So-net無料ブログ作成

スパムと水茄子(忙しかった5月) [居酒屋]

引き継ぎその他で忙しいジャン妻。
新卒社員50名の対応で忙しい私。
行政廻りを一手に引き受けている私は17時までが勝負なのですが、17時でTIMEOUTになっても直帰せず本社に帰社してデスクワークに勤しむ日々です。
5月の平均退社は21時ぐらいが続いた。それ以上はキツイ。もう若くないので。
見上げる.jpg
5月の第2週の平日は家で夕食しなかった。毎晩遅くてALL外食&晩酌です。合間に私は群馬や静岡に出張したりもしています。
毎晩外食してたら、とうとう家の冷蔵庫内にある納豆の消費期限が3日も過ぎちゃった。さすがに廃棄しました。
「納豆?あれは腐ったものよ」と言いきったのは大阪出身のZ女史だが、ジャン妻はホントに納豆を腐らせたオンナになってしまったのである。
「別に腐らせたわけではないっ」(ジャン妻)
もやし、えのきはイロが変わってたし。
この時期の長ネギの芯の部分はどんどん固くなっていくし。
カウンター.jpg
最初の膳1.jpg
最初の膳2.jpg
この店は気分的に楽しくない時に向いています。
多少距離があるので必ず事前に電話します。電話した時点でスパムステーキがスタンバイされていて、入店してファーストドリンク&おとおしが出る前に、
「カウンターさんいつものお願いします」(店主)
そう、いつものです。これで通じるんです。
厨房の2人のチームワーク、連携はバツグンです。
連携がいい1.jpg連携がいい2.jpg
スパム1.jpg
スパム2.jpg
スパム3.jpg
スパム4.jpg
ステーキですが焼くのではなく素揚げです。
飢えた犬が餌にガッツくようにスパムを貪り、冷えた生ビールでゴクゴク喉を潤していたら、
「アタシは水茄子」
水茄子ぅ?
「ツマんないものをオーダーすんなよ。カレーナンとか焼きそばとかにしろよ」
「いいの。水茄子好きなのよアッサリして」
ナスなんて殆ど栄養ないじゃんかと私は思い込んでいる。90%以上は水分と糖質だし、蛋白質やビタミン、ミネラルの含有量が少ない。
血圧やコレステロールを下げたり、抗酸化作用はあるみたいだけど。
ひと口食べてみた。あ、美味しいねこれ。
水茄子1.jpg
生で喰えるナスってのは珍しいらしいですね。私が水茄子を初めて食べたのは和歌山市の「千里十里」という店ですがここ数年は疎遠になった。ここでは初めて書きますが、10数年前は水茄子で有名な?大阪・泉北の泉大津、泉佐野に現場があった時期があるのです。
その頃の会社はイケイケドンドンで、当時の執行部にいたひとりのおバカさんがさして採算取れると思えないのに箱物をバンバン出していた時期があった。誰も止めなかったですね。
その当時の借金がごく近年まで重くのしかかり、ようやく完済したのが昨年の今頃ですよ。泉大津と泉佐野の現場はクローズしたか地元で売却したんだった。
その頃に通っていた和歌山「千里十里」で水茄子は私がオーダーしたのではなく同行者がオーダーしたの。それまで生で喰えるナスなんて知らなかった。嫌いじゃないけど自分からはオーダーしないね。
ジャン妻は水茄子、私はスパム、茄子も1枚食べた。茄子でさっぱりした後でスパムを食べると美味さが引き立つね。
水茄子2.jpg
牛肉のタタキなんてのもオーダーしてみた。
たたき1.jpg
たたき2.jpg
筍の天ぷら。既製品じゃないですよ。薄く切った筍に天ぷら粉を塗して揚げるの。
たけてん1.jpg
たけてん2.jpg
お腹がクチたので軽いものを。
チーズ盛り合わせは子供のお菓子みたいだね。BARで出されるような高級感あるツマミじゃないですね。
チーズ1.jpg
チーズ2.jpg
チーズ3.jpg
チーズ4.jpg
チーズ5.jpg
焼酎.jpg
小雨降る夜.jpg
最初の膳11.jpg
最初の膳12.jpg
また別の日の夜。この日も業務が遅くなった。事前に電話して「2人は入れます?あ、じゃぁ近くにいるのでいつものスパム入れといてください」と先触れしたので、店でスパムステーキを注文していません。
おとおしより先に出されることはさすがにないが「ハイいつものですね」とすかさず出されました。
スパム11.jpg
スパム12.jpg
スパム13.jpg
スパム14.jpg
「アタシは水茄子」
「またかよ~」
「いいの。あるウチは食べるの」
水茄子は季節ものなの?それすら知らない。
「水餃子も」
このままだとジャン妻の食べたいものばありで占められてしまうそうなので、危機感を持った私は、
「キムチ炒飯!!」
「珍しいですね。初めてではないですか?」(マスター)
キムチャ1.jpg
キムチャ2.jpg
初めてオーダーしたキムチ炒飯はそんなに辛くないです。ちゃんと白菜キムチも数枚入っていたので、ご飯にキムチのモトだけ混ぜたようないい加減な炒飯ではありません。
刻み海苔が多くて。歯にくっついたまま帰ったかも知れない。
このキムチ炒飯と、和風ダシの水餃子、この組み合わせが意外と合うのだ。
水餃子1.jpg
水餃子2.jpg
水餃子3.jpg
焼きいも黒瀬が在庫キレになってしまい、別の芋焼酎を。黄色い猿?鹿児島県日置市にある小正醸造株式会社。
綾紫印、これも鹿児島県日置市にある西酒造。
前は芋焼酎が苦手だったのですがね。ニオいがね。
いつもと違う焼酎.jpg
いつもと違う焼酎ラベル.jpg
水茄子11.jpg
水茄子12.jpg
ジャン母もナスが好きで、子供の頃に味噌汁の具で出されたものです。味噌汁が薄汚くなるんですよ。味も濃くなるし。今思えばあの味の濃さはナスの灰汁が出たんだね。
私は麻婆茄子も食べない。炭火焼で焼いたナスもパス。ナスの天ぷらも食べない。油と相性がいいからテラテラしているのがイヤなの。ナスとピーマンの味噌炒めだけ大好きだが、味噌は炒める際に焦げやすいのでジャン馬は調理してくれない。だいたいスーパー行ってもナス買わないし。
「だからお店でこういうのを注文してもいいじゃない。」
「・・・」
「アナタが食べないから麻婆豆腐も麻婆茄子も食べられないんだからね」
「そういえばメール誤爆事件の部長さんに麻婆豆腐オゴって貰ったの?」
「!!!」
締めにエイヒレなんてものを。
エイヒレ1.jpg
エイヒレ2.jpg
エイヒレ3.jpg
腹がクチたからこういうのを摘まんで1日の反省会になるのですが。ジャン妻が話す内容は聞いてて笑えないものばかりである。
「そういえば伊東甲子太郎が言ってたよ」
「???」
「〇月〇〇日の夜、〇〇さん(ジャン妻のこと)をお借りしてもいいですか?って」
歓迎会らしい。カウントダウンが迫ってきたのです。
コメント(0) 

だから言ったジャン [居酒屋]

いざ入店1.jpg
ジャン妻が伊東甲子太郎の会社へ引っ越しする日が近づいていますが。
これまでやっていた業務の引き継ぎが上手くいっていないジャン妻が浮かない表情をしているところ。
引き継ぐ女性の基礎知識の不足、処理能力の遅さで難航しているんだと。
(だから言ったジャン・・・)
テーブル席に着座.jpg
最初の膳1.jpg
最初の膳2.jpg
とうふ1.jpg
とうふ2.jpg
その引き継相手(女性)は10何年前に私が面接・採用したのです。何処が採用ポイントになったか覚えていないからまぁどうでもよかったんじゃないかと。
今日まで10何年辞めなかったという意味では間違った採用でなかったとは思いますが。
ジャン妻も知らない仲ではない。その女性はジャン妻のファン・・・のようでもある。憧憬を抱いて異動してきたのですが。
実は過去に一度だけ登場しています。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-11-14
マグロ中トロ&シメサバ.jpg
中トロ.jpg
シメサバ2.jpg
シメサバ3.jpg
私がその女性を採用した現場は、そ・れ・ほ・ど・混雑しない現場なのですよ。の~んびりしてるのだ。
営業時間が過ぎれば退勤できるし、本社総務や経理のような締切が無いのです。おそらくこれまで「いついつまでに急いで締める」「終わらせる」期限のある仕事をやったことがないんじゃないかなぁ。
ネギマ1.jpg
ネギマ2.jpg
タラミソ1.jpg
タラミソ2.jpg
私がこの異動話を聞いたのは4月半ば頃です。あの女性がそっちへ異動だと??ジャン妻の後任で??って聞いた時、私は何かの間違いじゃなかろかと思った。血迷ったかって。
ジャン妻の後任なんてトテモ務まるわけがなく、あくまで1欠作業員の補充なんだと。
「新規で採用するんじゃなかったの?」
「どれも希望年収が高くて折り合いがつかなかったのよ」
その女性の異動プランに反対するのではなく、ジャン妻とジャン妻上司、ジャン妻後任の課長さんに釘だけ刺した。彼女を知る者としてね。
「アイツを10年前に面接・採用したのは私ですが。アイツはおバカさんですよ。空気読めないですよ。10何年いて主任クラス(草の者クラス)になれなかったのが全てですから」
特に後任の課長さんには人気のない廊下でたまたま会った時に「あのバカをよろしくお願いします」ってアタマ下げましたよ。
本人にも言いました。
「今日からもうこれまでの関係(フランク)は断ち切るからな」
「・・・」
「部署で新たに関係築け。俺に甘えてくるんじゃないぞ」
「ハイ・・・」
今日までランチも飲みにも行ってません。定着できる見込みが見えるまでは。
揚げ出汁1.jpg
揚げ出汁2.jpg
揚げ出汁3.jpg
熱燗.jpg
困った表情のジャン妻.jpg
ジャン妻は心を鬼にして日々スパルタ教育中です。
「ホラ何でそこで手が(マウスが)止まるの」
「そこじゃないでしょ。その下を見なきゃ」
「毎月の経費と年間の更新手数料がどうして見分けがつかないの」
「だからそこ考える場面じゃないから。入力しなさい」
不慣れなのは仕方がない。だが空気を読めない女性で、ASLIの記事でチラッと書きましたが、その女性はジャン妻と後任課長同席の場で、高い洋酒が出されるBAR(高崎のASLIさんがイメージらしいが・・・オクトモアさえ飲まなければそんなバカ高い金額ではないよ。)のネタで、
「そういうBARがあるんですか。だったら○○さん(私のこと)に連れてって貰わなきゃ」
「って言い放ったんだよ」(ジャン妻)
(だから言ったジャン・・・)
そば1.jpg
そば2.jpg
私が仮払い金の経費精算の際に、会社にバックする金額が1万4千数百円なのを1万5千円を渡したら、
「ハンパな額はお駄賃といういことで・・・」
「・・・」
私はその場では黙殺しましたが、後で廊下へ呼び出し、
「何がお駄賃だバカヤロ。会社の金を取り扱って出し入れする経理がそういうことを軽々に言うなっ」
「ウケを狙ったんです」
「必要ないそんなものは」
まだ立ち位置が定着していないのに笑えないジョークを言ってる場合かって。
(だから言ったジャン・・・)
最初の膳11.jpg
最初の膳12.jpg
ナマコ.jpg
とうふ11.jpg
とうふ12.jpg
私と長年ソリ合わないオンナには部下がいます。その女性部下は時短社員なので、16時にはUpしなくてはならないのに、話しやすいのをいいことに掴まえて何か質問していた。
「〇〇さん(その女性)その質問は〇〇さん(ジャン妻)に聞く内容でしょう」
アタシの部下の業務をジャマするなというわけですよ。
「彼女は16時であがるんだからそれまでに作業を済ませないといけないのよ。終わる時間に合わせてやってるんだからジャマしちゃダメよ・・・って言ったわよ」(ジャン妻)
(だから言ったジャン・・・)
ポテサラ1.jpg
ポテサラ2.jpg
ブツ1.jpg
ブツ2.jpg
ブツ3.jpg
まだある。これはジャン妻に聞いた話。自分より若い男性社員のことを「彼、しっかりしてますから・・・」
「〇〇さん(その女性)そのしっかりしてますからって何?」
「・・・」
「それは目下の者に言う台詞でしょうっってその場で注意したわよ」(ジャン妻)
(だから言ったジャン・・・・)
鶏1.jpg
並んだ.jpg
相手の想像以上のバカさ加減にジャン妻も周囲もウンザリ、辟易しているのです。
「10何年前に採用した私の責任でもあるのだ・・・」
「そんなことないよっ。アナタはそういう裏には『だから俺、最初に言ったジャンか』ってのがあるんでしょ」
あるけど言わないです。
(だから言ったジャン・・・)

伊東甲子太郎も言ったそうである。
「〇〇さん(ジャン妻)の後任ってあの女性ですか?大丈夫ですか。手が止まってますよ」
たまたまその女性の背後を歩いたら画面が目に入ってしまったらしいんだな。
「ったく伊東さん余計なことを」(ジャン妻)
「伊東にしてみりゃいつまで引き継ぎしたるんだ?あんなんで〇〇さん(ジャン妻)ウチに来れるのか、まさかウチに来てませも引き継ぎに引っ張られるんじゃないか?ってのを懸念してんだろ」
つくね1.jpg
つくね2.jpg
つくね3.jpg
ソリの合わないオンナはすぐ他部署のことにも口を出す悪いクセがあるのだが。
「あの子大丈夫ですかね」
大丈夫ですかって心配してるわけじゃないよ。
「大丈夫じゃないみたいだな」
「まさかウチに来ないですよね」
実は私、もしジャン妻の部署でNG出された場合に備えて、私の下で使おうかというシミュレーションもしています。今は突き放して敢えて関与してないですが心配ではある。失敗したら落伍者になってしまうからね。やはり自分が面接した社員は気になるものです。
「〇〇さん(ジャン妻)が伊東さんの許へ去った後でどうするかだよな。〇〇部長(ジャン妻上司)はああいう子でも使うと思うよ。メインの男性にやらせられない底辺の業務をね」
「それでいいんですかね」
ソリ合わないオンナは同じ給料貰う社員として認めたくないらしいのだ。
白海老2.jpg
白海老3.jpg
「アイツ(ソリ合わないオンナ)そんなことを。外野は黙れっつーの。ったくもう」(ジャン妻)
「で、アナタが去ったあと、アイツはどうなるんだ?」
「こっちが期待していた部分を諦めて、業務分担を狭くすることで何とかやっていくんじゃないかな~」
「意外とアイツ、喜んだりしてな」
「気は楽になるでしょうね。散々アタシに遅いって言われてるんだから」
(だから言ったジャン・・・)
景虎.jpg
料理は2回分です。何食べても美味しいですここ。
ホントこの店、何か屈託がある時のボヤきに最適です。心晴れ晴れ気分ウキウキの日は来たくないですね。
コメント(2) 

さよなら高崎(ジャン妻) [BAR&人間ドラマ]

歓迎会の喧噪がお開きになって、椿町へ歩いているところ。
椿町を歩くジャン妻.jpg
椿食堂はクローズ.jpg
ジャン妻に椿食堂を見せた。マンションの前のCafeでうさ子の相棒だったH君の店はもう閉まってやがる。
時刻を見たら23時前だった。そんな時間になってたのか。
中は灯が点いてたので挨拶だけでもと思ったが。
灯屋1.jpg
ジャン妻の後姿.jpg
路地を戻ってうさ子と再会。
「おぉ久しぃぶぅりぃですぅ~」
うさ子はジャン妻と抱擁しながら、目を見開き、鼻の穴が広がり、両耳をピンと立てたあたりはいつもの巨大ウサギだが、後姿はタヌキの尻尾が生えてきそうだった。
店内1.jpg
店内3.jpg
古民家をリノベーションして作られた和風Cafe。
今日は入り口の土間スペースで立ち飲み。
奥にはカウンター、テーブルもあるよ。まだ2階のゲストハウスに泊まったことはない。泊まって領収書を経理にまわしたら何て言われるかな。
立ち飲み.jpg
立ち飲みスタイルで軽く飲み直し。土間はCOD(キャッシュ・オン・デリバリー)です。ノーチャージで現金引換え。
「さっきの挨拶(歓迎会)でさ。あいつら(K&E)を差し置いて、群馬の皆のGFって言っちゃったけど、ヤツラのカオを潰したかな」
「いやぁ、そういうのを気にするくらいならもうちょっとちゃんとしてるんじゃないの。何をいまさら(笑)」(ジャン妻)
飲み直し.jpg
素晴らしい笑顔1.jpg
素晴らしい笑顔2.jpg
この2枚写真、うさ子とその相棒女性の笑顔がステキです。隠したくないくらい。
期間限定で公開しよういかなぁ。うさ子の店、HPもあるし、そこでは素顔出してっからなぁ。
「ホントだ。可愛い笑顔だね。」(ジャン妻)
何を想うジャン妻1.jpg
土間で天井を見上げて何を想うジャン妻。その胸中に去来するものは何だ?
一区切りついた安堵感か。先への希望か。
「これで群馬とはケジメがついたかな・・・」
「・・・」
何を想うジャン妻2.jpg
チーズ1.jpg
チーズ2.jpg
チーズ3.jpg
灯屋2.jpg

通り町へ.jpg
通り町へ。
また客引きがいる。どこの店に誘おうとしているんだろう。こっちはジャン妻を連れてるからスルーだけど。
だがASLIが混んでたのだ。カウンター席が埋まってた。声高に話す男性客の声が路地にまで聞こえたのでパスした。マスターごめんね。
アス1.jpg
アス2.jpg
アス3.jpg
アス4.jpg
ルートイン.jpg
まさか今宵がジャン妻にとっての群馬ラストナイトになるとも思えないけど。
平成24年から7年め、ジャン妻の中ではひとつの区切りがついたようです。
私は今後も関わりますよ。だって群馬の子たちのGFなんだから。
翌朝、メールが・・・。
「また群馬に来てください」(酔っ払い女 A子)
コメント(0) 

セカンドホームタウン [居酒屋&人間ドラマ]

弓町1.jpg
ルートイン高崎を出て、弓町の交差点を渡るところ。
前方に私らが住んでたマンションが見える。
羅漢町へ.jpg
だがジャン妻は何の感慨も浮かばないらしく、急ぎ足で歩いていく。
旧中山道は帰宅するくるまで渋滞していた。
この時間帯は渋滞.jpg
あの頃毎日毎晩歩いた羅漢町の路地。
住んでた辺り.jpg
毎日歩いた道.jpg
旧ロツレの辺り.jpg
旧ロツレ近くの路地を右へ曲がり、左月輪、右ラのロの通り。
「〇郎さん見えた?」
「う~ん、よく見えなかった」
そこそこカウンター席が埋まっていたようだ。
右ラのロ左月輪.jpg
そして七の通りを歩いて、若者が多い〇〇町の某居酒屋へ。
途中でくるまで来たひとりの現地社員と出逢って同行する。
「アラ?」(ジャン妻)
「ご無沙汰してます」
「髪切ったんだ」
「ええ、バッサリと。群馬の夏は暑いから切りました」
飲み会でもくるまで来る子が多く、そういう子は飲まないし、群馬の飲み会は飲む人より飲まない子が多いのです。
なので乾杯までの時間がかかるのですよ。
私は待てなくなって乾杯前からビールを飲み出した。
会1.jpg
群馬の子たちは、ジャン妻が現在の運営会社を去って統括会社である伊東甲子太郎の許へ異籍になることに驚愕していた。
昨日登場したS子や、http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-06-11-1に登場したヤンキーのリーダー格は、転籍という実態がよくわからないらしいが、わからないなりに驚いていた。私をひとり残して何処か遠くへ行ってしまうと思ったフシもある。
連中は群馬で生まれ育って地元の学校を出て就職したので、群馬から出たことが殆どないといっていい。転勤や転籍がどういうことなのかがよくわかっていないのです。
酔っ払いオンナ「それって遠くへ行ってしまうような気がします・・・」
他の連中よりは幾分視野の広い「草の者6号」ですら声が裏返った。「ヒェ~・・・それって凄いことだとは思いますけど・・・今よりもっともっとタイヘンなんじゃないですか」
「そういえば最近はお会いしていないですけど、そんなことになってたんですか?」そう言って来たNというジャン妻が育てた女性はhttp://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-18に登場しています。この記事ではトンデモない勘違いをして「授かり婚」と騒いだが現在は1児の母になって時短勤務になっている。あの頃小娘だった連中も大人になったのです。
その一方で新しい血が、若手がどんどん入っている。この日はその連中の歓迎会で、最初ジャン妻は参加を固辞しようとした。私は群馬の子たちとずっと関係が継続していますが、ジャン妻は2~3年前から群馬も含めて現場に関わっていない。あの頃(平成24年)からいる連中よりも後から加わった若手や中堅が増えたので「知らない子が増えたからねぇ」
でも転籍の話を聞いた往時のメンバーから「〇〇さん(ジャン妻)も是非」とお誘いが来たので参加を表明したが、私は裏で幹事に頼んで席に気を遣って貰った。ジャン妻の周囲は前からいる知ってる連中で固めたのです。転籍の話を聞いて驚いた笑ふ女、草の者6号他、同世代に近い中堅社員たちで固めた。
カモとサラダ.jpg
宴会料理はたいしたことないよ。解凍した鴨肉(こんなん出さない方がいい)、サラダはサラダでしかないが、スーパーで売ってそうな刺身3種、紙のように薄っぺらい具無しのピザ、グリルソーセージはバカ美味だったからビールの時に出せばいいのに。
後半に出されたステーキ肉と暴力的な量のポテフラもまぁまぁだね。
締めのうどんはコシがあって美味かったけど。
スーパーで売ってそうな刺身.jpg
繰り返しますがジャン妻は転籍です。上の会社に移るとはいえそれは栄転でも昇進でも何でもないのだが、それを昇進と勘違いする子が数名いて、こんなメッセージが届いたのです。
「〇〇さん(ジャン妻)昇進おめでとうございます。
今まで以上にお仕事が大変になるとの事でお体に気を付けて頑張って下さい。
〇〇さん(ジャン妻)の出張が多くなるとジャンさん寂しくなりますね」
このメッセージをくれた子も登場しています。http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-02-23-2で酔っ払い女が辞表を出した原因になった子だが、現在は仕事の質という部分では酔っ払い女を抜いている。
ジャン妻の返信は、
「励ましのお言葉ありがとうございます。
実のところ昇進と言われるのは少々抵抗があるのですが。慣れ親しんだ所から出て、多分激動の新しい場所に行くという感じですね。
長くいたので周りには目の上のたんこぶになっていた面もあるので(これは事実です)良い機会だったのかなと思います。後は結果を新天地での結果を出すことですね。
同じ事務所内で今の場所から30mほど離れたところ(伊東のシマ)に座ることになりますので、事務所に来られた際は声をかけてくれると嬉しいです。
今後もよろしくお願いします。
追伸〇〇○さん(私のこと)はさぞ羽を伸ばすことでしょう。」
会の途中で、ジャン妻とその子も談笑していた。「アタシは別にいなくなるわけじゃないのよ」
薄っぺらいピザ.jpg
グリルソーセージ.jpg
でもあくまで今宵の主役は新人たちです。彼らは今日初めて一同に集まったのを見ても、誰が何処の現場の人か知らない。
私のことは知っていますよ。本社の新人研修で私は爆弾を落としたのです。(この爆弾の後遺症が残てっていて、いつかUpしますが)
ひとりひとりが立ちあがって「どこどこ店の何々です」と挨拶するお決まりのパターンが始まった。私はそういうのが嫌いです。だいたい群馬の連中で私を知らないヤツなんていないし。
私とジャン妻の他に東京本社から呼ばれたのが2人いる。シゾーカの連中から「呼んでもいないのに勝手に飲み会に来た」と謗られていた2人の取締役、KとEです。
後でジャン妻は「KさんとEさんを紹介する時って、あそこまで長い肩書きを言わなきゃならないのかね」と呆れていたが、幹事司会が読み上げた肩書き、取締役・事業〇〇部、〇療安全担当部長・・・とにかく長ったらしいのである。
ステーキとポテト.jpg
私の肩書きは短い。肩書きも何もないが、私の番がきて立ちあがったら幹事の野郎が「どこのヤ〇ザですか?」と皆に聞こえるように言いやがった。
シ~ンとなちゃったので。
「群馬の・・・群馬エリアの・・・」
ここで一呼吸おいた。
「ここにいるみんなのGF・〇〇だよ」
座がどよめいた。
表彰されたS子.jpg
これは昨日の記事に登場したS子が表彰されているところ。表彰状、目録、金一封を渡された。
S子は既にお腹に第2子がいます。
「あん時、辞めなくてよかったじゃねぇかよ」
「あ、はい・・・」
バツが悪そうだった。
「あの時早まって辞めてたらこれは貰えなかったんだぞっ」
「あ、あの時は・・・自分あまり深く考えてなかったんで・・・」
今後はちったぁ考えてから私に相談するんだね。

会2.jpg
この写真、手前後姿はジャン妻です。その左がS子と前述の過去記事(披露宴)に出たヤンキーのリーダー格女性。テーブル席を挟んで右はhttp://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-26でビィビィ泣いてた子です。この子も嫁いだ。もともと結婚願望の強い子だったがいつの間にか嫁いでた。
入社したての頃にちょっと手を焼いた子で、夜中までゲームやってたせいで居眠り運転して事故ったり、勤怠報告書の遅刻の備考欄に「寝坊」と正直に書いてきたりした。
「個人都合でいい。寝坊なんて正直に書くヤツがあっかよっ」
あの頃はピュアな子だったがなぁ。

「〇〇さんは異動しないですよね?ずっといますよね」
そう言ってきた笑ふ女は太ったな~。
「彼女大きくなってたね」
「巨大化してた。後ろのヤツが誰だか見えなかったからな」
「新しい伴侶を得て幸せ太りじゃない?」
締めのうどん.jpg
この場に昨日のオチだったEは来ていない。http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-18から登場しているEはこの春から東京にいて私と因縁深いZ女史の現場にいるのだが、群馬と東京のギャップにやや苦労している。
私はEの都内後見人のようになっていて、群馬のエリア長に「Eのヤツを都内で1年改造して1年後には群馬エリアに戻すから」と豪語したがあまりいいカオはされなかった。また1年後にあのウルサいオンナが戻って来るのかと。
「でもEさんいないと寂しいですよね」(S子)
「いつもの生活騒音が無いからだ。くるまの音と一緒だ」
こっちは寂しいどころか毎日のようにメールやら電話がきてるんだぞ。だがそのEにはジャン妻がいなくなることは知らせていない。

ちょっと話が逸れますが。
今宵の店で出された料理は昨年と同じものだったな。
昨年の歓迎会にも私は呼ばれているのですがお蔵入りになったの。2枚だけその時に写真が残っていたのですが。
去年と同じ1.jpg
去年と同じ2.jpg
同じジャン!!
田町.jpg
本町方面.jpg
歓迎会の喧噪がお開きになって、椿町へ歩いているところ。
他の連中が二次会に行ったかどうかは知らない。
ジャン妻はこの街との別れの店にうさこのCafeを選んだのです。
灯屋2.jpg
コメント(0) 

5月病ケア [人間ドラマ]

タイトルは5月ですが、内容的には昨年晩秋のものです。
実家近くの桜.jpg
桜を見ると思いだす。
平成24昨の3月、私とジャン妻は小会議室に呼ばれ、当時の〇長から言われたの。
「4月から2年群馬に行ってくれ」
群馬だと!!
何で俺が群馬に行かなきゃならないんだ。
俺って何かしたかと思った。何かのペナルティーかと。でも私だけなら懲罰人事かも知れないが、ジャン妻とセットで行ってくれと言われたんだった。
「IR(インベスター・リレーションズ)の兼ね合いもあって、向こう(群馬)の状況が全くわからないので取り敢えず行ってくれ」って懇願された。「お二人に断られると他に手がない」とも言ってたね。
それまでは群馬なんて知らなかった。草津を長野県だと思っていたからね。

あれから7年になる。
あの頃20代前半の小娘たちもすっかりオトナになった。
下世話でイヤらしい言い方をするとオンナになった。
往時は実家から通って生活の何不自由なかった娘たちもひとり暮らしを始めたり、嫁いで母になったのもいる。
当時の記事http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-12-11で、私とジャン妻が、現地社員の給与を口座振り込に替える確認作業をしている場面があります。
その記事中で、子ぎつね(今日登場するS子)、ヤンキー、番長(今日登場するT代)、笑ふ女、酔っ払い女・・・ヘンテコリンなHNがついている彼女たちは現在も在職していますが、酔っ払いオンナから久々に連絡があり、
「うちで何人か〇〇さん(私のこと)にお話があるって言ってましたよ」
「話があるって?誰と誰が?」
「S子さんと、Eさんと、アタシも少し聞きたいことが・・・」
「それって電話じゃだめなのか?」
「アタシが聞きたいのはたいしたことじゃないので電話でもいいですけど。SさんとEさんのは込み入ってまして・・・」
「S子とEの話が込み入っている?君はS子とEの話の内容を知っているのか?」
「薄々は・・・」
S子は過去記事の子ぎつね、Eはイニシャルhttp://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-18他で何回も登場しているウルサいお喋りオンナで酔っ払い女の上長でもある。
「S子さんはお給料のことらしいですよ。Eさんは・・・直接聞いてください」
給料のことか。そういう相談事は聞かずともわかる。「お給料が少ないから上げてください」と決まっているさ。そんなん言われても私の権限でできるわけなかろう。私のオーナー会社じゃないんだぜ。
だが、ギャァギャァうるさいEの相談事とは何だ?

