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紀尾井だけど船山温泉ネタ [居酒屋]

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静岡県内の公用を終え、無機質で打ちっぱなしコンクリートの牢獄ホテル(でも何故か寛げる)、オークの部屋で寝ていたら、名古屋出張のジャン妻とのメールの遣り取り。
「名古屋駅で乗りました。32分に着きます」
「タクシーに乗ったらメールください。紀尾井に連絡もね」
「てことは、タクシーで乗り付けて合流?」
「そう。紀尾井に連絡も忘れずに」
ここでしばらく間があって、
「連絡したけど見てくれたかどうか」
「???」
「紀尾井のTwitterだかFacebookだかが昨年末で止まってる」
「電話してみる」
電話したら・・・
出ない!!
「出ないぞ」
「嫌な予感・・・」
かなり長く鳴らしたのだが出ない。また数年前のように突然プッツンして休業しちゃったんじゃないだろうな。あの時期は店に行ったら閉まってて、電話したら店主が中にいてその事実を知った。
ショックでその晩は何処で何を喰ったか覚えていない。
10分か15分経って再度電話してみたら。
「ハイ紀尾井です」
あ、出た。でも誰だ?奥さんか?
「営ってます?」
「ハイ営っております。ええっとどちら様で?」
「横浜の船山といいます」
我ながら何という名乗り方をしたものかと。受話器の向こうで。
「横浜の船山さんだって???」
そしたら別の女性が出て、
「船山さん?船山温泉に行ってしまった私です。。。」
「あ、ああ、どうも、ええっと・・・今日って営ってるんですよね?」
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タクシーで拾って貰って紀尾井へ。
「やっててよかった」
そりゃ昔のセブンイレブンじゃねぇか。
「だから事前に連絡しときゃヨカッタものを」
ジャン妻が、「いきなり行って驚かせようよ」と企んだのが、こっちがハラハラするハメになってしまった。
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スパオム?.jpg
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私への電話応対のあと、酔い覚ましに中座された船山温泉に行ってしまった私さんが戻って来て同席され、船山温泉他の会話になる訳ですよ。
「静岡市内のシェフのコラボってご存知ですか?」
市内葵区にあるKAWASAKIというジビエ・フレンチレストランがあって、そこのシェフが来館されて腕を振るうというもの。
http://kawasaki-y.com/
お店が休みの2017年1月29日。限定20名だって。宿泊客の21人目はどうなるのかね。いつもの定番が出されるのだろうか。
「その店どこ?」(ジャン妻)
「地図を見たら私らが泊まってるオークの通り沿い」
KAWASAKIのシェフの腕や味を知らないですが、私は船山のイワナ、猪鍋、ワインビーフ、そのままの船山定食が好きなので、船山の食事処個室で他所から来たシェフの料理をナイフとフォークで食べる気はあまりないな。
紀尾井さんとコラボすればいいのに。総髪を背中にたらしたアヤしい店主が船山温泉で腕を振るうプランは如何?
でも紀尾井さんはジビエ専門じゃないからな~。
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シメサバの燻製、筋子の燻製、下に敷いてあるのはポテトサラダ。
「お風呂、少しだけ広げたんですよね」
「段差をなくしたんです。こんな感じにね」
私は右腕で段差を描いて、そこを削る仕草をした。
「もともとの浴槽の大きさは変わらないんです。私が狭い狭い壊せ壊せ言うから取り敢えずやったんでしょう」
「工事費、幾らかかったんでしょうねぇ」
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燻製2.jpg
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久々の豚角煮。
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「そういえば・・・」
「???」
「チェックアウトの時に駐車場で何があったんですか?」
鋭い質問を。
「あれはですね。。。」
説明してあげました。
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「そうだったんですか」
「T館長がバンパーをガムテでグルグル巻きにして応急処置してくれたんです。宿の男性3人と大女将さん(館長のお母さん)まで加わったからね。チェックアウトの時間帯だから男性1人はフロントに戻ったんだけど、時間帯が時間帯だから宿を出る宿泊客にジロジロ見られましたよ。で、あの写真をUPしちゃったら見た人は、ああ、アイツが船山(史家)なんだってバレバレ」
その駐車場のアクシデントは1月10日のFacebookで改善されたみたいだが。
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「改善されたようですよ。砂利をもっと敷いたか、車止めの丸木を細いものにしたとか」
「車止めを乗り越えてクレソンの小川に突っ込まないようにしないとね」(ジャン妻)
「もうアタマから停めない。バックで停める」
「その時ってその場に男性3人?あ、噂の第3の男性もいたんですね?」
「いました。初日で固かったけど。まだ私とは会話ないです」
「喋らせて貰えなかったんだよね」(ジャン妻)
「そうそう。前の日に、『そういう男性が1人加わります』と素姓を聞かされて、『明日現れますよ』って聞いてたの。朝ごはんになって下に降りてったら初めて見るその人が食事処の入口に突っ立ってたんです。私はフロントに走ってT館長に、『アイツか?』って聞いたら、『え!!もう会われましたか』って目をひん剥いて驚かれ、私をその男性に触れさせないよう身をもって庇うんですよ」
「ガードされたんですね」
「そう。会話させてくれなかったの」
「何を話すつもりだったの?」(ジャン妻)
「何でこの宿に応募したのさ?とか、給料幾ら貰えるんだ?とか」
「またそういうことをっ」

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主役のタルタルソースと脇役のイカフライ。添えてあるものは船山温泉からかっぱらってきたクレソン。
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「他にも載せられないネタが幾つかあったんですよ」
「食事どころでもね」(ジャン妻)
「館長は前日の昼に、『自分はもう怒鳴ったりしないですよ』とか言ってたんです。でも翌日の朝には、『昨夜の一件では怒鳴らざるを得ませんでしたすみませんでした』って言ってたモン。ホ~ラやっぱ怒鳴っちゃったんだぁって。そうそう人間の本質なんて変わりゃしないよな~」
「でもそれって他のお客さんでなくて、船山さんでよかったのでは?」
「そうかもしれないけど。逆に言うとよりによって何で私らの時にそういうポカをするかな。昨日今日のつきあいじゃあるまいし。かなり前に宿の廊下にメモが落ちていて、私のとこにネット注意って書いてあったんだけど、それでもネタをくれるからね」
「ネット注意ですか??」
「注意力が抜けるんだろうね」
「アタシたちが行くと何かしらハプニングが少なくないんですよ。明日さらの木に行くんだけど、さらでもMさん(マダム)が予約をミスって急遽明日に振り替えたんです」(ジャン妻)
「え??明日さらなんですか?」
だから今宵は紀尾井さんでローストビーフを止められたの。食べられなかった。
「最初に予約した日に実は予約が入ってたのをさらのママが忘れて、たまたまキャンセルが出た明日に振り換えて貰ったの」(ジャン妻)
そしたら出張と続いて今日は紀尾井で明日はさら、静岡市内から伊豆半島へってことに相成りました。
「電話で言っちゃったモン。ドジだなぁおっちょこちょいだなぁって。この間もそちら様へのレスが遅くて。早く返信なさいよって言いました。明日、粗相のないようにってクギさしておきます」
「いやいやいやいや。言わなくて大丈夫です」
「そう?じゃぁ黙ってます」
野菜カレー、ライス無し。日本酒とのコラボ。日本酒は杉錦の熱燗。これで締めました。
カレー1.jpg
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「あの女性は何時から何時まで飲んでたんだろ?どれだけ飲まれるんだろ?」
「さぁねぇ」
「明日仕事大丈夫なのかな」
「う~ん。。。」
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第二章スタート [居酒屋]

もうすぐ移転.jpg
区画整理か耐震基準不足による建て替えか、昨年12月後半にクローズした上写真の店が、芝大門に新規移転OPENしました。
その初日の午後。。。
果たして無事にOPENできるか。心配と冷やかし半分ずつの私はまだ日が明るいウチに様子を見に行った。
赤羽橋駅近くにある某行政へ出向いた後、大江戸線でひとつ先の駅、大門で下りて上がってウロウロしたら、意外とすぐに見つかった。
開店当日の午後.jpg
「新規OPENに行くから。19時くらいかな」と予約済みです。大丈夫かな~。ちょうど業者さんが何かを納品しに来たタイミングで、店の前に立って手を振ったらママが出て来た。
「あら?〇〇さん」
「ああ、どーも」
店内を見たらブッ散らかってる。
「大丈夫ですか?無事OPENできる?」
17時のOPENまで残り3時間しかないぞ。
「いや~、大丈夫です多分・・・」(大将)
多分??
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店の名前はママの旧姓ですな。
昨年最後に、「旧姓に戻ったとか?」と悪態ついたんだったな。
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2人の衣装が前と変わっていた。
大将は白いシェフ着に変わってる。洋食コックか。
くの一みたいな黒い衣装だったママは和服で割烹着姿。女将さんになっちゃった。
カウンター席7、テーブル4席×3、2席×1、前よりはこじんまりした。
お品書きは手造り、手書きの趣だが、急いで書き殴った感がミエミエである。
のどぐろ3800円だってぇ?
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定番メニューもパラッと見たが、玉ねぎベーコン煮や、海鮮納豆タタキは消えてしまっていたな。
「できますよ」とは言うものの、初日でバタバタしそうなので、今日は遠慮した。
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おとおしは前と変わんないようなもの。蕪の煮物にあんかけ。
「これは何処かで見たおとおしだな」
「それは前と同じです」
「じゃぁ刺身盛り。内容は任せます・・・」
任せますの、任せま・・・まで言いかけたら、
「ちょっとそんなにいきなり。まだ(新しい店に)慣れてないんだから」(小声でジャン妻)
最近ジャン妻は私のオーダーを制止する傾向にある。
小声で言っても大将がすぐ前にいるので聞こえてしまった。
「大丈夫ですできます」
何か無理してるように見える。私は大皿料理を指でなぞった。
「それとこれ(大皿)全部」
前はつくりたてに拘っていたが、これからは大皿料理にするようである。
刺身盛り。
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ポテサラ。
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牛バラ煮込み。
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ブリ大根。私はブリ大根は骨ガラがあってめんどくさいから食べないのですが。
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「何で白い衣装に変えたんです?」
「お客さんに見られるようになったからです」
カウンター上に大皿料理を置いたことでオープンキッチンになっちゃったかららしい。前の店はカウンター上に一升瓶がズラリ並んでいて、大将はそれに隠れていた。調理オペレーションが全く見えなかったのだが、今の状態だとカオを突き合わせるくらいに距離が近い。
「大将が調理してるの初めて見た」
「お客さんから丸見えになっちゃたので調理せざるを得なくなったんですよ。前の店では料理する者が別にいたんです。もしくは電話で取り寄せるとかしてたんで・・・(笑)」
もちろん冗談である。だがこんなに冗談言う人だったのか大将は。前歯一升瓶の陰にかくれて時折おっかない顔がチラホラ見えるだけだったのだが。
「この後、天ぷらでも唐揚げもやりますんで。あ、ダシ巻き玉子もできます。大分後になるけど。遅くなったらごめんなさい」
揚げと小松菜の煮びたし。
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カブ味噌の味噌がもろきゅうの味噌になっちゃったな~。
前のニンニク味噌の方がよかったのだが。
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大将&女将.jpg大将2.jpg
店内の空調が暑い。まだ調整がなってないのかな。それと店内全面禁煙になったのはいいが、喫煙客が外に出て行く度に引戸が開くから外の冷気が入ってくる。
ALL禁煙は私は歓迎だが、これはいずれ喫煙客はこの店を見限るな。
どうしても移転記事という内容なので、前との比較になtってしまうのですが。
ママ改め女将は初日で動線に慣れていないのか、割烹着=和服のせいか、動作や脚さばきが遅くなった気がする。
品の無い野性的な動きができないのである。
奥に洗い場があってママがそっちに向かうと客席に対して注意力がなくなってしまう。この時は疲れてるのかも知れないが、前のような溌剌さがなかった。
そうなると板場で包丁持っている大将が客の動きに気が付くことになる。タイヘンそう。
「メニューに載ってませんが、前に出してたタマネギベーコンや海鮮納豆タタキもできますので」
「次回ね。タマネギとベーコン買ってくるから」
今日は御祝儀ということで。まだ本調子じゃなさそう。落ち着いた頃に来よう。
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おおはま [居酒屋]

デカいタッパにた~っぷり入ったタルタルソース。
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これだけの量のタルタスソースにお目にかかったことがない。
タルタルソースが必須のメニューがそんなにあったかな。
お好きなだけどーぞと言わんばかりである。
だがひとすくい、ふたすくい、みすくいめで無情なストップがかかった。
「ちょっとっ!!止めなさいよっ!!」
ジャン妻は力で退かそうとした。イヤシイことをするなと言いたそうな白い目つきである。
だが私にも言い分があって、
「そういう無粋なことをするなって先に言ったよな」
「・・・」
「何もこれだけのタルタル全部喰うわけじゃないっ」
「・・・」
「とめたらネタにならないだろうが。余計なことすんなよっ」
「・・・Bu-!!!」
「せっかくママの好意なのに」
「・・・Bu-!!!」
シラけるマネをしやがってからに。ええっと、この大量タルタルソースはこの店で供されました。
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この店も子安も諸星焼きそば同様、プレジデント社が発刊している食の情報誌、dancyu、昨年11月号の居酒屋特集に載っていたのです。
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1月某日。。。
昨年のうちに予約を入れといての訪問です。後でも述べますが、その日にフラッと電話を入れても入れる可能性はかなり低い店です。
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相変わらず文字の羅列である。
眺める私が老眼なのか。やや薄暗い照明の下、カウンター上のでっぱりがメニューに影を落とし、ただでさえ見づらいところへ、藁半紙のような紙と色で小さいフォントにギッシリと。
目指す料理は?
あったあった。この日は◆アジフライタルタル添えを喰らうと決めてきたのだ。
その意気込みを制止されたのですよジャン妻に。興が冷めるというものです。
「いきますアジフライ?」(Kさん)
「うん」
モチのロンである。
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まぁ遠慮してスプーン3杯手程度にしましたよ。
「前の店ではまだタルタスソース禁止なんですか?」(Kさん)
禁止というか禁忌だね。
「あっちの店ではオーダーしてない。他所でも避けてる」
静岡以外はね。
「これが原因で身体を壊したんでしたっけ?」
「タルタルソースだけが原因ではないけど数値が上がったの」
Kさんがいた前の店がオモシロがって何でもかんでも私にタルタルソースを出そうとするからだ。それをジャン妻が制止する、私も抵抗する、その掛け合いですよ。
「タルタルソースを小鉢300円で欲しいという人もいますよ」(ママ)
「ホレ見ろ」
やはりそういう人いるんだ。
ブルドックウスターソース2種が所在無さげである。
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もちろん小鉢もいただきます。
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きたあかりのポテトサラダ
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蕪の鶏牛蒡味噌添え
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里芋といかげその旨煮
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長芋とエリンギのじゃこ炒め
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揚げ蓮根の南蛮漬け生姜風味
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新ジャガの甘辛煮バター風味
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カワハギ肝和え。
この店、「刺身は1枚からお切り致します」ですが、カワハギは1品ものです。
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この2枚写真は年季の入ったフライパンが2つ左右にあって、片方は天ぷら、もう片方でカキフライを揚げているところ。この直後、中央にデンと鎮座したの蒸し鍋もこの後シウマイ他で稼働します。
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飲んでるお酒は町田酒造。群馬県前橋市駒形町にあります。
Kさんが前にいた店でよく出されました。
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ズワイカニ入りだし巻き玉子。
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ジャン妻がオーダーした焼き穴子寿司。これ、焼き置きじゃないです。焼いてました。
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夜、私にはご飯を食べさせないクセに。
焼きお握りすらもストップさせるクセに。
自分だけ穴子寿司を喰いやがって。
「アナタも食べたら?」
「要らない。夜はご飯食わせてくれないクセにさ。何故こういうものをオーダーするか」
「だって小さいよ」
私は小鉢もう3品食べたかったのに穴子寿司がじゃまして喰えんかった。ひとりできてりゃラストオーダーでタルタルソース小鉢1品300円でいったのに。
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帰る時に次回の予約を入れる、しかも複数の日程を提示して店側と交渉するのです。店側に合わせなきゃならないのだ。この予約手法だと部屋数少ない人気宿みたいですよね。(さら、蕎麦宿みたいな)
フラッと来ても入れない、当日予約は100%無理、こういう店って居酒屋としてどうなんかなと思わないでもない。私はこの店で修業中のKさんのツテでご縁ができましたが、見ててやはり私だけ浮いている感がする。ここは居酒屋というよりもママとそのファンのサロンなんです。
穿った見方ですが、新規のお客よりも昔からの常連さんやママのファン重視の感もします。
1回転した後の20時以降に運が良ければ1人くらいは入れるかもです。でもラストオーダーは21:30なのです。鎌倉の居酒屋って締め(閉め)が早いのでしょうか。
人気居酒屋なので仕方がないですが、入れればラッキーとしかいいようがない。
今日までお会計の時に次回の予約を入れてたのですが、2月末か下手したら4月半ばまでジャン妻が多忙で今回は次回の予約を見送りました。
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文庫の鳥千代 [居酒屋]

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これはタイトルにある酒場の締めの写真です。
大残業で24時前に帰宅したジャン妻は、この写真を見て目を見開いた。
「何これ?」
「これはねぇ」
「???」
「俺もこういうので熱燗飲んだのはこのトシ初めてなんだが。コーンスープなんだよ」
「コ、コーンスープ!!」
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コーンスープをオーダーした時、店の息子さん?が厨房のお母さんに、「コーンスープできます?」と声掛けして、それを聞いたお母さんと目が合ったのだが、「お客さん熱燗の肴に何でそういうのを注文するんだい?」とでも言いたげなカオをしとったよ。
おそらくコーンスープなんか滅多に出ないのだろうな。息子さんが冷蔵庫から「これ使う?」取りだしてたものを見たら、駅前のやや高いものを置く食品売り場によくありそうなものに見えた。箱のパッケージではなく厚いビニールのパックスープのようだった。ハサミで封を切って温めるか、熱湯にドボンして温めてハサミで封を切るかのタイプ。決して粉末タイプではなかった。
どんなお皿で供されるんだろう。カップスープかな。
小柄なお母さんが厨房背後の食器棚に手をのばした。手に取った白いお皿を見たら、カップどころか洋食用の大きいお皿だった。それがこれです。
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量が2人分ありますね。
「スプーンどーぞ」(息子さん)
スプーンというかレンゲね。
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なるほどコーンスープだね。甘じょっぱい味。コーンもドサドサたっぷり入っていた。
意外と合うんですよ熱燗に。ただ、量が多いの。
すすってもすすってもなかなか減らないのだ。
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コーンスープで締めた店、鳥千代は京急金沢文庫駅近くにあります。
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上大岡にある焼き鳥屋(本店)の3号店の帰途に店の前を歩いたことはあるのですが、写真の通り赤い看板でチャラチャラしている外観で、これは若い者向けの店かと誤った偏見を持ってしまい、今まで見向きもしなかったのだが。
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店頭のディスプレイもショボいし。
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外観だけ見て判断するなかれ。中はシブい昭和タイプの大衆酒場。
カウンター10席、テーブル4席×3、6席テーブル1、座敷には6席卓が3つほどある。
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卓上にお品書きがないので、背後へ身体を捻じ曲げて、小上がりの壁に張り出されたデカいお品書きを見るか、カウンター頭上にブラ下がったお品書きへ猪首を45度曲げるしかない。
背後のお品書きは黄色い紙を4列に並べ大きいフォントで書きなぐってある。畳2畳くらいの大きさ。品目数をザッと数えたら130か150ありそう。
カウンター上のお品書は自分の頭上のものしか見えない。クビを鋭角に捩じるか、仕方なく背後を振り向いて小上がりの壁のお品書きを見ます。私が背後を振り向くとテーブル席の客がギョッとするので、眉間の力を抜いて遠くの景色を見るように。
遠くの文字が見える人ほど有利。文字サイズも大きいので。ってことは老人客の店なんだなと。17時開店で私は一番客だったが、後から入られたお客は老夫婦2組、老人男性2人連れ、カウンターにはご隠居1人とそろそろ引退かな~の老人男性1人、平均年齢高く50歳前半の私がいちばん若造だった。
私も手許の文字より遠くの文字の方が見えるようになってきたので、背後の壁に張り出されたお品書きをジロジロ見ていたら総じて低価格。
でも中には、ところてん、かりんとう、柿ピーナッツ、これってアテ(肴)として成り立つのか?数増やそうとしてない?と思うようなものもあった。
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ポテトサラダ。小さいアクセントは魚肉ソーセージかな。
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串カツ、小ぶりだが脂の無いいい肉を使っている。衣も薄くていい。
私の背後で、「牡蠣フライ、それとトマト」
牡蠣フライがよう出るんです。
「マヨネーズはおつけしますか?」
「つけて」
ふぅ~ん。私のキャベツにはマヨは無かったぞ。でもキャベツの水切りがしっかりして串カツを濡らしていなかったのは丁寧な仕事をしている証。
私だけのソース小皿なので2度浸けもOKです。
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赤味噌で煮込まれたモツ煮込み。これは私はイマイチだった。上大岡の煮込みに及ばない。
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ようやく若い客が入ってきた。
でもお若い者に合うメニューなんかないぞこの店には。そしたらその若いのは、
「フキのキンピラ」
「ごめぇんなさぁい。今日はフキはないのよ。タケノコはありますすみません」
シブい注文するじゃぁないか。
フキはない?タケノコならあるって?
品数が多過ぎてその日にないものを隠すのもメンドいのでしょう。
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逸品料理はお母さん担当で、長いもみ上げで髪をペターッと固めた店主は焼き場担当のようです。焼き場に注文が入らなけりゃフロアに出てきて飄々と喋くってる。
「アメリカはかわいそうな国だよ。助けてあげなきゃ」
「日本がいちばん強い国なんだよ。円が高くなろうと100円きろうとびくともしないよ」
「日本人は溜め込まないで使わないと経済が潤わないよ。世界一の金持ちは日本なんだよ」
「そういうのは麻生さんが説明しないからさ。だから私が店で言ってんです」
「悪いのは〇行なんだよね。〇行の人いたら怒るかも知れないけど」
いないと思う。
ほどよく枯れた御隠居ばっかりだし、私だって〇行マンのカッコじゃない。
女将さんが呆れ口調で、
「止めなさいよさっきから。ったくもうひとりで何を喋ってんだか。ホラ、焼きが入りましたよ」
「あ、ハイ。(ここで私を見て)、今やってますのですみませ~ん」
店主は焼き場に戻った。
鳥レバ刺。醬油と胡麻油。塩はカウンター上にあります。
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馬刺霜降り。会津で喰うような生の肉ではないよ。
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脱サラぽい?息子さんはできあがった肉じゃがに一旦は手をかけたが、私の熱燗が出てないのに気付いて慌てて駆け戻ったり。フロアでくっ喋ってるお父さんと肩がぶっつかったりして笑えた。
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そして締めのコーンスープという訳ですよ。
熱燗、何て銘柄かとうとうわからなかった。何処にドリンクのお品書きがあるのかもわからなかったのです。
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時刻は18時半過ぎた。それまでは敬老会、ご隠居の社交場で、年齢層高い客層だったが、これからの時間帯は客層が若返るのかも知れない。
ご隠居だらけでスーツネクタイは私だけだった。居心地はいいが現役に来る店ではなく、私が定年退職してもっと枯れてからの方が合うかなぁ。それもそう遠くないけど。
後で私の話を聞いたジャン妻は、
「そりゃそーだよ」
「・・・」
「アナタだってまだ隠居じゃないんだから」
「・・・」
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子安の諸星 [居酒屋]

