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扇亭 [グルメ]

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無性にカツ丼が食べたくなる日があります。
このBlogを見て下さってる方々もそういう日がある筈。
蕎麦屋でカツ丼だけ食べる。
蕎麦と併せてミニサイズとのセットでいく。(昨日の山形屋のように。)
定食屋にあるカツ丼にするか。
グランドメニューに肩身狭そうに混じっている町中華へ行くか。
それともカツ丼専門店に行くか。
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2013年にUPしたおおぎや1号店の系列のようです。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-07-06-5
味噌ラーメンしょっぱかったな~。
味濃いし。店内のお客に高齢者が多いのにもオドロいたものです。いつも満車です。
安中市役所入口交差点におうぎや1号店とトンカツ扇亭が対峙しているのですが、扇亭はどうだろうか。
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躊躇した。入ろうかどうしようか。
安心できる104にした方がいいかな~。でも104にカツ丼(カツ重)はその日にあるかどうかわからないし。
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キレイな店内だ。おおぎやはファミレスで、扇亭は吉野家かな~。店員さんも明るくハキハキしていている。
「おくるま1台ご来店で~す」
「カツ丼は玉子とじでよろしいですか」
「テイクアウトのお客様ご来店でぇす」
明るい声が飛び交っていました。やはり明るい雰囲気の牛丼チェーン店のように見えます。
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この写真のすぐ数分後には男性客6人、テイクアウト客が2名入ってきます。テイクアウト客は私の背後の待合椅子にいる。
ところがですよ。混んで来たのにこの店は、いつまで経っても揚げる音がしないのは何故だろうと思うようになった。和が家みたいにパチパチジュウジュウする音がしないのです。オープンキッチンなのに店内も油臭くないし。
おや?厨房の女の子が冷蔵庫から何やらデカいケースを抱えて調理場で往復運動をしているぞ。それも数回行ったりきたり。もしかしてあのケースの中に揚げ置きのフライたちが入ってるんじゃないかと疑ったのね。
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定食屋のカツ損じゃない。
蕎麦屋のカツ丼じゃない。
何だろう。ホカ弁屋のテイクアウトのレベルかな。
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失敗したと思ったのは、エビフライ、メンチカツ、ヒレカツはタマゴとじにイマイチ合わないということ。特にメンチカツのミンチ肉は1枚のロース肉よりタレがしみやすくて食感がベチャベチャになった。
逆にヒレ肉はタレがしみにくい。エビフライはエビフライ単独で食べた方がいいですね。どれも定食のおかずなんですよ。ご飯と別にしてね。
好みの問題だが、カツ丼はロース肉がイチバン美味しいと思った。昨日の山形屋みたいに。
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豚汁は牛丼チェーン店で出されるそのものといっていい。
大根他、野菜がクタクタで豚バラは煮過ぎ。具の数、種類、規格が決まっているパック仕様ですねこれ。
漬物はないですが。卓上に柴漬けが置いてあります。
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喰っている間、背後のテイクアウト客の視線を後頭部に感じたよ。
HPを見たら、
「徹底した作業性の向上です。オートフライヤーと電磁調理器の導入で誰でもすぐにできる調理環境・・・」
はて?よくわからんのでジャン妻に聞いてみた。
「フライヤーって何?」
「同じだよ。油の温度を一定に保つ機会でしょ」
でもパチパチジュウジュウ音がしなかったのは何故だ。静か~に揚げたのかな。
それに電磁調理器って?ガスや火器が不要の電力で調理するクッキングヒーター、レオパレスによくある調理器?
渋川の「たか幸」食堂さんのカツ丼が揚げたての熱々で、肉もゴツくてやや固く、噛み切れずに塊をまるまるガブッといったら上顎を火傷したことがあります。それとどなたか過去にコメント下さった方が「お蕎麦屋さんのカツは肉屋さんで揚げたのを使っているのでは・・・」扇亭さんはそれらとは違いますね。衣を噛んでいると何となくわかります。
会計の時にチラッと見えたのだが確かにフライヤーのようだった。どうやって提供しているのか。私の中で疑問符が点きまくりで今でもスッキリしないのです。料理番組や料理コーナーでプロの料理人が「油の音が小さくなったら引き上げて・・・」ではないのです。
店の動線はいいです。これもHPから。
「接客についてもオープンキッチンからの2つのスタッフ通路をカウンターとテーブルが取り囲むレイアウトで、フロアを歩き回ることのない迅速な接客ができるようにしました。」
料理をやったことのない素人さんでも数日間研修を受ければ調理場に立てる、店でデビューできる店らしいね。

店を出たら満車でやんの。
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でもやっぱ王道104に行けばヨカッタ。
旅人の惑星さんの声も天から聞こえる。「GBがあるでしょ」って。
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安中だけど山形? [グルメ]

私のPCで「ヤマガタヤ」を入力すると「山県屋」と出るのは何故か?山県三郎兵衛尉昌景のせいか。
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雨が止まない。
「午後には止むわよ」(都内にいるジャン妻からのメール)
午後に止むってか。レンタカー移動だから傘を買うまでもなかろうと朝から傘を不所持のままウロつきまわってたら、そういう時に限って雨粒が大きくなり勢いよく降り注ぐものなのだよ。
妙義の方は薄日が射してきているようだが。ここ安中の上空は晴れそうで晴れない。もどかしいスッキリしない天気だ。
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大きい店構え。黒い柱に白い壁。存在感がある。駐車場も広い。
この店は旅人の惑星さんとこで知った。旅人の惑星さんはここ安中で10年以上通っているというが、自分もどこかで見たような、聞いたような・・・気がするのだ。(※後述します。)
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店の入り口には50周年の感謝の意が表示されていた。
カタチあるものを存続させるのってタイヘンです。50年なんてすごい!!1代で50年てことはあるまい。
初訪問です。田舎で11:00~営ってる店は貴重です。大概は11:30~だから。
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広い店だった。テーブル席、小上がり、小座敷、こういう店は法事で利用されることも多かろうて。
カウンター席はなく、中央に立派なテーブルカウンター席があった。
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あ、ウチと同じ醬油・本膳を使ってますね。
私はひとりだから中央のテーブルカウンター席に座ったが、何ていうんですかこういう四角くないヘンな形状をした木の一枚板のテーブル?木の断面がテラテラ光っていて縁がうねうねと曲がっている。
匠の世界では相当な技術を要する立派なものなのだろうけど、日頃デスク上に書類を四角く置いて整理整頓する習慣があるので、こういう変形テーブルに盆、器、箸をどうやって配置したらいいのか考えてしまった。
これは食べ難そうだと!!
己の腹とぶつかったり、肘を置いたつもりがそこだけ曲がってズッコけたり、肘を縁、角にぶつけたり。
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「お、おきまり、でしょうか?」
度の強そうなメガネをかけたお嬢さんがガチガチオドオド緊張しながら対応してくれた。
手先が震えてるジャン。私から注文を取りながら消え入りそうな声を出すのです。
俺、何かしたか??
お嬢さんが薬味ネギ、ワサビ、揚げ玉をテーブルに置いた。やはりこういうヘンな形状のテーブルだから四角く置けないのだ。私から見て斜めって置かれたので直角に置き直しました。
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でもお盆の角がハミ出してしまうのだ。そこから滑って落ちたりはしないが、何だか落ち着かない配膳である。
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運ばれたセットのトレイ、お盆もテーブルからハミ出さざるを得ない。
や~っぱりテーブルの縁が変に曲がっているせいで食べ難いのだ。正面に真っ直ぐ向きあって食べられないのです。うっかり手前の床に落とさないようにしないと。置いたつもりがそこだけ凹んでテーブル板が無かったりする。
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小サラダ、ドレツシングはフレンチです。蕎麦サラダにはマヨネーズが合うんだけどね。
カツ丼、ミニですがこれは美味しい。店で揚げてるか揚げ置きかはわかんないですよ。小さいなりに美味しい。セットでなくてカツ丼1人前食べてみたくなった。
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手打ち蕎麦は・・・
う~ん、私は蕎麦通でも何でもないので比喩がわからないのですが、水切が甘いです。蕎麦そのものは喉越しが良いのですが。後半は水っぽくなった。
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蕎麦湯が出された。それもテーブルのせいで四角く置けない。斜めってる。
でも最後にはコーヒーまで!!
なるほどこういう小さいサービスが地元客の心を捉えるのか。この界隈で食後のコーヒー、それも蕎麦屋で。
だけどさ・・・。
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そんな隅っこにコーヒーを置かれたら手が届かないじゃないか~。
お店のお嬢さん、そんなに私がコワいかね。
私は五十肩で腕を真っ直ぐ伸ばすと痛むのです。テーブルの縁がどこまでもヘンなカタチしてるので、粗相をしないよう慎重に慎重に手許に手繰り寄せました。
コーヒーカップというか、ほとんどぐい飲みでしたけどね大きさ的には。
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旅人の惑星さんはこの店を幾つかUPされています。いつかの記事で、
「微妙に足りないんですが・・・」
私も足りなかったです。11時にここで食べて午後に小腹が空いてしまい、前にUPした田所商店に久々に入ってしまったのだ。
どうも群馬に来ると私は食べ過ぎてしまう傾向にあるな。

※この店と同じ屋号、名前の宿が湯野上温泉(蕎麦宿)の近くにあるんですよ。これです。
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何だか似てるね。山県・・・じゃなかった・・・山形県にはこういうデザインの建築物が多いのだろうか。これは2011年の写真ですが現在も現役です。
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ラのロ [居酒屋]

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〇郎さんが店の前の道を掃除しているところ。
そしたら野良ネコが〇郎さんの足許へ寄ってスリスリしていた。
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昨日の記事・月輪でママに「〇郎さんとこに行かれたらどうですか?喜びますよ」と言われたのですが。
「そうかなぁ。前に言われたんだよね。オーナーのAさんから『〇郎さん、あのお客さんに(私のこと)夫婦喧嘩を見られたから恥ずかしいんだよね~って言ってましたよ』って言われてさぁ。」
そのひとことで足が遠のいちゃったのだ。〇郎さんのホンネを聞いてしまったので、自分は苦手な客なのかなと思って遠慮してました。
まぁ喧嘩の目撃者は私だけじゃない。高崎界隈に数多くいるけどね。確かにハデにやってたけどね。
こっちも気にして店の前を通って路地から覗くだけで、あ、お元気なんだ、で素通りしてたのです。
でも月輪を出たら路地に尺八の音が流れていた。
あの頃を思い出させてくれた。
これは私を誘っているのかなと思って入ってみた。
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〇郎さんは久々に現れた私を見て驚いた表情だったが、自分が会って恥ずかしいお客さん(私のこと)が来たというカオではなかったな。もうひとりのAさんいなかったし。店の中にお客もいなかったし。これから混むのだろうか。
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「誰も・・・い・・・ないん・・・ですか・・・?」
「そうなんですよ。今日はサッパリでしてね」
この時間帯に?私が最初の客?
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「和牛焼き」
「え?ママ(月輪)のとこで食べて来たんでしょ?」
「でも和牛焼き。滅多に来れないから」
ところが牛肉が見つからないのである。「彼何処に置いたのかな?」とあちこち探してたら、
「あ~あ、冷凍しちゃってらぁ。生のまま置いときゃいいのに」
なので今宵は諦めた。ポテサラにした。
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クラゲ1.jpg
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「もうひとりの男性は?」
「彼、今日はねぇ・・・」
聞いたら〇郎さんと同じ境遇で、娘さんに会いに行ってるんだって。
「料理人ってそういうのが多いんですよ」
ふぅん。そうなのかな。
「七のT君みたいにいつまで経っても独り身なのもいるけど」
そこで彼が引き合いに出されるか。もしかして彼は〇郎さん他、そういう先輩料理人たちを見てるからいつまでも独身なのかな。
「最近は(尺八)吹いてます?」
「吹いてません。BGMも今日はアタシひとりだからかけてますが」
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「ポテサラ、コリコリしたのが入ってる」
「いぶりがっこが入ってるでしょ。アタシぁもっとシンプルにいきたいんですが。最近の若いのはポテサラにも何でもかんでもいれたがるんですよ」
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あ、飲んでる。
「飲んで大丈夫なの?」
「以前よりは飲めるようになりましたんで。体重も増えたし」
そういえば体格がしっかりしてきたような。それに何より髪が黒々として密度濃く生えてるのが羨ましいよ。
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ボヤキ。
自慢話。
娘さんの話。
自分が育てた料理人の話。
この界隈で頑張ってる若い連中の話。
「うさこは椿町にいますよ」
「ですね。あの子ももう幾つだ?さんじゅう幾つか。彼氏いねぇのかなぁ」
「前にそこ(羅漢町)で一緒にいた相方がうさぎさんとこの近くで食堂開いてますね」
「他どっか行かれてます?」
「くなしりって店に一度行きましたよ」
「ああ、あの・・・」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-08-16
くなしりは某BARのマスターいわく、○郎さんのライバルだという。
「あの店はいいもの出すんだけど高くてさぁ」
クサしはしなかったけどライバル意識と尊重が混じった複雑なコメントだった。

ここから踵を返して歩いて10秒のところに〇郎さんがいた前の店がある。高崎では有名な店だった。
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「前の店、今はワインBARになってますけど。店が終わってから行ったんですよ。行かれました?」
「いや、自分はワインBARは行かないです」
白ワインだと何杯飲んでも酔えない体質なので。
「でも〇郎さんが行ったら店側も緊張したんじゃない?前にいた板前が来たんだから」
「そうなんですよ。気ぃ遣わせちゃって。キレイな店ですけどね」
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30分か40分滞在してとうとう誰も来なかったぞ。
もしかしてこの日は私が最初で最後の客?
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御成門界隈でジャン妻と群馬で知り合ったBlogger、チエさんと飲んだ時にこの店と〇郎さんの話題にもなったよ。
「アタシはもう行かないな。ああなったのは〇郎さんが悪いよ。それだけのことしてきてるんだよ」
いい加減許してやればいいのに。
お元気そうで何よりだった。いつだったか並榎町の某居酒屋で「〇郎さん死んだって噂流れたんスよ」死亡説まで流れたからね。そうやって人の噂にのぼるのはネタにもよるけど悪いことじゃないと思うのだ。
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路地を挟んで向かい合う今宵の2店。
2店とも、都落ち気分でクサってた私を「この街で生きよう」と奮い立たせてくれた店だった。
この通りを毎日毎晩歩いていたのです。
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その日には還れない。時はもう戻らないのだ。
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月輪 [居酒屋]

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ゴロ看板に表示されたお品書きは住んでた頃(平成24年~)と全く変わっていなかった。
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路地から引っ込んだマンションの奥だから一見さんは入り難いかも知れない。
久しぶりです。前回入ろうとしたら貸切だったし。
でも入ったらママがいない。
水を流す音がする。WCかな。
WCからママが出てきた。
「あらぁ・・・めぇずらしぃ人がぁ・・・」
そこにいるのは相変わらずの天然ママだった。T子さんといいます。
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先客1名、男性がいた。私はカウンター右端に座り、右腕右肘を手すりに投げ出して斜めに構えてカウンター上のお品書きを見上げた。
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店内の雰囲気、調度品、前に置いてあるNepiaのミニボックスティッシュ、SLと白衣大観音のモノクロ写真、バサバサ載せてある小冊子、全てがあの頃のままだった。時が止まっていたかのように。
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プレイヤーの調子が悪く、なかなか再生できなかったのでラジオに切り替えたりしてたが、ママがCDをゴシゴシ拭いたら再生できた。流れたBGMもいつも流れていた曲だった。
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真っ黒な椎茸の煮物は味が浸みて美味しいけど、椎茸という素材があまり好きじゃないんだがな~。
後から来たお客さんに出された蓮根(食感が大好きです)のピーナッツ煮の方が美味しそうだなと思った。後で追加しよう。
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「〇郎さん(高崎では有名な料理人)にお会いしました?前のお店にいますよ」
「さっき店の前を掃除してましたよ」
「行かれないんですか?〇郎さん喜びますよ」
私は今ここへ来たばかりじゃん。せっかく久々に来た客(私のこと)を他所へ廻そうとするかぁ普通!!
「いや、今日はこっちの気分なんで」
「いいんですかウチなんかで」
だからいいっていってんじゃんかよ。
「で、何ができます?」
「何でもできますよ。仰ってください」
「ひとくちトンカツなんてできるかな」
あ、油を鍋に注いでる。これから油を温めるのか。時間がかかりそうだな。
後から来られたオバさん客がテイクアウトでイワシのすり身揚げなんぞをオーダーしたのと、さっき述べたCDプレイヤーの不調もあってママの動きが無駄に慌ただしくなった。
この日は揚げ物が3品4品もあった。トンカツ、カキフライ、イワシのすり身揚げ、串カツ、確かこの店はソーセージ盛り合わせもボイルやグリルじゃなくて素揚げするんじゃなかったかな。それだけ揚げ物があれば客に出ますよ。だからあらかじめ揚げ油を温めておけばいいのだ。
揚げ物といえば、今日は出されてないけどボロボロのお品書き、短冊に「あったかコロッケ」とあった。
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この「あったかコロッケ」で私は上顎を火傷したことがある。実はこのコロッケの正体はカニクリームコロッケで、ジャガイモと挽肉ホクホクのコロッケだと思ってガブッとやったらクリームがビュッと飛び出したてアチチッチ。
「ママ、これクリームコロッケじゃん。そう書けばいいのにさ」ってブーたれたことがありますよ。
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カツが揚がった揚がった。
「お待たせしちゃってごめんなさい」
たかがこの程度のトンカツに30分か40分もかかるんだから。
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最初の1個めだけ筋切が甘く噛み切れなくて衣から飛び出たけど、他はサクサクやわらかかった。
ママは次にイワシのつみれ揚げにとりかかった。
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ふと見たら。前の戸棚に何か貼ってあるぞ。
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ビニールガムテープらしい。戸棚の扉がバカになってるらしく、それを貼っとかないと扉が開いちゃうみたいだ。
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これはイワシツミレ揚げをテイクアウトしたお客とお会計してるところ。
「幾ら幾らで・・・」
「そんな安過ぎるわよ。ちゃんと取って取って」
「でも・・・」
ここでママが計算間違いしたりするんですよ。お客は私に向かって「・・・ねぇ」と何やら私に同意を求めるそぶりを見せたが、
「いつものことですよ」
人様のお会計チェックで同意を求められても反応できないです。
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「ごめんなさいバタバタしちゃって。お持ち帰りなんて滅多にないからウチ。トンカツの後にイワシツミレ揚げをお持ち帰りなんて。CDプレイヤーも調子悪いし・・・」
知るかっつーの。やろうと思えば改善できることばかりじゃないか。「バタバタしちゃって」ったって、ママは客じゃなくて自分自身に振り回されてるんだよ。
何でこんな変な店(失礼)にお客が来るのか。例えばこの日、若い男性が「外に電話してきます」と出てったきりなかなか戻って来ないのだ。その男性の生ビールが温まってしまう。ママは生ビールにラップをかけて冷蔵庫にしまった。
戻って来た男性は自分のジョッキが無くなっているのに目が点になりかけたが、冷蔵庫にしまわれたママの気配りに感激した。いつもボケボケしてるママですが、そういう気配りが客を捉まえて離さないところがある。
その戻った若いのが茄子とアスパラのバター炒めをオーダーしたので「あ、俺もそれちょーだい」と便乗オーダーした。その方が早く出されると思ったのだ。結果それは正解だった。
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茄子とアスパラはすっごいバターと油だった。平らげた後の器を見たらアブラが1mmくらい残って溜まってるの。
その間に別のお客が2組、1人来られ、おとおしがさっき見て美味そうだった蓮根だったので、そっちの方が美味そうだなと改めて思った。自分に出された椎茸の仇を取り返そう。
「おとおしがもうひと種類あるみたいだね」
「あ、レンコンですね。お出ししましょうか?」
そういうのを出しておけば時間稼ぎになる。さっきの椎茸よりこっちの方が好みです。このレンコンに隠し味があって、
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蓮根の穴に砕いたピーナッが混ざっているのです。どんな味か想像できるでしょう。
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これは後から来られた会社員2人組の刺身盛り合わせ。
いいネタをキレイに盛り付けていたが。この後のイワシツミレ揚げだかカキフライだかがやはり遅れて「ママ、頼んだよね」「ア、ハイ、今やるところです」苦しい言い訳をするハメに。
その方たちのすり身揚げが出た後で、
「ママ、ラストオーダー。つぶ貝ある?」
ママは固まった。
「ございます」
あるならあるで何故そう固くなるんだ?」
「1個だけあります。小さいんです」
「いいですよそれで」
ママがつぶ貝をハンマーで殴りつけて叩き割っているところ。
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小さいのでキンメを添えてくれた。以上の品目数でTotal1時間半かかったですよ。
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家にこの店で購入したお酒そそぐヤツがあります。高崎から引き上げる時に買ったの。
「前にいただいた器、これから夏場に向けてまた使いますよ」
「割れちゃったり欠けちゃったりしてませんか?」
「そしたらまた買うさ」
割れたり欠けたりしてるのは店内でアタフタしているママそのものじゃないかな。
ジャン妻はこっち(高崎)にいた時、
「あの店はよく営っていける。絶対に客に助けられてる」
そう言っていたし私もそう思う。あのママがあのまんまで都内でOPENしたら絶対に無理じゃないか。
客に慕われてるのは否定しないし私もそのひとりだけど。ママ、ここ高崎でよかったね。
人がいないから営っていける!!

