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吉岡町は桃井城をどうしたいのか? [隠れ郷土史]

渋川市のお隣にある吉岡町と榛東村(シントウムラ)との境目、大藪という交差点の西の丘陵に、南北朝時代に活躍した桃井直常という人の城館跡がある。桃井城という。
桃井直常はNHK大河「太平記」で高橋悦史さん(故人)が演じていた。
この人です.jpg
昨年行った時は丘陵の斜面に重機が3機いて工事中だった。
桃6.jpg
桃7.jpg
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桃井城を取り上げた各方面のサイトには、訪問されたその時々によっては農地だったり、耕作放棄された荒地や藪だったりでした。それが公園化に踏み切ったのは、もとの所有者に後継者がいないか、後継者がいても相続税や固定資産税が重くのしかかり吉岡町に売っちゃったのかも。
それでも最上部に標注と解説板、縄張り図があったんですよ。
桃3.jpg
桃1.jpg
解説板1.jpg
解説板2.jpg
解説板3.jpg
渋川市郊外で独立している吉岡町や榛東村は人口が増えているという。そこへ移住して来るのは我々から見て第2世代らしいです。
900人/1年で移住してきた年もあったとか。
人口が増えたらインフラや道路を整備するのはもちろんだが、防災拠点としての避難施設も置かなくてはならない。吉岡町のまちづくり構想に「南下城山防災公園」という項があって「歴史性や優れた眺望を活かしつつ、防災機能も有する公園としての整備を図ります」とある。
この防災公園の場所に桃井城跡が選ばれた。南下城山防災公園(仮称)整備事業という。総事業費は7億円+αを見込んでいる。整備箇所は主要地方道高崎渋川線バイパスの東、十日市貯水池と大藪貯水池に挟まれ桃井城址を中心に・・・
その工事現場を見たらなるほど農地ではなくなり、分譲地でもなく、公園化するのが素人目にもわかった。
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-03-16
農地を防災公園化するにあたり、地下埋設型の耐震貯水槽10ton、臨時ヘリポート2カ所(上州一ノ宮上空をうるさく飛んでいたのを見たが、墜落してしまった。)防災備蓄倉庫、災害時のテントを取り付ける休憩所、常設WC、非常用WC、他を建設し、公園中央部に災害時の避難場所となる広場、公園全体には遊歩道が作られるそうである。
麓にあったぐんまちゃんの工事看板には94、000、000円となっていた。殆ど1億円である。
工期は昨年でいうところの3月半ばまでとあった。
工事中のぐんまちゃん.jpg

桃2.jpg
皮肉なことに公園整備の工事中まっただ中のお蔭で法面が見やすくなった感がする。
桃4.jpg
いずれ公園になる2郭の三日月形に囲む土塁も明瞭に見えた。
桃5.jpg
吉岡町が示した公園化計画から。
「広場北側には現在ある雑木林を生かした自然エリアとする」
「前方後円墳跡も避難広場の1つとする予定」
「広場や雑木林エリア以外の大部分は敷芝される」
「東部、中央部、西部とそれぞれ高低差があるため、東部と中央部間で約50m、中央部と西部で約20mの階段を設置する」
「平常時には桃井城址や古墳などを散策する歴史性を有した公園となる」
桃9.jpg
で、今回の出張でどんな風に変貌したか行ってみたのですが。
何やら様子がオカシイぞ。
終わったのかな.jpg
西側から立ち寄りました。行ったら整備されてうた駐車場にロープがかかっていて・・・かかってるっていうか、ダラ~ンと1径間でユルユルに垂れ下がっているだけ。
昇る1.jpg
撮らなかったけどバスケットゴールが立っていた。でもその辺りが草だらけなんですよ。
階段を昇ってみよう。
昇る2.jpg
昇ったら草ぼうぼうでさ。地面だけ均して草だけ生え放題なんだよ。
でも舗装されてるんだよね。
舗装はされているが.jpg
整地してこれかよ.jpg
昇ったら草ぼうぼうじゃないか.jpg
主郭はどうなってるんだ?
主郭はどうなってる?.jpg
主郭へ昇る.jpg
主郭の階段も草だらけでしたね。新しく造成した地に新たに草が生えまくっていた。
主郭と言えるのかどうかわからないが、最高所はこんな感じ。草ぼうぼうです。
主郭も草ぼうぼう1.jpg
主郭も草ぼうぼう2.jpg
私は身長高くないですが、脇腹から肩の下ぐらいに草が延びていた。なんなんだこれは。
薮ではないので、歩くには歩けますが。
主郭も草ぼうぼう3榛名山を望む.jpg
前にあった解説板と縄張り図は無くなっていた。

舗装された道路は遊歩道らしいが、それに沿って土塁が残っている・・・ようだが、前に見たのより嵩上げされてる感がするね。
土塁?1.jpg
土塁?2.jpg
土塁?3.jpg
土塁?4.jpg
東側の斜面も草だらけ。
東側も草ぼうぼう1.jpg
東側も草ぼうぼう2.jpg
東側も草ぼうぼう3.jpg
東側も草ぼうぼう4.jpg
赤城方面を望む.jpg
私は「遺構を残す派」でもないのだ。現状維持イコール空堀がゴミ捨て場になったりするよりは公園整備した方がいいとも思っている。そこに何があったかを示すものさえあればいいのね。だけど解説板を撤去したことで歴史性を有した公園と謳うのが空々しい感がするじゃないか。
何処が防災拠点だよ。こんな雑草だらけの丘に誰が避難するのか。
公園整備を謳って城跡を潰したのに、防災拠点はおろか、人工の手を加えておいて自然に還した感があるぞ。
工事中止か?予算が無くなっちゃったのかな。
吉岡町はここをどうしたいのだろうか。
赤城方面を望む2.jpg
中途半端な整備.jpg

桃井塚1.jpg
城の丘を下りてきて、交差点近くにある桃井さんのお墓、供養塔へ。
桃井塚2.jpg
桃井塚3.jpg
この角度で、くるまの向こうに草ぼうぼう桃井城が見えるのです。
かつての主は変わり果てた城館を見て、泉下でどう思ってるだろうか。
後日、吉岡町役場に聞いてみたら、来年3月を目処に完成させ、その暁には桃井城跡の解説板も設置されると言っていた。めんどくさそうに答えてくれました。
現在は草ぼうぼう、中途半端な整備事業で放置してあるが、その頃にまた再々訪してみよう。
C号古墳1.jpg
何だか中途半端な散策だったので、次に向かったのは・・・
コメント(2) 

コメント 2

佐奈田堂

こういう情景は寂しいものがありますね
そうでなくともこの先5年で予算がきつくなる地方自治体が山盛りって感じですし、早く完成させt、メンテも財政破綻しても地域住民が参加するとかで永続的に出来るスキーム残しておいてくれると良いかと、、

by 佐奈田堂 (2018-09-13 18:17) 

船山史家

佐奈田堂さんこんにちは。
重機で破壊して、人工的に手を加えて、草ぼうぼうで放ったらかし?何を考えているんだろうと。
緊急災害時の避難拠点とも言ってましたが、群馬って地震無いし、台風の進路からも逸れるし、河川がやたらと多いですが川が氾濫したのも聞いたことないです。浅間山が噴火しない限り災害が無いんじゃないかなぁ。ウチの社員たちも危機意識が薄いですよ。
来年3月を待ちましょう。
by 船山史家 (2018-09-14 07:15) 

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