プレジデント社が発刊している食の情報誌、dancyu、昨年11月号の居酒屋特集を持っています。
51頁以降に、「必ず食べる」というコーナーがあって、「いつものあの店、あの料理。なじんだ味と一杯の酒が、元気なときも、しんどいときも、心をほぐし、ゆるめてくれる・・・」、1店につきこの1品、これぞという料理がドーンと紹介されていました。
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福岡県福岡市高宮、「文治」、おでんのニラ玉
東京都港区新橋、「美味ぇ津」、(ウメェヅと読むのかな。津に濁点がついてい)、芝浦牛煮込み
京都府京都市中央区先斗町、「酒亭ばんから」、たこぶつ
東京都中野区東中野、「ポレポレ坐」、チーズ、ソーセージ、ガーリックトースト
静岡県静岡市葵区常盤町の青葉横丁、「三河屋」、はんぺんフライ
東京都世田谷区下北沢、「両花」、焼きあぶらげ
ここまでは私の直感に触れなかった。だが最後に、
神奈川県横浜市神奈川区子安通、「諸星」、ソースやきそば!!これがドーンと載っていた。具が少ない。炭水化物とソース主体で私の好み。
初回訪問時では食べていないので行ってみた。
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くたびれて年季の入った暖簾に市民酒場とある。
市民酒場とは何か。横浜市中区の史料から。第二次大戦中に問屋から酒場に卸される酒も配給制で闇売りや横流しが横行。それを防ぐ為に神奈川県が酒場を整理にかかる。市民酒場と銘打って、市内にあった700店を200店に統合させたというからもとは酒屋だったのではないか。
整理された各酒場(酒屋?)は、売上や来客数に合わせてランキング制のような番付に振り分け、その規模(客数や売上)に合わせて酒を配給したといふ。ただその配給量は少なく、1人の客辺り1合を目安に配給したらしい。足りないよな。
200軒あった市民酒場で現存するものは、神奈川区青木町のみのかん、西区戸部町の常盤木、そしてここ神奈川区子安(最寄駅は新子安)諸星。
暖簾の上、褪せているがデカい金文字に酒屋の名残がある。
酒屋から居酒屋(飲食店)に鞍替えして正解だと思う。
JR新子安駅で下りて、並行して走る京急の踏切を渡るとそこにある。
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17時過ぎ。店内の先客は10人ほどいた。。
黙ってカウンターに座る。30人が座れる細長い対面式のカウンターがウリです。
なるべく詰めて座ろうと、先客さんの隣に腰を下ろしかけたら店主が、「こちら様は5名様で来られるのでおひとつズレていただけませんかすみません」
丁寧だが何処か凛とした店主を見てこの人は脱サラだなと思ったらやっぱりそうだった。名居酒屋の継承者には脱サラが多いのだよ。
酒場の名前、諸星は店主の名字で、現在は3代目を継承。
「生ビール」
「中でよろしいですか?」
「ウン」
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甘露煮?.jpg
大相撲中継が流れている。前回もそうだった。この後、前頭の富嶽海が鶴竜を引かせて二度目の金星が挙がる。
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「お待たせいたしましたぁ。串カツと焼きそばでぇす」
ドーンと2皿、対面式カウンターの私の前一帯を占拠。
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焼きそばのルックスは炭水化物とソース中心で青海苔は別に置かれた。最初から青海苔が撒いてあるより別の方がいい。
結局青海苔は使わなかった。
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そばを摘まみ揚げたら下の方からキャベツ、もやし、豚肉が出てきた。
そばがなくてもそれら残った具でご飯がすすみそうなくらい濃い焼きそばソース。
5名客のリーダーが私の焼きそばを見て我も我らもとオーダーしよってからに。
彼らは小皿で取り分けっている。私は自分ひとりで独占している。
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串カツは・・・
???
サクッといった串カツは妙にやわらかいカツだったな。
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生ビールは1杯だけにして、燗酒にしています。
「普通のお酒でよろしいですか?」
よろしいですよ。普通のお酒とは銘柄わかんないが黄桜か菊正宗か大関といった大衆酒に違いない。だがこの店、東日本大震災以降は東北の酒を置き、熊本地震の後で熊本の酒を置いている。
薄く焼かれた玉子焼き。細かいハムでも入っていれば。
添えられたキャベツはいずれも完食。
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燗酒は徳利ではなくコップ酒。
焼きそばを喰らう今宵の目的は達成しったので、次に燗酒に合う肴はというと。
クジラ刺にしようかなぁ。
あ、そうだ思い出した。前夜もジャン妻が大残業で私はひとり寂しく(嬉しく?)文庫の鳥千代という酒場で、店の名物のひとつ鳥レバ刺と、止せばよかったのだが馬刺霜降をそれぞれおろしニンニクでいただいた。(明日UPします。)
日付が変わる頃ギリギリに帰宅したジャン妻が家に入るなり目を見開き鼻の穴を広げて、
「何杯飲んだのっ」
「???3杯だけど」
「嘘っ。このニオイは何っ?」
酒のニオイではなくおろしニンニクだった。今夜もジャン妻は昨夜ほどではないが遅い。
「今夜は昨夜みたいなの食べてこないで」
諸星にはクジラ刺がある。それもおろしニンニクが添えられる筈。
でも止めといた。オーダーしたものはというと。
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こういう大衆酒場で刺身を期待していいものかなと、あまり期待しないで侮ってオーダーしたイワシ、アジは、脂がのって甘かった~。
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1時間で出ました。これから混む頃合い。
産業道路の横断歩道を小学生の子供らが誘導されながら渡っていく。
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子供らがこんな時間帯に今まで何処で何してんだ。あ、違うか。子供らが遅いんじゃなくて、私が早いのか。
諸星2.jpg
ジャン妻は22時過ぎに帰宅した。
「今日はニオわないだろ」
「うん。今日はニオわない」
ジャン妻は自分の夜食を作り始めた。何を作るか聞いたら、
「焼きそば」
「・・・」
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今宵二度目の焼きそば。少し摘まみました。塩味なのが幸い。

諸のテーブルカウンターは狭いが、前に誰かしか人がいた方がいい意味で気を遣い合って飲めます。
酒場でのマナー度が試される代わりに、自らの飲み方も磨かれると思います。
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新年初ひとり飲み [居酒屋]

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アブない質問をされた。
「アナタはアタシが出張で不在の時、ひとりで夕食済ませるのは何日くらいが限度なの?」
何が言いたいのか。限度なんてないかも。でも「金さえあればひとりで飲みに行くからいいよ」とでも言おうものなら眦が釣り上がるは必定である。
「去年、4日連続でひとりで飲みに行った時があったな~。」
「あったね」
「あん時は3泊4日じゃなかったか?じゃぁギリギリ3泊」
「アタシが研修と会議で出張だった時?あれは2泊3日だったんだけど初日に前泊入りしてるから実質3泊だった筈。4日連続だった?」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-11-24
「前後してそっちの部署で飲み会とかあったろ?」
「じゃぁ3泊か4泊なら平気ね」
「まぁそれくらいなら・・・」
私は胸を撫で下ろした。
「別に何泊でも俺は平気だよ」とでも言おうものなら、「そうか。アタシはいなくてもいいのか。だったら今からでも他の若いオンナでも探しな!!」と激怒しかねない。
アタシ不在の限度日数確認は何かの布石らしいのだが現時点ではわからない。何か大きいヤマ(業務)が来るらしい。
そしたら新年最初の金曜日、
「今日は経理の最初のヤマ場だから先に(夕食)済ませる?」
無情でもあり、ひとり飲みができる嬉しい提案でもあり。
「済ませるよ」
「嬉しそうね」
「そうは言っていない」
「アタシは今日は遅いです。昼に出たら夜食の分も買って来よっと。アナタは上大岡でも行ったら?」
「・・・」
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「すみません〇〇さん(私のこと)」
「???」
「年末年始の仕入れの兼ね合いで、群馬泉が未だ入荷していないんです」
「蔵が休みなのかな」
群馬泉酒造(群馬県太田市)は偶然前を通ったことがあります。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-10-17
くるまをその辺に停めて、蔵入口を見たら営ってるのか定休日なのか定かならず。
裏から酒蔵敷地内部も覗いたら蔵と普通の住居が繋がっていて洗濯物が干してあったが誰もいなかった。
群馬泉が無いので、玉川という酒を。
4号店や、都内の店(黒板にお品書きを書く)で冷やで飲んだことがある。これを燗で飲んだらホットウィスキーのような香に化けたのだ。キツかった。
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そんなに客あいないのに店内がウルサイ。
焼き場の前を灰被りといって、大相撲の土俵下、砂被りにひっかけてそう呼ぶ。炭が弾けたり、灰神楽が舞ったりする。私のアタマに火がとんだりもする。
その前に座った先客の婆さん2人がかしましいこと。
初めて来られたのかフラッと入られたのか、焼き場のジュニアを自分のお孫さんのように扱ってる。それに面倒がらずに丁寧ににこやかに受け応えするジュニアがいじらしい。
マスターはムス~ッとした表情で焼いている。うるさく思ってるのか機嫌が悪そう。焼きの注文がひと段落したらそのウチどっかいっちゃった。
「あ、どっかいっちゃった~」
「マスターは寡黙なのよ。黙々とお仕事」
そうじゃない。アンタたちがウルサいんだって。
婆さんが酔っ払ってメートル上がると、新橋や有楽町でオダを上げるサラリーマン酔客の快気炎とはまた違った騒々しさである。
あまり他のお客さんのことをどうこう書くのはよくないけど、鬼怒川温泉に向かう東武特急の一般座席によく見られる光景そのものだった。
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ネギとピーマン、ともにタレ。強火でサッと焼いて出され、
「ネギとピーマン、今度は塩で」
「野菜足りなかった?」(戻って来たマスター)
「足りないかも。ウチまだ買いものに行ってないから冷蔵庫の中スカスカで野菜入ってないの」
マスターはニンマリしたが、後でジャン妻は、「そ、そんなことを言ったのっ」
スカスカの冷蔵庫には黄色く変色した白菜の芯の部分と、冬場の乾いた空気でカピカピになった長ネギ、大根の一部しかなかった。
「正月休み以来野菜が足りないのだ」
「でも今宵は肉、魚、野菜、バランスいいですね」
「肉ばっかり食べてるって思われがちなんだけどね」
土の上の野菜、土の中の野菜、それぞれ食べなきゃ。
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婆さん2人のうるささに閉口したのか、時々見かける常連さんがサッと飲み喰いしえ出て行かれた。
真の常連さんはこうでなきゃ。
私も婆さんどもより先に出た。ウルせぇ婆さんたちだったな。その口は喋るだけでなくよう喰いよる。あれは相当な勘定いったと思う。後で勘定見てビックリするだろうな。
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正月明け4日 世間が動き出した頃 [居酒屋]

正月休み明け4日の夜です。
世間は既に動いているのに、この店はまだ眠りの中。
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ON、OFFをしっかり分けたいこの店は、普段から(土)(日)(祭)休なのに、年末年始、GW、お盆、11月の飛び石、世間一般のサラリーマン以上に年間休日が多い店。
会社努めの人は4日から動いているのに。「魚河岸が休みだから」という取って付けたような理由で通常営業は5日からだと。
年始のご挨拶とイヤミを兼ねてわ・ざ・わ・ざ・ランチで一番客に来てやった。
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「4日は仕込みで出てきたんですよぉ」
4日から働いてますと言いたいらしい。
「〇〇さん(私のこと)お仕事は昨日からですか?」
「当然だよ」
「あ、そう。どこもそうなのかしら。昨日のお昼、何処も閉まってたでしょ」
「ここだって閉まってたじゃないか。昨日は他で食べたよ」
前日の昼は横浜関内に年末年始営業する揚州商人というヘンな店があって、そこで今年初のラーメンを。(記事待機中です。)
「昨日(4日)は電車混んでました?」
「昨日はまだ空いてた。今日(5日)は普通に混んでた。殆どは今日からだろうね」
「ですよね~」
何がですよね~だ。
同意を求められても私は頷かないよ。
「他の店でこの年末年始に10連休する店があるんですよ」
10連休??矛先を逸らそうとしやがったな。
この店の休みの上を行く店があるのか・・・」
「何処だったかしら?」
「そういう店は暖簾を下げるべきだね」
「・・・」
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「この刺身は築地の初競りで7400万したマグロか?」
「んな訳ないじゃないですかぁ」
さては去年のだな。メジマグロ、ブリ、サーモン、ヒラメ、生タコ。
サーモンは刺身の品数を増やすだけのシロモノだと思っているがどれも脂がのっていた。だが、その後で出されたカニクリムコロッケはイマイチ。
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カニなんか入ってなくてもいいけど衣が固い。固すぎる。揚げ過ぎだよ。箸でほぐれないのだ。ガブッと噛んだら身が飛び散った。
紀尾井や丹那の比べたら雲泥の差である。
「今夜20:30くらいから来ていい?」
「え、来ていただけます??(嬉々)」
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おとおしは味噌下手のお雑煮。去年もこれだったな。
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タコと玉ねぎのガーリックポテトサラダ。
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揚げサバとクレソンの香味マリネ。これはマリネというより南蛮漬けだった。揚げ置きして浸してあるの。
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どろ焼きそば、これは定番。
ソースが薄くなったな。でもまだビール(2杯目)があるうちに提供されたのに感激。
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ビールがあるうちに出されたのは初めてじゃないか。前の板前(昨年夏前にここを辞めて・・・の店に修行に出ている)は俺らがビールから日本酒に移ってから焼きそば出してきたからな。
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出汁巻玉子、これも定番。
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トマトで煮込んだ豚の角煮。美味しい。ボルシチみたい。
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何だか提供が早いぞ。こんなブッ散らかった状態になった。
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牡蠣とホウレンソウのバターソテーをオーダーしたら・・・
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何処にホウレンソウが入ってる?
これは牡蠣じゃなくて豚肉で巻いたヤマイモじゃないか。
厨房の若いのが間違えて、豚巻き長芋のバター醬油焼きを出したのです。
ママがミスに気付いて、「あ、あの、まだお腹大丈夫ですか?まだイケます?」
「うん大丈夫だけど、あ、これか。もしかして・・・」
「そうなの彼がミスっちゃって。すぐ作らせますから。彼のお財布から引いとくから」
豚巻き長芋のバター醬油焼きと、牡蠣とホウレンソウのバターソテー、バター焼が連続して出されるハメに。
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「すみません間違えちゃって。まだ正月ボケで・・・」
休みが長いからだよ。初日で未だフルスロットルにならないところへお客さんがドドっと来ちゃって、1回転して気が抜けたのかな。
ちゃんと付けとくように言いました。
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正月2日のカウンター席 [居酒屋]

やっと今日から出勤です。
正月は街が死んでいるように見えるのだ。
商店もシャター閉まってるし。営ってるのはコンビニやファミレス、チェーンファーストフード、電化製品量販店ぐらいか。
正月三が日にそこで働いてる人は時間給割り増しなのかな。
家に籠っていると、年賀状を配達している郵便局職員さんのバイク音を聞いて、「あ、世の中動いてるんだ」、辛うじてわかるくらい。
かといって混雑するところへ初詣に行く気なんかない。富士浅間神社は昨年末に行ったし。
早く日常に戻ろうよ。
行き付けの飲食店さん居酒屋さん、早く開けようよ、通常営業に戻ろうよ。こういう時にしか休めないのはわかってますけど。
ところが、2日から営ってたのがこの店。
16時ちょうど。背の高いマスターが暖簾を出しているところです。
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店の前のコンビニで暖簾が出るのを待ってたら、コンビニからコーヒーを買ったマスターが出てきた。
背が高いので、見上げるように新年のご挨拶をした。
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昨年の焼き物はお任せコースのみだったが、今年はレバやトンヅケを除いてほぼ通常メニューのようです。あ、煮込みがないぞ。
おや?刺身もそこそこあるのか。
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「ご注文お伺いします」(Kさん)
「鶏の唐揚」
「いきなりそれ行きますか」(Kさん)
「だって年に一度、この時期にしか食べられないモン。次にイカの肝バター炒め」
「おっ」(Kさん)
おっ・・・?
私が何をオーダーするかアタマん中で当てっこしてるんだろうね。
「マスターが唐揚げ反対派だからさぁ」
「???」
「鶏肉ってのはもともと脂を持ってるもので、それを更に油に入れる(揚げる)のに抵抗あるんだって」
「美味しそうですね」
「家でもコイツ(ジャン妻を指す)が唐揚げ作ってくれないもんだからさぁ」
「!!!」
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イカの肝バター炒め。最後の肝バタースープを舐めつくしてやろうと狙ってたのだが、その前にジャン妻が、「これ下げて」・・・無情にも下げられてしまった。
そのクセ、ジャン妻は、この後に出された牡蠣オイルに添えられたパンを肝バターにベットリ漬けて自分だけ喰ってましたね。
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「昨年、木原さん(仮名)にさぁ、〇〇さん(ジャン妻のこと)はアタシのことお嫌いでしょうけど、アタシはこれこれこういうやり方なんでって言い訳されてさぁ」
木原というのはジャン妻の部署にいる部下(女性)。
「で、何て答えたのさ?」
「私は仕事に好き嫌いは関係ないからって言ったの」
それって嫌いって言ったようなものではないのか?
「木原に嘘でもいいから好きですって言やぁいいのに。好きとまで言わなくても、ううん(首を横に振る)そんなことないわよって言うもんだ」
「アタシはそういう嘘は言えない」
嘘は優しい時もあるのだ。真実は残酷。
「人の付き合いは鏡のようなもの。相手の無礼に怒ってるのは自分に対して怒るべきことかも知れないよ。相手を好きにならなきゃ相手も自分に好意を持ってくれるもんか」
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次にジャン妻の部署にいる男性の部下の話に。
「野木(仮名)がさぁ。自分では仕事ができるって思ってるけど、定時退社直前にできあがったデータを〇長にメール送信してすぐ帰るんだよね。その後で〇長がデータの内容を質問に来ても本人が帰った後で、あれ?野木さんはもう帰ったんですか?って言われてさぁ。アナタ前職でそういうやり方した?」
「してない。前職時代はメールなんて無かったから自分で直接結果を持ってった。退社前にデータを送信して逃げるようにハイサヨナラなんてしたことない。そのデータが違ってたら後で自分のクビを締めるだけ。自分の身を守る為にも最低でも午前午後2回は途中経過を報告しないと」
「私もそういうやり方なのよ。でも野木のヤツは・・・(ブツクサブツクサ)」
「野木は〇長が疎ましいんだろうな」
「自分の嫌いな人のところに近寄らないからね」
「どうりで俺んトコに来ない訳だ。(笑)あ、でも年末の挨拶には来たよ」
「あ、それ見た見た。アナタんところに野木が挨拶してたのは見たよ」
「・・・野木は怒られたことないんだよ。叱られたことないんだよ」
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「アナタは私が船山に持ってった採用の本や、ビジネス関係の本って読んだことないよね?」
私の書棚にはそういうビジネス本は1冊もない。ホントにゼロ。読みたいと思ったことすらない。
「そういうのを読まないでこれまでどうやってきたの?」
「自己流」
「だよね?(驚)、完全な自己流だよね?誰か教えてくれたの?」
「教えてくれない。前職でも今の職でも自分の経験だけ。怒られたとか?」
「怒られた?叱られたじゃなくて?」
若い頃は怒ると叱るの区別すらつかなかったからね。
「何かやらかしたら誰かに怒られてたよ。お前こういうことやっただろ、言っただろって。ハイ言いました、そう言いました、もっとヒドいこと言いましたって」
「全部事実だから?(笑)」
「そう。実際やらかしたんだから。そうやって怒られて覚えた。会社が私の高い授業料を払ってくれたようなもの」
「だ・よ・ね・~」
今の若い連中はかわいそうな世代なんだよな。
正月2日からこんな会話ですよ。

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この残骸が気になってしょーがない。
折れたアスパラと、1個だけはじけ飛んだ?トマト巻。
隠せばいいのにさ。
Kさんが折れたアスパラを豚バラ肉で繋ぎ合わせ、修復して焼いたらこうなった。アスパラに段差があるのがわかりますか?
幾らで値段ついたかは知らない。
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18時前後に退店、夜はまだこれから。
今年もまだまだこれからです。
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既に日常に戻っていますが、飲食店や酒場はまだ営っていないところもあるので、明日以降は昨年のネタでしばらく繋ぎます。
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大船懐メロBGM酒場 [居酒屋]

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本日の大船懐メロBGMです。

OLY OLY OLY OH!
YELY YELY YELY YEAH!
WON`T BE LONG バブルガムブラザーズ 1990年

MOON あなたは知ってるの?
MOON あなたは何もかも?
初めてキスした日のことも
MOON レベッカ 1988年

素肌にキラキラ珊瑚礁
二人っきりで流されてもいいの
青い珊瑚礁 松田聖子 1980年

どうしたんだ HeyHeyBaby
機嫌なおしてくれよ
いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ
雨上がりの夜空に RCサクセション 1980年