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見送られて路地に出たら、尺八の音が聞こえたぞ。。。
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ダリアン [グルメ]

「ウチの子たちにねぇ。休みはどっか行くの?って聞いたらさぁ。S子がイオ~ン、A美もイオ~ン、イオンに1日いるんだって」
と言って来たのは、群馬在住のオバちゃん社員。
「イオン?あのデカいショッピングモールか?」
「そう。そこに1日いるんだって。〇佳はマンキツって言ってたな~」
「マンキツとは何だ?」
「漫画喫茶だよ」
漫画喫茶だと??
娯楽が少な過ぎる、いや、偏り過ぎてないか??
でもそれらを否定せず「行ったらそこにいろいろ入ってるからだろ。1箇所で全部済ませられるし。買いものやらムービーやらカラオケやら」
「行ったことあるの?」
「無いよ~。見ただけ。渋川からバスで高崎にバスで戻った時にバスが側を通ったんだよな」
駅からもイオン高崎行のバスが出てるし。
「自分は人が多いところは嫌いなんだよ」
だから高崎が好きなのかも知れない。新幹線のJCTなのに、上州の玄関口なのに人がまばらだからね。
私は再開発前の高崎駅界隈を知らないが、もともとくるま社会なのに駅前を開発したことで更に人が離れてロードサイドに流れてしまった。駅に集客すべくドカドカ箱物を作っていたが、その駅前にそびえたつ箱物、オーパ(OPA)です。
これまで足が向かなかったのだが。
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さいたま市内の公用後、大宮駅から新幹線MAXあさまで上州玄関口に下りたところ。
今日明日とレンタカーで群馬県下を7箇所ほど廻る。
レンタカーの営業所は郵便局の手前、豊田屋旅館の先にある。予約は12時。それまでに昼を済ましちゃえ。レンタカー営業所からにあまり遠くへ行かない場所を考えたらこれまで見向きもしなかったこのOPA8階にあるダリアンがアタマに浮かんだ。
駅からデッキ歩道が直結していた。
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客がいないジャン!!
平日の昼前とはいえガラガラ。大丈夫か?北関東最大級のファッションビルと謳ったファッションモールなのに。
客数より店員さんやマネキンの数の方が多いってどういうこと?
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最初に会った時は20代半ば前で昨秋30歳になった「聖なる酔っ払いオンナ」は高崎市郊外にいる。
「OPA行った?」
「行かないです」
ウチの子たちはこういうところには来て服買わないだろうな。いいとこシマムラだろう。
エスカレーターが何だか遅いのです。なかなか8階に着かないのだ。
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こういう総合ショップの飲食店は最上階にあると決まっている。横浜そごうや高島屋もそう。
それにしてもエスカレーターの速度が遅いな。他に誰もいないからエスカレーターは私の為だけに稼働している感がある。他に人がいないせいか7階8階まで遠く感じる。焦って行くこともないのだが、エスカレーターを歩いてみた。
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お目当てのダリアンは8階にあった。
食後に見て廻ったら7~8階にレストランが集中していて、他にも携帯ショップ、楽器店?、眼科、コンタクトが混在していた。おそらく全テナントが埋まらなかったのだろう。
ダリアンも他のどの飲食店も、フロアを闊歩する他の客から店内が見える構造になっているのですよ。大型モールによくある間仕切り仕様。フードコートのようでもある。
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突っ立っても誰も出てこない。お客も誰もいない。あ、ひとりだけいた。
すぐに出て来ないのは客数がいないからだろう。
「オォ~イ・・・」
呼んでみたら地元で採用されたバイトっぽい女の子が仕方なく?出てきて迎えてくれた。
カウンター席は無さそうだ。
「ひとりだから狭い席でいいよ」
フロアの通路から見られない席を探したのだがどこの席も丸見えなのだ。食べてるところや食べてる料理を敢えて見せる配置になっている。
着座した。左壁は一段高くなっていてそこが厨房になっている。オペレーションは見えないが、調理の煙はニオいも遮断されている。キレイな空気である。
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オーダーしたあとメニューをパラパラめくってみた。
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餃子基地と謳っているだけあって餃子が美味しいらしが、これから人に会うので餃子はパス。五目あんかけ焼きそばにした。
最初に具を食べて麺だけにするいつもの作業に取り掛かる。
野菜が多いです。キャベツと白菜が両方入っていた。他ではキャベツならキャベツだけ、白菜なら白菜だけ、どちらか1種類しか入ってないのが殆どだが、キャベツと白菜が両方入っているのは珍しい。
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豚肉は少ない。イカ、エビも少々。
味はまぁ普通です。普通に美味しい。盛りつけは雑だが街角中華のように厨房にあるものを適当に載せた雑さではない。吉岡町の竜苑のような高級中華料理の味でもない。
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だけど客が来ないぞ。私ひとりしかいないのか。
食べてて視線を感じる。フロアを歩いている人から丸見えだから。フードコート、イートインはこれだから落ち着かないのだ。ひとりでポツンと食べてると余計に目立つじゃないか。なまじっか人がいないから僅かな客が通る度にジロジロ見られるのだ。店内が混んでて人数がいりゃ数に紛れて気にならないのだが。
夜や週末や休日には来場者数が増えるのだろうか。
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炒飯も至って普通だ。一部だけ白いご飯があったけど。
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あ、レジで何かトラブっているぞ?
厨房からリーダー格がレジにトンでいって対応している。やはり客が少ないからイレギュラー対応に慣れていないのだろう。
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途中で気付いたのだが。
これってホントに五目あんかけ焼きそばか?餡が殆ど無いジャンか。
「TBS噂の東京マガジンやってTRY」でTRY娘がトラップに引っ掛かってやたらと片栗粉を使う傾向にあるが、この五目あんかけ焼きそばと銘打った焼きそば片栗粉の餡が少な過ぎなのだ。
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もしかしてオイスターソース焼きそばってことないか?
伝票には確かに五目あんかけとなっているが。
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会計時は私を案内してくれたおねいさんではなく厨房からシェフが出てきた。あっち(大陸)の人ではなく日本人で地元の人らしい。
「美味しかったけどさ。オイスターソース焼きそばと間違えたってことない?」
「え?」
「餡が殆ど無かったが」
「え?あ、いや、ウチのはですね。餡が極力少なくしているんです。確かにそう仰るのもわかりますが、具の種類多く入ってますし・・・」
「キャベツ、白菜、ニンジン・・・あったねあったね」
「ハイ。オイスターソースの方は具が殆どなくて、豚肉とモヤシだけなんですよ」
「何!!具が殆どない??」
「殆ど屋台の焼きそば・・・よりも具が少ないかも・・・」
そっちの方がいいな!!
それさぁ・・・。
早く言ってよぉ・・・。
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この店、大連餃子基地ダリアンは、ここから程近い通り町でバーを営むFUNCKYDOOG氏のBlogで知った。
氏はそれまでは吉岡町の竜苑に行かれていたのに、このOPA内のダリアンを知ってからは「家から近い、手軽」「雨に濡れないで済む」その他の理由で吉岡町から足が遠退いた感がある。
氏の昨日の記事にはこのダリアンがまたまたUpされていたが、昼間っからグランドメニューおつまみ系で飲み食いされていたのと、休日はそこそこお客が入っている雰囲気が感じられた。

ダリアンは私の地元公用圏内にもあった。横浜、町田、海老名にある。行かないと思うけど。
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OPAは高崎駅からデッキ歩道で繋がっている。でも飲食店フロア7階8階は駅から遠く感じた。エスカレーターが長くて遅いのと、館内に人がいないからデカい器だけに8階が遠く感じたのだ。
食後に他の飲食店も見てみた。都心では聞いたことのない店ばかりだ。
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サブリナパスタ.jpg
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どの店にも客はまばら。客がひとりもいない店もあったね。
店頭にスタッフが立っているが、呼び込みに懸命というのでもないし。
それでいてスタッフといちいち目が合うのでうざったくもある。
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なかじゅう亭?
通り町と引馬にあるあの店か?
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-09-16-1
OPAに移転してきてもゴボウなんだね。高崎に住んでた頃3回ほど行ったがとうとうゴボウに馴染めなかった。
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OPAはお隣の高島屋の大改装と併せて駅前の新しい目玉になるだろうか。
確かに雨に濡れずに済むし、上がってしまえば選択肢が多いが、前述のFUNCKYDOOG氏いわく地元でのテナント誘致がタイヘンだったそうである。それまで週に1日定休日だった個人店がこういう箱物に入るとまず無休で営業しなくてはならないし人も雇用しなくてはならないし。店主不在で人任せという訳にもいかないし。
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こういうデカくて新しい箱物をアピールする一方で、個人商店の「絶メシ」もアピールしていたぞ。
開発の影響による個人店への贖罪のつもりかね。(苦笑)

朝から見ていただいて、コメントもありがとうございます。
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椿町ライバル関係その2 [グルメ]

某所で開催された社の会議が長引いて、高崎市内に戻ったのが21:30になろうとしていた。まだ食事を済ませていないのだ。
小雨降る中を久々に月輪に行ってみたら・・・。
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貸切りだと??
「まぁ、生意気に」(後で知ったジャン妻)
「陶芸関係者の集いじゃないかな~」
お向かいのラノロもカウンター席が満席で。さてどうするかな。
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亮さんにでも行くかな。でも亮さんでひとり白ワイン飲んでもなぁ。
料理もボリュームあるし。ひとりで行ってハーフって頼み難いし。
そこで閃いたのが昨日UPした椿町。うさ子の灯屋じゃなくてうさ子のかつての相棒、H君がOPENした古民家改装食堂へ足を向けた。
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「あ、現れましたね・・・」
「久々だね」
先客2名、私を見てやや店内に緊張が走ったが、H君がニヤリ。
サブの女性がいた。私と店主が知り合いなのが伝わったようだ。
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カウンター左端に座ったが、お品書きが置いてないぞ。
傘立も無かったな。傘を持ってカウンター下に寝かせるハメになった。
箸置きが入ってるグラスの中身はチョコレートに見えた。
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あらかじめ箸置きと箸をセットしておけば品がいいのに。客に箸を掴ませちゃダメだと思うのだ。私はそこまで神経質じゃないが、神経質なお客は気にするよ。
「実はまだ食事が済んでないのだ」
「え?そうなんですか?」
右隣の女性客が急いでメニューを廻してくれた。
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かなり絞ってある。
夜だからご飯食べないで料理3品いっちゃえ。
生姜焼小盛り、唐揚げ小盛り、ポテサラ。
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やや酸味のあるポテサラでマヨネーズ少な目、ジャコが混じっている。
ポテサラ1.jpg
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生姜焼、これは美味しいね。
もっとも定食屋で生姜焼きがマズかったらその店は即OUT、退場だけどね。
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先客2名が帰られた。右にいた女性はこの後うさ子のCafeで再会しますが、客ではなく厨房でうさ子のサポートをされてましたね。「今度は定食を食べに来ますね」って言ってたから休憩時間かな。
前にもうさ子の店でお会いしたことがある。その時は私の隣にいてお客さんしてたから、うさこの求人に応募したんだね。
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客が誰もいなくなったので。
「聞いていい?」
「何スか?」
「何であっち(うさ子のCafeの方角を指す)と袂を分かったの?」
「ええっと・・・」
こういうことを聞くのは私の悪い趣味、クセだが、H君はハッキリ言ってくれなかった。
「喧嘩でもしたか?」
「いや~、喧嘩ではなく・・・話しあって・・・」
さては何か濁してやがるな。
「前に言ったの覚えてる?一緒にいてもうさ子の下だしなって言ったのを」
「???」
「2名体制の店でそこのナンバー2に『いつかは独立するんだろ?』ってよく言うのよ。そう言うと大抵辞めちゃうんだけどさ」
「(笑)・・・言ってました・・・っけ・・・か・・・?まぁ次やる時は自分でやろうとは思ってましたけどね」
私の悪いクセが続いた。サブの女性が聞いてる前で「給料が安かったから?」「何かやらかして辞めさせられた?」船山温泉で突っ込むような質問をズケズケしたのだが、あまり明確な答えは得られなかった。ガードが固いのだ。
「そういうことを聞くもんじゃないわよ」(ジャン妻)
でも不仲ならこんな目と鼻の先にOPENしないだろうな。うさこをサブしている女性も行き来してるみたいだし。
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「あっちと近過ぎね?」
「いや、たまたまっス」
「追いかけてきたの?」
「(笑)いい物件だったので」
文京区の保健所で『古民家を改装してお店を営業される方へ』っていうパンフがあった。私が外人師弟に「キョウイクイインカイ」を尋ねられて悪戦苦闘した時に見つけたの。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-04-09
そのパンフを見ても、古民家だから、建物が古いから注意を払いなさい気を付けなさいというのでもなく普通に、火災探知機、非常口、設置場所がどうこうとか、書いてあるだけだった。外国人が好んで利用するという。昔ながらの日本の建物を求めて。
「文京区ですか?」
「東京ドームのあるとこだけど、外れた昔ながらの路地には古民家を改装して営るケースが少なくないみたいだよ」
うさ子のCafe(灯屋)もここも同じような年季である。
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「出張に来られてうさ子さんとこに泊まったりしないんスか?」
「民泊はちょっとな~」
私は難色を示した。
「ビジホに慣れてしまうとそういうのはNGになっちゃうんだよね。それとあっち(ゲストハウス)って相部屋だろ?朝起きたら横か上のベッドに知らないヤツが寝てるんでしょ。そういうのはちょっとな~」
「すぐ慣れるって言ってましたよ」
「私はそういうのに向いてないな。人見知りだし(何処が!!)カバンの中に大事なものも入ってるしね。(気を遣うという意味です。)それに領収書を経理に廻したら、お前どういうとこに泊まってんだ?って勘ぐられら」
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「あっち(うさこ)と客が被ったりしないの?」
「いや、そうでもないスね。こっちは割と年配の客が来てくれます」
年配?そりゃ私のことか。あっちはCafeで軽食、こっちは定食、路線を分けてあるからか。
料理の味はよかったし、カウンターから見た正面はまぁまぁキレイでうさこの厨房みたいに生活感丸出しのオープンキッチンではないのがいいね。
ただ、改善点も幾つかあって。
さっきも述べたが、箸置きをわかりやすくすること。
外は雨降ってるんだから傘立を出しなさいって。
日本酒を出すグラスが粗末過ぎる。オヤジのコップ酒じゃないんだからさ。え?オヤジだって?(笑)
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それにしても双方2店が近過ぎる。
「じゃぁあっち(うさ子のCafe)へ行ってくら」
「あ、さっきお隣にいった女性いますよ」
「どっちか片方へ顔出したら、もう片方へも顔出さないと義理が立たないじゃないか」
「そんなことないっスよ」
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この後、うさこのCafeに流れたのですがアクシデントが。店でじゃないですよ。翌日帰ってからPCに写真をダウンロードしようとしたら、うさ子Cafeの写真全部とその後で流れたASLIの写真がエラーで開けない。サイズが大過ぎるか、プレビューがどうこうの可能性がありますって。

ここまでは撮れてたのですが。
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いったんi-Phpneを抜いて再接続したら写真データが消えていたのだ。うさこの店の写真と、ASLIの写真が全て。
オカシイ?何が起こった?
i-Phoneを10に買い替えたばかりなのだが。
「データがクラッシュしたんだね。うさ子の祟りだよ」
「え?」
「アタシにメッセージ送ってきた時、うさ子は太っただの、うさぎがたぬきになったの言ってたじゃない。うさ子の怨念が写真を消したんだよ~」
この原因は未だに分らないのだ。翌日の写真はきちんと撮れていたのだが。

(iーPhone10にケーブルを繋いで、PCから直に写真を選別、消去するとこういう現象が起きるのです。機種変してからこの現象は2回起きましたね。なので今は取り敢えずiーPhone10からPCに写真データを全てダウンロードして、PC内で整理選別するようにしています。)

こんなに早い時間からご訪問ありがとうございます。
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椿町ライバル関係その1 [Cafe]

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FacebookとTwttierの違いがようワカランのですが。
椿町でCafe&ゲストハウスを営むうさこのTwttierで、これは求人募集かな?
「楽しく働きたい(^ - ^) それはきっと誰もが思う事と思います。ですが楽しいと感じるのは人それぞれです。
灯り屋ではお客さんの居心地の良さや笑顔を作る事を楽しみと感じるスタッフを募集します。」
スタッフ募集ですか。でもなぁ、店が駅から遠くて営業時間が長いから厳しいかもなぁ。18:00~27:00だし。
お客さんからスカウトした方がいいかも知れないよ。
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前はアシストする相棒、男性がいたのだ。H君というヒョロッとした背の高い男性。うさこが前にいたCafe「You e me cafe」の頃からいて、この椿町でもいっとき一緒にいたのですが。
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うさこは以前羅漢町にあった「You e me cafe」(うさこの本名と、アナタとワタシのCafeのひっかけ)が区画整備で立ち退きを迫られて今の場所にきた。(私はそのCafeの前のマンションにいました。)
現在は旅館業営業許可証を取得して2階でゲストハウスを併設している。
そのかつていた男性と、移転先の店&ハウスの名前を何にするか話したことがある。うさこのいないところで男同士でヒソヒソと。
「You e me Hotel・・・アナタと私のホテルってのは絶対に止めろよ」って言って男2人で爆笑したことがある。
後でうさこにも言ったら目をひん向いて頬が赤くなり、鼻も大きく広がり、両耳をピョンと立ててうさぎの如くカウンター上にとびあがりそうだったからね。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-02-13
「常連さんが『今度女の子連れて泊まりに来るから』って言ったらうさこさんが「そういう(どういう?)ホテルじゃなぁいっ」って怒ってましたよ」(H君)
この会話を最後にH君はいなくなった。だがある情報(Blog)で引っ掛かったのが、同じ椿町、灯屋のすぐ近くに、同じような古民家を改造した食事処がOPEN、それは椿食堂といって、そこにうさこのかつての相棒、H君がオーナーだという。うさこと袂を分かって独立したらしいのだ。
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その店はすぐにみつかった。うさこの灯屋と目と鼻の先、路地を曲がってすぐだった。椿食堂というそうです。
これまた古民家を改装した昭和満載の趣である。奥に背の高い男性がいた。
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ライバル2.jpg
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この辺りはかつて遊郭だったという噂がある。柳川町が赤線地帯に指定されて、私娼を置いた店が集約される前の頃のことである。
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うさこの灯やに戻った私は椿食堂の方角を指して、
「あの店って・・・」
「???」
「前にいた彼?」
「そうですぅ。行かれますかぁ?」
もう灯屋に入っちゃってるんだけど。
「いやいや、食べてきたからいいけど。そうだったんだ。彼っぽいのがいたな」
灯屋でバイトしている子も「ちょっと食べてきます」って出ていったから双方の関係は良好なのかな。
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生活感とBAR感覚が一体に.jpg
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「喧嘩別れしたかと思ったよ」
すぐこういうことを聞きたがるのは私の悪いクセである。ここは船山温泉じゃないんだから。
「しましたよぉ!!」
「え?そうなの?」
私が以前聞いた話では「他にやりたいことがあるって言われてぇ」ぐらいだったのですが、円満に辞めなかったのかな。まぁその辺は彼に聞いてみよう。
「前、彼に、いつかは独立するんだろ。ここにいてもうさこの下だしなって言っちゃったことがあるよ」
「まぁ、そうですけどねぇ」
うさこはちょっと頬を膨らませて鼻の穴を広げた。ムッとしたかも。アナタがそそのかしたのねとでも言いたいのかな。そんなつもりはないが、過去にその店のナンバー2に「いつかが独立するんだろ?」と水を向けると大抵辞めますね。料理や飲食業の世界はそういう夢があってこそ頑張れるんだっていうし。
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「前は日本酒あったじゃないか」と出して貰ったのが、奈良県葛城市の「梅乃花」というお相撲さんの四股名みたいな名前の酒です。
そこの五代目蔵元は女性です。
うさこがその日本酒を温めているところ。
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他にお客さんもいたのでたいした会話はしてないです。高崎の地元ネタ。飲み過ぎない程度にサッと出ました。で、椿食堂の営業時間を確認したくて路地を戻ったら・・・
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中から彼、H君が出てきた。1年か2年ぶりの再会である。
今宵はもうお腹がクチたので挨拶程度で辞去しました。酒よりも飯、定食の店らしいですね。
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ラーメンに山菜? [ラーメン]

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「味噌は日本人の宝物」・・・
そりゃそうだが。だったら醬油や塩はどうなんでぃって。
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北海道味噌はポテトフライが入っていた。
九州麦味噌はさつま揚げが入っていた。
まだ信州味噌をいってない。
間違えて入った同系列の先代商店(静岡市清水IC近く)で北海道味噌をオーダーして「フライドポテト要らねぇ」と言い放ったら店の女の子はちょっと困った表情になった。だって合わねぇモン。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24
この店は味噌だけで充分美味しいのだ。
旅人の惑星さんの記事を見たら期間限定山形味噌には玉こんにゃくが入っているらしいぞ。ま~た無理矢理にご当地感を出してからに。もし山形味噌がまだあったら「玉こんにゃく要らねぇ」って言い放ってやろうと心中期して来店したのだが。
な~んだ。山形味噌は無かった。期間限定終了らしい。
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混んでたな~。11時45分頃だったと思う。
「名前と人数を書いてお待ちくださ~い」
ファミレスかよ~。私も名前を書いた。本名と人数を書いた。でもひとりなのでそれほど待たずに案内された。BOXを見たら先客の空いた器さえ片付けたら入口で待ってる客は一気にさばけそうに思えたが、それができないのはフロアを女性ひとりで切り盛りしていたからです。オーダー聞き、コップ配置、ラーメン他料理の配膳、そしてお会計、タイヘンそうだった。この店はテーブル席もカウンター席(ロングカウンターではなく、背中合わせにいなった一画)も肩ぐらいまでの高さの壁で間仕切りしてあるからフロア全体が見渡せないのである。
どこの客が呼んでも「ちょっとお待ちください」の繰り返しである。ちょっとどころではなく結構待つのだよ。

ヘアバンドなんか私には必要ないよ。
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厨房も2人しかいないようでリーダー格は調理で手いっぱい、「ハァイ料理お出ししてぇ~」と叫んでもフロアの女性がひとりなので、どっかのテーブル席に捕まってるとそこから動けないのである。厨房の2人は会計もオーダー聞きもしない。調理して出すだけです。
孤軍奮闘のフロア女性は慌てず、走らず、テンパらず、顔の筋肉だけで余裕ぶった笑みを浮かべて店内を大股で闊歩している。「アタシはひとりでやってんだよ」のオーラを出していた。厨房からできあがった旨、声が飛んでも「だったらテメェが持っていけよ。調理なんか後でできんだろ」とでも思ってるのかも。
でも少しだけ理解できる気がする。店内があまりに混雑して、今いるスタッフ数に対してさばける客数を超えると開き直らざるを得なくなり「待たせとけばいいや」になるのである。私はもう現場(店舗勤務)から引退したが、現場にいて受付で入力と会計を担当していた際、それほど広くない待合に3人4人か3家族4家族いると「まだなの?」の視線が気になりこっちも焦るのだが、それが10人20人と増えて待合の椅子が全て埋まり、壁際にまで立って待たせる次元までいくとこっちも開き直ってしまい、待たせてるという感覚が消え失せて「どうにでもなれ」という気になり、悪い意味で余裕が生まれるのである。決していいことではないけど、交通渋滞と一緒で「混んでる原因は皆さんでしょう」という気になってしまうのだ。
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12時ちょっと過ぎたらもうひとり、カワイイ女の子が加わったのでよっやくスムーズに廻るようになった。厨房のイラついてた男性は若いその子には優しかったね。
シフトの組み方を変えるしかない。11時開店なら11:30には入らないとな。
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着丼したのは12:08、信州味噌野菜入り、バター、そして山菜が混じっていた。
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でもこの山菜は何種類かの山菜を適当な長さにカットして水煮してパック詰めにしたものですね。
どっから大量に仕入れてバサッと出すだけ。加熱済みの加工食品だから調理の手間がかからない。
確かに山菜だが、ひとつひとつに山菜特有のエグミも苦さも全く感じない。主張が強く素晴らしい蔵出し味噌風味にかき消されてるともいえるが、駅スタンドで出される山菜そばと同じです。
この手の店が山菜をそこらの山で採ってくるわけないよ。安定して供給されるだろうけどね。
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肉味噌はどれも共通で入ってるみたいですね。味噌スープは確かに美味しい。しょっぱ過ぎず甘過ぎず。街角中華の業務用ブリキ缶の味噌とは全く違います。
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わかってはいても、できあいの業務用山菜はイマイチだった。
ホンモノの自然の山菜はこれですよ。
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長さや茎の太さが不揃いでしょう。規格も何もないし。
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船山温泉の夕餉で提供されたものです。
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船山温泉T館長はこれら地元採れたての山菜をインスタントラーメン(味噌?)に載せて食べてるのだろうか。
「山菜は多少は食べますが、基本、お客様優先です」(T館長)

孤軍奮闘してたおねいさんは、私の会計で発生した釣り銭端数を「募金箱に入れておいてくれ」と言ったらメッチャ嬉しそうだった。
それまではカオの筋肉だけの造り笑顔だったのに。

