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大門の夜 [居酒屋]

全社に新しいシステムが導入されることになったが、7年使用した私の業務用PCのバージョンが旧くて、それのOSでは対応できないことがわかった。
PCを新規に購入する稟申は私の名前を使ってジャン妻が起案してくれた。正規の部下でないのに。
私の上役(※)は、
「PC7年も使用したのですか?自分は5年で寿命だと思ってるけど。購入して下さい」
あっさりOKが出た。(※それでいて私の出張には釘を刺すところがある。それって〇〇さん(私のこと)が直接行かなきゃならないのですかね。現地にやらせたらどうです?って)
購入したはいいが、私は本社にいるより外に出ている方が多いのと、新しいPCのセットアップ経験が殆どないので、稟申、購入、開封、セッティング、Office、メール設定、ネットワーク、それら諸々をジャン妻に委託したのです。
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そのお礼、見返りは当然のように求められた。
「ヒドくないその言い方?」
「・・・」
「アタシは見返りなんて求めてない。アナタがご馳走するからセットアップしてくれって言ったんじゃん」
「そうだったな。で、何処がいい?」
「大門がいい」
いちばん高い店を指定しやがって。
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なので乾杯の音頭は「私のPCをセットアップしてくれてありがとう」
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この店が移転したのはちょうど1年ちょい前だった。
ジャン妻のi-Phone10にDayOneが入っていて、そのアプリで1年前の今日の夕食を検索したら、移転前のこの店のおとおしが写し出されたのである。
ジャン妻はその日行った店で最初に出されたものだけ撮影してデータに残している。私みたいにBlog目的で最初から最後まで撮りまくるのではなくあくまで最初だけ。だから居酒屋や小料理屋だと最初に出されるおとおしが写っていた。
この機能に店主とママは目が点になっているところ。
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「昨年の今日も(移転前)来てたのよ」
「こういう機能があるんですねぇ」
「そうなの。いついつの今頃何を食べたかな?って検索するだけでいいの」
「どういうキーワードで検索するんでしょ?」
「う~ん、日付かな」
「日付ね」
私はあとで「データさえ取っておけば、日付で検索して表示されて当然だろ」と鼻で嗤ったけど。
昨年の写真を見せながら、
「このおとおし、何ですかね?」
「こ・れ・は・お・そ・ら・く・・・イカ団子と野菜の煮物じゃないかなぁ」
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「あれから1年経ったんですね」
「年末の忘年会のかきいれ時にね。閉めざるを得なくなって」
ビルの解体の為、出されちゃったのである。
「そういえば〇〇さん(私らのこと)も久しぶりですね」
「3ヶ月ぶりかな」
「前は〇長さんと来られて・・・」
そうだった。あの時私らは現在の会社の雰囲気、空気に不満があって、〇長と3人でこの店で飲みながら憤懣を訴えたんだったな。
〇長と3人で来たのが下の10枚の小写真です。本人前にいるので狙って撮れなかったのでアングルがメチャメチャですが。
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〇長は一部の現執行部や私の前にいるソリの合わないオンナたちに鬱陶しがられている。
例えば誰かが〇長に社内メールで報告を上げたとします。すると3分後にはレスが来るからです。早っ!!遅いよりいいかも知れないが、あまりに早過ぎるのと、文末に必ず追加の問い合わせや確認要請事項が盛り込まれている。報告した者が退勤しようとしているところへ間髪入れず追加の宿題メール返信が来るのにゲンナリするんだと。早過ぎるって。
私とソリ合わないオンナは「あの人(〇長)今の時間だと飛行機の中でしょう。そんなに早く返信しなくてもいいのに。」
「・・・」私は相手にしない。
「もう次はこっちから3時間遅れで返信してやるんだ」
声高に息巻いていた。
私は別に飛行機の中からだっていいじゃないかとは思ったがね。
でもそれって〇長に対して時間ギリギリでメール報告するからではないか。イヤでも〇長のところへ自ら顔を出して説明すれば後でそういうイヤな思いをしなくて済むと思う。
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私も一時期その〇長に辟易ゲンナリした時期があったが、最近は私自身の立場が変わってそれほどでもなくなった。〇長とソリの合わない執行部との隙間に入って信を得ようとしてそこそこ成功した。ゴマ摺ったんじゃないよ。
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ジャン妻は〇長が欲しがる情報、期日を押さえている。
〇長から「いつ頃までにお願いします」と依頼が来ますよね。それに対して「いや、それでは遅いです。修正の時間も考えていつまでには出せるようにします」
そして必ず中間報告をしている。
〇長に辟易している連中は中間報告を上げてないのではないか。期限ギリにするから後で自分たちが不快な思いをしている。言われるまで放置しておくからよくない。
別に私らは〇長派に鞍替えしたワケではないが。この店で現在の自分らの状況や事務所の雰囲気について話した。
うるさいんです。誰も注意しない。
「あれは会社じゃない。動物園です。誰も注意しないし」
伊東甲子太郎の後任の他部署長の態度が悪く、ウチらの業務を「やって当然」のように接し、困った時だけ言ってきて、こっちの要求にはめんどくさそうなカオをするのでやってられなくなった。手作業をしながら聞くんですよ。
「態度が悪い。他部署の話に耳を貸そうとしない」
だが〇長も注意できないのである。
私も態度の悪さにキレてその部署長を会議室に呼びつけ「そっちの態度は他部署に対して失礼じゃねぇか」とギュウギュウに締め上げたらそれ以来私が煙たくなったらしく、私の視線を避けるようになったからね。
前は上手くいってたんですよ。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-04-11-2
立場と地位って人をいい方にも悪い方にも変えるんですね。
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「あの時〇長と来て以来なんだこの店。その前は?」
「チエさんと来たんだった」
前と違ってあまり来れなくなったのは移転して若干、値段がUpして敷居が高くなったのもある。
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刺身盛り。
「3点か半分ぐらいにします?」
「いや、全種類」
石垣鯛、関ブリ、真鯛、あいなめ焼霜、金目鯛、シメサバ、スミイカ。
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「トロトロいきます?」
「あ、お願いします」
メニューには載っていないタマネギトロトロ煮、ベーコン入り。
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これは前の店の定番でよく食べたが他のお客に出たの見たことない。
「どんな料理か想像できないらしいのと、人数分取り分けるのが面倒なようであまり出ませんでした」
なのでこの店では定番から外れてしまったのだが。
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牛バラ肉、味噌煮込み。
しょっぱくない。何だろう隠し味は?おそらく赤ワイン?
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何かを揚げているぞ。
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桜海老とほぐし舞茸のかき揚げ。
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ふろふき源助大根の田楽味噌。源助?加賀野菜らしいです。
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栃尾油揚げと青菜の煮びたし。
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店主の服装が変わっていた。
前の店と同じ紺の作務衣に戻ったのである。
「白いコックスーツ止めたの?」
「止めました。お客さんにお前それは似合わないって言われて」
「それは私のことではないか?」
「いやいや、〇〇さん(私のこと)よりもっと言われたんですよ。それにコックスーツは汚れが目立つし・・・」
「私よりキツい言い方をされた?」
「そういう厳しい方もいるんですよ~」
「汚れが目立つし、大将首が太いから呼吸が苦しいようですよ」(ママ)
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結局は〇長に訴えた件については変化・改革が無いまま今日に至っている。
でも。。。
変わらなかった。
「変わらなかったね・・・」(ジャン妻)
「〇長はダメだよ。注意できないもん。変えようという気がないし。伊東みたいに他所から来て上に立った方がいいのかもな」
〇長といえども雇われで運営会社のTOPでしかない。その上の親会社の方が遥かに強い世界なので、そういうのに慣れた〇長は部下に強く言えない。
「結局変わらなかったからもういいわ」(ジャン妻)
この時、ジャン妻は見切りをつけたのだが。。。
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23回/2017年(昨年25回) [居酒屋]

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内幸町から虎ノ門まで歩く途中の路地ですが、ランチの時間帯に行列ができている。
並ぶほどの店か。
夜に店主がボヤいていた。夜も混むけど昼の方がタイヘンだって。
「何でかわかりませんが、ランチすっごく混むんですよ。4人でも廻らないくらいで」
12時半にはヤマになってしまうという。
そんな店に私は並んでまで行かないよ。
見て眉をしかめたのがこの店、外の行列段階でランチの代金を徴収してるんですよ。「釣り銭の無いようにお願いします」と謳っておいて、スタッフが1人1人に1000円札1枚1枚徴収してるんです。
品が無い。止めろと言いたい。ダフ屋の光景だよまるで。お金なんてのは客を店内に入れてから徴収すればいいのだ。
外で並んでそこでお金を払ったら、身体も心もその店に拘束される。気が変わっても他に行けない。店側も他へ行かせない、行かせない、掴んだ得物は逃がさない・・・なのである。

この店のすぐ近くに私のかかりつけエロ女医が開業しているので、夕方17時に年内最後の薬を貰いに行き、夜開店したばかりのタイミングでカオを出した。
「あらいらっしゃい」
「19時からだよ。今日のメニュー書いた?」
「書いたわよ」
見せてくれた。
「ホウ凄ぇな。新作がズラリと並んでやがる」
ベーコンいぶりがっこのポテサラ、ふわふわさつま揚げ以外はALL新作だった。
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ママの書く文字は相変わらず上品でキレイである。だからランチ時に外の行列で金を徴収する下品なスタイルは止めろよって言おうかどうしようか。
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事前にジャン妻に、「今日のメニューは凄いぞ」と言ってあったのに、
「ベーコンといぶりがっこのポテサラ・・・」(ジャン妻)
「ちょっと待て」
「???」
「これだけ新作があるんだからひとつ上のにしようよ」
「うんうん。で、何になさいます?」(ママ)
「エダマメ」
「!!!」
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京野菜静むらさき(葉大根)と炙り〆サバのサラダ!!
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静むらさき(紫)、赤い葉大根と呼ばれる京野菜で、大根だけど葉っぱを食べるんだと。
茹でたり熱を通し過ぎると紫色が脱色してしまうのでサラダに合うと。
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で、何でそれにシメサバが載っているんだ。あ、悪くないな。前に出されたポテサラにシメサバを載っけたものよりいい。幾ら何でもあれはやり過ぎだがこういう葉野菜にはいいかも。
どうせシメサバが余ったんだろうけど。
シメサバと葉っぱをかき分けたら紫大根本体が出てきた。細っこい大根で根っこみたい。
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三陸産牡蠣と舞茸のとろろ揚げ出汁
「お酒にする」(ジャン妻)
出された酒は・・・。
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無濾過生の原酒だと!!
俺らを酔い潰す気か――っ!!
町田酒造に変えて貰った。
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鳥取牛サーロインと焼き九条葱のタリアータ??って何だ?
「ええっと・・・牛肉を薄く切ってあるんです。それのイタリア語で・・・」
出された鳥取牛サーロインは。。。
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ステーキじゃんか!!
タリアータとは「切る」という意味なんだって。薄切りステーキとどう違うんだ。
アリアータなんて外国語を使いやがってと鼻白んだが、あ、この肉、美味いよ。伊豆高原八幡野のステーキよりやわらかい。
あまりこっちで知られていない紫大根だの鳥取牛だのというブランドを選んだのは、他とは違うこの店の特異性をアピールしたいが為らしい。
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ここまで来ると居酒屋の料理じゃないですね。
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海老塩で食べる海老真薯・蓮根れんこん挟み揚げ。
揚げの下に油を切る白い紙が敷いてあるが、それにすら油が浸みてないぐらいにカラッと揚がった逸品!!
「カラッと揚げて」の表現を通り超して「カラカラカラカラに・・・」揚がっている。
油っ気が無さ過ぎである。「これをかけ蕎麦に載っけてもちっとも美味しくないだろうくらいに美味いよ」と誉めて?あげました。
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秋鮭の蓮根まんじゅうズワイガニあんかけ
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他、活〆穴子の南蛮焼サラダ仕立て、合鴨ロースと白菜の炊き合わせ、真鯛と京芋の唐揚げネギソース、寒ブリ竜田揚げ・鬼おろし山椒ダレ、豚バラ肉と餅の青海苔かき揚げ、う~ん、どれもソソるな。
「胃が2つ欲しいよ」
ママはこのお世辞?に感激していた。
何故かカワハギの薄切りをいただいた。
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この店は(土)(日)(祭)休みです。ビジネス街のこの界隈は(土)(日)は人が殆ど歩いていないので、休みの店ばかりなのだが。
「そんな店は飲食店の風上におけない」と言ったのは群馬八幡の某店主。
では年末年始はどういうスケジュールにするのか。
「結局10連休?」(ジャン妻)
「え、ええ・・・」
年末は29日(金)まで。世間の年明けは4日(木)だが、その日は「河岸が開いていない」という大義名分で休み。
河岸なんか開いてなくたって肉と野菜さえあれば何とかなるんじゃないのか。
「せめて5日(金)は開けなさいよ」
「いやぁ・・・」
毎年この時期になるとこの話題になる。
この店は月末締めで、10日が従業員への給料日だそうです。売上ないのに大丈夫なのか。

おとおしのアンコール。
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そして28日(木)の夜。
「29日(金)も営りますよ」
「最後の日は社で納会があるんだよな」
だが納会は無かった。ビル管理会社からオフィスやフロアで飲食禁止令が出たそうである。ジャン妻は最終日の29日(金)すなわち今日ですが、支払いの為だけに3時まで出勤。私は休んだ。
「なぁんだ。〇〇さん(私のこと)だって休むんじゃないですかぁ」
鬼の首を獲ったように言うんじゃないのっ。私は貴店のように10連休しないよ。
「4日5日は出るよ」
「・・・」
店主は沈黙した。
「世間一般は4日から営ってるんだから」
「奥様も出るんですか?」
「金融機関が開いてる日は出るの当然よ」
「・・・」
でも今宵は空いていた。カウンターガラガラ。忘年会シーズンはとっくに終わり、歩く人も少なかった。
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おとおしは一番出汁に山芋をすりおろして塩で味を付けたスープ。
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合鴨ロースと白菜の炊き合わせ
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ふわふわさつま揚げ
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以上2品はジャン妻がオーダーしたのだが、私は内心で舌打ちした。
ふわふわさつま揚げなんぞはいつも黒板の下の方にある。合鴨ロースと白菜はビールより日本酒に合うは明明白白。揚げ物や炒め物より先に出されるに決まっている。するとビールから日本酒に移行してから揚げ物炒め物が出されるので、またビールをオーダーしなおさなきゃならないじゃないか。
「そういう戦略なんだよこの店は」
「そ、そんなことないっスよ。そういうの初めて聞いたな」(店主)
「だって生ビールって儲かるんでしょ」
店主もママも否定したが、次のアブラ料理でビールをオーダーしなおしたんですよ。
ベーコン、トマト、セロリ、ふわふわ玉子炒め、ふわふわが好きな店である。
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ハムチーズ蓮根カツ、ハムをもっとブ厚くしようぜ。
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煮豚唐揚げ、チンゲン菜オイスターソース炒め
こんなの完全にビールのアテじゃないか。
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他にも鳥取牛サーロインのタリアータ、スルメイカと九条葱のガーリック炒め、白海老とブロッコリーのかき揚げ、ソソルなぁ。ブロコリーのかき揚げはスーパーでは見かけない葉っぱの部分だという。
胃袋が2つ欲しいぜ。
「牛じゃないんだから」(ジャン妻)
何故かリッツなんて出されるし。
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群馬八幡の記事でも書いたが、2018年は天皇陛下の退位が4月30日で、新元号施行日が5月1日になるのはほぼ決定です。そうなると祝日法の規定により祝日と祝日に挟まれた日が休日になるので、4月30日と5月2日が休日になり、2019年のGWは10連休となる。
カレンダー業界は間に合わなかったらしいな。だいたいそんなに休んだら金が続かない。
10連休にしたらサービス業は10連勤になるから止めて欲しいという声があるが、この店は関係無いようである。
運送業者も大型連休は迷惑らしい。銀行や病院も閉まるから困る人も多いと思うがね。

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3連休がやたらと多いのも気になる。私は行政廻りなので、平日の業務がキツくなるんですよ。
1月6日~8日
2月10日~12日
4月28日~30日(29日が日曜なので振替祝日に)
5月3日~5日(ここで1日に新元号施行になると2日も休日に。)
7月14日~16日
9月15日~17日
9月22日~24日
10月6日~8日
11月23日~25日
12月22日~24日
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この店でも年明けにはこの話題になるに違いない。
「29日に営るのって初めてなんですよ」
「今ままで開けたことないのか」
「だからどれくらいお客さん来るかわからないんで」
21時閉店だという。おどらくガラガラだな。
「良かったら来ません?」
「来ないよ。でもその代わり年明け初日営業日に来るから」
「!!!」
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30回/2017年(昨年38回) [居酒屋]

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ソムリエは去った。
あの懇切丁寧な電話応対はもう聞けない。
引き継いだ女性はサバサバしたTALKで受付嬢しています。なかなか堂に入っている。ここ来る前にどこかのOfficeで電話応対、取次していたのではないか。
Mさんは懇切丁寧過ぎて、初めて電話をかけてきた客は「焼き鳥屋なのに何この丁寧な電話応対は?」って驚かれるだろうから新規顧客開拓に向いてる。
慣れていた私は、「アナタのはホテルのフロントだよ」って言ったことがある。居酒屋なんだから、あまり丁寧過ぎて話が長くなってもね。適当に切り上げていいんじゃない?と思ったものです。
ただ、Mさんとは目でオーダーが通じたからなぁ。安心感があったし。
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燗酒が不安なのですよ。
こないだのようにバイト君が錫のチロリを置きっ放しにしないだろうな。
燗の浸け方がわからない?わからなきゃ聞きゃいいし、できる者に確実に回せばいいのに。
所詮はバイトなんですよね。
マスター、ジュニア、は焼き手で忙しいし。Tさんは板場で包丁握ってるし。D君だって焼き場や板場のサブリーダーだし。
また若手を育てなきゃならないな。店は客が育てる、店の子は客に育てられるって言いますけどね。
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ジャン妻の部署が忘年会の週末です。
「彼がいなくなってから初めて?」
「初めて。どんな体制で廻してるか見てくら」
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Mさんがいない光景も、そのうち当たり前になってくるのだな。
最初に出されたのがこれ。芝エビの唐揚げ。
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豚しゃぶ胡麻サラダ。豚薄切り肉をさっと茹でて。
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トンヅケ。これ、ご飯のおかずにもいいですよ。
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ジャガバター、バターマシ。
ウチではトースト食べなくなったので、バターを摂取するのはもっぱら外。
ラーメンにバター入れるか、この店のジャガバタ、ホタテバターしかない。
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私はカウンター奥の席にいます。私の前に所狭しと肴が並んだ。ここまではビール。さぁこれからが問題だ。焼き場のジュニアにお願いした。
「群馬・・・二合・・・熱燗・・・」
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「ちゃんと浸けてっか見てくれないかな」
「ああ、ハイ」
「前はMさんに任せっきりだったが、今のバイト君は不安でな」
「ハイ大丈夫ですよ。ちゃんとやります」
この台詞、ジュニアと板場のTさんと2人の口からほぼ同時に出ましたね。
持って来たのは女性のバイト嬢。
「悪いなぁめんどくさい客で」
ひとくち飲んでみて、あ、いいじゃないかって思った。ホタテバター串で。
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今シーズンは牡蠣串があれば必ずオーダー。
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アカハタの刺身。赤魚だけど白身?ということは次の赤魚粕漬けは、刺身でいただいたアカハタの残りかも知れないね。
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信州サーモン、Tさんは信州サーモンのパンフレットも見せてくれた。
私が「これって長野県以外で販売できるの?」と疑惑の質問をしたからです。
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ある女性客が入って来て、私の背後の2名テーブル席に座った気配を感じた。
私の頭越しに店側が声をかけた。
「お久しぶりですねぇ」
「ご無沙汰してまぁす」(お客)
ここまではいい。問題はこの後。
「髪型が変わりましたね」
「バツサリいってる(切った)し」
「何だか季節的に寒そうですよね」
最後台詞はバイト君が言ったの。ここで私は口を挟んだ。
「オイ」
「ハイ?」
「髪型が寒そうって・・・俺のことか・・・?」
一瞬、空気が凍った。
「あ、いえ、あの・・・」
ここでジュニアがバイト君に焼きあがった串を渡しながら、「これ、テーブル席○番ね」
「ハイっ。失礼しますっ」
バイト君が消えた後でジュニアが、「すみません〇〇さん(私のこと)、ウチの有望なバイト君をイジメんでください」

「もうすぐクリスマスだが、彼(Mさん)がいなくなって誰がワインを担当するんです?」
「それがですね・・・」(ジュニア)
「???」
「僕なんですよ」
「そうなの?だって焼き場で手一杯でしょ」
「24日のクリスマスイブ、是非是非来てみてください。予約しましょうよ」という悪質な?客引きに引っ掛かり、日曜なのに夜予約してしまったのだ。
引戸を開けて外に出たら。
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いつの間にか雨だった。傘ないんだけど。
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そしてイヴの夜。それも(日)です。
「ウチにクリスマスはない」(ジャン妻)
「・・・」
「アタシの誕生日を優先しなさい」
「してるじゃないか」
この会話を20数年続けてきたので、私も今はもうイブに執着する気持ちはないのだが。巷のイルミネーションを見てると、ウチでもやってみたいと思ったりする。だけどあれって、ウチの町内会で飾って点灯させてる人に言わせると飾り付けたり片付けたりがタイヘンらしい。
飾って点灯して楽しんでもすぐに取り外す時が来てしまうというのである。何週間もそのまんまにしておくもんじゃないんだって。
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クリスマス感の無いメニューだな。いつもと変わらないぞ~。
昨年はローストビーフがあったが。今年は仕込まなかったのだろうか。
イヴっぽさが全くない夜になった。
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最初の肴は鶏ササミゴマサラダ。
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以下、およそクリスマスイヴらしからぬものが次々と。何の変哲もないいつものメニューが続きます。世間のクリスマスイヴ。
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ジャン妻鉄分補給のレバ。いきなりガブリすると汁で火傷するトマト串、ご飯にも合うトンヅケ、あ、キャベツが少ないな。
ジャン妻は大好きだが、私は食べないスナギモ、(スナギモはあれば刺身が大好きなのだが。)
牡蠣串、ウヅラ、ナメロウ、カリカリの皮、いつもと同じです。
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この日はヤマになるものが早く、ポテサラが18時の段階でヤマ、アンキモも19時半頃にはヤマ、白ワインに合う牛サガリも残り5本でヤマ寸前になり、4号店からも品薄の連絡が入ったりした。
仕入の数をミスったってことないかい?
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出番を待つ群馬泉。クリスマスイブなのに白ワインも赤ワインも出ていないのはソムリエが去ったからか。
もうメニューから消えるのかも。
ワインってある程度は店側が知らないと客にススメられないからね。

ジュニアが焼いてくれたニンジン。
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期間限定・三浦大根、全部食べないで4枚残ったのをテイクアウトしたら、後で見たらタクアンの枚数増えてた。
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煮込み、フツーの煮込み、そして〆に焼きお握り。
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カウンター上のメニューブックに店舗紹介があった。
まだ4号店を紹介しているのか。
いつまで経ってもブレイクしない店だな。焼き鳥バルと謳ってはいますが、あの店は若い世代向きなのと、何となく素人っぽいのだ。いい意味でもそうでなくてもね。
だが、その次の頁を見たら。。。
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何だぁ?6号店?
また出店するのか。2018年冬場にOPENするそうです。場所も聞いたが本店と5号店との間ぐらいだろうか。
マスターも実業家のカオがあるようである。有限会社らしいが、店に出ているスタッフ以外に社員や開発部門がいるのだろうか。賃貸の条件や、工事業者との折衝はいつ誰がするのだろう。
そしたらマスターが言うには、
「経験者募集してるから」
「今貰ってる給料は払えないけど」
「早期退職してどう?」
!!!
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イヴっぽさが全くなかったな。でもそれでいいのだ。高いレストランでお洒落でムーディーに過ごしたけりゃそうしたい人がすればいい。
大切なのは相方と2人の時間を楽しむことだよ。いつもと変わらぬ店で。。。
でもマスターのあの問いかけが気になる。
「ありゃぁなんなんだろ。半分冗談だよな」
「さぁ。そうでもないんじゃないの?」(ジャン妻)
まぁ一応経験者と言えば経験者ですがね。
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マスター復活!! [居酒屋]