いつか約束した海も行けなかった
叶えてやれることなんて何もない気がした。
Only Love HOUNDDOG 1988年

まわるまわるよ 時代はまわる
喜び悲しみくり返し
今日は別れた恋人たちも
生まれ変わってめぐりあうよ
時代 中島みゆき 1975年

名も無い花には名前をつけましょう
この世にひとつしかない
冬の寒さに打ちひしがれないように
誰かの声でまた起き上がれるように
桜 コブクロ 2005年

あの時同じ花を見て美しいと言った二人の心はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度 (誰が歌ってたバージョンか不明) 1971年

さよなら
バックミラーの中に あの頃の君を探したけど
さよなら
ボンネットを叩く雨 もう何も見えないよ聞こえないよ
ラストショー 浜田省吾 1981年

ねぇ君もっと深く知り合おう
ついては週末のデートなど
もじもじ問いかけた瞬間に夕陽が落ちて来た
ハイスクールララバイ イモ欽トリオ 1981年
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汚れてもいい
泣いてもいい
愛は尊いわ
誰でも一度だけ経験するのよ
誘惑の甘い罠
ひと夏の経験 山口百恵 1974年

甘いとき弾む心
ひと夜のきらめきに揺れる
キャンドルがうるむ瞳の中で
無邪気に踊ってみせる
ダンシング・オールナイト もんた&ブラザーズ 1980年

あなたの空を翔びたい 誰より高く翔びたい
高橋真梨子 あなたの空を翔びたい 1978年

いなせだね夏を連れて来た女
渚まで走るよ めっ!
涼し気な目もと流し目 eye eye eye
粋な事件 起こりそうだぜ めッ!
め組の人 ラッツ&スター 1983年

この頃流行りの女の子 お尻の小さな女の子
こっちを向いてよハニー
だってなんだか だってだってなんだもん
キューティーハニー (オリジナルは誰が歌ってるのかな?) 1973年

HERO 空はひび割れ
HERO 太陽は燃えつき
HERO 海は枯れ果てて 月は砕け散っても
HERO(ヒーローになる時、それは今) 甲斐バンド 1979年

さびしいものは あなたの言葉
異国の響きに似て不思議
さよならよりも切ないものは
あなたの優しさ なぜ?不思議
桃色吐息 高橋真梨子 1984年

憧れのあの人は罪なことだよ先生
できるなら個人授業を受けてみたいよ。
個人授業 フィンガー5 1973年

恋する女は綺麗さ 決してお世辞じゃないぜ
ため息交じりの頬についこの手のばしたくなる
お嫁サンバ 郷ひろみ 1981年

あなたがいつか話してくれた 岬を僕は訪ねて来た
ふたりで行くと約束したが 今ではそれもかなわないこと
岬巡り 山本コータロー 1974年

歯痒いのよその唇
キスする場所を間違えてる
心の傷ならそんなとこにない
はがゆい唇 高橋真梨子 1992年

空を飛ぶ 鳥のように 自由に生きる 
今日の日は さようなら また会う日まで
今日の日はさようなら 森山良子 1966年
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ふと誰もいないなと思ったら、カウンターの向こう側にしゃがみ込んで賄い中だった。
ビーフシチューをご飯にぶっかけて食べてましたね。
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「〇〇さぁん。今日はマグロのいいのが入ったので。よかったら・・・」
出ましたマスターの勧誘TALKが。何故この遅いタイミングでススメられるか。チーオムを平らげた後で。
明日が日曜で休みだから在庫一掃にかかったに違いない。
あ、そろそろ片付けにかかってやんの。
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結局いただきました。
この店で刺身を食べた記憶ないなぁ。
それでも余ったマグロは週明けに串に刺しておとおしで出されるのだろうな。
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マグロが出されたタイミングでラストオーダーになった。「ごめぇん○○さん。今日は1万・・・千円になっちゃった・・・」
予想通りの金額です。
「何かアナタあの店好きねぇ」
「料理も会計も安心できるからね。いつも同じような金額だし。1万円札1枚と千円札2~3枚ありゃいいんだからさ」

師走に向けて年内最後の訪問を目論んだ。
「〇〇といいますけど・・・」
「あ、〇〇さんどーも」
「年内はいつまで営ってます?」
「年内ですか?31日まで営ってます。そして何と!!年開けは2日から営ります!!」
な、何だって?
上大岡の串焼き屋(31日と元旦休み)より稼働日数が1日多いぞ。
「じゃぁどっかで行きますワ」
「ハイお待ちしておりまぁす」
最後の方はやけっぱちの絶叫調になっていた。
年内の業務最終日、中締めを終え、年末の挨拶の後、店に再度電話。
受話器の向こう側は喧噪状態のようで。
女の子が出て、「今日は混んでる?」
「ハイ混んでます・・・けど・・・何名さまですか?2名・・・少々お待ちください」
保留ボタンを押さないので会話が筒抜け。
「誰?〇〇さん?ああ大丈夫大丈夫入れて入れて」(若いの)
「大丈夫です」
???
「混んでるらしいぞ」
「入れて入れてって言ってたの。それって入れるだけで席ないんじゃないの?」(ジャン妻)
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カウンターに椅子を増やしてキュウキュウ状態。
3つあるBOX席もバラして2つくっつけて1テーブルにしている。
賑やかな夜。賑やか過ぎて懐メロBGMがあまり聞こえないぞ。

逢いたくて逢いたくて
この胸のささやきが
あなたを探している
あなたを呼んでいる
木蓮の涙 スターダスト・レビュー 1993年

私がオバさんになったらあなたはオジさんよ
かっこいいことなかりいってもお腹が出てくるのよ
私がオバさんになっても本当に変わらない?
とても心配だわ。あなたが若い子が好きだから
私がオバさんになっても 森高千里 1992年

グッバイマイラブこの街角で
グッバイマイラブ歩いてゆきましょう
あなたは右に私は左に
振り向いたら負けよ
グッド・バイ・マイ・ラブ アン・ルイス 1974年

お酒はぬるめの燗がいい
肴はあぶったイカでいい
女は無口なひとがいい
灯はぼんやり灯りゃいい
舟唄 八代亜紀 1979年

さよならを繰り返し
君は大人になる
ときめきと戸惑いをその胸に
しのばせて
ガラス越しに消えた夏 鈴木雅之 1986年

Thank you for your kindness
Thank you for your tenderness
Thank you for smile
Thank you for love
Thank you for everything
さよならの向こう側 山口百恵 1980年
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「いっそ元旦も営ったら?」(私)
「1日休んだって気が抜けるだけだよ」(ジャン妻)
「元旦くらい休みたいじゃないですかぁ」(若いの)
その台詞はマスターに聞こえるように言っていた。開けたら開けたでお客さん来るでしょ。
そのマスターは私に向かって両手の人差し指を立ててニヤリと笑った。
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禊とライバル心 [居酒屋]

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お世話になっているこの店ですが。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-11-20
で書いたように11月の後半に小さい奇禍があって、ジャン妻の眉をしかめさせたままだったのです。
私はこの店との今後の関係を心配した。わだかまりを持ったまま年を越すのはよくないと思った。
このまま関係が途切れたら、この店のOBで現在は下の店で修行中の彼も心配するだろうし。
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私は関係を修復しようと動いた。
ジャン妻は叱り方、注意の言い方がキツいので・・・(中途新人を怒鳴ったら辞めちゃったくらいだからね。「アタシが怒鳴ってなんかいないっ」・・・)・・・自分が言った方がいいと思って。
開店1時間前に近所のハンコ屋に印鑑を注文に行った帰りに店の前でじーっと立っていたら、店の奥からママが出て来た。
「あのさ・・・ちと話が・・・」
「なになに?いい話?」
「いい話・・・では・・・ないな・・・」
「ええっ!!悪い話?・・・なになになに?」
「止めとこうか・・・」
「ええぇ。大丈夫よ言って言って言って」
「じゃぁ言うよ。この間〇〇(ジャン妻)の部署の歓迎会でさ・・・こういう言い方されたんだってよ」
「ええっ!!」
「・・・」
「そんな言い方してないわよぉ」
「ああそう。でもそう受け取ったみたいだよ相手は。またママあんな言い方してアタシのカオがってアタマ抱えてたからね」
自信が無くなったように、「・・・言ったのかな~・・・」
「言ったんだってさ。普段から出てるんじゃないか?」
ママは自信が無さそうだった。
「私だったら参加者に喫煙者がいたら事前に言うさ。今日の店は全席禁煙です煙草吸うなら外の灰皿でって最初に言うけどね。〇〇(ジャン妻)にもそう言ったの。言っておけば双方気を遣わんで済むしさ」
「・・・確かに言ったかも。うん。ゴメンなさい。言ったわ」
「店が忙しくなるとつい出ちゃうんだよ」
「えぇ~。普段は言って・・・」
「言ってるさ。言ってるよ。聞こえるモン。ああまたあんな言い方してるって」
「そ・・・そうなの・・・ね・・・」
「言っちゃったんだからしょーがない。その方はもう来ないと思うけどね。店ん中のどっかに禁煙ですって貼っときゃいいのにさ」
「禁煙にして最初の頃は貼っておいたんだけど。1年経ったから外しちゃったのかも」
「ああ、外しちゃったんだ。でも俺らや禁煙を認知した客だけじゃないよ」
「そうよね。でもメニューの下の方に一応、店内禁煙って書いてはあるんだけど・・・」
「見たことない。普段はその日のおススメ。黒板しかみないから」
「そ、そうよね・・・」
「パパッって言わないでタメて言えばいいんだよ。すみませんお客様ぁ、当店は禁煙でしてぇ、お煙草でしたら外でぇ・・・って」
反省しきりのママだったが。
「言ったのっ?」(ジャン妻)
「言った」
言った内容を説明した。
「普段からそういう口調が出てるってそこまで言ったんだ」
「言った。今頃しょ気てるんじゃないか。案外立ち直りが早いかもな」
注意したって直りゃしないよと思わないでもないが。気にしてるだろうからその日の夜、予約の電話したらママが出て、「さっき旦那さんに注意されたの。ごめんなさいごめんなさい」だったそうだが、
「満席だって」(ジャン妻)
「なにぃ?さては俺に言われた直後だから会いたくなかったんだろうよ」
悪態ついたが翌週に行きました。
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おとおしの煮物。カニあんかけのダシにシャキシャキの白菜。
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おとおし1.jpg
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鶏ハムと焼き茄子のポテサラ。
ハムはまだしも、焼き茄子は合わないなぁ。
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大根と豚バラのピリ辛温サラダ豆板醤と山椒の合わせダレという長ったらしいネーミング。
合わせダレが美味しい。
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モッツアレラチーズとフルーツトマトの揚げだし。
ダシが美味しい。でもトマトの揚げだしとはねぇ。チーズはともかく。
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明太子とチーズ芋もち。これもダシが美味しい。
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この夜に大ヒットだったお好み焼き風タコのかき揚げ。あっちこっちのテーブルからオーダーがとんでました。
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私に注意された話は出なかった。その代わり、この店を辞めて神奈川県内某市の有名店に飛び込み修行している彼、K君の話題になった。
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「彼、元気だった?」
「元気だったけど・・・」
「K君は少し丸くなったね」(ジャン妻)
「そうなのよ。お店が終わった後、常連さんと夜遅くにラーメン食べに行ったりしてるんだって」
「あの街に夜遅い時間帯のラーメンなんてあったかな。大船まで戻ってるんじゃないか?」
そこで産業スパイよろしくその店のメニュー写真を印刷したペラを見せた。
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「何これ?」
ママは細かい文字の羅列に驚愕していた。
「これって横書きなの縦書きなの?」
「カウンターから店のPC画面が見えたんだけど、これってExcelの縦書きなんだよね。あまりそういう人っていないし」(ジャン妻)
「このマークは何?」と聞かれたので、★◆他、いろいろ説明してあげました。
★は比較的すぐ出せる、◆はお時間を要する、小鉢1つ300円、3つで600円、3の倍数でオーダー、◆でも仕込みが完璧なので意外と待たない・・・。
刺身は1枚からお切りしますに仰天していた。
「ちょっと見にくいわよねぇ」(ジャン妻)
「私なんか老眼きてるからこうやって(目から離す)見ないと読めないモン。辛うじてカタカナのポテサラ、コールスロー、マヨネーズが判読できるけどさ」
「これだけあってすぐに出されるの?」
「◆は他のお客さんがオーダーしたのに便乗すればいいんだよ」
「皆そうしてるね。アタシたちが頼んだシウマイに他のお客さんが、こっちも、あ、こっちもって。それで一度に出されるのよ」
ママは感心しきりだった。客筋がこことは全然違うのも話したが、そこをあまり言うと、この店のお客を否定しちゃうからそこは抑えた。
そしてアンコール。おとおしの盛り合わせ。
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料理はどれもまぁまぁ美味かった。たまに来る方が美味いのかもしれないね。
「年内いつまで?まさか22日でラストじゃないだろうな」
「ええっと・・・」
28日までらしい。こっちは29日まで仕事だぞ。
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「ママ、全く気にしてなかったな」
例の注意事項については全く話さなかった。
「ママはもう済んだと思ってるんじゃない?」
さぁこれで禊は済んだ。年内ラストスパートです。
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何かしらを混ぜたポテサラはメニューに必ずあるのですが、これは凄かったな。
ベーコン&とろけるゴルゴンゾーラのポテサラ。
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こってり重厚感あるポテサラ。ポテサラの域を超えている。ドロドロでしたよ。
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肉巻き白菜の純米酒蒸し。白菜と豚バラから出た甘いダシがいい。でも何も純米酒で蒸さなくても安い本醸造でいいではないか。
さては余った酒を適当に混ぜて使ったんな。(笑)
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聖護院大根と揚げ餅の揚げ出汁。
聖護院野菜だから京野菜ですね。この辺りもまたまたいい意味でのヘンな自己主張が伺える。他とはちょっと違うものを出していますというもの。普通の大根で充分ですが。
聖護院という難しい漢字を黒板にチョークで書くママの達筆にも驚く。
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揚げ大根揚げ餅3.jpg

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水切り豆腐と三陸産牡蠣のステーキ黒酢ソース。
宮城県産牡蠣の出荷停止が報道されていますが、あれは宮城県全域ではないらしいですよ。漁業関係者のHPにも出てましたが、今回の騒動で出荷を自粛しているのは漁協で取り扱う共販の剥き身の牡蠣だという。
殻付きの牡蠣は従来通りの検査結果を踏まえて、生食用か加熱用に振り分けられる。
私は別に何が何でも牡蠣を食べたい訳ではないが。
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コロッケ1.jpg
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真鯛と京芋のギョロッケ。ギョロッケ(魚ロッケ)は魚の練り物をフライにしたものか、揚げかまぼこだと思っていたのですが、これは里芋の主張が強過ぎ。鯛なんぞという白身の香りはしなかった。
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「ギョロッケってどっかで食べたね」
「渋谷の佐賀」
「ああ、あの高い店」
渋谷の東急ハンズ近くのビル7階にある高い店。ちょっとお財布にキツい店です。
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昆布〆平目の松前のせ。
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磯の香り青海苔入り出汁巻玉子。大船にあるとの山の和風玉子焼きに似ている。美味しい。
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「彼(K君)のお店に行ったんですよね?」
「行った。明日も行くの」
「そうなんですか。あの店でKの料理だけを出したイベントって行かれました?」
「いや。行ってない。そんなことやってるんだ。まさかあの店で栃尾揚げツナマヨとか、ゴルゴンゾーラコロッケとか出すのかな」
それじゃぁこの店と同じになっちまう。でも私の見たところ、K君はオーダー、ドリンク、洗い場ばかりで、まだ料理に触らせて貰ってないようだが。
「明日行くので聞いてみる。2人(店主、ママ)は行ったの?」
「ウチ休みが(土)(日)(祭)じゃないですか。平日は行けないし」
「それにしちゃぁ年末年始GWお盆11月初旬としょっちゅう休んでるじゃねぇか」
マスターは私の毒舌にたまりかねて刺身包丁を持ったまま身体がのけ反った。
「彼も言ってたよ。マスターもママも平日しょっちゅう休んでるんだからウチに来ようと思えば来れますよねって」
「アイツそんなこと言ってたんですかぁ」
これは冗談。そう言ったのは私です。
「アイツ今度会ったら・・・」
「で、年末年始の休みは決まったのか?」
「ええっと・・・(途端にトーンが落ちる)・・・29日から休みで、5日から・・・」
「ウチは30日から休みで4日から仕事よっ」(ジャン妻)
「河岸が休みなので・・・魚が・・・」
「魚が無くても充分営業できるよこの店」(ジャン)
「銀行なんか30日まで営ってるのよっ」(ジャン妻)
「・・・」
毎年この時期になると仕入れのせいにする。
そして年内最終営業日。
年内最終日.jpg
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満席でした。入店を断念したお客も数組いました。
生ハムとセロリのポテサラ。
この店のポテサラはベースになるポテトとドレッシングが同じで、それにアクセントをつける塩加減のもの、プラス、余った食材を無理くり混ぜてないか?結局同じ味なんですよね。
ポテサラ1.jpg
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栃尾揚げの海老マヨネーズ焼。
よく出される海老ツナマヨネーズ、海老明太マヨネーズ、とも何かが違う。
隠し味がある。クリームソースのようなものが入っている。
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牡蠣と下仁田ネギの醬油焼きとろけるチーズ載せ。
やわらかい下仁田ネギと在庫一掃せんと残り物の牡蠣??
悪くないけど醬油の味よりチーズの香が勝っている。
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真鱈白子のゴルゴンゾーラチーズ焼き。ガーリックトースト添え。
真鱈の身はともかく、白子は溶けちゃったような。
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チーズものが3連続続いたので、「アナタの注文センス、チョイスがオカシイ」
何っ?チョイス?
チョイスだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
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では口直しに刺身でも。
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2種(ブリとカサゴ)お願いしたら何故か3種ある。在庫整理だな。
黒板のメニューがヤマになってひとつずつ消えていく。
今年の締めに、ベーコンとタマネギ入りの自家製さつま揚げとは如何なるものかと喰ってみたが、これは別にたいしたことなかったな~。
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「ねぇねぇ」(ママ)
「うん?」
「小さい文字でギッシリ書かれたメニューのK君のお店だけど。〇〇さん(私らのこと)ってそのお店のお料理に惹かれて行くの?それとも彼?」
「彼だな」
迷わず言った。
「彼の人柄だろうな。そこにいる人があっての料理だろうな。ただ料理が美味いだけなら行かない」
「アタシもどんなに美味しくても、人がよくなかったら行かない」(ジャン妻)
「そうなんだ。人なんだ」
ママのホンネは、じゃぁウチの店に来てくれてるのもアタシたちの人柄なのねと言いたいのに違いない。
「その店はママもいい方なの?」
これはその店へのライバル意識?ジェラシー?迂闊なこと言えないな。
「ママもいい人そうだが・・・私らとはまだ距離感あるよ。そんなに会話しないしあっさりしてる。それはウチらの担当はK君だと思ってるんじゃないかなぁ。忙しそうだし以前からの常連さん(阿佐ヶ谷?)に気を遣ってるからね」
何故この店で他所の店の話題になるのか。意識バリバリである。
「でもK君の人柄を育てたのはこの店だろうな」
ママはニンマリ微笑んだ。

翌日の昼下がり。。。
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しっかり休んでます。
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いついつまでお休みします新年はいついつから営業しますの貼り紙すらないぞ。
「ウチのお客さんは皆さんわかってくれてますので」(マスター)
( ̄▽ ̄;)
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文字の羅列 [居酒屋]

