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兄弟揃い踏み [会津]

踏切脇のW酒店で酒をオーダーします。一升瓶6本で。
「ツケは無かったよな」
「無いわよっ」
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蕎麦宿へ歩きます。
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宿入りするところ。
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私はこんな写真を撮ってたので宿に入るのが数秒遅れたのですが、先に入ったジャン妻から「あれぇ?」素っ頓狂な嬌声が聞こえた。
後から入ったら出迎えてくれたのは不在だった若(次男)だったのである。
「ども。お久しぶりです」
黙っていなくなって2年か。大旦那は「そろそろ引退しようと思ってたやさきに」と言ってたし、別の日には「ウチは私で終わりですよ」と言い放たれたこともあったな。
女将さんに話を振っても「さぁ。どうなんでしょ」と寂しそうだったし。
これだけの施設があって、繰り返し来られる常連客がいて、客が高齢化したからベッドと椅子テーブルにして、修繕費も相当かかって、親子二代で来る客も増えたというのに「一代で終わりですよ」なんて言うからなんてぇもったいないことを。もし自分らにしがらみが無ければ継いでみたいと思ってたんだよ。
若(次男)が出てってからしばらくして長男さんが現れ、ついには蕎麦を打ち、料理を担当するまでにった。どっかで2人が「継ぎます」ってなればいいのになってずっと思ってたんだ。
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恵明庵にスタスタと歩いていく若(次男)の後姿。
途中、更級庵を通り過ぎながら、
「いない間にウチら、洋室(恵明庵)に鞍替えしちゃったんですよ。何しろあったかいし、静かだから」
「床暖房ですからねぇ」
相変わらず口数少ないし、必要最低限のことしか返って来ないけどね。
「いつから戻ったん?」
「1月から戻ってきました」
「じゃぁ兄貴が出てったとか?」
「いえ、今、蕎麦を打ってます」
「きょうでぇ(兄弟)2人で」
「笑・・・」
笑ってごまかしたなっ。
「わかった。まぁ敢えて深くは聞きますまい。でもよかった」
「笑、じゃぁ食事は18時に」
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2階からガッタンゴーを撮る。
この時期は草木の葉が落ちて枝だけになるので、よく見えるのです。
速度を落ちとして走るのは蕎麦宿を乗客に見せる為だろうか。ゆっくり走るから写真が撮り易い。
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外に出てみる。
何だかニンマリしてる自分がいる。そうかそうか戻ったか。宿は兄弟2人で営るのかな。
後継者不在の危機は去ったと見ていいのだろうかね。
踏切からガッタンゴー。
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蕎麦宿も子の時代になったのかな。
そうなったらからには大旦那に「よかったですねぇ」と声を大にして言いたいのだが、こういう時に限って大旦那も女将さんも不在とはな。息子さん2人に任せてどっか行っちゃったんだろうか。
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宿に戻って廊下を歩く。
平成7年か8年頃、今のようにネットの無い時代、東北の民宿ガイドでこの宿を初めて知った。最初に泊まったのが厨房隣の松月庵、大部屋なのに2人で泊まった。イワナの刺身他、出てくる料理全てに感動したものだよ。
今は天井が低くなったらしいな。
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一度も泊まったことがないけど長寿庵。
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長年お世話になった更級庵は現在では唯一、畳に布団を敷く部屋。他はベッドに椅子テーブルに変わった。
「介護ってわけじゃないけど。お客さんもトシを取ったんで」と大旦那は言っていた。
「ここんとこすっかろ更級に不義理してからに」
「腰に来るんだよな」
こっちもトシをとったのだ。

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ここ2~3年になってから気にいって利用し続けている洋室の恵明庵は、2階がベット寝室のメゾネットスタイルです。床暖房でエアコン要らず。奥にあるのでトテモ静かなのだ。
恵明庵は前は小さいながらも唯一の露天風呂だったのですが、雨降るとアタマが濡れるので(アタリマエだが)内湯に改装された。
他、東日本大震災時に床暖房が洩れたり、そのせいで2階を支える丸い柱の基が腐ったり、檜の浴槽が傷んだりしって、4部屋で最も修繕費がかかっているという。
だから4部屋の中では基本料金が若干高いのです。
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前の山々の風景。時間を変えて撮ってみた。
同じ山だが、時間によって色合いが変ってくる。
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恵明の湯に入り直します。
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ジャン妻は読書中でした。何を読んでるのか見たら、例によって「そんな難しい本、宿で読むなよ」の類です。
私は若(次男)が戻って来た興奮がなかなか鎮まらなかった。その一方で長男さんのことも気になる。シフト管理じゃないけど常時2名必要かなぁ、なんて思ったりする。職業病だなこれは。
少し寝ました。目覚めたらもう夕餉の時間・・・。
いつも変わらぬ蕎麦懐石がやって来る。持ってくるのは兄弟どちらだろうか。
コメント(6) 

コメント 6

佐奈田堂

毎度思うのですが、風景がウチの田舎とそっくりです
ローカル線といい、風景といい、、
有名じゃないですが養老渓谷温泉というのもありまして、その辺りの風景も異様に似てますw
by 佐奈田堂 (2019-03-14 15:48) 

船山史家

佐奈田堂さんこんばんは。
沿線風景は似てそうですね。そちらのローカル線は会津鉄道のように車両のボディにいろいろ描いてないのが素朴でいいです。
養老渓谷温泉は知りませんでした。最近ある方から岩井湯本温泉を教えてもらいました。
by 船山史家 (2019-03-14 19:04) 

ルミオン

このブログを読ませていただくまで、弟さんが兄だと思っていました。
いづれはどちらかが継いでくれれば…。
来月行ってきます。
by ルミオン (2019-03-14 23:10) 

船山史家

ルミオンさんこんにちは。
そうですね。いずれはどちらかが継いでくれれば。
2人分の人件費は出ないかな~なんて思ったりして。
何しろ部屋数少ない人気宿なので、自分らは平日休める環境でよかったです。
来月行かれてゆっくりしてきてください。
by 船山史家 (2019-03-15 06:51) 

佐奈田堂

岩井湯本温泉、、いらっしゃるのですか?
確かにあの辺りも温泉出ますね
少し南に下った南房総市の三芳地区は、その昔は湯治でそれなりに流行ったそうです、しかし関東大震災の後からお湯が枯れてしまったと・・(;''∀'')

by 佐奈田堂 (2019-03-20 12:07) 

船山史家

佐奈田堂さんこんにちは。
岩井湯元温泉、マークはしておきますが。団体旅館が苦手なのと、海産物よりもジビエ系や川魚に惹かれるタチでして。新規開拓意欲がイマイチ湧かないのです今は。守りに入っています。
勝浦の花あさぎに行ったことがありますよ。あそこは温泉じゃなかったけど。
https://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2010-12-18-3
この頃は記事が小さかったのです。
by 船山史家 (2019-03-21 06:57) 

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