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克と草の者 [BAR&人間ドラマ]

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JapaneseBarKATSU主催、第6回日本酒の会の案内をいただいたのですが。
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私は遠慮します。
私は人見知りだし。風貌からして浮いちゃうし。
その道(酒)のプロと飲んでもねぇ。オモシロくも何ともないさ。
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いつもの場所です。
ストーブが焚かれている。温かい。
時折ドアが開くが、ストーブのお蔭で外から入った寒い風もすぐ暖まる。珍しく今日は群馬泉山廃の常温にした。
焼きそばはサイズが小さくなったな。
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カレー味だったのでビールを少しいただいた。
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この場所にいると誰も構ってくれないので(いい意味でね)私はその日1日を振り返ることにしています。
実は今回の高崎行、宿泊費は自費です。い・ち・お・う、私にも上司がひとりいるにはいるのですが、殆ど私の職掌にはあまり干渉して来ないが、私個人が動くとあまりいいカオをしないのだ。
「自分で動くのではなく人(草の者6号)を使ってください」
そう言われます。正論だけど、上司のいないところで私とソリ合わないオンナがこう言ってきた。
「人を使えって言ってましたけど、あの人って自分では何もしない人じゃないですか」
珍しく私サイドに立ってくれたものである。
だが、現地の使える社員はいるのです。その者が私の上州出張を奪った?(笑)
陰の部下、草の者6号です。
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上州の業務で軽いものは6号に任せている。
だから私の出番は減った。来る回数も減った。
6号のせいだっ!!
というのは冗談です。
成長株の6号は30歳前半、末っ子なので子供っぽいところがある。
緊張しがちで、電話をかけると、
「な・・・な・・・な・・・何でしょうか・・・?」
「何を緊張しとるか?」
「・・・」
「俺はまだ何も言っとらんぞっ」
私からまた難題を振られるんじゃないかと身構えるんです。6号に新しい業務を振ると、
「ヒェ~、そ、そ、それってアタシで大丈夫でしょうか・・・」
とオタついた後で、
「でもアタシがやんないとダメなんですよね・・・」
最初に驚いて、自分に言い聞かせて納得させて、結局は何とかやり遂げます。

だが、先日会った時にこうボヤかれた。
「群馬って、何処を廻るにも遠いです」
「遠い?」
昨年から渋川辺りが加わったことでくるまでの移動距離が増えた。
「群馬県って四角いじゃないですか。移動するだけでタイヘンで・・・」
弱音を吐いてきた。
「こっちに生まれ育ったんだから仕方がないだろ。それとも東京に来るかい?」と突き放すように言った。
「ここで生まれ育ったんだからここで生きていくしかないさ」
「そうなんですけど・・・。私以外にもうひとり誰かにお願いできないんですかねぇ」
「おまえさんと別にもう1人?
「・・・」
「誰をさ?」
「・・・」
「誰かいるかい?」
「・・・」
「ホレ見ろ」
「ハイ・・・」
「いないじゃないか」
だいたい群馬の子って家から自店舗へのくるま通勤、ドアツードアの毎日が当たり前なので、そういう日常から飛び出していろんなところを廻ろうというバイタリティのある人なんてそうそういないのだ。
かつて6号以外に候補もいた。過去に登場した(聖なる)酔っ払い女は最近体調がイマイチで群馬エリアの飲み会にも来なくなったし、笑ふ女は新しい旦那をGETして家庭に入りつつあるし、ヤンキー事務のリーダー格も入籍して家庭との両立でアップアップである。
「健康で独身で男もいなくて仕事重視で機動力も気概もあるのは君(6号)しかいないじゃないか」とそこまで言いませんでしたがね。
女性が「中間管理職になってみたい」とそこまでの意識革命を起こすには、多少は仕事が好きでないと務まらないと思うのだ。
10人いる草の者はそういうタイプばかりではある。入籍しないまでも意中の男性と同居しているのは私の知る限りでは3号と7号だけです。
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2皿めの焼きそばは具が多くなったぞ。
麺が足りなくなったか。キャベツの芯まであるし。
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しょうがないから春雨サラダなんぞをいただいたよ。細麺に見えないこともないしね。
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それはさておき、6号が言う「移動がタイヘン」・・・これを「移動して各現場を廻るのを楽しみにです」に変換するにはどうすればいいかと考えた。
「県内のくるま移動がタイヘンでも、移動した先で何か美味しいものを食べるとか、そういう楽しみでもつくればいいじゃないか」
部下に言ってることが私の個人的価値観でしかないが。
「あの・・・・」
「???」
「アタシ・・・ひとりで・・・外食できない人なんです」
いいトシして何を言ってるんだ?
「アナタひとり暮らしだろ?」
「そうなんですけど」
「じゃぁ普段は何を喰ってんだ?」
「ええっと、その辺のコンビニとかで・・・」
6号は酒飲みなので、
「ひとりで飲みに行ったりしないのか?閉店しちゃったけど田町にあった〇潮とか、アーケードにある新しい〇島(これも閉店した)とか行ってたんだろ?」
「〇潮は家族で行ったんです。ひとりで飲みになんて行けません・・・」
そこまで言ってから顔を上げて、
「どっか連れてってください!!」
私は誘われておきながらムッとした。それって如何に私が安全パイと見られてるということではないか。アブない男だと思ったらこういう誘いはあり得ない。
ひとりで飲みに行かないから今日まで出逢いがないんじゃないか。
「機会があればな・・・」と逃げた。私は社員に気を遣いながら飲むのは気が乗らない。ひとり飲みの方が気楽でいいのだよ。
でもそう言って来るってことは、電話では緊張しながらも、私のことが嫌いではないらしい。
でもダメ。自制した。(何を?)
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6号ひとりだけ飲みに連れてったとなると私の依怙贔屓に見られかねない。
誰かもうひとりいればいいのだが、6号は浮いているので仲のいい同僚っていないのだ。
誤解されるのもイヤだし、安全牌に見られるのもシャクなので今日まで誘っていません。こうやってひとり飲みの方が気楽だし。
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今回の出張(ともいえないが)で時間の都合でやり残したことがあるので6号に依頼した。
電話だと緊張するのでメールで。「急がないけどやってくれるよな?」
返って来た返信がただひとこと、
「御意」
御意?
オンイのママってこと?
妙な時代言葉を使ってからに。私のことをそんなにエラく思っているのだろうか。
「私はエラかないよ」
「でも・・・」
「エラっそうにしているだけさ」
「・・・」
(黙ってないで否定しろよっ。)

克のハガキは今日投函します。
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六時の七 [居酒屋]

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薄暮の通町。
吹く風は強い北風。
群馬ってこんなに寒かったか。
凍えそうな寒さ。6年前の今頃だったかな。この街に初めて下り立って不動産屋を巡った際、強風に吹かれながらこの路地に渡る手前の交差点で立ちすくんだものだよ。
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その先に光る青い電光看板の不動産屋で自分らの社宅と事務所を探したんだった。空き部屋、空きテナントが多かったせいか、すぐに適当な物件が見つかりましたね。
駅のこっち側(西側)に住んだのは正解だった。あの頃と今日まで群馬ネタは私の宝物です。
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駿河大納言卿の眠るお寺を廻ってこの店の路地へ。
2階が点いているな。宴会でも入ってるんだな。歓送迎会のシーズンだから。
こりゃバタバタするな。他にしようかと踵を返そうとしたら、ちょうどマスターが暖簾を出すところだった。
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店に入る前、新しい自転車が置いてあるのに気付いた。
この後で聞き出したが4台めだそうである。
久々なのでメニューを総撮り。
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おとおしは空豆。剥くのめんどいから皮毎食べてしまった。
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他に客いないのに忙しそうなマスターは、2階の宴会?人数分の小皿とおとおしを用意している。
「2階で宴会?」
「小さい宴会です。なかなかバイトが決まらなくって」
では今宵は上でチン音がする度に「ハァ~イ」と声をあげ、バタバタ駆け上がっていくのが繰り返されるんだろうな。(実際そうだった。)
「どうぞ言ってください」
「いいの?じゃぁ・・・和牛2種、イワシフライ、後でいいから柿チーズ・・・」
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アブラのノリが凄いね。何て銘柄の牛だろうか。
前に仙台牛と聞いたことがあるが。部位は何処だろう。
これは醬油より塩だな。
「ちょっとでいいから塩ちょうだい」
「塩っスか」
「甘味が出るから」
牛肉に塩をつけていただくのは船山温泉直伝ですよ。
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骨の多いイワシを真っ二つに切ると切れ目から小骨が見えて見苦しいのだが。食べる前からチクチク刺さりますよと言っているようなものだぜ。
イワシは大好きだから多少の骨は気にしないけどね。
自家製のタルタルソースはないのか。確かメニューに「鶏とキノコのタルタル」があった筈だぞ。
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平成24年に初めて来た頃からずーっとこれなんです。トマトのタタキ。
これの意味が未だにわからないのだ。一生懸命にスライスカットしてましたよ。2階に出す刺身でも切ってるのかと思ったらこれだったの。切り刻む作業が無駄な努力だと思うのだが。
その2階の宴会客が続々入ってきた。
マスターが2階へバタバタ駆け上がりだした。会津若松の「麦とろ」のように2階と上下するリフトがあればいいのにって思った。料理を出した後はドリンク類と空いたグラスをリフトで上下してお客に任せるだけのスタイルですよ。
忙しそうだからしばらくチビチビ飲ってたら、突然コトッと音がして黒い丼が置かれた。
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何か丼ものでも頼んだか俺?
覗いたらタマネギだらけ。ああ、和牛タタキサラダか。いや、和牛焼きかな。
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このタマネギ刻みも初めて来た頃からずーっとこれです。これも一生懸命にスライスしてトントン刻んでましたね。
小さじですくって口に運んだ。肉の甘味、タマネギの甘さ辛さ、タレのしょっぱさが重なって、
「ビールちょうだい」
「生っスか?」
「喉が乾いた。この味にはビール。チャイサー代わりに」
「お酒の合間にビール飲むってカッコいいっスね」
そうかぁ?ジャン妻は「お酒に移行したら途中でビールを飲むのはカッコ悪いから止めなさい」と言うけどね。
店内が暗くカウンターが黒基調、器も暗い色が多いせいかあまりキレイに撮れてませんが、総じて味はいいです。
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またコトッと音がした。
小皿に陳列しているのは柿のクリームチーズ載せ。
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「今年初めてっスね」
「先月も来たんだが・・・」
「最近忙しいんスか?」
「忙しかったら群馬に来ないよ。こっちはもう現地の部下(草の者6号)にやらせてるのだ。会社からも、自分で動くな、人に指示してやらせなさいって言われてるし」
「笑、無理に・・・その・・・用事作るってわけにいかないんスか?」
「無理にねぇ・・・」
できなくはないが。草6号が頑張ってるからねぇ。
今の私の上司はデスク不在が多く、細かいことは言わない人だが「現地の次世代を育成してください」と言われてりので。なるべく任せるようにはしているので、私の出番が少なくなったのですよ。
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平成24年の晩秋か年末に、私と合わなかった当時の上役(合わないのが多いんですワタシ)から「3月を待たずして東京に戻ることになるよ」と言われたのもこのカウンターだった。私は喉を濁らせながら「エェ~ッ」っと叫んでこのカウンターへ突っ伏した。
あとでマスターは言っていた。「何かあったんだな~って思いました」
私は気持ち抵抗した。3月末まではいるって。そこで1年締めてから桜の開花と同時に帰京したのです。
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締めはホウボウの刺身。
ネットリして美味しい。
「今日の刺身の中ではいちばん悪くないっス」
???
悪くないって?(笑)
じゃぁ他は悪いのか?避けた方がいいってとられるでしょうよ。
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「自転車変えたの?」
「4台め・・・なんです」
「また電動?」
「ハイ」
「また?あなたの住んでる〇豊岡からここまで坂なんかないじゃん」
「いちど電動に慣れると・・・もうそれじゃなくっちゃダメなんスよ・・・」
また恰幅よくなったのはそのせいか。
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2階から注文のベルが鳴る。
マスターは忙しそうである。鳴る度に階段をドスドス上がっていく。店がALL1階だとまた動線が違うのだが。
「平日に宴会入るのって珍しいんスけど」
「歓送迎会のシーズンだからでしょう。嫁さん貰って忙しい時だけ手伝わせりゃいいんだよ」
「笑、そうっ・・・ス・・・けど・・・」
わかっちゃいるが相手がいないってか。
6時に入った七、八年経った七、である。
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ローズベイカントリー跡地に立つ [風景]

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ゴルフ場があった丘には重機が稼動し、大型ダンプが行き交い、グリーン芝は土くれと化して砂塵が冬空に舞い上がっていた。
歩いたことがあるグリーンは何処へ消えたんだ?どの辺りだ?
クラブハウスがどこにあったのかすらわからない。
それらは全て消えた。無残なものである。
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自分はこのトシまでゴルフやったことがないし、今後も知人にススメられてもやる気は全く無いですが。
そんな私が、おそらく生涯にただ一度だけコース上のグリーン上を歩いたことがあります。
群馬県安中市にあったローズベイカントリークラブ。そこでプレイしたのではなく、8番ホールにあった蔵人城という小城の説明板を見に行った。
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ゴルフ場内にある城といえは、埼玉県入間郡毛呂山町の鶴ヶ島ゴルフ倶楽部内にある竜谷山城、武田軍と北条軍が激突した神奈川県愛川町にある三増古戦場一帯の東名厚木カントリー倶楽部脇にある武田軍の本陣跡・旗立山が知られるが、前者はゴルフ場内とはいえ町道が通っており、カートとすれ違うにせよ堂々と城域まで行けるし、後者は駐車場脇にあるため訪問が容易です。でも私が平成25年2月に訪城したローズベイカントロークラブの蔵人城は、ホントにゴルフ場コース内にあるのが異質で、普通に考えたらプレイヤーしか訪問できないのである。なのでクラブ支配人宛に書面で見学を申し入れ、折り返し連絡をいただき、空いている平日にアポをとって見に行った。
ゴルフはしないのに、往時の支配人・Fさんの運転するガソリンカートの後部座席に乗って見に行った。私だけでなく、見たいと言ってくる人は稀にいるそうである。
そのローズベイカントリークラブが地図上から消えたのを知ったのが昨年のいつだったか。実際は平成28年9月末に営業停止、閉鎖になっていた。
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以下は他からの転載も含まれます。ローズベイカントリークラブは昭和50年から(株)サンエー開発が運営していたが、開発した関係会社の北村東信(株)が平成13年9月に破産し、サンエー開発も平成14年9月4日に特別清算を申請、精算申請前の平成14年7月に上場の(株)ビックカメラの創業者の資産管理会社が買収して傘下に収めていたという。

ゴルフ会員権の相場や売買情報を提供するサイトには「ローズペイカントリークラブが平成28年9月末をもってゴルフ場を閉鎖、跡地にメガソーラー建設」とあって、平成24年9月4日掲載の日刊工業新聞の記事で「(株)ビックカメラA会長の個人企業が出資するベンチャー企業である(株)クリーンエネルギー研究所が、ビックカメラが経営するローズベイカントリークラブの余剰地と市所有地を利用して、出力4200キロワットのメガソーラーを建設することが判明した。総事業費は十数億円。年間発電量は約420万KW時、一般家庭1100世帯分に相当し全量を東京電力に売電、災害時には非常電源として一般家庭向けにも供給する大掛かりなもの」・・・太陽光発電場になるというのである。

全体面積は4万1000平方メートル、パネルを約1万5000枚設置し(1万7598枚、パネル面積1万8000平方メートルとも)2100キロワット規模の設備を、安中市の所有地とゴルフ場にそれぞれ設けて運営する。太陽光発電としては群馬県最大規模だという。
おそらく(株)ビッグカメラは、このままクラブを運営しても先細りなので、前述にあるビックカメラA会長の個人企業が出資する(株)クリーンエネルギー研究所に、クラブの広大な敷地をメガソーラーに転用させようと目論んだのだろう。

また別情報で「ローズベイカントリークラブは余剰地と市所有地を利用して(株)クリーンエネルギー研究所が3980キロワットのメガソーラーを建設し、平成25年4月から東京電力に売電を開始しているとあった。ということは、私が群馬転勤が解けて泣く泣く東京勤務に戻らされた直後である。8番ホールにあった蔵人城の解説板を訪問したあの日には、既に敷地内の何処かの斜面で工事が一部完了して稼動していたということだろうか。

ゴルフ場跡地をメガソーラの敷地に転用するケースは他でもあるそうだが、閉鎖されたゴルフ場にソーラーパネルをズラズラ並べるだけではなく、現役のゴルフ場の閉鎖コースや空き地、クラブハウス屋根といった空間などを有効活用し、ゴルフ場の営業と併せて売電事業を営むケースも多いという。

ゴルフ場閉鎖の場合、会員権が絡むと様々な問題が発生するらしい。破綻したら単なる紙切れになるというのだ。ただ、ローズベイカントリークラブは会員権相場ではなくパブリック運営で転用が容易だったとか。
もっとも私はパブリック運営の意味すらよくわからないので、バブル時代に信州望月のゴルフ場の会員だったジャン妻に聞いてみた。
「ゴルフ場のパブリック運営って何?」
「普通はゴルフ場って会員制でないとプレイできなかったんだけど、会員無しでプレイできるんじゃないかな」
「ゴルフ場が破綻したら会員権はどうなるの?」
「紙切れ。株と一緒よ」
「戻って来ないんだ」
「来ないよ」
「アナタが持ってた会員権は?」
「あれはオヤジの会社のよ。売っちゃったんじゃないかな」
ジャン妻のオヤジ(私の義父)は不動産会社社長だったが、現在は廃業して相模原市内に引退している。
「売れたんだ」
「まぁ株と一緒だから。相場でね」
「会員だと何が特なんだろ?無料?」
「会員制だと安いのよ。会員がメンバーでメンバーが連れてくのがビジターなんだけど、ビジターが1万2000円するところを会員だと2000円でプレイできるのよ」
素人質問ばかりである。如何にこういう世界に私が疎いかがわかるでしょう。
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話をローズベイに戻します。ローズベイカントリークラブは18ホールあった。その中の8番ホールに蔵人城の案内板が立っていた。それは近代的な白亜の楼閣があった城ではなく、たくさんの兵が駐屯できるスケールでもなく、この辺り一帯にあった防衛ラインの小城のひとつに過ぎない。仮想敵国は信州からやってくる甲斐武田軍である。
蔵人城訪問編です。http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-02-12
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8番ホールには、プレイ中に雷が鳴った際の避難所、あずま屋があって「本丸跡」の扁額のようなものが架けてあった。説明版はその脇にあって、
『本城は蔵人城という梯郭式の山城である。南部の主郭部は北半分より10m以上高い。主郭部は南北50m、幅20mの本丸と、その南に掘切りを隔てた方20mのささ郭から成り、ささ郭南側掘切りが城の南限である。本丸北下10mには幅8m、総長50mの弧状の腰郭がつきこれと同じ高さの尾根が東北に向ってのびてそこに4個の郭がならぶ。西南端の郭は方20m、二筋の堀切りに挟まれ、その他の三郭は東北下りに三段となる。下郭の北側には東西150m、南北100mの三角形の地域に北段下りに数段の郭があり、東北面に追手虎口が開く。秋間7騎の一人、島崎蔵人忠国の城で、永禄六年武田勢の先方那波無理之助に攻略されたという。忠国は吾妻郡岩下の士であると伝える。』
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蔵人城にいた島崎蔵人は越後国からやって来て安中一帯を支配した安中顕繁に付いていた秋間七騎という家臣団のひとり。他の6人は赤見藤九郎、五十嵐団右衛門、内出玄蕃介、奥原新左衛門、東城但馬、深堀藤右衛門といった面々だった。
上州には甲斐武田、越後長尾、小田原北条、駿河今川、といった大きい支配者は現れなかった。下野の宇都宮、安房の里見クラスもいない。国人衆がバラバラで、それらを纏めて「敵の敵を味方に」して甲斐武田軍に立ちはだかったのが上州箕輪城の長野業政で、島崎蔵人もその一翼、枝葉に過ぎない。
攻めて来た武田軍の先手、那波無理之助は実は群馬県伊勢崎市にいた那波氏の流れだという。故郷を追われて故郷に武田軍を先導してきたぐらいだから、複雑な背景、事情を背負っていたのだろう。

8番ホールそのものが城内で、コース内に郭だの堀切だの遺構があるのではない。8番ホールは本丸でも何でもない。支配人・Fさんが言うには「実際の蔵人城はもしかしたらここではなく、この先の山に(コース外を指す)何でも重機が入れない場所があって、そこなんじゃないかとも言われています」と仰っていた。
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安中市の史料を見ても、何だかクラブとズレた北東の位置に蔵人城と表示されていたのです。そこは遠目には草ぼうぼうのヤブになっているかに見えた。このあずま屋と説明板はどうも城外らしいのである。
でも実際の城域であるヤブに説明板を立てても誰の目にも触れない。プレイヤーに限られるとはいえ、人の目に触れるこの位置でよかったと思ったのだが。

ローズベイカントリークラブは昭和50年に開かれたそうだが、私が訪城したのは平成25年(2013年)2月だから、Fさんが仰っていた「当クラブは今年で40年になるんですが、私がきた頃から蔵人城の小屋と解説板はありましたよ」と一致する。
地元の誰かが立てたらしいのだ。もとの土地所有者だろうか。
「小屋の屋根を葺いたり時々補修はしているんですが・・・」
あの時、支配人Fさんは・・・の後何を言いたかったのだろうか?もしかして、この蔵人城の案内板がそう遠からずして消える運命にあったのを知って私を案内してくれたのだろうか。そうに違いない。
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工事現場事務所にも立ち寄った。
「前にここで遊んだ者ですが、何を作ってるんですかね?」
遊んだのはウソじゃないよね。人のよさそうなオッさんが、
「太陽光発電を作るんですよ」
そんなこたぁわかっているが、それ以上の会話にならなかった。

位置関係を覚えていないのだが、この工事事務所がクラブハウス跡地のような気がする。支配人・Fさんが「ゴルフ場はゴルフをしない人が入っちゃいけないことはないんです。レストランのご利用とか全然かまわないんですよ」と言うので、蔵人城見学の後もレストランで数回食事した。
レルトラングルメ編
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-02-26-1
美味しいけど高かったな。
フロアに高校生としか見えないボーイがいて、あんな小僧を就業させて労基上大丈夫なのかと訝しんで「あの小僧は幾つなんだ?」と聞いたりしたからね。
私は誰が見てもゴルフプレイヤーという恰好ではなくダークスーツでレストランに行ったので、私の姿を見て「あの、お昼ですか?」と怪訝そうに聞いてきた女性スタッフもいた。「昼飯だよ。見りゃわかんだろ。不審に思うなら支配人Fさんに聞けよ」とそこまでツラ難く言ってはいないよ。

レストランにレジが置いてなかった。当時の記事にコメントを下さったナワさん(息災でしょうか?)によると、ゴルフのプレイ中に財布は持たないもので、ロッカーに置いとくものだと。支払いはサインするだけだと。最終決済は帰るときにフロントで行うんだって。ホテルに宿泊したときの支払いと同じようなものか。だからレストランにレジがないのか。
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太陽光発電、メガソーラの謳い文句は「環境を壊さない・自然に優しい」
だがこれを見るとそう見えないね。だがゴルフ場の建設そのものが、多からず少なからず環境を破壊しって作られるものだから、それをまた破壊するのに躊躇ないのだろう。
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あの時歩いたグリーンです。
真冬だったので芝は色あせている。それでも芝は芝なので、ゴルフ場の芝肌とはこういうものかと思った。手入れが大変だ。
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さっきも述べたように本当の蔵城跡はコース外にあるらしい。
よく城郭遺構が高速道や宅地建設等で破壊されて悲嘆されているサイトを見かけるが、蔵人城の遺構は閉鎖されたコース外にあるらしいので、現時点でそこまで開発の手は伸びていないようである。
本来の城域とズレているのが幸いしたというか。だがいつかは破壊されるかも知れない。
本当の蔵人城の場所にどんな縄張り、遺構があるのかはわからないのだ。安中市の図書館には縄張り図があるが、現在は足を踏み入れられない草ぼうぼうの荒地らしい。下写真のどこかにそれがある。
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現在は蔵人橋にその名を留めるのみです。
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「ゴルフしないのにカートに乗ったんだぜ」
「・・・」
「グリーンも歩いたし」
「・・・」
ジャン妻に自慢気に語ったものだが、私がただ一度だけ歩いたグリーンは消えた。
麓からも見えたあのあずま屋も撤去されて今はない。
支配人・Fさん、レストランの小僧じゃなかったボーイさん、女性スタッフたちは何処へ去ったのか。次の社会人ステージで息災でいると思いたい。
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あの頃、歩いて通った道 [風景]

