So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

味良久 [ラーメン]

埼玉県本庄市内の公用で、これまでJR本庄駅近くの街中華を3軒訪ねました。
いちばん人気の万龍
万龍1.jpg
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-24
地味だけど静かで落ち着く新華楼
新華楼2.jpg
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-25
破れテントのラーメン亭
ラ(商店街側1).jpg
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-08-30-3
破れテントの前にもう1店あります。でもこの店は名前からして四川系らしいので、辛いのはちょっと。
四川館.jpg
朝9時に東京本社に出社してから向かうと、本庄駅で下車するのがだいたい10時半か11時になります。まだ4店とも準備中なので、駅からタクシーで公用先に出向きました。
終了したのが11:10か11:15だったと思う。それでもまだ開店時間に余裕があるので、駅に戻るついでにかつて本庄市内を短い期間だけ運行していた本庄電気軌道という路面併用電車の停車場跡の碑を見てやろうと思い立った。それはJR高崎線の線路脇にあるらしい。駅まで徒歩15分を歩いて戻ることにしました。
まず踏切に向かって、あとは線路に沿って本庄駅まで戻ればいい。真っ直ぐ歩いてったら、
歩く1.jpg
こんな閑静な旧くからの住宅地内に赤い幟と街中華特有の赤い暖簾が見えたのですよ。
歩く2その先に.jpg
歩く3赤い幟と暖簾が.jpg
大丈夫かこの店2.jpg
それはJR線路の南側で踏切の少し手前の住宅地の中にひっそりとあった。失礼ながら「こんな場所で?」と思った。本庄駅チカの4軒でさえ万龍以外は閑古鳥が鳴いている町なのに。
店の前はJRの踏切へ向かって伸びている。意外と走行するくるまが少なくないから裏道のようですが、人然歩いていなかった。
最初は一見、入って大丈夫かこの店?とアタマっから疑ってかかった。
駐車場の看板が大きい。でも何処が駐車場なのだろうか。砂利道にしか見えない。
大丈夫かこの店4駐車場ってどこ?.jpg
植木のこっち側手前にも出入り口があるのです。
大丈夫かこの店3.jpg
店名は何て読むのか。まぁひとつしか読み方無いですよね。昨日の宇都宮線石橋駅前の店もそうでしたが、この店の前でも入ろうか止めとこうか迷ったのです。赤い幟と暖簾は映えているが店が旧過ぎなので。
ちゃんと営っている店なのかどうか。期間限定で営業する観光地の・・・そうですねぇ・・・何と言えばいいのか、海水浴シーズンの海の家のようなメンテナンスしてない仮店舗に見えたのだ。営業中なのか準備中なのわからないのです。
暖簾が出ている入り口と縦看板に沿った入り口と、扉が左右2つあって2つとも開きっ放しで、覗いたら店内にお客は誰もいないようである。暖簾側から入るとカウンター席で、縦看板側から入るとテーブルフロアなのです。
普通は暖簾を潜って入りますよね。そこから入ってみたのですよ。カウンターは厨房と接しているからね。
だが店主がいないのです。誰もいない。いやまてよ?人がいる気配はするな。でも見えない。だから不作法にもこんな写真がいきなり撮れたわけですよ。
カウンター.jpg
くたびれた店だなぁと思ったよ。カウンター席の奥の手荒い場と、その下にある昔ながらのゴミ箱のクラシックさったらないよね。
カウンターとテーブルフロアは入口入ってすぐに直結していた。右のテーブルフロアは意外に奥行があって広いようです。奥に座っちゃったら運ぶまでに麺が伸びちゃうだろう。
テーブルフロア.jpg
秋になっていい気候なのもあってか何処もOPENで開きっ放しなのです。長閑でのんびりしていて、ここだけ時間の経過が緩くて遅い気がした。
入ってよかったのかな。客のつもりで暖簾を潜って入ったのに、何だか不法侵入したような錯覚に陥った。
こういう開けっ放しでのんびりした店は、もういつ引退してもオカシクないご高齢の爺さんか婆さんが営っているに決まっている。出てこないのは耳が遠いんだろうとね。
大丈夫かこの店ってまた思った。今ならまだ引き返せるぞってね。