平日木曜辺りになると冷蔵庫の中の食材が寂しくなる。
豚バラ肉の残り。
白菜の芯の部分。
キャベツの小さくなったヤツ。
長ネギ1本。
そろそろ賞味期限になる納豆ひとパック。
たまご2個。
冷凍してあるシャウエッセンとか。そんなモン。
これら食材の在庫を把握しているのは私なのです。
2人して都内で19時半ぐらいにUpすると、どちらからともなくお互いに目を見合わせ「今日はどーする?・・・」
そろそろ家食に飽いて(ジャン妻が台所に立つのに飽いて)くる頃合いでもある。
どちらともなく、今日はお外にしようよ~と言い出して、大船のこの店に。。。
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ジャン妻が店に入っていくところ。
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あ、マスターがいた!!
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いつものシブいお声で「ど~もぉ・・・」
少しお痩せになったような。
前回記事http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-10-28-1の最後に「他の客とのTALKで小耳に挟んだのですが、週2日、早い時間帯なら来ているかも・・・だそうです。」と聞いていたので、もしかしているかな~と思ってました。
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昨年の末にアド街に取りあげられた後でマスターは療養に入った。
これまでこのBlogでは伏せていましたが、マスターは内臓系より骨系、〇〇板△△△△(△はカタカナ)で入院、リハビリしていたそうです。焼き場は立ち仕事だから腰に来るそうですね。焼き鳥そのものは重たくないが、仕込んだり焼いたりする時にどうしても前傾姿勢になりがち。
(私は夏場に2日焼き鳥を焼いただけで腰にきた。)
休んでる間、若いのに「マスターどうなの?」と聞いたし、他のお客さんも聞いていたが、傍らにいるジャン妻が私に言うには、
「あまり聞かない方がいいんじゃない?」
「そうだな」
私もそのうち言わなくなった。内心で最悪の状態を想定しないでもなかったよ。引退とか。それよりも留守を守っている彼らに自信を持たせようと思った。
マスターお目当ての常連客でガッカリした人もいたと思うが、実際彼らはマスター不在の店を1年よく守ってきた。
私はマスター不在の間に店を守って来た若手たちとの対話を続けてきた。マスター不在の光景に慣れちゃったのもある。
突然のマスター復活はウレシイが、彼らにだって留守を守って来た自負はあるだろうし。
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マスター不在の間に若いのがススメてくれたスパム焼き。私の定番になりつつある。
都内のあの店に比べたらやわらかめ。
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ポテトサラダとマカロニサラダの合盛り。
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ロールキャベツ!!
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牛スジ煮込み。
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串焼きと並行して、仕込んである大皿料理が早く出されるのがこの店の好きなところ。
マスターに焼いて貰った串の数々。牡蠣串。
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私は牡蠣は生より焼いたのが好きです。
(加熱することで旨味が出る?)
でも牡蠣にピリ辛いのを塗るのは何故なのかなぁ。上大岡でもそうなんですよ。
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マスターが久々に焼いたサーロイン!!
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ジャン妻が野菜串なんぞをチョイスするのは珍しい。
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お会計はマスターだったか若いのかどっちが両手の指先を出したか忘れたが、例によってアヤしいけど信用できる1000円単位でした。
この日は店を教えてくれた「春夏秋冬みみん女史」にマスター復活を連絡しなかった。
まだ完全復活なのかリハビリなのかわからなかったから。
そして12月になって。
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あ、マスターいたいた!!
完全復活とみていいようですな。よし、みみん女史に連絡しなきゃ。
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小皿にこれだけ移してあったのです。大皿に無かったので。
「何これ?」
「大根の煮物なんですが」
「見りゃぁわかる」
「あとこれだけなんですよ」
「じゃぁこれ」
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マスター不在中に私の定番になったスパム。
若いのがマスターにスパムを渡した。
「これ、どーするんだ?」(マスター)
「そのまんま焼いてください」(若いの)
「刺さなくていいのか」
「焼いた後でこっちで切りますんで」
「そうか。じゃぁ任せるぞ」
マスターが店を離れていた間に若いのが私にススメてくれたスパム焼き。マスターはそれをご存じないから火花が散った感がしたぞ。
だがこれで終わらず、焼いたスパムを手に取った若いのがカットしようとして、
「マスター、これもうちょっとですね」
物言いをつけたの。マスターは黙って焼き直して返事しなかったが、若いのに物言いをつけられて内心でムッとしたのではないか。
1年間の療養ふらいで「まだまだ若いのには譲らないぜ」のマスターと、不在の間は「自分が店を守ってたんだよ」の若い者、男同士が火花バチバチ!!でもないが、男の意地と意地が交錯しかけた瞬間だったと勝手に思っています。
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マスターから例の口調で「〇〇さぁん、今日はよかったらカマがおススメだよ」と言われたが、カマはほぐすのが苦手でして。
やはり大振りの牡蠣串の方が好き。
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「これ何だ?」
ジャガイモではないし、タマネギでもない。
「ユリネです」(若いの)
「ユリネ?」
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ユリネ(根)球根か?ではなくて、葉っぱが変形した茎らしい。
ユリネは栽培に時間がかかり、種から始めると6年か7年するそうです。何でか知らんが植えた畑を毎年植え替え、一度植えた畑には最低7年空けなきゃならない。
歳月がかかり過ぎだな。そんな手間と時間をかけた食材を、唯でさえ会計がアヤしいこの店で出されたらどれくらいの金額になるんだろうか。
〆のチーズオムレツ。
数年前、若いのはマスターからチーオムの作り方、フライパンの返し方を教わっていたのを今でも覚えているが、1年かけて安定した店の味、焼き加減になった。
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チーズオムレツの下にたくさんのレタスが敷かれていた。
焼鳥の下にもキャベツが敷かれる。居酒屋だから野菜メニューはそう多くはないが、いつの間にか葉野菜も摂っているヘルシーな居酒屋でもあるのです。
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10年前に関西担当だった頃(現在は譲渡しました。)和歌山市も圏内でした。そこで飲んだ黒い牛です。(酒蔵は海南市。)
この店では原酒で出される。最初の1杯はいいけど後で効くんだよな~。
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やっぱりキツいです。ジャン妻は2杯も飲めない。私が半分貰って2杯半。それで酔うんですよ。
お会計はマスターの両手指先で示されました。いち、いち、だったかな。
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マスターには「あまり無理しないで」
若手たちには「今まで店を守って来たんだからもうマスター遠慮するこたぁないぜ。でも過信すんなよ」
そう言いたいです。
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紀尾井 [居酒屋]

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「宮ヶ崎町の・・・紀尾井・・・ですか・・・?」
ホテルのフロントで呼んだタクシー運ちゃんは、テノールとバリトンの中間のいいお声を発しながら怪訝そうに首を傾げた。
「あ、〇号車です。宮ヶ崎町の紀尾井、わかりますか?」
「ハイ、ミヤガサキチョウキオイデスネ」
するとナビに紀尾井の番地である宮ヶ崎町94-2が表示され、そのままナビに切り替わったのである。
「凄いですね。ナビに直結するんですね」(ジャン妻)
「ええ、そうなんですが。このナビ融通が利かないんsですよ。その通りにいくとオカシな方向を指示するんで」
そのオカシなナビはすぐ実証された。安倍通りを北上して、馬場町の歩道橋を右折しようとしたり、紀尾井の前の路地から出て来る八千代町の交差点を右折指示したのである。だが紀尾井さんの前は逆一通なので入れない。
「そこの路地だけど、右折できないでしょ」
運ちゃんはまたオペラ歌手のようなお声で言うには、
「そうなんですよ。このナビにもう少し学習能力があればいいのですが・・・」
安部町の交差点を右折、またすぐ右折して浅間通り(宮ヶ崎商店街)に入った。
「1本めを右折して、そこの路地にある店・・・(灯が点いてないな)」
「ああ、ここですか・・・」
もう何台のタクシーにこの店を教えたかね。
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「いいお声だったねあの運転手さん」
「でもやっぱり知らなかったなここ」
店内から賑やかなお声がするぞ。宴会のようだ。
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冷蔵ケースに脂ののったデカいブロックがある。
「何スかこれ?」
「氷見のブリです。イキます?ただ、おとおし要ります?おとおしがブリ大根なんで。ブリブリになってしまいますが」
ブリ大根にタルタルソースと言いかけたがそれはさすがに止めた。
初めてじゃないかな。紀尾井さんでブリの刺身をいただくのは。
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ブリ大根。目玉や目の周りの身も入っていた。
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さっそく本日のメインディッシュたる自家製タルタルソース・カキフライ6個添え。
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カキフライはあくまでタルタルソースの添え物・・・でもないな。カキフライ6個。偶数にしたのは奇数だと奪い合いになるからだが、デカいぞ。
何処のカキなんだろ。浜名湖の牡蠣にしておきましょう。
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カキフライにタルタスソースを載せるのではなく、タルタスソースの下にカキフライを置いていただくのです。
ジャン妻には釘を刺してあります。タルタルを制止するんじゃないと。人様のオーダーに口を出してあれこれ言うのは止めろと。
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カニクリームコロッケ・タルタスソース添え&トマトソース添え。
カニコロは、17年前にこの店を書籍で知ってから変わらないメニュー。
その書籍はこれです。2000年発行の太田和彦氏監修の「居酒屋巡礼」
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私らはこの書籍で紀尾井さんを知ったのだが。当時は、「洒落た内観、メニュー、気さくなご主人と三拍子揃い、「洗練されたお店」、そんな言葉が思い浮かぶ。
「何処が洒落た(笑)」
「昔はそうだったんだよ」
紀尾井さんだって最初っからあんなにボロだったわけじゃないさ。
「2000年だって(笑)。18年前じゃん(笑)」
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「モツ煮なんかやってたんだ。マグロのやまかけなんかも」
「表のメニューが消えて、裏メニューが表になたんだってよ」
だが変わらないものもある。カニクリームコロッケです。
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カニコロにタルタルソースを載せるという暴挙!!
「トマトソースに失礼じゃない?」
「タルタルは何にでも合う万能ソースなのだよ」
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初めて来てカニコロをいただいた時、脇に添えられたパセリの素揚げも斬新で衝撃的だった。パセリをそのまま生で出されたら残すだろうけど、揚げることで他にない逸品料理に昇華したといっていい。
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ランチで出されるらしいビーフカレーが美味いぞ~。
ライス無し。煮物感覚で。
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「まだ食べる・・・」(ジャン妻)
「え!!!」
私の胃袋を「ほどほどになさい」と押さえるクセに。今宵はどーしたんだ?
スジコとサバの燻製。
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これだけ美味いものが続くと、ボロい内装が全く気にならなくなってくるから不可思議である。
ネコもいつくわけである。シロと黒。
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17年経った。
その間、内装は旧くなった。
唯一新らしかった液晶TVも画面を拭いたら傷ついてしまい、訪問を重ねる毎に線の幅が太くなっていく。
「替えましょうよ」
「いいえトンでもない。まだまだ」
そのうち画面の半分ぐらいの幅になって見えなくなりそう。
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無色透明なアヤしいブランデーを飲みながら、今宵ジャン妻は紀尾井さんにあるお願い、相談をしています。
店主は快く賛同、アドバイスもして下さった。詳細は内緒ですが。。。
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麦とろ [居酒屋]

会津若松市内のタクシー運ちゃんは「麦とろ」だけで通じます。
「麦とろ・・・」
「ハイ、麦とろですね」
有名店です。
でもそこで出されるのはコテコテに凝ったグルメ料理ではなく、会津の郷土料理、家庭料理なんですよ。
「東京で高くていいのばっかり食べてっと、ウチみたいなものが食べたくなんだべ」(店主)
私のBlogで取り上げる店の中でいちばん素朴な内容ではないか。
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甲賀町口門の石垣脇を通って郭内へ。
麦とろはかつての鶴ヶ城内にある。
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前回、旦那さんは入院中で不在でしたが、事前に電話を入れてお元気なのを確認済みです。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-06-09
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大病で入院された旦那さんは足腰を庇いながらも元気が戻った。
大手術は12時間かかった。主治医、執刀医他、手術室には14人の医者に囲まれた。
「術後すぐは粥でさぁ。消化器系は何も悪くないのに何でオガユ(お粥)なんだよって言ったんだよ。先生にオガユでなくって白いご飯で大盛りでくれって言ったの」
おかずも合わなかったって。そりゃ板前が病院食で満足する筈ない。
「看護婦さんに売店で塩辛買って来てくんないかなって言ったらダメですよって。じゃぁウチの店で馬刺持って来てもいい?ってもダメですって」
病院の売店に塩辛なんてあんのか?でも術後は6日で退院。
「退院してすぐ働くんでしょ?それもダメですよって言われたけど・・・」
「でも働いたんでしょ?」
「働いた。店に出た。寝ててもしょーがないし。走り回る店でもないし」
入院したせいで今年は山菜が出なかったのです。来春には山菜取りを再開するそうです。
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馬刺霜降り。舌の上でトロケます。
だけど私たちも齢を重ねたので脂がクドくなってきたかも。
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山に囲まれた会津らしからぬ本マグロの大トロ。
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馬刺、赤身もいただいた。
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馬肉は会津の食文化です。上越新幹線車中の座席に置いてあるトランンヴェール誌(ご自由にお持ち帰りください)に、戊辰戦争の時、会津鶴ヶ城西出丸にあった藩校「日新館」にいた幕府の蘭方医、松本良順が馬肉による肉食を推奨し、調理は藩主・松平容保公の義姉・照姫が差配したと書いてあったよ。

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鰊の山椒漬け、厚焼き玉子、ジャガイモを甘辛く煮たもの、カボチャ煮物も。
「お義母さんの南瓜は食べないクセに」(ジャン妻)
麦とろのカボチャ煮物は塩気が強いからです。白菜浸も白菜の大きさと葉の間隔を手触りで判断、塩だけで漬ける。場所によって塩っ気が強いところとそうでもないところがある。
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旦那さんが受けた大手術は県下で未だ23例しかないというもの。
「ダビンチもあるんだってよ」
「ダビンチ?」(ジャン妻)
手術するロボットのことです。
「G13が大怪我して自分で自分を手術したのがあったろ」
「ああ、あのマンガね」
高額医療で窓口の負担金額を聞いたら私でも支払える額だったが、負担額の他の保険請求は「!!!!」だった。
「いい手術で必ずなおっげど、心臓を止めるからあまりやりたがらない患者が多いんだと。麦とろさんウチの広告塔になってよって医者に言われてんだ」
「じゃぁこの馬刺を抱えるように手に持って、これで治りましたってやれば・・・」
双方の宣伝になるのではないか。
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検査入院と数値が下がるまでの管理入院の方が長かった。その間も店は休まず。婆ちゃんと、近隣に住む旦那の弟さん(三男)の手を借りて乗り切った。
「婆ちゃんが、店を休むとお客が離れっちゃうからって言うから」
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ジャン妻はこの日、来年度以降の人生目標の一環として「麦とろ」さんにあるお願いをしている。
旦那さんは気持ちのうえでは快く引き受けてくれた。
「そういうのは学校なんかに行くよりも、どっかに入っちゃって付いた方がいいんだよ。ウチはいつでもいっから」
「ホテルにショートスティすることになるかも」
「そんな、ウチに泊まればいいっべ」
「言うと思った」
でも。。。
婆ちゃんに伝わったかどうかアヤしいな。
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会津若松は昔ながらの街なので、スナック、クラブ、キャバクラが多い。特に鶴ヶ城の北にある栄町辺りに。
栄町ったら麦とろの番地ですよ。
麦とろへタクシーで行くにはそんな花街のある一通を必ず走るのですが、新規開業の花輪が出てる新しい店、スナックがあった。まだまだ盛んらしい。
前から気になっていたことがある。街の雰囲気が高崎の柳川町に似ているの。
麦とろの旦那さんは「ここは戊辰の激戦地だったんだ」としか言わないが、七日町の北側にあった磐見町(旧町名で現在はありません。)の花街がここ栄町に移転して、赤線地帯だった時期もあったともいふが裏付けが取れないのだ。
お堅いイメージの会津だがそうでもない夜のカオがあるようです。
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暖簾が出る前から [居酒屋]

昨日の彷徨い写真集で平成29年群馬ネタはエンドになる筈でしたが、急遽日帰り出張が入ったので追加でUpします。
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まだ薄暮の剣崎。これでも17時前です。
剣崎バス停から歩いています。
実は私、この店が何時からOPENなのか知らないのだ。店にメールしてみたら、即!!返信が!!
「もしかして剣崎に!!オープンは5時半ですが、風が強いので近くにいらしているのでしたらどうぞ寄ってください(*^ー^)ノ♪気をつけて(^_^)/==お待ちしています(*^ー^)ノ♪」
5時半~だったのか。
暖簾が出る前に店を無理やり開けさせるのは本意ではないのだが。
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今夜は早い時間帯に夕食を済ませなきゃならないので。
帰京して都内で飲むのもいいが。年度末のご挨拶を兼ねて来た。
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「あ、座布団が」
「入れました」
「お手製?」既製品とわかって言っています。
「違うんですよ~」
「あの時は痛かったからな」
「他のお客さんでもいました。こないだ〇〇さん来ましたよ」(〇〇さんとは旅人の惑星さんの本名)
「いつです?」
「〇曜日」
「私がこないだ部下の女性(酔っ払い女)に高崎駅まで送って貰って群馬八幡を素通りしたのは●曜日ですよ」
「高崎まで送って貰ったんですよね」

(何故、知ってるんだ?)

「まさか剣崎か群馬八幡で下してくれとは言えなんだ。そこに何かあるのかと勘ぐられる」
「笑、〇〇さん(私のこと)いないから帰るって」
「帰ったの?」
「いいぇ。しっかり飲まれて行きましたけど。今日はお泊りですか?」
「帰るんですよ」
「えぇ―――――っ!!」
明日の朝9時から健康診断なのです。バリウムを飲むので今夜の夕食は20時までに済ませないといけないのだ。
だからここで早く済まそうと思ったのもあって。
なので数値にひっかるような刺激物は控えないといけない。こういう日に限って鮟肝に☆マーク(おススメマーク)が付いてるんだよな。
お酒も2本と決めた。帰りの電車の時刻もだいたい言っておいた。
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まだ暖簾が出ていない。
「どーぞ、注文いいスよ」
「あ、大丈夫なの?竹輪と・・・ざる蕎麦・・・」
舞茸の天ぷらでも良かったのですが。
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黒っぽい蕎麦です。もちろん乾麺だろうけどこれ何気に汁が美味しいのです。
ズルズルッ。
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「年越し蕎麦だな」
「まだ早いですよ」
「年末年始の予定は?」
「31日と元旦だけお休みして、2日から開けまぁす」
今度はこっちが、「えぇ―――――っ!!」
「飲みに来ます?」
「まさか。私もそこまでヒマじゃないよ。でも2日から開けるんだ。私が行く港区の(ビジネス街だから(土)(日)休み)居酒屋なんか・・・

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・・・4日(木)がまだ河岸が開いてないっていう理由で休んで、5日(金)開けてもすぐ(土)(日)(月祭)だから、9日(火)から開けるって。ってことは10連休ですよ」
「10連休!!」
「まぁビジネス街と官庁街だから(土)(日)は人が歩いてないけどさ」
剣崎の爪の垢を港区に呑ませてあげたいものだ。

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ご存じの方も多いと思いますが、来年度2018年は天皇陛下の退位が4月30日で、新元号施行日が5月1日になる可能性が高い。となると祝日法の規定により(誰が決めたのか)祝日と祝日に挟まれた日を休日とすることで、4月30日と5月2日が休日になり、2019年のGWは10連休となる訳ですよ。
そんなに休んでどうするのか。
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「カレンダー業界がタイヘンだそうです。あ、それと、来年度って3連休が結構あるらしいですよ」
以下あくまで(土)(日)(祝)休みのケースで言うと、1月6日~8日、2月10日~12日、4月28日~30日(29日が日曜なので振替祝日になる)、5月3日~5日、(ここで1日に新元号施行になると2日も休日に。)7月14日~16日、9月15日~17日、9月22日~24日、10月6日~8日、11月23日~25日、12月22日~24日。。。
社で行〇事行政窓口を担当している私は背筋が寒くなった。祝日が増えると、平日に自分の首を絞めることになるからである。
「ウチはあまり関係無いスね」(大将)
それは出すものの単価が安いからだと思うな。営業日数で稼がないと。いっそのこと元旦から開けちゃえばいいのにさ。
「2日から開けてお客来るの?」
「まぁ地元の方が、ボチボチと」
「ああ、そう。他に無いし開けてりゃ来るだろうね。開けてないのに(自分)来てるからね」
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お腹がやや落ち着いたので北寄貝の刺身を。
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「ボードに鮟肝とかあるね」
「いきます?」
「明日健康診断だよ。数値が。でも☆マーク付いてるじゃん」
「まぁ次回に。鮟肝すぐには逃げないですから。数値高いんスか?」
「いや、肝機能とかは大丈夫。中性脂肪が高めなのだが・・・」
「鮟肝1個にしましょうか~」(ママ)
悪魔のような囁き、誘惑だな。
「いやいやいや、やめとく。でも今これだけだと夜にお腹空くな~」
「そうですよん」
「じゃぁ、焼きお握り、大根の塩漬け」
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「初めてですね」
「ですね」
あ、2個もありやんの。
2個で300円ですよ。上大岡なんか1個で350円だから。
この焼きお握りと大根の漬物葉っぱ入りが合うのだ。
焼きお握りは中が熱々。2個は多かったが無理して詰め込んだ。
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19時25分の電車に合わせて辞去しました。夜はこれからです。また来年ですね。
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この高崎行き上り電車が群馬八幡駅ホームに滑り込んだ時、駅アナウンスが無かったんですよ。何やら光ったと思ったらいきなり来たのです。
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気になることがあるのだ。
ママは私が高崎駅まで送って貰ったことを知っていた。他にも、
「〇〇さん(私のこと)焼きそばお好きですよね?」
「〇〇さん(私のこと)今日は群馬泉ありますよ」
お勘定の時にママは両手の指を立てたんですよ。大船風に。
もしかして知ってるのかなぁ。私のを知ってるってことは当然あの人のも。。。

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ショウさんへ。泉もまだ開いてなかったのですワ。灯は点いてたのですが。
義理と人情秤にかけたら両方重たかったので立ち寄った次第でございます。
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ハシゴ酒、克と梅ふく [居酒屋]

