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船山温泉土産~ほうとう [自宅グルメ]

ほうとう土産.jpg
チェックアウト時に土産処を覗いてみる。
おっ、ついに出たか。ほうとうが登場したぞ。
今まで無かったのが不思議なくらいである。
「買ってくの?」
「うん」
「家で食べるの?」
家で喰わないで何処で喰うのさ。何か文句があるのか。だいたい家で鍋ものは私の担当ではないか。
ただ、ひとつ問題がある。カボチャを購入しなくてはならない。不可欠だからね。
船山温泉ほうとう.jpg
船山温泉でほうとうを買って帰ったが為に私はこのトシで初めてカボチャを八百屋で買うハメになった・・・というか、買って来たのはジャン妻で、1/4サイズのカボチャを買って来た。
私はカボチャの煮物が嫌いなのだよ。ジャン母が作っても絶対に食べない。
「何で食べないの?」(ジャン母)
「嫌いだから」
「せっかく作ったのに」
「嫌いだっていつも言ってんじゃん。造ってくれなんて頼んじゃいねぇ」
おせち料理と一緒で無理くり喰わせようとする。私とジャン弟は抵抗する。
だいたい男の人ってカボチャの煮物なんか喰わない人が多くない?カボチャの天ぷらや、焼肉屋で焼くカボチャはまぁまぁ好きですが、煮物は甘くてベチャベチャした触感(食感)がイヤなのですよ。
でもほうとうにはカボチャが必要。そんなんはわかってる。包丁で切ってみたけど固いんだね。
煮込む.jpg
前も書いたけど、ほうとうは武田軍の陣中食だったという説がある。
甲斐国は山国で山間部が多く、平地が無いわけではないが少ない。寒冷地でもある。なので稲作より粉食文化が発達せざるを得なかった。信玄は米が欲しくて川中島を目指す。その先に海を欲したのもあるが、川中島は米を喰う越軍と、粉を喰う甲軍の戦いだった。
中井信玄.jpg市川亀信玄.jpg
信玄の父信虎が甲斐平定の過程で内戦を繰り返し、領内が疲弊し、親を追放した信玄も近隣諸国の侵略に熱心で、その背景で甲斐は山国で貧しく(当時はですよ)、駿河や越後は豊穣なイメージで物語が進むケースが多いよな。
これは長尾景虎と、半分貴族の今川義元のイメージもあるかもしれないが、甲斐の国の住民にとっては酷のような気もする。
甲斐にもブランド米はあります。中央本線の日野春駅から西、釜無川右岸の辺りを武川というのだが(北杜市役所から西)、そこに二十四将の馬場信春(信房)になる前の教来石民部(写真)が辺境武士団の武川衆を束ねていた。この地に戦後、武川米(むかわまい)という戦後に農林48号として交配された米が生まれ、新潟県魚沼産産コシヒカリと同等のブランド米として認知されている。初狩PAで武川米を使ったデカい握り飯があるので食べてみてください。
民部.jpg
カボチャはほうとうに入って当然と思われがちだが、甲斐軍の陣中食としてほうとうを再現した場合、具はネギ、ゴボウ、ニラ、三つ葉、椎茸、大根で、カボチャなんか入っていないです。
カボチャが日本に来たのは天文年間(1532年~1555年)だが、ポルトガル人の誰かが九州の豊後に持ち込んだ。初めてカボチャを喰った戦国大名は武田信玄ではなく大友宗麟だと思うのだ。
だから信玄や甲軍が喰ったほうとうは、里芋でも入れないとかなりしょっぱかったのではないか?
ついでながらほうとうに限らず、時代劇の陣中鍋に白菜が入っていたらそれもNGです。白菜は日露戦争で大山巌が大陸で摘まんで食べたのが最初。日本に入って来たのはその後である。
葉野菜は後で.jpg
ほうとうだけだと小麦がすぐ無くなってしまうので、不足分を各種の野菜や汁で補って量を増やしたのもある。
具は野菜が中心で、豚肉や鶏肉を入れてもいいけど、信玄の頃は猪肉だったと思うのだ。
葉野菜を入れる.jpg
もとは大家族の家庭料理だが、現在の料理店では観光料理、鍋料理の意味合いが強いようにも思う。
カボチャや根菜を中心とした野菜や山菜だけで、肉が皆無だったら観光客、特に若い男性はオーダーしないだろうな。やはり豚肉や鶏肉が必要です。(牛肉は論外)
船山温泉が猪鍋に拘ってほうとうをメインに持って来ないのも、旅館料理とは一線を画したいからに違いない。