しばらく放置しておいたらEから連絡が来て、
「いつ来るの?」
「行くとは言ってないぞ」
「みんな待ってるよ」
「みんな?待ってるって?」
待たせたつもりはないぞ。仕方がないからそっちの業務をこしらえてそれにプラスして出向いたの。話を聞くだけで許可下りないからね。

まず酔っ払い女を呼び出して聞いたらたいした話じゃなかった。
「アタシは今年のいつ頃、永年勤続10年になりますよね?」
ああ、そういうことか。そんな内容なら電話でもいいのに。私は指を折って数えながら、
「ええっと、短大出てすぐ入社したんならそうかな」
「特別休暇が何日で、報奨金は幾らですか?」
「う~ん・・・10年経ったか・・・」
「ハイ。早いもので・・・」
酔っ払い女は地元の短大を出て二十歳で入社している。当時の別会社を今現在の会社が譲り受けたので、株式や社名が変わっても総合でカウントされるのです。
「Nに聞いたら?」
Nとは私とソリの合わないオンナです。
「Nさんとは話したことないし。〇〇さん(私のこと)なら知ってるかなぁと思って」
実は知らないのです。知っていたとしても今現在はどういう規定になっているのかは確認しないといけない。私はその場でNに電話して聞いて答えています。
酔っ払いオンナは納得した。問題はこの後の連中で、
「じゃぁS子さん呼びますね」
次に来たS子はあの頃(平成24年)小娘だったのが今は1児の母になっている。
何を言い出すかと思ったら。
「アタシの退職金って幾らぐらいですか?」

私は一瞬固まった。その質問に耳を疑い、一瞬絶句して言葉に窮した。
「知らないよ」
「ご存じないんですか?」
「自分の退職金額も知らないのに人のなんか知るわけないだろ」
「そっか・・・。知ってるかな~と思って。じゃぁ誰に聞けばいいんですか?」
「Nだよ」
また私とソリの合わないオンナですよ。
「Nさんに聞いといてください」
「聞いといてください?何で俺が?」
「だってNさんと話したことないです。あれ?あるかな?」
「あるだろ。ないわけない。忘れてるだけさ。前の産休の手続きの時に話してる筈だよ」
「あ、あの人か。ありますあります」
「直接聞きなさいって」
「でも・・・お金のことって聞き難い~」
「あのなぁ・・・」
この辺りが群馬の子の世間慣れしていないところというか。知らない人、慣れない人と話せない、話したくないのもあるが、私がいるせいで担当者のNに直接話そうとしないのです。
お金のことだから聞き難いったって、Nは給与賞与退職金その他を担当しているので額を見れる立場にあり、個人的に質問してもぜんぜん構わないのだ。私に聞く方がオカシイ。
要は何かわかんないことがあれば私に言えばやってくれるだろうという甘えなんですよ。
「そうさせたのはアナタの責任」とジャン妻は言う。群馬かわいさの余り何でもかんでも請負ってきたからね。

「やっぱ聞いといてください」
私はゆ~っくり諭すように言った。
「退職金でも給与でも賞与でも個人情報だから第三者を介して聞くものじゃないよ。Nに直接聞かないと答えてくれないよ」
「そうなんだ。でもNさんとあまり話したことないからなぁ。どんな人なんですか?」
「俺の嫌いな、お互いソリが合わないオンナだよ」とは言ってないよ。総務給与庶務のオーソリティだよとか何とか言った。
「ちなみにそれって聞いていいものなんですか?」
「っていうか、俺に聞いとるじゃないか」
「あ、そっか」
「私は他人の退職金なんか知りたくもないよ」
バカらしくなった。だが私は退職金の額よりも、S子が何故急にそういうことを言いだしたのかの方が気になる。退職金の額を聞いてどうしようというのか。退職金というのはその名のとおり退職しないと貰えないし、貰ったらそれで終わりじゃないか。
「辞めたいってことか?」
「辞めたくないんですけど今のお給料だと苦しいんです」
「どっか他に高収入のとこが見つかったのか?」
「いえ、そうじゃないです。探してませぇん」
S子は1児の母で時短勤務なので、そうそう他社にいい働き口があるとは思えん。

「何か急な金の必要に迫られたのか」
「まぁそうです。家を建ててぇ、子供が生まれてぇ、くるまも大きいのに買い換えてぇ、2人めを産もうとなるとさしあたっての現金が足りないんです」
なんだって?
私は耳を疑った。次に首を傾げた。次第に声がデカくなった。
「だから給料上げてくれってか?」
それはそっちの勝手な都合だろうがよ。
「ハイ・・・。でも無理ですよね。だから退職金を充てようかと思って」
ちょっと言ってることがよくわからなくなってきた。現金に窮したのだろうか?
S子は20代後半だが、実家が土地持ちで、嫁いでから300坪ある実家の敷地に100坪のスペースに家を建てたのです。
農地転用らしい。坪数300のうちの100ですよ。20代後半なんですよ。ウチなんかとは比べものにもならない。首都圏とは比べられない広さと金額である。それは群馬という土地柄だから東京横浜とは比較にならないかも知れないし、比較しちゃいけないのかも知れないけど。
先に家を建てて、子供が生まれて、くるまを大きいのに買い換えると生活が苦しくなると。それはわかりきったことではないのか。嫁ぐ時に自分と旦那の給与を併せて今後の設計をしなかったのだろうか。

「さしあたっての現金とはどういう意味なんだ?」
「あと2年経つと主人があるポジションに抜擢されて給料が上がるんです。それまでの2年が苦しいので、一旦辞めて退職金を貰ってからパートになろうかな~って」
私は呆れてしまった。S子がパートになる?雇用形態変更というケースがあるにはあるのですが、正社員の女性が産休育休明けに状況が変わり、正社員並みに働けず勤務日数が減ったことにより、涙を飲んで正社員→パートに変更したケースが殆どである。
S子は浅はかさが度を超している感がある。退職してパートになったら正社員の今と比べて失うものの方が大きいのがわからんのか。

「2年?それは確実なのか?」
「それは大丈夫・・・な・・・ようです」
「じゃぁその2年間何とか辛抱できんのか?」
「・・・」
「実家から借りろよ」
「えぇ~、借りにくいなぁ」
「ヘンな街金から借りるなよ。現金欲しさに退職して退職金を貰ってパートになるなんてのは過去に例がない。そういうのは止めとけ」
「辞めていいんですか?」
「バカッそうじゃないっ。辞めるんではなく辞めるのは止めとけだよっ」
「・・・」
「辞めて退職金貰ったって貰ったらそれで終わりだぞ。パートになったら賞与出ないし、今より月々の収入が減るんだからな」
私は何とか正社員のまま慰留すべくポイントを選んで諭したが「パートになったらアタシの時給幾らになるんですかね?」ときたから「知るかっ!!」って怒鳴りつけたくなったよ。そこを押さえて、
「ワカラン。それもNでないとワカラン」
「まさか時給700円ってことないですよね?」
「・・・(内心ではワナワナしている私)・・・群馬県の最低賃金を下回ることはないよ。正確な金額はさっき出た退職金と一緒でわからんし、軽々にこの場で応えられない」
「そっかぁ。じゃぁ正社のままで何とかなりませんか。お給料上げてください」
「俺はオーナーじゃない。まず自分の退職金幾らかNに聞いてみな。その額で判断すりゃいい」
どうせたいした金額じゃない。額を知ったら考え直すだろう。こんなバカな相談の為に俺は来たのか。

こういうくだらない世間知らずな面談内容を持ち帰って上司に報告しなきゃならんのか。報告しましたよ。「こういう話でしたが却下、差し戻し、受けませんでした」って。受ける内容じゃないからね。
一応はソリ合わないオンナ、Nにも話したのよ。「S子から退職金云々の問い合わせあったか?」って。ソリが合わないまま15年も一緒の会社にいるが、社員の退職になると私と同じ路線、方向を向く不思議な関係なのです。
「電話きましたよ・・・」
Nも呆れたような表情である。金額まで言おうとしたので、
「あ、金額はいいから・・・」
「ハイ・・・。S子さんに言っておきました。退職金を貰って辞めたら無給だし、パートに切り替わっても2回の賞与は出ないし、損になることばかりですよって言いました」
俺が現地でS子本人に言った内容とほぼ同じじゃねぇかよ。
「群馬で退職も転職もしたこともない子がなまじっか土地がある。くるまが無きゃ生きていけなから高卒前に免許を取ってくるまを買ってもらう。実家にいるから贅沢しなけりゃ金もそこそこ貯まる。嫁ぐ。首都圏より遥かに安い金額で家を建てる。娯楽が少ないからすぐ子供ができる。だから給料あげてくれってかぁ」
Nは「娯楽が少ないから子供ができるんじゃないですよ」・・・こういう混ぜ返し方がカンに触るのですが「辞めることはないと思うんですよね。辞めたらそこで終わりだし。何とか繋いで欲しいですよね。」

このS子他の面談内容を私は現地のエリアマネージャーに報告しています。エリアマネも「S子がそんなことを言ってたんですか。それってわかってたことじゃないですか」と言っていたが、その時に依頼されたのが「T代が悩んでいるようなのでケアをお願いでいますか?」というものが追加された。
エリアマネージャーはT代をやや苦手にしているのだが。
「辞めたいって言ってきたんですよ」
S子に続いてまた辞めたいネタかよ。
「自分よりもKが状況詳しいかもです」
Kとは群馬担当の草の者6号のことです。行く前に草の者6号に聞いてみたの。
「T代は何を悩んでいるんだ?」
「わからないんです。体調崩して休みがちで」
「体調悪い?病気か?」
「締めの時期になると体調悪くなるみたいなんです」
T代の勤務データを見たら決まった時期に病欠が多い。それは月初の時期だった。前月の締め作業の頃です。私はそれを見てピンと来た。
「もしかしてそういう時期に休むってことは、昨年導入された新しい会計システムに対応できてないからなんじゃないか」
「あ、それはあるかも。よく質問受けます私」(6号)

T代は群馬の若手女性では最古参で前述した「お給料上げてください」のS子の先輩にあたる。だいたい群馬の子は小学校、中学校、高校、短大、そして就職、ずーっと同じ先輩後輩の間柄、力関係がずーっと続いているのが結構いるんです。
バカにする訳じゃないが、そこ(群馬)から出ないし、職場も少ないからだと思う。
私らが平成24年に赴任した頃、T代は他の事務の女性たちから畏怖されていた。T代は武道の有段者で上背があり、リーチもコンパスも長く、男大空の七人委員会に登場する海主莫郎のようなコワいキャラだった。特攻服が似合うと思う。
普段の口の利き方はよくないが、武道家なので上下関係の礼儀はわきまえていて、私やジャン妻が指示命令した時だけ「ハイわかりましたっ」直立不動のようなところがある。
私らはこの先輩後輩の関係維持に付け込んだのもある。改革がやり易かったのです。
その平成24年の秋頃、T代が周囲に質問相談しないで間違った処理をしてしまい、その言い訳の冒頭で言ったのが「自分一匹オオカミなんで・・・」というフルったものだった。私は「これまではそれ(一匹オオカミ)でよかったかも知れないが、これからは会社組織なんだからそれでは困るんだっ」と叱責したことがあります。
それを言い放ったら視線を感じたのでその方向を見たら、酔っ払い女が私をじーっと見ていて「フッ」と微笑んだものです。
後日、その笑みの意味を聞いたら「あ、この人(私のこと)T代さんに言える人なんだって思いました」

そのT代は酔っ払いオンナよりも先輩なので、昨年のうちに永年勤続10年で記念品、特別休暇、報奨金(お疲れ様の一時金)が与えられている。いい会社だよね。
(私は在職20年を超えたが最初の頃の3年が時給だったので、20年で表彰されるのは来年なのです。)

T代の状況を見に行ったら、過去にブイブイ肩で風を切っていたT代が背を丸めて項垂れ小さくなっていた。小さい声でボソボソ言うには、やはり新しい会計システムに自分は対応できてないというのである。
ウチの会計システムは1円の誤差も理由が無ければOKマークが表示されないという厳しいものだが、ある程度PCに慣れていればそう難しくないそうです。ただ、操作よりも、その日の売上以外に保険適用による返金や額の変更(売変ともいう)や売掛金(その日に現金が入金されず、請求書を上げて後日纏めて支払うか、振り込まれるか)、額の打ち間違いによる返金、部門別の集計、その日の締め、月末の締め等があり、簿記とまで言わないが入金内容の理解力が必須なのです。昔のようにカシオやシャープのレジを打って締めに精算してジャーナルを印刷するだけでは済まなくなっている。

「今までやって来たんだろ?」
「これまでは何とか。でもやってて辛いんです。」
「何が辛いのさ?」
「本社から来るシステムの業務連絡を読んでも専門的な内容ばかりで意味がわからないんです。あ、日本語はわかりますよ。その中に書かれている用語がわからないんです」
「聞けばいい」
「聞く人がいません」
「他の現場に聞けばいいじゃないか。K(草の者6号)とかA子(酔っ払い女)とか。S子でもいい。N(笑ふ女)でもいい」
「Kさんには聞く時がありますが。A子とS子ですか・・・」
T代はイヤっそうなカオをした。
ハハァン、わかったぞ。
草の者6号Kは職位で言うとT代の上なので聞き易いが、T代は古参でブイブイ言わせてきたからもとからいた後輩たちに聞くのはプライドが許さないんだろう。
そういうのをちっぽけなプライドというのだ。

「本社に聞けばいいじゃないか」
「本社に聞くと、前に教えたよね?やったよね?またその質問?のように上から目線で感じるのでコワくて聞けません」
それはお前さんの知識、スキルの不足だよ。
「でもわかんなきゃ聞かなきゃ進まないじゃないか」
「それはわかっています。Kさんに聞いて貰ってます」
「聞いて貰ってる?」
「わからないことをKさんに話して、Kさんが本社に問い合わせてくれてるんです」
「自分で直接聞けんのか?」
Kだって質問の仲介役でいい迷惑だろうがよ。
「何をどう質問していいのかすらわからないんです」
「ああそう。内容を理解していないから質問の仕方すらわからないわけね」
「ハイ・・・」

「で、だから辞めたいってか?」
「それも伝えました」
「昨年10年経ったのにもったいない。もしかして10年経ったから気が抜けたか」
「節目というか。それもあります」
節目と言いながら伏し目がちになってやがる。
「だけど辞める理由にしては弱いな。システムを克服すりゃいいだけのことだろ。まさか(退職願)書いて出したんじゃねぇだろうな。まだ総務にはあがってきてないようだが」
「書いてません。ライン(LINE)でいついつで辞めますってエリアマネージャーに伝えました」
「ラインだと!!」
私は声が大きくなった。イマドキの子はラインで退職の意志を伝える傾向にあるのですか?
「ライン??そんな媒体を使うもんじゃない。正式に受けられない。自筆で書いて捺印しないと会社は受けないぞ。いや、書くなよ。書いたらしまいだぞ。そんな理由で書くんじゃねぇ」
「でも伝えました」
「ダメだっ!!」
私ラインはやっていません。「ラインやらないんですか?」と誘われたことはあるがメールだけです。
i-Phoneを10に買い替えた時にジャン妻とメッセージ(Cメールのようなもの)はやっています。だからラインというものがどういうものなのかわからないのです。
後で聞いたらラインというか、オンラインゲームだったそうです。

「・・・」
「・・・」
しばしの沈黙の後、
「辞めてどーすんのさ?」
「取り敢えず・・・実家に入ろうかと・・・」
「確か実家は農業だよな?」
「そうです。家にいて何するでもないので、実家の畑を手伝おうかと」
ネギとか蒟蒻とからしい。
「自然や畑に出て陽の光を浴びながら、眠っている畑を開拓して生産物を増やす目的ならいいが、お前さんの場合は単に今のシステムから逃げたいだけだろーがよ」
「・・・」
また黙って俯いてしまった。

S子もそうだが、私の目の前で項垂れているT代もなまじっか土地持ちだけに、ちょっと意に沿わないことがあると家や土地に逃げようとするのかよ。
「私は農業はよく知らないが、他で聞いた話だと気候変動に左右されるし、獣害とかもあるし、だいたい現金収入が安定していないだろうが」
「・・・」
「知らない人から見たら無職に見られる。社会的信用がゼロだ。ちゃんと会社勤めしてこその信用だぞ」
私は農業をバカにしてんじゃないですよ。目の前の現実から逃げようとしている世間知らずのT代を何とか社に繋ぎ留めようとしているだけです。
ここで切り札を出した。
「収穫があるまで無給だろ」
「!!!」
T代は顔を上げた。
「今の会社にいりゃ月々安定した給料貰えるんだぜ。それが無くなるんだぞ。それがどうなることかわかってんのか?」
「そっかぁ・・・」
T代は額に手を当てて考え込んでしまったのだ。ということは今までそういうのを考えもしなかったということだよね。

「よ~く考えなさい」
「・・・」
「家の者には会社から(私から)こう言われたって言っていい。あ、それとLINEでの退職願は正式には受けられないからな」

「会計システムが苦痛なんだってよ」
「やはりそうなんですか?」(草6号)
「弱ぇなぁ」
「・・・」
「何処でも当然のようにやってるじゃないか。何でT代だけできないんだ。古参でデカい図体して情けないヤツだ」
「意外とメンタル弱いですよね」
「見た目はバリケードなのに内面はデリケートってか」
「御意」
御意って言葉を知ってるのか6号は。

私はこのS子とT代の件で悩ましくなり「群馬ってそういうものなのか?」と、この店の店主とママに相談、意見を聞いています。
和3.jpg
「いやぁ、それは群馬だからっていうんじゃないスね」(店主)
「単にその子らが恵まれてるだけか」
「だと思うんスよ。でもゲームでもラインでも、最近の子ってそういうので済ませるみたいっスよ。ウチの知ってる飲食店のバイトの子がラインやゲームじゃないけどメールで、辞めますもう行きませんって一方的に告げてきて、いやちょっと待って、会って話そうよって返信してもそれきり来なかったそうですから」
処理済~キャラたち.jpg
「T代さんは去年、永年勤続10年になったんですよね。辞めるなんてもったいない」(ソリ合わないオンナ、N)
「バカバカしい。S子は家を建てたから家計が苦しいので給料上げてくれ、T代はシステム業務が難しいから実家の畑に逃げるってか」
「まぁまぁ。言ってくるだけいいじゃないですか」
「群馬だからかな。土地もクサるほどあるし。家なんかすぐ建つし」
「でも退職願来てないですよ」
「LINEで伝えたんだってよ。あ、LINEというかオンラインゲームだって」
「ゲームで!!」
「私はゲームってよくわかんないが。イマドキの子ってそうなのか?」
「ウチの子もゲームはやってますが。社内伝達をそういうもので・・・。上もその場で却下しないとダメですよね」

その後、S子はソリ合わないNから自分の退職金額と時給を聞いてガッカリしたのか、ああいうネタで私に甘えたのを恥じたのか、今日まで在職している。というのはS子のヤツ、この春の旦那の昇給と夏の賞与を考慮していなかったのである。
第2子も授かったらしいから呆れた。あのグチグチ言ってたのはなんだったんだ。
T代には私が本社への質問先を選定した。とある「優しい女性社員」がいて(ジャン妻じゃないですよ)その女性に頼んだの。T代から質問きたら受けてくれって。そしたら辞めないからって。
それで落ち着いた。今現在実家の畑に還っていない。

「で、Eさんは何だったんですか?」(N)
そう。まだ述べてないことがある。上州でイチバンウルサいオンナ、Eです。
「Eはね。東京に転勤したいってよ」
「ええっ!!だってEさんお子さんいますよね」
「3児の母だよ」
「それが何で?」
「子供の受験の為らしい。だから期間限定でな」
このEの転勤問題で私は振り回されることになる。群馬から都内への転勤という初めてのケースです。会社はEの都内転勤願を正式に受理したが、Eの転勤先が私にとって大問題なのだ。私とも因縁ある女性がいる現場に決まった。Z女史のところです。
処理済~女史.jpg
「あの2人がタッグ組むの?」(ジャン妻)
「合うとは思えんな・・・。すぐタッグ崩壊だろ。いや、そんなことないかな。でも双方から『どんな人なの?』って質問されるのがタイヘンだよ。」
「絶対聞いてくるよね」
案の定、Z女史から、
「今度来るEさんって知ってる?群馬の人だよね?どんなひと?」
知ってるよ。Eからも、
「Zさんって知ってる?どんな人なの?」
知ってるって!!
2人とも知り過ぎてるだけにホントのこと言えんワ。お互い自分の目で確かめるんだね。
処理済~女史とE2.jpg
コメント(0) 

新しいアーケード [居酒屋]

群馬八幡でざるうどん、ざる蕎麦、まだ物足りなくて、克さんで焼きそばでも喰らおうかとやって来たのだが。
休みですか.jpg
臨時休業だと~。
6日~10日まで。
ホテルからここまで歩いてキタのにガッカリ。
連休の貼り紙.jpg
いったんホテルにチェックインしてきたのに。ルートイン高崎はドーミインと違って女の子がイモっぽいが、素朴な子たちばかりなので段々好ましくなってきた。
それはさておき、克が休みということは、そっか、これ以上、炭水化物を摂るなということだね。ワカリマシタよ。
でもここまで出て来ちゃったしな。うさぎは休みだし。ASLIは前回行ったし。
今年まだ行ってない店だと・・・。
アーケードへ.jpg
アーケードに客引きがいるわいるわ。
「キャバクラどうスか?」
キャバクラねぇ。遠慮しとくよ。
私も外見はピシッとしている方なのであまりしつこく言ってこない。彼らのターゲットは若者か他所者でしょう。私も今では余所者だが。カバンを持って歩いている客、会社の金で飲んでると思われると狙われるのではないか。
赤提灯.jpg
引戸を開けて入ったらカウンターの先客さんたちがサッと私を振り向いたはいいが、すぐ返しちゃうのです。その所作スピードの速さ。私を見て〇〇ザがキタとでも思ったかね。
そこへすかさず「お久しぶりぃ~」と声をかけてくれるママの朗らかなお声が疲れた心身にシミる。
カウンター斜め前.jpg
先客さんたちは盛り上がっています。カウンター右端にいる私は浮いています。疲れているので「気にかけてくれるな」オーラを出しています。疲れのせいでか群馬八幡でも気の利いたTALKができなかったしね。
この「話しかけないでね」オーラの出し方というものがありまして。店主とママだけ視界に入れて、左右のひとたちを視界に入れないのです。競馬の馬みたいなモンです。ただ気をつけなくてはいけないのは「機嫌は悪くないんだよ」を表わすこと。店主とママへの会話は丁寧に穏やかに話すんです。
「お疲れのようで」(ママ)
「わかります?」
そうなんですよ~。疲れてるんですよ~。ママがそうやってお客の体調、様子を窺うのも仕事の技なんだろう。
ポテサラ1.jpg
ポテサラ。薄味です。塩加減がサラッとしている。
でも下の方にマヨネーズがベチョッと隠れていた。
ポテサラ2.jpg
ポテサラ3.jpg
ポテサラ4.jpg
タケノコの煮物。これもいい薄味。
タケ1.jpg
タケ2.jpg

モツ1.jpg
モツ2.jpg
夏場はおでんではなくモツ煮です。こっちはしょっぱいぞ~。
モツ3.jpg
ネギが多過ぎだよ~。七味と合わさって辛いの。
モツ4.jpg
モツ5.jpg
モツ6.jpg
モーさんはレロレロした口調で、
「奥さん元気?」
「アイシテル?」
「今日はお泊りで?」
「ホテル何処?」
「ルートインって線路の側でしょ」
ここで見かねたママが割って入った。
「だったらここから歩いて帰れますね。近いですし」
そしたら背後の小上がりのお客にルートイン高崎に宿泊されている方が「ここから10分で歩いて帰れる?」とママに聞いたの。それとも私に聞いたのだろうか。
ママは私を見た。
でも私は振り返らない。私は頷いただけ。
「帰れますって」
自分で振り向いて答えてもよかったのだが、そうしなかった。振り向くとそっちの会話に引き込まれそうだから。小上がりを振り返るのも億劫なくらいに疲れていたのだこの時は。
そしてママが声高に言うには、
「前に住まわれてたお部屋の近くですよね!!」
これで他のお客は納得したみたいだ。警戒が解けたのがわかった。
店主とママ.jpg
赤提灯が消えた.jpg
出たら出たで声がかかる。
「キャバクラどうスか?」
いらないですよ。そんな元気ないモン。その先、2014年2月の大雪で屋根がドーンと崩落したのが新しいアーケードが完成していた。
ア1.jpg
ア2.jpg
ア3.jpg
ア4.jpg
ア5.jpg
ア6.jpg
ア7.jpg
ア8.jpg
駅前にできたOPAへの対抗だろうか。
アーケードは新しくなったが、その下にうごめく人々は変わらないな。ヤバそうな連中でいっぱいだ。
コメント(0) 

暖簾変えても中身変わらず [居酒屋]

八幡駅.jpg
群馬八幡の託児居酒屋からCメールが届くのです。
「今日のオススメは、サヨリ、アイナメ、栄螺味噌漬け、餃子です。
お待ちしていま~す。(^-^)/な~んて、無理ですよね。」
無理だよ。忙しいんですよ私この時期は。
私は4月5月と10月11月が最も忙しいのです。
いつもの託児居酒屋.jpg
こっちから送信することも。
「高崎に来ているのですが部下の身内の通夜でした。雨が降っているので近場で済ませます」
そしたら翌日になって、
「今さらですが昨日のオススメはサヨリ、活タコ、焼筍でした。ちなみに〇〇さん(私のこと)が食した昨日の一番は何ですか?」
昨日のおススメを翌日に聞かされてもなぁ。
でもこう返信した。
「上州牛の焼き物、マナガツオの西京焼かな・・・」
田町の佐藤さんとこでいただいたものです。
「上州牛の焼き物、マナガツオ西京焼き、美味しそうですね。お気をつけてお帰りくださ~い」

GWに入ってから、
「GWはいかがお過ごしですか?誠に申し訳ありませんが5日6日連休させて頂きます。またのご来店楽しみにお待ちしています。」
幾ら何でも5日6日に行けないよ。
違和感.jpg
伊勢崎と前橋の公用を終えて18時ちょい前に予告しないで行っってやったよ。
そしたら暖簾が変わってる。新しくなってた。
何だぁ?.jpg
これまで使い古した褌暖簾だったのがイロ鮮やかなブルー&レッド暖簾になっている。
似合わねーっ!!(笑)
唯でさえ安い居酒屋が余計に安っぽくなったな~。
店内.jpg
「暖簾替えたの?」
「替えました」
「何で替えたのさ」
前のボロ暖簾の方が合ってるよとは言わなかったけどね。
「えぇ~、今まで使ってた暖簾が~くたびれてきちゃったんで~」
暖簾が変わってもメニューはちっとも変わっとらんな。外見だけ変えても中身同じじゃんか。
改めてメニュー見るとおとおし(席料)といちばん安い一品料理の値段が同じなんだね。この店ではおとおし300円がいちばん高いのではないか。
メ1.jpg
メ3.jpg
最初の膳.jpg
大根.jpg
刺盛2.jpg
群馬八幡の刺身盛り合わせ。
その日にあるもの。マグロ、イカ、イサキ、アジ・・・
家の近所の魚屋で普通に買えるものばかりである。
あまり見栄えがいいともいえない。まぁフツーに美味しいですよ。
刺盛1.jpg
マグロ.jpg
イカ.jpg
イサキ.jpg
アジ.jpg
「事前に連絡くれりゃぁ餃子と焼きそばをご用意したのに」
これから刺身盛りを喰らう私にそう言うかい?
「暖簾、気付かれました?」
「そりゃ気付いたさ。気付かない客なんているのか?」
「入る前にすぐ気付く方もいますが、2人連れて相方に言われて気付いたり。ここカウンターまで歩いてきてから、あれ?って振り向く方も」
チクワ1.jpg
チクワ2.jpg
チクワ3.jpg
混んで来た。2人組と地元の母子。
店主はつくねを焼いて、タケノコを焼いて、サバを焼いて、合間にかき揚げ、私に磯辺揚げ、ナスチーズ焼き、出汁巻タマゴ、そしてキーマカレーなど、ひとりで複数の料理をてがけている。同時進行3品目は可能のようだ。そう手の込んだものが無いしね。揚げものがイチバン早い。刺身がいちばん遅い。