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焼きそばBARの前まで来たら、1階フロア担当の男性が外でタバコ吹かしてる。
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「ヘイ」
声をかけたら振り向かれてややギョッとしたように「あ!!」
慌てて煙草を消した。
「吸ってからでいいのに」
「いえ、戻ります。お久しぶりですね」
七でもそうだったが相手が言う「久しぶり」にやや憤りを感じるのよ。いや、七さんや克さんのせいじゃないよ。私を群馬から遠ざけた目に見えない何かの力に憤ってるの。
昨日一昨日も書いたが今回の群馬行は従業員面談で来ています。戻ってから釘を刺された。「そういうのを(面談)〇〇さん(私のこと)がやってるとキリが無いですよ。誰かにやらせないと」って。私が出向くことは正規のルートじゃないからです。
会社が組織の流れを重視するのは理解できるけど、じゃぁ何で従業員が正規のルート以外に私に言ってくるのか考えたことってあるか?
お前ら執行部が選ばれてないのは何故だい?
その執行部への不満だからですよ。私が今日聴き取ったのはそういうことなのです。
このネタになると私も我を忘れてエキサイター(ジューダス・プリースト、知ってますか?)になってしまいがちなのでまずは店内で飲まないと。
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2階の掟が書かれた黄色いデカい模造紙は外されていましたね。
かわりにブルーツリーが鎮座していた。
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「あ、焼きそばが無いじゃないか」
「そうなんですぅ。今日は無いんですよ」
仕方がない。あるものでいいや。鶏唐揚げとその春巻みたいなヤツ」
ソーセージの春巻です。
「群馬泉も切らしちゃって」
「他のでいいよ。甘口がいい」
で、何の銘柄かわからないのです。それを自分で燗浸けた。
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この紙を上大岡に持って帰って私の熱燗チロリを「やったことないから」って投げだしたアイツに、「これ見て勉強しろ」と言いたいね。
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唐揚げが辛いんです。ピリ辛なの。
「辛いから甘口が合うでしょう」
「そうだね」と返したが、私は辛いのにあまり強くない。アタマの頂上から汗まで吹き出してきた。唐揚げの辛さだけでなく、今夜は12月限定の生姜スープまで添えられていたので、身体が暖まったはいいが、むしろ熱くなってきたのです。
たまらずフロアをコトコト歩いて、生ビール小さいのを追加してしまった。
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タイカレー味の春雨サラダに惹かれたが、
「パクチーが入ってますが大丈夫ですか?」
「パクチー??」
今流行りのパクチーか。昭和世代の私にそんな草が喰えるわけない。ゆで卵のポテトサラダにした。
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また昼間の話に戻りますが、某所で好き放題言って来た従業員たちの不平不満がアタマの中でまた廻り出したぞ。なかなかその気が抜けい。
立ち飲みスペースでひとり飲んでるといろいろ考えてしまうのです。
生ビール追加で燗酒のペースがややダウンして残り1/3くらいになった頃、2階から女性スタッフが手に大皿を持ってドスドス下りてきた。
「あ、間に合いましたぁ。ペペロンチーノ焼きそばです」
「え???」
「ママが急いで作ってくれたんですよ」
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アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ焼きそばですか。
私はニンニクや唐辛子が苦手でしてね。ニンニクを多く摂取すると翌朝にお腹に来るんです。黒板にお品書きの店のカツオガーリックステーキ、静岡市の廃屋居酒屋のカルパッチョ(チップが載っている)、TVにも紹介された上大岡の煮込み、そういうのをいただくと翌朝調子がいいこと。(美しい話ですみません。)
唐辛子が苦手なのは辛い系が苦手なだけですが。何で唐辛子なんてものがこの世に存在するのかわからない。
でもせっかく急いで作ってくれたのでいただくことにしました。
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殆どスパゲティですねこれ。
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赤い唐辛子は摘まんでポイです。
具を先に食べて炭水化物だけにしていただくいつものやり方を実践していたら、こんなデカいキャベツの芯が出てきたぞ。青々テラテラ光ってる。
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焼きそば5.jpg
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唐揚げと春巻、ポテサラで充分お腹がクチたので2皿めはいけなかったな。
ペペロンチーノのソースは、ニンニク、オリーブオイル、トウガラシ、塩だけといっていい。だから手早くできたんだと思うな。
で、この後もまだ昼間のネタを引き摺っている。私は意外と真面目で、相手が言って来たことで自分を相手の立場に置き換えて真に受け過ぎるのである。
雑念を振り払い、今日1日をリセットするにはどうすればいいか。何も余計なことを考えずに済み、単に笑いとバカっ話だけで今日1日を忘れるにはどこの店に行けばいいか。
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21時の中央銀座アーケードしかない。
呼び込みさんが私に声をかけないのは何故だ?私の服装のせいか?人相か?
手ぶらで歩いてるからだと思う。見てるとスーツ姿でカバン持った会社員がターゲットになってるのがよくわかる。
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引戸を開けたら。。。
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モーちゃん(店主、マスター)がフロアの柱にもたれて泥酔状態だった。
カウンター向こう側からこっち側に出てきちゃったらお手上げである。
ママと目が合ったので、「止めとこか?」
「大丈夫ですよ~」と受け入れてくれたのは、私はこの店では(群馬の何処の店でもそうですが)真面目でマナーがいいからですよ。ママもそれを知ってるの。
「ダイジョウブダイジョウブ、そこ適当に座って・・・」(モーちゃん)
アンタは全然ダイジョウブじゃないな。ロレツもアヤしいし目も手先もイッちゃってる。足取りもおぼつかない。
小上がりに若い女性が2人いてそっちの対応だけと会話がちゃんとするせいかママの機嫌がイマイチよくないぞ。
処理済~この店はママで持っている.jpg処理済~できあがっているモーちゃん12.jpg
処理済~できあがっているモーちゃん13.jpg処理済~できあがっているモーちゃん14.jpg
17時半開店のこの店は、19時頃からカウンターの常連さんがオモシロがって店主(マスター、モーちゃん)にお酒をススメるので、遅い時間になればなるほど酔っ払ってしまうのである。
アジフライ、トンテキ、といったアブラものはいいトコ19時半までといっていい。(刺身は何とか対応できるかも。)
カウンター上の大皿のお惣菜や、おでんが煮えているので、贅沢を言わなきゃ何とか飲めるのである。
でも、アジフライ喰いたさに店主が酔ってない早い時間帯に来店しても、それはこの店の真の姿じゃないのである。私もアジフライ喰いたさに早い時間帯に来たことはあるが全然オモシロくないのだ。いつからか遅い時間帯にしか来なくなった。
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おでんのガンモが破けてる。
煮崩れたんじゃなくて、モーちゃんが箸で摘まむ時に穴開けて裂いちゃったんです。
「あ、破いたでしょ」
「気にしない気にしない。味は一緒だから」
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これは大雪でアーケード屋根が崩落した時に高崎市から配られたヘルメット。
「まだあるんだ?向こう(崩落した北、本町側)は工事始まってるのに。こっちは工事しないの?」
「このまんまだそうです。ってことは落っこちたらこれ(ヘルメット)を被れってことよね。でもひとつしかないのよ。マスターの分だけ。屋根が落ちてきたらアタシはどうなるのかしら?」
「逃げましょう」
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黒く塗り潰してる?.jpg
「あ、カレンダーの赤日(定休日)が少ないですね」
「18日(月)と25日(月)は営るんです」(ママ)
12月の売上ノルマ達成に届かないとみた。こうやって飲んだくれてないでもっと料理に専念すればもっともっと売り上げが上がるんじゃないかい?
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不思議な店だ。
ヘンな店といっていい。
店主と客の境目、垣根が取り払われてしまう。でも取り払うのは酔っ払った店主自身なのだ。
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時刻は22時になろうとしていた。
この店の営業時間としては遅い方。
店を出たら昼間の雑念は消えていた。店内の明るさや、どーでもいい雰囲気にかき消されてしまったようだ。
夜道を歩いているとニヤニヤ笑いがこみあげてきた。それまで鬱々してたのは何だったんだって自分自身に苦笑したのです。
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七、男七人、女っ気ゼロ [居酒屋]

面談疲れを引き摺って、今宵は群馬八幡に行こうか通町にしようか迷ったのですが。
聖なる酔っ払い女が高崎駅まで送ってくれた。
送ってくれた車内の会話はさきほどの面談内容のリプートバージョンになってしまった。
「私たちも言ったからってすぐ改善されるなんて思っていません。そういう風に思ってるのをお伝えしたかったのです」
高崎駅まで送って貰ったが為に、群馬八幡行の信越線、またはバスの時刻がズレてしまったのです。
今年になってバスのダイヤが改訂されて本数少なくなったし。
八幡は諦めて通町へ。
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夜になってますます風が強くなった。その風は上州特有の乾いた風で身体の芯が冷えてきた。
風に押されて開かない扉を力ずくで開けたら、ギ・ギ・ギギィ~と不気味で軋んだ音がした。
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「お久しぶりっスね」
「半年ぶりかな」
「もうこっちには?」
「あまり来れなくなった。こっちの部下が育って任せられるようになったんだよ。自分で動かずに人にやらせろって。下の者が育つってことは会社としてはいいことだけどね」
「でも寂しいじゃないスか」
寂しい?
そう見えるかね。確かに寂寥感はあるかも。
でも意味が違うけど、アナタはいい相手いないのかなぁ。いい男なのに。
久々なのでグランドメニューも撮りました。
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「奥さんお元気スか?」
「うん。内勤でこっちには来なくなった。そういえばアタシも七行きたいって言っとったですよ。高崎では七がいちばん美味しいって」
「そ、そうっスか?そんなことはないですよ」と謙遜しながら満更でも無さそうである。この地で7年、そろそろ自信をつけてきたのだろう。
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お、何となくマトモなおとおしが出たじゃないですか。
揚げた魚を醬油で甘辛く煮付けてあった。ビールにも合う。
端にあるタラコ?これはショウさんに出しちゃダメだよ。
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「和牛、牡蠣フライ、赤ワイン煮・・・ゆっくりでいいよ。滅多に来れないからガバッと喰おうかと」
「和牛は焼きじゃなくてタタキの方スね?」
「そう」
タタキも表面だけ焼きつけ。物凄いアブラのノリだな。
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牡蠣フライもまぁまぁかな。タルタルソースでもありゃぁいいのにな。
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添えられてるのは相変わらずトマトのタタキ。この小さく刻むのって何か意味あんのかな。
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牛スジ肉の赤ワイン煮。パンの1枚でも添えてよ。
前はジャガイモがもっとゴロゴロ入ってたがな~。
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ブツクサ書いてますがどれも美味しいですよ。でも次にお隣さんに便乗した刺身盛りですが、1枚か1枚ずつ置いてあるだけ??
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ここで私、1合しか飲めなかったのです。酔ったの。
ボードに無造作にベタベタ貼ってある酒のどれかを飲んだのですが、薄濁りだったのです。ガーンと応えた。
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「柿クリームチーズ載せはもう終わった?」
「先週で終わちゃったんですよぉ」
この会話をジャン妻に伝えたら、
「柿が終わった?今まさに柿の時期じゃないの」
さては仕入れるのを忘れたな。
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アタマの隅に今日の面談内容がくっついて離れない。
時折「はぁ・・・」←私のため息
「どうしたんスか?」
「あ、ゴメンゴメン聞こえた?気にしないでくれ。ちょっといろいろあってね」
あ、そういえば今宵は店主の好きなビートルズのBGMが流れてないな。だから私のため息が店中に響いちゃったのか。
ウチの社員に稲垣甚八(仮名)ってのがいてさ。名前を省略してイナジンって呼んでます。ジョン・レノンのイマジン(1971年)のひっかけですよ。
本人も気に言って周囲からイナジンイナジン呼ばれて返事してやんの。だけど、「イマジンって何ですか?」って言われて私は愕然とした。ジョン・レノンもビートルズも知らないって。そういう世代なんですね。
知らなくても後年のカバーとかあるだろうに。
昭和は遠い彼方なんだな。来年は改元だし。
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色気の無い空間だった。ALL男性だったのです。
私が入店してすぐは左右に初老の男性1人ずつ。後から若い男性2人ともう1人に挟まれた。
女っ気ゼロだった。私も含めた客と店主合わせて合計七人、野郎ばっかしの七だった。
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和が家の椅子 [居酒屋]

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群馬八幡駅前通り。
歩いている人よりも走り去るくるまの方が多い道。
自分ひとりで歩いてたつもりが、いつの間にか私の背後から他の人が歩いてくるとイヤ~な感じ。振り返った私を見て相手もギョッとしたりする。
駅前の迎えがない女子高生や女子中学生は、私を避けるように足早に歩いていった。
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しばらく洗ってなさそうな汚れた褌をくぐると「お帰りなさい」の声がかかる。
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おや?カウンター椅子が新しくなったぞ。
大将の手作りらしいね。ニスを塗った板が光っている。
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「カ、カキフライ・・・」
「あ、カキフライなんてあったんだ。ワカサギの天ぷら頼んじまったよ」とボヤいたのはカウンター右にいる工務店風のオヤっさん。滞在中ずーっとボヤかれてましたね。お仕事のこと、最近の若いモンのこと、今朝は早く出て東京まで行って来たが、明日の夜まで何も予定はないんだよ~、って。
家では話を聞いてくれる人がいないのかも。
大将もママもボヤきを聞いてあげている。人の話を聞くのが苦だと居酒屋の店主やママにはなれないでしょうね。
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オリジナルのタルタルソースを期待したのだが市販のソースかな。
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カキフライは2通りあってですね。
火を通すことで牡蠣に旨味が凝縮されてるのは当然ですが、外側です。衣がガリッ、衣がしっとり、この差が意外に大きい。最初の食感、歯触り、舌触りが大事なのですよ。この店の鶏の唐揚げはフンワリタイプじゃなかったかが、この店のカキフライは衣がガリッとしていて私の好みだった。
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この記事は11月のものなので、TVに第5次安部政権の顔触れ、北朝鮮の脅威、米国大統領の赤ら顔が映し出されたら、店内が昨今の政治談議になったよ。
居酒屋で政治と野球ネタはタブーといいますが、群馬の居酒屋って至極当然のように政治ネタが飛び交ってます。選挙演説期間中や投票日の夜なんぞは当選結果がわかっているのにあーだこーだ。
それだけボヤき易い店ではある。私もボヤいた。
「なかなか来れなかったですね」
「10月は忙しかったのだよ」
10月だけね。私はカバンから折りたたんだ10月の作業テーブルを取りだした。A3用紙を4枚繋いだ作業マップ(A1サイズ)で縦に現場の名前が100並び、横に作業項目が10並んだパズルのようなもので、担当者の欄には私の名前もあるが10人いる草の者たちの名前がズラリ載っている。
「こんなにあるんですか?」
私は担当者の欄を指して得意気に言った。
「これ、ぜ~んぶ私の部下」
「ええっ!!」
部下たって正規の部下じゃないが、段々と陰でなくなりつつある非正規の部下たち。
「皆、女性だから気ぃ遣うよ」
次に群馬の欄を指した。「群馬はこっからここまでで・・・」・・・そこには草6号の本名がズラリと並んでいた。
「コイツ(草6号)に任せられるようになったから自ら群馬に来れなくなったんだよっ」
贅沢で我が儘なボヤキだと自分でも思った。
「でも人が育つってことはいいことですよ」
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大好きなカワハギ。肝が小さいけど。
「いいカワハギが入りましたってご連絡しようと思ったのですが。椅子の座布団が間に合わなかったので連絡できなかったんです」
そういえば新しい手絵作りの椅子、ケツが痛いな。長く座ってると尾骶骨の辺りが痛くなってくる。
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キーマカレーのライス無し。
川崎の丸大ホール食堂に「カレー具」というメニューがあって、カレーライスのライス無し、具だけバージョンを思い出したので。
生ビールの小さいのが並んでますが、キーマカレーで榛名の名水が産んだ銘酒、船尾瀧をいただく暴挙。
煮物感覚でいただきました。
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しばらくボーッとしてたら群馬の名産の話題になっている。
「ひもかわうどんとか焼きまんじゅうとか、他所でこれが群馬の名産ですって恥ずかしくって言えないよ~」とボヤいたのは私のすぐ右にいる常連さん。
私も会社に焼きまんじゅうを土産に買って女性陣にヒンシュクをかったことがある。あれはガスレンジのある厨房が無いと無理だって。
「群馬って何でも野菜が採れる代わりに、これが群馬っていう名産が無いんですよ」(大将)
水沢うどん、蒟蒻、そういうのは地元では名産って威張れないのかな。
「海が無いから群馬の魚ってのもないし」
私は過去にこの店で出された意外な魚を挙げた。
「ヤガラとか。八角とか」
「ガハハハ。あれはたまたま」
「ハチビキとか」
いずれも白身の魚。
「竹輪磯辺揚げがあるじゃないか」
「ガハハハ」
「カリッと揚げてくれ」
「アイ」
揚げ物は早いのですこの店。
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意外に美味かったのがこれ鮟肝。
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お会計して固い椅子からズリ落ちるように下りた。
私はケツの辺りをさすった。腰までピーンときてる。
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タクシーで椿町へ。
後部座席が尻と尾骶骨に優しく感じられた。普段オフィスのOA椅子に慣れてるせいか、直角の板椅子は腰によくないね。
「次回までには座布団をご用意しますのでお尻に謝っといてください・・・」(ママ)
次回は座布団があるだろう。もしかしてママの手作り座布団かも。
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クリエイティヴ2 [居酒屋]

疲れた週末、お客がひと回りした頃合いで2席空いたので入店できた。
私らより5分後に来た2名様は「ごめんなさい満席なんです」とお断りされてたからラッキーだった。
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おとおしはミニ鰻巻き。だけど何処に鰻があるんだろう?
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鰻の身は真ん中わさびの下にちょび~っとだけ小さく隠れてた?
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カウンター席にいる私たちの目の前で店主が大きいタッパからポテサラを出し、別の封を切ってドロドロした液体をかけたら凄まじいニオいが漂ったぞ。
私もジャン妻もカオをしかめ、鼻がヒン曲がった。
「これかぁ。ゴルゴンゾーラのニオイ!!」
「嫌いスか?」(店主)
「いや、平気だけど。凄いね」
私らは「河より低いBAR」でいただいたことが何回かありますが、そこではチーズそのものをいただいたのでここまで凄いニオイではなかった。
他のお客さんからも「何のニオイ?」「何の料理?」と注視される始末です。
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これがそのドロッドロのゴルゴンゾーラチーズを塗したポテサラである。
鼻を近づけると・・・やはり臭い。そのうち慣れたが。
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ゴルゴンゾーラって名前からしてインパクトがある。
「ゴルゴンゾーラって何?」
「ブルーチーズ、青カビチーズの種類よ」
神話に出て来る蛇の髪を持つゴルゴン姉妹かと思ったがそうではないのか。視線が合ったら石になってしまうコワい妖怪ではなくフランスの地名だそうです。ミラノ郊外。(行ったことないけど。)
現在は電車が通って都市化され、そこでは製造されていないとか。
辛味のピカンテと甘味のドルチェがある。これはどっちだろう。ドルチェ?
ゴルゴンゾーラに限らずブルーチーズはどれもクセが強いが、好き嫌いが紙一重ですね。クセの強いチーズの中ではトップクラスですよ。
でも塩分は控えめらしい。青カビ由来の独特の刺激臭が特徴で好き嫌いがはっきり分かれる。
「前に牛ひき肉とゴルゴンゾーラチーズのコロッケ食べてるじゃん」
伊東甲子太郎も美味しいと言ってたあれか。フライの衣で封じられているからそれほどクサくなかったのが下写真、掲載済の伊東甲子太郎とゴルゴンゾーラチーズコロッケ。
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この店の料理は新作が多過ぎてすぐ過去メニューになってしまうが、ゴルゴンゾーラコロッケは事前に言えば出してくれる。あれは火を通してるからクセとニオイが和らいでいた。
生は凄いニオイ。それも固形チーズではなくジェルのようになっている。
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喰い終えた皿に、ゴルゴンゾーラの残りが不気味に張りついているところ。
船山温泉裏手の岩盤から染み出している源泉、硫化水素のシミみたいである。

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ゴルゴの後に何故か出されたリッツ。新しいリッツである。
齧ってみたら「やはルヴァン(Levain)方がコクがあるな」
塩味も薄い。この後で出された春巻に添えられた塩を塗したら、案の定ジャン妻が眉間に堀り深い縦皺を刻みながら、
「何でリッツに塩をかけるのっ!!」
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次は秋らしく?新秋刀魚チーズカツレツという邪道ものを。
「絶対これ注文すると思ったワ」(ママ)
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でも何で新秋刀魚をカツにして揚げるかな。発想が斬新を通り越して行き過ぎの感が無くもないが。
「秋刀魚っていえば、秋祭りで秋刀魚を焼くんだよな」
「アナタが?」
焼き鳥もそうだが、自分は秋刀魚なんて焼いたことないよ。家でも秋刀魚なんか出ないじゃないか。
「(納涼祭の時)焼き鳥の時に教えて貰った先達の下で」
「秋刀魚ねぇ。大丈夫?仕入れられるの?」
昨年も焼いたそうだが毎年のように漁獲量が減っているそうで値も上がっている。100匹ほど仕入れてそれプラス50円か100円で販売するんだって。(実はもう済んでいるのですが、トンでもない高騰だった。)そんな希少な秋刀魚をチーズカツレツで揚げるなんていう暴挙を。普通に塩焼きでいいジャンと思ったら黒板にちゃんとそのメニューもあった。
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「だけど哀しいよな。北鎌倉にいるKさん(この店に昨年まで6年もいた板前)だったらこれにタルタスソースがたっぷり添えられるのにさ」
「・・・」
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そのKさんがいる北鎌倉に先日行ったハナシをした。
「前にこの店にいたスタッフが客で来てたよ」
そのスタッフは誰なのかすぐにわかったのだが、もうひとり開店以来のお客さんが「最近港区のあの店はいつ行っても満席だ」「席が取れない。何で予約なんて・・・」とボヤいていたよ。
店主とママは「誰だろう?」「どんな方?」
私はその方の人相、風体、何処にお住まいか、何処にお勤めか、断片的な材料を挙げたが結局わからなかったのである。
「前この店にいたスタッフと待ち合わせしてたみたいだから、かなり前からのお客みたいだよ。前は予約なんて要らなかったのにって言ってたし」
それでもどなたかわからない。
「あ、それと、あの店は休み過ぎだって言ってたよ。そん時だけ自分も我が意を得たりと大きく頷いたけどな」
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牛スジとキムチのチヂミだって
「チヂミィ?」
「アタシは好きなのよ」
お好み焼きのやわらかいヤツ。食感がフニャフニャしている。
「アナタの好みじゃないかも知れないけど」
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豚角煮とホワイトソースクリーム春巻
これは店主のお試し作品だがあまり出なかったらしい。ホワイトソースが勝っちゃって、何処に豚角煮があるのかわからないのだ。
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活〆穴子と秋野菜炊き合わせ
これがイチオシだったね。でも炊き合わせというよりは揚げ出汁だね。
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「〇〇ログで見たんだけど、彼(Kさんのこと)鎌倉のOで修行されたって出てた。でもその前に長くいたここの店のことはこれっぽっちも触れてなかったぞ」
ママはややムッとした。
「またそんな火種になるようなことを言う」(ジャン妻)
「そう。そうなの。わかったワ。彼そう言ってたのね。ウチにいった時期はどうなのよっ。6年もいたのにさ」
「〇〇ログの投稿だよ」
ママの怒りに更に火を注いでやろうと。
「6年!!そんなにいたのか彼?」
わざと大仰に驚いてやった。
「そうよ」
「そうか~6年も・・・6年もいたんだ。ふぅん。長いね」
ママはますますムッとした。
「ったく余計なことを」(ジャン妻)

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冷蔵庫にロクな食材が無いのがわかっていた火曜日の夜。
何でまだ火曜なのに食材が無かったか。それは項術します。で、入店したらいきなり、11月24日(金)都合によりお休みしますの貼り紙があったのですよ。
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WCが遠い私ですが、珍しくWCを使ったらそこにも貼ってあった。
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店主に聞こえるように言ってやった。
「WCにもこれ見よがしに貼ってあったぞ」
「えぇ~?WCにも。後で見よっと」
「ゴルフだろ?」
「ち、違いますよぉ。家族孝行を・・・」
・・・何とかかんとか言っておったが。まぁいい。休んで下さい。
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おとおしに穴子寿司。
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さりげなくワカサギとパブリカの南蛮漬け。
単なるワカサギの南蛮漬けだけでいいのに。パブリカもネーミングに入れる辺りは差別化を謳っているんだろうね。
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ここまではアッサリしていたのですが、次に驚愕の新メニューです。
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炙り〆さばのポテサラ!!
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ポテトのマッシュを座布団にして、その上に〆サバが鎮座しとるんですよ。
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何だぁこれはぁ?
これは別々に食べるのがいいのか。一緒に口の中に入れるのか。
どちらが主役なんだろう。〆サバか、ポテサラか。
ちょっとやり過ぎですよね。何でまたこんな珍メニューを考案したのか。
でもまぁひとくち食べてみて、あ、イケるね、までいかないが、悪くないコラボレーションではある。
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「どうですか?」
「う~ん。。。悪くない。いや、思ったよりイケるけど。これって出るの?」
「結構出てますよ皆さん」
そうなの?物珍しさか興味本位か、コワイもの見たさではないか。
奇を衒い過ぎの感はある。これをシメサバにウルさい浜松・貴田乃瀬の親方が見たら何て言うだろうな。
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またものスゴいニオイが漂ってきた。
鶏つくねと根菜のゴルゴンゾーラチーズ焼きが運ばれてきたのです。
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この時も周囲のお客さんの視線を感じた。火を通すとこんなニオイになるのか。
キツくニオうし食感がベットベトです。ここまで来るとこの料理にどんなお酒を合せたらいいのかわかんなくなってきた。
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肉巻き安納芋ガリバタ焼き。
ガリバタ?ガーリックバター焼きか。今度はガーリックのニオイ攻撃だ。
これはビールだな。ビールに合うものを後から出して、ビールを再注文して儲けるのがこの店の戦略なのです。
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強い味の多い店ですが、シメサバポテサラ、ゴルゴンゾーラ、ガリバタとキョーレツなのが続いたので、〆の三陸産牡蠣とホウレンソウのチャンプルが大人しく優しく感じたよ。
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ススメてくれたお酒。銘柄は忘れた。
なんなんだいこの可愛らしい酔っ払ったワン公は。
「日本酒のラベルっぽくないですが」(店主)
「このワン公は、23日休んで4連休できる喜びを表しているんじゃないの?」
「・・・」
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「じゃぁ親御さん孝行してきてください」(ジャン妻)
「俺らも休むから」
「え??」
私らは23日(勤労感謝の日)の朝から2泊3日で会津に向かうのです。だから(土)(日)にあまり食材を買い込まなかったのだ。
「なぁんだぁ。〇〇さん(私らのこと)たちもウチと一緒でお休みするんじゃないですかぁ」の後で、〇〇さん(私らのこと)が10数年通われてる会津の居酒屋ってどんな料理を出すのですか?の話に転じた。
「この店みたいな創作料理はゼロで会津の郷土料理だよ。鰊の山椒漬、棒鱈、馬刺とかね」
店主は、〇〇さんてそういうのも食べるんですか?という表情、目になった。
「会津の店でポテサラも出る時あるけど、〆サバを載せたりしないし、ゴルゴンゾーラも出たことないな」
そのうち暴走し過ぎて「ゴルゴンゾーラの〆サバ」なんてのも考案するんじゃないだろうかこの店。(どんな料理だそりゃ?)
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クリエイティヴ [居酒屋]