味噌の塩気とカボチャの甘味が混じって何ともいい味わいだの。
豚肉はバラがいいですよ。黒豚がいい。
麺を引きずり出す.jpg
後で困ったのは、長く煮込むと麺が鍋の底にくっついてしまってとれないのだ。
2回めの鍋は地鶏の醬油鍋で、別鍋で5分ほど下茹でして、うどん感覚で喰ってみた。
しょうゆ鍋.jpg
煮込む.jpg
麺を引きずり出す.jpg
麺は生なので、開封したら早めに食べることです。
鍋は大き目がいいです。

余ったカボチャをどうするか。
ジャン妻だって間違ってもカボチャの煮物なんか作らない。
実家に持ってくのもいいけど、ジャン母への説明がメンドくさいな。カボチャ嫌いなのに何で買ったのかウルサく聞かれるに決まってる。
そしたらGW中にサラダに化けた。
カボチャのサラダ.jpg
ジャン妻が何かのレシピを見ながらやっつけで作ったものですが、甘いね。スライスオニオンと混ぜてたのを見て、「アクセントにベーコンも入れてよ」って注文つけたの。
「ベーコン無いんだけど。ハムなら」
ハムでもいいさ。でも入れたハムの量が少なくて甘さに負けてるな。
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モツを煮る [自宅グルメ]

ジャン実家の近所に創業40年以上になるスーパーがあります。
そこの魚屋さんなんか私の知る限りで3代目め、4軒め(※)だと思う。そこで刺身をサクで買って、元旦に船に載せました。
(※うち1軒は現在、温石という料理屋をOPENしています。)
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-07-07