仮にKさんとしておく。
Kさんは私のBlogに度々登場する都内のお店にいた。その日のおススメが黒板に白いチョークで殴り書きされた店です。
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今年の夏前にお辞めになり、神奈川県内の某有名居酒屋に修行に出ている。最初は新妻とお客で入り、その場か後日か、履歴書を持って見習い?で雇用された。
私はその情報をKさんが去った後に聞いた。その店は小さい店でママひとりで仕込、調理、接客をこなしていた。
もともと席数が少なく予約がトテモ難しかったうえに食の情報誌dancyuに掲載されちゃったから大ブレイク、その日に思いたってフラッと入れる店ではなくなったという。
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ジャン妻は私に遅れること1ヶ月、Kさんと半年ぶりの再会。
カウンター奥の2席、Kさんの真ん前に着座。
「ええっと・・・いきなり早速だが、来月空いてる日はあるかな」
マジメなKさんは後ろから予約台帳を引っ張り出して頁をパラパラめくりだした。私はKさんのツテで何とか店とご縁ができたが、部屋数少ない人気旅館と同じで、行ったその日にすぐさま次の予約を入れるようにしている。
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おとおしは大根と青菜を煮たもの。薄からずしょっぱくもなく。
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そして新聞の切り抜きを拡大したような縦のお品書きに見入る。
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向こうの壁にノートPCがあって、そこにメニューが写し出されていた。
「EXCELの縦書きだね」(ジャン妻)
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目が疲れて来るので、「★小鉢を左から9つ」
「左からですね」
「うん」
「右からってお客様はいますけど」
「じゃぁ順不同で行きますね」(ママ)
最初の3品は。
カボチャとお揚げの甘辛煮
ほうれん草と焼き舞茸の胡麻和え
薩摩芋の五目キンピラ
「かぼちゃなんて普段は食べないクセに」
「・・・」
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次の6品は。。。
揚げ蓮根の南蛮漬け生姜風味
小松菜と桜海老とお揚げの煮びたし
長芋とエリンギのジャコ炒め
アスパラ芽と竹輪の辛子和え
蒟蒻の旨煮
ふきと油揚げの煮物
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その間に◆を入れておくのです。後は店のペースに任せます。
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「〇〇〇〇(前の都内の店)行かれてます?」
「それがさぁ。彼女の部署の飲み会で、こういうことがあって・・・」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-11-20の話をしたのだよ。この件のオチ、顛末は明日掲載しますが、私がきちんと話をつけて関係修復。昨夜年内最後の訪問を済ませました。明日か明後日にUPします。
「確かにそう強く言ってる時ってありますね。でも自分は言えないですし。〇〇さんだから言えるんであって」
「もう出入り禁止かな。アハハハ(笑)」(ジャン妻)
「いやいやいや。行って下さるだけありがたいと思いますよ」
「それきり来ない客の方が遥かに多い訳だからね」
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帆立のクリームコロッケが出される前に、カウンター上にブルドックウスターソースが2種類置かれた。
「あ、ソース要らないかも。そのまま食べるから」
私はコロッケに味付いてると思ったのだ。いきなりソースをベチャベチャかけたら気分悪いだろうがよ。
そしたらKさんは私にこう振ってきた。
「最近タルタルソース食べてます?」
「タルタルソースぅ?あの店では食べてない。普段は控えてるよ」
この店ではアジフライにタルタルソースが添えてあるのは事前にチェック済みですが。
他の店(紀尾井さんとか)でタルタル出されたらいただいてますけど。
この会話がママのアンテナに引っかかり、出された帆立クリームコロッケにはタルタルソースがベッチョリ付いて来た。
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「タルタルソースがお好きなんですって?笑」(ママ)
聞えたわよと言わんばかりであった。それだけ言い置いて颯爽と他の調理に戻っていく。
聞えてたのか。おそるべしアンテナである。
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ママはよほど頭脳明晰でアタマの回転が早いに違いない。同時に手を駆使して、切る、盛る、沿える、背後に向かって焼く、揚げる、蒸す。
複数のKeyboardを積み上げて縦横無尽に弾きまくるプログレッシブロックのKeyboard Playerのようである。
キツさを表に出さず。淡々と手早く遂行していく明晰な頭脳、料理センスと才能、熱意っと強靭な意志、要領と容量、献身的な姿勢も。
シウマイは他のお客さん分と一緒に複数の個数が同時に蒸されて供された。
ちょっとヤワかったですね。箸先でボロボロ崩れちゃって。
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シラスと大葉のおつまみピザ
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豚肉生姜焼きサラダ仕立て。
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こりゃぁビールですな。そしたらKさんがヌケヌケと、「ビールですよねこれ。前もよく後でビールお飲みになったりされてましたよね」
そりゃ前の店でKさんの調理スピードと提供センスがズレてるか遅いからだよ。これはビールだろうってアテを日本酒に移行した後半に出してきたりするからさ。
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締めの小鉢3品
さっぱりコールスロー
きたあかりのポテトサラダ
肉ジャガ
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「彼(Kさん)は履歴書書いたんですか?」
「ハイ。写真入りで。家のどっかにあると思いますけど。笑」(ママ)
「経歴詐称してないだろうな」とまたまた暴言を吐いてしまった。でもKさんはドリンク、オーダー、洗い場担当で、まだ料理には触らせてくれてないようでもある。
会計時にKさんは電卓を叩くが、ママに見せてGOサインが出てからお支払になる。
「彼は仕込を手伝ってるんじゃないのかな」(ジャン妻)
そうだろうか。私はママの傍らでサポートする代わりに、「見て覚えなさい」、だと思う。だってまるっきり素人じゃないんだから。
教えたってレシピを早く盗まれたりするだけだろう。
ママは最後にこう言っていた。
「よかったね。ファンの方が付いて来てくれて」
まるで姉と弟のようである。あ、兄に見えるかも。(失礼)
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年末なのでもう1譚追加します。
この店を辞めて。。。
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この店で修業中の彼、K君が言うには。
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「すみませんが・・・」
「???」
「あと15分ぐらいしたら席を移動して貰っていいですか?」
「いいけど」
はて?何が起きた?
何処に移動しろと?席は埋まってるぞ。
19時半までの2名のお客がいて、入れ替わりに入る19時半から4名の予約客が遅れてるらしい。
私らは入口側のカウンター席にいるのだが、奥に1つだけあるテーブル席も埋まっているので、19時半までの2名様の後に私らを動かして、カウンターの角を含めた4名席に案内するのだろうな。
19時半過ぎてる。遅れてる4名様が来たら出るんだろうけど。私だったら来ようが遅れようが、定刻が来たらサッと引き上げるけどね。
先に小鉢を6品入れて、「定番は席を移ってからにしようよ」(ジャン妻)
それでは店側が困るのである。ママ1人で調理しているこの店は後から追加するよりは先にオーダー入れいた方がいいんだよ。席が動こうがそれはあまり関係ないのである。
鴨肉ボイルウインナー、サンガ焼き、シウマイを2個入れといた。
若い者が4人でLの字型にカウンターに並んだタイミングでその2名様は御帰りになり、私らは真ん中に移動した。
「すみません動いて貰って」(その4人客のリーダー)
「先に聞いてたから。いつ動くのかなって思ってたけどな・・・」
「すみませぇん。私が席の差配をミスりまして・・・」(ママ)
いや、ママじゃないな。おそらくミスったのはK君だろと私は疑った。ママはK君を庇ってるな。
小鉢その他は、私に疑われたK君が持ってきてくれた。お絞りも取り換えてくれた。
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お品書き2.jpg
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小鉢1.jpg
卵入り油揚げ巾着煮
きたあかりのポテサラ
揚げ蓮根南蛮浸生姜風味
小松菜と桜海老と揚げのお浸し
焼き豆腐と九条ネギのすき焼き風
柿と胡桃のクリームチーズ和え
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小鉢3.jpg
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小鉢5.jpg
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後から来た4人の若い者、リーダー格が言うには、
「ママぁ。メニュー見難いんだけどぉ」
私も同意見。文字の羅列だからね。私の場合は老眼がきてるからである。
「ええ?これでも見やすくしたのよぉ・・・」
「何処がさぁ?」
「下の左に書いてあったの(定番)を次の頁に移したんだけど」
それでも見難い。
私は新手を考えた。メニューをⅰ―Phoneで撮って、2本の指で写真を広げて拡大すればいいのである。そうすると、おう見える見える、しっかり読めるぜ。
冷や3.jpg
「先にご主人のお酒・・・・・・これは奥様のお酒・・・」
「お、奥様?」
「え?奥様ですよね。まさか愛人とか?」
「愛人かぁ。だったらもっと若いのを・・・」
・・・まで言ったらジャン妻に張られそうになった。
どう見ても兄と弟である。(失礼)
姉と弟か?.jpg女性の背中.jpg
ママがお客さん全員に聞こえるように?言うには、
「今からシウマイいきますけど・・・」
そしたらあちこちから、「こっちも4個」、「こっちも」、「俺も2個」と声が挙がったものである。最初に頼んだのは俺らだぞ。皆さん便乗した。なるほどそういう信頼関係が構築されているわけか。皆でママを助けてるんですね。
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シウマイ.jpg
ママが天ぷらを揚げている。
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時刻は20:30を過ぎた。隣の男性が、「今、揚げ物のチャンス」
「何で?」と女性。
20:30過ぎたら料理が出切ったのか、天ぷら、アジフライ他、次から次へと揚がっていく。
私らが小鉢3種追加。
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さっぱりコールスロー
ニンジンとリンゴのラベ●風味 (●は判読不能)
しめじと高菜のクリームチーズ和え
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小鉢10.jpg
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ひとりの常連さんで初老の男性が来た。
ママが私らに済まなそうに、「また左にお席ずれてもらっていいですか?」
「ああ、いいけど」
初老の男性も、「すみません動いて貰って」
でもこれで2回目の移動、席は3席目なのでつい言ってしまった。
「今日は江戸時代の大名なみに国替え(席替え)が多くて・・・」
店内は爆笑に包まれた。
再びママが、「すぅみませぇんねぇ」
席替え=国替え?戦国コメディ真田丸と並行して録画鑑賞していた真田太平記を観終ったのですが、ラストが上田から松代へ転封(国替え)される場面で終わったのが脳裏にあって。
でも何だかオカシイぞ。ママはその初老の男性をお客扱いしていない。明らかに客あしらいに差がある。
常連さんが話しているのを小耳に聞いたらママのお身内、しかも旦那さんだそうである。
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すかさず次回を予約。この店はどっかの2室しかない宿と一緒で、来たその日に次回を予約しないと。それも複数の日を範囲指定してその中から「何処か空いてないか?」と言わないと。一旦この店から離れてしまったらその後は自分の運不運を試されてるハメになる。
それって居酒屋としてどうなの?と思わないでもないが、小さい人気店なんだから仕方がない。
「あの・・・」(K君)
「???」
「この店で、自分の料理がメインの日をやったんですよ」
「Kさんの料理メニューだけで?」
「そうですそうです。いつもとメニュー変えて自分のだけで」
そういうイベントをするのは前の店のマスターから聞いてたけど。
「まさか前の店の料理が出るのかここで?栃尾揚げのツナマヨとか?挽肉ゴルゴンゾーラのコロッケとか?焼きそばとか?」
「いやいやそういうのではなく・・・(・・・の先は忘れた)・・・そういうのをやる日は完全予約制なんです。次回がいついつの日曜なんですけど。よろしかったらどうですか?」
その日は確か、前日がさらの木だったような。あ、そうか。帰って来て夜に来ればいいんだし。
「じゃぁ俺ら来ますよ」
はたしてどのような料理が出されるのか。Kさん、港区で振った腕をまた見せてください。
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コメント(2) 

イヴの上大岡 [居酒屋]

世間が忘年会シーズンたけなわで、後半線に突入しています。
この店、今年は38回行きました。年間回数ダントツで1位です。
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ジャン妻が午後半休(代休らしい)で午後に美容院の予約を入れ、横浜の何処かで服を買い込み上大岡駅のロッカーに買い物袋を入れてから市営地下鉄駅の出口で待ち合わせ。
私は茅ヶ崎市の公用を終え某現場に立ち寄ってから上大岡へ向かった。
「着いたよ」メールの本文には、「演奏会やってるね」
演奏会?
「Valloteか?」
「かも。大きいバイオリンがあるし」
それはコントラバスに違いない。まだ解散前(卒業前)の路上LIVEをやってるのか。
先日、挨拶したからなぁ。
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カウンター席に着いてレバ3本他、最初のオーダー入れたらジャン妻の愚痴が長々と始まった。ジャン妻の部署の中途新人のネタだった。
以下の会話は、UP済みの記事http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/に繋がります。内容が重複する箇所があります。
レバ.jpg
秋に新規採用したのだが、かなりの倍率で採用したのに、僅か2ヶ月経たずにもうボロが出始めたというもの。
「アナタの予想が当たった・・・」
私はその人物を見て、「アイツはこれこれこうじゃないかなぁ」と予想したんですよ。そしたら当ったと。いい方に当ったのではなく悪い方ですよ。
だからといって、「ホレ見ろ俺の予想が当たった~」と自慢げに吹聴したりしませんよ。私の悪い予想なんて外れた方がいいに決まってる。
「何があったのさ?」
「できるだろうと思って今日1日やらせたら全然できてなくって、過去にやったことないのがわかったの。でもそれって知っててアタリマエのことなんだけどさ~」
できないのが明るみに出た後に、
「アタシや部長のいないところで、自分は前職でこれこれこういうことをやってたって周囲にコボしたんだよね。何かことが起きる度にそう言うらしいのよ」
「それは自己アピールか?」
「そう。過去にやってたやってないなんて関係ないんだよ。それよりも今これから、ウチでどうやっていくかが大事なのに・・・」
「で、何か言ったの?」
「ごめんなさいアナタが過去にやってないのがよくワカリマシタって言ってやったわよ」
そりゃキツいな。でも事実なんだろうな。
長々続いてTALKが止まらなくなり、せっかく焼き立てのレバが冷めてしまった。その後も延々聞き役になり、私も聞いて欲しいネタがあったのだがなかなか切り出せず。
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私はジャン妻が言う対象者が、何ができて何ができないのかはわからない。聞いても難しくてわからない。ポイントを抑えるのが精一杯である。
「何でそんなのを採用したのさ?」
「50人中の1人よ。1/50で採用したんだから」
「ご、ごじゅうぶんのいち??」
「そうよ。二次面接の時に、自分やったことがない業務でもイチから頑張りますって話だったのよ」
自分のわかるネタに逸らしてみた。
「だったら言ってやればいい。こっちはお前さんの過去なんか興味ねぇし知らねーからって」
入って来たばっかりで自分の立ち位置がわからないんだろう。
だが私もその野郎の視線や態度が気に入らなかったりする。何だかオドオドして下を向いて私を逸らすんです。避けるんです。私がいる時は私の席、シマをわざと遠回りして自分の席に戻ったりするからね。
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「よし。俺が言おうか」
「アナタは出ないでっ!!」
「・・・」
口を封じられてしまった。散々聞かされてそれかよ。
私が言うわけない。他部署なのにさ。
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「今日はトントントンはないの?」(ジャン妻)
トントントンとはナメロウのこと。無かった。厨房の魚担当のT君がいないのだ。童顔小柄のD君がいる。
D君はいい子だけど仕入と在庫管理がアマいな。お品書きに書いてあるのに、牡蠣、角煮、ヤマ続出。
「牡蠣が残り1本しかないんです」
「いいよそれで」
仕方がないので、焼き物他、の正統派路線でいきました。
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長舌でブツクサこぼしてたのをマスターも聞いてたのか、途中からさりげない話題に引き込んでくれた。
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上大岡駅に戻ったら、Valloteはラスト1曲を奏でたら休憩Timeに入っていた。
解散を宣言したアーチストを見るのはシラける。決めたんならさっさと解散すりゃいい。解散をウリにして稼ぐなよと。こりゃ言い過ぎかな。
でも私、CD5枚買ってますから。先日買った2枚は簡易パッケージだった。とうとうインディのままメジャーにはなれなかったが、HP見たらコントラバスの女性が入籍済みだったと。それじゃぁしょーがない。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-11-26

先日は私に気付いてくれたが、今宵は別のファンと間違えたらしく、「どこどこのLIVEにも来ていただいて・・・」
「俺らは鳥火だよ」
「あ・・・そうでしたね」
何か言いたげだったが、「じゃぁ・・・幸せに・・・」
サッと踵を返しました。なので私はこの中に入ってません。
http://ameblo.jp/vallote/entry-12224690377.html
「彼女たちもタイヘンだね。こんな寒い夜にファンサービスしなきゃならないんだから」
「まぁな」
「アナタだったら怒るでしょ。亭主を放りだして夜に活動するなって」
「そりゃ言うさ。言うに決まってる」

そして年内2016年最後に行った日。
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イブです。イブの大渋滞。
「何だこの渋滞は?」
「パパがプレゼントやケーキを持って帰るんだよ」(ジャン妻)
イブだから空いてるだろとタカを括ったのだが、引戸を開けたら17時で満席だった。
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イブのナメロウ。左はシマアジ。
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スタッフはALL男性で、女性は1人もいない。イブだから?
「今日24日と明日25日は人が足りなくて・・・」(Jr)
スタッフの誰かが、クリぼっちがどうこう言うもんだから。彼女ができてもイブまでもたないとか。
「クリぼっちって何だ?」
「クリスマスをひとりで過ごすことでしょ」
「じゃぁウチの誰と誰と誰々なんか皆そうじゃないか」
心無い私は社内の独身女性をあげつらった。
だけどイヤな造語だね。クリスマスに異性と過ごすことを諦めりゃいいんじゃないのか。外出したらカップルやイルミネーションに目を奪われ、気が滅入るだけであろ。
ひとりで過ごすと決めればいいんだよ。どうせ夜明けは来るんだから。
ヒマな調査結果を見つけた。朝日新聞デジタルから。
今年のクリスマスは誰と過ごしますか?というもの。
クリスマスでも普段通りに過ごす20代未婚男性は3人に1人。回答者の男性は762人だって。
大きなお世話だと思わないでもないが。
20代未婚男性で、恋人や友だち家族と過ごす予定のない人が33%。(女性は26%)予定の内容は、男女とも仕事やアルバイトが最多だそうである。
予定がないので男性は、1人でいつも通り自宅で過ごす。
女性は家族と一緒にいつも通り自宅で過ごす。
いいじゃないか。イブやクリスマスにバイトや仕事、素晴らしいと思う。そういうのに捉われずに長期的なスパンで幸福をGETして欲しいもの。
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トンヅケ.jpg
本日の美味を見て、「あ、ローストビーフがある」
「いきます?」
「うん」
ローストビーフ1.jpg
「いいイロね。これぐらいのイロでいいのよ」
ジャン妻は家でローストビーフにTRYしている。正月の集いにローストビーフを持参するそうです。
身が赤いからといって生ではない。
ジャン母は馬刺とか生肉の文化を全く受け付けない人なので、これを正月に家で出すとするとジャン母に生肉でないのを説明するのがタイヘンである。わかって貰えるだろうか。
肉のイロがいいので、スタッフの目が私らのローストビーフに釘づけになっている。視線を感じる。焼き方のジュニア(マスターの息子さん)まで焼く手を止めてじーっと見入る始末。これは俺らの肉だぞ。この辺りが「この店は何だか落ち着かない」と言われたりする由縁だろう。
「イブっぽいですね」
店内にイブの雰囲気は全くないけど。
「彼女(ジャン妻のこと)22日が誕生日なので例年この時期は『アタシの誕生日を優先しろ。ウチには未来永劫クリスマスはない』って強い剣幕なんだよ」
「お祝い2回できるじゃないですかこの時期」
「私はクリスマスが好きなんだけどね。世界中が優しくなれる気がするんだが」
「ウチにクリスマスは要らん」(ジャン妻)
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鉄鍋からよそう1.jpg鉄鍋からよそう2.jpg
締めの体制だが・・・.jpg
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飯に煮込みをぶっかけて喰うジャン妻である。
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だが、最初にオーダーしてまだ出てないものがあるのだ。
「牡蠣がまだ届かないんですよ」
届かないって。本日の美味にあるじゃないか。
煮込みを飯にぶっかけると締めの体勢なのはスタッフも理解しているので、
「北海道から宅配便で届くんですが。もうしばらくしたら来ます」
お待ちくださいまだ帰らないでくださいと言わんばかりである。
しばらくしたら発泡スチロールのブツが届いた。すかさず焼かれた。
牡蠣串.jpg
加えてオイル浸けも。
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「牡蠣は北海度からの宅急便なんです」
「北海道?三陸じゃないんだ」
「ええ。報道されてるので一応・・・」
宮城県漁業のHP見たら出荷停止は剥き身の牡蠣だって言ってたがな。殻付の牡蠣は問題ないと。
鮟肝ポン酢も追加。
鮟肝.jpg
「ローストビーフといい牡蠣といい・・・」
「ウチの店とは思えない」(ジュニア)
だけどソムリエのKさんがいないので(風邪らしい)白ワインが全く出ないのだ。こういう日、こういうメニューの日こそ白ワインなのに。
「本人がいちばん残念がってるんじゃない?」(ジャン妻)
ではまた来年.jpg
振り返る.jpg
勘定は今年で最も高かった。
すぐ来年が来る。今年になる。
正月休みが短くていいや今年は。
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えんかい [居酒屋]

もうすぐ移転.jpg
お世話になったこの店の移転先が決まった。移転先の名刺をいただいた。
12月中に年末を待たずして一旦クローズ。都営三田線沿いに移転します。
年末の2回分をUPします。記念に定番のお品書きをどうぞ。
お品書き1.jpgお品書き2.jpg
お品書き3.jpgお品書き4.jpg
お品書き5.jpgお品書き6.jpg
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「年末に引越しで年明け半ばから再開ですか?」
「そうなんですよ~かきいれどきなのにぃ~」
「まぁ。忘年会シーズンを棒に振るのね」(ジャン妻)
「忘年会シーズンたけなわなんですけど。年末年始に片付けと準備ですね」
最後の稼ぎどきに移転です。まだOPEN前なので移転場所と店の名前は伏せますが、新しい店の名前を見て閃くものがあった。
「この店の名前〇〇〇〇って、もしかしてママの旧姓では?」
「そうですそうです」
ママの旧姓をひらがなで店の名前に宛てた。
「親方(板前のご主人)の姓が〇屋というのですが、それだと商売上ちょっと・・・」
ここで私はまた毒舌をば吐いた。
「ハハァン。まさか旧姓に戻ったとか?」
「ええっと・・・そ、それでもいいんですけど・・・」
バシッ!!←ジャン妻に肩を叩かれる音。
次の店の規模を聞いたら、「これまでの店よりはこじんまりと営ろうかと思ってます」
この店はキャパの割に2人で営るにはキツそうだった。つきだし(おとおし)から作り立てに拘る店だから、料理の提供や客回転も決して早くはないし。
大皿に載せたお惣菜のようなものをやってみたいという。
「小さくてもカウンターには力を入れたいんですよね」
「では店が小さく席数少なくなったからには、今までもよりは料理の提供が早くなるのかな~」
大将は笑いながら、「ええっと・・・今のとこだけ聞えませんでした・・・笑」
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牡蠣と牛蒡2.jpg
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もう残り時間があまりないので、刺身盛りもネタ数を多くいただいた。全て天然ものと謳っています。
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移転先でもこのタマネギトロトロベーコン煮は定番で置いてくれないかな。
でも他のお客さんに出されたのを一度も見たことないのだ。
「このタマネギトロトロ移転先でも置いてよ」と言ったら、ママから反応がなかったことがある。その時は小上がりの宴会客であまりいい酔い方してなかった客がいたから聞こえるのを憚ったに違いない。
肉豆腐1.jpg
肉豆腐2.jpg
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そしていよいよ最終営業日。
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今日で終わりなのに、店の外にも中にも、「今日で終了です」、「どこそこへ移転します」の貼り紙がないぞ。黙って静かにサラッと営業終了するのだろうか。
それを聞いてみたらママが、「WCに貼ってありますよ」
「WCに?」
「前から貼ってあるよ」(ジャン妻)
「ああそう。自分、WC行かないから」
「そういえば旦那さんWC行かないですね」
私はWCが遠い体質で滅多に行かない。何年も通ってる店でもWCを借りたことのない居酒屋も少なくない。この店のWCは社の宴会で利用した時に一度だけだったな。
最後の最初の膳.jpg
おとおしは里芋.jpg
ママ.jpg親方.jpg
最後の刺身.jpg
今日でクローズなので、刺盛はあるネタを全部2枚ずつ。あ、ハチビキがあるぞ。群馬八幡の託児居酒屋でこれ見よがしに出されたあの魚だ。身が赤い。
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中トロ.jpgシメサバとタコ.jpg
シメサバ.jpgスズキ.jpg
ハチビキ.jpgヒラメ.jpg
他、適当にオーダー入れて、
「ゆっくりでいいからね」(ジャン妻)
「そんな風に言わなくたってゆっくりなんだからさここは」
最後の日も作り立てに拘てる。ポテオサラダのオーダーが入ってから大将がジャガイモの皮を剥いていた。作り置きしないで皮のまま茹でた(ふかした?)ジャガイモをこれから潰すのです。
ジャン妻がこの店へ伊東甲子太郎と私のシマにいる女性と3人で来た時、その女性が、「ポテトサラダが何であんなに時間がかかるのかと思ったら、熱々のが出てきました」
熱々の表現は大袈裟だが、ほっこりあったかいのです。
だが新しい店では大皿のようなものにもTRYするそうである。そういうのでもいいと思う。
栃尾油揚げのカリッと焼きハーフサイズ。
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この海鮮納豆黄身タタキも見納めかなぁ。
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海鮮納豆2.jpg
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秋刀魚の糠漬け炙り焼き。
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サプライズが。ママと大将から、「お誕生日おめでとうございます」と出されたのがこれ。
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「覚えててくれたんだぁ」(ジャン妻)
そうだった。今日はジャン妻の誕生日だったのを思いだした。
「今日をご予約の時に仰っておられたじゃないですか」
キンメ2.jpg
「キンメの煮物なんていつ以来だろう」
「さらの木に初めて行った時以来じゃないかな」
キンメ-ゴボウ.jpg