ルートインを出て弓町の交差点へ。
平成24年~1年間、向こうに見える古いマンションの何処かに滞在していました。角部屋でいい部屋でした。
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マンションの前、高崎駅方面へ歩く路地に立って見る。
左手には区画整理で立ち退いたうさぎCafeの跡地で、現在は保育園が建っています。
うさ子は移転先の椿町で古民家Cafeを営んでいます。
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私とうさ子が生ゴミを出していた場所です。
前の晩にうさ子の店で飲んだ翌朝とかバッタリでくわしたことがある。
マンションを引き払う朝、うさ子はウチの最後の瓶、缶のゴミを引き受けてくれた。
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江戸吉寿司の手前に停まっているくるまの場所に社用車を止めていました。
寿司屋の駐車場と勘違いして停めるくるまが何回かありましたよ。あまり寿司を食べない私は、この寿司屋に転勤が解ける寸前に一度行っただけだが、間違って駐車される度に寿司屋の暖簾をくぐって「誰か俺んとこに停めてんだろ」って言うハメになったものです。恐縮しながら対応してくれた店主は見た目は叡山の僧兵みたいだが、妙に腰の低い方だった。
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かつて、毎朝毎夕歩いた路地を歩いてみた。
あの頃ウチらは矢島町に事務所を借りていました。そこまで徒歩で通い、群馬県内郊外に出る時はマンション駐車場まで社用車を取りに戻っていた。
赴任当初、「群馬にいつまでいなきゃいけないのかなぁ」と都落ち気分で塞いでいた私を、「この街で生きよう、何年でもいてやる」と思うようになったのがこの店、旧ロツレと・・・
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・・・この店(左、月輪)だった。
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ロツレの店主は高崎界隈でイロんな意味で有名な方で、現在はこの写真の右に移転してまだ現役です。

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このマンションは当時は無かった。駐車場だった。ロツレの旦那が停めてましたね。
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肉味噌ラーメンを喰わないヤツはバカとまで言われた東竜の跡地にはまだテナントが入っていないようです。
私は肉味噌より他のものが好きだったけどね。
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Cafeだったり食堂だったり蕎麦屋だったり、それでいて夜は会員制のカラオケスナックだった鬼道楽はもだ現役のようです。昼に利用していただけなのが、いつの間にか夜のお仲間に入れて貰い唄いました。
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そして8周年を迎えた酒悦七。
ジャン妻は「高崎で最も料理が美味しい店」と言っている。
いつまで経ってもおとおしがイマイチな店だが、歳月を重ねて料理の内容がどんどん上がっていったのです。

駿河大納言卿(徳川忠長)が眠るお寺の参道です。
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七の先の路地、左の高層マンションにウチらの上司が住んでいた。
会社契約だったので、部屋を引き払う時は私らが立ちあったのですが、私らのマンションより遥かに豪華だった。
それを東京で言ったら私とソリの合わないオンナが「いいんですよエラいんだから」と言い放ったのにカチンときたね。
私はその上司ともソリが合わなかったのですが、群馬に来て後半はその上司はしょっちゅう東京に呼び戻されて群馬不在が多くなり、私はその間に群馬の子たちを掌握して関係作っちゃった。
今はそヤツは西国にいます。飛ばされた。ザマミロって思ったよ。
こないだの雪の時、ジャン妻は出張先で久々に会ったそうです。「〇〇さん(私のこと)まだグンマに関わってるの?」と驚いていたそうです。
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この店は前は「揚子江」という名の中華料理屋だった。
ウナギの寝床のように長い店で、一度、座敷を使って社内接待に使ったことがある。
料理と味の記憶が無い。東京本社から来たおエラいさんたちがクダを撒き、それを私とソリの合わない上役が持ち上げ持ち上げヨイショしているのをじーっとガマンしながら聞いていた。
くだらねぇ飲み会だったなあれは。往時のおエラいさんたちは殆どがどっかに飛ばされたか現役を引退したが、何人かは監査役やら顧問という名誉職で寄生虫のように未だ居すくっている。人間はいったん権力を持つとそれに執着するんだね。
それきり利用しないまま終わった。店のせいじゃないがあまりいい印象の無い店。

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この打ちっ放し、スケルトンの空きテナントは私がいた頃はフレンチだった。料理だけUpしたことがある。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-09-05
この過去記事のとおりですが、店のおねいさんでひとり感じの悪い女性がいた。笑顔無くムス~ッとしてるので、会社の宴会に利用しようとしたが止めました。
シンフォニー通りに出た角に、カナヤという洋服屋があって、そこで2回、アヤし気なガラ系のシャツを買ったことがある。
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でも閉店した。不動産屋になっていた。駅前の大きい百貨店に客が流れたんだろう。OPAもできたし。
そこの横断歩道を渡ると今日くるまを借りるニッポンレンタカー支店が見えた。
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近年の出張ではここで10回ぐらい借りています。小さいくるまでいい。ハイブリッドはイヤ。できれば禁煙車両がいい。GS入れるよりキロ清算で。ナビは無くても大丈夫。
今回は事前に予約していますが、一度飛び込みで入ったらナビの搭載されていないのしかなかったことがあった。
「ナビ不要でよろしいでしょうか?」
「要らない。3つの山さえ見えれば大丈夫だよ。自分が今いる位置と3つの山のどれかが何処に見えるか。それで自分の今いる場所がだいたいわかるさ」
「へぇ。凄いですねぇ」
別に凄くも何ともないんだけどね。山さえ見えれば私は群馬県内で道に迷いません。
赤城山が雲に隠れて見えない時に、伊勢崎~太田辺りの平地で「あれ?」迷ったことがありますが、大抵は大丈夫です。
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停車中にこんな写真を撮ってますが、道交法が改正されたら運転中にスマホいじった場合の罰則が強化される。
携帯電話を注視、操作しながら車を運転すると、現状の「3月以下の懲役、または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役、または30万円以下の罰金」に引き上げるそうです。厳罰といっていい。
ただでさえ群馬はくるま所有者と警察が多い。群馬に来た平成24年4月~7月まで3回捕まっています。前橋大橋付近で走行中に携帯、安中市内で一時不停止、前橋駅前けやき通りでUターン禁止、白バイ、パトカー、白バイです。それまでゴールドだったのに。
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で、公用の合間に出向いた先は。。。
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ルートイン高崎で朝焼きそば [グルメ]

前夜は群馬八幡の1軒だけで他に行かず、ホテルルートイン高崎に戻って21時半にバッタリ寝てしまった。
普段の21時半はまだ起きて晩酌の最中なのに。
そんな早い時間に寝たらどうなるか。朝5時前に目覚めてしまった。
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昨夜はあれで止めといてよかったなと思った。群馬泉は4合で止めといた。いつもの上大岡と同じ量だし。あれで次に他へ行ったら朝キツかったかも知れない。
そしたら高崎駅始発5:10の高崎線上りが入線する走行音で目覚めた。ガタン、ゴトンの音です。もう始発が動く時間か。
高崎駅はJCTだから高崎線、湘南新宿ライン、上越線、信越線、吾妻線、そして上越・長野北陸新幹線、発着本数が多い。線路脇にあるルートインの客室に響く単調な走行音は意外と小さくないのです。
2回めのガタンゴトンがした。ややハッキリしてきた意識でよ~く耳を澄ませると、ある1箇所のレール継ぎ目が大きく響くのです。
ガタン、ゴトン、ではなく、そこだけガッタン、ゴットン、寄りによってルートイン脇のレールの継ぎ目の音が異様に大きい。群馬特有の夏の熱さと冬の寒さでレールが伸縮して継ぎ目に隙間が空いているからかも知れないが。
部屋から新幹線や在来線が間近に見えるので、子供や電車マニアは見てヨロコぶらしい。
まだ暗いので浅く二度寝した。
二度寝から目覚めたのが6:30頃。
(今日のレンタカーは9時半だったな。)
まだ3時間ある。今日の業務はそれほどキツくない。1泊する為に今日に先送りしたようなものだし。
(朝ご飯をどうしようか。)
会場は6:45~にOPENする筈。
昨日チェックインした時、フロントにいた小柄なベテラン女性に「明日の朝の献立は何?」って聞いたのだが、
「ええっと・・・」
困ったような表情になった。
「あ、決まってないの?」
わかりかねるらしい。傍らにいた男性に助けを求めるようなカオに。
「こういう質問する客って他にいないのか?」
「・・・」
「じゃぁいい」
あまり朝は期待できそうにないな。
今日の予定はそれほどキツくないが安中市の外れまで行くので、松井田に入る前の右手にある「ふくろう」で焼きそばでも喰らおうと昨日の時点では考えたのですが。
でも見に行ってみよう。あまり期待しないで食堂に下りた。
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いつもの厚焼き玉子、細長いシャケなのか鱒の切り身、薄っぺらいハム、泳いでるボイルソーセージ、
私はボイルソーセージは好まない。ニオいが嫌いなのと後々胃に残るんです。さらの木で御殿場ソーセージグリルにハマってしまったからか、ボイルが苦手になった。
ベーコンだったら喰らうけど。
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相変わらず朝から揚げ物が多いね。白身魚と豆腐のふんわり天、野菜コロッケ?
こんなヘンテコリンで奇を衒った揚げ物ではなく、いっそトンカツやメンチカツ、鶏の唐揚でも普通に出したらどうか。
そしてこの不気味に光る揚げ餅、何処のルートインでも置いてある。意外とチョイスするお客が多いようです。
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サラダ系はぶっちらかった状態。マカロニサラダはマカロニのマヨネーズ和え。
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野菜サラダだけにして、他は無理して食べないで帰ろうかと思ったら、あ、焼きそばがありやんの。
これイクしかないじゃないか。これしかない。他のお客の分なんか残さないでこれだけ残り全部いただいてやる~。
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八宝菜?前にもあったな。
見てわかりますよね。青物が黒くてクタクタになってるでしょう。煮過ぎなのが一目瞭然です。
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どのお惣菜もそうだったが、左手に持ったトレイを置くスペースがないのです。落っことしそうになるのでずっと手で持ってるか自分のお腹でトレイを抑えてないといけない。これは他のお客も困ってるようだった。ホテルの従業員さん、自分で廻ってよそってごらんよ。
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そしてこうなりました。前夜、刺身のツマ以外はロクな野菜を摂取していないからね。
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オレンジジュースも追加。高崎のオレンジジュースはボトルです。ルートイン藤枝は押しボタン押して自動で出されるタイプだが、オレンジ色の液体とそれを薄める液体が2つ注がれるから、100%と謳ってても嘘っパチです。高崎はちゃんとボトルで置いてある。
だけど焼きそば、冷たくなってやがるね。炒めて置いといたんだろこれ。
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八宝菜は殆ど野菜スープ煮でしたね。グチャグチャに煮てあった。それでいて一部の野菜は冷えてたりするからどういう保温の仕方をしているのか。
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そのうち焼きそばが補充されたので、再び立ちあがて小皿に取ってみたが取り換え早々なのにキンキンに冷えてましたよ。そこらの出店で買った冷えた焼きそばと何ら変わらんよ。
でもまぁごっそさんです。
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食べてる向こうに、私が1年住んだあのマンションが見える。
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部屋に戻った。まだレンタカーまで時間がある。
ゴロゴロしていたら電車の走行音が増えていた。朝の通勤時間帯になって電車の本数が増えたからである。
ガタン、ガタンの音が部屋でグダグダしている私を急かすように響く。早く出なさいよ。世間はもう動いているのよと言わんばかりに。
「ルートイン止めたら?」
「そうだなぁ」
「そんな電車の音がうるさい部屋なんて」
別にうるさくはないのだが。1箇所のレール継ぎ目がね。
部屋は6階だったが、下になればなるほどもっと響くのかな。電車の本数はそう多くはないが、それでも朝だから10分に1本は眼下を走るのです。蕎麦宿の裏手のように1両か2両か多くて3両のディーゼルカーが走る風情じゃないし。
「他になかったっけ?アパは?」
アパは平成24年3月、まだ部屋が決まる前に1回利用したことがあるが、駅に直結しているけど、「あの全体の雰囲気が嫌い」(ジャン妻)
ルートインは安いけど。私も次回からしばらく止めようかと思った。あら町のドーミインに戻ろうかと。
そしたらホテルのサイトにこんなコメントがあった。
「当ホテルが線路沿いにございます為、ご滞在中に電車の音が少々うるさくご不快な思いをされました事をお詫び申し上げます。ご予約の際にお申し出を頂ければ、線路から多少ですが離れたお部屋もご用意できますので、何卒ご了承をお願い致します。」
それさぁ。。。
早く言ってよ。。。
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和が家で群馬泉 [居酒屋]

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2月に2回雪が降ったじゃないですか。
数年前の大雪2回には及ばないが、そのせいで慎重になった私は出張を2回延期したのです。これは今年初の群馬訪問です。
ルートイン高崎も2回キャンセルしましたからね。続いたからさすがに2回めは「雪の為です」と断りを入れましたから。
この店からも何回かお誘いいただいたのだが1月は行けず。2月になった。(もう3月ですが。)
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おとおしは肉ジャガ。
味が浸みて美味しいけど、惜しむらくは冷たい箇所があるぞ。
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「決まりました?」(ママ)
「今日のおススメは何?」
「今日のおススメはですね。スズキのお刺身、イワシのお刺身、スズキのあら汁、鮟肝、でも何といってもチクワの磯辺揚げですね」
チクワの磯辺揚げは黒板に書いてない定番だろうがよっ。
「じゃぁ、スズキ、イワシ、竹輪」
あら汁以外は店の言いなりである。鮟肝は後でいいす。
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「ハァイ、佐藤さんでぇす」
「なんだって?」
「鈴木(スズキ)でぇす」
「な、何を言ってるんです?」
スズキをオーダーしたお客さん全員にそういうジョークを放ってるのか。
佐藤ならぬ鈴木はスゴいアブラのノリで白身とは思えなかった。
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イワシも脂がギットギト。
「群馬とは思えん」
「ガハハハ(笑)流通経路の発達のお蔭ですよ」
「そういえばイワシっていえば、青森のどっかの海岸に・・・」
1月30日、青森県の陸奥湾東側沿岸一帯に、イワシが大量に打ち上げられていて可哀そう。
その数、20~30トンだって。厳しい寒波の影響で海水の温度が下がったのが原因だとか。
もったいないなぁ。
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「竹輪と一緒にこの子(イワシの骨)も揚げてね」
揚がってきたイワシは2匹。
オカシイぞ。自分以外に女性客ひとりいるだけだし。誰がオーダーして骨煎餅を食べ損なったのだろう?
「実はさっきのイワシの刺身、2匹分なんです」
「あ、そうだったの?」
「小さいイワシだったんですが、目がキレイだったのと、身の締りがよかったんですよ」
ああそう。ゴミ箱に放り込んだ前の客のイワシ骨じゃないのね。イワシの骨煎は小骨がチクチク歯茎に刺さりますね。食べる時に要注意です。
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群馬八幡名物の竹輪磯辺揚げ。
海苔が多くて美味しい。食感はガリッ、ガシッ、ブニュッ。
カウンター右側の女性客も「竹輪磯辺揚げ美味しいですよねぇ」
「この店のメニューでいちばん美味い。他にないのかって?」
そう思ってメニューを見直したら。。。
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「そういえば、メニューが変わったね。」
「変わりました。新しくなりました」
「なるほど新しくなったが・・・」
内容は全く同じじゃんか。メニューの紙が新しくなっただけ。
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「あ、群馬泉がある!!」
「磯部の〇〇さんから聞いて入れました」
よくぞ入れてくれました!!大好きな銘柄です。それも緑ラベルの本醸造。
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群馬で群馬泉を飲む!!
「蔵元に行ったことあるよ。太田を走ってたら偶然」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-10-17
群馬泉蔵元、表が老舗の旅館の趣で、白壁の蔵、塀に囲まれていた。ちょっとした陣屋の趣だったよ。
「入ったんですか?」
「裏から中を覗いただけ。誰もいなかった。店と蔵と母屋が混在して、洗濯物なんか干してあったから」
即座に退散したのです。
蔵元の場所は群馬県太田市由良町。
サイトを見たら、
「群馬泉は創業以来、生もと系山廃づくりの仕込みを貫いている蔵本です。
仕込み水は硬度9の井戸水を使い、原料米は山田錦、美山錦、五百万石、特に地元産の若水 (わかみず) を多く使用しています。
手づくりの麹と小型仕込みによる長期低温発酵は、天然の乳酸菌と優良酵母によって口当たりがなめらかで旨みのある酒を造ります。
本醸造酒でも最低1年以上タンクに寝かせて出荷しています。
料理との相性がバッグンに良い酒です。」
途中の仕込みのことはさっぱりわからないが、最後の1行だけ「ウンウン」と頷ける。私は日本酒は料理のじゃまをしないで済むのが大前提なので。
「他のお客に出ます?」
「それが・・・あんまり・・・」
出ないらしい。
やはり群馬と名前がつくと、地元の人は飲まないのだろうか。
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「こないだの雪はどうだったんです?」
「何年か前ほどには。降った翌日が晴れたので」
「開けたの?」
「一応開けました」
「エライ!!」
「でしょう。でも殆どお客さん来なくって21時で閉めました。雨降ったら〇〇さん(私のこと)来るかもねぇなんて話してたんですが。雪じゃさすがに来ないだろうと」
「私は雨を降らせてるってか」
「雨率っ高いですよね」
「雪は私のせいじゃないぞ」
21時で諦めちゃったのか。誰か来て閉まってて、ガッカリした客もいるんじゃないのかい?
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キーマカレー(ご飯無し)で、群馬泉を飲むという暴挙!!
このBlogをご覧の日本酒好きの方、カレーで日本酒飲んでみて下さい。カレーライスじゃないですよ。カレーの具だけです。
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群馬の鮟肝!!何処の鮟肝だ?茨城か。高速や外環道が発達したおかげでしょう。
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アンコールのおとおし肉ジャガ。
「この肉ジャガ、おとおしで出されると300円だけど、こうやって追加するとおとおしでなくなるから、逸品料理になって値段が上がるんでしょ」
「ガハハハ(笑)肉ジャガってそのうちクタクタになるじゃないですか。余ってもウチでコロッケとかカレーに化けるんです。」
コロッケに化ける?
「いいねそれ。肉ジャガコロッケ?」
「ええ、でもそうなる前に無くなるんです。自分とかーちゃんは肉とジャガイモで、娘はシラタキが好きなんです。だから全然残りません。」
いやいや、私が言ってるのはそういうことじゃないよ。肉ジャガコロッケでも何でももうちょっとメニュー数増やそうよてこと。
店主は「言っていただけたら何でもやります」なんて言ってたけど。地元客ばかりだからいつも同じものでいいのかも知れないが、創作メニューにTRYしてみたら如何だろうか。
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このタクアンはキツかった。噛み応えあり過ぎで顎が疲れたよ。
タクアンを噛む私の表情は百十郎のようなコワいカオになっていたのではないか。
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104 [グルメ]

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昨年の晩秋、この店の近くにある某行政へ出向く途中で、店の前の駐車場にマスターが出ていたのを見つけた。まだ開店前のこと。
私はくるまを停めてマスターに歩み寄った」
「あぁ、どうもぉ~」
「お世話になります。あとで来ますがその前にちょっとお話が」
「ハイなんでしょう」
「ウチの家内が・・・ここにも来たことあるんですが。来春会社を辞めてこちらのお店のような世界へ興味を持ってまして。マスターに付いて修行することって可能ですか?」
「奥さんが?」
「ええ。ここにも来たことありますけどね」
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この店はジャン妻が見つけた。私らが高崎を引き払った平成25年春以降である。
今はもう何処で何をしているかわからない当時の上役と出張でたまたま通りかかったという。その上役が運転してジャン妻は助手席にいた。昼時に「この店にしませんか?」軽いノリと全くの偶然で立ち寄ったら大当たりだったと。
「こういう道に?」
「ええ。無理ですよねぇ。」
「なぁんとかなぁりますよぉ」
「え??」
「だって奥さん家で料理するんでしょ」
ここで私は「ハイ」と頷くように答えていない。してるっちゃぁしてるんだけど、毎日してるわけじゃないし。
「2人同じ会社なので、したりしなかったりですね」
私のホンネでは「夜が遅いと殆ど料理しないし」「最近は買いものにも行かないし」「冷蔵庫の食材管理は私がやってるし」「冬場は私が鍋ばかり用意してるし」「揚げ物はちっともやってくれないし」・・・それは主題じゃないから抑えておいてマスターの反応を伺った。
前に地元のKMというお惣菜屋に申し込んだらあっさり断られたのである。小さい店だと家族で営るから意思疎通が通じるけど、第三者を入れると流れ作業が滞るというのだ。
やはり店側も雇い入れる気が無いと受け入れ難い。
おそらくご迷惑だろうな、断られるだろうな、と覚悟して臨んだのもあるが、話してる途中で気付いたのは、この店に求人のチラシが貼ってあったで、こりゃイケるかなとも期待した。
マスターはあっさり、というか、自信満々でこう言った。
「だぁいじょぉぶですよぉ。なぁんとかなぁりますよぉ」
「え?可能なのですか?」
「そりゃ高校生の男の子みたいに全く料理したことない子は厳しいですけどぉ。普段家でしてりゃだぁいじょうぶですよぉ」
「ああ、そうですか。もしそれが可能ならそこのルートイン(安中)にステイして通うとか何とか言ってましたな」
「なるほどなるほど。そうですねぇ。1週間か2週間あれば基本は何とか」
「1週間か2週間?」
「イロんなソースを仕込むとなるとタイヘンですけどねぇ。それと難しいのはですねぇ。毎日同じもの、同じ味を維持して提供するってこと。その日の食材をなるべく使い切ることかな。」
家では毎日同じ味なんて出たことないけどね。
「奥さんとよ~く相談してくださ~い」
お礼をいっていったんその場を立ち去り、公用を済ませてからまたランチをいただきました。
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「104のマスター、いつでも協力するってさ」
「ヤッタ」
ジャン妻は喜んだが。。。
伊東甲子太郎の引き抜きのせいで、そのプランはいったんおジャンになった。
ジャン妻は「3年延期」と言っている。改革を目指す伊東も「3年が勝負」と踏んでいる。
だが3年後にこの店がどうなっているか保証なんてない。
マスターにはまだ断りとお礼を言えないまま今日に至っている。
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すみれ食堂 [ラーメン]

高崎駅前西口にデカいOPAが建ったので、市内や駅近辺のお客の流れがまた変わるのではないか。
銀座アーケードや田町の辺りの個人飲食店はますます厳しくなるだろう。それまで旧いながらも老舗の位置づけだったスズラン百貨店(私は一度しか買いものしたことがない。鍋を買った。)などは死活問題ではないかな。
でいながら、再開発の副作用をなるべく抑えようと、こういうのをアピールしているのだ。
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真ん中の店主、どこかで見たことあるな。
吉井町の陽気軒の店主じゃないか。
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スズラン百貨店駐車場から車を出して田町方向に向か側に、昭和的ノスタルジックな小さい食堂があります。
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店がツタに絡まれています。今は枯れていますが、夏場は建物はワイアール星人のように植物で覆われます。
まるでどっかの静岡の廃屋酒場のようだな。
看板は黒く焦げて??こんな状態。
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何処か静岡の廃屋酒場にも似ている。
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外に出されている赤いボードもボロッボロです。
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私は近代的なOPAの飲食店街なんぞは眼中にない。新しくてキレイだろうけど、ああいうビル内の飲食店はテナント料が上乗せされていい値段するからね。
そんな新しい箱モノに見向きもせず、今日の昼はここと決めてきた。
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引戸を開けて中に入る。小上がりに4人席が1卓、テーブル5人席が1卓、1人掛け1卓、2人掛け1卓とこじんまり。
店は女将さんひとりで営っています。ブシツケに「すみれさんでしょ?」と聞いたことがありますが、「違いますよ」と素っ気なく返されただけ。
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店の一画はやや生活感が滲みでていますね。TVも新しくなったかな。この時間帯にラーメン屋に入るとくだらないワイドショーを見せられたりしますが、すみれさんは普通の報道番組だった。
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メニューは卓上にはなく調理場側の壁に貼られている。前は赤い紙だった。価格改定と同時にALL書き換えて貼りかえられた。
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卓上にある割箸も楊枝も極少在庫だからあまりお客さん来ないのかなぁ。
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あ、椅子とテーブルが新しくなったぞ。あの如何にも長年使われてきた感のパイプ椅子、テーブルじゃなくなった。変えた(投資した)ということはまだまだ頑張るんだ。
店内完全禁煙です。喫煙天国の高崎の飲食店では珍しいです。
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何回か来たんですよ。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-23
あの頃はラーメンが350円だったが今は400円に値上げ。それでも400円ですよ。
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カウンター席が無いので1人でもテーブル席に座るしかない。ラーメンと炒飯をオーダーした後の待ち時間の間に、真新しくなったテーブル席に午後1時にアポを取ってある高崎市の某行政へ出す書類を広げて最終チェックを始めたが、そんなに待たずに同時に供された。
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駅スタンド・立ち食い蕎麦屋がついでに出してる醬油系ラーメンじゃないですよ。
安いからって侮っちゃいけない。贅沢言ってもいけない。意外としっかりした味付けしてます。
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初めて食べた数年前はラーメン350円だったので私も侮っていました。どーせ350円だろって。麺も具もやや少なめで、その頃と内容は殆ど変らないように見えたのですが、350円→400円になったかわりに、もやしがプラスされました。チャーシューも少し大きくなったような。
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あっさり鶏ガラのダシが効いた醬油スープ、やや油っ気がある。フツーの太さの縮れ麺でスープと良く合っています。意外に美味しいよ。
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炒飯は至って普通です。
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ただ安いだけのお店ではないのだ。
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店を出る時、書類を見せながら、
「今から〇〇所に行くんですよ」
「ああ、すぐそこですね」
おそらく私とすみれさんの担当部署は同じだと思うな。
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夕方のすみれです。
もしかして通し営業か。
何時に閉めるかは確認していません。居酒屋ではない。食堂です。
冒頭で取り上げた絶メシリストにも載っていました。
https://zetsumeshi-takasaki.jp/list/no-22/index.html
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毛野国の謎 [コラム雑記帳]