「疲れてますね」
疲労がカオに出てるらしいな。
「珍しく忙しくてさ」
事実ホントに忙しいのだ。新入社員が数十人入って来たから初回の届出がタイヘンなのよ。閉庁する17時に地元にいても、直帰しないで都内の本社に帰社してますから私。
疲れやすい原因は炭水化物の摂取を減らしたことかな。数年前と比べて体重は減ったが、時々疲れやすくなって集中力が欠けて、書類でツマんないミスをすることがあるのよ。事前にチェックしてるのにいざ提出の段階でミスを指摘されあり、後で窓口から電話が来たり、草の者たちから「2~3箇所訂正されました」って連絡が来たり、自分でも「何でこんなツマんないミスしたんだ」って内心で愕然となる時がありますよ。
幸い書類には捨印が押してあるのでその場で二重線で消して訂正できるけど。
よし、炭水化物を摂ろう。
「ざる蕎麦」
「ハイ」
お湯を沸かし始めたところで気が変わった。
「やっぱうどんにするワ」
ざる1.jpg
ざる2.jpg
ざる3.jpg
「あの・・・やっぱ・・・蕎麦もちょーだい」
「うどんに続いてざる蕎麦もいきます?」
2回湯を沸かすハメになった。
ざる4.jpg
ざる5.jpg
メ2.jpg
「次にざるラーメンを!!」
いやいやいや。それは炭水化物の採り過ぎというものだよ。もういいです。
電車の時間もあるし。そしてママが両手の人差し指を立てた。
1万1千円か?
暖簾を変えたら値段も上がったか。
「ウソです。これで」
6000円未満だった。
「次回お見えになる際は事前にご連絡を。焼きそばと餃子をご用意してお待ち・・・」
「ここな何屋なんだ」
「笑」
餃子は自分が食べたい時に不意に仕込むことがあるらしい。余ったら冷凍して自分らで食べちゃえばいいんだから。
振り返る.jpg
やはり違和感.jpg
振り返る。やはり青と赤の違和感があるな。前の汚らしいフンドシのような暖簾の方が合ってるな~。あれに戻そうよ。
向かいから1.jpg
向かいから2.jpg
上り電車1.jpg
上り電車2.jpg
店を出て駅に歩く途中でひとりの男の子に出会った。見覚えある。
挨拶された。なんだ、さっきまで鶏の唐揚げだの、つくねだの、茄子チーズ多めだの、夜食をいただいていたご家族の息子さんか。近くにある塾に通ってるんだね。
こっちもうどん、蕎麦、炭水化物でそこそこ腹がクチたが、この後、克で焼きそばを食べれば完璧だ。
だが、克は休みだったのである。
コメント(2) 

水沢街道沿いにあるもの [風景]

今日の記事は「こういうものがあります」というものにとどめておいてください。中には入っていませんので。
渋川の南隣にある吉岡町から伊香保温泉へ向かう道を群馬県道15号線、通称・水沢街道というのですが、この街道は前橋市総社町を起点として中国料理・竜苑のすぐ近くで西に折れ、伊香保温泉へだらだら上っていく名物街道です。
伊香保に近づくほど水沢うどんを提供する店が増えてくる。私は水沢うどんと銘打った乾麺しか食べたことがないがコシの強いうどんだった。
この写真は高崎に住んでた頃、部下の女性が現地で食べたのを送ってくれたの。
水沢うどん.jpg
その15号線を走ってると水沢うどん界隈に至るまでに「これが群馬のB級スポットだ」と胸を張って言えるアヤしいスポットがある。
伊香保温泉に向かうのにこの街道を走ると嫌がおうにも目に留まる筈である。
西に向かって走ってるとナビに上越新幹線が表示されますが、地下を長大トンネルで走っているので地上ではわからない。そこを過ぎた辺り。
まずこれです。
ミュージアム2.jpg
路肩に停めて渋川(吉岡町)方面を振り返って撮影した。
ミュージアム3.jpg
敷地内にはくるまが2台停まっていた。平日なのに館内に入館者がいるらしい。
こっちは誰かに見られてないか周囲が気になった。吉岡町にも榛東村にもウチの社員いるし。
ミュージアム4.jpg
ミュージアム5.jpg
外観のみです。時間の都合で中には入っていません。
ミュージアム6.jpg
入れって?
何故入館しなかったかって?
時間が無いからですよ。こことこの先にある施設とセットで入館したら陽が暮れてしまう。こういうのにあまり興味がないのもある。入る勇気もないし私自身のノリが悪いのかも知れない。

群馬に住んでた頃、伊香保温泉ぴのんへ泊まったことがある。
その時、私らはくるまだとすぐ着いてしまうので旅情が感じられないからという理由で高崎駅からバスで向かった。
そのバスはバス亭・上野田四ツ角辺りでこの15号線に入っている。その次の次の北野という停留所の辺りで上越新幹線をクロスする。あの時もこのミュージアムの前を通った筈だが記憶にないのだ。
この先にも有名な施設があります。
玩具と人形自動車博物館1.jpg
玩具と人形自動車博物館2.jpg
おもちゃと人形と自動車の博物館??この手のクラスは伊豆高原辺りに腐るほどありそうだな。これではなくこの先にあるもの。
バス亭だと上の原か塔の辻の間にある有名なスポットがこれ。
珍宝館1.jpg
少子社会を阻止するスローガン?
珍宝館2.jpg
B級スポットが数多い秘境グンマーですが、ある意味で(どういう意味で?)有名どころがこれです。
有名どころでもあるので駐車場も広いです。観光バスで乗り付けるツアー客もいます。この日も送迎のタクシーが停まっていたし、自家用車やバイクも数台駐車していた。
珍宝館3.jpg
若者たちは堪能して出てきたのか。これから入館するのか。
受付に爺さんがいて私をじーっと見ていた。不気味な視線を感じたね。
珍宝館5-1.jpg
珍宝館6.jpg
珍宝館4.jpg
入れってか?
何故入館しないってか?
冒頭で言ったジャン。時間が無いし「こういうものがあるんだ」の視点だけです。館内にはあまり興味がないし入る勇気もノリもないです。なのでズルいかも知れないですが、これら2つの施設に入館された方のレポをリンク貼らせていただきます。
もぎ氏の「群馬B級スポット」で氏のご承諾を得ました。
ミュージアムがこれ。
http://www.b-gunma.com/inotitosei.php
珍宝館は2譚あります。
http://www.b-gunma.com/tinpoukan.php
http://www.b-gunma.com/tinpoukan2.php
いずれも閲覧注意です。リンクお願いしといて閲覧注意も何もないもんだが。
入館してしまえば「旅の何とやらはかき捨て」になり軽いノリで楽しめるのかも知れない。
男女年齢に関わらず同行者の違う面を見れるかも知れない。いや、きっと見れる筈だ。

自己弁護させてください。ウチは男性社員より女性社員数の方が圧倒的に多いのです。なのでコンプライアンスにうるさい。厳しい。社内で自他ともに認める毒舌、暴言比喩が多過ぎで、社内コンプライアンス研修には「必ず出席しなさい」とまで言われる私だが、唯一の救いというか、猥談下ネタは一切しない人なのです。
したら即アウト!!ウチはそういう会社なの。
「そういえばしないですね」(部下の男性)
そういえばとは何だ?
「何でしないんスか?」
「しなきゃいけないのか?嫌いだからだよ。」
だからこういうネタに慣れていないのだ。前職では全然そういうことはなかったのに時代も変わって今はNGです。ネタにしたら聞いた側がどう受け取るか。アブないアブない。
吉岡町にもウチの女性社員いますけど、その子にこの2つの施設のことを聞いたら即アウトでしょうね。

最近になってウチの女性社員が伊香保温泉に行ったんですよ。その子はシゾーカネタで登場した子で、静岡からくるまで来たそうです。
行く前に聞かれた。「草津温泉とどっちがいいですかね?」
私は硫黄のニオイが苦手なので、自分も行ったことのある伊香保温泉か水上温泉をススメた。ただ、水上はこの時期はまだ雪が残ってるかも知れないからという理由で伊香保になったそうです。
その女性社員はこの街道を走った筈である。でもこの施設についてのコメントは求められていないしこちらから話す気もない。社内でそんな会話をして聞かせた相手が不快になったらアウトなのです。だから話してません。

私は木石ではないが、これら施設の価値観、存在意義、特徴をマトモに述べる言語力、カテゴリーすら持っていないのですが、これらを建設する許認可はどうやって得たのだろう。国土交通省か県知事の管轄らしいが、時の大臣や知事はこういう性質の施設であることを知るまい。
(現在の安倍内閣なら石井啓一大臣、現在の知事は大澤正明知事である。知事は後で知ったかも知れないが。大臣はどうだろうか。)
施設内の何処かには許可証が掲示してある筈だが、更新は何年毎だろうか。
更新時に立ち入り検査があるのだろうか。
公共工事か民間事業か。まず前者ではないだろう。
広大な土地はどうやって入手したのか。農地転売だろうか。
内装はどういう専門業社が請け負ったのだろうか。
そして・・・
何でこの地を選んだのか!!
でもある程度の集客効果はあるらしいのだ。
ではこの先へ行きます。伊香保温泉玄関口の手前に榛名の銘酒・船尾瀧ならぬホンモノの「船尾の滝」への入り口があるのですが、そこに至る手前に突如としてラブホが立ち並ぶ区域がある。
この看板がまず予告編です。
この先には.jpg
その入口です。
ラブホ街1入口.jpg
このゾーンへ入ってみようか。
ラブホ街2.jpg
ラブホ街3.jpg
ラブホ街4.jpg
ラブホ街5.jpg
ラブホ街の道はくるまがやっとすれ違う幅しかない。だが地元では裏道になっているのか、意外と走るくるまが少なかった。
それらのくるまはラブホ関係者か利用者かはわからないし、こっちも無粋にを覗いたしりないが、15分ほどの撮影の為だけの滞在時間に6台ほどすれ違ったですよ。
彼らも私を見た筈だ。撮影している私を見て不動産関係者と思ってくれた方が幸いだ。
私はコンパクトなレンタカーで来ているのですが、レンタカーのボディの色がピンク色なんですよ。イロがイロだけにこの界隈に妙に合うんだな。
ラブホ街6.jpg
ラブホ街7.jpg
ラブホ街8.jpg
ラブホ街9.jpg
ラブホ街10.jpg
ラブホ街11.jpg
これは廃業したのかな?現役かな?
ラブホ街12廃業?.jpg
そして15号線水沢街道メインストリートにもあるある。
ラブホ街21メイン通り1.jpg
ラブホ街22メイン通り2.jpg
ラブホ街23メイン通り3.jpg
ラブホ街24メイン通り4.jpg
ラブホ街25メイン通り5.jpg
これはさっき見た予告看板にあったもの。まだ新しそうだ。
ラブホ街26メイン通り6さっき見た看板1.jpg
ラブホ街27メイン通り7さっき見た看板2.jpg
ラブホ街28メイン通り8.jpg
ラブホ街29メイン通り9.jpg
ラブホはメインの街道沿いにもあるがむしろ裏街道の方に多い。木立ちに隠された道の両サイドに10数軒のラブホが立ち並んでいた。
前述の2施設よりも私が見たかったのはむしろこっちの方なんです。ヘンな下心があって事前に物色、下見をしたんじゃないですよ。この界隈を私はカテゴリー「廃墟」と勘違いしていたのです。でも来てみたらこれらは立派に現役でした。
ラブホたちは白昼見るとくたびれているが、夜になるとキレイにアヤしく光るんだろうね。飲み屋の赤提灯と一緒です。
だけどここはブクロ(池袋)でも渋谷道玄坂でも新宿歌舞伎町でもないぞ。この地でこれだけの需要があるのだろうか。
あのアヤしい2施設で欲情をかきたてられ、その先にあるこの施設に誘導するサブリミナル効果を狙ってのことか。まさかあの2施設とこのラブホ界隈は持ちつ持たれつ?
でも現在はラブホ業界は衰退しているそうである。ひとり暮らしの若者が増加したので、ラブホの代わりではないが下世話に言えば自分の部屋に連れこめばいいだけなのだ。若者のラブホ需要が減ったのである。
ビジホにもダブルが増えた。シングルを利用するビジネスマンだけ対象にしているわけにいかなくなってきたからです。
都内のラブホが存続する道は改正風俗営業法かも知れない。外国人旅行客の増加と、東京五輪前の一般ホテル需要の受け皿に転用する。旅館業法をクリアして普通のホテルになればいい。ラブホじゃなきゃいけないってことはないのだ。プライバシーが保たれるオンライン予約をすればいいだけのこと。

入れって?
何故入らないんだって?
ひとりで入るかよっ。。。
抜けたとこには.jpg
そこを抜けたら銘酒、船尾瀧ならぬホントの船尾の滝入口がある。
滝へ行かずに山へ向かえば伊香保温泉です。
いったい今日は何の記事なんだ。自分でもわからなくなってきた。
コメント(4) 

退魔寺 [隠れ郷土史]

今年になって知った群馬Blogで、伊勢崎駅から程近いところにある日本酒BARが紹介されていたのです。なかなか良さげな店。
私も伊勢崎市内に1箇所公用がありますがこれまで伊勢崎で飲んだことはないですな。高崎から意外と時間がかかるので。
伊勢崎駅前のBHに泊まる機会があれば、そのBARへ行けるかもですが。
ザキのホテル.jpg
気になったのは、そのBARの所在地が曲輪町というのです。
曲輪という名は城の内外に設けた平場のことです。そこに軍事面や政治面の施設が建てられるのです。そう名が付くのであれば、そこにかつては何かがあったといっていい。
調べてみたらときおり鳥瞰図をお借りする余湖先生のサイトにあった。市内を流れる広瀬川に沿って、今村、伊勢崎陣屋、茂呂、3つの中世軍事施設があった。
伊勢崎陣屋(中世では赤石城)これが前述の日本酒BARのある曲輪町で、そこに酒井家が前後2回に渡って伊勢崎藩を置いたそうだが、私が気になったのは次の茂呂という城。
そこは現在お寺になっていて、退魔寺という魔物退治のファンタジーゲームチックな寺名になっている。
私の公用圏内でもあるし、時間があったのと、平城なのであまり身体に負担がかからないだろうと。それほど期待しないで行ってみた。
退魔5.jpg
退魔4.jpg
退魔1.jpg
茂呂郵便局の西にある。
その辺りを茂呂という。モロ?茂呂であって、埼玉の毛呂ではないらしい。
なるほど、退魔寺ね。退魔の逆を降魔というが、この寺は魔物は退散しろと言っているのです。
そこに解説板があって、
退魔2.jpg
退魔3.jpg
「石岡山不動院と号す。
南北朝時代の頃、応安4年(1371)年に時の城主・茂呂勘解由左衛門尉源義輝が城内の光円坊を改めて香華院を創立した。
そして弘法大師作の不動明王を本尊とし、鶏足寺(足利市?)から道照禅師を迎え、開山の師と仰いで帰依したのがこの寺の始まりであった。
後に退魔寺と改称して本寺格となり現在に到っている。
石田光成が伊勢崎を通った時、土橋(現・光円橋)付近に毎夜妖怪が現れ、そのために庶民が難渋しているということを聞いた。
早速、三成は行動を起こし、この騒ぎを解決したといわれる。そのため寺号を改め、また寺紋を石田氏の紋にしたとされる。
その後、寛文3年(1663年)、回禄の災に遭遇したが、寛文10年(1670年)には再建された。さらに延宝5年(1677年)9月には10坪余りある不動堂を建立している・・・」
「茂呂勘解由左衛門尉源義輝が城内の・・・」・・・城域を示すものはこれだけかい?
石田光成がここに来たのですか。妖怪退治をした記述があったが、どうもこれがこの寺の名前の由来らしい。
清正や正則ではなく光成が妖怪退治?
そのおかげで寺紋を石田氏の紋にしたというが、関ヶ原以降の江戸幕府政権下、関東のお膝元でよく許されたものだよね。
退魔6.jpg
境内を見たら雲一つない晴天の許だが参拝者は誰もいない。ご近所に住んでるとおぼしき婆さんがいた。
婆さんは門柱の脇に立っていて、寺の前に路駐して下りた私をジロリと一瞥してすぐ視線を逸らせやがった。
ひとり、またひとりと婆さんが集まってきたが、
「まだ早くない?」
「まだ鍵が開いてないのよぉ」
青空の許に婆さんのダミ声が響いた。鍵が開いてないって?門は開いているよ。
ジロジロ見られてヤダな~。遠慮のない視線に晒されながら境内に入ったら、何かの木の下にこんな小さい標柱があった。
退魔7.jpg
これが無ければわからなかったぞ。お寺の好意で辛うじて建てられた感じだ。
誰かいないかな。でも境内には誰もいない。ご住職もいない。磐余も聞けない。
話が聞けたら記事が膨らむのにな。
私はお寺を散策して住職さんのお話を聞けたのは過去に一度しかないのです。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-08-08
2012年のこの時はご住職が下りてきて、私を不審人物と訝しんで声をかけてきたフシがある。
参拝するんでもなく、墓参でもなく、ただな~んとなく境内をウロついていたからです。
歳月を経てこの記事の時は植木職人に住職と間違われる始末。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-08-09-1
私を「お坊さん」呼ばわりした安中小学校の生徒も今は高校生になった筈だ。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-06-01
しゃーない。ここまでにしよう。
境内散策を打ち切って公道に出た。
退魔8.jpg
退魔9.jpg
境内から出たら婆さんたちの数が5人に増えていた。まだまだ増えそうである。
「開いてないのよ」
「鍵は誰が持ってるのかしら?」
ははぁん、町内会の集いだな。私は先月で1年間務めた町内会班長を任期満了してお役御免になったのですが、最後の総会では町内会内に設けられた様々な部署のイベントの1年間の活動報告を知った。
高齢者ばかりの活動クラブが3つもあったのである。
ここ退魔寺に集まってきた婆さんたちもその活動の一環らしい。境内に茂呂町会議所があって、おそらくお寺のご住職が町内会長も兼ねているのだろうかね。
またまたどっかから婆さんが来たゾ。
「まだ鍵が開いてないのよ~」
さっきからそればっかりである。
退魔10.jpg
退魔12.jpg
広瀬川から見た茂呂城。遠くに見える森ではなく、手前にある木々の辺りです。
退魔寺は広瀬川が蛇行する辺りの河岸段丘の上にある。
余湖先生の鳥瞰図です。
モロ.jpg
茂呂城の詳細はわからない。ここから遠くないところにある前にUpした那波氏(群馬県民なのに武田軍を先導してローズベイカントリークラブから榛名に攻めてきた)辺りが絡んでいると聞き及ぶ。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-12-17
その方面の各サイトにUpされている以上の情報はないようです。
退魔11.jpg
くるまに戻ったら婆さんたちはいなかった。
鍵は開いたらしいな。
コメント(0) 

扇亭 [グルメ]

出発.jpg
無性にカツ丼が食べたくなる日があります。
このBlogを見て下さってる方々もそういう日がある筈。
蕎麦屋でカツ丼だけ食べる。
蕎麦と併せてミニサイズとのセットでいく。(昨日の山形屋のように。)
定食屋にあるカツ丼にするか。
グランドメニューに肩身狭そうに混じっている町中華へ行くか。
それともカツ丼専門店に行くか。
お1.jpg
2013年にUPしたおおぎや1号店の系列のようです。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-07-06-5
味噌ラーメンしょっぱかったな~。
味濃いし。店内のお客に高齢者が多いのにもオドロいたものです。いつも満車です。
安中市役所入口交差点におうぎや1号店とトンカツ扇亭が対峙しているのですが、扇亭はどうだろうか。
幟.jpg
向こうには.jpg
躊躇した。入ろうかどうしようか。
安心できる104にした方がいいかな~。でも104にカツ丼(カツ重)はその日にあるかどうかわからないし。
メ1.jpg
メ2.jpg
メ3.jpg

店内1.jpg
店内2.jpg
キレイな店内だ。おおぎやはファミレスで、扇亭は吉野家かな~。店員さんも明るくハキハキしていている。
「おくるま1台ご来店で~す」
「カツ丼は玉子とじでよろしいですか」
「テイクアウトのお客様ご来店でぇす」
明るい声が飛び交っていました。やはり明るい雰囲気の牛丼チェーン店のように見えます。
店内3.jpg
この写真のすぐ数分後には男性客6人、テイクアウト客が2名入ってきます。テイクアウト客は私の背後の待合椅子にいる。
ところがですよ。混んで来たのにこの店は、いつまで経っても揚げる音がしないのは何故だろうと思うようになった。和が家みたいにパチパチジュウジュウする音がしないのです。オープンキッチンなのに店内も油臭くないし。
おや?厨房の女の子が冷蔵庫から何やらデカいケースを抱えて調理場で往復運動をしているぞ。それも数回行ったりきたり。もしかしてあのケースの中に揚げ置きのフライたちが入ってるんじゃないかと疑ったのね。
着丼.jpg
丼1.jpg
丼2.jpg
定食屋のカツ損じゃない。
蕎麦屋のカツ丼じゃない。
何だろう。ホカ弁屋のテイクアウトのレベルかな。
メンチ断面.jpg
エビフライ.jpg
失敗したと思ったのは、エビフライ、メンチカツ、ヒレカツはタマゴとじにイマイチ合わないということ。特にメンチカツのミンチ肉は1枚のロース肉よりタレがしみやすくて食感がベチャベチャになった。
逆にヒレ肉はタレがしみにくい。エビフライはエビフライ単独で食べた方がいいですね。どれも定食のおかずなんですよ。ご飯と別にしてね。
好みの問題だが、カツ丼はロース肉がイチバン美味しいと思った。昨日の山形屋みたいに。
ヒレ.jpg
ヒレ断面.jpg

豚汁.jpg
豚汁は牛丼チェーン店で出されるそのものといっていい。
大根他、野菜がクタクタで豚バラは煮過ぎ。具の数、種類、規格が決まっているパック仕様ですねこれ。
漬物はないですが。卓上に柴漬けが置いてあります。
豚汁1.jpg
豚汁2.jpg
喰っている間、背後のテイクアウト客の視線を後頭部に感じたよ。
HPを見たら、
「徹底した作業性の向上です。オートフライヤーと電磁調理器の導入で誰でもすぐにできる調理環境・・・」
はて?よくわからんのでジャン妻に聞いてみた。
「フライヤーって何?」
「同じだよ。油の温度を一定に保つ機会でしょ」
でもパチパチジュウジュウ音がしなかったのは何故だ。静か~に揚げたのかな。
それに電磁調理器って?ガスや火器が不要の電力で調理するクッキングヒーター、レオパレスによくある調理器?
渋川の「たか幸」食堂さんのカツ丼が揚げたての熱々で、肉もゴツくてやや固く、噛み切れずに塊をまるまるガブッといったら上顎を火傷したことがあります。それとどなたか過去にコメント下さった方が「お蕎麦屋さんのカツは肉屋さんで揚げたのを使っているのでは・・・」扇亭さんはそれらとは違いますね。衣を噛んでいると何となくわかります。
会計の時にチラッと見えたのだが確かにフライヤーのようだった。どうやって提供しているのか。私の中で疑問符が点きまくりで今でもスッキリしないのです。料理番組や料理コーナーでプロの料理人が「油の音が小さくなったら引き上げて・・・」ではないのです。
店の動線はいいです。これもHPから。
「接客についてもオープンキッチンからの2つのスタッフ通路をカウンターとテーブルが取り囲むレイアウトで、フロアを歩き回ることのない迅速な接客ができるようにしました。」
料理をやったことのない素人さんでも数日間研修を受ければ調理場に立てる、店でデビューできる店らしいね。

店を出たら満車でやんの。
お2.jpg
お3.jpg
でもやっぱ王道104に行けばヨカッタ。
旅人の惑星さんの声も天から聞こえる。「GBがあるでしょ」って。
コメント(2) 

安中だけど山形? [グルメ]

私のPCで「ヤマガタヤ」を入力すると「山県屋」と出るのは何故か?山県三郎兵衛尉昌景のせいか。
山形1.jpg
雨が止まない。
「午後には止むわよ」(都内にいるジャン妻からのメール)
午後に止むってか。レンタカー移動だから傘を買うまでもなかろうと朝から傘を不所持のままウロつきまわってたら、そういう時に限って雨粒が大きくなり勢いよく降り注ぐものなのだよ。
妙義の方は薄日が射してきているようだが。ここ安中の上空は晴れそうで晴れない。もどかしいスッキリしない天気だ。
山形4.jpg
大きい店構え。黒い柱に白い壁。存在感がある。駐車場も広い。
この店は旅人の惑星さんとこで知った。旅人の惑星さんはここ安中で10年以上通っているというが、自分もどこかで見たような、聞いたような・・・気がするのだ。(※後述します。)
山形2.jpg
山形3.jpg
山形50周年.jpg
店の入り口には50周年の感謝の意が表示されていた。
カタチあるものを存続させるのってタイヘンです。50年なんてすごい!!1代で50年てことはあるまい。
初訪問です。田舎で11:00~営ってる店は貴重です。大概は11:30~だから。
店内1.jpg
店内3.jpg
広い店だった。テーブル席、小上がり、小座敷、こういう店は法事で利用されることも多かろうて。
カウンター席はなく、中央に立派なテーブルカウンター席があった。
店内2.jpg
あ、ウチと同じ醬油・本膳を使ってますね。
私はひとりだから中央のテーブルカウンター席に座ったが、何ていうんですかこういう四角くないヘンな形状をした木の一枚板のテーブル?木の断面がテラテラ光っていて縁がうねうねと曲がっている。
匠の世界では相当な技術を要する立派なものなのだろうけど、日頃デスク上に書類を四角く置いて整理整頓する習慣があるので、こういう変形テーブルに盆、器、箸をどうやって配置したらいいのか考えてしまった。
これは食べ難そうだと!!
己の腹とぶつかったり、肘を置いたつもりがそこだけ曲がってズッコけたり、肘を縁、角にぶつけたり。
メ1.jpg
メ2.jpg
メ3.jpg
メ4.jpg
メ5.jpg
メ6.jpg
メ7.jpg
メ8.jpg
「お、おきまり、でしょうか?」
度の強そうなメガネをかけたお嬢さんがガチガチオドオド緊張しながら対応してくれた。
手先が震えてるジャン。私から注文を取りながら消え入りそうな声を出すのです。
俺、何かしたか??
お嬢さんが薬味ネギ、ワサビ、揚げ玉をテーブルに置いた。やはりこういうヘンな形状のテーブルだから四角く置けないのだ。私から見て斜めって置かれたので直角に置き直しました。
薬味と揚げ玉.jpg
でもお盆の角がハミ出してしまうのだ。そこから滑って落ちたりはしないが、何だか落ち着かない配膳である。
キタ.jpg
セット.jpg
運ばれたセットのトレイ、お盆もテーブルからハミ出さざるを得ない。
や~っぱりテーブルの縁が変に曲がっているせいで食べ難いのだ。正面に真っ直ぐ向きあって食べられないのです。うっかり手前の床に落とさないようにしないと。置いたつもりがそこだけ凹んでテーブル板が無かったりする。
サラダ.jpg
小サラダ、ドレツシングはフレンチです。蕎麦サラダにはマヨネーズが合うんだけどね。
カツ丼、ミニですがこれは美味しい。店で揚げてるか揚げ置きかはわかんないですよ。小さいなりに美味しい。セットでなくてカツ丼1人前食べてみたくなった。
カツ1.jpg
カツ2.jpg
カツ3.jpg
そば1.jpg
そば2.jpg
手打ち蕎麦は・・・
う~ん、私は蕎麦通でも何でもないので比喩がわからないのですが、水切が甘いです。蕎麦そのものは喉越しが良いのですが。後半は水っぽくなった。
そば3.jpg
蕎麦湯が出された。それもテーブルのせいで四角く置けない。斜めってる。
でも最後にはコーヒーまで!!
なるほどこういう小さいサービスが地元客の心を捉えるのか。この界隈で食後のコーヒー、それも蕎麦屋で。
だけどさ・・・。
そんな端っこにコーヒーを置かれても.jpg
そんな隅っこにコーヒーを置かれたら手が届かないじゃないか~。
お店のお嬢さん、そんなに私がコワいかね。
私は五十肩で腕を真っ直ぐ伸ばすと痛むのです。テーブルの縁がどこまでもヘンなカタチしてるので、粗相をしないよう慎重に慎重に手許に手繰り寄せました。
コーヒーカップというか、ほとんどぐい飲みでしたけどね大きさ的には。
ちっさ.jpg
山形5.jpg
旅人の惑星さんはこの店を幾つかUPされています。いつかの記事で、
「微妙に足りないんですが・・・」
私も足りなかったです。11時にここで食べて午後に小腹が空いてしまい、前にUPした田所商店に久々に入ってしまったのだ。
どうも群馬に来ると私は食べ過ぎてしまう傾向にあるな。