これで田所商店の定番、北海道味噌、九州麦味噌、信州味噌、レギュラー3種を制覇したが、この3種の味噌スープの違いが全くわからん。
それを理解するには3つ並べて試食しないとわからないだろうな。ジャガイモだのさつま揚げだの山菜だの玉こんにゃくだの余計なご当地感は不要だよ。
まてよ?会津味噌だったらご当地感を出す為に何をトッピングするだろうか?
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馬肉?
鰊山椒煮?
棒鱈とか?
あり得るかも知れない。
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えびすラーメン [ラーメン]

昨日Upした赤城神社と前後して、本庄市、伊勢崎市、高崎市を廻っていた日のこと。
その日の夜は現地での会議に出席することになったのですが、その会議は20:00~21:00まで。解散して市内に戻れるのはどんなに早くても21:30になるだろう。
もちろん夜は高崎泊まり。そんな遅い時間から何処で飲もうか考え考え、20:00まで腹持ちするランチを探したのだが、伊勢崎市内のロードサイドに良さげな店がないのである。
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これは信号待ち停車中に撮影したのですが、この次の交差点に差し掛かった辺りで新宿区の某行政から着信があり「折り返します」の直後、後ろ何台めかにパトカーがいたんですよ。アブなかった。群馬はパトカーが多いからね。高崎市内から前橋市内へ走るだけでも5台くらい見るからね。
そこを過ぎて適当な路肩に停めて折り返し電話をして、坂東大橋を渡り、伊勢崎市に入って数分、片側2車線両側4車線の広い道路の右側にファミレスのような、くるまやラーメンのような店があった。
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この先あまり期待できないので、Uターンして滑り込んだところ。
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11:00開店です。群馬の飲食店はのんびりしたところが多く、11:00~は希少です。大抵は11:30~OPENだし、最近見つけた椿町の某食堂なんか12:00~ですよ。11:00~12:00の1時間を開けるだけでも売上伸びると思うんだけどな。OPEN時間過ぎてるのになかなか開かない店もあるしね。
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先客が数人いた。ガテン系ばかり。
カウンターに座ったら、固定椅子と椅子の間が狭いので足の付け根が挟まったよ。短足で跨ぐように腰を落とした。
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厨房はスダレがかかって見えないが、調理人2人、女性スタッフ3人、計5人ほどいた。そんなにいって採算合うのかと懸念したが、後から後からガテン系の客が入ってきた。奥にも案内されていたから大きいキャパの店らしい。
見上げると懐かしい昭和のディスプレイがいろいろ掲示してある。
昭和の玩具とか。コカコーラの瓶とか。
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空の大怪獣ラドンと超獣コンビも。
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メニューはドサドサ置いてあったメニューを見たら、鶏和風と豚骨と2ベースあって、鶏和風醬油、塩、味噌、つけ麺、こってり醬油、辛味噌、濃厚豚骨醬油、辛味噌、いろいろ揃っていた。
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幾つかのランチセットはドリンク付です。いきなりドリンク(コーラ)が出されたからね。
卓上にあるセルフの給水ボトル、この水が店を出る頃には1/3程度に減ることになる。
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ASLIのマスター、ファンキードッグ氏がややガタイのいい常連客に「ラーメンに半炒飯はよくない。絶対よくない。炭水化物に炭水化物、これが太るモトだから」と仰っしゃっていたよ。私にも注意喚起してるのかな。ドッグ氏は私のBlogも見てくれてるからね。
だがこの店のチビ炒飯はいただけなかった。冷めているんです。中が一部冷えてるし。炒め置きだなこれは。炒めてるリアル音がしなかったからね。
大きく写真Upする価値ないです。
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止めといた方がいい。だが、ラーメンは美味しかった。
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渋川駅前の伊藤商店のラーメンをやや薄味にした感だった。
渋川か。何だか遠くなった気がする。桃井城の公園化はどうなったのか。4月に新入社員が入社したら渋川にも行くチャンスが来るのです。

食べ終えたけど。会議が20:00~なのでこれだけでは足りなそうだ。会議中に腹が減って「早く終われよ」とイライラしてくるのは必定。
気になるサイドメニューに見入った。
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私は店のオバちゃんを呼んだ。
サイドメニューのモツ煮を指してから両手の掌でサイズを形造りながら、
「これ(モツ煮)サイズ大きいかな?」
「そうですねぇ・・・。これぐらいかなぁ」
そのオバちゃんの掌サイズは決して小さくなかったので、私は胃に手を当てながら、
「大丈夫かな~」(食べれるかなの意)
「多分・・・(オバちゃんは私の恰幅をジロジロ見ながら)・・・お客さんなら大丈夫だと思いますよぉ」
そう言い切られたのでオバちゃんを信じて追加オーダーした。食べ切れなかったらオバちゃんのせいにすればいいや。ところがですね。
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上州のラーメン屋のサイドメニューにモツ煮がある店は多いが、この店のモツ煮は熱々のステーキ鉄板の上に乗った器で供されたのですよ。
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セットではなくモツ煮単品なのでレギュラーサイズだと思うが、大きさは無難だった。ジュワジュワ沸騰している。ブクブク音が鳴っている。
レンゲを突っ込んだら湯気がモワ~っと目に染みた。
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モツの1枚1枚中まで熱く、上顎を火傷した。
朝の船山温泉の味噌汁や、さらの木のスープのように固形燃料でシュワシュワ燃やしてるんじゃないし、火は点いていません。余熱でヒートしているんです。どうやって煮たんだこれ?
モツ、大根、ニンジン、コンニャク、スープ、全てが熱々。
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底の方なんか凄い。大根がドロドロに溶けています。
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底に沈んでいたモツまで焦げていた。
セルフの水ボトルがどんどん減っていく。喉が乾いたのもあるが、殆どは口中の消火作業の為です。
ただ、味はいいです。いいというか好みの味だった。煮詰まらなければそんなにしょっぱくない。でも後半は煮詰まってきた。味がどんどん濃くなっていくぞ。
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会計時にさっきのオバちゃんが出てきたので、
「食べられましたぁ?」
「ああ何とか・・・」
口中の火傷で麻痺してハガハガして上手く喋れない。顔、アタマのてっぺんまで真っ赤だったんじゃないだろうか。
「熱々で水が半分以上無くなったから補充しといてくれ」
「あ、大丈夫ですよぉ」
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Uターンして伊勢崎市中心部へ向かう。
口の中がまだ熱い。自分の口の中でないような違和感。
この後で久しぶりに笑ふ女と再会したら休憩室でお手製の弁当を食べていた。
「お昼もう食べたんですか?」
「これこれこういう店でダメ押しにモツ煮を食べたら口ん中を火傷した」
「火傷っ?ぶふふっ(笑)」
「笑ふ場かよっ。味はよかったけどな」
「ああ、味は美味しかったんですね。でも何だか顔が赤いですよ」
「・・・」
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赤城神社は城館なのか? [隠れ郷土史]

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翌朝にレンタカーで田町を通ったところ。

そして前橋市二之宮町の赤城神社にきています。
駐車場がわからないので神社の周辺をぐるぐる回ってたら、西側の生活道路前に長々と伸びる堀を発見したぞ。
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北側にも堀が。埋められて浅くなっていますが。
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ここへ来るにはくるまが不可欠です。私は伊勢崎市方面から来た。上武道路(17号線)二宮赤城神社前交差点を後方に右折するしかない。
駐車場の入口がたいへん分り難い。周囲を2回廻ったが、参拝者専用駐車場は何処にもないので、公民館駐車場に停めるしかなかった。
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境内に入ります。
人がいない。雨上がりの平日で参拝者ゼロ。
神主も巫女も管理人もいない。管理棟はあるから何かの祭事には人が詰めるのだろうか。
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赤城神社はその名のとおり上州三山の赤城山を祀る神社ですが、上州に散在している赤城神社の総本山・本社としては、
①赤城神社(赤城山の大沼湖畔)
②赤城神社(三夜沢町、赤城オートキャンプ場の近く、三夜沢は宮沢の転訛ではないかという説がある。)
③二宮赤城神社(今、私がきているところ。)
これらの3つが挙げられるそうです。

赤城と名の付く神社は他に前橋市に10社、桐生市に7社、伊勢崎市に3社、太田市に7社、みどり市に4社、沼田市に1社、館林市に4社、渋川市に6社、高崎市に3社、藤岡市に1社、安中市に1社、甘楽町に2社、玉村町に1社、あまり知られていない小さいものも加えると100を超えるらしいが、赤城山という位置づけだけに東毛や北毛に多い。
行ったことないですが、赤城山の大沼湖畔にある赤城神社が最も風光明媚なのではないか。山と湖に接しているから。
でもそこへ行かないで交通の便も悪く、寂しい二之宮町の赤城神社に来たのはですね。境内にある本殿のような建物を見に来たんじゃないです。私は建物や文化財には興味ない。冒頭に挙げたように、神社のまわりを囲むように土塁や堀が残っているという情報を得たから。
裏手に廻ってみる。
草木や落ち葉が濡れている。
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堀は埋められて浅くなっているが、土塁と併せてよく残っている方です。堀というより窪みだね。
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さっき外の道路側から見た西側の堀を境内裏から見たところ。
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この遺構を知った余湖先生のサイトから、氏の作成した城郭鳥瞰図を転載します。
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神社の構造としては珍しい。城館のように見える。
だが解説板にはその部分はあまり触れていない。「境内には堀と土塁がめぐらされている。中世における社地の形態をよく伝える環濠遺構であり、市の史跡に指定されている。」とだけ。
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環濠は城館とは違うのか。本来の意味は周囲に堀を廻らせた集落のことで、それには水堀なら環濠、空堀なら環壕か。サンズイとツチヘンの違いですが、周囲を囲んだ。
でもこういうものは防御と拠点を表している。おそらく塁の上には柵を、類の法面には逆茂木を並べてあったのではないか。昔の村々が自ら自衛する為に設けたものらしい。
これは境内でもあり、外郭の南側でもある堀。
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堀の外側にも土塁が盛られているのがわかります?これも環濠の特徴だそうです。
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後年、これらの村・集落の数が増えて規模が大きくなると、その地の有力な寺社が存在して介入するようになる。
寺社は自衛の為に僧兵を置く。村民と併せて併呑しようとする外敵から守ろうとする。ここ赤城神社の土塁痕は寺院を外的から守る為に設けられたものではないだろうか。
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公民館駐車場に停めたくるまに戻ったら人がいた。自治会の人らしい。
彼らを呼び止めて聞いてもよかったのだが遠慮した。時間が無かったからです。

前に載せた群馬八幡の上野國一社八幡宮には裏手に一条の壕があったが。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-01-13
この赤城神社境内裏の壕、塁はそれよりも細かい縄張りのようでもある。

ここは何だったのか?
合戦の舞台になったのでは?
武装勢力の寺院だったのか?
戦乱の際は地域住民が駆け込んで避難所になったのでは?
そういう想像を膨らませることができますがあくまで想像でしかない。他を調べてもこれ以上のものはなかったので、くるまを返した後、高崎市へ史料を探しに出向いた。
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受付へ歩み寄って係のねーさんに、
「前橋二之宮の赤城神社の史料はないかな?」
この係員は前にも「柳川町のイロ街の史料が見たい」と申し入れてあっさり探し出してくれたことがある。
2冊持って来てくれた。そのうちのボロボロの前橋市史第1巻、第四編中世の項、768頁辺りに「第四節 二宮赤城神社」が載っていたが、そこには、
「年代記の天正四年の条に、八月八日二宮明神社南方氏政勢打破ルナリ神主ハ無カト云ニ大軍ニテ恐シマ不持出無宮ナラハ可打破ト云シ・・・」
何のことかよくわからない難文だが、南方氏政勢とは相州小田原から攻め上って来た北条氏政(飯に汁をかけて食べる人)の軍勢で「神主ハ無カト」「無宮ナラハ(バ)」とは、神主が不在で荒廃していたということか。
壕と塁に関しても「社域は方約200mで、外側に濠その内に接して土塁をめぐらしている。あたかも中世の館跡をしのばせる形である」
神社そのもののイワレ、詳細は載っていたが、私が知りたい周囲や裏手に残るものについての詳細な説明は無かったのである。

その後、県の教育委員会に問い合わせても用要領を得なかったのだが、代わりに社務所の電話番号を教えてくれたのでそこに問い合わせたの。
「神社の裏にあるものは何です?」
「土塁と堀です」
それはわかっている。
電話に出た方は私の問い合わせに対して「何者だろう?」と最初は思ったようだが、親切に持論?を展開してくれた。
「昔、神社は誰かの城か館だったのですか?」
「いや、そういうんじゃなくって、多分大胡城との関係でしょうね」
大胡城??
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-05-16-1
「あの城が誰の手に渡るかによって、近隣住民がこの神社内に避難してきたんですよ」
オモシロい説だがそこへもうちょっと突っ込んでみた。
「うがった見方ですみませんが、北の方にあるもうひとつの赤城神社さん(大沼湖畔)と仲が悪くて、そっちに対して防御の為にこしらえたとか」
「いえいえそういうんじゃないです。赤城神社は群馬県内に幾つもあるんですが、ウチ(神社)は荒砥川と〇〇川に挟まれていて、それらの川は赤城のお山から流れてくるんです。山の水の神様なんですよ。赤城神社は赤城のお山に繋がるので」
ここでまたわからなくなったのである。
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泥やぬかるみはなかったが、ニッポンレンタカーへくるまを返却した際、
「悪いな。1箇所だけ駐車場が舗装されてなくて」
運転席の足場をやや汚したのである。
「洗い場の水を貸して欲しいな」
整備場の脇にある洗い場で靴を洗ってるとこ。雑巾も貸してくれた。
これなら帰宅してもジャン妻にバレないだろうと。
写真は機種変したi-Phone10で撮影したのですが、i-Phone10は画面にSuicaのチャージ情報が表示されるのですよ。でも私はi-Phone10のSuicaは使わないで通勤定期も含めてこれまでのSuica1枚ものを駅改札でタッチしています。
ところがi-Phine10を持ち歩いて電車に乗ると「チャージ料金は幾らです」「チャージ料金は発生しませんでした」がイチイチ表示されるのでウザったくなり、ジャン妻にその設定を外してもらおうとi-Phone10を渡したら、めざとくこの一連の写真データをチェックされ、赤城神社裏手の草ぼうぼうの写真と革靴を洗っている写真がバレた。
「何処へ行ってたのっ!!」
「じ、神社へお参りに・・・」
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ASLIな夜 [BAR&人間ドラマ]

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小雨が降り続いている。
私の陰の部下・草の者6号はまだ斎場にいて泣いているのだろうか。彼女の涙雨か。
ホテルで借りた傘が重たい。この雨の中を椿町まで歩くのはシンドイな。通町にしよう。

通町に向かう。駿河大納言卿が眠る寺の前の通り、まる飛さんの辺りに客引きがいるんです最近。
私にも声かけてくる。
「いや、決まっているので」
向こうも仕事だからね。この雨の中を。客を呼び込もうにも人が歩いてないぞ。
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ファンキードッグ氏は花粉症、気管支炎、咳のせいで肋骨を折るなどタイヘンだったらしい。
バーテンダーだから喋らない訳にもいかないし。
今年の私は全然花粉症に罹らず。
群馬転勤が解けて東京に戻される春に甘楽の国峰城で花粉症になったが、東京に戻ったら翌年から治まってしまったのだ。
「群馬の空気より都内の汚れた空気の方が合ってるんですね」と言われたものさ。
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ファンキードッグ氏3.jpgファンキードッグ氏4.jpg
「マスター、聞いていい?」
「ハイ、ジャンさんなんでしょう?」
「ここ(ASLI)ってアイリッシュバーなの?」
バカな質問をしたものだ。無知って怖いよね。
「いえいえいえいえ。ウチはアイリッシュバー(Irish Bar)じゃないですよ」
「そもそもシリッシュバーって何?」
「アイルランドのBARです」
アイルランドのBAR??

アイルランドって何処よ?
英国の隣にある国か?
ヒロ旦那が昨年行った国か。

何でこんな話をしたか。アイルランドに興味があるわけじゃないですよ。ジャン妻の移籍カウントダウンが始まっていて、ジャン妻のレベルに到底届かないとはいえ員数を埋め合わせるように配属された中堅女性社員がジャン妻他の課員を困らせている。
(ジャン妻が泣かせたオンナです。50オンナが40オンナを泣かせてどーする。)
(アタシが泣かせたんじゃない。勝手に泣いたのよっ)
その女性は私が10年前に面接採用したのですが、彼女がジャン妻の後任呼候補として経理にどうかという話が出た際、私は反対しないまでも釘を刺した。
「アイツ空気読めないですよ」
実際その通りだったのだが私は「だから言ったジャン」とは言わないです。言いたいけど。
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その女性とジャン妻、ジャン妻後任の課長と3人がランチに行った時のこと。何でか知らんが晩酌の話になた。
ジャン妻後任の課長さん(男性)は日本酒より洋酒、ウイスキーを好む人なのだが、平日は安い洋酒を炭酸水で割ってハイボールに、週末の翌日が休みの晩はいい洋酒をロックでしっかり飲む、そんな話題になって、
「高崎に1軒アイリッシュバーみたいな店があって、ウチの旦那(私のこと)が時々行くんだけど。そこいい値段してるんだよねぇ」(ジャン妻)
「高いんですか?」(後任の課長さん)
「1杯4000円ぐらいするんじゃなかったかなぁ」(ジャン妻)
ASLIのことか。そんなに高い酒飲むわけないだろっ。そしたらその空気読めない女性がこう言い放った。
「じゃぁ私、〇〇さん(私のこと)にそのお店に連れてってもらいます!!」
場がドッ白けた。
私はその話を聞いて「1杯4000円??あのBARはそんなにしないよ」と否定しながらも「もしかしたらそういう高いのも置いてあるかもしれないが」と肯定もした。
どんなスタイルのBARでもいいよ。問題はその空気読めない女性の発言です。その場にいなかった私に「連れってもらう」ってどういう了見なのか。その場にいた2人の上司のカオを潰してるよね。
私は後任の課長さんに言いましたよ。
「アイツがそう言い放ったそうだけど、それってその場にいたアナタたちのカオを潰してますよね」
課長さんは苦笑してるだけで応えない。
「その場にいる人に『そういうBARに連れてってください』って媚びるならまだしも、私の名前を出すか普通??」
課長はまだ苦笑している。私より一回り以上若い方で、大きい声を出さないクールな人。
「〇〇さん(ジャン妻)が言ってたそのBARにも今でもときどき行きますけど。自分そんな高い酒飲んでないですから」
分相応のものを飲んでますと釈明するハメになった。
ASLIは勘定高くないです。高い酒さえ飲まなければ。洋酒もピンキリだからね。私は全然詳しくないです。身体に優しければいいの。
マスターは店内の内装、雰囲気を指し示しながら「ウチはバリ風のアジアンテイストのBARですよ」
ますますわからなくなった。海外へ行かないと理解できないだろう。でも行かない私は。
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スコッチ・ウイスキーをいただく。
私は洋酒に造詣はゼロです。静かに酔えればいい。料理談義ならまだしも、日本酒談義や洋酒談義ができる人って凄いと思うのだ。
何を話したんだっけ。ここ来る前に初めて入った昨日の記事の店と、OPAの飲食店のこと、旅人の惑星さんの話題も出たな。「自炊してんのかな」(されています)「料理上手そうだし」「食べてくれる人がいればいいのにね」本人にしてみりゃ余計なお世話ネタばかりだったような。
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小雨が降り続いている。
まだ草6号は斎場にいるのだろうか。
草6号はジャン妻が社を離籍になり、伊東甲子太郎の許へ行くことをまだ知らない。
このBlogに過去に登場した群馬の子たちには個々に伝えましたが、草6号はその子らとは別ルートで後から登場したのです。初めて出会った時にジャン妻は6号をフォローして支えたのだが、今は疎遠になった。

小雨が降る中、遠歩きしないで近場を彷徨ってみる。
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でもすぐにホテルに戻った。傘が重たいのと、私は傘をさすのが下手で、肩や背中、腰から足にかけて裏側が濡れやすいのです。
明日の散策に備えて・・・じゃなかった、公用に備えて早く寝よ。
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佐藤 [居酒屋]

田町にあった店です。
あった?過去形です。今はもうない。
2016年の春過ぎに日突然「閉店することになりました」のハガキが届き、マスターも天然女性スタッフもそれきり行方が知れないのだ。
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いい店だった。料理も酒も。会話も。笑いが絶えなかった。
酒飲みなクセに「ひとりで飲みになんか行けません。〇〇さん(私のこと)何処か連れてってください」・・・私を完全に安全牌と見切ったのか、不名誉で失礼極まりないことを言う草6号は、亡くなった父御と稀にこの店に来ていた。カウンターではなく小上がりで。
「閉店したよ」と言った時は残念そうだった。
1年前までしばらく空きテナントだったがそのの跡(後?)に佐藤という焼酎の銘柄のような料理屋が入っていた。
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旅人の惑星さんが時々行かれているのを見ると、アラカルトではなく3000円コース、5000円コース、予約制で8000円コース、フグもあるらしい。
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悪い店ではなさそうだ。前の店を知らなきゃいい店かも。
行ったら前の店の幻影を見てしまいそう、求めてしまいそうなのでこれまで敬遠していたのだが、草6号は亡くなった父御と前の店に行っていた。今宵はその父御の通夜だった。
では感傷を振り切って、新進気鋭の佐藤で精進落としをしてやろうという気になった。
焼き鳥結の辺りで電話した。
「今からひとり入れる?」
「あ、おひとり、さま、ですか?」
日本人ぽくなかった。たどたどしいのです。外国人がつたない日本語を喋っているようだった。
「か、カウンター、で、よろしければ」
「もちろんカウンターでいい。」
カウンターしかないだろーがよ。こっちは内装を知ってるんだからさ。
電話に出たとおぼしき店主は「たった今電話した者だが・・・」と言いながら入ってた私を見てやや硬直したんですよ。〇〇ザが来たとでも思ったのだろうか。
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椅子がソファーっぽくなったが。内装、間仕切りはあの頃のままだ。
あ、ヤバい、前のマスターのスキンヘッドと、天然U子さんのボケTALKを思い出してしまった。消さなきゃ。この店はもう別の店なんだし。
メニューとはいってもこれだけです。コースのみ。でもコースって気は楽。考えなくていいし。こちらのタイミングを見計らって出してくれるし。
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つきだし盛り合わせ。普通に美味しいです。
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お造り。これはまぁ取りたててて「!!」ではないです。
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椀ものはタケノコの真薯だって。
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マナガツオの西京焼。
浜潮時代は銀だら、あぶらぼうずの西京焼だったな、あ、また思い出してしまった。
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お酒は相模灘、町田酒造の2種をいただいた。
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「みにトマトです」
見りゃわかるよ。何故にこのタイミングで小さいトマトが?
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店主が緊張してるように見える。
饒舌とはいえない。声も小さい。何か言っても気の利いたTALKが返ってくる人ではなさそうだ。
それでも「高崎初めてですか?」と聞かれたので「話せば長くなるのだが・・・」と前置きして、こっちの身の上話を簡単に。
前の店代に来ていたことに触れ「いつもこの席(厨房側)だった。接待で3回ほどそこを(入り口側の小部屋を指す)を使わせて貰ったね。」
住まいを聞かれたので「神奈川県ですよ。横浜。だから相模灘を・・・」
「横浜、いいですねぇ」
「横浜人は神奈川県民って言わないからね。横浜ってブランドを意識し過ぎるんですよ」
「ああ、横浜って言われますよね」
そこで前の店のハナシになり、
「突然ハガキがウチに届いてさ。閉店しますって爆弾落とされてそれっきり行方が知れないです」
「そうなんですか」
(この記事、Upした時は店主の台詞をカタカナで再現したの。口下手なのもあるが、風貌も何だか日本人に見えなかったのね。)
やれやれ、この緊張をどう解いたらいいのか。旅人の惑星さんに相談したら「自分の名前だしていいですよ」って連絡きたから彼の本名を出しましたよ。
「磯部から最近こっちに越してきたマラソンアスリートで、〇〇さんて人」
「あ、ブログやってる方ですね」
「Blog?そうなのかな」と私はトボけた。それでようやくこのアヤし気な一見客の「保証人」を知って安堵した表情になったよ。
私は「ブログやってます」とは言ってません。
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山菜の天ぷらはカリカリして美味しい。茶色いのはカレー塩かと思いきや「ショウユシオデス」???
醬油を煮詰めた塩なのか?
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「皆さん、前の店の方がよかったって言われるんですよ」
そう言われて私も「そりゃそうだろ!!」って言いそうになったよ。喉元まで出かかったのを抑えたもの。それを言わない代わりに、
「比べられちゃ辛いよね」と言いました。
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「3000円が5000円コースになるとどーなるんです?」
「焼き物がお肉になるのと、炊き込みご飯とデザートがつきます」
デザートは要らないな。ご飯も要らないし。
「じゃぁそのお肉だけ追加できる?」
「あ、できます」
そして出されたのがこれ。
「上州牛です」
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いい肉です。美味しい。
でも海無県の上州でマズい肉、マズいモツ煮を出す店は即退場ですよ。
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後半ようやく緊張感が抜けたようだ。
私のせいだろうか。自分の風貌なんか直しようがないぞ。
直球ストレート、変化球で凝った料理が全く無かったが、それはいい意味でね。任せておけば安心とも言える。
後で旅人の惑星さんに聞いたら「人見知りするタイプ」
ASLIのマスターに聞いたら「多分、ずーっと厨房にいた料理人で、客と喋ったことがないんじゃないかなぁ」
店主は高崎出身らしいが、数年の間離れ、前橋辺りにいったそうで、こっこ数年間のこの街の変転を知らないようなことを言っていた。狭い世界なのに横の繋がりもそうないようである。
なので前の店も知らない。「たまたま空いてたからここにしました」と言っておったよ。
使える店かもしれない。あ、もう1周年経ったんだ。
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群馬のお葬式 [人間ドラマ]