2018年最初の群馬ネタですが。
まずはこの店での会話。
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上大岡で群馬泉の熱燗をオーダーしたら、焼き鳥を焼く手がひと段落したマスターが、
「この間、群馬のお客さんが2人来てさ~」
「群馬の何処です?」
「桐生だって」
「桐生ですか。私はそっちまでは行ったことないですね。いいとこ太田止まりでした」
桐生、東毛です。栃木に近い側。
「桐生のお客さんに『群馬のいいお酒を置いてありますよ』って群馬泉を見せたんだけどあまり喜ばれなかったな~。群馬からわざわざ出てきたんだから他のお酒を飲みたいんだろうね」
「自分は前橋の店で群馬泉をお願いしたら、ラベルがダサいと言われてあまりススメたがらなかったです。で、何を出したんです?」
「なんだったかな。小左衛門か竹鶴だったかな」
次にマスターが言うには、
「何で群馬って上毛っていうのかな?上毛新聞ってあるよね」
「ありますよ」
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「読んだのですか?まさか購読しているとか。
「そのお客さんが持ってたんですよ」
マスターは上毛を音読み(ジョウモウ)ではなく訓読みしたらしい。「ジョウモウですよ」と訂正してあげました。
「そうそう。そう読むんだって。群馬の新聞って朝日や読売じゃなくってそれなんだってね」
そのとおりです。上毛新聞(本社・前橋市)は群馬県内で全国紙(朝日、読売、毎日)を上回る発行部数。私の公用圏内の銀行、病院の待合、レストランには必ず置いてあった。
私も全国紙を無視して上毛新聞を手に取りますね。地元のネタにいちばん詳しいからです。
次にマスターに言われたのが、
「そういえば、何で毛の字が付くのかな?」
そうきたか。
私もよく知らないのだが。
「自分は高崎でしたから。あそこは何毛っていうんだろ。桐生なら東毛ですね」
「トウモウっていうんだ。ヒガシケじゃないんだね」
「ヒガシケじゃないですよ」
マスターが言った「何で毛が付くのかな?」は上毛新聞の毛の字もそうだが、西毛、北毛、東毛とあって、県下の地区中分類のように分けて表現されている。中毛という場合もあるかも知れない。
何で毛が付くのか?
毛って何の意味なのか?
これは私にとっては苦手な考古学の世界でもあり、群馬県最大の謎である。諸説あって奥が果てしないので、僅か1年だけ群馬に住んだぐらいではわからないのだ。
ウチの社員、特に若い子はいわれなんか知らない。
「上野(コウヅケ)の国っていうでしょう。あれが最初は上毛野国だったんじゃないかなぁ」
上毛国の意味をマスターにわかるように、上、毛、国、携帯で漢字表示してあげた。これはあながち間違いではなさそうなのだ。
「おそらく毛は・・・中央が支配する際の蔑視かも」
「ベツ・・・ああ、そういう字ね」
「うん」

西毛(セイモウ、サイモウ)は群馬の南西部一帯。
交通網JCTの高崎市、製糸工場の富岡市、藤岡市、安中市、周囲の合併話に屈せず我が道を行く甘楽郡、ネギの下仁田町、山間の南牧村、日航機墜落で知られる上野村、そして神流町。
私は下仁田までしか行ったことがなく、そこから先の南にある南牧村、上野村(日航機が墜落した)、神流町には未訪のままです。
南牧村は台風や発達した前線の大雨で県道が崩れて孤立したり、高齢化率日本一、消滅可能性が高い、いろいろ取り上げられているあの村です。

東毛は群馬県東部一帯、桐生市、太田市、館林市、大泉町、ウチの社はこっち方面からは撤退しました。真夏に館林に行ってみたかったね。
館林の先にある板倉町で「あるもの」を見たのでこの小シリーズでUpします。

中毛は中部一帯、県庁所在の前橋市、伊勢崎市、玉村町、こっちはウチの社では単独だと日帰り圏内でまず宿泊OKは出ない。東京からだと東武特急でスイっと行けるので。

北毛は沼田市、風強い渋川市(最近行ってないあぁ)、人口増えてる榛東村と吉岡町、ここまでは公用圏内だが、今は部下(草の者6号)に譲って自分は出向かなくなったのだ。

吾妻郡(中之条、長野原、嬬恋村、草津)と利根郡(片品村、川場村、昭和村、水上町)は滞在中にプライベートで行ったぐらい。名胡桃、岩櫃、あの辺りまでですね。
あと1~2年いたらあちこち見て廻ったのに。
そういえば私、草津、白根は行ってないんですよ。例の白根噴火の時に、何人かの女性社員に「おまえらの家に噴石が落ちて来ないのか」とメールしたら全員から「降りませんっ!!」怒ったような返信が返ってきた。

毛の国の位置関係はこんな感じ。
http://jomokrtphoto.blog.fc2.com/blog-entry-340.html
出典、群馬の観光や名物と上毛かるた
これぞ毛の国である.jpg
南毛というのは無さそう。高崎は位置で見ると西毛というより中毛だと思うが、あの市は前橋市に県庁を持って行かれた遺恨を未だに引きずっているのか、はたまたライバル意識か、榛名、権田、倉渕の辺りまで合併併呑しちゃったからどちらかというと前橋に寄らず、西寄りになったということだろうか。

だけど毛が付くのは何故だ?

上大岡のマスターに答えた上毛野国(コウヅケノクニ)下毛野国(シモツケノクニ)これは間違いではないらしい。もとはひとつの毛の国だったのが分れたというのである。
分れたのは男体山の神と赤城山の神が、何かに化けて尾瀬の戦場ヶ原で戦ったという神話の世界だが、そういう部族抗争があったのかも知れない。

上野毛国からいつから毛の字が無くなって略されたのだろうか。
私は現物を見たことはないが、飛鳥時代の藤原宮から出土した木簡(紙が無かった頃?)に「上毛野国車評桃井里」の記載があり、大和朝廷の支配下に入った東国を指して、毛の人の国、毛人の住む国、のように呼んだのだろう。
毛が多い人ではないからね。
もとは毛の国で、それが上毛野国(カミツケノクニ、群馬県)と、下毛野国(シモツケノクニ、栃木県)に分かれたのだが、分れる前はともに毛の国、毛人の国、これに時の朝廷が目を付け支配せんと誰かを遣わして、自分たちが支配する側だから分けて表現したのではないか。
西国から乗り込んで来た誰かが東国の民と接触して、上から目線でそう名付けたのだろう。
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古代の戦闘写真はイメージです。作家・高橋克彦さんの世界では、奈良でも京都でもそこの朝廷側から誰かがやってきて、武力を持って東国から陸奥を支配、服属させんとし、それに抵抗する勢力の構図を描くと決まっている。
同じ日本人なのに朝廷側から見たら東国は異国に、そこにいる人々は異人に見えた。それが蝦夷(エミシ)で、毛人・・・これもエミシと読むそうですが。
中央の支配が及ぶということは武力で攻め込み、屈服させ、税を徴収し、貢物を差し出させることである。
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支配する側から見たら異端な人種に見えたのかも知れない。支配する側と支配される側の関係は古来から厳しいものである。
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まだ完結しない。毛が付く理由はわかったが、毛は何の意味なのか。
「何で毛が付くのか?」ではなく「毛は何なのだ?」です。私もわからないのだが、毛=草木、穀物のことではないだろうか。
蝦夷を毛人ともいう。その入口だから毛の国?
他にも諸説ある。大和朝廷から差し向けられて統治に当った人が紀の国(紀伊国)出身で、紀の国が毛の国に化けたとも。
私の推理だけでは弱い。裏付けをとるべく史料を漁った。
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群馬県史第一巻、第五章「古墳時代の群馬」そこまで遡及しなきゃならない。第六節、上毛野国の成立、あけゆく毛野、674頁にはこうある。
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関東塀やの北部に位置する群馬県と栃木県の一部は、もと『毛野国』といったが、仁徳天皇の時、上・下に分れて、上毛野国と下毛野国になったと伝えられている。
国名のもととなった「毛野」は、毛が穀物を意味することから、「穀物の豊かに稔るところ」によるとする考えがあるが、果たして当時、「毛」に対して、そうした理解があったかどうか、明らかでなく疑わしい。
おそらく、毛人の住む土地ということから発したものであろう。
日本書記では「毛人」と書いて「えみし」と訓んでいる。えみしとは蝦夷のことである。したがって、毛野は蝦夷地とも考えられた。
宋書倭国伝にみえる倭王武(雄略天皇)の上表文には、「東は毛人五十五国を征する」と記している。(途中略)そのころ東方の国々を毛人の国といっていたのであろう。上・下の両毛野の地のみ毛野と呼んだのは、おそらくこの地が、毛人の住む地の中心的地域であったことによるものと思われる。
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あまり自信の無さそうな記述ではあった。
現在、分れた毛の国を両毛線が結んでいる。その名称は上毛野と下毛野の両方に跨がる地域という意味です。昔はひとつの国だったのだ。
現在の群馬県民は毛の国の謂れを誇りに思っている。栃木県もそうだろう。下毛新聞はないが、宇都宮に本社を置く下野新聞があるし。
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もうひとつ最大の謎がある。
でもこれは現地で聞けばいいかも。群馬の運動会って3チームに分かれて競いあい、そのチームは上州三山(赤城、榛名、妙義)の名前がつくのですか?
これは項を改めましょう。
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きたかまの昼 [グルメ]

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雨上がりの北鎌倉。
時折小雨がパラついたりする。
あまりいい空模様じゃない。北鎌倉は小雨が似合うが、これが梅雨の時期になると紫陽花で賑やかになるだろう。
ジャン妻の台詞を思い出した。
「紫陽花はいつまでも咲いてるから嫌い。桜は潔く散るから好き」
富士と桜を嫌いな日本人なんてそういないと思うがね。
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いつもは夜、暗い夜道を走り過ぎるくるまとスレスレに歩いていますが、昼に歩いてもやはり狭いですね。舗道とも路肩ともいえない狭さ。
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小雨のせいか、歩いている観光客は殆どいない。
でもこの店は12時OPENらしいが、早くも何人か待っていた。
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これから行く店のオーナーシェフ、Kさんに聞いた話だと「北鎌倉はランチ開店まで時間をつぶすところがあまりないので、お寺とかあちこちを見て廻って12時になったら、じゃぁそろそろお昼にしようかってなるのですが、もともとお店の数が少ないので、来られる時は一度にドドッと来られることがあります」という。
私は既に訪う連絡を入れている。
なので混む前、11時から11時半の間に訪うと伝えてある。
この時間帯で道行く人は、お寺を取り過ぎたり、お寺の境内から出てきたら、食事処か甘味処を探している人といっていい。
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着いた。見たらこれだもんな~。
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「仕度中になってるよ~」
慌てて「営い中」に返した。
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明るい時間だとこんな雰囲気なんですね。裏山は東慶寺に繋がる山だそうです。
東慶寺は、千姫、駿河大納言卿、会津四十万石加藤明成改易事件、喜連川藩等まつわる興味深々のお寺ですが私は未訪です。その裏山から珍客が訪れるそうで、
「こないだ、リスが来られて・・・」
「来られて?お客さんかよ」
その裏に出てみた。
猪は出ないがタヌキぐらいは出そうである。フクロウとか。
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暖かくて天気のいい日にテラスで食事もいいが、虫との闘いは避けられないだろうな。
今日のメニューはこれか。MAX2000円だから安くはないが。今日ここに来たのには理由がありましてですね。
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ウチの社は年に1度、ひとり3000円の福利厚生費が出るのです。本社は女性社員中心のランチ会で、各現場はどっかへ食べに行ったり、デリバリーを取ったりしているみたい。
今年もその案内がメール配信された。私の前にいる長年ソリの合わないオンナがランチ会を主催したのですが、その内容はというと、
『例年の年末年始慰労会用費用をランチで使いたいと思います。3月○○日13時より予約をとりました。出欠を〇〇までご連絡ください。尚、実費が500円かかりますのでご了承くださいませ。』
500円の自己負担をプラスして3500円コースにしたんだろうね。選べる1ドリンクと食後のCafeが付いて3500円、メインは牛ハラミ肉タリアータ200gとあった。
だがその次にこうあった。
『最大12席しか確保できませんので全員は無理なのですが・・・』
MAX12席!!
案内宛先を見たら20人近くいるんですよ。早いもの勝ちといっていい。
バカらしくなった私は「MAX12席で私なんかがしゃしゃり出るわけにいかねぇよ」って全員に返信しました。全員にです。そんな主催の仕方はオカシイと言ったようなものですよ。
ジャン妻に「自分は辞退する」って告げたら「またああいうメールを全員に返信して」とカオをしかめていた。以前も歓迎会の案内を「ノミホや止めろ」「店のランクを上げろ」と全員に返信して大ヒンシュクをかったのだが、それに懲りずにまたやったからです。他の連中の飲みスタイルを全否定したに等しいからね。
「そっちは?」
「出るかも」
へぇ。珍しい。意外だな。
「だってアタシはこれが最後になるかも知れないし」
「ああそうか」
伊東の許へ行くからね。
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ソリ合わないオンナの配信文言の最後には「欠席者は各自が食事を3000円までの領収書を取って精算OKです」とあったが、私は都内も含めて3000円のランチなんてまずしない。どういうのをチョイスしたらいいのかわからくなってしまった。
ホテルのレストランに行くとなると3000円では済まないし、私の許容範囲で適当な店が無かったのです。普段はラーメンや定食ばかりだし。
そしたらこの店を思いついた。北鎌倉と鎌倉のランチ価格設定は観光客対象でもあり、組合や業界ではあまり安く設定しない不文律があるらしいが、Kさんにランチ価格を訊いたらMAX2000円で、それに何かを足して税込3000円でにして「会社名で領収書を切ってくれ」ってお願いしたの。
あまり知り合いの店で領収書を切りたくないんだけどね。
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私は衣の厚い天ぷらを食べなくなったのと、Kさんから、「いいアジが入りましたので」とススメられたのでアジフライに刺身4品、他もう逸品、シラスオロシをいただいた。
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食べながら3000円の福利厚生費とソリ合わないオンナの下手な幹事を説明するハメになった。
「昨年まで自分の分は辞退して他の連中にカンパしてたんだよ。消費税分くらいにはなるだろって。でも今年はそういう案内の仕方にカチンと来たので止めたんだ」
会社の金でランチを喰ったってちっとも美味しくないからね。でもそれは今から会社経費で喰うこの店のランチを否定しかねないので黙ってた。
「でも12名って先に人数限定ってありなんですかねぇ」(Kさん)
「出ねぇよそんなのと突っ張ったけど、他の連中も、それって参加していいのかな?って躊躇するだろうね。」
私の不貞腐れたメール返信を見たら余計にそう思うかも知れない。
「遠慮するか、我先にと他人を蹴落とそうとするか、いっそ会そのものが潰れたらおもしれぇや」

私は酷いこと言ってますが、結果不参加者が続出した。男性陣は揃ってどっかの焼肉屋に繰り出し、女性2人が別の日に違う店に行き、12名枠が半分の6名になった。
ジャン妻はソリ合わないオンナに「どう?人数集まった?足りないようなら参加するけど」と持ちかけたら1枠追加してくれたそうです。その席上で「皆、知ってる人もいると思いますが。この春、自分は伊東さんの部署へ・・・」と切り出した。

「その為にわざわざウチに来ていただいて。(港区の)前の店とか行かれてます?」
「夜は行ってるけど昼は行かなくなった。あそこのママはランチ時間帯に外で行列させて外でも金を取ってるだろ。あのダフ屋みたいなスタイルが気に入らない。カツアゲじゃあるまいし。品がない」と悪しざまに言った。
「外で並んでるところへ金を徴収してる店で領収書きってくれなんて言えないしさ。言える雰囲気じゃないよ」
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食後に珈琲が出された。
「ランチで食後に珈琲なんて久しぶりだよ。前の店ではまずありえないしな」
「笑、港区はそういう店少なくなったですよね」
で、領収書を切って貰ったのですが。店の若奥が、
「ええっと、会社名は?」
「会社名はね」
若奥さんはひと文字ひと文字、間違えないように集中して丁寧に書いていた。
「但し書きは何になさいますか?」
「飲食代でいいんじゃない」
だけど自分の飲食で会社の領収書切るのって抵抗あるな。私はそういうことをしたことが殆どないのです。カッコつけてる私は「個々の飲食で領収書を切っても相手の心は動かない」なのです。
最後に領収書を切ったのは和歌山の「千里十里」で、あの時は傍らに当時の社長がいて、現地の社員人数分を会議費の名目で切ったんだったが今日は自分ひとりじゃないですか。会計しててもあまりカッコよく思えないのだ。
もちろん営業さんとはいいのよ。経費なんだから。営業さんは目的がある訳でさ。相手もわかってるしね。
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北鎌倉駅に戻る。
やはり人が少ない。さっきのイタ屋も開いていた。
あの駅前の古典中華「大陸」も引戸とシャッターが半開きでしたね。もうすぐ12時だからその頃開けるのだろうか。
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12時の君津行に飛び乗ろうとしたらCメール着信があった。Kさんからだった。それには、
「お代をいただくのを忘れました」
「!!!」
急いで戻った。領収書なんか切るからこうなるんだい。
若奥も間違えちゃいけまいと真剣に書いてたから貰うの忘れたか。
「笑、先に支払いなさいよ」(ジャン妻)
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大門の夜 [居酒屋]

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今年初の大門です。12月に行ったきりで3月になってしまった。
「お久しぶりですねぇ」「どうされてましたかぁ」のように迎えられ、こちらも「本年もよろしくお願いいたします」と言うハメになってしまった。
もう春はそこまで来ているのに。
やや足が遠のいた要因は、このBlogでは勘定金額のことはあまり言わないですが、この店移転してから高くなったのですよ。だからそうそう気軽に来れなくなったのもある。
お品書きです。ちょっと高いですよね全体的に。
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イカのつみれ団子、蕪、小さい揚げ餅の入った煮物、これはおとおし、つきだしというよりも逸品料理といっていいと思う。
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真鯛と露地物わけぎの胡麻醬油和え。
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関サバの刺身。豊後と伊予の間にある海峡で漁獲されたサバ。
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そんな遠いところで水揚げされて、しかもアシの早いサバ(関サバは遅い方らしいが)を東京まで動かして客に出すからいい値段ですよ。
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国産牛バラ肉味噌煮込みは、関サバより高くて1250円。
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栃尾油揚げと越後コンニャクと源助大根のおでん風という長ったらしい名前のおでん。
源助大根は加賀野菜です。その紹介サイトから
「加賀野菜である源助大根は早生種で肉質がやわらかく、大根らしい歯ざわりで煮くずれし難く、煮物用大根の代表品種でおでんには最高である。」
1000円近いおでんって・・・(絶句)
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スミイカですら1200円です。そんなに高いイカを他で知らないなぁ。
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さっきから高い高い言ってますが。値段はさておき、居酒屋はその日の締めであり、振り返る場でもあります。今日、ジャン妻の部署全員が会議室に呼ばれ、ジャン妻上司から、
「新規に人員を募集しています。〇〇さん(ジャン妻)が、いついつからウチの社を離れ、〇社の統括部門の伊東さん(甲子太郎)のところへ行きますので」
初めて公にされた。
皆の反応は?
驚いた人もいたみたいだけど、その場ではシーンとなっただけだって。

この案が概ね決まったのは昨年12月なのだが、伊東がジャン妻と私の内諾を受けてからそれで安心してしまい、年が開けてからもジャン妻を貰い受ける稟議を起案するのが遅かったのだ。
その稟議が回覧決済されてからでないとジャン妻上司はジャン妻の後任を新規で求人できない。さすがに焦って伊東を突いたようです。

実は既に紹介会社に求人はかけているのだが、求人会社から電話が架かってきて、ジャン妻がいなくなるのを知らされていない課員が受けて「え?ウチの部署求人してるの?誰か辞めるの?」になってしまうじゃないですか。なので今日発表になるまでは紹介会社とメールでの遣り取りになっていた。
その情報、相手の経歴書を、うっかり画面にOPENし放しで席を立てないし、各課員がプリントアウトしている合間に密かに印刷してその場ですぐ取りに行かなきゃならないから相当神経を使ったとか。
面接も夜分に密かに行われていた。
部署のナンバー2が「いい加減皆に発表しましょうよ」とせっついた。でないと引き継ぎに支障が出ると。ジャン妻がいる前提といなくなる前提では引き継ぎの重みが違ってくるからね。
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「ウチの上司、最後に余計なこと言ったんだよね」
「何を言ったのさ」
「皆さんは目の上のたんこぶ(ジャン妻のこと)がいなくなるからといって、喜んで席に戻らないようにって言ったんだよ。目の上のたんこぶとは何よ」
「だが実際そうじゃねぇか」
うるさいことを言うジャン妻や私は本社内で浮いているのです。
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「アイツはどうする?」
私の真ん前にいるソリが合わないオンナのことです。ソリが合わないとはいえ15年同じ社内で一緒にいるんですよ。
「あの人ねぇ・・・」
「・・・」
「アタシがいなくなることを他から聞いたら、彼女はキィーッってなるわよねぇ」
私とソリの合わないオンナは、長く在職している社員が辞めると「キィーッ」っとなるのです。彼女のところに辞表があがってからでは離職の手続きをするしかないので「聞いてないっ。そうなる前に何とかならなかったの」と憤るところがある。
私とは普段全く合わないが、そういう時だけ私と同じ方向に憤りが向いて意識が共通する。

別にジャン妻は辞める訳ではないが、幸いというか、ジャン妻上司はそのソリの合わないオンナにも別途、話をしたそうです。
「公にはウチの課員にしか言ってないんですが、アナタも長くいるし、他から聞いたら不快になるだろうと思って・・・」そう切り出して話したんだって。
私はソリ合わないオンナを小会議室に呼び出した。

「聞いたよな」
「何を・・・ですか・・・?」
さすがに最初の反応はガードが固いな。
「〇〇(ジャン妻)のことだよ。伊東んとこに引き抜かれた」
そしたら目を見開き「何でですか?」「何があったんですか?」「いつからそういう話になったんですか?」「向こうへ行って何をするんですか?」「今〇〇さん(ジャン妻)がやっている業務は誰が引き継ぐんですか?」と堰を切った奔流のようになった。
「伊東さんなんかのとこに行って大丈夫なんですか?」とまで言ったからね。伊東はカリスマはあるが、器としては穴があちこち空いたバケツなので(だからいっぱいいっぱいにならない)対人関係で細かいフォローができないところがあるのだ。

私はいちいち挙げて説明したあとで、
「昨年の11月頃からそういう話は出てたんだよ」
「昨年の?そんな前から?・・・」
アタシは知らされていないという表情だが、水面下の話をリークする訳にいかないだろ。
「〇長はOKされたんですよね」
ソリ合わないオンナは〇長が嫌いで、私よりも更に〇長とソリが合わない。
「〇長にも相談したんだがね。アッサリ手放したよ」
「そういう人ですよね」
「彼は事なかれ主義だから」
「あ、それはわかります」と思いっきり頷いた。
何処がソリが合わないのかと思われるでしょうが、お互い長くいると内容によっては同じ方向を向くのです。お互い嫌いだが敵ではないし、長くいるとあまり好き嫌いは関係なくなってくるのか。

ジャン妻はソリ合わないオンナとも食事して話したそうです。15年もいて初めてだって。私も2人で食事した記憶がない。如何に2人とも合わないかということでもあり、お互い無視もできないという、互いに尊重し合いながらも嫌っている複雑な関係ということです。
リッチーブラックモアとイアンギランのような。