※この店と同じ屋号、名前の宿が湯野上温泉(蕎麦宿)の近くにあるんですよ。これです。
山形屋.jpg
山形屋2.jpg
何だか似てるね。山県・・・じゃなかった・・・山形県にはこういうデザインの建築物が多いのだろうか。これは2011年の写真ですが現在も現役です。
コメント(0) 

ラのロ [居酒屋]

何処かで見た後姿.jpg
〇郎さんが店の前の道を掃除しているところ。
そしたら野良ネコが〇郎さんの足許へ寄ってスリスリしていた。
尺八の音が1.jpg
昨日の記事・月輪でママに「〇郎さんとこに行かれたらどうですか?喜びますよ」と言われたのですが。
「そうかなぁ。前に言われたんだよね。オーナーのAさんから『〇郎さん、あのお客さんに(私のこと)夫婦喧嘩を見られたから恥ずかしいんだよね~って言ってましたよ』って言われてさぁ。」
そのひとことで足が遠のいちゃったのだ。〇郎さんのホンネを聞いてしまったので、自分は苦手な客なのかなと思って遠慮してました。
まぁ喧嘩の目撃者は私だけじゃない。高崎界隈に数多くいるけどね。確かにハデにやってたけどね。
こっちも気にして店の前を通って路地から覗くだけで、あ、お元気なんだ、で素通りしてたのです。
でも月輪を出たら路地に尺八の音が流れていた。
あの頃を思い出させてくれた。
これは私を誘っているのかなと思って入ってみた。
尺八の音が2.jpg
〇郎さんは久々に現れた私を見て驚いた表情だったが、自分が会って恥ずかしいお客さん(私のこと)が来たというカオではなかったな。もうひとりのAさんいなかったし。店の中にお客もいなかったし。これから混むのだろうか。
誰もいないぞ.jpg
「誰も・・・い・・・ないん・・・ですか・・・?」
「そうなんですよ。今日はサッパリでしてね」
この時間帯に?私が最初の客?
品数増えたのに.jpg
「和牛焼き」
「え?ママ(月輪)のとこで食べて来たんでしょ?」
「でも和牛焼き。滅多に来れないから」
ところが牛肉が見つからないのである。「彼何処に置いたのかな?」とあちこち探してたら、
「あ~あ、冷凍しちゃってらぁ。生のまま置いときゃいいのに」
なので今宵は諦めた。ポテサラにした。
飲み直し.jpg
クラゲ1.jpg
クラゲ2.jpg
ポテサラ1.jpg
「もうひとりの男性は?」
「彼、今日はねぇ・・・」
聞いたら〇郎さんと同じ境遇で、娘さんに会いに行ってるんだって。
「料理人ってそういうのが多いんですよ」
ふぅん。そうなのかな。
「七のT君みたいにいつまで経っても独り身なのもいるけど」
そこで彼が引き合いに出されるか。もしかして彼は〇郎さん他、そういう先輩料理人たちを見てるからいつまでも独身なのかな。
「最近は(尺八)吹いてます?」
「吹いてません。BGMも今日はアタシひとりだからかけてますが」
ポテサラ2.jpg
「ポテサラ、コリコリしたのが入ってる」
「いぶりがっこが入ってるでしょ。アタシぁもっとシンプルにいきたいんですが。最近の若いのはポテサラにも何でもかんでもいれたがるんですよ」
ポテサラ3.jpg
あ、飲んでる.jpg飲んで大丈夫なのかな.jpg
あ、飲んでる。
「飲んで大丈夫なの?」
「以前よりは飲めるようになりましたんで。体重も増えたし」
そういえば体格がしっかりしてきたような。それに何より髪が黒々として密度濃く生えてるのが羨ましいよ。
注ぐ1.jpg注ぐ2.jpg
注ぐ3.jpg何を想う.jpg
ボヤキ。
自慢話。
娘さんの話。
自分が育てた料理人の話。
この界隈で頑張ってる若い連中の話。
「うさこは椿町にいますよ」
「ですね。あの子ももう幾つだ?さんじゅう幾つか。彼氏いねぇのかなぁ」
「前にそこ(羅漢町)で一緒にいた相方がうさぎさんとこの近くで食堂開いてますね」
「他どっか行かれてます?」
「くなしりって店に一度行きましたよ」
「ああ、あの・・・」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-08-16
くなしりは某BARのマスターいわく、○郎さんのライバルだという。
「あの店はいいもの出すんだけど高くてさぁ」
クサしはしなかったけどライバル意識と尊重が混じった複雑なコメントだった。

ここから踵を返して歩いて10秒のところに〇郎さんがいた前の店がある。高崎では有名な店だった。
前にいたとこ1.jpg
前にいたとこ3.jpg
「前の店、今はワインBARになってますけど。店が終わってから行ったんですよ。行かれました?」
「いや、自分はワインBARは行かないです」
白ワインだと何杯飲んでも酔えない体質なので。
「でも〇郎さんが行ったら店側も緊張したんじゃない?前にいた板前が来たんだから」
「そうなんですよ。気ぃ遣わせちゃって。キレイな店ですけどね」
前にいたとこ2.jpg

予約電話2.jpg
30分か40分滞在してとうとう誰も来なかったぞ。
もしかしてこの日は私が最初で最後の客?
お暇前も誰もいない.jpg
御成門界隈でジャン妻と群馬で知り合ったBlogger、チエさんと飲んだ時にこの店と〇郎さんの話題にもなったよ。
「アタシはもう行かないな。ああなったのは〇郎さんが悪いよ。それだけのことしてきてるんだよ」
いい加減許してやればいいのに。
お元気そうで何よりだった。いつだったか並榎町の某居酒屋で「〇郎さん死んだって噂流れたんスよ」死亡説まで流れたからね。そうやって人の噂にのぼるのはネタにもよるけど悪いことじゃないと思うのだ。
振り返る.jpg
左月輪右ラノロ.jpg
路地を挟んで向かい合う今宵の2店。
2店とも、都落ち気分でクサってた私を「この街で生きよう」と奮い立たせてくれた店だった。
この通りを毎日毎晩歩いていたのです。
毎晩歩いた道.jpg
その日には還れない。時はもう戻らないのだ。
コメント(0) 

月輪 [居酒屋]

久しぶり1.jpg
久しぶり3.jpg
ゴロ看板に表示されたお品書きは住んでた頃(平成24年~)と全く変わっていなかった。
久しぶり2.jpg
路地から引っ込んだマンションの奥だから一見さんは入り難いかも知れない。
久しぶりです。前回入ろうとしたら貸切だったし。
でも入ったらママがいない。
水を流す音がする。WCかな。
WCからママが出てきた。
「あらぁ・・・めぇずらしぃ人がぁ・・・」
そこにいるのは相変わらずの天然ママだった。T子さんといいます。
店内1.jpg
店内2.jpg
予約?.jpg
先客1名、男性がいた。私はカウンター右端に座り、右腕右肘を手すりに投げ出して斜めに構えてカウンター上のお品書きを見上げた。
カウンター2.jpg
店内の雰囲気、調度品、前に置いてあるNepiaのミニボックスティッシュ、SLと白衣大観音のモノクロ写真、バサバサ載せてある小冊子、全てがあの頃のままだった。時が止まっていたかのように。
あの頃のまま.jpg
プレイヤーの調子が悪く、なかなか再生できなかったのでラジオに切り替えたりしてたが、ママがCDをゴシゴシ拭いたら再生できた。流れたBGMもいつも流れていた曲だった。
生.jpg
最初の膳.jpg
真っ黒な椎茸の煮物は味が浸みて美味しいけど、椎茸という素材があまり好きじゃないんだがな~。
後から来たお客さんに出された蓮根(食感が大好きです)のピーナッツ煮の方が美味しそうだなと思った。後で追加しよう。
椎茸.jpg
「〇郎さん(高崎では有名な料理人)にお会いしました?前のお店にいますよ」
「さっき店の前を掃除してましたよ」
「行かれないんですか?〇郎さん喜びますよ」
私は今ここへ来たばかりじゃん。せっかく久々に来た客(私のこと)を他所へ廻そうとするかぁ普通!!
「いや、今日はこっちの気分なんで」
「いいんですかウチなんかで」
だからいいっていってんじゃんかよ。
「で、何ができます?」
「何でもできますよ。仰ってください」
「ひとくちトンカツなんてできるかな」
あ、油を鍋に注いでる。これから油を温めるのか。時間がかかりそうだな。
後から来られたオバさん客がテイクアウトでイワシのすり身揚げなんぞをオーダーしたのと、さっき述べたCDプレイヤーの不調もあってママの動きが無駄に慌ただしくなった。
この日は揚げ物が3品4品もあった。トンカツ、カキフライ、イワシのすり身揚げ、串カツ、確かこの店はソーセージ盛り合わせもボイルやグリルじゃなくて素揚げするんじゃなかったかな。それだけ揚げ物があれば客に出ますよ。だからあらかじめ揚げ油を温めておけばいいのだ。
揚げ物といえば、今日は出されてないけどボロボロのお品書き、短冊に「あったかコロッケ」とあった。
ささくれたお品書き札.jpg
この「あったかコロッケ」で私は上顎を火傷したことがある。実はこのコロッケの正体はカニクリームコロッケで、ジャガイモと挽肉ホクホクのコロッケだと思ってガブッとやったらクリームがビュッと飛び出したてアチチッチ。
「ママ、これクリームコロッケじゃん。そう書けばいいのにさ」ってブーたれたことがありますよ。
ヒレ1.jpg
ヒレ2.jpg
ヒレ3.jpg
カツが揚がった揚がった。
「お待たせしちゃってごめんなさい」
たかがこの程度のトンカツに30分か40分もかかるんだから。
ヒレ4.jpg
ヒレ5.jpg
最初の1個めだけ筋切が甘く噛み切れなくて衣から飛び出たけど、他はサクサクやわらかかった。
ママは次にイワシのつみれ揚げにとりかかった。
ヒレ6.jpg
ふと見たら。前の戸棚に何か貼ってあるぞ。
何だあれは?.jpg
ビニールガムテープらしい。戸棚の扉がバカになってるらしく、それを貼っとかないと扉が開いちゃうみたいだ。
アヤしいお会計1.jpgアヤしいお会計2.jpg
これはイワシツミレ揚げをテイクアウトしたお客とお会計してるところ。
「幾ら幾らで・・・」
「そんな安過ぎるわよ。ちゃんと取って取って」
「でも・・・」
ここでママが計算間違いしたりするんですよ。お客は私に向かって「・・・ねぇ」と何やら私に同意を求めるそぶりを見せたが、
「いつものことですよ」
人様のお会計チェックで同意を求められても反応できないです。
カウンター右端1.jpg
「ごめんなさいバタバタしちゃって。お持ち帰りなんて滅多にないからウチ。トンカツの後にイワシツミレ揚げをお持ち帰りなんて。CDプレイヤーも調子悪いし・・・」
知るかっつーの。やろうと思えば改善できることばかりじゃないか。「バタバタしちゃって」ったって、ママは客じゃなくて自分自身に振り回されてるんだよ。
何でこんな変な店(失礼)にお客が来るのか。例えばこの日、若い男性が「外に電話してきます」と出てったきりなかなか戻って来ないのだ。その男性の生ビールが温まってしまう。ママは生ビールにラップをかけて冷蔵庫にしまった。
戻って来た男性は自分のジョッキが無くなっているのに目が点になりかけたが、冷蔵庫にしまわれたママの気配りに感激した。いつもボケボケしてるママですが、そういう気配りが客を捉まえて離さないところがある。
その戻った若いのが茄子とアスパラのバター炒めをオーダーしたので「あ、俺もそれちょーだい」と便乗オーダーした。その方が早く出されると思ったのだ。結果それは正解だった。
カウンター4.jpg
カウンター右端3.jpg
ナスアスパラ1.jpg
ナスアスパラ2.jpg
ナスアスパラ3.jpg
ナスアスパラ4.jpg
茄子とアスパラはすっごいバターと油だった。平らげた後の器を見たらアブラが1mmくらい残って溜まってるの。
その間に別のお客が2組、1人来られ、おとおしがさっき見て美味そうだった蓮根だったので、そっちの方が美味そうだなと改めて思った。自分に出された椎茸の仇を取り返そう。
「おとおしがもうひと種類あるみたいだね」
「あ、レンコンですね。お出ししましょうか?」
そういうのを出しておけば時間稼ぎになる。さっきの椎茸よりこっちの方が好みです。このレンコンに隠し味があって、
レンコン1.jpg
レンコン2.jpg
レンコン3.jpg
蓮根の穴に砕いたピーナッが混ざっているのです。どんな味か想像できるでしょう。
刺盛なんてあるんだ.jpg
これは後から来られた会社員2人組の刺身盛り合わせ。
いいネタをキレイに盛り付けていたが。この後のイワシツミレ揚げだかカキフライだかがやはり遅れて「ママ、頼んだよね」「ア、ハイ、今やるところです」苦しい言い訳をするハメに。
その方たちのすり身揚げが出た後で、
「ママ、ラストオーダー。つぶ貝ある?」
ママは固まった。
「ございます」
あるならあるで何故そう固くなるんだ?」
「1個だけあります。小さいんです」
「いいですよそれで」
ママがつぶ貝をハンマーで殴りつけて叩き割っているところ。
ツブ貝を叩いて割ってるところ.jpg

刺身1.jpg
小さいのでキンメを添えてくれた。以上の品目数でTotal1時間半かかったですよ。
刺身2.jpg
刺身3.jpg
刺身4.jpg
家にこの店で購入したお酒そそぐヤツがあります。高崎から引き上げる時に買ったの。
「前にいただいた器、これから夏場に向けてまた使いますよ」
「割れちゃったり欠けちゃったりしてませんか?」
「そしたらまた買うさ」
割れたり欠けたりしてるのは店内でアタフタしているママそのものじゃないかな。
ジャン妻はこっち(高崎)にいた時、
「あの店はよく営っていける。絶対に客に助けられてる」
そう言っていたし私もそう思う。あのママがあのまんまで都内でOPENしたら絶対に無理じゃないか。
客に慕われてるのは否定しないし私もそのひとりだけど。ママ、ここ高崎でよかったね。
人がいないから営っていける!!

左月輪右ラノロ.jpg
見送られて路地に出たら、尺八の音が聞こえたぞ。。。
コメント(0) 

大連餃子基地 [グルメ]

「ウチの子たちにねぇ。休みはどっか行くの?って聞いたらさぁ。S子がイオ~ン、A美もイオ~ン、イオンに1日いるんだって」
と言って来たのは、群馬在住のオバちゃん社員。
「イオン?あのデカいショッピングモールか?」
「そう。そこに1日いるんだって。〇佳はマンキツって言ってたな~」
「マンキツとは何だ?」
「漫画喫茶だよ」
漫画喫茶だと??
娯楽が少な過ぎる、いや、偏り過ぎてないか??
でもそれらを否定せず「行ったらそこにいろいろ入ってるからだろ。1箇所で全部済ませられるし。買いものやらムービーやらカラオケやら」
「行ったことあるの?」
「無いよ~。見ただけ。渋川からバスで高崎にバスで戻った時にバスが側を通ったんだよな」
駅からもイオン高崎行のバスが出てるし。
「自分は人が多いところは嫌いなんだよ」
だから高崎が好きなのかも知れない。新幹線のJCTなのに、上州の玄関口なのに人がまばらだからね。
私は再開発前の高崎駅界隈を知らないが、もともとくるま社会なのに駅前を開発したことで更に人が離れてロードサイドに流れてしまった。駅に集客すべくドカドカ箱物を作っていたが、その駅前にそびえたつ箱物、オーパ(OPA)です。
これまで足が向かなかったのだが。
オーパ1.jpg
オーパ2.jpg
さいたま市内の公用後、大宮駅から新幹線MAXあさまで上州玄関口に下りたところ。
今日明日とレンタカーで群馬県下を7箇所ほど廻る。
レンタカーの営業所は郵便局の手前、豊田屋旅館の先にある。予約は12時。それまでに昼を済ましちゃえ。レンタカー営業所からにあまり遠くへ行かない場所を考えたらこれまで見向きもしなかったこのOPA8階にある大連餃子基地がアタマに浮かんだ。
駅からデッキ歩道が直結していた。
ガラ空き1.jpg
ガラ空き2.jpg
客がいないジャン!!
平日の昼前とはいえガラガラ。大丈夫か?北関東最大級のファッションビルと謳ったファッションモールなのに。
客数より店員さんやマネキンの数の方が多いってどういうこと?
客がいないぞ.jpg
最初に会った時は20代半ば前で昨秋30歳になった酔っ払いオンナは高崎市郊外にいる。
「OPA行った?」
「行かないです」
ウチの子たちはこういうところには来て服買わないだろうな。いいとこシマムラだろう。
エスカレーターが何だか遅いのです。なかなか8階に着かないのだ。
エスカレーターが遅い.jpg
こういう総合ショップの飲食店は最上階にあると決まっている。横浜そごうや高島屋もそう。
それにしてもエスカレーターの速度が遅いな。他に誰もいないからエスカレーターは私の為だけに稼働している感がある。他に人がいないせいか7階8階まで遠く感じる。焦って行くこともないのだが、エスカレーターを歩いてみた。
ダ1.jpg
お目当ての大連餃子基地は8階にあった。
食後に見て廻ったら7~8階にレストランが集中していて、他にも携帯ショップ、楽器店?、眼科、コンタクトが混在していた。おそらく全テナントが埋まらなかったのだろう。
大連餃子基地も他のどの飲食店も、フロアを闊歩する他の客から店内が見える構造になっているのですよ。大型モールによくある間仕切り仕様。フードコートのようでもある。
ダ2丸見えかよ.jpg
ダ3.jpg
誰も出てこない1.jpg
誰も出てこない2.jpg
突っ立っても誰も出てこない。お客も誰もいない。あ、ひとりだけいた。
すぐに出て来ないのは客数がいないからだろう。
「オォ~イ・・・」
呼んでみたら地元で採用されたバイトっぽい女の子が仕方なく?出てきて迎えてくれた。
カウンター席は無さそうだ。
「ひとりだから狭い席でいいよ」
フロアの通路から見られない席を探したのだがどこの席も丸見えなのだ。食べてるところや食べてる料理を敢えて見せる配置になっている。
着座した。左壁は一段高くなっていてそこが厨房になっている。オペレーションは見えないが、調理の煙はニオいも遮断されている。キレイな空気である。
着座1.jpg
着座2.jpg
オーダーしたあとメニューをパラパラめくってみた。
メ1.jpg
メ2.jpg
メ3.jpg
メ4.jpg
メ5.jpg
メ6.jpg
メ7.jpg
メ8.jpg
メ9.jpg
メ10.jpg
メ11.jpg
メ12.jpg
メ13.jpg
メ14.jpg
メ15.jpg
メ16.jpg
焼そば1.jpg
焼そば2.jpg
焼そば3.jpg
餃子基地と謳っているだけあって餃子が美味しいらしが、これから人に会うので餃子はパス。五目あんかけ焼きそばにした。
最初に具を食べて麺だけにするいつもの作業に取り掛かる。
野菜が多いです。キャベツと白菜が両方入っていた。他ではキャベツならキャベツだけ、白菜なら白菜だけ、どちらか1種類しか入ってないのが殆どだが、キャベツと白菜が両方入っているのは珍しい。
焼そば4.jpg
焼そば5.jpg
焼そば6.jpg
焼そば7.jpg
焼そば8.jpg
焼そば9.jpg
豚肉は少ない。イカ、エビも少々。
味はまぁ普通です。普通に美味しい。盛りつけは雑だが街角中華のように厨房にあるものを適当に載せた雑さではない。吉岡町の竜苑のような高級中華料理の味でもない。
焼そば10.jpg
焼そば11.jpg
焼そば12.jpg
焼そば13.jpg
焼そば14.jpg
だけど客が来ないぞ。私ひとりしかいないのか。
食べてて視線を感じる。フロアを歩いている人から丸見えだから。フードコート、イートインはこれだから落ち着かないのだ。ひとりでポツンと食べてると余計に目立つじゃないか。なまじっか人がいないから僅かな客が通る度にジロジロ見られるのだ。店内が混んでて人数がいりゃ数に紛れて気にならないのだが。
夜や週末や休日には来場者数が増えるのだろうか。
見えるんだよな.jpg
炒飯も至って普通だ。一部だけ白いご飯があったけど。
チャ1.jpg
チャ2.jpg
ス.jpg
チャ3.jpg
チャ4.jpg
チャ5.jpg
あ、レジで何かトラブっているぞ?
厨房からリーダー格がレジにトンでいって対応している。やはり客が少ないからイレギュラー対応に慣れていないのだろう。
何かトラブってるらしい.jpg
途中で気付いたのだが。
これってホントに五目あんかけ焼きそばか?餡が殆ど無いジャンか。
「TBS噂の東京マガジンやってTRY」でTRY娘がトラップに引っ掛かってやたらと片栗粉を使う傾向にあるが、この五目あんかけ焼きそばと銘打った焼きそば片栗粉の餡が少な過ぎなのだ。
疑問符.jpg
もしかしてオイスターソース焼きそばってことないか?
伝票には確かに五目あんかけとなっているが。
伝票では確かに.jpg
会計時は私を案内してくれたおねいさんではなく厨房からシェフが出てきた。あっち(大陸)の人ではなく日本人で地元の人らしい。
「美味しかったけどさ。オイスターソース焼きそばと間違えたってことない?」
「え?」
「餡が殆ど無かったが」
「え?あ、いや、ウチのはですね。餡が極力少なくしているんです。確かにそう仰るのもわかりますが、具の種類多く入ってますし・・・」
「キャベツ、白菜、ニンジン・・・あったねあったね」
「ハイ。オイスターソースの方は具が殆どなくて、豚肉とモヤシだけなんですよ」
「何!!具が殆どない??」
「殆ど屋台の焼きそば・・・よりも具が少ないかも・・・」
そっちの方がいいな!!
それさぁ・・・。
早く言ってよぉ・・・。
ダ4.jpg
この店、大連餃子基地は、ここから程近い通り町でバーを営むFUNCKYDOOG氏のBlogで知った。
氏はそれまでは吉岡町の竜苑に行かれていたのに、このOPA内の大連餃子基地を知ってからは「家から近い、手軽」「雨に濡れないで済む」その他の理由で吉岡町から足が遠退いた感がある。
氏の昨日の記事にはこの大連餃子基地がまたまたUpされていたが、昼間っからグランドメニューおつまみ系で飲み食いされていたのと、休日はそこそこお客が入っている雰囲気が感じられた。

大連餃子基地は私の地元公用圏内にもあった。横浜、町田、海老名にある。行かないと思うけど。
私の公用圏にあるじゃん.jpg
OPAは高崎駅からデッキ歩道で繋がっている。でも飲食店フロア7階8階は駅から遠く感じた。エスカレーターが長くて遅いのと、館内に人がいないからデカい器だけに8階が遠く感じたのだ。
食後に他の飲食店も見てみた。都心では聞いたことのない店ばかりだ。
からあげセンター.jpg
KUKUI.jpg
カリー.jpg
サブリナパスタ.jpg
たまご.jpg
チャワン.jpg
デンバープレミアム.jpg
バタチキ.jpg
みそだれトンカツ.jpg
高崎食堂.jpg
四六時中.jpg
鼎.jpg
店名不明の蕎麦屋.jpg
どの店にも客はまばら。客がひとりもいない店もあったね。
店頭にスタッフが立っているが、呼び込みに懸命というのでもないし。
それでいてスタッフといちいち目が合うのでうざったくもある。
なかじゅう4.jpg
なかじゅう亭?
通り町と引馬にあるあの店か?
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-09-16-1
OPAに移転してきてもゴボウなんだね。高崎に住んでた頃3回ほど行ったがとうとうゴボウに馴染めなかった。
なかじゅう1.jpg
なかじゅう2.jpg
OPAはお隣の高島屋の大改装と併せて駅前の新しい目玉になるだろうか。
確かに雨に濡れずに済むし、上がってしまえば選択肢が多いが、前述のFUNCKYDOOG氏いわく地元でのテナント誘致がタイヘンだったそうである。それまで週に1日定休日だった個人店がこういう箱物に入るとまず無休で営業しなくてはならないし人も雇用しなくてはならないし。店主不在で人任せという訳にもいかないし。
絶めし.jpg
こういうデカくて新しい箱物をアピールする一方で、個人商店の「絶メシ」もアピールしていたぞ。
開発の影響による個人店への贖罪のつもりかね。(苦笑)

朝から見ていただいて、コメントもありがとうございます。
ご訪問コメントありがとうございます。.jpg
コメント(2) 

椿町ライバル関係その2 [グルメ]