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この日のお品書き。番号も振ります。
①釜茹で真ダコの燻製とドライトマトのポテサラ
②炙り〆さばと水茄子の辛子和え
③昆布〆ホタテと白菜漬の塩昆布和え
④サワラの漬け焼 あさりのしぐれあんかけ
⑤うなぎ蒲焼と安納芋のチャンプル
⑥ピリ辛チョリソーときのこのニンニク醬油炒め
⑦豚バラとキャベツの小鍋仕立て山椒ダレ
⑧サンマ竜田揚げと長芋のキムチ炒め
⑨キーマカレーとチーズの栃尾揚げ
⑩三陸産カキの昆布醬油焼
⑪生ハムと舞茸のかき揚げ
⑫角切り豚肉と根菜のピリ辛味噌炒め
⑬江戸前穴子の納豆揚げ出し
⑭姫さざえのうま煮
⑮レバーとハツのタレ焼き
⑯塩煎りギンナン
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どれにしようか決まらないのだ。
「何になさいます?」(ママ)
「う~ん・・・」
「どれにするか当ててみましょうか」(ママ)
「それがさぁ・・・」
「???」
「決まらないんだよ」
「???」
「どれもソソるものばかりでさ。困ってるのよどれにしようかって」
「!!!」
お世辞でも何でもないですよ。この店で今更お世辞言ったってしょうがないしさ。①釜茹で真ダコの燻製とドライトマトのポテサラはタコ好きなジャン妻(タコみたいなカオ)がオーダーしたが、温かいものが決まらないの。
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ひとつひとつ目で追ってみた。
私がソソられたのは、④サワラ漬け焼、⑤鰻蒲焼安納芋チャンプル、⑥チョリソーきのこニンニク醬油、⑦豚バラキャベツ小鍋仕立、⑧サンマ竜田揚げ長芋キムチ炒め、⑨キーマカレーチーズ栃尾揚げ、⑪生ハム舞茸かき揚げ、⑫角切り豚肉根菜ピリ辛味噌炒め、⑬江戸前穴子納豆揚げ出し、⑭姫さざえのうま煮。。。
「参ったなこりゃ。全部食べたいくらいだよ」
「そ、そうなの~」
ママは目が潤んだ。(後述)
「⑨キーマカレーチーズ栃尾揚げと・・・鰻にしようかチョリソにしようか・・・な・・・」
「ハーフに致しますわよ」
「それじゃぁ悪いよ。手がかかるのに半分じゃ」
「平気平気、今言ったのは炒め物だから」
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⑤鰻蒲焼チャンプル
「芋は見えるけど鰻は何処だ?あ、あったあった・・・」
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⑥チョリソーきのこのニンニク醬油炒め
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⑨キーマカレーチーズ栃尾揚げ
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この店、私らが予約電話を入れるとママが「今日の〇〇さん(私らのこと)はこれとこれとこれをオーダーするんじゃないかな」の予想を立てるそうである。だいたい5割以上の確率で的中するとか。
「しかし今日は迷うな」
「いつもパッパッと早くお決めになるじゃない。今日はどうされたのかな~と思った」
「参ったな。今日はホント迷うよ。胃がデカかったら全部食べたいくらいだ」
ママはまた目が潤んだ。そしてママが話してくれたのは・・・
稀にランチに来るお客様がご新規のお仲間を連れてきたのでスタッフ一同気合を入れたのだが、そのお客は黒板のおススメメニューに全く見向きもせず「枝豆」「ポテトフライ」「塩辛」がいきなり挙がったという。
「枝豆?この店で?」
「ないわよ今の時期に。冷凍は扱わないからウチ」
その後も黒板メニューからは全くチョイスされなかったので、板場にしてみりゃ気合が抜けたとか。
「二次会だったのかな」
早い時間帯だったそうである。
食べないだけでそこそこ飲まれたそうだが、でもここって創作料理居酒屋でしょ。そういう方たちは酔っ払えばいいやっていう客なのかな。駅前の安いチェーン居酒屋に行けばいいのにって思うよね。
だからママは注文に迷う私を見て目が潤んだんですよ。
メニュー黒板は後から見えた新規の客に持ってかれたので、先にi-Phoneで撮影済の写真で二度目のオーダー検索。
⑩三陸産カキの昆布醬油焼か・・・何回か食べたな。
牡蠣から染み出した汁が昆布の上に薄く溜まって美味いんだよな。
②炙り〆さばと水茄子の辛子和え・・・前回、伊東甲子太郎と会食した時に食べたな。
⑧サンマ竜田揚げ長芋キムチ炒め、⑫角切り豚肉根菜ピリ辛味噌炒め・・・ピリ辛系が多いかな。もうママのカオのラベルの日本酒飲んでるから辛い系は合わないかな。
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ブツブツ思っているだけでなかなか決まらない。
「ダメだ。決まらん。この店は新作メニューが多過ぎないか。来ると大抵新作があるし」
「新作はね。〇〇君(現在の板場にいる若手)がピックアップして、これで如何ですか?って〇〇さん(店主)に伺いを立てるのよ。なるべく同じ系統が偏ったりしないようにするの」
「そうなんだ。好き勝手に考案したり余ったものを混ぜこぜにするんじゃないんだ」
「ち、違うわよっ」
で、あっさりしたものに。③昆布〆ホタテと白菜漬の塩昆布和え・・・だいたいどんなものか想像できるけど。
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想像どおりだった。
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「⑮レバーとハツのタレ焼き・・・これは脇役だろ。いつ来ても隅っこに書かれているし。黒板の隙間を埋める意味合いが強いでしょ」
「そ、そういう訳ではないけど」
「でもいつも書いてあるワフワさつま揚げが入ってないのがいいね。あれも単に隙間を埋める為のものでしょ」
「実は・・・」
「???」
「さつま揚げ仕込むの忘れたの」
「・・・」
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穴子納豆1.jpg
迷った挙句、⑬江戸前穴子納豆揚げ出し・・・
穴子納豆2.jpg
器がデカ過ぎないかこれ。
夫婦喧嘩で凶器になりかねない。洗うのもタイヘンだ。
穴子納豆3.jpg
穴子納豆4.jpg
穴子納豆5.jpg

お品書き11.jpg
それほど間を空けないでまた行ったら。
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ああっ!!また柿の白和えかよ。
前回と同じおとおしを出しやがったな!!
同じおとおしかよ.jpg
ビールに全然合わないのだ。
言えばよかった。「前回も出たぞ」って。
「見事に同じものだったね」(ジャン妻)
ポテサラ1.jpg
生ハムと燻製たまごのポテサラ。
「生ハムを切らして・・・ベーコンでもいいですか?」
望むところです。でも毎回書きますが、この店のポテサラはオリジナルドレッシングの濃い味で決まっているのです。
ポテサラ2.jpg
ポテサラ3.jpg
大根とアサリの胡麻炒め。
熱々の炒め物が出されるかと期待したが案に相違して冷たい肴だった。
炒めて冷やして寝かせたみたい。煮物だね。
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「今夜も前回のようにオーダーに迷う?」(ママ)
「いや、今日はそうでもない。今夜は決められるよ」と言ったが似たような肉系2種で迷った。よく出される牛バラ肉と舞茸オイスターソース、または豚トロと彩野菜ガーリックステーキ、牛肉と豚肉どちらにするか人生の岐路に立ったかのように迷った挙句、後者の豚肉にししたのは付け合せの野菜が種類多そうだったから。
豚トロ彩野菜ガーリック1.jpg
豚トロ彩野菜ガーリック2.jpg
豚トロってブ厚い肉だと案外歯応えがあるので、私は薄いバラ肉の方がいいと思うのだ。
竜田揚げ1.jpg
真鯛の竜田揚げ鬼おろしきのこあんかけ。
味はいいが何もこんなゴツい皿で出さんでも。
「何なのこの皿は?前も出たけどまたどっか行って買って来たの?」
「前からあったんですが。あまり使わないまま眠ってたのを引っ張り出して・・・」
「夫婦喧嘩に使ったら凶器だね。一発殴ったら失神するよこれ」
ゴツくて重たい。中に沈んでる料理をすくい難いのだ。自分で使ってごらんよ。
竜田揚げ2.jpg
中を覗き込んだところ。中に刺身で出せなくなった鯛が揚げられて餡に浸ってる。
竜田揚げ3.jpg
とうとう残りの汁をすくうのがめんどくさくなって、飯にブッかけて喰う暴挙。
ぶっかけ1.jpg
ぶっかけ2.jpg
もう師走のネタになった。
「年内は29日(金)まで営ります」
「それって当たり前だから」(ジャン妻)
「そ、そうスか?」
「新年は・・・」
「ええっと・・・河岸が開いてないと・・・」
「河岸が営ってなくても営業できるじゃない」
「やっぱ河岸が開いてないといい魚が・・・」
毎年繰り返されるこのネタも飽きて来たぞ。
今宵もこの店へ.jpg
多忙な10月後半、私が疲れ切ってヨロヨロしながらたどり着いた21時。。。
お品書き.jpg
最初の膳.jpg
ヘンなおとおしだな。タコを切り刻んだのにジュレがかかってる。
これはイマイチだな~。
稀にジュレをかけたヘンなのを出すんですよ。
何だこれ.jpg
ポテサラ1.jpg
セロリとベーコンのポテサラ。セロリは細かく刻んであって、苦味は全く感じられないのは自家製ドレの方が味が勝っているからです。
ポテサラ2.jpg

レバハツ1.jpg
今宵の美味その①、レバーとハツのタレ焼。
「レバは上大岡でしか食べないんじゃなかったの?」
「貧血気味なのよ。あ、でもこれ、美味しい」(ジャン妻)
お・そ・ら・く・生肉ではないと思いますが、やわらかいのは何故だろ。
レバハツ2.jpg

秋刀魚大根1.jpg
美味その②、焼サンマと焼大根の梅ダレかけ。
高崎に住んでたマンションの近所にある田町の「亮さん」の大根ステーキ1個200円を思い出した。
秋刀魚.jpg
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秋刀魚といえば。
「そうだ。秋祭りで秋刀魚を焼くんだって」
「秋刀魚?仕入れ値高くなってない?」
それが懸念されている。幾らで売るんだろう。
夏祭りで2晩焼き鳥を焼いたせいで秋刀魚を焼く係に指名されたのです。当然先達がいますけどね。
揚げ鶏1.jpg
美味その③、揚げ鶏の甘辛タレがらめ 胡麻と黒胡椒まぶし。
ビールですなこれは。鶏肉の旨味より衣の揚げた食感とタレの味が勝っているから「鶏肉はそのままでも脂があるから揚げるなんて信じられない」とのたまう上大岡のマスターがこれを見たら邪道と言うだろうな。それに加えて炒めて甘辛タレでベットベトだからね。
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鯛蕪1.jpg
美味その④、真鯛と蕪の酒蒸し 柚子味噌がけ。
この店は強い味(濃い味)の料理が多い中で薄味のイチオシで、これは酒ですな。
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鯛蕪3.jpg
創作料理が続いたが、実は刺身で狙っていたネタがある。
しょっちゅうUpしていますが滅多に刺身はオーダーしない。この店を卒業した前の板前Kさんが、「〇〇さん(私のこと)刺身を注文しないからお嫌いなのかと思ってました」
そ、そんなことはないよ。ママが黒板に手書きで書いた創作料理に視点が注がれがちで、右の申し訳程度に小さく書かれた刺身類が脇役に見えるからだよ。
「ホッキ貝」
「ええっ!!」
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ママは驚いた。
「〇〇さん(私のこと)貝のお刺身食べるの?」
「ホッキ貝は好きなの」
「この人は貝の食感が好きなのよ。赤貝とか」(ジャン妻)
「ホアテ、タイラ貝、サザエやアワビも好きだよ。ツブ貝もコリコリしていいな。トリ貝のようにフニャフニャした食感の貝は嫌いなんだ」
ママは意外そうだった。
「群馬の居酒屋にもホッキ貝はあったよ」
「そ、そうなの?」
もっとも群馬のホッキ貝は刺身といっても軽く湯引きしたのが多かった。湯引くとやや甘味が出て生臭さが消えるが、私はヌルヌルして生臭い生の方が好きで。。。
ホッキ2.jpg
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創作料理の居酒屋は、店側のやっつけ料理をおしつけられるリスクも伴うが、この店はまぁまぁある程度は完成系です。
この店は新作が増え過ぎてマスターも過去のメニューを殆ど覚えてないそうである。
その日、その時の閃きで、あれやってみよう、あの食材をこうしたらイケるかな、そういう発想がもの凄いらしい。
店主に「この店は料理のインスピレイションが凄過ぎだよ」と言った後で、そういうのはインスピレーションなのかアイデアなのか。どう違うのかなって思った。
インスピレイションは直感、閃き、瞬間的な思いつきという意味らしい。料理に限らず創作活動をする人が突然思いついた場合です。アイデアは瞬間的ではなく、若干考えがあって発想するもの。だから揚げた秋刀魚を「そうだ、キムチと炒めてみよう」「キムチと炒めたらどうなるのかな」前者がインスピで後者はアイデア?
どちらでもいいか。新作創作メニューが膨大な反面、過去形になったら殆ど覚えていないそうで「〇〇さん(私のこと)の方が写真撮ってるからウチの過去メニューにお詳しいんじゃないですか」なんて言われたから、過去の黒板メニュー写真だけでも贈ってあげようかなとも思ったが、整理するのがタイヘン。
「一応ノートに付けてはいるんですが」
ノートにつけて「こんなのを作ったな」それを再び作るよりも「次はこうしたらどうかな」に移ってしまうので、古新聞のように過去のメニューは忘却されるそうです。その代わり新作が続々湧いてくるから凄い。
黒板の料理は定番で残ることはまずない。客側が覚えてて「いつかのあれ作ってよ」なら思い出したように対応可能だとか。
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きたかまの夜 [居酒屋]

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江ノ電の石上駅です。
起点の藤沢駅からひと駅です。この駅から徒歩10分の場所に私の公用場所があって、閉庁した17時にUpしたとこ。
藤沢駅から徒歩圏内ですが、閉庁する17時ギリだったので往路復路とも江ノ電乗っちゃた。
もう今日は東京本社に戻らないで直帰します。ジャン妻は部署の飲み会で、私はひとりで夕餉&晩酌を済ませなくてはならないのだが。
藤沢で行く店といえば「昇」ですが、今日は月曜だから定休日なんだよな。
そこで思いついたのが北鎌倉。
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JR北鎌倉駅から徒歩7分ぐらいですが、夜道が暗くガードレールもないので、足元を気にしながらゆ~っくり歩いたら10分近くかかるのではないか。
前方からのくるまのライトが眩しい。お寺の多い鎌倉市とはいえ、もうちょっと灯が欲しい気がします。突然路地から人が現れて私の前を歩き出したら、手には懐中電灯を持っていましたから。
鎌倉街道を鎌倉市に向かって歩き、縁切り寺の建長寺の先、右に入るドン詰まりの路地の奥にあります。店の先は山です。
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初めてテーブル席に座った。
居心地がいい。清潔感とキレイな店内。
夏場に改装しました。
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デカい全面ガラス張り。1枚ガラスは高いのでそのまま活かすしかなかったそうです。
そこから山の斜面の木々が見える。物の怪でも出てきそうである。
山側2.jpg
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Kさんと若奥様2人で営っています。アットホームでプロっぽくないのでこちらも緊張しないが、若奥様はまだまだ慣れていないかな。お客に助けて貰ってる感は否めないなぁ。
BGMは彼の趣味なのかAOR系統の洋楽ポップスが流れている。

このお品書きのフォントは絶対に鎌倉の超有名店を意識してるな。
(文字の羅列、http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-02-22 他、幾つか。。。)
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お品書き2.jpg
お品書き3.jpg
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「〇〇ログで誉められてたね」
「誉め過ぎですよ。料理を出すのが遅いとか、厳しいコメントも欲しいのですが」
Kさんは恐縮しているが確かに遅いぞ。
東京時代の常連さんが(後で会話します)カウンターにいるとTALKになっちゃって手が動くのが遅いのだ。東京時代の方が格段に早かった。
「飲むお客さまだったら何か軽くお出ししといて、出来あがるまで飲んで待ってくれるのですが。鎌倉という土地柄か飲まないで食事だけのお客様も多いので」
飲んでお待ち下さいとも言えないそうである。でも鎌倉に出したからにはそれに対応しないとね。私は「鎌倉は止めといたら、大船か藤沢にしなよ」って反対したんだけどね。
鎌倉は観光客の方が多いので、昼に来た客が夜にはつながらないそうです。
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アジフラ2.jpg
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〇〇ログからすみませんが引用させていただきます。こんなお誉めのコメがありました。
「元々は東京の居酒屋で働いていたのですがご結婚を機に鎌倉に引っ越し、こちらのお店を立ち上げる前は鎌倉の人気和食店、O(オー)でお手伝いをされていたとか。」
事実です。
O(オー)はメニューが文字の羅列になっているあの超人気店です。
店2.jpg
Kさんがここに店を構えたので、前のO(オー)では現在は女性店主おひとりで営っているらしい。
「あれからOさんへ行かれてます?」
「行ってないな。ひとりだとこっちも気を遣うしな」
超人気で入れない店に入れ込んでもねぇ。Oさんがあれだけ混むのは鎌倉に夜に営ってる店が少ないのからかも知れない。
Oさんは鎌倉市の行政に行った帰途に駅西口の商店街で見かけたことがある。「あ、あの男性何処かで見たことがある」と思ったらOの女性店主だったの。
「自分Oにいたとはいえそこに置いて貰っただけで、Oで修行したみたいに話が」
そりゃ期待するでしょうよ。〇〇ログにはOさんの実店名が出ています。知る人ぞ知る有名店ですが実際に彼がOさんにいたのは1年未満足らずで、その前の東京の居酒屋にいた時期の方が遥かに長いのです。
この炒飯だって東京の居酒屋のメニューだよ。他にもメニューが一部被ってるし。
チャ1.jpg
チャ2.jpg
チャ3.jpg
チャ4.jpg
チャ5.jpg
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ザーサイ1.jpg
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ポテ2.jpg
左写真の男性の方はKさんが前にいた東京の店のOPEN時からのお客さんだって。
「あの店はいっつも混んでる」
「最初の頃は予約なんて要らなかった」
「それに休み過ぎだあの店は」
3つ名のボヤキには私も我が意を得たりと大きく頷いた。
「後ろの方も、東京の店のお客さんですよ」
「え?」
こっちに振るなよ。
「そうでしたか。今でも行かれてまか?」
「月に3回くらい。行く時は必ず予約電話してますよ。最初のお客が1回転した頃合いを見て、そうですねぇ、8時以降ですね。それでもまだ混んでますからね」
「前に4回電話してダメだったことがありましたよね」(Kさん)
「4回じゃなくて6回。もう見切り付けようかと思ったモン」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-04-03
しばらくしたら、東京の店で前に努めてたスタッフだからもとKさんの同僚ですね。その方が見えられ、紹介されご挨拶したのだが、
「〇〇さん(私のこと)面識は?」
「ないな。自分は平成24年に1年間群馬にトバされて25年に戻ってからだからね」
その方も自分の店をお持ちだそうだが、
「何で辞めたの?給料安かったから?」
「休みが多過ぎて逆に生活がキツくなったとか?」
「あのワンマンなママと衝突したとか?」
言いたい放題言いまくって1時間でお会計。
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〇〇ログには「Oは現在は予約困難な超人気店になりましたが、こちらのお店も近い将来に超人気店になるでしょう。北鎌倉で和食と言えば、〇〇庵かこちらかというくらいの実力を感じました」
いやいやいやいやそりゃ誉め過ぎでしょ。可能性は秘めているが現時点では私はそこまで思っていないと思うよ。この店はまだまだこれからです。もちろんこれからも応援するけどね。
Kさんが前にいた都内の店がこれですが、後日行ってこの夜のことをリークしてやったぜ。
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彼がいた東京の店(黒板メニューの店)のママに言ってやったの。
「鎌倉のOで修行したって出てたけど、その前に長~くいたここの店のことはこれっぽっちも触れてなかったぞ」
ママはややムッとした。
「またそんな火種になるようなことを言う」(ジャン妻)
「そう。そうなの。わかったワ。彼そう言ってたのね。ウチにいった時期はどうなのよっ。6年もいたのにさっ」
ママの怒りに火を注いでやろうと、
「そうか、6年も、6年もいたんだ。ふぅん。長いね。6年もね」
ママはますますムッとした。
「ったく余計なことを」(ジャン妻)
火種だけ残して帰っちゃった。
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彼がかつていた都内は眠りの無い街だった。
現在いる北鎌倉は眠りに早い街です。いや、街じゃないな。何て比喩すればいいのだろう。
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ソムリエ去る [居酒屋]

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(金)夜21時前~。
「近くまで来たけどまだ早いかな?」←電話です。
「あ、そうですね・・・(声を潜めて)・・・もうすぐお会計入るので9時過ぎたら大丈夫です」
電話に出たの女性の名前をまだ知らないが、もうすぐ去るKさんの後継者としてカウンター、テーブル席、離れの差配をすることになるでしょう。
Kさんに「君の後継者は誰になるんだ?」と聞いたら電話に出た女性を指したのでまず間違いない。そろそろ名前を覚えなきゃならないな。

(意外に思われるかも知れませんが、私は飲食店で働く女性の名前を覚えられないのです。この店の子も覚えようとしないしその気もない。
若い女性スタッフに対して親し気に名指ししてからかってるお客もいますが、私は店のママならともかく若い女性スタッフに対しては絶対にそういうことしないです。)

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昨日の信州サーモンの続きです。
「で、いつまでだって?」
「あ、聞きましたか」
関の差配師&ソムリエのKさんは当周囲をはばかるように、
「〇〇日でラストなんですよ」
「辞めて次どうすんのさ?」
「いろいろやりたいことがあって」
いろいろねぇ。
ってことは、すぐ次職が決まってるのではないらしいな。
「貯金の許す限りはいろいろ見て廻ろうかと」
貯金があるのか。深夜営業で公休は基本は1日だから、金は貯まるだろね。夜遅いし。賄には不自由しないし。
「もしかしてワインの世界に行くの?」
だそうです。11月に最終試験云々。
Kさんはこの店らしからぬ?店内で唯一のワインエキスパートだった。焼き鳥=串に刺してあるだけで要は肉なのでワインに合わないわけない。牛サガリなんか白ワインに合いますよ。
次段階はソムリエである。ワインエキスパートの更にランク上で、確か一次、二次、三次と段階試験があって、最後に書類審査があるんじゃなかったかな。
Tasting、栓を開けた時の試飲、ワインの栓を開ける、注ぐ、デカンタージュというのですか?ようワカランが。
そして実務に携わらなくってはならない。アルコール飲料を提供するサービス業、ワイン・酒類の仕入れや管理、流通や販売、もしくは製造業。
手っ取り早いのは夜に営業する飲食業で、ワインを提供する店に2年・・・3年以上勤務実績が必要で、勤務体系や勤務時間数をクリアしなくちゃならない。就業時間が週30時間以上(月120時間以上)勤務している実績が必須で、店側(雇用側)が在職していたのを証明書に署名捺印するのだと思う。無給での従事では証明できない。従事年数がカウントされないからです。
ウチの業界にも一般医薬品販売の資格者がいて「最近5年間で実働実績2年以上を有することで正規の・・・」・・・何とかカントカ・・・があります。退職してから勤務実績証明書をお願いされたことがあるし。

群馬泉熱燗をデカンタージュしているところ?
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群馬泉3.jpg群馬泉4.jpg
Kさんが去った後、誰がこの店のワインを管理、推売するんだろう。
今宵出された牡蠣オイルは白ワインに合うし、TVでも度々紹介される煮込は赤ワインにも合うという。私は赤ワインは好まないが、全然飲めない訳ではない。
もったいないな。せっかく客が付いたのに。
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それまでひとりで担当していたものがその人が去ることで途端にしぼんでしまうケースがある。分担しているとそうなりがちである。いっとき廃れちゃうかも知れない。
これからクリスマス商戦に向けてワインが出るでしょうに。あ、昨年はKさん、インフルエンザで休んじゃったんだっけか。
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ハタハタ2.jpg
ハタハタ丸干し
「ハタハタが上がる季節になったのう」(三屋清左衛門調に呟くジャン妻)
「あの世界のハタハタは湯上げだよ。茹でて中骨を抜いたもの。でもハタハタは刺身にならないみたいだね」
「小さくて水っぽいからじゃない?」(ジャン妻)
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前もそうだったが、
「赤貝、何でヒモだけなのさ?身は?」
「そういえば何処にいっちゃたんでしょうねぇ」(Kさん)
「ヒモだけで仕入れたんじゃないの?」(ジャン妻)
そんな仕入れの仕方ができるのだろうか?
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ヒモ煮.jpg
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お新香1.jpg
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金曜22時30分.jpg
長く通っていればそこの誰かが去る場面に向きあう時がある。
気が付いたらいつの間にか去っていった後だったりする。
去らない業界などないし、去らずにいる人もそうそういない。
どのような形であれ、誰もいつかは去る日が来るのです。
そして差配師&ソムリエKさん最後の夜。
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平日ですよ。21時に予約して退勤後に入った。
マスター、ジュニア、Kさんの後任になるであろう女性と、厨房に童顔のD君、そしてバイトたち。
レギュラースタッフの休みが多いような。ひと目見て人員が手薄なのがわかった。
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「Kさんがいなくなったらもうこの店にお洒落して来なくていいよね」(ジャン妻)
何を言いよるか。ある日Kさんが私に「奥様っていつもエレガントな装いですね」と言ったんですよ。
それは誉め言葉だが、それを聞いたジャン妻は、
「めんどくさいなぁ。何で上大岡にお洒落して行かなきゃならないのよぉ」
普段着で行けなくなったというのである。Kさんに向かって、「アナタがそういうこと言うから、着る服にその度、気を遣ったのよ」
次回から汚いカッコしてくるんじゃないだろうな。
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Kさんのファンがどんどん来店される。Kさんへの贈り物が並んでいる。
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今日で去るKさんは白いソムリエ姿。
彼が去ってから誰がワインを担当するのだろうか。
ローストビーフは白ワインが合うのに。
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ナメロウは童顔のD君、前は不格好なナメロウだったが、味、スタイルともだんだんサマになってきた。
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シコイワシの唐揚げ。
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デカい牡蠣串。火を通すことで旨味が出るんですね牡蠣って。
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いきなりガブッとやったら火傷しそうなトマト串。
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私はジャン妻に先に噛ませた。
「大丈夫か?」
「そういうのって普通は旦那さんが先にTRYする(噛みつく)よね」(マスター)
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Kさんをワインセラーの世界に導いた仲間連中が左暖簾のテーブル席を占拠しているので、Kさんはそこへカオを出している。
21時半頃になったら今度は今日公休日の板前Tさん、お調子者のYさん他、主要メンバーがドドドッと来店されたので、これは閉店後に店を閉め切って送別会になると見た。
それはいいが、こっちのメンバーは手薄で、ジュニアとD君、女性リーダー以外のスタッフの精度が落ちているのです。
マスターの傍らにいるのはバイト君なのだが見てるとこっちが心配になってくる。いつもは指示されたことしかしない子なので、自分で判断する、責任を持つ、ができないようだ。
呆れたのがこれよ。
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2本目をオーダーした私のチロリが放り出しててあるんです。
ハッキリ聞こえた。「自分わからないんでお願いします」って。そう言いながらそこに置いたんです。
じゃぁわからないなら誰に頼んで誰が引き継いだのか。伝達できていない。
確かに私は夏ででも燗を飲むめんどくさい客だよ。でも私はこれまでそれで通ってる客なんだよ。
残された若い衆に言いたい。熱燗を知らない、やり方がわからないなら、わかる先達(マスターかジュニア)に聞けばいいのだ。ちゃんと伝達しないで放りだしたままにするこたぁなかろう。
女性リーダーに伝えた。
「私の熱燗があそこに置きっぱになってるんだけど」
「あ・・・」
次の差配師になる女性リーダーもやや声が裏返った。
とびきり燗になってやり直しになったり。
次から燗酒はマスターかジュニアに声かけることにしよ。
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「この店で何人見送ったの?」(ジャン妻)
見送ったというのは、辞めてった(この店を卒業した)人たちのこと。
「震災の年からだから、それほどないよ」
それよりもこの店の今後が心配なのだが。
「いっときランクが下がるだろうな・・・」
聞えたかどうかわからない。聞こえてもいいや。
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外で別れの挨拶、Kさんとジャン妻は「お世話になりました」「これからも頑張ってね」の当たり障りない挨拶だが、私はKさんが抜けた後の右暖簾、スタッフの質に懸念がある。熱燗チロリ放りっ放しは許せませんよ。
「今後が心配だよ。アナタがいなくなった後大丈夫かな~」
「ええ、まぁ・・・」
Kさんは肯定も否定もしなかった。
後でジャン妻は「辞めるKさんにそんなことを言っても・・・」
「じゃぁいつか彼がカウンターのこっち側に座ってみりゃいい」
私は辞める人を見送りながら、今後どうしようかなを考える人なのです。
またいつか逢えたらいいけど。この店の今後が心配です。
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上大岡の信州サーモン [居酒屋]