そこの肉屋さんも長く、近年は若主人と若女将の時代になっている。私らとはツーカーで、私のカオを見ると殆どのスタッフがスッ飛んできて、必ず鹿児島産の黒豚バラ肉を用意してくれます。
まだ何を買うとも言ってないのに、「ごめぇん、今日は黒豚のバラ無いのよぉ」
正月にジャン妻が豚の角煮を作ったんですが、あれも黒ブタのブロックでスライスしてないもの。若女将にススメられたの。
そこの若女将にジャン妻がモツをススメられた。もちろん生ではなく下処理してパックに入れてあるヤツ。
モツか。大丈夫かな。ジャン妻が新ものにTRYする時っていっつも調味料を遠慮遠慮して薄味にしがちだからね。結果、マズい・・・とまで言わないけど、イマイチ。
モツ煮なんて初めてです。幸い味噌は会津山鹿屋の美味い味噌がある。では副材に何を入れたらいいか。
「コンニャク入れていいよ。ただし細かく切れよ」
何もしないクセに私は注文だけウルサイ。
「白滝は?」
ジャン妻は白滝が大好き。
「フツー入れないだろ。味は濃いめでね」
「具は大根と・・・生姜と・・・」
「牛蒡は?」
「牛蒡なんて要るの?アナタ豚汁と間違えてない?」
ウチはどちらかというと根菜より葉野菜の方が多いのだが、最近は山芋(スライスしてステーキにする)、牛蒡や里芋を買うようになった。
「臭み消しにもなるし牛蒡が入ってるモツ煮もあるよ。ニンジンも・・・」
ジャン妻はニンジンがイマイチ好きではない。自分じゃ何もしないクセにあれろ入れろこれを入れろとウルサい亭主だなという表情をしてる。
「うずらがあればな~」
ジャン妻はうずらが好きなのだが、それは甲府鶏モツ煮のキンカン(卵黄)と勘違いしてないかい?船山温泉で喰ったけど、あれは味噌ではなく醤油と砂糖のタレを絡めたもので、豚の小腸ではなく鶏モツですよ。砂肝、レバーとかをね。あれは煮物は煮物だけど汁ではなくタレなんです。B級グランプリで優勝した時にT館長に採用しようよしようよって言っておきながら、昨今は喰ってないなぁ。
モツを煮る.jpg
ジャン妻は無水鍋で調理に取り掛かった。
煮込むのに時間を要すので私はその場を離れて2階の自室(個室ではなくウチは2部屋をブチ抜いてあってジャン妻との書斎になっている。)で記事を書いていた。しばらくしたら階段を伝わって1階から凄いニオイが立ち昇ってきた。
「臭ぇなぁ」
ドタドタ降りてったらジャン妻のヤツ、台所の換気扇を回してないんです。
「換気扇回せよっ!!」
「えっ??」
「上(2階)まで臭ってくる」
「あらそう?気が付かなかった。」
ケタケタ笑ってやがる。
「やっぱ回さなきゃだめなのね」
アホかっ。
モツ煮1日め.jpg
できあがった1回めです。臭みはないです。
「固いね」
「固いというか、ゴム喰ってるみたいだ」
「モツ煮って絶対2日め、3日めの方が美味しいよ」
初めて作ったクセに過去にも作ったことっがあるようなことを言う。
モツ煮2日め.jpg
翌日2日めです。朝飯で。
ホントだ。軟らかくなって味も浸みて美味しい。だけどニンジン大根がクッタクタになってしまった。
「フツーの煮物と違って大根やニンジンは後の方で入れなきゃダメなんだね」(ジャン妻)
朝からモツ煮.jpg
モツ煮込、もつ煮込、モツやもつを付けずに単に煮込みと呼ぶ店もあるが、どれも臓物(ゾウモツ)から来ている。
牛か豚の小腸を生姜と一緒に臭みが取れるまで茹で、具材は大根、人参、牛蒡などの根菜類とコンニャクを加え、味噌、醤油、酒で味付けし、盛り付ける際は長ネギを粗みじん切りにしたものを載せます。
どんどんのモツ煮.jpgまる飛のお通しモツ煮.jpg
まる飛のモツ煮丼.jpgやまぶきのモツ煮.jpg
やまぶきのモツ煮うどん.jpg以前のまる飛のモツ煮.jpg
結のモツ煮.jpg七の赤城鶏モツ煮.jpg
大関のモツ煮.jpg梅ふくのモツ煮.jpg
煮込みと錫ちろり.jpg
上州でモツ煮がマズかったらやっていけないけど、その店その店で内容は違いましたね。ラーメン屋さんでもモツ煮がアタリマエのようにサイドメニューにありましたよ。
根菜があったりなかったり。赤城鶏のモツ煮のように歯応えがあったり。まる飛のモツ煮のようにちょっとだけ豆板醤を入れたり。モツ煮うどんなんてのもあったし。

内臓だから喰わず嫌いもあって敬遠する人はいますね。
昨今、国内では食の衛生管理が叫ばれるようになってる。私は公用で保健所によく行くのですが、行くと何処でも、肉の生食は避けましょう。生の肉には病原菌がなんちゃらかんちゃらっていうポスターが必ずあるモン。
でもカナダエスキモーやイヌイットなんかは文明を受け入れるまではトナカイや海獣の臓器を生で喰うことでミネラルビタミンなどを摂取していたんだ。それは新鮮だからね。
だけど私はモツ焼きは好まない。アゴが疲れるからです。男性の部下に焼肉に誘われて行ったら七輪で焼く店でメインは内臓だった。私はカルビとかロースで、相方は内臓ばっかり。
「モツ焼き苦手なんスか?」
「焼くのはね。モツは煮た方が好み」