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高崎駅に着いたところです。
ニッポンレンタカー高崎西口で1泊2日でレンタカーを借ります。
組織上の陰の部下である草の者6号のお身内のお通夜にも参列するので、そのまま夜も借りて、翌日返すことになる。
6号はこの1泊2日の工程で私と手分けして廻る段取りになっていたのだが。
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本社を出る際にソリの合わないオンナに声をかけられた。
「会社のお金(御香典)、〇〇さん(私のこと)が持って行かれますか?」
「そのつもりだが。」
「〇長が自分も行くって言ってるんですよ」
他人や他部署のやることにいちいちクチバシを挟んでくるのはこのオンナの悪いクセだが。
「何でいち社員の身内の通夜に〇長自ら行くんだよ。そんなことしてたらキリが無いじゃないか。それだったら全社員の通夜に参列しなきゃ公平にならないだろ。1000人近くいるのにさ」
ソリ合わないオンナには〇長に含むところがあって私に言ってきているんです。
〇長は年始の朝礼でこう言っている。
「地方へ出張に行かれる場合、なるべく3人で行くところを2人で、2人で行くところを1人で行くようにお願いします」
「カラーで印刷するのは極力避けてください」
ケチな訓示をしていた。それは厚生省が打ち出した4月からの報酬改定で向こう半年間に計画予算から〇億円のマイナスになるからだが、そんなことしたって億単位の補填にはならないよ。

「〇長が自分も行くって言ってるんですよ」・・・そう言って来たソリ合わないオンナは〇長が嫌いなのです。その嫌いな〇長が「2人で行くところをひとりで行け」と言ったクセに、私に続いて「自分も通夜に行く」と言い出したもんだからそれに喰いついたというか、引っ掛かったらしい。
「〇〇さん(私のこと)はそのお通夜だけの為に行かれるんですか?」
私にまで難癖をつけてきた。
「今日明日とK子(6号)と手分けして廻ることになっていたんだよ」
「ああ、そうだったんですか。だったらお通夜も〇〇さん(私のこと)だけでいいじゃないですか。2人で行かれる必要ないじゃないですか」
うっるせぇな~。何を引っ掛かってるんだこのオンナは?
「〇長が行くってことは、会社から出る御香典を〇長が持って行くってことですよね。本人は自分のお財布から出さないですよね」
ああ、そういうことが言いたいのね。恥ずかしいことですが〇長は、駐車料金100円だけで支払申請をしたり、4500円の会費で5000円札を1枚だして「500円お釣りください」とやったりするので総務や経理の一部で失笑をかっている。ノミホが大好きだし。
そういう〇長を擁護するのはジャン妻だけである。
「幾ら何でもウチのボスなんだから。皆で貶めてどうするのよ」(ジャン妻)

「ええっと、不祝儀袋に会社名と代表者名を記載するからまぁそうだろうな。本人の財布から個人的に出すこたぁないだろ。」
「自分のお金を出したくないからですよ」
私に「◯長の群馬行きを阻止しろ」と言わんばかりであった。
それにしてもくだらない話である。お前さんが◯長を嫌いでも別に構わないが、自分の悪感情で私をまきこむなよ。私はソリ合わないオンナとのこのくだらない会話を早く打ち切りたかったのと、〇長に苦言を呈する意味もあって私が言うハメになった。「もともと自分が行く行程と重なったので自分が行きますよ。お任せください」って言ったの。
私は自分とジャン妻の分も合わせて出しましたよ。
群馬の通夜、葬儀には他県にない慣習がある。
「新生活」ですよ。これは〇長や東京本社の連中も誰も知らないと思う
このBlogに来て下さる方の中で「新生活」をご存じの方いますか?

夕方から小雨が降り出した。
その通夜、斎場が高崎市の郊外で遠かった。そこへ行くまでの路地が細くれ暗くて。
斎場の駐車場はダダっ広かったが会場に近い第1第2が満車で、離れた第3に誘導されたがそこ一帯には街燈すらなかった。真っ暗で舗装されてない。砂利と水たまりだらけ。草ぼうぼうだった。
入場したら曹洞宗のお坊さんによる読経が始まっていた。

受付に行ったら3つの受付があった。「会社関係」「一般」「新生活」である。群馬県では通夜・葬式に参列すると大抵はこうなのです。
では「新生活」とは何のことか。
新しい部屋での新生活ではないよ。香典の金額を少なくして香典返しは辞退する参列方法なんですよ。
調べてみたら第二次大戦終戦直後の経済疲弊の時代にこういう運動が始まったそうです。葬儀の香典、香典返しの負担を軽減させようということ。相場は1000円~3000円らしい。お返しは辞退して礼状のみ。喪主は会葬の御礼状を用意しておくんです。
だが「新生活」は戦後の経済復興、高度成長期、バブル、アベノミクス政策?で減っていった。現在では群馬でのみ実施されているという。
結婚披露宴、病気見舞い、出産祝い、節句、新築祝といったお祝い事も該当するらしいが、ここでは省略します。
不祝儀袋の表に「新生活」と書けばいいのです。群馬のコンビニ、スーパーでは「新生活」が記載された不祝儀袋が売られていますよ。

私の場合「新生活」とは書けなかった。今日明日の出張業務でお返しを持ち歩くのが面倒なので「新生活」にしてもよかったのだが、群馬では受付で不祝儀袋を開封して金額をその場で確認するのです。私が持参した御香典の中身は会社規定による金額なのと、私とジャン妻の併せた御香典の金額は「新生活」の上限を超えているのがその場でわかってしまうのですよ。
平成24年にこっちにいた頃に通夜に3回ほど出席したら、その場で開封して確認するのに最初は面食らった。違和感があったがそういう習慣らしい。通夜の3回のうち1回は辞表を出した酔っ払いオンナの祖父が亡くなった通夜だったね。その後に辞表を撤回させたんだった。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-02-23-2
この時、私は間違って「新生活」の不祝儀袋を購入してしまい、ジャン妻と2人で「何これ?」ってなり、そういう習慣があるのを知った。

私は「会社関係」の受付に並んだ。
「次女のKさん(草6号の本名)の関係です」
そしたら結局お返しを受け取るしかなかった。
私は草6号の上役なので「会社関係」しかないのです。でも「一般」「新生活」どちらか迷っても、個人の考え方で決めれば良いだけです。
でも〇長はこういう習慣を知らないと思う。まさか自分の懐から出さないからといって「新生活」に並ぶのもヘンだし、会社の金だからその必要もない。そんなネタでソリ合わないオンナ他から物笑いのタネにするのもされるのも忍びない。

焼香後、草6号に挨拶された。目が真っ赤だった。
「予定してたのにお手伝いできなくてすみません・・・」
「何言ってんだ。こういう時は家族の傍にいるもんだ」
「わざわざお通夜にまで来ていただいて・・・」
グズグズ泣いてるのでこっちもやりにくくなり「自分はいつもこういう黒いスーツなのでいつでも通夜に行けるカッコなんだよ」とその場に相応しくない下手な返し方をしてしまったよ。
新生活についてこちらをどうぞ。
http://j-town.net/gunma/research/votes/101345.html?p=all

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斎場を出たのが19:00過ぎ。雨の中をナビに頼りながら宿泊するルートイン高崎と提携している木屋パーキングに停めようろしたら満車だったのだ。
他に提携しているパーキングが無いかどうかルートインのフロントに電話しても繋がらない。自動音声で「混みあっていますおかけなおしください」だとバカヤロ。
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木屋2.jpg
木屋3.jpg
丸屋は有料.jpg
木屋パーキングの詰所にひとりの婆さんがいたので、
「木屋さん満車ですか?他にないですかねぇ。ホテルが電話に出んのですよ」
「お隣の丸屋さんだと有料になるからねぇ。そうだ。ウチの下に4台分あるから停めていいよ。そこから入って、廻って、2階に家がある下に停められるから」
「ウチの下」
「うん。停めていいから」
そこへくるまを廻したらなるほど住居の下がパーキングになっていた。でも既に3台停車していたので、そこだけ空いてた右端に停めた。
停めていいよの場所.jpg
停めて戻るところ.jpg
詰所に戻って婆さんに、
「右端に停めさせていただきました。もう3台埋まってましたよ」
「え?もう3台も停まってるの?」
婆さんは「聞いてない」と怪訝そうだった。「見に行かなきゃ」と言いながら外に出ようとした。
「この雨の中を?」
「これぐらいの小雨なら平気よ」と言いながら傘もささず、手押しくるまを押しながら私が停めさせて貰った駐車場に向かった。私も傘を持ってないのです。
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「あ、ホントだ。いつの間に!!アナタのくるまどれ?」
「いちばん右のピンクのフィットです」
「いちばん右ね」
このピンクのフィットが翌日の散策場所で妙に映えることになるのだが。
ピンクのフィット.jpg
再度詰所に戻って仕切書を渡された。
「これをホテルのフロントに出して、朝出る時、そこの詰所にいる女性に見せればいいから」
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フロントには女性ひとりしかいなかったが、すぐに見知った男性スタッフが慌てふためいて出てきたのでチェックインできた。
「電話しても出ねぇじゃねぇかよ」とは言ったがね。
仕切書を見せながら「満車なんで木屋さんの詰所にいた婆さんの家の下に停めた。あの婆さんで大丈夫なんだよな」と親切心を受けていながら素性を疑うようなことを言った。
チェックインしてお返しの中身を開けたら、飲みたくもないお茶缶が3つ入ったかさばる箱物と、海苔、飴、小さい瓶の日本酒の詰め合わせだった。これを私の分と〇長(自身は金出しちゃいないが)の分と2箱も持ち帰らなかければならないのかよ。
結局そのお返しは翌日、支店に寄ってそこから宅急便で社に送って貰った。
〇長に通夜と草6号の様子を報告したが、新生活については説明していません。
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その晩、何処で飲んだかというと。
草6号が家族で年に1~2回か来ていたという店がアタマに浮かんだ。
だがその店は、その頃の店ではなくなっている・・・。
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はなまるうどんでいいですか? [グルメ&人間ドラマ]

社籍を離れて伊東甲子太郎の部署に引き抜かれるジャン妻は、これまでの業務引き継ぎで忙しい毎日です。
でもこれまでのルーチンワークからは外れた。
業務だけでなく、これまで一緒にランチしたことのない同僚たちとも「お別れ」のようにでかけているようだ。
ジャン妻がいなくなるとどうなるのか?
困る連中もいる。例えば、
「売上分析資料は誰がやるんですか?」(〇長)
「本社のサーバー管理は誰がやるんですか?」
「各現場のセキュリティ管理は誰がやるんですか?」
「PCが壊れたら誰に相談すればいいんですか?」
そういう声があがるとジャン妻はややムッとする。アタシの価値ってそれかよ。アタシは経理財務だよ。PCやシステム管理の手当てなんて貰ってないからね。
私も今年になってから、それまで7年間使用したPCのOSバージョンでは新しいシステムに対応できないことがわかり、PCを新規購入する稟申、購入手配、セットアップ、Officeやメール設定、ネットワーク諸々をジャン妻に委託した際に、大門の小料理屋でお礼のご馳走をしたのだが。「ご馳走するからセットアップしてくれ」って交換条件でお願いしたものです。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-01-18
そしたら今度は例のオンナ、私と永年ソリの合わないオンナのPCをUpすることになった。ソリの合わないオンナは全従業員の給与、保険、労務を担当しているので、処理能力が追い付かなくなってきたんだと。
ソリ合わないオンナのPCは去年の段階で購入してあるのだが、オンナはセットアップをしないまま、いつまで経っても旧型機種でキリキリやっているので、
「いい加減にPC変えたら?いつまで眠らせておくの?」(ジャン妻)
そしたらソリ合わないオンナは図々しいというか、
「〇〇さん(ジャン妻さん)がまだいらっしゃるウチにセットアップをお願いできないでしょうか」
しょうがないわねぇ。やってあげるわよ。そのセットアップは半日かかった。ジャン妻は自身の通常作業の合間にそれをやってセットアップ完了。
「何かお昼でもご馳走してくれるのかな~?」(ジャン妻)
半分本気で半分冗談だったというが、ソリ合わないオンナから返ってきた返事は、
「はなまるうどんでいいですか?」
「はなまるうどん?」
その会話は事務所中に聞こえた。
私もジャン妻もちょっと呆れたそうである。はなまるうどんがどうこうではない。ソリの合わないオンナの選択センスでもなく、後述する理由で呆れた。
「はなまるうどんだったら要らないわよ」(ジャン妻)

で、ソリの合わないオンナがジャン妻にお礼のご馳走しかけたなまるうどん、私は行ったことがないのです。
ウチの取締役連中(私より若いが)はよく行く。「うどん喰いに行こうぜ」「サササッとうどん喰いにいこうぜ」が合言葉。うどんが牛丼、吉野家になることもある。
アンタら役員報酬含めていい年収だろうに。新人や若手も誘って行ってますね。次世代の若い衆も上の者がそれじゃぁ憧憬を抱かないだろうな。
「はなまるうどんて美味しいのか?」
「ものによっては。アタシは小であんかけを食べたことがあるよ」(ジャン妻)
「行ってみっかな」
「それってもしかしてアタシとあのオンナをネタにするわけ?」
それもあるが。私もその日の昼を探すのがめんどくさくなり「いいや今日は吉野家で」「チェーン店で」「立ち喰い蕎麦で」どうでもいいなんでもいいモードの時もあるのです。
都内某所ではなまるうどんに行ってみた。10時半だったかな。
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揚げ物に迎えられた。海老天、烏賊天、かき揚げ、ちくわ磯辺揚げ、コロッケ、さつま芋天、
レーンが伸びている。トレイをとってスライドして行けばいいようだが。
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掲示されているメニューを見た。
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これは私の路線だろうか。
腹持ちするかなぁ。夕方になって猛烈に腹減ったりしないだろうか。
最初から何をどうしていいのかワカランので。聞いた方が早いと思い、
「あの・・・」
「ハァイ」(店のオバさん)
「ど、ど、どうやって注文すればいいんだ?」
「ハイまずトッピングを取っていただいて。あ、かき揚げですね。次に温かいおうどんか冷たいおうどんをお選びいただいて・・・」
「温かいのにする」
「小中大とございます」
「中だね」
これだけの短い遣り取りの間にすぐさま茹で上がったのはどういうオペレーションなんだろう。
「ではこの先でお会計・・・」
レジ手前にあるイナリ、お握りに見入った。
イナリ、1個100円、3個貰った。
席に着く前、揚げタマを少々撒いた。
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かなり前に新大阪駅地下でこういうスライド注文のうどん店に入ったことがあるな。
丸亀製麺や讃岐うどんチェーンと同じかな。セルフ方式でビジホのバイキングにも似ている。
HPには「初めての方はとまどうかもしれませんが、一度体験していただければその自由さがやみつきになるはず。ご不明点などは、店頭スタッフにお気軽にお申し付けください。」
やみつきになる?そうはならなかったぞ私は。これきり行ってない。案の定夕方から腹の虫がグーグー鳴り出したからね。
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薄味なんですね。関東風の濃い味に慣れてるのでアッサリしてたな。
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「はなまるうどん行ってみたよ」
「どうだった?」
「いや~、駅のスタンドとそう変わらんな~。カバンがあるとトレイを運び難いし。で、アイツ(ソリ合わないオンナ)とはなまる行ったの?」
「行かないわよ。アタシは彼女に高い店でタカろうとしたんじゃない。離れる前に何か話があるとか、相談とか、会話のできる店にしたかっただけよ」
はなまるうどん、上州群馬にもあるのか調べてみたら、高崎、前橋、伊勢崎、太田にあった。
さすがに水沢うどんが氾濫する渋川、沼田方面にはない。安中、富岡、西毛地区にもない。水沢うどんに対抗してもね。ひもかわうどんとも別文化のようである。
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上司の陰口は是か非か [居酒屋]

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この店、いつ来ても混んでて客層がウルサい。ロングカウンター席が無くテーブル席ばかりなのでうるさい客と隣になって会話にならない。
私らは声だかで議論したりしないが、こっちの気分もささくれ立っている時に来ます。逆に言うとあまり楽しくない時に来る方が多い。
ただ、料理が美味しい。写真は2回分です。昨年2017年は1回も来なかったこの店ですが、今年になってからご縁が復活した。改めてこの店は「こんなに料理美味しかったかな」と思うぐらいにどれも美味しい。手堅いししっかり仕事をしているものばかりなのです。
小さいカウンター席が2席だけある。店の外からでもそこが空いてるか空いてないかがわかる。こっちはどうせ2人なのでそこさえ空いてれば。
あれ?ガラ空きだぞ??
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「どうしたの今日は?」
「そうなんですよ。昨日もこんな感じで。困っちゃうワオホホホ(笑)」(女将さん)
「こんな静かじゃこの店じゃな~い」
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冷奴。塩でいただく。ネットリした味の濃い豆腐です。醬油より塩がいい。
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おつまみお握り。やや辛いです。ビールに合うお握り。
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肉巻アスパラはタレ風味。薄いバラ肉を丁寧に巻いてある。
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この店のイチオシ。自家製薩摩揚げ。
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つくね焼き塩。タレは温泉玉子付で後で出てきます。
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今日もジャン妻は鬱屈したものを抱えている。
「アタシって社内で浮いてるよね」
「そうだね」
否定しない。今頃知ったのか。己を知るのが遅過ぎんじゃないの?
浮いてるのはジャン妻の業務クオリティや姿勢が他と比べて抜きんでているからだが、ジャン妻は一般社員と共有するものを持っていないからだ。
「何でかな?」
「上司の悪口を言わないからだよ。」
悪口、陰口ともいっていい。
ジャン妻は意外そうなカオをした。そういうのが必要なのかと。
「アタシはそういうのイヤなの。Nさん(ソリの合わないオンナ)がよく〇長の陰口言ってるけどああいうのイヤ。聞き苦しい。いつまで言ってるんだって」
「言われる〇長が悪いさ」
「だとしてもアタシたちの〇長なんだから」
「そういうのを否定するから社内で浮くんだよ。上司なんてのは陰でイロイロ言われて当たり前でさ。上から押さえつけられたり押しつけられたりしている社員はそういうのを吐き出す場が無けりゃもたないんだ。」
「・・・」
「こういう店や赤提灯や暖簾はそういうのを吐き出す為にあるんだぜ。だからホラどの客もウルサいだろ。」
「・・・」
「アナタがそういうのを言わないのは結構だが、言う連中を否定しちゃダメ。そういうのは聞き苦しくても、言ってる連中は普通の会社員なんだから」
滔々と説教するハメになってしまった。

「何で愚痴や悪口を言う必要があるの。ではこうしましょう、どうしますか、そういう発展的な会話にならないの」
「そう前向きに考える社員ばかりだったら上は楽だよな」
「今日だってNさん(ソリの合わないオンナ)がウチのシマに来て『〇長(ジャン妻のシマの長)何処へ行ったんですか?戻りは何時ですか?』って詰問するんだよ。アンタの上司じゃないだろって。上のひとたちはデスクにいればいいってもんじゃないし、私らの知らないところで動いて問題に対応してるんだよ」
「陰でどういう動きをしているかは稀に私んとこにも情報が入って来るよ。でも私は上のクラスには同情しない。俺らより待遇いいし権限持ってるんだから。」
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マグロ中トロ。イケますこれ。ギットギトでないほどよいノリ。
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つまみホッケ。焼いてカットしたのか、カットしてから焼いたのか。
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玉子焼きは2種類あって、「しょっぱいのと甘いのがございます」
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前回塩味だったので、ツクネのタレ焼、温泉玉子入り。
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このモジャモジャはえのき素揚げです。カニミソダレに浸けていただく。
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酒は緑川。七、月輪でいただいた大衆酒。新潟県魚沼市のお酒です。この店は新潟、山形、日本海側に特化しているものを出す。
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ちりめんご飯に、アオサ入りで熱々の味噌汁。
あ、夜はご飯食べないようにしている禁を破ってしまった。
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ジャン妻も100%言わないかというとそうでもない。でも少ないとは思います。
「アナタの場合、前社、前々社もそうだったが、最初の会社でもすぐ上に引き上げられただろ」
「そんなことない。それはアナタの認識が間違ってる」
「じゃぁこう訂正する。どの会社でも下積みをあまり経験していないんだよ。いつも上層部の近くに誰かしら接してたじゃないか。下で喘いでいるより上の薫陶を受ける時間の方が多かったんだ」
ジャン妻はそれは否定しなかった。
「あの頃の俺らの上層部は私らより年齢が上で経験も豊富なわけよ。だけど今の執行部は俺らより若い連中ばっかり。連中にしてみりゃ俺らが煙たいだろうし、俺らから見りゃまだまだな訳よ。俺らが浮いて当然さ」