某所で開催された社の会議が長引いて、高崎市内に戻ったのが21:30になろうとしていた。まだ食事を済ませていないのだ。
小雨降る中を久々に月輪に行ってみたら・・・。
月1.jpg
月2.jpg
月3.jpg
貸切りだと??
「まぁ、生意気に」(後で知ったジャン妻)
「陶芸関係者の集いじゃないかな~」
お向かいのラノロもカウンター席が満席で。さてどうするかな。
ラ.jpg
亮さんにでも行くかな。でも亮さんでひとり白ワイン飲んでもなぁ。
料理もボリュームあるし。ひとりで行ってハーフって頼み難いし。
そこで閃いたのが昨日UPした椿町。うさ子の灯屋じゃなくてうさ子のかつての相棒、H君がOPENした古民家改装食堂へ足を向けた。
露地.jpg
古民家1.jpg
「あ、現れましたね・・・」
「久々だね」
先客2名、私を見てやや店内に緊張が走ったが、H君がニヤリ。
サブの女性がいた。私と店主が知り合いなのが伝わったようだ。
古民家2.jpg
カウンタ.jpg
カウンター左端に座ったが、お品書きが置いてないぞ。
傘立も無かったな。傘を持ってカウンター下に寝かせるハメになった。
箸置きが入ってるグラスの中身はチョコレートに見えた。
箸置き.jpg
あらかじめ箸置きと箸をセットしておけば品がいいのに。客に箸を掴ませちゃダメだと思うのだ。私はそこまで神経質じゃないが、神経質なお客は気にするよ。
「実はまだ食事が済んでないのだ」
「え?そうなんですか?」
右隣の女性客が急いでメニューを廻してくれた。
お品書き1.jpg
お品書き2.jpg
お品書き3.jpg
かなり絞ってある。
夜だからご飯食べないで料理3品いっちゃえ。
生姜焼小盛り、唐揚げ小盛り、ポテサラ。
最初の膳.jpg
やや酸味のあるポテサラでマヨネーズ少な目、ジャコが混じっている。
ポテサラ1.jpg
ポテサラ2.jpg
生姜焼1.jpg
生姜焼、これは美味しいね。
もっとも定食屋で生姜焼きがマズかったらその店は即OUT、退場だけどね。
生姜焼3.jpg
生姜焼4.jpg
生姜焼5.jpg
つけあわせ.jpg
先客2名が帰られた。右にいた女性はこの後うさ子のCafeで再会しますが、客ではなく厨房でうさ子のサポートをされてましたね。「今度は定食を食べに来ますね」って言ってたから休憩時間かな。
前にもうさ子の店でお会いしたことがある。その時は私の隣にいてお客さんしてたから、うさこの求人に応募したんだね。
厨房1.jpg
客が誰もいなくなったので。
「聞いていい?」
「何スか?」
「何であっち(うさ子のCafeの方角を指す)と袂を分かったの?」
「ええっと・・・」
こういうことを聞くのは私の悪い趣味、クセだが、H君はハッキリ言ってくれなかった。
「喧嘩でもしたか?」
「いや~、喧嘩ではなく・・・話しあって・・・」
さては何か濁してやがるな。
「前に言ったの覚えてる?一緒にいてもうさ子の下だしなって言ったのを」
「???」
「2名体制の店でそこのナンバー2に『いつかは独立するんだろ?』ってよく言うのよ。そう言うと大抵辞めちゃうんだけどさ」
「(笑)・・・言ってました・・・っけ・・・か・・・?まぁ次やる時は自分でやろうとは思ってましたけどね」
私の悪いクセが続いた。サブの女性が聞いてる前で「給料が安かったから?」「何かやらかして辞めさせられた?」船山温泉で突っ込むような質問をズケズケしたのだが、あまり明確な答えは得られなかった。ガードが固いのだ。
「そういうことを聞くもんじゃないわよ」(ジャン妻)
でも不仲ならこんな目と鼻の先にOPENしないだろうな。うさこをサブしている女性も行き来してるみたいだし。
厨房2.jpg
「あっちと近過ぎね?」
「いや、たまたまっス」
「追いかけてきたの?」
「(笑)いい物件だったので」
文京区の保健所で『古民家を改装してお店を営業される方へ』っていうパンフがあった。私が外人師弟に「キョウイクイインカイ」を尋ねられて悪戦苦闘した時に見つけたの。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-04-09
そのパンフを見ても、古民家だから、建物が古いから注意を払いなさい気を付けなさいというのでもなく普通に、火災探知機、非常口、設置場所がどうこうとか、書いてあるだけだった。外国人が好んで利用するという。昔ながらの日本の建物を求めて。
「文京区ですか?」
「東京ドームのあるとこだけど、外れた昔ながらの路地には古民家を改装して営るケースが少なくないみたいだよ」
うさ子のCafe(灯屋)もここも同じような年季である。
唐揚げ1.jpg
唐揚げ2.jpg
「出張に来られてうさ子さんとこに泊まったりしないんスか?」
「民泊はちょっとな~」
私は難色を示した。
「ビジホに慣れてしまうとそういうのはNGになっちゃうんだよね。それとあっち(ゲストハウス)って相部屋だろ?朝起きたら横か上のベッドに知らないヤツが寝てるんでしょ。そういうのはちょっとな~」
「すぐ慣れるって言ってましたよ」
「私はそういうのに向いてないな。人見知りだし(何処が!!)カバンの中に大事なものも入ってるしね。(気を遣うという意味です。)それに領収書を経理に廻したら、お前どういうとこに泊まってんだ?って勘ぐられら」
唐揚げ3.jpg
唐揚げ4.jpg
「あっち(うさこ)と客が被ったりしないの?」
「いや、そうでもないスね。こっちは割と年配の客が来てくれます」
年配?そりゃ私のことか。あっちはCafeで軽食、こっちは定食、路線を分けてあるからか。
料理の味はよかったし、カウンターから見た正面はまぁまぁキレイでうさこの厨房みたいに生活感丸出しのオープンキッチンではないのがいいね。
ただ、改善点も幾つかあって。
さっきも述べたが、箸置きをわかりやすくすること。
外は雨降ってるんだから傘立を出しなさいって。
日本酒を出すグラスが粗末過ぎる。オヤジのコップ酒じゃないんだからさ。え?オヤジだって?(笑)
露地.jpg
それにしても双方2店が近過ぎる。
「じゃぁあっち(うさ子のCafe)へ行ってくら」
「あ、さっきお隣にいった女性いますよ」
「どっちか片方へ顔出したら、もう片方へも顔出さないと義理が立たないじゃないか」
「そんなことないっスよ」
名刺.jpg
マップ.jpg
うさぎ1.jpg
この後、うさこのCafeに流れたのですがアクシデントが。店でじゃないですよ。翌日帰ってからPCに写真をダウンロードしようとしたら、うさ子Cafeの写真全部とその後で流れたASLIの写真がエラーで開けない。サイズが大過ぎるか、プレビューがどうこうの可能性がありますって。

ここまでは撮れてたのですが。
うさぎ2.jpg
いったんi-Phpneを抜いて再接続したら写真データが消えていたのだ。うさこの店の写真と、ASLIの写真が全て。
オカシイ?何が起こった?
i-Phoneを10に買い替えたばかりなのだが。
「データがクラッシュしたんだね。うさ子の祟りだよ」
「え?」
「アタシにメッセージ送ってきた時、うさ子は太っただの、うさぎがたぬきになったの言ってたじゃない。うさ子の怨念が写真を消したんだよ~」
この原因は未だに分らないのだ。翌日の写真はきちんと撮れていたのだが。

(iーPhone10にケーブルを繋いで、PCから直に写真を選別、消去するとこういう現象が起きるのです。機種変してからこの現象は2回起きましたね。なので今は取り敢えずiーPhone10からPCに写真データを全てダウンロードして、PC内で整理選別するようにしています。)

こんなに早い時間からご訪問ありがとうございます。
ご訪問ありがとうございます.jpg
コメント(0) 

椿町ライバル関係その1 [Cafe]

彷徨い2.jpg
FacebookとTwttierの違いがようワカランのですが。
椿町でCafe&ゲストハウスを営むうさこのTwttierで、これは求人募集かな?
「楽しく働きたい(^ - ^) それはきっと誰もが思う事と思います。ですが楽しいと感じるのは人それぞれです。
灯り屋ではお客さんの居心地の良さや笑顔を作る事を楽しみと感じるスタッフを募集します。」
スタッフ募集ですか。でもなぁ、店が駅から遠くて営業時間が長いから厳しいかもなぁ。18:00~27:00だし。
お客さんからスカウトした方がいいかも知れないよ。
彷徨い3.jpg
前はアシストする相棒、男性がいたのだ。H君というヒョロッとした背の高い男性。うさこが前にいたCafe「You e me cafe」の頃からいて、この椿町でもいっとき一緒にいたのですが。
彷徨い4.jpg
うさこは以前羅漢町にあった「You e me cafe」(うさこの本名と、アナタとワタシのCafeのひっかけ)が区画整備で立ち退きを迫られて今の場所にきた。(私はそのCafeの前のマンションにいました。)
現在は旅館業営業許可証を取得して2階でゲストハウスを併設している。
そのかつていた男性と、移転先の店&ハウスの名前を何にするか話したことがある。うさこのいないところで男同士でヒソヒソと。
「You e me Hotel・・・アナタと私のホテルってのは絶対に止めろよ」って言って男2人で爆笑したことがある。
後でうさこにも言ったら目をひん向いて頬が赤くなり、鼻も大きく広がり、両耳をピョンと立ててうさぎの如くカウンター上にとびあがりそうだったからね。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-02-13
「常連さんが『今度女の子連れて泊まりに来るから』って言ったらうさこさんが「そういう(どういう?)ホテルじゃなぁいっ」って怒ってましたよ」(H君)
この会話を最後にH君はいなくなった。だがある情報(Blog)で引っ掛かったのが、同じ椿町、灯屋のすぐ近くに、同じような古民家を改造した食事処がOPEN、それは椿食堂といって、そこにうさこのかつての相棒、H君がオーナーだという。うさこと袂を分かって独立したらしいのだ。
露地2.jpg
露地1.jpg
その店はすぐにみつかった。うさこの灯屋と目と鼻の先、路地を曲がってすぐだった。椿食堂というそうです。
これまた古民家を改装した昭和満載の趣である。奥に背の高い男性がいた。
ライバル1.jpg
ライバル2.jpg
ライバル3.jpg
ライバル4.jpg
この辺りはかつて遊郭だったという噂がある。柳川町が赤線地帯に指定されて、私娼を置いた店が集約される前の頃のことである。
灯.jpg
うさこの灯やに戻った私は椿食堂の方角を指して、
「あの店って・・・」
「???」
「前にいた彼?」
「そうですぅ。行かれますかぁ?」
もう灯屋に入っちゃってるんだけど。
「いやいや、食べてきたからいいけど。そうだったんだ。彼っぽいのがいたな」
灯屋でバイトしている子も「ちょっと食べてきます」って出ていったから双方の関係は良好なのかな。
メ1.jpg
メ2.jpg
生活感とBAR感覚が一体に.jpg
地ビール1.jpg
地ビール2.jpg
軽く.jpg
うさ1.jpg
うさ2.jpg
仕込み中.jpg
「喧嘩別れしたかと思ったよ」
すぐこういうことを聞きたがるのは私の悪いクセである。ここは船山温泉じゃないんだから。
「しましたよぉ!!」
「え?そうなの?」
私が以前聞いた話では「他にやりたいことがあるって言われてぇ」ぐらいだったのですが、円満に辞めなかったのかな。まぁその辺は彼に聞いてみよう。
「前、彼に、いつかは独立するんだろ。ここにいてもうさこの下だしなって言っちゃったことがあるよ」
「まぁ、そうですけどねぇ」
うさこはちょっと頬を膨らませて鼻の穴を広げた。ムッとしたかも。アナタがそそのかしたのねとでも言いたいのかな。そんなつもりはないが、過去にその店のナンバー2に「いつかが独立するんだろ?」と水を向けると大抵辞めますね。料理や飲食業の世界はそういう夢があってこそ頑張れるんだっていうし。
日本酒1.jpg
日本酒2.jpg
日本酒3.jpg
「前は日本酒あったじゃないか」と出して貰ったのが、奈良県葛城市の「梅乃花」というお相撲さんの四股名みたいな名前の酒です。
そこの五代目蔵元は女性です。
うさこがその日本酒を温めているところ。
日本酒4.jpg
日本酒5.jpg
他にお客さんもいたのでたいした会話はしてないです。高崎の地元ネタ。飲み過ぎない程度にサッと出ました。で、椿食堂の営業時間を確認したくて路地を戻ったら・・・
ライバル5.jpg
ライバル6.jpg
中から彼、H君が出てきた。1年か2年ぶりの再会である。
今宵はもうお腹がクチたので挨拶程度で辞去しました。酒よりも飯、定食の店らしいですね。
コメント(0) 

ラーメンに山菜? [ラーメン]

田3.jpg
田5.jpg
「味噌は日本人の宝物」・・・
そりゃそうだが。だったら醬油や塩はどうなんでぃって。
田1.jpg
田2.jpg
北海道味噌はポテトフライが入っていた。
九州麦味噌はさつま揚げが入っていた。
まだ信州味噌をいってない。
間違えて入った同系列の先代商店(静岡市清水IC近く)で北海道味噌をオーダーして「フライドポテト要らねぇ」と言い放ったら店の女の子はちょっと困った表情になった。だって合わねぇモン。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24
この店は味噌だけで充分美味しいのだ。
旅人の惑星さんの記事を見たら期間限定山形味噌には玉こんにゃくが入っているらしいぞ。ま~た無理矢理にご当地感を出してからに。もし山形味噌がまだあったら「玉こんにゃく要らねぇ」って言い放ってやろうと心中期して来店したのだが。
な~んだ。山形味噌は無かった。期間限定終了らしい。
樽.jpg
ポスター.jpg
待ち客.jpg
混んでたな~。11時45分頃だったと思う。
「名前と人数を書いてお待ちくださ~い」
ファミレスかよ~。私も名前を書いた。本名と人数を書いた。でもひとりなのでそれほど待たずに案内された。BOXを見たら先客の空いた器さえ片付けたら入口で待ってる客は一気にさばけそうに思えたが、それができないのはフロアを女性ひとりで切り盛りしていたからです。オーダー聞き、コップ配置、ラーメン他料理の配膳、そしてお会計、タイヘンそうだった。この店はテーブル席もカウンター席(ロングカウンターではなく、背中合わせにいなった一画)も肩ぐらいまでの高さの壁で間仕切りしてあるからフロア全体が見渡せないのである。
どこの客が呼んでも「ちょっとお待ちください」の繰り返しである。ちょっとどころではなく結構待つのだよ。

ヘアバンドなんか私には必要ないよ。
私には不要.jpg
厨房も2人しかいないようでリーダー格は調理で手いっぱい、「ハァイ料理お出ししてぇ~」と叫んでもフロアの女性がひとりなので、どっかのテーブル席に捕まってるとそこから動けないのである。厨房の2人は会計もオーダー聞きもしない。調理して出すだけです。
孤軍奮闘のフロア女性は慌てず、走らず、テンパらず、顔の筋肉だけで余裕ぶった笑みを浮かべて店内を大股で闊歩している。「アタシはひとりでやってんだよ」のオーラを出していた。厨房からできあがった旨、声が飛んでも「だったらテメェが持っていけよ。調理なんか後でできんだろ」とでも思ってるのかも。
でも少しだけ理解できる気がする。店内があまりに混雑して、今いるスタッフ数に対してさばける客数を超えると開き直らざるを得なくなり「待たせとけばいいや」になるのである。私はもう現場(店舗勤務)から引退したが、現場にいて受付で入力と会計を担当していた際、それほど広くない待合に3人4人か3家族4家族いると「まだなの?」の視線が気になりこっちも焦るのだが、それが10人20人と増えて待合の椅子が全て埋まり、壁際にまで立って待たせる次元までいくとこっちも開き直ってしまい、待たせてるという感覚が消え失せて「どうにでもなれ」という気になり、悪い意味で余裕が生まれるのである。決していいことではないけど、交通渋滞と一緒で「混んでる原因は皆さんでしょう」という気になってしまうのだ。
信州味噌1.jpg
12時ちょっと過ぎたらもうひとり、カワイイ女の子が加わったのでよっやくスムーズに廻るようになった。厨房のイラついてた男性は若いその子には優しかったね。
シフトの組み方を変えるしかない。11時開店なら11:30には入らないとな。
信州味噌2.jpg
着丼したのは12:08、信州味噌野菜入り、バター、そして山菜が混じっていた。
信州味噌3.jpg
でもこの山菜は何種類かの山菜を適当な長さにカットして水煮してパック詰めにしたものですね。
どっから大量に仕入れてバサッと出すだけ。加熱済みの加工食品だから調理の手間がかからない。
確かに山菜だが、ひとつひとつに山菜特有のエグミも苦さも全く感じない。主張が強く素晴らしい蔵出し味噌風味にかき消されてるともいえるが、駅スタンドで出される山菜そばと同じです。
この手の店が山菜をそこらの山で採ってくるわけないよ。安定して供給されるだろうけどね。
信州味噌4.jpg
信州味噌7.jpg
信州味噌8.jpg
信州味噌5.jpg
信州味噌6.jpg
肉味噌はどれも共通で入ってるみたいですね。味噌スープは確かに美味しい。しょっぱ過ぎず甘過ぎず。街角中華の業務用ブリキ缶の味噌とは全く違います。
信州味噌9.jpg
信州味噌10.jpg
信州味噌11.jpg
信州味噌13.jpg
わかってはいても、できあいの業務用山菜はイマイチだった。
ホンモノの自然の山菜はこれですよ。
山菜盛り合わせ.jpg
長さや茎の太さが不揃いでしょう。規格も何もないし。
山菜2.jpg
山菜3.jpg
山菜1.jpg
船山温泉の夕餉で提供されたものです。
田41.jpg
船山温泉T館長はこれら地元採れたての山菜をインスタントラーメン(味噌?)に載せて食べてるのだろうか。
「山菜は多少は食べますが、基本、お客様優先です」(T館長)

孤軍奮闘してたおねいさんは、私の会計で発生した釣り銭端数を「募金箱に入れておいてくれ」と言ったらメッチャ嬉しそうだった。
それまではカオの筋肉だけの造り笑顔だったのに。

これで田所商店の定番、北海道味噌、九州麦味噌、信州味噌、レギュラー3種を制覇したが、この3種の味噌スープの違いが全くわからん。
それを理解するには3つ並べて試食しないとわからないだろうな。ジャガイモだのさつま揚げだの山菜だの玉こんにゃくだの余計なご当地感は不要だよ。
まてよ?会津味噌だったらご当地感を出す為に何をトッピングするだろうか?
お味噌がいっぱい1.jpg
白虎味噌.jpg
馬肉?
鰊山椒煮?
棒鱈とか?
あり得るかも知れない。
コメント(4) 

えびすラーメン [ラーメン]

昨日Upした赤城神社と前後して、本庄市、伊勢崎市、高崎市を廻っていた日のこと。
その日の夜は現地での会議に出席することになったのですが、その会議は20:00~21:00まで。解散して市内に戻れるのはどんなに早くても21:30になるだろう。
もちろん夜は高崎泊まり。そんな遅い時間から何処で飲もうか考え考え、20:00まで腹持ちするランチを探したのだが、伊勢崎市内のロードサイドに良さげな店がないのである。
伊勢佐木ドライブ.jpg
これは信号待ち停車中に撮影したのですが、この次の交差点に差し掛かった辺りで新宿区の某行政から着信があり「折り返します」の直後、後ろ何台めかにパトカーがいたんですよ。アブなかった。群馬はパトカーが多いからね。高崎市内から前橋市内へ走るだけでも5台くらい見るからね。
そこを過ぎて適当な路肩に停めて折り返し電話をして、坂東大橋を渡り、伊勢崎市に入って数分、片側2車線両側4車線の広い道路の右側にファミレスのような、くるまやラーメンのような店があった。
えびす1.jpg
この先あまり期待できないので、Uターンして滑り込んだところ。
えびす3.jpg
11:00開店です。群馬の飲食店はのんびりしたところが多く、11:00~は希少です。大抵は11:30~OPENだし、最近見つけた椿町の某食堂なんか12:00~ですよ。11:00~12:00の1時間を開けるだけでも売上伸びると思うんだけどな。OPEN時間過ぎてるのになかなか開かない店もあるしね。
えびす2.jpg
先客が数人いた。ガテン系ばかり。
カウンターに座ったら、固定椅子と椅子の間が狭いので足の付け根が挟まったよ。短足で跨ぐように腰を落とした。
椅子と椅子の間が狭い.jpg
カウンター右.jpgカウンター左.jpg
厨房はスダレがかかって見えないが、調理人2人、女性スタッフ3人、計5人ほどいた。そんなにいって採算合うのかと懸念したが、後から後からガテン系の客が入ってきた。奥にも案内されていたから大きいキャパの店らしい。
見上げると懐かしい昭和のディスプレイがいろいろ掲示してある。
昭和の玩具とか。コカコーラの瓶とか。
見上げる1.jpg
見上げる2.jpg
昭和のもの.jpg
空の大怪獣ラドンと超獣コンビも。
ラドンとプロレス.jpg
卓上1.jpg
卓上3.jpg
メニューはドサドサ置いてあったメニューを見たら、鶏和風と豚骨と2ベースあって、鶏和風醬油、塩、味噌、つけ麺、こってり醬油、辛味噌、濃厚豚骨醬油、辛味噌、いろいろ揃っていた。
メ1.jpg
メ2.jpg
メ3.jpg
幾つかのランチセットはドリンク付です。いきなりドリンク(コーラ)が出されたからね。
卓上にあるセルフの給水ボトル、この水が店を出る頃には1/3程度に減ることになる。
卓上2.jpg
ASLIのマスター、ファンキードッグ氏がややガタイのいい常連客に「ラーメンに半炒飯はよくない。絶対よくない。炭水化物に炭水化物、これが太るモトだから」と仰っしゃっていたよ。私にも注意喚起してるのかな。ドッグ氏は私のBlogも見てくれてるからね。
だがこの店のチビ炒飯はいただけなかった。冷めているんです。中が一部冷えてるし。炒め置きだなこれは。炒めてるリアル音がしなかったからね。
大きく写真Upする価値ないです。
チャ.jpg
止めといた方がいい。だが、ラーメンは美味しかった。
ラ1.jpg
ラ2.jpg
ラ3.jpg
ラ4.jpg
ラ5.jpg
ラ6.jpg
ラ7.jpg
渋川駅前の伊藤商店のラーメンをやや薄味にした感だった。
渋川か。何だか遠くなった気がする。桃井城の公園化はどうなったのか。4月に新入社員が入社したら渋川にも行くチャンスが来るのです。

食べ終えたけど。会議が20:00~なのでこれだけでは足りなそうだ。会議中に腹が減って「早く終われよ」とイライラしてくるのは必定。
気になるサイドメニューに見入った。
気になるサイドメ1.jpg
気になるサイドメ2.jpg
私は店のオバちゃんを呼んだ。
サイドメニューのモツ煮を指してから両手の掌でサイズを形造りながら、
「これ(モツ煮)サイズ大きいかな?」
「そうですねぇ・・・。これぐらいかなぁ」
そのオバちゃんの掌サイズは決して小さくなかったので、私は胃に手を当てながら、
「大丈夫かな~」(食べれるかなの意)
「多分・・・(オバちゃんは私の恰幅をジロジロ見ながら)・・・お客さんなら大丈夫だと思いますよぉ」
そう言い切られたのでオバちゃんを信じて追加オーダーした。食べ切れなかったらオバちゃんのせいにすればいいや。ところがですね。
モツ1.jpg
上州のラーメン屋のサイドメニューにモツ煮がある店は多いが、この店のモツ煮は熱々のステーキ鉄板の上に乗った器で供されたのですよ。
モツ2.jpg
モツ3.jpg
セットではなくモツ煮単品なのでレギュラーサイズだと思うが、大きさは無難だった。ジュワジュワ沸騰している。ブクブク音が鳴っている。
レンゲを突っ込んだら湯気がモワ~っと目に染みた。
モツ4.jpg
モツ5.jpg
モツの1枚1枚中まで熱く、上顎を火傷した。
朝の船山温泉の味噌汁や、さらの木のスープのように固形燃料でシュワシュワ燃やしてるんじゃないし、火は点いていません。余熱でヒートしているんです。どうやって煮たんだこれ?
モツ、大根、ニンジン、コンニャク、スープ、全てが熱々。
モツ6.jpg
モツ7.jpg
底の方なんか凄い。大根がドロドロに溶けています。
モツ9.jpg
モツ8.jpg
底に沈んでいたモツまで焦げていた。
セルフの水ボトルがどんどん減っていく。喉が乾いたのもあるが、殆どは口中の消火作業の為です。
ただ、味はいいです。いいというか好みの味だった。煮詰まらなければそんなにしょっぱくない。でも後半は煮詰まってきた。味がどんどん濃くなっていくぞ。
水が半分以上無くなった.jpg
モツ10.jpg
会計時にさっきのオバちゃんが出てきたので、
「食べられましたぁ?」
「ああ何とか・・・」
口中の火傷で麻痺してハガハガして上手く喋れない。顔、アタマのてっぺんまで真っ赤だったんじゃないだろうか。
「熱々で水が半分以上無くなったから補充しといてくれ」
「あ、大丈夫ですよぉ」
えびす4.jpg
Uターンして伊勢崎市中心部へ向かう。
口の中がまだ熱い。自分の口の中でないような違和感。
この後で久しぶりに笑ふ女と再会したら休憩室でお手製の弁当を食べていた。
「お昼もう食べたんですか?」
「これこれこういう店でダメ押しにモツ煮を食べたら口ん中を火傷した」
「火傷っ?ぶふふっ(笑)」
「笑ふ場かよっ。味はよかったけどな」
「ああ、味は美味しかったんですね。でも何だか顔が赤いですよ」
「・・・」
コメント(0) 

赤城神社は城館なのか? [隠れ郷土史]

佐藤5.jpg
翌朝にレンタカーで田町を通ったところ。

そして前橋市二之宮町の赤城神社にきています。
駐車場がわからないので神社の周辺をぐるぐる回ってたら、西側の生活道路前に長々と伸びる堀を発見したぞ。
西堀1.jpg
西堀2.jpg
西堀3.jpg
西堀4.jpg
西堀5.jpg
西堀6.jpg
北側にも堀が。埋められて浅くなっていますが。
北1.jpg
ここへ来るにはくるまが不可欠です。私は伊勢崎市方面から来た。上武道路(17号線)二宮赤城神社前交差点を後方に右折するしかない。
駐車場の入口がたいへん分り難い。周囲を2回廻ったが、参拝者専用駐車場は何処にもないので、公民館駐車場に停めるしかなかった。
神社1.jpg
神社2.jpg
神社3.jpg
神社4.jpg
境内に入ります。
人がいない。雨上がりの平日で参拝者ゼロ。
神主も巫女も管理人もいない。管理棟はあるから何かの祭事には人が詰めるのだろうか。
境内1.jpg
境内2.jpg
赤城神社はその名のとおり上州三山の赤城山を祀る神社ですが、上州に散在している赤城神社の総本山・本社としては、
①赤城神社(赤城山の大沼湖畔)
②赤城神社(三夜沢町、赤城オートキャンプ場の近く、三夜沢は宮沢の転訛ではないかという説がある。)
③二宮赤城神社(今、私がきているところ。)
これらの3つが挙げられるそうです。

赤城と名の付く神社は他に前橋市に10社、桐生市に7社、伊勢崎市に3社、太田市に7社、みどり市に4社、沼田市に1社、館林市に4社、渋川市に6社、高崎市に3社、藤岡市に1社、安中市に1社、甘楽町に2社、玉村町に1社、あまり知られていない小さいものも加えると100を超えるらしいが、赤城山という位置づけだけに東毛や北毛に多い。
行ったことないですが、赤城山の大沼湖畔にある赤城神社が最も風光明媚なのではないか。山と湖に接しているから。
でもそこへ行かないで交通の便も悪く、寂しい二之宮町の赤城神社に来たのはですね。境内にある本殿のような建物を見に来たんじゃないです。私は建物や文化財には興味ない。冒頭に挙げたように、神社のまわりを囲むように土塁や堀が残っているという情報を得たから。
裏手に廻ってみる。
草木や落ち葉が濡れている。
境内の塁1.jpg
裏手の小口1.jpg
裏手の塁1.jpg
裏手の塁2.jpg
裏手の塁3.jpg
裏手の塁4.jpg
裏手の塁5.jpg
裏手の塁6.jpg
堀は埋められて浅くなっているが、土塁と併せてよく残っている方です。堀というより窪みだね。
裏手の堀1.jpg
裏手の堀2.jpg
裏手の堀3.jpg
さっき外の道路側から見た西側の堀を境内裏から見たところ。
西を中から見る1.jpg
西を中から見る2.jpg
この遺構を知った余湖先生のサイトから、氏の作成した城郭鳥瞰図を転載します。
赤城神社縄張り図.jpg
神社の構造としては珍しい。城館のように見える。
だが解説板にはその部分はあまり触れていない。「境内には堀と土塁がめぐらされている。中世における社地の形態をよく伝える環濠遺構であり、市の史跡に指定されている。」とだけ。
解説板1.jpg
解説板2.jpg
環濠は城館とは違うのか。本来の意味は周囲に堀を廻らせた集落のことで、それには水堀なら環濠、空堀なら環壕か。サンズイとツチヘンの違いですが、周囲を囲んだ。
でもこういうものは防御と拠点を表している。おそらく塁の上には柵を、類の法面には逆茂木を並べてあったのではないか。昔の村々が自ら自衛する為に設けたものらしい。
これは境内でもあり、外郭の南側でもある堀。
境内の堀1.jpg
境内の堀2.jpg
境内の堀3.jpg
堀の外側にも土塁が盛られているのがわかります?これも環濠の特徴だそうです。
境内の堀4.jpg
後年、これらの村・集落の数が増えて規模が大きくなると、その地の有力な寺社が存在して介入するようになる。
寺社は自衛の為に僧兵を置く。村民と併せて併呑しようとする外敵から守ろうとする。ここ赤城神社の土塁痕は寺院を外的から守る為に設けられたものではないだろうか。
話が聞けなかった.jpg
公民館駐車場に停めたくるまに戻ったら人がいた。自治会の人らしい。
彼らを呼び止めて聞いてもよかったのだが遠慮した。時間が無かったからです。

前に載せた群馬八幡の上野國一社八幡宮には裏手に一条の壕があったが。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-01-13
この赤城神社境内裏の壕、塁はそれよりも細かい縄張りのようでもある。

ここは何だったのか?
合戦の舞台になったのでは?
武装勢力の寺院だったのか?
戦乱の際は地域住民が駆け込んで避難所になったのでは?
そういう想像を膨らませることができますがあくまで想像でしかない。他を調べてもこれ以上のものはなかったので、くるまを返した後、高崎市へ史料を探しに出向いた。
受付待ち.jpg
史料.jpg
受付へ歩み寄って係のねーさんに、
「前橋二之宮の赤城神社の史料はないかな?」
この係員は前にも「柳川町のイロ街の史料が見たい」と申し入れてあっさり探し出してくれたことがある。
2冊持って来てくれた。そのうちのボロボロの前橋市史第1巻、第四編中世の項、768頁辺りに「第四節 二宮赤城神社」が載っていたが、そこには、
「年代記の天正四年の条に、八月八日二宮明神社南方氏政勢打破ルナリ神主ハ無カト云ニ大軍ニテ恐シマ不持出無宮ナラハ可打破ト云シ・・・」
何のことかよくわからない難文だが、南方氏政勢とは相州小田原から攻め上って来た北条氏政(飯に汁をかけて食べる人)の軍勢で「神主ハ無カト」「無宮ナラハ(バ)」とは、神主が不在で荒廃していたということか。
壕と塁に関しても「社域は方約200mで、外側に濠その内に接して土塁をめぐらしている。あたかも中世の館跡をしのばせる形である」
神社そのもののイワレ、詳細は載っていたが、私が知りたい周囲や裏手に残るものについての詳細な説明は無かったのである。

その後、県の教育委員会に問い合わせても用要領を得なかったのだが、代わりに社務所の電話番号を教えてくれたのでそこに問い合わせたの。
「神社の裏にあるものは何です?」
「土塁と堀です」
それはわかっている。
電話に出た方は私の問い合わせに対して「何者だろう?」と最初は思ったようだが、親切に持論?を展開してくれた。
「昔、神社は誰かの城か館だったのですか?」
「いや、そういうんじゃなくって、多分大胡城との関係でしょうね」
大胡城??
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-05-16-1
「あの城が誰の手に渡るかによって、近隣住民がこの神社内に避難してきたんですよ」
オモシロい説だがそこへもうちょっと突っ込んでみた。
「うがった見方ですみませんが、北の方にあるもうひとつの赤城神社さん(大沼湖畔)と仲が悪くて、そっちに対して防御の為にこしらえたとか」
「いえいえそういうんじゃないです。赤城神社は群馬県内に幾つもあるんですが、ウチ(神社)は荒砥川と〇〇川に挟まれていて、それらの川は赤城のお山から流れてくるんです。山の水の神様なんですよ。赤城神社は赤城のお山に繋がるので」
ここでまたわからなくなったのである。
靴を洗う.jpg
泥やぬかるみはなかったが、ニッポンレンタカーへくるまを返却した際、
「悪いな。1箇所だけ駐車場が舗装されてなくて」
運転席の足場をやや汚したのである。
「洗い場の水を貸して欲しいな」
整備場の脇にある洗い場で靴を洗ってるとこ。雑巾も貸してくれた。
これなら帰宅してもジャン妻にバレないだろうと。
写真は機種変したi-Phone10で撮影したのですが、i-Phone10は画面にSuicaのチャージ情報が表示されるのですよ。でも私はi-Phone10のSuicaは使わないで通勤定期も含めてこれまでのSuica1枚ものを駅改札でタッチしています。
ところがi-Phine10を持ち歩いて電車に乗ると「チャージ料金は幾らです」「チャージ料金は発生しませんでした」がイチイチ表示されるのでウザったくなり、ジャン妻にその設定を外してもらおうとi-Phone10を渡したら、めざとくこの一連の写真データをチェックされ、赤城神社裏手の草ぼうぼうの写真と革靴を洗っている写真がバレた。
「何処へ行ってたのっ!!」
「じ、神社へお参りに・・・」
コメント(0) 

ASLIな夜 [BAR&人間ドラマ]

彷徨い1.jpg
彷徨い2.jpg
小雨が降り続いている。
私の陰の部下・草の者6号はまだ斎場にいて泣いているのだろうか。彼女の涙雨か。
ホテルで借りた傘が重たい。この雨の中を椿町まで歩くのはシンドイな。通町にしよう。

通町に向かう。駿河大納言卿が眠る寺の前の通り、まる飛さんの辺りに客引きがいるんです最近。
私にも声かけてくる。
「いや、決まっているので」
向こうも仕事だからね。この雨の中を。客を呼び込もうにも人が歩いてないぞ。
アス1.jpg
アス2.jpg
アス5.jpg
アス6.jpg
ファンキードッグ氏は花粉症、気管支炎、咳のせいで肋骨を折るなどタイヘンだったらしい。
バーテンダーだから喋らない訳にもいかないし。
今年の私は全然花粉症に罹らず。
群馬転勤が解けて東京に戻される春に甘楽の国峰城で花粉症になったが、東京に戻ったら翌年から治まってしまったのだ。
「群馬の空気より都内の汚れた空気の方が合ってるんですね」と言われたものさ。
ファンキードッグ氏1.jpgファンキードッグ氏2.jpg
ファンキードッグ氏3.jpgファンキードッグ氏4.jpg
「マスター、聞いていい?」
「ハイ、ジャンさんなんでしょう?」
「ここ(ASLI)ってアイリッシュバーなの?」
バカな質問をしたものだ。無知って怖いよね。
「いえいえいえいえ。ウチはアイリッシュバー(Irish Bar)じゃないですよ」
「そもそもシリッシュバーって何?」
「アイルランドのBARです」
アイルランドのBAR??