そういえば〇長に相談したのもこの店だったんだけどね。
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黒皮南瓜と蕪の含ませ煮鶏そぼろあんかけ
南国宮崎の南瓜らしい。その紹介サイトから
「希少価値のある日本かぼちゃの一種で、まろやかな甘みときめ細かな舌ざわりがあり、果肉が粘質で煮くずれしないことから、日本料理の最高級素材として高い人気を得ています。
黒皮かぼちゃ栽培の歴史は古く、民謡にも「日向かぼちゃ」で愛唱されるなど、県を代表する野菜のひとつとなっています。」
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ソリ合わないオンナは言う。
「よく伊東さんとこへ行くのOKしましたね」
「見てると浮いてるよアイツ。群馬から戻って数年経って、今は体制が変わってシステムも変わってもう現場対応もしてないし、今いる場所で閉塞感があったんだよ」
異業種へ行こうとして、さらの木、紀尾井、麦とろ、104に相談したとは言えなかったな。
「アナタもそうだが、連中(現場統括部門)にとってはやって当たり前でフィードバックが無いし、いたらいたで便利屋扱いされてるから俺は見てて辛かったのさ」

http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-01-31
この記事から3夜、私がひとり飲みしたのはジャン妻が関西方面へ出張に行ったからだが、ジャン妻の出張先でのプレゼンは大成功し、関係者に認められて反響も大きかったそうな。
「でもウチの社は反応ないって。やって当然って態度だろ。報告しても部長(メール誤爆事件)は斜めに構え、無関心で無反応、やりがいがないってよ」
普段ソリが合わないオンナは頷いたものである。彼女の業務も「やって当然」なので成果というものがないのだ。
ジャン妻にメール誤爆した部長を含めて、まだ知らない連中の方が遥かに多いのだが、課員に公になったのだからすこしずつ伝わっていくだろう。
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自家製ぬか漬け盛り。これがいちばん安かったかな。
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他、どれも高くなったな~。
「大門という場所柄かな」
「そうそう気軽に行けなくなったわねぇ」
使える店なので、大事なポイントでは行きます。
ビルの隙間からタワーが見える。
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「そういえばアイツ(ソリ合わないオンナ)〇〇さん(ジャン妻)が伊東さんとこに行かれたことで、私が精神的に大丈夫ですか?って言われたけど」
「それはアナタが荒れたりしないのかを心配してるのよ」
ジャン妻は私が事務所内で荒れることの蓋、抑えになっていたのです。いなくなることでタガが外れて暴言、暴発、暴走しかねないと。
例えば一昨日、ホワイトデーなので女性社員にお菓子の詰め合わせ(量が多かった)を用意してソリの合わないオンナに配らせた。
女性社員がいちいちお礼を言ってくる。うるさくてしょうがない。
「私バレンタインにあげてないのにいただいていいんですか?」と言ってきたオンナがいて「普段世話焼かせてる女性社員への感謝の気持ちだよ」と、ここまではよかったのですが、いちいちお礼を言いに来る女どもがウルサくなり、
「うるさい席に戻れ。黙って食えんのか」
これもまだマシな方で「家で子供たちと食べました」と言ってきた女性社員に「お前さんの子供さんにくれてやったつもりはないぞ」と素っ気なく言ったらジャン妻の眦が釣り上がった。アタシが伊東さんのとこに行ってここからいなくなったらこの人(私のこと)大丈夫なのかと。
私は各現場に顔を出す際は温厚なのですが、イラつく本社内では気分屋なのです。
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スパムステーキを残すな [居酒屋&人間ドラマ]

2016年10月に東電のトラブルで都内が停電になったのを覚えておられますか。
「2016年10月12日午後3時30分頃、埼玉県新座市野火止の洞道に敷設されているケーブルの発火により、東京都板橋区、北区、新宿区、杉並区、千代田区、中央区、豊島区、中野区、練馬区、文京区、港区において、最大約37万軒(のべ58万軒)の停電が発生しておりましたが、午後4時25分に復旧いたしました。・・・(以下、謝罪文)」
その日、私はルートイン安中に泊まって104他、下磯部の酒場で飲んだのですが。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-20
この停電のせいでウチのサーバがブットンだのです。起動しなくなったのと一部のデータがクラッシュした。
私はジャン妻から下磯部に向かう夜道でその報告を受けたのですが、
「幸いというか、アナタの行政関連のデータは〇〇社さん(外注業者)が本社に来て外付けのHDに落とすことができたみたい」
ジャン妻は経理財務でありながら社内のサーバ、システムも管理していたのです。メンテナンスや作業そのものは外注に委託しています。
「次回〇〇社さんと会ったらお礼言っといてね」
私もその〇〇社さんとは顔見知り。勤めていた会社がある日突然倒産したもんだから、同僚たちと起業したそうです。朝出社したら会社が潰れてたというから笑うに笑えないよな。
その〇〇社を社内で見かけたので「先日はデータ復旧させてくれてありがとう。君のおかげで助かったぜ」ぐらいは言いました。横柄な低姿勢で。

ではジャン妻が伊東の許へ去ってから、そういったトラブルも含めてシステム管理を誰が引き継ぐのかということですよ。
私は「自分が受けようか」とジャン妻に持ちかけたのですが「アナタは社にいない時の方が多いから」という理由で却下された。そういうのは常時いる人でないとダメなんだって。なので私ではなく若手に引き継ぐことになったみたい。
ということはその業社さんに「アタシは去ります。後任は若手の誰々に・・・」と告げなきゃならないじゃないですか。その打ち合わせに社内ではなく、この店にしたと。
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この店でその業者さんに、自分が去ることを伝えたそうです。
翌日、ジャン妻が私に言うには、
「彼ねぇ・・・」
彼とはシステム業者さんね。
「意外と少食で・・・」
「あのガタイでか?」
デカいのです。上背も幅もある。
「あなたの大好きなスパムステーキを半分残したんだよねぇ」
「ぬわにぃ!!」
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私の大好物のスパムステーキを残しただとっ!!
「他のもあまり食べなかったなぁ。悪いと思ったのでマスターにごめんなさいしたわよ」
「誰が注文したんだ?」
「アタシだけど」
「そんなに多く注文したの?」
「いつもと同じくらい。いつもはアナタ(私のこと)が一緒だと大抵アナタが全部平らげてくれるから彼も大丈夫かなぁと思ってあまり深く考えなかったんだよね」
浅はか者め。
私が全部平らげてるだと。私の胃袋はゴミ箱ではないぞ。
持って帰ってくりゃ俺が喰ったものを。それだとホントにゴミ箱胃袋になっちまうか。
この写真の日もマスターに謝ってましたね。
「先日は残してすみませんでした」
「けしからん。俺の好物を。アイツ二度と連れてくるな」
「まぁまぁ」(マスター)
「俺を呼べばいいのもをさ」
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下仁田ネギをぶつ切りにして揚げた天ぷら
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カキフライ!!
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豚キムチ炒め
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キムチ炒めに日本酒??
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いじましく取り置いてあるところ。
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鮟肝の炙り!!
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3つ前の記事で、私が上大岡でひとり飲みした夜、ジャン妻は後任候補者の面接の後に上司と同僚と3人でこの店にまた来たそうだが。
「また残さなかっただろうな」
「大丈夫よ。●●さん(上司)アナタと一緒でスパム好きだもん」
アナタと一緒だと?
ジャン妻上司はアブラっ濃いものが好きで。焼きそば、ハムカツ、チーズフライ、そしてこの店のスパムステーキ、B級食い物の嗜好が私と被るのです。
残すくらいなら注文するんじゃない。テイクアウトせんかい。家じゃ絶対出ないのに。
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後日、その業者さんと本社の廊下でバッタリ出くわした。私は青筋が立ってこめかみがピキッって音がなったのが自分でもわかった。業社の傍らにジャン妻もいて「あ、出会っちゃった、この人スパムを残したのを難癖つけるつもりだな」とわかったそうです。
っていうか私のカオに「てめぇこの野郎」と出てたらしい。
挨拶も無く藪から棒に言った。
「ダメだスパム残しちゃ!!」
「すみません・・・自分、少食なんで・・・」
「そうは見えない」
「よく・・・言われます・・・」
でけぇ図体曲げて小さくなっていた。私は言いがかりをつけたに等しい。廊下には他にも人がいて「???」である。
相手にもすぐに伝わったのはジャン妻から「会ったら言われるよ」と話がいっていたに違いない。
「止めなさい!!絡まないのっ!!」
「残すくらいなら俺を呼べ」
「今度から・・・」(業社さん)
今度だと?もう2度はないぞ。あ、私、目は笑ってますから。
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客引き止めたワ [居酒屋]

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2月の備忘録です。2月は平日が28日しかないので行政廻り担当の私は毎日がキツかった。
17時までが勝負なので、私は昼休憩は食べるだけですぐ移動、電車の中で仮眠した。
17時過ぎたらデスクに戻って翌日の書類を作成する作業に追われた。
稼動日数が少ない。29日、30日、31日、この3日間が無いだけでも私はキツいのです。
安部内閣は平日の祭日を増やそうとするが個人的には止めて欲しいと思う。
休日は多い方がいいじゃないですかって。私はそうは思わない人なのです。
ジャン妻も来年度予算と、伊東の部署に行くが為に現在抱えている業務を引き継ぐ必要に迫られて遅い日が続いた。例年そうです。
直帰せず帰社した私を見て「!!!」意外そうなカオをするんですよ。
残って作業を進ませて、どちらかともなく顔を見合わせて「今夜はどーする?」
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何だこれは?
声に出して言わなかったけどさ。ビールに合うかよこのおとおしが。
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玉子豆腐だったかな。これでテンション落ちた~。
でも盛り返します。
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やわらかく炊いた牛すじと長葱の麦味噌炒め・・・
長ったらしいネーミングだが、豚肉ではなく牛肉を味噌で炒めるとは。大陸系の中華料理の味ですね。
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春キャベツと桜海老の新ジャガコロッケ。
悪くないけど桜海老の香りはかき揚げ、天ぷら向きだね。コロッケには合わないよ。
タルタルソースで海老の香りをごまかしました。
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途中でタルタルを取り上げられそうになたので皿の縁の下に隠し、また取り上げられそうになったので私のエリア端に動かした。
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三陸産牡蠣と春野菜の生姜焼。
何処に牡蠣があるんだと野菜をゴソゴソかき分けたら4つほど出てきた。
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麦味噌炒めに生姜焼きも似たような路線で、いずれも力強い味です。

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寒ブリとタタキ牛蒡の有馬山椒煮。ぶっ太い牛蒡でやわらかい。これも味しみてる。
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ヒラメと芽キャベツのソテー、ハニーマスタードソース。芽キャベツがかわいい。
皮がパリパリしている。家では絶対に魚の皮を食べさせてれないジャン妻である。
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ジャン妻は魚のソテーが下手でして。家ではそういうの絶対に出ない。上手くできないらしい。
「こないだ間違って買ってきた小麦粉どうした?」
「・・・」←ムッとしたジャン妻である。フライを揚げるのに、いつもと違う小麦粉に買い変えたら、揚げ油に投入した途端にパン粉が剥離してしまい、単なる素揚げになってしまったのです。
「あれはソテーやムニエル用の小麦粉だったのよ」
「だったらこういうのできない?」
「・・・」
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お酒は鷹来屋、浜嶋酒蔵、大分県豊後大野市の純米酒。
寒いので熱燗でいただいた。
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まぁおとおしでガッカリさせても料理で盛り返す店なのですよ。
ジャン妻は疲れてる時はこの店に足が向かないみたい。忙しくても自分のテンションが上がっている時に「行こうよ」という気になるそうです。
私は逆で、疲れてる時こそこの店に来たがる。力強い味の料理とママ、店主、他スタッフの元気を貰うのです。店に入って最初はグッタリしている自分が店を出る時には活力がみなぎっているのを感じる。
店の勢いに後押しされているんですね。
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また2月の某日。この日は21時半に入ったので、この店のラストオーダー(22時)ギリギリでした。まさかこんな遅い時間帯に「カウンターご新規のお客様お見えでぇす」になったのは店側にとっていい意味で計算外だったらしく、ホクホク顔で迎えてくれた。
だけどまた、なんだいこのおとおしは。
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ワカメスープか。いちばんダシと仰っていたがこれがビールに合うかよっ。
これでまたテンション落ちたが時間がない。急いで食べないと。
久々に炒飯なんぞをオーダーしてしまったよ。
若竹の子と菜の花のあっさり炒飯、パラパラ系です。
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長芋と桜えびのふわふわ焼き。
私はこれのオーダーに難色を示したが「アタシが食べたいのっ」押し切られた。
さつま揚げもそうだが、ふわふわ系が好きだねこの店は。私はもうちょっと歯応えのある焼きが好きなんだけどね。
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「あれ?どうされたんですか焼酎なんて」
「う~ん、ちょっと疲れてるのだ」
「初めて見たような。そういうの飲まれるの」
「この人忙しいのよ」
珍しそうに言うなよ。私だってそういう時がある。21時半に駆け込んだってことは仕事が忙しいってことだよ。
家では焼酎飲むよ。毎日日本酒ってわけにいかない。
牛バラ肉と春野菜の塩ダレ炒め。これも中華味。
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とろとろ角煮のふき味噌焼だって。
とろとろしてないぞ。角煮した肉にふき味噌が塗してある。煮てから焼いたのなら二度手間かかった逸品。
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肉巻き新ジャガと白菜キムチのピリ辛煮込み。
菜の花の辛子和えがヤマになったのでオーダーしたのだがこれは重かった~。ジャガイモに豚バラ肉が巻いてあって、それを一旦揚げて、また煮込むというか炒め煮なんですよ。
ボリュームがあり過ぎ。辛いし。これはビールだなと思ったが最初の炒飯が効いているしもう夜遅いし、そんなに食べないよう自制心が働いたのでビールは止めた。こういう味の濃いものを後から出して生ビール最注文で売上を上げようという店の戦略に引っ掛からなかったぞ。
日本酒でなくて焼酎でよかった。
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翌日も直帰せず帰社して夜にデスクワークになりまして。
若い頃は22時、23時までワークしたですが、最近は19時で集中力が薄くなり、20時でいっとき覚醒し、21時前に「もう止めた」気力の糸が切れてしまう。
これはトシのせいか。昨夜、i-Phone5を10に機種変更するのと、家の通信を変える工事依頼でdocomoショップで済ませたのですが、2時間半拘束されてゲンナリしてしまった。ジャン妻に「堪え性が無くなった」と言われたからね。夜がキツくなってきたら引退の兆候かなぁ。
この日もラストーオーダーちょい前といったところで手早く済ませました。
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空いていた。
珍しくテーブル席。疲れていたので足を投げ出してグデェと座った。
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おとおしはタコポン酢。
刺身の残りものだなと悪態ついたけど意外と活きがよく、皿に吸盤が1個吸いついてしまった。
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昨夜はヤマになった貝柱と房総菜の花の辛子和え
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三陸産牡蠣と根菜の黒酢揚げだし。
レンコンの食感がいい。三陸産の牡蠣がよく取り扱われるね。伊勢市出身のジャン妻は「牡蠣は的矢牡蠣」と譲らないが。
もう牡蠣シーズンも終わりでしょうか。
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竹の子のとろろ海苔巻揚げえび塩
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歯応えある食感、タケノコと、とろろを組み合わせる意図がようワカランが。
これとこれを組み合わせたらどうかな?のリハは常にしているそうです。中には失敗というか、幻になったものもある。前に載せたポテサラにシメサバを載せたものとか出なくなったし。
創作料理店はそういう危険を伴う。実験的な料理を取り敢えず出して客の様子を見るとか。成功ならいいけど失敗すると喰わされた客が悲惨だからね。
この店は失敗作は少ない方だが如何せん創作料理のアイテムが多過ぎで、前にも書いたが過去のレシピをつけていても店主が「覚えていない」そうである。
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ベーコンと燻製たまごのポテサラ。
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締めの赤ダシ!!
これがイチバン美味かったりして。
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明日のランチを書いているところ。
ランチったって何種類もメニューないのよ。4種類だけ。どうもこの店で釜で炊くご飯が美味しいらしいのだ。
でも私は夜はおくして利用しますが昼は来なくなった。
混むらしい。いっつも並んでる。
伊東甲子太郎が言っていた。「何であんなに混むんですかね」って。
昼に行かなくなったのは他にも理由があってね。いつか店に言うしUpするかもですが。
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すっかりブレイクしたこの店はこれから歓送迎会シーズン突入で予約が取れなくなるだろう。
客も定着したのでママのキャッチもなくなった。前は店の前を通ると奥から脱兎の如く走ってきて、「お席空いてますわよっ」だったのだが。
「もうしてないわよ」
私らはイヤミを言った。
「しなくても混むようになったから余裕でしょ」
「!!!」
「もしかして、さては港区の客引き防止条例(平成29年4月1日施行※)に引っ掛かったんだろ」
「!!!」
もう充分客が付いたから順風満帆なのか。この界隈の相次ぐ立ち退き、ビル建て替えの話もないようである。
「何人も公共の場所において客引き行為等をしてはなりません」というアレです。
これがその現場。駅前です。大音響のスピーカーでその旨を流してるの。
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新宿歌舞伎町界隈に流れる「フハハハハハハハハ!! 歌舞伎町を楽しむ善良な諸君・・・」ここまでのインパクトはないです。こういう職員さんがいない時はそこらで客引きしてますけどね。
私は客引きは引っ掛かる方が悪いと思っています。そういう店に行きたいとも想わない。もっともこの界隈で私に声かける客引きなんていないですよ。
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小ネギと格闘する [居酒屋&人間ドラマ]

まだ明るい。日の射す時間が長くなってきている。
早呑みに罪悪感を感じる時期になった。
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この日、10人いる陰の部下、草の者の5号が現場とトラブった。
5号をとおしてさる現場、支店に依頼したのですが、そこで「できる?」「できない」「抜けられるでしょ?」「抜けられない」「あそこは動こうとしない以前から」それらの応酬の果てに、
「だったらアタシが行ってやるよってなったんですっ!![むかっ(怒り)]
語尾の最後に絵文字[むかっ(怒り)]がついていたんですよ。仮にも私は上役だぞ。上役に送信する文言じゃなかろ。
私は事態を収める為に5号に依頼した内容をこっちに戻した。そのうえ、5号がトラブった現場に行って慰撫してきたのですよ。
気の荒い5号は前にも上役とトラブったことがあるので、5号の正規の上司(女性)は私に平謝りだったが、私は少しゲンナリしてしまった。
肉を喰らう気分じゃない。
で、こうなった。最初は刺身。
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次に野菜のみ。ヘルシー。
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ピーマン2本とネギ2本、
「ヘルシーですね」(女性スタッフ)
別にベジタリアンに宗旨替えしたわけじゃないよ。次にバターマシマシ。
「バター・・・」
・・・から先の言い方に気を付けなきゃの態度がアリアリである。どういう比喩を使うか。
「バターマシ?」
「うん」
「それなら」ジュニアも頷いた。
そしたらこれ以上は塗れないだろうというくらいのジャガイモ表面バター増量になったぞ。
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ここから私のバターマシの言い訳が始まった。
「子供の頃、ストーブで焼いたサツマイモにバターを付けて食べてた」
「家であまりトースト食べないんだよ。だからバターを塗る習慣がないの」
「披露宴やフルコースで出されるロールパンにバター添えられてるでしょ。あるだけ分捕っちゃうんだよな」
「だけどそういうところのパンって冷えて固くなってるじゃない。だからバターがなかなか溶けないのよ。力で押しつぶすハメになり、パン全体に塗れないままかじるしかないんだよな」
「家では1/3のチューブを使ってるんだけど、あれだったら3倍塗ったくってもOKだよな」
「ラーメンのトッピングでバター2個入れたことがある。原型を留めないスープになったね」
何だか饒舌になってきた。
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アサリの酒蒸しです。
「今日はひとりだからこのスープ飲んでいいよな」
誰に呟くでも聞かせるでもなく言った。ジャン妻がいたら絶対にNGだからである。
その意味はすぐ伝わった。「今日は奥さん(ジャン妻)がいないからいいんじゃないですか?」って言われた。
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このスープにもバターが入ってればなぁと思うのだが。
小さい残ったネギたちが気になる。
「この小さいネギたちが気になるタチでさぁ」
店の女性は「このオヤジ今度は何を言い出すのか」という怪訝な表情に。
「ラーメンのスープは残しても、薬味のネギを残すのが許せないんだよね」
ああ、そういうことですねと納得させる。
小ネギなので箸先でひとつひとつ摘まんでもラチがあかない。皿の角に纏めようとかき寄せた。
そのまま皿を持ち上げて皿の角っこに口づけして、ズズズッと一気に飲み干そうとしたら、女性スタッフからSTOPがかかった。
「スプーン持ってきてあげますっ」
見ちゃられないといった感じである。下手にすすって粗相して、その辺りにこぼされたら後始末がタイヘンだと思ったのであろ。
だけどスプーンなんて使う料理あったかこの店に?
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スプーンが供された。
「これで大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫。ありがと」
世話が焼ける客だと思ったに違いないが。
スプーンでネギとスープをすくって口中に運ぶ。美味しい。
だけどカチャカチャ音がする。スプーンと皿が接触するからである。
他の客の耳にも入って至極当然。あのオヤジは何を食べているんだ?と怪訝に思われるかも。実際私の右隣にいたこの店にしてはマナー、品のいい男性がじーっと私のオペレーションを見てる視線を感じた。
カチャカチャする音が恥ずかしくなってきた。
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「ネギもそうだがコーンも気になるタチでさ。トッピングにコーンを加えると全部摘ままないと気が済まないのよ。普通のレンゲでそういう操作をしているとスープを飲み過ぎてしまい塩分過多になってしまうから、穴の空いた金物のレンゲとかがあるといいんだよな」
「そういうの(穴の空いた)があるんですか?」(スタッフ)
「それだとコーンだけすくえるじゃん」
いつになく饒舌な私ですが、この時点で次のオーダー、ニシンの刺身(ニシンですよ)が供されているのです。それを横目に見ながらスプーンでカチャカチャやっている自分はなんなんだ。すごくいじましく無駄な作業をしているのではないだろうか。
「この子(ニシン)が来ているのにこんなことしてていいのか」
「じゃぁ貸してください」
「???」
「アタシがまとめてあげます」
「え?」
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カウンターの向こう側で小ネギを纏めてくれているところ。
何と箸で小ネギをちょいちょい摘まんで、スプーンの中に集めている。
だから音がしないのです。静かに。そっと。
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その女性、本来なら店全体に目配りをしなきゃいけない立場なのに、そんな私ひとりの為にそんな細かいことをさせて申し訳ない。
ちょうどオーダーがひと段落したのと、電話が鳴らなかったのもあって、一心不乱に作業をしている。
写真には撮れなかったが、スプーンに集まった小ネギを一気に口に流し込み、
「オシッ!!ありがと。これでもう未練無し!!次(ニシン)行くから」
小ネギとの戦いは終わった。既にニシンの刺身がきている。
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何処から仕入れたのだろう。
イワシにも似ているような。少し違うかのような。
美味しかったのでニシンをアンコールしてしまった。2皿いただいた。
ちなみにニシンは漢字で書くと2種類ある。
鰊、鯡
蝦夷地の松前藩では年貢の代わりにニシンを納めていた。そこでニシンは鯡になった。鯡は魚に非ず、米の代わりであるという意味です。
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ニシン刺身を2皿いただいて「やっと肉が食べたくなってきた」ので、最後の方になって鶏ネギ、それもタレで1本、それで締めました。
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草の者5号から、
「今日はすみませんでした。今後は〇〇方面の担当は自分にお任せください」
さては正規の上司に叱られたな。私が小ネギと格闘している最中に。
丁寧な文言だったが5号が言うところの「〇〇方面」には今日トラブった現場は入っていなかったのですよ。
「私、別に怒ってません」ともあったが、こんな絵文字[むかっ(怒り)]が入ってたのに「怒ってない」もないもんだ。メールってのはコワいんだよ。言った言わないじゃスマないんだから。
私は帰りの地下鉄車内でそれを見て苦笑した。
そのうち笑いが止まらなくなった。
地上に出てからは周囲に誰もいないのを確認してから声を上げて笑った。
小ネギと一心不乱に格闘している間は、5号の不始末を忘れて集中していたので、それがよかったのかもしれない。
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公けにならない苛立ち [居酒屋&人間ドラマ]

