。
「〇〇前半・・・」
「またぁ。そんなわけないじゃないでっすかぁ。4〇ですよぉ」
「えっ!!」
しばし間が合って、
「そ、そうか。まぁ店ん中が暗いからな」
「なんだってぇ?」
「いや何でもない」
誰かの歌の合間にU紀の実年齢と現在の家庭環境、境遇も少し聞いた。初めて聞く話ではないのですがU紀のこれまでの苦労を察せられるものだった。
でも同情して欲しいタイプのオンナではないのでサラッと話してくれた。

ずっとU紀の隣に座ってると、他の野郎どもは「〇〇さん(私のこと)がU紀さんを独占している」そう見えたそうですよ。くっだらねぇ。そうじゃないっつーの。U紀はまだ皆に馴染んでないのと、野郎どもがスリスリ寄って来る下心も本人はわかってるのだよ。私は草の者時代から業務上の接点があるんだよ。だから幾分慣れてるの。
要は安全パイなのです。
それも哀しいよな。
退勤時間にU紀と一緒に出たので、同じ電車、同じ車両、店に入ったのも同じタイミング、入った順に奥から座ったから自然にU紀と隣になったのだが。彼女も私の隣から動こうとしない。それはカウンターだけの店なので、彼女が他の席へ移動したら移動した席に座ってる誰かが動かなきゃならないじゃないですか。

他にも女性いますよ。長年の付き合いで私に馴染んでいる雪子(呟きⅠⅡに登場)がいます。
雪子はU紀にライバル心があるようだな。オモシロイことにU紀がホレボレする美声で歌い上げた後、雪子の歌い声も俄然伸びがよくなったからね。
もと4号2.jpgもと4号4美男1.jpg
私が謳った後、U紀が冷やかしてきた。
「今の上っ手いねぇ~、歌い込んでるねぇ~」
その蓮っ葉な物言いは何とかならんのか。で、次のリクエスト、
「またアタシの知らない歌ぁ~?知らない歌ばっかりぃ~」
何ちゅう口の利き方だ。私はお前さんを喜ばす為に歌ってるんじゃないっ。

本社の男性管理者たちにはU紀のファンが多い。宴会で前や隣に座ったら離れようとしない者もいるからね。
この夜U紀は私の隣にずーっといた。
「U紀さんのチャージ料高いですよぉ」(バカな男性社員)
で、最初の店ではドリンクと多少の乾きもの、ピザ1枚出ただけで料理が殆ど無い店なのです。そういう店だから21時に散会した後、U紀と雪子は帰ったようですが、他は安い居酒屋に流れて飲み食いしたり、ひとりでラーメン喰いに行ったり、腹ごしらえをたそうです。
私も何故か22時過ぎにこの店に来てしまった。
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牛タン赤ワイン煮、
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デミ2.jpg
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デミ6白ワイン1.jpg
ブレッド.jpg
アンキモのタタキ、ナメロウ
アンキモタタキ.jpg
こういう日に限って凄い逸品料理が出てましたね。
「食べてないんですか?」
「そう。これこれこういう店で歌っただけ」
「1次会から歌?食べないで」
「乾きものぐらいが出たけどね」

※続きです。歌の合間にU紀に聞いたの。
「こないだのそっちの・・・何なのあのプロジェクト?昼休憩後に〇〇さん(ジャン妻のこと)に会議室に連れてかれてさ。そこにいた連中の前に連れてかれて・・・」
ジャン妻が「旦那さんを見たい」と言ったプロジェクトメンバーの前に私を引き出し「ハイこれです。気が済んだ?じゃぁもう行っていいから」背中をドーンと押されて追い出されたのです。時間にして数秒です。
「あれはいったい何だったんだろ」
「笑・・・私もあの場にいましたよ。会議室のドア開けたら〇〇さん(私のこと)いたし」(U紀)
「こっちも名乗らせてくれないし、連中を紹介してくれるのでもないし。単に晒ものにされただけ」
「笑・・・」
「見世物か俺は」
「笑、皆さん〇〇さん(私のこと)を見たがってたんですよ」
そうさせたのはお前さんだろーが。

夜遅いけど、お腹空いてたんだけど、時間が遅いので後で腹が重たくなった。
夜遅いにしてはコッテリしたものを.jpg
デミソースと肉の残りをご飯に載せて喰ったら美味い。
ぶっかけ1.jpg
ぶっかけ2.jpg
そろそろクローズ.jpg
U紀はこうも言ってたな。
「アタシ27歳ぐらいに戻りたい。その頃に戻りたくないですか?」
「いや、私は戻りたくないな」
「えぇ~、なんでぇ?」
「20代なんて金も自信も無かったし先が見えない不安だけだった。やっぱり今がいいよ」
今は今で今後の不安もあるけどな。
「まぁ戻るなら5年か6年くらいかな・・・」
「そうなんだ。アタシは27歳くらいに戻りたいな・・・」
その時は何で27歳なのかわからなかったが、U紀が草の者になって初めて面談した時、彼女はこう言ってたのを思い出した。
「私、働かなきゃならないんです。頑張ります!!」
そういうことかと思った。U紀は27歳ぐいらいに遡ったら、27歳まで戻れればやり直せるのです。今も引き摺っている心の痛手や影がリセットされる。
痛手・・・Painですね。この日初めて歌いました。
https://www.youtube.com/watch?v=Tlo3MJfK_H4
「誰の唄?」
「ハマショー」
「知らないです。もう何でアタシの知らない歌ばっか歌うんですかぁ」
「同年代でBOXばっかり行ってるからだよ。スナックかPUBで他のお客さんの前で歌って他のお客さんの歌も聴くんだよ。そういう店には世代層が広いんだから、あぁこういう歌があるんだ、こういう歌い方があるんだ、オリジナルでなくてもいいんだ、自分のカバーでいいんだってなるんだからさ。内輪だけでBOX行っても広がらないよ」
「えぇ~、でもBOXの方がぁ、あ、こりゃダメだ合わないってなったらブチッと切っちゃえばいいんだし」
「・・・」
散会した後姿。右がU紀、左が雪子。
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翌日、ソリの合わないオンナが言うには、
「聞きましたよ。よかったですねずっとU紀さんの隣で」
何で知ってる?
よりによってこのオンナに誰が喋ったんだろ。
「U紀は店の女性みたいだったよ」
「笑」
ソリは誘われてないのです。ってことは二重にイヤミを言ってるんだなコイツは。U紀の隣だった私に対してと「アタシ誘われてませんけどね」って。
私は幹事じゃないし。誘わなかったのは私じゃないぞ。
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何となく上州平野部を廻る [人間ドラマ]

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ドーミインをチェックアウト、駅近くでレンタカーを借りるのですが、営業所を見たら混んでたので、先に上信電鉄改札通路入り口にあるスタンドへ行きました。「八起家西口店」、旧店舗名たかべんです。
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2019-02-23-1の記事で、JRの駅そば、汁がサーバになって味が薄くなり、ハッキリ言わせていただくと前より遥かに不味くなったのですが、この店はちゃんと人間が、オバちゃんが鍋で汁を作って注いでいます。
オバちゃんに聞いたの。
「ここは蕎麦汁を鍋で作ってるよね。JRの駅そばのように機械で作ってないよね?」
「ここは違います。(上を指して)あっちはそうです」
「あっち(上を指す、新幹線と在来線の乗換口にあるスタンド)は味が落ちたぜ。やっぱ人が作んなくちゃだめだぁ」
「ここは機械は入れてません」
オバちゃんにしてみれば同じ駅内の同系列会社の店を悪くは言えないからね。そう聞いておきながら蕎麦ではなく朝ラーにしちゃったんですよ。
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昨夜、夜泣きそば食べてるんですけどね。
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でも美味しいです。スタンドとは思えない美味しさだ。
そりゃ中華料理店や専門店には敵わないですよ。蕎麦、うどん、のサイドメインメニューですがなかなかイケます。
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メンマ、ナルト、チャーシュー、あっさり醬油スープ、ネギが多いのもいいし、茹で玉子まで入っています。
これで440円ですから。ご飯は別ね。
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食べてたら珍客が舞い込んできた。スズメです。
チュンチュンチュン、蕎麦でも喰いに来たのかい?
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スーツの上着の懐にはドライヴの御守、あのプチ公がいます。普段は家のくるまの車内にいるのですが、レンタカーで事故らないようにジャン妻が「持って行きなさい」と私に持たせたのです。
「お前の仲間がいるぞ」と言ったらプチ公はムッとした。
「プチはスズメじゃねぇよ」
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厨房3.jpg
食べ終えてレンタカーに戻って手続きを済ませたらハイブリッドカーをススメられたのだ。
それは無理。私みたいな旧い人間には無理。固くお断りして、普通のくるまに替えて貰ったのだ。
「ナビの使い方は?」
「大丈夫。でもナビ要らないです」
「???」
「自分がいる場所と、上州三山(赤城、榛名、妙義)がどこにあるか線で結べば、自分がどっち方面へ向かってるか大丈夫」
「へぇ~」
「自分、24年に羅漢町に住んでたんで」
「ああ、そうだったんですか」
自慢げに吹聴した私の羅漢町はおそらく生涯ただ一度の転勤だが、そのお陰で今でも上州が大好きです。この写真、弓町の交差点ですが、左手に羅漢町があって、私がいたマンションはまだあります。
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高崎ICから高速に入って、東毛数ヶ所を廻り、昼過ぎに某現場へ。
そこにいたのは?
久々登場、笑ふ女ですよ。
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左は現在の笑ふ女の上長ですが、笑ふ女と同年代じゃなかったかな。その上長はもとから群馬にいた方ではなく、私の転勤解けて引き上げてから途中入社して来た方ですが、群馬の宴会や全社的なイベントで数回、席が隣になったことがあり時折相談を受けます。
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差し入れにコンビニで買ったチョコ詰め合わせと、自分のおやつの分を持ってったのだ。
「このお菓子、全部喰ったら塩分ヤバそうだから半分残しておくよ」
「ぶふふっ(笑)、湿気ないようにダブルクリップか洗濯バサミで挟んでおきます。珈琲ありますよ。の・ま・れ・ま・す?」
このオンナにしては珍しく気が利くな。珈琲はもちろんインスタントですが、私はここ何十年もインスタントコーヒーを飲んでないのです。
「インスタント珈琲ってどんだけ量を入れたらいいのかワカラン」
「ぶふふっ(笑)」
「もう何年も(10数年)飲んでないし。家にも無いしさ」
そこで手先を誤ってしまい、紙コップに珈琲がドバドバッと入ってしまった。
「それ多過ぎません?」
「目分量がワカランのだ」
「いつも〇〇さん(ジャン妻のこと)にやって貰ってるからですよ。それだけ入れたら苦いですよ。あ、でも〇〇さん(私のこと)甘いの苦手でしたね」
「で、ポットはこれか。湧いてるのか?」
「湧いてます。最近のポットはすぐに湧くんですよ」
笑ふ女は嗤う女になった。世間知らずの私を嗤うかのように。
「どうやって入れるんだ」
「ぶふふっ(笑)、上のボタンを押すとお湯が出ますよ」
「熱っ」
「ぶふふっ(笑)そりゃ熱いですよ。水で薄めます?」
「子供じゃあるまいし。そのままでいい」
コーヒーポット.jpg
もう7年になるのか。今は新たに伴侶を得て家庭を持ったので私は遠慮してあまり連絡しなくなったが、今でも私のシンパではあるみたいだ。
しばし談笑したのですが、
「前は小娘だった連中も皆、嫁いだなぁ」
平成24年に初めて逢ってからもう8年目になろうとしているからな。0
「ですねぇ。子供が生まれたり、家を建てたり」
「そっちは?」
「アタシ?アタシですか?アタシは今のままですよ。ぶふふっ(笑)」
「何か隠してるだろ?」
「・・・」(無言で首を横に振る仕草)
「K子はホームシックだってよ。群馬に帰りたいって」
「K子さん(もと草の者6号)が?で、それに対して何て言ったんですか?」
「帰ればいいじゃねぇかって」
「まぁったぁ~そういうことを言うぅ~」
「でさ。K子の後任だけど・・・」
笑ふ女はそれまで笑ってたのが顔が強張った。身構えた。
「俺はできれば近年入った子より、俺らが初めてこっち(上州)に来てから今日までずーっと長くいる社員に後任を受けて欲しいんだけどなぁ」
「・・・」
「君でもいいんだぜ」
笑ふ女は両腕を前に組んで、顎を引いて首を傾げて、いわゆるブリっ子の態度になった。
「ぶふふっ(笑)!!」
ひときわデカい声で笑ってごまかされたのである。
「そういう話は君に来なかったのか?」
「来たんですけどぉ」
「辞退したってか」
「ハイ・・・」
「気心知れたお前さんが受けてくれたらこっちもやり易いのだがな・・・」
「・・・」

その後、東毛を走って伊勢崎市内を南下して本庄市に向かったのですが。途中で右手の風景を見て、あっと思った。市民公園の辺りです。
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あのスフィンクスが無くなっていたのです。
パーラーの建物が完全撤去されて更地になっていました。
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解体の様子や事情を聞こうにも辺りに誰もいないし。
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そうか。撤去されたんだ。
でもそうなる前にケンミンショーにも取り上げられたし、記事にUPできてヨカッタな。
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有限会社A重機様の工事経歴書2018年度8月に「パーラースフィンクス解体工事」とありました。
伊勢崎、スフィンクス、解体、このキーワードで検索したら、解体工事の一部がFacebookの動画でありました。
あのまま置いといてもいずれ廃墟探検地図に載るだろうし、イロんな意味でアブないしな。
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彼の瞳に再び光が宿ることはなかったのだ。
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イベント [人間ドラマ]

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Z女史とEは案に相違して上手くいっている。
私は胸を撫で下ろしたものである。
「Eはどうよ?」
「大丈夫よ。できる人だし。ちょっと口数が多いのと、あまり自分で細かい事務をやったことはないみたいね」
「Eがいた群馬の某所はスタッフ数が多かったんだよ」
「それは言ってたわ。でもいい人だし。さすがに群馬の・・・何処だっけ?そこの長だっただけあるし」
少なくともEは群馬の某所で責任者だったので、その時代は女史と同格だったのだから。
今はEはZ女史を公では名前で呼ばず「〇長」と呼んで立てている。
そのクセ女史より上役の私に対してはさん付けです。まぁ私は副部長だから〇〇副部長って言い難いのもあるけど。いつもタメ口なんですよ。
「それを許しているアナタが悪いんでしょ」(ジャン妻)

EがZ女史の現場で安定したら、次にZ女史がややイラつき気味になった。
Eが配属されたことで女史の現場にいた若手有望株が他へ引き抜かれたのは昨日の記事で述べたが、その引き抜き方がオモシロくないんだと。
それと、現在の上司に不満があるらしいのだ。
抜かれた若手は現在は他で責任者クラスとして勤務しています。そういう若手を底上げする抜擢は本人にとってチャンスでもあり、潰れかねないリスクも伴うのだが、現在のところその若手男性はソツなくやているようだ。
でも女史にその話をすると機嫌が悪くなる。
「彼を2~3年かけて育てたのに」
せっかく鍛えたのに他所へ抜かれちゃったと。その気持ちはわからないでもない。
さすがに女史は「Eさんが来たせいで彼を持ってかれた」とEに責任転嫁するようなことは決してしない人なのですが、妙なことを言っていた。
「彼を抜かれたことでウチのスタッフの平均年齢が高くなっちゃったのよね」
女史は自分の年齢を棚にあげてそういうことを気にするところがある。それも同年代のEが来たから、ではなく、若い彼を持ってかれたから、である。
女史は「Eさんが来たからスタッフの平均年齢がまた高くなった」とまでは言ってないし、そういう言い方をする人ではないが、そう聞こえるじゃないですか。
Eを慮っているのではなく、女史自身の小さいプライドがじゃまをしているのです。Eがきたせいではなく、若手を抜かれたから平均年齢が高くなったという回りくど~い言い方をしている。

でもねぇ「ウチのスタッフの平均年齢が高くなっちゃった」ってのは他のスタッフに対して失礼なんだよね。
「平均年齢ったってさぁ。幾つだよ」
「わかってるクセに」
だいたい50だと言うのです。
私は苦い顔をした。そんなん気にするほどのことかな。女史自身の年齢もその平均計算に含まれてるんでしょうよ。アナタ自身も含めての平均年齢だし、若手をひとり抜かれたからってそんなの誤差の範疇だよ。
「なによ。平均年齢が高くなったのはアタシがいるからってこと?」
「そうは言ってないよ。(言ってるけど。)アナタはもともとずーっずーっととここにいるじゃないか。アナタだって最初っから50だったわけじゃあるまい」と言ったら目をひん剥いた。
「・・・あ、いけね。O君(草の者1号)がいるじゃないか。こないだ登販の若いのも入ったし」
「それでも他は40代半ばから50代が多くなっちゃったのよ」
草の者1号は私が11年前に面接・採用したのだが、在職11年になっているからそれ相応の年齢にはなったのだよ。
「ひとつの会社にずーっといればいつかはそうなるよ。年齢ってのは誰だって毎年増えるものでさ。会社はアイツ(抜かれた若手)にチャンスをあげたんだよ」
「それはわかってるわよ。彼はアタシのモノ(モノかい?)じゃなくて会社のモノだしね」
「じゃぁ彼の為に喜ばなきゃ」
「でも・・・彼にここの責任者になって欲しかったの・・・」
じゃぁアナタはどうすんのよ。引退するの?とは言わないでおいて、
「それは彼がやり難いよ。政権を譲渡しても前のボス(女史を軽く指す)と一緒じゃぁね」
また目をひん剥いた。

イマイチ何だか女史のオカンムリの理由がわからないので、この後も話を引き出してみたら。
「Eさんが来たのはいいのよ。できる人だしね。Eさんが来るから彼(若手)を抜いて他で責任者に抜擢するのもまぁ彼の為にいいわよ。彼が抜けた分はベテランのEさんが来たから充分まかなえるしさ。でもその『Eさんが来たから彼を抜くよ』っていうプランは、事前に上からアタシに話がなかったのよ」
あ、そういうことか。
「Eさんが来てから彼を抜くって言われたんだからね。そう言って来たR部長とSさんとUさん(職制上は3人とも女史の上司だが、3人とも若手なんですよ)に怒ってるのアタシ」
女史が言うR部長とSさんとは私や女史より若手です。いち社員の頃は私も関わった。でも若いだけに言葉が、ポイントを押さえるのが足りないまま出世しちゃったんです。
そういうのは叩かれて文句言われて積み上げて、引き出しを増やすしかないのだが。
R部長は過去記事に登場しています。
https://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-04-14-1
この記事の真ん中の写真で、左が現在のR部長、右がEを女史に斡旋して女史が育てた若手を引っこ抜いたUという男性です。
Sは次の記事で「お給料明細何で捨てちゃうんですかぁ」と情けない声を出した野郎ですよ。
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-11-28

RもSもUも執行部・中枢部にいるが、Eが来るのと前後してそのR部長が女史を怒らせた。女史との面談の中で失言をしたのです。
その失言とは「Zさん、定年まで頑張ろうね」というもの。
これに女史は傷ついた。
「・・・って言われたのよ。だから定年の無いところを探したワ」
「で、見つかったのか?」
「み・つ・か・る・わ・け・ないでっしょうっ!!」
「だろうね」
「なによっ」
私もそりゃ無理だ見つからないさと思ってる。今の待遇を捨てて他へ行くのは愚かしいことだよ。
「ウチの会社は60過ぎても働けるよ」
「知ってるわよ」
本人の希望があれば60歳過ぎても再雇用になります。時代風潮もそうなってきているし、3期目に入った安部政権もこれから公務員を皮切りにいろんな延長雇用政策を打ち出すだろう。だいたい60歳ったってまだまだ元気だからね。
「R部長には俺から言っておくから」と女史を抑えて、私はR部長に言ったのよ。
「Zさんに定年まで頑張ろうって言ったのか?」
「い、言いましたね」
「あのさぁ。40代で今後の去就に迷っている社員には『定年まで頑張ろうぜ』ってハッパかけてもいいけどさ。50代のZ女史にそんなことを言ったら『あ、そう、アタシはこの会社で定年で切られるのね』って受け取って、今から他を探したそうだぜ」
R部長は蒼くなった。
「そ、それってマズかったですね。すみませんフォローお願いします。ごめんなさいって言っといてください」
自分で言えばいいのに。
それを女史にフィィードバックしたらしたで、
「あ、そうなの?自分で言わないで〇〇さん(私のこと)に言わせるわけね。R部長もSさんもちっともウチの現場に来ないし。Sさんはこっちからの相談事をメールしてもちっとも返信が来ないし。」
「Sにも不満があるのか?」
レスが無いというのである。実はSは女史を苦手にしている。若手の頃にトッポいカッコをしていて、女史に服装だか身だしなみを厳しく注意された過去があって、今は上下関係が逆転したからやり難いらしいんだな。
「Sさんはアタシのことが嫌いなのよ多分」
こういう風にムクレる辺りはオンナなんだね。で、私はSにも注意してるんですよ。
「Z女史が怒ってたぞ」
「え?何でですかぁ?」
Sは自分の胸に手ぇ当てて聞いてもわからないヤツなので、
「彼女からの問い合わせメールに返信が来ないって」
「えぇ~?」
「ああいうオンナは自分が無視されてると思い込むと怒るんだよ。レスしとけ」
「何の問い合わせだろう?」
それすら確認してないのかよ。
「届いてるメールをチェックすりゃわかることじゃねぇか」
「あ、もしかしてあれかなぁ。あれですかねぇ?」
あれかこれかは私はワカランよ。アナタに送ったメールなんだから。
「あれでもこれでもいいからレスしなさい」
Sはレスしたらしたで、次に追加や応用的な問い合わせが女史からいくらしいのだが、そのレスも遅いんだと。
女史だけでなくEからも「またZさん怒ってるよ~」と来るもんだから、私もダブルスピーカーでうるさくなっきたので再度Sに、
「お前またレスしてないだろっ」
「え、また〇〇さん(私のとこ)とこに苦情がいったんですかぁ?」
「そうだよ。よく来るよ」
「なぁんで〇〇さん(私のとこ)とこに行くんですかねぇ」
「それはお前さんがちゃんとやらないからだろ」

このSという男性、カオカタチがこの店の若にそっくりなのですよ。
赤いテント3-1.jpg

「今度SさんとUさんに会ったら言ってやるワ」
「今度会うって?」
「・・・」
「まさか今度開催されるあれ?」
「そうよ」
「いっやぁ、あれは全社的な大イベントだし。そういう個々に文句を言う場じゃないよ」
「わかってるけどさ」
1年に1回開催されるイベント、全店店長会議と懇親会です。

こりゃアブないなと思った私は昨年も一昨年も女史と同じテーブルにして貰ったのだ。というのは、昨年の合同会議と懇親会で、Z女史と同年代の女性がひとりで孤立していて年明けに辞めてるんですよ。
辞める理由は親の介護だったが、本当は別の理由だったと思う。世代相が変って若い人たちが増え、自分が居る場所が無くなったというのが本当のところではないだろうか。
その辞めた女性と仲が良かった?草の者1号が泣いちゃったのです。
「今まで誰が辞めてもこんな気持ちにならなかったので自分でもびっくりです。寂しいです。Zさんも大丈夫でしょうか?」
それに対する私は「どんな理由であれ誰でもいつかは辞めるさ。辞めない社員はいないし、誰も辞めない会社なんてないんだ」という冷たい返事をしてしまった。
ジャン妻は呆れた。
「いて当たり前の人がいなくなることで心細くなってるのに何てことを言うのよ」
そう怒っていたが。いよいよZ女史の同世代の数が限られてきたので、私と同じテーブルにして貰ったのです。

その年に1回開催される全体会議イベントの主催者チームは、本社の運営部門、総務、経理、各部署からの有志で準備される。
毎年人数が増えてそこらの宴会場では手狭になり、ここ何年かはホテルの宴会場にグレードUpして1年前から会場を押さえてあるのです。
去年までその主催リーダーは総務にいる例の私と長年ソリの合わないオンナが取り仕切っており、会場との折衝も彼女がやっていたのだが、何故か今年はハズされた。外された理由は私もわからない。上の方で何か意趣があったんじゃないか。

だがそれまでやる気満々だった彼女はおかんむりで、あまり人がいない日に、日頃からソリの合わない私にまで愚痴ってきた。
「聞きました?」
「何をさ?」
「全体会議の責任者、〇〇になったんですよ」
〇〇も若手です。ここでも若手の底上げである。
「君じゃないのか?昨年までずっとやってたじゃないか」
「部長が『今年は〇〇、お前がやれ』って言ってたのを傍らで聞いたんですよ。ああ、今年はアタシにやらせて貰えないんだなって」
「〇〇にやらせるにしても去年までは君がやってたんだから、今年は育てる意味でも〇〇にやらせたいからフォローしてあげてくれって相談も無かったのか?」
「無かったんですよっ」
ここでも上の人は言葉が足りないみたいだね。
「まだ若い〇〇にできるわけないじゃないですかっ」
「それはやらせてみないとわからないが。誰だって最初はやったことないんだし。やらせりゃ何とかなるんじゃないのか」
「社内ならまだしも、〇〇に来賓者の人選やお願いなんてできないですよ」
来賓者とは複数あるグループ他社のことです。伊東甲子太郎とジャン妻のいるとこもそうです。確かに来賓者を何処まで呼ぶかの線引きは若手ではなくベテランじゃないと難しいところはある。

ソリ合わないオンナは、他に誰もこぼす相手がいないと私を掴まえて愚痴るのですが、担当を外されたからといってそこで黙って引き下がる彼女じゃない。自分を外した腹いせか、上役を通り越して普段から嫌ってるTOPの〇長に持ちかけたのは、
「例年のバイキング形式だと皆が席を立っちゃって落ち着かないし、進行している話に耳を傾ける余裕がありません。今年はホテルの人が各テーブルに料理を持ってきて貰うスタイルに変えましょう」
これが通ったのです。自分を外した上司の頭越しにやったので完全なルール違反なのですが、社員たちに自分の話を落ち着いて聞いて欲しい〇長はOKしちゃったのです。
これで予算が30万か40万増えたという。アタマ越しにされた彼女と私の上司は、「そこまでグレードをUpしなくても」と難色を示したが押し切った。
処理済~会場31.jpg
で、毎年恒例の全店長会議、店長100人と事務リーダー(草の者たち)10人以上、取締役10人、本社メンバー私を入れて20数人、他、来賓者、ゲスト、総勢150人で開催されたのだ。
ジャン妻は来ていません。伊東甲子太郎も本来なら来る立場なのだが今回は何でかわからないが不在、欠席だった。この来賓者の人選についても、自分が仕切れなかったソリ合わないオンナは含むところがあってプンプン怒ってたな。
でも後で聞いた話ですが、伊東に言わせると正式に出席依頼が来なかったという。それはソリ合わないがプンプン怒っていた「〇〇に来賓者の人選やお願いなんてできない」の手落ちでもあるが、バイキング形式が無くなって予算が増えた分を来賓者を減らして削減しようとしたのが本当のところらしい。
ソリ合わないオンナは、伊東の部下で自分が個人的に親しい男性社員、飲み仲間だけに口頭で「来たら?」と何処まで本気で冗談かわからない程度に声掛けしたが、それが伊東に伝わり、伊東もさすがにカチンと来たらしく「随分上から目線なんだね彼女は」と言ったそうである。

私は4年連続でZ女史と同じテーブルになった。右が女史です。
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昨年は「またアナタと一緒?」というカオをしたが、今回は私以外に女史を知っている者がいなくて、勝手知ったる私を見て安堵したようだ。
「アタシの知らない人が増えてきたワ」(女史)
「長くいりゃそうなるよ」
毎年新しい顔ぶれが増えているから古参は年々少なくなっていく。
「皆、若い子ばっかり」
そうでもないけどなぁ。
「Zさんだって最初は若かったんだから」
こういうことを言うとまた女史の眦が釣り上がるのだが、敢えて「時の流れだよ。長く在職するからには、そういうのを受け入れないと。そういう中でやっていかないと」
「・・・」
Eは来ていません。昨年までEは群馬の某店長だったが、今年は女史の部下なので参加資格が無いからです。ですが、EをZ女史に斡旋して若手を引っこ抜いた男性Uがやってきて軽口を叩いた。
「ま~たお2人は一緒のテーブルなんスか?まるで熟年夫婦みたいですね」
女史の眦が釣り上がりかけ・・・
・・・でも傍らにいる私を見て眦を下げてもとの表情に戻った。

で、会議ったって、スクリーンに映った前期の結果と今期予想のTALKと、表彰や紹介がダラダラ続くのです。大事なんだけどツマんない内容ですよ。
話が長いな。早く済ませろよ。ビールがぬるくなるじゃないかと言いたくなる。開催される週初め(月)の朝礼前に、ソリ合わないが私に依頼してきたのが、、
「スピーチを短くして貰うよう〇〇さん(私のこと)から言ってください」
「話を短くしろってか?」
「そういうことを言えるのは〇〇さん(私のこと)しかいないですか」とか言いやがったんですよ。私は朝礼で言ったんですよ。「例年話が長過ぎるから短くしろ」なんて言ったんじゃないですよ。「当日は限られた時間なので壇上に上がられる方は短い時間で上手く纏めてお願いします」って言ったの。
こういう不遜極まりないことを言わせる方もどうかと思うがね。
次に乾杯の音頭で、ジャン妻に誤爆メールをした某取締役が、
「リーダーになった人は、上の顔色を見ないで下を見てください」
「上に評価されるのではなく、上に立った者は下の者に見られています」
これに多くの参加者は内心で失笑したそうです。確かに上の顔を窺う人ではないのだが。「よく言うよ。自分だって何言われてるか知ってんのか?」と思った人が何人かいたのよ。そういうのは叩かれないと身につかないものだけどね。
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この写真の左の男性は群馬のさるリーダーのひとりで、次が群馬のBBQの幹事で私を乗せてくれた女性で、次が草の者3号です。
私は左にいる群馬の若手2人を女史に紹介したのですが、
「(女史を指して)こちらの女性んトコにEが常勤で勤務してるんだよ」
「え?そちらは群馬の方なの?」(女史)
「そうなんスか?自分、Eさんとバトったんスよ」
!!!
シマッタ。
それを忘れてた。その男性、何かが原因でEと衝突したのです。
「ったくアイツは・・・」
・・・アッタマ来るんですよとか何とか。「そっちでちゃんとやってます?ずっとそちらで使っていいですよ」とまで言いだしたからね。女史は「そうなの?ウチではちゃんとやってるけど」そう言うしかない。
私も傍らから「もう責任者じゃないから彼女(女史を指す)の指示で動いてはいるよ」とフォローするはめになった。
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出された料理の一例ですが。
各自が料理を取りに行くバイキング形式ではなく、ホテルのスタッフが持ってきて取り分けるスタイルにしたの。
これはこれで良かったけど、私はバイキングの方が自分の好みの料理だけ食べれるのでやや不満だった。喰いたくない料理、デザートとかも喰わなきゃならないからね。
でも私はホストなので、飲んで食べてばかりしてられない。合間合間に各テーブルを廻ったが。150人もいるので全部は廻り切れない。

紹介、表彰、今後の方針、飲み食いしながらではあるが、議事に沿って進行していく。
私は取締役にひとり天敵がいるんですよ。天敵になったのは今年の春からで、それまではそうでもなかったんだけどね。
全店に関わる厄介な問題を丸投げされたのです。量が膨大なのと、各店によって手続きが簡単だったり煩雑だったり、めんどくさい内容なの。
そヤツは稲葉稔さんの「喜連川の風」に出てくる何でも主人公に丸投げする家老のような野郎でさ。詳しく言えないけどホント最初は迷惑した。
その丸投げされた案件はやってるうちに段々オモシロくなってきたんだけど。で、その天敵取締役が何だかわからないが、2番手か3番手で壇上に上がったマイクを持ってTALKしている。
私は聞いちゃいないが。
「るせぇな」
「黙れよ」
「いつまで喋ってんだよ」
そう口走ってたら、左にいる群馬の若手リーダーが「どうしたんスか?」
「いや、何でもない」
ところが天敵の部下で、某所の店長さんが私の隣にいて初めて会う人なのだが、その人に向かって私は、
「あの野郎はいっつもああ話が長ぇんですかね」
「・・・」
その天敵の部下は、初めて会話する私が吐いた毒に困惑の表情である。
「聞いててイライラするんだよなアイツ」
「いつも、ああなんですが・・・」
「ああそうなの。うざったい野郎だぜ」
後でジャン妻が、
「そんなことを言ったのっ??初めて会う人にっ!!」
「・・・」
「その人が〇〇取締役(天敵)に繋がる人や部下だったらどうするのっ。伝わるかも知れないじゃない」
「構やしねぇよ」
「止めてっ!!」
「・・・」
「初めて会った人に何てことを。ホントアナタは放っとくと何を言い出すかわからない人ねっ」
「・・・」
散々に怒られたよ。

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この写真、壇上にいるのは草の者11号です。
彼女は群馬に行く前年の平成23年に私が面接したのだよ。
草の者4号が異動になったので、その後任に抜擢され、何か会社にプラスな実績があったので表彰された。自分が面接採用した社員が表彰されるのは嬉しいものだよ。
「おめっとさん」
「ありがとうござ・・・」
カオが強張っているぞ。
「そういうもの(表彰)を貰ったらこれからキツイぜ」
「えぇ~・・・」
11号はやや変わり者で、私が架けた電話を私の用件に応える前に「いただいたお電話ですみませんが質問いいですか?」と自分の質問をババババッと投げて来るんです。こっちが用件あってかけたのにそれは後回しにされ、自分が聞きたかった用件が済んだら私が投げた用件をド忘れする。取次を忘れてブチッと電話を切ったりする。
「俺への質問はいいけど。俺の用事も忘れるなよ」
と言っても忘れるんですよ。

やはり料理はイマイチだな~。
特に最後に出た炒飯みたいなのは何だよ。シラスが混じっていたがしょっぱいだけだぜ。
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デザートは好評だったが、今回ソリ合わないオンナに「デザート増やそうぜ」って持ちかけてあったの。別に自分や彼女が食べるんじゃないですよ。女性職員の方が多いのと、料理がイマイチでもデザートが良ければ女性たちはまぁまぁ納得するものでしょう。
だが今回はデザートを増やした分、それまでの料理がトーンダウンした感があるのだ。
種類も少なかったし。バイキングだとある程度の種類とボリュームがあるが、今回はそれを止めて運ばれてくるスタイルにしたので、いわゆるコースと同じになっちゃったんですよ。来年からはまた皆で取りに行くバイキング形式に戻るかも知れない。
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これはドリンクコーナー。
ビールと自分の毒舌に飽いた私は白ワインをガブ飲みしたが、殆ど自分で注いだよ。マダムクラスの女性に言わせると「少ないですけどいい銘柄もありましたよ」

会がそろそろお開きになる頃、大分、皆、アルコールが廻った頃合いにさっき「自分、Eとバトったんスよ」の席に、群馬でEの後任になった男性と、Eと不仲な群馬エリア長がやってきた。
私はその2人をZ女史に紹介して、先ほどのように「Eは彼女のとこにいる」と話したら、
「Eスか?ちゃんとやってます?あ、そうなんスか?でも今、人足りてるんで」
Eと不仲の群馬のエリア長、Eの後任、3人で寄ってたかって、
「アイツ、ちゃんとやってんスか?ずっとこっち(東京)に置いといていいですよ」
3人であげつらい、しまいに「Eと仲がいいのはこの方(私を指す)だけなんスよ」
「!!!」

お開きになってから、私と女史は群馬の若手リーダー3人から離れて、
「ちょっと・・・」
「・・・」
「Eさんってあっちでそういう人だったの?」
「あの通りお喋りでうるさいからだよ。連中は若いし、群馬は娯楽が少ねぇからさ。でもアイツらが何て言おうと今そっちでEとは上手くいってるんでしょ」
「上手くいってるわよ。できる人ではあるしさ。ちょっと口が多いってOさん(草の者1号)が辟易してる時はあるけど」
女史はそれ以上は言わない。「Eさんがそういう人だとわかっていてアタシのとこへよこしたのね」そういう低レベルの発言は女史自身のプライドが許さないのだ。さっきの群馬の連中が何を言おうと若者の戯言で「今一緒にいるアタシがいいっていったらいいのよ」なのである。

だが女史はEを斡旋したUと、日頃からレスの遅いSを探し始めた。そういう人だとわかってて何も言わないでアタシのとこへ廻したわね?と言いたいのではなく「そういうプランを何で事前に言わないのよ。そんなにアタシがコワイの?」と言いたいわけよ。
「言うの?」
「言うわよ。何処にいるのかしら?何処に隠れてるのかしら?」
隠れてるったってもう会はお開きになり、ザワついたまま各自が散会しようとしている。その中から個人を見つけるのは至難だが、私がUとSに「逃げろ」と言う前に、女史はウロウロしていたSを発見した。
「ちょっと!!Sさんっ!!」
「あ、なんスか?」
実はEを女史のところに決めたのはSではなく「熟年夫婦みたいっスね」と軽口たたいたUの方なのだが。
その後は知らない。私はその場を離れて会場を出た。
真っ直ぐ帰宅したですよ。あまり食べなかったので小腹が空いて、家で晩飯がてらこうなりました。
家で喰い直し.jpg
イベントは1時スタートで2時間半、解散したのが3時半頃で、飲み足りない連中は2次会、3次回、4次回まで行って、日付が変る直前まで飲っていたグループもいたのを後で知った。
歌ったり、WCで吐いたり、席で潰れたりはまだいい方で、店長同士が荒れて喧嘩になったグループもあったというからったくいいトシをして何をやってんだかである。
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上州から来たオンナ [人間ドラマ]

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待ち人なかなか来たらず。
遅ぇな。Eのヤツ何やってやがんだ。
30分遅れてきたんです。
さすがに言いましたよ。「お前さん相手に偉ぶるつもりはないが、仮にも私は上役だぞっ。30分も待たせるんじゃねぇ」って。
「ゴ、ゴメンなさい。長女の晩御飯用意して遅れちゃって」
これが〇長だったらそれでも待たせるんかい。
私を上役と見てない証拠だよ。
店1.jpg
メ.jpg
スパムステーキの店です。
前にEがいます。本文中に挿入する料理写真はこの日のものではなくて前回のもので合間合間に挿入しますが、いつも同じものばかりなので新鮮味がなくてごめんなさい。
前にEがいます.jpg
過去に散々登場した上州でいちばん騒がしいオンナEは、今年の4月から上京して東京勤務になっているのです。
Eが異動した現場がこれまた何の因果か、散々登場したZ女史のところなんですよ。
「東京に大分慣れたよ」
「そうか。よう頑張ったな」
「1年間持つと思う」
持ってくれなきゃ困るよ。1年間かけて前とは違うEに改造して群馬に送り返すんだから
もっとも現地の連中は「そのまま東京に置いといても構わない。戻さなくてもいい」って言ってるけどな。(苦笑)
スパム1.jpg
スパム3.jpg
「このスパムどうやって焼いたらこんなに綺麗に焼けるんだろ」(E)
「これはね。焼いてないで揚げてるの。素揚げ。スパム好きなんか?」
「アタシ年に1回沖縄に行くんで。今年も行ってきたの。」
「ハクソーリッジでも登るのか?」
「ハクソー・・・なんだって?」
「戦争映画」
「???そういうのは見ないよ」
「毎年行ってるの?」
「うん。恒例行事なの」
「群馬に海が無いから?」
「子供たちの小さい頃、海を見せたかったんだよね」
海無県にいたからって毎年沖縄に行かなきゃいけないものなのかな。
「スパムとゴーヤを炒めると美味しいよ」
スパム4.jpg
話は昨年に遡ります。前にUpした記事、5月病ケアは5月となっていますが、実際は昨年(2017年)11月頃だったと思う。
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-05-27
上の記事のオチで、私と長年ソリの合わないオンナとの会話で、
「Eさんの話はなんだったんですか?」
「Eはね。東京に転勤したいんだってよ」
「ええっ。でもEさん、お子さんいますよね」
「いるさ。3人いるんじゃないかな」
「それが何で東京へ?」
「長女の受験がどうとか言ってたが・・・。まぁ家庭の事情だろ」
「ご主人は?」
「群馬だよ。彼女の旦那は社長だよ。だから1年間限定的だって言ってたなぁ」

Eから自身の転勤について相談を受けたのは昨年の晩秋のこと。前述の過去記事の中です。
「ねぇねぇ。群馬から東京へ転勤ってできるの?」
理由を言わないで藪から棒に言って来たのです。
「転勤?できないことはないさ。ウチの会社は転勤はあるからね。私だって1年だけ群馬に飛ばされたし」
「ふぅん、そうなんだ」
何でそんな話を切り出したんだろう。私は警戒してこう言ったの。
「私は自分が群馬に行きたいから転勤したんじゃないぜ」
「・・・」
「何でそんなこと聞くのさ?」
「実はね・・・」
・・・はEの家庭の事情です。そのせいで春(2018年だから今年の春)から1年間、東京で暮らすことになるので、これまでの待遇をそのまま活かして転勤が可能かというもの。完全な自己都合である。
「1年って期間限定だから、その間だけ転職もできないし、派遣で登録してヘンなところに飛ばされてもイヤだし、今のまま社員で転勤して、東京の部屋から通えるところに異動できないかなぁって思って」
「可能は可能だろうな。で、何処に住むのさ?」
「〇〇区。もうそこに長女がいるんで」
「上の子の下宿先に泊まるんだ」
それには答えず、
「そこから近い職場ってどこかな」
「ええっと・・・」
ここで私は躊躇した。部屋から近いとこだって?ここで下手に複数の現場を挙げたら、Eは自分勝手な都合で「あそこがいい」と言い張るのが目に見えている。釘を刺さなきゃ。
「何処に配属されるかはわからん。会社が決めるんだよ」
だがEは私のいうことをあまり聞いてないようで、好き勝手に下宿先から近い現場を挙げだした。
「どこどこがいい。あそこでもいいな」
「待て待て待て待て。今はまだ11月だし、こっち(東京)に来るのは来春だろ。慌てなくたっていいさ」
「いつ決まるの?」
「3月だね」
「3月!!そんなにかかるの??」
「こっち(都内)に来るのは4月だろ。4月のシフトを決める会議は前月の3月半ばだから、その時点で欠員が出ているところになるんじゃないかな。今の時点で仮に決めたところで、来年になって状況が変わったら覆るさ」
Eは面白くなさそうな顔をした。なるべく早く決めてくれないと準備がいろいろとか言っとったね。
「あのさ、都内23区の現場のシフトってのはね。Eさんの都合、事情を中心にして決まるものじゃないよ」
「・・・」
「まず私が受けて本社の誰々に話しておくから。Eさんは正式に異動願を上申するだけでいいよ今は」
「今言ったよ」
「私に?私は正規のルートじゃない。エリア長にあげないと」
Eは露骨に嫌そうな顔をした。何か含むところがありそうだな。

実はEのヤツ、群馬エリア長と上手くいってない。不仲なのです。くだらない不要不急のネタでこじれて喧嘩になったのを知っている。
その喧嘩はお互いに会って話したうえで感情的になるならまだしも、例によって今はこういう時代だからメールだのラインだのでやりあったもんだから余計にこじれた。エリア長にも「文章記録が残るメールでEと感情的にやり合わないでくれないか」と言ったんだがね。
だぁからLINEはやりたくないんだよ。上手くいってる時はいいけど、こじれたら弊害になると思ってます。
「今、〇〇さん(私のこと)に言ったからいいじゃん」
いやいや、私はアナタの直の上司ではないよ今は。群馬のご縁で単に仲がいいだけだよ。不仲でも上長に言わないと。
「私からもエリア長に話してはおくが、やはりEさん自ら申告しないと話は動かないよ」
「でも・・・」
「エリア長と不仲なのは知ってるよ。それでも正規ルートを守ってエリア長を通しなさい。それはメールでいいから。事務的にね」

私は過去記事(社員の5月病ケア)で「私の退職金幾らですか?」「実家で畑を耕します」それと合わせて「Eが1年東京転勤を希望している」とエリア長に伝えています。
「1年限定ですか?」
「ちょうどいいじゃないか」
「???」
「Eとこじれてるのは知ってるよ。冷却期間を置けばいいさ」
そしたら返ってきた返事が、
「1年限定でなくって、ずっと東京にいていいっスよ」
吐き捨てるように言われたんだよな。
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「ウチではポテトサラダに砂糖を入れるんだよ」
「それって甘くないか?」
「〇〇さんもしかして、マヨネーズ系が好きなの?」
「マヨネーズ嫌いなヤツなんていんのか」
「さっきっからスパムゥ、塩分あるんだからねスパムって。ソーセージィ、竹輪ぁ、全部マヨネース付いてるじゃん。だからこの店に来るの?」
「それもあるよ。いけねぇかよ」
これが仮にも上役の私と、部下(直属ではないが)課員との会話かね。
ポテサラ2.jpg

年が明けて2018年の1月はおとなしくしてたようだが、2月になったらやいのやいのと連絡が来るようになった。
「アタシの勤務先まだ決まらないの?」
「まだ2月じゃないか。前に言ったじゃんか決まるのは3月だよって。2月は3月の欠員を見て決めるだけだよ。アナタが上京するのは4月だろ。」
4月にはこの春入社の新卒もいるので、その子たちの配属も含めて人数や経験年数のバランスを見て決めるので時間がかかるのである。

それらとは別に、Eの転勤先がなかなか決まらないのは理由があるのだが。。。

私はEの都内転勤希望を現場部門を統括する責任者のK取締役(ジャン妻に誤爆メールを送信し、静岡の現場から呼んでもいないのに飲み会に勝手に来たと誹られてる人)にも話した。その後、関係者だけが閲覧できる異動稟議にもEの都内転勤が稟申され、Eの抜けたあとの後任者は誰々と明記してあったのを確認している。会社はEの都内転勤を正式に受けたのです。
首都圏から群馬に転勤するケースはあったが(私がそう)その逆バージョンは初めてです。

「で、4月に上京するのは間違いないんだね。」
「うん。4月の2日からになると思う。大丈夫かな」
「関係者だけが見れるデータにEさんの名前はあったよ」
「行先何処になってました?」
「都内とだけなってた」
「それってまだ決まってないってことだよね。いつ決まるの?」

(ワナワナワナ・・・だから3月半ばだって言ってるじゃんか。)

「3月半ばだって。異動データにEさんの名前あったから大丈夫だよ。会社は正式に受けたってこと」
「できたら部屋から近い方がいいなぁ」
またそうやって自分のいいように決めたがるんだからもうっ。
「山手線の内側か外側かでも違ってくるだろうな」
「家から電車通勤で1時間ぐらいなら」
「そりゃ微妙だな。首都圏では1時間半はザラだよ。2時間だと長いけどな。」
そしたらEのヤツまたしても自分の部屋を基準に都内の各支店を幾つか洗いだし、自分勝手に「〇〇店がいい。近いし。」とか言い出した。
「どうかな今言ったとこ」
「〇〇店は人員足りてるよ」
「でも〇〇店には派遣がいるよ。その派遣を断ってアタシが入れないの?」
「派遣がいたらいたでいいの。派遣を活かした状態で、派遣も決まらなくてどっかホントに人が足りないところに決まるんじゃないかな。」
「でも派遣って高いんでしょ。そこにアタシが入れば派遣要らないじゃない」
「お前さんは派遣の経費削減を言ってるんじゃなくって、単に自分の都合で言ってるだけだろ」
それには答えない。図星だなコラ。
「そのお店見に行ってもいい?」
「いいけど店の中には入るなよ」
「何で?」
「異動先が正式に決まっていないってことは、そこの店長にもEさんの話はいってないってことだよ。そんな状態でがアナタが先に顔を出したら『こういう方が来ましたが、あの方が来るなんて聞いてません』ってなって話がこじれるよ。だから外から眺めるだけで絶対に店内に入るなよ」
「わかったわよ」