アイルランドって何処よ?
英国の隣にある国か?
ヒロ旦那が昨年行った国か。

何でこんな話をしたか。アイルランドに興味があるわけじゃないですよ。ジャン妻の移籍カウントダウンが始まっていて、ジャン妻のレベルに到底届かないとはいえ員数を埋め合わせるように配属された中堅女性社員がジャン妻他の課員を困らせている。
(ジャン妻が泣かせたオンナです。50オンナが40オンナを泣かせてどーする。)
(アタシが泣かせたんじゃない。勝手に泣いたのよっ)
その女性は私が10年前に面接採用したのですが、彼女がジャン妻の後任呼候補として経理にどうかという話が出た際、私は反対しないまでも釘を刺した。
「アイツ空気読めないですよ」
実際その通りだったのだが私は「だから言ったジャン」とは言わないです。言いたいけど。
鷹2.jpg
その女性とジャン妻、ジャン妻後任の課長と3人がランチに行った時のこと。何でか知らんが晩酌の話になた。
ジャン妻後任の課長さん(男性)は日本酒より洋酒、ウイスキーを好む人なのだが、平日は安い洋酒を炭酸水で割ってハイボールに、週末の翌日が休みの晩はいい洋酒をロックでしっかり飲む、そんな話題になって、
「高崎に1軒アイリッシュバーみたいな店があって、ウチの旦那(私のこと)が時々行くんだけど。そこいい値段してるんだよねぇ」(ジャン妻)
「高いんですか?」(後任の課長さん)
「1杯4000円ぐらいするんじゃなかったかなぁ」(ジャン妻)
ASLIのことか。そんなに高い酒飲むわけないだろっ。そしたらその空気読めない女性がこう言い放った。
「じゃぁ私、〇〇さん(私のこと)にそのお店に連れてってもらいます!!」
場がドッ白けた。
私はその話を聞いて「1杯4000円??あのBARはそんなにしないよ」と否定しながらも「もしかしたらそういう高いのも置いてあるかもしれないが」と肯定もした。
どんなスタイルのBARでもいいよ。問題はその空気読めない女性の発言です。その場にいなかった私に「連れってもらう」ってどういう了見なのか。その場にいた2人の上司のカオを潰してるよね。
私は後任の課長さんに言いましたよ。
「アイツがそう言い放ったそうだけど、それってその場にいたアナタたちのカオを潰してますよね」
課長さんは苦笑してるだけで応えない。
「その場にいる人に『そういうBARに連れてってください』って媚びるならまだしも、私の名前を出すか普通??」
課長はまだ苦笑している。私より一回り以上若い方で、大きい声を出さないクールな人。
「〇〇さん(ジャン妻)が言ってたそのBARにも今でもときどき行きますけど。自分そんな高い酒飲んでないですから」
分相応のものを飲んでますと釈明するハメになった。
ASLIは勘定高くないです。高い酒さえ飲まなければ。洋酒もピンキリだからね。私は全然詳しくないです。身体に優しければいいの。
マスターは店内の内装、雰囲気を指し示しながら「ウチはバリ風のアジアンテイストのBARですよ」
ますますわからなくなった。海外へ行かないと理解できないだろう。でも行かない私は。
乾きもの1.jpg
スコッチ・ウイスキーをいただく。
私は洋酒に造詣はゼロです。静かに酔えればいい。料理談義ならまだしも、日本酒談義や洋酒談義ができる人って凄いと思うのだ。
何を話したんだっけ。ここ来る前に初めて入った昨日の記事の店と、OPAの飲食店のこと、旅人の惑星さんの話題も出たな。「自炊してんのかな」(されています)「料理上手そうだし」「食べてくれる人がいればいいのにね」本人にしてみりゃ余計なお世話ネタばかりだったような。
鷹3.jpg
アス4.jpg
アス8.jpg
小雨が降り続いている。
まだ草6号は斎場にいるのだろうか。
草6号はジャン妻が社を離籍になり、伊東甲子太郎の許へ行くことをまだ知らない。
このBlogに過去に登場した群馬の子たちには個々に伝えましたが、草6号はその子らとは別ルートで後から登場したのです。初めて出会った時にジャン妻は6号をフォローして支えたのだが、今は疎遠になった。

小雨が降る中、遠歩きしないで近場を彷徨ってみる。
彷徨い3.jpg
彷徨い4.jpg
彷徨い5.jpg
彷徨い6.jpg
彷徨い7.jpg
彷徨い8.jpg
彷徨い9.jpg
彷徨い10.jpg
彷徨い11.jpg
彷徨い12.jpg
彷徨い13.jpg
彷徨い14.jpg
彷徨い15.jpg
彷徨い16.jpg
ル2.jpg
ル3.jpg
でもすぐにホテルに戻った。傘が重たいのと、私は傘をさすのが下手で、肩や背中、腰から足にかけて裏側が濡れやすいのです。
明日の散策に備えて・・・じゃなかった、公用に備えて早く寝よ。
コメント(6) 

佐藤 [居酒屋]

田町にあった店です。
あった?過去形です。今はもうない。
2016年の春過ぎに日突然「閉店することになりました」のハガキが届き、マスターも天然女性スタッフもそれきり行方が知れないのだ。
蒼白い店構え.jpg
いい店だった。料理も酒も。会話も。笑いが絶えなかった。
酒飲みなクセに「ひとりで飲みになんか行けません。〇〇さん(私のこと)何処か連れてってください」・・・私を完全に安全牌と見切ったのか、不名誉で失礼極まりないことを言う草6号は、亡くなった父御と稀にこの店に来ていた。カウンターではなく小上がりで。
「閉店したよ」と言った時は残念そうだった。
1年前までしばらく空きテナントだったがそのの跡(後?)に佐藤という焼酎の銘柄のような料理屋が入っていた。
佐藤1.jpg
佐藤2.jpg
佐藤3.jpg
旅人の惑星さんが時々行かれているのを見ると、アラカルトではなく3000円コース、5000円コース、予約制で8000円コース、フグもあるらしい。
メ1.jpg
メ2.jpg
悪い店ではなさそうだ。前の店を知らなきゃいい店かも。
行ったら前の店の幻影を見てしまいそう、求めてしまいそうなのでこれまで敬遠していたのだが、草6号は亡くなった父御と前の店に行っていた。今宵はその父御の通夜だった。
では感傷を振り切って、新進気鋭の佐藤で精進落としをしてやろうという気になった。
焼き鳥結の辺りで電話した。
「今からひとり入れる?」
「あ、おひとり、さま、ですか?」
日本人ぽくなかった。たどたどしいのです。外国人がつたない日本語を喋っているようだった。
「か、カウンター、で、よろしければ」
「もちろんカウンターでいい。」
カウンターしかないだろーがよ。こっちは内装を知ってるんだからさ。
電話に出たとおぼしき店主は「たった今電話した者だが・・・」と言いながら入ってた私を見てやや硬直したんですよ。〇〇ザが来たとでも思ったのだろうか。
店内1.jpg
店内2.jpg
店内3.jpg
椅子がソファーっぽくなったが。内装、間仕切りはあの頃のままだ。
あ、ヤバい、前のマスターのスキンヘッドと、天然U子さんのボケTALKを思い出してしまった。消さなきゃ。この店はもう別の店なんだし。
メニューとはいってもこれだけです。コースのみ。でもコースって気は楽。考えなくていいし。こちらのタイミングを見計らって出してくれるし。
最初の膳.jpg
つきだし盛り合わせ。普通に美味しいです。
つきだし.jpg
お造り。これはまぁ取りたててて「!!」ではないです。
造り1.jpg
造り2.jpg
造り3.jpg

椀1.jpg
椀ものはタケノコの真薯だって。
椀2.jpg
椀3.jpg

焼き1.jpg
マナガツオの西京焼。
浜潮時代は銀だら、あぶらぼうずの西京焼だったな、あ、また思い出してしまった。
焼き2.jpg
お酒は相模灘、町田酒造の2種をいただいた。
相模灘と町田酒造.jpg
「みにトマトです」
見りゃわかるよ。何故にこのタイミングで小さいトマトが?
トマト1.jpg
トマト2.jpg

店主が緊張してるように見える。
饒舌とはいえない。声も小さい。何か言っても気の利いたTALKが返ってくる人ではなさそうだ。
それでも「高崎初めてですか?」と聞かれたので「話せば長くなるのだが・・・」と前置きして、こっちの身の上話を簡単に。
前の店代に来ていたことに触れ「いつもこの席(厨房側)だった。接待で3回ほどそこを(入り口側の小部屋を指す)を使わせて貰ったね。」
住まいを聞かれたので「神奈川県ですよ。横浜。だから相模灘を・・・」
「横浜、いいですねぇ」
「横浜人は神奈川県民って言わないからね。横浜ってブランドを意識し過ぎるんですよ」
「ああ、横浜って言われますよね」
そこで前の店のハナシになり、
「突然ハガキがウチに届いてさ。閉店しますって爆弾落とされてそれっきり行方が知れないです」
「そうなんですか」
(この記事、Upした時は店主の台詞をカタカナで再現したの。口下手なのもあるが、風貌も何だか日本人に見えなかったのね。)
やれやれ、この緊張をどう解いたらいいのか。旅人の惑星さんに相談したら「自分の名前だしていいですよ」って連絡きたから彼の本名を出しましたよ。
「磯部から最近こっちに越してきたマラソンアスリートで、〇〇さんて人」
「あ、ブログやってる方ですね」
「Blog?そうなのかな」と私はトボけた。それでようやくこのアヤし気な一見客の「保証人」を知って安堵した表情になったよ。
私は「ブログやってます」とは言ってません。
山菜1.jpg
山菜の天ぷらはカリカリして美味しい。茶色いのはカレー塩かと思いきや「ショウユシオデス」???
醬油を煮詰めた塩なのか?
山菜2.jpg
山菜3.jpg
「皆さん、前の店の方がよかったって言われるんですよ」
そう言われて私も「そりゃそうだろ!!」って言いそうになったよ。喉元まで出かかったのを抑えたもの。それを言わない代わりに、
「比べられちゃ辛いよね」と言いました。
飲んだ残骸.jpg
「3000円が5000円コースになるとどーなるんです?」
「焼き物がお肉になるのと、炊き込みご飯とデザートがつきます」
デザートは要らないな。ご飯も要らないし。
「じゃぁそのお肉だけ追加できる?」
「あ、できます」
そして出されたのがこれ。
「上州牛です」
上州牛1.jpg
上州牛2.jpg
上州牛3.jpg
上州牛4.jpg
上州牛5.jpg
上州牛6つけあわせ.jpg
いい肉です。美味しい。
でも海無県の上州でマズい肉、マズいモツ煮を出す店は即退場ですよ。
佐藤4.jpg
後半ようやく緊張感が抜けたようだ。
私のせいだろうか。自分の風貌なんか直しようがないぞ。
直球ストレート、変化球で凝った料理が全く無かったが、それはいい意味でね。任せておけば安心とも言える。
後で旅人の惑星さんに聞いたら「人見知りするタイプ」
ASLIのマスターに聞いたら「多分、ずーっと厨房にいた料理人で、客と喋ったことがないんじゃないかなぁ」
店主は高崎出身らしいが、数年の間離れ、前橋辺りにいったそうで、こっこ数年間のこの街の変転を知らないようなことを言っていた。狭い世界なのに横の繋がりもそうないようである。
なので前の店も知らない。「たまたま空いてたからここにしました」と言っておったよ。
使える店かもしれない。あ、もう1周年経ったんだ。
1周年か.jpg
コメント(6) 

群馬のお葬式 [人間ドラマ]

高崎駅.jpg
車内ガラ空き.jpg
高崎駅に着いたところです。
ニッポンレンタカー高崎西口で1泊2日でレンタカーを借ります。
組織上の陰の部下である草の者6号のお身内のお通夜にも参列するので、そのまま夜も借りて、翌日返すことになる。
6号はこの1泊2日の工程で私と手分けして廻る段取りになっていたのだが。
レンタカーと曇り空.jpg
本社を出る際にソリの合わないオンナに声をかけられた。
「会社のお金(御香典)、〇〇さん(私のこと)が持って行かれますか?」
「そのつもりだが。」
「〇長が自分も行くって言ってるんですよ」
他人や他部署のやることにいちいちクチバシを挟んでくるのはこのオンナの悪いクセだが。
「何でいち社員の身内の通夜に〇長自ら行くんだよ。そんなことしてたらキリが無いじゃないか。それだったら全社員の通夜に参列しなきゃ公平にならないだろ。1000人近くいるのにさ」
ソリ合わないオンナには〇長に含むところがあって私に言ってきているんです。
〇長は年始の朝礼でこう言っている。
「地方へ出張に行かれる場合、なるべく3人で行くところを2人で、2人で行くところを1人で行くようにお願いします」
「カラーで印刷するのは極力避けてください」
ケチな訓示をしていた。それは厚生省が打ち出した4月からの報酬改定で向こう半年間に計画予算から〇億円のマイナスになるからだが、そんなことしたって億単位の補填にはならないよ。

「〇長が自分も行くって言ってるんですよ」・・・そう言って来たソリ合わないオンナは〇長が嫌いなのです。その嫌いな〇長が「2人で行くところをひとりで行け」と言ったクセに、私に続いて「自分も通夜に行く」と言い出したもんだからそれに喰いついたというか、引っ掛かったらしい。
「〇〇さん(私のこと)はそのお通夜だけの為に行かれるんですか?」
私にまで難癖をつけてきた。
「今日明日とK子(6号)と手分けして廻ることになっていたんだよ」
「ああ、そうだったんですか。だったらお通夜も〇〇さん(私のこと)だけでいいじゃないですか。2人で行かれる必要ないじゃないですか」
うっるせぇな~。何を引っ掛かってるんだこのオンナは?
「〇長が行くってことは、会社から出る御香典を〇長が持って行くってことですよね。本人は自分のお財布から出さないですよね」
ああ、そういうことが言いたいのね。恥ずかしいことですが〇長は、駐車料金100円だけで支払申請をしたり、4500円の会費で5000円札を1枚だして「500円お釣りください」とやったりするので総務や経理の一部で失笑をかっている。ノミホが大好きだし。
そういう〇長を擁護するのはジャン妻だけである。
「幾ら何でもウチのボスなんだから。皆で貶めてどうするのよ」(ジャン妻)

「ええっと、不祝儀袋に会社名と代表者名を記載するからまぁそうだろうな。本人の財布から個人的に出すこたぁないだろ。」
「自分のお金を出したくないからですよ」
私に「◯長の群馬行きを阻止しろ」と言わんばかりであった。
それにしてもくだらない話である。お前さんが◯長を嫌いでも別に構わないが、自分の悪感情で私をまきこむなよ。私はソリ合わないオンナとのこのくだらない会話を早く打ち切りたかったのと、〇長に苦言を呈する意味もあって私が言うハメになった。「もともと自分が行く行程と重なったので自分が行きますよ。お任せください」って言ったの。
私は自分とジャン妻の分も合わせて出しましたよ。
群馬の通夜、葬儀には他県にない慣習がある。
「新生活」ですよ。これは〇長や東京本社の連中も誰も知らないと思う
このBlogに来て下さる方の中で「新生活」をご存じの方いますか?

夕方から小雨が降り出した。
その通夜、斎場が高崎市の郊外で遠かった。そこへ行くまでの路地が細くて暗くて。
斎場の駐車場はダダっ広かったが会場に近い第1第2が満車で、離れた第3に誘導されたがそこ一帯には街燈すらなかった。真っ暗で舗装されてない。砂利と水たまりだらけ。草ぼうぼうだった。
入場したら曹洞宗のお坊さんによる読経が始まっていた。

受付に行ったら3つの受付があった。「会社関係」「一般」「新生活」である。群馬県では通夜・葬式に参列すると大抵はこうなのです。
では「新生活」とは何のことか。
新しい部屋での新生活ではないよ。香典の金額を少なくして香典返しは辞退する参列方法なんですよ。
調べてみたら第二次大戦終戦直後の経済疲弊の時代にこういう運動が始まったそうです。葬儀の香典、香典返しの負担を軽減させようということ。相場は1000円~3000円らしい。お返しは辞退して礼状のみ。喪主は会葬の御礼状を用意しておくんです。
だが「新生活」は戦後の経済復興、高度成長期、バブル、アベノミクス政策?で減っていった。現在では群馬でのみ実施されているという。
結婚披露宴、病気見舞い、出産祝い、節句、新築祝といったお祝い事も該当するらしいが、ここでは省略します。
不祝儀袋の表に「新生活」と書けばいいのです。群馬のコンビニ、スーパーでは「新生活」が記載された不祝儀袋が売られていますよ。

私の場合「新生活」とは書けなかった。今日明日の出張業務でお返しを持ち歩くのが面倒なので「新生活」にしてもよかったのだが、群馬では受付で不祝儀袋を開封して金額をその場で確認するのです。私が持参した御香典の中身は会社規定による金額なのと、私とジャン妻の併せた御香典の金額は「新生活」の上限を超えているのがその場でわかってしまうのですよ。
平成24年にこっちにいた頃に通夜に3回ほど出席したら、その場で開封して確認するのに最初は面食らった。違和感があったがそういう習慣らしい。通夜の3回のうち1回は辞表を出した酔っ払いオンナの祖父が亡くなった通夜だったね。その後に辞表を撤回させたんだった。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-02-23-2
この時、私は間違って「新生活」の不祝儀袋を購入してしまい、ジャン妻と2人で「何これ?」ってなり、そういう習慣があるのを知った。

私は「会社関係」の受付に並んだ。
「次女のKさん(草6号の本名)の関係です」
そしたら結局お返しを受け取るしかなかった。
私は草6号の上役なので「会社関係」しかないのです。でも「一般」「新生活」どちらか迷っても、個人の考え方で決めれば良いだけです。
でも〇長はこういう習慣を知らないと思う。まさか自分の懐から出さないからといって「新生活」に並ぶのもヘンだし、会社の金だからその必要もない。そんなネタでソリ合わないオンナ他から物笑いのタネにするのもされるのも忍びない。

焼香後、草6号に挨拶された。目が真っ赤だった。
「予定してたのにお手伝いできなくてすみません・・・」
「何言ってんだ。こういう時は家族の傍にいるもんだ」
「わざわざお通夜にまで来ていただいて・・・」
グズグズ泣いてるのでこっちもやりにくくなり「自分はいつもこういう黒いスーツなのでいつでも通夜に行けるカッコなんだよ」とその場に相応しくない下手な返し方をしてしまったよ。
新生活についてこちらをどうぞ。
http://j-town.net/gunma/research/votes/101345.html?p=all

満車じゃねぇかよ.jpg
斎場を出たのが19:00過ぎ。雨の中をナビに頼りながら宿泊するルートイン高崎と提携している木屋パーキングに停めようとしたら満車だったのだ。
他に提携しているパーキングが無いかどうかルートインのフロントに電話しても繋がらない。自動音声で「混みあっていますおかけなおしください」だとバカヤロ。
木屋1.jpg
木屋2.jpg
木屋3.jpg
丸屋は有料.jpg
木屋パーキングの詰所にひとりの婆さんがいたので、
「木屋さん満車ですか?他にないですかねぇ。ホテルが電話に出んのですよ」
「お隣の丸屋さんだと有料になるからねぇ。そうだ。ウチの下に4台分あるから停めていいよ。そこから入って、廻って、2階に家がある下に停められるから」
「ウチの下」
「うん。停めていいから」
そこへくるまを廻したらなるほど住居の下がパーキングになっていた。でも既に3台停車していたので、そこだけ空いてた右端に停めた。
停めていいよの場所.jpg
停めて戻るところ.jpg
詰所に戻って婆さんに、
「右端に停めさせていただきました。もう3台埋まってましたよ」
「え?もう3台も停まってるの?」
婆さんは「聞いてない」と怪訝そうだった。「見に行かなきゃ」と言いながら外に出ようとした。
「この雨の中を?」
「これぐらいの小雨なら平気よ」と言いながら傘もささず、手押しくるまを押しながら私が停めさせて貰った駐車場に向かった。私も傘を持ってないのです。
案内してくれるお婆さん.jpg
「あ、ホントだ。いつの間に!!アナタのくるまどれ?」
「いちばん右のピンクのフィットです」
「いちばん右ね」
このピンクのフィットが翌日の散策場所で妙に映えることになるのだが。
ピンクのフィット.jpg
再度詰所に戻って仕切書を渡された。
「これをホテルのフロントに出して、朝出る時、そこの詰所にいる女性に見せればいいから」
仕切書.jpg
フロントには女性ひとりしかいなかったが、すぐに見知った男性スタッフが慌てふためいて出てきたのでチェックインできた。
「電話しても出ねぇじゃねぇかよ」とは言ったがね。
仕切書を見せながら「満車なんで木屋さんの詰所にいた婆さんの家の下に停めた。あの婆さんで大丈夫なんだよな」と親切心を受けていながら素性を疑うようなことを言った。
チェックインしてお返しの中身を開けたら、飲みたくもないお茶缶が3つ入ったかさばる箱物と、海苔、飴、小さい瓶の日本酒の詰め合わせだった。これを私の分と〇長(自身は金出しちゃいないが)の分と2箱も持ち帰らなかければならないのかよ。
結局そのお返しは翌日、支店に寄ってそこから宅急便で社に送って貰った。
〇長に通夜と草6号の様子を報告したが、新生活については説明していません。
ル1.jpg
その晩、何処で飲んだかというと。
草6号が家族で年に1~2回か来ていたという店がアタマに浮かんだ。
だがその店は、その頃の店ではなくなっている・・・。
コメント(2) 

はなまるうどんでいいですか? [グルメ&人間ドラマ]

社籍を離れて伊東甲子太郎の部署に引き抜かれるジャン妻は、これまでの業務引き継ぎで忙しい毎日です。
でもこれまでのルーチンワークからは外れた。
業務だけでなく、これまで一緒にランチしたことのない同僚たちとも「お別れ」のようにでかけているようだ。
ジャン妻がいなくなるとどうなるのか?
困る連中もいる。例えば、
「売上分析資料は誰がやるんですか?」(〇長)
「本社のサーバー管理は誰がやるんですか?」
「各現場のセキュリティ管理は誰がやるんですか?」
「PCが壊れたら誰に相談すればいいんですか?」
そういう声があがるとジャン妻はややムッとする。アタシの価値ってそれかよ。アタシは経理財務だよ。PCやシステム管理の手当てなんて貰ってないからね。
私も今年になってから、それまで7年間使用したPCのOSバージョンでは新しいシステムに対応できないことがわかり、PCを新規購入する稟申、購入手配、セットアップ、Officeやメール設定、ネットワーク諸々をジャン妻に委託した際に、大門の小料理屋でお礼のご馳走をしたのだが。「ご馳走するからセットアップしてくれ」って交換条件でお願いしたものです。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-01-18
そしたら今度は例のオンナ、私と永年ソリの合わないオンナのPCをUpすることになった。ソリの合わないオンナは全従業員の給与、保険、労務を担当しているので、処理能力が追い付かなくなってきたんだと。
ソリ合わないオンナのPCは去年の段階で購入してあるのだが、オンナはセットアップをしないまま、いつまで経っても旧型機種でキリキリやっているので、
「いい加減にPC変えたら?いつまで眠らせておくの?」(ジャン妻)
そしたらソリ合わないオンナは図々しいというか、
「〇〇さん(ジャン妻さん)がまだいらっしゃるウチにセットアップをお願いできないでしょうか」
しょうがないわねぇ。やってあげるわよ。そのセットアップは半日かかった。ジャン妻は自身の通常作業の合間にそれをやってセットアップ完了。
「何かお昼でもご馳走してくれるのかな~?」(ジャン妻)
半分本気で半分冗談だったというが、ソリ合わないオンナから返ってきた返事は、
「はなまるうどんでいいですか?」
「はなまるうどん?」
その会話は事務所中に聞こえた。
私もジャン妻もちょっと呆れたそうである。はなまるうどんがどうこうではない。ソリの合わないオンナの選択センスでもなく、後述する理由で呆れた。
「はなまるうどんだったら要らないわよ」(ジャン妻)