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風の強い日だった。
19時半頃に行ったら右暖簾がガラ空きで、カウンターも誰もいなかった。
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昼飯を抜いたので、最初にトンヅケ2本でご飯をかっこんで。。。
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トンヅケ丼?
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粒貝をススメられて。。。
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肝もたくさんあって。。。
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赤貝のヒモ(身はどうしたんだろう。)をいただいて。。。
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イワシの丸干しを3本食べて。。。。
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向きが逆ですよ。
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箸置きは崎陽軒のひょうちゃん。
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ホロ酔いになりかけた後半になって、ある新ネタに気付いた。
「信州サーモン??」
「おっ、イキますか」
「淡水魚に惹かれるんだよ私は」
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ほどほどの脂で、身が締まってサッパリしていた。
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「魚屋にサケは売ってても、マスは売ってないね」(ジャン妻)
「サケは海?マスは淡水魚?」(ジャン妻)
サケとマスに大きい違いはない。一般的にサケはサーモン、ニジマスはトラウトと呼ばれる。
魚屋で小売りされているものにはサーモンと表示されますがこれはブランド名です。ニジマスでもいいが、トラウトと表示しても主婦層が買わないと思う。

海の無い信州、甲斐、上州で、生食がおススメの淡水魚が開発されています。
信州サーモン(長野県)
甲斐サーモン(山梨県)
ギンヒカリ(群馬県)
どれも水産試験場で長い歳月をかけて開発して水産庁に申請したマス類の新品種。
信州サーモンの場合、信州の養殖魚の主流たるニジマスと、ウイルス性の病気に強いヨーロッパ原産のマス、ブラウントラウトと交配させたもの。

これには受精卵に水圧をかけてどうしたこうしたの難解極まりない世界で私もチンプンカンプンなので間違った記述があったらゴメンなさい。ニジマスの受精卵(雌の2倍体)の染色体を2倍(4倍体)にして、成長したら雌から採取した卵子にブラウントラウトの精子を受精させて3倍体を作る。この3倍体の雌は卵を持たないそうです。その分の栄養が成長にまわり、通常より大きい個体になり肉質もよくなるとか。
では雄はどうなるのか。雄性ホルモンで性転換させて将来雌になる精子しか作らないようにして4倍体ニジマスの卵子と受精させることで全てが雌になる。これらの3倍体が信州サーモンという。
信州サーモンは卵を産まないので、その分が自らの旨味になる。
セールスポイントは、
きめ細かくて肉厚に。
旨味が凝縮される。
脂も適度で、それでいて上品。
後味しつこくない。

山梨の甲斐サーモンの場合は信州ほど難しくないようで、山梨県の水で飼育されたニジマスに葡萄果皮粉末を餌重量の1%添加した餌を3ヶ月以上与えた体調50cm~80cmで1㎏以上の大型のニジマスを甲斐サーモンと呼称する。
葡萄果皮粉末とは山梨ワインの醸造の際に絞った皮を乾燥させて餌に混ぜたんですな。

群馬県のギンヒカリはもっと単純で、通常2年で成熟するニジマスの中から3年で成熟する系統を群馬県水産試験場(前橋市敷島町)で選抜し、群馬県の養鱒漁業協同組合の内規で重さ1kg以上のニジマスをギンヒカリという商標を利用できるというもの。
これがギンヒカリの刺身、旅人の惑星ことショウ旦那が「NaSuBi」という名前だけカジュアル居酒屋で出された刺身。
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(ご本人の承諾を得て拝借。)
ショウさんいわく、マスのような味だと。
マスねぇ。かなり前に湯野上の蕎麦宿でマスの刺身が出たことがあるぞ。でもそのうち出なくなった。
海無県は海が無い代わりに山々から注がれる豊富な天然水(淡水)に恵まれているので、淡水魚養殖が盛んになったんは当然であろう。
信州サーモンも、甲斐サーモンも、ギンヒカリも生食がおススメだそうです。
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これは次回訪問時の信州サーモン。
「キレイね」(ジャン妻)
でもジャン妻はイマイチ舌に合わなかったらしい。脂がキツくない代わりにアッサリでもない?何だか中途半端な味に感じたようである。
思い切ってギンヒカリも入れたらどうかな。
群馬泉と併せてみたいもの。

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信州サーモンは長野県外不出ではないかと思ったら、県外でも取扱い店があるようです。
http://www.shinanoki.co.jp/original2.html
この店はどうやって入手したのだろうか。購入して解凍したのかな。
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これは2004年に十和田湖畔で食べたマス定食。刺身もあった。
天然かどうかはわからないよ。湖の魚って天然なのか養殖なのかわからないところがあるからね。
マスの刺身.jpg

夜も更けて.jpg
さて、前回(http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-10-30)で、私が最も信頼する差配師のMさんが不在だったので妙な勘が働いた私は焼き場のジュニアにこう言っています。
「彼は?休み?」
「マスターはお休みです」
「いや、マスターじゃなく、彼よ。Kさん」
「彼は・・・今日は・・・休みですね」
「彼まさか辞めるんじゃねぇだろうな」
「実は・・・」
11月の〇〇日でラストだという。私は長年人事に携わってた勘でそういう勘は当たる方なのです。
「そうか。次のステップに進みたいとか」
「まぁそうですね」
辞めないヤツなんていないし、辞めない会社なんてのもないからね。昨日もさる現場で、まだ入社3年の若手女性が何か私に言いたそうだからピンと来たらややっぱりそうだったし。
そして信州サーモンを平らげたこの日、Kさんに言った。
「で、いつまでだって?」
「あ、お聞きになりましたか」
(続く)
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畑なか [居酒屋]

今日はマトモな店の記事を。
JR亀戸駅から歩いてすぐ、亀戸餃子のある路地にある店です。
店1.jpg
外のおしながき.jpg
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-08-17以来2回めです。
前回と同じメンバー。社内で気の置けない4人で。
2名がやや遅れるので先にジャン妻と2人で先入りしました。
この店は予約席が限定されているらしい。希望時間帯によっては事前予約が難しく、〇月〇日の〇時~と言っても「当日お電話いただけますか?」な店なのです。
遅れる2名より先に私らはズイと店に入り「ウチの社員がいついつ電話したらそう言われたのでこうして先に来たのですが、4人入れるかな~?」
見ると珍しくフロアが空いていたのでやや強気で言った。そしたら「後から必ずお見えになられますか?」だったか「4名様は確実でしょうか?」のように返されたが、私は「大丈夫大丈夫。来るって今メール来たから」如何にもたった今着信があったように、携帯を握った右手を軽く挙げてそう言いきった。
「では奥のテーブル席へ」
こうして書くと疑われてるような文言だが、言い方は剣呑ではないのです。大丈夫でしょうか?というニュアンス。
店内1.jpg
メニューを持って来たタイミングで、反対側の6人テーブル席を指して、
「前回はあっちの席だったな」
わざと店員さんに聞こえるようにジャン妻に言ったの。こうやって客が店に気を遣う、遣わせるのも如何かとは思わないでもないが。
「過去にドタキャンとかあったんじゃない?」
かも知れない。この店ではなく、よく行く店で聞いたのですが、取り敢えず店だけ抑えといて都合が悪くなったか他に安いのが見つかったか、キャンセル連絡もよこさない輩がいるそうですよ。
店内2.jpg
上の写真は後から2名来て4名揃う直前に撮ったのですが、意外と空いてました。
前回は仲間が最初からいたのであまり撮れなかったが、遅れて来るのを幸い、定番メニューを撮らせていただきました。
お品書き1.jpg
お品書き2.jpg
お品書き3.jpg
おそらく後から来る2名も前回同様、おとおし、サラダ、スープ付の10本コースにすると読んだので、先に逸品料理で一献。
最初の膳.jpg
おとおし.jpg
ジャン妻は、砂肝のにんにく炒め、レバー塩焼わさび添え。
後でオーダーするであろうコースにもレバありますけどね。
砂肝にんにく炒め.jpg
これだけオーダーすると私らのテーブルの一画だけ凄いニンニク臭ですよ。
これから仲間が来るのに。帰りは通勤電車なのに。
ジャン妻はそういうの気にしないみたいですね。
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私はベーコン串とウインナー串という幼稚なB級メニューを。
そして前回オーダーできなかった鶏ラーメンを狙うことに決めています。
ベーコン&ウインナー.jpg
ベーコン.jpg
ウインナー.jpg
ベーコンは厚切りで焼き過ぎ。ウインナーはシャウエッセンですな。さらの木の朝に出される御殿場ソーセージの方が美味しい。
やはりこの店はそういう出来あいのものより、店で仕込んだ焼き鶏肉の方が美味しい。早く仲間が来ないかな。
プレミアムモルツビールに飽いて焼酎のオンザロックにした。まだ他の仲間が来てないのにもうボトルでオーダーしたジャン妻。
ジャン妻.jpg
後から来た2名がこれを見てどう思うか。
「遅れてごめんなさぁい。あ、もうボトル開けてるんですかぁ」のように言われるに決まってる。
20分ほど経って後続の仲間がキタキタ。
「遅れてごめんなさぁい。あ、もうボトル開けてるんですかぁ。サスガですねぇ」
ほ~ら言われた。
コースメニュー.jpg
2名合流してら改めて10本コースがスタート。
ささみ、レバ、砂肝、白玉(ウズラの卵)、ねぎ巻、だんご(つくね)、皮、もも肉、ぼんちり、手羽先。。。
1本1本熱々のものが出てくる。
どれもイケますよ。レバは焼き鳥屋の格や姿勢を現すものでがミディアムでいい焼き具合です。
タレも濃い目で塩もやや強めです。酒呑みにちょうどいい。
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串1.jpg
串2.jpg
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運ばれてくる間に交わした会話はここでは書けないな。
現体制に対して小さい不満の連続ですね。そういうのを吐き出す為に暖簾、赤提灯があるのだから。
メンバーの中に、http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-05-20で登場した女性がいます。
この過去記事に登場したMという女性がこのメンバーの中核で、この時は私の斜め前、ジャン妻の隣にいるのですが、私らが群馬から帰還してからこうして定期的に合うことで何とか在職モチベをキープしています。
社員数が900人から1000人になろうとしているので端々の不満にまで目が届き難い。この席にいるメンバーは私が在職最長年数ですが他も15年以上いる。会社は新入社員や若手、吸収合併されたメンバーにはすごく気を遣うのですっが、私らのように前々からいるメンバーには「長くいるんだから我慢してよ」に感じられるが皆大人なので、Mも多少の毒を吐きながらも「仕方がないよね」で落ち着いています。
串4.jpg
串5.jpg
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いい店でいいものを出す店ですが、2回めともなると多少のアラが見えてくる。ネタではないよ。出し方にちと意見したいです。
この店の焼きものは「塩になさいますか?タレになさいますか?」は聞いてこないし聞かれない。店側のお任せです。このネタはタレがいい、塩がいい、と決まっています。
出す時にですね。皿を取り換えずに次の焼き物を置かれるから、皿に残ったドリップやタレの上に塩が置かれたり、その逆だったりするのがちと残念ではある。
店側に任せているのだから、せめてタレ、塩、交互に出されるならその時は皿を変えるべきでしょうな。皿が白いので余計に目立つのですよ。
どんどん皿に溜まっていくのがわかるでしょ。そこが残念です。
串7.jpg
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〆の鶏ラーメンはイマイチやわいな。
そぼろ丼は味が締って美味しいよ。
鶏ラーメン1.jpg
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会計して出たら、店主が店から路地に出て見送ってくれました。
リーダ格のMから「〇〇さんご夫妻が大好きです。また近いウチにお声をおかけくださいいつでも」とメールが来た。若干涙腺が緩んだのでジャン妻に見せようと見たら・・・
店2.jpg
路地.jpg
・・・亀戸だと私らは22時がギリです。亀戸は東京より東なので、錦糸町からすぐ座れましたが。ジャン妻は車内で爆睡状態でした。
先に寝られちゃったんで私はずーっと起きてるしかなかった。メールは見せていません。
仕込み中.jpg
別の日、東陽町からバスで亀戸まで来て、東武亀戸線に乗り換える前に銀行に寄った後で店の前を通って見たら中に明かりが少しだけ灯り、カウンター上に食材がズラリと並んでいた。仕込みの最中のようです。朝獲れの新鮮な肉を串に刺してたみたい。冷凍肉じゃない証ですね。
私は夏の納涼祭で冷凍肉の焼き鳥を焼いたのでそういうのにますますウルサくなってきました。チェック厳しいよ。
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どんた久 [居酒屋]

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焼津駅前でタクシーに行き先を言うと、
「四丁目のどんた久」
「どんた久ね」
タクシーの運ちゃんはすぐにわかります。必ず店名だけで即座に動いてくれる。

(会津若松の麦とろもそうです。だけど同じ静岡県でも静岡市内の某廃屋居酒屋だと「紀尾井ぃ?」と聞き返されたり、着いたら着いたで「これって営ってるんですかねぇ?」首を傾げられたり「こんなところに店があったんですねぇ」疑わしく言われる。)

どんた久の前に停めて支払ったら、運ちゃんは「ああ、今日も混んでますね」と呟いた。
今日は、ではない。今日も、である。
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最初の膳.jpg
おとおし1.jpg
おとおし2.jpg
おとおし3.jpg
今宵は混んでいた。
若旦那は「お席をお取りおきしておきまぁす」と請負ってくれてたので、6席しかないカウンター席のほぼ真ん中に割り込んだ。
左2席には婆さん2人、右3席には私より少し若い男性2人と、私のすぐ右に初老の男性がいて、こんな感じ。
あまり他のお客さんのことを書くのはようないのですが。
私の右にいるこの男性のクセなのか、左腕を挙げて自分の側頭部に当てて長々喋るんです。肘が角度的に私のエリアにハミ出していて、下手したらぶつかりかねない。
肘がジャマ.jpg
運ばれた生ビールに肘がぶつかりそうになったので、私はわざと右側に身体を傾けて相手の肘に軽く接触してやったのですよ。(笑)
初老の男性はこっちを振り向いた。
一瞬目が合った。バチッ!!
でもすぐ向こうを向いた。自分の身体が私のテリトリーにハミ出ていたのに気付いたようです。
そしたら。。。
肘を引っ込めた.jpg
ここまで避けなくてもいいじゃないかい?
ずーっとこうでしたね。背を向けたままで。
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この店でマグロ、カツオを食べたら(紀尾井もそうですが)地元のスーパーでマグロやカツオを食べられなくなった。
流通経路を通って売ってるネタと、すぐそこの漁港で水揚げされたネタとじゃ鮮度が違い過ぎるのです。
マグロカツオ3.jpg
この後の提供がちょっと遅かった。
よほど混んでたのか。若旦那の機嫌がイマイチよくない。
険しい表情で包丁を握っている。
奥の個室からお会計、タクシー、お見送り、そこだけ笑顔で、後は気難しいおカオなのだ。
板場に戻るとカウンター客に話しかけるでもなく、黙々と生物を切っている。
大将は滅多に奥の厨房(火を通す料理)には行かないのだが、そのうち厨房に引っ込んでなかなか出て来なくなった。人が少ないのかも知れない。
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カキフライがキタキタ。
カリッ、ではなく、フワッとしたフライ。
オリジナルのタルタルソースを期待したのだが。
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「マグロチーズ焼きを4個は多いので2個でできないかな」
これには応じてくれました。4個いくとズシッときてお腹一杯になっちゃうのだ。
マグロの中落ちを丸めて衣で巻いて揚げて、それにチーズを塗して焼いたすぐれもの。
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大好きなネギマ焼き、と、ポテサラ。
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ネギマ焼.jpg
ポテサラ1.jpg
ポテサラ2.jpg
左隣の婆さん2人が帰っていった。
いいおトシでしたが二合徳利が置いてある辺り、よう飲まれてましたな。
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その婆さん2人がカウンター席から離れる時、出やすいように私は席を右にズラした。
「うるそうてごめんなさいな」
「いや、そうでもないですよ。(右を差して)、こっちに比べれば・・・」って言っちゃったのね。でも手く伝わらなかったようで「ああそう。ごめんなさいね・・・」
自分たちのことだと思ったらしいな。説明する為に声のトーンを大きくする訳にもいかないし。

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牛ヒレ肉の炙り。。。
牛肉はもう1種、サーロイン網焼きというのがあるが私は食べたことない。
「ヒレ肉を好む人は、いきなりステーキの肉みたいに噛んで噛んで噛む肉は合わないと思うな」
「いきなりステーキぃ?」
「ウチの上司がよく行くのよ」
「彼はヒレよりサーロインが好きなのか?」
「嫌いじゃないけど噛み応えのある肉が好きなんだって」
何気に肉も美味しいのですこの店。
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断面です。レアです。
前はよ~く焼いて貰ったものだが今はレアに馴染んだ。
塩をちょっとだけつけていただく。すると甘味が出る。塩は旨味を引き出すというがホントだね。

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ラストオーダー、アジの刺身。
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アジ3.jpg
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初めて1人で10000円を超過しました。
「すみません〇〇さん(私のこと)、初めて1万超えましたワ」
「やったー!!」
今まではギリギリで1万を割ってたのです。
「今日、旦那機嫌悪くなかった?」
「いや、そんなことはないんですが・・・」
「何か怒ってんのかと思った」
「ちょっとテンパってたモンですみません。お帰りはタクシーで?」
「いや、駅まで歩きます。この店、ホント駅前のタクシーに貢献してますよね」
「笑」
やっと大将に笑顔が戻った。
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夜道1.jpg
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French Bar [居酒屋]

私はバル(Bar)の定義がイマイチわからない。
スペイン語でバル。
イタリア語でバール。
食堂も兼ねたバー?
それだったら居酒屋じゃないのか。え?コーヒーがあったりもする?それってCafeじゃないの?
Cafe Bar?
食事が主ならリストランテバル?リストランテってレストランのことじゃないの?
ジェラテリアバールって何さ?
詰まるところ、私も定義が全くわかっていないのです。
わからないということはそういう店にはあまり行かないということなのだが。
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一昨日、昨日とUpした食券のいい加減な店の隣にあります。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-02-02
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アンチョビキャベツ
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ジャガイモの入ったスペインオムレツ
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スパイシー・ポテト
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ソーセージ盛り
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街バルというイベントがある。店の業態ではなくイベント。
初回訪問時は5月の末だったので。
「そういえば今年も高崎バルの時だな~。その週の出張は避けようかな・・・」
私の隣にジャン妻がいます。ずっと内勤のジャン妻は私の出張願望に反応しなかった。
街バルは食べ歩き飲み歩きするイベントで、3枚~のチケットを購入してイベント参加店を複数、食べ歩き飲み歩きするもの。街バル参加店舗はイベント用メニューを用意している。
普段行かないような店を、一晩で最低3軒くらいは食べ歩き飲み歩きできるが、もともとの店の常連客にとってはいい迷惑でもある。
地方では地域活性化や町おこしの一環として開催されている。東京横浜の繁華街、人がた~くさんいる地域で開催された話を聞かないな。
高崎でもバル不参加店舗のオーナーは「ああ、あれね。ウチは参加しないね」「興味ないね」「あんなのに参加したらタイヘン、WCだけ貸してくれとかさ」「ウチはBARだよ。そういうのに関わったらどうなるか」
白眼視しているオーナーの方を何人か知っています。イベントとして否定はしないけど、ウチの店を荒らされたくないという反応だった。
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ベーコン炙り焼き、ちょっとしょっぱいな。
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締めをパスタにするか、リゾットにするか考えて、キノコのリゾット
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滅多に食べないリゾット。熱いし。火傷するし。こんなにたくさんの量でいただくのって初めてかも。
さらの木の朝にリゾットが必ずと言っていいほど出るけど、
「こないださらの朝にリゾットが出なかったからさぁ」
「出なかったねそういえば。チキンの煮込みだっけ?」
「また要望しないと。朝はリゾットがいいって」
「ヨーグルトやデザートは要らないクセに、欲しいものは要望するんだね」
「さらなんかちょこっとしか出ないしな。デザートをカットして、リゾッドを多く喰いてぇよ」
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バルの特徴か、店内が薄暗いのはそういうものなのか?
あまり暗いのでメニューが良く見えないなと。ふと上を見上げたら。
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「隣の食券のいい加減な店・・・じゃなかった・・・栄雅さんのママがここ美味しいって言ってましたよ」
「ああ、栄雅さん・・・」
半分ホントで半分ウソである。私はママとそんな会話はしていない。味噌ラーメンママのBlogで見たの。
「あの2人は夫婦だと思ってたんだが、どうも姉と弟らしいね」
「ハイ、お姉さんと弟さんで、ときどきお昼(遅い時間帯)に来て下さいます」
飲食店って自分らで作って客に出してるものは自分らで食べないらしいね。
ここに開業して5年だそうです。
「ウチってランチは混むんですが、ご覧のとおり平日の夜がさっぱりでしてね」(マスター)
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「ママのBlogで見たら、平成元年にOPENした時、隣近所からライバル視されて口利いてくれなかったんだってよ」
同業者同士ってそういう厳しい立ち位置になるのかね。
「平成元年?バル新しそうだけど」(ジャン妻)
「平成元年OPENはバルじゃなくてラーメン屋の方。で、ウチらは仲良くしようねってなったんだって」
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男らしい店で、屈強の男性2人で営っています。1人を私らは傑山と呼んでいます。
「傑山はあまり愛想がいいとはいえないね」(ジャン妻)
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ワインは30種類。1本3000円~・・・10000円はしなかったな。
ギリギリでリーズナブル。
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これは別の日のもの。ボードに書かれていたおススメから。
カッテージチーズとニンジンの粒マスタード和えという長ったらしいメニュー。
カッテージチーズとニンジン1.jpg
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要は刻んだニンジンですよ。次にモッツアレラチーズとナスとトマトのオーブン焼き。
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ジャン妻がモッツアレラチーズもナスもトマトも好きだから私に相談なくオーダーしたんだけど。
私は気になるメニューがあるんです。
ザブトンのステーキです。
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250gで2980円、
500gで5380円、
750gで7980円、
1Kgで10800円
いただいたのは250g、それでこのボリュームです。
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ザブトンは肩ロースの芯の部分ですが、牛1頭から3kgか4kgしか獲れない貴重な部位の筈。
刺身や寿司ダネなど生食にも適している。
でも残念ながらこの店のザブトンはサシ入って口の中でとろけるようなやわらかい食感・・・ではなかった。噛んで歯応えを楽しむタイプの肉です。
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しっかりした食感だった。
ランチでいただいたハラミステーキ(明日Upします)の方が全然やわらかいですね。
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先客が3組いたのに、私らが来たら、一組、また一組と帰られて、私らだけになってしまった。
「悪いなぁ。俺らが来たせいで皆、帰っちゃって」
「・・・(笑)・・・」
「俺ら何かしたか?」
「・・・(笑)・・・」
マッチョ傑山がニヤッと笑った。
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バルねぇ。。。
外国へ行って、スペイン、イタリア、Barの本家英国、それらを飲み歩かないと得心しないかもしれない。それも朝、昼、晩と居続けて。
朝は喫茶店だったのが昼にランチになって夜に酒場になる、そういう店のことだろうか。
ではこの店の昼編を。。。(続く)
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栄雅Night [居酒屋]