そして3日め。
モツカレーになりました。
3日めモツカレー.jpg
カレーにする前、
「このモツ煮、お義母さんに持って行こうよ」
「止めた方がいい」
内臓ぅぅぅぅ???って目を剥くに決まってるって止めたの。今思えば元旦に持ってってやればよかったよな。あっちがおせちを「食べなさい」って言うのを逆手に取って、「群馬の正月はモツ煮を喰うんだよ」ってね。
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伊勢エビをさばく [自宅グルメ]

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イセエビをさばいてるのは私じゃありません。ジャン妻です。
軍手をはめて、フツーの家庭包丁でバッサバッサさばいています。
ジャン妻は伊勢市の出身なのです。もとは伊勢人なので伊勢海老はおろか牡蠣の殻を剥くのもお手の物です。フツーの魚をさばく方が苦手なんだって。
「出刃包丁があればいいんだけど」(ジャン妻)
「・・・」
「フツーこういうのは男の仕事だ」(ジャン妻)
「・・・」
私は食べるだけ。
「俺は殺生が嫌いなんだよ」
「・・・」
「生きるってことは罪深いものなんだな」
「・・・」
ジャン妻は何をいい人ぶってという表情である。
「姿造り?」
旅館や料理店ならともかく、「家でそういうのは意味ない」って。すぐさま鍋へ。
イセエビを茹でる1.jpg
イセエビの味噌汁1.jpg
味噌汁、美味しいです。
殻に残った身も削ぎだして食べます。
大衆魚を好む私は伊勢海老なんてこれまで数えるほどしか喰ったことないです。フグとかもね。伊勢海老やアワビは旅館でも追加オプションの場合が多いし。

この伊勢海老は同じく伊勢人のジャン妻(私の義父ですね)から送られて来たの。
ジャン妻父はちょっとヤバい系だったが、身体が弱ったのもあって今はチョイ悪爺さん。伊勢にいた頃は伊勢海老や牡蠣に限らず新鮮な魚介類を喰ってアタリマエだったという。
そういう人生だと逆に悲劇で、東京に来てからはウッカリした店に連れていけない。法事なんかでも刺身に手を付けないしね。口にしたらしたであーでもないこーでもないって言うしね。
舌が肥えたというか、それがアタリマエなので気の毒でもある。
ジャン妻父は一時期何処に住んでるのか実娘のジャン妻ですら居場所がわからない時期が数年続いた。(携帯で連絡はつきます。)
昨年秋に体調を崩し入院した。やや歩行が困難になったので、入退院のドタバタ時にジャン妻が居場所を突き止めて押しかけ、ウチからバスで4つほどの圏内に強引に転居させた。
昔はヤバかった義父だが、今は身体を悪くしたのもあってやや気弱になり、好々爺とまでいかないが幾分とフツーの人になってきた。
この伊勢海老は昨年の入退院~引っ越し騒動のお礼みたいに送られて来たのだが、貰ったこっちも後でお礼を兼ねて挨拶に行ったらまぁ口が廻る廻る。
「こっちのスーパーで魚なんかよう買えん。新鮮じゃない。腐ってはいないがアシがついてる」
魚屋が聞いたら怒り出しそうなセリフがバンバン出る辺りはまだまだ元気である。
伊勢海老についても、
「その辺で出される伊勢海老は伊勢海老モドキとも言わん。ロブスターが殆どだな」
伊勢海老の偽物という訳ではないがそういうのは食感でわかるという。