Eは自己都合で自分が通うのに楽そうな店鋪をいくつか廻ったらしい。
私はEが「この春からお世話になりますよろしくお願いします」とやらかさないか内心ヒヤヒヤしたが、さすがにそういうフライングはしなかったようだ。
で、現場を見たら見たでまた言ってくるわけでさ。
「あそこがいい」
「そこは足りてるよ」
「どこそこは遠いし夜が遅いからヤダ」
「群馬と違って都内は夜が遅いの」
「何々は乗り換えがめんどくさい」
「都内の地下鉄ってのはそういうもんだよ。」
決まってもいないのにあちこちを物色してあーだこーだ言ってきた。ジャン妻は「アナタよく相手してるね~」って言ってたよ。

「Eさんよ。異動先を決めるのは私じゃないからな」
「誰?」
「都内のエリア長同士で打合せして、最終決定は現場部門統轄部長だよ」
統轄部長は前述した取締役ですが、その人から、普段は私と没交渉なのに珍らしく向こうから「Eさんの配属先が決まらないんです」とボヤいてきたのだ。
その理由を聞いて私は「なるほどね。そりゃ自業自得だな」って思った。

そして3月上旬になって、
「まだ決まらないのかな。話いってるよね」
焦れてきたらしい。
「大丈夫だよ。4月に動ける態勢にしといてくれ」
実はまだ行き先が決まってないのです。なかなか決まらないのは、過去数年間で都内から群馬に応援勤務に行った者の口からEのよくない特徴が伝わったからです
「うるさい」
「おしゃべり」
「手より口の方が動いてる」
「都内からHELP来させておいてあのうるささは何?HELPいらないじゃないか」
あんなお喋りなキャラクターがうちにきたらうるさくてかなわないというのである。そこだけ聞いたら私は笑ってしまったよ。言われてることは全て事実で誹謗中傷でも何でもないのだからね。E自身の「舌禍」といっていい。自業自得というもの。

上層部はこうも憂いている。店舗視察の時に、
「Eさんは自分でやろうとしないで殆ど周囲のスタッフにやらせてるじゃないですか。レジ打ちすらしないし」
「その為にスタッフがEさんの指示に振り回されてるんですよ。本社がスタッフを教育しようとしても、何か新しいことを依頼しようとしてもそれができないんです」
「群馬ってどこもああいうやり方なんですか?」
最後の疑問にはEと不仲な現地のエリア長が憤慨して訂正した。「群馬の現場が全部ああだと思わないでください。Eのとこだけですから」
あまり評判が良くないのだ。

だがEは4月には都内に来る。会社の異動表にも載っているし。ただ、行き先が未定で「都内」となっているだけである。
そしたら都内のあるエリア長が一計を案じた。
「Eさんの件ですけど」
そのエリア長、Eのことはもちろん知っている。
「〇〇〇店しかないんじゃないかと」
「〇〇〇店だってぇ?」
私は耳を疑った。船山史家の呟きⅠからⅡⅢと、これまで散々登場したオンナ、Z女史が店長の現場だったのです。
処理済~女史.jpg
「EがZさんところへかい?」
そのエリア長は私とZ女史の関係ももちろん知っています。
「へぇ~。あの2人合うかな~」
「ZさんもEさんも〇人の子持で同世代っちゃぁ同世代じゃないですか」
「まぁそうかな。合うかもな。アハハハ(笑)それってもしかして毒をもって毒を制すってか?」
「いやいやいやいや、そうじゃないんスけど」
Z女史のところに有望株の若手男性がいるのだが、Eを入れるかわりにその彼を抜いて他で抜擢したいというプランだった。
このプランには後でZ女史が憤慨するのだが。
「今のままだとZさんはその男性を手放すのを嫌がると思うので。その補充というか、Eさんを入れようと」
いいんじゃないか。そのプランには賛成した。

私と因縁深いZ女史とEがタッグを組むとなると、その前に必ず双方から聞いてくるな
「Eさんてどんなひと?」(Z女史)
「Zさんてどんなひと?」(E)
ってね。それについては別の女性課長から「そりゃ〇〇さん(私のこと)が相手するしかないでしょ」
案の定、EについてZ女史から問い合わせがあったのよ。
「今度ウチに来るEさんって知ってる?」
「ええ、知ってますよ」
「どんな人?群馬の人だよね?」
う~ん、言葉に詰まった。
そりゃ知ってるけどさ。知りすぎてるだけにほんとのこと言えないんだよ。
「どんな人ねぇ」
自分の目で見て判断してねと釘を刺してからひとつの例を話した。Eが群馬の店長時代に酔っ払いオンナ(平成24年に会った時は20代だったが、早いもので今年31歳になる)他、店の女の子数人に対して、
「お肉ばっかり食べてないで野菜も食べなさい」
「夜間は車間距離を空けなさい」
「そろそろスタッドレスタイヤに取り換えなさい」
「夜遅くまでゲームやってるんじゃないよ。次の日仕事に差し支えるよ」
うるさく小姑小言を言ってる場に私は居合わせたんです。皆そう言われて内心では「うるさいなぁ」だったらしいよ。表面上はよく我慢してるなと思ったぐらい。
見かねて呆れたのもあって私は、
「Eさん、そんな他人のことは放っとけよ」
そしたらEのヤツ、やや強い口調で、
「放っとけないよ~」
このエピソードを女史に話したら、
「へぇそうなんだ。いい人そうね。よかった」
安堵したものである。
確かにこのエピソードだけなら、Eは若手の面倒を見ようとしている風に見えるが、酔っ払いオンナに言わせると、
「Eさんはアタシたちの面倒なんかみてないですよ。単にウルサイだけです」
そう冷たく言っていたよ。
でもさすがに長年師事したEの都内異動は気にかけていて「Eさんの件、よろしくお願いします」とは言ってきたね。

Eと仲良かった「笑ふ女」は新パートナーを得て家庭に入ったので私とはやや疎遠になっているが、彼女に言わせるとEの都内転勤はいなくなってから初めて知ったらしいぞ。
「聞いてなかったのか?」
「知らなかったですよ。ぶふふっ(笑)」
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群馬時代に若手に「野菜もちゃんと食べなきゃダメだよ」と言ってたEだが、この店では、スパム、ソーセージ、水餃子を摘まんでいる。
肉ばっかりじゃないか。
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水餃子1.jpg

「さっぱりしたものが食べたい」
「浅漬けとかどう?」
「いいね。アタシこっち(都内)にいるうちに痩せるんだ」
そういえば気持ち、食べる量が減ったな。
浅漬け2.jpg
竹輪2.jpg
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ようやくEに異動先が正式に伝わったのが3月後半で、決まったら決まったでEのヤツ、Z女史の現場の情報をリサーチしだしたのでまたうるさいこと。細いことを言ってきた。
「〇〇〇店(Z女史のいるとこ)だと部屋を7時45分には出ないと間に合わない~」
「出ればいいじゃないか。そっから1時間もかからんさ」
「かかるよ。満員通勤電車だもん」
「ちゃんと検索したかい?私の検索だと45分だったが・・・」
「こっち(都内)で有休取った時に実験してみたの。」
「実験?」
「試しに朝9時に間に合うように部屋を出てみたんだけど」
「行ったんかい?入ったのか?」
「店の前だけ」
「ああそう。(もう辞令出たから挨拶しに行ってもいいんだけどね)だけどオカシイな。乗換ルート間違えてないか?45分で行けるよ」
「45分は乗車時間だけでしょ。乗り換え時間もかかるし」
「そんな筈ない。駅すぱーとでもどんな路線検索でも、乗り換え時間は考慮されて表示されるが。」
私は別ルートを教えた。Eは「じゃぁもう1回TRYするよ」って言ってた。そんなんぶっつけ本番でいいのにね。もう決定したんだからさ。

そしてまたしてもEはZ女史の現場への通勤過程でそこより近いところを挙げだした。
「〇〇〇店よりどこそこ店の方が近いのに。そこじゃダメなの?」
「Eさんね~」
「・・・」
「あなたの都内転勤は100%自己都合だろ。会社が上京しろって言ったんじゃないよな」
「うん」
「会社はそれを呑んだんだからさ。勤務地は会社が決めるんだよ。あなたが決めるんじゃないから」
「・・・」
「EさんをZさんとこにしたのは会社の方針、理由があるんだよ。〇〇〇店だけの問題じゃないんだ。都内全店舗の適正人員配置や効率を考えて配属したんだからね」
Eを配属して、そこにいる若手男性を引っこ抜いて抜擢するプランである。だいたいEの都内勤務は1年間という限定だから長期展望プランが立てられないのだよ。取り敢えず向こう1年間のプランしかできない。
Eを入れる代わりに、Z女史のとこにいる有望な若手をZ女史から奪う為だけのプランでもある。これは後で知ったら女史が憤慨するかもなと思ったが、その若手を抜いて動かすのは私ではないからいいやって思った。
案の定、Z女史は烈火の如く?いきり立ったのだが、それはEが来ることに対してではない。そこはわきまえている人です。「Eさんが来たせいで若手を抜かれた」そういう人では決してない。

その時はEを押さえたのだが、次に言ってきたのが、
「Zさんとこの〇〇〇店でもいいけどさ。朝、長女にちゃんと朝ご飯食べさせてから行きたい」
「そうすればいいじゃないか」
「その場合、家を出るのが8時になるんだよね」
「8時?」
8時で間に合えばいいけど。
「もうちょっと早く作れんのか。世間の働くお母さんは朝早く起きて朝ごはん作ってんでしょ」
「そうだけど」
「だったら早起きして作って、間に合う時間に出ればいいじゃないか」
「ちゃんと食べ終わるまで見届けたいの。そうなると9時過ぎちゃうんだよね」
「あのなぁ。そんな理由は会社は呑めないよぉ」
私はこのワガママにあきれた。世間知らずも度が過ぎている。この辺りが群馬から出たことがないワガママ女性の世間知らずといったところだろうか。

「でも群馬ではそうしてたのよ」
「群馬でそうしてたのが都内で通用するわけないさ。それはEさん自身の生活リズムを変えるしかない。長女さんは高校生だよな。子供じゃないんだから朝ごはんを作っておいて後は娘さんのペースに任せりゃいいじゃないか」
がんせない子供ではあるまいし、食べ終わるのを見届ける必要なんかないよ。

(後日、私は某所でEの長女さんと母娘連れで会ったのですが、まぁすごい別嬪さんで驚いたものだよ。
「お母さんにはお世話になっています」と言うところを「お母さんにはお世話しています」って言っちゃった。いいよなそれくらい。
娘さんはこまっしゃくれた性格で「お母さんこんな遠いとこに通ってるの?会社に行って変えて貰いなよ」って私に聞こえるように言ってたからね。
私は「お嬢さん、お母さんがこっちに来たのは100%本人の都合だから、会社が決めた勤務先に行かなきゃいけないんだよ」って、母親に言ったことを娘にも話すハメになった。)

Eはぐずる。自分でもよく相手してると思うよ。
「だったら他社へ応募してパートになる」
そう来ると思ったよ。バカだなぁ。
「は~ん、他社だってそんな条件受け入れるとは思えないな。それにパートになったら年収が減るぜ」
「・・・」
「それに1年経ったら群馬に戻るんだろ。こっち(都内)で他社へ行ったら群馬に戻ってまた他の職を探さなきゃならないぜ」
こんな簡単なこともわからないのかね。ここまで言ってようやくEは渋々納得したらしく、4月になってEはZ女史の下へ赴任したんです。
Eは女史への手土産にガトーフェスタハラダのラスク大缶を買ったのだが、ウチの〇長が前期黒字達成祝いと賞して全店にラスク大缶を送ったもんだから。
「〇長が送ったラスク、あれってZさんとこにも送られたのかな」
「らしいよ」
「手土産他のに変えた方がいいかな」
「そうしてくれ」
っていうか、私に相談する内容かよ。さっさと変えなさい。いつまで経っても私に依存するところから抜けられないんだね。

締めに焼きそば。
「群馬の焼きそばは美味かったな」
「うん。でもこれも美味しいね」
食べてる時は素直だなコイツは。
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Eは4月に体調崩していた。
慣れない環境と、群馬のとある現場で、酔っぱらい女他のスタッフに「あれやって」「これやって」「やっといて」「やった?」女王様のように振舞って自分でなにもしなかったツケがきたんです。
「こっちって全部自分でやらなきゃならないじゃない~」
「あたりめぇだ」
「人が少ない~」
「いやEさん、それ、どこの現場でも普通だから」
そう言ってから4月は敢えて放っておいた。そしたらGW明けになって、Eが都内の他の店舗に応援に出たのです。
それまでは聞くのが怖かったのもあるがZ女史に聞いたのよ。「アイツどう?」って。そしたら案に相違して、
「別に問題ないわよ?」
「???」
「さすがにもと群馬の・・・どこにいたんだっけあの人?そこの長だっただけあるわね。経験あるし」
「ああ、よかった」
安堵したものだが、
「ただねえ」
「???」
「あの人、細かいことを自分でやったことがないみたいね。自分がやらなきゃいけないことをOさん(女史の片腕で草の者1号)にやらせようと指示を出してたから止めたワ。いやEさん、それはアナタがやらなきゃダメよって」

Eが都内の生活リズムに慣れて復調したのは5月末で、ようやくこうしてスパムステーキの店で向かい合ってるのは復調してZ女史たちとやっていける自信がついたのと、女史と交代で夏休みを取得して「今年も沖縄に家族旅行してきたんだ」って。明るい表情で笑ってやがる。
女史の現場だけでなく、他店のHELPには部屋から近いところもあった。イロんなところを見れるし、毎日でなくてもたまには通勤が楽な現場に入れるからラッキーだと。
週末には群馬の実家にも戻っているようです。子供の教育費、都内の別宅、実家との往復旅費、沖縄旅行、もしかして裕福なのかEは?
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赴任するまでは自分好き勝手言ってたのに今は「今いるとこ(Z女史)でよかった~」だってよ。
やれやれですよ。私の言ったとおりだろって言いたいよ。
EはZ女史を尊敬していて「あの人何でも自分でできるよね。すごいと思う」とまで言うようになった。最近はZ女史の片腕になっちゃったもんだから、私にしてみりゃギャァギャァうるさいスピーカー、PAが2台になったようなものである。
「Zさんは何でもするって?それはお前さんが今までしてこなかっただけだよ」
「でも群馬と違ってスタッフの数が少なすぎるよ」
人の話を聞いちゃいねぇな。
「群馬と比べるなよ。都内神奈川は何処も今いるとこぐらいの人数が適正なんだよ。1年て期間が限られてるんだからやらなきゃ。いっそ今までやってなかったことを習得して来年群馬に戻ればいいさ」
「それだけどさ」
「???」
「アタシ、来年、群馬に戻れるのかな?」
今度はそうきたかい。
「そりゃ戻るだろ。もとはあっち(群馬)の人で家族もいるんだから」
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実はEが群馬に「戻れるのかな」にも懸念があるのです。
毎年恒例の全店合同店長会議(というか、パーティーのようなもの)が開催され、例によって例の如く私はZ女史と同じテーブルにされ、EをZ女史のところに斡旋したエリア長が「またおふたりは一緒の席なんですか?熟年夫婦みたいですね~?」と冷やかしたらZ女史の眦が釣り上がったのですが、私とZ女史のテーブルに群馬県内の長がひとりいた。若手の男性です。私はその男性とZ女史と双方紹介したのです。
「こちらの方(Z女史)のとこにEが常勤でいるんだよ」
「え?マジっスか?」
最近の若手男性はこういう口の利き方を平気でするよね。
「え、群馬の方なの?」(Z女史)
「Eさんちゃんとやってんスか?自分、Eさんがそっちに行く前にバトったんスよ」
「バトった?」(Z女史)
男性はEが群馬でどういうキャラだったかを女史にバラしちゃった。他の群馬の長たちも2~3人やって来て「え?Eさんそちらにいるんスか」「タイヘンっスねぇ」「アイツちゃんとやってます?」ってやらかしたもんだから、女史に紹介したのが裏目に出たのである。若手中心になっちゃったので、こんな空気の中に戻せるだろうかという懸念があるのだ。
女史は私に向かって「隠してたわね?」のような視線を向けて来た。
「Eさんて向こうではそういう人だったの?」(やや憮然としたZ女史)
「まぁ若い者の言うことだから気にしなくていいよ。実際今はそっちで戦力になってんでしょ」
「まぁいい人だし助かってるけど」
Z女史のいいところは、他人がEを何て言おうと自分の目で見て判断、評価、付き合うところです。誰が何と言おうと「アタシがいい人だって言ってんだから」っていうところ。
「自分があっち(群馬)に行く前はZさんの憤懣をいろいろ聞いたじゃないですか。あっちに行ったら行ったでいろいろ言って来るオンナがいてそれがEだったのよ」
「前のアタシみたいに?」
「そうそう。そういう女性はアナタ(女史)で慣れてたからEなんか全然苦じゃなかったの。でも連中はまだまだ若いからね」
女史はEと同世代なので、私の「連中は若い」にややムッとした。
「まさかこっちでZさんとEさんがくっつくとは思わなかったぜ」
「・・・」
Eを斡旋されたはいいが、その代わりに自分が育てた有望な若手男性を抜かれたZ女史は、このパーティーの後半でその策略を知って憤慨したのです。
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ラスク [人間ドラマ]

弊社は昨年度も何とか黒字でした。
既に今期に入っていますが、本年度4月からの厚生省の方針にやられて、予算のうえでの昨年比では厳しくなっているらしい。
らしい、というのは、私はもうそういう重要な経営会議に関わっていないから詳細がわからないのだ。あまり数字が得意でないのと、大きい桁で数字を言われてもチンプンカンプンなのだ。
ウチらを支配する大ボスが全社員へのTV会議の訓示で「年間利益を予算上○億計上したのが、厚生省の通達を受けてからは約半分に減額になった。こういう業界はウチらだけです」と吠えていたそうだが、私はそのTV会議にすら出なかった。出欠席が任意だったのもあるが、もう自社の経営数値に興味が無いからである。
大ボスの発言はそのTV会議に出たジャン妻から後で聞いたのだ。大ポスは株主への体裁上そう言ったのかも知れないが、半分に減額になったと言ったってそれでも億の金額なんですよ。
そんだけあればいいじゃんって思ったよ。潰れなきゃいいんだ。社員が路頭に迷わなければいいのだ。

その大ボスの前ではウチの〇長も雇われに過ぎないのだが、一応は運営会社の長でもある。目出度く黒字達成の御祝いというか、嬉しい気持ちもあって各現場へあるお菓子を配布したのです。
「でもそのお菓子って〇長のポケットじゃないじゃないですか。会社経費ですよね」
そう言い出したのは私の前にいる長年ソリの合わないオンナ。
またそうきたかよ。言うと思ったよ。
彼女は私とはソリが合わないが、私に対して以上に、何故そこまで嫌うのかと思うほど〇長が嫌いらしい。過去に何かあったらしいのだ。その〇長がお菓子を各現場に配布したのは自分の懐から出したのではなく会社経費である。それに自分の挨拶状を添えたのだが、それを「会社経費で自分の懐は痛まないのに、さも自分のお金で買って配ったかのように」とクサしたいのである。
会社経費で業者にお中元を送ってお返しが会社宛に来たとします。〇長は自分の嗜好に合うものだけ個人で持ち帰ってますね。お裾分けすらしない。「アンタ自分の金出してないでしょう」と言いたい気持ちはわからないでもないがね。
自作業に集中していた私は「でもそれって〇長のポケットじゃないじゃないですか。会社経費ですよね」そこだけ耳に入ってしまった。
私はなるべく巻き込まれないようにしたのだが、話相手をしていた課員が、
「何のお菓子を配ったんですか?」
「ラスクだって」(ソリ)
私はそれに引っ掛かった。
「ラスクだと?」
「そうです。自分のお金じゃないのに・・・」
私は尚も〇長の悪口を言いたいかのソリ合わないオンナを遮って、
「いやいやそうじゃなくってさ・・・」
「???」
「ラスクを群馬の現場にも配ったのか?」

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写真は上州のある現場の控室にいた草の者6号、K子(仮名)。
10人いた草の者たちは、私の指示である特定の分野だけ動いています。
稼動してから2年を経過した。当初1号~8号だったのが2名増えて10人になり、最近になって4号が異動と昇格して他部署に抜擢された。
10号は年内で寿退社になる予定。4号と10号は欠員のまま、実は私の大シンパの11号、12号、13号がいずれ登場予定です。増えたな~。
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群馬の草6号、K子は控室でこれからお昼を食べるのですが、取り出したものが、やよいひめのいちごサンド、野菜を食べようちゃんぽんスープというチープなもの。
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商品をクサす気はないけどさ。もうちょっとちゃんとしたものを食べなさいよ。
この写真を見たジャン妻も「こんなのを食べて」呆れてましたが。
「何だいそれは?」
「アタシのお昼です」
「それはそうだが。どこで買って来たんだそんなのを?」
「コンビニです」
「コンビニぃ?この近くにあったか?」
「ありますよっ。くるまで10分ぐらいのところにっ」
「くるまで10分の距離なら途中に飲食店があるだろうがよ」
でもK子は30歳半ば過ぎてもまだひとりで外食できない子なのだ。草たちの中で最も酒飲みのクセにひとりで飲みにすら行けないらしい。そういう場に出れば誰か言い寄って来るオトコがいてもオカシくないと思うが。
嫁に行きたいのなら料理力は重要だぞと思った私は心無いことを言いかけた。
「そういうのばっかり喰ってっから・・・あ、言うの止~めたっ」
・・・は言わなかったが「出逢いの場が無いんだよ」というもの。
何となく察したらしい。
「仰っしゃりたいことは・・・わかります・・・」
言ってないのにそういうのを理解する辺りは以心伝心である。
「でもアタシ、〇〇さん(10号)みたいに寿退社が夢なんです」
やはり私が何を言おうとして止めたか即座に理解したのね。寿退社が夢ねぇ。
「ふぅ~ん。すれば」
「え?」
「寿すればいいさ。できるものならやってみろ」
「えぇ~っ!!」
「なんだ?寿退社を引き留めて欲しいのか。肯定して欲しいんじゃないのか。」
「・・・」
「いや訂正。寿はいいさ。そうなったらK君の為に俺は喜ぶよ。だけど寿退社なんて今は流行らないぞ。10号の場合は相手の都合で国外へ転居すっから仕方がないんだ」
そういうアブない会話の場で、6号、K子の後ろにお菓子の四角い缶からが置いてあって、蓋が半開きになっていたのです。
「後ろにあるデカイ缶カラは何だ?」
「あ、これですか?」
この時は撮ってないのでHPから。
ラスク大缶1.jpg
「もしかしてそれって会社が、〇長が全店に配ったお菓子?」
「そうなんですよぉ」
「・・・」
私は絶句したと同時に呆れた。

ラスク、ガトーフェスタハラダ、群馬を代表するお菓子です。王様のおやつともいう。
〇長はこのお菓子を群馬の現場にも配ったのですよ。
王様のおやつ1.jpg
「これってもしかして、群馬の各方面でヒンシュクかってないか?」
「皆言ってます。何で私たちに地元群馬のお菓子を送ってくるかなぁって」
K子は店舗ラウンドの過程で「あ、ここにもある」とその都度目にしたらしいのだ。現地社員から多少のブーイングが出ているんだと。
私は知っててわざと「これって何処で作ってるんだっけ?」と言った。
「倉賀野の先、新町だったかな」

ガトーフェスタハラダはその名の通り原田という人が創業者で、高崎市の埼玉県本庄寄りの新町というところで「有限会社原田商店」として創業し、太平洋戦争終結後の食糧難の最中にどういうツテがあったのかパン製造業を始めた。
ラスクはハラダが製造したローカルなパンを加工したものです。ハラダでなくてもラスクとかビスケットはパン(小麦粉)の二度焼きにいろいろ加えたものといっていい。
ラスクを齧るとパン?クッキー?イマイチ微妙な食感なのはその影響かも知れない。

ガトーフェスタハラダでは2000年頃からこのラスクの知名度が上昇し全国展開まで広げた。群馬を代表する洋菓子メーカーになったといっていい
「アタシ本店に行ったことあります。洋風の素敵な建物でしたよ。ああ~ラスクがたくさんあるぅ~って感動しました。」(6号、K)
それは普段コンビニ食ばかり喰ってるから美味しい本格的な洋菓子に接してないからだろ。K子が大袈裟に感動した本店は、高崎市新町にある本社工場「シャトー・ドゥ・エスポワール」(希望の館ともいう。)のことで、そこには新しい本店「シャトー・デュ・ボヌール」が併設されています。現在は工場見学も受けているようです。観光バスも多く立ち寄るそうですね。
もうひとつ別に下之城町に高崎工場 「シャトー・ドゥ・クレアシオン」(創造の館)もある。倉賀野のちょっと手前ですね。
本社工場1.jpg
高崎工場1.jpg

(倉賀野?下之城町?
思い出した。昨年高崎市下之城町の隣、下佐野町に裏の公用でそっち方面へ足を延ばしたことがある。
上州のさる現場で従業員の身の安全を脅かす事件があったのですが、それに対する上層部の対応が悪くて私は会社不信になりかけた。
その兼ね合いで何故か下佐野町に出向いたのです。そのネタはいつかUPするかも。)

ガトーフェスタハラダのHPを見たら、どの洋菓子も仏語と、それをカタカナにしたネ―ミングだらけである。
これなんか誰が見てもカステラなのに「cake au beurre LIEN」ケーク・オ・ブール・リアンとか。気取った名前をつけてるな~。
これってカステラだろ1.jpg
他、どの商材も気取った表現、比喩が多いね。
ラスクについては、
「香ばしくて美味しい」
「食感サクサク」
「一度食べれば誰もが虜になる」
「グーテ・デ・ロワ」・・・仏語で、王様のおやつ、だって。
「グラニュー糖の優しい甘さ」
「バターの芳醇な香り」

ラスクねぇ。
私は好きでも嫌いでもない。
「ラスクかラスカルかしらねぇが。そんなに美味しいかこれ?」
「〇〇さん(私のこと)は甘いものあまりお食べにならないから」
あまり食べないどころか全然食べないよ。
「ひとつふたつ摘まんでかじったことはあるよ。サクサクしてそこらに粉が飛び散るんだよな。ブランデーに合うかもね。」

草6号、K子は安月給のクセに独り暮らしだから日頃の食生活がチープなだけで、もとは名家の末娘で育ちがいいので、ソリの合わないオンナのように日常あまり文句を言わない子なのだが、このお菓子、ラスクを配布された件については「これを群馬に送られても。なぁに考えてんのかなぁって思いました」
「で、各現場では何て言ってる?」
「あちこち大ヒンシュクですよ」
群馬の子たちは東京の連中のようにスレてないし、どちらかといえば私や東京本社に従順なのだが、何故かこのラスク配布については何処へ行ってもおかんむりだった。地元のお菓子なのに。いや、地元だから余計にだろうか。
この日と翌日、私は群馬の現場を3箇所ほど廻っているのですが「会社のお気持ちはトテモ嬉しいんですけど」と前置きしたらまだいい方で、
「これ(ラスク)にするって誰が決めたんですか?」
「普段どこでも食べられますよ。見飽きてます」
「全店これを送ったんですか。他県はいいけど私たちで喜ぶ人いないんじゃないかな」
もっとキツい言い分は、
「何を考えてるんですか本社は?」
「普通送ってこねぇよこんなの」
という剣幕の現場もあった。センスが無いと言わんばかりである。
「群馬を代表するお菓子を全店に配布するってことは、他の都道府県優先で群馬はどーでもいいってことだよね」なんて言ってきたヤツもいたな。
「〇〇さん(私のこと)食べてくださいよ」とも言われた。
都内出身で、1年半だけ群馬に転勤、現在は東京にいる社員が草6号のK子に電話で、
「このラスク、ウチにも届いたけど。まさかそっち(群馬)にも送ったの?送ったんだ。センス無ぇなぁ」
「わ・ざ・わ・ざ・それだけの為に電話が架かってきたんですよ。ホントに全店に送ったんですね」(6号)
別の意味でヒンシュクだったのがラスクのサイズです。配布されたラスクはこれなのですが。
土産3.jpg
これって大きいサイズですかね。
大缶2枚入り×40袋、3240円らしいな。これを全店一律で送付したんなら豪儀だねぇってか。個人の財布から出たんじゃないけどね。
でも人数が多い現場ばかりじゃないし、スタッフ数が少ないところもあって「ラスクがこんなにあっても食べ切れません」と言うのである。
生菓子ではないし、ひとつひとつが袋に入って密閉されているからすぐにカビ生えたり傷んだりはしないが、数が多過ぎて飽きるというのです。逆に「ウチはこれでも数が足りません」とも言われた。一律サイズで贈るからである。

でもせっかくウチの〇長、全従業員に気を遣って送ったのに散々な言われようである。
「要は〇長の側近が誰もフォローしないからでしょう」(ジャン妻)
「側近?いないだろ」
伊東甲子太郎の後任でそのクラスになった某取締役(ジャン妻に誤爆メール送信男)が側近になるべきだと思うが、日頃から〇長と折り合いが悪い。〇長には誰も取り巻きがいないのである。コミニュケーション力が足りないのもある。
見てると〇長がフロアにやってきて誰かを招集することはあっても、誰も自ら〇長の部屋をノックしないのです。
〇長が招集しようとすると一部を除いて殆どがイヤそうなカオをする。前述の某取締役なんか呼ばれても「ハイ」と腰を上げるまでにかなりの間があるんです。即座に立ちあがらない。〇長は招集かけたらすぐ部屋に引っ込むのですが、その間に立ち上がる幹部連中のイヤっそうな顔ったらない。この私が「大丈夫かよコイツら?」と心配するほどである。

〇長は側近がいない。本人が人任せにできない性格なのもあるが、自分で判断して何でもかんでも自分でやってしまうんだな。
だいたいラスクでなくても、記念品配布なんてのは〇長自らする必要なんてない。商品の選別も含めて総務の女性社員にでも手配させればいい類である。本来それをやるべき立場なのはがソリが合わないオンナだが、彼女も長年〇長とソリが合わないから困ったものである。
ソリ合わないオンナは〇長に指示されないとやろうとしない。自ら気を遣ってフォローしようとしない。私が「あれやったのか?」と聞いても「〇長から事前に相談されてません」ってなるのです。こないだもある重要案件で「〇長に話したか?」と聞いたら「メールで配信しました」直接声をかけようとしない。

私は〇長は嫌いではないが、小さい人だなぁと白眼視するときはあります。そういうネタをこぼすとソリ合わないは、そういう時だけさも共通の敵であるかのように私にスリよって迎合するので、最近は言わないようにしています。

〇長もよくない。上は上なりの仕事ってものがあるでしょう。ハウツー本でいうところの「〇長なのにまだそんな仕事してるんですか?それって〇長の仕事ですか?」のあれです。侮られるだけである。
「それはあるね」(ジャン妻)
じゃぁ〇長は、ガトーフェスタハラダ・ラスクが群馬を代表する洋菓子なのを知らないのだろうか。知ってて送りつけたのだろうか。
「〇長にお話ししたら?」(ジャン妻)
「えぇ~。何で俺がそんなことを。もう送っちゃったんだぜ」
私は側近でもなんでもないぞ。事前にひとこと私に言ってくれりゃぁという気持ちはあるが、でも私が現場の感想をそのまま言ったら「群馬ではヒンシュクです」「喜ばれていません」のように伝わってしまうじゃないか。
まぁそれでもいいけどよ。
そこで一策を思いついた。この記事の最後、オチ、明日の記事につながるのですが。
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-05-27
5月にUpしたこの記事、上州でイチバンうるさいEというオンナが、家の事情で都内へ転勤するところで終わっている。
現在Eは過去のⅠⅡⅢにさんざん登場したウルサ型Z女史の現場にいる。私はこの異動の仲立ちの過程でEの手前勝手で我が儘な要求に振り回され、Eが「群馬ではこうだったのに」に対して「そんな我が儘は都内では通じないぞ」の応酬になったのだ。群馬と東京の格差、文化、習慣を理解させるのがタイヘンだったのです。
Eの我が儘の内容は明日の記事に廻すとして、そのEがいよいよ都内へ来る前日か前々日に私に電話をかけてきて、
「〇長から送られてきたラスク、あれは全店に送ったのかな?」
私は最初、Eが何を言いたいのかわからなかった。
「ラスクだよ。お菓子」
「ああ、〇長が送ったあれか。全店に送ったらしいぞ」
「アタシ明後日から東京なんだけどさ。Zさんとこの子たちへの手土産にラスクの大缶買っちゃったんだよ~」
「え?ラスクを手土産にか?それも大きいのを?」
「うん。でもZさんとこにも同じのあるよね」
「あるだろ。〇長が送ったから。あの数じゃぁまだ食べ切れてないんじゃないかなぁ」
「他のお菓子に変えた方がいいかなぁ」
「変えた方がいいと思う」
っていうかサッサと他のお菓子に変えろよ。自分で決めろって。私に相談することか。結局何に変えたのか後で聞いたら「七福神煎餅に変えたよ」とのことであった。
これは後日、Z女史とE、草の者1号がいる現場の控室に置いてあったお菓子。
土産1.jpg
開けたところ。
土産2.jpg
七福神あられ1.jpg
ラスクの大缶があります。手前にあるのはEが急遽買い変えた群馬を代表する和菓子「七福神煎餅」の化粧箱入りです。「七福神あられ」ともいうね。
「しちふくじんせんべい?」
「これも有名だよ」
「そうなのか?」
群馬県前橋市千代田町(サイクルトレイン・上毛電鉄の中央前橋駅近く?)に本社がある幸煎餅(サイワイセンベイ)が製造しているひと口サイズ。
七福神なので味がそれぞれ違う。恵比寿天は海老味、大黒天は青海苔味、福禄寿は紫蘇味、弁財天はバター味、寿老人は唐辛子味、布袋尊はチーズ味、毘沙門天はカレー味、7つの味が入っている。私だったら恵比寿天(海老味だから塩味)だけ食べまくってそれだけ先に無くなるだろうな。
私は〇長に苦言を呈するのに、Eの買い替え手土産ネタを利用することにした。
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「よろしいですか?」
「あ、どーぞ」
私が〇長室へノックして訪ねると目立つらしい。出入りする前後で何人かが私を注視しているのです。あの人(私のこと)が〇長に何の用があるんだろうって。
〇長に恥をかかせないように、聞こえないようにドアを閉めて言った。
「こないだ全店に配ったお菓子、ラスク、あれは群馬にも送りまし・・・たか・・・?」
〇長は途端にバツが悪い表情になった。
やはり誰かから苦言を受けたのかもしれない。痛いところを付いて来たなという表情である。
だったらそれ以上私が言う必要はないのだが、〇長だって私と群馬の絆、繋がり、ホットラインは知っている。ある事件で〇長を差し置いて私に「助けてください」のホットラインが来た時、〇長は「今でも群馬と関係があるの?」と改めて驚いていたし。
「あれは高崎の新町ってとこに工場がある群馬のお菓子ですが、ご存じ・・・」
「知ってます・・・」
知ってて何で贈ったんだろ。
「知ってたんですが、つい・・・」
「つい?」
「送っちゃったんですよ」
あまり考えなかったらしいのだ。
「実は前に群馬の〇〇にいたEが今春から都内に異動してきてるのですが、Eが手土産にラスクを買っちゃって、他のお菓子に変えた方がいいかなって私宛に電話が架かってきたんですよ」
「・・・」
〇長は無言でまたバツの悪そうな表情になった。
「Eは手土産を他のお菓子に変えたそうですけど。〇長、来年は群馬と静岡だけは別にしてください」
「群馬と静岡・・・ですね」
何故静岡を出したかって、地方で群馬に次いで自分とのホットラインがあるのは静岡の連中だからですよ。静岡の現場へまさかウナギパイなんぞを送付したらまた笑い者になるからね。
「地方は・・・東京バナナとか、鳩サブレとかでいいんですよ。そういうものの方が喜びます」
「ワカリマシタ」
これなら群馬の子たちがブータレてるとは伝わらないだろう。室を出てフロアに戻ったら、ソリ合わないオンナ、Nがニヤニヤしながら、
「言ったんですか?」
「言った」
「何て言ってました?」
私は内心で、コイツは嫌なオンナだなぁって改めて思ったよ。自分では言わない言いたくないクセに私が何を言ったか気にはなるんだね。
「知ってたけどつい送っちゃったんだってさ」
「ああ、考えないでやっちゃったんですね。」
「Eが東京土産に買っちゃったっていうのもあってさ。それをネタにしてね。だから言いやすかった」
「で、Eさん、Zさんと上手くいってるんですか?」
「・・・」
(続く。。。)
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ジャン妻壮行会Night [人間ドラマ]

送別会と壮行会は似てますが別ものです。
どちらも歓迎会とは真逆ですが、名前が似ているだけで意味は全く異なるものだよ。
簡単に述べると送別会は退職する人に開く会です。送別イコールお別れですからそこからいなくなる。もう戻って来ないのだ。
壮行会は辞めないまでも、異動や転勤等でそこから離れる人の前途を祝い、新天地での活躍を期待して激励して送ること。
どちらが盛大で、店に気を遣った方がいいかはその対象者によるでしょう。私の持論は辞めるヤツなんかに気を遣う必要なんてないというものですが。
(定年退職はその限りではない。全うしたんだから。)
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ジャン妻は上司さんに「アタシの送別会でも壮行会でもそういうのは無用にしてください」と強く言ったらしいが、ジャン妻を泣く泣く手放す?ジャン妻上司の立場にしてみればそういう訳にはいかない。
「アタシは目の上のたんこぶだからいいです」
「まぁまぁ。そうは言っても・・・」
のような遣り取りがあったらしい。めんどくさいオンナである。
ジャン妻上司は一計を案じた。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-04-10-1でこれまでに2回開催された「唄会」にかこつけて、そのメンバーにプラスして別部署のゲストを幾人か呼ぼうというもの。
他部署の上の者は呼ばなかった。歌わない人は基本来ないです。「歌わなくていいのなら」という条件で来た女性もいたね。
「アイツは?」
「さぁ、上司に聞いてよ」(ジャン妻)
アイツ?私と長年ソリが合わないオンナも呼ばれなかった。ジャン妻との合同勤務の年数的には充分過ぎるほど参加資格があるけどジャン妻上司は呼ばなかった。上司も根に持つところがあって、ソリ合わないオンナともう2人、昨日Upした歓迎会に来なかったのを根に持ったらしい。

それでいいのかなぁ。私は首を傾げた。辞めてここからいなくなる送別会なら、呼んで来なかったとしても禍根を残さないが、ジャン妻は完全にいなくなるわけではないのですよ。ダダっ広いフロアの中での伊東甲子太郎の会社に移籍するだけなので、同じ部屋の下にいるといえばいるのです。
「呼んで来なかった場合、〇〇さん(ジャン妻)が気分悪いと思って」(ジャン妻上司)
それは気の遣い損ないではないかなぁ。私は声かけた方がいいと思ったのですが。
「アタシがあのオンナを呼ぶなって言ったみたいじゃない」(ジャン妻)
そういう懸念はある。だがもう呼ばない状態で開催してしまったのです。
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某所にあるPUBを貸切りです。今回で2回めの利用ですが店の場所は今でもよくわからない。多分私はひとりで行こうとしてもたどり着けないと思う。
オリジナルの唄会メンバー5名、歌わないけどこういう大事な会に必ず参加するジャン妻の後任役職者1名、本社中枢にいる雪子や他部署の女性が3名、他に2名、スペシャルゲストで〇長、計13名。補助椅子も出されたから小さい店です。
貸切で持ち込みOKで店側が出すのはドリンク、乾きもの、レンジでチンするピザ、唐揚げ程度だから味についてどうこう言うレベルじゃないです。他部署の女性3人はどっかのデパ地下からポテサラを買ってきたね。
連中にしてみりゃ歌えりゃいいんだろう。乾杯の後、すぐ始まりました。
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前に紹介した唄男、最低でも週に1回以上歌わないと手が震えるカラオケジャンキーKの野郎は、マイク持って歌っている時以外はずーっと下を向いている。
何してんだと見たら選曲に勤しんでいるんです。こういう趣旨の会は歌をある程度事前に決めておくんだよ。普段BOXばかりへ籠っているから空気が読めなくなるんだ。今宵の主旨をわかっとらんな。
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若い衆が金切声で叫ぶように歌うイマドキの唄はワカランが、中央フリーウェイ(ユーミン)、ヤングマン(西城秀樹さん追悼)、遠くで汽笛を聞きながら(谷村新司)、越冬つばめ(森昌子)・・・
これの何処が壮行会なのか?

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雪子からCKBの「タイガードラゴン」をリクエストされたのでソツなくこなし、ジャン妻に送る歌は、ほほえみ(安全地帯)

眠れないのはあなたのせい それだけ
なくしたものばかり夢になるから

さよなら ほんとにさよなら
許されるのならこの心に あなたの微笑み 消さないまま

いつでもこの空にふたり 
つつまれているさ 離れていても
あなたのほほえみ 忘れない

ええっ!!って驚きます?驚かれたけど。
実は私この歌オリジナルで高いキーが余裕で出るのですよ。意外でしょ。
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ジャン妻は全く聞いてない。
お前さんへの歌なのに。
後で「そんな~そりゃ無理ってものよ」な~んて言ってたけど、自分は去るのだから各席を廻って挨拶しようとすらしないのです。
〇長と今後のことで打ち合わせのように喋っていた。自分の壮行会という意識はないらしい。
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締めの歌はジャン妻上司とスペシャルゲストで現れた〇長の、勝手にしやがれ(沢田研二)だった。未練がましくて情けない歌詞であまり好きじゃないのだが。

壁際に寝返りうって背中で聞いている。やっぱりお前は出ていきんだな
行ったきりなら幸せになるがいい。戻る気になりゃいつでもおいでよ
さよならというのも何故か白けた感じだし。あばよとサラリと送ってみるか

上司にしてみればこういう心境なのだろう。
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ジャン妻は最後の挨拶に「お世話になりました」のような文言を挿入すべきなのに「何故自分が今の運営会社を離れて伊東甲子太郎氏の統括会社に行くのか」だけを滔々と並べてたもんだからちょっと呆れた。
これまで世話になった上司他、人々への感謝の言葉が全くなかったのである。
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ジャン妻は翌朝、自分のスピーチに足りなかった内容に気づいたらしく、
「アタシ昨夜、上司や皆への感謝の言葉って述べてた」
「ぜんぜん出なかった。自分が何故これこれこうなったってだけしか言わなかったぞ」
ヤバイ、シマッタと思ったらしく、朝早くから家のPCを起動して感謝の意をメールで参加者全員に配信していた。
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5月病ケア [人間ドラマ]

タイトルは5月ですが、内容的には昨年晩秋のものです。
実家近くの桜.jpg
桜を見ると思いだす。
平成24昨の3月、私とジャン妻は小会議室に呼ばれ、当時の〇長から言われたの。
「4月から2年群馬に行ってくれ」
群馬だと!!
何で俺が群馬に行かなきゃならないんだ。
俺って何かしたかと思った。何かのペナルティーかと。でも私だけなら懲罰人事かも知れないが、ジャン妻とセットで行ってくれと言われたんだった。
「IR(インベスター・リレーションズ)の兼ね合いもあって、向こう(群馬)の状況が全くわからないので取り敢えず行ってくれ」って懇願された。「お二人に断られると他に手がない」とも言ってたね。
それまでは群馬なんて知らなかった。草津を長野県だと思っていたからね。

あれから7年になる。
あの頃20代前半の小娘たちもすっかりオトナになった。
下世話でイヤらしい言い方をするとオンナになった。
往時は実家から通って生活の何不自由なかった娘たちもひとり暮らしを始めたり、嫁いで母になったのもいる。
当時の記事http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-12-11で、私とジャン妻が、現地社員の給与を口座振り込に替える確認作業をしている場面があります。
その記事中で、子ぎつね(今日登場するS子)、ヤンキー、番長(今日登場するT代)、笑ふ女、酔っ払い女・・・ヘンテコリンなHNがついている彼女たちは現在も在職していますが、酔っ払いオンナから久々に連絡があり、
「うちで何人か〇〇さん(私のこと)にお話があるって言ってましたよ」
「話があるって?誰と誰が?」
「S子さんと、Eさんと、アタシも少し聞きたいことが・・・」
「それって電話じゃだめなのか?」
「アタシが聞きたいのはたいしたことじゃないので電話でもいいですけど。SさんとEさんのは込み入ってまして・・・」
「S子とEの話が込み入っている?君はS子とEの話の内容を知っているのか?」
「薄々は・・・」
S子は過去記事の子ぎつね、Eはイニシャルhttp://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-18他で何回も登場しているウルサいお喋りオンナで酔っ払い女の上長でもある。
「S子さんはお給料のことらしいですよ。Eさんは・・・直接聞いてください」
給料のことか。そういう相談事は聞かずともわかる。「お給料が少ないから上げてください」と決まっているさ。そんなん言われても私の権限でできるわけなかろう。私のオーナー会社じゃないんだぜ。
だが、ギャァギャァうるさいEの相談事とは何だ?