だがこのボロい店は(失礼)、本庄駅近く(でもないけど)の地元人しか知らない超マイナーだけど美味しいラーメン屋だったのです。

「ごめ~んよぉ・・・」
ウォ~イ、誰かいないのか~?のようにこっちもの~んびり声をかけた。そしたらいきなり厨房から黒い影がヌッと立ち上がった。店主は意外にも私より若い男性だったのです。
「いらっしゃいっ」
厨房にしゃがみ込んで何かやってたみたい。
若い男性ったっていまどきのチャラチャラした若者じゃないですよ。髪を短く刈って髭生やしてたし、服装は丸首の黒いセーター。こんなこと書いたらホント失礼だけど、要指名手配の写真に載ってそうな外見だったのだ。
オーダー入れて、店主はすぐ調理にかかった。
店内から入り口を見る.jpg
入り口側を見たところ。
背後のテーブル席のフロア、もう一つの入り口も、厨房側の勝手口も開けっ放しである。
解放感丸出しです。エアコンなんて効いてないが、排気する空調が稼動し出した。ブォ~ンという旧いタイプの音がした。
厨房奥の棚もおよそ飲食店の棚ではないな。家の旧い食器棚を持ち込んだとしか思えない。
家の茶碗棚みた2.jpg
大丈夫かな~感がようやく消えたのは、卓上にあるメニューを見てから。
キレイだし、内容を丁寧に書いてあるのです。
メ1.jpg
メ2.jpg
メ3.jpg
焼チャーシュー2枚・辛ネギ入り
10種類以上の豊富な具剤とまろやかなスープ。
細切り肉。野菜のピリ辛い炒め入り
辛味・酸味のあんかけスープ
野菜たっぷり、塩味さっぱり
これが全部のメニューではなくおススメにサラッと書かれているところがいい。全てのメニューにいいとこだけ表記されていると疑ってかかりたくなるからね。
次に営業時間もしっかり11時~。おや?出前もやっているのか。その配達条件も明記されている。でも店主ひとりなのに出前なんてできるのですかね?
店はボロいがこの書き方からして侮れない店と思い直した。
店主は黙々と炒飯を丁寧に炒めている。炒めて仕上がる際に家庭食器棚から茶碗を取り出して移してすぐ麺を茹で始めた。その時間差からして麺は細めだと見た。
ラ1チャ1.jpg
ラ2.jpg
ら3.jpg
大きめのチャーシュー、ナルト巻き、メンマ、ワカメ、細かい刻みネギがいっぱいにバラ撒かれていた。
スープをすすってみると旨いんですよ。味はやや濃いです。しょっぱさと甘さのバランスがいい。
鶏ガラ出汁の旨みもある。
スープ一面にバラ撒かれて浮いている刻みネギもいい。
ラ4スープ.jpg
麺は細麺ストレート。コシはそこそこだが、写真なんか撮ってるとどんどん伸びるタイプではある。
ラ5麺1.jpg
チャーシューがトテモ美味しいです。軟らかいバラ肉。箸で持ち上げようとすると崩れるど。臭み全くない。脂身も赤身も美味しい。塩気もほどほどです。
ここのチャーシューは店内の張り紙によるとクール便で全国発送OKだという。よほど自信があるようだ。店が旧くても、そういう何かひとつ二つ自信が持てる店は強いですよ。
ラ8美味しいチャーシュー.jpg
ラ7ナルト.jpg
ラ6メンマ.jpg
鳴門巻き、メンマは普通ですよ。それでいいの。
ラ9麺2.jpg
チャ2.jpg
伸びやすい麺を食べたら今度は「半チャーハン」へ移行します。パラパラではないです。かといってベタベタでもない。全体に炒め油が行き渡って焼き飯ですね。炒飯に玉子は入って当然ですが、玉ねぎと細かく切ったチャーシューも混じっていた。何やらトントン刻んでいたのは刻みネギと炒飯に混ぜるチャーシューだったに違いない。
皿ではなく椀なので、最後の一粒まで食べやすいです。
チャ3.jpg
チャ4.jpg
痩せてメガネをかけたお年寄りが道を渡って店の裏から入ってきた。あ、手に出前ケースを持っている。そっか。お父さんでしょう。今は出前担当なのか。駅チカの新華楼もそうだったね。
カウンターに器を上げてお会計して私の口から素直に出た言葉は、
「何気に美味かった~」(ボソッ)
店主とお父さんから満面の笑顔を見せていただいた。
大丈夫かこの店1.jpg
大丈夫かこの店5.jpg
振り返る.jpg
外見で判断してアタマっから疑ってかかったのだが、そうそう滅多に来れない地方都市の片隅の、滅多に新規の客が来そうにない店で久々の大当たりだったのです。
そりゃ大都会に合ったら呑みこまれてしまうかも知れないよ。この場所だからいいのだ。
店が旧くても外見だけで判断してはいけないんだな。久々の大当たりでした。
コメント(4) 

コメント 4

佐奈田堂

おぉ!!これまた昭和レトロな、、
寅さんがお店の隅っこに陣取りラーメン啜ってそうなお店です(^ω^)
by 佐奈田堂 (2018-10-26 10:17) 

船山史家

佐奈田堂さんこんにちは。
そうですね。渥美清さんか菅原文太さんが音を立ててラーメンススッていそうですね。
二人とも故人・・・。
くるまだとあっという間に通り過ぎてしまうから、歩くことでそこにある大事なもの、見逃しているものを発見した感がしました。
明日の記事はあの店なのでまたよろしくです。
by 船山史家 (2018-10-26 10:53) 

モノノフ

この店は食べログのレビューでも結構人気が有りますね、お勧めは特製味噌ラーメンとレバニラ炒めと焼き叉焼らしいです(^o^)/
炒め物は全般にニンニク風味が強いらしいです、餃子も美味しそうでしたよ♪
by モノノフ (2018-10-26 11:22) 

船山史家

モノノフさんこんにちは。
意外な掘り出し物でした。外見で判断しちゃいかんと思ったものです。
もっとも外見とおりで中身も何だこりゃってのもありますけどね。(笑)
これでも人と接する職掌なので、ニンニクが強いのはちょっと避けますが、次回も行けたらUpします。次回の本庄市公用は定休日の水曜を避けて行きます。
by 船山史家 (2018-10-26 12:09) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。