イセエビは姿造りで出されるから、見た目が悪いと姿形で価格が落ちるそうです。
「ちゃんと角(触角)がこっち(後ろの方に)にこう(背後に)曲がって長く伸びてないとダメなんだ」(ジャン妻父)
脚が欠けたりしてもダメみたい。
角(触角)や脚が欠けたり、殻が割れたりした破損品(失礼)は安い値段で漁師町の地元で消費されるんでしょう。ジャン妻父(義父)はそういうのを横流しされて喰ってたに違いない。
でも半分に割ってチーズやマヨネーズをまぶした焼きものだと角や脚があろうとなかろうと見栄えは関係ないし、私みたいな素人貧乏舌には、伊勢海老?ロブスター?どっちなのかわからないだろうな。
披露宴なんかでそういう焼きものが出て、
「これって伊勢海老か?」
「違うと思う。ロブスターでしょ」
う~ん、ワカラン。お品書きをチェックしてみてください。2013年のいつだったか、Nグランドホテルで伊勢エビと表記していたものが実はロブスターで、車海老と表記していたものがブラックタイガーだったって偽装事件があったからね。でもプロのシェフが伊勢海老とロブスター(オマールエビ)の区別がつかない訳ない。食べてみて初めてわかるのではなく見た目で子供でもわかる筈ですよ。簡単に言えばハサミがついているついてないの違いです。(ハサミの無いロブスターもいる)
もう写真が残ってないし旅館も廃業してしまったのですが、吉奈温泉の芳泉荘では伊勢海老の天ぷらが出ましたね。姿造りや味噌汁では出なかった。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-02-19
でも伊勢海老の天ぷらって贅沢なだけであまり美味しいと思わなかった。クルマエビでいいや。

自室にdancyu2007年1月号があって、鍋の特集なんだけど、26頁27頁に掲載された東京湯島の四万十という店は、味噌味の横綱ちゃんこに伊勢海老が入ってやんの。
豚味噌ちゃんこ鍋に伊勢海老ですよ。これは反則ではないの?豚肉と海産物、しかも伊勢海老なんか入れたら喧嘩しちゃわないのかなぁ。ブレない自信があっての提供でしょうけど。
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横綱ちゃんこ.jpg
脱線しまくりですが、エビラはイセエビらしいね。
ゴジラは熱線を吐いたんだっけ?なら鬼柄焼きだな。
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切れよっ.jpg
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「味噌汁美味しい」
「・・・」
「どーしたの?」
「刺身、切ってねぇじゃん」
「ああ、スプーンでほじくり出しただけ。歯で噛み切ってよ」
「・・・」
包丁は切れが悪くなって砥いだそうですよ。
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今年もおせちは苦手 [自宅グルメ]

私が正月休みを嫌いな理由のひとつにおせち料理が嫌いなのがあります。
伊達巻、昆布巻き、煮豆、ナマス・・・。嫌いなものばかり。味も食感(触感?)も嫌い。しょっぱいし。酸っぱいし。冷たいし。美味しくないですね。
でも喰わされます。実家のジャン母の息子どもへの恒例儀式のようなものです。
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ジャン実家で元旦に弟夫婦が来るので、その前、大晦日に私らは泊まったんですが、実家の引き戸を開けたら上がり口に日高昆布が置いてあった。
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「余ったからあげるわよ」(ジャン母)
「いいんですか?もったいなくないですか?」(ジャン妻)
「お宅は鍋よくするんでしょ。おダシに使えばいい」
ダシ昆布なんかより高いですけどね。だけど余った日高昆布ということはどういうことか。。。
(また昆布巻きを作ったのか。。。)
ということは、
(また大嫌いなおせちを大量に作ったんか。。。)
ということですよ。
実家に上がった途端に指令を受けた。
「上の納戸からお重を持ってきなさい。。。」
(お重を。。。やれやれ。。。)
お重は三段で、漆塗りで光る本格的なものです。重ねて置く時も絵柄を揃えろとか、杯の向きがどうこうとか。。。
と・に・か・く・ウルサいんです。
「アンタも50になったんだからそれくらいやらないと笑われる」
そんなの知らねぇし。知らなくったって日常に支障ないし。軽く諍いになった。
器と杯.jpg
奥の座敷に行ったら、おせちの材料がこんなにあるじゃないか。
嫌いな具の数々.jpg
勘弁してくれよ~。俺の嫌いなものばかり。ナマスまである。
「ナマスじゃないの。酢は入れてないのよ」
「・・・」
「アナタたちが酸っぱいもの嫌いって言うからさ」
「・・・」
だったら作んなきゃいいじゃんかよ。