しばらく放置しておいたらEから連絡が来て、
「いつ来るの?」
「行くとは言ってないぞ」
「みんな待ってるよ」
「みんな?待ってるって?」
待たせたつもりはないぞ。仕方がないからそっちの業務をこしらえてそれにプラスして出向いたの。話を聞くだけで許可下りないからね。

まず酔っ払い女を呼び出して聞いたらたいした話じゃなかった。
「アタシは今年のいつ頃、永年勤続10年になりますよね?」
ああ、そういうことか。そんな内容なら電話でもいいのに。私は指を折って数えながら、
「ええっと、短大出てすぐ入社したんならそうかな」
「特別休暇が何日で、報奨金は幾らですか?」
「う~ん・・・10年経ったか・・・」
「ハイ。早いもので・・・」
酔っ払い女は地元の短大を出て二十歳で入社している。当時の別会社を今現在の会社が譲り受けたので、株式や社名が変わっても総合でカウントされるのです。
「Nに聞いたら?」
Nとは私とソリの合わないオンナです。
「Nさんとは話したことないし。〇〇さん(私のこと)なら知ってるかなぁと思って」
実は知らないのです。知っていたとしても今現在はどういう規定になっているのかは確認しないといけない。私はその場でNに電話して聞いて答えています。
酔っ払いオンナは納得した。問題はこの後の連中で、
「じゃぁS子さん呼びますね」
次に来たS子はあの頃(平成24年)小娘だったのが今は1児の母になっている。
何を言い出すかと思ったら。
「アタシの退職金って幾らぐらいですか?」

私は一瞬固まった。その質問に耳を疑い、一瞬絶句して言葉に窮した。
「知らないよ」
「ご存じないんですか?」
「自分の退職金額も知らないのに人のなんか知るわけないだろ」
「そっか・・・。知ってるかな~と思って。じゃぁ誰に聞けばいいんですか?」
「Nだよ」
また私とソリの合わないオンナですよ。
「Nさんに聞いといてください」
「聞いといてください?何で俺が?」
「だってNさんと話したことないです。あれ?あるかな?」
「あるだろ。ないわけない。忘れてるだけさ。前の産休の手続きの時に話してる筈だよ」
「あ、あの人か。ありますあります」
「直接聞きなさいって」
「でも・・・お金のことって聞き難い~」
「あのなぁ・・・」
この辺りが群馬の子の世間慣れしていないところというか。知らない人、慣れない人と話せない、話したくないのもあるが、私がいるせいで担当者のNに直接話そうとしないのです。
お金のことだから聞き難いったって、Nは給与賞与退職金その他を担当しているので額を見れる立場にあり、個人的に質問してもぜんぜん構わないのだ。私に聞く方がオカシイ。
要は何かわかんないことがあれば私に言えばやってくれるだろうという甘えなんですよ。
「そうさせたのはアナタの責任」とジャン妻は言う。群馬かわいさの余り何でもかんでも請負ってきたからね。

「やっぱ聞いといてください」
私はゆ~っくり諭すように言った。
「退職金でも給与でも賞与でも個人情報だから第三者を介して聞くものじゃないよ。Nに直接聞かないと答えてくれないよ」
「そうなんだ。でもNさんとあまり話したことないからなぁ。どんな人なんですか?」
「俺の嫌いな、お互いソリが合わないオンナだよ」とは言ってないよ。総務給与庶務のオーソリティだよとか何とか言った。
「ちなみにそれって聞いていいものなんですか?」
「っていうか、俺に聞いとるじゃないか」
「あ、そっか」
「私は他人の退職金なんか知りたくもないよ」
バカらしくなった。だが私は退職金の額よりも、S子が何故急にそういうことを言いだしたのかの方が気になる。退職金の額を聞いてどうしようというのか。退職金というのはその名のとおり退職しないと貰えないし、貰ったらそれで終わりじゃないか。
「辞めたいってことか?」
「辞めたくないんですけど今のお給料だと苦しいんです」
「どっか他に高収入のとこが見つかったのか?」
「いえ、そうじゃないです。探してませぇん」
S子は1児の母で時短勤務なので、そうそう他社にいい働き口があるとは思えん。

「何か急な金の必要に迫られたのか」
「まぁそうです。家を建ててぇ、子供が生まれてぇ、くるまも大きいのに買い換えてぇ、2人めを産もうとなるとさしあたっての現金が足りないんです」
なんだって?
私は耳を疑った。次に首を傾げた。次第に声がデカくなった。
「だから給料上げてくれってか?」
それはそっちの勝手な都合だろうがよ。
「ハイ・・・。でも無理ですよね。だから退職金を充てようかと思って」
ちょっと言ってることがよくわからなくなってきた。現金に窮したのだろうか?
S子は20代後半だが、実家が土地持ちで、嫁いでから300坪ある実家の敷地に100坪のスペースに家を建てたのです。
農地転用らしい。坪数300のうちの100ですよ。20代後半なんですよ。ウチなんかとは比べものにもならない。首都圏とは比べられない広さと金額である。それは群馬という土地柄だから東京横浜とは比較にならないかも知れないし、比較しちゃいけないのかも知れないけど。
先に家を建てて、子供が生まれて、くるまを大きいのに買い換えると生活が苦しくなると。それはわかりきったことではないのか。嫁ぐ時に自分と旦那の給与を併せて今後の設計をしなかったのだろうか。

「さしあたっての現金とはどういう意味なんだ?」
「あと2年経つと主人があるポジションに抜擢されて給料が上がるんです。それまでの2年が苦しいので、一旦辞めて退職金を貰ってからパートになろうかな~って」
私は呆れてしまった。S子がパートになる?雇用形態変更というケースがあるにはあるのですが、正社員の女性が産休育休明けに状況が変わり、正社員並みに働けず勤務日数が減ったことにより、涙を飲んで正社員→パートに変更したケースが殆どである。
S子は浅はかさが度を超している感がある。退職してパートになったら正社員の今と比べて失うものの方が大きいのがわからんのか。

「2年?それは確実なのか?」
「それは大丈夫・・・な・・・ようです」
「じゃぁその2年間何とか辛抱できんのか?」
「・・・」
「実家から借りろよ」
「えぇ~、借りにくいなぁ」
「ヘンな街金から借りるなよ。現金欲しさに退職して退職金を貰ってパートになるなんてのは過去に例がない。そういうのは止めとけ」
「辞めていいんですか?」
「バカッそうじゃないっ。辞めるんではなく辞めるのは止めとけだよっ」
「・・・」
「辞めて退職金貰ったって貰ったらそれで終わりだぞ。パートになったら賞与出ないし、今より月々の収入が減るんだからな」
私は何とか正社員のまま慰留すべくポイントを選んで諭したが「パートになったらアタシの時給幾らになるんですかね?」ときたから「知るかっ!!」って怒鳴りつけたくなったよ。そこを押さえて、
「ワカラン。それもNでないとワカラン」
「まさか時給700円ってことないですよね?」
「・・・(内心ではワナワナしている私)・・・群馬県の最低賃金を下回ることはないよ。正確な金額はさっき出た退職金と一緒でわからんし、軽々にこの場で応えられない」
「そっかぁ。じゃぁ正社のままで何とかなりませんか。お給料上げてください」
「俺はオーナーじゃない。まず自分の退職金幾らかNに聞いてみな。その額で判断すりゃいい」
どうせたいした金額じゃない。額を知ったら考え直すだろう。こんなバカな相談の為に俺は来たのか。

こういうくだらない世間知らずな面談内容を持ち帰って上司に報告しなきゃならんのか。報告しましたよ。「こういう話でしたが却下、差し戻し、受けませんでした」って。受ける内容じゃないからね。
一応はソリ合わないオンナ、Nにも話したのよ。「S子から退職金云々の問い合わせあったか?」って。ソリが合わないまま15年も一緒の会社にいるが、社員の退職になると私と同じ路線、方向を向く不思議な関係なのです。
「電話きましたよ・・・」
Nも呆れたような表情である。金額まで言おうとしたので、
「あ、金額はいいから・・・」
「ハイ・・・。S子さんに言っておきました。退職金を貰って辞めたら無給だし、パートに切り替わっても2回の賞与は出ないし、損になることばかりですよって言いました」
俺が現地でS子本人に言った内容とほぼ同じじゃねぇかよ。
「群馬で退職も転職もしたこともない子がなまじっか土地がある。くるまが無きゃ生きていけなから高卒前に免許を取ってくるまを買ってもらう。実家にいるから贅沢しなけりゃ金もそこそこ貯まる。嫁ぐ。首都圏より遥かに安い金額で家を建てる。娯楽が少ないからすぐ子供ができる。だから給料あげてくれってかぁ」
Nは「娯楽が少ないから子供ができるんじゃないですよ」・・・こういう混ぜ返し方がカンに触るのですが「辞めることはないと思うんですよね。辞めたらそこで終わりだし。何とか繋いで欲しいですよね。」

このS子他の面談内容を私は現地のエリアマネージャーに報告しています。エリアマネも「S子がそんなことを言ってたんですか。それってわかってたことじゃないですか」と言っていたが、その時に依頼されたのが「T代が悩んでいるようなのでケアをお願いでいますか?」というものが追加された。
エリアマネージャーはT代をやや苦手にしているのだが。
「辞めたいって言ってきたんですよ」
S子に続いてまた辞めたいネタかよ。
「自分よりもKが状況詳しいかもです」
Kとは群馬担当の草の者6号のことです。行く前に草の者6号に聞いてみたの。
「T代は何を悩んでいるんだ?」
「わからないんです。体調崩して休みがちで」
「体調悪い?病気か?」
「締めの時期になると体調悪くなるみたいなんです」
T代の勤務データを見たら決まった時期に病欠が多い。それは月初の時期だった。前月の締め作業の頃です。私はそれを見てピンと来た。
「もしかしてそういう時期に休むってことは、昨年導入された新しい会計システムに対応できてないからなんじゃないか」
「あ、それはあるかも。よく質問受けます私」(6号)

T代は群馬の若手女性では最古参で前述した「お給料上げてください」のS子の先輩にあたる。だいたい群馬の子は小学校、中学校、高校、短大、そして就職、ずーっと同じ先輩後輩の間柄、力関係がずーっと続いているのが結構いるんです。
バカにする訳じゃないが、そこ(群馬)から出ないし、職場も少ないからだと思う。
私らが平成24年に赴任した頃、T代は他の事務の女性たちから畏怖されていた。T代は武道の有段者で上背があり、リーチもコンパスも長く、男大空の七人委員会に登場する海主莫郎のようなコワいキャラだった。特攻服が似合うと思う。
普段の口の利き方はよくないが、武道家なので上下関係の礼儀はわきまえていて、私やジャン妻が指示命令した時だけ「ハイわかりましたっ」直立不動のようなところがある。
私らはこの先輩後輩の関係維持に付け込んだのもある。改革がやり易かったのです。
その平成24年の秋頃、T代が周囲に質問相談しないで間違った処理をしてしまい、その言い訳の冒頭で言ったのが「自分一匹オオカミなんで・・・」というフルったものだった。私は「これまではそれ(一匹オオカミ)でよかったかも知れないが、これからは会社組織なんだからそれでは困るんだっ」と叱責したことがあります。
それを言い放ったら視線を感じたのでその方向を見たら、酔っ払い女が私をじーっと見ていて「フッ」と微笑んだものです。
後日、その笑みの意味を聞いたら「あ、この人(私のこと)T代さんに言える人なんだって思いました」

そのT代は酔っ払いオンナよりも先輩なので、昨年のうちに永年勤続10年で記念品、特別休暇、報奨金(お疲れ様の一時金)が与えられている。いい会社だよね。
(私は在職20年を超えたが最初の頃の3年が時給だったので、20年で表彰されるのは来年なのです。)

T代の状況を見に行ったら、過去にブイブイ肩で風を切っていたT代が背を丸めて項垂れ小さくなっていた。小さい声でボソボソ言うには、やはり新しい会計システムに自分は対応できてないというのである。
ウチの会計システムは1円の誤差も理由が無ければOKマークが表示されないという厳しいものだが、ある程度PCに慣れていればそう難しくないそうです。ただ、操作よりも、その日の売上以外に保険適用による返金や額の変更(売変ともいう)や売掛金(その日に現金が入金されず、請求書を上げて後日纏めて支払うか、振り込まれるか)、額の打ち間違いによる返金、部門別の集計、その日の締め、月末の締め等があり、簿記とまで言わないが入金内容の理解力が必須なのです。昔のようにカシオやシャープのレジを打って締めに精算してジャーナルを印刷するだけでは済まなくなっている。

「今までやって来たんだろ?」
「これまでは何とか。でもやってて辛いんです。」
「何が辛いのさ?」
「本社から来るシステムの業務連絡を読んでも専門的な内容ばかりで意味がわからないんです。あ、日本語はわかりますよ。その中に書かれている用語がわからないんです」
「聞けばいい」
「聞く人がいません」
「他の現場に聞けばいいじゃないか。K(草の者6号)とかA子(酔っ払い女)とか。S子でもいい。N(笑ふ女)でもいい」
「Kさんには聞く時がありますが。A子とS子ですか・・・」
T代はイヤっそうなカオをした。
ハハァン、わかったぞ。
草の者6号Kは職位で言うとT代の上なので聞き易いが、T代は古参でブイブイ言わせてきたからもとからいた後輩たちに聞くのはプライドが許さないんだろう。
そういうのをちっぽけなプライドというのだ。

「本社に聞けばいいじゃないか」
「本社に聞くと、前に教えたよね?やったよね?またその質問?のように上から目線で感じるのでコワくて聞けません」
それはお前さんの知識、スキルの不足だよ。
「でもわかんなきゃ聞かなきゃ進まないじゃないか」
「それはわかっています。Kさんに聞いて貰ってます」
「聞いて貰ってる?」
「わからないことをKさんに話して、Kさんが本社に問い合わせてくれてるんです」
「自分で直接聞けんのか?」
Kだって質問の仲介役でいい迷惑だろうがよ。
「何をどう質問していいのかすらわからないんです」
「ああそう。内容を理解していないから質問の仕方すらわからないわけね」
「ハイ・・・」

「で、だから辞めたいってか?」
「それも伝えました」
「昨年10年経ったのにもったいない。もしかして10年経ったから気が抜けたか」
「節目というか。それもあります」
節目と言いながら伏し目がちになってやがる。
「だけど辞める理由にしては弱いな。システムを克服すりゃいいだけのことだろ。まさか(退職願)書いて出したんじゃねぇだろうな。まだ総務にはあがってきてないようだが」
「書いてません。ライン(LINE)でいついつで辞めますってエリアマネージャーに伝えました」
「ラインだと!!」
私は声が大きくなった。イマドキの子はラインで退職の意志を伝える傾向にあるのですか?
「ライン??そんな媒体を使うもんじゃない。正式に受けられない。自筆で書いて捺印しないと会社は受けないぞ。いや、書くなよ。書いたらしまいだぞ。そんな理由で書くんじゃねぇ」
「でも伝えました」
「ダメだっ!!」
私ラインはやっていません。「ラインやらないんですか?」と誘われたことはあるがメールだけです。
i-Phoneを10に買い替えた時にジャン妻とメッセージ(Cメールのようなもの)はやっています。だからラインというものがどういうものなのかわからないのです。
後で聞いたらラインというか、オンラインゲームだったそうです。

「・・・」
「・・・」
しばしの沈黙の後、
「辞めてどーすんのさ?」
「取り敢えず・・・実家に入ろうかと・・・」
「確か実家は農業だよな?」
「そうです。家にいて何するでもないので、実家の畑を手伝おうかと」
ネギとか蒟蒻とからしい。
「自然や畑に出て陽の光を浴びながら、眠っている畑を開拓して生産物を増やす目的ならいいが、お前さんの場合は単に今のシステムから逃げたいだけだろーがよ」
「・・・」
また黙って俯いてしまった。

S子もそうだが、私の目の前で項垂れているT代もなまじっか土地持ちだけに、ちょっと意に沿わないことがあると家や土地に逃げようとするのかよ。
「私は農業はよく知らないが、他で聞いた話だと気候変動に左右されるし、獣害とかもあるし、だいたい現金収入が安定していないだろうが」
「・・・」
「知らない人から見たら無職に見られる。社会的信用がゼロだ。ちゃんと会社勤めしてこその信用だぞ」
私は農業をバカにしてんじゃないですよ。目の前の現実から逃げようとしている世間知らずのT代を何とか社に繋ぎ留めようとしているだけです。
ここで切り札を出した。
「収穫があるまで無給だろ」
「!!!」
T代は顔を上げた。
「今の会社にいりゃ月々安定した給料貰えるんだぜ。それが無くなるんだぞ。それがどうなることかわかってんのか?」
「そっかぁ・・・」
T代は額に手を当てて考え込んでしまったのだ。ということは今までそういうのを考えもしなかったということだよね。

「よ~く考えなさい」
「・・・」
「家の者には会社から(私から)こう言われたって言っていい。あ、それとLINEでの退職願は正式には受けられないからな」

「会計システムが苦痛なんだってよ」
「やはりそうなんですか?」(草6号)
「弱ぇなぁ」
「・・・」
「何処でも当然のようにやってるじゃないか。何でT代だけできないんだ。古参でデカい図体して情けないヤツだ」
「意外とメンタル弱いですよね」
「見た目はバリケードなのに内面はデリケートってか」
「御意」
御意って言葉を知ってるのか6号は。

私はこのS子とT代の件で悩ましくなり「群馬ってそういうものなのか?」と、この店の店主とママに相談、意見を聞いています。
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「いやぁ、それは群馬だからっていうんじゃないスね」(店主)
「単にその子らが恵まれてるだけか」
「だと思うんスよ。でもゲームでもラインでも、最近の子ってそういうので済ませるみたいっスよ。ウチの知ってる飲食店のバイトの子がラインやゲームじゃないけどメールで、辞めますもう行きませんって一方的に告げてきて、いやちょっと待って、会って話そうよって返信してもそれきり来なかったそうですから」
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「T代さんは去年、永年勤続10年になったんですよね。辞めるなんてもったいない」(ソリ合わないオンナ、N)
「バカバカしい。S子は家を建てたから家計が苦しいので給料上げてくれ、T代はシステム業務が難しいから実家の畑に逃げるってか」
「まぁまぁ。言ってくるだけいいじゃないですか」
「群馬だからかな。土地もクサるほどあるし。家なんかすぐ建つし」
「でも退職願来てないですよ」
「LINEで伝えたんだってよ。あ、LINEというかオンラインゲームだって」
「ゲームで!!」
「私はゲームってよくわかんないが。イマドキの子ってそうなのか?」
「ウチの子もゲームはやってますが。社内伝達をそういうもので・・・。上もその場で却下しないとダメですよね」

その後、S子はソリ合わないNから自分の退職金額と時給を聞いてガッカリしたのか、ああいうネタで私に甘えたのを恥じたのか、今日まで在職している。というのはS子のヤツ、この春の旦那の昇給と夏の賞与を考慮していなかったのである。
第2子も授かったらしいから呆れた。あのグチグチ言ってたのはなんだったんだ。
T代には私が本社への質問先を選定した。とある「優しい女性社員」がいて(ジャン妻じゃないですよ)その女性に頼んだの。T代から質問きたら受けてくれって。そしたら辞めないからって。
それで落ち着いた。今現在実家の畑に還っていない。

「で、Eさんは何だったんですか?」(N)
そう。まだ述べてないことがある。上州でイチバンウルサいオンナ、Eです。
「Eはね。東京に転勤したいってよ」
「ええっ!!だってEさんお子さんいますよね」
「3児の母だよ」
「それが何で?」
「子供の受験の為らしい。だから期間限定でな」
このEの転勤問題で私は振り回されることになる。群馬から都内への転勤という初めてのケースです。会社はEの都内転勤願を正式に受理したが、Eの転勤先が私にとって大問題なのだ。私とも因縁ある女性がいる現場に決まった。Z女史のところです。
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「あの2人がタッグ組むの?」(ジャン妻)
「合うとは思えんな・・・。すぐタッグ崩壊だろ。いや、そんなことないかな。でも双方から『どんな人なの?』って質問されるのがタイヘンだよ。」
「絶対聞いてくるよね」
案の定、Z女史から、
「今度来るEさんって知ってる?群馬の人だよね?どんなひと?」
知ってるよ。Eからも、
「Zさんって知ってる?どんな人なの?」
知ってるって!!
2人とも知り過ぎてるだけにホントのこと言えんワ。お互い自分の目で確かめるんだね。
処理済~女史とE2.jpg
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群馬のお葬式 [人間ドラマ]

高崎駅.jpg
車内ガラ空き.jpg
高崎駅に着いたところです。
ニッポンレンタカー高崎西口で1泊2日でレンタカーを借ります。
組織上の陰の部下である草の者6号のお身内のお通夜にも参列するので、そのまま夜も借りて、翌日返すことになる。
6号はこの1泊2日の工程で私と手分けして廻る段取りになっていたのだが。
レンタカーと曇り空.jpg
本社を出る際にソリの合わないオンナに声をかけられた。
「会社のお金(御香典)、〇〇さん(私のこと)が持って行かれますか?」
「そのつもりだが。」
「〇長が自分も行くって言ってるんですよ」
他人や他部署のやることにいちいちクチバシを挟んでくるのはこのオンナの悪いクセだが。
「何でいち社員の身内の通夜に〇長自ら行くんだよ。そんなことしてたらキリが無いじゃないか。それだったら全社員の通夜に参列しなきゃ公平にならないだろ。1000人近くいるのにさ」
ソリ合わないオンナには〇長に含むところがあって私に言ってきているんです。
〇長は年始の朝礼でこう言っている。
「地方へ出張に行かれる場合、なるべく3人で行くところを2人で、2人で行くところを1人で行くようにお願いします」
「カラーで印刷するのは極力避けてください」
ケチな訓示をしていた。それは厚生省が打ち出した4月からの報酬改定で向こう半年間に計画予算から〇億円のマイナスになるからだが、そんなことしたって億単位の補填にはならないよ。

「〇長が自分も行くって言ってるんですよ」・・・そう言って来たソリ合わないオンナは〇長が嫌いなのです。その嫌いな〇長が「2人で行くところをひとりで行け」と言ったクセに、私に続いて「自分も通夜に行く」と言い出したもんだからそれに喰いついたというか、引っ掛かったらしい。
「〇〇さん(私のこと)はそのお通夜だけの為に行かれるんですか?」
私にまで難癖をつけてきた。
「今日明日とK子(6号)と手分けして廻ることになっていたんだよ」
「ああ、そうだったんですか。だったらお通夜も〇〇さん(私のこと)だけでいいじゃないですか。2人で行かれる必要ないじゃないですか」
うっるせぇな~。何を引っ掛かってるんだこのオンナは?
「〇長が行くってことは、会社から出る御香典を〇長が持って行くってことですよね。本人は自分のお財布から出さないですよね」
ああ、そういうことが言いたいのね。恥ずかしいことですが〇長は、駐車料金100円だけで支払申請をしたり、4500円の会費で5000円札を1枚だして「500円お釣りください」とやったりするので総務や経理の一部で失笑をかっている。ノミホが大好きだし。
そういう〇長を擁護するのはジャン妻だけである。
「幾ら何でもウチのボスなんだから。皆で貶めてどうするのよ」(ジャン妻)

「ええっと、不祝儀袋に会社名と代表者名を記載するからまぁそうだろうな。本人の財布から個人的に出すこたぁないだろ。」
「自分のお金を出したくないからですよ」
私に「◯長の群馬行きを阻止しろ」と言わんばかりであった。
それにしてもくだらない話である。お前さんが◯長を嫌いでも別に構わないが、自分の悪感情で私をまきこむなよ。私はソリ合わないオンナとのこのくだらない会話を早く打ち切りたかったのと、〇長に苦言を呈する意味もあって私が言うハメになった。「もともと自分が行く行程と重なったので自分が行きますよ。お任せください」って言ったの。
私は自分とジャン妻の分も合わせて出しましたよ。
群馬の通夜、葬儀には他県にない慣習がある。
「新生活」ですよ。これは〇長や東京本社の連中も誰も知らないと思う
このBlogに来て下さる方の中で「新生活」をご存じの方いますか?

夕方から小雨が降り出した。
その通夜、斎場が高崎市の郊外で遠かった。そこへ行くまでの路地が細くて暗くて。
斎場の駐車場はダダっ広かったが会場に近い第1第2が満車で、離れた第3に誘導されたがそこ一帯には街燈すらなかった。真っ暗で舗装されてない。砂利と水たまりだらけ。草ぼうぼうだった。
入場したら曹洞宗のお坊さんによる読経が始まっていた。

受付に行ったら3つの受付があった。「会社関係」「一般」「新生活」である。群馬県では通夜・葬式に参列すると大抵はこうなのです。
では「新生活」とは何のことか。
新しい部屋での新生活ではないよ。香典の金額を少なくして香典返しは辞退する参列方法なんですよ。
調べてみたら第二次大戦終戦直後の経済疲弊の時代にこういう運動が始まったそうです。葬儀の香典、香典返しの負担を軽減させようということ。相場は1000円~3000円らしい。お返しは辞退して礼状のみ。喪主は会葬の御礼状を用意しておくんです。
だが「新生活」は戦後の経済復興、高度成長期、バブル、アベノミクス政策?で減っていった。現在では群馬でのみ実施されているという。
結婚披露宴、病気見舞い、出産祝い、節句、新築祝といったお祝い事も該当するらしいが、ここでは省略します。
不祝儀袋の表に「新生活」と書けばいいのです。群馬のコンビニ、スーパーでは「新生活」が記載された不祝儀袋が売られていますよ。

私の場合「新生活」とは書けなかった。今日明日の出張業務でお返しを持ち歩くのが面倒なので「新生活」にしてもよかったのだが、群馬では受付で不祝儀袋を開封して金額をその場で確認するのです。私が持参した御香典の中身は会社規定による金額なのと、私とジャン妻の併せた御香典の金額は「新生活」の上限を超えているのがその場でわかってしまうのですよ。
平成24年にこっちにいた頃に通夜に3回ほど出席したら、その場で開封して確認するのに最初は面食らった。違和感があったがそういう習慣らしい。通夜の3回のうち1回は辞表を出した酔っ払いオンナの祖父が亡くなった通夜だったね。その後に辞表を撤回させたんだった。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-02-23-2
この時、私は間違って「新生活」の不祝儀袋を購入してしまい、ジャン妻と2人で「何これ?」ってなり、そういう習慣があるのを知った。

私は「会社関係」の受付に並んだ。
「次女のKさん(草6号の本名)の関係です」
そしたら結局お返しを受け取るしかなかった。
私は草6号の上役なので「会社関係」しかないのです。でも「一般」「新生活」どちらか迷っても、個人の考え方で決めれば良いだけです。
でも〇長はこういう習慣を知らないと思う。まさか自分の懐から出さないからといって「新生活」に並ぶのもヘンだし、会社の金だからその必要もない。そんなネタでソリ合わないオンナ他から物笑いのタネにするのもされるのも忍びない。

焼香後、草6号に挨拶された。目が真っ赤だった。
「予定してたのにお手伝いできなくてすみません・・・」
「何言ってんだ。こういう時は家族の傍にいるもんだ」
「わざわざお通夜にまで来ていただいて・・・」
グズグズ泣いてるのでこっちもやりにくくなり「自分はいつもこういう黒いスーツなのでいつでも通夜に行けるカッコなんだよ」とその場に相応しくない下手な返し方をしてしまったよ。
新生活についてこちらをどうぞ。
http://j-town.net/gunma/research/votes/101345.html?p=all

満車じゃねぇかよ.jpg
斎場を出たのが19:00過ぎ。雨の中をナビに頼りながら宿泊するルートイン高崎と提携している木屋パーキングに停めようとしたら満車だったのだ。
他に提携しているパーキングが無いかどうかルートインのフロントに電話しても繋がらない。自動音声で「混みあっていますおかけなおしください」だとバカヤロ。
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木屋2.jpg
木屋3.jpg
丸屋は有料.jpg
木屋パーキングの詰所にひとりの婆さんがいたので、
「木屋さん満車ですか?他にないですかねぇ。ホテルが電話に出んのですよ」
「お隣の丸屋さんだと有料になるからねぇ。そうだ。ウチの下に4台分あるから停めていいよ。そこから入って、廻って、2階に家がある下に停められるから」
「ウチの下」
「うん。停めていいから」
そこへくるまを廻したらなるほど住居の下がパーキングになっていた。でも既に3台停車していたので、そこだけ空いてた右端に停めた。
停めていいよの場所.jpg
停めて戻るところ.jpg
詰所に戻って婆さんに、
「右端に停めさせていただきました。もう3台埋まってましたよ」
「え?もう3台も停まってるの?」
婆さんは「聞いてない」と怪訝そうだった。「見に行かなきゃ」と言いながら外に出ようとした。
「この雨の中を?」
「これぐらいの小雨なら平気よ」と言いながら傘もささず、手押しくるまを押しながら私が停めさせて貰った駐車場に向かった。私も傘を持ってないのです。
案内してくれるお婆さん.jpg
「あ、ホントだ。いつの間に!!アナタのくるまどれ?」
「いちばん右のピンクのフィットです」
「いちばん右ね」
このピンクのフィットが翌日の散策場所で妙に映えることになるのだが。
ピンクのフィット.jpg
再度詰所に戻って仕切書を渡された。
「これをホテルのフロントに出して、朝出る時、そこの詰所にいる女性に見せればいいから」
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フロントには女性ひとりしかいなかったが、すぐに見知った男性スタッフが慌てふためいて出てきたのでチェックインできた。
「電話しても出ねぇじゃねぇかよ」とは言ったがね。
仕切書を見せながら「満車なんで木屋さんの詰所にいた婆さんの家の下に停めた。あの婆さんで大丈夫なんだよな」と親切心を受けていながら素性を疑うようなことを言った。
チェックインしてお返しの中身を開けたら、飲みたくもないお茶缶が3つ入ったかさばる箱物と、海苔、飴、小さい瓶の日本酒の詰め合わせだった。これを私の分と〇長(自身は金出しちゃいないが)の分と2箱も持ち帰らなかければならないのかよ。
結局そのお返しは翌日、支店に寄ってそこから宅急便で社に送って貰った。
〇長に通夜と草6号の様子を報告したが、新生活については説明していません。
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その晩、何処で飲んだかというと。
草6号が家族で年に1~2回か来ていたという店がアタマに浮かんだ。
だがその店は、その頃の店ではなくなっている・・・。
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唄会 [人間ドラマ]

私は社内の飲み会は極力参加しない人です。(自慢にもならんけどね。)
出張先でひとり飲みしたり、ジャン妻の帰宅が遅い締めの時期はひとりで先に済ませたり、ジャン妻と帰途に2人で飲んで食べたりが殆どです。
理由は会社のどの部署でも飲み会の店、プラン、料理が低レベルだからですよ。
他の連中と店や料理の価値観、レベルが合わないのです。口が驕ってるとはいえ何で低いレベルに合わせなきゃならないんだって。
その態度がヒンシュクをかったのがこの記事。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-09-30-2

この記事、歓迎会のお誘いを「ノミホは勘弁してくれ」「店と料理のランクを上げろよ」「ノミホなんてのは店の言いなりでどんな安酒飲まされてるかわからんじゃないか」「昨今若い連中の飲み方が騒がしいのはノミホが原因だ。安い酒飲んで酔っ払っえりゃいいってか」好き勝手な持論をダラダラと入力して関係者全員に返信したので陰で大ヒンシュクをかった。返信相手には一般社員だけでなく私の上司、上役、社内取締役も含まれていたからね。自分以外の連中はレベル低いとバッサリ全否定したようなものである。
ある中堅女性社員がジャン妻に「旦那さんのあれはないですよぉ」とクレームを入れてきたのでジャン妻から猛省を促された。反省するフリだけしましたがね。持論は捨てないよ。今の時代、会費がひとり3000円か5000円で、上のひとたちで誰か1万円出すような人がいなくなって来たのはノミホのせいだよ。一般社員と取締役が同じ会費ってどうなのよ。私が若手の頃そんな上司はいなかったな。
50人入る新入社員の歓迎会も断った。多少は丁寧な文体で「欠席します。ここまで若手と年齢差がきたら私なんか浮きますから」とやって全員に返信してやったよ。

で、この過去記事、ジャン妻の部署に中途で採用されたKという無口で大人しい男性の歓迎会だった。Kは頑張って今も在職しているが、このKの履歴書の右側に「趣味、カラオケ」とあった。
履歴書にそんなことを書くか。誘ってくださいと言っているようなものだ。よほど好きなんだな。
Kは無口なヤツでバカっ話も殆どしないし、あまり誘いの水を向けてもノッて来ない。私の前ではいっつも緊張してガチガチ。
それに下戸です。ビールジョッキ1杯飲めないんじゃないかな。
恐妻家でもある。誘っても「カレールゥを買って来いと指示があったので今日は早く帰ります」とかね。
「Kは恐妻家なのか?」
「らしいわね。退社時間に奥さんからメールが来るみたい」
「Kの奥さんは女王様かよ」
おまえはグンマーおやじかと言いたい。私が愛読している群馬のBloggerですがコメント欄が無いのが残念。
だがKは飲み会と酒が苦手でも歌いにはマメに行くヤツだったのである。ひとりでも歌いに行くのがわかった。
「ひとりで歌いに行くんだってさ」(ジャン妻)
「ひとりカラオケだと?」
ストレスがたまるとBOXへひとりでお籠りするらしいのだ。本人いわく自主トレだそうです。いるんですね~そういう人って。完全にその人だけの空間、世界だから単にストレス発散でしかないが。
でもまぁ歌ったり笑ったりってのはいいことだがね。
私はひとりでBOXに入ったことはないです。だってBOXって他の客、ギャラリーがいないじゃないですか。自分の歌を聴いててくれる人がいないとツマんないし、自分も他の客のを聴きたい人なのです。共演者やオーディエンスがいた方がいい。今は1軒だけ地元のカラオケPubにボトルが入っています。
そしたらジャン妻上司さんがKと他、若手2人を誘って「唄会」というのを企画したのです。それが何故か私の耳に入り、図々しくも私は「参加したい」珍しく自分から手を挙げたのだよ。
だがジャン妻上司は最初は難色を示したらしい。後で聞いた話では、
「〇〇さん(私のこと)が来ると、ウチの若手が緊張するんじゃないかなぁ」
そういう懸念をしてたそうです。私は飲んでる席で若手を叱り飛ばしたりなんかしたことないが、本社内ではかなりの気分屋で、荒れて暴言吐くことが時々あるので。
そしたらジャン妻上司は新手を思いついた。
「〇〇さん(ジャン妻)も呼べばいいんだ」というもの。何故かというと私への抑えが効くからです。
「イヤですよ」(ジャン妻)
「まぁそう言わず」
「アタシは歌わないですよ。聴いてるだけ」
「2人でそういう店に行ったっことぐらいあるでしょ」
「ありますけど。アタシは歌わないです。」
歌いもしないのにジャン妻まで強引に連れて来られたのである。私の目付としてです。
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1軒目で軽く腹に収めて2軒めで歌うというプラン。
その1軒目が立ち飲みだったのですが、これがサイテー。出されるものがコンビニ鍋だったんですよ。流行りの乾きものや缶詰BARとかじゃないですよ。
こういうものを出す店ってどうなの?
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私の隣にKが立っていた。殆ど下戸なのでつまらなそうに立ち喰いしている。
喋らない野郎だが、店に流れるGMに合わせて口が動いてる。口パクか。
あ、足で微かにリズムを取っている。
ああそうなのか。早く2軒めに流れて唄いたいのね。
「もうウズウズしてきたのか」
「ア、ハイ・・・」
いつまで経ってもKは私への緊張感が抜けない野郎だな。
「もうちょっと待っとれ。これ喰ったら行くからな」
「ア、ハイ・・・」
私もこのチープでしょっぱい店を早く出たかったのね。ジャン妻上司へ声かけたの。
「部長、彼(K)早く次行きたいみたいですよ」
周囲も「Kさんもう歌いたくてガマンできなくなってきたのでは?」と囃し立てたが、実は自分たちだって早く次行って歌いたいんだよね。
じゃぁそろそろ行こうかということで2軒めのMusicPubへ流れた。マスターひとりで営っていたカウンターだけの細い店で、カウンターの上にはやたらとバルタン星人のフィギアが並んでいた。
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バルタン星人2.jpg
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Kは1軒めでダンマリだったのがマイクを持つと豹変した。Kだけでなく他の若手2人も。歌いまくりである。
私は店に入る前に若手から「どういうのを唄うんですか?」と聞かれたので「聞かせる唄だよ」と応えたら若手が黙っちゃったのね。若い連中は好きなの歌えばいいさ。だけど若手の歌うイマドキの歌ってのはこっちがトシをとったせいか、オリジナルが誰でどういうジャンルなのかわからないですね。
ハイトーンボイスを出すのはいいが、金切り声をあげてるようなものだ。溜めが無いんですよ。
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この写真でアングルが変わりました。席が移ったのです。
20時過ぎに他のお客の一団がドドドッと入って来られたのでズレたのです。通常は席を置いてないL字型の端っこに補助席を置いて全員入れたの。
その一団が入って来られた時私は一曲歌ってたのだが、歌詞をALL暗記していた持ち歌だったのでマイクを片手に持って歌いながら席を立ち、空いた片手で補助席を用意して並べ、マイクを通して歌の合間にMCよろしく「はぁいいらっしゃい、奥詰めて、夜はこれから。どうぞどうぞ~」って導き入れた。歓迎ムードを表しながら歌ってたらカウンター内側に入ってしまい、カウンター席にゾロゾロ座りかけた客と向かい合って熱唱するショウタイムになった。マスターと並んで。
気分よかったね~。私はBOXよりこういう店の方がいい。オーディエンスがいてフィードバックがないとテンション上がらないのですよ。
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これで燃え尽きたので後は若手に譲った。そして2回め。2回めはBOXだったのです。
BOXは新曲が早く歌えるし、若者から年配層、主婦、幅広い世代で利用できるわけで必ずしも飲酒は伴わない。
こっちは夜なので行く前に小1時間ほど腹ごしらえ。
「またあの銀紙鍋の店ですか?」と釘を刺したら前回よりは幾分マトモな店だった。
チープなものばかりオーダーしたね。カマンベールチーズフライ、ハムカツ、焼きそば、おでん、チーズオムレツ。
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歌いに行く前にいい店でいいものを食べてもしょーがないのだが。
どうせ皆歌いたくてソワソワしてるんだから最初っから歌う店に行けばいいじゃねぇかと思わないでもない。BOXは味と質さえ気にしなければ軽食ぐらいはあるからね。
「ラーメンでいいじゃねぇかよなぁ」
「それじゃぁイベントにならないですよ」
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この時もKは私の隣でソワソワしていた。
「ちょっと待ってろって」
「ハイ」
「小1時間ぐらい辛抱できんのか」
早く歌いたいKだが、私らは焼きそばを食べてビールをガンガン飲んでるわけですよ。何の銘柄かわからないが熱燗も飲んだ。
「そろそろ我慢の限界か?」
「・・・」(頷く)
「こないだ最初の店のBGMで、鼻歌歌ってリズムまでとってたからな~」
「Kさん喉がウズウズしてますね」(別の若手)
「そのうち手先が震えてくるぞ」(ジャン妻上司)
「3日間マイクを握らないと鼻血が出るってか」(私)
禁断症状が出たのである。アル中ならぬ歌いたい中毒。
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何だよこの衣装レンタルは?
『大人気!コスチューム貸し出し中
定番衣装からアニメ衣装まで!レディース&メンズ
各種サイズございます!』
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「何をじーっと見てるんだ?」
「〇〇さん(ジャン妻のこと)着ないんですか?」
「アイツのトシを考えろ。彼女に着せたらいい。」
後でジャン妻は「アタシが着るわけないだろ」と若手に言い放ってたね。
Kが立って歌っているところ。座って歌うより声が伸びるらしい。
さっきまで大人しかったのが水を得た魚ならぬマイクを得た歌い人になった。
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だがBOXは店じゃないから、あまり上手とはいえない歌い方になった。
プロはアマより声域が広いし、アマより高い。声が出ないのでAOR系のファルセットボイスだけで通すのは如何なものかと。それとRock系はスクリーム(デスボイス)、シャウト、そこまでCOPYしてたら聞いてる側は苦痛だよ。
若い連中はそういうのを気にしない。どんな歌い方にもTRYできる。ハイトーンというより金切り声の絶叫調になってやがる。他の客はいないし防音性が高いからいいけどさ。
BOXは店じゃないので、そういうのを気にせず好きに思い切った歌い方ができる。練習や試験的に歌うことができる。それが昂じて騒げる狭い空間、密室になったりする。大音響で歌う個室だから防音制も高い。だから恥も外聞のなくヘンな歌を平気でONしたりする。
息が詰まる。閉所だから。店の方がいいな。
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音楽評論家じゃないですけど私。若手の選曲の中には「お前これが他の客もいる店だったら歌えるかぁ?」と眉をひそめるのも幾つかあった。自分を棚に上げて言うと「お前が歌う歌じゃねぇだろ」って。
その歌のオリジナル歌手に似せなくてもいいのだよ。自分の声でアレンジすればいいの。
どうせ誰も聞いちゃいないし。
私はマイトーンですよ。滑り出しはロウボイス。ポイントポイントでややハイトーン程度。自分の声質、音域でチョイスするのがいいの。
やはりスナックやPUBの方がいい。そこそこ高いけど。やはり他の客の歌も聞きたいのです。内輪だけでなく他の人の歌も聞かないと上手にならないと思いますよ。
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今日の記事は何だか書くのが難しかった。
歌う記事ってのは、食べたり飲んだり見たりする報告よりも、表現、比喩、語り、伝え方がトテモ難しい。
勘定は2回とも1軒めは私が全額、2軒めはジャン妻上司が全額支払いました。割り勘なんてトンでもない。上の者が払うんです。若手らもいずれ後輩が入ってきたら彼らの分を支払えばいいのだ。
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日本人は外国人に親切なのか? [人間ドラマ]

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東京都23区役所の中で最も高いのが文京区シビックセンター。
高さ142m、地下4階地上28階、よくこんなバカ高い箱物を建てたものだ。日本人は高層建築物を建てたがる人種なのだろうか。見上げてると首が痛くなる。上で勤務する職員ほど早く出勤しないとエレベーターを上がるだけで遅刻しそうだ。
地価が高いし限られた面積で建築するとなると上へ伸ばすしかなかったんだろうね。
先日タクシーの運ちゃんが、
「この辺りは高層ビルやマンションがどんどん建っちゃってるんです。あ、あそこにも建つんだ」
「オリンピックに向けて開発ラッシュなんだろうね。マンションが建ってもそこに居住するかどうかわからないし。投資か、民泊とか」
「何でも五輪ありきです。民泊はよくないですよ。外国人が泊まると騒いだりするから」
「だけど文京区役所は23区でいちばん高いから、建設許可が出やすいんじゃないの?」
車内でそんな会話をしたものですよ。
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この文京区シビックセンターで助かるのは高速シースルーエレベーターが低層、高層合わせて10基も稼働していること。横浜市戸塚区役所みたいにチンタラ遅かったり、同じく横浜市旭区役所や静岡県清水区にある合同庁舎のように「節電の為」で稼動停止しているケチ役所ではない。
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公用で文京区役所本庁舎の8階によく出向くのですが。
そこで働く職員たちも気分ちがいいだろうな。上から下界を見下ろしてるんだから。支配者になったかのような気分に違いない。(冗談だよ。)
「文京区の職員さん冷たいです」(草の者1号)
そうか?私は2人顔見知りがいるがそんなことないぞ。この日も昼休みなのに対応してくれたし。

この日は群馬八幡へ7周年記念セールに行く日だったのですが、その前に文京区~さいたま市~前橋市~業務Upしてから群馬八幡に駆け込み、その日のうちに無理なく日帰りする行程を逆算して本社を飛び出した。
文京区役所シビックの最寄駅は後楽園駅(メトロ丸の内線、南北線)、春日駅(都営三田線、大江戸線)が交差していて紛らわしいが、シビック方面の出口が表示されているのでまず迷わない。
文京区シビックの地下2階に着いたのが12時半だった。23区は川崎市のどっかと違って12時~13時も交代要員が対応してくれるので急がなくてもいいのだが。

行ったら地下2階区民広場で某ミュージックカレッジ専門学校のフルートアンサンブルが開催されていた。文京アカデミーが主催するシビックコンサートの日だった。
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私はこう見えても音楽には造詣がある方だと思っているが、木管楽器の中でフルートといえば、名前を忘れてしまったクラシック音楽(メヌエット?)、レイニーウッドの鈴木明男さんやCKBのジャッカル(またはスター)中西圭一さんがSaxと持ち変えてPLAYしていたのを知っている程度。
メンバーは6人いた。高音域のピッコロ(フルート持ち変え)から管がU字に曲げられたフルートまであった。
(コンサートという性格上、敢えて隠しは入れておりません。)
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職員さんに聞いた。
「あの右端の曲がったフルートは何?」
「低音域のフルートでございます。後で楽器の説明もございますので」
「いやいやそんなにゆっくりもしていられないのだが・・・」
後で調べたら、管の曲がったのはバス・フルートだった。
せっかくだから1曲だけ聞いた。ここで聴かないですぐ上に上がればこの後に起こる椿事は無かったと思う。
フルートの調べというのは、私みたいな者のささくれ立った気持ちを幾分和らげてくれるもの。
プログラムを全部聴いてたら時間が過ぎちゃうので目的地への低層エレベーターに乗ったら、後から2人の男性外国人が乗り込んできたのです。
ひとりは私より背の低い年長者で、服装とか見た感じは教職か牧師さんのようだった。
もうひとりの男性は背が高く、デカくてゴツい。年長者の外人との関係は父子か師弟と見た。2人とも米国人じゃなかったですよ。米国人にありがちなヤンキーっぽい騒々しさがない。静かで落ち着いている。ヨーロッパ系か北欧系らしい。
その年長者が私に問いかけてきたのである。
「キョウイクイインカイハナンカイデスカ?」
キョウイクイインカイ?
「教育委員会?」
「ソウデス。ドコデスカ?ナンカイデスカ?」
受付で聞きゃいいのに。場所を知らないで乗り込んでくるなよ。私はエレベーター内に掲示してある各階案内を見た。
教育委員会が無いのである。見当たらない。
じーっと見入ったが見つからない。首をかしげた。既にエレベーターは上昇しているのだが、私は自分が下りる階も忘れて階層にある各部署を1階1階チェックし始めた。下から上へなぞったんです。次に上から下へなぞるように。
「ここに無いですよ」
「ナイ?」
外人めから「そんな筈はない」という目をされたよ。
ここでめんどくさくなって「I dont know」って言ってもよかったんだけどね。首を傾げるだけで無いのが伝わったようだが。ここで諦めていいものだろうか。

私は海外に一度も行ったことがないので後で調べたら「I dont know」だと「知らねぇよ」のようにぶっきら棒に伝わるのですか?「I m not sure」の方が穏やかだというが。
まぁそんなことはいい。年長者は「キョウイクイインカイ、コレデス」と言いながら名刺を差し出した。
その名刺には確かに文京区教育委員会とあり、所在地・番地は明示されているが、電話番号が表示されていないのだ。公職の窓口の方は名刺をあまり渡したがらないというが、名刺に電話番号が表示されていても直通電話でなく代表電話であるケースが多い。でもその代表電話すら明記してないのである。

そんな問答をしている間にエレベーターは私の行き先に着いたがそこで私は下りなかった。見落としてないか階層を再度チェックし続けたのです。
エレベーターは更に上に上がり、そこで人を乗せてまた降下し始めた。私は目的地に行けないじゃないかよ。
「やはり無いですな」
「ナイ?」
そんな私を疑うような目で見るなよ。無いものは無いんだ。
しょーがねぇなぁ。私はi-Phoneで名刺に記された番地を検索した。そしたらここシビックセンターが表示されたのである。
「場所は確かにここだが・・・」
「アリマセンカ?ソンナワケナイデショ」
この外人め。また上目使いに私を疑うような視線を向けてきた。私も眉間が険しくなった。知らないのか?と挑まれたような気がしたのである。
それにこの外国人、知らないとはいえ私の公用をジャマしているのに気付いていないようだな。自分たちの都合しか考えてないだろ。または「日本人は外国人に親切」「道に迷ったら聞けば親切に教えてくれる」そういう人種と決めてかかり、他に人もいるのにあろうことか私なんかで実践しようとしているのかと多少の悪意を持って考えてしまった。
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エレベーターは1階に着いてそこで人を乗せてまた上昇し始めた。1階で下りた人はずーっと問答をしている私と外国人2人、計3人を怪訝そうに見ながら下りていったね。次に1階で乗って来た人は「こいつら下りないのか?」と思っただろう。
年長者の外国人は「モットモコレ(名刺のこと)、2015ネンノコロダカラ・・・」
私を疑うような眼差しで見たくせにやや諦めがちになった。受付の総合案内で聞けばいいと思った時にはエレベーターは再度上昇している。下りる人も乗ってきた人も私とその外人2人との問答を不思議そうに見ている。私はこの外国人の同行者じゃないぞ。

もうひとりいる付き添いの外国人男性はデカい人で、さすがに自分たちの問いかけが私を目的地へ向かうのを足止めしているのに気付いたらしい。見かねたのか私を気遣うように「イッタンオリテ、アラタメテ・・・」と年長者に言ってから私に向きなおり「オイソギデショウカラ」とは言ってくれたのだが、それまでめんどくさかった私は意地になった。ここで引き下がれないと思った。何らかの結論を引き出さないと気持ちが悪い。
キョウイクイインカイとやらはホントにここなのか。シビックセンターの何処かにあるのか。何とか委員会とかは本庁舎でなく別の場所にある分庁舎にあるケースもあるからね。

再度エレベーターが下降した時に閃いた。今私らが乗っているエレベーターは下層専用なので13階までしかない。併設されている26階までの高層エレベーターの14階から上の何処かにキョウイクイインカイはあるのではないか。
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低層エレ2.jpg
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私は連れの男性に13階を指し、その上をなぞって「ここから上にあるんじゃないか?」
連れの男性も目を見開いた。

意図が伝わって1階に着いたので、私は2人の外人を押し出すように連れ出し、低層エレベーターの隣に併設されて稼動しているブルーで表示された高層エレベーターの各階表示に案内した。
高層エレ3.jpg
まださきほどのフルートリサイタルがピーヒョロピーヒョロ続いている。それまで外国人に対して「俺を試してやがる」のささくれ立ったメンタルはフルートの調べを聞いた途端に消失したのは音響効果というものだろうか。
キョウイクイインカイを探した。
それは20階にあった。
「これだよ」
それは20階にあった1.jpg
それは20階にあった2.jpg
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それを指し示して高層用のエレベーターを指して、
「ブルーのエレベーターで20階」
「Oh!!」
外人2人は目を見開いた。喜色を浮かべて頷き握手して別れた。デカい掌だった。
上がって、下がって、また上がって、そこで閃いてまた下がって、下りて案内して、送りさして、ようやく私は自分の目的地へ向かったのです。