最後のタマネギ1.jpg
でもやっぱり私の中でも定番、タマネギトロトロベーコン煮がないとな。
「ええっと・・・タマネギ」
「え!!キンメだけでは足りないですか?タマネギいきます?」
「うん。タマネギベーコンは別腹なのだ」
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「これってあっちノメニューにも加わります?」
「う~ん。どうですかねぇ・・・」
「他のお客さんに出されたの見たことないな~」
「出るには出るんですが、お客さんに言わせると想像したのと違うらしくって戸惑う方が多いんです」
「グループ客だと取り分け難いからかもね」(ジャン妻)
そうか。定番から消えるか。
ではタマネギとベーコン買って行くしかないかな~。
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完食.jpg
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さらばえんかい2.jpg
形あるものはいつかはなくなる。
だが、年開けに新しい器で新しいドラマが待っている筈。
「では〇〇で!!」(ママ)
「また来年」(私ら)
既に新規OPEN初日は予約済みです。
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Fadeout [居酒屋]

私が年内最後の上州出張と駿遠出張を1泊2日ずつ計4日、連続して帰京、帰社したら、ジャン妻の部下がいなくなっていた。
出張から戻ったらそこだけデスクが空いていた。
僅か4週間の在職期間だった。

私は出張先で上司からのメール連絡でそヤツが辞めたのを知ったのですが、主張に行く前、ジャン妻上司がその部下を連れて〇長室に入っていくのを見ている。
すぐジャン妻を呼んで、
「アイツ辞めるんじゃねぇか?」
「???」
その時は「まさか辞めるなんて・・・」だったのだが、事実そうだったのである。ジャン妻が上司に「アタシに何か話すことあるでしょう」と詰め寄って吐かせたんだって。
店構え2.jpg
こういう時にはいつも行く店は合わないので別の店で。
呟きⅡで一度だけUPしました。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-06-08
店構え.jpg
店内2.jpg
モチベーションがグタ~ッと下がった時にいい店。料理写真は1回のものではなく2回分です。
そこでジャン妻。。。憮然。。。
ジャン妻憮然.jpg
なんてツラしてやがる。
メニュー1.jpg
メニュー2.jpg
メニュー3.jpgメニュー4.jpg
何だったかな.jpg
トマトとクリームチーズの島ラー油サラダ.jpg
「何で辞めるって?」
「〇〇さん(ジャン妻上司)に聞いたら幾つか理由があって。。。」
大きい理由は、「アタシに怒鳴られたからだってさ」
「怒鳴った?何を怒鳴ったのさ?」
「怒鳴ってなんかないよ。あ、指示したこういうことハアナタはできないんだねって言っただけだよ」
「・・・」
「それって知ってて当然のことなんだけどさ」
「怒鳴ったの?」
「怒鳴ってないっ」
「怒鳴るって・・・T館長(船山温泉)じゃあるまいしさ」
「・・・彼(T館長のこと)・・・怒鳴るの?」
「らしいよ。怒鳴ってでもやらせるって言ってたことあるモン」
何でここで船山館長が引き合いに出されるか。先日の船山温泉でもこのネタになり、館長は「最近は怒鳴ってないですよ」と言ってたけどね。昼間はね。夜に怒鳴らざるを得なかったハメになったらしいけどね。笑
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「このスープ餃子美味ぇな」
「アタシは好きなんだけど」
「俺は水餃子は喰わないんだけどこれは和風のダシだね」
昆布とカツオでダシをとって、市販の餃子を入れたら家でもできそうだが、餃子は相当濃いダシが出るし、皮が鍋にくっつかないように最後に入れないとね。ええっと、餃子のネタではない。ジャン妻が怒鳴った?ネタに話を戻した。
「怒鳴ってないって」(ジャン妻)
怒鳴ってないにしろジャン妻が物言いがキツかったのは想像できるけどね。
「上司に、〇〇さん(ジャン妻)私に怒鳴られたって言ったのは、第三者が〇〇さん怒鳴ってましたよって告げ口した可能性もあるんだよね」
怒鳴った怒鳴ってないは水掛け論。相手が怒鳴られたろ思ったんならそうなんだろう。
今年になって採用されたジャン妻の課にいる20代前半の男性(明日もチョイ役で登場します。)がいて、今年採用の大当たりだったのだが、彼が言うには、
「え?〇〇さん(ジャン妻のこと)怒鳴ってないじゃないですか。何ですかそれ?」・・・否定したそうである。否定した後で、「辞めた彼は、自分のような年齢下の者にも教えられるのが屈辱だったんでしょうね」
マグロ1.jpg
マグロ2.jpg
マグロたくあん和え.jpg
自分も何かしたかな?
4週間前に朝礼で紹介された時、私はそヤツの目線が気に入らず自分だけ拍手しなかったのである。猫背で上目遣いで時代劇に出てくる手もみ商人のような野郎で、ひと目みてコイツ胡散臭い野郎だなモタないんじゃないかと。永年人事ばっかりやってると勘というか、悪い意味での慧眼というか、半ば見抜けるものなのですよ。
「アナタの予感がアタった」
「俺の勘なんか当たらない方がいいんだけどね。いい方の勘なんか当ったことないけどな」
私もそヤツに敬遠されてるのが何となく感じた。それは自分を怒鳴った?ジャン妻に繋がる身だからに決まってる。話しかけられたことないし、こちらも用が無いので話しかけなかった。会話なんてなかった。
ウチのOfficeはそこそこ広いのだが、そヤツは私の背後を通ればすぐOfficeから出れるのに、私を避けてわ・ざ・わ・ざ・遠いルートをぐる~っと廻って出入りしていたからね。
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大好きなスパムステーキ。
「よくご注文されますよね」(店主)
「家の買い物ではスパムの缶詰買ってくれないんだよ。ここでしか喰えない」
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カレーナンピザ.jpg
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辞める予兆はあったという。やれって指示したことを、「前の会社ではこういうのはパートがやってたとか、自分はこういうことをやってたとか、アタシのいないところでこぼしてたみたい」
要はウチが合わなかったのである。
人材紹介会社の紹介なので紹介手数料も安くないのだが、年収の何%分を支払ったが、8割方戻って来た。そういう意味では早く結論出してくれてよかったのだが。
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このネタは尾を引き、ジャン妻は船山温泉にこういう書籍を持って行く始末。
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船山温泉のT館長に見せたらこういう類の本をたくさんお持ちだそうである。
それにしてはスタッフの顔触れが定着し難いのは何故か?館長の理想、理念、教育が厳しいからである。
「そんなん読んだってさ~。採用なんてのは勘だよ勘」
私はそういう本は1冊も持っていないのです。読んだことない。これまで長年、会社が私の高い授業料を支払ってくれたようなもの。
難しいもので、この人材欲しいなと思っても期待外れだったり、すぐ辞めたり、まぁいっかこれで~と妥協して、どうせすぐ辞めるだろうと思った人材が長年居ついたりする。
中途経験者の採用の難しさ。
辞めた野郎のデスクはまだ空いている。ジャン妻の前のデスクである。
「花でも活けるかここに?」
「・・・」
「塩でも盛っとこうか?」
「・・・」
「俺がこの席に引っ越してきてもいいぞ」
「いいからあっちに行ってっ!!」
「あ、怒鳴られた」
「!!!!」
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どんた久 [居酒屋]

12月初旬に駿遠でちと困った問題が2つ起きまして。
2件とも従業員の面談事項を伴うもので、会社はその難件を私に振って来た。
別に私に「解決せよ」と責任押し付けて来た訳ではない。上役は私自身の公用と併せて出張申請に捺印する傍ら、軽い調子で、「ついでに様子を見てきてくれませんか?」
ついでに?
で、やって来たはいいですが、2つのうちひとつめの面談を済ませ、もう1つの面談を1泊した翌日に面談することになった。
その前夜にここへ。
今宵も満車.jpg
店の入り口.jpg
焼津どんた久は今日も満車。
小上がり、座敷は喧噪状態。賑やか。忘年会シーズンに突入している模様。
でもカウンターはガラガラ。誰もいない。
手前に前客の残骸が残ってたので奥に着座。そこは頭上左壁にTVがあって目の前に水槽があるのだが。
水槽の前1.jpg
水槽の前2.jpg
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この右端のサザエ君は、1時間後には私に食べられる運命なのだ。
水槽はまだしも、このTVが後でちょっと困ったことに。
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若旦那1.jpg
お品書き.jpg
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この店に来たらマグロ&カツオを必ず喰わなきゃ。
だがその結果、帰京してからその辺のスーパーのマグロ&カツオが喰えなくなった。鮮度やツヤが違い過ぎるのです。
ここは地元に港があって、そこで上がったものが早く出されるんだから。
いいものに触れるとそれ以下のものは受け付けなくなる。
「それも悲劇だよねぇ」(ジャン妻)
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マグロ&カツオ.jpg
マグロ.jpg
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マグロ&カツオとほぼ同時に出されたのが生ハムと温泉玉子のサラダ。
秋にカウンターに座った時、後から入ってきた婆さん3人客が、「カウンター空いてない?」
空いてたんだけど、この婆さんども声が大きそうだから勘弁してくれないかなぁと顔に出したら、若旦那が婆さんどもを座敷に案内した。その婆さんどもがオーダーしたサラダがこれだった。厨房から座敷へサラダが運ばれていくのを見たら美味そうだったので狙ってたのだが。。。
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生ハムやクルトンの塩加減、温泉玉子と混ざったドレッシングの塩加減がいい。ひとりで食べるにはボリュームが多くて、これでかなりお腹がいっぱいになりかけた。2人以上で取り分ける量ですね。
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このサラダに取り皿とトングーを添えてくれたのですが、私はひとり客だから取り分けて食べる必要なんかないけど。
それら小道具を使わないで、サラダの皿にそのまま直箸を突っ込んで菜やハムを挟みます。クルトンの食感が心地よいので箸で挟んだ菜やハムにクルトンを複数個載せて、クルトンを転がしたりしないようにするには顔を皿に近づける体勢になる。アタマを下げる訳です。
すると右壁にあるTVのディスプレイの角にヒタイの左部分がぶつかるんですな。ゴツッ、ゴツッと。
TVに頭突きを喰らわしながらサラダを喰うハメになった。
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鮪頬肉の串焼。ネギマ焼の方がよかったかな。
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この後は豚角煮にいくかどうするか。あ、赤貝があるぞ。
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鮮度の良いこと。普段喰ってるグニャングニャンの赤貝はなんなんだ~。
これ以降、地元の魚屋で赤貝も買わなくなってしまったのです。
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次に、目の前の水槽にくっついているサザエが目に入った。
「サザエ頼んだらもしかしてこの子?」
「そうです」
若旦那は真っ白い歯を見せてニヤ~ッと笑った。
「どうされます?」
若旦那は私の残酷度を試してるな。
「じゃぁ・・・刺身で」
「ハイ刺身」
私はその子に、「ゴメンな」、右手だけで拝んだ。
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サザエ2.jpg
サザエ3.jpg
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う~ん。鉄火丼に届かなかったか。豚角煮も。
ガラにもなくサラダなんかオーダーしたのが失敗だった。味はいいですよ。好きな味だったし。ボリュームが効いたんです。あれは1人で喰うもんじゃないな。ハーフにすりゃよかった。
疲れてたのもあって、熱燗2合でホロ酔いになってしまった。
「また・・・来年もよろしく。あ、家内が今度はカウンターがいいって」
「ハイお待ちしておりますぅ」
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月に吠えたくなる夜だった。
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高崎料理提供最速酒場 [居酒屋]

高崎の酒場は料理の提供が早いとはいえない。
くるま社会なので日頃から通りを歩く人が少ないからではないか。イコールお客さんが少ないからです。だから店側もそんなに人を置いていない。
そんな高崎の酒場で料理提供が最も早いのがこの店の1階。チョイ呑みフロア。
ママのお惣菜を温めるだけだから。でもお惣菜と言ってバカにするなかれ。かなり高いレベルですよ。
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1階フロア担当の男性は私を地元の人だと思ってるらしく、「あ、久しぶりですねぇ」と言われる。身上説明も面倒なので敢えて訂正していません。
「群馬泉になさいます?」
「うん」
自分で燗を浸けます。45度くらいを狙います。
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入って右の立ち飲みスペースへ。あ、ストーブが炊いてある。いいですねえ。
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焼きそば&素揚げした白身魚を炒めた何とか。
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焼きそばの具を除けます。嫌いなんじゃないです。具は具だけで。なるべく焼きそばだけで食べたいの。
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皆さんは具の無い焼きそばってOKですか?
具はあった方がいいですか?
私が言ってるのはソース焼きそばのことです。五目焼きそばじゃないですよ。五目焼きそばに具が無きゃオカシイ。そばよりも餡でからめた具を楽しむ部分があるからね。
私は具が多い焼きそばより、具が無い焼きそばの方が好きになってしまった。その状態でソースが濃い目で、青海苔や紅ショウガも要らない人。
やきそば2.jpg
ジャン妻は炭水化物とソースだけというのはNGだろうなと思って聞いてみたら、
「具が多過ぎるのもねぇ」
主婦の立場としては亭主や家族の健康面や栄養バランスを考慮してだと思うが、入れる具は豚肉(冷凍で可です。無ければシャウエッセンとか)、キャベツ、玉ねぎ、欠かせないモヤシ、あればピーマン等です。具の量よりも種類ですね。
家で、「焼きそばに具を入れないでくれ」って言ったらまず通らない。「そういうのが食べたければ屋台に行って食べなさい」って言われる。
明日UPする記事でCafeのうさことの会話。少林山達磨寺の正月イベントの開催が電気使用量の問題で折り合いがつかないそうです。その話の流れで屋台や露天で出される焼きそばのネタになったのですが、
「焼きそばに具が入ってないと寂しいぃ~」
「ああそう。私は具は少ない方がいいな。そばのソースの味さえしっかりしてれば」
市の広報サイトには、『寺側は本堂裏に県内外の約60の飲食店が集まる全国のうまいものブースを設け、福だるまや焼きまんじゅう、秋田きりたんぽや富士宮焼きそばなどを販売・・・』
高崎で富士宮焼きそば?
太田ならまだしも。そんなん出さなくても粉文化の上州焼きそばを出せばいいのに。
「富士宮焼きそばって食べたことありますぅ?」
「あるけど。共通してるのは麺が固いんだよね。伸びた輪ゴムみたいなのもあったし。いや、輪ゴムなんて喰ったことないけどさ。そんな感じ」
「豚肉とか入ってます?」
「東名の日本平PAに富士宮焼きそばがあって、豚肉だと思って口ん中に入れたらアブラカスだったことがあるよ」
「アタシは豚肉が入ってないとガッカリしちゃう。キャベツも」
キャベツ、昨今高いからね。
でも居酒屋も露天(屋台)も栄養バランスを気にする場所じゃぁない。そういう店に行く時は身体が炭水化物とソースだけを欲してるんですよ。
シンプルなのがいい。もやしだけとか。
具を退けたら(先に食べた)こんなになった。
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具無しともいえないが-2.jpg
ナポリ焼きそばを具だけ先に喰らって、そばだけを悠々楽しむパターンを実践したりする。
これはひとりだからできることであって、グループでこんな暴挙をしたらヒンシュクかうだろうな。
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ママが下りて来た。
マスターも元気よく下りてきた。
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ジャン妻は、「アタシも次は七と克へ行きたい」
「自分はいつも立ち飲みだけどね」
「テーブル席ないの?」
「あるよ」
テーブル席もありますが私は座って飲んだこと一度もないですな。立って飲むのは自分の酔いを自覚して気持ちを維持できるからね。
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路地裏の再会 [居酒屋]

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この写真は昨日の記事の店、七のある通町から北へ真っ直ぐ歩き、私が前に住んでいた羅漢町のマンション裏手の細い一通です。
実は昔の中山道らしいのですが、そこに仮店舗があって、高崎のレジェンド、〇郎さんが包丁を握っている。
もう閉店かと中を覗きこんだらレジェンドと目線が合っちゃって。
「あれっ??」
「ああ、どーもぉ。お久しぶりぃ」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-05-27で旅人の惑星さんとご一緒して以来かなぁ。お元気そうである。やはり働いて包丁握ってナンボですね。
「今日はどこで?」
「通り町の七で。これからうさぎんとこに行こうと」
「そうでしたかぁ。ここで〇曜と〇曜と〇曜日に営っているんですけど、来年そこの・・・で働くんですよ・・・」
・・・はすぐ近くですがまだ看板が出ていないので伏せます。
そこのオ-ナーさんに雇われたのでしょうか。動けるうちは支援者がまだまだいるようである。
場所も見たのですが、まだ工事中でした。
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レジェンドがネコを構っているところ。
住んでた頃を思い出しながら、懐かしさに浸りながら、その辺りをウロついてたら、前に〇郎さんが営ってたこの店の前に来た。
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今はワインBARになっているようです。
ここと冒頭・名前の無い店との間の路地に、触っただけでブッ壊れそうなゴロ看板がアヤしく光っている。
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月輪といいます。
ママの旦那さんが焼く陶器とコラボした小料理屋です。
住んでた頃は癒しを求めてよく来たが今年は足が遠のいた。お別れの時、この店で購入したお酒を注ぐ陶器を家で夏場に使っています。
ゴロ看を見たら相変わらず書いてある内容が変わらない。もう何年もこのままのようである。
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ここを一旦離れ、椿町のうさぎCafeへ行って年末のご挨拶をしてから、ASLIにでも行こうと戻って来たら、お客をお送りするタイミングでママとバッタリ。
「あらぁ???」
「あ・・・」
私は固まった。見送られた女性のお客さん(最後のお客らしい)キョトン。
そのお客を見送ってから、「立ち寄ってお茶でも飲んでって」って言うから。
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ママがゴロ看板を片付けるところ。
手伝おうとしたが転がすコツがあるそうで。「ワタシでなくては無理なんです」
「この看板のお品書き、ずーっと変わらないよね」
「そうなんです。いつも同じものしか出せないので。でもそろそろ書き換えようかと」
書き換える?何に?
この辺りはママの天然なところである。書き換えるったって新しいメニューが加わるのではなく、これと同じものを清書するだけだろうな。
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嗚呼、変わってない。
懐かしい。内装はあの頃のまま。
くたびれてタレ下がったお品書きは4年前か5年前のアテがそのまんま。
手作りがんも、あったかコロッケ、おでん盛り、ガーリックトースト、ソーセージ、タケちゃんお握り、むかご、ゆり根、北津軽十三湖産のしじみ汁。。。
全然当時と変わらないじゃないか。
時間が戻ったようである。ママも全然変わってない。
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「奥様お元気ですか?」
また言われた。元気だよ。夏場はここで買った器で冷や酒飲んでるんだから。
ここではお茶だけ。タケちゃんと銘打ったお握りも。
ペタッとしたお握り。ご飯が余ったんだって。いただいといて何ですが塩っ気が全く無かった。塩を入れ忘れたんじゃないかなぁ。
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「さっき〇郎さんと会いましたよ」
「ああ、〇郎さん」
「来年からはまたライバルだね」
「そ、そ、そんな、かなうわけないじゃないですかぁ。だって〇郎さんですよぉ」
「こっちに住んでた頃に聞いたんだけど、向こうもこの店に一目置いている感じだったけど」
「ウチなんかぜんっぜん。お客さん取られちゃういますよ」
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この店、私らが住んでたマンションの部屋から見えそうで見えなかったのですが、(〇郎さんの店は見えました。)、マンションと店の間にデッカいマンションが建設中なのです。
「そうなんですよ。今、高崎って、あっちこっちでマンションとか建てて凄いんです」
「ああ、西口の南に体育館ができてきたね」
「東口の競馬場跡地にも何か出来るっていうし。すうそこに出来るマンションも何人ぐらい人が住めるのかしら・・・。そうだ。そこに新しくできるマンション買っちゃってください」
「えぇ?」
「こっち(高崎)にマンション買って戻ってきてください」
「・・・」
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ジャン妻に、〇郎さんとママと、2人再会した旨をメールしたらその返信は、
「ママはともかく、〇郎さんはまたお店から逃げてきたんじゃないでしょうねぇ」
(@@;)

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再会は人生最大のドラマともいふ。
だが、今年の春にクローズしたこの店の大将、ねーさんには今日まで再会できていない。
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もうすぐ七年 [居酒屋]