ジャン妻は週刊誌を見ない。
スポーツ新聞を見ない。
ワイドショーなんか見向きもしない。
私もあまり見ない方だが、電車の中の中吊り広告はじーっと見る時がある。あの見出しはポイントを短く抑えてあるからである。
「そういうのを否定しちゃいかん。週刊誌やスポーツ新聞が売れるのも、くだらないワイドショーの視聴率がいいのも、大衆はそういうのに飛びつく、美より醜を見たがるものなんだから。」
「・・・」
「上は辛いよな。イヤならならなきゃいいのさ」
「アナタが言う?」
「???」
「自ら下りたクセに」
「下ろされたの。もう何年も前の話だぜ。もうそれについて俺を責めることはできないさ誰も」
「・・・」
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私の懇々とした説教、意見にブスッとするジャン妻である。
「何で悪口嫌いなの?言わないね。聞き苦しいかな?」
「全然言ったことがないわけじゃないよ。発展性がないじゃん。それか、あ、イヤだなと思ったらそういう会話に付き合わないから」
問題点を洗い出すのを優先するわけか。
だけど人の(上司の)悪口をあまり言わない人なんてそうそういるもんか。
言ってる連中と合わない?当然だよ。
浮いてるって?当然だよ。
稀有な存在ではあるけどね。
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逆に自分のことも聞いてみた。
「自分は人の悪口って多いかな?」
「多いか少ないかはわかんないけど。アナタの場合バカヤロウとか罵ってる時があるからねぇ」
罵ってる??
「飲んだ席では言ってないでしょ」
「少ない方だとは思うけど」
「まぁゼロじゃないよな」
(ゼロなんて人間いるのか。)
「こういう事例があったって話してるとそれが罵ってると思われるかもよ。事例を話題にしているからそれを悪口と取る人はいるでしょう。話題にするのはいいけどそこから、ではどうする?こうすればいい?何も力になれないかもしれないけど、そういう話に持っていければいいんだけどね~」
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山の上にいた頃 [さらの木]

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ここは伊豆高原の山側、赤沢別荘地の中です。
この建物、施設の名前はカタカナで表示されていたが、読みはフランス語です。検索すると医療系に近い制度化粧品が表示されるが、フランスのあちこちにある地名らしい。
現在も営業しているのだろうか。もし売りに出されているならその旨が告知されているだろう。そういう看板や掲示物はなかった。

「八幡野はペンション激戦区ですが、それが逆に強みになると思いました。ですが東伊豆はお買い物が大変で、雨が降ると土砂崩れするし通行止めになるし、最初はそれがわからず、赤沢地区という国道の反対側の山の上で 最初のペンションをしました」(さらの木、オーナーシェフ、Mさん)

このペンション?へ行くには伊豆高原から熱川方面へ走り、赤沢観音の先で左に緩いカーブの辺りから国道から逸れて右の旧道に入ります。
その道はセンターラインが無く道幅は広いとはいえないです。でも走行するくるまは少なくないので、大型車だと行き違い箇所が限られます。
若かりし頃(失礼)のMさんもこの旧道を生活道路として、あるいは仕入れのルートとして走っていた。
慎重に走行していると途中に前に取りあげた廃ループ橋が頭上に見えてくる。そっちに視神経がいったらいつの間にか対向車が来てたりする。
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(Mさんはこの廃ループ橋を通ってはいないが、このループ橋とその先の道路が完成していたら、Mさんがいた赤沢の宿近くに直結していた可能性はある。
ある廃道Blogに計画ルートが載っていて、そのMAPには赤沢の宿も表示されていたのです。)

左手にルネッサ赤沢別荘地という一帯がある。そこからまだ先、右手に大手・名鉄不動産の赤沢別荘地の入口があった。
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真っ直ぐ遠くに山が見える。伊雄山(いおやま)という。
名鉄別荘地の一番奥にある山です。伊豆東部火山群系で標高462m、伊豆高原のシンボル・大室山581mより低い山です。
ヤマレコから。「伊雄山は伊豆東部火山群のひとつ。約2700年前に伊雄山・矢筈山・孔ノ山・岩ノ山を結ぶ直線上で同時に噴火が起こり生成された。
溶岩が海まで流れたのが現在の赤沢温泉。
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赤沢別荘地入り口一帯の左車線にはGATEがあり、くるまは右車線から時計と反対方向に迂回するような形で侵入します。
右手に管理事務所がある。本来ならこの事務所へ立ち寄り、入る旨、許可を得なくてはならないらしい。

-Mさん、あそこは別荘関係者しか立ち入りできないってことはないですか?赤沢は地図で見る限りはそこだけで閉じた世界のようだし。
「基本的には別荘関係者のみ入れます。ですが実際は会社の寮やペンションも数件あるので、関係者以外も入ってますね」

いきなり急カーヴ。急勾配が続いた。
歩道は殆どない。ハイカーもいない。移動手段はくるましかない。マイクロバスのようなのを見たが、コミュニティバスかどうかはわからない。伊豆高原駅への往復シャトルバスかもしれない。
目指す施設はナビには表示されません。GoogleMAPには表示されたので暗記した。別荘地に入ったらとにかく右方向の高台へ上がるのです。
普段ナビに頼っているとこういう知らない山道を走るのは神経を使う。私もジャン妻も次第に無口になっていく。沿線の写真なんか撮ってる余裕はなかった。
別荘が立ち並んでいる。何処もガレージにくるまがある。晴天下で洗車している高齢者の方もいた。
途中で普通に路駐しているくるまはタイヤにストッパーをはめていた。坂が急だろうが傾斜が急だろうがくるまが無ければここで生活できないのだろう。

「あ、〇・〇〇〇〇あるよ」
「???」
大きい分かれ道には大抵標識があって「ここは〇地区、右〇・〇・〇・〇・〇地区、〇・〇〇〇〇へ・・・」のように表示されていた。
私らが目指すフランス語圏のネーミング施設だけへの行き先だけを示す標識もあった。私の記憶では到着するまでに2箇所あったと思う。
でも初めて来た人は管理事務棟へ寄って、この辺り一帯のMAPでも借りないと厳しいかもしれない。

別荘地内の生活道路が続いた。
「昔、熱川にあったな」
「入って最初の道が悪かったよね」
今は引退したが、ジャン妻の父さん(私の義父)の経営する不動産会社が熱川に源泉かけ流しの別荘を所有していた。バブル崩壊で手放したが。
別荘地内の道路は管理会社がしっかりしていないと荒れるものなのだ。熱川はここ赤沢ほど傾斜が急ではなかったと思う。
ジャン妻はあまり当時のことを語りたがらない。
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着いた。これか。デカいぞ。
よくこんな高所にこれだけのものを。
塀で囲った露天風呂があるようだ。中は窺えないが、この中に大浴場があるそうである。
だが長居するつもりはない。誰何されるのも面倒だ。外からサッと見てすぐそこを離れた。建物にも驚いたが、それ以上に「ここまで上がって来るタイヘンさ」の方が印象に残った。
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帰りも来た道と同じ道。殆どギアをLOWに入れっ放しだったといっていい。
「凄いとこだねぇ」
でも普通に人が住んでいるし。
途中、相模湾が望める素晴らしい晴らしいビューポイントがあるのだが、そこに停める気にもならない。途中で下りたりせずそのままゆっくり下山した。

旧道に下りて帰りにまた例の廃ループ橋の下を通ったが、ループ橋はあれだけの高低差を多少でも克服する為の発想だったのだろう。
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Mさんは伊豆高原駅への送迎もしていたのだろうか。でもあの場所まで宿泊客が歩いたとは思えないし。
如何に普段の己が平坦な世界にいるかを改めて思い知らされたよ。

-Mさん、赤沢に行ってきましたよ。急坂、ヘアピン、細い道、凄いところにいたんですね。仕入れタイヘンだったでしょう。私はあんな山上で生活できないです。
「見てくださったのですね。あの山の上に生活し始めたときはなんて素敵な人里離れたところに来たんだろうと嬉しくて嬉しくて。毎日お仕事が終わった後に犬とウロウロ散歩してましたね。」
-嬉しかった・・・ですか?
「風の音が目で見えるんです。ワクワクでした」
風って目で見えるものなのか。やはりMさんは只者ではない。常人とは違う感性をお持ちらしい。
実は前にUpした「さらの履歴書」シリーズの取材時にここ赤沢のこともインタビュー済みなのです。
赤沢ではどんな営業をされていたのだろうか。

-実際あそこに住んでみてどんなところだったのですか?
「赤沢は人里離れて素敵なところだと思っていました。宿の周囲に鹿や猪も来ました。可愛かったですね。住んでみて実際いいところでしたが、山を下りて日々の仕入れに行くのが大変だったんです。
夏は毎日満室で山から一歩も降りられず、仕入れを店に頼んで持ってきてもらっていたのですが、やはり、その日の魚を見ないと好きな料理が作れません。」
なるほど確かに別荘地には売店もコンビニも無かった。別荘地から外へ出るしかないのである。仕入れも宿泊客の送迎もタイヘンそうだ。
-何室あったんですか?
「8室です。」
-8室あったとなると、他に従業員もいたのですか?
「いません。私だけです。」
-おひとりで!!
「まだ始めたばかりで資金も見通しもなく、人を雇える見込みもわからず、とりあえず一人で始めました。そしたらそのうちそれが当たり前になってしまい、結局は3年ほど1人で続けました。始めた時が〇〇歳でしたので若かったのですね。今ではとてもとても無理です。」

実はジャンとMさんは同学年なのです。Mさんのスタートが〇〇歳で山の上で約3年、下りて現在の宿の前身であるCafeで1年、宿に転換してもうすぐ10年、間に準備や工事期間を入れたら現在と概略一致するようだ。

-閑散期はともかく繁忙期もおひとりで?
「はい。でもひとりの時は最高で6組までしか予約を取りませんでした。ひとりで飛び回って掃除してましたね。どこに行くのも手ぶらではいかずあっちこっち拭きながら歩いたものです。
掃除が終わるのも14時半頃までかかり、チェックインぎりぎりの時もありましたね。お昼ご飯は掃除しながら立って食べてましたよ。(笑)」
「夏休みは20日以上全く休みなく続けて満室でしたので、伯母にお掃除を手伝いに来てもらってました。(土)(日)は主人が手伝いに来てましたね。」
「なので休みの時は倒れこむように寝てました。忙しすぎてお客様には今考えるとご迷惑をおかけしていたと思います」

-赤沢でのウリは何だったのですか?
「大きい露天風呂が一番のウリでした。」
これです。HPから。
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-もしかして現在のさらの丸い風呂は赤沢の露天風呂からパクったの?
「そうです。今より大きいですけど」
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-赤沢でも八幡野温泉から温泉を引いてたのですか?
「同じ源泉なのですがあそこは冷泉でした。やはりあれだけの山の上まで引くとそこまで到達するまでに冷えてしまうのです。夏はそこそこぬるめの温泉でしたが冬は完全な冷泉でしたので、沸かして利用してました。」
-あそこは冬場だと路面も凍結するのでは?
「凍結します。雪も降りますし積もります。露天風呂の屋根の上に乗っかって雪下ろしをしていましたよ。雪が降ると大変でしたね。細腕でバケツでお湯をかけて・・・あの頃は細かったんですよ。(笑)」
-いやいや今でも細いでしょう腕だけは。
「笑、朝も4時に起きてました。夜中も何度も起きてお客様が出るたびに露天風呂(貸切制度だったので)のお掃除をしてました。お客様のおくるまが出られるよう駐車場が凍らないようにも。」

-お料理はどんな路線だったのですか?現在と同じようなもの?
「もう少しこぢんまりとしたお料理でしたが基本スタイルは今と同じですね。前菜数品、焼き物数品、メインのお魚、メインのお肉、お刺身、デザートです。リピーターさんがついてくれたんですよ」
そのリピーターさんたちは現在はさらに来てくれてるのかも知れない。
「お肉料理の付け合せにキャベツの千切りを出してましたね」
さらでは殆ど出ないけどね。あ、今回でましたね。ちょこっとだけ。
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-その頃からキンメの煮付やサーモンのタタキが出されてたとか?
「いいえ、料金が1万円以下の設定でしたので地物の金目は購入できず、切り身の金目をお出していました。
ウエルカムお菓子は用意できませんでした。時間的に無理でした。お着きの時はハーブティーをお持ちしてました。
あ、でも〇〇さん(私のこと)のお好きなサーモンのたたきは出してましたよ」
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「夕食の時は急いでダイニングに配膳して、また慌てたように厨房に戻るのでお客様が声がかけられず、ごはんのおかわりやお酒のご注文もままならない状況でした。今考えると反省点ばかりです。」
「夕食の最中は皿洗いをする余裕がなく、幸いオーナー室が厨房の隣でしたので、とりあえず使用済のお皿はオーナー室のテーブルの上にドンドン置きました。厨房を空けておかないと次のお料理が出せないからです。お食事が終わってから皿洗いをするのですが、終わる頃には22時を過ぎてましたね。」

Mさんは山の上で鍛えられた。誰かに鍛えられたのではない。自分で自分を鍛えた。よく3年もったものである。
「今思うと始めたばかりでしたので全てが暗中模索でしたね。無我夢中でしたので宿のセールスポイントを思いつくよりも、失敗がないようにとそればかりの毎日でした。」
「若かったので3年いましたが最後の方は体力的にかなり限界になりました。それで赤沢の山を下りて八幡野に来たんです。」
それでよかったと思うが、Mさんが山の上でひとりで廻した日々は得難い経験だったに違いない。
その頃、厳しい中で得た力を、現在さらの至るところに注がれて開花している。
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-またあの山の上へ戻りたいと思ったりします?
「今はこちらに住み慣れたのでもうお山には住めないかもしれません。仕事をしているうちは不便ですから。でも住めば都でしたよ。」
-あの場所を住めば都といえるのが凄いですね。
「笑、次回はベーコン、リベンジさせていただきます!笑」
あれはちょっと焼き過ぎだったね。
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Mさんが山を下りた後、このペンションは「ペットと泊まれる宿」として存続したが、あるリピーターさんの宿泊記には「2015年8月25日で閉館」とあった。
施設のHPには「露天風呂のある素泊まりのペンション」とあるが、2017年11月で更新が止まっている。
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デザートのせめぎ合い [さらの木]

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給湯が止まった。
部屋を出て下に下りる時は、空いたポットを私が持って、部屋の鍵はジャン妻が持つのですが、私は部屋を出る時に部屋の鍵を強奪した。
「あ、鍵!!」
「渡さない」
「返して!!」
「ヤダ」
同じ部屋なのに何を諍いしているのか。デザートが出される前に私だけ先に部屋に戻ろうと離脱作戦を敢行しようとしたのですよ。
私は年々甘いもの、酸味があるもの、柑橘系がますます苦手になってきている。もともと別腹もないし。酢の物やヨーグルトなんか超苦手。
(ヨーグルトが苦手な理由は酸味と別にもあるのですが。)
サラダ、スープ、パンとバター、プレート3種盛り、それらを片付けたらサッサと部屋に戻って寝そべりたい。デザート要らない人間なの。だから鍵を強奪したのです。
船山温泉のように鍵が2つあればいいんだけどな。
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サラダに鶏肉(ササミ)が載ってるぞ。
ホントMさんは肉が好きだな~。どっかの髭を生やした館長と一緒で肉食なんだな。宿の経営者は肉が好きな人が多いのかな。
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何のスープだっけ。蕪のポタージュだったかな。
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「手前の丸いのは餡パンです」
「餡パン?」
甘いもの、アンコが苦手な私に言ってくれたのだろうけど。
この餡パンとベーグルは家に持って帰った。おやつに食べたジャン妻は、
「餡パンは朝ごはんに合わないわよねぇ」
「アナタに対するウケ狙いかも」とも言ってましたよ。
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いつも朝に出される御殿場ソーセージは、私のたっての願いで昨夜のビールに合わせて出された。もう一組の方たちもそうだったのかな?
となると朝はベーコンかハムで・・・だったのだが。
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(-“-;)

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で、珈琲が出されて、食べたくもないデザートを待ってなきゃならない。苦手なものが出るのをわかっていてこうしてじーっと待ってるのってツラいよ。
この待ち時間と、苦手なデザートを省略してサッサと部屋に戻ろうとしたのだよ。だから鍵を強奪したの。そろそろ戻ろうと腰を上げかけたら、
「鍵返しなさい」
「ヤなこった」
「今席を立ったらアタシが恥かくし、Mさんを傷つけるでしょう」
ジャン妻に静かに猛反対された。
Mさんに失礼だというのである。
Mさんが哀しむというのである。
「そこに座ってなさい」と凄まれる始末である。
私は折れた。
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料理って何でも塩が必須、肝心要じゃないですか。私はいただいた料理の塩加減をドリンクで消した余韻が好きなんですよ。そこへデザートやフルーツを無理して押しこんだらその余韻が消えちゃう。別世界へいってしまう。
居酒屋のメニューにデザート、本日のアイスとか載ってるとゾッとするね。
甘いもの、デザート系は普段から避けてます。披露宴なんかでも女性にあげちゃいます。会社でも女性社員が差し入れの甘いお菓子を配ってるけど私のとこには持って来ようともしないです。
それは、要らねえ、俺がそんなん喰うと思うか、そういう心無い発言の積み重ねなんだけど。さらでもデザートを「後ろの(テーブルの)客にあげてくら」とやりかけて眦吊り上げたジャン妻に制止されたことがあります。
前夜の素晴らしいディナーの後でMさんが、
「デザートはお部屋にお持ちしますか?」
「要らねぇ」
これ、フテ腐ってるのでも意地悪言ってるのでも何でもないです。ホントに要らないから言ってるだけ。もったいないじゃないですか。
さら滞在中にデザートが3回出されます。ウエルカム、ディナーの後、そしてモーニングの最後に。いずれもジャン妻は私の分もひとりで食べてます。食べざるを得ない。
「さらに行くと2kg体重が増えてる」(ジャン妻)
そりゃ私のせいか。
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「ご主人にはフルーツだけにしました。お載せしたアイスクリームはそんなに甘くも酸っぱくもなくて・・・」
「・・・」
それでも私は固まった。目と目の間が険しくなったかもしれない。
「みかんなら平気でしょう。メロンだって湯神で出されるし」(ジャン妻)
「・・・」
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予約の難しい人気のこの宿で「デザート要らねぇ」派は私だけだろうけど。
さすがに会計の時にジャン妻は、
「この人(私のこと)ホントダメみたいなので、次回からは」
無しにしてくれって。でもそれでもMさんは食い下がる。何かかろうじていけるものはないかと。完璧主義なのかも知れないね。
「文明堂のカステラか何かでいいのよこの人は」(ジャン妻)
「ぶ、文明堂??」
「ああいう生クリームが載ってないものなら」
だがそれだと既製品になってしまう。
「マフィンとか、パンケーキなどは如何?」
「マフィンってMACで朝に売ってるあれか。ぱんけぇきぃ?ガムシロップとか載ってなければ。塩でも振っといてくれないかなぁ」
願わくば塩味のスナック菓子、煎餅なんかできないかな?
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「ベーコン焼き過ぎましたかね?」(Mさん)
「ちょっとね」(ジャン妻)
ちょっとどころじゃない。あれは肉の脂が全部落ちてパリパリになってた。御殿場ソーセージは包まれた中に肉の旨味と脂が詰められてるから「カリカリに焼いてね」だったのに。今朝のはベーコンの干物だった。ミイラ化してた。
「じ、次回、リベンジします」
次回ヨロシクです。明日はさらの原点に迫ります。それは山の上にある。
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Night Museum [さらの木]

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ドライヴの御守りプチ(プチペンギン)が相棒のヴィー(ToyotaVistaの景品)とふて寝をしているところ。
すっかりこの宿で認知された感があるが、例によってMさんに子供扱いされたのを怒ってる。
前回は「あらプチちゃん」
今回は「プチちゃん、ちゃんとお風呂入ってるの?」
それまで部屋の入り口側に背を向けて寝てたプチはムッとして起き上がった。テーブルの上でダンダン音をたてて撥ね飛んで怒りを露わにしたがMさんは動じない。
「風呂ぐらい入ってらい」(プチ)
そして二次会、夜食、寝酒、塩辛の残り、デザート類が並んだ隅に憮然とした表情でミニ仁王立ちのプチ。
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二次会スタート。これだけ載ったお盆をMさんひとりで1回で持って来る。
あの細腕で!!
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Mさんが出てったあともプチはオカンムリである。
「あの女将め」
「女将とは何ですっ。Mさんと言いなさいっ」(ジャン妻)
「いつもいつも子供扱いしやがって。風呂ぐらい自分で入れるワ」
度々述べるがプチ公は小さいだけで成人したオトナのペンギンなのです。子スズメではない。
「男子の面体を指で押しやがってからに」
「今夜もかまって貰ってよかったね」
「るせぇ。だから部屋に来たくなかったんだ。くるまの中にいりゃぁよかったんだ」とムズがるプチをムンズと掴んでポケットにねじ込み、部屋に持ち込んだのはジャン妻。
「いつまで寝酒とデザートを喰らってやがる。早く明日に備えて寝ろよっ」
「今寝たら朝早く起きちゃうでしょ」
かと言って私らは宿でTVを見る訳でもない。さら専用のBGMを流しながら飲み食いした後は横になるか寝そべっているだけです。
「先に寝てなさい」(ジャン妻)
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ホゥ、ホゥ、ホゥ・・・
梟の鳴き声が聞こえた。
さらを覆った夜の帳の向こう側、森の何処かにいるらしい。
おそらくその梟はMさんが遣わした宿と森の番人であろう。
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夜の御殿場ソーセージ [さらの木]