昨日と同じ店ですが、昨日は写真が多過ぎましたね。
カウンター席のいちばん奥に座ったら、床に白く丸いものがたくさん置いてあった。
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餃子の皮だなこれは。
ランチ時に餃子は出ません。餃子は焼くのに時間がかかるし、一度に焼ける数量も限られてるし、ランチ客の回転を重視するので出でないです。この店だけでなく、そういう店ってありますね。
ではどんな餃子なのか。
1年かけてこの店のメニュー、味噌と辛い系を除いてあらかた喰い尽くしたので、未だ見ぬ餃子が気になったもの。
それと前記事で焼きそばを食べながら「この焼きそばでビール飲んでみたいな・・・」・・・姉ママに言うともなく呟いたものですが、私は昼は飲まないし仕事中だし、焼きそばでビールを飲むなら夜に来てそんなら餃子もと狙っていた。
ジャン妻が部署の飲み会で、私ひとりで晩飯?晩酌を済ませなきゃならない日があった。だけど給料日前で懐具合が不如意で、居酒屋に飲み行く気がしなかった夜。
では食事でビール飲み。だったら初めての餃子&焼きそばでビールでも飲んでやろうと閃き、郊外の公用からわざわざ戻って初めての夜バージョン。
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明かりが点いている。
入ったら姉ママはいなかった。弟さんひとりで営っていた。
あのウルさい(失礼)姉ママがいないと別の店の感がある。
姉ママは家で主婦でもしてんのかな?姉ママは私と同じ年でもう子供の手は離れた頃。この店の名前で検索したら姉ママ(ラーメンママ)のBlogにヒットしてそこで知ったのですが、昼の2人は夫婦者ではなく実は姉弟で、夜の姉ママは上野か御徒町にある別の店で働いているらしいのだ。
(熊ぼっこというヘンな名前の店。)
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問題のボロ券売機には布がかぶさっていた。食券制の昼と違って夜は後払いです。
券売機はお休み.jpg
夜のメニュー1.jpg
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寡黙な(シャイなだけらしい)弟さんに「餃子と焼きそば・・・」
「アイ・・・」
あまり愛想がいいとはいえない弟さんです。
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皮は既製品かもだが具は姉弟の手作りか。
ギッシリ具が入ってやや重かった。これを昼に出したら客回転が遅くなって売上が下がっちゃうかも知れない。
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焼きそばも並んだところ。
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ビール登場.jpg
高崎の焼そばBAR(日本酒BAR)でよくやるように、少ない具を先に摘まんで、なるべく焼きそばだけにしてみる。
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昼は姉ママに仕切られている弟さんは孤独に寡黙にひとりマイペース。ウルサい(失礼)姉がいなきゃいないで気が楽そうだな。
オーダー、調理、皿洗い、弟さんのマイペースに客が合わせている。
アルコールはキリン一番搾りの生、クラシックラガーの中瓶、ハイボール、サワー各種、一応は紹興酒と日本酒も。
こういう店の日本酒はどんな銘柄かわからないが大概は安い大衆酒であろうね。大関や黄桜でいいのです。何とか純米大吟醸とかは無いです。
私もさすがにこういう店で日本酒は飲まないね。
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「ひとりでタイヘンじゃない?」
「いや~もう慣れましたね。やるっきゃないんで・・・」
「何だか・・・昼と全然雰囲気が違うな・・・」
「・・・」
僅かに弟さんも喋るのです。そりゃ人間だから喋るだろうけどさ。昼時は滅多に喋らない。「いらっしゃいませありがとうございました」すら言わない。
女性客の割合少ないが、稀に女性客だけに必要最低限愛想がよかったりする。
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それほど日も空かずに夜の2回めです。
この日はジャン妻が・・・
・・・そうそう思い出した。経理のおエラいさんを囲む食事会だった。銀座で寿司を喰らってたんですよ。参加者6人で、ALLそのおエラいさんのオゴリだって。剛毅だねぇ。
よく登場する私の前にいるソリ合わないオンナはウチの上役に向かって「あっちの部署は銀座で寿司ですよ。それもおエライさんのオゴリですよ。ウチはどうなんですか?」って言いがかりをつけてた。
ウチの上役はこう言い放った。
「それってカードだろ」
接待交際費用の会社のクレジットカードのことです。出世するとそういうのを持たせてくれるのですか?
離れたところにいたジャン妻にもその会話は耳に入っている。後でやや憮然としながら「カードじゃないよ。現金だよ。本人の自腹だよ。ったくあのオンナは・・・」
私はどっちの上役も立てない。「亭主がひとり寂しく外食で、自分だけ銀座の高級店で寿司を喰らいやがって・・・」
だが私は寿司を振る舞ったジャン妻の上役さんに借りがある。平成24年の暮れに一度高崎にいらして私も御馳走になったのです。店は今はもう閉店した田町の浜潮だった。
話を戻そう。私は銀座で寿司なんて手が届かない。この日は上大岡の焼き鳥屋がメンテナンス休暇中で、内幸町で下りてこの店にわ・ざ・わ・ざ・戻ったんだ。
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今日は「ホイコーロ単品と炒飯・・・」
「アイ・・・」
相変わらず愛想の無い弟さんだな~。
単品と飯類の連続オーダーなら最初にホイコーロが出されるかなと思ったのだが、弟さんから最初に炒飯が出されたので少し面食らった。
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「生」
「アイ」
最初に生を言ったらホイコが先に出たかもしれない。でも待ってる間にビールが温くなるのがイヤなので。
でも炒飯にビールか。悪くないな。
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そしてホイコが登場。昼に時々喰ってるのと同じものですが、味が濃いので生ビールに合う合う。
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生は2杯でストップ。お腹いっぱい。
居酒屋より安くあがるので、こういうのもクセになったりして。
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夜の客層は、飲んでる人もいるけど会社員の夜食だったり、店の前にタクシーが停まっていたから運ちゃんもよく利用するようですな。
タクシー運ちゃんが来るってことはそこそこ美味しいと認知されてるということか。
これでこの店はもういいかな。イチ押しの味噌が食べたくなったらまた来よう。
さて夜に気付いたのですが、隣に気になるバルがあったのだ。(続く。。。)
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本庄間違い [居酒屋]

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鉛色の空の下、本庄早稲田駅に着いたところ。
埼玉県川口市内の公用を終えて大宮駅で新幹線に飛び乗った。
大宮駅の新幹線乗換券売機にSUICAを挿入して、行き先は高崎・・・ではない。本庄市内です。
この時私は何故かわからないが、新幹線は熊谷駅までで、そこから先はJRの本庄駅のボタンを押したのです。身体が、指が勝手に動いた。

ところが。。。

熊谷駅で下りようとしてデッキに立ったら、
「熊谷の次は、本庄早稲田に止まります。。。」
このアナウンスを聞いて私はどう思ったか。「あ、そうだった。次の本庄早稲田駅で下りるんだった、ひと駅早かった」と思い直したのね。
熊谷から本庄早稲田まではたいした所要時間じゃないのでそのままデッキに立ってたのですが、本庄早稲田駅に着いてポケットからチケットを取りだしたら、
あ、本庄駅になってる。。。
ここで我に還った。そうだった、熊谷で高崎線に乗り換えるんだったと。自分のミスにようやく気付いた。
天気が悪く雨模様なので本庄駅から目的地へがタクシーと決めていたので、本庄早稲田からタクシーでもルートにそう差はない。むしろ高崎線乗り換えより早く着いたのである。
目的地に電話した。
「本庄駅と間違えて本庄早稲田駅に来てしまいました。お約束の時間に1時間早いけど今から行っても大丈夫でしょうか」
相手は笑ってましたね。私も自分で言って吹き出しそうになった。
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改札で清算しなきゃならない。
本庄間違いの内容が何となく恥ずかしく、乗客が全て出た頃合いを見計らって窓口に立ったら女性職員が対応してくれた。
「本庄駅と間違えてここ(本庄早稲田)で下りてしまったのだが・・・」
「ハイ・・・ええっと・・・」
女性職員は怪訝そうだった。私をバカだと思ったのかも知れない。
「本庄もここも乗車料金は同じなので、特急料金だけご精算いたします」
「領収書も書き換えて下さい」
2000円(乗車券1140円、特別料金860円)
2980円(乗車券1140円、特別料金1840円)
差額980円が清算されました。
「私みたいに間違える客っているか?」
「いや・・・あまり・・・」
女性職員は首を傾げておった。そういうミスする人はいませんとまでハッキリ言われなかったが。
清算中.jpg
駅前のタクシーで行き先を言ったら、運ちゃんは目的地と違う方角を応えたので、
「JR本庄駅南口から出たとしたら、右折して真っ直ぐ行った左手にあるボロい建物だよ」
「ああ、あの旧い建物ね」
確かに旧い。便所なんか借りたくないと思うくらい古いのだ。
「あれまだ機能しているんですか。新しいところに移転したんだとばかり思ってました」
そういう新しい箱物ができたのかどうか私は知らない。
目的地に着いたら、運ちゃんは唖然としたように、
「これかぁ。ホントだ。まだやってますね」
「まぁね。見た通り旧いですよ。帰りも呼ぶから」
公用は短い時間で済んだ。すぐ往路のタクシー会社へ電話して、今度は「JR本庄駅・・・」
JR本庄駅です。
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ここから西へ行けば第二の故郷まであと少しなのに。
目前で引き返さなくてはならないのだ。それが哀しい。
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この駅スタンドから漂う香と誘惑に負けそうになったよ。
上り電車が来る前、地方都市駅でのプチ旅情に浸り、思い出したのが、
そうだ!!今夜はジャン妻は接待会だった!!
何処かで飲んで帰らなきゃ。
上り電車に乗った時点で乗客が少なかったので車両の隅まで行って電話したの。「今日18時半からひとり入れるか?」って。
もしダメだったら赤羽の「みますや」へ行くのも悪くないなと思ったが。
赤羽で飲むと帰りがシンドいから。
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またこの店かよ。
仕方がないのです。いちばん安らぐので。
都内で飲むと帰りの電車の中でヘンに酔いが回るようになったのですよ。ここからなら家まで近いし。
故郷の群馬を目前にして反転しなきゃならない今の私の境遇を(大袈裟ですが)顧みて、自分の居場所は今はここしかないと思ったのです。
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そぼろサラダ。濃い味付けで炒めたソボロとドレッシングがビールに合う。
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今年初めての牡蠣は串焼き。
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ジャガイモはバターベットリ。
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いつものナメロウ。大羽イワシ。
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ネギ、イカダを2本、風邪気味だったからネギを。本庄が寒かったからだろうな。
でもまだ冬のコートを出すまで寒くはないし。
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今年初めてのカワハギ。肝和えです。
これはお品書きになかった。板長が私のように魚を食べてお酒を飲む客にススメていたみたい。
酒の売上を上げる為だな。(笑)
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今日のような本庄間違いのチケット購入ミスを最後まで気付かなかったのは何故だろう。
何か別の事に気を取られていたのか、自分に余裕が無かったのか。
疲れてたのだろうか。
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勘が働いた。気になることがある。
今夜はマスターの公休日だが、差配師のMさんがいなかった。
焼き場のジュニアに
「彼は?休み?」
「マスターはお休みです」
「いや、マスターじゃなくて、彼、Mさん」
「今日は休みですね」
「彼、まさか辞めるんじゃねぇだろうな」って言ったらこれがアタリで、
「実は11月の〇〇日でラストなんですよ」
私はそういう勘は当たる方なのです。長年人事に携わってた勘ですよ。
当らない方がいいんだけどね。
「次のステップに進みたいとか」
「そうか。まぁ誰でもいつかは辞めるからね」
「そうですね」
「辞めないヤツなんていないし、辞めない会社なんてのもないから」
「・・・」
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Two of toast [居酒屋]

いつも同じ店が舞台で新鮮味がなくて申し訳ないのですが。
私を取り巻くドラマでは大事なオープンセットなのでご了承を。
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焼鳥専門30年だと私が20代前半の頃に開業したんだ。
そこで長く続けるって凄いことだよ。
マスターはこの店を辞めたくなったことってないのかな。
誰でも辞めたくなる時がある筈だし。
辞めない人や、辞めない会社があったら凄い。
ジャン妻なんか何回も辞めたくなってるけどね。
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正面にジャン妻です。
平日の金曜日です。17時半前に来ました。この後でカウンターに移動しています。
鉄分補給のレバと生ビールで乾杯しようとしたら先にカツオのヅケがキタぞ。
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置き方、逆じゃね?
直してあげた状態でパンカ~イ(乾杯)
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今日の記事タイトルの意味は、乾杯するテーマが2つあるということです。
そのひとつ。
昨年に現場統括部門の伊東甲子太郎が去って、後任の部署長とその下の女性課長の姿勢がよくないのです。
ジャン妻は彼らに対して風通しが悪くなり、衝突寸前になり、ああそう、だったらやってらんないわよになり、自分の居場所はもう無いから辞めると言い出した。
昨年も辞める辞めないになったが、今回は私は止めなかった。「アイツらがそういう態度なら、もう辞めていい」って決めたの。
「私は残るけどな」
「アナタは現場から・・・・てるもん。辞める必要ない」
・・・は自分で言うと自賛することになるから書かないよ。
ところが夏の終わりに起こった社内政変の余波で、ジャン妻は経理から財務になった。シマとデスクは同じですが内容が少し変わった。
私は数字に弱いので、経理のできる人種って天才だと思ってるが、経理と財務の違いもよくわかっていないのだが。
「財務って何すんのさ?」
「経営企画かな」
「じゃぁアナタにピッタリじゃないか」
「予算とか会社のキャッシュフロー管理とかかな」
引き継ぎ含めて完全に経理から離れてはいないらしいが、配信された組織図を見たら「財務担当○長」とハッキリ明記されていましたね。
取り組む相手は桁数が違う数字だから、もう現場とも他部署とも関わることがゼロではなくてもかなり減るのです。ということは辞める原因だった同年代役職者たちとの衝突を回避できるということですよ。財務は取締役連中に報告すればいいのだから。
ひとつめの乾杯はジャン妻が辞めなくて済んだことの乾杯です。できれば一緒に定年で去りたいしね。
「今回は俺は引き留めなかったぞ」
「だよね」
「辞めるって言ったじゃんか。嘘つきめ」
と言いながら私は笑ってますよ。
「だって辞める理由が無くなったんだもん。伊東さんのヘルプも視野には入れてるけどね」
「伊東(甲子太郎)の?」
伊東とはこの後で都内で会食して「辞めるのを止めました」を報告した。24日(火)の記事です。
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トンヅケの写真見るとテーブルの模様と色の濃さが変わってるからこの辺りでカウンターへ移ったのかな。
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不格好な長ナスは規格外野菜なのをマスターがどっからか持って来たに違いない。
私はひとりだとまずナスは食べないのだが、ジャン妻がナス好きで。
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ジャン妻の前でわざと「ジャガバター、バター多めな」
「はぁい、〇〇さん(私のこと)バターマシマシでぇ・・・」
また声が大きいな。私は子供か。
いつもバターベットリに眉をしかめるジャン妻にも少しあげたら、
「美味しいねこれ。さすが炭火で焼くと違うんだね」
「家でトースト食べなくなったからここでバター多く摂ってるんだよ」
「家でパン食べなくなったからってそれが何よ」
さらの木(現在あるネタで取材中)の朝で出される自家製パンにバター付けるのは私だけです。ジャン妻はバター付けない。そのままかジャムだけ。
家でもイカゲソの生姜醬油バター焼き程度ぐらいしかバターを使わないのです。たま~にレシピ見ながら新作にTRYする時、例えばムニエルのような白身の焼き魚、バターを少なめにするから大抵失敗するんですよ。失敗した後で「レシピよりバターを多くしないと美味しくないのかな?」なんて言ったりする。
料理番組は見ないですが、TBS噂の東京マガジンやってTRYで、プロの料理人が作ってるのを観ながら「あんなにバター使うんだ」って感嘆してる。
私は内心では「バターをケチるから下手なんだよ」と言いたいね。
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何故か箸休めに冷やヤッコ。意外と濃厚な豆腐です。大豆含有量が多いのでしょう。
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ジャン妻が絶賛するイワシのナメロウ。
「美味しいわね」
「さすが焼き鳥30年だけある」
「・・・」
焼き鳥やだか、魚居酒屋かわからなくなる時がありますよ。
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身体にいいイワシは刺身もオーダー。
「イワシなめろうで食べたじゃない」
いいじゃねぇかよ。ジャン妻は私の追加オーダーに対して物言いが多過ぎる。イワシは脂肪を分解したり、血液をサラサラにする効果が高いんだぞ。生活習慣病全般を予防するには欠かせないのだ。(DHA、EPA)
うん?生活習慣病予防?予防かよ。治療は謳えないです。
イワシも漁獲量が激減しているらしい。大衆魚が高級魚になる可能性も否定できない。
では青魚ついでにサバの西京焼。
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今日は煮込みは止めて、自家製レバペーストバゲット付き。
「バゲット4枚じゃ足りないわね。アナタはナメロウ載せて食べてるし」
「意外と合うぞ」
だから足りなくなったんだけど。
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バケットが足りないぞ。
「〇〇さんバゲット追加~」
「それもバターマシ?」
板場からマジメな反応が返ってきた。
「あ、でもそれいいかも」
「・・・」
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あ、二つめの乾杯について言ってなかったですね。
ローン完遂です!!
前にマスターに言われたことがあってね。いつ終わるの?って。
店内で気持ち、拍手が湧いたよ。
「でもこれまでと同じ金額を入れてね」
「もう家に金入れなくていいんじゃないのか」
「ダメッ!!」
「・・・」
ジャン妻の眦が釣り上がった。
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スパムステーキな大船 [居酒屋]

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今日も名物マスターはいない。
昨年のアド街放映以降、お姿が見えなくなってから1年近くになろうとしている。
でも不在の光景も慣れた。私も敢えてマスターのことを聞かないようにしている。戻って来て欲しい気持ちはもちろんありますが、その間に店を守っている若手たちを応援したい気持ちの方が勝ってきたのです。
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肉ジャガくずし。原型をなしていないが味は浸みてる。
静岡の古典酒場・多可能の肉ジャガもボロボロに崩れてたな。あの店には創作料理が全く無かった。
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「白子ポン酢?」
「白子の南蛮漬けです」
ポン酢でも南蛮漬でもどっちでもいいさ。何でこういう酸っぱいものをオーダーするかな。

「すみません、カレー(煮込みのようなもの)、終わっちゃったんです・・・」
「ぬわにぃ」
「賄で・・・」
「喰っちまったか。仕方がない」
そんなに残ってなかたんだろうけどさ。賄するのが早過ぎないかコラ。
でもスパムがあった。見せてくれた。ありますよって。
「カリカリに焼いてくれ」
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港区の無国籍のスパムステーキに比べると少しやわらかめですな。
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新作があった。手羽餃子。
手羽焼きが美味しいのはわかるけど、骨がめんどいからあまりオーダーしたことないんだよ。
中の具はジューシーで美味しかったけど。
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酒は和歌山県海南市の黒牛。
生酒ですよ。これ飲み過ぎるとへべれけになりかねない。
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その間に懐メロが流れている。

空を飛ぶ 街が飛ぶ 雲を突き抜け星になる
火を吹いて 闇を裂き スーパーシティが舞い上がる
TOKIO 沢田研二 1980年

偽らないでいて 女の勘は鋭いもの
あなたは嘘つくとき 右の眉が上がる
あなた浮気したら うちの食事に気を付けて
私は知恵を絞って 毒入りスープで一緒にいこう。
部屋とYシャツと私 平松愛理 1992年
「部屋とTシャツ?と私?」
「Yシャツよ」
「ダボシャツではないのか?」
「・・・」

汗をかいたグラスの 冷えたジンより
光る肌の香りが 俺を酔わせる。
幻でかまわない 時間よ止まれ 生命(いのち)の眩暈の中で
時間よ止まれ 矢沢永吉 1978年

「こういう曲をカラオケで歌えるようにならないと」
歌えるよ。歌えないヤツなんているのか。
この誌を書いた山川啓介氏もご逝去された。

このまま 何時間でも 抱いていたいけど
ただこのまま 冷たい頬を 暖めたいけど
セーラー服と機関銃 薬師丸ひろ子 1981年

私はこの歌の名前がすぐに思い出せず、
「何て名前だっけこれ?」
「夢の途中?」
間違いではない。来生たかおさん「夢の途中」と異名同曲なのです。

サーロインが無かったので。ハラミをいただいた。
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「ポテサラは?」
「すみません・・・ポテサラもちょっと・・・」
どうも今日は無いものだらけだな。
「衣かつぎなんて如何ですか?」
衣かつぎぃ?
里芋だろ。大皿であまり出てないものをススメやがったな。皮を剥くのがめんどいのよ。
皮はジャン妻に剥いて貰った。私が剥くと白い身まで崩してしまうので。
「塩つけ過ぎ!!」
「・・・」
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「サザエはある?」
「あります!!」
ヤッター!!
2個焼いて貰った・・・が・・・。
「明日さらの木なんだけど」
「それが?」
「サザエ、オプションで追加しといた」
「サザエを?」
「だっていっつも肝が無いって哀しそうなカオすっからさ」
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流れる懐メロBGM。。。

お願いよ 正直な 気持ちだけ聞かせて
髪にジャスミンの花 夏のシャワー浴びて 青空はエメラルド
白いパラソル 松田聖子 1981年

旅立つ僕の心を知っていたのか
遠く離れてしまえば愛は終わるといった
もしも許されるなら眠りについた君をポケットに詰め込んで
そのまま連れ去りたい
心の旅 チューリップ 1973年

黄昏の窓辺で髪をすき いたずらに口紅をぬっていた
あどけない笑顔が眩しくて さりげなく背を向けた日もあった
色つきの女でいてくれよ ザ・タイガース 1982年

I‘m just Sitting on the edge of the Ocean
海を渡る風は 哀しみに連れ添って 見知らぬ邦へ旅立つ
葛城ユキ、哀しみのオーシャン 1980年

オーシャンは昔、EP持ってました私。
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品切れがあったのは残念。仕入れと在庫管理が甘いぞ。こっちが応援する気も萎えるじゃないか。
帰り際、他の客とのTALKで小耳に挟んだのですが、週2日、早い時間帯なら来ているかも・・・だそうです。
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スパムステーキな夜 [居酒屋]