公用を終えて1階に下りてさぁ次へ行こうとしたら、エレベーター前に外国人2人がいたぞ。
あ、まだいた.jpg
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まだウロウロしているのか。まさか20階に行ったらそこじゃなかったってことはないだろうな。
歩み寄った私は、
「キョウイクイインカイ見つかった?」
「Oh!!ミツカリマシタ」
「次は何処へ行くのさ?」
「チカイッカイデス」
「ああ、それなら大丈夫だね」
メトロで移動するのだろ。手を挙げて別れた。わかんなきゃ階段かエスカレーターで下りりゃいいさ。
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https://syukatsulabo.jp/article/2979から転載。
「日本人は親切であるイメージがありますが、それは「助けてくれ」と頼まれた時の対応が優しいからです。
日本人は外国人と違って困っている人を自ら手を差し伸べて助けることは少ないです。
しかし、助けを頼まれたら、親切に対応してくれます。
しかもその親切度は自ら積極的に手を差し伸べる人よりも高いです。」
そうなのか?
この記事は私自身を自画自賛してるんじゃないですよ。ヒネクレ者の私は彼らに親切にしたつもりなんかない。結果そうなっただけ。正直言うと最初は「こっちのジャマをしやがって」の気持ちの方が強かった。年長者の外国人が私に向けた疑うような視線もムカついたしね。途中で放りだしたくなくなったのと、自分を棚に上げて「親切だと言われる日本人」・・・そのメンツにこだわったのもある。国際親善なんてトンでもないですよ。
でもエレベーターの中で「わからん。他で聞いてよ」と諦めたら後で後悔しただろうね。
気持ちを幾分和らげたのはフルートアンサンブル効果かも知れない。
ネタにしてやろって。それがホンネです。
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シゾーカで懇意にしている現場 [人間ドラマ]

グンマーからシゾーカに飛びます。
私の出張先は主に群馬と静岡です。(稀に新潟)行く理由は現地のマネージメントなので、行ったら行ったで様々な人間ドラマがあります。
群馬のネタが多いですが、静岡も月に1回は行っています。静岡に関与するようになったのは2015年からですが、3年を経過してさすがに地理感覚も覚え、現地の人間キャラにも大分慣れて来ました。
新東名の駿河湾沼津SAから。
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静岡県は東京から行くと意外と遠い。静岡に停車する新幹線の本数も少ない。ホントに政令都市か。高崎より少ないね。
東西に長く広い県なうえにウチの現場は静岡市内から外れており、今日のネタの舞台である静岡県の東から西は遠州・浜松方面まで点在しているので県内での移動もタイヘンです。
ウチの社、さすがに伊豆に支店は無いです。
私は会社に「伊豆に出店するのは止めてくださいね。伊豆ってイメージはよくても遠いし渋滞するし。管理するのタイヘンですよ」と言ったことがある。

静岡エリアへくるまで行くには東名や新東名を走ります。だけどくるまの場合、往路は快適だけど、夕方に静岡を出ると帰路に神奈川に入ってから必ず渋滞する。
下手したら大井松田か秦野辺りから、厚木を経て横浜町田まで断続的に渋滞する。疲れるので最近はくるまは止めて電車で行くようになった。
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昨年の中ごろから静岡のとある現場の社員たちが何でか知らんが私になびいてきた。
懐いてきたというか、なびいてきたんです。
その現場は河東にある。河東(カトウ)って今でもそう呼ぶんですか?今は呼ばない?まぁ富士市、沼津市、三島市辺りと思ってください。
そこには仮称でA子、B子、C子、3人女性がいて、リーダー格の女性をA子としておきます。A子の上長に男性がいていい人なのですが、女性3人に押されてるといっていい。
A子は私とひとまわり下かな。行って用事が済んでそこを出る際に必ずといっていいくらいに、
「今度いつ来ます?」
「来月は来れますか?」
行くのが決まると今度は「何時頃に来ますか?」
そう言われると、行かなきゃいけないのかな?と思った。どうも嫌われてはいないらしいなとも気づいた。だったら対応しようじゃないかって気になるものです。
そこには2015年に初めて顔を出したのですが、そこに関わる発端は現在もいるスタッフC子の新規雇用面接だった。
行ったら行ったで矢継ぎ早に質問攻めに遭うのです。「聞いていいですか?」から始まり、社の方針やら今後の展望やら、大きい質問から細かい枝葉の質問とかも。
「来月ウチに東京から応援に入る某社員ってどんな人ですか?」
「今度昇格した誰々ってどんな人ですか?」
「今年は静岡勤務希望の新卒っていますか?」
「こういう問い合わせは誰にすればいいですか?」
「私たちのことを本社の誰が評価してるんですか?」
他細々した内容が多い。私が知らなかったり答えられない内容もありますが、聞いてきた質問を逃げちゃダメなんです。その場で即座に回答するように努めた。
私が間違ったことを言って会社の決定事項と受け取られてもマズいので、回答する際には「あくまで自分の私見だよ」
質問が相談にUpすると「後で正式に連絡が来るかも知れないが、今はこうしたらいい」のように、言葉や言い方を選びながら極力その場で応えるようにした。そうするとA子、B子、C子他、相手の目のイロが変わるのです。自分らの質問や疑問に応えてくれるのウレシイみたいだ。
既に登場してましたね。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-08-14
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-09-05-1
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-11-03-3
これらは昨年の夏の記事で、その頃から休憩時間に一緒に昼ごはん食べながらQ&AのTALKを重ねてきたのです。
その代わり静岡のランチグルメネタが減ってしまったのですが。
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これは道の駅で富士宮焼きそばが出店してたので、ソース味、塩味、2種類購入して持ち込んだのです。右がソース味で、左が塩味。
過去記事の如く電子レンジでの温め方がイマイチわからないので温めてもらいました。「電子レンジまだ使えないんですか?」を言われたような。
「焼きそば2つ多くないですか?」(A子)
「多いけど。前に富士宮でソースと塩のハーフ&ハーフを食べたことがあるけど。ハーフだと何だか中途半端で物足りなかったんだよな」
他の連中はお手製の弁当だったり。くるまで5分のとこにあるコンビニ弁当だったり。
「2つで多くないですか?」と言ったA子は「焼きそばは富士宮焼きそばに限る」と主張して譲らない。家でも作るそうである。
「〇〇さん富士宮焼きそばお好きですか?」
実は私あまり好きじゃないのね。麺は固くてゴムみたいだし、肉かと思えば油カスだし、削り節が多過ぎるし。食べてる周囲に粉が飛び散るし。
普通の屋台のソース焼きそばの方が好きなんだけど。できれば群馬の居酒屋のように具無し焼きそばがいいな。
だが東京から静岡に出張して来てそこの食文化を「嫌い」とか言っちゃぁ仲間に溶け込めないですよ。
「焼きそばなら何でも好きだよ。居酒屋でもあれば食べるし」
「居酒屋に焼きそばってあるんですか?」(A子)
「あったりなかったり。魚中心の居酒屋にはないよ」
「ひとりで飲みに行くんですよね?」(B子)
「そうだけど。何で知ってるんだ?」
「いつもひとりで泊まられてるから。藤枝でしょ?」
「どういう店で飲まれるんですか?」(A子かB子)
「暖簾がかかっている店」
それは都内の店のこと。焼津の「どんた久」や静岡市の廃屋酒場「紀尾井」とか具体的には言ってません。そこは内緒、秘密にしています。
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質問の多いオンナA子があるとき私に言うには、
「この会社って転勤あるんですか?」(A子)
あるに決まっているじゃない。でもそうは言わないで平成24年の自分の群馬経験を話せばいいだけですから。
「転勤?ありますよ。自分1年群馬に転勤してたし」
すると「そうなんですか?」「何で転勤させられたんですか?」とくるんです。そう聞かれたからには多少はイロをつけて「上に逆らったからですよ。ペナルティでね」とは言ったね。これは半分ホントで半分ウソなのです。ペナルティを受けたのは群馬に行くもっと前です。
「何でそういうこと聞くの?転勤したいの?」
そう突っ込むとそこの上長が慌てふためくのですが。
「いえいえいえいえアタシは無理ですよっ。あるのかな~って聞いただけです」(A子B子)
「転勤ってのは会社都合による転勤と、女性社員が嫁いで旦那さんの都合で転勤する自己都合とあるんだけど。旦那さんの転勤先にうちの支店があればいいんだけどね」
「無かったら?」
「自己都合で退職になるだろうね」
次に聞かれたのが、
「降格ってあるんですか?」(A子)
何故そういうキワドいことを聞くかな。
「あるよ。私が実際そうだったし」
私は前述のように数年前に上に逆らって1階級落ちてるんです。A子はさすがに聞いちゃいけないことを聞いちゃったかな~というカオになっていた。
そしたら次に、
「昇格ってどうすればいいのですか?」(A子、B子)
昇格したいのではなく、社員等級をUpして収入を上げたいらしい。
「それにはプロフェショナルコースとマネージメントコースとあって・・・」と説明しなきゃならない。そんなの知らねぇよって言ったらダメです。
こうして受けていると質問の中には「え?そんなことも知らないの?」と驚くけど簡単な内容も多いたのだ。要は静岡の連中は会社や本社から発信する情報に疎く、情報や指示命令の裏が取れてないのがわかった。自分たちだけで判断した認識が正しいのか間違いがあるのかわからないらしい。会社のいろんなネタに飢えてるんですな。私はそこへつけいった。

昨年ぐらいからなびいて来たそこの連中が、いつだったか私が行く時に、
「何時頃来ます?」
いつもそう聞かれるんです。
「午後診の前だね。13時過ぎには入れるかな」
「だったらお弁当がありますよ」(A子かB子)
「弁当?」
メーカー主催の勉強会で取り寄せたが1個多く頼んじゃったらしい。「もったいないから食べてください」
私は地元のどっかのグルメ探訪をしたかったのだが、せっかくの好意を無にするのも何だし。弁当を廃棄するのもったいないし。
「いいんですか私なんかがいただいて。私がいただくことで誰かの分が減ったりしない?」
遠慮しかけたが結局ご相伴にあずかった。連中とテーブル席を囲んでランチ会になった。それがこの写真。
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ところがですね。
こういう仕出し弁当って時間が経つと大抵美味しくないんですよ。冷めちゃってるからね。
まず肉がカタイな。パサパサしてる。冷えてるからか。
ふと皆の顔表情を見たらあまり美味しそうに食べてないのがわかった。
いろいろ詰めてあったが、ハッキリ言ってどのおかずを食べても殆ど美味しくなかったのよこの時は。
おかずの名前を連ねたお品書きもついて来たのですが。
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しいたけのギリシャ風って何さ?何がギリシャ風なんだろう?
牛タンハンバーグ?牛タンなんか冷えたら固いだけですよ。
こんにゃくと白インゲン豆のブイヨン煮?
エビ入りポテトサラダ?五目焼きそばに入っている小さいシバエビが1尾でしたよ。
マスの竹炭パン粉揚げは単に真っ黒なだけ。
桜海老の出汁巻はまぁかろうじてエビの香がしたけど。
「どうですか?」(A子)
「う~ん・・・」
ここで「美味しいね~」とでもウソ言うと信頼無くすなと思ったのでハッキリ言いました。
「いただきもの、お裾分けでこういうこと言っちゃ悪いが、イマイチだなぁこれ」
そしたら男性の上長を除く三者女性が一斉に、
「ですよね!!」「ですよね!!」「ですよね!!」
我が意を得たりというか。不味いとまで言わなかったが、お惣菜のひとつひとつをどうこうあげつらい始めた。イマイチと最初に言い切った私自身が「これって温かければそれ也に美味しいのかな~」とフォローするハメになった。
「そうかもしれないですけど。何かひとつひとつがヘンですよね」(A子)
「店のその日のおススメを無理して詰め合わせ過ぎじゃないか。違う味どうしがくっついちゃってるし」
「このしいたけのどこがギリシャ風なんですかね」(C子)
「ギリシャに行ったってワカランだろうな」
3人の中でいちばんおとなしいC子までがそう言うようになった。でも味の違うもの同士が隣同士になって喧嘩になっちゃってるんです。
「どっから取り寄せたのさ?」
聞いたらこの仕出し弁当は静岡市の駿河区馬渕の「Cest La Vie」(セ・ラ・ヴィ、紀尾井さんご存じですか?)から取り寄せたものだという。場所を見たら静岡駅から海側で紀尾井さんと反対側だった。
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「静岡市からここまで取り寄せたの?」
指定したのはメーカーの営業さんだそうだが。
「距離があり過ぎだよ」
「確かに遠いです。後でメーカーさんに感想を言わなきゃいけないんで。美味しくないって言っときますね」(A子)
「言ってもいいけど」
「東京から来た人がイマイチだって言ってたって」(B子)
「それって私のこと?私がマズイって言ったってことに?」
「お願いします。本社のエライさんが来てイマイチだったって言っときます」(C子)
「エライさんて私のことか?別にエラくない。エラそうにしてるだけ」
このランチ会で食べた後でまたまたいろいろ質問攻めになるわけでさ。
その後、もう1回仕出し弁当を取り寄せてまた誘われたのです。「またよかったら食べませんか?」と言われた。
前回のがあったので有難迷惑に思ったのですが、あまり期待しないでお昼に立ち寄ったら。。。
弁当1.jpg
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これはまぁ悪くは無かった。静岡市葵区馬場町にある「ローストビーフの店Don幸庵」から取り寄せたんだと。
この店は紀尾井さんご存じではないですか?宮ヶ崎商店街の近く浅間通りですよねこれ。
処理済~ランチ会1.jpg処理済~ランチ会2.jpg
この日も質問責めに遭った。この日は困ってしまう内容だった。都内の某現場とモメたというか、カチンと来たんだって。
「何あの言い方は?ってなったんですよ」(A子)
「相手は何処さ?」
「相手はですねぇ」
聞いて驚いた。私が懇意にしているというか、このBlogにも登場した山女Uというクサレ縁女性だったのです。
「Uとモメたぁ?」
「Uさんていうんですか。あっちのミスなのに『そっちで修正すればいいじゃないですか』って一方的に言われたんですよ」(A子)
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-02
Uの現場から商品を移動したら、出した側の伝票個数と受けた側の実際の個数が違ってたんだって。それを「そっちで修正しといてください」なんだけど、その言い方がキツかったと。
「U(山女)がそんな言い方したの?」
「そうですよ。まぁその後でUさんのとこの若い店長さんで名前なんだっけかな?そうそう、Dさんだ。Dさんが『こちらのミスでした申し訳ございませんでした』って丁寧に言って来ましたけどっ」
その丁寧に言ってきたDという女性も登場しています。
「Uは現在〇休中だよ」
「そうなんですか。Dさんの方が声が若っぽかったから、あれ?なんでかな?って思ったんですよ」(B子)
「Dは最初はUの職制上の部下だったが、Uが〇休に入るのでDに権限を委譲したんだよね。ああそう、参ったな・・・」
「何がですか?」
「私はUとは10数年の仲で結構親しい方なのよ。何かあると君らじゃないけど必ず私んとこに苦情が・・・」
「苦情?アタシたちも?」(A子、B子)
「あ、いやいやいやいや訂正(慌てたけど実際言ってる内容は苦情じゃねぇか)Uは〇休に入ったからいまは出社してない。その後を引き継いだのがDで、私はDの披露宴にも呼ばれてるんだよね」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-05-07-2
「そうだったんですか。Dさんトテモ丁寧なあいさつ文でしたよ。お若い方なんですよね」
「長になったとはいえ、まだ自分は若輩だと意識して低姿勢なんじゃないかな」
「でも何で〇〇さん(私のこと)が披露宴に呼ばれたんですか?誰と出席したんですか?」とまぁ質問の連射なのです。
ここで過去記事のDの披露宴に何故私なんかが呼ばれたかを説明したが今回は割愛させてください。新人時代のDと私が組んだことがあるのです。
問題はですね。私が過去から因縁のある山女Uと披露宴に呼んでくれたDと、信頼関係ができかけてきたこの静岡の現場がモメたのが困るのですよ。山女U、Dとそこにはもうひとり草の者8号までいるので、都内の私のシンパ3人が静岡で今一緒に弁当食べてるここの連中とモメちゃった。「もうあそことは関わり持ちたくない」とまで言い切られたからね。
ここは私がアタマ下げるしかないな。
「内容はわかった。ボタンの掛け違いかも知れないが。すまなかった。このとおり・・・」
アタマ下げましたよ。
連中はちょっと慌てた。
「あ、〇〇さんが謝ることはないですどうのこうの・・・」とは言ってたがね。
「UもDも私と関係長い連中だからさ。私から注意しようか?」
「いえいえいえいえそれには及びません」
また別の日。
この日に持参した昼食はどっかの施設の子たちが出店で販売していたこれだった。
普通の焼きそば.jpg
「あ、富士宮焼きそばじゃない~」(A子)
「これはどっかの施設の子が出店出してたんだよ」
「そういうのありますよね」
「一生懸命声をからして売ってたからさ」
で、皆でモグモグ食べたこの日に交わした会話は今でも覚えています。静岡エリアを担当する事務リーダー、草の者7号への不満だった。
7号は現場に指導する側なのだが、どうも現場と相性が悪いのか、特にこの連中と合わないらしい。
私は草たちの正規の上司ではない。ある特定業務を委託していますがそこで指示するだけです。期日までにやってくれればいいので草たちの人物どうこうはあまり関係ないのである。
「また何があったのさ?」
昨年、静岡の各現場は社内監査であれこれ引っ掛かったのだが。その際7号が各現場を指導した時、
「〇〇さん(草7号)の言い方って上から目線で、これはできてますか?合ってますか?だけなんですよ」(A子)
「何がどうすれば正しいのか、これって合ってるのか間違ってるのかアタシたちはわからないんです。具体的な説明がないまま、こうすれば合ってる、このやり方は違ってるって。それだけじゃわかんない~」(B子)
わからない也にそこは考えて欲しいんだけどな。
もうここから先は誰が何を言ったかめんどくさいのでAもBもCもDも省略します。
「彼女って主任ですよね?」
「主任ってアタシたちより給料いいですよね?」
やっかみかこれ?
聞かれたことにはいちいち応えますが、待遇給与面の話題になると私は「勘弁して欲しい」と思う。私のことも「アイツはいい給料貰ってるんだから」とでも言っちゃいないだろな。
「会社が選んで抜擢したんだから多少は給与上乗せしたろうけど」と答えましたけどね。

7号は遠州の人間なのでここ河東まで遠い。
「こっちには滅多に来ません」
「これは間違い。これは合ってるも業務メールかFAXでしたよ」
こっち(東)の現場に来ようとしないクセに電話やメールでその言い方はなんなんだというのです。
こっちには来ないクセに・・・これが明日Upするネタでまた導火線に火を付けてしまうことになるのですが。

7号は身体が弱く、勤務実績を見てると頻繁に休む時がある。それを言って弁護しても「アタシたちだって身体が丈夫ってわけじゃないです」と言われた。

私は自分が懇意にしているこの河東の連中と、陰の配下である草の者7号が合わないのが気になっていた。
静岡県は東西に広いから気質の違いかと。それもあるがホントの理由がわかった。もう書いちゃいますが、静岡の現場はもと別会社で、数年前に前オーナー社長が私らの社に売却したのです。
前オーナー社長は超ワンマン。言うことは上位下達で絶対服従。各現場に来ると直立不動で最敬礼とまでは言わないが社員はピリピリしとったそうです。
7号は前オーナー時代にその社長の口利きで入ったという。お気に入り。社長が運転するくるまの助手席に乗っていたとか社長のカバンを持っていたとか。まぁ秘書のように振る舞っていたらしいんだな。本人はそのつもりはないのかも知れないが周りから見たらチヤホヤされてたように見えたという。だから「前社長にヒイキされていた」「上の者に媚びる」そういう視線で見られている。草7号本人は全くその気はないのにそれに尾ひれが付いて、他の社員より心持ち給与が高いらしいとか、明細を見たわけでもないのにそういう風に見られているんだと。
だが、7号の正規の上司に聞いた話で、
「確かに彼女(7号)は前社長に気に入られてました。当時は前社長の言うことは絶対で彼女も言われたとおりに動くしかなかったのです。でももう前社長もいないし会社も変わったので、彼女も昔のイメージで見ないで欲しいとこぼしていましたよ」
だが一旦そういう目で見られるとイメージを払拭するのってタイヘンなのだ。
実はその前社長、ウチの本社フロアの別部署にいます。
もう権限無いし、大勢に呑みこまれてポツンと座ってる。
私も一昨年、静岡の難件に手を焼いて相談したことがあるが腰が低かったですね。昔ワンマンだった片鱗はもうない。丸くなっていました。
ジャン妻が伊東甲子太郎の部署に行くと、そのもと社長さんとも接点ができるらしい。

静岡の連中とは1年住んだ群馬のように短期間でドーンと関係が急上昇したのではなく時間がかかった。
群馬ほどホットラインにはなっていませんが、静岡の社員と2年3年時間かけて関係を構築できたのは、草7号ともうひとり問題児がいて、その2名への前の社長のエコヒイキのせいで他社員の不満が今でも燻っていてそれが仲介媒体になったのです。要は自分の部下(陰だが)7号を踏み台にして関係を築いたようなところがある。
「それは違うんじゃないかなぁ」
ジャン妻はそう言ってくれるが。

7号は他の草たちのような可愛気が薄いし、やはり私から見ても「コイツ楽しようとしてるな」というのが見えるんだな。静岡は東西に広く長いから移動がタイヘンなのかも知れないが、それを「遠い」という理由で端っから動こうとしないところがある。明日Upするネタでもそう。
そうなると私の出番が増える。現場にしてみりゃ7号は地元の人なのに動こうとしないから「東京から〇〇さん(私のこと)がわざわざ来てくれてる」となるじゃないですか。「遠いのにすみません」が「次はいついつ来れますか?」の歓迎モードになり、そう言われると私も気分いいし、私もズルいところがあるのでそうやって自ら動いてたら自分のポイントが上がっちゃったんですよ。7号の怠慢とまで言わないがそれに便乗して関係を築いたようなものだ。

次にこれ。義理チョコ。
これは今年のものですが昨年も貰った。「今度いつ頃来ますか?」「2月のいついつかな」って会話した後で行ったら用意してあったの。
チョコ.jpg
本社でソリの合わないオンナ他からバレンタイン義理チョコを配ってても「いらねぇ」「俺がそんな甘いモン喰うかよ。何年一緒に会社にいるんだ」と突っ返すのですが、ここでは素直に受け取った。
この時も言われたのが「いつもウチらの為に動いて下さってるから」
いやいや、私は自分の仕事で動いてるだけですよ。そう言ってる背景にはやはり動きの悪い草7号への不満があるんだな。7号がもうちょっと稼動力があれば私なんかが頻繁に来る必要もないのだ。
でもこのBlogは7号のBlogじゃない。私のBlogです。いつまで経ってもUpできないままお蔵入りするのはイヤだし、私は動くことで関係を築けたからこうしてUpしてるわけ。
上司はあまりいい顔をしない。「それって〇〇さん(私の事)自ら行かなきゃならないんですか?〇〇(草7号)に任せられないんですか?」って今でも言われてますがね。
次のこれは義理チョコではないが。1月年始に行ったらススメられたの。「食べてみてください」って。抹茶チョコです。
抹茶チョコ.jpg
これはよ~く見ると表示されている数字が低い(パッケージ表示が薄い)ランクは甘さが勝り、数字が多くなってパッケージ表示が濃いほど味が緑茶並にシブくなるのです。
A子からからかい半分に濃いのを渡され口に入れたら超ド級のシブさで、
「なんだこれはぁ」
「ダメですか?やはりダメですか?」(嬉々とするA子)
「このシブさはチョコとは言えないんじゃないのか」
「甘いのお好きじゃなさそうだし」
甘さを抑えたブラックチョコレートとも違う。単にシブいだけなのです。このチョコの残骸がこないだまで休憩室に放りだしてありましたね。このチョコ、おそらくゴキブリも避けて通るんじゃないか。7段階に分けて甘さと渋さが逆転するこのチョコは好きな人は堪らなく好きになるらしいが、甘いものが苦手な私でもダメだったな。

その静岡の飲み会に呼ばれたんですよ。
「新年会やります。よかったら来ませんか?」
A、B、Cたちからご近所付き合いのように軽いノリで言われた。静岡は東西に広いので全員招集は無理だったようだが、この3人以外に8人ほど集合かけたんだって。
当然宴会コース料理ですが、これまで食べたことない料理に初トライした。
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これはいったい何だ?
(続く。。。)
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何だか上手くいかない日 [人間ドラマ]

今年初めて群馬に来ています。
昨夜は一軒だけでホテルに戻って9時半に寝てしまい、そんな早くに寝たら朝5時前に始発電車の走行音で目が覚めてしまいました。ルートイン高崎は線路沿いにあるのでガタンゴトン音が小さくないのですよ。
あまり期待できない朝食バイキングまであと45分。レンタカーの予約時間は9時半、それまでホテルの部屋にいようかな〜。

さておき本題です。
日常で、何だか上手くいかないなって日があります。
相手がミスったり、自分がポカやったり。
電車が遅延したり、運転見合わせたり。
自分が原因でも自分以外の何かが要因でも、その日の予定が狂う時も多々あります。「上手くいかねぇなぁ今日は・・・」ってのがあるんです。

未明から昼にかけて雪が降った2月2日。
積雪その他でダイヤが若干遅れたのもあって、ある申請事項を持って都内にあるウチの現場へ立ち寄ってから某行政へ行こうとしたのですが、途中で胸騒ぎがしてカバンの中を見たら、その大事な書類が入っていなかった。
自分のデスクに忘れたか。前夜退勤する時にカバンに入れたつもりだったのが。
入っていなかったんです。

慌てて本社に戻ったのが9:50、私の行き先ボードには昨夜自分で「どこそこに直行」する旨を書いてあるのだが、出すべき書類を取りに戻った体裁の悪さ。
9:50にデスクに戻るなんてのは知らない人から見たら10時~シフトに変更したように見えるだろう。または大幅に遅刻したとか。
書類はデスクの上の束にあった。それを持ち出してすぐ出ようとしたら、ひとりピントがズレた部下(男性)が、
「お帰りなさい」
私は自分のミスを指摘されたようでムッとした。うるせぇこの野郎って思った。別に帰社したんじゃない。忘れものをしたんで取りに来ただけだ。
「すぐ出るよ」
追加が発生したとかその場は言ってごまかしたが「すぐ出るよ」はメチャメチャ不機嫌な声音で言ってるのが自分でもわかった。左右の目の間も強張ってる。

その部下は私の不機嫌を知らないで言ってきたに過ぎないが、私が不機嫌モードになったので、その部下も前にいるソリの合わないオンナも周囲の上役(私より若い次世代たち)たちも、誰も私に話しかけようとしなくなった。
空気が重い。
重くしたのは私だは。
私はサッサとその場を離れて再度外出した。
止んだ雪がまたパラつきだした。

(前にもこんなことがあったな。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-08-04
この時は新幹線に乗ってしまい、ジャン妻に東京駅改札まで持ってて貰ったんだっけ。)

自分で自分のミス、忘れものにイヤになったのですが、外に出てまた気付いたことがある。
書類に印鑑を押していない箇所があるんだった。
持って出た書類には2月1日付で労働契約を結んだ派遣スタッフとの証書がある。それには「私どもは下記事項を条件として使用関係にあることを証します」とあって、使用者と被使用者の住所とフルネームを記載して双方捺印するのです。
(ただ、ホントの契約書ではなくてあくまで行政に出す証明書です。だから給与等は記載されていない。要は水増しした幽霊従業員ではないという証明なのですよ。)
使用者は雇う側だから、ウチの会社所在地、会社名、代表取締役とフルネーム、そして法人印を捺印済みです。被使用者の多くは新規雇用した正社員で、その社員の住所とフルネーム、そして個人の印鑑を捺印するのですが、今回の場合は期間限定の派遣スタッフなので私は会ったことがないし、相手の印鑑も押してないのに気付いた。

派遣会社の営業をとおして名前だけはわかっている。だが派遣会社を通じて「三文判を持ってきてください」と伝えていない。
正社員ではないので派遣会社の営業を通さないといけないのだ。今から行く現場でその派遣スタッフと会うのですが、おそらく三文判は持ってきていないだろう。

私は証書に捺印するだけの為に、従業員の名字だけの三文判を600本ほど持っています。当人たちから預かったんじゃないです。経費で買ったの。
佐々木とか石川とかよくある名前なら既に在職している社員、もしくは退職した社員の印鑑を捨てないで持っているのでそれを流用できるのですが、初めての名前だと行きつけのハンコ屋で安い三文判を購入します。だが新規に採用した社員の名前が難しい漢字だったり、滅多にないような珍しい名字だとハンコ屋で作って貰わないといけない。
よくあるのが、澤、齋、邊、瀬ではなくて瀨(刀です。)、ハシゴの髙とか。桜ではなく櫻とかも。
最近では吉岡という名字で、上が「士」ではなく「土」ってのがいました。上の横棒より下の横棒が長いんです。吉野家の吉ですね。
戸籍上の漢字で出すのでそこは結構重要で、簡易的な文字だと二重線引いて訂正くらう時がありますが、ハンコはそうはいかない。
旧タイプの漢字があると既製品で置いてないので注文になります。ハンコ屋にもよりますが、掘るのに20分ぐらいかかる。一度、どっか地方のホームセンターでセルフの自販機、のようなハンコ作成マシンがあったが、あれは30分かかったですよ。
今日これから会う派遣さんは珍しい名字だった。由永(ヨシナガ)という姓。ありそうでなさそう。これはおそらく既製品ではないな。ハンコ屋に向かった。

時間を見たら10時になろうとしていた。
ハンコ屋は役所の前にある文具屋なんかだと9時にOPENしているが、Office街のハンコ屋はたいてい10時OPENです。(学校の前の個人文具屋って見なくなりましたね。)
だが、よく行くハンコ屋が10時過ぎても開いていなかった。そこはいつも気のいいオッちゃんがひとりで営っているのですが。
こっちは待ってられないのですぐ別のハンコ屋に向かった。ハンコ屋は探すとなかなか見つからないものですが、そこの界隈で私は3軒ほど押さえてあるのです。

2軒めに行ったら、この由永という名字は既製品にはなくて新たに作らないといけないことがわかった。
「30分くらいかかる?」
「そんなには。20分もあればできます」
「じゃぁお願いします」
私は「外で電話してきます」と言って一旦ハンコ屋を出た。雪は氷雨になっていた。

外へ出て考えたのだが、私の業務は役所が閉庁する17時までが勝負で、窓口によっては12時~13時には休憩で閉じてしまうか関係者が不在、あるいは少なくなってしまうところもある。
自分のダブルミス(書類忘れた、ハンコを忘れた)で朝遅れた分を12時~13時で補填しようと思った。その時間帯を移動に充てる。
ではハンコ屋が掘っているこの時間に腹こしらえを済ますしかないと決めた。こういう日は何処で何を喰っても一緒なのです。
官庁街やOffice街だとファミレスもないし、早い時間帯なのでスタンドか牛丼チェーンぐらいしかない。
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朝そば2.jpg
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香ばしい揚げたてのかき揚げ。汁もネギも美味しいが生卵を入れたのは失敗だった。汁が薄くなって美味しくなくなっちゃった。
蕎麦をすすりながら思った。こりゃボリューム的に足りないな。後でまた腹が減るな。

ハンコ屋で難しい名字のハンコをGETしてさぁ現場へ向かおうとしたのだが。
またまた胸騒ぎがした。
今から行く現場は、今日1日付で契約したその派遣(由永さん)とは別に、1日付でその現場に新しく異動した社員がいるんです。
書類は揃ったので、その現場によって派遣さんと、同日付で異動したU紀子という正社員、2名の資格証明書原本(コピーは不可)を預かり、行政窓口にその証明書原本を提示しなくてはならないのだ。

派遣スタッフには昨日、営業をとおして「資格証明書原本を持参お願いします」と伝えています(同時に三文判もお願いしますと言えばよかったのですが)。もうひとりのU紀子には1月終わりに「2月に入る派遣さんと併せて出すから資格証明書の原本を持ってきてくれ」と電話で伝えてあるのですが。
イヤな予感がした。U紀子はアタマの回転が速い子だが忘れっぽいところがある。私が伝えた「持ってきてけくれ」を覚えているだろうか。ちゃんと持って来てるだろうか。

この日の朝9時過ぎだからデスクに書類を取りに戻る途中で、そこの上長に、「2人とも資格証明書原本持ってきてるか確認してくれ」とメールしたが返信がない。
業務携帯鳴らしても出ない。混雑してるのかな。
12時~13時を移動に充て13時に窓口に入るとこから逆算したら12時半には現場でその証明書を預からないと間に合わないのだが。

後でジャン妻に「現場の外線電話に直接かけたらよかったのに」と言われたが、私は店の営業電話に直接かけるのを好まない。そういう外線は客先や医療関係者とのホットラインであるべきで、社員に業務携帯を持たせたのだから出なきゃいけないんです。すぐに出れなくても着信チェックしろよと。
上長から返信も着信もないので、もういい現場に行くしかない。そこで脳裡に浮かんだ一抹の不安は「U紀子のヤツ、前の現場で約束した日に証明書を忘れたことがあったな~」というもの。

12時半に現場に着いた。そこの上長は男性で、「派遣さんの資格証明書預かっております」と言う。
「ああそう。U紀子のは?」
そこで上長は固まった。シマッタという表情である。確認してないな。
「本人呼んでまいります」
そしたらU紀子が固くなってかしこまって私の前に現れ、
「すみません。証明書家に置いてきてしまいました」
「忘れたってか」
「ハイ・・・」
離れたところに初めて会う派遣スタッフがいた。私はU紀子と男性の上長と、今日初めて会う派遣さんに書類を見せながら己のカオをU紀子と上長に向き直り、
「この日付を見ろよ。2月1日付でU紀子と派遣さんの名前が入ってるだろ。同じ日に入った(入職した)んだよな」
「ハイ・・・」
「同日付で1枚の届出なんだから、資格証明書が2人分揃ってないと相手は受けてくれないんだよっ」
U紀子はうなだれかかったが、
「こんな雪の日に〇〇さん(私のこと)がお見えになるとは思わなかったので」
「そりゃ言い訳だろっ」
「・・・」
「私はU紀子がそう言うほど自分に甘くないっ。それは私に対する侮辱だ」
「・・・」
「雪は止んじゃいないが氷雨になってるし電車も動いてるし。派遣さんは正社員じゃないんだから大事な証明書を今日預かって今日届出を済ませて、今日お返しするべきなんだよっ」
これが正社員だったら「ロッカーに入れとけ」で済むのだが、派遣は他社なのでそうはいかないのである。
U紀子は凹んだ。上長もうなだれている。年長者とおぼしき派遣の女性が私の剣幕を見かねたのか「あの、私のは上長さんにお預けしておきますので、次回来られた時でも結構ですよ」
社外の派遣にまで気を遣わせやがって。
他社から来た派遣の手前、私は「U紀子が忘れたので今日は出せなくなりました。来週改めてうかがいます」と謝罪するハメになった。

派遣さんとU紀子は下がらせたが、上長に、
「携帯見てみろ」
「??・・・あ!!」
「あ、じゃねぇ」
「・・・見てませんでした」
やはりそうだったか。「2人とも持ってきてるか確認してくれ」を見ていなかったのである。
「そっちも忙しいのはわかるが、私の業務はここだけじゃないんだよ。この後、麻生区、町田市と廻らなくてはならないんだから」
「ハイ・・・」
「U紀子が忘れたのを事前に知ってれば私が来るまでもなかった。次の場所へワープできたのさ。役所ってのは17時閉庁までが勝負なんだから」
「ハイ・・・」
「それと、私は個人でU紀子の証明書を預かるんじゃない。会社として預かるんだから、上長が2人分を取りまとめて預かってくれないといけないよ」
「ハイ・・・」
「何の為の会社携帯だ。プライベートな携帯にプライベートな用事があってかけてるんじゃないぞ」
「申し訳ありませんでした」
ギュウギュウに捻じ伏せてしまったのです。
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その後13時過ぎに入った吉野家です。軽いの。汁抜きで。やはりあの蕎麦だけでは足りなかった。
外出の多い私は昼は100%外食ですが、行く先々によって「今日はどこそこにしよう」と取材対象を狙うのです。Blogに支配されている日常ですから。
でもこういう日のように、自分のミスだったり、相手がド忘れしたり、上長でありながら未確認だったり、続くとその日の昼は「もう何でもいいや」って思ってしまうんです。
だがこれは失敗だった。13時過ぎだからランチのピークが過ぎた頃合いで味が全く浸みていなかった。タマネギなんか殆どナマだった。
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やはり何があってもきちんとしたものを食べなきゃ後悔しますね。
だけど「こんな雪の日に・・・」、そういう言い方、言い訳をされるとはな。
届出もそうだが。ここまで来た私の時間が無駄になったのだ。
上長をギュウギュウ絞り上げたのは、その前に自分でミスった、忘れた、その怒りをぶつけたかのようで後味が悪かった。

気を取り直して麻生区、そして町田市に行ったら町田市の担当者(私の声をバリトン歌手と言った女性http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-01-31-1)が、
「まだ〇〇の届出が出ておりませんが」
「え?」
4号(草の者)のヤツまだ出してないのか。4号に電話で確認したら、
「あ、それって・・・そうか。2月になっちゃいましたね」
忘れてたわけではないようだが、そこだけスポッと抜け落ちていたらしい。
「発生日から30日過ぎちゃったから、代取の名前で遅延書(軽い始末書のようなもの)を添えないと受けてくれないかもな~」
4号他、草の者たちは私の正規の部下ではないので、前述のU紀子は上長のように余り強くは言えないところがある。昨年5号の物言いが悪かったので、上長の了解を得て口頭注意したのと、す~ぐ弱気になる群馬の6号を叱咤するぐらいです。
指示して町田駅に戻る途中でジャン妻から「今日は早くない」(定時ではあがれない)のメールを受信した。「早くない」イコール「先に済ませて」ではないらしい。なので家で待つには小腹が空くとみて、箱根そばのミニカレーなんぞを喰ってしまった。
ミニカレー1.jpg
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具の全くないサラサラしたカレーだった。小田急線町田駅北口店。おっそろしくコンパクトサイズのスタンドだった。詰めればギリギリ9人は入れるかどうか。。
町田市の後、最後の寄り場は横浜市泉区。そこでフィニッシュ。

U紀子のせいで遅れた届出は今週初めにクリアできました。さすがに上長も自分の責任で預かり、私に連絡きましたから。
U紀子が異動前にいた現場で聞いたのですが。そこのリーダーが、
「あの子(U紀子)うちのロッカーに私物を置いたまま異動しちゃったんです」
それには私物どころか異動先でも絶対必要なものが置きっ放しになっていたという。
「自分の身体だけで行ったのか?」
「そうなんですよぉ」
そこでU紀子の忘れもの顛末を話したら爆笑になったが、
「大丈夫ですかねぇあの子。いい子だったけど」
「もう4年生だぜ」
異動先の上長は私に「先日はすみませんでした。U紀子のことは長い目でみてやってください」と言ってきたが「アイツはもう4年めだぞ。後輩もどんどん入ってきている。6年生はすぐに嫁ぐか辞めるんだから長い目でなんか見るもんか」と言い捨てた。

Blogに支配される日常。
それ優先の日々。
ストーリーの主人公は私。
オチはなるべく良い顛末に持って行く努力する。
日常をUpしているので喜怒哀楽がある。喜哀楽ならいいのですが私も人間です。怒や苛の時もあるのです。
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新年が明けたからって何だというのだ? [人間ドラマ]

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毎朝寒いですね。
電車の中や会社の方が暖かいです。社内にひとり超暑がりの女性いて、事務所の空調温度を上げるので、そうなると暑くてしょーがないんですよ。
こんな暑いとこにいられるかバーローと言い捨てながら何か公用上の理由つけて外出しますよね。中が暑かったもんだから外に出てすぐはコートを脱いじゃってるんです。そのままコートを脱いだまま闊歩して寒風に吹き付けられてると、年末の「火の用心」で引いた風邪がまたブリかえす。
この3日間で風邪を治さないと。幸い私の風邪は治りつつある。ウツしてしまったジャン妻も「さっき、感動的なタンと鼻水が繋がって出た~」と妙な描写をしながら機嫌が良くなった。

5日間の嫌いな正月休みが明けて、昨日から出勤しました。
私が最寄駅に向かう途中の住宅地の路地は東側が山なので、冬場の朝は全く陽が照らさないのです。メイン街道に上がるまでブルブル震えながら歩きました。
メイン通りに上がって陽が射したところ。
初出勤の朝日.jpg
例年のことですが、出社したらそこらじゅうで「新年おめでとうございます」の繰り返しでうんざり。
電車が空いてたので8時半には事務所入りしたのですが、そこかしこで「おめでとうございます」「本年もよろしくお願いします」の繰り返しである。
(常識的にはアタリマエだが。)
ヒネクレ者で正月嫌いな私は常套文句である「明けましておめでとうございます」嫌いです。

70歳過ぎてまでいつまでも会社の一室に居巣食っている老監査役の年頭挨拶で始まった年始の朝礼は、
「今年は戌年です・・・」
(それがどーした・・・)
「今の時代、忠犬ハチ公だけでは乗り切れません・・・」
(シラーッ、バッカじゃないのか。)
「業績を上げる為に全社員の方々が昨年同様に一層の効率化をしないと・・・」
(だったらお前がサッサと辞めろよ。いつまでいるんだ。)
カッコ内は私の心の声です。
朝礼の後、各人がデスクに戻るのでもなく、そこかしこでいつまでもおめでとうございますおめでとうございます言ってるんじゃないっつーの。何がおめでたいというのか。昨年と同じだよ。さっさと日常勤務に戻れって言いたい。
こっちが気分悪くても屈託を抱えてても、おめでとうを言わなきゃなんないのが煩わしい限りである。
「○○さん(私のこと)新年明けましておめでとうございます」
「ああ、おめっとさん」
「今年もよろしくお願いします」
めんどくさくなって「良いおトシを」と言ってしまったのね。
いちいち言いに来なくていい。ウルサくなってきた。こっちはもう業務に入ってるんだから。1月は昨年末で有効期限の切れた〇薬免許証の交換で忙しいのだ。これは元旦を含めて14日以内に完遂しなくてはならない。今年1月の暦を見ると12日(金)まで実質6日しかないのである。草の者たちにも指示を出さないと。
そこを、「おめでとうございます」と言って言われて中断させられる。
故郷へ帰省したり海外へ渡航した者は、「どうだった?」、「どうこうでした」、「新幹線が混雑で・・・」、「渋滞で・・・」、「吹雪いてタイヘンでした・・・」・・・
土産話に花が咲いている。聞いて欲しいから?でも聞いてる側だってホントは聞きたくないに決まってる。だって自分に関係ないから。吹雪の中帰省、帰京したのはアンタの都合だろって。
早く業務に就けよっ!!
とは叫ばなかったけど、ウルサくなったので12月の勤怠届と出張&移動清算を経理に出して、前述の〇薬免許返納届出を持って外出した。

出る前、ある男性に声をかけられた。
「〇〇さん」
振り向いたらそこにいたのは・・・
伊東甲子太郎・・・。
「おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します」
私はやや強張りながら「あ、おめでとうございます」
「固いですね。もうお出かけですか?」
「ウルサいから事務所が。もう出ます」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-05-07-2の記事で私らの前から去った筈の伊東甲子太郎が何故ここにいるのか。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-10-24で再会してはいますが。)
この伊東が今年の何処かで、お・そ・ら・く・ジャン妻の一身上に大きい関わりを持ってきそうなのだ。

メトロを乗り継いで地上に出たところ。東陽町(江東区です)。
ボケているのか、いつもの出口を間違えて出てしまった。
江東区.jpg
江東区内の某現場に寄った。
そこのリーダーはMという女性でなんでか知らんが私のシンパらしい。群馬から戻った私に、「私のこと覚えていますか?」と言って来たので「忘れる訳ないだろ」と返したら目が潤んでたことがある。
「Hは?」
「あ、Hさんは今日はお休みです・・・」
「アイツいつ入籍だったかな?」
「ええっと・・・いつだっけかな。2月かな?」
Hは昨年の春に入社した若手女性ですが勤務1年に満たずしてもう入籍するのですよ。4年生と違って6年生は入籍が早いです。そりゃそうだ。4年生で22歳で入社するのと、6年生で24歳、または何らかの理由で25歳以上で入社するのでは全く違いますね。
新人研修で「お前らは学業中に2年間オンナの消費期限を費やしてるからな」とブッ放したら伊東甲子太郎から「そ、その表現はマズイです」と物言いが付いたからね。

Hは入社前に2年か3年浪人したか留年したからしい。私は昨年12月にHの入籍を耳にして、年末の忘年会に呼ばれたら私の前にHがいたので、「もう入籍だとぉ?早過ぎらぁ、まだ会社としてモトが取れてないぞ、ド新人の分際で会社をナメてるのか!!」と言い放ったらHは私にこう言った。
「私、新人ですが、もう適齢期なので・・・」
よう言うたなこヤツ。
「適齢期だと?その台詞をMの前で言えるか?」
「い、言えないですぅ」
言えまい。Mは40代でまだ独身なのです。
何で社員の入籍に私が関与するかというと、資格証明書免許証)の書き換えが必要だからですよ。医療業界は女性が圧倒的に多いので、入籍したら戸籍抄本を取って30日以内に免許証を書き変えなきゃならないのです。
だから、入籍する、入籍する予定、(その逆も)、そういう生臭い情報が早く入って来るのです。
H本人が不在なので、さてどうしようかと。入籍時の資格証明書の書き換え方、これを40代で未だ独身のM君を経由してHに口頭で伝える訳にもいかないな。
「空いてるPCあるかな?」
「あ、どれでも」
私は入籍の名義変更のやり方を文書に打って印刷。
「これをHに渡してくれ」
「ハイ」
Mもその文書に目を通している。
「誤字脱字ないよね?」
「無い・・・と・・・思います」
「君もいつか名前が変わる時はその紙に書いてある通りにするんだぞ。それ、COPYしていいから」
「私は・・・多分・・・ないですね」
「んなこたぁない!!」
「・・・」
「いつかそのうちきっといい人が現れて心が動くこともあるんだ・・・」
「でしょうか?」
「それが人の世というもの」
「そう言ってくれるのって〇〇さん(私のこと)だけです」
誰も言ってくれなさそうだから俺が言ってんだよ。「私は・・・多分・・・ないですね」なんて言われて「そうだな」って肯定するわけにいかんじゃないか。「んなこたぁない!!」って強い口調で否定するしかない。

そして2018年最初の外食ランチは某牛丼チェーンになりました。
吉野家1.jpg
マッズ!!
キャベツの千切り、ニオイがしました。年末年始の切り置き、作り置きだなこりゃ。
でも写真廃棄しないで企画中の記事「チェーン店のチープな生姜焼(仮題)」に取って置こう。

地方の某現場から着信があった。そこはクリスマスの頃からモメてるのです。
私はそこに、過去の経緯が絡んで相談には乗っていたのですが、年末年始の休みに入って休戦状態だったのが、年明けになってまた再燃しましたという内容であった。
要は人間関係のトラブルなのだが、今年の日刊スポーツの占星、私の運勢は、
「例年以上にストレス解消と健康管理に留意したい1年です。重圧のかかる仕事や対人関係で心が疲れることも多いので、ストレスで体調を崩さないように。面倒見のよい一面の出し方には注意が必要。余計なおせっかいになってもめ事が起きたり、保証人を安請け合いして窮地に陥ったりする恐れも。情に流されず現実的に考えて」
人間関係のゴタゴタは避けよというのである。
でも対応しない訳にいかない。折り返した。