弟夫婦が来る前に、ジャン母とジャン妻はおせち料理を重箱に詰める。
おせち1.jpg
おせち2.jpg
おせち3.jpg
ジャン妻が海苔巻きを巻いてるところ。
海苔巻き.jpg
「お義母さん、紅いものが足りないですね」
「紅いもの?紅ショウガあるでしょ」
「紅くて甘い粉みたいなの。ああ、あれだ。デンブだ」
「臀部?ケツがどーした?」
「そぼろよ」
コイツ余計なこと言うなよ。買って来てって言いだしたらどーする。
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稲荷寿司。これだけは私と弟の好物。
稲荷寿司.jpg
私がポテサラをこねているところ。
ポテサラ.jpg
ジャン妻の作った豚角煮。
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私も対抗馬としてジャン家から船盛の船を持ってきた。この船は20年前に浅草の合羽橋で買ったんだけど、殆ど使わないまま今日まで納戸の中に眠ってたんです。
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船盛の船は、どっかの居酒屋にあげちゃおうかと思ったけど今回、案外ウケたのであげるの止めた。でも、普段、夫婦2人だけの夕食でこんな船を使うのもねぇ。
刺身は31日にサクで私が買っておいたのです。私の自腹だよもちろん。
御馳走?が並んだ.jpg
宴が始まったが、ジャン弟と2人でおせち料理を断固拒否して箸を出さなかったら、ジャン母自ら皿にとりわけて俺ら兄弟の鼻っツラに突きだしやがった。
「いらねーよ」
「何で食べないの?」
「嫌いだからだよ。毎年言ってんじゃん」
お正月だから食べなきゃダメよ」
「ダメなんか?喰わなきゃダメなんか?」
「そう。食べなきゃダメ」
「余計なことすんなよっ」
親子喧嘩が始まりそうになった。こうなるともう老婦人のエゴとしか思えんね。
ああ美味しくない~.jpg
ああ~美味しくない。拷問に等しい。強制されるのも嫌いなんだよね。これだから正月は嫌いなんだよ。
船盛2.jpg
ジャン義妹の作った鍋。
この鍋で救われたよ。煮しめの数々を鍋にぶっこんで喰った。
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船はからっぽに。。。
船が空っぽに.jpg
ジャン兄弟は口が悪いので、親戚や従兄弟や叔父叔母の悪口三昧で会津の銘酒が2本空きました。
空いた一升瓶.jpg
帰り際、
「おや?これは何だ?」
カズノコ.jpg
「お義母さ~ん。カズノコが置いてあるけど」(ジャン妻)
「あらヤダ入れるの忘れた」
トシだの物忘れがどーのと始まりかけた。
「持ってってよ」
「もういらねー。腹一杯だモン」
忘れられたカズノコは哀れだが、私はカズノコも嫌いなのです。

私らは帰ったけど、泊まった弟夫婦は今頃、昨夜のおせちのあまりものを喰わされてるに違いない。ハッハッハ気の毒に~とセセラ笑ってたら台所にこんなのがあった。
何だこれは?.jpg
開けたら。。。
げっ!!.jpg
!!!
「貰って来たのか?」
「う~ん。。。あまり考えずに渡されたんだけど。。。」
「俺は喰わん」
ああ早く居酒屋料理が喰いたいよ。

そういえば昨年のこの記事でも今年と同じような内容になってますね。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-01-02-2
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