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いつも変わらぬ男3人のスタッフとアジア系外国人の女性スタッフがいた。
色気より食い気のこの店には珍しい。
「オノミモノハ?」
「生・・・じゃなかった・・・瓶ビール」
新しい一番搾り生が味が変わってしまい、後味がイマイチなのです。
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「誰かの娘さんかな。それとも辞めるのかな」
「でも外人さんだよ」
その答えは店を出る時に明らかに。
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「ええっと・・・スパム・・・」
「いつものですね」
店主から決めるように言われた。お決まりのスパムステーキの他に、
「茄子の煮びたし」
何でこの店でそんなツマんないものを。
茄子の煮びたしなんかでビールが飲めるかよ。七(高崎市通町)のおとおしじゃあるまいしさ。もっと油っこいものを頼めばいいのに。
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そりゃ簡単ですぐに出せるこれ(茄子)が先に出ますよ。ビールにちっとも合わないじゃないか。
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ジャン妻は茄子が大好き。
私はあまり好きではない。庶民的な野菜なのに何故か自分から食べようとしない。子供の頃はジャン母の味噌汁に茄子が入ってたりしましたよ。味噌汁がドス黒く濁ってたからね。
「何で茄子が好きなのさ」
「いいじゃない。油を吸った茄子って美味しいじゃない」
茄子は油との相性がいいが、家で油ものを出さないジャン妻にしては珍しい発言である。
家の買い物では茄子を買わない。
「アナタが食べないからよ。アタシは昼にひとりで麻婆茄子とか食べてるんだからさ」
「麻婆茄子?」
辛いだけで栄養があるとは思えない。茄子の漬物、焼き茄子、天ぷらに盛りに茄子が入ってたら仕方なく食べる程度です。
「そういえば上大岡でも焼き茄子食べるよね」
あの店で出されるのは長い茄子で、私は流通に乗らない規格外の茄子かと思ってたが、日本列島では南に行くほど茄子の実が長くて北に行くほど小さいのを最近知った。(東北でも宮城、岩手、秋田で長い茄子がある。)
寒冷地域では栽培期間が短いからデカい実を収穫し難いのと、冬季の保存食としては小さい実のほうが漬物にしやすいからです。
全国的に流通しているのは中くらいの大きさ。
「茄子なんてたいして栄養ないぞ」
「・・・」
「主成分の9割以上は水分と糖質だよ」
私は日本人のクセに茄子をこきおろしにかかった。でも他の野菜と比べてみたらたいしたことないのはビタミン、ミネラル、タンパク質の含有率で、食物繊維はまぁまぁ、抗酸化作用のあるナスニンや、血圧やコレステを下げ動脈硬化を抑制し、肝機能を改善するコリンが含まれているのは知ってるよ。
むしろ私のような食生活を送ってる人間が茄子を食べなきゃダメなのかな。
「好きなんだからいいの。アナタだってマヨネーズ好きな理由説明してみい」
そこでマヨネーズやタルタルソースが引き合いに出されるか。
「好きだからだよ」
「それと同じよ」
茄子の煮びたしの後でスパムステーキが出されてホッとしたよ。スパムは前の厨房から直接出された。
「ハイいつもの」
いつもの?
「家では出ないんだよ。酒のディスカウントに行っても買ってくれないの」
「いやぁ、たまにウチで食べるからいいんですよ。毎日食べてると飽きますよ」
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新ジャガのスパイシー揚げ。
これはちょっと塩胡椒が強いな。フライドポテトの丸のままで、バターが欲しくなった。
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珍しく私も焼酎にしました。この店の料理はいい意味で日本酒に合わない。
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ワカサギの天ぷらは磯辺揚げの風味がした。磯辺揚げか。群馬八幡の磯辺揚げを思い出す。
10月は一度も群馬に還れなさそうである。
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揚げ出し豆腐キノコあんかけ。
美味しかったなこれ。ビジュアル的にはイマイチ冴えないですが。味が浸みて甘い醬油だしで美味しい
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未練たらしく1枚残してあるスパムステーキ
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「あれは食べなかったですね」(マスター)
「何?」
「イカとレタスの塩昆布炒め」
「あ!!」
「気が付かなかったですか?では次回に・・・」
だが次に訪問した時、そのメニューは消えていた。
「今いる子は3人の誰かのお嬢さんか?」
「あ、いえ、あの子はですね・・・」
日本へ留学している外国人学生さんの受入だそうです。日本で学びたいけど学費と寮費を稼がなきゃならないので、そこを少しでもサポートしようと。
「そういう活動にも参加しているんですよ」とマスターは胸を張った。へぇ、この店はそんな真面目な店だったのか。そういうネットワークのポスターとかは掲示していなかったが、確かに店の看板、ウリは無国籍だけどね。
アジア圏内で日本の好感度が良く、日本が好きと答える外国人も多く、日本食のブームもあって、そういう留学生の数は今後も増え続けるというのです。だが規定もあって就労時間は週に40時間もないらしいのだ。
外国人が増えることで、もとからそこにいた住民との摩擦やマナー問題とかも確かにあるのだが、私は外国人に対して一概に偏見はそれほどない方なので、この店でそういう留学生が働いているなら気持ちで受け入れて、わざと意地悪注文してみようかな。「いつものヤツ」って。
「イツモノヤツ?」
それは何ですか?と怪訝に思うだろう。「スパムステーキだよっ」客の好みを把握しなきゃダメだよと指導しても相手は外人さんだからねぇ。
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おっ、キリン一番搾りの味がもとに戻ってたな。リニューアルされた後味が薬っぽくて、イマイチ違和感があったのだが。
おとおしにホウレンソウの胡麻和えなんて身体にいいものが出されたりするから笑えるよ。
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この日は最初にスパムが出された。
店主が厨房にオーダー通すのにも「いつものお願いします」
「ハイいつもの・・・」て前から渡されたからね。
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最後の1枚を大事に取り置きしているところ。
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生ハムとアスパラの春巻は、私の目の前で生ハムを1枚ずつアスパラと併せて皮に包んでたのを見た。作り置きや冷凍じゃないんだ。
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それも取り置きしているところ。
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これらを焼酎に合わせようと取り置いたのだが、その日のおすすめメニューに豚キムチ煮込みがあるじゃないか。
豚キムチ煮込みとはどんな逸品なのか。期待大だったのだが。。。
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単なるキムチ鍋だったりして!!
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味噌味です。辛いキムチと豚肉ともやしから出る甘味がミックスしていた。
でもこれなら私でも作れそうだな。
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スープが甘辛くて美味しい。でも何となく素人でもわかりますよ何が入ってるか。
おそらく中華ダシのペーストタイプ(プロでも使い赤いパッケージボトル)が入ってるんじゃないかな。
まぁ美味けりゃいいのよ。この豚キムチで生ビールを3杯飲んでしまった。
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少しずつ取り置きしているところ。この店では私は焼酎オンザロックなのです。
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レバにら炒め。レバを揚げてニラ、もやしと炒めたもの。
さっき述べた留学外人女性が持ってきてくれた。ぎこちないながらも少しずつ慣れて来てるみたいだ。
彼女の目から見て、この界隈のネクタイ&スーツ族の酔っ払いオヤジはどう映っているのだろうか。
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「この店、何で知ったのさ?」
「ウチの上司が」
「ひとりで?」
「う~ん、最初はひとりで来たのかも知れないけど。ウチの上司はそっちの●●さんとも来たことあるみたいよ」
「何だって?●●と?」
●●とは私の前にいる長年ソリの合わないオンナです。よく登場するでしょ。10数年一緒にいるけどいまだにソリが合わない。
「●●がここへ?ヤダな」
そりゃ誰を連れて来ようと自由だけどさ。
「アイツ(●●)はこの店でスパムステーキを喰ってるのかな」
「さぁねぇ」
「あ、でも話をフラレたことあるぞ。〇〇さん(私のこと)あの店に行きますよねって」
「で、何て答えたの?」
「スパムステーキが最高で、他にカレーナンピザとか、ズラズラっとメニューを得意気に上げたな」
得意気に喋った記憶がある。メニュー把握してるんですねってヘンに感心されたからね。
「喋ってんじゃん」
「社の連中が来てもいいけど。俺らは同席しないでカウンターにいようぜ」
この店で社の連中と同席するのは真っ平ゴメンである。ノミホだろ。冗談ではない。
使い勝手がいいだけに、私らの行き付けの店を荒らされたくない気分である。
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ゴーヤに開眼した? [居酒屋]

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私はゴーヤが嫌いです。苦いから。
「身体にいいから食べなさい」・・・ウルさく言うジャン母が庭で栽培するゴーヤの責め苦に遭うのがイヤでイヤで。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-05-06-1
でUPしたゴーヤ、9月の台風で倒壊しました。
私は内心で喝采したが、倒壊したゴーヤ栽培のネットや竹竿で組んだ部分と絡まった蔓、これらの撤去作業に呼び出され、まだブンブン飛んでる藪蚊に刺されながら撤去活動をしたものですよ。
来年もゴーヤ栽培するのかな。だとしたらおの竹竿や組み立て、ネットを張る作業もやらされるのだろうか。
ゴーヤに限らず、
「身体にいいから」
「栄養あるから」
そうは言っても嫌いなんだからさ。このトシになったらもう好きなものだけ喰うよ。
ところが意外なことに、この店で出されたゴーヤ料理は食べられた。
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月1回、締め作業が終わった週にジャン妻と2人で行くのです。
ジャン妻はやや貧血気味なのでレバで鉄分を補給する目的もあります。
3本オーダー、私はレバ1本食べれば充分なので、3本のうち2本をジャン妻が食べます。
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「毎日食べるんならともかくも、たま~に来てレバ2本ぐらいじゃねぇ」
「・・・」
「たま~に来てねぇ」
「・・・」
「誰かはしょっちゅう・・・」
そうでもないよ最近は。私は忙しいのです。あるヤマを抱えて最近はジャン妻より帰宅が遅くなった。
レバに添えられたスマイルキャベツの酢漬け。
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今宵はジャン妻が食べたいものを優先してオーダー。カツオのタタキ。
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プチトマト、これもジャン母が栽培してたな。
ジャン母はトマトをバラ肉で巻いて焼く、そういう概念はないだろうなぁ。
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意外にイケる鶏そぼろサラダ。
ソボロはそこらの弁当屋のようにボソボソしてないです。アブラ濃くて甘ショッパいからご飯に載せてもイケるんじゃないかな。
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板場でトントン叩く音がしたらナメロウです。
他でも出てましたね。そりゃ串焼き屋でこういうのが出れば追加オーダーが入りますよね。
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ジャン妻は豚ヅケは食べない。これは私の。
ところが敷いてあるキャベツを摘まもうとしやがる。キャベツにも味噌がついて美味いのだが。
食べないで残す客もいるそうである。昨今キャベツ高いのに。
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ベビーホタテバター焼き。これでバター摂取。
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ジャガバター串焼き。
「バター、ベットリな」
「ハイ〇〇さんバターマシでお願いします」
声がでけぇよ。子供みたいじゃないか。
眉をしかめるジャン妻です。トースト食べなくなったんだからバターをベットリ付けてもいいじゃないかと思う。
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鶏の軟骨を煮込んだもの。コラーゲンたっぷりです。
でも今更ジャン妻がコラーゲンを摂取したって美容効果あるのか。
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シシトウもジャン母が栽培しとったな。
巨大なシシトウ、何でこんなにデカいんだ。デカ過ぎて流通に乗せられない(箱に入らない)規格外のをマスターが拾って来たんだろうか。
これがアタったら辛いだろうな。でも大丈夫だった。
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ウチを辞めた女性社員が群馬の農家に嫁いだんですよ。
その女性に今年の春に電話したの。戻って来ないかって。「それどころじゃないワ」って断られたけど。
その女性は失礼ながら容姿がイマイチで、性格もかなり変わってるんだけど、在職中自分とこの畑で採れた規格外れでヘンなカタチした野菜を職場に持ってきてましたね。売ったんじゃないですよ。お裾分けしたの。
「みてくれはよくないけど味は一緒ですよ」とか言ってた。それを聞いた私はお前もそうだなって言いかけたがさすがに言わなかったよ。
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アンキモ。ジャン妻は好きなクセに眉をしかめてた。私だって毎日食べてんじゃないんだからさ。身体に悪いものを肴にするのが飲み屋というもの。
私が注文するものにイチイチカオをしかめるなよ。
で、アンキモの隣に見えるものですが。
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何故かゴーヤのおひたしです!!
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ところがこのゴーヤ、食べられたんですよ。完食しました。
苦くなかったのです。苦みを抜いたのかな。パリパリした食感とダシ汁の合わせがいい。
大船の居酒屋でゴーヤチャンプルをオーダーしても、「お前がゴーヤ食え、俺は豆腐と玉子食べるから」って避けてたのに。
「何でこれ苦くないのかな」
「下処理をしっかりして苦みを抜いてるんじゃない?」
ってことは、ジャン母は下処理してないってことかな。
苦くなけりゃゴーヤじゃないって人もいるだろうけど。キュウリみたいにサッパリとした味で、パリパリ小気味よくいただいた。
入口側の席で板場まで遠かったので、苦くないのはどうしてかは聞けなかった。聞いたところで別にゴーヤに開眼したワケではないし、今後ゴーヤを食べるとも思えないし。
ゴーヤがあってもこの店だけだろうな。食べられたんだから。他ではオーダーしないと思う。
マスターか誰かが沖縄にでも行ったのかな。
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「食べれたじゃない」
「たまたまだ。苦くなかったし」
「お義母さんに言ってやろ」
「止せ」
「この人外ではゴーヤ食べるんですよって」
「今日だけだ。止めろっつーの」
「まぁ、だったら何で家では食べないのって言われるよ。食べなさいって出されるよ」
「わかってんなら止めろよ」
その後、ゴーヤは食べていませんが、でもオーダーした記憶がないのだ。店側が私がゴーヤ嫌ってるのを知ってオモシロがって出したのかな。
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伊東甲子太郎と再会 [居酒屋]

台風一過の昨日、小田急線の相模大野駅での人身事故に巻き込まれ、ひとつ手前の東林間駅で強制的に下ろされ、昼に出社して気持ちを改め、さぁこれから栃木へ向かおうと勇んで出たら、宇都宮線が送電トラブルで運転見合わせ復旧の見込み立たず、上野駅からすごすご引き返しました。
今日は動くかな~。
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さておき、いつものこの店です。
テーブル席で、前にいるのは伊東甲子太郎。
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http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-05-07-2以来、久々の会食です。
「この店来たことあります?」と私。
「ないです初めてです。でも昼に店の前を通って何でこんなに並んでるんだって思ったことはありますけどね」(伊東)
「昼は混むんですこの店・・・生意気にさぁ・・・」
最後の余計なひとことはママに聞こえないように言った。
いつも遠慮のないママも「今夜は大事な大事な客なので」と釘を刺してあるのであまりベタベタ話しかけてこないです。
伊東と私とジャン妻の3人なので4人テーブルの1人が空いちゃってる。
「悪いねママ、1席空いちゃってさ。その分売上が」
「まったそういうことを。なんにも思ってませんって」
伊東は鋭い。遠慮のない会話を目の当たりにして、
「何なんですかお二人とこのお店との関係は?笑」
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さすがにこの夜の料理写真は撮らなかった。料理写真は別の夜のものですが伊東と食べた料理と微妙に被ります。伊東は好き嫌いが無いらしいです。
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会話の内容は全部は載せられませんが、伊東の近況と、私らの鬱憤屈託と「何とかならないですかねぇ」の相談事と「あの時はありがとうございました」のお礼と、夏過ぎの政変で伊東がエラくなったお祝いを兼ねている。
夏場にジャン妻が現在の処遇、ポジションに行き詰まり、自分とこの所属長相手ではラチがあかなくなって伊東に相談したことがあるんです。
ジャン妻の上司にしてみりゃ伊東に相談するのはアタマ越しのフライングなのだが、私も社内の人間関係と人間力を見限っていたので「伊東しかいないな。相談してみな」って言ったの。伊東と私は過去に衝突したこともあったが、数年一緒にいてお互い尊重し合っていたので。
今宵の会食も極秘なのですよ。誰かに見られたら噂が広まりかねない。第三者の目から見てもこの3人だけの組み合わせはヘンなのだよ。
伊東から「〇〇さん(ジャン妻のこと)その後大丈夫ですか?」のように言われた。
「あの時はすみませんでしたね。今回は私も引き留めませんでした。伊東さんが抜けた後があんなんじゃぁ。私はともかく彼女は残る理由がないって」
「それはわかります。でも今回の人事異動で落ち着いたのでは?」
「ええ。伊東さんに相談した頃の杞憂は取り敢えず落ち着きました。ご心配おかけしました」(ジャン妻)
のような会話、背景ですが、アタマの回転が速過ぎの伊東は、ジャン妻を自分とこに引き抜こうとも考えたらしい。
「でも旦那さん(私のこと)がいるしね」と諦めかけたようなそうでもないような。
今の場所に置いといたままで、ジャン妻と業務提携できないかを考えているフシがあるようです。
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北海道産もろこしと生ハムのポテサラ
例によってこの店特有の自家製ドレッシングの味なんだけどね。
モロコシはポテトのつなぎにならないな。ボロボロ崩れて摘まみ難いよ。
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炙り〆鯖と水茄子の辛子和え。
貴田乃瀬の生〆鯖には負けるけどね。
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本マグロ赤身とアボガドのわさび和え。
群馬八幡でたま~に出されるのとどちらに軍配が挙がるかな。
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穴子で巻いた牛蒡と豆腐の揚げだし
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海老真薯の蓮根挟み揚げ蕎麦の実あんかけ。
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味が濃いです。美味しいけどね。こういう他で見い意外性のある創作料理は妖しくもありますが、この店はものによっては完成されたものもあります。
黒板に書かれた料理は定番にならないまま消えてしまうという。過去のメニューが膨大で、いったい過去にどんだけの料理を考案して、何百種類あるかわからないそうです。
ノートに書いてるらしいが、「〇〇さん(私のこと)がこれまで撮られたお写真の方が詳しいかも」
せめて黒板の写真だけでも渡そうかなとも思っている。
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鶏もも肉と厚揚げのコチュジャン煮込み。
これも美味しい。ビールか甘口の酒ですな。
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伊東の昇進祝い、大抜擢されたお祝いでもあるし、社内が頼りにならんのでつなぎを再度付けたかったのもある。
現在、伊東は私らから見たら上の上の遥か上の・・・雲の上とまでは言わないが、まぁウチらを統括する絶対権限を持つ親会社の中枢に抜擢された。そこからの依頼、指示は絶対なのです。
「自分がいちばん若いんですよ」
このセリフは謙遜なのか自慢なのかどっちなんだ?
そこにいる伊東との繋ぎ、関係構築は小さくない。いい意味でお互い利用し合う関係になれたらいいなと。
向こう(伊東)も私たちのことを小さくは思っていない。だから今後は直虎と但馬のような関係になれたらいいが、現在の社内執行部は私と伊東の関係構築をあまりよく思わないだろう。この会食もそうですが、私やジャン妻が「社内じゃ頼りにならない」だから伊東に相談したのは完全にフライングです。

だが伊東は現在いる場所でも敵が少なくないらしいのだ。伊東を抜擢した親分が伊東本人に向かってこう言ったそうです。お前は〇〇〇〇じゃないからこれ以上は上げないからな・・・
「・・・って言われたんですよ」
「引き上げといてそれかい?」
〇〇〇〇は派閥、学閥のようなものです。
「外部の、対社外の人間にも平気でそう言いますからね」
へぇ。伊東は上層部にも煙たがられているのか。
歯に衣着せないでズバズバ言うんだろうね。
タイヘンだね出世すると。
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マグロレアカツ。マグロですからね。肉じゃないですよ。
さわやかハンバーグとは違います。
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ひとくちビーフコロッケゴルゴンゾーラ
大事なお客と同伴する際は必ずリクエストします。
伊東も気に行ったみたいです。
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2種のおいも(さつまいも、男爵)とベーコンのアンチョビバター
こりゃジャーマンポテトだね。でもさつまいもねぇ。
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麦風鶏もも肉の甘辛唐揚げ。黒こしょうまぶし。
もうお酒にしているのにビールに合うアテが続くのはどういうこったい。
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伊東個人にも奇禍があった。
ジャン妻は最近ややだらしなくなった伊東の身なりを見かねて小姑のようなことを言っている。
「髪を手入れしましょうよ。寝癖が目立ちますよ」とかね。
私は寝癖が無いので髪ネタは黙っていた。
「髪を染めて撫でつければまだまだまだまだイケるんだから。シャツの袖もちゃんとしないと」
「いやぁ自分、ボサボサの方がかわいいって言われたんですよ」
「そんなん言うのは誰だ?誰かいい子いないの?ウチの若手でいいじゃない?」。
「いやいや、自分社員に手出すのはマズイと思ってるんで」
「伊東さんなら誰も何も言わないよ」と言ったが実際はどうなんだろう。伊東はカリスマ性はあるが、対抗分子も少なくないのと、端々の女性にイマイチ受けがよくないのだ。言うことが上から目線に受け取られるらしいんだな。
やはりある程度の職位、職制に就いてる者としか話が合わないのです。
「自分今は仕事の方が優先で」
「そりゃ前からでしょうよ」
「恋人はいてもいいかな~と思うんですけど、今の自分の立場と業務優先を理解してくれる女性でないと」
「逆じゃない?右も左もわからない新人がいいんじゃないかな。伊東さんを全く知らない若い子がいいと思うな」
日頃の伊東を知ってる女性じゃ無理だって言ったようなものだね。こういうネタになるということは、伊東に何があったかおわかりでしょう。ジャン妻の矛先は鋭くなり「それ相応の地位、役職に就いたからには、ファーストレディーがいないと信用されないわよ」とも言ってたな。
「そ、そうなんですよね。他社でも自社でも女性の管理職と話す機会って結構あって、会話の中でヘンに誤解されても困るし」
「まぁいつかはいい人が現れて気持ちが動くこともあるでしょうよ」
ここから話がヘンな風に脱線した。ジャン妻がファーストレディー云々を切りだしたら伊東は「自分、いつか立候補したいと思ってるんですよね」
政界進出かい?そんな野望もあるのか。やはり雲の上、どっか宇宙を飛んでるところがあり、私らとは違うんだな。
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伊東は翌朝、ウチの社の私らのシマ(部署、デスク)にわ・ざ・わ・ざ来て、
「今度はウチの近所に美味しい焼肉屋があるんで・・・」
皆に聞こえるように言い放った。「今度は」なんて言うもんだから、会食したのがバレちゃったのです。
周囲は多少驚いた。私らが伊東と接点を持ったのを訝しんだようである。
「アイツは昨夜の会食を極秘だってのを意識してなかったのかな」
「伊東さんにしてみればアタシたちを後援者にしたかったんじゃないのかな。ああやって皆の前で言うことでこの人たち(私らのこと)は自分のシンパだってのを誇示したかったんだよ」
「そうなのか。まぁシンパには違いないが。やはり政治家みたいなヤツだね」
「相変わらず言ってることは宇宙を飛んでるけど。絶対政治家に向いてると思う」
「政治家になるなら大衆にわかりやすく公約を説明しないとな」
伊東は今いる場所がすぐ小さくなってしまうのである。
現在、伊東は親会社上層部の派閥の渦中にいる。
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貴田乃瀬 [居酒屋]

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安くない店です。
割烹ではない。居酒屋の特上クラスかな。
もちろん値も張ります。私らの居酒屋で最高値です。
バックナンバーもそんなにないです。同じ静岡県内での訪問回数だったら静岡市内にある廃屋酒場はダントツだし、焼津のマグロ酒場は出張にかまけてそこそこ行ってるけど、この店にはそうそう来れません。
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その貴田乃瀬、太田和彦氏曰く料理の鉄人といふ。
確かに鉄人だが、それは料理の部分だけで、御身体は至ってデリケート。
昔はガタイがバリケードだったが今は努力してお痩せになった。この店を愛するお客の為にです。
常連さんにお医者さんがいると「大将が体調崩すと困るよ。料理が食べられなくなるじゃないか」大将の体調を心配していながら、自分の嗜好(舌と胃袋)が無くなるのを心配しているかのようです。
「いい医者紹介するから」「自分が治すから」と切り出されるものなのですよ。
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強面の親方がマスクしてるんですよ。花粉症だそうです今この時期に?
浜松の花粉症は強烈だといふが。井伊谷におんな城主や近藤康用が杉の木を植林したからだろうか。
「鼻の穴にティッシュ詰めてますよ」
それで息ができるのだろうか。
私は風邪だと思いますけど。
「鼻水が滝のように流れてきて止まらないからこんなマスクしてるんです」
「クシャミに鼻水で咳は出ないんですが。だからこうして喋ってるんです」
厨房にドドドッと走っていって、奥でデカいクシャミを4連発していた。
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煮鯖と茄子の浅漬けはずーっと変わらぬおとおし。
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炙り〆鯖に取り掛かかったところ。
塩振ってバーナーで炙って、トレイの上に載せて冷やす。
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断面は殆ど生です。刺身といっていい。
肉厚でトロトロ。香ばしい。脂の甘み。舌の上でトロケるんです。焼き塩が浸みてるから醬油要らない。ワサビだけでいい。絶妙なバランスです。
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私らが体験する最高の〆鯖がこれ。
そこらの〆鯖のように酢漬けに近い〆方ではない。酸っぱいものが苦手な私でもこれだったら毎日食べたいですな~。
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炙り〆様他、親方の調理ショーが見られます。
もっとも冷蔵庫の中に仕込みされた料理がパットに入れて保管してあるので。その場で切って盛って出す手早い提供の料理も多い。
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南瓜豆腐のネーミングは南京豆腐です。(南京玉子豆腐とも)
これが出る前の夏は緑色の空豆豆腐だったそうで。
オレンジ色の豆腐の上に載ってる白いのは塩ホイップです。
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女将さんに選んで貰ったワイン。
酸っぱ過ぎず、甘過ぎず。
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キレイな店内だな~。
同じ静岡県内にある某廃屋酒場とは雲泥の差ですよ。あ、ゴメン、言い過ぎた。
同じ静岡県だからついつい比べちゃうのですが、廃屋酒場はお手頃価格の洋食系で、浜松貴田乃瀬は創作割烹料理に近いです。
2人の料理人に共通することがあります。どちらもネコが好きなこと。
子猫の頃から可愛がって可愛がって、逝ったら泣いての繰り返しです。
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キンキのカブト煮は西京漬に焼いたのを煮てあった。
あまりカブト煮は食べない私ですが、そこらのアラ煮とは違うひと手間ふた手間がかかったもの。
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つぶ貝アワビ肝エスカルゴバター
絶品です!!
酒がススんんでしょうがない。
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野菜の冷やし煮、ジュレ。
これは至って普通でしたが。
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黒コロッケ!!
これも絶品です。小さいけど旨味がギュッと詰まっている。
何で黒いのかわからないですが、親方いわく「好評な料理」だそうです。
ところが。。。
絶好調に出るので月曜の朝大量に仕込んだら全然注文が入らなくなってオカシイなぁと。
お品書きを見たら黒コロッケが書いてなかったという。書いてなきゃオーダー入らないでしょ。
いつもながらの達筆で手書きですが、書き換えたけど書き忘れた。泣く泣く廃棄処分になったそうです。廃棄前に私が全部食べてあげたかったな。
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「高いね~」
第一声がそれかい。アナタが来たいって言ったんでしょう。
「相変わらず美味しいけど」
「じゃぁ年内もう1回来よう」
「何でフォアグラ頼まなかったの?」
「フォアグラねぇ」
フォアグラの焼き鳥風です。今宵もメニューにあった。あれはコッテリしてるし、結局はソースを最後まで飲ませてくれないじゃないか。
一度、隣に座った地元のドクターに、「自分はしょっちゅう来てるからそういうもの(私のフォアグラを指して)食べないです」って言われてムッとしたことがある。
牛タンのゴルゴンゾーラとかもイケますが、そういうの重たくなってきたのかな。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-05-29
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-03-15
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店と関係ないですが。
この方の屋敷跡推定地前にあります。
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和が家で餃子 [居酒屋]