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さらの朝に出される御殿場ソーセージグリル。
表面パリパリで、中から肉汁がジュワッとにじみ出る。
家でジャン妻が作る炒めたシャウエッセンは焦げ目が付かない生焼けだらけ。
「家でもさらみたいに焦げめを付けてくれよ」
「ウチはフライパン、さらではオーブンで焼いてるのよっ」(ジャン妻)
で、この御殿場ソーセージ、夜にビールと合せたらいいな~とずーっと思ってた。
さらの前菜に加えて貰ったのだ。
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マスタードは酸味があるので避けて熱いソーセージにそのままかぶりつき、冷たいビールで喉を鳴らす、ビール飲み至福の瞬間である。これでサワークラフトがあれば本場のドイツですね。
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マグロ、アジ、サザエ(肝はジャン妻の腹中へ)カンパチ。そして鯛・・・。
白身の鯛だけ2枚なのは寂しいが、鯛の残り身はこの後で焼き物に出された。
「さらって刺身要ると思う?」
「あってもいいけど。アタシは別に盛り合わせでなくてもいいな」(ジャン妻)
「カルパッチョとか?サザエ早く喰えよ」
「サザエは日本酒がいいのよ」
最初に来た2011年頃に比べると、今は前菜も刺身もかなり豪華になっている。
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海老の香草焼き。アタマ、殻、尻尾も食べられますが無理しないように。歯が丈夫じゃない人は自己責任でお願いしますよ。
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鯛を使ったポワレ。何とかオリジナルソース。
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鯛は皮カリッ、身はアッサリ、そこをソースでカバーするのだが、やや酸味が強いソースだった。白身にはクリームソースの方が合うよ。
前はこの辺りでアヒージョとか、ブイヤベースとか、アブラまみれの魚介類が出されたが、私らも齢を重ねてそういうのがキツく重たくなってた。
飲む酒量も減った。数年前はビール、赤&白ワインフルボトル、そして寝酒に冷や酒、軽くいったのだが今はもうこれぐらいです。
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私らは由比蒲原にある神沢川酒造場「正雪」を飲んでいます。さらには二合入れる器は無いらしい。1合の器が2つ、あれ?3つ並んでいますね。
3つめはMさんがプラーベートで飲んでる何処かの大吟醸。それを少し分けてくれたのだが、感想を聞いたら、
「正雪に比べるとどうかしら」
飲んでみたら甘かった。
「甘いねこれ」
「そう。甘いんです。いつも飲まれてる正雪の方が美味しいかな」
そう言いながらもう一組のお客のテーブルへ歩み寄っていかれた。
「美味くない酒を俺らにススメるか普通」
聞えないように言ったつもりだがMさんはすぐ戻って来られて、
「あ、今の聞こえた?」
「き、聞こえました・・・」
Mさんは日本酒をいろいろ飲んでいるらしいがいつ飲むんだろ。客が寝静まった頃か休みの前の日か。
部屋でひとりブツブツいいながら手酌で飲っているのだろうか。
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床のタイルを引き剥がしてきた台に載せた和の肴の数々。焼き空豆、大好きな塩辛、タケノコと野菜の煮物、あ、私の嫌いなカボチャが入っている。
桜海老てんこ盛りの軍艦巻き、桜シウマイ。
「崎陽軒のシウマイじゃないっですよ」
割ってみた。
「あ、崎陽軒だ」
違います。全て手作りです。
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メインは肉肉です。ではステーキとローストビーフどちらを先にするか。
「ステーキが最初がいい。逆だと入らないかも」(ジャン妻)
という訳でステーキが先に出されたのですが、ステーキに添えられた野菜は・・・
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あ!!キャベツだ!!
「キャベツが出ないって仰るから・・・」
箸で摘まんでみる。ちょっとだけしかないぞ。まぁキャベツはキャベツでしかない。トンカツ屋や生姜焼のように山盛りで出されるわけじゃないし。
「キャベツは旅館ではあまり出ない食材だと思いますね」と言っていたのは船山温泉のT館長だが、Mさんも「前いた山の上(赤沢)の時代はキャベツの千切りがお肉の付け合わせでした。キャベツは本当に使わないですね。何となく定食屋さんぽくって使ってないのかもしれません」
「キャベツ高いからだろ」
「違いますっ」
「最近やっと値が落ち着いたから仕入れたんだな」
もう一組のお客に聞こえるように悪態を放った。
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このローストビーフの薄さ。何か技、極意があるのだろうか。よほどいい包丁を使ってるに違いない。
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ビールに合う料理。
白ワイン、赤ワインに合う料理。
日本酒に合う料理。
全て叶うのがさらの凄いところです。それらを殆どMさんひとりで。
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御殿場ソーセージにビール、ついにその念願が叶った。言ってみるもんだな~。
いつか船山でもジビエソーセージをグリルでお願いしてみよう。さすればビールの売上が上がるというもの。
では翌朝はソーセージでなく何が出されたのだろうか。(笑)
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南部路 [船山温泉近郊ネタ]

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青空の下、新緑に彩られた船山温泉。
この時期の船山温泉がいちばん好きです。
周囲に何もないだけに、そこにある自然と調和した宿とその周辺の風景が映えます。
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前日、清掃と水替えで水が少なかった池も水が満たされていた。
昨夜背鰭を出していた鯉たちも悠々泳いでいる。
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清水が硫化水素の香がやや強かった。窓を全開にしてみる。
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軽トラがスピンしている音がしたので見たら、駐車場に作業員の後姿。
T館長の父御だった。重機も動かしてましたね。
リハビリ兼ねて山仕事に復帰したらしい。これだけの自然の中にいれば復調も早いだろう。

「そろそろ出立か?」
寝床から起きてきたプチとヴィー(ドライブの御守)
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10年前よりは飲まなくなり食べなくなった私らですが、基本が上がったからやはり5万いきますね。もう船山温泉は高級旅館になった感があるな~。
今後はどうなるかな。ジャン妻がもうすぐ現社の籍を離れて伊東甲子太郎の許へ行くので、次の船山再訪は現段階では未定なのです。伊東の下でどういう業務をさせられるのか、それによって日常がどうなるのか全くわからないのだ。
この船山行の後、週が開けた初日にミーティングがあるらしい。
ルーチンワークではなくなるのは確かだ。
ジャン妻はルーチンワークは嫌いらしいが。

あれ?朝餉の写真は?
前回も無しでしたが、今回も朝食無しにしました。身延街道沿いのグルメを探訪しましょうということで。
前回の大和峠「うな富士」はモノ凄いウナギだった。今回は普通の食堂です。数年前までは船山温泉で連泊した場合、前日までの予約制で幕の内弁当を出前していた「南部路」です。
私は先に荷物を持って駐車場に出た。その間フロントで、
「これから南部路へ行かれるんですよね」(T館長)
「え?そうなんですか?聞いてない」
この時ジャン妻は、南部路を南部寺、寺と勘違いしていたらしいのだ。
「お寺に寄るんだ。朝兼昼ご飯はアナタが考えるのかと思って」
寺じゃないよ。船山温泉を11:00前にチェックアウト、彼岸花街道をダラダラ下って、身延街道(富士川街道沿い)の交差点、新船山川橋を左折して身延方向へ走ってすぐです。
お寺かと思っていたジャン妻は、着いたところが年季の入った食堂なのと、店の外観に唖然、拍子抜けした感がある。
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南部路、いいネーミングである。町の名前そのもの。地元南部町を代表する食堂といっていい。
だがオカシイ?
開く気配がないのである。
田舎によくある。ネット上には11:00開店となっているのに、実は11:30開店の店って。群馬なんかにもそういうアバウトな店が多い。
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しばし待ったが開く気配がないので電話した。
「昨夜船山温泉のTさんとこに泊まった者ですが。お店って11:30からでしたっけ?」
「何名様でしょうかぁ~」
開店時間を応えないかわりに人数を聞かれた。
「2人なんだけど。もう敷地内に入ってます」
「じゃぁどうぞ中に入っちゃってくださぁい」
アッバウトな店だなぁ。後でT館長は「強引ですね」と笑っていたが、入れてくれたのは地元の名士たるT館長の船山温泉を出した効果であろう。
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テーブル席と小上がり、座敷で占められていた。座敷には「予約席」の札が置いてあった。
「お座敷以外でしたら何処でも大丈夫ですよ~」
法事でもあるらしい。
今はまだ開店前なのか、こんな早い時間にお客はそうそう来ないから来たら入れたらいいやと思ってるのか、法事の予約客で今日のノルマはクリアしているからマイペースで営ろうと思っているのか。のんびりした店だな。
この店、南部路を事前予約して、ほうとうか釜飯をいただこうかとも目論んでいたのだが、船山の館内、特に堰堤側の215号室は携帯が繋がらないのと、ほうとうではないけど猪鍋、釜飯もいただいているのでその気が失せてしまった。チープにいこう。
ジャン妻は「湯神」「船山」「さらの木」の後だと大抵2kg体重が増加するのだが、珍しく、
「カツ煮定食にする」
カツ煮定食だと!!
私も同じにした。この幟がホントなら甲斐国ブランド肉を使っているんだろうというもの。確かこの豚肉は船山温泉でも使っていたような。
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お茶持ってきてオーダー聞きに来たのは地元の体育会系のバイト君ですな。おそらく望月、佐野、武井、武田、遠藤、この辺りによくある姓に違いない。
そのバイト君、雰囲気が「風林火山」の春日源五郎(のちの高坂弾正、演:田中幸太郎さん)によく似ていた。ルックスじゃなくて雰囲気が似ていた。緊張しながらも丁寧で礼儀正しいTALKに店内を爽やかな空気が吹き抜けた。
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メニューをパラパラめくる。メニュー数は多い方だと思う。
フォントを詰めたら7頁も要らないとは思うけど。見やすい。
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「このうどん、追加していい?」
ジャン妻の眦が釣り上がった。眉間に縦皺刻んで「ダメッ!!」
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箸が四角いのに挟まってる。
これ外すと箸置きになるのです。
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「おぉ~い」
「ハイただいま」
さっきの雰囲気春日源五郎が来た。
「刺身蒟蒻できる?」
「ハイできます。おひとつ?」
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あ、これ、メチャ美味なんだけど。
刺身蒟蒻なら群馬にもあるだろって?いやいや、群馬は奥ゆかしい県民性が裏目に出て、夜の店では地産のものを余所者に出さない傾向にあるのですよ。刺身蒟蒻なんて群馬の居酒屋メニューにないです。食べたことないモン。
「これは美味しいね」(ジャン妻)
一杯飲りたいところだが。
船山温泉で刺身蒟蒻は扱ってないのかな。岩魚が苦手な客っているだろ。内々で湯葉とかこういうのを出してるのかも知れない。
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春日源五郎がカツ煮定食を持ってきた。
これも普通以上に美味しいね。デカいし、厚いし、熱いし、揚げ具合もいい。田舎(失礼)らしい甘めの味付け、浸み具合、玉子とのバランス、完璧じゃないか。都内のどのランチのカツ丼より美味しいぞ。中身熱々だし。
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「おぉねぇがぁいしますぅ」
また源五郎が来た。
「ハイなんでしょう」
「ご飯半分だけくれ」
我ながら横柄な注文の言い草だが、体育会系ぽいから慣れてるだろう。
ミニカツ丼にしてみた。ツユだくにしようとしたらまた睨まれた。
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「ごぉちぃそうさまぁ」
「あ、少々お待ちください。よろしければ珈琲をお持ちしますから」
またまた源五郎が登場してアイス珈琲を持ってきたがこれにジャン妻は感激した。喰ったらすぐに追い出される港区の居酒屋ランチと違うんだ。
近年、食後のコーヒーって絶滅傾向にあるからな。店側もゆっくりさせない。利用者側もゆっくりしてられない。忙しない日常にいるのです。
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レジで会計時に、
「美味しかった!!」
吠えるように言った。お世辞じゃない。ホントにそう思ったから言ったの。
だが次のひとことは余計だった。
「船山温泉の朝飯より美味いぜ!!」
地元同士を諍いさせかねないこの心無い比喩に店主(男性)、サブ(男性)、女将さん、バイトの源五郎君はやや固まり返す言葉に窮した。
「どーもありがとーございます」と私らに返すのが精一杯だった。

「どうだった?」
「まぁ美味しかった。最後にコーヒーが出てきたのはウレしかった。最後のアナタのひとことは余計でしょう?食べたもの(朝飯とカツ丼)の路線が違うんだから」
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後でT館長に聞いてみた。
「前は連泊した際に、前日までの予約制で南部路さんの弁当を取っていたでしょう。あれは廃止したの?」
現在船山温泉のパンフには連泊の際は「おにぎりかうどん」になっている。それもバカ高い。(汗)
「いえ、廃止はしておりません。現在もございますよ。表に出してないだけです。」
まぁ他所から出前取るよりも、館内にあるものを出して儲けた方がいいからね。これも悪い意味じゃないですよ。
「南部路、美味しかったですよ。従業員の感じもすごくいいし。お知り合いですよね?」
「安心しました。南部路さんとは仲がいいですよ」
ただ、11時OPENならその時間にちゃんと開けようぜ。
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船山温泉99の謎128&129&130 [船山温泉]

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釜が並んでいる。
大きいもの小さいものまである。
ひとり客が増えているそうです。
私は初めて泊まるひとり客に言いたい。「多分足りないよ」って。

船山温泉99の謎128 船山の山菜は天然なのか?

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イワナが小せぇぞ。
大きい黒い皿に載せるから余計に小さく見える。
身が締まって味はいいけど。
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塩を少し。醬油も少しだけ。コリコリした食感で口中に甘味が広がります。
それより山菜盛り合わせを見てください。
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長さや茎の太さが不揃いでしょう。規格も何もないし。
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天然の山菜です。よく都会で出される栽培された山菜じゃないです。これら山菜、近隣の山から採って来るそうだが場所は教えてくれなかった。
採るにしても地元のルールというものがあるに違いない。根こそぎ全部採らないとか、後々再生できる範囲内で採るとか、これから大きくなる前の小さいものは採らないとか「入ってはいけません」「採ってはいけません」のような立て看板を意識するとか。
でもいちばんのルールは、「場所を教えてはいけない」だと思うのだ。
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瑞々しい山菜だ。こうして食べてみると、山菜って水煮や天ぷらがいちばんツマんない食べ方なんだなと思う。

野菜は栽培されているもの。山菜は自然に生えているもの。野性植物の食べられるものというわけですな。その違いですよ。
野菜は品質改良されているから味も良く収穫量も多い。山菜は味に苦みや灰汁がある。それが独特の風味ともいえる。収穫量も少ない。
だからスーパーで売ってる水煮や、駅のスタンドや田所商店のトッピングは山菜だが栽培された山菜ともいえる。でないとスーパーにあんなに大量に並ばないと思うよ。
いちばん多いのは水煮だね。自然ではなく栽培されている山菜が広く流通して消費者を騙しているんだろう。
フキノトウなんてジャン実家の庭にも生えてるけど、こういう山菜や甲州馬刺を日々あたりまえのように食べてるのかな。会津では普通に食べているそうだが。
「山菜は多少は食べますが、基本的にお客様優先ですね」(T館長)
「T館長って肉食だもんね」
「仰るとおり自分は肉食です。9:1の確率で肉ですね」
「9:1の比率で肉!!」 (ジャン妻)
「そう。ほとんど野菜食べないらしいぞ。東日本大震災の計画停電の時も空調効かない状態でフロントの裏でジュウジュウ焼肉焼いてたもんね。トンカツ屋に行ってもキャベツ食べないんでしょ?」
「肉食ですけど・・・キャベツは食べますし、逆に好きなんですが」
「でも船山温泉って、さらの木と一緒でキャベツ出ないね」
(白菜、ネギは出ます。さらの木はそれすら全く出ない。香味野菜が多い。)
「特に理由はないですが、キャベツは旅館ではあまり出ない食材だとも思いますね。何かストーリーのあるキャベツであれば食材として採用しますが」
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素揚げに添えられている山菜も苦くて美味しいが、前は野蒜の和え物だったんだよな。あっちの方が好きだな。
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「猪鍋のお野菜の量を増やしてくれってご要望がありましたけど、お身体の具合か数値でも悪いんですか?」(T館長)
確かにそう要望しましたが。体調や数値が悪いわけではないよ。数値なんか数年前より全然いい。
「前は特別料理も追加のお酒も全て召し上がってたから、大丈夫なのかなって思って」(T館長)
それだけ齢を重ねたということ。前ほど食べれなく呑めなくなってきたということだよ。
「でも肉多いね」(ジャン妻)
「オカしいな。野菜多めとは言ったが、肉少な目とは言わなかったかもな」
ネギが多く欲しかったな。
ジビエはまだまだ表に出てないメニューもあるらしい。何だろう?ハンバーグとか?猪肉のミルフィーユカツとか。
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船山温泉99の謎129 何故サイコロステーキなのか?

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ワインビーフヒレ、いい肉だった。
「ひとりで泊まった時もこのプランだったの?」
「そうだよ。ひとりで寂しく焼いたよ」
「でも普段アタシの分も少し食べてるから完全にひとりだと足りなかったんじゃない?」
「そう。全然足りなかった。夜食のお握りも1個だったからね」
あの頃は勢いで食べ過ぎていた。今は腹相応の量になった。
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手打ち蕎麦も大分よくなってきたな。前は粉っぽかったのよ。
好みの問題だが、軍配は湯野上の蕎麦宿に上がるね。
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釜飯は筍ご飯だったかな。岩魚骨汁。山菜のお新香。そして残った3つのサイコロステーキ定食になったぞ。
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デザートと夜食のお握り。
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猪鍋とワインビーフの辺りで部屋が暑くなり、ニオイが籠ってくるので窓を開けた。
船山温泉食事処の泣き所でもある。まず空調ですが、家屋の設計士が図面を引いたので、頭上のエアコンが中途半端な位置になってしまっているのです。
厨房からここ食事処まで距離があるので、ヒレステーキをシェフが焼いて持って来ることができないのと、シェフひとりを雇用する人件費がかかるのと、焼き加減は個人の好み(レア、ミディアム、ウエルダン)があるので個々の対応が難しい。
私をこの世界と船山に導いてくれた師匠・番頭さんは「もっと大きいステーキが食べたいよ」「客に調理させんなよ」と仰っていたが、前述の理由で結局はお客自身が焼くしかない。それだと慣れていないと1枚のステーキをまるまる焼くのは難しい。だからサイコロ状態に切ってあるのです。要は焼肉屋と一緒なんですな。だからそこで焼くと煙ニオイがこもるじゃないですか。これもアンケート上で書かれることが少なくないらしいのだ。ニオイと煙を部屋にお持ち帰りになるからね。
私も食後になるべく早くシャワーを浴びるようにしている。そして肌着を着替えるのです。そうやっているとお酒を飲む量が減った。前は酔っているから首筋に湯を何杯もかけてから浸かったものです。
いろいろ言ったが、少しずつ進化しながら基本は変わらない料理プラン。今後も維持して欲しいです。

船山温泉99の謎130 船山のライトアップが変わった?

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何だか眩しいぞ。今回思ったのはライトアップが以前より格段に明るくなった。煌々と照っていた。夜間景観の演出効果が強くなった。
もしかして敷地内のライトアップを全部取り換えたのだろうか?
これについてT館長(髭の旦那)は「少しずつ進化しております」だけだったが、ここ数年間で全てLEDに換えたそうです。
髭のT館長は理系です。私は電気に弱いのでLEDについてもよくわからないのだが。設置する際は高額だが、消費電力が低く、寿命が長く保てるからだと思う。でも伝記料金はお答えいただけなかった。
いつまで点いてるのか。
「21時か22時までですよね?」
「場所にもよりますが・・・」
幾つかの段階に分れているという。21時まで、22時まで、午前1時まで、午前5時までだって。
「虫対策?獣対策?」
「両方です」
過剰な演出と疑問視する人もいるかも知れないが、このライトアップは虫と獣対策の一環でもある。南部町の獣害被害は深刻で、船山温泉近郊でも裏手の山に熊の足跡が発見されたり、赤い船山橋を渡った辺りで早朝に猿の群れが目撃されたことがある。
私も杉尾堤の辺りで2匹の猿が船山川を走って渡っていくのを見たことがあるし、髭のT館長は夜間にくるまで走行中(何処へ夜遊びに行ったのか)、前方に光る目を6つ発見、近づいたら猪の親子だった。
それにしても強烈な光だね。i-Phone10に機種変して最初の船山泊ですが、機種変と真新しいLEDの発光効果で以前より夜間写真がハッキリ撮れるようになった。
植物たちにしてみればいい迷惑かも知れないが。木の精霊が「光害だぁ」と訴えているかもよ。
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伊東甲子太郎とT館長は似ている? [船山温泉]

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4月の船山温泉は午後の西日の角度が大森山にズレるのです。逆光になる。
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もうこの寝湯にも慣れたな。ジャマだから取っ払てくれ派の私ですら最近は諦めたというか気にならなくなった。平日に来れば露天や貸切も空いてるし。
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ジャン妻が昨年秋に辞意を決めた時に思ったのは、
①家の収入が減る。
②でもローンが終わったのは幸いだ。
③船山温泉行きも減るかな。高くなったし。
④もしかしたら初めて桜の時期の船山温泉を見れるかな。
特に④に期待した。例年桜開花の時期は締め作業と次年度の予算策定なので、会社勤めしているうちは無理かなと諦めていた。日帰りで出かけることすらできない時期なのである。
南部町は桜の名所が多いのだ。それでいてあまり人がいないから穴場なのだが。
ジャン妻の決意のおかげで、ついに染井吉野に色彩られた船山温泉に泊まる念願叶うかなと期待したのだが。
結局お預けになった。
伊東甲子太郎のせいだ。
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「奥様(ジャン妻)出世したんですか?」(T館長)
「???」
ジャン妻は面食らった。
「専務?常務?おめでとうございます」
そう来たか。こういう発想をする辺りT館長は最初から館主でもあり社長なんだなって思ったよ。親会社から子会社に出向したら箔を付ける為に役職名が上がることがあるがジャン妻は逆です。極めて異例なケースだが上の会社に行くってことは1階級下がるんですよ。課長から係長とかにね。
「でも伊東さんて社長じゃなかったでしたっけ?」
「伊東(甲子太郎)は確か執行役員ですよ」
伊東は100%取締役ではないらしいんだな。
「あれ?でも〇〇さん(私のこと)って、伊東さんのこと嫌いじゃなかったでしたっけ?」
さっきから伊東さん伊東さん言ってるけどちゃんと本名は別にありますよ。現実の世界でも「伊東さん」「草〇号」とか言いそうになってアブなくてしょーがねぇ。
嫌いとか好きとかじゃないんだな。伊東とはお互いリスペクトはしてますよ。

伊東は上にも下にも敵が少なくない。上にいる人ってそうだよね。
最近になってジャン妻上司が伊東が出席した上層部会議議事録をジャン妻に見せたのだが、そこには伊東が上に叩かれている様子がアリアリと記載されていたという。
私の上司はこう言っていた。
「アイツ(伊東)は上の誰々と誰々を抑えないと・・・」
あれじゃぁダメだ、敵作るわ、のように言っとったね。
今年の2月末か3月初旬に伊東の後任(ジャン妻にメール誤爆した男)から、かつて伊東と衝突して社を去った管理職候補の女性とコンタクトを取ってくれって依頼された。
出張先のルートイン高崎のロビーにいたらその女性から着信があったのでその旨を伝えたら、本人も戻りたい意志が薄々感じられたが、会話の後の方になって、
「だってまだ伊東さんいるんでしょ」
そう言われた。それはそのまま報告した。
その女性は伊東のせいで去ったのだが。
「伊東は目的、目標、根幹しか見ないから。枝葉の部分は見ようとしないんだ。それでいいのかも知れんが。言い放った後は宙を飛んでるからね。己に就いて来る者は手厚く遇するが、付いて来れない者は切り捨てるところがあるんだ」
T館長はそんな人に就いて大丈夫なのかと思ったかも。

でも私は伊東甲子太郎と船山のT館長は似たところがあると思っている。これは悪い意味ではなく、いい意味でね。「これは必要なんだ。すぐやらなきゃダメなんだ」と決めたら周囲がどう言おうと関係ない。強引に進める。そこが似ている。

「Tさん(館長)にはブレーンが2人いるじゃないですか。伊東さんにはいないんです」(ジャン妻)
アタシが片腕になるってか。ジャン妻は私のブレーンでもあったのだが、今後は公私混同できないじゃないか。逆に言うともうジャン妻を陰で援護射撃もできなくなる。
T館長には両腕がいる。男性2人、Kさん、Sさんだったかな。そのせいで最近の船山温泉は男らしい宿になった反面、色気が全く無くなった。あ、失礼、女将さんがいたな。3人もいるじゃんか。
「伊東さんは部下はいてもブレーンはいないんです」
「では伊東さんの片腕にジャン妻さんが・・・あ、そういえば〇〇さん(私のこと)ウチへ来る度に2人(男性)どっちかが辞めてるかなんて賭けをしてるでしょ」
「どっちかじゃなくって両方」
「ヒドいじゃないですかぁ」
悪い冗談だよ。真に受けないようにね。そのヒドい賭けは外れたまま今日に至っている。長くいるKさんなんかこの宿では皆勤賞ものだぜ。よう辛抱したもんだ。エラい。