午後2時に帰社したらまだ事務所内は正月気分満載で、3時のおやつに帰省中の土産、菓子を配ってましたね。
私とソリの合わないオンナが見るからに甘そうなお菓子を持ってきて、
「〇〇さん(私のこと)は・・・」
「甘い菓子なら要らねぇよ」
「ですよね」
ですよね?って何だよ。決めつけやがって。そしたらまた別の女性が煎餅詰め合わせを配っていた。
「しょっぱいものありますよ」
「じゃぁ塩煎餅だけくれ」
「塩だけでいいのですか?お醬油味やチーズが入った・・・」
皆まで言わせず遮って、「塩だけでいい。塩全部くれ」
「ええっ!!」
「どれが塩だ?」
見たら、赤穂塩、モンゴル岩塩、いろいろある。
「貰うぞ」
ムンズと鷲づかみにした。
「あ、あの、他の人の分は・・・」
「配らんでいい」
強奪しました。「〇〇さんがお塩を全部持ってっちゃって、お醤油味しかないのですが」が聞こえたが、私が日頃甘い菓子を拒否してるのは周知されているので不問になったようだ。
しょっぱいお菓子といえばコンビニにこんなのがあった。
トリプル.jpg
これはさすがにやり過ぎだね。殆ど磯辺揚げのようなもの。こんなん喰ったら口の周囲は歯に緑色のテンテンが付着してしまうじゃないか。塩分濃そうである。
塩分といえば、塩味の煎餅を配る前に「甘い菓子なら要らねぇよ」「ですよね」ですよねと決めつけたソリの合わないオンナは実家が青森県なんですよ。昨年末の週刊新潮で「病に倒れる生き方の見本!!平均寿命最短で堂々のV9!!青森県はなぜ早死にするのか」を見た人いますか?
電車の中吊り広告のでこんなのがあったのでソリ合わないオンナに写メしたの。「これってホントなのか?」って。
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新潮買ったんですよ。そこだけ切り抜いて他は捨てたけど。
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「あれホントです」
「そうなのか」
「ウチのお父さん病気持ちなのに毎晩四合お酒飲みますよ」
「そうなのか。他にもカップラーメン毎日食べるとか、ラーメンに醬油かけるとか、野菜は漬物だけでそれにも醬油をかけるとか載ってたぜ」
「それも全部ホントです。カップラーメンの売り場大きいです」
私はその記事の切り抜きを渡した。
「お正月実家に帰るから両親に見せます」
私はちょっと慌てた。
「別に俺は青森県民を貶めてるつもりはないぞ」
「ああ、わかってます」
「前に新潮は長寿日本一は島根県を取り挙げてたんだよな。魅力の無い県で群馬と茨城を煽ってたし」
週刊誌は売れてナンボなので、煽ったからって責任取るわけじゃないからね。

出張を含めた1月の公用スケジュールを決める作業に取り掛かる。
12月の賞与をGETして退職者が多い時期です。1月の勤務シフト、異動予定者、退職予定者、産休予定者、育休明け予定者、そういうリストが上がってくるので、それらを見ながら私自身のコース切り(公用外出予定)をするのです。私が最も好きな仕事です。何処へ行けるかな、何処へ行こうかな、群馬の公用はあるかな、と、ワクワク。
ふと、ある1名の退職者が目に留まった。
ああ、辞めるんだこの女性。
昨年の合同会議、懇親会でもひとりで孤立しておったからね。
「退職の届、出てますよ」と、ソリの合わないオンナが冷たく言い放った。
届が出てるということはもうOPENにして構わないということである。その退職者のいるエリア担当は草の者1号なので、1号と電話打ち合わせの過程で、その退職者の話も出た。
1号は暗く沈鬱な声音だった。
そしたら後になって1号からこんなメールが、
「〇〇さん(私のこと)から●●さん退職のお話を聞いてから涙がぽろぽろ出て止まりません。今まで誰が辞めてもこんな気持ちにならなかったので自分でもびっくりです。寂しいです。」
あん?
何を言ってやがる。しっかりしろよ。
私の返信は「どんな理由であれ誰でもいつかは辞めるよ。辞めない社員はいないし、誰も辞めない会社なんてないからね。」というこれまた冷たいものであった。
「そんな返事をしたのっ」(ジャン妻)
「・・・」
「彼女(1号)にそういう意味で返信しなくてもいいでしょう。いて当たり前の人がいなくなることで心細くなってるんだから」
「じゃぁ何て返事すればいいんだ?」
「その気持ちを●●さんに伝えたらいいと思いますでいいじゃない」

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まだ街は眠ってる。休んでいる。
正月料理やジャン妻の手料理(破れ餃子他)に飽きてきたので1杯飲りたい気分だったが、何処も開いていないぞ。チェーン酒場ばかり。
年末に「良いお年を」・・・
年始に「明けましておめでとうございます」・・・
挨拶疲れ。これを繰り返して齢を重ねていくのか。
年末も年始も変わらないのに。年末年始の休みはもう要らない。
普通の2日休みでいいんだ。
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会社のゴミ箱 [人間ドラマ]

ソリの合わない総務の女性から給与明細を渡された。
私は黙って受け取ったが封を切らずに立ち上がり、富士ゼロックスの複合機(コピー、プリンタ、スキャナー)の脇にある紙ゴミ箱にポイと投げ込んだ。どうせ毎月毎月同じ額だからね。額を確認するまでもない。

そのゴミ箱ですが、生ゴミとかではなく、不要な書類を業者に出して溶解するBOXです。
ウチの社は情報保護のコンプライアンスが厳しく、再生紙で利用することは絶対にNGなのです。シュレッダーで裁断するか、溶解するしかない。
そのゴミ箱にポイしたら、たまたま本社に来ていた気の弱い男性リーダー格が哀しそうなカオをして、
「〇〇さん(私のこと)なんでお給料明細、捨てちゃうんですかぁ」
「何でって・・・」
私とジャン妻はその男性の結婚披露宴にも呼ばれている。お人よしで気の弱いヤツで、燃えるような社内恋愛の結果、今の嫁さんをGETしたのだが、カミさんの尻に敷かれるのが決まっていたようなヤツ。
人が好いだけでリーダーシップゼロ。ある不手際があってリーダークラスの職制から外されてしまった。幸い職位はそのままらしい。
外されてすぐの頃はさすがにしょ気てたので、見かねた私は、
「してしまったことは仕方がない。これからしっかりしろよ」
と叱咤したが今でも浮かばれないでいる。元気がない。

その元気のない彼が、私の給料明細ポイを見て哀しそうな声を出すのは何か彼の琴線に触れたのだろうか。
「来てたのか?」
「はぁい。今日これから面談なんでぇ。だぁめですよぅ。大事なお給料明細を捨てちゃぁ」
「だって見てもしょーがねぇしさ」
「どうしてですかぁ」
「俺はいつもと同じ金額だし。封も薄いし、他のもん入ってなさそうだし」
他のもんとは住民税や所得税変更の通知、保険料変更の通知、源泉徴収票等があれば封の厚さが違うから、手触りですぐわかるものです。
「振込額が先月とだいたい同じならいいんだよ」
だがそヤツは食い下がった。ポイした私が間違ってると言わんばかりに。
「でもぉ、でもぉ」
「何だっ」
「やっぱダメですよぅ。貰ってすぐ捨てちゃぁ。捨てるんだったら家に持って帰ってぇ・・・」
「家に持って帰ってカミさんに見せろってか」
「はぁい」
「だってウチの(ジャン妻)はそこに(経理の部署を指す)いるじゃんか」
「〇〇さん(ジャン妻)に見せないんですかぁ?」
「見せたことないな。アイツのも見たことない」
「自分、毎月見せてますよぉ」
それはお前がカミさんの尻に敷かれてるからだろーが。うるさくなってきたので、
「わかったよ。家で捨てるよ」
私は給与明細を拾い上げてカバンにねじ込んだ。会社で貰ったものを会社で捨てるなってことね。そヤツは情けないカオつきで泣きっツラみたいになって訴えてくるのでその表情に負けたよ。
家に持って帰って封を切ったかって?切ってません。明細の中身すら見てないのです。振り込まれた金額と残高を見ればだいたいわかるので。

私は日頃、給与明細を見ない人なのです。それは額が固定されてるからです。これでも一応は時間外が付かない管理職なのだよ。バカだけど永年勤続が功を奏して等級も低くないし。
見るのは12月分だけといっていい。源泉徴収票が入ってるからです。それと盆暮れの賞与明細は見ます。金額が変動するからです。
4月は例年なら昇給するのですが、私はもうあと数年は昇給無いと思うし。
明細をロクすっぽ見ない代わりに額に文句を言ったことは一度もない。私は過去に半年間だけ8等級の部長格待遇だったが上と衝突して「やってられっかバカヤロ」のように投げ出してしまい1等級降格した。もう今以上に上がることはない。明細見るまでもない。

後でジャン妻は呆れた表情で、
「見てたよ。彼との遣り取り」
「アイツ情けない声を出しやがって」
「じゃなくってさ。貰ってすぐ会社のゴミ箱に捨てるのが悪い。それも他の人の見てる前で」
「誰も見ちゃいねぇさ。でも何でアイツはあんな哀しそうな声を出しやがったんだ」
「そりゃウチと違って家に明細持ち帰って奥さんに見せるんでしょうよ」
ウチの場合はジャン家へ月々の上納金・・・言い方がよくないな。生活費としてジャン妻に現ナマを渡すだけなのです。
「フン、アイツの場合は、給与明細を捨てないイコール今の自分を見捨てないで、じゃないのか」
鼻で笑ってしまったが、このポイ捨て未遂の悪いクセが別の日に別のモノで注意された。

2~3日外を出歩いていて久々に社に戻ったら、デスク上に社の販促グッズのようなものが幾つかバサバサっと置いてあった。
置いてあったのは、
①ハンカチ、これはまぁいいや。
②社のネーミングステッカー、シールのようなもの。
③社内マスコットキャラのグッズ。
①も②も③も社が推奨して支店に展開するグッズである。推売品とかに付随する試供品や販促グッズの類といっていい。
そういうのは売上部門の管轄だから各支店に配布すりゃぁいいのに。何で本社に。よりによって私なんかに。
それら①②③の説明も無く私のデスク上にゴミみたいにバサバサ置かれていた。これら配布物について週初めの朝礼で説明があったらしいが、私は社にいなかった。
こんなん貰ったって有難迷惑なだけである。有り難くもないよ。③なんかぐんまちゃんと違って可愛くも何ともない。気味悪いキャラなのです私にいわせりゃ。

私はかな~り機嫌が悪かったのもあって、
「何だこれはよぉ?」
周囲に聞こえるように言った。
「・・・」
誰も反応しない。説明すらしてくれない。皆、下を向くか、私に背を向けているか。
私はデスク上に置いてあったそのゴミを掴んだ。
「ひとの机にゴミを置きやがって」
そう言い捨ててフロアの隅にあるゴミ箱、これは、燃える、燃えない、空き缶&ペット&瓶とあって毎朝業者が回収しに来るのですが、その場所に持ってって全部投げ捨てるように廃棄してやろうとしたら、私の前にいるソリの合わないオンナが立ち上がって、
「〇〇さん(私のこと)ちょっと待って下さいっ」
なんだうるせぇな。
「それ多分捨てるだろうな~と思ってましたが、捨てるんでも会社のゴミ箱に捨てるのは止めてくださいっ」
絶叫に及んだものだよ。
多分捨てるだろうなだと?
私は固まった。
「せめてお家に持ち帰って捨ててくださいっ」
「・・・」
「せめてハンカチぐらい使ったらいいじゃないですか」
余計なお世話である。
私がWCに行って手を洗って拭かないとでも?ハンカチぐらいはいつも持って・・・あ、持ってないな今日は。
私はハンカチをポケットにねじ込んだ。それ以外はで絶叫調で言われたので捨てるに捨てられなくなり、この記事をUpした時点でもまだデスク上に放りだしてある。
ハンカチだけは利用している。

だけど「多分捨てるだろうな~と思って・・・」とはどういうことだ。
そういう人間だと決めつけんじゃねー。長年ソリが合わないのに相手の短所だけ理解してるってことか。
この遣り取りの一部始終もジャン妻が見ていた。
「何をやってたの?」(ジャン妻)
「社の販促グッズをフロアのゴミ箱に捨てようとしたらアイツに止められた」
「そりゃそうでしょ。読まれてるアナタが悪い」
「・・・」
「日頃っからそういうことを平気でしでかす人だと思われてるのよ。こないだの給与明細の時もそうだったけど、アナタは一般人から見たら非常識なことを平気でやりかねないからね」
な、なんだと?
私が非常識だと?
「お前はアイツと俺のどっちの味方なんだ?」
「・・・」

そのフロア隅にあるゴミ箱は、燃える、燃えない、空き缶&ペット&瓶、仕訳けされているゴミを業者が回収するのだが、各人のデスク下にも小さいプラのゴミ箱が置かれている。
殆どの社員は1日の業務が終わると、自分とこのゴミを回収する大型ゴミ袋に移し換え、自身のゴミ箱を空にして、翌日はキレイさっぱり心機一転、業務に取り掛かる。

私以外は。。。

私は滅多に自分とこの小さいゴミ箱から、大きい回収ゴミ箱に移し替えたりしない。
ギリギリまでためておく。これ以上入らないくらいにゴミを押し込み、退社時にも気に留めないでサッサと退勤してしまう。
外出が多いのでその間はゴミが詰めっ放しになっている。2週間に1回ぐらいしか移さない。それは社に殆どいないのと、私が出す紙ゴミは大抵がA4サイズで印刷されたミスプリントが圧倒的に多いのどで、それらは個人情報や会社情報が含まれている。
だからゴミとして安易に出せない。溶解BOXか、シュレダーで裁断するのが大原則なのです。
あ、書類ミスった、あ、間違って印刷しちまった、それらは溶解されるBOXに入れられ、業者が回収し、いつか再生紙に生まれ変わるのであろ。

では私のデスク脇にあるミニのゴミ箱、さして大きくもないのにいつまでも入れっ放しになっているゴミ箱には何がギュウギュウ詰めに入っているのか。
郵便物、これが圧倒的に多い。
行政から送られて来た封筒や、草の者たちから送られて来たレターパック(360円のブルーと、510円のレッドとある。)
レタパ青.jpg
レタパ赤.jpg
行政に届出を郵送する際に、こちらの控(コピー)と返信用封筒を同封するので、返って来た返信用封筒ゴミとかも。
他は付箋ゴミ(ピタゴラスイッチの新らしい生物フセンヌス)終わった業務メモ、その程度です。
でもレターパックは厚紙なので、2つに折ってギュウギュウ詰めるとしまいには抜けなくなるほどである。

10月のいつだったか忘れたが、草の者に指示を出す書類を作成して内勤ばかりしてイラついてたから前半だったと思うが、デスク上に書類をブッ散らかしながら「これは草3号、これは上州の6号、これは東海の7号、急いでくれって督促しやがった1号と5号・・・アイツら最近は俺に督促までしやがってからに・・・」内心でブツブツ言いながらカリカリ作業してたらボトッと鈍い音がした。
「???」
何の音かすぐにはわからなかった。気にしないで作業してた。
しばらくして草に電話しようと会社携帯を取り上げようとしたら見当たらない。デスク隅に置いてあった筈なのに。何処に置いたんだっけ?
そういえば携帯をデスク上に置いてその上に書類をバサバサ重ねてたのです。バイブレーター設定のままデスク上に直に置くと着信があった時に、ヴィィィィィィ~、デスクに響いてイヤな振動音を出すので、何枚かの紙を重ねて振動を吸収するよう重ねておいたのです。
携帯のサイズだけ紙が女性の身体のように膨らんでいたのだが、その膨らみが消えて平らになっていた。
携帯は何処へ行った?
デスク上の紙をワサワサ退かして探したがみつからない。
もしかして。。。
さっきのボトッという鈍い音がそれか?
デスクの下にあるゴミ箱を注視した。箱をつま先で軽く蹴ったら、さっきの鈍い音と同素材の音がする。滑ってゴミ箱の中に落ちたらしい。
ゴミ箱を覗きこんだ。困ったことに落とした携帯が見えないのである。ゴミ箱には訳2週間分の紙ゴミ、特にビリビリに破かれたレターパック他のゴミがギュウギュウに詰め込まれ、その周囲を普通の紙ゴミが緩衝剤のように取り巻いていた。
携帯とはいえそれ也の重量があるので、紙ゴミの下に隠れるように、ゴミ箱の底に落ちているらしい。
それに携帯のボディは白なので、紙ゴミに混ざって余計に見つけ難いともいえる。黒でもこの事態収拾にそう変わりはないかも知れないが。
会社携帯のイメージです。ガラ携です。
携帯2.jpg
業を煮やした私はゴミ箱の中に腕を突っ込んだが手先に当たらない。レターパック他の紙ゴミがギュウギュウに詰まり過ぎて腕が入らないのである。傍から見ればゴミを漁っているようにしか見えないに違いない。
これが私のゴミ箱です。
私のゴミ箱.jpg
これでも少ない方です。

確認の意味で私のi-Phoneで携帯を鳴らしてみるか。
でもそんなことしても、さっきの不気味な音でゴミ箱の中に落ちたのは明白で、鳴らしても落ちたのを裏付けるだけ。携帯の振動音がゴミ箱の奥から鳴り響いて周囲に「何してんの?」と笑われるは必定。やはりこのゴミを全部ブチまけるしかないようだ。
だが自分の席でゴミ箱ギュウギュウのゴミをそこらにブチまけたら目立つし体裁が悪い。何しろ前にいる長年ソリの合わないオンナが目ざとくみつけて何を言い出すかわからない。

(このオンナは他人や外部の会話に横合いからいちいち口を出すクセがある。こっちの会話なのに突然「それって何々ですよね」と喰いついて来るんです。うるさいことこのうえない。
「要らざる差し出口は控えろ」と言っても直らないんだな。)

私はゴミ箱を持って席を離れ、前述のフロア隅にある全体の回収ゴミ所へ持ってった。
そこはだいたいこんなイメージになっている。これより大きいです。
処理済~布袋.jpg
出典です。http://pripribito.blogspot.jp/2011/03/blog-post_10.html

でも自分のゴミ箱を引っくり返して中のゴミを一度にブチまけたら、中に隠れてるであろう携帯まで紙ゴミと一緒にデカいゴミ箱に移されてしまう。
移しかえるフロア全体の回収ゴミ袋は郵便ポストや投票紙に入っているようなデカい布袋なので、その中から取り出すのもタイヘンである。
私はフロアの社員どもに見えないようゴミ箱を小脇に抱え、いち枚、またいち枚、紙ゴミをそっと取りだしてデカい袋に移し換えた。まるで各家々にチラシを投函しているような恰好である。
これは紙ゴミ、これは燃えないゴミ、仕分けしてるようなものである。
ゴミ箱の紙ゴミが半分くらいになったら、あ、あったあった、紙の色とゴミ箱の淡い色で目立たないが、私の携帯がカオを出した。「早く拾ってよ」と恨んでるかのように。
「こんなとこに落ちやがって」
「アナタが落としたんでしょ。早くアタシを拾って」
内心で安堵しながら、こういう時に限って携帯鳴るなよ、着信来るなよと念じる。それまで小脇に抱えていたゴミ箱を持ち替え、普通に左手で持って、右腕を入れて携帯を取り出したまさにその瞬間、

フロアのいち女性社員に見られた。

その女性、いつこっちに来たのか。片手にゴミ箱持ってじーっと私を凝視している。
自分とこのゴミ箱に溜まったゴミを捨てに来たら、そこで一気に移し替えずにチマチマやっている私を見て挙動不審に思ったらしい。
「な、何を・・・?」
「・・・」
私は赤くなったが、正直に言うしかない。
「さっきゴミ箱にうっかり携帯落としちまって」
「!!!」
「ボトッて音がしなかったら気が付かずそのまんま捨ててたかも」
言いながらゴミ箱から携帯を取りだして見せて、ゴミ箱をトントン叩いた。こういう鈍い音がしたんだよ。
「ア~ッハハハハハハハハハハハハハハ~笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑」
フロア内に女性の哄笑が響き渡った。
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草の者4号&1号へ指示ミス [人間ドラマ]

横浜市泉区の行政にいたら、草の者(社内で正規に認められつつある陰の部下?)4号から電話があった。
「今、〇〇市にいるんですけど」
「ああ、頼んどいたあの件だね。何かあった?」
「いただいた届出の中で①と②はあるのですが、③が無いんですが・・・」
「③が無い?」
「③だけ無いのです。③はまだ出さなくてよろしいのですか?」
「あ、シマッタ!!」
私は顔が蒼白くなった筈です。4号に委託した中の①と②は30日以内に届け出する義務があるが、③は15日以内なのです。それを落とした。
「③を待って①と②と3つ同時に出した方がよろしいでしょうか?」
「いや・・・、すまなかった。今回は①と②だけ先に出してくれ。私のミスです。何でかわからないが③だけ忘れた。自分が引き受けます」
①と②を出して、③は後日、ということは、①②③の中で①②は今日出せるが、4号は③を出す為にもう一度行かなくてはならないということなのです。二度手間になったので私に戻して自分で行くつもりになりかけたのですが。
その後、4号から一度着信があったが私は移動中で出れなかった。自分が行きますのメールだけして、そこから4号は連絡がつかなくなった。

自分ひとりでやってるならミスは自分で始末できるが、草の者に限らず第三者に委託する中でのミスだと相手のスケジュールにも影響することになる。
4号に迷惑をかけたのがちょっと堪えた。
何で③だけ思いつかなかったのか悔やんだ。もちろん私は30日以内の①と②より、提出期限が15日と短い③の重要度を知っているのに。
15日以内ということは、草の者たちの動くスケジュールが15日以内に限定されるということでもる。それすらも抑えなかったのである。「15日以内に行ってくれ」そう言わなかった。気が付かなかった。気づいていれば③のチェックになったのに。
いずみ中央.jpg
私は気落ちしたが、それでも腹は減るもので。
今からだと、12時~13時は移動に充てないと今日の遅れを取り戻せないと思った私は、いずみ中央駅に併設されている相州そば、初めて入っています。
相州1.jpg
このスタンドそばは本題ではないですよ。
自分のミスと腹が減ってイライラして来たので手早く済ませただけです。
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ミスした後なので、何だか砂を噛む思いでしたね。
食べた後で4号に渡す③を作成しようと本社に戻らなきゃ。
相鉄線で移動途中、草1号から着信があった。
折り返したら依頼済の内容にういての確認事項だった。で、1号は電話口で自分のことを必ず、「○○店の○○と申します・・・」と言うのです。
他人行儀に、「申します」・・・だと?
「私に向かって○○と申します・・・というのは止めろよ」
「ええっ、どうしてですかぁ?」
「昨日今日の付き合いじゃあるまいし。申しますってのは外部に電話して自分の知らない人が出たらそう使いなよ。何で知ってる俺に言うか」
「誰でもそういう風に電話に出ようって決めたんです」
もしかして誰かに言葉遣いで注意されたのか?1号は10年前に私が面接して採用した子ですが、前職を見たら不動産屋かサラ金の受付事務員だったせいか、最初の頃はぶっきら棒な物言いをするところがあった。今は全然そんなことないですが。

草にする前の1号の言葉遣いや物言いを叱りつけたことがあります。1号は正式にはZ女史(私のBlogの最重要キャラ)の部下なのだが、女史に用事があって現場に赴いたら女史が不在で、1号がぶっきら棒に、
「○○さんいません」
○○さんは女史の本名ね。私の方を見ないで何か作業しながら素っ気なく吐き捨てた。
私はムッとした。
「そうかよ」
私はそれだけ言いおいて出た。社に戻って夜に女史に電話して、「アナタの留守中におじゃましたらアイツ(1号)にこういう言い方をされた。いつもああなのか?偉ぶるわけじゃないが仮にも私は上役だぞ」
「そ、そうよね・・・ゴメンナサイ・・・」
女史はいつになく恐縮していたが、私個人が不快な思いをしたのはさておき、問題なのは、
「私にああいう物言いをしたってことは、日頃から他のスタッフにもそういう態度で接してるんじゃないか?」
「実は・・・」
やはりそうだった。立場の弱いパート従業員さんとかにその日の気分で接する時があるという。
「そういうのはその場で女史が注意してよ」
「うんわかった。見かけたらアタシから言うワ」
「言い難かったら私の名前出していい。私が怒ってたって言っていいから」
そしたらその後で1号から私宛に詫びの電話が架かってきて、
「先ほどはすみませんでした・・・」
「なんなんださっきの言いグサは?『女史はいるか?』って聞いたらいませんってそれだけか。行き先とか、いつ頃戻るとか、自分が代わりに要件承りますとかあるだろう。それとも俺に向かって、女史がいる時に顔洗って出直して来いってことかぁっ」
ギュウギュウに捻じ伏せちゃったんです。1号は受話器の向こうで半泣きで謝ってたが、今まで誰も注意しなかったから増長したんだろうな。
「普段からそういう態度に出てんだよきっと。自分じゃ気が付かないところで」
「はい、○○さん(女史)にも注意されました。以後気を付けます・・・」
それから1年余りで主任・リーダーに昇格した時はちょっと驚いた。仕事はできるが物言いが。あの物言いで他の現場を廻って指導できるのだろうかと。

ところが案に相違して昇格した途端に口調が丁寧になっていたのである。1号に限らずどの号も、昇格したことで他の事務員から風当りが強いらしい。相手に説明する、指導する、折衝するからにはそれまでの言葉遣いではダメだと1号は悟った。相手が強く反発してきたらそれはかつて自分が会社に対して言ってたトーンだと気付いた。
私に対して本当に従順になったのもこの叱責事件から。でも私に向かって自分の名を名乗る際に「○○と申します」は何だか不自然さを感じている。今でもそういう言い方をする。

ちなみに10人いる草たちはALL女性で年齢は30代半ば~40代半ば、10号を除いて独身です。最近の世相を反映してか、同居しても入籍しないようですね。
私といいばん付き合いの長い1号は在職10年を超えたが、ちっとも結婚する気配がない。
私が過去に勘違いしたことがあって、ある案件を投げて、「じゃぁいついつまでに頼むワ」って期日を設けたら、
「いついつですか?」
「厳しいかな」
「もう少し猶予をください。その期日の前に特別休暇を取らなきゃいけないので・・・」
「特別休暇ぁ」
「ハイ」
「そうかそうか。ついにお祝い事か。おうそりゃぁよかったな。で・・・」
私は入籍したかと1号の為に本気で慶んだ。
「ち、違いますっ・・・」
「あん?」
1号はトーンダウンした。
「違うのか?」
「ち、違います・・・。寿じゃないです。そういう意味で仰ってくれたんですよね」
「そ、そのつもりだが・・・」
「永年勤続10年なんです。す、すみません・・・」
「す、すみませんって・・・あ、いや・・・10年か。10年経ったのか・・・」
10年経つと特別手当と休暇が支給されるのです。

本社に移動中に草5号からも、「今、本社に来ています。例のもの受け取りました」とメールが来ている。
5号に渡すものを私のデスク上に置いてあるのをあらかじめ5号に連絡してあったの。
5号に追加で渡すものを思い出した。
本社に入った。後でジャン妻が言うには、自分の指示ミスを引き摺っていた私は不機嫌な表情で話しかけるなオーラ全開だったらしい。
でも来ている筈の5号に追加依頼があるので、そこは表情を和らげ、ある女性事務員に、
「○○(5号)は昼休憩?」
聞いたら、「女子の休憩室にいますよ」
休憩室は更衣室も兼ねている。ノックしたが誰も出てこない。
業を煮やした私はやや強めにドンドン叩いたら5号が「うるさいなぁ」と言いた気げな表情でノッソリ出てきた。
「ノックしないでも入って来ていいですよ」(5号)
「そういう訳にはいかないよっ」
他の女性もいたので私はちょと慌てた。ノックしないでいきなり開けて入れる訳なかろうがよ。5号はサバサバしているので男女の垣根を気にしないところがある。5号は右肩をヤマ(怪我)して入院したことがあり、それを知らない私が「何処を怪我ったんだ?」と聞いたら「ここですよ」とブラウスを思いっきり引っ張って患部を私に見せたんです。ブラ、胸元まで見えたからね。
私をナメているのか、見せてもいいやと思ってるのか。
女子休憩室(更衣室)に入らずドアの前で5号に追加書類を渡したら、いつもの乾いた口調で、「この件ですけどぉ~、来週中でいいですかぁ~」
これだけ書くと何だか反抗的な口調だが物言いがめんどくさ気なだけなのです。本人はめんどくさいとかいう気は全くない子なのです。
5号は一度反抗的な態度を取ったので、ある現場の一室で懇々と訓諭してからは私に懐いてはいるが、いつも誰に対しても言い方がぶっきらぼうですぐカオに出るのです。
「来週でいいけど。来週は祭日があるから平日は実質4日しかないぞ。行けるのか?無理なら自分が行くが・・・」
「いえっ!!自分が行きますっ!!」
男みたいな声音で言い切られた。
草たちは東海の7号を除いて殆どが頑固。自分が行くと言い張る者どもばかりなのです。
「それはアナタ(私のこと)に仕事ができないと思われるのがイヤなのよ」(ジャン妻)

これは別の日の1号(左)と5号(右)
処理済~1号と5号-3.jpg

女子更衣室の扉をバタンと閉めて私のシマ(部署)に戻ったら、隣のシマに草1号がいた。
そういえば出す場所は違うが、1号も4号と同じ内容を委託してあるのです。さっきの①②③です。
1号は何か別件で本社に来たみたいだが、4号への書類洩れでやや気落ちしている私を見たら犬が尻尾振るように駆け寄ってきた。
「あの件、今日この後で行きますので」
「ああそう。頼むワ」
ここで私は4号への失敗を内心で悔いながらも1号にはカオに出さないようにしている。
1号は別の上役と正規の業務で打ち合わせに入った。

4号へ忘れた③を作成して気持ちを新たに本社を出ようとしたら、打ち合わせを終えた1号と廊下で一緒になった。
最寄駅からメトロに一緒に乗車しながら、
「さっき、○○(5号)がいたぞ」
「え?いました?」
「女子更衣室にいた」
「女子更衣室?そこに〇〇さん(私のこと)入ったんですか?」
「入らないしちゃんとノックしたよ。いきなり開けるもんか。脱いでたらどーする」
最後の色文句には応えず、
「気が付かなかったな~」
1号は5号と仲がいい。あの男みたいな言い方が好きなんだって。
「これからどちらへ?」
「今から○○市に行くのだが、ちょっと4号に渡した書類をミスってな」
「ふぅん」
「午前中に4号から連絡があるまでは全く気付かなかったんだよ。だがその後、4号と連絡がつかなくなっちゃて」
「○○さん(4号のこと)、午後から公休じゃないですかね」
「あ、そうなのか・・・」
私は急遽作成した③を4号と何処かで落ち合おうと思ったのだが。
「そうか。それじゃぁ無理だな」と冷静を装いながら私は内心で、「4号は公休日に動いてくれてたのか。それを私のミスのせいで全部ではないにしろ、③を無駄足運ばせてしまったのか」と大いに悔やんだものである。
もっとも4号はまる1日公休日ではない。午後から私用があって半日だけ公休に充てたのだろう。
私は1号と新宿三丁目で別れ、連絡がつかなくなった4号との合流を諦め、神奈川県中部の草10号のエリアに向かった。

途中、小田急線快速急行で新百合丘駅ホームで乗り換えの為に下りたらさっき別れたばかりの1号から着信があった。
イヤな予感がした。また何かミスったか?
「あの、あの、①と②は受理されましたが、③が無いんですけど」
「ええっ!!」
小田急線新百合丘駅ホームで私は大声を上げた。
4号に送付洩れと同じミスをしたのである。4号からの③洩れ電話を受けて本社に戻り、③を作成しなおし、その場で同様の①②③指示書を出してあった1号と直に会っているのに、「今から行きますね」と言われてもいるのに、途中まで一緒だったのに、同じミス③に気が付かなかったのである。

「持参する前にチェックすればよかった。すみませんでした」(1号)
夕方になって同じようなメールが4号からも。
「出れなくてすみません。行く前にチェックすればよかったんですけど。③は何処そこに送って貰えますか」
SLイルミ.jpg
このダブルミスで私は近年になくガーックリ意気消沈してしまった。
自分ひとりで動いてた頃なら、自分のミスは自分で始末できるが、今は草たちを使う、動かす立場である。その草たちを振り回し、迷惑をかけたことになる。
誰かを使うとなるとグレーの部分は許されない。黒白ハッキリ出さなきゃならない。もう自分ひとりで完結できる量じゃないのだ。だから草たちを使っているのだから。
「まぁ人を使うってことはそういうことだよね。そういうリスクを伴うよね」(ジャン妻)
今日も1号4号5号6号と連絡します。仕切り直し。では行ってきます。
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草の者2号は天然 [人間ドラマ]

私には正規の部下がいません。
今いる部署に、私より等級が下の課員が3人いますがその連中とは職掌が全く違うので、互いに関与し合うことは殆どない。
2年前から全社の店舗数と社員数が雪だるま式に増加した。その頃の現場統括責任者だった伊東甲子太郎という者から、それまで私ひとりで全店分動いていたのを心配して?地域別に分けた店舗のエリア内から1名抜擢された事務リーダーを、私の「ある任務だけその者どもに託していい」という権限を貰った。
組織図で見ると私と事務リーダーたちは直接は繋がっていない。あくまで「私の業務で頻繁に発生するもの」のみ委託していいというもの。
稼動し始めた頃は業務委託だったが慣れて来た今は命令までいかないけど当初よりも強い口調、意志伝達にはなっている。
でもリーダーたちには正規の所属長がいるので、私が委託する時はリーダーたちの所属長を通すという条件が付随している。そのうえで直接指示を出すのだが、リーダー達は私の正規の部下ではない。
だから陰の部下、草の者と私が勝手にそう呼んでいる。

正規には事務リーダー、私にとっての草の者たちはそのエリアから選ばれた社員なので、一般事務員より等級が高い。
報酬点数に強く、PCやLUNの廃線関係にもまぁまぁ詳しく、経常利益に興味があり、各店舗をラウンドして指導できること。
問題点を洗い出せること。改善に導けること。
スキル目標を高く設定してそれに結果を伴うこと。
言われたこと、指示されたことだけやっていればいいというものではないのです。

現在、草は2人増えて10人います。ALL女性です。号数で呼んでます。

1号・・・10年前に私が面接・採用、呟きⅠ他で登場済み。アタマの回転が速いが気分にムラがあり、「えぇ~っ、それって・・・」のように過剰反応する。
でもそれは単に私に嫌われたくないか、甘えているだけらしい。

2号・・・おっとり型で安定しているが天然ボケなとこがある。茫洋としている。反面、パニクったりしない。

3号・・・地味な容姿と性格で実務に長けるがあまり冒険しないというか、難題に正面から向き合わないところがある。

4号・・・ハデ、ケバい。目立つ。女優みたい。外見はともかく、自分を組織枠から外してフリー行動ができるのは10人いる中で4号だけ。板挟みになろうが周りが何か言おうが気にしないのは働かなきゃならない事情を背負っているから。

5号・・・男勝りな性格で業務上の指示は最低限の会話で通じるが、上層部と衝突して不興をかった。いつかUpするかもですが、私もこの1年半で本人を呼び出して訓諭したことがある。
でも私とは気が合う方。それは私自身が社内に1人か2人の問題児を抱えてないと日々ハリが出ないからです。

6号・・・上州人で10人中最も若くて美人。じっくりやるタイプだがやや臆病で慎重。
何か委託すると、
「あ、あ、あの、それって自分でもできるでしょうか・・・」
「無理なら私がやる」
「いえ、いえ、自分が、やりますっ」
毎回毎回こんな会話の繰り返しです。やればできるのに、やる前は腰がドン引きになる子。
でもこの子の活躍のせいで、私自身が上州に還る機会が減ってしまった。

7号・・・昨日もUpした東海担当。東西に長い地域をカバーするのでタイヘンだという。知識はあるがあまり現場や各方面の評判がよくないのは何故か。私もよくわからないのでちと困っています。

8号・・・大人の女性に見えるが内に秘めた闘志が激しいのが近年わかった。
組織上はhttp://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-02に登場した山女の配下なので、私には従順だが。。。

9号・・・平成29年度に抜擢された。私は難色を示したが、ある上役が「彼女は教育しがいがありますよ是非お願いします」と言って来たので業務委託するようになった。でもまだ未知数。

10号・・・これも平成29年度に抜擢された。
細面で色が白く、瞳が黒目なんです。正面から目と目が合うと背筋が寒くなる。
どう言ったらいいのか・・・吹雪いた夜に家の扉をトントン叩く音がして、扉を開けたら風雪に吹かれて立っていた、ような風貌、表情の女性。まだ未知数ですね。

今日はおっとり2号の話。
写真、左が2号で、右が8号。
処理済~2号と8号.jpg
都内23区の某行政から着信があったので折り返したら、
「今お電話よろしいでしょうか。いついつ窓口にお見えになってご提出いただいた、○○店様の届出内容で、確認したいことがございます」
○○店の届出?
私が作成して者2号に託したあれか。
○○店は2号が常時いる現場で、2号本人から私宛にメールで「行ってきました。無事に受理されました」と届いている。
「忙しいのに悪いないつも。ありがとう」
そういう遣り取りがあった。
はて?その内容について何かミスったかな私?
問い合わせして来た内容は、
「平成29年○月○日付で入職された佐伯恵子様(仮名)の・・・」
佐伯恵子?
会ったことはないな。誰かと思ったら、その佐伯さんはウチの正社員ではなくて、派遣か短期の契約社員なのを思い出した。
「それに何か不備がありましたか?」
「佐伯先生のフルネームは記載されているのですが、先生のご住所と○○○登録番号と、登録年月日が空欄になっておりますので・・・」
え?
あ、そうか!!アイツ(2号)そのまま出しやがったな!!

私は釈明した。
「その佐伯という者は正社員でなく短期契約の派遣スタッフか契約社員なので、抜けている箇所は後日書いて持たせます」
相手も「お受けした時に窓口でちゃんと確認しなかったので・・・」とは言ってましたが。

何でそこを空欄のまま2号は出したのか。
私は3号に電話した。
「さっき、○○所から電話があったぞ」
「あ、何かありましたか?」
「1日付で入職された佐伯さんて方、自分は会ったことないけど、その方・・・佐伯さんって正社員じゃないよね?」
「そうです。派遣か契約社員かな。今月1日から再来月の末までって仰ってました」
「派遣ってことはさ。俺の手許に住所や資格証明のデータが無いのだよ」
「???」
「佐伯さんてそっちの現場に週5日、常勤で朝から終わりまでいる人だよね」
「そ、そうです」
3号と同じ現場に週5日ベッタリいる訳ですよ。
「だったらあなた(2号)が佐伯さん本人に住所と番号と年月日を聞いて書類に記載しなきゃぁダメじゃないか」
「あ!!!」
2号は声が裏返った。
私は立場上、全社員のデータを持っている。氏名、生年月日、年齢、入社年月日、勤続年数、住所、電話番号、資格登録番号、資格登録年月日その他です。でも佐伯さんのように、期間限定で勤務する派遣や契約社員のデータは私の手許にない。ウチで雇用している正社員でもパート社員でもない派遣スタッフだからです。
私は2号に送った書類に佐伯さんて方のフルネームは記載したが、生年月日、資格登録番号、資格登録年月日は空欄にして黄色い付箋を貼っておいた。「佐伯さんは社員じゃないから、一緒にいるアナタ(2号)が本人に聞いて書き込んでくれ」の意味でね。
処理済~付箋1.jpg
処理済~付箋2-1.jpg
この付箋は何か意味があるのかな?って気付くだろうと思ったのだが、2号には伝わらなかった。そのまま空欄で出しちゃったんです。
もっとも私も、付箋を貼っただけで指示する文言は書かなかったが。

「佐伯さんて方は社員じゃない。他社から派遣されてきた人なんだから。私は個人の情報を持ってないんだ」
「ごめんなさいそうですね。そっか。アタシが住所とか聞かないといけないんだ・・・」
私はゲンナリした。それぐらい気付けよ。この付箋は何か意味があるのかな?って普通考えるだろうがよ。
気が効かないというか。2号は指示されたことしかできない子なのかなぁ。
処理済~付箋3-1.jpg
「佐伯さんの住所、番号、年月日の欄を空欄にして、私は黄色い付箋を貼っといた筈だが・・・」
「あの付箋はそういう意味だったんですね」
「そう。そこの箇所は私はわからないから、直接本人に聞いて記載してくれって意味だったの。ちゃんと説明しなかった私も悪いけど、この付箋は何?って疑問に思わなきゃいかんよ。何か意味があるんだから」
「そうですね。あの付箋はそういう意味だったんですね。気を付けます」
「で・・・私が貼っといた黄色い付箋はどうしたのさ?」
「あ、剥がして捨てちゃいました」
「・・・」

処理済~2号-1.jpg
現場の休憩室でお昼を食べながらTVを見ている2号です。
傍らに渦中の佐伯さん(仮名)もいたのだが、交替するように出ていった。
私に気にせず2号はブチュ~っっと鼻をかんだ。風邪をひいたらしい。その鼻をかむ音の大きいこと。ちったぁ私を意識して慎み深く鼻をかみなさいよ。
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草の者7号の憂鬱 [人間ドラマ]

島田行.jpg
島田行の東海道線、たったの3両編成!!
首都圏で15両編成を見慣れていると違和感を感じる。10両編成ですら私はブーブー言うのに。
停車位置も要注意です。あまり端っこで待つとホーム中央に駆けよるハメになる。
少ない車両編成.jpg
金谷方面へ行きたいのに島田止まりです。
私が乗ってきた3両編成は折り返しになる。浜松方面へ行くには階段かエレベーターで隣のホームに移動しなくてはならないのだ。
こんなお年寄りを歩かせてからに。
島田止まり.jpg
高崎線で籠原行に乗車すると、ひとつ手前の熊谷駅に入る前に、「籠原駅から先の高崎方面へお出でのお客様にお知らせ致します。籠原駅では東京方面折り返しの為〇番線ホームに停車致しますので、ひとつ手前の熊谷駅でお降りになりまして、そのまま●時●分発の高崎行をお待ち下さい」とアナウンスされますよ。
六合駅でそういうアナウンスすればいいんだ。
駅前商店街1.jpg
島田市内の公用と、草の者(私と所属は違うが、ある業種だけ私の指示で動く非正規の部下。10人いてALL女性です。)7号と面談、打ち合わせ終えて、同じ市内にある金谷駅前商店街を歩いているところ。
昔の宿場町だが今は寂れていますね。殆どシャッター商店といっていい。
駅前商店街2.jpg
トボトボ歩いています。最近は静岡の出張はくるまより電車のケースが多い。
自家用車を持ち出す規定にめんどくさい事前申請が必要になったのと、高速で乱暴な運転して事故るケースが報道されてるのもあって。ジャン妻が心配するから。
昼時になった。
金谷商店街には飲食店が見当たらない。ラーメン屋1軒すらない。何処もシャターが下りている。
金谷の住民は何処で外食してるのかな。
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店の名前、最後の文字が読めない。
駅前商店街を大井川方面までいち往復したのだが、ここしかなかったのである。あまりやる気の無さそうな暖簾に見えたが、店頭に水を撒いてあったので、お客を歓迎する意志は感じた。
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店内1.jpg
店内2.jpg
店内3.jpg
箸が少ないな。
やはりお客が少ないんだな。うん?
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こっちにこんなにたくさんあった。
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私はこの店でランチなのにビールを飲んでしまった。それも大瓶。
もう今日は帰京するだけだからいいやって。
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つまみに出されたのはカボチャの煮物。ジャン母が作るカボチャの煮物は甘いから嫌いだが、この店のは塩味が効いていた。
背後のTVでは横綱日馬富士関の暴行問題が報道されている。
あれは同国人同士の喧嘩じゃないの?リング(土俵)の上で決着つけられないのかな。
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ざるそばは可もなく不可も無く。
香もコシもそれほどじゃない。でも水気切りはまぁまぁ。
九つ井のそばに比べたら雲泥の差ですが。
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そばをすすり禁断の昼ビールを飲みながら、駿遠を担当する草の者・7号のことを考えている。
私の上司は私の職掌にあまり口を出さない人なのだが、今回私が来る前に、「そっち方面(静岡方面)の業務は〇〇さん(7号の本名)に任せられないのですか?」と釘を刺された。
7号は自家用車で廻っている。何かあった時の為事前に「いついつ公用で自家用車を使用します」の届出を出してから動くのだが、彼女が言うには「静岡県は東西に広く、点在する各現場を廻るのがタイヘンなんです。本社の人はそれをわかってくれていない・・・」
私は上司にその旨を説明して来ている。「彼女、タイヘンみたいですよ」
「でも〇〇さん(群馬の草6号)はできているんでしょう?」
群馬の6号もくるま移動です。6号は臆病な子で、私が何かの新規案件を依頼すると最初だけおっかなびっくりなのだがよく結果を出している。
そのせいで私自身が群馬に還れなくなったのだが。
「群馬は四角い県だから高崎を中心にまとまっています。静岡県ほど広く長くないですよ」
「〇〇さん(私のこと)が行くのは構わないですが、行ったら〇〇さん(7号)ともその辺の話をしてください」
ワカリマシタと言って、島田市内で7号と今後について面談した。
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ちょっといただけない玉子丼。
タレ、タマゴ、タマネギの味はいいのだが、厨房のその辺に置いてあって取り敢えず混ぜた感のカマボコ?これって入れる必要があるのかな。
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駿遠に点在する各現場は来年度に改装工事がスタートする。草7号もそれに絡むことになる。その打ち合わせ中に7号から愚痴が出た。
「内定出した子から連絡が来ないんですよ」
年内に1名退職者が出る予定でその補充が決まらないと自分は各現場を廻れなくなるという。
私は昨年の今頃、7号が各現場を廻れるように地元の子を1名面接して採用している。(※)その子は1年間、7号の留守を守れるほどに成長したが、その子とは別にもうひとり前からいる子が辞めるのです。
「内定出したはいいが、連絡が来ない?」
「こちらから電話しても出ないし、留守電残しても返信が無いんです」
「そりゃウチじゃなくて他社で決めたんだろうね。他も受けてますか?って聞いたかい?」
「あ、それは聞きませんでした」
「ウチと他を天秤にかけてんだろ」
「キャリアもあるし、有望そうだったのですが」
「連絡つかないんじゃぁキャリア以前の問題だ。その人は信用できないよ」
傍らで(※)の子がウンウン頷いている。
7号は自分が面接して内定出したその人に未練があるようで。
「経験者だったので教えるのが楽かな~と思ったのですが」
「経験者ってのは他で手垢が付いてるってことだよ。彼女(※)は未経験者だったが去年面接した時は私の連絡にちゃんと電話に出てくれたぜ」と言ったら1年経って成長した(※)の子がケラケラ笑いだし、「電話出るのってあたりまえですよぅ。その意志が無いんなら無いでちゃんとお断りの電話しなきゃぁ」
7号は俯いてしまった。あまりメンタルに強くないところがある。
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「まだ募集かかってるんだから次に期待しなさい。その人は諦めな」
「でも早く決めないと。こっち(遠州)はこの子(※)がいればその日のうちに戻れますけど、東の方(富士方面)まで廻るとなると厳しいんですよね」
本社はそれをわかってくれていないと。実際高速を走って静岡県内を移動してみないとわからないんだろうね。
「東?富士方面か・・・」
そっちは私が担当しようかと口から出かかったが、今それを言ったら最初から甘えさせることになるので止めた。
「その人は諦めなさい」
7号は不承不承頷いた。
言い置いて憂鬱そうな7号と別れたのだが、私自身も7号に対して気がかりなことがある。7号が富士方面のとある現場と折り合いがよくないのです。
困ったことに、そこは私が駿遠で最も親しんでくれている現場なのです。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-08-14
草の者たちは、自分とこのエリアの現場が社の内規に沿っているかを時々チェックして廻っている。これは私から委託ではなく正式部署で本来の業務なのですが、7号はその現場でちょっとモメたのです。それを過去のことと水に流しても、その現場の者は、「〇〇さん(7号)はあまりこっちに来ないです。来てもいつの間にかいなくなってるし。何しに来たんだろって思う時がありますよ」
ロクすっぽ挨拶もしないらしいのだ。
遠い、それもある。でもそれ以前に遠慮があるのか。合わないのか。
それでは困るんだがな。
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私は7号と折り合いが悪い現場の連中から新年会のお誘いも受けている。
これって凄いことなんですよ私にとっては。本社の管理職なんてのは現場から見たらアラを探しに来る煙たい存在で、『何しに来るんだろ』が殆どなんだから。
『新年会に来てください』ってのは自分で自慢しちゃうけどそれだけの関係が出来たということです。
でも喜んでばかりもいられない。その新年会に7号は呼ばれていないからである。
こりゃ板挟みになるな。
私は7号を庇う立場でもある。7号のお陰で助かってるのは事実なんだから。「新年会の声がかかった~」だけでヨロコんでる場合じゃないのだ。ブツブツ。

