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銀座のよし町 [ラーメン]

この店は私が時折情報を得るラーメンBlogで知ったのですが、銀座の新橋寄りにあるんです。
まずこの入口を見てください。
よし町.jpg
ラーメン屋さん、中華屋さんに見えます?どう見ても小料理屋、割烹、寿司屋さんの趣ですよね。
小さい間口から入ると地下に階段が降りていて、高級店の趣で非常に入り難いです。
階段を降りる.jpg
思い切って引戸を開けてください。開けるとまだ店の中に身体を入れてないのに、「いらっしゃいませぇ」・・・優しいお母さんのお迎えの声が返ってきます。何かモニター、センサーでもあるんだろうか。
なるほど銀座らしい凛とした雰囲気があります。カウンター5席と4人テーブル3卓です。カウンターは白木で、見上げると歌舞伎文字のメニュー板ですが、歌舞伎文字(大相撲の電光掲示板の文字、番付文字?)なので値段は書いてない。
歌舞伎文字.jpg
カウンター上に小さいメニュー板が置いてあります。
見てください。どうですこの値段。
お品書き1.jpg
お品書き2.jpg
私の知るラーメンのデフォ価格では最高値です。しかもラーメンそのものはないんですよ。いきなり叉焼麺で1100円ですよ。これは銀座価格なんだろうか。

緑茶が出ました。
しかも、小料理屋か割烹で出されるような濃いお茶。
お茶.jpg
待ってる間、入口、内装を改めてジロジロ見たが、店で働く人たち片の制服も和食系です。高級お寿司屋さんのような凛とした和の佇まいにこっちもエリを正すしかない。
厨房に男性2人、女性2人いていずれも高齢者です。カウンターから見て厨房は目隠しがされており、覆面レスラーの目の部分のような黒いスダレが下がってる。見たら、男性2人は髪の生え際が白いし、婆さんと、年配のオバさんと、私を迎えてくれたフロアのお母さん。。。
どうもこのお母さんがこの店の司令塔、ボスみたいだね。
処理済~オバちゃん1.jpgオバちゃん2.jpg
お客も初老の男性や、和服でキメた女性、もしかしてこれから店に出勤するんだろうか。ガキ・・・失礼、子供連れの主婦とか、若い男女ペアは誰もいなかった。こういう店だと会社員のお客さんも、そこそこ財布に余裕のありそうな人ばかりに見える。

叉焼麺が来ました。
着丼1.jpg
叉焼麺です.jpg
どう思います?小さいですねぇ。
お母さんが、「ごはん、おつけいたしますか?」
何故かご飯は0円なんですよ。私は一見して「これじゃ足りん」って思ったが、私にとって0円のご飯なんてのは替え玉1杯無料と一緒なので、またプライドがジャマしてカッコつけてしまった。もうヤケになっちゃったのもある。
「後で炒飯頼むからいいや」
お母さんはニッコリ微笑んだ。
スープは薄味で、脂っ気が全くないです。
スープ.jpg
麺は・・・何だかにゅうめんみたいですねぇ。
にゅうめんみたい.jpg
チャーシューは高級中華料理店の前菜みたいですねぇ。
前菜の叉焼?.jpg
足りねぇよ。又焼麺の後半になって、「じゃぁ、炒飯」
その間に右隣に若いお客が座ったんだけど、私は正面を向いたままメニューを渡してやった。小さい声で、あっ、どーも、って言ったそのお客は、メニューをじーっと見ながらなかなかオーダーしなかったですね。
そりゃこの値段じゃね。考え込んでるのは高いからですよ。おそらく事前に調べて来たんだろうけど、高いので考える時間も長いんだろうね。
「シウマイと・・・どーしようかな・・・」
すぐお母さんの声が厨房に飛んだ。「ハイ、シウマイ」
蒸す時間を要するからです。
若いのはまだ考えてる。男なんだから入った以上はサッとオーダーしないとカッコ悪いぜ。そしたら「ビール!!」だって。飲もうかどうしようか迷ってたんだね。
昼からビールかよ。ウラヤマシイな。暑い日だったからね。
「おビール、何本冷えてます?」
「5本です」
「ではもう5本冷やしてください。冷やす際に、既に冷やしてあったものと、今から冷やすものに分けてください」
やはりこのお母さんがボスだね。
着丼2.jpg
炒飯は丼に入って来たぞ。炒飯丼だね。
この店、カニ炒飯が有名らしいんだけど、私は別にカニに拘らないので。これでやっとフツーにお腹が満足したよ。
炒飯丼?.jpg
スープは塩味.jpg
私は会計を目で合図した。席でお会計です。
この辺りも小料理屋のスタイルですが、要は店が狭いのですよ。
叉焼麺と炒飯で2200円!!
私は黙って支払ったが、領収書を切ってるお客さんもいましたよ。この店の名前だと架空の接待交際費請求に利用できるだろうね。