通町2.jpg
「久しぶりっスね」
「そうだね。半年ぶりかな」
「そんなになりますか?」
前回はhttp://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-08-10にUPしていますが、この記事は6月に行った時のを2ヶ月遅れでUPしたので、今日まで半年ご無沙汰だった。
「あまり来れなくなったんスか?」
マスターにしては鋭い突っ込みである。実はそうなのだ。2016年の夏以降は上州に来る回数が減った。それまでは月に2回ペースで来てたのが8月から月に1回ペースに。
晩夏の政変以降、「こっちの現場は落ち着いたように見えるんだよな。自分の出番が減ったんですよ」
「寂しいっスね」
寂しい?
アナタに言われたくないと思ったけど。来る回数が減ったのはもうひとつ大きい理由があって、それは後で触れます。
「こっちに来る回数が減ったその分、静岡行きが増えたんだよね」
「静岡っスか?いいっスね」
「何がいいのさ?」
「海があるじゃないスか」
海の無い群馬県民から見たらそう見えるんですかね?
「静岡市内?」
「いやそれがさ。市内じゃないのよ。東西に広いから移動が疲れるんだワ」
静岡県の公用先は東西に点在していてひとつひとつの人間個性が全く違う。群馬と違って同県民とは思えないところがある。
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アシスト.jpgマスター.jpg
今日はアシストの女性もいる。2階でカシマシイ女子会の声がする。
この女性、マスターのコレかな?心の中で小指を立てたがそういう関係でも無さそうである。
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何だろうねこれ?.jpg
またこんなヘンなおとおしを出す。
何だろうねぇこれは。高野豆腐の味噌漬けかなぁ。
噛んだらグジュッとして、味噌漬けの汁が口の中に広がりましたよ。
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左から真鯛、赤いのがクジラ、その向こうが鰤、右がカレイ。
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真鯛.jpgカレイ.jpg
和牛タタキ。凄いアブラのノリですね。
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和牛2.jpg
壁に貼ってあったお酒の銘柄を見て。
「こなきって何処の酒さ?」
「鳥取のお酒です。水木しげるのマンガ、こなきじじいから来てるんですよ」
アシストの女性がラベルを見せてくれた。
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「こなきじじいだけなの?」
「砂かけばばぁもあったような。」
私がババァと言うと如何にも罵ったように響くけど、マスターは品がいいのでイヤミに聞こえないのだ。
「でもそれだけで肝心の鬼太郎はないんですよ」
「鬼太郎がないの?塗り壁や一旦木綿は?」
「それらも無いですね」
後で千代結酒造のHPを見たら、鬼太郎、目玉のオヤジ、ネズミ男は純吟でありましたよ。
こなきを飲んでみたら何だかツヨいのだ。
「どうですか?」
「強くないこれ?」
「純米酒でほとんどの銘柄を濾過しないで出すんですよ」
これはキケンだ。酔っ払うな。店内が暖房で熱々なので(外は寒い)、顔が熱くなってきた。
飲んでると、こなきジジイの顔が浮かんでくるじゃないか。ラベル見ないで飲みゃヨカッタかも。
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タマネギサラダじゃないですよ。和牛焼きです。
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何やら包丁でトントン叩いてるから、ああ、例のタマネギかと。
「刻んだタマネギが箸で摘まみ難いよ」って言ったのを覚えててくれたのか、他のお客さんにも言われたんだろうね。小匙が添えられたから。
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上州麦豚の味噌鍋。
言っちゃぁ悪いけど、これは私が日頃家で作ってる豚味噌鍋の方が美味しいなぁ。
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厚切りの豚肉(バラ肉じゃないな。ロース肉?)が煮込み過ぎなんですよ。
輪切りのネギ(下仁田ネギ?)はやわらか過ぎるし。
豆腐は入れ忘れて後から投入したのか味がしみてないし。
白菜はないのかな?とかきまぜたら、鍋の底から白菜、ゴボウ、シメジが出て来た。
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鍋5.jpg鍋6.jpg
鍋7.jpg鍋8.jpg
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クリームチーズ干し柿。
「ああ、これか。いつから?」
「昨日から出してるんです」
「どっかの農家に干してある干し柿を盗んで来たんだろ」
「そ、そんなことないっス」
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「奥様お元気ですか?」
「うん。でも私と違って、そうそうこっちには来れないだろうな。でもここに来たがってましたよ。いちばん料理が美味いって。」
「ホントっスか。いや~」
私は内心で、「おとおし以外はな」と呟いた。
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「七年経った?」
「ええっと・・・年明けに・・・」
上州に来る回数が減ったので、そのお祝いは旅人の惑星さんに任せよう。
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DEEP IN THE NIGHT [居酒屋]

託児所のような雰囲気にやや辟易したので、次は大人の酒場へ。
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中央銀座アーケードです。
その名のとおり高崎駅チカ繁華街の中央ではありますが、駅前が近代的にデッかくなり、開発の槌音が響いているので人は新しい箱物に流れ、昔ながらの佇まいを残すこの界隈は取り残されてしまった。
飲むだけならここや隣の柳川町でなくてもいいのです。若い人は通町や連雀町にある若者向けの店まででここまで来ないです。
私も人混みやネオンキラキラが好きな訳ではないが、日頃は都内の繁華街で眩しく点滅するを浴び、人混みを分けて歩く界隈に慣れているので、ここに足を踏み入れると、日常からの脱却を強く感じる。ガードが固くなるし身が引き締まるのです。
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声掛けて来るアヤしい客引きたち。
今宵もカモが掴まってる。カモにされやすいのはスーツ姿で出張カバンを持ってる余所者たち。
こういう路地でそういうカッコでカバン持ってりゃ狙って寄ってくるさ。会社のカネで飲んでるんでしょと。
あ、掴まってる今宵のカモ数人。どこのアヤしい店に連れてかれることやら。
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「元気です中央ぎんざ」・・・どこが元気なんだい?
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それでも若い店の息吹はある。
この店は平成24年か25年頃までは、同じ通りの別の場所にあった大衆食堂兼居酒屋だった。
この場所に移転して代替わり。人も料理も若返った。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-12-13
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目的の酒場へ向かう途中で見上げたアーケード。2014年の大雪で屋根が落ちたまま。
ムキ出しの鉄骨アーチの上から冷気が下りてくる。
いつか建て替えられるのだろうか。
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客引きは強引ではないが、私にも2人3人と声掛けしてくる。
「この先の路地に行くんだよ」と指す。
すると引いていく。
他は黙殺して紺色の暖簾が掛かった路地へ。
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酔っ払いの酒場です。酒場には酔っ払いがいて当然ですが、お客以上に店主が酔っ払ってるのです。
営業時間は17時半~21時ラストオーダー。20時過ぎたら店主のロレツがアヤしいので、油を使う料理は20時ラストオーダーですね。
ビールは生はなく瓶だけ。日本酒は銀盤だけ。他は焼酎だけ。ノンアルコールドリンクは置いてません。
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何だかホッとしますね。
店主(モーちゃん)はとっくに酔っぱらってるので、手を煩わせないポテサラ、おでん、をいただく。
ポテサラ1.jpg
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薄味。ニンジンが入っています。
家でもおでんが出る時がありますけど、「おでんにニンジン入れてくれ」と言うと、「イヤ。合わない」と返ってくる。
「何でさ?梅ふくさんのおでんはニンジン入ってるのに」と言っても無視される。
合わないなんてことない。煮たニンジンはクセが気にならなくなる。甘いし。
おでんにニンジンを入れて出す店が少ないだけではないだろうか。
「ニンジン入れてよ」
「煮込むのに時間がかかるのよ」
「だったら時間かけて煮ればいいのに」
「早くご飯にしたいから」
家のおでんでニンジンは出されたことないです。ジャガイモ、ゆで卵、大根を優先される。
おでんって和風のポトフに似ている。ソーセージ、ロールキャベツ、煮込み過ぎない程度のタマベギなんかも合うのではないか。
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21時になろうとしているのに、ホロ酔いの店主(モーちゃん)の手許のフライパンからジュウジュウ音がするのは、まさかこの時間帯にカツでも揚げてるのかよ?
「油の音がしてるけど。できるの?大丈夫?」
「今日は大丈夫みたいねぇ。アハハハ(笑)」(ママ)
カツではなくテキらしい。そのうちトントントントン刻む音がして、テキはカウンターの先客へ。
私には、「これ・・・よかったら・・・」
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刻んだキャベツの千切りだけが供された!!
熱燗にキャベツの千切りが合うと思います?そして次に出されたのは、
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この柿は差し入れか。モーちゃんがどっかからもいできたのか。
糖分が多いので普段は食べない果物ですが、この時いただいた柿が、私の体内や消化器官に吸収されたタンニンとカタラーゼが今宵のアルコール分解を早めてくれたようです。
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私の背後、小上がり小座敷に、マナーにいい着物姿のご婦人たちが4人も。
品のいいご婦人たち.jpg
何でこんな酔っ払い店主の店に上品でご高齢(失礼)なご婦人たちが集われてるのだろうか。
カウンターの目の前で繰り広げられる喜劇と私の背後の小上がりは、は同じ店、同じ屋根の下ながら、全く別の店の雰囲気だった。
最後に今宵の背中のデザインは?
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「奥さん元気?」
「夏に来たじゃんか」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-08-21
「あ、そうだったね。で、元気?」
「元気ですよ」
「愛してるんでしょ?」
「・・・」
この酔っ払いめ。(笑)
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託児居酒屋 [居酒屋]

年末の挨拶を兼ねて第2の故郷にやってきました。
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田町の渋滞.jpg
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店の外に本日のおススメ、黒いボードがある。
☆ハチビキのお造り650円とは何だ?
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引戸を開けて暖簾を潜ったら、右のテーブルに見知った家族連れがいた。
あ、あのご家族だ。
これでこの晩の店の雰囲気は決まったな。今は大人しくしてますが、そのうち子供らがカウンター席によじ登り、コーナースポットのように立ち上がり、店内をバタバタ走り回るは必定である。
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「竹輪・・・それと・・・おススメのハチビキとは何です?」
「白身だけど赤い魚なんです。キンメより脂があります」
白いけど赤い?そんな魚があるのか?
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カウンターが暗いので刺身があまり美しく映えない。鯉の洗いに見えなくもないな。酢味噌でも添えられそうである。
食べてみた。キンメより脂があるかというとそうかなぁ~?脂のノリはそれほどでもないぞ。キンメの方がモノによっては脂がノッてるよ。
「キンメというよりも・・・ムツに似てるような気がするなぁ」
「ムツですか?」
そのハチビキ・・・葉血引というそうです。未だ観ていませんが、映画「海難1890」、明治23年(1890年)トルコの軍艦、エルトゥールル号が遭難した和歌山県串本町沖や、紀伊田辺で獲れるそうですよ。
三浦半島でも獲れるそうですが、サバとは全く別物なのにアカサバ(赤い鯖)と呼ばれているそうです。サバじゃないです。群馬で刺身でサバは出ないでしょう。
出典・魚貝類図鑑
http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%8F%E3%83%81%E3%83%93%E3%82%AD
外見が赤いけど、身は白身の味でした。
刺身を1枚1枚眺めると、白い身に血が浮き出てるようですね。
見た目が赤い魚でキンメほど知名度が無く敬遠されがちだとか。海の無いこの地で出されたのは、おそらく店主がキンメと間違えたか、仕入れ価格が安いのだと思います。
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竹輪の磯辺揚げにタルタルソースを付けているところ。
タルタルソースが自家製じゃないのが残念。
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ゴボウの唐揚げ。これも余ったタルタルソースを付けて。
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マグロとアボガドのワサビ和え。ボードにはアボガドのワサビ和えとだけあった。マグロを入れて貰いました。
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烏賊の塩辛でシブく日本酒(船尾瀧の熱燗)をキメえたら店内が喧噪状態になり。
この為体(テイタラク)である。
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あのさ~。
ファミレスじゃないんだからさ~。
こうなるともう居酒屋の様相ではない。託児所である。
くるまでしか移動できない地方都市の郊外にある酒場の風景。この店は駐車場の台数は少ないですが、郊外の居酒屋は駐車場完備で、くるまで乗り付けて家族サービスを兼ねてこうなるのでしょう。
剣崎にある某居酒屋なんか居酒屋なのにレストランのような造りになっていて駐車場完備だからね。ファミレスが無い地域だから仕方がないのだが。
子供らは間接喫煙を受けながら私たち大人を観察している筈。早く社交性が見に着くかも知れない。
子連れで居酒屋云々を取り上げるときりがないので止めますが。興を削いだのも事実。
タクシーを呼んで貰った。
大人の酒場が恋しくなった。
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どんた久 [居酒屋]

10月末に伊豆八幡野高原に行く日の1週間前のこと。
ジャン妻が私だけひとりでどんた久へ行ってるのに不満をもらすようになった。
「自分ばっかりどんた久へ行って」
「出張宿泊先の晩飯だよ。そこ(どんた久)に行く為じゃない。出張だ」
「静岡に行ったら行ったで紀尾井さんに不義理してるし」
静岡県は広いので、
「市内に泊まっても業務のうえでは遠いんだよ」
「・・・」
不満そうである。
「じゃぁさらの前日にどんた久へ行くか?」ということに相成ったのです。「はぁいどんた久でぇす」のいつも元気な声の若旦那が出て、その夜は個室になった。
藤枝ルートインが満室で、そこより駅チカの東横INにチェックイン。
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ジャン妻は藤枝駅からタクシーで行くと思ったようだが。
「え?電車で行くの?」
「そう」
「ホテルからタクシーじゃないんだ」
「ここ(藤枝)から2つめの焼津駅からタクシー。自分は焼津駅から歩いたけどアナタは無理」
藤枝行ホームで焼津方面の電車を待ってたら19:10に下り浜松行が来た。ジャン妻はそれに乗ろうとしたので私はちょっと焦った。
「そっちじゃない」
「だって浜松だよ。え?逆なの?」
「静岡方面だよ。貴田乃瀬でも行くつもりか」
この辺りが方向音痴と言われる由縁かね。
19:18の静岡方面へ乗り込んだ。首都圏と違って遠州の東海道線は15両も連結していない。夜は長くて5両。ロングシート。
焼津駅まで2駅だが、「以外と距離があるねぇ」
さっきまでタクシーじゃないの?と言ってたクセに。時間にして6分足らずで焼津駅に到着。
焼津駅からはタクシー。
車内で、「こんな距離を歩いて通ったの?」と呆れられた。
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「ホントだ。あの寿司屋さんによく似てるね」(ジャン妻)
私らが平成24年~1年住んだ高崎市羅漢町のマンション隣に江戸吉という寿司屋があって旅人の惑星さんのご用達。その店構えに酷似している。
江戸吉寿司です。↓
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若旦那は一瞬だけ私をド忘れしたらしく、急な飛び込み客で一瞬、「えっ」と驚き、困惑した表情だったが、「あ、〇〇さん・・・??」
今日は(金)なので混んでいた。入って右の小さい個室です。
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何だか妙に賑やかである。
他の座敷からギャハギャハと婆さんたちの嬌声が聞こえる。地元の敬老会か。
何とか豆腐と目光の南蛮漬。
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マグロ&カツオ&シメサバ!!
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マグロのタルタルチーズ焼き&マグロ葱間焼き!!
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揚げたマグロカツにタルタルチーズを塗して焼いた二度手間料理!!
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揚げ茄子のカニあんかけ!!
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何故かポテサラ!!
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牛ヒレ肉の炙り!!
この店にはヒレ肉の炙りと、サーロイン肉の網焼きがあります。
明日もさらの木で肉食べるんだけどね。
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アンキモ!!
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ハタ!!
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どんた久丼!!
カツオのナメロウのようなタタキを載せてある。
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いつもカウンターなので、個室に籠ってると全く別の店の感じがした。
敬老会の婆さん軍団、お開きになったらしく廊下に出て来たのだが、タクシー待ちの間も廊下でまぁギャハギャハとカシマシイこと。
タクシーが来るまでこの調子かい?こっちの小上がりの前に立ち止まった状態でデカい声でくっ喋ってるんで、私は障子を開け、
「うるさいよ。静かになさい」
婆さんのリーダー格が、「あ、みんな静かにしなくっちゃ。うるさいって」
シーーーーーーーン!!
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「どうだった?」
「美味しいよ。確かに美味しいけど・・・でも・・・」
「???」
「値段相応だねぇ」
いい値段してるしいいネタだから高くて美味しいのは当然と。
「若旦那の声が大きいねぇ」
「いいオトコではあるよ」
「それとさぁ。若女将も客商売なんだから・・・もうちょっとさぁ・・・」
「???」
「髪をキレイにすればいいのにねぇ」
確かにボサだった。でも、
「そんなこと言ってたら、群馬八幡のママなんかもっと・・・」
「・・・」
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ジャン妻は、「再訪してもいいけどカウンターでなきゃイヤ」
居酒屋はカウンターでないと臨場感が味わえないというのです。
果たして再訪はあるだろうか。翌日は2016年度5回めのさらの木へ向かいました。
その前に静岡県内ネタを幾つか。
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どんた久 [居酒屋]

焼津駅南口からいちょう通りを徒歩15分歩いたところ(四丁目)にあるどんた久です。
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店の前に黒々と駐車しているのはお客さんのくるまたち。
お店は今宵も盛況のようです。
帰り際には代行も来てましたね。
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居酒屋なのか割烹なのか。
枠決めが難しい店です。
こざっぱりしたキレイな店です。3回連続してお寿司屋さんのようなカウンターの右端でした。
客筋は殆ど地元の人のようです。先代の頃からの常連さんと、若旦那と同年代の友人とか。
他所からひとりで遠出してくる私は浮いている。
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ミナミマグロとカツオの盛り合わせ。
刺身醬油の小皿は2つ。ワサビとショウガです。
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塩かタレか塩麹焼か。塩加減と焼き加減が絶品のネギマ焼き。
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メヒカリの唐揚げ。
アタマが落としてある。メヒカリはやっぱり目がついたまま揚げないとねぇ。
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チーズ西京焼。
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タタキ豆腐。歯応えのある木綿豆腐の上に、マグロとカツオのタタキが載っている。
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私の隣にこの店の改装前から、先代の頃からのご常連さんがいる。
濃いグレーの紋々シャツに、薄いグレーのベストを着ておられる。シャツは私の好みです。
店内なのにハットを被っているんです。シブいね。
先代が厨房から現れた。「いらっしゃい」とだけ声をかけて、そのご常連さんとの会話へ。
隣にいるからついつい耳に入ってしまうのですが、ゴルフのネタや、地元で水揚げされるマグロの話題、どこそこで上がるマグロは溶かす(冷凍を解凍する意?)のが怖いとか、一般的なマグロと値が違うとか。私にはチンプンカンプンでさっぱりわからない。
そのうち、お身内の介護の話になったりする。おそらくそのお身内さんも以前はこの店に来ていたのでしょうね。
私は会話を聞いてるだけ。余計な口を挟んだりしません。
私は今宵、屈託があってあまり話しかけられたくない気分です。それが見えるのか、店側との距離感が程よい。
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静岡はまだ馴染が浅く、人間ドラマが不在なので、滅多に来れない町でひとり飲んでると、今いる場所と全然違う町や関係ない人を思い浮かべたりする。
今の自分の境遇と今後を思ったりする。
自分の不甲斐なさに苛立ったり、気が滅入ったりもする。あの時はああすれば良かったとかこうしたらよかったとか。
結局は結論が出せないで考えるのを止めるか、諦めることでその問題から逃げてしまう。
これはひとりで飲んでる時の弊害で、居酒屋というものはその日やその週に起きた出来事を総括して、1日の〆でもあるからです。
誰かを相手にして飲んでればその中の会話からヒントが得られたり、建設的な方向に多少なりとも向かう時ってあるじゃないですか。ひとりだと気楽だけど、自分ひとりで考えて締めなきゃならない。
考えてもしょうがないのですが。
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3人の婆さんが来られて、「カウンターは空いてる?」
カウンターは常連さんと私だけ。余裕で入れるけど椅子がやや高いので婆さんには厳しいのではないかな。3人とも声が大きそうなのでお喋りされるとウルサそうだなぁ。
若旦那がやんわりとお座敷へ案内した。(カオに出たかな私?)
純米酒か焼酎か、四合瓶が座敷に運ばれていった。
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私がこの店を選ぶのは、焼津港からあがるマグロ、カツオ他、あってアタリマエの海産物そのものと、それ以外にも和牛他の肉類もあり、天ぷら、カツ、竜田揚げ、ご飯もの、麺類も少しあり、マグロのチーズ系やアワビコロッケにのような創作料理もそれ也にあるから。
昔ながらのアテに拘るのもいいですが、やはり少しはその店だけのオリジナル料理、「この店に行けばこれが食べられる」・・・そういうものがあると嬉しい。
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焼津駅に向かって歩く。
泊まりはここから2駅の藤枝駅。
この距離がいいのです。宿に帰らなきゃという意識を維持して飲み過ぎたりしないのです。
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明日の朝には今日1日をリセット。やらなきゃならない事をやらなきゃ。
おやすみなさい。
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文字の羅列 [居酒屋]