静岡で新幹線こだまに乗り換え、小田原で東海道線に乗り換え、ひと駅ずつ律儀に停まりながら帰った。
「ひかりで新横浜まで来なさいよ」(ジャン妻)
「新横浜から戻るのがイヤなんだ」
私は前に進むルートでないと嫌なのです。
ルート的に迂遠でも。多少時間がかかっても。
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T子(肉子)去る。。。 [人間ドラマ]

呟きⅠの初期に登場したT子が退職した。
12年前に私が面接採用した子。肉ばっかり食べて野菜を食べない子。陰では肉子さんと呼ばれていた。

T子は2年くらい前から「アタシ40になったら辞めるんだ~」
それが今年になってから「アタシ40になるから辞めるよ・・・」になったのである。
「・・・って言ってましたよ」と第三者から私にご注進があったのよ。ところがその第三者も先に辞めてしまい、第三者の送別会も兼ねて私を含めた有志だけで集まった際に「T子さん今度は本気みたいですよ」
T子本人に会って話した。
「噂はホントか?」
「ウン。辞めるよ」
「何でさ?」
「マンションのローンも終わったし。あくせくして働かなくてもいいの」
「ローンが終わったら終わったで今後はアチコチ故障するぜ?修繕費って意外とかかるよ」
「・・・」
「次は決まってるのか?」
「・・・ニヤニヤ」
「まさか専業主婦に?」
「へへへぇ(笑)」
どうももう次の職場は決まってるようだな。
「他の連中は皆知ってるのか?」
「店長には言ったけどね。若い子たちには言ってないアタシからは」

肉が大好きな子だった。肉しか食べない。
それでいて小柄で小顔で外見上は全然太らない。それは夜8時以降は食べないからだという。
その分内臓に負担がかかっているらしいが。
でも殆ど肉しか食べない。朝はソーセージやベーコンがアタリマエ。
昼はファミレスのハンバーグ、ステーキ。中華屋で肉野菜炒、レバニラ炒とか。
某ファミレスの季節限定プランで、テーブル席で一人200gのプレミアムハンバーグを食べたら男性客にジロジロ見られたそうである。ファミレスの店長とも馴染になったし。

一応は主婦なのです。「冷蔵庫に肉さえあれば何とかなるのよ」とのたまう。
「すき焼きや豚しゃぶに白菜とネギくらいは入れますよ」焼肉でもすき焼きでもしゃぶしゃぶでもいいが、付け合せの野菜に必要性や価値を見出さない嫁である。
家のオーブンが壊れて終日機嫌が悪かったことがある。肉が焼けないからですよ。
それを聞いた時、この子は主婦のクセにオーブンでしか料理しないのかと思ったよ。それも肉だけ。電化製品ってのはいつかは壊れるが相当な使用頻度だったんだろうね。
買わないとその日から死活問題だから急いで購入したそうだが「賞与出たけど予想外の出費だよ」とプンプンだった。その日の肉料理の為だけにですよ。

では自分の意に反して自分の嫌いなものが入ってたらどうするのか。世の中そうそう自分の好きなものだけ100%の世界じゃないからね。
何かの集まりとかで協賛された仕出弁当が配布されたとする。幕の内弁当のようなモノは必ず自分のキライなものが入っている。野菜の煮物なんか絶対食べない。肉だけ食べて周囲にあげちゃう。
今でも語り継がれているのが、すき焼き弁当の中に高野豆腐が入っていた時のこと。
「高野豆腐って食べると汁が口の中にじゅわーって広がるのが嫌なんだよ」
牛肉だけ食べてましたからね。
人形町から取り寄せた和牛弁当、弁当だから当然冷めているのだが。
「冷たいなぁコレ」「ご飯が足りないなぁ」「焼肉にはやっぱり白いご飯だよ。足りないよ」・・・食べてる周囲に構わずブツブツ言い出した。
「そぼろがマズい」とも言ってました。そぼろは肉とはいえないという。彼女にとっては焼肉とかハンバーグとかステーキが肉なんです。ある程度の塊でないと許せない。
若手女性が持ってきた手製のお弁当の中を覗き込んでそこに入ってたカボチャの煮物を「そんなのが美味しいの?」とケチつけたりもしてましたね。その時は私も傍らにいたので「そういうこと言っちゃいかんよ」

船山温泉で食べた熊鍋の写真を見せたら垂涎の眼差しになったのには驚いた。
「アタシこういうの食べたかったんだよ。熊食べたい」
ジビエにも抵抗ないようです。

主婦でひととおり料理はできるらしいが。
「ウチの台所って何でかワカンないけど固めるテンプルばっかりタマるんですよ。つい買っちゃうんですよ」
「何でかワカランったって、それは油ものが多いからだろーが」
肉を焼いたり煮たりだけじゃないらしい。
「揚げ物もするの?」
「旦那のいない時にひとりでてんぷらするのよ」
「ひとりでてんぷら?」
「キッチンで揚げたてをひとりで食べるのよ。海老とかさ」
その瞬間に幸せを感じるそうである。ひとりで自分の好きなものだけ食べてる時が幸せなんだって。
同僚女性が「そういう幸せは束の間なのよ、お金が要るのよ」と諭したが「うん、でもそういうのって止められないんだよ」
そしたら肉の喰い過ぎで内臓の数値が上がった。毎年健診でひっかかってる。
でも風邪はひかない子でしたね。風邪で休んだことってないんじゃないかな。肉食だと風邪ひかないのかな。8時までに食べる、それ以降は食べないルールなので、自分だけ揚げたてを先に食べ後から帰宅する旦那の分は揚げて取り置いているそうです。
だから油処理の固めるテンプルとキッチンペーパーが絶対に欠かせない。キッチンペーパーはサッと切れないとダメだとか。
「ハムカツとか家でしないの?」
「ハムカツぅ?ああいうのはハムじゃないよぉ」
「何でさ?」
「ハムは薄く切る前のじゃなきゃヤダ。朝はまぁ薄いハムやベーコンでいいけどさ。塊がいいの」
シウマイや餃子も大好きだった。そういうのは蒸したり焼いたりするそうである。
営業時間終了になって店の扉を閉めた瞬間「やったー!!シウマイー!!」って叫んだことがある。
「今、なんて言った?」と私や周囲も固まった。「何だって?」「何でシウマイなの?」
「ア、アタシ今、何て言ったの?」
「シウマイって・・・」
「シュ・・・終了(シュウリョウ)って言ったつもりだったんだけど・・・」

現場の飲み会なんかで幹事は宴会コースに肉があるか気を遣ってたね。T子本人はそういう集まりが嫌いで滅多に参加しないのだが、その理由は自分の嫌いな、食べたくない料理に合わせるのがイヤなのと、他人に合わせるのが嫌いだからです。(私に通じる部分もあるな。
渋々参加した宴会で運ばれて来た料理の皿に載っていた焼き鳥(のようなもの)を摘まんで口に放り込んだら、それは肉でなくて茄子だったので怒り狂ったのを見たことがある。
そのウチ気を遣われるのがイヤになったのかT子は出席しなくなった。

アタマいいし仕事は出来ます。昨日再登場した伊東甲子太郎は「あの子辞めるんですよね。もったいないなぁ。何とかならないんですか?」
伊東は最初に現れた時、T子の直属上司だった時期が数ヶ月あったそうです。
「確かにもったいない。でもねぇ。あの子は・・・」
・・・の後はT子の問題点を挙げましたけどね。
T子は自分の好きな仕事、得意な仕事は誰よりも率先してやるが、突発的な作業を忌避するトコがあった。
自分の好きな仕事しかしない、イコール、自分の好きな肉しか喰わないということに結びつくのかな。
意外と完璧主義者で、例えば伝票の合計数値と請求書の合計数値と、PCに入力した合計数値が多少の誤差で合わないとかなり不機嫌になる。
「数値が合わない。これ絶対オカシイ」
誤差の範疇でも合計が合わないと気持ち悪いんだと。
掃除とゴミ集めと給茶機の洗浄作業が大好きでしょっちゅう掃除していた。ゴミ袋の中にギュウギュウ詰めにして捨てている。ゴミ袋に隙間があるなんてもったいないと。
時間にウルサい子だった。夜は10時半か11時きっかりに寝て、翌朝は5時半か、6時台にサッと起きるそうです。開店前45分には支店に出社しているのはバスの本数が少ないからだそうだが、誰も出社していない自分だけの世界でひとりコーヒーをゆーっくりと飲むのです。
なので遅刻ゼロ。そういうのが大嫌いで許せない。若手を叱り飛ばしてたこともある。斜めに構えて若手を睨みつけて「(時計)見てごらん?今何時だよね。何時だよね」でもこれは若手の将来を慮って行ってるのではなく、単に「許せない」という気分で言ってるのである。

変わった子だった。もともと群れたがらない子で、本人が言うには中学高校とあまり友達がいなかったそうである。前の職場で何故かたくさん友人ができたとか。
齢を重ねていく過程で、「アタシこのまんま40歳になるのイヤ。何でも思ったことをパッパパッパ口に出してたら嫌なオバさんになる。今から気をつけないと」とは言っていましたが、気を付けるよりも見切りを付けちゃったというか。40歳になったから踏ん切り付けたという訳です。どう見ても30代前半にしか見えないけどね。
過去記事ですが。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-04-27-2
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-08-19-1
のメンバーは同じでT子の同僚でもあった。連中から「T子さん今度はヤバイよ」って聞いたんです。
でも私はT子を引き留めなかった。無理に引き留めても他の若手社員たちがT子をよく思わないのを知っていたからです。
ここ1~2年は殆ど一匹狼で浮いていましたね。同年代がどんどん辞めていって、若手が多く台頭して年齢差もあって若い子と合わなくなったんです。次世代の若い衆とジェネレーションギャップが生じたというか。若手がT子のキツめの口調に耐えかねて泣いてしまったのような噂が私の耳にまで入って来たからね。
加えてここ数年でウチの現場は不正完全防止を目的に、僅かな誤差も許されないようシステム化されて承認ルールが厳しくなり、監査の回数も増え、私が現場にいた頃と比べて格段に厳しくなった。
T子はそういう変化を嫌う。変化について来ようとしない。前はこうじゃなかったと言うその気持ちはわからないでもないが、大して収入が増えないのにやる事だけ増えた。やり方も変わったと。このトシで新たに習得するのがめんどくさいと。でも後から入社した若手社員はそれを変化と捉えずに至極当然のようにやる訳ですよ。
T子は居場所が無くなった。彼女の表情も変化した。それに気付いたのは私が上州転勤から戻ってからですが、呟きⅠの頃にいたT子の同僚たち、雪子は2度の産休を経て本社勤務だが、Yokoという天然キャラ(高崎市の並榎町出身で、台風一過を台風一家と書いたりする子)も退職、前述の過去記事の3人他、同世代がいなくなってしまったのである。

私はT子の現場の携帯に電話して、T子に泣かされた女性社員に「T子のラスト勤務日はいつだ?」って聞き出した。
T子は辞める社員によくありがちな有休消化フェイドアウトではなく、ポイントポイントの大事な日には出社していたようです。ウチは9月末が半期決算なのですが、9月営業最終日と10月前半の締日(前月、前期の提出締切日)までは出社していた。
イマイチ見栄えのよくないフラワーと、鎌倉ハムを買ってった。
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現場の受付嬢に「アイツは?」
「奥にいます・・・」
休憩室でランチを終えて、親の仇のように真剣に歯磨きしてたT子はいきなり現れた私を見てギョッとしたが、フラワーと鎌倉ハムが入った紙袋をズッと渡したら泣きだしそうな顔になった。
でもすぐ袋の底にある鎌倉ハムソーを取りだして破顔一笑。
「な、何でハムなの?」
「ハム好きだろうが。塊じゃなくて悪いな。薄く切る前のハムが好きなんだろ」
「それって前にYokoさんが言ってたネタでしょ。あれ、アタシ言ってないよ。薄く切る前のハムなんて言ってないよ」
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-06-19-3
「そうなのか?」
「あれはYokoさんのガセだよ。でもありがとう・・・」
「そうか。あれから人も変わったしな」
「ですね・・・あ、実はアタシ、明日も来るんです」
「今日がラストじゃないのか」
「まだ届いていない請求書があって」
そんなん若手に任せればいいのに。
「そうか。明日か。じゃぁそれ返せ」
私は冗談でT子に渡した花束とハムソーの紙袋を取り上げようとした。
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「ホントに辞めんのか?」
「うん。もう難しくないとこに行く。でも辞める実感はないな~」
「お前ホントは辞めたくないんじゃないの?」
「笑、でも最近思ったんですけど。アタシがいなきゃいないで皆さんで廻って行きそうだなって」
いなきゃいないで残った連中が廻すしかないのである。
「O美や雪子には電話した?」
O美は草の者1号のことで、私がT子と同時面接して採用したのです。T子本人にも草の者の打診はあったらしいが、40歳になったら辞める心づもりだったので固辞したそうである。
「O美さんには連絡しましたよ。雪子さんは・・・う~ん・・・本社に挨拶に行こうかどうしようか考えたんですけど、行ってもアタシの知らない顔ばっかりだろうし、皆コワい顔してるだろうし、雪子さんや〇〇さん(ジャン妻)や知ってる人がいるかどうか不安だし。やっぱ行かない」
最後の、やっぱ行かない、そこだけやけに声のトーンが大きかった。
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翌日、本社で雪子が、
「T子さんから電話ありましたよ。お世話になりましたって。昨日行かれたんですよね」
「うん、行った」
「有休消化中、家にじーっとしているだけでお金だけどんどん減ってくから不安を感じたって言ってました」
預金通帳と睨めっこでもしてたのかね。
「だったら辞めなきゃいいのに」
「まさか専業主婦じゃないですよね。似合わないし」
「次はパートかも。事務職じゃなくてスーパーのレジ打ちかなんかじゃないかな」
「ウチに来る前、派遣でレジ打ちやってたって言ってましたよね」
「うん。アイツ・・・ホントは辞めたくないんじゃないのかな」

誰でもいつかは辞めます。
辞めない社員なんていないし。辞めない会社なんてない。
T子が感じた次世代とのギャップは私自身が感じていることでもある。
どういうカタチであれ、自分もいつかは。
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舌禍 [人間ドラマ]

http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-12-25
昨年12月の記事でジャン妻部署に中途入社した男性社員が僅か4週間で、
「ボク、堪えられません。。。」
辞めてしまった話を取り上げた。
私は最初から「どうもコイツ胡散臭いな」と思って見てた。その男性は私の視線をいつも避けて伏し目がちで、入社退社の際も私の背後を歩けば最短距離なのに、私からかなり離れた動線で動いていたのだ。
うっかり私の背後を歩いて肩でも触れたら殺されるとでも思ったのだろうか。
辞めた理由は3つ。
①ジャン妻に怒鳴られた。
②自分より年少者から仕事を教わる屈辱。
③ある中堅社員が冷たかった。
というもの。
「アタシは怒鳴ってないよ。こういうことはアナタはできないんだねって言っただけだよ。でもそれって経理として知ってて当然のことなんだよ」
「それを怒鳴ったの?」
「怒鳴ってないわよっ」
って怒鳴ってるじゃんかよと混ぜっ返したですよ。
「怒鳴るったってさ。T館長(船山温泉)じゃあるまいしさ」
関係ないT館長を引き合いに出してしまい、その後の船山温泉訪問時にフロアで人を動かす云々のネタで語り合ったものです。

①は辞めた本人が言ったかどうかアヤしいという。第三者が「〇〇さん(ジャン妻のこと)怒鳴ってましたよ」って上司に告げ口?話を膨らませた可能性もあるという。ところがそれを告げ口した者こそ③の中堅社員なのだから何だかなぁである。
②の後輩は20代前半の男性で「え?〇〇さん(ジャン妻のこと)怒鳴ってないじゃないですか」・・・と即座に否定した。
他にも辞める予兆はあった。要はウチが合わなかったのだが、それ以降ジャン妻の部署は1欠のまま半年稼働した。6月になってようやく男性の中途採用して現在に至ってます。その採用された男性、Kとしておきます。Kは毎日表情強張らせながら頑張っている。

そのK、下戸です。
ビール1杯飲むのがやっと。
そのKの歓迎会ですが、部署での歓迎会より前に、上の者たち、お偉方、取締役たちと、K本人だけで開催された。
それがこれ。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-07-06-1
この店はよく取り上げますが、この店でスパムステーキでも喰らったのか。
お偉方に囲まれ、Kの野郎は緊張しまくりだったと思う。
お偉方がKへの期待の表れか。逃げられたらイカンと先に抑えたか。
だがそれきりで、部署での歓迎会がなかなか開催されなかった。
実は6月頃だったと思うが、一度、Kの歓迎会が開催される通達は私にも配信されてきた。
でもその時は開催されなかった。
何故か?会を潰した者がいるんです。
誰だと思います?私なんですよ。

そうです!!私が潰したんです!!

潰そうと思って故意にやったんじゃないですよ。結果そうなっちゃったの。
何をしたかというと。。。
③の告げ口容疑者、この男性はいちど私に叱られてから私を避けるところがあるのだが、彼が幹事で店と開催日を決める前段階で配信された案内メールは「なるべく多くの人に参加していただきたく・・・皆様の都合の悪い日、いい日を複数お教えください」・・・だったと思う。
私は「いつでもいい。そちらに合わせます」と真っ先に返信しています。送信者だけに返信ではなく全員に返信したの。
それだけにしとけばよかったのですが、私は余計な注文を付け加えた。
「ノミホは勘弁してくれ」
「店と料理のランクを上げろよ」
「ノミホなんてのは店の言いなりだぜ。どんな安酒飲まされてるかわからんし」
「ノミホは店を汚すし、昨今若い連中の粋な酒の飲み方を育てないのはノミホが原因だぜ。安い酒飲んで酔っ払っえるだけじゃないか」
日頃ノミホが大嫌いな私は持論を滔々と入力して全員に返信しちゃったんですよ。返信相手には一般社員だけでなく、私の上司、上役、社内取締役全員が含まれているのにね。
ウチの社は取締役、管理職、一般社員、肩書に関係無くほぼ全員がノミホばっかり行ってるのを私は日頃から白い目で見てたのだが、この全員返信は多少やり過ぎたかなと今では思っていますがね。
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だけど幹事他、私以外の連中は取締役含めて日頃からノミホに慣れている連中ばかりで、自分たちの日頃の飲み方を全否定されたようなものだからね。
「店と料理のランクを上げろ」・・・これも他の連中に向かって「お前らの行く店や喰ってる料理はレベルが低い」とバッサリやったに等しい。
結局この時は開催されなかった。言い出した③の告げ口容疑者は幹事使命が萎えて委縮してしまい、うやむやになってしまったのです。
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だが私の好き放題の方言は陰で顰蹙をかっていた。全員にメールでやったからね。言った言わないですまない。メールだから記録が残った。
Kの歓迎会がなかなか開催されないのを訝しんだ私にジャン妻が言うには、部署内の中堅女性がジャン妻にクレームまでいかなくてもボヤいたそうである。「旦那さん(私のこと)のあれはないですよ」って。
「そうなのか?」
「そうよ。あんなメール全員に配信してさ。アナタの持論は皆わかったけど、連中はそういうの(ノミホ)に慣れてるんだからね」
「まぁ全否定したようなものだからな」
一般社員だけでなく、上役たちも全否定したからね。誰からも何の注意も受けていないけどさ。
「上役どもは高い店は会社の金で行って、自分らの金では安いとこ行くんだよ」
それには応えず「そういう店にはひとりで行くか、お2人で行かれてくださいって言われたんだからね」
ああそうかい。そうしますよ。
陰で言いやがって。私に直接言って来りゃいいのに。
私は自分のやったことを棚に上げて「でも撤回しないからな」
「いいけど。しばらく黙ってなさい」
「全否定するとこまで言っちゃったし。もう言うことはない」
「唯でさえアナタは私とセットで、いいもの食べてる、高い店に行ってる、教育費もかからないし家のローンも終わるし、って思われてるんだよ」
私は沈黙した。私がKの歓迎会を潰したというのはそういうことです。何だか白けた空気のまま6月が終わり、夏に入り、7月8月も過ぎた。幸いKは頑張っているようだが、彼の歓迎会を潰したのは私なので多少の罪悪感はあった。
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9月に社内政変が起きた。政変といっても私の手の届かないところで役替、部署替があり、私は巻き込まれなかったがジャン妻の部署に信任役職者が異動してきてジャン妻との2頭体制になった。定年異動者(退職ではなく出向になる)もいたので、歓迎会が宙ぶらりんのK、新任役職者、定年異動者、3名の歓送迎会が改めて開催されることになった。
幹事は私の前にいる長年ソリの合わない中堅女性。(コイツもよく登場しますが)
「いついつやるんで、お願いします」
「うん」
「Kさんのもまだだし」
「ああ、あれは私が余計なこと言ったからだろ。もうアナタは何も言うなって〇〇(ジャン妻)から口止めされてるから。あれは悪かった」
「ホントですよぉ。お願いしますね」
ここで私は「どんな店?」という質問をしていません。ジャン妻から「余計なこと言うな」と釘刺されているので、店を聞いたらまたあーだこーだ言いたくなるからね。

話は終わったかと思ったら、ソリ合わないオンナは困惑した表情でこう言う。
「上の方たちが、3000円の飲み放題喰い放題の店のチラシを持ってきたんですよ」
またノミホかよ、とは言わなかったが、ひとり3000円でノミホ&クイホだって??
「3000円?何でその金額で抑える?」
「社員ひとり辺りの福利厚生費(というか会議費)ですよ」
社ではひとり辺り3000円(これを年に2回)の会議費予算を設けているんですが、私は会社経費で
あろうと懐が痛まなくても、その時自分が喰いたくないものを喰わされるのがイヤなのです。2年前は私に断りなく喰いたくもない叙々苑の焼肉弁当なんかとりやがったので、去年は花見代として女性社員のランチ会費にくれてやった。私の分3000円あれば消費税分にはなるか、少しランクが上げられるだろうと思ってさ。
現場は全員揃って外食できないので、勤務終了後に食事会に繰り出すか、昼にデリバリーを取るかしているそうである。
「その3000円を歓送迎会に充てるのか?」
それは管理職も一般社員も会費が同額、というか会費じゃないよね。誰も自分の財布から会費を出さないということですよ。
ソリ合わないオンナはこのプランに納得してない。「主賓が3名いてそれってどうなの?」と憤慨している。
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「3000円プラス幾らかでノミホじゃないのか?」
「違うんです。3000円込みでノミホなんですよ。それで喰い放題なんです」
「そりゃどんな店だよ」
前の舌禍に懲りて(一応は)ノミホをどうこう言わなかったが「喰い放題って何を喰い放題なんだ?そういう店は冷凍の枝豆やポテトフライが暴力的に山盛りになってるだけじゃないのか?」
ソリ合わないオンナは否定しなかった。頷いたものである。

(だいたいこのオンナは日頃はお互いソリが合わないのに、他に話す相手がいないか、上役への憤懣ネタだと私に愚痴るんです。)

私は諦め口調で「で、その3000円ポッキリの店にするの?」
どうでもいいやって思ったのね。
「いえ、私が店探してきますからと止めてはいるんです。会社経費とはいえ主賓の方たち3人も3000円ってのは見たらすぐわかっちゃうじゃないですか」
「そりゃそうだ。3人のうち2人は経理だからね」
「それに●●さん(定年の人)に記念品を贈るのもあって。(多めに)お願いしていいですか?」
「いいよ」
いつもそうしているじゃないか。私は1万円札1枚渡している。忘れるといけないのでその場で渡した。
結局3000円で飲み放題喰い放題の店ではなく、ソリ合わないオンナが独自で予約したが、私は事前にその店を調べたりしなかった。下手に検索したら、また言いたくなるからね。

ソリ合わないオンナは開催当日に部長クラスかそれ以上の役員たちから金を徴収していた。確か女性社員が3000円、男性一般社員が4000円、部長以上と役員クラスは5000円以上だったと思う
部長以上と役員ったって副部長の私より年長者なのは4名で、他は私より若い部長以上か役員は5名いたと思う。
徴収する際、バカな声が聞こえてきた。
ある取締役が冗談でも「あ、自分、役員じゃなくなったんで」
だから4000円でいいでしょってのを聞いて呆れた。5000円支払うのをアタマっから拒否ったのではなさそうだが、四の五の、酢だの蒟蒻だのとウダウダ言ってやがったね。今の時代ひとり3000円か5000円で、上のひとたちで誰か1万円出す人がいなくなって来たのである。それはノミホのせいだよ。

ソリ合わないオンナは集金の際は作り笑顔でにこやかだったが、内心では「こいつら、ケチ」と思ったようです。後日またまた私に「聞こえましたか会費集める時のあの態度」
「聞こえたよ・・・(苦笑)」
もっともそのオンナもしたたかというか、ブツクサ言うのを見越して5000円で設定している。見越してというのは「どうせコイツは決めた額しか払わないだろう。アタシより高い給料や報酬貰ってるクセにさ」ですよ。その5000円設定と私と社長が多く出したことで贈答品含めてクリアできたんだと。
ここがミソです。誰も言ってくれないから自分で言っちゃいますが、私は一般社員と同じ金額しか払わないで持論(ノミホ批判とか)を展開してんじゃないです。多く出してます。だから面と向かって反論できないのだと思う。
もうああいうことは言いませんけど。
何だこれ.jpg
Kは私の斜め前だった。私が余計な飲み会持論を押し付けたが為に3ヶ月以上を経て開催されたというわけですよ。私はKに申し訳ない気持ちがあったので1杯だけ注いで「よう頑張ったな今日まで」とは言いましたがね。
で、挿入してある写真が当日の宴会料理なのですが。
ハッキリ言って美味くなかった。オフィス街の宴会コース料理はこういうものなのか。やっつけサラダに混じった黒ずんだマグロは味がしないし、刺身はカピカピに乾いてるし。レモンを添えてあるのは新鮮じゃない証拠ですよ。
串焼きもイマイチ。私が納涼祭で焼いたヤツの方が美味いって。
鮭のクリームソースのグラタン。こんなん家でジャン妻が作る方が全然マシである。
唯一マシだったのがチキンの・・・焼いてんだか揚げたんだかわかんなかったが、これだけ誉めてあげた。
〆のそばは箱の中でスカスカである。寂しい盛りだねこれ。
チキン.jpg
そば.jpg
ビールもマズいし。飲み放題メニューに酒の銘柄は記してあったのでどんな酒を飲まされてるかわからないアヤしさは無かったが、八海山、浦霞、一ノ蔵とか。私が20代後半で飲み始めて卒業した酒ばかりである。こんな酒は日本酒BARには置いてない。高崎の克のマスターが見たら鼻で笑うだろう。
こんな初心者の銘柄でダマされるものかよと思ったが、結局他に呑むものがないから仕方なく飲んだよ。八海山はまだしも浦霞は薄い気がした。
以上の不平不満はその場では出さなかったよ。
おエライさん.jpg
2次回で盛り上がったらしいな。私らは行かなかったけど。2次回では1次回で出なかったもの、マシなものを食べたらしいですよ。
後日、ジャン妻はソリ合わないオンナに「幹事お疲れ様」と言ったそうです。「まぁまぁよかったんじゃない?」とも。
まぁまぁよかったって?
コイツ嘘言うんじゃねぇよって思った。
「アタシはまぁまぁだったよ」
「俺はマズかった・・・」
・・・の後に私が料理の一品一品をアゲつらったら半分は納得してた。蕎麦がショボかったって。
「いいのよ宴会なんだから。また余計なこと言わないのよ」
「言わないよ」
ソリ合わないオンナは私にも、「ありがとうございました」と言ってきたので、
「あ、どーだった?金足りた?」
「大丈夫です。で、どうでしたか?」
どうでしたか?って何がよ?
店がかい?料理がかい?酒がかい?
「う~ん。。。。」
クドクド言わなかったが、満足してないのが伝わった。言わなきゃ言わないで私はカオに出ちゃうんですよ。
「すみません・・・」
このオンナも不満だったんだろうね。
「俺の口が驕ってるんだよ」
それ以上言わなかった。私は内心で「もう俺を誘うなよ」って思った。
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珍しく社内接待 [人間ドラマ]

この店、名物女将が一身上の都合で退職してしまった。
17時30分.jpg
店のBlogから。(個人名、個人的なことは伏せます。)
「2017年〇月〇〇日、退職のお知らせ
いつもととや元をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
私、U・M子(旧姓N)は〇〇を機に、2月18日(土)でととや元を退職することとなりました。
中学校を卒業して飲食の世界に入って十数年、Yさんと出会ってから約十年、
ガラリと変わる環境に正直不安な面もありますが、自分なりに楽しく過ごせたらいいなと思っております。
お店への出勤はあとひと月程になりますが、今後ともととや元を宜しくお願いします。」
こっちも2年振りです。最後に来たのはいつだったか。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-03-29
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-06-08-1
何しろこの店横浜駅から徒歩15分近く延々歩くから疎遠になってしまった。

何処の世界でもそうですが、いつかは辞めるんだよね。
17:30で開かないから外で待ってたら、中から新顔の女将(後を引き継いだ?雇われ?)が出てきたので、私は名前を名乗り、
「アラご予約のお客様ですね。お待たせしてスミマセンでした」
フロアのテーブル席に着座した。フロア担当の女性が2人になり、テーブル席が若干減った。
店内.jpg
今夜は3人飲みで社内接待です。
私と私の上司と、接待される社員、仮にYとしておきます。ここ数年に渡って会社がYにいろいろ負担をかけた。あちこち地方へトバしたの。
いわばご苦労様会なのですが、Yに、「店の場所は何処がいい?」って聞いたら、「横浜がいいです」。。。
「横浜の何処?関内?」と再度聞いたら、横浜駅がいいという。
でも横浜駅チカなんていい店ないよ。人が多いし。ヤングが多いし。そういう界隈は大手がハバ効かせてるし、何もしなくたってお客が来るんだから努力しない。差別化が見られない。それで久々2年振り、横浜駅から徒歩15分のこの店になったのです。
接待に向いてるだろうと思って。外れは無いだろうと。
でも・・・普通の居酒屋になっちゃったかな。。。
おとおし2種.jpg
乾杯後、今宵の主役Yに長年の労苦を労い、本人の苦労話を聞きだし、愚痴も含めてそういう場の空気、流れになった。
Yは都内の西に住居があってそこに妻子もいるのだが、頼まれたら断れない性格なのをいいことに会社があちこちにトバした。主に北関東周辺です。
Yを最初にトバしたのは現場統括責任者だった伊東甲子太郎です。伊東とYの最初の口約束は期間半年だったらしい。
半年なんて短すぎる。今は社内で1年単位になっています。最低1年。
だが伊東は去った。伊東の後任者にYとの約束事項が引き継がれたかどうかはわからない。半年の口約束は守られることなく、Yも現地が気に行ったのか家庭が上手くいってないのか、半年が1年、2年、3年経ってしまった。
そしたらYの家庭に多少の奇禍があり、Yの家族から「おとーさん戻って来て欲しい」になり、Yも思い出したように「自分はいつまで地方廻りなんですか?」と会社に上がって来たのです。
Y本人も安請け合いするところがあって会社も伊東もそこに付け入ったのだが、Y本人からそういう訴えがあったので、ようやく会社はYを家から通勤できる現場を提示、内示も出た。
そこで「長年ご苦労様」になったのだが。。。
造り.jpg
内示が出た矢先、私の上司は静岡県の現場を束ねるリーダーにこう言われたそうです。
「Yさん、こっちに来てくれるんですよね」
「???」
上司は面食らったそうです。だが私は昨日Upした全体会議~懇親会で、Yが静岡県のある店長に「自分、いつでも静岡に行きますよ」と言ってるのを見ている。
私はそれを上司に報告した。「Yが現地の店長をフン掴まえて、いつでもそっちに行くからって安請け合いしていましたよ」
「えっ、そんなこと言ってたの?」
「Yは実家が静岡県裾野市なんですよ。だから静岡に多少は詳しいの。さわやかハンバーグ(静岡県内にある肉系ファミレス)がどうこうとか言ってましたな」
「・・・」
上司は憮然とした。

Yは過去に2回登場しています。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24
の記事でさわやかハンバーグがどうこう言ってるのがYです。
下の記事で私はYとサシで飲んでます。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-15
さつま揚げ.jpg
北関東の某所の現地リーダーが私の上司に、
「Yさんこっちに来てくれるって言ってましたよ」
(またそういうことを。。。)
「自分、何処へでも行くからって」
それも報告した。私の上司は「そんなことはない。Yは家から通えるとこに移すから」って突っぱねたそうです。
Y本人から「最初は半年だった予定がいつまで単身赴任なんですか?」と訴えがあがって、思い出したように会社がYを家に戻そうとして内示まで出たのに、その後になってY本人が地方に期待を持たせるような軽口をあちこちでペラペラ喋るもんだから話がこんがらがった。
たまりかねた私の上司がYとサシで飲んだことある私に「一席設けてくれ」と。で、この店に2年ぶりにいるのです。
「何処でも行ってくれる貴殿の気持ちは嬉しいし会社は助かるけど、会社は家に戻す、家から通えるところに異動するって決めたんですから。誰彼なく『いつでもそっちへ行くから』とか、そういうことを言わないで一旦は家から通いましょう」(ジャン上司)
「でも自分、何処へでも行きますよ」(Y)
「そういうことを地方のリーダーに吹聴したから、ヘンに相手に期待持たせちゃったじゃんか」(ジャン)
「そこは会社も感謝してるから。一旦、家族の待つ家に帰ろうね」(ジャン上司)
ところがYは、
「いいんですかね。まぁ家内が病気で、子供だちもダブル受験でタイヘンなのもあって。でも地方もタイヘンそうだし・・・」
いったい戻りたいのか戻らなくてもいいのかわからなくなてきた。
サラダ1.jpg
サラダ2.jpg
Yに長年甘えた会社も会社だが、Y本人にも問題がなくはない。
寂しがり屋でウザイところがあるのです。(あまりウザイという表現は好きじゃないですが。)最初はウエルカム状態だがそこに長くいると周囲にウザがられる。構って欲しいタイプで「俺が」「自分も」じゃないと機嫌が悪くなるんです。そういう人っているでしょ。
「自分は必要とされている」・・・それは事実だけど。過剰にそれを意識するもんだから周囲が困惑するんです。
YがWCに立った隙に私は上司にこう言った。
「アイツ本当は家に帰りたくないんじゃないですかね」
「ええ~?」
「家庭が上手くいってないんじゃないですか。帰っても家に居場所が無いんじゃ・・・」
「でも子供が2人ダブル受験で難しい時期だし奥さんの体調も・・・」
「家に戻ってしばらくは精神的に落ち着くでしょうけど、そのウチ居場所が無くなるんじゃないかな。ホントはあっちこっち行きたいんですよ」
「そうかなぁ・・・」
「伊東甲子太郎が言った半年期間、これが反故になったのと、伊東がいなくなって後任に引き継いでなから、単に文句言いたかっただけじゃないですかね」
「でも戻すって決めたんだし」
「ハイ。それは履行しましょう。でも・・・」
「???」
「・・・持って半年ですな・・・」
おしんこ.jpg
ダシ巻たまご.jpg
YがWCから戻ってきた。
「誰々からラインが来たんで・・・」
(始まったよ。)
Yはあっちこっちトバされたせいか寂しがり屋で、社内のライン?メル友?交友自慢をひけらかすところがある。
写真を見たら社内の美女や可愛い子ばかりであった。10人中9人が容姿を褒めるであろう女性ばかりである。
私?私は10人の残りの1人ですよ。私は美人が嫌いで・・・いや、止めましょう。私は他人の交友関係なんか興味ない。写真の子たちもYに合せて撮ったに決まってる。その写真の中に、撮った時は独身だったが今は社内で上役の嫁になった女性の写真があったので、
「この女性はもう人妻なんだから消しなさいよ」
辞めた子の写真まで見せられたからね。
だいたいこの店を予約する時、私は男3人で予約したのだが、Yから「〇〇さんも来ますよ」
〇〇はYが(表面上は)仲良くして(貰っている)女性幹部候補です。こっちが幹事なのに勝手に声かけたの。
私は上司に「Yが〇〇も呼んだって言ってます。3人が4人になるくらいならいいけど、放っといたらアイツ、調子にのって自分のお気に入りに片っ端から声かけまくりますよ。5人6人になると席の確保が・・・」
そしたら上司は慌てた。それだと単なる飲み会になってしまうじゃないかと。そういう会ではなく、あくまで会社が本人を労い、説諭し、激励する社内接待なので第三者はダメだと。
長い飲み会だった。
色気の無い男3人飲み。こっちはYの交友自慢を延々聞くハメになった。こっちが会社の意向を説明せんと水を向けても話を聞かずにすぐ自分のネタに逸らすのである。
鶏.jpg
唐揚げ.jpg
Yが出て来るところ。
夜.jpg
後日、上司は私にこう言った。
「アイツ人の話を全然聞いてなかったね」
私は突き放すように返した。
「またトバせばいいですよ」
「・・・」
「絶対、家に居場所ないです」
「!!!」
地方は人選に苦労するのです。そこへ彼が望んで行くのなら、それでいいじゃないか。
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イベント [人間ドラマ]

都内の某ホテルの宴会場を借り切って、本社と現場長との全社会議~懇親会が開催されました。
本社部門30名と現場長100名、事務のリーダー格10名(ウチ8名が草の者、私の陰の部下)、表彰者10名、誰が呼んだのかエラそうな来賓者が20名、計170名が集合。
会議の後はそのまま懇親会になります。会議は形式だけで最初から殆ど宴会といっていい。
処理済~進行中.jpg
毎年開催されるのだが、いつものことで準備段階から現場統括部門と総務部門が主体でススメていた。座長は私の前の席にいて長年ソリの合わないオンナです。
(先日はジャン妻も激怒させた)
過去に何回か登場しているこのオンナは、打ち合わせ過程でジャン妻の経理部門を蔑(ナイガシロ)にした。会議の議事進行と準備段階の打ち合わせに経理部長(ジャン妻の上司さん)を呼ばなかった。
準備過程でホサれたジャン妻上司は憮然としていた。
「自分何も聞いてないんだよ。打ち合わせ会議にも呼ばれなかったし・・・」
それでいて現場部門と総務部門は経理部門の若手連中を、受付、資料配布、誘導他でコキ使うのです。その場合は事前に話を通すのがルールだが、経理を一段格下だと思ってる。
その打ち合わせ会議を昼休憩にまたがる時間帯にたっぷり2時間取って、何処からか仕出し弁当を取って会議室に籠ったので問題になった。自分たちだけランチミーティングのような様相になった。時間と弁当は私のソリの合わないオンアが手配した。
ウチの部署の週1連絡会で、そのオンナが言うには、
「全体会議についてですが、正式な開催アナウンスを今日配信します」
私は思い出したように言った。
「それはいいが・・・」
「???」
座が固まった。
「その件で経理部長や○○課長(ジャン妻)が怒ってたぞ」
「え?」
会議の席が凍りついた。

「先日の全体会議打ち合わせの時、経理に話を通してないだろうがよ」
「あ、声はかけませんでしたけど・・・」
ここで私の上司は不穏な空気を察知して連絡会を散会させたのですが、私とそのオンナだけ部屋に残ったんです。
「その件ですが、でも毎年本社は全員参加で・・・」
「んなこたぁわかってる」
私は遮った。私は相手に言うだけ言わせる方なので滅多に遮ったりしないのですが。
「昨年も一昨年もそういうスタンスだったよな。そうしたのは伊東甲子太郎だが、毎年全員参加だとしても、全社会議と謳っている以上は全部の部署長に声かけるもんだろうがよ」
「・・・」
ソリ合わないオンナはますます固まった。私の言ってることが正論だと気付いたのだろう。シマッタという表情になった。

「経理の連中は蔑(ナイガシロ)にされたと思って当然だ。で、何だよこないだの打ち合わせ会議はよ。てめぇらだけ仕出し弁当取って会議室に籠りやがって。ありゃランチ会か?レクリエーションか?」
べらんめぇ調になってしまった。
「その間、会議に呼ばれてない連中は架かって来る外線電話に対応してたんだぞ。俺もそのせいで出立が遅れた。あの時間帯に会議で席を外すことを朝礼で言わなかったじゃないか」
「そ、それは言いませんでした・・・でも全体会議で私たちがすることって殆ど雑用じゃないですか。経理の方々にそういうのをさせるのを遠慮したのもあって・・・」
「気の遣い方を間違えたな」
「・・・」
「ジャン妻上司は表向きはああだが、内心で怒ってるんだよ」
ジャン妻上司は表向きはニコニコして各部署への気配りを絶やさない人なのだが、その場で言わないで陰でブチブチ言うところがある。それもどうかと思うが。

「俺も〇〇(ジャン妻の本名)は昨夜、外食だったんだが、飲み喰いしながら『連中だけでやりゃいい』『バカらしいから俺ら出るの止めようか』って冗談でもそんな話になったんだぜ。私は業務柄、各現場にカオを出す立場なので、出席して各テーブル廻ってホストするけどさ」
「すみませんでした・・・確かに配慮が足りませんでした・・・」
相手はアタマを下げたのだが、まだ若干の抵抗をしてきた。
「でも経理の人たちって、『それは総務でしょ』って普段線引きするんですよ。なのでこちらで決めた方がいいと思ったのもあるんですよ」
「普段はいいさ。今回は全体会議なんだぞ。声をかけるのが礼儀だよ。経理がそう言うなら誰かひとりでもいいから声かけて、打ち合わせに出られないなら委任状まで取らなくても、『任せていただけますか?』って言えばいい。そこでOKの言質を取れば〇〇部長(ジャン妻上司)や〇〇(ジャン妻)だって何も言えないさ」
「ハイ・・・」
相手は納得はした。私はそこで話題を変えた。ギュウギュウ捻じ伏せちゃった感があるので、当日の具体的なハナシに切り替えた。

この私の物言いは「これこれこうこう言われた」ようなニュアンスで現場部門にも伝わったようだが、別に何も言われてません。現執行部は私より若い連中なので、私にクレームや反論してくる度胸のあるヤツいないです。
「言ったのそこまで?」(ジャン妻)
「言った。上司さんにも言っとけ」
「・・・」
ブーブー言ったが私は出席します。私は管理部門だが、私の業種は日頃から現場と行政の間に入って出歩くものなので、日々必ず現場に顔を出します。自然と全部の店長の関係ができているので、これからも円滑に業務が進むよう潤滑油として各テーブルをホストしなきゃならないのです。
前述の私に叱られたソリ合わない女性は、
「〇〇さん(私のこと)が知らない店長、会ったことない店長っています?」
「いないよ」
「ですよね・・・」
何だ?持ち上げてどーする?
実際殆どの店長と面識はある。私を知らない店長もまずいない。私は本社メンバーのテーブルに入れられそうになったのを昨年同様にゴネて、昨年もそうだったのですが、現場部門にゴリ押しして現場長たちのテーブルに替えて貰ったのだ。
慣れ親しんだ店長よりはなるべく親しくない店長のテーブル席にして貰ったのです。
「若くて美人で会社がチヤホヤ押している店長のテーブルはそっちに任せるからさ。ストライクゾーン高めでそっち(現場部門)が扱い難い連中のテーブルにしてくれ」って。

そして当日、自分の指定されたテーブルに赴いたら、
(また姐貴と一緒かよ・・・)
過去に登場済みの大阪難波出身の某Z女史がいた。
昨年もそうだった。女史は昨年は社内で浮いていたが、現在はある重要なテーマを担っていて全社的に注視されてもいる。
それが女史のプライドをくすぐったのか、最近は機嫌がいい。
「またアナタと同じテーブル席?」という表情で目を引ん剥いたが、ひとりの男性が女史をからかった。
「ふたりとも去年も同じテーブルでしたっけ?」
「そうよ。アタシたちは一緒なのっ」
誤解を招きかねない返し方を。
私と女史を冷やかした男性以外の連中は、これまでの長い社内関係や因縁を知らない者ばかり。「何なのこの人たちは?」と思ったかも知れない。
その男性、それで終わりにしないで、
「ふたりとも仲直りしたんスか?」
「アタシたち別に喧嘩なんかしてないわよっ」
女史の眦が釣り上がった。実は喧嘩までいかないけど、アタマに来ていっとき疎遠になったことがある。
女史は私の方を向いて「アナタ何か言ったの?」と言いたそうだった。距離を置いた時期はあったが、もうそれの原因が何だったか私も忘れている。

会議が始まった。
スクリーンに社の1年間の業績、来年度の目標、予算が写し出され、今後取り組むテーマをとうとうと聞かされたがそれも15分か20分程度。それが済んだらすぐさま乾杯、懇親会になった。
Z女史は誰よりも早くバイキングに向かい誰よりもガツガツ喰っていた。私はホスト役に徹すると決めてはいるが何も腹中に収めないと悪酔いしかねないので、軽く少なく食べた料理はたったこれだけ。
ローストビーフ2枚と温野菜添え。
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ブ厚いローストビーフだった。
筋はなかったが、やはりさらの木には及ばないね。
そしてチキンカリー。やや酸味のあるカレーだった。
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「カレー?」(女史)
「食べたら?」
「昨日作ったわよ」
私は悪酔いしないように食べただけなのでこれ以外は何も食べず、ひたすら水割りをガバガバ飲んでイロんなヤツに話しかけて挨拶して廻った。それが目的だからね。飲み喰いするのが目的じゃない。

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女史の手前にいる男性は北原(仮名)といって、社内では最も難しい店長と呼ばれている。いつも一過言あって、会社が何か新しいものを導入しようとすると抵抗するんです。
例えば何か新商品を導入・展開しようとすると、
「それってウチがどういう客層かわかってススメているのですか?」
「ウチの立地、客層的にそういう商品が売れるお思いですか?」
「結局はデッドストックににあって廃棄になるだけですよ」
北原から発信されたこんなメールを見たことがある。よほど腹に据えかねたのか関係者全員に返信したらしく、何故か私にまでCCで転送されてきたのです。読み手は「これは難しい人だな」と誰もが思ったであろうよ。
北原は自分とこの木を見てるだけで森全体を俯瞰して見れないの人かなと思った。