もうひとりのSさんはT館長の地元同級生だか何だからしいが、彼が初回に緊張しながら現れた頃、
「それまで友人関係だったのが雇用と被雇用の関係になると友情が壊れるんじゃないか」
止めといた方がいいぜと言いたかったのを覚えている。最初の頃T館長はSさんをガードして私を近づけなかったからね。何を言われるかワカランと警戒したんだろ。
私は上からの視点ではなく、雇用する側とされる側の関係を第三者的に見たのだが、私の杞憂で済めばいい。まぁ大丈夫だろう。こんなことばっかり言ってから相手の2人もカタくなる。見知った顔なのに未だにガードが固いね2人とも。

宿を両腕2人と女将さんに任せられるとなるとT館長は事業のムシが疼きだして別の世界に行ってしまうかも知れないね。というのはT館長いわく、船山温泉のある南部町は、お隣富沢町との合併後、2000人も人口が減ったのです。
「合併して減ったんですよ」
人も減っていくし職もない。そういう環境の中で宿を存続させて人を活かすには、次に何をするか、未来に向けて何をすべきか先の先を見越して考えている。伊東もそう。「今の会社の規模だと中途半端なので・・・」と言っていたのでやはり先の先を見据えている。やはり2人は似ている。
伊東はT館長のように髭は生やしてないけど。
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T館長は企業TOPとしての目線なので、経営者談義になる。
ジャン妻はTOPをフォローする立場としての視点だな。
私はどちらかというと下の者の目線なのですが、ウチのプロパー社員ではいちばん長くいるから。上の考えも理解できなくはない。間を取り持てればいい。
あと5年しかないけど。
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釜が並んでいる。
大きいもの小さいものまである。
ひとり客が増えているそうです。
私は初めて泊まるひとり客に言いたい。
「これだと多分足りないぜ」
私らは前よりは食べる量が減った。では次に久々99の謎をいきます。
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カウントダウン [居酒屋]

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今宵ひとり飲みなのは、ジャン妻が部署の打ち合わせを兼ねて飲み会。
その内容は引き継ぎ、割り振り、Xデーに向けて。
20:30だから私にしては遅い方ですね。
席はいちばん奥、厨房側の端っこ。ここだと役得があります。
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アスパラ1.jpg
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右暖簾に外人客が3人いて、カタコト日本語と母国語が入り混じった会話が飛び交っていた。
この店も国際化されてきたか。
童顔のD君が言うには、
「こないだ中国の留学生が2人か3人来て、自分のことを、『アナタコウコウセイデショ?』って言われたんですよ」
「アッハハハハハハハハ~ッ(笑)」
「何スか?笑い過ぎっス」
「そりゃ言うよ」
D君はややムッとしながら、「コンナジカンニコンナトコデハタライテイイノ?とも言われましたからね。でも外人さんに怒る訳にいかないし」
「いいじゃないか。私なんか高校生の頃から老け顔でさ。20代で30代、30代で40代、40代後半になってやっと実年齢に容貌が追い付いたって言われたら髪型が変わってまた老けたって・・・」
・・・自分で言いながらD君が羨ましくなってきた。
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キビナゴの唐揚げ、天ぷらかな。
この辺りから私の場所だけ串焼き屋とは思えなくなる。次が鯛の白子の天ぷら。鱈やフグにも負けない美味しさでフワフワトロトロしている。でも数量は無い。希少品。
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何でこんなのが入手できたのか。
実は上記の揚げ物2品、メニューに載っていません。
奥の席に座ると稀にこういう特別料理にありつける時があります。入力する時は「その他料理」で相手の言い値になりますけど。
でもズルイってか。私の隣に座った男性が、「大将、それ、メニューに載ってはります?」
聞かれてチョイ困ったが。
「いや載ってないです。載せられるほど量が無いらしい。白子は3号店(金沢文庫、大洋)の店長が釣って来たのをお裾分けされたんだが、この店って揚げ物はないじゃないですか。でも今日中に出さないといけないか内緒で囁くようにススメられたのでいただきました」
「いいですなぁ」
「たまたまですよ。いつものことじゃないです」
って言っとかないとね。定番の串焼きをロクにオーダーしないでこういう裏メニューばかりいただいてりゃ目立つよな。私なんか特に。
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信州サーモンの刺身。船山温泉も甲斐サーモンレッドを取り扱って欲しいなぁ。
(船山で取り扱っているのは甲斐茜鱒です。)
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この日は群馬泉1合半で止めといたのです。「あれぇ?半分でいいんですかぁ?」な~んて言われたけど。
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あまり間をおかず数日後に行った時もおよそ串焼き屋らすからぬチョイスになった。いきなり山菜の天ぷらです。
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新ジャガの唐揚げ。マヨネーズ付き。
「この店の連中は絶対に私のことをマヨラーって思ってるよな」
「思ってるね」(ジャン妻)
私はマヨラーじゃない。何でもかんでもつけたりしないよ。合うものだけしか漬けないから。
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「今日も奥様は遅いんスか?」(T君)
「前回もそうだったが上司と打ち合わせがてら飲みだって。アイツ異動するんよ」
「ああ、そうでしたね」
グループ内の転職だから転籍だけどね。
本社内では正式に発表になったが、各現場でこれまでともに長くいた社員たちには私から個別に話している。その反応は、
「ああ、そうなったんだ」
聞いた相手は頷くだけだったり。
「!!!」
驚かれたり。
「伊東さんのことろへ?大丈夫ですか?」と言ったのはソリ合わないオンナ。
危惧する声もあった。
「でも〇〇さん(ジャン妻)なら大丈夫ですよ」
納得の声だったり。
勘違いな反応もある。
「それって出世なの?」
違いますよ。船山温泉のT館長なんか、「常務?専務?伊東さんて役員ですよね」とか言ってたからね。
「そんな訳ないジャン」(ジャン妻)
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あ、そうだ、この時期になるとバイト君、バイト嬢が入れ替わる時期でもある。私の熱燗オペレーションをまた教え込まなきゃならないからタイヘンな時期でもある。イマドキの子は熱燗なんて知らないのがよくわかる。
この錫の2合チロリも大分くたびれてきた。もし捨てるんなら私が買う、この店にはマイチロリを持ち込むと言ってあります。アルミチロリだと味が変わるんですよ。熱燗なんか特に。
でもそういうのは今の若いのにはわからない。
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チャーシュー丼、これ辛くて。
「辛いの苦手でしたっけ?」
ジュニアは辛さを抑えてくれたようだがそれでも口から火を噴きそうな辛さ。メニューに赤唐辛子のマンガでも描いておけばいいのに。
辛いので生ビール追加。
お絞りが2つ出された。アタマから汗が噴き出してきた。
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ひとつの謎が浮かんだ。
店のパンフに「6号店、スタンド鳥佳」とあった。
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ところが行ってみたら5号店揚佳の場所だったのである。
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揚佳は何処へ行ったんだ?揚佳がスタンドに改装したのだろうか。店番号が合わないのである。今宵はマスターがいなかったので次回聞いてみよう。
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ジャン妻は酔って帰宅した。
昼抜きで飲みに行ったので酔いが廻り、アブなかったらしい。
上司と打ち合わせた結論は、伊東の許へ行くまでの1ヶ月の間、後任にスパルタ指導して構わないというものであった。
「アタシ鬼になるワ。外野が何を言おうと構わない」
「・・・」
実質20日しかない。カウントダウンが始まっている。
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ジャン妻が社員を泣かせた話 [居酒屋&人間ドラマ]

タイトルだけに注目するとジャン妻が意地悪ばあさんのようだが泣いた理由は別にあります。
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マスターが「お先に・・・」あがるところ。
杖を突いている。店内の客に見送られてゆ~っくりゆっくり歩いて行く。
拍手や紙吹雪こそないが、花道を退場する役者みたいだ。
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最初は入り口側だった。
カウンターの曲がった辺りの席で、左右の先客さんからの圧迫感が強くて落ち着かないのだ。私らはその気持ちが表に現れたらしく、若いのが「もうすぐ奥が空きますから」と気を遣っていただいたので、お言葉に甘えて奥にお引越ししました。
そう気遣われるということは、私たちは気難しい客と思われてるのか。
奥が空いて移動する前、焼き物のショウケースにある黄色い物体が気になった。
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「あの黄色いのは何?」
「チーズっス」
「ちぃずぅ?」
「美味しいよ」(マスター)
「じゃぁチーズ2本、イカ(白いの)も2本」
「スパムもありますよ」
「じゃぁそれも」
黄色い串焼、白い串焼が並んだとこ。
炭火の遠火で焼いたチーズとやわらかいイカです。
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スパムの炭火焼き。
缶を見たら、いつも瓶ビールをケースで買いに行くお酒のディスカウントショップに陳列されてるブルーの缶カラじゃないかい。
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牛タンカレー。
「量が少ないわね。二つ貰えばよかった」(ジャン妻)
ジャン妻がこういうことを言うのは珍しい。さては若いの、てめぇらの賄分だけ取り置きしてるんだろ。
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マカロニサラダ。これはごく普通ですが、ツルツルベチャベチャしていないマカロニです。
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お酒は和歌山県海南市の黒牛、ときどきコメントを下さるモノノフさんの地元のお酒ですが、生酒なんですよ。純米酒と違って重たいのだ。
地元の店だからいいが、これを都内で飲んだら帰る電車の中で重たい酔いが回りそうなお酒です。
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今宵のジャン妻には屈託がある。
伊東甲子太郎の許へ行くので、ひとり欠員になるところを補充せんと新たに異動させた部下の女性に引き継ぎしているのですが、それが上手くいってない。
あまり優秀とはいえない女性なのですが、ジャン妻の教え方も厳しくならざるを得ない。時間がないからです。とうとうその部下を泣かせてしまった。泣かせたとは言っても最近のイマドキの女の子ではないですよ。もういいトシなんです。
その子、実は登場しています。ジャン妻のファンだった子をジャン妻上司が異動させたの。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-11-14に登場しています。
「泣いちゃったのよ・・・」
「ま~た泣かせたのか?」
「またとは何よ。ウチの上司と同じような言い方しないですよ」
ジャン妻上司はニヤニヤしながら私より先に「また泣かせたの?」と言ったそうです。
「ったくなかなか泣き止まなくてさぁ。1時間くらいずーっと泣いてたらしいからね」
「1時間も!!何処で泣いたんだ?」
「女子更衣室よ。最初は自分の席で泣いてたらしいけど、見かねて〇〇さんが更衣室へ連れてたんだって。」
泣いた時間も給料カウントされてるのがワカランのか。それと泣いた理由がふるっている。ジャン妻の指導が厳しい云々で泣き始めたらしいが「〇〇さん(ジャン妻のこと)が伊東さんの許へ去ったら残されたアタシはどうなるんだろう」というもので、そこから泣き止まなくなったんだと。
それはジャン妻の指導が厳しい云々で泣いたのとは違うのではないか?
「どうせNさん(ソリの合わないオンナ)辺りが『〇〇さん(ジャン妻のこと)が厳しいこと言ってまた泣かせた』って口さがないことを言って噂が広まるんだろうねぇ」
その子は他の職員からの指導も受けている。教えている職員はその子の目線、レベルまで下りて指導しているのだが、ジャン妻は「これくらいできて当然」になってしまったのだろうか。
「アタシは教えるのに不向きなのかなぁ」
「アイツが教わるのに不向きなんだよ。オンナが泣いて可愛いのは10代後半か20代前半までだって言っとけ」
私は社の女性全員を敵に廻しかねない暴言をば吐いた。
大皿にあった手羽餃子が残り2個になって大皿から小皿にウツされたところ。
私らに喰えってか?
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オーダーラスト、納豆オムレツ。チーズも混ざっている。
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締めのワカメスープをズズズとススるジャン妻である。
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会計がヘンだぞ。この店で指1本たたなくなった。1万円いかないのである。
「勘定間違っとりゃせんか?」
「今日もサーロインをオーダーされなかったので・・・」
そういえばそうだな。最近高級サーロイン串焼きをオーダーしなくなった。スパムばっかり。

ジャン妻は最近よく「どうせアタシは他から煙たがられてるからいいけどさ」
実際そうなのだが。
「アタシが伊東さんとこに行って皆せいせいするでしょうよ」
え?もともといる連中は煙たいジャン妻がいなくなるのでせいせいしていて誰も泣いてくれないと。たったひとりだけ、厳しく指導したその子だけが別離を惜しんで泣いてくれたってことかい?
ジャン妻の眦が釣り上がった。でもそういうことだろ。泣いてくれる子がいてよかったね。次からなかせないでその子大事にしなきゃ。
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この日は金曜夜です。金曜にそういう事件が起きると(土)日)ずーっとそれを引き摺るものなのだ。
憂いが続いたが、最近になって吹っ切れた。
「アタシ残り1ヶ月間鬼になるから。もう時間がない」
今更鬼になるってか?もうとっくになってるだろ。
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ヒレの馬刺 [居酒屋]

磐梯町のご出身で一昨年定年退職された方(女性)が、
「アタシ、鰊の山椒漬作れますよ」
「一度食べてみたいものですな~」
私はそう世辞を言ったが結局その機会は来なかった。その方は会津若松市表町にある会津高校卒で、麦とろの旦那さんが「いい学校出てるねぇ」と言っていたのは会津高校は藩校「日新館」の流れだからだろうな。
その方はこうも言っていた。
「(戊辰)戦争はね。まぁあったことですからね。磐梯町はそれほど思っていません」
会津若松市との温度差を感じた。
その方の鰊山椒漬を食べたことないのに「麦とろとどっちが美味しいだろうか」などと考えたものだ。
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鰊山椒漬を出す若松市内栄町の「麦とろ」でお昼を食べに寄った。
にしんさんしょうつけ販売してます。1000円より・・・。
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「ついにテイクアウトを始めたか」
「前からやってたんじゃない?」
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昨年大病(そうでもないかな)入院してた旦那さんも元気になった。
雪解けしたら山に山菜取りに入るそうである。
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鰊山椒漬です。干物の身欠鰊に山椒の葉と醤油で漬け込んだもの。
会津は山国なので、鰊と棒鱈は昔から貴重な蛋白元だった。山椒が鰊の保存性を高め、特有の香気とやや酸味で生臭さを取る。冷凍保存技術が無かった昔は乾燥させるしか保存法がなかったのだ。
「お母ちゃん(ジャン妻のこと)は助手席だから飲んでもええんだべ?」
優しい私は「飲んでもいいよ」と言ったんだけどね。ジャン妻は「助手席なんで」固辞した。

厚焼き玉子。お婆ちゃんの手作り定番。
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看板でもあるとろろ。
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これもお婆ちゃんの自家製漬物。会津高田の辺りに畑があるって聞いたな。
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これはオヤっさんの炒め煮。味はざくざく煮と同じ。それの汁無しで具を変えたもの。
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今朝仕入れた新鮮なレバを揚げて炒めて餡をかけたもの。レバ大好きなジャン妻は感激していた。
「美味しいこれ!!」
「残念。これで最後です。美味しいでしょ。冷凍じゃなくて生、新鮮だからね。昨日電話貰ったからとっといたんだ」
「えぇ~、もう無いのぉ?」
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「馬刺あります?」
「あるよ。いきます?」
昨夜も蕎麦宿で食べたが、ご飯で食べてみたい。
「馬刺はご飯のおかずにも合うんだよ。ホレ馬刺。ヒレの部分」
ヒレ!!
赤身とも違う。やわらかい上品な味。他所から来る宴会客は、ここでの馬刺を人数分の倍で予約するそうである。
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蕎麦宿で朝ご飯をしっかりいただいて、腹ごなしに散策したとはいえ、お腹がグーグーなるほどではないが。
不思議と食べられちゃうのです。消化もいいし。
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「そっち(私らのこと)の会社さんでは、原発で補償金が出たとこってあるの?」
そこの現場からは撤退しています。まだ余震のある頃に現地の幹部が蛮勇奮って乗り込み、貴重な品々を全て回収した。その後は荒れるに任されていると推測される。
東電からの補償金を受ける為しばらく放置してあった。廃止手続をしたのが昨年半ばで、既に補償金は打ち切られている。
麦とろの確定申告の時期にお願いしている税理士さんが言うには、東日本大震災で風評被害が出て店が潰れたと偽って、東電から損害賠償を詐取した飲食店が幾つかあったという。もちろんお縄になった。新聞でもニュースでも出た。
「税理士さんに冗談で、ウチもそれできるかな?って聞いたのよ。そしたら麦とろさんは売り上げ伸びてるからダメだって言われた」
もちろんジョークですよ。
「で、そこから撤退して、会津若松とか福島に出店する予定はないの?」
「ないですね。そういう案件は無いです」
あったらいいのにな。だがもう残り片手しかないし。
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この店の場所は激戦地だった甲賀町口門裏にある。
会津若松城下地図幕末編によると、店のある一帯は、禄高600石、若年寄、上田学太夫の屋敷跡にあるのがわかった。
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この上田学太輔兼教という人、慶応元年(1865年)に若年寄に就任、翌慶応2年(1866年)には家老に上がっている。戊辰戦争の頃には自刃や戦死した者も含めて13人も家老がいたのだが、急場を凌ぐ為に昇格させたようだ。昇格だけで加増どころではなかったと思うが。
迂闊にも最近まで気付かなかったのだが上田という人は私が熱くUpした「もうひとつの士中二番隊」記事に登場していた。会津藩が局地戦とはいえ唯一、いや、唯二、新政府軍に勝利した一ノ堰二連戦で、白虎寄合一番隊84名を戦勝後に上士に昇進させた人です。藩主・松平容保公に謁見できる栄誉を授けた人だったのである。その隊名は白虎士中二番隊と改称された。戸の口原で敗走し、飯盛山で自刃した彼らと同じ隊名である。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-07-24
このことは麦とろの旦那はまだ知らない。次回会津に行った時にお話しするつもり。
今年は明治維新150年だが、会津にとっては戊辰150年なのだ。
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日中に走らなかった日中線記念館 [鉄路と風景]

会津縦貫道を約13km走る。
喜多方ICで121号線に入り、市の東側を北上。
熱塩温泉郵便局近くにそれ日中線記念館はあった。ナビにも表示された。
それまでジャン妻は、
「またヘンな山城や草むらに入るんじゃないでしょうねぇ」危ぶむようなことを言っていたが安堵したようだ。
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喜多方市の北、長閑だが、寂しいところに日中線の終着駅だった熱塩駅の跡がある。
駅構内は広く、ホームと整備された駅舎が残っており、駅舎内にそこまで伸びていた現役時代の写真その他が展示されていた。
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「ここまで電車(実際は非電化)が来ていた」と言ったらジャン妻は疑わしそうな表情になった。人家があるにはあるが人が全く歩いていなかったのである。
館内には地元の女性がひとりで雪かきやら清掃やらをしていた。駅舎、記念館は地元の有志で管理しているらしい。警備会社も入っているようです。
ジャン妻はこういう博物館的なものは嫌いじゃないらしい。
「解説がしっかりしていればいいのよ。警備会社が入っているのね」
「そうしておかないと心無いマニアが展示物を盗むんだよ」
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私をネットの世界に導き船山温泉を紹介してくれた番頭さんという方は喜多方のご出身だが、番頭さんの某サイト掲示板時代に日中線、野岩羽線についてTALkしたことがある。
野岩羽線は構想上の路線で、そのネーミングの野は下野国の野です。では岩、羽は何なのか?
律令制で定められた日本の地理単位区分を「国」というが、越後国や下野国の先の福島県から北は陸奥国と大きく括られ、会津国という単位は存在しなかった。明治新政府が戊辰戦争後に福島県をだいたい真ん中で東西に分割し、東側を磐城国、会津を含む西側を岩代国と定めたのですが、野岩羽線構想は、下野国の野、岩代国の岩、奥羽の羽です。その3文字をくっつけた。
旧国鉄時代の構想だから起点は東武日光線の下今市ではなく日光線の今市。会津若松方面から旧会津線が会津田島まで伸びてきて、会津滝の原(現在の会津高原)まで伸びてきたが、そこから先の野岩線が国鉄再建法で凍結されたのです。
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現在は下今市~東武日光線~野岩鉄道~会津田島~会津鉄道~会津若松~磐越東線~喜多方までを大手私鉄、第三セク、JRで結ばれているが、そこから北の山形県米沢までは達しなかった。構想のみで終わった。
今日訪れた日中線記念館(熱塩駅跡)もそれですが、ここ熱塩が終点になったことで典型的なローカル線(盲腸線)で終わった。
昭和55年(1980年)の国鉄再建法施行により、昭和59年(1984年)に全線廃止になった。

そんなローカル路線でも遺失物があったらしいね。
もっとも乗客数が少ないから持ち主はすぐ見つかりそうだがね。
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ジャン自室の書棚に昭和61年刊行の故・宮脇俊三氏の著書、「終着駅へ行ってきます」がある。
これに氏が日中線に乗車したレポが載っていた。30年以上経っているから転載しても構わないでしょう。
氏は喜多方発16:10発の熱塩行に乗車されている。喜多方駅1番線ホームの先っぽの方に日中線のホームがあって、そこに追いやられたかのように、DE10型DLに牽引された2両編成の旧型客車2両が停まっていたという。
「レールもホームも駅舎の近くまで伸びてきているのに、そんなはずれに停まっているのは・・・(略)・・・大赤字の日中線のボロ列車なんかあっちへ行ってろと冷たく扱われているようにも見える」

「二両の老車両に乗るのは若い男女高校生で・・・(略)・・・一緒に帰る仲間も座る席も決まっているらしい。本来なら自分たちの座るべき席を見慣れぬ二人組が占拠しているので、心外そうに私たちを眺めている」
長閑な風景が目に浮かぶようである。そして途中の沿線風景が語られるが、途中駅が3つ、わずか12kmを28分もかけて運行されていた。
その途中駅の描写もある。
会津村松駅・・・「腰板や戸がはずれ、窓ガラスもない。廃駅そのもの」
上三宮駅・・・「荒れるに任されていた」
会津加納駅・・・「黒ずみ古びている」
全体的に修繕や手入れをしてなかったらしいですね。そして終着の熱塩駅は、
「10数人の高校生と一緒に砂利の敷かれた片面ホームに下り立った」
地元の学生さんの通学客が主で、熱塩温泉への湯治客が輸送対象ではなかったらしいのだ。
だから朝1往復、夕方2往復、1日3往復、日中線なのに日中は走らず喜多方駅で日向ぼっこをしているだけだったという。
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氏の描写、続く。
「日中線熱塩駅。いい駅である。北欧の民家を想わせる屋根の反りが美しい。瀟洒という語がぴったりする建物だ。ホームから見ても、駅前から眺めても、横へ回っても、どこからでも形がよい」
とベタ褒めした後で、
「もっともそれは離れて眺めた場合であって、近づけば漆喰は剥落し窓枠ははずれ、かつては駅長以下が颯爽と勤務したであろう屋内は荒れ放題で、錆びた什器や備品が放置され散乱している」
とあるから凄まじい荒廃ぶりであったらしい。
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レポの間にDE10型機関車がいったん客車から離れ、側線を通って会津方向側に移動している。
「発車時刻が近づいても一向に乗ろうともせず、ウロウロしている私たちを心配して・・・」
・・・車掌が迎えにきてくれたそうです。
17時01分、三人の客を乗せて発車した後は、
「熱塩駅は廃駅のようになった」
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氏はその晩は熱塩温泉の某旅館に宿泊されている。その名の通り岩塩を含む温泉で、泊まられた宿は今も現役らしいが、検索するとあまりいい口コミは載っていなかった。
日中線は日中に走らないから日中線なのではなくて、ここ熱塩から北の日中温泉まで敷設する予定でそう命名された。
ダム建設で日中温泉は源泉毎湖底(日中ひざわ湖)に沈んだが、平成5年に新たに源泉を掘り、そこには1軒の旅館があります。
http://www.aizu-yumotoya.com/cuisine/index.html