タイトル替えました。
上大岡へ飲み行く場合、私は横浜駅で乗り換えて京急快特で行きますが、ジャン妻は横浜~上大岡の僅かな時間でも京急車内の混雑、激しい左右の揺れ、速度のUpDownが嫌いで、JR戸塚駅から市営地下鉄に乗り換える方がいいという。
京急は横浜~上大岡はカーヴが多いし、弘明寺過ぎてからムキになってスピードを上げたりしますからね。
この日ジャン妻と上大岡で待ち合わせ。私は茅ヶ崎市での公用を終えて戸塚駅で市営地下鉄に乗り換えたら、ジャン妻とCメールのやりとりで同じ電車なのがわかった。
私は先頭車両にいた。いつもの出口が北口(京急乗り換え口)改札だから。
後方車両に乗ったジャン妻がドヤ顔で歩いて来たところ。
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「後ろに乗ったの?いつもの出口が進行方向先頭だよ」
「逆かと思って。何を撮ってんのっ!!」
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椅子が新しくなっていた。
椅子だけ新しくなっても床がボロだから結局軋むのです。
椅子毎、床に沈んだりするし。この店もかなり老朽化しているからいつかは建て替えるだろうな。
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2人で行ったら最初はレバと決めています。3本。私は1本でジャン妻は2本食べます。
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ジャン妻は若干貧血の気があり、忙しい時期は多少の眩暈、クラッとするらしい。
私は貧血なんてしたことないが、しゃがんで立ち上がるとクラッとする時がある。
レバを1本か2本食べたぐらいでは改善しないだろうけど。
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豚そぼろ胡麻サラダ。
「そぼろは肉じゃなぁい。塊でなきゃ肉じゃなぁい」と言ってたお肉大好きな部下(T子、肉子)は辞めてしまったが、辞める前の1年か2年はサラダもイヤイヤ食べるようになっていた。
私が「茹でた豚肉薄切りをサラダに載せてドレッシングかけたらどう?」そうススメたら「それっていいかも。でも野菜よりお肉の方がこ~んなに多いだろうな」と言っていたが野菜もちゃんと摂っているだろうか。
この豚そぼろは味が濃いのでご飯に載せても美味そうです。
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ジャン妻は砂肝も大好き。私はあまり好まないが、
「砂肝は刺身の方がいいな」
「ええ?」
「コリコリして食感がいいよ~」
下手な焼き鳥屋の砂肝は固いよね。この店はそんなことないがね。
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シメサバはまぁフツーだね。
比べちゃ悪いけど、浜松の貴田乃瀬には敵わないよ。
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ジャガバター、バター多めに塗って貰う。
差配師の女性がそれを通す際、
「バターベタベタ」
「バターベッチョリ」
「バターベットベト」・・・
マスタージュニアのTさんが「もうちょっと言い方はないのか」とやんわり注意して私に向き直り、「すみませんねぇ」とアタマを下げる始末。
「バターマシ」
「バターマシマシ」
別に表現は何でもいいけどね。あまり大きい声で言わなきゃ。かなり前に菜の花の辛子和えをオーダーした際に小さい声で「マヨネーズ少し入れて」と言ったら、板場に向かって「ハァイ、〇〇さぁん(私のこと)菜の花辛子和えマヨネーズお願いしまぁす」・・・大声で叫びやがって。あの時の方が恥ずかしかったね。
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かぶりつく前にいちばん緊張するのがこれ。トマト串。
いきなりガブッといって、ブチュッと口内や口の周囲に熱々のトマト汁がぶつかって火傷したトラウマが。
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ウヅラはレバと並んで最も焼き時間が短い。中身は生です。そ~っと持ちあげてカブりつかないと、中の黄身が洩れてしまう。
他の串と違って極細の串です。
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今日のアスパラはいっつもより長かった。豚バラで巻くのもいいけど、ベーコン炒めを取り上げてくれないかなぁ。
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箸休め、口休めに塩昆布胡瓜なんぞをいただいてみる。
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居酒屋はその日を振り返る場でもある。
今宵のジャン妻との会話は、伊東甲子太郎の部署へ行くジャン妻の稟議がまだ認可されない不信と懸念、苛立ちである。
「まさか否決されてたりして」
「それはないわよ。もしそうなら当初の予定通りに動くだけ」
結局人生、半生って、本人の意志よりも第三者の都合に委ねられてしまう場合が多いんだな。
「まさか俺のせいで通らないのかな」
「何でさ?」
「あのオンナにはタチの悪いヒモが付いているからって」
「アハハハハ(笑)、そうかも(笑)」
冗談ではないぞ。ジャン妻の伊東の許へ行くのが正式に認可されないと、ジャン妻上司が公に次の求人をかけられないので困っているという。痺れを切らしたジャン妻上司は、認可される前提で過去に採用成功した紹介会社にアプローチをした。
それは水面下で行われた。相手とも電話はNG、メールの遣り取りのみで、他社へのリーク、情報共有もNGにしたというが、業界の仁義というものがあるので公になった暁には複数社に開示するらしい。
この時点では公になってないので、面接は夜に密かに行われたという。女性社員が退勤後の19時、19時半、20時以降にも行われた。
その対象者の経歴書を印刷するのにも気を遣う。プリントアウトしっ放しで放置しといて、他の社員の目に触れたらハナシがヤヤコシくなるからね。「面接するんですか?」「誰か辞めるんですか?」ってなるじゃないですか。
こういう水面下での動きをタイトルのように表現するそうですね。
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「厚揚げどう?」
「至って普通だね。揚げは揚げでしかないし」
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その面接、ジャン妻は立ち会わないらしい。
そりゃ己の後任だとはいえ、そういうのに当事者が立ち会うのも如何なものかということか。
だが、ジャン妻がお茶を出してその候補者の様子を窺い見ることは許されたそうである。
「アナタがお茶を出すぅ?」
「そうよ。それくらい」
「止めといた方がいいんじゃねぇのか。もっと若くて清楚なOffice-Ledyにお茶を出させた方が・・・」
「!!!」
ジャン妻の眦は釣り上がりかけた。
他の女性には頼めないのである。だって公になっていないのに第三者にそんなことをさせたら「どの部署で誰か辞めるんですか?」になってしまうから。
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この日から数日後、
それらの面接やらお茶出しと、面接終了後の今後の方針打ち合わせの為、ジャン妻は上司ともうひとりの責任者と会食することになった。
「だから先に済ませてくれる?」
「いいけど」
で、あまり日を空かずに再びやってきたら。。。
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防災センター見学ツアー [町内会人間ドラマ]

町内会班長の任期満了が近づいてきた。
私はもう1年やりたい気持ちがあるのですが、ジャン妻からの強硬な反対に遭った。
①「それだと他の家々に対して不公平になる」
②「予定がたたない」
③「地元チームに名を連ねているのだから、そっち方面で単発に協力すればいいのっ」
特に②で「紀尾井に行けないじゃない」???

③の地元チームのメンバーは30人ほどいるらしいが、私は全員は知らないです。何かで全員揃ったことはない。やはり各自の予定、仕事とか家庭とかが優先で構わないらしい。
地元チームの委員長に言われたのは、夏祭り以降、秋祭り、夜回りを2回、そして今回の防災訓練等とか「〇〇〇さん(私のこと)がいちばん顔を出されていますよね」だそうです。私は根は真面目なのですよ。
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今日の記事の発端は昨年12月の定例会だったと思う。会の最後の方で皆が配布物を片付け始め、早く帰りたがってる空気がざわざわと醸し出された頃合いに、背の高い防災委員のおじいちゃんが立ちあがった。
おじいちゃんとはいえ、リーチ(両腕)もコンパス(両脚)も長く、背筋がピンと伸びてカクシャクとしている。声にも張りがある。
「火の用心は時代遅れか」の記事で「寒い思いをして『うるせぇ静かにしろい』とか言われたら世話ねぇからなぁ」とボヤいた人です。そのボヤきが妙にオモシロかった。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-01-05
「そんなこと言う家があるんですか?」
「あるある。あるんですよぉ」
以下の記事ではそのおじいちゃんと紙花を作ったんだった。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-08-26

そのおじいちゃんが言うには、
「班長の皆様にお願いがございます。2月10日の土曜日、横浜市の防災訓練センター見学会へ是非是非、積極的なご参加をお願いします」というのですよ。
いつだって?その日2月10日(土)は11日(日)12日(月)と世間のカレンダーでは連休ですよ。殆どの家庭でレジャーの予定が入ってるでしょう。そこへ参加要請しても挙手する人なんかそうそういるわけないよ。
前からそういうのを開催する予定になってたかな。前に述べた防災拠点訓練も「今月に開催します」のいきなりでしたからね。こういうのが多いのです。
当日10:30集合、マイクロバスで10:45出発、11:30にセンター着で、13:00にセンターを出て「14:00前には戻って来れると思います」
誰かが質問した。「昼は?」って。
「昼は出ないんですよぉ」
な~んだ。私は興ざめした。その前の防災拠点訓練は炊き出しでカレーライスだったかな。あれで引っ張ったのに。そういう胃袋で客引きしないと集まらないものだよ。
「お土産は出ます」
どうせ乾パンとかだろうね。
私は伊豆高原八幡野に行く予定が入っているが、確認したら11日(日)だった。たまたま空いてたのです。だったら行けるじゃないかって?でもこの時は私は「誰かが行くだろ」と興味が失せて知らん顔していた。
これは防災ビデオを見ているところ。
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後で出てくる防災センターの映画に比べたら臨場感があまりないけど。
こういうのを1年で6回ほど見ましたが、見たその時は多少の危機感はかきたてられるとはいえ、日常は考えない、思い出さないですよね。やはり見るだけでなく自らの身体で訓練や見学ツアーに参加した方が身に就くとは思います。

その防災センター見学ツアーは年が明けて1月の定例会ではもっと事態が深刻になったらしい。またその背の高いおじいちゃんが立ちあがって言うには、
「高いところから光るアタマをこうして下げてお願い致します。2月10日土曜日の横浜市防災訓練センター見学会、人数が足りないので皆様のご協力をお願いいたします。29人のバスをチャーターしておりますがこのままですと会として成立しません。是非是非ご参加をお願いいたします。」と言うわけですよ。
「バスの席は2人席を1人でお座りになられても構いません」とも言ってましたね。失笑が洩れてた。
でも誰も手を挙げない。見かねた別の役員が、
「どなたかおりませんかぁ?」
やや強制的な口調で言った。悪い人じゃないのだがその言い草にカチンときたような班長もいたですよ。そう言うならアンタが参加すればいいのにって思った。
おじいちゃんがその場を取り繕うように、
「29人乗りのバスで、現在のところ参加者は僅か6~7人なので・・・」
29人のマイクロバスをチャーターしてたったそれだけか。
「平に参加をお願いします」とアタマを下げて懇願するのです。禿げたアタマがテラテラ光ってましたね。
でも誰も手を挙げない。
しょーがねーなぁ。
私はジャン妻にメールした。「10日の防災センター見学会に参加していいか?」って。
「その日さらじゃない?」
「さらは11日」
「ならいいよ」
私はネタにすることに決めた。でもその場では手を挙げなかった。居並ぶ班長の前で自分だけカッコつけても仕方がない。他の班長たちのカオを潰すだけだし。
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散会後にその防災おじいちゃんのとこに歩み寄って言ったの。
「自分・・・参加しますよ」
こっちは渋々言ったが、防災おじいちゃんは目を見開いて喜んだ。
「あ、参加してくださいますか?」
この時は散会して椅子やテーブルの片付け等でざわついているので私の参加表明は周囲に聞こえなかった筈だが、役員何人かの目が自分に注がれた。
「自分の名前、何かに明記するんですか?」
参加申込書か何かがあるのかと。無いらしい。
「いえいえいえいえそれには及びません。もうお名前もお顔を存じ上げておりますから」
そりゃそうだろうね。私は前述のように参加実績があるし。
「で、何人来るんです?」
「それが・・・6人か7人」
「ろくしちにん??」
それじゃ焼石に水だな。中止した方がいいんじゃないの?って言いたくなった。

そして案の定というか前々日になって、私が入った地元チームの委員長からチームメンバーに参加招集がかかったのである。おじいちゃんがチーム委員長に泣きついたらしい。
「定例会集合後に防災委員長に参加を表明済みです。おじいちゃんがあれだけアタマ下げてんのに誰も手ぇ挙げないから」と返信しています。ふたことめは余計だったかも知れない。
「アタシも行ってみようかな」(ジャン妻)
「???」
「帰りはマイクロバスに乗らずにそのまま横浜界隈に買い物に行っていい?」
「・・・」
それには難色を示した。
「バスが足代わりになってしまうよ。戻って来てから出かければいい」
「お昼は?」
「う~ん・・・昼ねぇ・・・」
決めかねた。朝10時前に食べて出りゃそんなに腹空かないんじゃないかな。
レンタバス1.jpg
会館の敷地内にマイクロバスが鎮座していた。
「川崎からチャーターしました」という。これから横浜市内の防災センターまで往復して、また川崎に返しに行かなきゃならないのか。
誰が運転してきたのかなって思ったが、町内会の面々は意外と何か一芸を持ってるんです。持ってないのは私だけです。
会長、防災委員、チーム委員長がいる。だがチームのメンバーは誰もいなかった。いきなり明後日に来れる方を募っても無理があると思う。
「私だけ?」
「そうです。自分と〇〇さん(私のこと)だけ(笑)」
そのカオには「急に人数足りないって言われても集まりませんよ」と書いてあったね。

町内会長と役員数名はバスに乗らなかった。見送るだけです。こういう場合会社だったら「来ねぇのかよ」と言う放つところだが、役員連中はこれまでに何回も参加しているので(人数の都合上のサクラかエキストラ)同じものを毎年見てもしょうがないそうである。それよりもこれから老朽化した会館の建て替えの打ち合わせがてら留守番するんだって。
役員クラス.jpg
私は防災委員のおじいちゃんに聞いた。
「バスのレンタル料幾らするんです?」
こういうことを聞くのは私の悪いクセだが。こっちも急遽参加してやってんだからそれぐらい聞いたっていいじゃんかよの気分でもある。
「ええっと・・・〇万とちょっとです」
ひと桁だが安くない額だった。
集合した数はジャン妻や、どっかの子供さんも含めて僅か14人しかいなかった。29人乗りの座席の半数ほどで何とか恰好がついたという体たらくである。
ペットボトルのお茶が配られた。このお茶は定例会の度に配られるので家に空きボトルがたまり「もう貰ってこないでくれる?」と言われている。
このペットボトルを貰わなかったことで、後でバス内でちょっとした椿事を起こすことになる。
バスが行く1.jpg
誰が運転するのかと思ったらそのおじいちゃんがハンドルを握っている。
横浜新道を快走している。
このバス、今は大型免許だよね。ハンドルさばきが慣れている。右の追越車線を飛ばす飛ばす。その理由は着いてからわかった。
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正面入り口.jpg
センターに着いたところ。
場所は横浜市神奈川区沢渡というところで、駅西口まで歩ける距離だった。
このセンターの主旨を簡単に言うと、大規模災害発生時には隣接する沢渡中央公園と一体化した一時避難場所であり、被災者の応急救護活動拠点となる。
横浜駅で帰宅困難者になった人たちを一時的に滞在させる施設の指定を受けている。水・毛布等の備蓄もある。
今日のような平常時は自分の命を守る自助意識と、互いに助け合う共助意識の啓発、行動を起こす人材育成の場として運営されている。今日のもその一環のツアー。
到着1.jpg
赤い消防車が数台待機している。おじいちゃんがこういう狭いところの車庫入れも手慣れてるのと、消防職員や女性職員とも顔馴染らしくて気さくに話している。
チームの委員長が「彼、もと消防職員なんですよ」
消防職員を定年で引いて地元町内会活動に入ったという。「そうなんだ。バス飛ばすし。慣れてるし」
だからあそこまで懇願するように参加を要請したのか。納得。
署での最高位はどれくらいかな?消防署長までいったのかな?今度聞いてみよう。

正面入り口に鎮座しているクラシックな赤いくるま。
クラシック1.jpg
クラシック2.jpg
リーダー格.jpg
更にクラシック1.jpg
更にクラシック2.jpg
着いてもしばらく何をするでもなく。体育館内にある更にクラシックな手動放水器、昔の防火服、火災報知器、放水バルブ、災害パネルをツマンなそうに見ているだけ。
「これから何すんです?」
「いや~すみません。横浜消防音楽隊の演奏がある筈だったのですが、もう次の会場に行かれたそうで」
出たよこの辺りの段取りの悪さ。でも私は吹奏楽にはあまり興味がない方なのです。弦楽器が無いと物足りなく思うのです。
ヒマしてたら11:30に集合がかかってシアターに誘導された。
パネリストの男性職員が言うには、まずは円形の災害シアターで映画を見るんだと。要は館内ツアーなのです。
災害シアター.jpg
映画は撮っていませんのでHPから。この手の映画は定例会のスクリーンで散々見せられたが、ここの円形のシアターはほぼ180度に渡って投影され、サウンドも映画会館そのものなので、日頃会館で見せられる防災映画を遥かに凌駕するド迫力であった。
スクリーンは不意に首都圏を襲った直下型地震を映し出しているが、ロケーション舞台は横浜市。ある一家が登場するのだが、ビルが倒壊し火災が発生し、交通手段がマヒし、帰宅難民が溢れ、避難所に誘導され、最後はスクリーンに左に避難所の母娘、スクリーン右に帰宅難民になったパパ、再会しないまま見ている者の不安を思いっきりかきたてるだけで終わった。
これぞ地震シミュレーターである.jpg
地震シミュレータースタンバイ.jpg
不安を煽りたてておいて、次に案内されたのが地震シミュレーター。
ステージ、お立ち台?がある。周囲に金網が張られ手すりが設けられてあった。これ見りゃ何をするのかすぐにわかる。このステージに立って過去の地震データのマグニチュードの揺れを再現し体感してもらおうというもの。設定震度は3~7です。
人数を2組に分けられた。こういうのは早くやった方がいいので私は最初の組に入った。
「手すりにしっかりおつかまりください。では今から関東大震災の揺れを・・・」
ステージが上下、左右にガクガク揺れるのです。スクリーンにはさっきのシアターよろしく、実際の映像やCGで再現された画像が映し出される。
地震シミュレーター1.jpg
地震シミュレーター4.jpg
地震シミュレーター5.jpg
ステージの支柱はどういう構造になっているのかわからないが30秒以上揺れていたと思う。
これを2ステージ繰り返す。「今度は阪神淡路大震災の揺れを体験していただきます」またガシャガシャグラグラ揺れる。
地震シミュレーター6.jpg
阪神淡路大震災ではあの有名なバスが登場した。
地震シミュレーター7.jpg
地震シミュレーター9.jpg
だが現実の地震は「これから揺れます。手すりにお捕まりください。」なんて予告はなく突然やってくるものだし、ましてや手すりなんかない。その時自分がどこにいて周囲に何があって、何が落ちて倒れ込んでくるかどうか。
さすがに「今から東日本大震災の揺れです」はなかった。まだ記憶が生々しいからだろう。
揺れが止まり、ステージから下りてしばらくは、膝から下がガクガクする感じがした。
(この膝下の感覚は・・・)
思い出した。あの時からしばらく続いた膝下の感覚だった。
平成23年(2011年)3月11日、14時46分18秒。あの日あの時、私はJR武蔵小杉駅で南武線から横須賀線に乗り換える長いコンコースを歩いていたらあの揺れがきた。当時の武蔵小杉駅コンコースは工事中で、通路から伝わる揺れが靴裏から膝下、前身を伝わって脳天まで突き抜けた。
工事途中の簡易的な支柱と天井の梁やジャバラのような遮蔽板、クロスした真鍮がガシャガシャ揺れていた。何かに摑まったと思う。
電車は止まった。駅校外に出たら信号機が消えている。遠くでサイレンの音がした。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-03-12
大倉山まで歩き、そこで無理矢理タクシーを掴まえて帰ったのです。
私は実家に、ジャン妻は会社に泊まった。
それから3ヶ月ぐらいは武蔵小杉のコンコースを歩く度に膝下がオカしかったですね。他では普通なのに、その場所だけガクガクするのです。こういうのをトラウマというのだろうか。
その時の膝下感覚が蘇った。パネリストが地震のメカニズムを説明してから会場を移動する間も膝下がヘンだぞ。
あのステージは眩暈や三半規管の弱い人、車酔いする人は避けた方がいいかも知れない。

今度は赤いステージに消化器が置いてある。そこまで来て膝下の間隔は元に戻った。
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これ、液は出ません。出ないかわりにレーザーが照射され、前のスクリーンに映し出された天ぷら油の火を消し止める体験をする。
それも大声で「火事だぁ」と叫んでからスタートするのです。こういうのは恥ずかしがってちゃオモシロくない。やるからにはその気にならないとオモシロくない。せっかく来たんだからネタにしないと。
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あくまでイメージ的な消化ですが、火の根本に撒くようにかける。
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鎮火しました。次に煙の中を潜る体験。例えは悪いがガス室。上から煙がゆらゆら下りてきた。
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火災シミュレーター煙2.jpg
「ガス人間第一号?」
「・・・」
ジャン妻はそういうの知らない。
「アウシュビッツ?」
「・・・」
ジャン妻は眉をしかめた。あまり例えがよくないのは自分でもわかっていますよ。その部屋に入って煙を体感するのですが、あればハンカチ等で口と鼻を押さえ、壁伝いにしゃがんで歩き、手でドアを探すのです。
この煙は何かを燃やした煙でやなく模擬煙です。食品添加物等で用いられる成分製品だという。確かに甘いニオイがした。ニオイがわかったということは器官に吸い込んじゃってるわけですがね。
若干、服にニオイが残ったが外に出る頃には消えていた。
火災シミュレーター煙3.jpg
火災シミュレーター煙4.jpg

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次は減災トレーニング室。
これは一般家庭をイメージした部屋に入り、そこで何が起きるか知らされず音響や映像で演出される地震、火災、水害を室内にいて体験するというもの。
何が起きたかがアナウンスされ、TVをつけて、ガスを消して、ブレーカーを落としてヘルメットや懐中電灯を探して取り出して、窓から離れたり、外に出られるようにしたり。
不意に襲った災害に対して何ができるか、各自がどうやって身を守るかが試されるのです。お子様連れは自分だけでなくその子を守る動作が加わりますよね。
外野はそれをモニターで見ているというイヤラしいもの。これも例えはよくないが、点数が点かないゲームともいえるね。
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2組に分かれた。私らは第2班だったので、最初の第1班が地震でオロオロ行動しているのをモニターでイヤらしく見ていた。もちろん職員さんの指示アナウンスがヒント程度に入りますよ。
私が2班めにしたのは最初に見学していた方が有利だと思ったからだがさにあらず。俺らも地震だろうとタカを括って入ったら私ら2班は大雨と水害だったのです。
「室内が浸水しました」とアナウンスが入った途端、私は咄嗟に椅子の上に立ちあがってしまった。モニターを見てた1班は笑ってたかも知れない。
「つい椅子に乗ってしまったが、あれって意味ないかな」
「ぜんっぜん無いんじゃない?」
室内に濁流が入り混んだら椅子も家具も流されてしまうだろう。正解に近い解答は「2階に上がるよう階段を確保」だったかな。そういう疑似体験ができる部屋です。

この後、別コーナーに移って、市の地図パネルを見て、ボタンを押すことで過去に土砂崩れがあったか、他どういう災害があったか、何処に消化装置(タンク)があるか、そういうのがが点灯するものを見た。
何とウチの裏山、過去に崩れたことがあるらしい。下の路地にも水が出たことがあるのがわかった。
もっともそれは数十年前のことだが。現在は開発され分譲住宅が建っている。
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集合写真撮影の時、小さい子がミニ防火服を着ていた。
参加した精神的優位からか軽口を叩いてしまった。
「着たまま帰っちゃえばいいさ」
これを子供とその親御さんに向かって放ったもんだから、もと消防署員だったおじいちゃんは慌てた。
「いやいやそりゃダメです。脱いで置いてってください」とその子のママに頼んでいる。
「1着ぐらい無くなってもわかんないんじゃないの?」
「いやいやダメですダメです」
私は悪い冗談を言ってるだけだが、本気で言ってるように聞こえたのだろうか。
バスが行く2.jpg
横浜新道を南下しているところ。
途中、三ツ沢というところで撮影したこの写真で遠くに写っているのは、私らが20数年前に住んでいたライオンズマンションです。すぐ近くに市営地下鉄の駅がある。
前に住んだマンション.jpg

無洗米.jpg
帰りの車内で土産を渡されたレトルトカレーと無洗米を一合です。炊き方が普通と違うのでどうこう説明受けたがあまり覚えていない。
それより今日の昼をどうしようか。
解散.jpg
実は帰りのバスに乗り込む際、私はやらかしている。
膝蹴りで座席のコースターをバキッと破壊したのです。
膝蹴りで破壊してしまった.jpg
配られたペットボトルをコースターに入れときゃよかったのだが。
自分で壊しといて何だが、大型観光バスと違ってモロくて安っぽい造りのコースターだった。壊れてないもうひとつを指で押してみたが、力の入れようによっては子供でも破壊できそうである。
「バックれようか」
もちろん冗談ですよ。
「ダメ。申告なさい。何処に座ってたかでわかるんだから」
着いて降車するタイミングでおそるおそる申告しましたよ。乗り込んだ時に膝蹴りくらわしたらバキッて壊れたって。
集合写真.jpg
そして3月の定例会でこの日の集合写真が渡された。手を挙げなかった他の班長たちは「行ったんですか?」と驚かれたものである。
「行きましたよ。だって人が足りないっていうから」
会報には「多数人数の参加により」とあった。
破壊したコースターはどうなったか?「大丈夫ですよ~」と言っていたが、町内会の予算から不意の支出になったのだろうか。
では14時46分18秒を待ちます。
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まぼろしの駅 [鉄路と風景]

明日は3.11ですね。
ちょうどスケジュール的に空いたので近場へ小旅行に行こうかな・・・なんてプランも上がったのですがやはり止めときます。大人しく過ごします。
今日明日はチャラチャラしない記事で行きます。

草むらがホーム跡1.jpg
JR横須賀線、衣笠駅に向かうカーヴ脇に草ぼうぼうのスペースがある。
その区間は単線だが、もう1線敷設できそうなのです。
横須賀市の金谷というところです。
金谷バス停.jpg
私は坂を上がってきた初老の男性に無粋にも声をかけた。
「すみません聞いていいですか?」
「???」怪訝そうな表情。
「この辺りに駅があったって聞いたものですから・・・」
「衣笠駅ならあっちだよ」
男性は線路に沿って東の方、衣笠駅の方向を指した。
「いえ、そこの草むらが駅の跡だって聞いたものですから」
「ああ、そこの・・・」
買いもの袋を下げたお年寄りは線路を見上げた。
草むらがホーム跡2.jpg
実際はこの草むらというよりも横須賀側の空き地の可能性もあるのだが。
「この辺りには丸木に板を張った駅(ホーム)があってね。工員さんたちがゾロゾロ下りてたんだよ」
お年寄りは南側を指しながら、
「あっちの方にコウショウがあってね」
「コウショウ?」
「工廠、軍の工場」
工廠とは陸軍でも海軍でも直属の軍需工場のことです。武器、弾薬、戦車、軍艦、空母とか。それらを製造、修理、開発する施設。
現在の自衛隊は工廠と呼ぶものは無く民間企業に委託しています。M菱重工業とか。相模原製作所では戦車(特殊車両と言ふ)を製造してますから。
それらは輸送の便がいいところに作られた。本土空襲では標的にされた。
見上げる.jpg
私は群馬転勤が解けてから横須賀市内に公用で来るようになった。行き先はJR横須賀駅南側にそびえる高層タワー内にある行政窓口です。最近は草の者5号(陰の部下)に任せてあまり足を向けなくなりました。
草を率いる前の最初の頃、その高層タワーの窓口と、横須賀市内や三浦半島に少しだけ点在するウチの現場とを行き来するのに衣笠駅や久里浜駅まで出て、そこから京急バスに乗ったりした。だがJR横須賀線で横須賀から先までいく直通電車に乗車できる確率があまりなくて、いちいち逗子での乗り換えがめんどくなったので今は京急に切り替えています。