で、ソリの合わないオンナがジャン妻にお礼のご馳走しかけたなまるうどん、私は行ったことがないのです。
ウチの取締役連中(私より若いが)はよく行く。「うどん喰いに行こうぜ」「サササッとうどん喰いにいこうぜ」が合言葉。うどんが牛丼、吉野家になることもある。
アンタら役員報酬含めていい年収だろうに。新人や若手も誘って行ってますね。次世代の若い衆も上の者がそれじゃぁ憧憬を抱かないだろうな。
「はなまるうどんて美味しいのか?」
「ものによっては。アタシは小であんかけを食べたことがあるよ」(ジャン妻)
「行ってみっかな」
「それってもしかしてアタシとあのオンナをネタにするわけ?」
それもあるが。私もその日の昼を探すのがめんどくさくなり「いいや今日は吉野家で」「チェーン店で」「立ち喰い蕎麦で」どうでもいいなんでもいいモードの時もあるのです。
都内某所ではなまるうどんに行ってみた。10時半だったかな。
はなまる.jpg
揚げ物の数々.jpg
揚げ物に迎えられた。海老天、烏賊天、かき揚げ、ちくわ磯辺揚げ、コロッケ、さつま芋天、
レーンが伸びている。トレイをとってスライドして行けばいいようだが。
スライド式.jpg
掲示されているメニューを見た。
メニュー1.jpg
メニュー2.jpg
メニュー3.jpg
メニュー4.jpg
メニュー5.jpg
これは私の路線だろうか。
腹持ちするかなぁ。夕方になって猛烈に腹減ったりしないだろうか。
最初から何をどうしていいのかワカランので。聞いた方が早いと思い、
「あの・・・」
「ハァイ」(店のオバさん)
「ど、ど、どうやって注文すればいいんだ?」
「ハイまずトッピングを取っていただいて。あ、かき揚げですね。次に温かいおうどんか冷たいおうどんをお選びいただいて・・・」
「温かいのにする」
「小中大とございます」
「中だね」
これだけの短い遣り取りの間にすぐさま茹で上がったのはどういうオペレーションなんだろう。
「ではこの先でお会計・・・」
レジ手前にあるイナリ、お握りに見入った。
イナリ、1個100円、3個貰った。
席に着く前、揚げタマを少々撒いた。
温かいのか冷たいのか.jpg
おにぎり&稲荷.jpg
お会計.jpg
揚げ玉天かす.jpg
足りるか足りないか.jpg
かなり前に新大阪駅地下でこういうスライド注文のうどん店に入ったことがあるな。
丸亀製麺や讃岐うどんチェーンと同じかな。セルフ方式でビジホのバイキングにも似ている。
HPには「初めての方はとまどうかもしれませんが、一度体験していただければその自由さがやみつきになるはず。ご不明点などは、店頭スタッフにお気軽にお申し付けください。」
やみつきになる?そうはならなかったぞ私は。これきり行ってない。案の定夕方から腹の虫がグーグー鳴り出したからね。
うどん1.jpg
かき揚げ1.jpg
かき揚げを載せる.jpg
かき揚げ2.jpg
かき揚げ3.jpg
うどん2.jpg
うどん3.jpg
うどん4.jpg
いなり.jpg
はなまる.jpg
薄味なんですね。関東風の濃い味に慣れてるのでアッサリしてたな。
足りねぇな.jpg
「はなまるうどん行ってみたよ」
「どうだった?」
「いや~、駅のスタンドとそう変わらんな~。カバンがあるとトレイを運び難いし。で、アイツ(ソリ合わないオンナ)とはなまる行ったの?」
「行かないわよ。アタシは彼女に高い店でタカろうとしたんじゃない。離れる前に何か話があるとか、相談とか、会話のできる店にしたかっただけよ」
はなまるうどん、上州群馬にもあるのか調べてみたら、高崎、前橋、伊勢崎、太田にあった。
さすがに水沢うどんが氾濫する渋川、沼田方面にはない。安中、富岡、西毛地区にもない。水沢うどんに対抗してもね。ひもかわうどんとも別文化のようである。
コメント(4) 

上司の陰口は是か非か [居酒屋]

久々です.jpg
メ1.jpg
メ2.jpg
メ3.jpg
メ4.jpg
メ5.jpg
メ6.jpg
最初の膳.jpg
おとおし.jpg
この店、いつ来ても混んでて客層がウルサい。ロングカウンター席が無くテーブル席ばかりなのでうるさい客と隣になって会話にならない。
私らは声だかで議論したりしないが、こっちの気分もささくれ立っている時に来ます。逆に言うとあまり楽しくない時に来る方が多い。
ただ、料理が美味しい。写真は2回分です。昨年2017年は1回も来なかったこの店ですが、今年になってからご縁が復活した。改めてこの店は「こんなに料理美味しかったかな」と思うぐらいにどれも美味しい。手堅いししっかり仕事をしているものばかりなのです。
小さいカウンター席が2席だけある。店の外からでもそこが空いてるか空いてないかがわかる。こっちはどうせ2人なのでそこさえ空いてれば。
あれ?ガラ空きだぞ??
空いてる.jpg
「どうしたの今日は?」
「そうなんですよ。昨日もこんな感じで。困っちゃうワオホホホ(笑)」(女将さん)
「こんな静かじゃこの店じゃな~い」
酒.jpg
冷奴。塩でいただく。ネットリした味の濃い豆腐です。醬油より塩がいい。
やっこ1.jpg
やっこ2.jpg
おつまみお握り。やや辛いです。ビールに合うお握り。
つまみおにぎり1.jpg
つまみおにぎり2.jpg
つまみおにぎり3.jpg

肉巻アスパラはタレ風味。薄いバラ肉を丁寧に巻いてある。
肉巻アスパラ1.jpg
肉巻アスパラ2.jpg
この店のイチオシ。自家製薩摩揚げ。
さつま揚げ1.jpg
さつま揚げ2.jpg
つくね焼き塩。タレは温泉玉子付で後で出てきます。
つくね塩1.jpg
つくね塩2.jpg
つくね塩3.jpg
今日もジャン妻は鬱屈したものを抱えている。
「アタシって社内で浮いてるよね」
「そうだね」
否定しない。今頃知ったのか。己を知るのが遅過ぎんじゃないの?
浮いてるのはジャン妻の業務クオリティや姿勢が他と比べて抜きんでているからだが、ジャン妻は一般社員と共有するものを持っていないからだ。
「何でかな?」
「上司の悪口を言わないからだよ。」
悪口、陰口ともいっていい。
ジャン妻は意外そうなカオをした。そういうのが必要なのかと。
「アタシはそういうのイヤなの。Nさん(ソリの合わないオンナ)がよく〇長の陰口言ってるけどああいうのイヤ。聞き苦しい。いつまで言ってるんだって」
「言われる〇長が悪いさ」
「だとしてもアタシたちの〇長なんだから」
「そういうのを否定するから社内で浮くんだよ。上司なんてのは陰でイロイロ言われて当たり前でさ。上から押さえつけられたり押しつけられたりしている社員はそういうのを吐き出す場が無けりゃもたないんだ。」
「・・・」
「こういう店や赤提灯や暖簾はそういうのを吐き出す為にあるんだぜ。だからホラどの客もウルサいだろ。」
「・・・」
「アナタがそういうのを言わないのは結構だが、言う連中を否定しちゃダメ。そういうのは聞き苦しくても、言ってる連中は普通の会社員なんだから」
滔々と説教するハメになってしまった。

「何で愚痴や悪口を言う必要があるの。ではこうしましょう、どうしますか、そういう発展的な会話にならないの」
「そう前向きに考える社員ばかりだったら上は楽だよな」
「今日だってNさん(ソリの合わないオンナ)がウチのシマに来て『〇長(ジャン妻のシマの長)何処へ行ったんですか?戻りは何時ですか?』って詰問するんだよ。アンタの上司じゃないだろって。上のひとたちはデスクにいればいいってもんじゃないし、私らの知らないところで動いて問題に対応してるんだよ」
「陰でどういう動きをしているかは稀に私んとこにも情報が入って来るよ。でも私は上のクラスには同情しない。俺らより待遇いいし権限持ってるんだから。」
締め1.jpg
締め2.jpg
締め3.jpg
締め4.jpg
汁.jpg

最初の膳2.jpg
おとおし2.jpg
マグロ中トロ。イケますこれ。ギットギトでないほどよいノリ。
マグロ1.jpg
マグロ2.jpg
つまみホッケ。焼いてカットしたのか、カットしてから焼いたのか。
ホッケ1.jpg
ホッケ2.jpg
玉子焼きは2種類あって、「しょっぱいのと甘いのがございます」
玉子焼き1.jpg
玉子焼き2.jpg
前回塩味だったので、ツクネのタレ焼、温泉玉子入り。
ツクネタレ1.jpg
ツクネタレ2.jpg
ツクネタレ3.jpg
このモジャモジャはえのき素揚げです。カニミソダレに浸けていただく。
えのき素揚げ1.jpg
えのき素揚げ2.jpg
えのき素揚げ3.jpg
カニみそダレ.jpg
酒は緑川。七、月輪でいただいた大衆酒。新潟県魚沼市のお酒です。この店は新潟、山形、日本海側に特化しているものを出す。
締め13.jpg
ちりめんご飯に、アオサ入りで熱々の味噌汁。
あ、夜はご飯食べないようにしている禁を破ってしまった。
締め11.jpg
締め12.jpg
締め13.jpg
ジャン妻も100%言わないかというとそうでもない。でも少ないとは思います。
「アナタの場合、前社、前々社もそうだったが、最初の会社でもすぐ上に引き上げられただろ」
「そんなことない。それはアナタの認識が間違ってる」
「じゃぁこう訂正する。どの会社でも下積みをあまり経験していないんだよ。いつも上層部の近くに誰かしら接してたじゃないか。下で喘いでいるより上の薫陶を受ける時間の方が多かったんだ」
ジャン妻はそれは否定しなかった。
「あの頃の俺らの上層部は私らより年齢が上で経験も豊富なわけよ。だけど今の執行部は俺らより若い連中ばっかり。連中にしてみりゃ俺らが煙たいだろうし、俺らから見りゃまだまだな訳よ。俺らが浮いて当然さ」

ジャン妻は週刊誌を見ない。
スポーツ新聞を見ない。
ワイドショーなんか見向きもしない。
私もあまり見ない方だが、電車の中の中吊り広告はじーっと見る時がある。あの見出しはポイントを短く抑えてあるからである。
「そういうのを否定しちゃいかん。週刊誌やスポーツ新聞が売れるのも、くだらないワイドショーの視聴率がいいのも、大衆はそういうのに飛びつく、美より醜を見たがるものなんだから。」
「・・・」
「上は辛いよな。イヤならならなきゃいいのさ」
「アナタが言う?」
「???」
「自ら下りたクセに」
「下ろされたの。もう何年も前の話だぜ。もうそれについて俺を責めることはできないさ誰も」
「・・・」
ムフフ.jpg
私の懇々とした説教、意見にブスッとするジャン妻である。
「何で悪口嫌いなの?言わないね。聞き苦しいかな?」
「全然言ったことがないわけじゃないよ。発展性がないじゃん。それか、あ、イヤだなと思ったらそういう会話に付き合わないから」
問題点を洗い出すのを優先するわけか。
だけど人の(上司の)悪口をあまり言わない人なんてそうそういるもんか。
言ってる連中と合わない?当然だよ。
浮いてるって?当然だよ。
稀有な存在ではあるけどね。
店の外観1.jpg
逆に自分のことも聞いてみた。
「自分は人の悪口って多いかな?」
「多いか少ないかはわかんないけど。アナタの場合バカヤロウとか罵ってる時があるからねぇ」
罵ってる??
「飲んだ席では言ってないでしょ」
「少ない方だとは思うけど」
「まぁゼロじゃないよな」
(ゼロなんて人間いるのか。)
「こういう事例があったって話してるとそれが罵ってると思われるかもよ。事例を話題にしているからそれを悪口と取る人はいるでしょう。話題にするのはいいけどそこから、ではどうする?こうすればいい?何も力になれないかもしれないけど、そういう話に持っていければいいんだけどね~」
コメント(0) 

山の上にいた頃

ラ2.jpg
ここは伊豆高原の山側、赤沢別荘地の中です。
この建物、施設の名前はカタカナで表示されていたが、読みはフランス語です。検索すると医療系に近い制度化粧品が表示されるが、フランスのあちこちにある地名らしい。
現在も営業しているのだろうか。もし売りに出されているならその旨が告知されているだろう。そういう看板や掲示物はなかった。

「八幡野はペンション激戦区ですが、それが逆に強みになると思いました。ですが東伊豆はお買い物が大変で、雨が降ると土砂崩れするし通行止めになるし、最初はそれがわからず、赤沢地区という国道の反対側の山の上で 最初のペンションをしました」(さらの木、オーナーシェフ、Mさん)

このペンション?へ行くには伊豆高原から熱川方面へ走り、赤沢観音の先で左に緩いカーブの辺りから国道から逸れて右の旧道に入ります。
その道はセンターラインが無く道幅は広いとはいえないです。でも走行するくるまは少なくないので、大型車だと行き違い箇所が限られます。
若かりし頃(失礼)のMさんもこの旧道を生活道路として、あるいは仕入れのルートとして走っていた。
慎重に走行していると途中に前に取りあげた廃ループ橋が頭上に見えてくる。そっちに視神経がいったらいつの間にか対向車が来てたりする。
ル3.jpg

(Mさんはこの廃ループ橋を通ってはいないが、このループ橋とその先の道路が完成していたら、Mさんがいた赤沢の宿近くに直結していた可能性はある。
ある廃道Blogに計画ルートが載っていて、そのMAPには赤沢の宿も表示されていたのです。)

左手にルネッサ赤沢別荘地という一帯がある。そこからまだ先、右手に大手・名鉄不動産の赤沢別荘地の入口があった。
入り口.jpg
伊雄山1.jpg
真っ直ぐ遠くに山が見える。伊雄山(いおやま)という。
名鉄別荘地の一番奥にある山です。伊豆東部火山群系で標高462m、伊豆高原のシンボル・大室山581mより低い山です。
ヤマレコから。「伊雄山は伊豆東部火山群のひとつ。約2700年前に伊雄山・矢筈山・孔ノ山・岩ノ山を結ぶ直線上で同時に噴火が起こり生成された。
溶岩が海まで流れたのが現在の赤沢温泉。
伊雄山2.jpg
赤沢別荘地入り口一帯の左車線にはGATEがあり、くるまは右車線から時計と反対方向に迂回するような形で侵入します。
右手に管理事務所がある。本来ならこの事務所へ立ち寄り、入る旨、許可を得なくてはならないらしい。

-Mさん、あそこは別荘関係者しか立ち入りできないってことはないですか?赤沢は地図で見る限りはそこだけで閉じた世界のようだし。
「基本的には別荘関係者のみ入れます。ですが実際は会社の寮やペンションも数件あるので、関係者以外も入ってますね」

いきなり急カーヴ。急勾配が続いた。
歩道は殆どない。ハイカーもいない。移動手段はくるましかない。マイクロバスのようなのを見たが、コミュニティバスかどうかはわからない。伊豆高原駅への往復シャトルバスかもしれない。
目指す施設はナビには表示されません。GoogleMAPには表示されたので暗記した。別荘地に入ったらとにかく右方向の高台へ上がるのです。
普段ナビに頼っているとこういう知らない山道を走るのは神経を使う。私もジャン妻も次第に無口になっていく。沿線の写真なんか撮ってる余裕はなかった。
別荘が立ち並んでいる。何処もガレージにくるまがある。晴天下で洗車している高齢者の方もいた。
途中で普通に路駐しているくるまはタイヤにストッパーをはめていた。坂が急だろうが傾斜が急だろうがくるまが無ければここで生活できないのだろう。

「あ、〇・〇〇〇〇あるよ」
「???」
大きい分かれ道には大抵標識があって「ここは〇地区、右〇・〇・〇・〇・〇地区、〇・〇〇〇〇へ・・・」のように表示されていた。
私らが目指すフランス語圏のネーミング施設だけへの行き先だけを示す標識もあった。私の記憶では到着するまでに2箇所あったと思う。
でも初めて来た人は管理事務棟へ寄って、この辺り一帯のMAPでも借りないと厳しいかもしれない。

別荘地内の生活道路が続いた。
「昔、熱川にあったな」
「入って最初の道が悪かったよね」
今は引退したが、ジャン妻の父さん(私の義父)の経営する不動産会社が熱川に源泉かけ流しの別荘を所有していた。バブル崩壊で手放したが。
別荘地内の道路は管理会社がしっかりしていないと荒れるものなのだ。熱川はここ赤沢ほど傾斜が急ではなかったと思う。
ジャン妻はあまり当時のことを語りたがらない。
ラ4.jpg
着いた。これか。デカいぞ。
よくこんな高所にこれだけのものを。
塀で囲った露天風呂があるようだ。中は窺えないが、この中に大浴場があるそうである。
だが長居するつもりはない。誰何されるのも面倒だ。外からサッと見てすぐそこを離れた。建物にも驚いたが、それ以上に「ここまで上がって来るタイヘンさ」の方が印象に残った。
ラ6.jpg
帰りも来た道と同じ道。殆どギアをLOWに入れっ放しだったといっていい。
「凄いとこだねぇ」
でも普通に人が住んでいるし。
途中、相模湾が望める素晴らしい晴らしいビューポイントがあるのだが、そこに停める気にもならない。途中で下りたりせずそのままゆっくり下山した。

旧道に下りて帰りにまた例の廃ループ橋の下を通ったが、ループ橋はあれだけの高低差を多少でも克服する為の発想だったのだろう。
ル1.jpg
Mさんは伊豆高原駅への送迎もしていたのだろうか。でもあの場所まで宿泊客が歩いたとは思えないし。
如何に普段の己が平坦な世界にいるかを改めて思い知らされたよ。

-Mさん、赤沢に行ってきましたよ。急坂、ヘアピン、細い道、凄いところにいたんですね。仕入れタイヘンだったでしょう。私はあんな山上で生活できないです。
「見てくださったのですね。あの山の上に生活し始めたときはなんて素敵な人里離れたところに来たんだろうと嬉しくて嬉しくて。毎日お仕事が終わった後に犬とウロウロ散歩してましたね。」
-嬉しかった・・・ですか?
「風の音が目で見えるんです。ワクワクでした」
風って目で見えるものなのか。やはりMさんは只者ではない。常人とは違う感性をお持ちらしい。
実は前にUpした「さらの履歴書」シリーズの取材時にここ赤沢のこともインタビュー済みなのです。
赤沢ではどんな営業をされていたのだろうか。

-実際あそこに住んでみてどんなところだったのですか?
「赤沢は人里離れて素敵なところだと思っていました。宿の周囲に鹿や猪も来ました。可愛かったですね。住んでみて実際いいところでしたが、山を下りて日々の仕入れに行くのが大変だったんです。
夏は毎日満室で山から一歩も降りられず、仕入れを店に頼んで持ってきてもらっていたのですが、やはり、その日の魚を見ないと好きな料理が作れません。」
なるほど確かに別荘地には売店もコンビニも無かった。別荘地から外へ出るしかないのである。仕入れも宿泊客の送迎もタイヘンそうだ。
-何室あったんですか?
「8室です。」
-8室あったとなると、他に従業員もいたのですか?
「いません。私だけです。」
-おひとりで!!
「まだ始めたばかりで資金も見通しもなく、人を雇える見込みもわからず、とりあえず一人で始めました。そしたらそのうちそれが当たり前になってしまい、結局は3年ほど1人で続けました。始めた時が〇〇歳でしたので若かったのですね。今ではとてもとても無理です。」

実はジャンとMさんは同学年なのです。Mさんのスタートが〇〇歳で山の上で約3年、下りて現在の宿の前身であるCafeで1年、宿に転換してもうすぐ10年、間に準備や工事期間を入れたら現在と概略一致するようだ。

-閑散期はともかく繁忙期もおひとりで?
「はい。でもひとりの時は最高で6組までしか予約を取りませんでした。ひとりで飛び回って掃除してましたね。どこに行くのも手ぶらではいかずあっちこっち拭きながら歩いたものです。
掃除が終わるのも14時半頃までかかり、チェックインぎりぎりの時もありましたね。お昼ご飯は掃除しながら立って食べてましたよ。(笑)」
「夏休みは20日以上全く休みなく続けて満室でしたので、伯母にお掃除を手伝いに来てもらってました。(土)(日)は主人が手伝いに来てましたね。」
「なので休みの時は倒れこむように寝てました。忙しすぎてお客様には今考えるとご迷惑をおかけしていたと思います」

-赤沢でのウリは何だったのですか?
「大きい露天風呂が一番のウリでした。」
これです。HPから。
宿のHPから.jpg
-もしかして現在の丸い風呂は赤沢の露天風呂からパクったの?
「そうです。今より大きいですけど」
朝21.jpg
-赤沢でも八幡野温泉から温泉を引いてたのですか?
「同じ源泉なのですがあそこは冷泉でした。やはりあれだけの山の上まで引くとそこまで到達するまでに冷えてしまうのです。夏はそこそこぬるめの温泉でしたが冬は完全な冷泉でしたので、沸かして利用してました。」
-あそこは冬場だと路面も凍結するのでは?
「凍結します。雪も降りますし積もります。露天風呂の屋根の上に乗っかって雪下ろしをしていましたよ。雪が降ると大変でしたね。細腕でバケツでお湯をかけて・・・あの頃は細かったんですよ。(笑)」
-いやいや今でも細いでしょう腕だけは。
「笑、朝も4時に起きてました。夜中も何度も起きてお客様が出るたびに露天風呂(貸切制度だったので)のお掃除をしてました。お客様のおくるまが出られるよう駐車場が凍らないようにも。」

-お料理はどんな路線だったのですか?現在と同じようなもの?
「もう少しこぢんまりとしたお料理でしたが基本スタイルは今と同じですね。前菜数品、焼き物数品、メインのお魚、メインのお肉、お刺身、デザートです。リピーターさんがついてくれたんですよ」
そのリピーターさんたちは現在も来てくれてるかも知れない。
「お肉料理の付け合せにキャベツの千切りを出してましたね」
さらでは殆ど出ないけどね。あ、今回でましたね。ちょこっとだけ。
キャベ1.jpg
-その頃からキンメの煮付やサーモンのタタキが出されてたとか?
「いいえ、料金が1万円以下の設定でしたので地物の金目は購入できず、切り身の金目をお出していました。
ウエルカムお菓子は用意できませんでした。時間的に無理でした。お着きの時はハーブティーをお持ちしてました。
あ、でも〇〇さん(私のこと)のお好きなサーモンのたたきは出してましたよ」
前菜4.jpg
「夕食の時は急いでダイニングに配膳して、また慌てたように厨房に戻るのでお客様が声がかけられず、ごはんのおかわりやお酒のご注文もままならない状況でした。今考えると反省点ばかりです。」
「夕食の最中は皿洗いをする余裕がなく、幸いオーナー室が厨房の隣でしたので、とりあえず使用済のお皿はオーナー室のテーブルの上にドンドン置きました。厨房を空けておかないと次のお料理が出せないからです。お食事が終わってから皿洗いをするのですが、終わる頃には22時を過ぎてましたね。」

Mさんは山の上で鍛えられた。誰かに鍛えられたのではない。自分で自分を鍛えた。よく3年もったものである。
「今思うと始めたばかりでしたので全てが暗中模索でしたね。無我夢中でしたので宿のセールスポイントを思いつくよりも、失敗がないようにとそればかりの毎日でした。」
「若かったので3年いましたが最後の方は体力的にかなり限界になりました。それで赤沢の山を下りて八幡野に来たんです。」
それでよかったと思うが、Mさんが山の上でひとりで廻した日々は得難い経験だったに違いない。
その頃、厳しい中で得た力を、現在の宿に注がれて開花している。
朝5.jpg
-またあの山の上へ戻りたいと思ったりします?
「今はこちらに住み慣れたのでもうお山には住めないかもしれません。仕事をしているうちは不便ですから。でも住めば都でしたよ。」
-あの場所を住めば都といえるのが凄いですね。
「笑、次回はベーコン、リベンジさせていただきます!笑」
あれはちょっと焼き過ぎだったね。
ラ5.jpg
Mさんが山を下りた後、このペンションは「ペットと泊まれる宿」として存続したが、あるリピーターさんの宿泊記には「2015年8月25日で閉館」とあった。
施設のHPには「露天風呂のある素泊まりのペンション」とあるが、2017年11月で更新が止まっている。
コメント(0) 

デザートのせめぎ合い [さらの木]

朝1.jpg
朝2.jpg
朝3.jpg
朝4.jpg
朝5.jpg
朝6.jpg
朝7.jpg
朝8.jpg
朝9.jpg
朝10.jpg
朝11.jpg
朝12.jpg
朝13.jpg
朝14.jpg
朝15.jpg
朝16.jpg
朝17.jpg
給湯が止まった。
部屋を出て下に下りる時は、空いたポットを私が持って、部屋の鍵はジャン妻が持つのですが、私は部屋を出る時に部屋の鍵を強奪した。
「あ、鍵!!」
「渡さない」
「返して!!」
「ヤダ」
同じ部屋なのに何を諍いしているのか。デザートが出される前に私だけ先に部屋に戻ろうと離脱作戦を敢行しようとしたのですよ。
私は年々甘いもの、酸味があるもの、柑橘系がますます苦手になってきている。もともと別腹もないし。酢の物やヨーグルトなんか超苦手。
(ヨーグルトが苦手な理由は酸味と別にもあるのですが。)
サラダ、スープ、パンとバター、プレート3種盛り、それらを片付けたらサッサと部屋に戻って寝そべりたい。デザート要らない人間なの。だから鍵を強奪したのです。
船山温泉のように鍵が2つあればいいんだけどな。
何故鍵があるか.jpg
サラダ1.jpg
サラダ2.jpg
サラダに鶏肉(ササミ)が載ってるぞ。
ホントMさんは肉が好きだな~。どっかの髭を生やした館長と一緒で肉食なんだな。宿の経営者は肉が好きな人が多いのかな。
サラダ3.jpg
何のスープだっけ。蕪のポタージュだったかな。
スープ1.jpg
スープ2.jpg
「手前の丸いのは餡パンです」
「餡パン?」
甘いもの、アンコが苦手な私に言ってくれたのだろうけど。
この餡パンとベーグルは家に持って帰った。おやつに食べたジャン妻は、
「餡パンは朝ごはんに合わないわよねぇ」
「アナタに対するウケ狙いかも」とも言ってましたよ。
パン1.jpg
いつも朝に出される御殿場ソーセージは、私のたっての願いで昨夜のビールに合わせて出された。もう一組の方たちもそうだったのかな?
となると朝はベーコンかハムで・・・だったのだが。
プレート1.jpg
プレート2.jpg
ベーコンのミイラ.jpg
(-“-;)

キッシュ.jpg
リゾット1.jpg
リゾット2.jpg
野菜オーブン.jpg
珈琲.jpg
で、珈琲が出されて、食べたくもないデザートを待ってなきゃならない。苦手なものが出るのをわかっていてこうしてじーっと待ってるのってツラいよ。
この待ち時間と、苦手なデザートを省略してサッサと部屋に戻ろうとしたのだよ。だから鍵を強奪したの。そろそろ戻ろうと腰を上げかけたら、
「鍵返しなさい」
「ヤなこった」
「今席を立ったらアタシが恥かくし、Mさんを傷つけるでしょう」
ジャン妻に静かに猛反対された。
Mさんに失礼だというのである。
Mさんが哀しむというのである。
「そこに座ってなさい」と凄まれる始末である。
私は折れた。
フルーツ1.jpg
料理って何でも塩が必須、肝心要じゃないですか。私はいただいた料理の塩加減をドリンクで消した余韻が好きなんですよ。そこへデザートやフルーツを無理して押しこんだらその余韻が消えちゃう。別世界へいってしまう。
居酒屋のメニューにデザート、本日のアイスとか載ってるとゾッとするね。
甘いもの、デザート系は普段から避けてます。披露宴なんかでも女性にあげちゃいます。会社でも女性社員が差し入れの甘いお菓子を配ってるけど私のとこには持って来ようともしないです。
それは、要らねえ、俺がそんなん喰うと思うか、そういう心無い発言の積み重ねなんだけど。さらでもデザートを「後ろの(テーブルの)客にあげてくら」とやりかけて眦吊り上げたジャン妻に制止されたことがあります。
前夜の素晴らしいディナーの後でMさんが、
「デザートはお部屋にお持ちしますか?」
「要らねぇ」
これ、フテ腐ってるのでも意地悪言ってるのでも何でもないです。ホントに要らないから言ってるだけ。もったいないじゃないですか。
さら滞在中にデザートが3回出されます。ウエルカム、ディナーの後、そしてモーニングの最後に。いずれもジャン妻は私の分もひとりで食べてます。食べざるを得ない。
「さらに行くと2kg体重が増えてる」(ジャン妻)
そりゃ私のせいか。
デザート比較.jpg
ジャン妻のデザート.jpg
デザート比較.jpg
「ご主人にはフルーツだけにしました。お載せしたアイスクリームはそんなに甘くも酸っぱくもなくて・・・」
「・・・」
それでも私は固まった。目と目の間が険しくなったかもしれない。
「みかんなら平気でしょう。メロンだって湯神で出されるし」(ジャン妻)
「・・・」
私のも強奪したジャン妻.jpg
朝21.jpg
朝22.jpg
朝23.jpg
朝24.jpg
朝25.jpg
朝26.jpg
朝27.jpg
予約の難しい人気のこの宿で「デザート要らねぇ」派は私だけだろうけど。
さすがに会計の時にジャン妻は、
「この人(私のこと)ホントダメみたいなので、次回からは」
無しにしてくれって。でもそれでもMさんは食い下がる。何かかろうじていけるものはないかと。完璧主義なのかも知れないね。
「文明堂のカステラか何かでいいのよこの人は」(ジャン妻)
「ぶ、文明堂??」
「ああいう生クリームが載ってないものなら」
だがそれだと既製品になってしまう。
「マフィンとか、パンケーキなどは如何?」
「マフィンってMACで朝に売ってるあれか。ぱんけぇきぃ?ガムシロップとか載ってなければ。塩でも振っといてくれないかなぁ」
願わくば塩味のスナック菓子、煎餅なんかできないかな?
朝28.jpg
「ベーコン焼き過ぎましたかね?」(Mさん)
「ちょっとね」(ジャン妻)
ちょっとどころじゃない。あれは肉の脂が全部落ちてパリパリになってた。御殿場ソーセージは包まれた中に肉の旨味と脂が詰められてるから「カリカリに焼いてね」だったのに。今朝のはベーコンの干物だった。ミイラ化してた。
「じ、次回、リベンジします」
次回ヨロシクです。明日はさらの原点に迫ります。それは山の上にある。
コメント(0) 