ところが最近になって、そんな難しい北原と私は関係が好転しつつある。前に書いた私の陰の部下のような連中、草の者たち、こいつらは1号~8号と8人いるのだが、幻の9号、任務を本格稼働したら辞めてしまった9号がいたのです。それきり後任が決まらない。
仕方がないので私は9号に託した業務を自分に引き上げて自分でやっていた。北原の現場は辞めた9号のエリアで、北原本人から私に申し出があり、
「タイヘンでしょうから自分とこの事務員を使ってください」
「え??」
私は少し驚いた。本社に含むところのある彼が本社側の私に協力を申し出てきたのである。
これはチャンスだなと。私は北原と彼が推挙してきた事務員の女性と3人で打ち合わせをした。電話でなく出向いたのです。「これこれこういう風にやってくれ」って。
1回めは私が同行した。2回めからはひとりで行かせている。
会って話をしてみると北原は一過言あるだけあって理解力もあり、私が資料を並べて具体例を示すことで「フムフム・・・」と納得しておった。
いい機会なので、私は会議の現場部門の女性陣に「北原を私の隣に置いてくれ」と申し込んだら仰天されたものだよ。
「ええっ?隣でいいの?」
「今後信頼関係を構築したいので私の隣にしてくれないか」
「わかりました」
助かりますのようにも言われた。やはり遣り難い相手のようだね。その北原といろいろ話をしたが、まだまだ一過言、いや、一過言か二過言~十過言くらいはあるようで、物言いを抱えた難しい人物なのは改めてわかったよ。
上長に不満もありあり。でも自分がそれに替わろうという野心はないようだった。

私の左隣に、東海エリアでいちばん無口で静かな女性がいる。
昨日Upした電子レンジの連中も言ってた。「静かすぎないですか?」「話しかけても滑っちゃったと思ったりしませんか?」って。
そういう人には気を遣うものなのだ。私はZ女史や北原のように自分の言いたいことをバンバン言ってくれた方がやり易い。リアクションがあれば修正できるからです。無口でおとなしい女性は何処から突破口を開いたらいいのかわからない。
下手に水を向けて反応がないと、あれ?滑っちゃたかな?と思うし。
その無口で静かな女性、何を飲んでるか見たらウーロン茶なんぞを飲んでいる。
「飲まないのか?」
「今日、くるまなんで・・・」
よく都内へくるまで来たものだ。何処かの地下駐車場に停めたそうである。

東海エリア・・・静岡県ですが、東西に広い県のせいか、同じ県内でも社員の特性、イロがバラバラで、三島、沼津、富士、静岡市内、静岡市に吸収された地域、焼津市、藤枝市、島田市、牧之原、掛川、浜松、バラッバラです。一つ一つの現場が別会社のようです。
群馬と違って静岡県内のドラマは少ない。載せられるほど笑えないからだが、ここ2~3年で群馬ほどではないが私とも関係が構築されてきた。
でも群馬に赴任したあの当時よりもどかしく思う。
左隣の女性はおとなしめで引っ込み思案なので、あまり自分から話す人ではない。
「静岡県知事、また現役のあの人になったんでしょ?」
「ハイ」
「市長と仲悪いのにな。どっちも子供みてぇだ」
「ハイ。県民は置いてけぼりで」
この程度。それと、席を立たないということはZ女史と違って自分でススんで料理やデザートを取りに行こうとしないのだ。
「喰わないのか?」
「食べてます」
「もっとどんどん取ってこないとあの女(Z女史)に喰われっちまうぞ」
この問題発言に女史は「何かアタシの悪口言ってる?」って目玉を引ん剥いた。
他のテーブル席にいって交友を深めようともしない。その為の懇親会なんだぞ。こっちに来た旧知の社員とだけ最低限の会話をしていた。それも座ったままですよ。私ひとりでベラベラ喋るハメになってしまった。
仕方がないので私が余計な気を遣ってデザートを取って来たんですよ。自分で取りに行こうとしないで黙ってじーっと座ってるから。柄にもなく気を遣いました。
東海エリアの女性のスイーツ.jpg
取って来たデザート(スイーツ)小皿を、犬に餌やるみたいに女性の前にポンと置いた。
向いにいた別の女性(女王蜂と呼んでいます。後でまた出て来ます)がビックリしてた。こっちも照れくさかったのでその場を離れて他のテーブルへ動いた。
料理1.jpg
料理2.jpg
料理3.jpg
料理4.jpg
今回の料理はコッテリしたソース系が多く、スイーツが少ない気がした。
女性が多い会社なので飢えた牝狼みたいにスイーツに群がるんですよ。牝狼は言い過ぎ?ではイナゴの大群のように。

女史がガツガツと料理やデザートを喰らっているところ。
「もしかしてデザート2皿め?」
「そうよ2皿。何でわかるの?アタシが何皿食べてるか見てるわけ?」
「だいたいわかる」
「これからまたデザートいくのよ」
「え?もうそんなになかったけど」
「追加が出るって。ホラ」
なるほどホテルの従業員がスイーツを新たに補充していた。私左隣の東海女性も、私が持ってきた残りもののスイーツをそのまま置きっ放しにして、新たに補充された新鮮なものを改めて取りにいったみたいである。
せっかく持ってきたのにさ。

この会から逸れますが、この静かな女、おっそろしく小さいフォントで手書きするんです。どうやったらこんな小さい字を書けるんだと思わせるくらい。
こっちは老眼きてるから読めない。遠ざけても読めないんです。
たまりかねて先日会った時に、
「もうちょっと大きい字を書いてくれないかな」
「・・・」
「どうやったらこんな小さい字が書けるんだ?」
「・・・」
「私への嫌がらせか。何か私に含むところでもあんのか?」
「いえ・・・」
「・・・」
処理済~女史と高橋.jpg
女史の向こう隣にも男性がいます。高橋(仮名)としておく。
高橋は、私が群馬転勤が解かれて都内に戻ってから某所で初対面した。その時に高橋にしてみりゃ私の第一印象が最悪だったと想像されるシチュエーションになった。
高橋はこちらが要求したものを持参し忘れたのです。資格証明書です。
「コピーじゃだめですよね?」
「原本じゃなきゃダメなんだよ」
「家に取りに戻りましょうか?」
「近いの?」
「ハイ。歩いて5分くらいです」
「私も子供の使いではない。出直すつもりはねぇよ。」って言ったら高橋の顔色が青白く変わった。私を怒らせたと思ったらしく、「い、今から取ってきます・・・」・・・急いで取りに戻ったんです。
それから数年経ったが、その後高橋は私と会っても目を合わせない。いつも青白い顔で視線を逸らすんです。
今回のイベント前に会う機会があったので、
「席は俺と同じテーブルだぜ」って言い放ったらまたまた顔色が青白くなり、うっすらと愛想笑いされた。
やはり合う合わないはある。集団社会だからそれは仕方がない。私は北原と高橋をZ女史に任せてまた席を離れ、各テーブルを回った。

その間、懇親会が進行している。
この1年間に結果を出した社員や現場が表彰されている。
ひとり私に懐いている湘南エリアの女性社員がいて(何でか知らないがホントです。)堂々MVP?優秀社員賞をGETしておったが、本人に聞いたら、
「何で自分が表彰されたかわからない」
「こんな賞を自分なんかが受賞して周囲の視線がコワイ」
「表彰されたってことは今後仕事が増えるんでしょうか?異動とかあるでしょうか?今の現場にずっといたいんですけど」
「出世とかしたくないし・・・」
受賞の意味を説明してないようだね。
他、今年になってまた社内政変があったので「何でこんなヤツが・・・」と思うようなヤツが昇進して、それらの紹介もあった。
来賓も多過ぎ。
あ、伊東甲子太郎がいる。
伊東は私に気付いて寄ってきた。
「久しぶりですね・・・」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-05-07-2の記事以来・・・でもないかな。実は伊東は別ステージに去ったのだが。ウチらより上に位置する会社の長になっているのです。
伊東にはウチの会社は小さかったんだろうな。
彼の一身上にちょっと奇禍があり、心配していたのだが元気そうだった。
伊東はZ女史と北原の間に入って何か話しこんでいた。伊東とZ女史の会話って初めて見た。
伊東はいい。私とジャン妻は今でも伊東のシンパでもあるからね。そしたら私の最も気に入らないM村の野郎がいやがる。
誰が呼んだんだ。コイツには何回か煮え湯を飲まされた。M村は私のシンパを泣かせてばかりいるイヤな野郎で、山女(http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-02)を泣かせ、服装だの髪型だのゴチャゴチャ言って私が可愛がってた上州のヤンキー娘っ子も辞めさせたし。
私は今年になってからM村と口を効いていない。挨拶すらしない。相手も私を避けている。

処理済~草の者たち.jpg
これは8人いる草の者たちのテーブル。
陰の部下なので私はベタベタしない。
何百人いる一般職員で今日この場に呼ばれたのは彼女たちだけ。草の者たちが稼動して1年経った。
それまで私の耳には各現場長への不満、クレームめいたものを小耳に挟むことはあったが、そろそろ他の一般社員から草の者への不満も入ってくるようになった。抜擢されたことで立場が変わり、それまでのバランスが崩れたのである。
どの草の者たちも抜擢されると周囲の視線が厳しくなる。一挙手一投足を見られるのです。

自分のテーブル席に戻ったらZ女史と高橋がまだスイーツを喰らっている。
高橋は下戸なようで。そりゃ私と合わないわな。
「よう喰いよるな。そんなに食べる人だったっけか?」
「アタシは食べる人なのよ」
「前に一緒にいた時そんなに食べなかったよね。自分で作って持ってきた小さい弁当しか見たことないモン」
「あれは・・・あの頃は・・・真ん中の子と下の子のお弁当の残りを食べてたのよ。自分で作ったものはたくさんは食べないものよ。ここはホテルなんだからさ」

女史の向こう隣の隣の隣だから私の真ん前、円卓の正面にひとりの女性がいる。
私は女王蜂と呼んでいる。ホントそういう女性で、自分から他のテーブルに廻ろうとしないのです。自分のとこに寄ってくるのを待っている。楽しんでいるとしか見えない。
「アタシは光、光ってるから黙っても寄ってくるの」と言わんばかり。
普通はこういう機会こそ「お世話になってます」ぐらいは言って廻るものだけどね。
伊東甲子太郎やM村、ジャン妻の上司まで本社の男性管理職がこの女性をヒイキしてチヤホヤチヤホヤしているんです。言い換えたら私の琴線に全く触れないオンナです。
女王蜂にこんなこと言われたことがある。
「〇〇さん(私のこと)っていいですね。会社の経費であっちこっち行けて・・・」
・・・の後に何言われたかというと、
「ポイントたまるでしょ」
私は内心でムッとしたが。
「いやぁ、自分このトシまでクレジットカード持ってないんで」とかわした。
ジャン妻は怒った。
「アナタそれ聞いて怒らなかったの?」
「まぁムッとはしたさ。何てこと言いやがるってね」
「失礼だよそれ」
私もそう思う。その女王蜂にジャン妻の上司さんが媚をうっている?

そして私の嫌いなコーナーになった。
本社メンバーの紹介である。ひな壇に上がる訳。所属長がひとりひとり紹介するんですよ。私はこれが嫌で嫌で。何でそんなことするのだろうか。今日の主役はあくまで現場の長たちであって、本社メンバーはタレントでも何でもないのだが。

私はヘンな自信と自負がある。私は前述のように管理部門とはいえ日頃の職務柄必ず店舗に顔を出さざるを得ない立場なので、
「私はいいよ。遠慮するよ。だって私のカオと名前を知らない店長なんていねぇよ」
そういうのがいたらモグリだとばかりに言い放った。そしたらジャン妻から物言いがついた。
「その考えは傲慢」
「ゴーマン?」
「アナタは普段から現場に顔を出してるから知名度はあるけど、アタシや総務や経理は電話問い合わせを受けたり遣り取りするだけで、顔が知られていないからよ」
「・・・」
「ひとりひとりが自己紹介すれば、次から電話だけでも円滑に進むでしょうよ」
「だったら俺以外でやればいい。俺は知らないヤツなんていないし、俺を知らないヤツなんていないよ」
我ながら自信満々だが実際そうなのです。末端ならともかく、現場の長で私を知らないヤツはいないといっていい。
「だからそれが傲慢だって」
「・・・」
「アナタも出なさい」
そのイヤなコーナーが始まる。

それでも私は晒し者になるのが嫌で名前を呼ばれる直前までゴネてた。マイクを持った私の上司が、
「次に管理部門ですが・・・」
本社メンバーがズラズラ上がっていくが、私はブス~ッとして座っている。
「いいの?行かなくて?」(Z女史)
「いい。出たくない」
東海エリアの静かな女性まで「行った方がいいですよ」と声を発したからね。
突然マイクの音量が大きくなったのだ。私の上司が「〇〇さん(私の本名)お願いします」
私はそれでも出ない。そしたらジャン妻が地声で、
「〇〇っ!!」
私をさん付しないで呼び付けたのである。後で本人に聞いた話だと「アタシはアナタを呼び捨てになんかしていないっ」そうだが会場は一瞬凍りついた。「さん」の部分が響かなかったらしい。
不承不承ブス~ッとした顔で立ち上がり壇上に並びましたよ。ひとりひとり簡単な自己紹介が始まったのだが、私の隣にいたジャン妻上司が挨拶冒頭、
「〇〇さん(私のこと)以外は店舗に顔を知られていないのでひとりひとり簡単に・・・」
ずーっとそこに立ってるのが苦痛だった。
後で神奈川県内の社員に言われた。
「奥さんに呼び捨てで呼びつけられてましたよね?」
「呼び捨てにしてたかアイツ?」
「〇〇さん(私のこと)酔っ払ってて名前を呼ばれても気が付かなかったからじゃないかって皆言ってました」
「・・・」

これは壇上から見渡した風景の1枚。
左にいるのが伊東甲子太郎。
処理済~壇上から.jpg
定刻きっかり、締めて散開した。
私はそれまでの傍若無人な態度がウソのようにZ女史他テーブルにいるメンバー全員に「お疲れさまでした。今後ともうよろしくお願い致します」と軽く両手をテーブルに置いてアタマを下げ、サッとその場を立ち去った。

この後で2次会に流れた者70人、別働隊で横浜で飲んだ連中が10人いて、70人中には泥酔して荒れた者もいたそうである。3次会で吐いたり潰れた者もいたらしい。
私にも冒頭のソリ合わないオンナから形式上とはいえ2次会のお誘いメールが来てたのだが、私はこう返信している。
「会議だけ出ます。2次会は出ません」
それだけにしておけばいいのに、
「もう2次会でバカ騒ぎするトシじゃないよ」
これを発信者だけに返信すればいいものを私は全員に返信したのです。送られてきたメールは本社関係者だけだったが、2次会に参加する連中はバカだと言ったようなものである。
「あ、シマッタ・・・」
「まぁ・・・本社の人だけですから・・・・」(ソリ合わないオンナ)

来年も開催されるらしい。私はこの記事冒頭でさんざんヤリこめたソリ合わないオンナに後で言いましたよ。
「来年からスイーツ増やそうぜ」
「ええ、足りなかったですよね。すぐさばけちゃったし」
「あんなコッテリした料理は1品2品減らしたっていいさ。こっちのテーブルでは〇〇(Z女史の本名)が何往復もして5皿も6皿も喰らってたからな」
ソリは合わないが、10何年も会社にいるのでお互い尊重している部分はあるかな。
好き嫌いや仲が良し悪しは関係ないかも知れない。
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電子レンジ使えないんですか? [人間ドラマ]

急に涼しくなったと思ったら、またぞろ蒸し暑くなった。
このまんま夏が終わっちゃってもいいのに。
ヒマな3連休初日、初日の朝、河より低いBARで痛飲した翌朝のこと。
「あ、ご飯が2合ない」(ジャン妻)
何?米が無いだと?
ウチらは(日)に買い出しに行くのですが、前の(日)は地元の納涼祭で買い出しに行けなかったのだが。。。
「その前に買わなかったっけか?」
「先週か先々週に買い物に行った時に買うの忘れた」
「だから普段から5kgの米を買えばいいのにさ」
「5kgはイヤ。最後の方は美味しくない。2kgを買って食べるのが美味しいの」
その2kgのこだわりがこの結果、為体(体たらく)。
ウチは2年前から夜はご飯食べない。酒を飲むからご飯食べるのを止めた。そしたら8kgほど減量に成功して数値も良くなった。そしたらお米、ご飯を食べるのは(土)(日)(祝)の朝だけになったので、白米の残数、在庫量のチェックが甘くなるのです。
「冷凍ご飯があったかも。」
普段炊かないのに冷凍ご飯があったかな。
「いいよ今から炊くのはアナタが食べて。アタシが冷凍食べるから・・・うん?・・・これは・・・?」
諦めかけたTALKの途中で、ジャン妻が見つけたものは・・・?
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「アタシこれ食べる」
「ええ?これをかぁ?」
「美味しいんでしょこれ?」
実は私、食べたことある。でも家でじゃない。食べたのも自分の意志で食べたんじゃない。社員からススメられて仕方なく食べたのだ。
「いやぁ。美味・・・しく・・・は・・・ないな・・・。薄味だよ」
「置いといてもしょーがないからね」

群馬と違ってそこに住んでたんじゃないから、なかなか信頼関係構築が遅くもどかしい東海エリアで、少しずつ私との信頼関係が構築されてきた某現場でのこと。
そこには女性社員が3人いて、うち2人が元気印でカシマしい。残る1人は私が面接採用した女性で私には従順で大人しい。
元気印はA、B、大人しいのはCとしておきます。元気印の女性社員Bが私に小さな親切を持ちかけた。
時刻は13時過ぎで社員が交代で昼に入る最初の時間である。
「〇〇さん(私のこと)、お腹空いてないですか?」
あまり空いていない。この日、藤枝で朝ラーメンを済ませている。
ここで「空いてない」と言い切ってしまうとそれで終わりになっちゃう。相手は私に何かを勧めているらしいので乗ってみることにした。
「軽く空いてるかも」にしておいた。
「これどうですか?」
「???」
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電子レンジで温めるレトルトカレーか。
カロリーや塩分が少なめらしい。病人用かな。
ライスとセットになっている。これは普段は店で売る商品なのですが、賞味期限が切れそうなので売り場から下げたらしい。
そういう場合は廃棄稟議を上げて、認可されたら社員で自家消費するんですよ。これ以外に麻婆豆腐とかありましたね。
額は小さいが結構売れてるらしい。売るからには売る社員も食べないと、味を知らないと売れないからね。
「美味しいですよ」
「・・・」
そうかなぁ。

私はレトルトカレーなんて真っ平ゴメンな人だったが、例のオヤシラズの時にレトルトスープに助けられたことがあるし、このレトルトカレーを食べることでここの現場と交わす会話を発展させようと考えた。前向きでしょう私?
「じゃぁ貰うワ」
Bは「レンジで温めてください」とだけ言って控室から出てってしまった。
え?私が温めるのか。ススメてくれたBが温めてくれるのかと期待したのに。
この辺りが私のお坊ちゃんなのだが。自分でチンしろってか?
取り残された私はレンジを見て、はて?レンジで温める場合、どの設定にすればいいんだ?と考えた。

私は電子レンジで解凍した経験が殆ど無い。
酒の燗か、冷凍したご飯の解凍ぐらいしかやったことがない。
レンジの前で「これか?このボタンか?・・・」・・・わからないまま首を捻ってたら大人しいCが現れ、レンジに向かって考え考え込んでる私を怪訝そうに見ている。
聞くのは一瞬の恥で知らずは一生の損・・・でしたかね。意を決して聞いてみた。
「これを食べられるようにするのはレンジのどれで解凍すればいいんだろ?」
「ああ、それはですねぇ」
Cは教えてくれた。
「箱に入れたままチンするんですよ」
「え?箱で?」
これにも驚いた。
Cは自分のロッカーからお財布を持って近所のコンビニへ出かけた。その際にCからBとAに「〇〇さん(私のこと)は電子レンジが使えないらしいですよ」と話が膨らんで伝わったらしく、Bがドタドタ駆け込んできた。
「〇〇さん電子レンジ使えないんですか?」
私は赤くなった。
「お家に無いとか。触ったことないとか」
「そ、そういう訳ではないが・・・こういうのを食べたことがあまりないので・・・」
Bは私を「この人はボンだな」と思ったようた。一瞬目が白くなったからね。
でも世話焼き女なので、
「アタシがやってあげます。こういうもののボタンはこれです」
私は既にCから教わっている。でも敢えてBにやらせた。
レンジが稼動しだした。
しばらくしたらチン!!と音がして食べられる状態になり、私は赤くなりながらレンジの扉を開けて中からレトルトカレーとご飯引きだしたら熱いのなんの。
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「アチっ」
「だ、大丈夫ですか?」
大丈夫ですか?には応えず、私は「アチアチ」言いながらパッケージを開封してカレールウをご飯にかけようとしたが、熱とヌルヌル滑って上手く開かないのである。
熱でルゥが洩れているじゃないか。
「ア、アタシがやりますっ!!」
Bは絶叫調になった。
「ここを持って、こうやって開けるんですっ」
Bは器用に手早く開けた。独身30代前半のBは相手に尽すタイプなのはわかった。相手さえいればいい嫁さんになれるだろう。
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具なんか全然ないじゃんか。
そういう贅沢、文句を言う筋合いじゃないが。サラサラッとした粘度の薄いカレールウとご飯だけですよ。殆どカロリーだけ摂取である。
そしたらいちばんウルサい大女のAが現れて私とA、B、戻ってきたC、4人でお昼になったのだが、Aは自分が最後にこの騒動に参加してきたもんだから私に向かってとどめを刺さんばかりに、
「〇〇さん電子レンジ使ったことないんですか?」
この声がデカく、私はまた赤面した。
「あ、あるよ。熱燗くらいは・・・」
「熱燗?それだけ?」
「それだけ・・だね・・・」
「熱燗ってヤカンにお湯入れて、その中に入れるんじゃないんですか?」
電子レンジ操作に長けてる現代っ子のBがそんな古風なやり方を知ってるとは。
「そんなことを知ってるのか?」
「うちの父がやってましたね」
この後は質問攻めにあった。AとBは質問が多いのです。特にAとBは矢継ぎ早に質問が多い女で、東海エリアは本社から距離があるので社内情報に飢えている。
質問されたらされたで回答を曖昧にしないでその場で手早く回答することで関係を作っていく。私がレトルトや電子レンジに不慣れなのは、まだ信頼関係が希薄な社員との会話のきっかけに過ぎないのだよ。
「そうやってアナタは女性社員に甘えて人気取って」(ジャン妻)
そんなつもりはない。
「お腹いっぱいになりましたか?」
「それはならないな・・・」
なるわけないじゃないか。茶碗1杯分もないですよ。
「もう1杯どうです?」
「いや、いい。途中で飽きるかも・・・」
そしたら土産に持たせてくれた。「家で奥さん(ジャン妻)と食べてください」って。麻婆豆腐も。
小さな親切で大きなお世話だが貰って帰った。

そしたら冒頭に戻り、お米の量が足りない今朝までそのままだったのだが、家で温めて二度目の登場と相成った。
それまでは私が出張時にジャン妻が「アタシひとりで食べようと・・・」置きっ放しになっていたのである。
レトルトごはんを茶碗にうつしているところ。
「そのまま食べないんだ」
「アタシはそういうのイヤなの。アナタにもそのまんま出したことないでしょ」
必ず家の皿に移すのです。
よそう1.jpg
よそう2.jpg
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「ご飯とセットになってるの?」
「別売りよ。社員にチンして貰ったからわかってないんじゃないのアナタ?」
「箱でチン?」
「そう」
「レトルトって皆そうなの?」
「そんなことない。この商品だけ」
箱を開けて斜めに立ててチンするのです。
「封されてる素材が違うんじゃないかな」
家でチン.jpg
炊き立てご飯とレトルトご飯、手作りおかずとレトルトカレーの混合になった。
鮭にしろ、鯵の干物にしろ、私らは2人で1つなんです。
同じ内容のサラダが別皿になってるのは、ジャン妻はポン酢、私はマヨだからです。
混合朝食1.jpg
混合朝食2.jpg
近づける.jpg
味見.jpg
カレーと並んでるのは同じシリーズの麻婆豆腐。
こっちは辛うじて具が入ってるが、小さい小さい豆腐だった。辛さもイマイチ。
並ぶ.jpg
「美味しかった?」
ジャン妻は首を傾げた。
「食べれなくはないかなぁ・・・。でも買ってまで・・・はないなぁ」

また別の日、レトルトを貰った現場で。
お昼にAとBがレンジでチンしてパスタ、五目焼きそばを食べていた。Cは手弁当だった。
レンジでチンした直後だから湯気がモワ~っとあがっている。凄ぇニオイである。
「それって何処で買うの?」
「コンビニで~す」
これも誤解された。この人はコンビニ食を食べたことながいと伝わったフシはある。そうではなく、この辺りに店が、コンビニが見当たらなかったからそういう意味で聞いたのだが。
「これもチンするんですよ」
「ああ、そう・・・」
前のネタをまだ覚えてるのか。
「〇〇さんこういうの食べそうにないですよね。電子レンジ使えないからですか?
まだ言うかコイツら。
「いや、使ったことがあまりないので・・・」
コイツらは私の電子レンジ操作不可を各方面へ言い散らかすなと思った。私は電子レンジを使ったことがないのではなく、レトルトを食べないからレンジのどの位置で何分温めればいいのかわからないだけだ。
箱でチンするのも知らなかったけどね。

私は電子レンジで解凍した経験が殆ど無いのである。
酒の燗か、冷凍したご飯の解凍ぐらいしかやったことがない。それは家でレトルトという選択肢が無いジャン妻のプライドの現れといえるが、それが私をレンジ操作を知らないまま、ある意味世間知らずの老人にしつつある。
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アクシデンタル [人間ドラマ]

16:30の芝大門交差点。
ジャン妻が芝大門か浜松町か、その辺りのどっかのビルでセミナー受講。
本社に戻らず直帰。
で、17時OPENのさる割烹店で合流し、2人で早呑みしようとしたのだが。。。
16時40分の芝大門1.jpg
昨日の記事で、稼動して1年経過した草の者(8人いる陰の部下、もう2名増殖予定)たちへ、『今の時期、私の業務で外出したら必ず水分摂りなさい』とお節介なメールを配信している。猛暑が続いてるからです。
相手を心配しているというよりも、私の気配り、細やかさ、誰も言ってくれないから自分で言う、自己満足アピールしたつもりが、当の本人の私が夏風邪か熱中症かにヤラれちゃった。
昨日未明、インプラントを埋め込んだ側の奥歯、オヤシラズ、歯茎、頬の内側がズキズキ痛みだし、歯茎か頬が腫れて膨張したのをオヤシラズで噛んでしまい、血の味で目覚めた。

血の味で 目覚めた夜に静寂(シジマ)
唇噛みしめ 朝を待っている
https://search.yahoo.co.jp/video/search;_ylt=A2RCA93MwWZZtWgAhjOHrPN7?p=%E6%B5%9C%E7%94%B0%E7%9C%81%E5%90%BE+%E7%A0%82%E3%81%AE%E7%A5%88%E3%82%8A&aq=-1&oq=&ei=UTF-8
浜田省吾さんの「砂の祈り」じゃないけど。何だか頬が腫れているのがわかった。こりゃインプラント埋め込んだ辺りに不具合でもおきたかと思った。
頬や歯茎が痛むのを我慢して常磐線沿線を外回り。炎天下を歩ってたら、心臓の鼓動と同時に歯茎がズキズキ痛むので最近はあまりの儲け主義ぶりに辟易して通院サボり気味の歯科医を久々に予約した。
帰社したのが11:30で、痛みを我慢しながら内勤してたら、15時過ぎに何だか焦点がブレだした。二日酔いのようにアタマが重くなり額が熱くなった。
OOfficeは冷房ガンガンで寒い。暑がりの私が上着を羽織ったものです。
あ、こりゃ風邪か?頬も歯茎も痛むが風邪を優先しないと。時刻を見たら16:30だったので、書類を片付け、PCの電源をOFFして立ち上がり、
「ゴメン、体調悪い。早退します」
「顔、赤いですよ」(部下でもないが、課の女性)
赤いのは日焼けかも知れないが。
「お前さんはいつも顔が白いな」

例によって私と長年ソリの合わないオンナが、
「明日、くるまで移動したらどうですか?」
明日快癒するかどうかワカランだろうがよ。気遣いがズレてやがる。
今現在お大事にはないのかこのバカは。だからコイツは嫌いなんだ。明日電車だろうとくるまだろうとそっちの方は大きなお世話である。
だが思い出した。明日も複数の現場、行政へ向かう為に1箇所だけレンタカーを押さえてあるのです。それらのアポを取り消さないと。
もっともそのレンタカーで走る辺りは昨夜のニュースだと午後から夜半にかけて集中豪雨だった。今日も梅雨前線停滞でそう変わらないだろう。
止めとこ。

Officeから外に出ても暑くないのである。上着着たまま。午前中は上着脱いだ状態でも汗だくだったのだが汗ひとつかかない。
そういえば今日はWCも朝しか行ってないな。水分は何処へいっちゃったんだ?

都営浅草線で大門へ向かい、芝大門交差点で待っているであろうジャン妻と合流した。
「ゴメン・・・風邪だ」
「風邪?熱中症?止めとく?」
「ワカランが。今日は止めておこう。今からお断りに行く」
「電話でいいじゃん」
「ヤダ」
ドタキャンなので、あくまで現地で待ち合わせたうえでジャン妻に不義理を詫び、店側に今日の予約を履行できなかったのを詫びなきゃ。
芝大門交差点すぐ近く、予約してあったこの店の前に立った。開店前です。
16時40分の芝大門2.jpg
女将が出て来た。私は頭を垂れた。
「ゴメンなさい。体調崩した。今夜の席は白紙・・・」
「あらまぁ・・・」
「せっかくタマネギも用意してくれてたのにごめんなさい」(ジャン妻)
再会1.jpg
再会2.jpg
移転前の大好物だったタマネギ煮は、あまり出ないという理由でこっちに移転してからはグランドメニューから消えた。要予約?それろ予約しといたのに~。
新タマネギの煮込み、に生まれ変わったらしい。

発熱して額が熱くなったら歯茎の痛みが薄れたので歯科の予約を取り消している。風邪の予兆だったのだろうか。弱い場所にそういう兆候が表れるものなのか。
夜食はざる蕎麦汁濃い目。サラダ。納豆。
早く休んだ。家に置いてあった置き薬、ロキソニン、PL顆粒(医者もバカにするあまりおススメしないクスリ)を服用して22:00に消灯。

翌日、熱は昨日ほどじゃないが。喉、歯茎、が痛い。
これは天が休めと言ってるに違いない!!
今日の出張予定をキャンセル。
レンタカーも。相手の行政も。
ジャン妻は私のご飯を炊いて、吸い物を用意して出てったけど。中央の炒め物は私。
朝メシ.jpg
メシが固っ!!
食べる為、口をガバッとデカく開く度に激痛が走った。何でこんなに固く炊いたんだ。水の量を間違えちゃいないか?
喉や歯茎、頬が痛くて口がデカく開かないのだ。飲み込むのに一苦労。痛くて咀嚼もできない。雑炊か何かにしてくれりゃいいものをさ。
自作です.jpg
キャベツもハムも固い。自分で作っておいて残しました。

その間に草の者1号から連絡がきています。「書類はまだですか?」って。
あまり草の者たちに心配かけたくないのだが事情を説明した。
「ええっ!!」
そんなにオドロくか。
「すみませんでしたお風邪なのに」
「気にするこたぁない。自分のせいだから」

さぁ医者行かなきゃ。
私のかかりつけのエロ女医は都内のビジネス街にあるので、そこまで行ったらその足で出社しそうだから地元で検索した。でも木曜は休診のクリニックが多いのだ。
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で、クリニックに行ってきたところ。
木曜は休診のクリニックが多いね。
待合です。ガラ空きじゃないか。大丈夫かこの医者?
初診アンケートを記入しながら体温を測ったら平熱だった。
初診の内科医はしっかりハッキリTALKする男らしいドクターで、
「熱は下がったけど喉が痛むんですね。だけど歯茎も痛かったと。喉ってのは顎の下(私の顎を押さえる)ここから下です。(顎)ここから上は歯科の領域なので、オヤシラズや歯茎の痛みが続くようなら、歯科にも行ってください」
歯科にも行けってか。
医者と歯科、お互いの聖域は侵さないものなのか。
喉の痛みはともかく、私自身、口の中の痛みは奥歯なのかインプラントを埋め込んだ歯茎なのか、オヤシラズなのか、よくわからないのである。
痛みを辿ると耳に繋がるので、耳の付け根まで痛むような気もする。欠伸するだけで痛いからね。
処方された薬はこれこれ。
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トランサミン(トラネキサム酸)
メイアクト(セフジトレンピボキシル)、セフェム系の抗生物質
ロキソニン(ロキソプロフェン)
昨年まで家の薬箱に残置してあったものばかり。(残地は昨年末にロキソ以外は全部捨てました。)生ビールで流し込んだ。
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院外処方なのでこれらの薬はクリニックの近くにあるトテモ感じのいい薬局さんで貰ったが、ジェネリック医薬品(後発医薬品、以下、GE)をススメられたのを完全拒否ってやったよ。
あまり詳しく述べないけど、GE医薬品に変換した率で、その月のTotalで65%以上が18点で、75%以上が22点なのですよ。(平成28年度の改定)
私も医療業界の人間なので、本来なら医療費削減という大義名分を理解して、率先してGE変更しなきゃならないんだけど、社内では頑として変えない人なのです。
社内で各現場はコツコツ算定して積み上げて行く。75%を目標にね。
でも私はあまり協力しない。何人かの社員に、「それって本社の人としてどうなんですか?」と質問されたことがあるけど私は頑として、「俺はブランド品じゃなきゃヤダ。ゾロ品・バッタ品なんてゴメンだ」って言い放ってます。ゾロ?バッタ?我ながら酷い言いグサだよね。偽物と言わんばかり。
「どうしてですか?」
「だって効かねぇんだモン」
「そんなことないですよ」
「だったらいい。他のとこ行くから」って本社の管理職が現場のいち社員を脅すようなシチュエーションになったことがある。

そのクセ私は依怙贔屓なところがあって、上州や駿州の現場では稀に協力することがある。再婚したので連絡を遠慮している上州の「笑ふ女」、最近登場しませんが、彼女の現場で月の営業最終日にギリギリ75%いくかどうかの数値になった。
月の終わりの頃になると、28日、29日、そして30日と、75%いくかどうかギリギリか、本社のさる部署は数値をチェックしているんです。
もし75%いったら翌1日付で申請をするのです。(7月は1日2日が土日なので、3日の月曜に申請する。)
30日の夜、笑ふ女に久々に電話して、「どうだったそっち?」
「え?」
「え?じゃねぇ。75%いったか?いったら1日の朝イチバンで、あ、1日は土曜日か。3日の月曜にそっち(前橋)へ俺が持って申請しに行くんだけど・・・」
「そ・・・それがですね・・・」
「もったいぶらずに言え」
「74.48%でした」
「な、ななじゅうよんてんよんはちだと?」
「ぶふふふっ(笑)」
「ぶふふじゃないっ」
「ぶふ・・・」
「75%届かなかったのか。残り0.02ぐらい何とかならんのか」
「もう締めちゃったんで。ぶふふ(笑)」
「・・・」
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このラーメンについてはコメントしたくない。
そこらのスーパーで売ってる生ラーメンの方がまだマシだった。
店内は爺さん婆さんばかり。上州安中のおぎのやみたいだったね。

帰宅して薬飲んで、今日の記事にこうして書き書き追加してるんですよ。
ジャン妻からメールが来た。
「今日のばんご飯はうどんね」
もう何でもいい。口をガバッと開けると痛いので、小さい口で摂取できるのがいい。
だが冷蔵庫に今朝の固メシの残りと、自分で炒めたキャベツ玉子ハム炒めがまだ残ってるんだが。

以下、今日3回めの更新です。
もう夕方ですね。日が西に傾いた。
発熱は下がった。
喉はまだ痛むが朝ほどじゃない。薬で下げてるんだろう。
だが歯茎の痛みだけ残っている。額の熱が下がって喉の痛みも薄らいで、そこだけ残ったか、痛みがブリかえしたのだろうか。
内科医優先していったんキャンセルした歯科医に電話したの。
「ハイ〇〇さん(私のこと)こんにちは。お風邪どうでしたか?」
まだ歯茎が痛いのと、内科さんで言われた内容を説明した。「顎から下は歯医者さんの領分だよって言われた・・・」
「あ、アゴ・・・?」
「顎から下が喉でそこは内科で、顎から上は口だから歯科医に診て貰いなさいと・・・」
「ああ、そうでしたか」
ダイジョブか。わかってんのかこの受付嬢は。
明日(金)期限のものがあって、明日は行けないので、(土)(日)(月祝)明けの火曜日に予約。
それまで痛みを薬で散らして生きて行こうかと。
「冷えピタ買ってきて」
「熱?」
「額じゃなくて顎に貼るんだよ」
「なるほど」
冷えピタ.jpg
痛む側の顎にこれ貼ってます。

前日かその日にあったことをUpする、Blogイコール日記なら、こういうのがいちばん正しいスタイルなのかも知れない。
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二の腕を隠そうよ [人間ドラマ]

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暑い日が続いてますね。
昨日10日は35℃以上の猛暑だったね。例によって群馬・館林市では37.8℃だってか。全国で最も高い気温となった
7月に入ったら急激に高温多湿になった。今は外回りの私にとって辛い時期です。
暑い日は生ビールとコッテリした肴に限る。
今日もオーダーしてしまったスパムステーキ。
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「これってあまり出ないな他の客に。喰ってるの私だけか?」
「ウチの上司もこれよく食べるけどね」
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カレーナンピザ。
「これってお腹にズシっと来るんだけど・・・。アタシと2人で来る時は止めて・・・」
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この日の朝、通りを歩いてたら前方に見覚えのあるあまり美しくない女性の後ろ姿。
あ、ジャン妻だ。太い二の腕をムキ出しで暑そうに歩いてる。
私は小走りに追いつき、
「その二の腕は止めろ」
「袖あるわよ」
あるのかないのかわからない。
「まさか事務所でもそのカッコで?」
「まさか。フロアではこれ着るのよ。寒いからね」
腕には薄手の上着を持っていた。
だがジャン妻だけではなかった。ウチの本社フロアの女性がドイツもコイツもノースリーブで二の腕ムキ出しで露わになっていた。袖から脇から見えそうな子もいる。
この日7月1日になって突然服装が乱れだしたのです。
畑から引っこ抜いて皮を剥いたヤマイモのような腕。
肩から足が生えてるんじゃないかぐらいに太い二の腕。
毛穴に角質が詰まってるブツブツの二の腕。薬用クリーム塗りなさいよ。
襟の無いブラウスは私に言わせりゃダボシャツに見える。屈んだら胸の谷間が露わになってるじゃないか。
中には白く細い腕の子もいたが。
飲みながらそんな話題になってしまった。
「今日のウチのオンナどもの服装は何だ?」
「・・・」
「乱れて嘆かわしい限りだ。誰も注意しないのか?」
「何て?誰が?」
「いい。俺が言う」
「止めなさいっ」
「・・・〇長なんて俺にネクタイしてください外してくださいって注意するクセにさ。何でオンナどもには注意しないんだ。差別だ」
「・・・」
それでいてオンナどもは事務所が寒いだの温度設定が低いだのブツクサ言ってるんですよ。そんなカッコしてっからだよ。時々登場する私と長年ソリの合わないオンナなんか私に向かって、
「〇〇さん部屋の温度下げましたか?」
犯人・容疑者扱いしやがったんです。だからこのオンナは嫌いなんだ。
「俺じゃねぇよ」
「違うんですか?」
「温度設定の仕方、操作がワカラン。誓って俺じゃない」
「ブッ太い二の腕出してっからだ」って言ってやりゃよかったんだがね。
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やっこ2.jpg
山葵和えを載せた冷奴。
「味ついてますのでそのままで・・・」
あ、ホントだ。やや辛い。これに醬油かけるヤツがいたらバカだと思う。
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和風のダシ汁に浸した水餃子。
市販の餃子買ってきて家でもやってみたんだが、あまり美味くいかなかった。
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ジャン妻は、オフィスでは薄手の上着を着ていた。
二の腕露わな女性陣が「寒い寒い」言っている。だったらカーディアンでも着りゃいいんだ。

これはこの日に珍しく本社に来ていた草の者(私の陰の部下)3号(左)と8号(右)
3号はノースリーブの上にカーディガンを羽織っていた。
「本社って寒いんですね」(3号)
「そんなカッコしてっからだよ」と私。
処理済~3号と8号.jpg
オフィスの温度設定が何度設定になってるのか。
「23℃になってたんだよね」
「23℃?そりゃ下げ過ぎじゃないか」
確かに寒いな。早くも夏風邪ひいてマスクしてる子もいた。そういう子は長袖のブラウスちゃんと着ているんです。
「アナタいじってないよね」
ジャン妻まで私を疑ったからね。
「俺じゃねぇ。操作の仕方わからんて。」
実は最近になって容疑者がわかった。同じフロアにいる営業企画の男性だった。そヤツが廊下の温度調整基に向かって何やらイジくってたの。ずーっとそこにいる女性スタッフと違って、外出先、営業先から戻ったら事務所が暑いんだろうね。
私を見てバツが悪そうに?「設定下げま~す」
「いいけどさ」
「・・・〇〇さん(私のこと)・・・暑がりですよね」
同意を求めるなよ。
「そうだけど。私が疑われたんだけど」
「あ、じゃ、自分の名前出さないで貰えます?」
おまえなぁ。
私は「犯人が見つかった」とは言ってない。見なかったことにしといた。
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今日も暑いな。
この店のランチに来た。たまたまこの界隈を歩ってたら11:30だったの。
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メニュー見たらスパムステーキ定食がない。あれってご飯に合うと思うんだが。
「いらっしゃい、あ・・・」(店長)
「スパムステーキ定食・・・」
「あ、申し訳ございませぇん。お昼は取り扱ってないんですぅ・・・」
知ってるよ。知ってて言ってるんだって。
「温かいお茶と冷たいお冷やとどちらになさいますか?」
「冷たいの」
だって外は暑いんだぜ。
「とろろと温泉たまごとどちらになさいますか?」
「温泉たまご」
供されたものは。
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和風バーグ2.jpg
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おしんこ.jpgヅケ.jpg
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そういえばジャン妻が「この店はとろろがおススメ」って言ってたけど。
あ、そうか。麦飯かこれ?
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男性は服装を決めるのが楽でいい。スーツにYシャツ、ノーネクタイでいいんだからね。
女性はタイヘン。何を着るか考えなきゃならないし。
それは理解できるし、夏は開放的になるものだが、もうちょっと身だしなみをちゃんとしなさいよと言いたいね。
まだ夏は始まったばかりだが、私は夏場に女性が薄着になるのをヨロコぶ男じゃないのです。
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折れた暖簾 [人間ドラマ]

うらぶれた店があった。
表通りから1本入った路地にあった。
埋もれた店?の雰囲気がある。
店名が読めないのである。邨昌とはなんて読むのか。
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入るのに躊躇したのですが、赤地に白い文字の暖簾は絶滅しつつある街角中華の証である。勇んで飛び込もうとしたら、営業は「11:30から・・・」の貼り紙が。。。
時刻を確認したら11:00か。先にここからほど近い行政で公用を済ませ、11:32頃に戻って店内を覗いたらお婆ちゃんがでてきて、私に向かって右手で手刀を形作ってコウベを垂れたんです。
「ゴメンなさい」の仕草?
まだ開店できないらしい。
11:30OPENとなってるんだから刻限は遵守しなきゃダメじゃんか。仕方がないのでしばしその辺りを徘徊、携帯で業務電話したり業務メールしたりして時間を潰した。
陽射しが暑い。もう夏の陽気である。
11:40くらいに戻って店を背に立っていたらお婆ちゃんがでてきて、
「お待ちどうさま。ごめんね」
中に誘われた。
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外から見て想像するより広い店で、薄暗い店内はカウンターがなく、4人テーブル席×8つあり、真ん中に10人テーブルがデンとあって、そこが一人客の相席と察してそこの端にカバンを置いたら、
「大丈夫ですよそちらでも。まだ空いてますから」
4人テーブルをススメられた。
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場末感アリ過ぎである。
年季が入ってくたびれ変色した紙に書かれたメニューを見ると1品1品はいい値段してるんです。ラーメン620円で炒飯が・・・おや?・・・ノーマルな炒飯がなくて、いきなり五目チャーハン820円という強気価格。
こういう店にランチ時だけある半炒飯セットというものが見当たらない。
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だが初めての店ではまずラーメン、そして炒飯と決めています。2回目は野菜炒め系。
最初は勇んで入ったが、あまり期待しない方がよさそうだなこりゃ。
奥で男性(息子さんか?)が中華鍋を振るってる音が聞こえたがオペレーションは全く見えない。
お婆ちゃんは幾つか並んだ小鉢の冷奴に生姜を載せていた。指先で生姜を摘まんでチョンチョンチョンと載せている。
定食に添える小鉢らしい。最初にゴメンなさいされたのはこれが準備できてなかったのかな。
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ラーメン、可もなく不可もなく。
ワカメでなくて青物が載っているのは好評価。
ズルズルすすってたら、突然、アクシデントがおきた。
「ありゃりゃりゃ・・・」
お婆ちゃんが素っ頓狂な声をあげて、慌てたように外へ出ていった。その前、何かボトッと落ちたような音がしたものである。
店の外で声が聞こえる。お婆ちゃんが通行人と喋ってる。
お婆ちゃんはバタバタ店内に戻ってきて、足場(椅子?)を持って外に出ていき、足場の上に載って暖簾を掲げてる。暖簾の竿が片方ボキッと折れたらしいのだ。
私は首を90度後ろに曲げて様子を窺った。折れた暖簾も気になるが、足場に乗ったお婆ちゃんが足元滑らせて転倒しないか心配した。
ラーメンの味どころじゃなくなったよ。だが幸い、私が出て行くまでもなく、近所の人や通行人か、見かねた人が暖簾を片方上げて手伝ってようだった。
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暖簾は店の命、カオです。折れるなんて縁起でもないし、折れたからって下げたりしたらお客さんは来ないだろう。
お婆ちゃんは店のどっかからガムテを持ち出した。でもガムテで巻きなおしても暖簾がヒン曲がって落ちてしまうのだ。
暖簾の竿を片方だけ地面に下ろしてる。店の入り口を暖簾が斜めに遮っちゃった。お客が入れない。歩道側に逸れたらアブないし。通行のジャマでもある。
いったん諦めたように店内に入ってきて、私の五目炒飯を持ってきてくれた
。どう見ても普通の炒飯だが。どっかからバサッと仕入れたであろう漬物も添えて、食べ終える頃にはティッシュや換えの水を持ってきてくれる気の配りようでしたが、折れた暖簾が気になってしょうがない様子。私もそう。
すっかりテンパっちゃったお婆ちゃんは、後から来たお客にも、私に最初にしたように右手で手刀を造って「ごめんなさい」の仕草で入店をお断りしようとしたが、そのお客さんには通じず、委細構わず入ってきて10人テーブルに着座された。
お婆ちゃんはその客のオーダーを後回しにして、厨房奥と外の折れた暖簾を行ったり来たりしてる。それまでこの騒ぎに我冠せずだった息子さん?が厨房から出てきて、そこらの引き出しから何かの棒を取り出し、それを暖簾の竿に添えて、ガムテでグルグル巻きにしてようやく何とか暖簾が掲げられた。
でも後から来たお客さんはポカンとしている。まだオーダーしていないからである。
何とか応急処置を済ませて、
「ごめんね待たせちゃって」
「肉炒飯・・・」
「ハイ、ランチチャーハン」
散々待たせたそのお客(地元の方か、常連さんか)に、
「この辺りに竿屋さんないよねぇ」
「ない・・・ん・・・じゃないかな・・・」
竿屋、竹竿、物干竿、それだけ売ってる店は今の時代にないだろう。いろんなものを揃えてある金物屋か、ホームセンターへ行かないと。
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チャ2.jpg
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お会計は安くない。620円プラス840円=1460円という金額になった。
味は・・・どうということはないです。そこらにもっと美味しくて安い店あるでしょう。でもタイトルのとおり、小さいミニシアターを見せて貰ったのでヨシとします。
そして店を出た私は暖簾の折れた部分をじーっと見てた。
最終的にどう補強したのか。ガムテでぐるぐる巻きにしただけとしか見えないが。風の強い日は要注意。また折れるに違いない。昨日みたいな日は大丈夫だったかな。
心配そうにお婆ちゃんが出てきた。
「大丈夫かなこれ?」と私。それには答えず、
「バタバタしてすみませんでした」
背後からまた、「ありがとうございましたお待たせしてすみませんでした」
私は右手を挙げてその場を立ち去った。
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数日後の夕方。
竿の箸はガムテでぐるぐる巻き。
竿全体の強度が足りないのか、弓のようにしなっていた。
新しい竿にしましょうよ。
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なんですって!! [人間ドラマ]