再訪した日のもの。
もう温麺はいいや。シウマイです。大ぶりなのが6個。
シウマイ1.jpg
シウマイ2.jpg
これでビール飲みたい。
誘惑に負けかかったよ。でもガマンガマン。この日も濃いお茶が出たが、私は別に水を貰った。
「ホントはビール飲みてぇんだけどな」
「ハイ。今日は暖かいですからねぇ」
五目やきそば1.jpg
五目やきそば。いい油を使ってるんだと思う。ヘンな油っ気のない胃に優しい炒めやきそば。
五目やきそば2.jpg
品のいい和の佇まいの中華店だけに、ガッツリ系嗜好の方やCP重視する方には向かない。私だってこの価格だと毎日のように通えないよ。あくまで銀座の一画・・・というか、最寄駅は新橋なんですが・・・そこにある高い中華店という位置づけでしょう。
昼よりも夜に小料理屋感覚で楽しんだ方が納得するかもね。
入口のお品書き.jpg
一瞬だが高級小料理屋に迷い込んでしまったかと思ったくらい、およそ普通の中華料理屋とは思えないこの店の由来が地下に下りる狭い階段の途中にあった。
「明治三十八年創業の日本橋は人形町芳町検番の裏手にあった「大勝軒総本店」。和服割烹姿の仲居さんが立ち働く風情あるその店は、近隣の粋人たちに愛され繁盛していた。
そこで二十七年間働き、二十年近く料理長を務めたのが〇〇〇〇さん。
〇〇さんは、昭和六十一年十二月の「大勝軒総本店」閉店後、人形町で「大勝軒」を開き、二十三年間、「大勝軒総本店」の味を引き継いできた。
縁あって銀座にとみがえる日本橋芳町の味。」
由来.jpg
先ごろ創業者さんが亡くなられたつけ麺の有名店で修業されたのだろうか。でもそういう味、路線じゃないし。
ここでわかったのはラーメン屋さんとはいえ粋でないとダメなのね。そういうトシをとりたいものです。
コメント(2) 

コメント 2

yossy

船山史家さん、おはようございます。

このお店、美味しそうなものばかりですね。
どれもこれも、見た感じは、今の私には、ぴったりです~。
貴殿には、少々物足りないとは思いますが。

東京に行ったら、是非とも行って見たいお店です~。
でも、やっぱりお値段、、、スゴイですね~。
料亭の雰囲気ですから、仕方ないのかな~?
それにしても、ラーメンで、このお値段は、スゴイの一言です~。
金沢なら、1週間でつぶれそうです~<(`^´)>

でも一度は食べてみたいです~。

by yossy (2015-04-19 06:53) 

船山史家

yossyさんこんにちは。
この価格は銀座だからだと思いますが、私の過去の経験でも最高値の店です。高級中国料理店の内装ではなく小さい割烹か小料理屋さんの趣、およそラーメン屋さんの雰囲気じゃありません。日本蕎麦のような丼で供されましたが量は少ないですね。腹もちさせるには2つ食べないと。そうすると2000円超過します。
ご飯が0円なんですよ。「お持ちしましょうか?」って女将さんがススメたのは私の憮然とした表情を見て足りないと思ったに相違ないです。
良くも悪くもラーメン屋さんの下品な部分を全て排した店で客筋も女将の接客もいいのですが、店のスタイルにこちらも合せなくてはいけない。曲がったネクタイを直し、凛として襟を正すような。私は昼は1人で喰うんですが、もし誰かを同伴するならこの店のスタイルに合うか合わないかで選ばないといけないでしょうな。
価格が相当なのでそうそう行けないですが、次回がもしあるなら酸麻麺と揚焼売でしょうか。夜に行くかもです。
by 船山史家 (2015-04-19 13:31) 

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