群馬八幡に下りたら今にも降りそうなアヤしい空模様。
(また降らせてしまうだろうか。)
「雨率が高いですよね」(店主)
「私が降らせてる訳じゃねぇけどさ」
私は雨率が高いのです。雷雨にならなければいいが。
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駅前のお迎えのくるまが車懸の陣のように一斉に回転して出ていくところ。
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夜道を歩く。歩いているのは私だけ。
時折くるまが走り去った後は虫の音の大合唱。
もう秋です。時折吹く風も秋の風。
どの家々も窓が開いていた。
網戸だけで開いてる玄関の上がりに犬が寝ていたり。
2階の開いてる窓から、鴨居、写真、額縁が見えたり。
どの家々もエアコンは稼動していない。窓を開け、網戸から自然の風を家の中に入れている。
昔はエアコンなんて無かったのだから。自然の風を入れていた。
昔に比べてそれだけ気候が変動したということか。
どこからか懐かしい蚊取り線香の香がした。
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よう連絡が来るんです。「ハチビキが入りました「ヤガラが入りました」って。
こないだなんか「枝豆豆腐を仕込みました」
枝豆豆腐とは何だ?
「ヤッコの上に枝豆が載っかってんだろ」って返したの。昨日は「シンコが手に入りました」って言うからさ。
「シンコって何?お新香のこと?」
「そうで~す、じゃなくて・・・」
コハダより小さいコノシロの幼魚だって。
4cm~5cmをシンコ、~10cmをコハダ、13cmでナカズミ(知らないなそんな名前)、15cm以上がコノシロ、いちばん大くて15cm程度ですよ。
出世魚だそうです。数年前、上と衝突して降格、もうこれ以上の出世は望まない(望めない)私へのイヤミか。
シンコは小さいからさばくのに技と経験が求められるんだって。小さいほど値が張るらしいし。
「コハダの小さいの?じゃぁ酢締めか何かで?」
「そうです、酢で軽~く〆てあります」
「う~ん、酢の物が苦手で」
「〇〇さん(私の本名)酢の物苦手なんですか?どうして?」
「酸っぱいから」
理由はそれだけですよ。カンパチにしました。
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ふとボードを見たら意外なメニューがあった。
「餃子なんてあんの?」
「いきます?」
「うん。初めてじゃないかな」
まさかチンなんて音しないよなと疑ったが、フライパンでジュウジュウ焼いてましたね。
「普通の餃子だよね」
「ですよ」
「羽根付じゃないよね?」
「ガハハハ(笑)至って普通です」
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見た目はイマイチですがなかなかイケたんですよ。箸で摘まんでも崩れないし、穴が開いたり破れたりもしないし、具もそこそこ入ってたし。
「餃子なんて前からあったっけ?」
「今年の夏にお客さんが言うには、やっぱ夏場は餃子でビール飲みたいよねって」
それだったらそこらのラーメン屋へ行きゃぁいいのにね。
「美味いって誉めていいのかな餃子なんかを」
「ありがとうございます。手作りですよ。大きさも普通でしょ。大きけりゃいいってもんじゃないし」
「もしかして吉井町のジャンボ餃子のこと言ってます?」
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「あれはデカい。箸で摘まめないの。破れて中から具がボロボロ出て来るんだもん。皿に口を近づけてズルズルすすって食べたからね」
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「毎日は無理ですけど、仕込みに余裕がある時に多めに作っておいて冷凍すれば。余ったら賄になるし、おかずにご飯食べられるじゃないですか」
自家消費も可能という訳か。和が家で餃子が我が家で餃子になる訳だね。
「住んでた近くに、皮も具も手作りに拘る餃子を出す店があって・・・、
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・・・主人がFacebookかTwitterで、餃子仕込みました、って入れると餃子ばっかり出るそうですよ。ウチが餃子専門店じゃない~って」
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前後と上下、二段のカウンターです。ビールから日本酒(船尾瀧)に移行するタイミングだったので、しっかり少しずつ取り置きしています。
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船尾用にまだ1個キープしてあるし。
「(お酒と)合いますか?」
「合うね。でも餃子で船尾とはね。大関とか安い酒でいいのにね」
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店主は餃子に限らず「チャーシューとかも前にやったんで。最近は殆ど煮豚ですが、焼いたチャーシューを出したいですね。角煮とかも」
焼いたチャーシューね。そういえばママの両腕が、チャーシューを連想させるくらいに陽に焼けてたな。
「餃子に限らず言えば旦那に作らせますので何か宿題与えてください」
「焼きそばとか」
「いいですね」
「でもそういうのすると、そればっかり出て他のが出なかったりしてな」
「OKですよ。だから(ウチに)来てくださいね」
来てくださいねの後で、気になることを言われた。
「焼きそばお好きですものね」
え???
私が焼きそば好きなのを何故知っている。
この店にはないし、そういう会話をしたことない筈だが。
もしかして私のBlogを知ってるのかな。でも酢が苦手なのは知らなかったみたいだし。
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この日ばかりは竹輪は脇役だった。
いつもの竹輪と違って固かったな。
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山芋の磯辺揚げもいただいた。磯部ではなくて磯辺ですよ。
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白菜の浅漬け。
白菜のBodyから赤いものがチラチラ見えてる。退けました。
「辛いの苦手ですもんね」
やはり知ってるのだろうか。でもまぁいいか。悪いこと書いてないし。
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この白菜、噛んでるとか顎が疲れるぞ。
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最後におとおしアンコール、ジャン母の煮物の残り物にソックリで見た目はマズそうだが、味が浸みて美味かったので。
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帰りはタクった。
少し小雨が降っている。
フロントガラス前方に見える町の光が懐かしい。
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「何処へ行ったの?」(ジャン妻)
「和が家」
「七じゃないの?」
「だってメールが来たから」
「いいタイミングで来るよね。まぁアナタが和が家と気が合うのはわかるけど。で、これから?」
「う~ん・・・」
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丸大ホール [居酒屋]

誰かが浮かべば誰かが沈むのは世の習いだが、私の手の届かないところで大きな社内政変があって、その余波がジャン妻の部署に及び、ジャン妻の上司、ジャン妻、新任の〇長(ジャン妻との2頭体制になった)3人で大衆酒場で飲み&打ち合わせをするそうで「軽く飲んで来るから・・・」とメールが来たのだよ。
急だな。どうせ家の冷蔵庫の中には、ロクな食材が無いから構わないけどさ。
例によって私は外を回っていて、この日は鎌倉市~茅ヶ崎市(大龍という店を取材に行ったのだが、定刻になっても店が開かなかった)~海老名市~八王子市~立川市と民族大移動、役場が閉庁した17:00にまだ世田谷区の窓口にいて、そこでUpしようとしたら草の者(※)1号から連絡を受けて、打ち合わせに向かった。
(※草の者とは?
今は別ステージに去った伊東甲子太郎が私に残してくれた職制で、1号~現在10号までいる私の陰の部下。ALL女性です。
私と連中とは部署が違うのだが、ある業務だけ部署を飛び超え、直接指示してOKになっている。)
1号と打ち合わせを済ませた後、小田急線とJR南武線がクロスする登戸駅から南武線に乗ってゴトゴト帰る途中、何処で夕食&晩酌にするか考え考え、上大岡の焼き鳥の気分じゃなかったので(あそこは意外と高くつくので)南武線で終点の川崎駅で下車、となると。。。(前置きが長ぇな。)
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大衆酒場&大衆食堂。
朝昼は時々食事だけしに来るのですが、夜に飲みに来たのは久々です。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-08以来だからほぼ1年ぶりか。
店内はいつもの喧噪状態でワイワイガヤガヤ。ほぼ全席を会社員が埋め尽くしていた。奥の小上がり(座敷)も埋まってました。女性客は1人しかいなかった。
辛うじて6人テーブル席の1席に座れた。
フロアにオバちゃんが3人いいた。オバちゃんが紙の伝票持って「いらっしゃい」
「生ビール」
「ハイちゅうなま!!」
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「焼きそばと、カレーの具」
「具ね。ハイやきそばとカレーの・・・」
・・・具、は言わないで厨房にトコトコ歩いてって「これ、具ね」と伝えたのがわかった。前にオムレツを頼んだら間違ってオムライスが出てきたことがあって難儀したからね。
「カレー」なんて叫ばれて、間違ってカレーライスが出てきたら・・・
ちゃんと具だけで来ました。
昭和の香りがする甘口のカレーだよ。
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ご飯は無いです。具だけ。それでも福神漬がたくさん付いてきた。
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昔はキーマ、グリーン、インド、そういうカレールゥは無かった。グリコワンタッチカレーで育った私がこのトシになってカレーを肴に酒を飲むようになるとは。
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隣には4人のグループ客がいます。
この店を知っている上司さんが社の若手3人を連れて来た光景がアリアリ。それがわかったのは、上司さんがこの店の料理はどうこう、朝から昼から飲める云々、知ったかぶり?をしていたから。
あまり他のお客さんのことをどうこう言うのはよくないですが、相席だから耳に入っちゃうんですよ。
私の左隣にいる若手さんは私のカオを見て椅子を左に寄せて、私との隙間を思いっきり空けたんです。避けられた感がある。
私の前の席も空いてたが、WCに行ってたようで、その方、戻ってきたら自分の前に私がいるのでギョッとした顔をされた。
皿の上の残りを急いで平らげ、すぐお会計して出てっちゃった。
どうも私はひとりでテーブル席にいると周囲に避けられる。カウンター席が無い店だから余計に気を遣うよ。
前方の視界が開けたらいろいろ見えてオモシロい。
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焼きそばも来た~。
おっそろしくクラシックで品の無いソース味。←(悪い意味ではなくいい意味でね。)高崎あら町のBAR、克で出される焼きそばとは雲泥の差である。(最近思ったのだが、あの焼きそばは上品なのでスパゲティに近いと思う。)
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日本酒に移行。
「大関ぬる燗」
「燗でいいのね」
「うん」
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フロアに若いねぇさんが加わり4人体制になった。
その若いねぇさん、塗る燗待ちの私を目ざとく見つけて、
「何か飲まれますか?」
私はわざとこう言った。
「今、大関のぬる燗をお願いしてあるのだが・・・」
・・・まだ来ないんだよね~みたいな遣り取りが私のぬる燗を受けたオバちゃんに伝わり、催促されたと思ってプチッときたらしい。
若いねぇさんに向かって「ぬる燗、今やってっから」
若い子への対抗意識がモロ出しですな。
「ぬる燗、今、やって貰ってるから」と言えばよかったんだけどね。
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このぬる燗、思いっきりぬるかった。
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オムレツ、細かく刻んだハム、細かく刻んだナルト、トロけるチーズも。
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ひとりで飲んでるのは私だけのようだな。
前にいたお客が出てったので視界が益々開けた。これより数分前に3人客が「無理」お断りされてたばかりなのに。
イヤラしいけど周囲が益々見えてきた。この店のオバちゃんは料理を残すと一過言あるのです。私は残さないけど、お隣で、
「これもう要らないの?」
「うん。下げてくれる?」
「あったかいうちに食べないからだよ」
物言いつけてましたね。話に夢中になってないで熱いうちに食べなきゃと。それは肉豆腐の残った肉だったと思います。冷めて油が固まっちゃったのです。
それ見て肉豆腐注文するの止めてモツ煮にした。
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モツ煮は何となくかけそばの汁の香りがした。
でも鼻を近づけると、モツの香り(獣の香?内臓?)がちゃんとするんです。
これはもしかして和風の出汁を使ってるのではないか。
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熱燗2本め。ちょっと熱くして貰った。
「さっき、ぬるかったでしょ?」
「うん、ちょっとね」
ちょっとじゃなかったけどね。これもさっきの若い子へのライバル意識の表れか。持ってきた熱燗は手で触ったら熱々で持てなかった。

どうしてもお隣の会話が耳に入ってしまうのです。
締めに何を食べるか若い者に決めさせてる。
他所様が締めに何を食べようが大きなお世話というものだが気になった。「オムライスにしなよ~」って言ってやりたかったが止めた。
そしたら締めは梅茶漬けだった。この店のお茶漬けは梅しかないようです。次に聞こえてきたのが、「自分、梅干し食べないんですよ・・・」
だったら梅茶漬けなんぞ頼まなきゃいいのにさ。聞いててアホらしくなったのでそこから先は自分の酒肴に集中してグイグイ飲んだ。
そして自分の締めをどーするかで閃いたのが、上大岡でよくやるプチぶっかけをこの店でもやってやろうと。
「半ライス少なめでくれる?」
「ご飯だけでいいの?」
「これをぶっかけて食べるの」
「ああ、そう。少なめでいいの?」
「うん」
オバちゃん同士で、何?半ライス?何するんだって?ああ、残り汁をかけて食べるんだ。そこだけ聞える。店がどんなにうるさくても聞える。
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何処が半分なんだよこれ!!
どう見ても定食のご飯に近い量ではないか。この辺りがこの店のオバちゃんのお節介というか。
「多くないかい?」
「大丈夫大丈夫。男だったらこれぐらい平気平気」
私はモツ煮の汁をぶっかけるうえで、ご飯とのバランスを言ったんだけど。そう言われたら引けないよな。
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汁よりご飯の量が多いので、吉野家でいうつゆ抜きに近いぞ。
腹が膨れてきた。
「大丈夫?冷たい麦茶持ってこようか?」
男だったらこれぐらい平気ってハッパかけといて「大丈夫?」も何もないもんだ。麦茶持ってきてくれた。
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計算は暗算で早いの。電卓なんか使わない。
「計算早いね」
「アハハハ(笑)お値段に1の位の数字が無いからよ」
商売上手で数字に関わるのがボケない秘訣だろうな。
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私は2本で止めて真っ直ぐ帰宅したのだが。
23時半過ぎてもジャン妻が戻って来ない。22時の電車に乗りますとメールが来たのだが。
「何処にいるの?」
「大船まで行ってしまって・・・」
寝過ごしたらしい。24時前に戻って来た。
「寝過ごしたってか。バカめ」
「気付いたら、あれ?って」
「何処で飲んだん?」
「桝本って店」
舛本?あの細長いテーブルで高い椅子の店か。
ありゃ大衆酒場じゃないか。ジャン妻は大衆酒場が嫌いで、丸大ホールも「落ち着かない」と言ってイマイチ合わなかったのです。
それが舛本とは珍しいな。
「うるさい店でさぁ。二合徳利がないの。一合と三合だけ。2人ともよく飲むからさぁ」
人のせいにしていた。
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大船スライドショー [居酒屋]

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刺身の盛り合わせなんてあったかこの店?」
「河岸は関係ないわよねぇ」(ジャン妻)
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この文鎮を見ると納涼祭を思い出すよ。
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大船駅に着いたら「2名は入れます?」と必ず電話します。
今日応対してくれたのは、トテモ明るく丁寧なTALKの女性だった。
誰だろう?生とおとおしを持って来てくれたのは初めて見る女性だった。
「アナタさっき私の電話に出た?」
「ハイ私です」
「トテモ感じのいい応対でしたよ」
「笑」
「まるでこの店らしからぬ。。。」
「笑笑」
この店、個人商店なのか株式なのか、有限なのかわからないが、姉妹店も含めて意外と従業員数が多いのかも知れない。
名物マスターが長いこと不在(療養中)です。
その間、暖簾を守ろうと頑張るスタッフたち。
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カレー煮込み!!
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名物!!サーロイン串焼き!!
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焼いたスパムを出してくれた。港区のHARUに比べるとやわらかめ。
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定番のポテサラ!!
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沖縄料理の。。。何だっけこれ?ラフテーだったかなぁ。
ゴーヤチャンプルとか、煮込みとか、誰か沖縄出身のスタッフがいるのかこの店?
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本日の懐メロは。。。

Want you 俺の肩を 抱きしめてくれ
生き急いだ男の
夢を憐れんで
人生はゲーム
誰も自分を愛しているだけの悲しいゲームさ
スローなブギにしてくれ 南佳孝 1981年

あなたの夢を諦めないで
熱く生きる瞳が好きだわ
負けないように悔やまぬように
あなたらしく輝いてね
夢を諦めないで 岡村孝子 1987年

ああ、私のハートはストップモーション
あなたに出逢ったまぶしさに
ああ、私のハートはストップモーション
通り過ぎるなんてできないわ
私のハートはストップモーション 桑江知子 1979年

ねぇ この世に生まれて 最初の朝に何が見えたの?
今 その輝きであなただけを見つめている
瞳が微笑むから 今井美樹 1989年
1989年がもう懐メロの分野に入るのか。
今井美樹さんは布袋さんと一緒になってから曲がエキセントリックになった気がするなぁ。個人的な感想ですが。

海岸で若い2人が恋をする物語
目を閉じて胸を開いて裸で踊るジルバ
恋は南の島へ翔んだ
眩いばかり珊瑚礁
チャコの海岸物語 サザンオールスターズ 1982年

ラブ・レター・フローム カナダ
もしもあなたが一緒にいたら
どんなに楽しい旅でしょう
カナダからの手紙 平尾昌晃 畑中葉子 1978年

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お会計は人差し指1本!!!
アッヤしいけど信用できます。コースと思えばいいのだ。
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プロとアマ 焼き鳥談義 [居酒屋]

この店へ、納涼祭で自分で焼き鳥を焼いた写真を見せびらかしに行きました。
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写真は2回分で会話も2回分です。
納涼祭で自分で焼いてから、しばらく焼き鳥に食指が湧かなかった。
あの真っ白い3600本の冷凍鶏肉を思い出すと。うっぷ。。。
この店で焼いてる人たちは他の店でも焼き鳥を食べるのかな。
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今日はタレばっかりです。
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「今日は珍しくタレですね」(Kさん)
「納涼祭以来しばらく焼き鳥はいいや。特に塩は見たくなかったのよ」
「あ、そういえば焼かれたんですよね。お電話いただいたし。焼き鳥焼いてるってお電話いただいた時、〇〇さん(私のこと)ってカワイイ人だなって思いました」
カワイイかどうかはさておき、私が焼き鳥を焼いてる写真を見せたらちょっとした歓声が上がったよ。
似合ってるねぇ、普段焼いてる人みたいですねぇ、プロの職人さんみたいですねぇ、そう言われて悪い気がするわけがない。私はあくまでカウンターのこっち側だが、この時期だけでも同じサイドに立ったという意味でお互いに親近感が増した。

今日は板前のTさんが休みで、ナメロウは童顔のD君がたたいた。
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「何本焼いたんですか?」
「3600本。2日で」
「さんぜんろっぴゃくほん!!」
「ひとりで焼いたんですか?」
「5人で。1箱に50本あってそれが36箱あった。1日に1800本を2日だから3600本・・・」
この店はいつも生の肉を焼いているので、冷凍肉を焼いたことないそうです。
どこの肉か聞かれたので、スチーム社っていうところから購入した冷凍肉だったことを話したら、ジュニアが言うには、キャンプやBBQ用の肉で普通に焼ける肉だという。
まぁその時だけのイベントで素人が焼く訳だからね。
「使った肉は、事前に軽く茹でてあるか、蒸してあるんじゃないかなぁ。そういう肉を冷凍してあったですよ。それを自然解凍させながら焼いたんだけどずーっと焼きっ放しでしたね」
「何時間くらい?」
「3時からだから、5時間かな」
「ずーっと焼きっ放しですか?」
「焼きっ放しですよ。開けたら解凍しちゃうので、全て焼き切るしかなかった。」
注文受けて焼く訳じゃないからね。
「何人くらいお客さん来たんですか?」
「ちょっとわからないな。見たら待ち行列が並んで、早く焼けないかってこっちを見てるんだもん。でも生焼けはマズイからよ~く焼きましたよ。そろそろいいかなぁって思っても、いや、もう少し待ってって。そこでもう1回焼くの」
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「原価幾らですか?幾らで売ったんですか?」
そういう質問も出るよね。
「1本当たり29円で、3本で200円で売ったから・・・」
この店よりは安いね。そこだけ見ればいい商売だったと思う。
「翌日はどっかの業務スーパーから追加で入れたけどね」
「それも冷凍?」
「冷凍。〇国産だと思うな」
国内産じゃなかったのです。
生肉しか取り扱わないのはこの店の拘りだが、そういう冷凍肉をよ~く焼いて出す店も当然ある訳でそれは否定しないが、私が思うに焼き鳥や串焼き専門店以外の普通の居酒屋さんで、焼くのに時間がかかる店はまず冷凍肉でしょう。
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マスターやジュニアは焼きながら火加減を見て串を移し替えたりしてる。火の強い場所と弱い場所を設けているわけです。
これまではそういうオペレーションに興味なかったが、自分で焼いてからは見るようになった。
「そうやって移し替えたりするんですね」
「そう。火加減を見てね」
焼く本数が多過ぎて、常に焼き場が焼き鳥で埋め尽くされてたのでそういう余裕はなかったな。
お店は注文を受けてから焼くわけですが、俺らは一度に並べて一度に焼き上げる大量生産で捌いていたから、常時焼き鳥がズラ~っと並んでたからね。
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種類を聞かれたので「もも肉とネギマの2種類だけ」
出るバランスが最後までバラついたことも話した
「その時々によってもも肉が足りなかったり、ネギマが足りなくなったり」
「塩ですか?タレですか?」
「全部塩。前はタレもやってたらしいけど。塩はこうやって(手首を振りながら右から左へ動かす)バ~ッと振っちゃうんですよ。この店みたいに先端の肉を塩強めにして、手前に向かって薄く撒くなんて芸当はできなかった」
「どれだけのスペースで焼いたの?」
「3尺が2本と2尺が1本で計8尺だから・・・240cmぐらい」
この店は2尺が2本だと思う。60cm×2=120cmですね。
「そこを5人並んで立ちっ放しで焼いたら腰が・・・」
「こうやって(前傾姿勢)焼くと腰に来るんですよ。自分らはこうやって(背筋を伸ばす)焼いてるから」
僅か2日間とはいえ串焼きを焼くのが如何にタイヘンなのか多少わかった気はするが、河より低いBARで聞いた話だと「焼くのもタイヘンだけど、串に刺す仕込みの方がタイヘンですよ・・・」

後半になって、やっと塩が食べたくなったので。
あの時焼かなかったレバを。
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「何で焼いたの?」(マスター)
「何というか。自然にそうなっちゃったというか。気が付いたら焼かされてました」
「写真見ると炭で焼いてるね」
何で焼いたの?ってのはそういう意味ね。
「別の場所で炭火を起こして移すんです。移してからの火加減が難しくて、砕く前に燃え上がったら一瞬でコゲたり燻されて黒くなったりするし」
「失敗もした?」
「しました。2本ある文鎮の手前の隙間から火が燃え上がって、手前の串が焼け焦げて折れちゃったり。肉そのものが焦げちゃったり。多少の焦げはハサミでチョンチョン切っちゃうんだけど。ああこれはちょっと出せないなってのは賄にまわして・・・」
風向きによって煙に巻き込まれ、煙が引いたら燻されて黒くなてったり。
盆踊りの曲の合間に集中力がフッと途切れて、気付いたら焦げてたり。
「ネギって、完全冷凍したのを焼くとどうなるの?」
「焼けるには焼けるんですが、水分が多かったりすると、溶けて落ちちゃったりして」
「そういう失敗した串はどうしたの?」
「自分らで食べましたよ」
「どうだった?自分で焼いた焼き鳥は美味かった?(笑)」
「美味しかったですよ。暑いから塩っ気は強めだったかな。で、後ろにあるクーラーボックスにある缶の発泡酒をグビ~って飲るの」
自分で焼いた焼き鳥と、うちの焼き鳥とどっちが美味しいかなんて聞かれたら何て答えたか。
その時は自分で焼いた方が美味かった筈。
山のようなこのネタを見てると、あの夏の夜を思い出してしまう。
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豚ひき肉のそぼろサラダ。美味しいよ。
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マスターはヨットの上(海の上)や海外でも焼いたそうです。それと、何処かの納涼祭で協力を要請されたことがあるとか。
でも扱う肉に拘りがあるので、「だったらウチで使っている肉なら」と持ちかけたら、金額の問題が発生せざるを得ず、話は流れたそうである。
「自分にも拘りがあるし、こちらの値段でって言ったらちょっとってなって・・・」
でも最近、地元上大岡のお祭りで、屋台出して昼間から焼いたらしいね。
「来れば焼いて貰ったのに~」
いやいやそういう訳にはいかないですよ。
店だと空調が効いてるし、煙を吸い上げるダクトもあるけど。野外だから暑いし。蒸すし。煙まみれ煤まみれ。ちょっと勝手が違った感はあるようで。

焼いてるところを撮らせていただいた。
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初めて気付いた。文鎮が4本あるんです。焼く側から見て手前に2本、奥(カウンター席側)に2本、五線譜ならぬ4線譜になっていた。

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この日はナメロウは食べなかった。秋刀魚を刺身で食べて、残った骨は揚げて、キスの天ぷらに添えて、もう1匹焼いた秋刀魚も食べた。
天ぷらが意外と美味しいです。
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天ぷら4とサンマ6.jpg
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「秋には秋刀魚を焼くんだそうです」「
「網で?」
「おそらく網で」
だけど秋刀魚は不良で値が読めない。どっかの外国漁船がゴッソリ持ってっちゃってるし。今年の秋に秋刀魚が獲れるだろうか。
「焼く前に伝授しますよ」
じゃぁ開催前に来なきゃ。
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店側は私を地元上大岡の住民と思っていたフシはある。
マスターに言われたもうひとこと。
「是非ウチでも。今貰ってる給料は払えないけど」
「まぁ定年したら。誰かのお休みの日とか・・・」とケムに撒きながらも案外本気になったりして。
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