上州の結婚披露宴にお呼ばれ。
都内の結婚式場や披露宴会場はホテルだったり駅から近かったり、そこまで行くのに公共交通機関を利用したりしますが、上州は駅チカやホテルのブライダルプランや式場があまり見当たりませんな。くるま社会なので会場は郊外にあるようです。
これが安中市だと披露宴会場を求めて高崎まで出て来るか、西の県境を越えて軽井沢まで出るそうです。
今回の披露宴も結婚式場兼レストランのようなスタイルで、くるまでないといけない場所にあった。
「歩いていけるよね?遠いかな」(ジャン妻)
ジャン妻は何か勘違いしています。
「前に(住んでた)近くになかったっけ?」
違うよ。それは私らが住んでた羅漢町から、線路を越えて江木町交差点を左折した先にあるジョージアン何とかのことで、
「ちゃうな。そこじゃない」
「じゃぁ駅からタクシーだね」
日帰りもキツいので泊まりにしました。私とジャン妻はいったんドーミイン高崎のチィンにチェックインして部屋に荷物を放りこみ、フロントでタクシーを呼んで会場に向かったのですが。。。
会場所在地が意外に遠く、土曜日渋滞に巻き込まれて大幅に遅刻してしまった。
会場に向かう途中で前方の空模様がアヤしくなり、ゴロゴロピカピカドッカン、煌めく稲妻 轟く雷鳴、昭和47年(1972年)に放送された変身ものHERO主題歌の様相になり、会場に着いたらドシャ降りの大雨がザバーッ。
乗りつけたタクシーに会場の係員が案内に出てきたが、そヤツは自分のしか傘持ってなかった。濡れた私は年甲斐もなくプッツンしてしまい「迎えに出てんなら傘ぐれぇ持って来いよっ」使えねぇなぁコイツと言わんばかりに罵りながら会場入り。
濡れたアタマを拭き拭きしながら足を急いだらフロアに新郎新婦がいて、今や揃って入場せんとしているじゃないか。
私らを招待した新婦をSとしておきます。白いウエディングドレスを身に纏ったSは私らを見て「あ、遅れてきた。それでいてまた口悪く言い放ってる」というジト目をしとったよ。
ズカズカ入ろうとしたら係員に制止された。
「少々お待ちください」
新郎新婦入場の後でご案内しますという。
「金は・・・?」
我ながら無粋な物言いをしたものだ。金とはご祝儀のことです。遅れて来ておいて「金は?」もないもんだ。
「あ、それも後でご案内します」
体裁悪いことに新郎新婦入場の後、目立たず小さくなって会場入りして着座した。上州の仲間たちは既に席に着いている。遅れて来た私らをジト目でみてる。
「遅かったですね」
「意外と遠かった・・・」
「雨?雷が鳴ってましたけど」
俺が雷雨を招いたんじゃない。
「嵐を呼ぶ新婦・・・アイツ(S)のせいだ」
「・・・」
「演出でちょうといいや」
悪態を放った私はまだ祝儀を渡してないので、「新郎新婦のご入場です拍手でお迎え・・・」と成ってもソワソワ落ち着かない。
雷雨はすぐ止んだ。私らが到着したその時だけ雨だったのです。雲間から陽が射し、夜には星空になった。あの雷雨はなんだったんだ。
人前結婚式というスタイルだった。披露宴会場=式場で参加者全員が証人という訳である。だが私らの主役たる新婦のSは2年前に入籍済みで、S本人の口から「家のこともやらなきゃならないしさぁ」主婦丸出しのボヤキを聞いたりしているので、今更ここで2人の出逢いとか、今日に至るまでの経緯とか、説明朗読を聞いても新鮮さが全くなく、退屈でしょーがない。
「入籍して2年経ってんだろ」
「・・・」
「今まで2年何してたんだ」
「シーッ」
遅刻してきたのに、早く飲み食いが始まらねぇかなって思った。
さんざん待たされてようやく披露宴が始まった。
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写真がボケボケなので拡大しません。
前菜が出されてるのに、私は会場の係員を探してウロウロ。
「何してるんですか?」
「まだ金を払ってないんだ」
さっき「後でご案内します」と言った係員も来やしないのである。
このままだと食べるだけ食べて飲んで、ご祝儀を渡さずに持ち帰ってしまいそうである。
チーフっぽい係員を掴まえて「金を渡したいのだがな」私は遅刻してきたのを棚にあげ、そっちの対応が遅いと言わんばかりに言い放った。
「あ、こちらへどうぞ」
思い出したように外に出された。会場を出て、いったん撤去されかかった受付へ案内され、そこで記帳して祝儀を渡した。
スープ.jpg
パン.jpg
お定まりの披露宴内容でツマんねぇ祝辞が続いたが、今時(イマドキ)の子は歌とか余興なんてやらないんですね。写真撮影ばかりで撮影会の様相を呈してきた。どいつもこいつもそこらじゅう作り笑顔だらけでわざとらしいったらありゃしない。
私も何枚か撮った。撮らなきゃ後でSにブゥブゥ言われるに決まっている。撮ったり席に戻って料理に専念したりを繰り返す。
魚と肉が美味かった。さすが上州、肉は美味い。
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肉1.jpg
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披露宴は夕方4時~だったので、殆ど飲み会タイムでしたね。
モザイクとボカシだらけの上州の仲間たち。
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Sは平成24年に私らが赴任した頃からいた。
この記事で初登場した。頭角を表してきた頃です。

http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-12-08
連雀町の交差点で私を目ざとく見つけた2人のうちの1人がSです。

Sはこっちに来た頃、ジャン妻が育てた部分が大きい。
ジャン妻の評価は「Sさんはアタマの回転が速いし、理解力がズバ抜けてる」というもの。
出会ってから数年経ったが、上州エリア全体のリーダー格にはならなかった。後から登場した草の者6号に替わられた。
この記事で草の者6号がくるまのキーを忘れて取りに戻った時「そこにあるのがそれじゃないの?何でそんなとこに置くっかな-」って斜めに構えて言い放ったのがSです。

http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-04-03
草の者6号は呼ばれていなかった。ライバル意識があるのかどうかわからないが、イマイチタイプが合わないらしいのです。
年長者の6号の方がSに気を遣って言葉遣いも丁寧です。

過去にSよりもっと度々登場したヤンキーっ子がいたのですが。

http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-03-01
Sもややヤンキーぽいところがあるのだが、Sとヤンキー、この2人は同僚でお互いに合わせてはいたが、最後の方に些細なことで衝突した。
互いに殆ど口をきかないままヤンキーは退職し、Sは今でも在職している。
この記事中でSは私を憐れむように「まだ引きずってるんですね」と言い放った。
「アイツ(ヤンキー)は呼ぶのか?」
「まさか呼ばないですよ。まだ連絡取りあってるんですか?」
「いや・・・」
・・・の後は濁したが、実はヤンキーから「30までには結婚するから来てください」ってCメールだけきてる。

このBBQ記事で、服装云々で私をからかってるのがSです。よう登場しよるないつの間にか。

http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-08-22
今年も開催されるけど私はパス。アウトドアに向いてないので。

社員の席から離れ、地元友人の席にNという女性がいた。NはSと同期なのです。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-18に登場している。
この記事で私は思い込みと勘違いでNを怒らせたがNも既に1児の母。クソ真面目なNは自分の披露宴に私らを招待するのをド忘れしてそれを今でも気にしている。
「すみませんごめんなさい。〇〇さんご夫妻を呼ぶの忘れました」って言われてもなぁ。忘れたんなら忘れたでいいよ。
Nもジャン妻が育てた部分が大きい。結局私は問題児ばかり対応して、普通の子~優秀な人材には対応しないのです。
Nは地元の友人席にいてそこだけ同窓会になっていたので、挨拶程度しかしなかった。
「Nさん来てたね」(ジャン妻)
「NとSは同期らしいぞ」
上州の人間関係でよくあるのが、小学校中学校高校短大とずーっと同じでそのまんま関係が継続しているというもの。これが先輩後輩でもそうだと社会人になってからも上下関係が崩れない。

あ、日本酒なんか飲んでる。
何でもあり.jpg

新婦のSは2年前に入籍した時に「披露宴やらないのか?」と聞いたら「それより家を建てたいんです」
「若いウチに家を持つのはいいことさ」
「そうですか?何でですか?」
「しっかりした会社に勤めてる証になるからだよ」
辞めないで守りに入るという意味でもある。
この時私はSに向かって暴言を吐いた。
「すぐトシとるんだから、若くて見れるうちに披露宴やっちまった方がいいぞ」
「なんですって!!」
2年経つうちに市の郊外に1軒家を建てちゃった。
注文住宅で、ホームBARカウンターがあり、暖炉があって薪までくべてあるとか。
ただ、かなり田舎らしいので、
「煙突の先っちょから動物が入ってきても知らんぞ」
「ネットが張ってあります」
「温泉は出ないのか?」
「出ませんよ。〇〇さん(私のこと)掘ってください」
掘れば出るだろうな。
ウチも今年の秋に25年ローンが終わるけど、ウチなんか坪数はSの家の1/3ですよ。それでいて購入金額も〇倍するからね。
招待状が届いた時、
「相手は2年前と同じだろうな」
「なんですって!!」
「あ・・・いや・・・。見たことないからさ」
「同じ人ですっ」
後日、写真をデータで渡した際に、
「ボケてる写真が多いけど。多少はボケてるくらいがいいよな」
「なんですって!!」

今年の新人社員の歓迎会で、
「来ていただいてありがとうございました」
「おう、キレイだったよあの時は」
「ホントですかっ??(嬉々)」
キレイだったよあの時は・・・私が過去形で表現したのにSは気付いていない。Sは既にもとの普段着に戻っている。その時の服装を指して、
「今はもとの木阿弥に戻っちまったな~」
「なんですって!!」

出張時に某現場へ行ったらそこにSがいた。
40代の女性職員・主婦が驚いていた。
「ええっ?Sさん主婦なんですか?」
本人は一瞬、目が釣り上がりかけたがそこは大人なので、すぐに作り笑顔で、
「そうでぇす。これでも主婦してるんでぇす~」
私は横から余計な口出しをした。
「主婦に見えねぇだけだよ」
「なんですって!!」
なんですっての多いオンナである。
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行政窓口人間ドラマ [人間ドラマ]

某区役所.jpg
今回、写真は本文中とは直接関係ありません。イメージです。
都内の某所の行政窓口でのこと。
フロアが薄暗かった。
2時~13時の間だからです。
窓口の前のフロアに長テーブルの筆記スペースがあって、窓口が混んでればそこで対応してくれるのですが、いつも対応してくれる野田さん(仮名)という女性が、自分のデスクでお弁当食べてたのが見えたので、遠慮して待ってたの。
座ってi-Phoneいじったりしてたらいつの間にか寝てしまい、男性職員に起こされる始末。
「もうお伺いしておりますか?」
「いや、まだです。13時までお待ちしようかと・・・」
「大丈夫ですよ。仰って下されば対応致します」
交替制なのは知ってましたが、各段急がないので休んでた。
起こされて気付いたらまだ昼休憩時間帯で、省エネ照明の薄暗いなかで2組か3組受け付けてましたね。
某行政.jpg
私はまだ寝惚けながら、「(担当の)野田さんがお弁当食べてたのが見えたので遠慮したんですよ・・・」
「ああ、野田は4月1日から別の管轄に異動しました」
なぁんだ。
その場で初めて会う私を起こしてくれた方に対応して貰った。その野田さんは昼食の後、流し場へ歯磨きに行って戻りに私に会釈だけして自分の席に戻っていかれた。

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草の者(直属ではない陰の部下?)2号から「届出済みました」・・・完了した旨、連絡があった。
そこにはhttp://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-12-21で載せた厳しい方がいる。
「何か厳しい指導めいたこと言われたか?」
「いえ全然」
「どんな方が対応してくれた?」
「ええっと・・・」
特徴を聞いたら前述の厳しい人ではなかった。どうも最近は後輩?部下に対応させてご本人はあまり窓口に出てきてくれないらしい。
その厳しい人の後輩・・・というか、部下の方も私も知っています。初めてその後輩を私に担当させようと紹介された時、その厳しい方が言うには、
「今日は慣れていない者が対応致しますのでお時間よろしいですか?」
慣れていない者?
そんな表現で紹介されたので私も面食らった。見たらその人も、「すみません私でもいいですか?」のようにうつむき加減なんですよ。
私はやや困惑したがすぐに覚った。私は後輩の教育のサンプルにさせられたんですよ。選ばれたのです。私なら付き合い長いしこちらの目的も伝わり、ご理解を得られるでしょうというもの、と私は自分で勝手に思った。
「慣れてない者」の教育も兼ねたのでその時は通常の倍の時間がかかったのですが、その人も今は慣れてきたので、先輩格の厳しい当人は窓口に出てきてくれなくなったのです。
だったら、という訳ではないが、私も自身で出向かなくなり、草の者に代行させるようになった。
その代わり、「最近○○さんはお見えにならないですが、どうかされたんですか?って言われましたよ」(2号)
「クビになったと言え」
「・・・。でもそう言ってくれるなんてすごいですね」
(得意満面鼻高々・・・)
「これでも私は窓口の職員に人気があるんだよ」
「さすがですねぇ」
お世辞言わんでもいい。

役所2.jpg
神奈川県内の某窓口で。
一昨年から産休に入ってた担当者(女性)が復職してた。多岐沢さん(仮名)という女性です。
「あらぁ、こんにちはぁ」
「あ、どーも」
「戻ってきましたぁ。またよろしくお願いしますぅ」
「お世話になりまぁす」
この女性、私には愛想がいいですが、実は前述の厳しい方の指導を受けた後輩なので、相手によってはCold状態になります。
多岐沢さんが他社の者に厳しい口調、冷たい言い方で、「そんな書類内容だと許可が出なくても知りませんよ」・・・ツンツン言い放ってるのを目撃したことがある。どうも不誠実な言い方でいい加減な書類を持ってきたみたいですね。あっちこっち訂正されてたし。
人の対応は鏡のようなものなのです。

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首都圏郊外の某市の行政に、複数の課や窓口が集合している合同庁舎があって、そこの分館5階によく行くのですが、建物が旧くてエレベーターが超ボロい。
押しボタンは幾つか欠けたままで、エレベーター本体は運行中に上下にガクガク揺れるくらいボロい。
ついにエレベーターが故障し5階まで歩くハメになった。「節電と健康の為に低い階へは階段をご利用お願いします」と貼ってあるのでが、2~3階までならともかくも、5階だとさすがにキツい。
そこの担当官は顔馴染みの男性です。彼は私の歩調が如何にもヨロヨロとくたびれていたのに気付いた。私はわざとヨレった演技をして軽い挨拶の後で書類を渡して、
「エレベーター壊れたんですか?」
「すみませんねぇ○○○○○○さん(〇は会社名)、故障しちゃったんですよ」
「さすがにこの階まではキツいです」
「旧いエレベーターなので修理するのに時間がかかるんですよ。部品がなかなかなくて」
「私なんかが見ても確かに旧いですよね。結構かかるんですか?」
「いつになるかわからないんです」
相手はすまなそうにしていた。このせいで書類チェックが甘くなり、後で私の簡単な記述ミスを自分で見つけたのだが窓口では気付かずそのまま通ってしまったのである。ミスは漢字の誤記で戸籍上の文字になっていなかったのです。例えば高橋→髙橋(ハシゴの髙)、沢田→澤田、のように。

その1ヶ月後に別件で行ったらエレベーター修理完了して稼動していた。
「(エレベーター)直りましたね」
「おかげで直りました。あ、前回誤字があったの、こちらで修正しておきました。お名前が難しい漢字になってなかったので・・・」
「ア・・ハイ・・・」

両毛線.jpg
群馬県内の電車は吾妻線の奥まった箇所以外は乗車しました。
高崎線、長野&上越新幹線、上越線、信越線、吾妻線(岩櫃山の見える郷原駅まで)、八高線、そして意外と乗車回数が多いのが両毛線でして、栃木県小山市の公用と群馬エリアの公用を組み合わせたせいです。
ある行政に両毛線で向かったのですが、強風で遅延になったのです。両毛線は高崎方面と小山方面とどっちが上りで下りなのかわからないのですが、単線なので主要な駅で行き違い列車交換をするのでどちらかが遅れると本数少ないくせ上り下りとも足を引っ張り合うことになる。
高崎駅発16:07の桐生行だったと思いますが発車が遅れた。湘南新宿ラインの接続を待って・・・だったと思います。
高崎駅のJR職員は遅延に関してはのんびりしたもので、乗客を待たせている間、男性車掌や助役が女性車掌と楽しそうにくっ喋っている光景なんてザラです。
12分ほど遅れて発車したのですが、新前橋駅までは普通に走っていたのに、「この先強風の為速度を落として運転いたします・・・」
新前橋駅を出たら高架橋になるのですが、10kmくらいの低速になった。利根川を渡る橋梁が凄い強風でそこだけ木々がバタバタ揺れている。
汚れた窓に叩きつけるような空っ風に煽られてそろそろと前橋駅へ。
その先も遅れた。前橋大島駅の次の駒門駅で列車交換待ちになった。高崎行の電車も遅れているというから、17時までの窓口に間に合うかどうかアヤしくなってきた。
車内は地元の乗客ばかりで、こういうのに慣れているのか皆じーっとしています。
駒門駅に停車したままなかなか動かないし、高崎方面の電車も来ないので、ドア開閉手動ボタンを押していったんホームに下りたんです。相手に電話した。
「いつも窓口でお世話になってます。今月分の変更の届け出を一式持参してそちらへ向かって駒門まできてるのですが、両毛線が強風で遅れてまして・・・」
・・・まで言ったら高崎方面の電車がゆっくり入線するのが見えたので、
「あ、今、交換列車来たようです。今からだとギリギリ・・・17時過ぎてしまいますが、時間外で恐縮ですが受けていただけないでしょうか」
「あ、大丈夫ですよ~」
明るいお声はどうも何処かで聞いたような気がした。後で聞いたら相手も私のことを、どこかで聞いた声と思ったそうである。
私は最後尾の車両に乗っていたので、私がホームでかけた電話TALKは車掌室から顔を出した女性車掌に筒抜けになった。
女性車両は申し訳なさそうに私に一礼した。わざと聞こえるように言ったんじゃないですよ。だけどこの女性車掌はさっき高崎駅では男性助役とピーチクパーチクくっ喋っていたからね。強風だから仕方がないけど、ちったぁ肝に銘じなさいよ。
Total20分遅れで目的駅に着いたのが16:50。私は駆け出した。誰よりも早く階段を下りて改札を抜け、駅前にヒマそうに停車していたタクシーをふん掴まえる。
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タクシーは市街地をソツなく飛ばしてギリギリ間に合った。タクシーを待たせてわざとバタバタ駆け込み、ゼェゼェ息をしながら窓口に立った。
走ったのとゼェゼェ息を荒くするのは演技でもあります。急いできましたという体裁を繕えば相手の対応がやわらかになるのです。(いつもこの手は使えません。時間ギリギリの時に有効です。)
「遅い時間にすみません・・・(ゼェゼェ)・・・先ほど電話した・・・の・・・の者ですが・・・あれっ??」
「こんにちはぁ」
「S崎さん(仮名)じゃないですか」
「お久しぶりですね~。電話のお声を聴いて、あれもしかして?って思ったんですよ」
ニコニコしながら対応してくれたのは2年前まで県内別の窓口で世話になった方だった。ゼェゼェはスッとんだ。
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群馬県内の私の公用窓口の担当官は女性が多いのですが、異動になってご縁がなくなって、また何年か後に別の窓口で再会するケースをこれまで3度ほど経験しています。
再会はドラマ。相手がお役人でも血が通っています。
ただし窓口に限ります。上の上の方は固いね。
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さらば伊東甲子太郎 [人間ドラマ]

都内の某披露宴会場で、宴たけなわではございますがお開きになり、新郎新婦に挨拶のうえ会場を後にする現場統括責任者だった伊東甲子太郎の後姿。
私が彼と語らったのはこの日が最後になった。
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この披露宴に私が呼ばれたのが意外だった。
私も伊東甲子太郎も新婦側です。統括責任者の伊が主賓で呼ばれたのはまだしも私なんかが呼ばれたのは、過去に新婦さんとワンシーンだけ接点があったのです。
ヘンな内容じゃないですよ。私が群馬にトバされてた数年前のこと。新婦さんはまだ1年生社員。都内の某現場で急な欠員が出て急遽タッグを組んだことがあるのです。
その現場は過去に登場した某女史(http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-07-19)の現場だった。その女史に何かあって出勤できなくなり、群馬に行く前は女史の現場に入っていた私に白羽の矢が立ったというもの。その相手が新婦の女性だった。
お互いにその日初めて会った。初めての慣れない現場で初めて組んだのが私で緊張しまくりだった彼女を優しく介添えして何とか無事に乗り切ったのだが、私はすぐ群馬に戻ったのでこの件をそれきり忘れた。
その後も全く接点が無かった。だが彼女の中では私と組んだその僅か1日が脳裡に強烈に刻まれたという。いい意味でも悪い意味でもヘンな意味でも「会社にこういう人がいたんだ~」と思ったそうです。
そうです、というのは私が直接聞いたのではなく、披露宴の後に異動した先が山女U、草の者8号がいる現場です。そのラインンで第三者的に聞いたのです。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-04-03
ええっと、この記事の主役は伊東ですので戻します。伊東は冒頭のTALKで、私と新婦のことも取り上げてくれた。
主賓席だったので私は大人しくしてました。社外的な営業TALKも伊東に全て任せたが、話の流れで伊東の過去を知ることになった。詳しくは言えないが、伊東が前にいた世界は私らが通常いる場所とは全く違う世界だったのです。
伊東はいつもそうだがこの日はいつになく饒舌だった。自分の過去を私にも聞かせるように話したのは、自分がこの後で私らの前から去るから聴いて欲しかったのだと思う。

私が静かにしてたのは、たった1回だけの新婦との勤務以外以降は接点が無かったので話すネタがないのと、料理がイマイチ美味くなくて。(涙)
この披露宴会場は2年前にも別の宴で来ているのですが、その頃と雲泥の差なのに愕然。
何だこのやっつけみたいな前菜は。さらの木を意識してガラス皿なのはいいいが、ひとつも美味しくないぞ。
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これは何?豆腐?
写真を大きくするに値しないです。
何これ?.jpg
この煮物?炊き合わせもイマイチ。オレンジ色のは洋風ソースなんです。和風の煮物に何故こんなソースを??
何これ?-2.jpg
黒っぽい赤身、生臭い白身、ホタテを炙ってスダチをつけてるのは鮮度が悪い証拠だよ。
刺盛.jpg
許せないのがこのスープ。これまだ口つけてないですから。なのに器にスープが飛び散ってるのがわかりますか?
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これってロブスターですかね?
身が少ない。ザリガニかと思った。ソースもイマイチ。
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肉に期待したのですが、筋筋筋筋・・・
私も伊東も噛み切りました。
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何故かこの後でサラダが出された。
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混ぜご飯がちょこっと。しまいに笑っちゃったね。他のテーブルにウチの社員どもも何人かいたのですが、私以外は美味しい美味しいとご満悦。
コイツら日頃は美味しいものを喰ってないんじゃないか?いや、私の口が驕ったのかな。
炊き込みご飯.jpg
そしてデザート2種。これは女性社員にあげちゃった。
デザート1.jpg
デザート2.jpg
まぁお呼ばれしておいて味をどうこう言うのも大人げないですが。では2年か3年前に同じ会場でのものを取り上げます。この時はどれもこれもスバラしく美味しかったのだ。ジャン妻もお呼ばれしたのですが「あれは美味しかったね~。ハズレが無かった・・・」って今でも言っている。
突然写真がデカくなります。
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料理2.jpg
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ヘンですねぇ。同じ披露宴会場なんだけどなぁ。(苦笑)

この披露宴の後、突然伊東は私らの前から去った。
それは役員の退任でもあるのでIR上の理由(投資家に公開する)もあり、私ら一般社員には事前告知はされなかった。以前から決まっていたようだが私らにしてみたらいきなりいなくなったのです。
伊東は大風呂敷なところがあったので、他の人々は「話し難い」「言ってることが難しい」「よくわからない」「ついていけない」人も少なくなかった。細かい実務をする人ではなかったし、合う合わないで言うと合わない人の方が多かったようである。
伊東の後任はあまり華がない人で、管理部門の業務を「やって当然」のように些事としか思わない素っ気ない態度で私を怒らせジャン妻を呆れさせた。相手に感謝するという気持ちがない人なのかなぁ。
伊東待望論は出てないけど私らは伊東の方がよかった。100%手が合ったとは言い難いがお互いリスペクトし合っていたし、とりあえず話を聞く姿勢があり、他部署への気配りがあった。
私もジャン妻も「伊東さんが困ってるんならやるしかねぇよなぁ」だったのです。
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伊東は私らの手の届かない第2ステージへ去っていった。
その後、伊東のプライベートに奇禍があり心配している。
私は今でも戻って来いと思っている。
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草の者 [人間ドラマ]

弊社の2017年度が始まりました。一作日、昨日と1日2日過ぎていますが、実質本日3日(月)からのスタートです。
それを記念して?私の陰の部下その後、続編をUp、表題の草の者とは真田家に仕えた隠密のことですが、ここでは組織図に乗らない私の陰の部下という意味です。
者どもは公の組織上は正規ルートによる指示命令系統に沿って動いていますが、私の業務だけは組織の枠や上長を超えて私から直に命令を出して構わないという異例の流れは今も続いています。
簡単に言うと、私が作成した書類を各エリアに点在している現場の所轄行政へ届けるというもので、将来は書類作成もさせます。

8人います。号数で呼んでます。
1号・・・呟きⅠ他で過去に登場した。アタマはいいが時折激することがありやや気分にムラがある。
2号・・・おっとり型で安定している。内に秘める。茫洋としている。
3号・・・地味な容姿と性格。実務に長けるが冒険しないタイプ。
4号・・・ハデでケバい。目立つ。働かなきゃならない事情を背負っている。
5号・・・男勝りな性格でサバサバ。業務上の指示は最低限の会話で通じるが、ちょっと問題が。。。
6号・・・上州人で8人中最も若くて美人。じっくり型。やや臆病で慎重。ドジな面がある。
7号・・・東海担当。東西に長い地域をカバーするので行動力はあるが、私の中では謎だらけの女性。
8号・・・自信無さげにみえるが。大人の女性。もしかしたら私と最も手が合うかもしれない。

1号2号3号はプロパー社員で私と付き合いが長いから遠慮ない物言いができるが、それを逆手に取って面倒くさがったり甘えて来ることがある。
他の号は後から知り会っただけドライな代わりに手早く通じて行動に移ります。
9号が欠員のままになっている。早く誰か後任を推挙して欲しいもの。これが伊東甲子太郎だったら、「すぐ次のリーダーの推薦稟議書け」って言うだろうに。
(10号は地理的な理由で私の委託は消滅した。)
8人の中にまだ、お江(おこう)はいない。
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本社の一画に草の者4号がいた。
現場からの問い合わせに応えたり、間違った記載を訂正させたり、指導にあたっている。
4号は背が高く顔立ちが濃く、普段はメイクも強い子だが、今日は本社内ということでやや落ち着いたメイク、服装してる。
4号の席はゲストの座る仮デスク。背後に富士ゼロックスの複合COPY機があり、COPY、FAX、SCAN、プリンターを兼ねている。
私は自分がPRINTOUTした書類を取りに行ったら4号の背後に立つことになる。そしたら私に気付いた4号と目が合った。
「あ・・・」
今まで俺に気付かなかったのか。相当緊張してないか?
4号が私に向いて畏まって挨拶しようとしたのを手で制し、
「先日話したあれ(書類のこと)今日渡しとこうか」
「いただけますか?」
「うん。今から作るから。何時までいる?」
「定時までは確実にいます」
この日の数日前に4号宛に委託する予定の届出書類を「郵送するから」と言っといてまだ作成すらしていなかったので、4号が来たのを幸い急いで作って手渡しした。
「あ、これですね。期日は・・・ハイわかりました」
「うん」
会話はこれだけである。ひそひそバナシに近い。何せ陰の統領-配下の関係ですから。
周囲は「あの2人は見知った関係なの?」怪訝に思う人もいるかも知れない。
4号は定刻までいて退勤した。
「お先に失礼しまぁす」
各方面から「お疲れ様でした~」の声がとんだ。本社の連中はゲストの社員には気を遣い優しいのである。
私は4号に視線を送って頷くだけ。
草の者たちは私の正式な部下ではないので、皆の前では極力会話少なく、挨拶も必要最小限。会釈か目と目で頷き合うだけ。
「っていうか、アナタがそうしているだけでしょう」(ジャン妻)
「いいんだ。陰なんだから。私が親しげに会話する訳にいかないよ」
「だったら草の者たちが請け負ってくれているのそういう部分も評価してあげないと」
草の者は普段は店舗にいるから店長が正式に評価、査定する。店長は私が委託する陰の業務は査定できないから私が評価を添える時もある。
写真は掃除中の4号。
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東海は7号。
静岡県内のある店舗で、そこのうるさ型の中堅女性社員が私にこう言ってきた。
「結局〇〇さん(7号)がウチのエリアの事務リーダーなんですか?」
「そうだけど。何か不都合でも?」
「でも〇〇さんって・・・」
・・・は詳しく言えないのですが、リーダーに抜擢される前だから私が東海エリアに関わる前かな。その頃から上層部のヒキがあったらしく、他の現地社員と待遇面で格差があったような噂があった。まぁやっかみですよ。
「彼女は人間性もちょっと。過去にこういうことがあったんですよ」
「え???」
聞いた内容はそれってどうなの?と私も思う内容ではあったが私は初耳だった。
「会社って人を選ぶのにそういう人間性は見ないのかな~と思って」
「そうか。でもさ、私が〇〇(7号)に委託する業務は人間性云々はあまり関係ないんだよな。依頼したことを期日までにやってくれればいいので」
「・・・」
「それに誰か東海全域を廻れる者が他にいるか?」
傍らに別の事務員がいて首を横に振った。アタシは無理ですって。たま~に他へ応援に行くならともかくエリア内全域を廻らなきゃならないとなったら無理だと。県が東西に広くて現場はあっちこっちに点在しているからです。
首都圏と違って高速を走らなきゃならないので、どんなに事務方に優秀でも、遠いから行けないとかタイヘンだとか、高速が苦手だとかめんどくさいとか、行きたくない理由を挙げて尻込みしている人には務まらないのです。
東海エリアは大井川水系で晴れてても、御殿場や裾野では雨ってこともあるから。雨が降ろうが風が強かろうが、廻ろう、ラウンドして指導しようという気概が無いとできないのだ。
私がこれまで人にやらせないで自ら動いてたのは、自分のフットワークの軽さを社員に見せる目的(演技?)もあった。背中を見せるということです。7号は「〇〇さん(私のこと)が東京からわざわざ出張らなくても自分がやります」の気概に溢れている。なので一部の社員のやっかみ、マイナス意見は目を瞑った。
「もし彼女が解かれたら私が代行するしかない。動きかけたプランがまたもとに戻ってしまう」
「そうですね。〇〇さん(私のこと)があっちこっち行かなきゃならないからタイヘンですよね」
「こっちへ来るのは構わないが遠征費もかかるし、それだったら現地・・・ここだよね。この地にいる次世代の社員も育成していかないといけないんだ」
私にブーイング言って来たその女性は不承不承沈黙した。
この件は7号には言っていない。
その後で私は7号の現場に赴き、7号のサブになる職員を面接して採用したのだが、7号は採用予定者の履歴書を見てこう言った。
「この人若いじゃないですか。これからじゃないですか。いつかは結婚しちゃいますよねぇ」
ウチは女性が多い業界なので、
「誰を採用してもそういうリスクは伴うさ」
「ですかねぇ」
いつかは結婚しちゃいますかねぇって、君はどうなんだい?
「採用するから。君が教えるんだぞ」
「ハイ・・・」
8人いる草の者は全員が30代半ばから40代後半の独身女性ばかりです。中には同棲してる者もいるが、誰も入籍しないのは現在の風潮なのでしょうかね。

意外とめんどくさいのが付き合い長い1号。
(連中は自分らが草の者と号数で呼ばれているのを知らない。〇〇(本名)と号数の翻訳がめんどいので、ここからの本文中は号数で統一します。)
誤って8号の管轄書類を1号へ送付してしまったんですよ。
1号エリアのA店舗と8号エリアのB店舗がたまたま同じ行政の窓口だったので、私は「この窓口は1号だな」と思いこんでしまったのです。
普段、1号は1号のエリア、8号は8号のエリアしか請負わせないので、投函した翌日に1号と8号へ連絡した。「8号の分をそっちに送ってしまったよ」って。
8号はおっとりしてる反面レスが遅いのだが。
神経質で気が強い1号からすぐさま返信がきた。
1号は電話口で無遠慮な声を出した。
「えぇ~、それってそっち(8号)の分もアタシに行けってことですかぁ」
そう来ると思ったよ。
アタシは自分とこしかやらないと言っているようなものじゃないか。私の送付ミスだが「いいですよ同じ窓口だから私が行きますから・・・」と何故言えないんだっ。
私は自分のミスを棚に上げ・・・てもいないが、「送付ミスったのは私が悪かったが、出す窓口が同じなんだから2人別々に行くよりどっちか1人が行けば1回で済むだろ」と押し切ろうとした。
「えぇ~、そりゃそうですけどぉ」
グズグズ言っている。

この会話の前に、穏やかな気性の8号が気の強い1号に気を遣ってか、
「それを1号さんから私に転送して下されば。私から1号さんに連絡しましょうか」
「ちょっと待ってくれ。私のミスだが同じ窓口なのに2人別々に行くこたぁない。1号に送っちまったんだから1号に行かせるから」
8号に横合いからの連絡を待機させた。8号の人柄に頼るよりも1号に主旨を理解させないと。
1号に「2人別々で同じ場所に行くより1人で1回で済ませた方が効率的だ」と作業効率化の観点に切り替えて話したらバカじゃない子なので理解納得はした。
そうなる前に「行けと言われれば行きます」「1回で済むんなら今回はアタシが行きます」と居直ったような言い方しやがった。
処理済~O美人→1号2.jpg
結果、1号がまとめて行くことになったので8号へその旨を説明しなきゃならない。
「〇〇さん(私のこと)から8号さんへ言っといてくださいよぉ」(1号)
ホラ、そう来たよ。
「8号と話したことないのか?仲が悪いとか?」
「仲が悪いとかじゃないですっ」
「さては仲悪いんだな」
「違いますっ。会議で話したことはありますっ」
「君はリーダー会議で座長だろーが。8号に言えないのか」
「っていうか、今回は〇〇さんのミス・・・あ、失礼しました上の方なのにゴメンなさい。〇〇さんから8号へ訂正しといてくださいよぉ」
そりゃ私のミスだから私が一括して訂正指示してくださいというのは正論でもあるが。
私は8号に伝えた。「今回は1号が行くから」
8号は大人なので「後で1号さんにお礼の電話しておきます」
私は内心は、そんなんしなくていい、放っときゃいいと思ったし、後で話を聞いたジャン妻も私にこう言った。
「そういうのも直接彼女(1号)にやらせなきゃダメよ」
1号は草の者筆頭で古株。プロパーのようなものだからね。
「アナタが間に入っちゃダメだって」
それもわかる。過去にいちいち私が間に入って調整を請負ったから上州の子供らの成長が遅れたからね。1号は筆頭なので、草の者同士の内部調整もやらせないといけない。

このネタは1号へ管轄外の8号の分を誤送付したのですが、先日その逆をやった。8号のところへ1号のものを渡したのです。
これは送付ミスではなく結果的に意図的にやったのですが、当初1号にやらせるより私が直接出向いた方が時間・距離とも早そうなので私自ら動いたのを、途中のある駅で乗り換えミスをした。
その駅は南北に結ぶ路線と東西に結ぶ路線が十字クロスしている連絡駅だった。例えば西国分寺(中央線と武蔵野線)とか、西船橋(総武線と武蔵野線)、下北沢(小田急線と京王井の頭線)のようなどっちが高架ホームの連絡駅ですよ。そこで上り下りの乗り換えミスをしたのです。
私の目的地は上り方向なのに、間違って下り方向の電車に乗り換えてしまった。乗った電車は特急だか快速だか早い電車なので途中下車して折り返せなくなり、次の停車駅に着いたら8号が普段いる現場近くの最寄駅だった。
リターンするのがバカらしくなった私は、駅の改札前で8号の会社携帯に架けたら、
「モシモォシ。あ、8号さんは今ちょっと手が離せないんですけどぉ」
出たのは8号ではなく、以前に何回か登場したUという山女だった。8号は正式にはUの部下なのです。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-02
この記事で、「Uさん山へ行ってますよ、今度の山は凄いらしいですよ」と私に言ってるのが8号です。
「今、駅にいるんだけど。そっちに寄っていい?」
「いいですよぉ」
Uとも社内での付き合いは10年を超えて遠慮のない物言いだが最近は顔を合わせることが少なくなった。それは私が草の者を使って動かすようになり現場へ出向くことが減ったからである。
Uから「最近来ないですね」とも言われた。そういう風に言うのは別に私に会いたいというのではなく、何かしら会社への鬱憤や不満が蓄積されている時なのです。
行ったらメーカー主催の勉強会を催っていて私は若干待たされたが、ひと段落して8号に事情を説明した。
「(1号エリアの)書類持って直接行こうとしたんだが、●●駅で乗り換えを間違えてこっち方向に来ちゃったんだよ」
「あの駅は確かに初めてだと紛らわしいですよね」
8号はそう庇ってくれたが、傍らにいたUはケラケラ笑いだした。
「エリアが違って悪いけど、君に託してもいいかな」
「いいですよ。前にウチの分も1号さんに受けて貰ったし」
「ああ、私の郵送ミスでね」
そしたら傍らから8号の正規の上司たるUが横合いから口を挟んできた。
「それってウチのエリアじゃないじゃないですか」
「・・・」
「ウチのエリアじゃないのを何でこっちへ持ってきたんですかぁ~!!」
「だから今言っただろうがよ。自分で直接行こうとしたら乗り換えを間違ってこっちへ・・・。また説明させるんかい。ここからだと電車1本で行けるんだよ」
Uもバカじゃないから即、理解してるのですが、久方ぶりに会った私にギャアギャア言いたいだけなんです。
「わかりました8号さんに渡していいです。シフトは何とかします。確かにここから近いですからね。でも何で同じ窓口なのにウチと1号さんのエリアの店舗が被るんですかねぇ。どうやってエリアの線引きをしてるんだかウチの会社は・・・」
久々に会ったUの剣幕や長話に辟易したが途中で遮った。
「あ、あの、先にこっち(8号)に内容の説明を済ませていいかな」
「あ、アタシばっかり喋ってゴメェンナサァイ。口にチャックしますね」
傍らで8号は正規の上司(U君)と裏の統領たる私の遣り取りをじーっと見ている。
このように、エリア(草の者担当)は別だけど提出先は同じというダブり箇所が幾つかあるが、皆、自分トコのエリアしか見ようとしないのである。全体を見るまでいかなくてもせめて隣のエリアや近くの現場は意識させないと。
8号は真ん中。右がUです。
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草の者には草の者のシフトがあるので、月が変わったらなるべく早く送付するようにしているのだが。中にはこっちが急いでいる内容もある。
2号に4通ほど書類を送付し、うち1通がやや急ぎの内容だった。「ひとつだけ早めに頼むワ」って。
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2号は賢いがのんびりしたところがある。茫洋として見える。
だが前はヤンキーだったらしい。。。
喫煙しながら歩いてたら石に躓いて前へつんのめって転び、地面に両手を着いたら自分が落とした火の点いた煙草に触れて掌を火傷したとか、ライターで火を点けたらか勢いよく火が立ち昇り眉毛片方焼いたとかヘンな伝説の持ち主でもある。(今はもう何年も喫煙していません。)
普段はおっとりしているのだが、その2号から慌てた口調で連絡が来て、
「あ、あの、あの、今日は店舗に人数が足りなくて、今日は無理なんですけど・・・明日じゃダメですか?」
「誰が今日行けって言ったよ」(ボソッ)
「・・・」
早めに頼むが何で今日中に化けるのか。
「明日でいいさ。な、る、べ、く、早く、だよ」
「わかりました」
だけど、2号のようなキャラには「なるべく」・・・こういう曖昧な表現はよくないみたい。
急いで行かなきゃいけないんだという不要な緊張をさせるらしい。いついつまでにとハッキリ決めた方がいいですね。

地味な3号からこんな連絡が来た。
「お預かりした書類に記載されている変更年月日が昭和29年2月1日になってますが。これって平成の間違いですよね。私の方で二重線で訂正してよろしいですか?」
これまた私のミスだが、今年の29年は平成に決まってるだろ。
「二重線で修正してくれ」
「ハイ」
「それくらい自分の裁量で修正できんのか」
「勝手に修正したら怒られるかと・・・」
「・・・」
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粉雪が舞う上州で、私を同乗させようとくるまを廻してきた6号。
乗り込む前にバタバタ珍事があった。
処理済~6号.jpg
上州の某現場へ1時間に1本しかないバスで出向いたら、そこに6号と、過去に何回か登場したアタマのキレるヤンキーのリーダー格がいた。上州で最も優秀な筈の2人が揃っていたのです。
業務を終えてバスで駅まで戻ろうとした私に6号が言うには、
「この雪ん中を??アタシが駅まで乗っけてってあげますっ」
それは助かる。御好意に甘えることにした。

くるま社会の上州は何処も駐車場がダダっ広い。そこの駐車場も田んぼの広さぐらいあった。その広い駐車場に6号のくるまは遠慮がちに端っこに停めてあった。建屋からかなり歩くんです。
私は傘無しでフードを被っている。6号は傘をさしている。2人して風雪を遮りながら駐車場半分まで小走りして、
「あ、くるま廻せばよかったですね」
もっと早く言えと思ったが。
「もうここまで来ちゃったし」
「あ、そうですね。すぐ(ドア)開けますから」
いざ開かんとしたのだが、風雪の中、6号の絶叫が響いた。
「あぁ~っ!!くるまの鍵忘れたぁ~っ!!」
「何だって?」
「すみませぇん。シマッタ、何処へやったんだろ」
2人して慌てて建屋に戻るハメになった。

バタバタ駆け込んで、血眼になってキーを探す6号だが、
「ええっと、何処に置いたんだっけか」
みつからないのである。
「確か・・・レジの脇に置いたような・・・」
「もしかしてそれじゃない?」(ヤンキー)
「あ、あった!!」
給茶機(水、お茶、ほうじ茶)の上に置いてあったのである。
店内に残っていたヤンキーが呆れたように、「何故そんなとこに置くっかな~」
「さ、さっき、お茶を飲んだ時に・・・」
鍵を持って再び外(駐車場)に出たが、「くるまを廻しますからここで待ってて下さい」のひとことも無く、ダダっ広い駐車場の端っこまで再度走り出し、方法の体で乗りこんだ。

そりゃ送って貰うんだから感謝はするけど、内心では「このおっちょこちょいめ」って思いましたよ。
私は傘がない。駅に着く前に「後部座席にいらない傘があります。ボロい傘で良ければお貸し・・・いえ・・・あげますっ」
親切心か老婆心か。駅に着いて後部座席をゴソゴソやっていたのだが、
「すみませんっ!!傘が見当たらないんですっ、どっかやっちゃいましたっ」
「・・・」

6号はおバカさんなのか賢いのかわからないところがある。
前にも載せましたが、この程度の図面(立体図)を書くのにオロオロしてた。
立体図.jpg
「手書きでいいよ」
「あ、あ、あ・・・」
「あ、がどーしたコラ??」
「あ、アタシ、5段階評価で小・中・高校とずーっと美術が2なんですけどっ」
「上手な絵を期待しちゃいないよ。寸法がわかりゃいいんだ。縦、横、長さ。内系でね」
「たて、よこ、ながさ・・・ですか?・・・ないけい??」
この立体図の容積計算の後で、6号のいる現場でカウンター板が曲線を描いている箇所があったのが発覚した。そこの面積も計算しなきゃならなくなったのだがそれすら自信なさそうだった。円の面積を1/4するだけですよ。
「鍵を忘れたり、ある筈の傘が無かったり。6号とヤンキーを見てるとヤンキーの方が頭の回転早く理解力も上だな。6号ってそそっかしくないか?」
「でしょうね。でも・・・6号の方が年上だしねぇ」(ジャン妻)

電話だと男と喋っているような5号。。。
これまで草の者の中で私と最も会話が少なかったのは、本人の性格がサバサバし過ぎていて、必要最低限のことしか言ってこなかったからです。
報告内容が無味乾燥で、もうちょっと分析力、表現力が欲しいと思っている。
汲み取って上手く表現することができない。読み書きの「書き」力が乏しいのではないか。
結果だけ言ってくるんです。
「完了しました。あ、それと、誰々さん辞めます」
「理由は?」
「さぁ」
「!!!」
さぁでは困るんだがなぁ。辞める理由は何か。兆候は無かったのか。そこが抜けている。知らない人間が納得するような説明が出来ない人なのです。上が納得するだけの説得力、分析力、文章力が必要なのだが。
だが5号は上層部の受けがイマイチよくないのがわかった。前にいた統括者伊東甲子太郎(草の者どもをリーダー格に昇進させてから他へ去ってしまった。)の後任は、5号のネタになると露骨にシブい顔をするんです。何かあったらいしのだ。
5号も上層部に不満があり、最近も直に言いそうになったのを私は制止した。
「直に言うのは止めた方がいい。今の会社は組織で動くから、言うにしても系統を無視しちゃいかん」
「・・・」
「ワンクッション置きなさい。言う相手が私ではだめなのか?」
「・・・わかりました。腹に据えかねたら〇〇さん(私のこと)に言います」
何か腹に据えかねるようなことがあったのだろうか。これまでは関係が薄かったのだが、今後が心配なのです。

月に1度か2月に1度、草の者は会議室の一室に集い、そこでは私の裏業務ではない正式な業務会議が開かれているそうです。
私は陰の上役なので出席しません。会議解散後に懇親会があっても出席しない。
「アナタは草の者たちの親睦会を開催しようとしないの?」(ジャン妻)
「考えたことないな。そういうのは正規の部署がやるべきだよ」
あくまで陰なのです。
夜景.jpg
以上の話とは別に。。。
新たに11号が加わった。
11号は1号~8号とは違って若手です。確か今年の春以降に3年生社員。
だが訳あって新人離れして大人びている。
優秀な子なのでこれまで私の琴線に触れなかったのだが、今年になってから私が関わったちょっとした若手の退職問題がきっかけでラインができた。
それは私が出張った時はもう手遅れだったのだが、憤慨した私は11号を指名して、
「若手で壁にぶつかって泣いてるヤツ、辞めそうなヤツを探って話を聞いてこい。聞くだけでいい」
そしたら既にやっているという。
「わかりました。私にできることなら・・・」請負ってくれたので、アブなそうだった2名の若手社員の慰留に成功した。
業務上の関係ともいえないし、1号~8号はお互いを知っているが11号の存在は知らない。全く別だからです。
「でもそれって・・・ホントの草の者(隠密)じゃないの?」(ジャン妻)
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