横須賀駅から先の衣笠・久里浜方面は、①運行本数が激減する、②車両編成が短くなる、③単線になる、私は神奈川県民なので①②③は子供の頃から知っていましたが「何故、複線化しないのかな」と思った時期がある。
その理由は横須賀線最長2km以上ある横須賀トンネルを広げないと複線化できないのと、衣笠と久里浜方面は京急の一人勝ちだから、横須賀線がそこだけ複線化しても需要は無さそうだな、というのが自分なりにわかってきました。
横須賀トンネルさえクリアすれば、衣笠駅まで何とか複線用地が確保できなかったのかな~とずっと思ったのがこの草むらです。

私が呼び止めた初老の男性が言うとおりで、実はこの草むらか、次の写真のアスファルト辺りには太平洋戦争末期頃に駅があった。それは一般乗客が乗り降りできる駅ではなく、海軍工廠に通勤する工員さんのみが利用していた駅で、軍部の為だけの停車場といっていい。
駅の名前は相模金谷駅。
男性は「あの辺りに工廠があって・・・」と言ってたが、この近くに工廠はなく、その工廠に勤務する工員さんの宿舎がこの金谷にあった。そのひとたちの通勤利便を図った駅だったのです。
工廠は横須賀海軍工廠のことで、現在のイオン横須賀市本町にあるイオン横須賀、ショッパーズプラザ横須賀の辺り。前身は幕末の幕臣、小栗上野介が作った横須賀製鉄所です。

これは横須賀トンネル方面ですが、行き止まりに金網フェンスがあって、そこにアスファルトの空き地があった。金網フェンスを乗り越えて撮影したんじゃないですよ。ホームへと続く入口だったと思われる路地があるのですが、そこの突き当りフェンスの隙間から撮ったの。
横須賀側1.jpg
横須賀側2.jpg
舗装されている。用地が広いから資材置き場ぐらいにはなるだろう。
次は衣笠方面で、草ぼうぼうなのはホーム跡の土盛りがあるからだろうか。素人目に見ても1面1線でしょうな。
衣笠側1.jpg
衣笠側2.jpg
衣笠側3.jpg
横須賀線が横須賀から久里浜まで延伸したのは昭和19年(1944年)だから太平洋戦争中なのです。全国の鉄道が不要不急路線に指定されてレールが撤去、供給させられた時代の延伸だったのは軍部の意向が強かったからで、この延伸には当時は複線だった御殿場線(国府津~山北~御殿場~沼津)のレールを引きはがして転用したとか。
そして翌年の昭和20年(1945年)4月にここ金谷に駅が設けられた。駅が設けられるまでは工廠までテクテク歩いて通っていたそうです。働いていた工員数はわからないですが、駅を設けるくらいだから相当な数だろう。
だが同年8月に終戦となりそのまま廃止になったらしい。ということは僅か4ヶ月足らずで役目を終えた。

初老の男性が言う。
「一般の乗客は下りちゃダメだったんじゃないかなぁ」
下りちゃダメってことは乗ってもダメってことか?おそらく工員である証明書を提示して乗降したか、朝夕の通勤、または交替時間を狙ってその時だけ停車していたのではないか。鶴見線の海芝浦駅のようなものか。
工員は住みこみだったので、家族が便乗することも想定外だったと思われる。
「久々に思い出したよ」
と言い置いて男性は去っていった。
(本文中では男性と言ってますが、結構な御年と見受けられました。)
後姿.jpg
これはお年寄りを見送った後、線路の向こう側にあるマンションの坂から見下ろしたもの。
なるほどホーム1面1線のスペースがあるのがわかります。
向かいの坂から1.jpg
向かいの坂から2.jpg
でもホーム跡の位置はあくまで推測です。現在の鉄路より高く盛ってあるように見えるだけです。何両編成の車両が停まれたのかもわからない。
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隣の衣笠駅までは1kmしか離れていない。歩ける距離です。私もこの日の散策で往復歩いていますが、バスの本数も少なくない。
衣笠駅は逗子から先の横須賀線の駅では乗降客が多い駅だそうだが、やはり市内を並行して走る京急には敵わない。
三浦半島某所の社員たちが忘年会か新年会?打ち上げ?衣笠駅近くのアーケード商店街の何処で開催したが帰りがタイヘンだったそうで。次からは京急の横須賀中央駅界隈に鞍替えした。県道26号を走る路線バスは衣笠駅に寄らずにそのまま横須賀中央駅までいっちゃうからね。

さっきの草むらとアスファルトの空き地にあった駅は、太平洋戦争中に軍部の意向で作られたのだが、陸上自衛隊駐屯地のある武山、林方面にも陸軍の施設や駐屯地があったので兵員輸送の必要に迫られ、この衣笠駅経由でそっち方面へ通じる交通手段が必要になった。
京急の前身会社である京浜電気鉄道に「敷設せよ」と指示がいったそうである。それも急ぎで。武山線という。
これも金谷駅と同様で終戦時におジャンになったが、トンネルは掘ったらしい。
(県道26号のトンネル)
武山線の免許は京急に引き継がれたが現在は失効している。
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衣笠駅2.jpg
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グリーン車に乗ったのは2階からあの草むら、ホーム跡を見てみようかと。
車窓から見たさっきの草ぼうぼうです。この一連の草や土盛りのどの箇所がホームに該当するのかわからない。引込線、留置線の跡にも見えるし。
地上から駅ホームに入れる跡が見当たらない。さっき見た突き当りのフェンスが駅への坂だとしたら、上り電車が緩いカーヴをきって、県道をオーバークロスして横須賀トンネルに入る前のアスファルトの空き地と想定される。
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おそらくこの辺りからだろうか。
さっきのご老人はそこの坂を上がっていかれたのです。
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陽は西に傾いている。上り電車はあっと言う間に横須賀トンネルに吸い込まれていった。
一気に暗くなり、歩いた疲れもあってそのまま眠ってしまいましたが、現地で話を聞けたのはよかった。こういう記事をUpする場合は第三者の証言が大事なのです。記事内容に裏付け、厚みが加わりますから。
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大将が休業? [ラーメン]

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通い続けて25年。
2018年初めての本牧大将です。
券売機でラーメン、海苔マシ、小ライス、ボタンを連続して、ブーガッチャコン、ブーガッチャコン、ブーガッチャコン、食券が出る度に機械音が鳴ったら、店の若いのがこっちに来て、
「オコノミゴザイマスカ?」
ちょっと待てって。まだ席についてねぇのに問いかけてくんじゃねぇ。
「ええっと超かた」
「チョウカタ・・・」
例のオヤっさんもいて若いのに「超カタだろ」
「ハイ・・・チョウカタ」
やれやれ。忙しない店だぜ。
でもせっかちなだけに提供が早いのはいいこと。
カウンター席真ん中に座った。
気付いたのは、店内いたるところに貼り紙があったのです。
休業だと?そこだけ目に入った。
老眼がきているので近くまで歩みよって見たらこうあった。
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「休業のお知らせ。
いつもラーメン大将錦町店をご利用頂き、誠にありがとうございます。
配管設備老朽化に伴う改修工事の為、誠に勝手ながら
3/4(日)~3/11(日)
の間、大変ご迷惑をお掛け致しますが一時休業とさせて頂きます。
尚、間門店は通常通り営業させて頂きますのでご愛顧の程よろしくお願いいたします。」

大将にこんな丁寧な文章を書ける人、打てる人がいるんだ。
8日間もの臨時休業か。期間限定なので安堵した。まさか閉めちゃうんじゃないかと思ったよ。というのは、大将に納品しているラーメン製造会社、川崎市幸区にある大橋製麺がシャッターを締めていたのを知っていたからです。幸区役所に行ったら気付いた。
でも過去20数年(日)とGWと盆と年末年始以外は無休だったのだから、たまには休むのもいいでしょう。
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大将(錦町店)が入っている本牧マリンハイツは1号館ですが、前に2号館との間にあるダダっ広い一通、長いこと地中の下水道管の工事をやっていた。
この工事は意外と長くかかった。工事が終了する2年間はそこらに停車するのにやや苦慮したので、中区や磯子区への公用がてら横浜市営バスで寄り道するようになったものです。
工事現場にはフェンスが張られ、そこの隙間から覗いたらデっかいバカ穴が空いて、底に小さくない重機が鎮座して稼動していた。かなり地中深く掘っていましたね。この界隈昔は海で、戦後の高度成長で埋立地にしたので冠水対策の一環らしい。
その時の工事現場に立て掛けている告知看板には「ご迷惑をおかけします。合流改善及び浸水対策のために下水道管の整備をしています」とあって、工期が長く2期に分けられていた。平成27年10月30日までと平成28年9月30日までです。
この工事は既に終了しています。過去記事で「マリンハウス自体見るからにも古いので、近隣の下水道が老朽化しているのかも知れない。」と結んだが、今度はホントに大将の排水管が老朽化したのである。水回りの工事とは時間がかかるのです。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05-1
マリンハイツの築年月は1975年3月だから40年以上経っている。
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オヤっさんがペッパーの大缶の蓋をこじ開けているところ。
ハサミの先端か何かでなかなか上手く開かないらしい。そこへ若いのが来て爪楊枝を差し出したらあっさり開いたもんだからオヤっさん苦笑していた。

ジャン妻が「連れていけ」というので土曜の10:30頃に行ったら、同じ1階フロア奥にあるライバル店「麺や風来坊」がもう営っていた。
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麺や風来坊は以前は大人しい外観だった。それでは大将に勝てないと思ったかリニューアルしてハデになったのです。京都風、背脂たくさん、九条ネギたくさん、細いストレート麺をウリにしている。
大将に喧嘩を売ってるみたいだ。でも私は黙殺。大将に適うわけないよ。京都風は魁力屋で懲りてるし。
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大将は2つのテナントをブチぬいて1つにしている。
産業道路側から見て右にテーブル席、厨房をコの字に囲む真ん中にカウンター席、左にもカウンター席、3つの区画に分れている。
3つの区画にそれぞれ給水器があって、私は給水器から氷が出る真ん中のカウンター席がいいのだが、ジャン妻はいつも「左のカウンター席がいい」と譲らないのです。
私がひとりで行く時はいつも中央のカウンター席なのは、そこの給水器は氷が出るから。左の給水器は氷が出ないのです。もちろん冷えた水が出ますけどね。
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ワカメとキムチ。キムチはその日によって辛かったり、若かったり、やや酸味が出ていたりする。
別室(仕込み室)で漬ける自家製です。
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喰い終えて出たら、廊下でオヤっさんがニンニクの皮を剥いていた。これは薬味ではなくおそらくスープに入れるんだと思うが。
「工事で休んでる間はゆっくりお休みできるの?」
「え?いやいやいや、あっち(間門店の方を指す)に行くから」
「休みじゃないんだ」
「そうそう」
「なんだ。こういう時ぐらいゆっくり休めばいいのに」
「そんなに世の中甘くないよね~。ガハハハ(笑)アリガト」
オヤっさんは哄笑した。
この記事をUpしている週、大将はお休みです。
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相模原ドカ盛り炒飯・自由軒 [ラーメン]

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日に焼けて色あせたメニュー写真。
この炒飯の写真を見て「少ねぇなぁ」「小せぇなぁ」と思ったのです。
ランチによくあるラーメン&半炒飯セットが見当たらないし。
外に貼りだしてあった掲示写真を見たらたいしたボリュームじゃなさそうだな。

だが大きな間違いであった。

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昨年から相模原市内が公用圏内に加わったので、市役所近く桜並木の「ラーメン亭」九条ネギと背脂チェーンの「魁力屋」昨日UPした相模原市最強中華そばの「三浦」を載せましたが、その三浦から線路沿いに町田方面へ歩いて市役所方面に折れる角っこにありました。
赤暖簾が出ていない営業中の札も無い。営っているのか営っていないのかわからない。店内が空いてるのか混んでるのかも判別し難いこの店「自由軒」です。
何が自由なのだろうか。
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店に足を踏み入れたら空気が微妙です。
老夫婦2人で営っていた。店主が中華鍋を振るい、それ以外を店主の奥さんがアシストしているのはすぐにわかったが、店の入り口に立ちすくむ私を空いてる席に誘導しないのです。
少ないカウンター席も埋まっていて、テーブル席に1席だけ空いているのが目に入ったがそこへも誘導しないし「ご相席でお願いします」の声もかからない。「こちらへどうぞ」の座席指定もない。
厨房では店主が奥さんに「次はこれ」「次に何々」「大盛りのスープ」指示を出していて、ご新規の客に構っている余裕が無い。
そのうち食べ終えた2人客が会計を済ませた。出る際に除けてから空いてる席に自分の意志で座った。前の先客に一礼してから座った。
しばし待ってたんです。その間に卓上のメニューを見てた。やはりラーメン&炒飯のセットは無いようです。あの写真の量ならイケそうだろうとタカを括った。
卓上メ1.jpg
卓上メ2.jpg
ようやく奥さんが冷水を持ってきた。
「お決まりですか?」
「ラーメン、チャーハン」
「ハイ」
ここでようやく私を新規の客と認識してくれた感がある。感じが悪いわけではないのだが放ったらかしなのです。
「この時間帯は混んでます」
「うちは店主ひとりで調理しているから待ちますよ」
「お急ぎでしたら他へ行かれた方が」
「それでもウチでよければ空いてる席にご自由にどうぞ」
なのがわかった。ただ、それを言わないし書いてもいない。敢えて客の意志に任せているのです。
逆に言うと、とかくありがちな店側の押し付けというか強制的な座席指定がなく、店側も空いてる席に誘導しないので独自の判断での行動が求められます。店の名のとおり「自由軒」なのです。
最初は別々の席に分れて料理待ちしていた老夫婦客がいた。旦那さんの前の席が空いたので、別席に仕方なく座っていた奥様が場所を移ってきて夫婦同伴席になった。その際、冷水の入った自分のコップを自ら持って移動したのだが、若干の間を置いて店の奥さんがフロアに出てきてそれに気づいた。
「あら、自分でコップ持ってたのね」
と言いながら冷水ボトルをボテッと置いた。顔見知りらしいがそこで若干の会話がありましたね。何だきさくじゃんって思った。
しばし待ってる間、他のお客が何をオーダーされたのか、何がこの店のウリなのか、イヤラしく見てたのですが、カウンター席の会社員に運ばれた炒飯スープが異様に大きいのに気付いた。カップサイズではなくライスサイズだたのです。
そのカウンター客は大盛り炒飯だった。遠目に見てたら何だか量がものすごく多いの。大盛りだから当然量が多いんだろうけど。普通の大盛りに見えないのだ。
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前の人の炒飯を見たら.jpg
険しい目線で、あのサイズは何だ?と見てたら、私の目の前の先客さんに「ハイ大盛り炒飯お待ち」
前の先客の方にが運ばれた大盛りチャーハンがこれです。
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人様のものを撮影してごめんなさい。ハンパじゃない量だった。どうてもご飯2合以上ありそうなのである。
この大盛り炒飯が3人ほど出てましたね。いずれも細身の方ばかりだった。店が狭いせいかデブ・・・失礼、恰幅のいい客がそんなにいない。
では私がオーダーした普通サイズはどんだけのボリュームなんだ?ラーメンと併せて食べ切れるだろうか。
ゲッ!!.jpg
ウゲッ!!
丸い形状の上に更に重ね積みした凄いボリューム。
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見てるだけで腹が苦しくなりそうだ。この後でラーメンも来るのに完食できるだろうか。荒川区のドカ盛り光栄軒を彷彿させるボリュームである。
あの外に掲示してあったくたびれた写真は何だったのか。皿が大きいので目が錯覚したのか。
店側に「喰えるものなら喰ってみなさい」と試されてるような。意を決してとりかかりました。
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ひと粒ひと粒が際立っていた。これだけの量で味が均等でムラがない。
味が効いているのは砕いたチャーシューに味が染み込んでいるからだとみた。それらを噛むと口の中に旨味が広がる。玉子が少ないので甘味は少ないですが。
荒川区の光栄軒の炒飯は具が殆どなくて薄味だったが、これはしっかりした力強い味です。
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味はともかくこの暴力的な量である。食べても食べても減らない。食べてるというか格闘しているような感覚である。フードファイトの様相を呈してきた。
しまいに飽きてくる。そしたら間を置いてキムチが添え置かれた。
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このキムチが美味です。うっめぇなこれ。炒飯と一緒に食べるといいです。辛系が苦手なのですが、辛くなく、酸っぱさもそうなくシャクシャクした食感。
このキムチがアクセントとなってまた食べ進むことができた。
気が付いたら冷水ボトルが添えられていた。水で流し込んだりもする。
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そしてラーメンが着丼。まだ炒飯こんなにの残ってるのに。
この暴力的な量の炒飯と併食してたらスープが冷めて麺が伸びてしまいそうなので、いったん炒飯を止めてラーメンに取り掛かった。
ありゃ?量がそれほどでもない。
麺が少ないのです。これだけだとガッカリだが、助かったと思ったよ。
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ラーメンは特筆するところはないです。普通の東京ラーメン醬油タイプ。麺もやわらかめだし。ただ、メンマがしっかりしていたのと、ワカメが2種類入ってたのが印象的だった。
麺を食べ終えてから炒飯に戻る。
残ったラーメンスープで胃に流し込むんだ。
私の前にいた大盛り炒飯の男性はペロッと平らげていつの間にか出ていった。その後も店内では炒飯がガンガン出ている。枯れた細腕で振るう店主の炒め捌きが豪快でオーバーリアクションでもある。
でもあまりに量が多いからか店主がオペレーションする炒飯は1回に1人前が限度のようである。炒飯を炒めるおたまや中華鍋から飯が飛び散っていたのが遠目に見えた。
頑張って完全食.jpg
完食したぜ。ザマミロ。

「980円です」
「???」
「・・・」
「???」
また空気が微妙になった。私は千円札1枚と100円玉2枚を握っている。
「違くない?もっとすんだろ」
「ええっと・・・」
「・・・」
しばし間があっや。
「あ、そうですねすみません。1000と150円ででございます」
「だろ」
「ごめぇんなさい」
何だ奥さん笑うじゃんか。
「きゅうひゃくはちじゅう円じゃ店が損しちまうじゃねぇかよ」
「ホントねぇ」

自分の意志で席を確保してから客として認識される。
炒飯を食べ進むとキムチが添えられます。
そして中盤以降に冷水ボトルを持ってきてくれる。頑張って食べてと言われてるような気がする。
最初だけ接客というより試験のようだったが、自分で決められない人は無理かも知れない。
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ウゲ~苦しい。
相模原駅まで歩きましたよ。マジ午後に吐きそうになったからね。
あのキムチは美味かった。あれだけ単品で追加してもいい価値がある。何処で売ってるのか仕入れているのか聞いてみたい。
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ひとつの謎が残った。
奥さんが間違えて口走った980円とはなんなんだ?
もしかして裏メニューでラーメン半炒飯があるのではないか?
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ラーメンがご馳走だった頃 [ラーメン]

昨年夏頃から私の公用圏内に相模原市が加わり、ジャン妻の実父(私の義父ですね)が相模原市某所に在住しているのもあって、JR相模原駅で下りるようになりました。
相模原駅から相模大野駅行のバスを利用するのですが、駅を出てすぐ、左手に黄色い目立つキレイな看板が目に入った。
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気付いた時にはもうバス乗っちゃってるので行き過ぎるしかなく、それを数回繰り返し、今年になってからの公用で、小田急線が人身事故でダイヤが乱れた関係で11:40頃に相模原駅に着いた。
今から市の行政に行っても12時~13時。
市に電話したら「昼当番がいるからその時間帯でも大丈夫です。お待たせしてしまうかも知れませんが」とのこと。
そこで思い出した。あの黄色いきれいな看板の店にしようと。
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その店には外にボードが出ており、
「ラーメンがご馳走だった頃の味」
これを見たら、食べる前からどんな味か想像がつくというもの。おっそろしくクラシックな中華そば系であろうな。
見上げた黄色い看板ですが、右端の「三浦」は消して上から書いたようですな。何か事情があるに違いない。
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カウンター7席しかない。昨日の荒川区玩具箱、一昨日の港区纏も狭かったがこの店も超狭い。
時計の針でいうところの8時の角度になっているカウンターは針が折れてる辺りの席が最も狭いのだがそこに1席だけ空いていた。
座る前、初めての店で入ってすぐ必ずチェックするのが券売機があるかどうか。券売機は無かった。
給水器で水を入れ、そのグラスを持って空いてる1席へ無理して身体を押し込んだようなものです。
左右両方とも先客さんが心持ち動いてくれた。
その婆さんが、
「今日は混んでるねぇ」
私は「ですねぇ」と応えたが、混むも何も7席しかないのだから。そう言うアナタも混んでる要因のひとつだけどね。
その婆さんの着ているモコモコダウンが私の右肘に触れて何だか暖かいぞ。
昨日もそうだが婆さんによく話しかけられる私である。
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店の看板はキレイだが厨房は年季が入っていた。背伸びして覗いた訳じゃないがブッ散らかっているといっていい。ただ、カウンター卓上はベトベトすることなくキレイでツルツルだった。
白髪で長髪の店主がひとりで営っていた。相手のペースに合わせてしばらくじーっとしてたら店主がほのぼのした声で「お決まりでしょうか?」とお声がかかったものだよ。
見てると店主のオペレーションは、一度に提供するのは2つと決めているようです。麺の合間に炒飯と餃子が入っても、殆どマイペースである。
見てるとよくある威勢の良過ぎな〇系とは全く逆の雰囲気です。というか、昔のラーメン屋はこういう雰囲気だったのではないか。
混んでようと注文が立てこんでようと飄々とどこ吹く風。7席しかないのでこれ以上客が入らないから墜ち着いたものである。
メニューは卓上にない。猪首を上に上げるとそこに写真つきのメニューの数々があった。
意外とメニューが多い。炙りチャーシューメン980円、チャーシューメン850円、麻婆ラーメン800円、ジャージャーメン800円、広東麺750円、ネギラーメン750円、醬油ラーメン半炒飯セット850円、味噌ラーメン750円、醬油味辛タンメン750円で辛さが3種選べます、ワンタンメン700円、タンメン700円、サンマーメン700円、醬油ラーメン650円、餃子300円、この手の店にしては種類が多かった。
定食類はゼロだが、餃子とライスぐらいは出せるだろう。
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カウンター左の2席の前には漫画の棚があるんですよ。いちばん奥の席は店主からも客からも完全に死角になっていて店主が直接手渡しできない。見てたら向こうから2番めの客(私の左隣の客)がいちばん奥の客にリレーよろしく渡すんです。その客は2人連れだったからいいが、これって知らない別々の一人客でもそうやって渡すのですかね。うっかりこぼしたらタイヘンだ。
下げる時もそうだった。ひとつ手前の客が向こう側の客の空いた器を下げるのです。他の人の皿を客が下げなきゃならないので、これは気にする人は気にするだろうな。
次回があれば、2番目の席にわざと座ってみたいものです。
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給水器の脇に冷蔵庫があった。そこにはビール中瓶が並んでいたが、おそらく客が勝手に取って出して自分で栓抜きで開けて自己申告するのだろうね。それだけ狭いのです。
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麺は細麺と平打ち麺と選べるが、何も言わなきゃ細麺になるようです。
先客が立てこんでいたので、10分ほどで供されました。
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澄んだ醤油スープ。細い縮れ麺の組合せ。
旧いタイプのチャーシュー。
しっかり味ついたメンマ、タマゴ。
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いただく前からどういう系統でどういう味かわかっていましたが全く予想とおり。
それでいてあまり特徴が無いのですが、逆にそれが特徴といえるかも知れない。
昭和のルックス、味です。今流行りの豚骨、家系、背脂、二郎系、コッテリ、ベジポタ、九条ネギマシ、ニボニボ、それらと全く無縁で、昭和の頃からずーっと同じ味なのでしょうな。
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チャーハンは塩コショウの味付けだけで、玉子が少ないせいか甘さはあまりないです。
見るからにこれは歯と歯の間に黒胡椒がひっつくなと思った。楊枝が必要かも。歯を磨けばいいんだけどさ。
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威勢の良さは全くないが、オーダー聞く、提供する、会計時、店主の醸し出す雰囲気とTALKが仄々(ホノボノ)飄々としている。常連客との会話に説得力がある。いい枯れ方でカッコいい。レスポールギターを持たせたら似合いそうである。
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スープ最後まで飲み干しそう。毎日食べても飽きなさそうな味だった。
他にも幾種か麺があるがそれらを食べようとは思わない。昨日の荒川区玩具箱もそうでしたが、他と食べ比べて評価がダウンするよりこの店は醬油ラーメン1本でいきたいです。だからあれこれ食べて大きい記事にはなり得ない店だな。
2回めがあるとすれば餃子と併せて麺を平打ちに変えてみるかな。
全てにおいて裏切られなかった。看板ボードに偽りなしです。
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トイボックス [ラーメン]