出張他で不在の4夜めです。
ジャン妻は今夜の最終便で戻ってきます。
4夜めは昨日Upした予約の難しい店ですが、1週間前にダメもとで電話したら彼が出て、ラッキーなことに1席リザーブできたのです。
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前回が1時間制限だったので、「今日は時間制限ないのでゆっくりなさってください」と言われました。
「そうダラダラ居続けないよ」
「あ、それと、この間は電話中で見送りできずすみませんでした」
「電話のタイミングでちょうど次のお客さんが来たからね・・・」
気にしなくていいと言いました。
この店、立て込んでると電話に出ない時もあります。私も予約のコツを覚えましたが今日は書かないよ。
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おとおしは薄切り牛肉とキノコをすきやき風のタレで煮たもの。
ビールにも日本酒にも合うおとおしである。
高崎の某店、店名が数字一文字の店なんかは、料理は秀逸なのにおとおしがかなりテキトーだからね。で、おとおしの次に小鉢3品いく訳ですが、今宵もお品書き(小鉢の数)が膨大で。。。
小鉢が24品くらいあって選ぶのに苦労する。
種類が豊富過ぎ。よほど料理が好きでなきゃここまでできないだろうな。
最初の3品はこれにしました。
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キャベツ入り豚キムチ。
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肉じゃが
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さつま揚げとキャベツのおでん風
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おそらく時間がかかるだろうなと推測したハンバーグの赤味噌煮込みが出された。「おや?早いな?」と思ってお品書きを見たら、★(早くお出しできるもの)、◆(お時間がかかるもの)、★◆どちらもついていなかったのです。(このマークは後述します。)
おそらくこれは小鉢と同様に作り置きか?もしかしたらママの手作りを冷凍しておいたのかも知れない。もちろん手作り感があって味もいいけど、ミンチの内部が全体的に熱々ではなかった。
洗い場の後ろに業務用の冷蔵庫があってそこからアジの骨煎餅が出されてたのを目撃したのですが、骨煎餅もフリーズしてたような。
高崎の灯屋の前身で私が住んでたマンションの前にあったうさぎCafeにも魔法の冷凍庫があって、そこから出して火を入れ直してお客に出していたのは、店がうさぎ1匹・・・失礼、うさこ1人で店を切り盛りする為の苦肉の策だった。この店も調理はママひとりなので、冷蔵庫に格納されていようがカウンター上に大皿料理が陳列されているスタイルと同じだと考えればいい。
調理するのはママひとり?
彼はまだ調理させてくれないのだろうか。接客、ドリンク、洗い場担当みたいです。
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付け合せの野菜が皿からリングアウトしそう。
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「唐揚げは少しお待ちください」と言い置いたママは、4組の刺身盛り合わせに取り掛かった。
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私は燗酒に移行した。猪口を選んでこんな容器で供された。
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これは高崎の日本酒BAR克・・・さっきから高崎高崎ばかり言ってますが、克でも七でも灯屋でも、少ない店の人数(ひとり)で店を廻す手法として述べております。
克は自分でお燗をするスタイルですがこれはそれの簡易的なもので、電気ポットのお湯をこの容器に入れ、ヘンな形をしているチロリをセットして、自分の好みの温度になったら外すのです。
ただ、あまり熱くはならないです。40℃までがギリギリかな。そこまで上昇するのに時間がかかります。
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時折、お品書を眺めなしてみます。
この縦書きのお品書きは何かのSoftで印刷してるのかね。手書きじゃないのは確か。
★印と◆印とあって、★は比較的早くお出しできるもの、◆はお時間がかかるもの、とある。
小鉢は仕込んであるものを移すだけなので全部★ですが。それ以外の◆で時間がかかったのもあった。ママが刺身盛り合わせを4組分に取り掛かったら完全に他がSTOPするので、鶏肉の塩唐揚げがかなりWaitしたのね。何しろ刺身は、「お好きなものを1枚からお切り致します」ですから。(カワハギ以外)
私も居酒屋の素人じゃないのでそのうちコツがわかってくる。
①・・・★は必ず最初に注文すること。複数でも構わない。あとはママのペースに任せる。
②・・・をオーダーした時は小鉢を同時注文しといた方がいいこと。小鉢は単品300円で3品600円ですが、6品くらいオーダーしちゃっても構わないです。3の倍数で。
③・・・他のお客さんがオーダーした◆に便乗すること。シウマイとか。揚げ物とか。それならそれでママは助かるらしい。
ひとりで営ってた時は、そうやってお客様に助けていただきましたと言ってる媒体を見ました。

唐揚げがようやく来ました。なるほど塩味です。塩を付けて食べるのじゃなくて最初っから塩味に付け込んでるの。
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そして追加の小鉢3種。
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次にさっぱりコールスロー。前回も食べたけど。
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牛蒡と人参の胡麻マヨサラダ。
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揚げ蓮根の何番漬け生姜風味。
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客筋がいいです。声高に騒ぐ客がいない。
彼が前にいた都内の某酒場なんか、ネクタイ緩めて飲んで喰って酔っ払えばいいや客ばっかりだったからね。紳士然として飲んでたのは私とジャン妻だけじゃないかな。(誰も言ってくれないので自分で言う。)
私の左隣にいた2人客(男女の仲ではなく、同僚らしい)の女性が私に、
「お醤油取っていいですか?」
私は黙って頷いた。別に私の真ん前に醬油があるのではなく、私とその女性との真ん中に置いてあるので黙って醬油を取ればいいだけなんだけどね。
女性が醬油をさして戻す時にまた私に向かって、
「ありがとうございました」
さすがに言いましたよ。「私のじゃない。店のものだよ(笑)」って。
そしたら男性が、「いやぁ、My醬油(持参した)かな~と思いましたので」
そんな客がいるとは思えないけど、こういうウィットに富んだ会話はサラリーマンのビジネス街では交わされないだろう。
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私への客あしらいを彼に任せっ放しのママだが、思い切って話しかけてみた。
「彼はいきなり自分を使ってくれってここへ飛び込んできたんですか?」
「そうなんですよぉ。ここで修行したいって」
「私だたら人相風体見て門前払いするけど」
ママは破顔一笑した。彼が飛び込んできた時を思い出したように。
「最初、お客で見えられたんです。奥さんとそこに座って」
「なるほど。その手があったか」
妻帯者ということで、身元と人物が保証されたというか安心させたんだろうね。
「ウチは厨房が細くて狭いので、私とこうやって(彼の背後を通る)通り過ぎれるくらいに細くて小さい人でないとムリなんです。前にいたバイトの子なんかもギリギリだったんですが、ウチにきて2kg以上増えちゃって・・・」
それは賄が美味しいからだろうね。そうか。身長が低く細身なのが条件か。
「どれが美味しかったですか?」と聞かれたので、
「全部。外れがなかった。揚げ蓮根。キャベツが入った豚キムチ。辛くなかったね。キャベツが入ったさつま揚げ・・・かな・・・。辛いキムチだと日本酒をジャマするからね」
「キャベツを入れて甘味を出しました」
「彼を追っかけてここまで来たようなものですが。ヘンな関係ではないので・・・」
ママはまた朗らかに哄笑した。
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どうしても単品で300円、3品で600円の小鉢に目がいってしまう。
「これってさぁ。全部制覇した人っているのかな?」
「いや、そういうお客様はいないと思います」
1人じゃ無理だな。せめてもう1人か2人、計3人いれば、一度に「小鉢全部くれ」という暴挙をしなくても、「右から12品」、「次に左から12品」が可能かも知れない。もしくは、「右から9品」、次に「左から9品」、まだいけたら、「残る9品」とか。
いつかTRYしてみたいですね。全部の小鉢を1鉢ずつ順番にオーダーしたらバカだから必ず3の倍数でね。
乱暴な注文ですがその方が店側も楽なんじゃないかな。
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文字の羅列 [居酒屋]

静岡の無機質なホテル、オークで目覚めたところです。
昨夜、紀尾井で集った皆様、ありがとうございました。
紀尾井と船山温泉が被るのを嬉しく思います。
またお会いできる日を楽しみに。

さて、上大岡で、女性弦楽演奏家とお別れした翌日夜に行ったお店です。
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この店はトテモ小さく、席の確保が非常に難しい。
それでいながら食の雑誌に掲載されちゃったから更にブレイクした。
地元の常連さんにご迷惑がかかるといけないので、落ち着くまで店名は伏せさせていただきます。

ジャン妻不在4晩めの記事に入る前に挿話があります。
私らが行く都内の店で長年厨房にいた男性が結婚を期にそこを辞めた。
やはり料理人は一か所にず~っといるのではなく、若いウチに、失敗してもやり直せるウチにいろいろ修養して、いつかは自分の店を出すのが夢なんだね。
辞めると聞いた時、東京の住まいを引き払って他へ転居するとも言っていた。
ひとりじゃないんですよ。新妻がいるんだし。ちょっと心配もした。
仮に、”彼”としておきます。以下、私と彼との会話。
「じゃぁ転居先で店のテナントを探すの?」
「いえ、まだ独立なんてとても。転居先の何処かでいい店を探してそこで修行しようかと」
「何処に転居するのさ?」
「・・・です」
「ええっ!!」
「???」
「・・・かよ??」
・・・は神奈川県の何処かだと思って下さい。
「〇〇さん(私のこと)・・・に近いですよね。・・・で飲んだりします?」
「近いし公用でよく行くけど。あそこは居酒屋なんてあるのかなぁ。あっても夜が早いんじゃないか。ラストオーダーも早いと思うよ」
「自分新婚なんで(笑)。夜が早い方がいいにはいいんですよね」
「ああ・・・そ、そうだったね。新婚だったね。でも・・・で飲んだことないですよ。・・・は観光地だよ。昼間や休日は人がうようよいるけど夜に飲む街じゃないんじゃないかなぁ」
「そうですか。・・・で飲んだことないですか」
「仕事上がりに・・・へ飲みに行くかぁっていう発想ないモン。都内に勤務してりゃウチの最寄駅を過ぎて・・・までわざわざ行かないし。・・・へ飲みに行こうなんて輩を見たことないな」
心機一転門出なのに、・・・は止めといた方がいいと言わんばかりに言っちゃったのです。
だが彼の決心は固く、
「でもそういう街だからこそ逆にいいんじゃないスかね。自分、そういう店を出したいんです」
「地元に認知されるような店ね・・・」
あまりズケズケ言って夢を壊すのも何だし。(ズケズケ言ってますけど。)ちょっと心配したのもあるんだよね。妻帯したんだから何も今無理して辞めなくてもいいじゃないかって。
「高崎なら空きテナント多いしすぐ独立できるよ。まだコイツ独立早いんじゃねぇの?もうちょっと修行した方がいいんじゃねぇの?ってのが一国一城の主になってるからね。テナント料安いし」
「いやぁ高崎はちょっと。・・・って方向としては○○さんの地元ですよね?」
「そうでもないのよ。いや、住んでる県内だから土地勘はあるよ。JRで20分もかからないけどさ。そりゃアナタが・・・に店を出したら行ってもいいけどさ。今はいいとこ大船か藤沢ぐらいだなぁ。まぁ決まったら教えてよ」
そこで終わったんです。・・・が何処だかおわかりでしょうがそこは穏便にお願いします。
その後、彼が去ったその店は板前が変わったが、これまでの路線を継承しつつも若干味が変わった?(更に濃くなった?)ような気がする。行く回数が減ったけどまだ利用しています。もちろんこのBlogにも何回も登場しています。
彼が去って3ヶ月くらい経って、残されたママに言われた。
「彼、お店決まったんですってよ」
「そうか。決まったか」
辞めてもまだ連絡取り合ってるいたいだから円満に辞めたのかな。
「で、場所はどこ?最後に会った時は・・・とか言ってたが」
「そうなの。・・・の凄い店で修業してるんですって」
「やはり・・・か。で、凄い店って?」
「そこは女性がひとりで営ってる小さい小さい店で、なのにメニューの数が多くてどれも美味しくって。〇〇〇〇〇〇(食の月刊誌)の居酒屋特集に載ったんですって。・・・」
その店の名前も聞いた。私の書棚に、その〇〇〇〇〇〇は幾つかあるし、その号も購入済み。でもまだチェックしていない。忘年会シーズン前の時期に掲載されたら混雑するに決まってるので来年からアタろうかと思って目を通していなかった。
でもそう聞いたので、家でパラパラ頁をめくったらその店はすぐわかった。何と私の公用圏内で、そこの店近くに月に1回行く行政への通り道沿いだったのである。
私はその・・・にある行政への届出を、わざと遅い時間に、閉庁するギリギリに設定、現地直帰にして出かけてみた。
開店前1.jpg
すぐに見つかった。
開店前です。彼はいるかな?
あ、いたいた。暗がりに立つ私を不審人物と見たか出て来たんです。
「あ・・・!!!」
「よう」
彼は少しだけ固まった。
「入れるかな?」
「ええっと・・・ちょっとお待ちください」
「無理ならいいよ。出直すから」
店内に戻ってった。やや慌て調子だったのは、彼はまだ見習いだから自分の意志でお客さんを入れられないんだと思う。
しばらくしたら出て来て、「ご予約のお客様で一杯ですが、1時間なら」
1時間か。
まぁ今宵は長居しないで再会と様子見でいいやと。
どうも私の登場は予定外の飛び入りだったらしくカウンターの奥に無理に追加した席に着座した。そこは再会した彼がドリンクを用意したり惣菜をサポートする場で、必然的に彼が私の真ん前にいる訳ですよ。
なるほど小さい店でカウンター12席かな。奥に1卓だけテーブル席があった。
お品書き1.jpg
お品書き2.jpg
膨大なメニューを見て仰天した。
特にメニュー1枚目、細かいフォントでギッシリ書いてある。私は細かい文字が見難くなってるので、目から離して眺めたが、店内も明るくないので見難いこと。
文字の隙間が無いんだよね。辛うじて縦書きなのがわかった。
でも何だか凄味のあるメニューである。本日の野菜小鉢が特集のように書き込まれてある。その小鉢は3品で600円。(単品で300円)
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おとおしで生シラスが出たぞ。
最初の膳1.jpg
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1時間という限られた時間だとこっちもそれを意識して注文しなくてはならない。バカバカ注文してゲームオーバーになったらカッコ悪いので3つだけにとどめた。
小鉢3種が四角い盆に載せられてきた。
「これはお盆ごとおろしていいのですか?」
「ハイそのままでどうぞ」
ひと皿ひと皿、丁寧に仕事されておりますな。
小鉢3つと生.jpg
小鉢3つ.jpg
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ポテサラ.jpg
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カワハギ。刺身は一枚からでも造ってくれるそうだがカワハギだけはそれだけ単品です。
カワハギ1.jpg
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自家製シウマイ。
シウマイ1.jpg
シウマイ2.jpg
ボーイッシュなママは月刊誌に載ったそのまんまだった。
失礼なこと言っちゃうと、家にある食の月刊誌〇〇〇〇〇〇を見たら男性に見えたんだよね。
ママはタッパから次々とお惣菜を取りだしている。並行して火を入れ、揚げたり蒸したりしている。
ひとりで獅子奮迅の活躍ぶり。合間合間に常連さんとTALKしている。
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ママと私はこの時は会話は殆どなかった。彼が私をママにどう説明したのか。東京の店に来ていたスジのいいお客さんとでも言ってくれただろうか。
ママはこの飛び入り(私のこと)は彼に任せりゃいいと思ったのだろう。でも私に対して、「新規のお客(私のこと)に限られた1時間内でパーフェクトに出してみせるワ見てごらんなさい」の凄味を感じた。
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妙に客筋がよかったですね。私が普段行く店の酔っ払い層とは全く違っていた。普段着の人が多かった。
外人さんの飛び込みが来て、ママは、「Today All Reserve」とか言ってましたね。
3品2合を腹中に収め、そろそろ次のお客が来る頃合いを見てお会計。
すぐ次の客が来られ、私はさっと席を空け、店を出た。
「バタバタしてすみませんでした」(ママ)
ママとの会話はこれだけだった。挨拶程度。
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私が店を出る時に彼は架かって来た電話中で、後で聞いたのですが私を見送れなかったのをエラく反省したそうである。
もしかして彼がここに来なかったらあのママはひとりで営ってたのだろうか?
あれだけの品数を?接客と併せて?
ママが次から次へと料理を出す姿は人造人間(レプリカント)のようだった。でも実は生身の女性で朗らかに話す方なのがわかった。(再訪イコール、ジャン妻不在4晩めの記事に続く。。。)
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上大岡~駅前String Duo [居酒屋]

ジャン妻不在4連夜の3日めの夜は、勝手知ったる上大岡へ。
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この日私は新潟県内某所へ日帰り出張でした。朝5時に起きて荷物を整え、東京発7:00のJR新幹線Maxとき303号・新潟行に乗車した。
朝5時~7時前の時間帯に駅構内の売店・崎陽軒(値上したけど)が開いちゃいないので、寝不足と空腹状態で新潟駅に到着。そこから在来線の待ち時間に1番線2番線3番線4番線に直結するミニ改札口、CoCoLO(ココロ)万代の吉野家で朝飯にありついたのですが、その後は某所への往復乗車時間がトテモ長く、車内で寝て起きてまた寝て起きての繰り返しで結局は昼を抜いてしまったのです。
新潟発15:04のとき328号で東京に17:00に着いた。朝7時に東京駅にいたので帰社するのがバカくさくなり、そのまま上大岡へ直帰しました。
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「生ビール。ネギマをタレで2本。焼きあがったら小さいご飯」
「???どうしたんスか?もしかして昼抜き?」(ジュニア)
「そう。。。」
「だったら載せましょうか?」(ミニ焼き鳥丼のこと。)
「それでもいいよ」
「何処に行ったんスか?」
「新潟県の〇〇」
「ええっ!!」
「???」
「自分、そこに行ったことありますよ」
「日帰りで?」
「いやいやいやいや泊まりっスよ。日帰りなんてできるんですか?よっぽど朝早く出ないと」
「私は日帰りだよ。東京発7時の新幹線。」
「ええっ!!」
店内がシーンとなってしまった。
「そ、それはお疲れ様でした」
「業務時間よりも電車に乗ってる時間の方が遥かに長かったけどな」
「じゃぁ熱燗でゆっくりなさってください」
寝不足と長時間の電車乗りで疲れてたので。すぐに酔いそう。だから最初の膳はこれ。
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牛か馬になったつもりでムシャムシャいただいた。
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ミニ焼き鳥丼.jpg
「シャケの皮どうスか?」
「家では焼き魚の皮は喰わせて貰えないのだ。塩気が強いって。で、何で鮭の皮を?」
「新潟のそっち方面って鮭が名物じゃないスか」
だから鮭の皮を?羽越本線の村上のことを言ってるのかな。そっち方面じゃないんだけど。
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炙りワラサ1.jpg
炙りワラサ2.jpg
眠いな~。帰りの新幹線の中で寝たので、燕三条~浦佐、高崎~大宮、起きたら上野だったから断続的に寝ちゃぁいるんだけど。
上越新幹線の長大トンネルの走行音で目覚めたりしたからな~。
新潟市に前泊入りも考えたのですが、会社の朝礼で春先までは経費削減を強く謳われたんですよ。
①2人で行くところを1人で
②2回行くところを1回で
③可能なら日帰りで
④くるまで行くなら相乗りで
聞いててバカクサくなってきた。だから③を実践したんですよ。
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「牡蠣、好きっスね。生とどっちがいいスか?」
「生も大丈夫だけど。私は串焼きがいいな」
「自分も牡蠣好きなんスけど・・・」
この子はくるくる寿司でシメサバを8巻食べてお腹壊したと言ってたが。また牡蠣をバカバカ喰い過ぎるとお腹壊しますよ。
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眠くなってきたので3合で打ち止めにしました。
上大岡駅前に戻ったら、
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あ、Vallote(バロテ)の駅前路上Liveじゃないか。
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2年前の4号店コラボ記事。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-11-27
「音はピックアップで拾ってるんだよね?」はまだしも、
「2人で喧嘩とかしないのかい?」
「そんなデカい楽器、電車に乗せられるの?」
ズケズケ聞いた。で、今年になって鶴見で再会した時。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-06-12-3
やはり今年になってここと同じ場所で再会した時。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-07-08
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寒い中の路上Live、細身な2人ですがさすがに厚着してますね。
今年になって2回、鶴見と上大岡でバッタリ会っているので向こうも私を覚えてましたね。
4号店のLIVEの後、酔った勢いで3枚購入したCDは部屋の棚で埃を被っていますけど。
彼女らの曲をiTunesにおとしたけど聴かないな~。
Instrumentalだからねぇ。Vocalが無いと感情移入できないんだよな~。
彼女たちの弦楽器もpickup通してampに繋いであるけど、やはりSequencerで流れるBackingの方が強いような気がするね。
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2枚購入したらコントラバスの女性が向こうから握手してきたので驚いたけど。
コントラバス女性の目が気になる。何か言いたげな。
私は女性の多い職場にいるので相手の表情を読むのに長けてるのだよこれでも。今はいない上司に、「女性は男と違って体調を崩しやすい。朝出勤したら女性スタッフの体調を見抜け」ってよく言われたし、20年在職して数えきれない女性社員の退職を見送ったので悪い予感の方が的中するんです。その前に何かを訴えたそうな表情に鋭いのです。何も聞かないで現場を離れたら、後でその子から辞表が出てたりするからね。
後でわかったのですが案の定、Valloteは年内でユニット解消のようです。所属事務所も離れるとか。
http://ameblo.jp/vallote/entry-12221859420.html
彼女たちの契約条項なんて知らないけど、所属事務所に退職届を出すのかな。
私は5枚所持していますが、CD売上の何%が彼女らの収入になったのかな。殆どがミニCDだからね。
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This is ankimo [居酒屋]