Night Museum [さらの木]

プチ1.jpg
ドライヴの御守りプチ(プチペンギン)が相棒のヴィー(ToyotaVistaの景品)とふて寝をしているところ。
すっかりこの宿で認知された感があるが、例によってMさんに子供扱いされたのを怒ってる。
前回は「あらプチちゃん」
今回は「プチちゃん、ちゃんとお風呂入ってるの?」
それまで部屋の入り口側に背を向けて寝てたプチはムッとして起き上がった。テーブルの上でダンダン音をたてて撥ね飛んで怒りを露わにしたがMさんは動じない。
「風呂ぐらい入ってらい」(プチ)
そして二次会、夜食、寝酒、塩辛の残り、デザート類が並んだ隅に憮然とした表情でミニ仁王立ちのプチ。
プチ3.PNG.jpg
二次会スタート。これだけ載ったお盆をMさんひとりで1回で持って来る。
あの細腕で!!
プチ4.PNG.jpg
二次会2.jpg
二次会3.jpg
Mさんが出てったあともプチはオカンムリである。
「あの女将め」
「女将とは何ですっ。Mさんと言いなさいっ」(ジャン妻)
「いつもいつも子供扱いしやがって。風呂ぐらい自分で入れるワ」
度々述べるがプチ公は小さいだけで成人したオトナのペンギンなのです。子スズメではない。
「男子の面体を指で押しやがってからに」
「今夜もかまって貰ってよかったね」
「るせぇ。だから部屋に来たくなかったんだ。くるまの中にいりゃぁよかったんだ」とムズがるプチをムンズと掴んでポケットにねじ込み、部屋に持ち込んだのはジャン妻。
「いつまで寝酒とデザートを喰らってやがる。早く明日に備えて寝ろよっ」
「今寝たら朝早く起きちゃうでしょ」
かと言って私らは宿でTVを見る訳でもない。さら専用のBGMを流しながら飲み食いした後は横になるか寝そべっているだけです。
「先に寝てなさい」(ジャン妻)
プチ2.PNG.jpg
夜1.jpg
夜2.jpg
夜3.jpg
夜4.jpg
夜5.jpg
夜6.jpg
夜7.jpg
夜8.jpg
夜9.jpg
夜10.jpg
夜11.jpg
夜12.jpg
夜13.jpg
夜14.jpg
夜15.jpg
夜16.jpg
夜17.jpg
夜18.jpg
夜19.jpg
夜21.jpg
夜22.jpg
夜27.jpg
夜26.jpg
夜も更けて.jpg
夜23.jpg
夜24.jpg
夜25.jpg
ホゥ、ホゥ、ホゥ・・・
梟の鳴き声が聞こえた。
さらを覆った夜の帳の向こう側、森の何処かにいるらしい。
おそらくその梟はMさんが遣わした宿と森の番人であろう。
コメント(2) 

夜の御殿場ソーセージ [さらの木]

メインプレート6.jpg
さらの朝に出される御殿場ソーセージグリル。
表面パリパリで、中から肉汁がジュワッとにじみ出る。
家でジャン妻が作る炒めたシャウエッセンは焦げ目が付かない生焼けだらけ。
「家でもさらみたいに焦げめを付けてくれよ」
「ウチはフライパン、さらではオーブンで焼いてるのよっ」(ジャン妻)
で、この御殿場ソーセージ、夜にビールと合せたらいいな~とずーっと思ってた。
さらの前菜に加えて貰ったのだ。
前菜1.jpg
前菜2.jpg
マスタードは酸味があるので避けて熱いソーセージにそのままかぶりつき、冷たいビールで喉を鳴らす、ビール飲み至福の瞬間である。これでサワークラフトがあれば本場のドイツですね。
前菜7.jpg
前菜3.jpg
前菜4.jpg
前菜5.jpg
前菜6.jpg

刺身1.jpg
マグロ、アジ、サザエ(肝はジャン妻の腹中へ)カンパチ。そして鯛・・・。
白身の鯛だけ2枚なのは寂しいが、鯛の残り身はこの後で焼き物に出された。
「さらって刺身要ると思う?」
「あってもいいけど。アタシは別に盛り合わせでなくてもいいな」(ジャン妻)
「カルパッチョとか?サザエ早く喰えよ」
「サザエは日本酒がいいのよ」
最初に来た2011年頃に比べると、今は前菜も刺身もかなり豪華になっている。
刺身2.jpg
刺身3.jpg
刺身4.jpg
刺身5.jpg
刺身6.jpg
刺身7.jpg

海老1.jpg
海老の香草焼き。アタマ、殻、尻尾も食べられますが無理しないように。歯が丈夫じゃない人は自己責任でお願いしますよ。
海老2.jpg
海老3.jpg

焼き魚1.jpg
鯛を使ったポワレ。何とかオリジナルソース。
焼き魚2.jpg
焼き魚3.jpg
鯛は皮カリッ、身はアッサリ、そこをソースでカバーするのだが、やや酸味が強いソースだった。白身にはクリームソースの方が合うよ。
前はこの辺りでアヒージョとか、ブイヤベースとか、アブラまみれの魚介類が出されたが、私らも齢を重ねてそういうのがキツく重たくなってた。
飲む酒量も減った。数年前はビール、赤&白ワインフルボトル、そして寝酒に冷や酒、軽くいったのだが今はもうこれぐらいです。
お酒.jpg
私らは由比蒲原にある神沢川酒造場「正雪」を飲んでいます。さらには二合入れる器は無いらしい。1合の器が2つ、あれ?3つ並んでいますね。
3つめはMさんがプラーベートで飲んでる何処かの大吟醸。それを少し分けてくれたのだが、感想を聞いたら、
「正雪に比べるとどうかしら」
飲んでみたら甘かった。
「甘いねこれ」
「そう。甘いんです。いつも飲まれてる正雪の方が美味しいかな」
そう言いながらもう一組のお客のテーブルへ歩み寄っていかれた。
「美味くない酒を俺らにススメるか普通」
聞えないように言ったつもりだがMさんはすぐ戻って来られて、
「あ、今の聞こえた?」
「き、聞こえました・・・」
Mさんは日本酒をいろいろ飲んでいるらしいがいつ飲むんだろ。客が寝静まった頃か休みの前の日か。
部屋でひとりブツブツいいながら手酌で飲っているのだろうか。
和1.jpg
床のタイルを引き剥がしてきた台に載せた和の肴の数々。焼き空豆、大好きな塩辛、タケノコと野菜の煮物、あ、私の嫌いなカボチャが入っている。
桜海老てんこ盛りの軍艦巻き、桜シウマイ。
「崎陽軒のシウマイじゃないっですよ」
割ってみた。
「あ、崎陽軒だ」
違います。全て手作りです。
和2.jpg
和3.jpg
和4.jpg
和5.jpg
和6.jpg
和7.jpg
和8.jpg

ステーキ1.jpg
ステーキ2.jpg
ステーキ3.jpg
メインは肉肉です。ではステーキとローストビーフどちらを先にするか。
「ステーキが最初がいい。逆だと入らないかも」(ジャン妻)
という訳でステーキが先に出されたのですが、ステーキに添えられた野菜は・・・
キャベ1.jpg
あ!!キャベツだ!!
「キャベツが出ないって仰るから・・・」
箸で摘まんでみる。ちょっとだけしかないぞ。まぁキャベツはキャベツでしかない。トンカツ屋や生姜焼のように山盛りで出されるわけじゃないし。
「キャベツは旅館ではあまり出ない食材だと思いますね」と言っていたのは船山温泉のT館長だが、Mさんも「前いた山の上(赤沢)の時代はキャベツの千切りがお肉の付け合わせでした。キャベツは本当に使わないですね。何となく定食屋さんぽくって使ってないのかもしれません」
「キャベツ高いからだろ」
「違いますっ」
「最近やっと値が落ち着いたから仕入れたんだな」
もう一組のお客に聞こえるように悪態を放った。
キャベ2.jpg
ステーキ4.jpg

ロースト1.jpg
ロースト2.jpg
このローストビーフの薄さ。何か技、極意があるのだろうか。よほどいい包丁を使ってるに違いない。
ロースト3.jpg
ロースト4.jpg
ビールに合う料理。
白ワイン、赤ワインに合う料理。
日本酒に合う料理。
全て叶うのがさらの凄いところです。それらを殆どMさんひとりで。
夜20.jpg
御殿場ソーセージにビール、ついにその念願が叶った。言ってみるもんだな~。
いつか船山でもジビエソーセージをグリルでお願いしてみよう。さすればビールの売上が上がるというもの。
では翌朝はソーセージでなく何が出されたのだろうか。(笑)
コメント(0) 

南部路 [船山温泉近郊ネタ]

朝1.jpg
青空の下、新緑に彩られた船山温泉。
この時期の船山温泉がいちばん好きです。
周囲に何もないだけに、そこにある自然と調和した宿とその周辺の風景が映えます。
朝2.jpg
前日、清掃と水替えで水が少なかった池も水が満たされていた。
昨夜背鰭を出していた鯉たちも悠々泳いでいる。
朝22.jpg
朝3.jpg
朝4.jpg
朝5.jpg
朝6.jpg
朝7.jpg
朝8.jpg

朝21.jpg
朝23.jpg

朝11.jpg
朝12.jpg
朝13.jpg
朝14.jpg
朝15.jpg
清水が硫化水素の香がやや強かった。窓を全開にしてみる。
朝33.jpg
朝34.jpg
朝31.jpg
朝32.jpg
軽トラがスピンしている音がしたので見たら、駐車場に作業員の後姿。
T館長の父御だった。重機も動かしてましたね。
リハビリ兼ねて山仕事に復帰したらしい。これだけの自然の中にいれば復調も早いだろう。

「そろそろ出立か?」
寝床から起きてきたプチとヴィー(ドライブの御守)
朝40そろそろ帰るのか?.jpg

朝41.jpg
朝42.jpg
朝43.jpg
10年前よりは飲まなくなり食べなくなった私らですが、基本が上がったからやはり5万いきますね。もう船山温泉は高級旅館になった感があるな~。
今後はどうなるかな。ジャン妻がもうすぐ現社の籍を離れて伊東甲子太郎の許へ行くので、次の船山再訪は現段階では未定なのです。伊東の下でどういう業務をさせられるのか、それによって日常がどうなるのか全くわからないのだ。
この船山行の後、週が開けた初日にミーティングがあるらしい。
ルーチンワークではなくなるのは確かだ。
ジャン妻はルーチンワークは嫌いらしいが。

あれ?朝餉の写真は?
前回も無しでしたが、今回も朝食無しにしました。身延街道沿いのグルメを探訪しましょうということで。
前回の大和峠「うな富士」はモノ凄いウナギだった。今回は普通の食堂です。数年前までは船山温泉で連泊した場合、前日までの予約制で幕の内弁当を出前していた「南部路」です。
私は先に荷物を持って駐車場に出た。その間フロントで、
「これから南部路へ行かれるんですよね」(T館長)
「え?そうなんですか?聞いてない」
この時ジャン妻は、南部路を南部寺、寺と勘違いしていたらしいのだ。
「お寺に寄るんだ。朝兼昼ご飯はアナタが考えるのかと思って」
寺じゃないよ。船山温泉を11:00前にチェックアウト、彼岸花街道をダラダラ下って、身延街道(富士川街道沿い)の交差点、新船山川橋を左折して身延方向へ走ってすぐです。
お寺かと思っていたジャン妻は、着いたところが年季の入った食堂なのと、店の外観に唖然、拍子抜けした感がある。
南部路1.jpg
南部路2.jpg
南部路4.jpg
南部路、いいネーミングである。町の名前そのもの。地元南部町を代表する食堂といっていい。
だがオカシイ?
開く気配がないのである。
田舎によくある。ネット上には11:00開店となっているのに、実は11:30開店の店って。群馬なんかにもそういうアバウトな店が多い。
南部路3.jpg
しばし待ったが開く気配がないので電話した。
「昨夜船山温泉のTさんとこに泊まった者ですが。お店って11:30からでしたっけ?」
「何名様でしょうかぁ~」
開店時間を応えないかわりに人数を聞かれた。
「2人なんだけど。もう敷地内に入ってます」
「じゃぁどうぞ中に入っちゃってくださぁい」
アッバウトな店だなぁ。後でT館長は「強引ですね」と笑っていたが、入れてくれたのは地元の名士たるT館長の船山温泉を出した効果であろう。
南部路5.jpg
店内.jpg
テーブル席と小上がり、座敷で占められていた。座敷には「予約席」の札が置いてあった。
「お座敷以外でしたら何処でも大丈夫ですよ~」
法事でもあるらしい。
今はまだ開店前なのか、こんな早い時間にお客はそうそう来ないから来たら入れたらいいやと思ってるのか、法事の予約客で今日のノルマはクリアしているからマイペースで営ろうと思っているのか。のんびりした店だな。
この店、南部路を事前予約して、ほうとうか釜飯をいただこうかとも目論んでいたのだが、船山の館内、特に堰堤側の215号室は携帯が繋がらないのと、ほうとうではないけど猪鍋、釜飯もいただいているのでその気が失せてしまった。チープにいこう。
ジャン妻は「湯神」「船山」「さらの木」の後だと大抵2kg体重が増加するのだが、珍しく、
「カツ煮定食にする」
カツ煮定食だと!!
私も同じにした。この幟がホントなら甲斐国ブランド肉を使っているんだろうというもの。確かこの豚肉は船山温泉でも使っていたような。
甲州富士桜ポーク.jpg
お茶持ってきてオーダー聞きに来たのは地元の体育会系のバイト君ですな。おそらく望月、佐野、武井、武田、遠藤、この辺りによくある姓に違いない。
そのバイト君、雰囲気が「風林火山」の春日源五郎(のちの高坂弾正、演:田中幸太郎さん)によく似ていた。ルックスじゃなくて雰囲気が似ていた。緊張しながらも丁寧で礼儀正しいTALKに店内を爽やかな空気が吹き抜けた。
ジャン妻.jpg
メニューをパラパラめくる。メニュー数は多い方だと思う。
フォントを詰めたら7頁も要らないとは思うけど。見やすい。
メ1.jpg
メ2.jpg
メ3.jpg
メ4.jpg
メ5.jpg
メ6.jpg
メ7.jpg
「このうどん、追加していい?」
ジャン妻の眦が釣り上がった。眉間に縦皺刻んで「ダメッ!!」
メ9.jpg
箸が四角いのに挟まってる。
これ外すと箸置きになるのです。
箸1.jpg
箸4.jpg
「おぉ~い」
「ハイただいま」
さっきの雰囲気春日源五郎が来た。
「刺身蒟蒻できる?」
「ハイできます。おひとつ?」
刺身蒟蒻1.jpg
刺身蒟蒻2.jpg
あ、これ、メチャ美味なんだけど。
刺身蒟蒻なら群馬にもあるだろって?いやいや、群馬は奥ゆかしい県民性が裏目に出て、夜の店では地産のものを余所者に出さない傾向にあるのですよ。刺身蒟蒻なんて群馬の居酒屋メニューにないです。食べたことないモン。
「これは美味しいね」(ジャン妻)
一杯飲りたいところだが。
船山温泉で刺身蒟蒻は扱ってないのかな。岩魚が苦手な客っているだろ。内々で湯葉とかこういうのを出してるのかも知れない。
刺身蒟蒻4.jpg

カツ1.jpg
カツ4.jpg
春日源五郎がカツ煮定食を持ってきた。
これも普通以上に美味しいね。デカいし、厚いし、熱いし、揚げ具合もいい。田舎(失礼)らしい甘めの味付け、浸み具合、玉子とのバランス、完璧じゃないか。都内のどのランチのカツ丼より美味しいぞ。中身熱々だし。
カツ2.jpg
カツ3.jpg
カツ5.jpg
カツ6.jpg
「おぉねぇがぁいしますぅ」
また源五郎が来た。
「ハイなんでしょう」
「ご飯半分だけくれ」
我ながら横柄な注文の言い草だが、体育会系ぽいから慣れてるだろう。
ミニカツ丼にしてみた。ツユだくにしようとしたらまた睨まれた。
カツ7.jpg
カツ8.jpg
カツ9.jpg
完食.jpg
「ごぉちぃそうさまぁ」
「あ、少々お待ちください。よろしければ珈琲をお持ちしますから」
またまた源五郎が登場してアイス珈琲を持ってきたがこれにジャン妻は感激した。喰ったらすぐに追い出される港区の居酒屋ランチと違うんだ。
近年、食後のコーヒーって絶滅傾向にあるからな。店側もゆっくりさせない。利用者側もゆっくりしてられない。忙しない日常にいるのです。
食後のアイコ.jpg
レジで会計時に、
「美味しかった!!」
吠えるように言った。お世辞じゃない。ホントにそう思ったから言ったの。
だが次のひとことは余計だった。
「船山温泉の朝飯より美味いぜ!!」
地元同士を諍いさせかねないこの心無い比喩に店主(男性)、サブ(男性)、女将さん、バイトの源五郎君はやや固まり返す言葉に窮した。
「どーもありがとーございます」と私らに返すのが精一杯だった。

「どうだった?」
「まぁ美味しかった。最後にコーヒーが出てきたのはウレしかった。最後のアナタのひとことは余計でしょう?食べたもの(朝飯とカツ丼)の路線が違うんだから」
南部路6.jpg
後でT館長に聞いてみた。
「前は連泊した際に、前日までの予約制で南部路さんの弁当を取っていたでしょう。あれは廃止したの?」
現在船山温泉のパンフには連泊の際は「おにぎりかうどん」になっている。それもバカ高い。(汗)
「いえ、廃止はしておりません。現在もございますよ。表に出してないだけです。」
まぁ他所から出前取るよりも、館内にあるものを出して儲けた方がいいからね。これも悪い意味じゃないですよ。
「南部路、美味しかったですよ。従業員の感じもすごくいいし。お知り合いですよね?」
「安心しました。南部路さんとは仲がいいですよ」
ただ、11時OPENならその時間にちゃんと開けようぜ。
コメント(2) 

船山温泉99の謎128&129&130 [船山温泉]

釜飯が並ぶ.jpg
釜が並んでいる。
大きいもの小さいものまである。
ひとり客が増えているそうです。
私は初めて泊まるひとり客に言いたい。「多分足りないよ」って。

船山温泉99の謎128 船山の山菜は天然なのか?

最初に並んだもの.jpg
前菜1.jpg
前菜2.jpg
前菜3.jpg
岩魚刺身1.jpg
イワナが小せぇぞ。
大きい黒い皿に載せるから余計に小さく見える。
身が締まって味はいいけど。
岩魚刺身2.jpg
塩を少し。醬油も少しだけ。コリコリした食感で口中に甘味が広がります。
それより山菜盛り合わせを見てください。
山菜盛り合わせ.jpg
長さや茎の太さが不揃いでしょう。規格も何もないし。
山菜2.jpg
天然の山菜です。よく都会で出される栽培された山菜じゃないです。これら山菜、近隣の山から採って来るそうだが場所は教えてくれなかった。
採るにしても地元のルールというものがあるに違いない。根こそぎ全部採らないとか、後々再生できる範囲内で採るとか、これから大きくなる前の小さいものは採らないとか「入ってはいけません」「採ってはいけません」のような立て看板を意識するとか。
でもいちばんのルールは、「場所を教えてはいけない」だと思うのだ。
山菜3.jpg
瑞々しい山菜だ。こうして食べてみると、山菜って水煮や天ぷらがいちばんツマんない食べ方なんだなと思う。

野菜は栽培されているもの。山菜は自然に生えているもの。野性植物の食べられるものというわけですな。その違いですよ。
野菜は品質改良されているから味も良く収穫量も多い。山菜は味に苦みや灰汁がある。それが独特の風味ともいえる。収穫量も少ない。
だからスーパーで売ってる水煮や、駅のスタンドや田所商店のトッピングは山菜だが栽培された山菜ともいえる。でないとスーパーにあんなに大量に並ばないと思うよ。
いちばん多いのは水煮だね。自然ではなく栽培されている山菜が広く流通して消費者を騙しているんだろう。
フキノトウなんてジャン実家の庭にも生えてるけど、こういう山菜や甲州馬刺を日々あたりまえのように食べてるのかな。会津では普通に食べているそうだが。
「山菜は多少は食べますが、基本的にお客様優先ですね」(T館長)
「T館長って肉食だもんね」
「仰るとおり自分は肉食です。9:1の確率で肉ですね」
「9:1の比率で肉!!」 (ジャン妻)
「そう。ほとんど野菜食べないらしいぞ。東日本大震災の計画停電の時も空調効かない状態でフロントの裏でジュウジュウ焼肉焼いてたもんね。トンカツ屋に行ってもキャベツ食べないんでしょ?」
「肉食ですけど・・・キャベツは食べますし、逆に好きなんですが」
「でも船山温泉って、さらの木と一緒でキャベツ出ないね」
(白菜、ネギは出ます。さらの木はそれすら全く出ない。香味野菜が多い。)
「特に理由はないですが、キャベツは旅館ではあまり出ない食材だとも思いますね。何かストーリーのあるキャベツであれば食材として採用しますが」
山菜1.jpg
素揚げに添えられている山菜も苦くて美味しいが、前は野蒜の和え物だったんだよな。あっちの方が好きだな。
素揚げ1.jpg
素揚げ2.jpg
素揚げ3.jpg
山菜4.jpg
猪鍋1.jpg
「猪鍋のお野菜の量を増やしてくれってご要望がありましたけど、お身体の具合か数値でも悪いんですか?」(T館長)
確かにそう要望しましたが。体調や数値が悪いわけではないよ。数値なんか数年前より全然いい。
「前は特別料理も追加のお酒も全て召し上がってたから、大丈夫なのかなって思って」(T館長)
それだけ齢を重ねたということ。前ほど食べれなく呑めなくなってきたということだよ。
「でも肉多いね」(ジャン妻)
「オカしいな。野菜多めとは言ったが、肉少な目とは言わなかったかもな」
ネギが多く欲しかったな。
ジビエはまだまだ表に出てないメニューもあるらしい。何だろう?ハンバーグとか?猪肉のミルフィーユカツとか。
猪鍋2.jpg
猪鍋3.jpg

船山温泉99の謎129 何故サイコロステーキなのか?

焼き1.jpg
焼き2.jpg
焼き3.jpg
焼き4.jpg
ワインビーフヒレ、いい肉だった。
「ひとりで泊まった時もこのプランだったの?」
「そうだよ。ひとりで寂しく焼いたよ」
「でも普段アタシの分も少し食べてるから完全にひとりだと足りなかったんじゃない?」
「そう。全然足りなかった。夜食のお握りも1個だったからね」
あの頃は勢いで食べ過ぎていた。今は腹相応の量になった。
焼く1.jpg
焼く3.jpg
焼く4.jpg
焼く2.jpg

モグモグ1.jpg
モグモグ2.jpg
笹一.jpg
そば1.jpg
手打ち蕎麦も大分よくなってきたな。前は粉っぽかったのよ。
好みの問題だが、軍配は湯野上の蕎麦宿に上がるね。
そば2.jpg
そば3.jpg
ズオッ.jpg
混ぜご飯.jpg
岩魚骨汁.jpg
お新香.jpg
釜飯は筍ご飯だったかな。岩魚骨汁。山菜のお新香。そして残った3つのサイコロステーキ定食になったぞ。
サイコロステーキ定食.jpg
サイコロステーキ.jpg
デザートと夜食のお握り。
夜食も.jpg
デザ.jpg
猪鍋とワインビーフの辺りで部屋が暑くなり、ニオイが籠ってくるので窓を開けた。
船山温泉食事処の泣き所でもある。まず空調ですが、家屋の設計士が図面を引いたので、頭上のエアコンが中途半端な位置になってしまっているのです。
厨房からここ食事処まで距離があるので、ヒレステーキをシェフが焼いて持って来ることができないのと、シェフひとりを雇用する人件費がかかるのと、焼き加減は個人の好み(レア、ミディアム、ウエルダン)があるので個々の対応が難しい。
私をこの世界と船山に導いてくれた師匠・番頭さんは「もっと大きいステーキが食べたいよ」「客に調理させんなよ」と仰っていたが、前述の理由で結局はお客自身が焼くしかない。それだと慣れていないと1枚のステーキをまるまる焼くのは難しい。だからサイコロ状態に切ってあるのです。要は焼肉屋と一緒なんですな。だからそこで焼くと煙ニオイがこもるじゃないですか。これもアンケート上で書かれることが少なくないらしいのだ。ニオイと煙を部屋にお持ち帰りになるからね。
私も食後になるべく早くシャワーを浴びるようにしている。そして肌着を着替えるのです。そうやっているとお酒を飲む量が減った。前は酔っているから首筋に湯を何杯もかけてから浸かったものです。
いろいろ言ったが、少しずつ進化しながら基本は変わらない料理プラン。今後も維持して欲しいです。

船山温泉99の謎130 船山のライトアップが変わった?

夜1.jpg
夜3.jpg
夜4.jpg
夜5.jpg
夜6.jpg
夜11.jpg
夜12.jpg
夜13.jpg
夜14.jpg
夜15.jpg
夜16.jpg
夜17.jpg
何だか眩しいぞ。今回思ったのはライトアップが以前より格段に明るくなった。煌々と照っていた。夜間景観の演出効果が強くなった。
もしかして敷地内のライトアップを全部取り換えたのだろうか?
これについてT館長(髭の旦那)は「少しずつ進化しております」だけだったが、ここ数年間で全てLEDに換えたそうです。
髭のT館長は理系です。私は電気に弱いのでLEDについてもよくわからないのだが。設置する際は高額だが、消費電力が低く、寿命が長く保てるからだと思う。でも伝記料金はお答えいただけなかった。
いつまで点いてるのか。
「21時か22時までですよね?」
「場所にもよりますが・・・」
幾つかの段階に分れているという。21時まで、22時まで、午前1時まで、午前5時までだって。
「虫対策?獣対策?」
「両方です」
過剰な演出と疑問視する人もいるかも知れないが、このライトアップは虫と獣対策の一環でもある。南部町の獣害被害は深刻で、船山温泉近郊でも裏手の山に熊の足跡が発見されたり、赤い船山橋を渡った辺りで早朝に猿の群れが目撃されたことがある。
私も杉尾堤の辺りで2匹の猿が船山川を走って渡っていくのを見たことがあるし、髭のT館長は夜間にくるまで走行中(何処へ夜遊びに行ったのか)、前方に光る目を6つ発見、近づいたら猪の親子だった。
それにしても強烈な光だね。i-Phone10に機種変して最初の船山泊ですが、機種変と真新しいLEDの発光効果で以前より夜間写真がハッキリ撮れるようになった。
植物たちにしてみればいい迷惑かも知れないが。木の精霊が「光害だぁ」と訴えているかもよ。
夜21.jpg
夜22.jpg
夜23.jpg
夜24.jpg
夜25.jpg
夜26.jpg
夜27.jpg
夜32.jpg
夜33.jpg
夜31.jpg
夜34.jpg

夜42.jpg
夜41.jpg

夜43.jpg
夜44.jpg
夜45.jpg
夜2.jpg
コメント(4)