久々の荒川区役所帰り。
もうあのドカ盛り光栄軒はパス。他をアタろうと三ノ輪橋まできたところ。
日比谷線三ノ輪駅、都電荒川線三ノ輪橋駅の間に気になる麺屋がある。
常磐線の高架近く、やよい軒の辺りです。
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赤地に白抜き、カタカナの店名。
トイボックス?
玩具箱?
これか。ミシュランガイドで☆取ったってのは。いっとき行列しているのを見たことがある。
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引戸を開けたらカウンター8席しかない。
入って右に券売機があり、そこで初老の女性が立ちすくんで迷っていた。
背後に立つ私に気付いて振り向き、
「あ、お先にどうぞ」
「よろしいので?」
「どれがおススメなのか迷っちゃって」
私もそうだが初めてなのかな。初めての店は無難に醬油いけばいいんですよ。私は1000円札を突っ込んで迷わず醬油ボタンを押した。
狭い店なので「どれがおススメなのか迷っちゃって」の声は店内にいた人全員に聞こえた筈だが、店側も「ウチは何々がおススメですよ」とも言わない。あくまでお客様のご意志でお決めくださいということか。
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スタッフ同士は私語はおろか、業務上の指示も発しなかった。無言で動いている。
店主が発した声は僅かに4つ。
「いらっしゃいませ」(ボソッ)
「お待ちください」(ボソッ)
「お待たせしました」(ボソッ)
「ありがとうございました」(ボソッ)
だけである。
威勢よく声を張り上げる店、店員同士がベラベラ私語だらけ慣れ合いの店、カウンター越しに常連さんと店主が会話する店、ではない。無口!!だんまり!!いい意味での緊張感。
トテモ「トイボックスって何です?」なんて聞ける雰囲気じゃない。
こちらも襟を正して座った。
券をカウンター上、店主の確認し易い場所に置く。
さきほどの初老の女性も私と同じ醬油にしたらしいぞ。
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逆L字のカウンターからどの位置からも厨房が見放題である。キレイで整った厨房でしたね。生活感丸出しで家の台所のような厨房ってあるからね。
男性2人で営っている。店主とおぼしき方が調理、サブの弟弟子?が片付けと洗い物・・・しかさせて貰えてなかったね。ミシュランとはこういうのもなのか。上下関係と役割分担がしっかりしているのか。
メインのシェフひとりに特化、依存しているものなのか。
店主は静かな所作で大きいチャーシューを切っている。
肉の断面形状で言うと豚ロースのようです。
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細麺だから茹で時間はそれほど長くないが、麺の湯切りを丁寧に繰り返し、麺を丼に入れてから切ったチャーシューを載せ、長いメンマをぐるっと回すように浮かべ、小葱をチラし、何やらアヤし気な液体を2種類かけてから供された。
手際がいい。喋らないからだろう。
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スープは鶏出汁。やや油が浮いて麺が熱々。染み渡る醤油。
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香ばしい鶏油に上品な甘さが秀逸な醤油味。
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麺はキレイに畳み込まれていた。細くて白いストレート麺。
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大判のチャーシューが丼の表面を覆い尽くしているぞ。
丼の表面に蓋をしたような豚ロースのチャーシューは大きい。やや厚くスライスされたロースだった。口の小さい方は苦労するかも知れないが。
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長いヘビのような穂先メンマ。噛み切れずそのまま放り込んだ。
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全体的に上品だねこれ。上品過ぎて逆に物足りないくらいである。だが最後まで食べ飽きることがなく、店主の丁寧な仕事もあいまって、確かに凄いと思う一杯だった。
券売機前で順番を譲ってくれた初老の女性も私とほぼ同時に供されたが、すぐに口をつけないでしばらく写真を撮って何やらメモを打ってた。
ジャン妻もそういうことをよくやってる。ランチを撮って居酒屋でおとおしだけ撮って、何やらコメを入れているの。
「そういうことやってる人がいたけど何のアプリかな?」って後で聞いてみたのだが。
「日記アプリじゃないかな」
「日記?Blogか」
「私は日記より外食の記録だけだけどね。場所とか時間とかも残るし」
「まさか俺に隠れてBlogやってんのか。ジャン妻の呟きとか」
「アタシは公開していない。そういう定義はオカシイ」
「お前はすそうやって添削したがる。軽く流せばいいんだ。そんなんだから・・・」
軽く諍いになりかけた。
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ビジュアルも重視する為か、麺を丼に入れてから上に具を載せるのに若干時間を要しているのでその間、麺が伸びてしまわないか懸念したがそうでもなかった。
でもミシュラン東京でこの店の何が☆を取ったのかワカラン。
他、塩、味噌がありますが、こういう店で塩や味噌をいただくと、私の場合ホントにミソをつけかねない(記事としてランクが落ちる)ので今日まで再訪していません。醬油1話のみで完結しました。
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ジャン妻が初めて煮干ラーメンを [ラーメン]

リバティ会津は定刻どおりに浅草駅に着いた。
そこから銀座線に乗り換え、上野駅で下り損ない、新橋まで来てしまったら14時過ぎ。
ランチタイムが終わる頃合いである。日曜なので営っている店が少ない。
「三州屋で呑もうよ」(ジャン妻)
よくそんな店を知ってるな~。定休日に決まってるじゃないか。
ジャン妻が行ったことのある地下スパも激混みで並んでいた。
半ば諦めかけたのだが、1軒だけ脳裡に浮かんだ店がある。
そこは狭い。超狭い店。店に至る路地も幅1mもないのだ。
だが久々なので見つからない。通り過ぎて戻るハメに。
あの頃、店に入る細い路地の脇は駐車場だったのだが、新しいビルができるらしく、見つけ難かったのである。
工事の仮囲いの裏に入ったら見つけた。ずーっとずーっと奥に店の入口が。
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この先に店があるとは見えないですよね。
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普通に歩いていても絶対に見つからないと思う。店内に入るやいなや、煮干しの香ばしい薫りに包まれます。
前回はこれ。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-06-29
お品書き.jpg
ジャン妻とラーメン屋に行く時は私が勘定持つと決めています。何を註文するかがジャン妻も私に任せきりです。
入って正面に券売機。
平子煮干そば、烏賊干鶏白湯醤油そば、濃厚鶏つけ麺、他に特製。
トッピングは特製、味玉、豚チャーシュー、鶏チャーシュー、海苔、メンマ、玉ねぎ、長ねぎ、
サイドに炙りチャーシュー葱ごはん、ライス、瓶ビール。
券売機で平子煮干そば750円×2枚押しました。平子とは真イワシのことです。
デフォだと味玉は含まれていません。特製になるとチャーシューが増え、味玉、メンマ、海苔が載りますが、スープが冷えてしまうかも知れない。
カウンターはL字型.jpg
ジャン妻は店の狭さに絶句していた。
L字カウンター9席しかないのです。もちろん全席禁煙です。
初めて来た人はあまりの狭さに驚くでしょう。
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これはジャン妻の背中ですが、カウンターの後ろは背中が壁にくっつきそうです。
歩くと先客と身体が触れ合います。コートをかけただけで通路が塞がりますからね。真正面を向いて歩けないので、カニのように横歩きしなきゃならない。よくもこんな閉塞感のあるテナントを借りたものです。
私は必ず「後ろ通ります」って言うから。
キャスターなんか転がして来たらヒンシュクかいそうです。
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14時半過ぎだから空いてたのでオペレーションは男性2人だけ。平日ほどではないがその男性2人が醸し出す厨房の緊張感は相変わらずで、プロのオーラがビンビン伝わってくる。でもお客には穏やか。
おそらく1時間か2時間前は滅多に来れない休日だけの観光客で激混みだったに違いない。
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卓上には、胡椒、七味唐辛子、玄米酢があります。
ジャン妻の好きそうな調味料ばかりなので、
「胡椒かけんじゃねぇぞ」
「・・・」
釘を刺しました。私が自信を持って奢るんだからまずはそのまま食べて欲しいのだ。
逆三角形の帽子のような白い丼で供されます。
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マイルドで品のいい煮干スープ。
あっさり醤油ベース。薄~くアブラも浮いています。
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麺は細めのストレート麺。やや硬めに茹でてあり、スープも麺も美味しい。
具はチャーシュー2枚、穂先メンマ、海苔、三つ葉1本は彩り程度かな。
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ジャン妻は黙って食べている。
おひしぃ~い、とでも言ってくれりゃぁいいのに何も言わない。
ラーメンを喰うジャン妻である.jpg
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感想を聞いたらツマンない応えが返ってきた。
「煮干しなんだね。初めて食べた」
このトシまで煮干系を食べたことがないらしいのだ。
「それだけかよ」
「だって食べないから。基本的にラーメン食べたいっていうのがないんだよねアタシ。ひとりでラーメン食べたって聞いたことないでしょ」
「アナタのポリシーはいいよ。あのラーメンの感想は?」
「普通かな・・・」
「普通?それだけ?」
「並ぶほどのころはないな」
私はガッカリした。
「不味くはなかっただろ」
「うん、ああこういう味なんだな~って」
またまたガッカリした。張り合いないヤツだ。ツマラン。
「あの店はヒロさん(リンク、何して遊ぼ)が主張か何かで上京して、行って並んだら目の前でスープ切れで無念の涙を飲んだんだぜ」
それでも先ほどの感想を無視するかのように、
「やっぱりアタシの中でラーメンは大将(本牧)だね」
私はキレそうになった。他所の店を引き合いに出すんじゃね-っ。もうオゴらないぞっ。
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店を出るところ。ジャン妻の横幅ギリギリです。
左は小さい飲み屋街ですが、平日の午前中はその飲み屋が出すゴミでこの細い路地が更に狭くなるのです。
その路地に平日は行列ができるのですが、梅雨どきや夏場はゴミのニオいがキツい時がある。
雨降ったら傘で路地が塞がります。
狭い路地、店も狭い、だが狭い店ほど、メニュー数が少ないほど、そこに並ぶほど、中で供されるものはそこだけしかない何か突出したものがあるのです。
高幡不動に支店があります。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-06-30
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ヘンな特急リバティ [会津]

朝餉を持って来た女将さんが「9時半に乗られるお客がいますがそれだと早いですよねって言ってたけど・・・」(ジャン妻)
「それだと早いね。9時半は若松方面の電車だと思うな」
私らは9:59の田島方面に乗ります。
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帳場には長男さんがいた。今年になって次男さんが宿を出てから後を引き継いでいる。前日の蕎麦を打ったのも長男さんです。
寡黙な人です。余計なことを言わないしあまり笑わない。はにかむぐらい。何とか自信をつけさせてこの宿を継いで貰いたいのだが。
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会計して次回も恵明庵を予約して、外に出ようとしたら送迎していた大旦那が戻って来て、
「寒いからまだ部屋にいてください。10時でしょ?3分もありゃ行けますから」
再度、チェックインして9時45分頃に宿を出ようとしたら、小さい粉雪が降り出した。
上空の雲から降ってくるのか、山から吹かれてくる雪か。
「でも雪、少ないですね」
「少ないですね。若松市の方が積もっています。」
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「最近は台湾から来るお客が多いです。浅草から1本で来れるでしょう。バスをチャーターして大内まで行くんです。で、泊まりは若松市だって」
「じゃぁ湯野上は素通り」
「そうなんです素通りだけ。それとなかやま雪月火ってのがあって・・・」
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中山の雪月火は日本夜景遺産にも認定されたそうだが(遺産が好きだね日本は)、前はそんな祭りあったかなぁ。
いつからかこういうイベントが催されるようになったのか。小さなかまくら(雪の祠?)がたくさん並んでいて、中に小さい蝋燭の明かりが灯っている
「雪原に幻想的な世界を作り上げます。ライターなどがあればろうそく点火は誰でも参加できます」
見て安らぐだけの祭りのようです。
問題はその開催場所で、中山花の郷公園というとこです。知らないな~。場所は会津下郷駅から北、大内宿から西の山間の公園で、湯野上からくるまで30分かかるそうですよ。
道も狭そうだし、駐車場もなくて、湯野上温泉駅か大内宿第3駐車場から出ているシャトルバスを利用するそうです。そういう見慣れないバスが走ってました。
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宿に戻る大旦那のくるま。
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珈琲好きで無しではいられないジャン妻は、煙たい駅舎内売店でコーヒーを飲んでいる。ここまで来てもコーヒーが欠かせないらしい。
もしジャン妻が退職して家の収入が半減した場合、私は嗜好品削減を謳っていった。珈琲とブランデーは贅沢品だから買うなとお達しを出したのですがそれも解除した。
煙が目にしみる。駅舎内が煙いぞ。衣服に煙が付着して洗うまで落ちなかった。
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この地図買いました。田島の鴫山城の位置が間違って記載されているが。私の知らないものも幾つか載っていた。
地図は今でも煙臭いです。
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1両編成の単行です。この程度の利用客しかいないのなら会津田島から会津若松までを完全電化されることはまずないでしょう。夢ですらないに等しい。
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沿線は吹雪いていた。
水無川にも雪どけ水が。
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会津田島駅で乗り換えるとこ。10:28に着いた。
既に浅草方面上りのリバティ128号が待機している。会津田島10:43に出て、浅草着14:15です。
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ここで気になることが。会津鉄道が会津田島駅に滑り込む前だったか会津田島駅構内のアナウンスだったか忘れましたが、耳を疑うアナウンスが流れたのです。
「特急リバティには車内販売ワゴンはございません。会津田島駅構内にお弁当、お飲み物がございます」
私は会津田島駅で購買額をUpしようとしてんのかと呆れた。東武車内ではなく、駅にお金をオトしてくれって聞こえたのですよ。
だがそうではなかったのです。それにはリバティ128号、上り電車ですが、またこのおかしな特急の様相を取り上げなきゃならない。
往路でも述べましたが、リバティ会津は会津田島~下今市間は乗車券だけで利用できる特例が設けられています。帰路ではどうなったかというと、至極当然のように途中駅から特急券を持っていない一般客がドドドッと乗車してくるわけですよ。
これは快速と区間快速廃止に伴う救済措置なのだが、そのせいで座席指定特急の趣が皆無なのだ。
これってオカシくないか?私らは湯野上温泉から浅草までの乗車券と会津田島から浅草までの特急券(座席指定券)を購入している。その救済措置に便乗して、だったら特急券は下今市から浅草でいいじゃねぇかよって思うでしょ。
でも東武のHPには、
「下今市以北停車駅相互間(下今市〜東武日光間、下今市〜会津田島間)のみ乗車の場合に限り、乗車券のみでご利用いただけます。
ただし、乗車券のみでご乗車の場合座席の指定は行いません。座席の指定を行う場合は特急券が必要です。」
だから会津田島から乗車した私らは特急料金を通しで支払うしかないのです。
「座席の指定は行いません」は空いてる席に好き勝手に座ってろってことなのですよ。するとどうなるか。車内は予想通り、往路と逆バージョンで混雑の様相を呈してきて、川治湯本辺りから混んできて、湯西川温泉、鬼怒川温泉、続々と乗車してくる。それは予想していたが、彼らは終点浅草か北千住辺りまで通しで乗車する客だけではなくて、下今市で日光方面に乗り換える乗客もいる訳ですよ。
だから単純に言うと下今市までは通常の倍混雑するといっていい。一般客が増えたので立ち客も出ましたから。浅草まで長く乗る客に「全車座席指定特急」と謳っておきながら、一般客も乗車しますので混雑を我慢してくださいなのです。

もっとも一般乗客もこの特急リバティの会津田島~下今市間の奇怪(キッカイ)な逆差別は理解されていて「自分は区間乗車で特急券を購入していないから座席指定客が来たら席を空けなきゃ」と身構えている婆さんがいたりした。それも落ち着かないだろうね。
その逆もいた。座席指定客なのに「オカシイな?」とウロウロしながら困惑している爺さんがいた。そりゃそうだよ。自分の指定席に一般客が座ってるんだから。
ジャン妻は途中でWCに立ったのだが、戻ってきてボヤくには、
「WCの前のデッキにも立ち客がいてさぁ」
デッキに立ち客?全車座席指定と謳っておきながらそういう特急ってあるのか。新幹線の自由席じゃないんだぞ。
さきほど会津田島駅辺りで「車内販売ワゴンはないから会津田島駅構内で弁当と飲み物を買え」のアナウンスもこれのせいなのです。その証拠に下今市を過ぎてリバティ車内がALL座席指定客だけになり、ようやく純粋な特急電車に還った途端に「車内ワゴンが参ります」のアナウンスが流れたからね。
デッキや通路が混んでてワゴン車が通れないのもあるが実はさにあらず。会津田島~下今市は新型特急車両を走らせているだけで、その実は普通車と同じなのです。

下今市に着いたら車内が空いて立ち客がいなくなった。
これでよううやくマトモな特急になった。
不思議な特急である。前夜の夜遊びで疲れているのか、乗客の殆どは寝てましたね。
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ちなみに昨年まで利用していたスペーシアは特急券無しで乗車できる特例は適用されていない。鬼怒川温泉止まりなので、下今市から乗車した場合は乗車券のみで可という特例がないのです。
「自由席を設ければいいのにね」
だがそれはハード的に難しい。6両編成に増結してもホームに全車つけられない。6両が限度でしょう。
私はバカらしくなった。次回の湯野上行はくるまですが、来冬はスペーシアに戻ります。
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朝餉とガッタンゴー [蕎麦宿]

蕎麦宿の朝は裏手の踏切警報機の音で始まる。
会津田島方面からやって来る会津鉄道始発電車は5:52湯野上温泉着です。5:50頃に警報機が鳴る。
その音で100%まず目覚める。
この踏切は蕎麦宿の線路向かいにある僅か3軒の家々の為だけの生活踏切といっていい。
かつてはこの家々の裏手の坂を下りた大川(阿賀野川)河川敷に野外の露天があったのだが、閉鎖されてからかなりの歳月が経っている。河原まで散策する人もあまりいない。
河川を補修する重機は川向うの旧道から河原に下りるのでこの踏切は通らない。狭くて通れない。
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夜が明けたところ。
宿から見える山々も同じだが、季節の移ろい毎に表情が変化する。
いつも思う。あの山々の峰の向こう側には何があるのだろうかって。
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同じ宿。
湯も同じ。
出される料理も変わらず。
部屋から見える風景も。
裏手を走る会津鉄道もいつ来ても同じボディと表情だが、警報機が鳴ると窓を開けて撮らずにいられない。
更級庵とは少し違った撮影アングル。冬場なので木々の葉が無いから車両がよく見える。
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更級庵から向こうの部屋は、朝餉を用意する生活音や大旦那他の足音がドスドス聞こえるので「そろそろ朝ごはんだな」の気配が感じられこちらも身構えられるが、奥まった恵明庵までは聞えない。
静かなのであらかじめ心持ち準備してお待ちします。
「そろそろ朝ごはんでしょ」と言いながら、ジャン妻がギシギシ音を軋ませておりてきたところ。
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朝餉も変わらずです。
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あ、けんちん汁だ。ウレシイ。
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「こういう根菜の汁、家で作れない?」
「う~ん。。。」
ジャン妻は難色を示した。あ、そう、できないのね。
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昔は煮物は夜に出されたものだが。
前にいた次男さんが「夜に出しても食べ切れないみたいでして・・・」
「ちょっと蕪、やわらか過ぎだね」
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朝のデザート、フルーツはこの程度でいいなぁ。
どっかの伊豆の宿みたいにゴテゴテ出されても。
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朝飯をガツガツ喰らうジャン妻である。
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2階からガッタンゴー、若松方面から。
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2階からガッタンゴー、会津田島方面から。
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陽が射しこんできたところ。
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乗客から見たらその一瞬だけとはいえ「あのオヤジ、何をやってるんだ?」と見えるのは必定である。
浴衣の前をはだけてたりして。
列車が去った後、向いの家々の住民からもそう見えるのかな。
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この時は青空だったのだが。。。
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変わらない素晴らしさ [会津]

20数年間、殆ど変らない内容の蕎麦懐石です。
そこへ行けばいつも出逢えるもの。変わらないことの素晴らしさがここにあります。
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恵明庵が気に入りました [蕎麦宿]

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数年間の自分の記事を見ると、限られた宿しか行っていないですね。
会津湯野上、Blogの冠でもある甲斐南部、そして伊豆八幡野、そこを繰り返しUpしていつも同じようなフォトばかりです。ご覧になられて「ツマラン」と思われても当然です。
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私がこの世界に入った最初は、今はもう閉鎖された温泉サイでした。そこで現在のBlogの冠である宿を知り得て、こちらはその前から通っていた蕎麦宿を引っ下げてTALKしたものです。媒体はその方の掲示板でしたね。私をこの世界に出してくれたそこの管理人さんには今でも感謝しております。
蕎麦宿はその前から来ておりました。初めて来たのは平成7年の夏でその頃は3部屋でした。まだこういうネットの世界がなく「東北の民宿ガイド」に載っていたのです。
往時は若かったのと、肩に力が入り過ぎていたのか、各方面と張り合うようにいろんな宿を訪問した時期もありました。でもある時からそれを止めました。温泉宿も料理屋でも、高い金額を用意すればそれ也のものが出されて当然で、その反面、安過ぎても自分が満足しないというのがわかったからです。
いろいろな宿に行かなくなった。新規開拓をしなくなった。
数多くの宿を訪問すれば多くの人達と知り得ますが、新規の宿開拓というのは賭けなので、落胆するのが怖かったのかも知れません。競っているような雰囲気を感じたのもあります。
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新規の宿開拓は6年ぐらいSTOPしています。最後の開拓は群馬に赴任してた頃の水上温泉竜洞止まりです。もちろんいつかその気になったら、そういう新しい方面にも気が向くかもですが。
あ、別に私、そういう様々な世界を訪問するのを否定してるんじゃないですよ。そういう方たちの世界を見ると「凄いなぁ」と素直に感嘆しますから。日本国内でも海外でもね。私自身がしなくなっただけです。
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それぞれその人なりの分相応というものがあります。収入でも自由になるお金でも余暇でも、その中でやっていくしかないわけですが、私のこのBlogの立ち位置について考えた場合、もうこれまでの宿でいいやと思っているだけなのです。

このBlogは、宿や店の紹介ではないです。そこで起こった人間ドラマをUpしています。
蕎麦宿にいても会社携帯に着信があったり、相談事項のメールが来たりします。宿入りして着信があって、下駄履いて外に出て、外の路上で対応してたら大旦那が通った。
後で言われたのが、
「さっき何してたんですか?」
「あ、欠員が出たのでその穴埋めを・・・」
「そういうことされているんですか」
大旦那は何か不測の事態対応を、「ウチに泊まってまでしなくても」と思われたのかも知れない。
私は普通に対応しただけです。その時の通話で100%以下であってもまぁまぁ上手くいったり、後日フォローすることで、「あの宿に滞在中、対応してよかった」となると、その宿の記事の中に挿入できるじゃないですか。問題が起こって愚痴るよりネタにしちゃえ、ですね。
日々何処にいても、どの場所にいても、なるべくいい結果に持って行こう、Upできるように、笑える方向に持って行こうと努力しているので、このBlogはあくまで自分の日常記録です。起こった人間ドラマを重視しながら単なる日常としてUpしてるわけ。なのでいつも同じ宿(店も)同じ写真です。
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「旅は距離に関わらず日常からの脱却」と言ったのは故・宮脇俊三先生ですが、私は何処の宿に行っても俗世から切れてしまいたくない気持ちの方が強く、長期で休むことができない人なのです。
なので私は連泊しません。連泊すると鈍るというか。日常でも旅でも同じなんですね。
ブツクサ言ってますが、新規開拓はしなくなって、いつも同じ宿内なのに新規の宿に泊まった新鮮さを感じたのがここ蕎麦宿の恵明庵です。洋室、メゾネット。
蕎麦宿も宿泊客が高齢化してきているのか、畳の和室にもベッドやテーブルが導入されるようになった。残る最後の和室、更級庵もベッド導入の検討に入っているようです。私もそうですが、かつては若かった常連客も、寝たリ起きたり、胡坐かいたり立ち上がったり、そういうのが苦になってきているのでしょう。私もそういう時がある。若者のようにスパッと切れ味よく起きられないですよ。
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恵明庵は寝室2階ということで足腰の弱い方は厳しいかも知れないが、部屋の内装、調度品、灯、それらが会津若松市内でもときおり見かける洋館の趣がある。
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床暖房もいいですね。冬なのにエアコン入れてませんから。椅子に座ってるだけで足元から暖かく、テーブルに向かっているだけで気持ちが落ち着く。
PCでも持ち込んだらゆっくり仕事・・・はしませんけど、こうして書きものが出来るかもしれない。飽いたら恵明湯に入って肩肘をほぐせばいい。
恵明庵の椅子に座ってたらいつの間にかオチてました。座ったまま寝ちゃったんです。在来線や通勤電車のように。こんなに安らげる部屋は久々ですね。
それと静かですね。奥まったところにあるからです。大旦那がドスドス地響きたてて歩く音も聞こえない。母屋や厨房の生活音がしないのです。1時間に1本の間隔で裏手を走る会津鉄道の踏切音と走行音だけ。
静かなのが逆にキケンで、音がしないからこっちが恵明の湯に浸かってたり、湯から上がった途端に夕餉の第一膳が運ばれてたりするからね。
風呂上りの途端に大女将さんが現れてあやうく前を曝け出しそうになったりしたら・・・。

