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十割蕎麦屋女将の独り言 [グルメ]

私は蕎麦通じゃないです。
蕎麦屋でいただく蕎麦の美味い不味いがわからない。駅スタンドの蕎麦ぐらいしかわからない。
昼もまず蕎麦は食べない。このBlogでも蕎麦記事は少ないです。
市長VS県知事(煽るつもりはないですよ。)の関連現場でもある静岡市清水区の庁舎へ行った後、藤枝市で公用を済ませ、東へ戻るべく東名吉田IC近くで見つけた店。
外観1.jpg
田吉庵?
田吉?店名は吉田ICの吉田を引っくり返したのか?
広くて新しいインター通りの陰に隠れていました。新道ができたことで店の前の道が旧道になってしまったらしいです。
店の背後は長閑な田園だった。
畑.jpg
駐車場は店前に6~8台程。
この写真は喰い終えてから。入店した時は満車でした。
外観2.jpg
店内はカウンター8席、小上がり4人×4。
衝立に囲まれた2人用テーブル席が2席。
そこそこ混んでいる。
マスクした花粉症の女将さん(今日の主役です)が細高い声で、
「すぅみまぁせぇ~ん、ご飯がもう終わっちゃってぇ~、お蕎麦でよろしければぁ~」
お蕎麦でよろしければったってここは蕎麦屋だが、ランチ時に十割蕎麦と丼物のセットが限定20食となっていたがもう時刻は13時半を廻っているから、こりゃ限定にはありつけないと諦めて入った。
限定20食.jpg
この界隈は他に選択肢がなかった。前に載せた一文字http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26も定休日だったし。
鴨せいろをオーダー。大盛り。
「大盛りだと300円増になっちゃうんですぅ~」
そりゃ安くないな。でもまぁいいです。十割蕎麦ってのは高いものなのでしょう。
ご夫婦か?.jpg天然.jpg
店内.jpg
お品書き1.jpgお品書き2.jpg
お品書き3.jpgお品書き4.jpg
待ってる間ニメニューを見たら、この店の限定20食はかなりアバウトというか、どのサイズで限定なのかよくわからないところがある。
限定20食はご飯の量だろう。だったら小盛りで限定20食なのか並盛りなのか、大盛りなのか特大盛りなのかわからないのです。
仮に特大盛りが小盛りの4倍量だとしたら、限定20食を小盛りに抑えたら80食に増えるんじゃないだろうか。
そのうち妙なことに気付いた。ドタバタした天然女将の呟き、ひとりごとが聞こえるのです。
「頑張りまぁ~す」
「はぁい、ちょっとお待ちになって下さいねぇ」
誰に聞かせてるのか。店主かお客か。目の前に立ってるのでその都度聞こえるんです。そのうち「すみませぇん」「ちょっとお待ちくださぁい」を連発。広い店なので動線が長いのと、温かい蕎麦と冷たい蕎麦、3種類のかき揚げに小盛り並盛り大盛り特大盛り、蕎麦の並と大盛りが絡むので確認の意味でもいちいち声に出してるようです。
既に在庫が無くなった丼で小盛り並盛り大盛り特大盛りは店側が勝手にメニューをヤヤコシクしてる感がある。
突如キッとした目つきで「頑張ります」と小さく呟いたりする。この「頑張ります」は自分に言い聞かせてるのかね。
調理中の店主に聞こえるように「今やるよ~」
「次温かいの二枚だね~。その次大盛ね~」
「くるっとまわったらやるよ~」
この時はホントにくるっと回ったんです。踊ってるんじゃなくて配膳に出てったり、下げに行ったり、いざ出て行く際に何かを添えようと背後を向いた挙動が舞のようだった。
もの静かな店主から指示がとんだ。店主に返そうとしたのかお客に聞こえるように言うには「あるかな?・・・ないかな?・・・微妙ぅ~」
微妙とは何だ?
何があるのかないのか、何を探してたのか、探し者は結局あったのかどうか、在庫の有る無しではなく今いる場所から手の届く範囲にあるかどうか、だったらしい。
茹でて揚げての店主は知らん顔でもなく、天然女将がお会計で掴まってると自ら蕎麦を客席に持ってったのは、十割蕎麦って伸びやすいからだと思います。こんなやっつけチックな注意喚起文言があったからね。
蕎麦から.jpg
天然女将はフロアに出てった店主に「あ、ごめぇ~ん」といちいち謝ってた。女将のホンネとしては店主に調理を専念させてあげたいのでしょう。
意外と広い店なのでバタバタ走りまわったりもしてましたね。
「お時間かかってすみませんでした~」
「大丈夫で~す」
「お待ちくださぁ~い・・・(そして小さい声で呟く)・・・ちょっと待っててね」
「お茶が出てなくてごめんね~、すぐ持っていきまぁす」
先客が多かったので待つこと15分の間、女将の一人芝居を見てた。ようやくにして供された十割蕎麦鴨せいろはというと。
蕎麦1.jpg
蕎麦2.jpg
陶器の器に入った蕎麦はそれほど多くない。
少ないな。これで大盛りとはね。
味は悪くはないが、蕎麦に疎い私は十割蕎麦がどういうものなのかわからない。
蕎麦3.jpg
蕎麦4.jpg
ずるずるすすってたら天然女将が話しかけてきた。先客がさばけてオーダーが出尽くしたのか、ある程度気持ちに余裕がでいたらしい。
「アタシ鴨南蛮大好きなんですぅ~」
だぁいすきぃ~、こんな風なイントネーションです。私は眉をひそめた。何をブリっ子してるか。トシを考えなさい。大人とは思えん。
「鴨南蛮だと何枚でも食べられちゃえうんですよねぇ~。お客さんでもう1枚追加する方もいますよぉ~」
何だと?バカな私は挑発にのった。
「今そうしようかと思ってたんだよ。もう1枚いい?」
「え?もう1枚いきます?」
「うん」
「はぁい。カウンターさんもう1枚追加ぁ。汁はありますか?」
「汁はある」
蕎麦5.jpg
蕎麦6.jpg
なるほどこれが並盛りの量か。少な過ぎら。
蕎麦7.jpg
蕎麦8.jpg
残った汁を蕎麦湯にどうやって移そうか困った。レンゲがないんだもん。
しかたないから直にすくいました。
蕎麦湯1.jpg蕎麦湯2.jpg
暖簾.jpg
ボード.jpg
挑発にのった私は1400円大盛りプラス300円、そして追加のもりそば650円で2350円というバカ高い会計になった。
それでいてまだ足りない。替え玉の感覚で追加するとお財布が厳しいですよ。
女将の天然劇場とネタ提供してくれたことでヨシとしよう
どうも私は蕎麦屋に向いてないみたいですね。
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