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ジャン妻長期出張中不在4晩の2晩めです。
この店のマスターは、私がまだ上州にいると思ってるらしいのがわかった。
「もう終わったんですか?」
「終わりました。(とっくに終わってます)今は出張で行ったり来たりですね」
行ったり来たりも少なくなってきている。来年はどうなるか。
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あ、チーズ芋金時が復活してる。
デンマークから取り寄せてたチーズが入らなくなったのでメニューから消えたのですが。
「国産のチーズにいろいろ手を加えて何とか復活させました」
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その他のお品書き。
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アジのナメロウ。
私が初めてナメロウを食べて美味しいと思ったのが、マスターがこの店で独立する前の九昇支店(閉店。本店は営っています)です。
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蓮根ピザ。蓮根をピザの生地にしてチーズ、シラス、海苔。。。
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塩味の肉ジャガ。醬油味と味噌味と3種あったのですが、塩が一番人気で定番化したもの。
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豚ロース肉醬油麹焼。塩加減、味加減が良く、ほのかに燻製の香もした。
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揚げシラス焦がし醬油和え。
九昇時代は揚げシラス香り和え・・・だった。揚げたてのスナック菓子みたい。プラス、上大岡を思わせる二合の錫チロリで佐渡の金鶴を熱燗で。
金鶴は佐渡の地酒で、島の中で7割方消費されるせいか、本州ではあまり見かけない。
まぁこの店でいちばん安い酒なんですよ。
揚げシラス2.jpg
揚げシラス3.jpg
あ、外人さんがいる。
私の背後のテーブル卓に4人の男性がいてうち1人が何処かの外人さんだった。
女将さんが料理を説明してる。
「お刺身三点盛りですぅ。イカ鯛のこぶ締めシメサバ・・・添えてある菊は山形のもってのほか。食用菊なので食べられますっぅ」
通訳の男性がいて、「This ia a mottenohoka・・・」(もってのほかは食用菊です。)
他、メニューに鮟肝ポン酢1000円があって、女将さんが「This is a ankimo」・・・
This is a ankimo???
厨房に戻った女将さんは、「鮟肝って英語で何ていうの?」
「鮟肝は鮟肝だろ」とマスターは素っ気ない。
いや、私も鮟肝の英訳なんて知りませんよ。ankimoで正解じゃない?アンコウだけならAnglefishかな。Foregras of the seaじゃ間違いですかね。伝わればいいんだからさ。
愛想にムラがある女将さんだが、本人は一生懸命で真剣で、からかうと傷ついたりするのでそれ以上突っ込まないでおいた。前に女将さんが描いたフグ(ヒレ酒)のマンガを見て、これってマンボウか?と言って傷つけたことがあるので。
英訳中.jpg
次に今の旬たる牡蠣は英語で何ていうのかしら?になった。
牡蠣のシーズンに入っている。秋の実りの献立には、生牡蠣1殻時価!!・・・時価かよ。焼牡蠣1殻400円、もと焼1殻450円、牡蠣と豆腐味噌小鍋1200円、牡蠣と里芋チーズグラタン900円と強気な値段。
「牡蠣って英語で何ていうのかしら?」
マスターもわからない。「牡蠣はカキだろ」みたいな。
他に人がいないので私は口を出した。
「オイスターじゃないの?」
Oystr??
私は英語はからきしダメ。日本語だって自信がないのに。でも女将さんはオイスターに笑って納得した。
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おとおしで出された復活チーズ芋金時を追加。アンドとうもろこし豆腐。今日は木綿っぽい。
もろこし豆腐が木綿に?.jpg
復活芋チーズ2.jpg
おとおしには出なかったけど、単品でオーダーするとごま塩が付いて来るのです。これにつけて食べると美味しいよ。デンマークのチーズ云々との差は感じなかったな。
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〆はにゅう麺。超細麺です。
熱燗一合とにゅう麺.jpg
にゅう麺2.jpg
にゅう麺3.jpg
にゅう麺4.jpg
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店内完全禁煙です。だから店の中の空気がトテモきれい。
ジャン妻の部署(シマ)が、都内某所で歓迎会を開催したんですよ。(私は行かなかった)
その店、前は喫煙可だったのだが、マスターが喘息持ちなのでカウンターを禁煙に、そして全席禁煙に、段階を踏んで店内完全禁煙にしたんです。
ジャン妻が連れてった客のひとりに、喫煙化だった時代に来店したことのある人が全席禁煙になったのを知らずママに灰皿をお願いしたら、「禁煙ですっ」ってピシャリとやられ、ジャン妻はやや憤慨したそうです。
「店の外にも店内にも、何処にも店内禁煙って書いてないのよ」
この店のように店の外に貼っておけばいいのに。
でもこの店の女将さんいわく、店内を完全禁煙にしたのは、「お煙草をお吸いになるお客様って、お料理食べないんですよねぇ」
(O<O;)
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雪が降って寒かった昨日、小飲み会の会場を物色していたので、4時半に電話したの。
「今日は混んでます?4人入れない?
「今日は満席なんだけど、今日みたいな寒い日はキャンセルが出そうなの。何時頃までならお待ちできますか?」(女将さん)
「う~ん。。。5時半までには決めたいなぁ」
「じゃぁ5時半までに一度、お電話しますね」
小1時間ほど待ったら折り返し架かって来た。
「ごめんなさい。キャンセル出そうにないので。。。」
「ああ。じゃぁ今日は諦めます。またの機会に」
「ホントごめんなさい」
という遣り取りがありました。昨日みたいな天候、寒い日に満席とは。。。
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子安の諸星 [居酒屋]

11月半ば、ジャン妻が4晩連続して不在だった。歓迎会&出張でね。
4晩も独身になってしまった。
ウチの部署(シマ)のバカ女が、「そういう時はどうされるんですか?」
「ひとりで飲みに行くに決まってるだろ」
「ウチの子(新人の男性)を飲みに連れてってあげてくださいよ」
「えぇ~」
その男性とは既に飲みに行ったのだが、マジメなヤツで面白味がないのだ。私の本音は「イヤなこった」である。若い者に気ぃ遣いながら飲めるかよ。
4夜4軒のスケジュールを立てた。ハシゴはしないと己に課した。
1軒は上大岡に行くとして他は・・・。
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初めて下車した京浜工業地帯の玄関口。新子安。
京浜東北根岸線とそれに対抗した京急新子安駅が並ぶ。踏切警報機の音。湾岸貨物線もゴトゴト行く。
頭上には高速羽田線。近くには運河も。
その袂にある有名な店。
外観が酒蔵の雰囲気です。
創業時は酒屋だったらしい。
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横浜の大衆酒場には必ず取り上げられます。最近だと「横浜名酒場100」の表紙を堂々飾ってました。その書籍には丸大ホール、上大岡の鳥佳、石川町元町の久佑、浅間下のととや元も載ってましたね。
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鰻の寝床の店で細長く、5mはあるロングカウンターに向かい合わせて30席程度とテーブルが16席(テーブル席×4卓)だったかな。補助席出して詰め込めば50人は入れるでしょう。
店は脱サラ?の店主(三代目らしい)とねーさんが2人。厨房は見えない。
混んでたけど辛うじてカウンターの合間に着座した。
両左右の先客に「失礼します」・・・このひと声が大事。
テーブルも椅子も木製で、私の椅子はギシギシ鳴った。
昭和の酒場ですね。年季の入ったカウンターは今日までの長い歳月、数えきれない酒飲みの肘でこすられ手で撫でられ、こぼれた酒を拭かれただろうか。
まずはビールとマグロ。蓮根挟み揚げ。
マグロのネタで、店の良し悪しがまずわかる。
挟んだ蓮根の具(練り物)でも店の仕事ぶりがだいたいわかる。
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しばらくTVの大相撲中継を見上げながら肩を狭くして遠慮遠慮して飲む。喰う。
狭いので卓上にメニューは無いです。短冊や垂幕のように壁側一面にずらりと下がっているが、見上げたり、周囲を見回したりしてるとクビが凝って来る。席から遠いところは見えないかも。
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音の無いTVには大相撲中継が流れている。
横綱白鵬関が通算1000勝を勝ち取った。
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マカロニサラダはマヨの主張が強く、ポテサラは湿っぽいマッシュ感が強い。
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煮込みは八丁味噌かな。
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18時半になると満席になった。
長さ約5m、幅が40cmのカウンターが凄い。これはカウンターですが細長いロングテーブルともいえる。ここでは敢えてカウンターと呼びますが対面式のカウンター席で、これが他所では見掛ない独特な雰囲気を醸し出している。
ただ、対面の方との距離が近過ぎるきらいはある。親しい者同士にはいいが、一期一会見ず知らずのオヤジ酔客同士のカオが近過ぎ。これ、向いの旦那ですが。この距離ですよ。
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川エビの唐揚げ、私のじゃなくてお向いさんのです。
間違えて相手の料理を自分の箸で摘まんじゃいそうな距離です。知らん顔して摘まんじゃってもわからないんじゃないか。
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最初は違和感があるが、そのウチこの近さ、狭さが味だとわかってくる。カウンターの狭さが逆にお客のマナーを良くしているのです。
相手の領分に自分の皿がハミ出さない様に気を遣い合う。
醬油を取るのも声かけが必要だが、「前失礼します」って言えばいい。
隣客の煙草の煙が気になれば、「失礼、ちょっと煙が・・・」って言えばいいのです。
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お向かい2.jpg
ねーさんが酒や料理を運んでくるのだが。私は通路側だからいい。お向いさんの背後は狭い。カニ歩きしてギリギリの幅しかない。
酒や料理を運んで向いに渡す時はどうするか。運んできた店のねーさんから、「あいだ失礼しまぁす」と声がかかる。自分の肩と隣客の肩の間に女性スタッフが入って来ないと向こう側に手渡せないので私は自然と肩を除けることになる。すると私が肩を除けることでお向かいさんには私が気遣ってるのが自然に伝わる。お皿を下げる時もそう。
肩を除けてもギリギリで、女性スタッフの肩や胸が私の肩に触れたりぶつかったり。これは何かのサービスか?言ってることがオヤジだが女性に触れられて悪い気がする訳がないでしょう。
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お向かいさんが、「馬刺いくか?」、「いきます?」
そしたら私に声がかかった。
「さきほど馬刺食べられてましたね?どうでしたか?」
私は正直に言った。「ちょっとスジっぽかったですな~」
それでもお向かいさんは馬刺をオーダーされた。しばらくしたら馬刺が運ばれて来たのだが、私の食べた馬刺と違ってテラテラ光る赤身だった。
私は「いい赤身ですねぇ」とガラにもなく世辞を言ったが、どうも違うようである。
男性がスッ頓狂な声を上げた。
「これ鯨じゃないのぉ?」
「!!!」
ねーさんが馬刺と鯨をミスったんです。
「すみません間違えました」
「鯨は食べたしさ。同じものだったので」(向いの男性)
「で、馬刺どーされます?・・・」(ねーさん)
私はスジっぽかったと正直な感想を言ってしまった後なのだが、ミスった店のねーさんは私が馬刺を喰ったのを覚えていて(だったら馬刺と鯨を間違えるなよ~)、私に向かって「馬刺美味しいですよね~」と振ってきた。
私は「う・・・うん」と頷くしかない。すぐ下げられ馬刺に訂正されたが、「さっき馬刺はイマイチスジっぽいって言っちゃいましたよね。でもああ言われたら美味しいって言うしかなかった」と言い訳をするハメに。
そのお向かいさんの馬刺です。
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お向かいさんの鯨です。
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勉強になった私はしっかりクジラをオーダーした。
クジラ1.jpg
クジラ2.jpg
自分の料理以外に、お向いの料理もカ写真に収められる店です。いや、自分のを撮っても向いのが写ってしまうのです。
お向かいさんが帰られた後の残骸ですが、この距離だと知らない人が見たら私が食べた残り皿に見える。狭くてすぐに下げられないのです。
手前の赤いのは私のクジラです。
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〆に肉野菜炒め。
肉野菜炒めというよりは肉野菜オイスターソース炒めですな。
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あまりいい比喩じゃないですが、野菜の下に隠れて皿の底に淀む真っ黒な油とソースは高度経済成長期にこの一帯、京浜工業地帯運河に浮かんだヘドロを思わせる。
バラ肉は火が通り過ぎてコゲコゲのカリカリである。
ビールをオーダーしてしまった。
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肉野菜炒め4~コゲコゲバラ肉を摘まむ.jpg
肉野菜炒め5~ビール追加.jpg
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意外と空いたりする.jpg
お会計は主人自ら。しっかりレシートがあったから意外と(失礼)明瞭会計です。
レシートを見せながら、「お料理全部ちゃんと来ましたか?」
「来ましたよ」
馬刺で鯨が来たのは私の前のお客だよ。私の食べた種類が多かったので心配されたかな。ミスもあるんだろうね。オーダーはスマホみたいなので入力してたけどね。店内はどっぷり昭和だが、そのスマホ操作が唯一今の時代のものだった。
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諸星2.jpg
この酒場はキャスター転がすのは無理だと思う。近くに東横インもあるので出張族も数人見かけたが、デカい荷物は置いて来た方がいいです。
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諸行無常 [居酒屋]

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何でもそうですが、形あるものはいつかは無くなります。
続けて行く為に、時代を生き残る為に、それまで守って来たものを変えざるを得なかったりもします。
それは店構えだったり、人だったり、提供するものだったり、場所だったり。。。
静岡の多可能さんのように何も変わらずそこで営んでいくことって難しい。
営んでいる人の意志と関係なく、そこを取り巻く状況が変化した為に移転せざるを得なくなったこの店。。。
このカウンターとも・・・.jpg
この店は年内でお別れです。
場所と形を変えて2017年新春から第2幕がスタートします。
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最近疎遠になった理由。。。 [居酒屋]

東京都知事の決断で築地から豊洲市場への移転が延期になったけど、引っ越しのために休市日とされていたのが11月4日(金)11月5日(土)だった。
急遽、その日は開市日となった。
でもこの店はしっかり休みだった。
しっかり休んでる.jpg
「その日は仕入れできるかどうかわからないじゃないスか。だから店を休む予定入れちゃってたんですよ~」
東京都知事のせいにして店を休むってか?
どうせゴルフに行ったに決まっている。マスターはスタッフに厳しいが、マスターだって最近はカウンターにゴルフ客が座るとゴルフ談義に夢中になって手が動いてなかったりするぞ。
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前は4人で営っていた。今年になって厨房から1人、フロアスタッフ1人、2人が去って人が入れ替わり、現在はマスター&ママ入れて5人体制になっている。
この店で元気を貰ってたのですが、人が入れ替わってからあや疎遠になった。新しい3人の男性はやや暗く、固い雰囲気がするので。
4人が5人になったから増えた人件費1人分を稼がなきゃ。いい意味での商売っ気は相変わらずだが。。。
ここ数ヶ月は私らのメンタルが店の勢いに負けてしまいがちで、こっちが元気な時はいいけど、疲れてる時はこの店を避けるようになった。
最近はご無沙汰なのです.jpg
お品書き1.jpg
さつまいもとクリームチーズのポテトサラダ。
ポテトサラダだからポテト(ジャガイモ)なんだけど、ジャガイモとさつまいも、2種類のイモを混ぜるのって特に意味はあるのかな?思わず、「このポテサラはさつまいものサラダなのか?」って聞いてしまった。
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コチ唐揚げ野菜あんかけ。コチは見た目はブサイクな魚だが高級魚ともいえる。小さめに切って揚げたコチは野菜あんに隠れ気味だがまぁまぁ美味かった。
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好物の新秋刀魚肝醬油焼。
上大岡でサンマ1匹まるまる700円だった。この小さな身で700円以上の設定だからかなり儲けてるな~。
味はいいけど殆どひとくちでガブリ。
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栃尾揚げのツナマヨネーズ焼。これと後で出てくる明太マヨネーズ焼の2種類になったようだ。
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ふわふわさつま揚げ。今日は具にタコと三つ葉が入ってた。あまり歯応え、噛み応えはないさつま揚げ。
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蓮根の海老すり身挟み揚げ。メニュー黒板には白茄子となっていますが。
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これは定番で、豚バラ肉と豆腐の胡麻ダレサラダ。
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焼きそば。
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注文しなかったけど過去最長のネーミングメニューがあって、「長野の○○さん家のお野菜(肉厚しいたけとピリ辛唐辛子)と牛バラ肉のオイスターソース炒め」・・・
長っ!!
〆はリッツとクリームチーズ。
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リッツ、美味しくなくなったね。ヤマザキナビスコが社名変更してヤマザキビスケットになり、ナビスコとの契約が修了しちゃって、見た目は同じに見えるけど味は全く別物だね。食感や塩加減が全然違う。軽いんです。今までジャン妻に隠れてコソコソ買ってたけどもう買うの止めたモン。

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おとおしは鮟肝。
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秋刀魚刺身
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秋鮭と揚げ豆腐のきのこあんかけ。何でも揚げて野菜あんかけにすりゃ出ると思ってますこの店。(笑)
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豚バラ肉とレンコンの辛味噌バター炒め。ちょっと肉がブ厚くて固いな~。
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栃尾揚げの明太マヨネーズ焼。これはツナマヨネーズ焼よりも、ピザに近い味だった。
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どれも味が濃くなった気がするな。
板前が変わったから?
私らの来る回数が減ったから?
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ランチ終了後の時間帯に、内幸町の路地でマスターとバッタリ出会った。
「今夜ご一緒ですよね?」
ジャン妻の部署に1名中途採用の新人が入り歓迎会にこの店を予約している。でも私は遠慮した。
「彼女(ジャン妻のこと)の部署(シマ)の歓迎会ね。私は遠慮したんだ」
「ああ、そうなんスか?」
その歓迎会、後でジャン妻に聞いたらちょっとあったらしい。この店はかつては全席喫煙可だったのだが、マスターが喘息持ちでキツくなり、まずカウンターを禁煙に、次にテーブル席を禁煙に、段階を踏んで全席を禁煙にしたのです。
ジャン妻部署の歓迎会で、新規に採用された歓迎者とは別に、この店が喫煙可能な頃に来たことがあるお客が1人いて、今は店内ALL禁煙になったのを知らずに、「灰皿ありますか?」とママに尋ねたら、
「禁煙ですっ!!」
切り口上で返されたんだと。
ジャン妻はやや憮然として、「ああいう言い方はない。ママはもうちょっと言葉にタメがないと。ああピシャッと返されたらアタシだって不愉快だし。初めての客ならもう二度と来ないわよ」
アアシのカオを潰したと言わんばかりだった。
「事前にこの店は禁煙ですからって言っときゃよかったのに」
「ああそうか。アナタならそう言う?でもママは前も○○常務を怒らせてるんだよね。ランチに○○常務をお連れしたら、前金ですっってピシャッと言ってさぁ。店の何処かに『当店は前金です』、『当店は禁煙です』って書いときゃいいんだよ。何だあの言い方はってあの温厚な○○常務がムッとしてたからね」
一過言あるジャン妻はママに言うそうだが。果たして。。。(^^;)
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土曜日の大船 [居酒屋]

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10月のある土曜日。
ジャン妻と私と2人してダブル休日出勤した。
家の冷蔵庫ん中は空っぽなので、大船へ向かった。
駅に付いて改札を出てから電話する。
「2人入れますか~」
「大丈夫だよ~」(マスターのシブい声)
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サーロイン1.jpg
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店内に流れる懐メロBGMから。

「あんたにあげた愛の日々を 今さら返せとはいわないわ~」
あんたのバラード 世良公則&ツイスト 1977年

「空を飛ぶ 街が飛ぶ 雲を突き抜け星になる
火を吹いて 闇を裂き スーパーシティが舞い上がる」
TOKIO 沢田研二 1980年

「踊り疲れたディスコの帰り これで青春も終わりかなと呟いて」
大阪で生まれた女 BORO 1979年

「オイラは宿無し おまえには 暖かなぬくもりもやれやしない」
宿無し 世良公則&ツイスト 1978年

「雨の降る日は雨のように 風吹く夜には風のように 晴れた日には晴れやかに」
もしもピアノが弾けたなら 西田敏行 1981年

「島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
島唄よ風に乗り 届けておくれ私の涙」
島唄 THE BOOM 1992年

「どうしてどうして僕たちは出逢ってしまったのだろう・・・
どうしてどうして僕たちは離れてしまったのだろう・・・」
リフレインが叫んでる 松任谷由実 1988年

「覚めた仕草で熱く見ろ 涙残して笑いなよ
赤い皮ジャン引き寄せ 恋のバンダナ渡すよ
雨の中で抱きしめるぜ そっと」
ギンギラギンにさりげなく 近藤真彦 1981年

「春を愛する人は 心清き人」
四季の歌。誰が歌ってたのかはわからない。

「格子戸を くぐり抜け 見上げる夕焼けの空に」
わたしの城下町 小柳ルミ子 1971年

この後で突然、
「会いたかった~会いたかった~会いたかった~Yes!!」
会いたかった AKB48 2006年
「これは懐メロと言えるのか?」
「さぁねぇ」
チャンネル変えちゃったのかと思ったよ。
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若いのにノセられ、ススメられるままにキンメの半身煮をいただいたが。
「こんなのを食べちゃったからには後でマスターのお会計でさ。、〇〇さんゴメン、今日はこれで、って2本指が立つんじゃないか?」
「そ、そんなことないっスよ~」
さては土曜日だから在庫処理だな。
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「この店のカレーのせいで家でカレーからライスが無くなったんだよ。最近はもう具だけ」
「そ、そうなんスか?」
「そう。ウチはキーマカレーだけど、カレーに日本酒か焼酎よ」
「この店のせいだっ」
「・・・」
シメ.jpg
ホ~ラ、片付けだした。
やっぱりさっきのキンメは在庫処分だよ。(笑)
勘定は例によってアヤしく、
「ゴメン〇〇さん。これで」
マスターは左手の人差し指で1本、右手の指2本を立てた。
お片付け.jpg
そして11月のある土曜日。
またまたジャン妻と私と2人してダブル休日出勤して、例の如く家の冷蔵庫ん中は空っぽなので大船へ向かいま~す。
「2人入れますか~」
「大丈夫です。助かります」(若いのシブい声)
助かります?
お客が少ないのかな?
店が待っている.jpg
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誰もお客がいない。
「貸切だねぇ」(マスター)
「今日は牡蠣のいいのが入ったよ~。ヨロシかったら~」(マスター)
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店内に流れる懐メロBGMから。

「もしも許されるなら 眠りについた君を
ポケットに詰め込んで そのまま連れ去りたい」
心の旅 チューリップ 1973年

「StayWithMe 真夜中のドアを叩き 帰らないでと泣いた
あの季節が今 目の前」
松原みき 真夜中のドアStayWithMe 1979年

「さよなら Sweet Pain 頬杖ついていた夜は 昨日で終わるよ
確かめたい 君に逢えた意味を 暗闇の中 目を開いて」
渡辺美里 My Revolution 1986年

「抱き上げて連れてって時間ごと 何処かへ運んでほしい
せつなさのスピードは高まって 戸惑うばかりの私」
中森明菜 セカンドラブ 1982年

「君とイチャイチャしてるところを見られちゃったわ
それをペチャクチャ言いふらされて私ピンチ」
ジェニーはご機嫌ななめ ジューシーフルーツ 1980年

「花嫁は 夜汽車にのって 嫁いでいくの
あの人の 写真を胸に 海辺の街へ」
花嫁 はしだのりひこ 1971年

「愛あなたと二人 花あなたと二人
恋あなたと二人 夢あなたと二人」
世界は二人のために 佐良直美 1967年

「くちびる盗む早わざは噂通りだわ」
渚のシンドバッド ピンクレディー 1977年

「やっぱ好きやねん 悔しいけどあかん あんたよう忘れられん」
やっぱ好きやねん やしきたかじん 1986年
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私らだけだったのが、若いグループ客が5人入って来た。
さぁススメ上手のマスターの腕の見せどころ。若いのに任せず自らテーブルフロアに出てって、
「ヨロシかったら・・・」・・・このヨロシかったらがクセモノで、「取り敢えず串焼きの盛り合わせ人数分お任せにして貰ってぇ、カウンター上に載ってる大皿から幾つか・・・」
私はジャン妻に耳打ちした。
「出たよマスターのススメ上手が。上手いよな~」
ジャン妻は苦笑してるだけで何も相槌打たなかったが、私らの会話は厨房の若いのにしっかり聞こえた。聞えるように言ったんだけどね。
それまで私らだけだったから、今からでも売上挽回しないと。
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若いのがマスターに、「ポテサラ、キムチ、シウマイ、肉ジャガ、スパムオム」って小声で伝えてるの。
「それは俺らが喰ったものだよな」
「そ、そうっス」
あ、ちゃんと伝票書いてるじゃんか。
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「ちゃんと書いてたね」
「そうだね」(ジャン妻)
「マスターの勘じゃなかったんだ」
「・・・」
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