「この人、すっかりここが気にいっちゃって」
大旦那も女将さんもウレしそうだった。恵明庵は他の3部屋より料金が高いのは後から付け足した部屋で、工事費用と震災等による修繕費用他がかさんでいるかららしい。
もともとは露天で屋根が無かったのだが、屋根が無いと悪天候の時に入れないので後から付けて、他部屋と同じく半露天にした。
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床暖房と震災時の水漏れ、檜浴槽の伸縮、他部屋とは違う照明、メンテナンスが他の部屋よりタイヘンらしいのだ。
恵明の湯は檜です。前回は浴槽の上の部分と少し下がった辺りに隙間があってそこから湯がジャバジャバ溢れていたのですが今回はそこが塞がっていた。
「ヒノキってタイヘンです。湯を入れっ放しだと木が伸びて、湯を落としてそのままにしといたら乾燥して縮んじゃうんですよ。するとヒビ割れて、そっから湯が洩れて床下に浸みて。だから木を切って接着剤で埋めたんです」(大旦那)
後から増築した部屋というのはいろいろ脆いところがあるものなのです。

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だけどこのままだと更級庵を忘れてしまいそうだな。
「これまで20数年お世話になった更級にそこまで不義理するつもりなの?」
「・・・」
「この浮気ものっ」
やれやれ。オンナというものは。
恵明庵はいつもの宿ではありますが、久々に新しく泊まった新鮮さがあるので大好きです。それを言ったら、
「部屋とオンナは新しいのがいいってか?」
そうは言っていない。でもそれまで和室の更級庵だけだったのが、前回ここしか空いていないという理由で恵明庵に泊まり、いつもの宿なのに新規の宿に泊まって満足したかのような錯覚に陥っています。
「次回もここ(恵明庵)にしよ」
「更級庵は?」
「・・・」
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会津鉄道は電化されるか [会津]

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会津田島駅で会津鉄道リレー号に乗り換え中ですが、乗り換え時間が5分しかいないのでリバティの後方車両からだとギリギリですね。
駅ホームに雪が積もっている。除雪されている幅はひとひとり歩ける幅しかないので気をつけてください。
私らはスノトレを履いています。ゴワゴワしてかさばって歩き難いけど仕方がない。それでも凍結してる箇所は滑るので。

10年以上前は会津田島駅での待ち時間が長かったように思う。乗客を平気で長時間待たせるダイヤを平気で組んでましたからね。近年は田島祇園祭、大内宿、ネコ駅長、そして八重の桜、今年は戊辰150年(維新150年ではないっ)イベント特集することで観光客誘致を狙い、東武との連携もあって結果、ダイヤが改善された。
会津鉄道は2両編成だった。
今の時間帯になって車内横座り席のシートで折詰弁当を喰いだした4人男女がいたが、騒ぐんではなく普通に談笑しながら喰っておったから許そう。ローカル鉄道だし助役も何も言わないしね。
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この車内でも検札がきた。
こっちはさっきのリバティでチケット提示してるんですよ。
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会津鉄道は全線電化されることは将来あるのだろうか。
私は無いと思います。理由は簡単で、①電気の問題です。会津若松に乗り入れるJR磐越西線は交流で、東武鉄道は直流車だからですよ。
私は電気に弱いので切り替えるメカニズムは知らないですが、そのままではつながらない。で、理由②ですが、切りかえる設備を何処に設置するかというと、磐越西線が分岐する西若松駅でしょうか。あの辺りにそういう交換設備を作るスペースがあったかな。
作ったとしてもJR側には全く得るものはないじゃないですか。得るのは東武しかない。負担しても会津鉄道から回収できるとは思えないですね。客数と運行本数が少ないから。日中は単行の気動車だし、見てると上信電鉄より遥かに乗客が少ない。
もうひとつあって、③電化するには会津鉄道のガーダー橋梁を架け替えるか、トンネルを広げないと架線がつけられないのではないかというもの。
蕎麦宿の近くにもガーダー橋梁があるが、見るとサビサビになってるし、そこへ架線を張るとなると橋梁を架け替えるだけでなく、その幅の分を確保する為には橋脚から作り換えなくてはならないと思う。
なので電化はちょっと考えにくい。
非電化だから架線が無いので、沿線風景がキレイだからいいじゃないかって。

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湯神が見えてきたぞ。
心中で叫ぶ。「おぉ~い、来たぜぇ」って。
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湯野上温泉駅に滑り込む前、踏切前に酒店がある。
「ツケを払わないと」(ジャン妻)
W酒店です。ウチはこの店からケース単位で一升瓶を購入しています。
「ツケが溜まっているのではありませぬか?」(三屋又四郎)
「ツ、ツケなどは溜まっておらん」(三屋清左衛門)
清左衛門残日録、これは余談。第3話「川の音」だったかな。実はツケが溜まっている。昨年末に注文した日本酒だった。
この酒店はウチに請求書も督促状もよこさないからね。主人も恰幅のいい女将も「未払いありました?・・・っけか?・・・」
こっちも「支払ったかな?」
忘れてしまってたりする。
今回はウチの分に加えて、還暦になった〇長にもお祝いで贈るので寄らなきゃならないのだ。
「駅に(湯神の)大旦那いるんじゃないのか?」
「迎えに来てくれって言ったの?」
「言ってない。でもリバティとリレー号に合わせて来てるんじゃないかな」
大旦那の運転するくるまで酒店へ行って「ツケを払ってくるからちょっと待っててください」とお待たせするのも如何なものかねぇ。
「ウチがW酒店で注文しているのを大旦那は知ってるのかな?」
「そりゃ知ってるでしょ」
ということは、家でも宿でも同じ酒を飲んでるのを御存じということか。
「知り合いかな」
「でしょ。地元なんだから」
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若松方面へ去る会津車両を見送って、明日の乗車券と特急券を購入しているとこ。覗いてみたらOSがオッソろしく旧かった。
湯野上温泉駅発9:59発で、会津田島駅で待っているリバティは10:43発の128号。
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「乗る駅はここ湯野上でよろしいんですよね?」
「他に駅あんのか?」
シマッタ。また悪態をついてしまった。この女性はTさんという方で、蕎麦宿に初めて来た頃から駅にいるからもう25年近くいるんじゃないかなぁ。いつまでも若々しく容貌が全然衰えないのだ。
会津鉄道で社員の駅員が配置されているのは会津田島駅と西若松駅の2駅だけだそうで、人のいる会津下郷駅は地元の下郷町森林組合に、湯野上温泉駅と芦ノ牧温泉駅はそれぞれ地元の温泉観光協会に業務委託しているそうです。
3駅とも女性です。猫は駅長だけど意味合いが違います。
午前8時半から17時まで、駅構内清掃、乗車券販売、改札、売店の販売、管理、囲炉裏の火の監視等、全てを切り盛りしている。
8時半から出勤なのは各方面の宿からチェクアウトした頃合いで、17時はチェックインした頃合いだからいてもしょうがないのだと思う。夜間は無人駅なのか。
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湯野上温泉駅舎は御存じのとおり茅葺屋根で、囲炉裏に火がくべられているから煙いのだ。
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W酒店へ。
ツケを支払い新規に酒を購入した。〇長の還暦祝いも。日曜夜に届くよう手配。
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並ぶ一升瓶たち。花泉、会津娘、会津中将、てふ(国権)、奈良満。。。
私は飛露喜はクセが強いので好まないが、20年前は花泉の辛口が在庫稀少だった。地元の南会津で消費されてしまうからである。だが近年、供給が増えてきたのは、
「造ってるあっち(南会津)の呑兵衛が死んだからです」(店主)
でも最近は花泉飲まなくなった。私らが甘口嗜好になったからです。
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写真に撮らなかったが、和歌山県海南市の黒牛があった。群馬泉はなかった。
鹿児島の焼酎は置いてあるが、獺祭もさすがに取り扱ってないですね。
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注文して支払ってトボトボ歩いてたら、対向車線を走る1台の軽トラから大声が返ってきた。
「歩いてきたのぉ?」
湯神の大旦那である。
あとで聞いた話だと「駅にむがえ(迎え)に行ったけどいないがら。トクちゃん(酒店の店主)とこも覗いたんだけどそこにもいないがら。あれぇ、いっぼんあど(1本後)がなぁっておもっで(思って)、ウチに戻ってから雪かきにでがげたんですよ・・・」
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リバティ会津 [鉄路と風景]

浅草駅に隣接する地下食品売り場で酒肴を購入しているところです。
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昨年(2017年)4月から東武鉄道に新型特急リバティが運行しています。
浅草から会津田島まで1日4往復。会津田島駅までこの特急1本で行けます。蕎麦宿に行くのに途中の鬼怒川温泉駅で乗り換える必要が無くなったのですが。。。
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浅草発11:00で会津田島駅着は14:20、僅か5分の待ち合わせで14:25分発の会津鉄道リレー117号に乗り換えます。
特急リバティ117号、浅草11:00~会津田島14:20
リレー117号、会津田島14:25~湯野上温泉14:57
宿入りにちょうどいい時刻といえます。
会津鉄道リレー117号の途中停車駅も会津下郷、塔のへつり、だけです。スムーズに運ばれるといっていい。
これがリバティのカオです。
怪獣と闘うロボットのようなカオをしている。
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リバティは途中の下今市駅で分岐します。リバティ会津が1~3号車、リバティけごん(日光方面)が4~6号車です。
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ホーム先端が狭過ぎで、写真を1枚2枚撮ってたら足元がアヤしい私を駅係員が2人じーっと見ているんです。線路に落ちかねない私をすかさず助けようと身構えていた。
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だけどねぇ、このリバティは昨年まで利用していたスペーシアのような個室車両が無いのです。
1ヶ月前に浅草駅窓口で乗車券と特急券を購入したのですが、窓口の男性に聞いたら「全席指定で個室車両はございません。個室は1本前の10:00丁度発のきぬ115号鬼怒川温泉行になります」
券を購入する際に聞いたの。
「車内、鬼怒川温泉へ向かう婆さん連中がヤカマしいかな?」
「そうです・・・ねぇ・・・」
係員は困った表情だった。そんなん聞かれても。
東武特急の普通座席シート車両は鬼怒川温泉や川治や湯西川へ行く観光行楽客、特にオバちゃんオバァちゃん軍団恐るべしといった感がある。耳が遠くなって大声を発しないと相手の声はおろか自分の声すら聞こえないのか、通勤電車の世界から離れてかなり経っているから周囲への気配りを忘れているからか、くっ喋って笑う声がデカいと決まっている。人数多い方が強い。
仕方がない。長年スペーシアの個室だったのですが、新型車両とはいえ普通乗車席を久しぶりに利用したのです。
何故ここにプチ公がいるっ??
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11:00発車と同時に酒肴を並べて乾杯。
私は崎陽軒の幕ノ内&ポケット、そして焼きそば。
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ジャン妻は逸品一品が小ロットの幕ノ内。クリームコロッケも。
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この焼きそばは失敗だったな。
崎陽軒売店の隣に並んでたのですが、洋食焼きそばを謳ってても単に味が薄いだけ。
オムが載った焼きそばがウリなのですが、オムが載る大きさのパッケージに、オムが無い焼きそばだけ詰めてあるから上がスカスカなんですよ。
私は値段をあまりとやかく言わない方ですが、これで540円は高いなぁと思いました。
ジャン妻もひとくち食べて「アタシが作った方が美味しい」って。
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残り物をまとめたところ。
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やはりスペーシアの個室の方がいいな。他の一般客がウルサいのだ。
1本早めてスペーシアの個室にすればよかったかな。ウルサいな。年寄りも。子供も。
2人とも途中から耳栓しました。
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寝て目覚めたら、前席の女の子が私を興味深気に覗いているところ。
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これまで利用していた特急スペーシアだと、鬼怒川温泉駅着が12:00(何故判を押したかのように2時間きっかりなのか)20分待ちで12:20発のAIZUマウントエクスプレス3号に乗り換えて湯野上温泉駅着が13:57、1時間早く着いてしまうのだ。
実は昨年がそうだった。11:00発の特急スペーシア個室が満席で1本早くしたの。
て蕎麦宿に1時間早く宿入りしたのです。1時間増で宿代を清算したかも覚えていません。おそらくしなかったんじゃないかな。「勝手に部屋に入ってください」のように言われたんだったと思う。
浅草発10:00発だと駅地下の食料品店がOPEN前なので、シウマイ弁当その他お惣菜が買えない。昨年はサラダ系とカップ酒を前日に買い置いて、崎陽軒を戸塚駅で購入た。JRの崎陽軒スタンドは7時から開いているからね。浅草駅向いのデイリーヤマザキで缶ビールを。ダメオシにコロッケとマッシュポテトまで購入したもの。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-02-01

リバティは実用性を重視した車内だね。充電用のコンセントも付いているし。ビジネス利用に最適だと思います。

だが、オカしなことに気付いた。

リバティは前述のように6両編成なのが、今市駅で会津方面へ向かう1~3号車と日光方面へ向かう4~6号車に別れるのですが、下今市駅で車内が空かないのはまだしも、鬼怒川温泉を過ぎても空いた感じがしないのです。スペーシアよりも混んでいるのは何故だ。
川治温泉、川治湯本、湯西川温泉を出てようやく車内が閑散としてきたが、それまで浅草からの指定乗車客がいた筈の座席にぜんぜん観光客っぽくない普通の乗客が入れ変わってたりする。
そして川治湯本駅を過ぎてから車内検札が来た。
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何故今頃検札が来るかな。浅草を出て北千住辺りかもうちょっと早い辺りで来りゃいいのに。
車内放送では「本日は全て満席になっております」と言っていたので検札は来ないんだなと思い込み、乗車券も特急券もジャン妻のバッグのポケットです。傍らを見たらジャン妻は寝ていた。
私もうとうと寝てたのです。そこへ「恐れ入りますが、車内検札をお願いします」と無粋に起こされ、傍らのジャン妻まで起こすのに忍びないので、私は不機嫌な物言いで「後にしろよ」と言ったら、検札はそれ以上言わずに先へ行った。
だってここまで来ると、もう車内に残っている乗客は殆どが会津田島まで行く客ばかりですよ。座席指定客の検札の意味ないじゃないか。
ここまでの疑問ですが何故だと思います?実はリバティ会津は下今市~会津田島間の利用に限りますが、その区間に限り乗車券のみで利用できる特例が設けられているのですよ。リバティ導入のせいで快速と区間快速が廃止されてしまったからです。
だからリバティ会津はその代替列車の側面もあるのです。普通列車が減ってしまったことへの救済策だね。
川治湯本辺りで検札に来たのは、浅草から乗車した座席指定券や特急券の検札ではなく、下今市から会津田島間の普通乗車券対象の検札なのです。
それに加えて、会津田島駅までは普通列車のようにひと駅ひと駅律儀に停車するんですよ。これではまるで廃止した一般電車と同じです。リバティが廃止してリバティが自ら代行しているのです。
バカにするわけじゃないが、秘境駅と言われる男鹿高原駅にまで停車しなくてもいいのではないか。
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この「特急列車雰囲気ぶち壊し」がは帰りのリバティ128号でもっと顕著に出たので後述します。「全車両座席指定」と謳っておきながら、どう見ても特急乗車券を持っていない客が会津田島駅から乗車して借り座りしており、座席指定客が来たら退かなきゃとソワソワしていたものである。
ふて寝しているプチ公。お前はくるまの中でドライブの御守だろうが。
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川治湯本から先は乗車下車する客は少なくなり車内は落ち着いた雰囲気になった。さっきまでの婆さんや子供の喧噪は何処に行ったのか。でも明日の帰途にはまた乗り込んで来ることになるのだな。
ジャン妻が目覚めた。2人で顔を見合わせながら、
「耳栓持ってきてよかったねぇ」
そしたらさっき「後にしろよ」と蝿のように追い払った検札が戻って来た。
ジャン妻も目覚めていたので、券を渡したが「今頃来たの?」
そしたら検札が「どうぞ座席を回転させてお楽にしてください」と言ってきたものだよ。私は首都圏の通勤電車で4人BOX座席を好まないし、ロングシートに慣れてしまっているので、あまり「席を回転する」不作法はしたくないのですが。
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「優しい検札だね」
「さっき来た時は寝てたから、後にしろよ、って追い払って・・・」
「そんな言い方したのっ」
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南会津に入ったらまた速度が格段に落ちた。浅草を出てから下今市までは立派に新型特急だが、ここまで来ると殆ど普通電車といっていい。
リバティのいいところは鬼怒川温泉駅で乗り換えなくていい、会津田島まで1本で行ける、それだけです。それだけでもいいのかも知れないがね。
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今いる乗客は終点の会津田島まで乗り通したようである。
会津田島駅で乗り換え中。5分過ぎにすぐ出ます。雪は降ってなかった。この時期の会津にしては残雪も少ないようです。
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さら~冬の朝 [さらの木]

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寒い朝、空気が澄んでいる。
さらの湯がベランダにあるのは斬新だが、Mさんいわく「目の前の森を眺めながらお風呂に入っていただきたかったのです」
でも素っ裸のまま身を乗りだすわけにいかないじゃないか。
要はそこしか場所が無かったからでしょう。
露天ともいえない。半露天です。この時期はシャワーから出る湯が外から吹き付ける寒風で水になってしまうのだ。水を浴びているようなもの。
戸を締めました。
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ジャン妻がポットを持ってドスドス階段を下りていくところ。
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深夜に生命が宿り、そこらの庭を駆け巡っていた妖精たちも、朝とともにもとの定位置に戻っている。
前夜と比べてみてください。微妙に位置が違うかもです。
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「このトマトスープ飽きてきたな」
「・・・」
この記事見たらMさんは眉をしかめるんじゃなかろか。私は「飽きた」ものと「あれとあれとあれは毎回必ず出してよ」が混在しているのです。自分でも勝手だと思うが、お客ってそういうものだろ。
「あれとあれとあれって?」(ジャン妻)
「サーモンのタタキ、塩辛、ローストビーフ、ステーキ、これから出るだろう御殿場ソー、リゾット・・・」
「Mさんは本当は変えたいんじゃないの」
「それは前に言ってた。基本は変えるんだって。船山のT館長は、希望を言って下さる方が助かりますとも言ってたけどね」
「あそこ(船山)は路線が決まっているからでしょうよ。あそこでしか獲れないものや、山のものに特化してるから」
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トマトソース、チーズと餅?が入ってる?
そのうち固まってくるので、スプーンでゴリゴリ削って口に運んだ。
洗うのもタイヘンそうだね。旦那さんが洗ってたりしてね。
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あ、食パンがある。小さいけど。
子供の頃は家で山崎食パンしか出なかった。学校給食でコッペパンを知り、バターロールなんぞを知ったのが中学生の頃ですよ。
戦後に米国がススメたパン食ですが、日本人って勤勉で努力家じゃないですか。自らパンを焼くようになり、それはパンを製造する企業だけではなくこうして個人でも作るようになった。
「その辺で買ってきてんじゃないんだね」
「またそんな失礼なことを。Mさんの手作りなのに」
「だって伊豆ってそこらにパン工房あるんだろ。そっから仕入れりゃいい。したら負担も軽くなるだろ。私みたいな客はそこらで買って出したってわかりゃしないさ」
「・・・」
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大好物のリゾット!!
これぐらいの量でもお腹にズシッときます。
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これまた大好物の御殿場ソーセージ!!
「家でもこれぐらいコンガリ焼いてよ」(私)
「Mさん、これってオーブンで焼いてるんですよね?」(ジャン妻)
「そうです。オーブン焼きです」
「だったらウチもオーブンで焼いてくれ。ウチのシャウエッセンなんか殆ど生焼けだぜ」
「!!!」
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デザートが出される前に、
「部屋の鍵貸してくれ」
「ダメっ」
「デザートいらねぇ。部屋に戻る」
「この宿のウリなんだから食べなさいっ」
「鍵」
「ダメっ」
ジャン妻は部屋の鍵を懐に隠してしまった。
御殿場ソーセージグリルとリゾットで満足感充実なのだが、苦手なデザートをいただくことで余韻が変わってしまうのだよ。
Mさんがお持ちしてからも、
「いらねぇ」
ジャン妻は眦を吊り上げた。Mさんは哀しそうな困ったような表情に。
「後ろのお客にあげちゃってよ」
この放言が後ろにいるもうひと組のお客に聞こえたかどうかはわからないよ。私は別腹が無いのだ。披露宴なんかでもデザートは余人にあげちゃうし。
ヨーグルトや生クリームなんぞが載っていたらタイヘン。
仕方がないので果物だけ少しいただいた。苦手なイチゴとかはジャン妻にあげちゃった。
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デザートを喰らうジャン妻である.jpg
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ディナーの最後の方でも述べましたが、この垣根の下の土に旦那さんが菜の花を植えていたのです。でもここで菜の花が成長しても、伸びたら垣根にぶつかってしまい曲がってしまいそうだが。
「ここしか植えるとこなかったんでしょ」(ジャン妻)
「菜の花は食材になるからいいんですけど・・・」(Mさん)
Mさんは菜の花を食材として見ているようだが。
「でも旦那さんは菜の花が咲いたのを見たいんじゃないかなぁ」(ジャン妻)
花を取るか、食材として葉と茎を取るか、どちらに軍配が挙がるだろうか。
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部屋を出る時にもうひと部屋のお客様と2階廊下でかちあったので、私らはチェックアウトをその方々に先にお譲りした。前日にその方々のくるまのナンバープレートを見たら遠国から来られていたからです。前にもお見かけしたことがある。
少しだけ間をおいて私らも下りたら、Mさんはその方々を外でお見送りのようで受付にいなかった。
私はジャン妻を受付に残して「先に荷物をくるまに置いてくら」と表に出た。
Mさんがその遠国からのお客をお見送りしていた。いつものように大きく手を振ってバイバイしている。
傍らに旦那さんはいない。Mさんはひとりで手を振っていた。
私も左腕に自分らのバッグを持っていたのだが、何だか右腕が自然に上がり、Mさんと一緒に見送りの手を大きく振った。
走り去る彼らのリアウインドに私も写っていたかどうかはわからない。
Mさんは私が背後で一緒に手を振っているのに気付かない。
その方のくるまが木々の向こうに去って見えなくなった。Mさんは背後に気配を感じたのか、振り向いたら。。。
目を見開いた。振り向いたそこには、旦那さんではなく私が手を振っていたからです。
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あらプチちゃん [さらの木]

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「撮るなっ」
ディナーをたらふく平らげたジャン妻が、重たい身体で大儀そうにズシズシ階段を上がっていくところ。
それを見送って夜景の写真を撮りに外に出たのですが。
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寒いなさすがに。酒が入って身体が温まっているとはいえ、5分もいらればいですね寒くて。
これは風呂に入って、軽く飲み直さなきゃだめだな。
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部屋で二次会前、普段はドライブの御守りでくるまのボード上に鎮座しているプチ(プチペンギンという商品名だった)とヴィー(貰ったカーディーラーがVistaだったのでヴィー)が寝ているところ。
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ヴィーは我関せずだが、プチはやや落ち着かない。
そろそろMさんが寝酒他を持って現れるからである。
「またあの女将にからかわれるのかよ。いつもいつも子供扱いしやがって。」
「だって子供でしょっ」(ジャン妻)
ノックの音がする。
Mさんが来た。
「きやがったな。」
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「これプチ、置きなさい」(ジャン妻)
「ヤダ」
「Mさんにご挨拶なさい」(ジャン妻)
「ヤナこった・・・」
と言いながらもムックリ起き上がった。
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「あらプチちゃん」
プチはムッとした。
子供扱いされたからである。
(実は成人したオトナなのだが。)
「プチちゃんだとぉ?」
プチはテーブルの上でダンダンダンと撥ねて怒りを露わにした。
「いつまでも子供扱いするんじゃねぇ」(プチ)
デザート、お握り、寝酒と紅茶をエーブルに置いたMさんは、指先でプチのアタマを押しつぶした。ムギュ~ッ!!
プチはスズメの丸焼きのように真っ赤になった。
「てめぇっ!!」
「何怒ってるのプチちゃん?」(Mさん)
「おのれ女将め。よくも子供扱いしやがったな」
「だって小さいモン」(ジャン妻)
「プチは小さいだけでとっくに元服も済んでやがんでぃっ」
「もうすっかりプチもこの宿公認のキャラになったわね」(ジャン妻)
プチは不本意そうな表情で夜食とデザートに向き直った。
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さらの敷地内には、室内にも外にもこういうキャラクターが多い。そこらじゅうにある。
プロが作ったものと、食堂の外、デッキにあるキャラはMさんのお母さんが作ったってホント?
私は伊豆高原にやたらと氾濫している人形たちはあまり好きじゃない。
宿にある人形もあまり見ない。目と目が合うとドキッとする。
さらに置いてある人形たちは、深更になるとナイトミュージアムのように動き出すそうですよ。夜な夜な徘徊しているか、踊っているそうです。
そして夜明けとともに(給湯が始まったら)もとの定位置に戻って動きを止めるのです。
だからMさんは、私らが持ち込んだ御守りプチにまでお友だちのように接するのでしょう。
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