ラッセル車と旧型客車が展示されていた。
座席の椅子が固そうだ。
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野岩羽線構想は消えたが、その構想にそって私が走ってきた国道121号が建設されたかのようである。米沢駅までも国道121号線の大峠道路として整備された。ローカルだが長大な路線計画を高い規格の道路で代替しようとしているわけです。
だが日中線廃止後の替輸送手段がよくわからない。会津バスが引き継いだがそれすらも廃止になったとか。公共の乗合タクシー(ワゴン車のようなものか)が運行しているともいうが。
長閑でいいが、自家用車でないと不便な地域である。
だが高齢化して運転できなくなったらどうなるのだろう。
副業に忙しいJRはそこまで考えてないだろう。
昭和60年刊行の「終着駅」から。熱塩駅は「婚約不履行型」という分類の中にあった。名松線の伊勢興津駅、上信電鉄の下仁田駅と一緒に。
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朝餉とガッタンゴー [蕎麦宿]

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始発からガッタンゴーを撮って、散歩して、朝湯に入って出たら、ジャン母からメールが届いていた。
「秘境だからお菓子のお土産は期待できないかしらね」(ジャン母)
「それってお菓子を買って来てってことだよね」(ジャン妻)
「のようだね」
「湯神のくるみ羊羹じゃダメなのかな。前にも買ってったよ」
「湯野上温泉の駅舎でそれ買えばいいさ。それにしても秘境ってなんだよ。南会津の木賊温泉や桧枝岐の方がもっと山深いところだぜ」
「そんな場所知らないでしょうお義母さんは。やっぱ近場の伊豆かどっかで考えてあげたら?」
コメントいただいたみーさんの千葉もググッてみますかね。
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焼き魚、温泉玉子、具沢山の汁、煮物(前は夜に出たんです。朝はなくてもいいけど)、海苔、納豆、山葵漬、梅干、漬物、フルーツ・・・。
「これが宿の正しい朝ごはん」(ジャン妻)
私もそう思うけどさ。ひとつだけ難があって、納豆をパックで出されるといつもタレ、カラシとも上手く裂けないのだ。あらぬ方向へタレがピュッと飛び出すし、指先が辛子まみれになるし納豆のニオイも付着するし、これがいつも難作業で必ず手を洗いに行かなきゃならない。その間に汁がぬるくなるじゃないか。
「ブキ・・・」(不器用の意)
「やってよ・・・」
「自分で開けなさい」
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ご飯には少し麦が混ざっている。御櫃に入ってるの全部盛ったらこうなった。
「これだけ食べるとお昼すぐにお腹空かないね。昼は?麦とろ?」
「昨日電話してある。」
それまで喜多方まで遠出する予定です。
「まさかまた草ぼうぼうの山城とかに入るんじゃないでしょうね」
違います。平地です。
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「フルーツ変わったね。おや?トマトが入ってるぞ」
「フルーツトマトよ」
「トマトって果物なのか?でもどっかの伊豆高原の宿みたいにゴテゴテしてないからいい」
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「次回も恵明ですか?」(大旦那)
大旦那は4部屋の中で最も金と手間がかかっている部屋を利用することでニンマリしている。他の3部屋より基本料金が高いからだな。
ジャン妻は20数年お世話になった和室、更級に申し訳なさそうだが。夏には更級に戻るかな。
大旦那に列車の速度の疑問を投げかけた。
「裏を走る会津鉄道がスピードが何だか以前より遅くなったようですが」
「え?前からそうですよ」
いやいやそんなことはない。いつもガッタンゴー写真を撮りまくっているからわかるのですが、過去は列車の速度が速かった。だからシャッターボタン押すタイミングと、走行する車両を追いかけるのが難しかった。今回はスピードを落としているから写真が撮り易く枚数もやたらと多い。
「宿の前にさしかかると速度を落とすんですよ。ほとんど徐行運転」
「???」
「ゆ~っくりゆ~っくり走って乗客に湯神を見せようとしているのかな」
「いやいやいやいやそんなことないでしょう(笑)・・・(湯野上温泉駅の方を指して)・・・駅が近くなるから速度を落とすんじゃないですか?」
「田島方面に向かう電車も遅いです」
「ああ、すぐそこに(また駅の方を指す)鉄橋があるからですよ。だからスピードを落とすんです」
鉄橋で速度を落とす?でも大旦那は、塔のへつり方面の大川(阿賀野川)に架かる大鉄橋を指していません。湯神の裏手の踏切からひとつ先の白岩踏切(対岸に渡る吊り橋)の間に民宿街の崖を渡る鉄橋があります。
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この橋梁を渡るが為に減速する?
緩いカーヴとはいえ、線形は悪くないのに。
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もしかして。。。
これのせいか???
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BOXガーダー橋の上下フランジを留めたリベットが錆ついている。枕木も割れているし。
橋梁の老朽化のせいで走行速度を落としているとしたら深刻な問題である。BOXガーダー橋そのものを架け替えるかしないぞ。
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湯野上温泉駅でくるみ羊羹を買っている間に撮った10:00発のガッタンゴー。
くるまでなく電車(気動車だが)ならこのガッタンゴーで田島方面に向かう筈。前回もそうだった。
電化され、浅草~若松まで通しでつながる見込みは全くない。
だがかつて、そういう構想があった。野岩羽線構想という。今市~会津田島~会津若松~喜多方~その先は米沢まで。
だがその夢は頓挫した。
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馬刺大丈夫ですよね? [会津]

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「馬刺大丈夫でしたっけ?」
料理を持ってきた女将さんの問いかけに面食らった。
大丈夫・・・って何が?
いつもいただいてるじゃんか。
「大丈夫ですが」
「いつもいただいてるし」(ジャン妻)
「そうでしたっけね」
はぁ??
25年近く来てるのに何を言ってるんだ?
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女将さんが立ち去った後で、
「何で馬刺大丈夫ですか?って確認するんだ?」
「知らないわけないよね。いつも馬刺なのに。アタシたち何年通ってるんだって」
「他のお客さんと間違えてるのかな?」
「さぁ。でも前回?前々回だっけ?海の刺身が出たのは?」
宿を手伝っていた次男さんが出ていかれて、長男さんが入れ替わりに入られた(戻ってきた)タイミングで白身とホタテと細っこい甘エビが出されたの。あとで旦那が慌てたように馬刺を持ってきた。
馬刺は好みが分れるし(ジャン母はNG)初めてのお客さんには海の刺身が出るんだろうね。海の無い会津では海産物が御馳走ともいうし。
ちょっと心配した。女将さんまさか〇〇症じゃねぇだろうなって。
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「この白いのは何です?」
「何だかわかります?」(女将さん)
「わからないな」
「ムフフ(笑)当ててみてください」
「大根か蕪か。株ではないな。大根かな」
「そうなんです大根です」
「緑色のソースは胡瓜?」
「ソースはホウレンソウなんです。その上に梅肉ソース」
オリジナルソースか。誰が仕込むんだろう。
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この蕎麦粥の写真をジャン母に見せたが、まったくソソらなかったらしい。
馬刺、鯨刺、カワハギ肝あえ、私の好きなものをジャン母は嫌いなんです。ローストビーフの赤い部分を生肉だからNGと言うしね。あの人はホントウに美味しいものを知らないんじゃないか。
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蕎麦粥を持ってきた女将さんに聞いてみた。
「普段も馬刺食べられるんですか?」
「食べてますよ。スーパーで普通に売ってるし」
「いいですねぇぇぇぇ」
スーパーで売ってる?生肉が?日常でも食べてるんだ。普通に売ってるんだね。
「羨ましい。近所にそういう店があれば毎日のように買いますよ。」
これだけ言ったんだから私らが馬刺夫婦なのを再認識して忘れないで欲しいものだ。
馬刺は翌日の昼も某所でいただくことになる。
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何故か蕎麦サラダにはビールなのです私。
最初の乾杯は「瓶とグラスでなきゃダメ」(ジャン妻)
なので途中から私だけ生ビールをいただく。マヨネーズと蕎麦汁のしょっぱさがビールに合うのだ。
後半はマゼマゼして和え蕎麦、マゼ蕎麦の様相を呈してくる。
汁まで飲み干そうとしたらジャン妻の眦が釣り上がったので止めた。
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岩魚はいつも大きさが同じだから養殖でしょうね。天然は大きさがバラバラで均一でないからね。
大河・風林火山で永島敏行さんが演ずる村上義清が岩魚2匹を朝餉のおかずにしてた。2匹ですよ。キレイに食べてたな。骨だけ残ってた。
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20年前は、揚げた蕎麦と、蓮根の穴に蕎麦粉を入れて揚げたのとは別ものだった。
今はひとつ器に入っている。海老と山菜も加わった。
潰した里芋に蕎麦実を塗して揚げたのは昔からかわらない。
この変わらないところがいいのです。変に進化して欲しくない。
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蕎麦いなり。
ジャン母に「油揚げにお蕎麦が入ってるんだよ」と説明したのに反応はイマイチだった。
「なにそれ?」だけだった。
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一度でいいからこのざる蕎麦に天ぷらを添えて天ざるで食べてみたい。
エビ天、茄子天、カボチャ天とかで。(私はカボチャは天ぷらは食べます。)
と、思ったのだが。
それだとその辺の蕎麦屋と同じになってしまうか。
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いつもは下げた後、しばらくしてから二次会、寝酒にするのですが。
この晩はそのまま二次会にしてあまり夜更かしせず寝てしまった。
ホント寝るだけです。TVも点けたことない。私らは宿でTVを見たことは一度もありません。
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寝る前に外に出てみたり。
電車を撮ってみたり。
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それまで暗く眠っていた踏切が目覚める。
赤く光り、警報音が鳴り始める。
漆黒の彼方から蒼白い灯が迫って来て鉄路を照らす。
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闇を切り開くように、黒い車両がゆっくり走っていく。やはりこれまでより速度が遅い。
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車内も蒼白い灯が点っているが、そこには僅かな乗客しかいなかった。
車内から私はどう見えるのだろう。
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踏切の警報音が止んだ。
大川(阿賀野川)を渡る音も徐々に彼方へ遠ざかっていく。
静寂が戻った。
次の列車が走り去った後、山の上に浮かぶ朧月。
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なんと!!
20時半には寝てしまったのです。
そんな時間に寝たら翌朝どうなるか。
5時に目覚めてしまった。始発とほぼ同時刻に。
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ジャン母が蕎麦宿に興味を持ったが・・・ [蕎麦宿]

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今回も奥の洋室恵明庵です。すっかり気に入った。
「更級はもう利用しないの?」(ジャン妻)
「・・・」
「これまで20何年も散々お世話になったのに」
私はジジイのようなことを言った。
「更級は立ったり座ったりがキツいんだよ」
ジャン妻は「浮気者」とでも言いたそうな目をしていたが・・・。
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恵明庵は床暖房が心地よくて、テーブルを前にして座ってるだけでも落ち着くのだ。床から自然な暖気が足裏から膝、上半身へと自然に伝わっていく。
そこにいると厨房や他の部屋の生活音も全く聞こえないし。静かなもんです。
このテーブル上にNotePCでも持ち込んで簡単な仕事をするか、Blogの原稿を書くのもいいかも。作家気分で。それに飽いたら、疲れたら、恵明の湯に浸かって昼寝する。いいプランだと思う。
決して明るい部屋ではないが男の隠れ家といっていい。
(でも夏場には更級庵に還るかも知れない。)
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「今度いつ会津に行くの?」(ジャン母)
「3月の末だけど」
3月の最終日31日です。3月31日は数年前までは本決算の棚卸に駆り出されたものだが、最近は煙たがられているのか声がかからなくなった。
でもジャン母は何でそんなことを聞くのか?
「家の味噌が無くなったの?」
ウチもジャン母も会津味噌を使っています。山賀家か満田屋の味噌。今回も買いに寄ります。
「お味噌も買ってきて欲しいけど。そう・・・3月に行くんだ・・・」
「何かあるの?」
「3月は間に合わないけど。アナタたちがしょっちゅう行ってる会津の宿に私とオバさんを連れてってよ」
「!!!」
そういうことかよ。私は戸惑った。私らとジャン母は旅行の価値観が全く違う。宿に直行直帰で寛ぐ私らと、夕方の宿入りまでギリギリあちこち観光したいジャン母とは旅行観点が合わないのである。
ジャン母を船山温泉に一度連れてったら周囲にあまりに何もないのに驚いたらしく、夜の蛍鑑賞までヒマでヒマでしょーがなかったらしいのでそれきり再訪していない。何であんな周囲に何もないところに行きたがるのかと不思議がられている。
ジャン母は温泉にも興味ない人なのです。観光重視。まず連れて行くのは無理と思ったが一応検討はした。
「片道5時間だよ」
「5時間!!」
「電車でもくるまでもね」
「そんなにかかるの?新幹線でパッと行けないの?」
どこでもドアのようなことを言われた。
「そういう場所じゃない」
「だって福島でしょう?」
この地理オンチ方向感覚距離感覚の無さに呆れた。福島は大きい県だし、浜通り中通り、そして会津、会津も相当に広いんだよ。
「いつも電車で行く時は浅草から東武特急だよ。鬼怒川で乗り換えて(・・・リバティなら会津田島までは直行です。)そこから単線で・・・」
・・・の先は口頭で説明するのがめんどくさくなってきたので地図を見ながら説明しよう。ジャン実家のPCを起動してGoogleMAPで説明してあげた。浅草から東武日光線を指しながら地図を北へスクロールして、鬼怒川温泉で乗り換えてそこから単線で、会津田島でディーゼルカーに乗り換えて、路線をマウスでなぞった。
「自分らが行く湯野上はここだよ」
「!!・・・」
ジャン母はそこまでの遠い距離と迂遠さ(不便さ)に絶句していた。
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次に東北新幹線で郡山まで行って北から南に下るルートを説明してあげた。新幹線だと郡山まで行って、そこから磐越線に乗り換えて、会津若松でさっきのディーザルカーで下ってきて・・・。
「遠いわねぇ」
「片道5時間だね。くるまでも5時間かな」
結局電車でもくるまでも5時間ずーっと乗ってなきゃならないのは苦痛だという。翌日、会津若松市内を午後に出たら東北道が各地で断続的に渋滞し、6時間半かかったからね。
「何でそんな辺鄙なところへしょっちゅう行くの?」
遠いの次は辺鄙とキタかい。
「そりゃ宿が気に入ってるからですよ」(ジャン妻)
「・・・」
理解できないらしい。
「1時間に1本とはいえちゃんと鉄道走ってるし幹線道路もあるよ」
ジャン母がここ蕎麦宿に来ても退屈だろうなぁ。何もすることないもの。散歩に連れてくぐらいか。
蕎麦宿で出される料理にもソソラなかったのもあって結局諦めた。「片道5時間かけて蕎麦食べに行くの?」なんて言い出したからね。
ジャン母は私らの宿の価値観は理解できそうにない。距離的にも伊豆辺りまでが限界かな。伊豆八幡野高原以外の和の旅館でもあたってみますかね。
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裏手を走る会津鉄道の踏切警報機が鳴る。
今日は撮らないで部屋に籠ってようかなぁとも思ったのですがついつい窓を開けて身を乗り出し撮ってしまう性(サガです。今の時期は草木が枯れて見通しがいい。
だがヘンだぞ。裏手を走る会津鉄道のスピードが遅いのです。田島方面、若松方面、双方とも宿の裏にさしかかると極端に速度を落とすの。ゆ~っくりゆっくり走り去っていく。
トロッコ列車が大川(阿賀野川)鉄橋の徐行運転で乗客に川を見下ろした風景を見て貰ったり、夏祭りに対岸の旧道から打ち上げ花火が上がる時もやはり速度を落として少しの時間とはいえ花火を見物して貰うのは知ってますが、まだそのシーズンじゃないし。
はてこの減速は何故だろう。この1泊2日どの列車もそうだった。だから今回はガッタンゴーの写真がいつもより多いのですよ。ゆ~っくり走るから。
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どれも同じような写真ばかりだね。
こんなことしてるからBlogの容量がどんどん減っていくんだけどね。この時期は木々が枝葉だから見通しがいいのです。細い枝葉の時期は写真サイズを上げないと美しくUpできないのもある。
翌朝、塔のへつり方面から来た列車を宿手前の田んぼの畔道から撮影してわかったのですが、大川(阿賀野川)鉄橋までは通常のスピードなのです。それが蕎麦宿の裏手の踏切前にさしかかると途端に減速するのは何故だ?
私の撮影為に会津鉄道が敢えて速度を落としてるのだろうか。翌朝チェックアウトの際に大旦那に聞いてみたのですがイマイチ要領を得なかった。
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ジャン母がソソらなかった夕餉の時間がすぐにやってくる。
料理写真も見せてあげたんですがねぇ。
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味噌とバター [ラーメン]

自分は味噌ラーメンあまり食べない人です。
でも、他に選択肢が無ければ味噌にTRYすることもあります。
この店では頑として味噌を食べなかったのですが。今年になってから宗旨変えしました。
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ボロい券売機から吐き出されたプラスチック食券をカウンター上に置いて、
「味噌・・・」
1年半ぶり、久々の味噌です。
「珍しいですねぇ」
「自分でもそう思うよ」
「笑」
店のイチオシの味噌をチョイスしたのでママは嬉しそうだ。実はもう他に食べるものが無くなったんだよ。レバ系辛い系を除いてあらかた食べたからね。
カウンター上に100円玉を2個置いて「バター2個・・・」
「2個いきます?」

ママ(姉だが)が麺を茹でている。
店主(弟だが)が細かめに刻んだ野菜類を中華鍋で炒めている。
ママが麺を丼に移した。店主は炒めた野菜に味噌スープを加えてひと煮たちさせ、茹で上がった麺が入った丼、麺の上に豪快にぶっかけるのです。載せるという感じじゃない。ぶっかけです。
だからあまり見た目、ルックスは美しくない。
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ああ、美味しいねこれ。
久々だがこういう味だったのか。その辺の中華屋の業務用味噌味じゃないね。
味噌ラーメンには太目の縮れ麺が多いが、麺はやや細い平打ちでした。
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野菜リフト。た~っぷり野菜が摂れます。
炒めてスープで煮込んだ野菜たちは麺と一緒に食べます。
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麺だけすするのは難しい。麺に絡まった野菜と共に啜ります。
挽肉が少しだけ混ざっていますが、チャーシュー、玉子、メンマ、そういう通常ラーメンの具はないです。チャーシューはトッピングでありますが、載せたらそれの塩分が加わるし、具剤のバランスが崩れるのではないか。
これだけでも最後まで飽きが来ない。
何だ味噌美味しいじゃん。今まで味噌以外を食べていたのがアホみたいだった。
飲み干したい衝動に駆られる味噌スープだがこれぐらいで止めておきましょう。
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一度、ママが味噌ペーストの仕込みをしているのを見たことがある。
13時過ぎ頃だから怒涛の昼客があらかた引いた頃、手が空いたママがミキサーを取り出したのです。
傍らには大量のニンジンと信州味噌(昔ながらのマルコメだったような)もう1種類味噌があったな。北海道味噌だったような。
ウチも朝はジャン妻がミキサーにかけるニンジン&リンゴジュースを飲んでいますが、それに味噌を混ぜてペースト状にしているんだと思うが。
業務用の味噌ではなかった。そこらで売ってる市販の味噌に手を加えていたのです。
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ネギ味噌です。この日も100円玉2個置いて、
「バター2個」
「ホイ」
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あれ?バター1個だけじゃんか。いや違うな。2枚スライスしないで2個分の大きさで1個載ってる。
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バター大好きです。でもバターを2個載せた写真をジャン妻が見たら眉間に縦皺が刻まれるは必定で、この写真を見たら「何このバターは!!」
バターは味噌スープが塩辛かった時の保険のようなものですがこの店では無しでもイケそうだな。でもコクが加わってスープが更に美味く昇華しますよ。
だがバター2個分を塊1個だとなかなか溶けない。スライスして2枚にした方がスープに浸す表面積の分だけ溶けやすくなるのだな。
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ウチの朝はジャン妻がニンジン&リンゴをミキサーのかけるジュースと珈琲だけです。家で朝にごはんを食べるのは(土)(日)(祝)だけですが、ウチの朝ご飯は100%和食(ご飯)でトーストはまず出ない。食パンも買わなくなった。
伊豆高原八幡野の朝食に出る自家製パンにちっちゃいバターが2切れだけ付いてきますが、私は2切れともいただいちゃいます。足りないのだ。
焼きたてだからまだほんのり温かいのでバターは溶けますが、披露宴のコースなんぞに出されるパンだと冷めちゃってるのでバターが溶けにくい。パンにつけて押し潰す恰好になってしまう。
普段は食パンもロールパンも買わないです。まれにバケットを買ってもオーブンで焼いてツマミにする程度。朝にパン、トーストを食べないということは、私は日常生活でバターをあまり摂取しない人なのですよ。
だから滅多に食べない味噌ラーメンにバター入れるぐらいいいじゃんかよっ!!
(上大岡の焼き鳥屋でジャガイモをバターマシマシベットリにするのもそうです。)
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今日もボロ券売機が稼動しています。
2回に1回は「券出ないよ~」が繰り返されてた。
最初の客が味噌を押しても、次の客は味噌を押したら「出ないよ~」
どうなってんだろうねこの店のボロ券売機は。
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味噌つけ麺、これで普通盛りです。バター1個にしました。この器だと2個は多い。
私の隣のお客は大盛りだった。私の1.5倍程度だった。
私は「つけ麺は偽りの満腹感」と思ったりします。それは美味しいつけ麺に出逢ったことがないからともいえるが。つけ麺が偽りなら、スープにどっぷり浸ったラーメンはどうなんだって?
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もうひとつ味噌味があります。スープご飯。
これにもバター2個はしないで1個にしました。
もともと賄だったのがお客さんに出すメニューに昇格?したものらしい。
スープご飯は塩もあります。塩には柚子胡椒がついてくる。
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熱々です!!
冷めてるよりいいが。
この店でいちばん食べる時間を長く要するもの。
熱くて最初の1くちで上顎を火傷しました。この火傷が意外と長引き、先週末に行った船山温泉の名物である猪鍋に影響した。週明けの今日の朝でもまだ痛むというか違和感がある。
いずれ皮がベロンとめくれるかもしれない。
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一時期スーパーのバターが品薄でしたよね。
あってもひとり1点までとか。
そういう現象は何故起きるのだろうか。バター、キャベツ、葉野菜の高騰もこういう店が煽りを喰らうわけですね。昨年はとうとう値上に踏みきった。でも客足は衰えていない。むしろ新規客が増えているのは、昨日Upしたこの店のボロ食券売機プラス「同じものでしたら一気にやっちゃいます」に戸惑っているからすぐわかる。
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見るからにボロい店だし、貼ってある料理写真もボロボロで美味しそうに見えないし、入りにくそうだし、細長い店だから入ったら喰い終わるまで出られないし。
券売機はいい加減だし。(笑)
でもそこに存在し続ける飲食店には必ず何か理由があるのだ。
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