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Generation Gap [人間ドラマ]

タイトルがこの記事の内容に合ってるかどうか自信がないのですが、調べたら世代(時代)による文化、価値観、思想などの相違のことだそうで。
年齢差だけを指すものではないようです。
宴会料理写真は記事の内容に全く関係ありません。
宴会料理1.jpg
長年ソリの合わない中堅女性社員(※)が私に言うには、
「〇〇さん(私のこと)入社式出ます?」
「出ねぇよ」
案内は来たけど私は出ない。入社式式次第には、〇長の挨拶、役員の紹介、新入社員自己紹介、入社辞令の交付、入社祝いの言葉、その他、かた苦しい堅苦しいのが並んでいたが鼻白んだ。
「役員しか紹介されねぇ式なんかに俺が出る訳ねぇだろ」
言い換えれば、出る訳にいかないだろ、でもある。何で役員の紹介なんかするのか私は理解できない。
一昨日が入社式だった。新人どもはしばらくの間、泊まり込みで研修施設で研修している。
また冒頭の女性が言うには、
「新人の歓迎会どうされますか?」
「出ねぇよ」
即座に断った。その案内も来てたけど断った。
「出ないんですか?」
「出るわけねぇだろ」
「昨年はどうされたんでしたっけ?」
「昨年も出てねぇよ」
昨年どころかずっと出てない。
新人歓迎会の翌日、改めて現場への辞令が出るのですが、私が新人の前に現れるのはその辞令直前の1時間枠で昨年は午前中だった。ある大事なテーマ研修で初めて新人の前に立つことになる。
そしたら○長がスッとんできて、
「〇〇さんは歓迎会にどうして出ないんですかぁ」
「どうしてって・・・」
私は詰まった。出なきゃいけないのか。私なんか出なくていいじゃないかと思った。
これでも私は自分がどんなキャラクターかわかっているうもりです。夢と希望と理想で目を輝かせながら、内心では自分が社会に通用するかどうか一抹の不安を抱えたヒヨコたちを相手に、歓迎会の席で、
「お客さん扱いは今日までだぞ」
「同期は友達じゃない。今は横一列だがそのうち差がついていくんだ。追い越し追い越され、抜いて抜かれて」
「会社は友人を作る場所じゃねぇぞ」
「どんな形であれいつかは辞めるのだからキレイな辞め方をしろ」
「1年目で給料が不満なら早く辞めろ、教える手間と経費が無駄になるからすぐ辞めろ」
こんな風に絡んだら新人たちはドン引きになる。
「止めといた方がいいです。新人はまだお客だし、私なんかが出て真実をズケズケ言う訳にいきませんよ」
「自分なんかが出てはいけません」と言いたかったのです。ホントは私の口からいろいろ真実を言っちゃってもいいのかも知れないが、相手は20代の小僧や小娘でここまで年齢差が開くとシンドいです。新人を持ち上げるTALKはできないし、だいたい会話が通じないだろう。何十人もいるんですよ。私ひとり浮くに決まっている。
欠席にしました。当日はどっか他へ飲みに行こうと思ってます。
宴会料理2.jpg
(※このオンナはhttp://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-07-05他に登場済してます。今でもソリが合わないし嫌いですが、10年以上一緒の会社にいると何処かお互い尊重し合う部分もできて好き嫌いは関係なくなりますね。)
ソリ合わない女性の手許に1枚の辞表があった。
「〇〇さん(私のこと)、Rさんの退職届け届きました」
「ああ、アイツか」
昨年春に入社した1年生社員です。1年もたなかった。私はその1年生社員をダメもとで説得にいったがフラれています。
それと、あることが閃いたので、
「アイツ退職届ちゃんと書けてるか~?」
「それが・・・」
まず封書を見たら宛先名が違っていた。同姓の別人の名前が書いてあった。
株式会社何々・・・ウチの会社名は合ってますけど、宛先の代表取締役の名前が伊東さんになっているんですよ」
「伊東に?」
現場統括責任者だった伊東甲子太郎はもういない。別ステージに去ってしまった。伊東は重役だったが代表取締役社長じゃないぞ。
宛先間違えたRという社員は女性です。表題のGENERATION-GAPを痛烈に感じさせられた子です。
昨年の初夏、Rから資格証明するもの(賞状タイプ、B4サイズ)が「部屋に郵送されてきました」という連絡があって、私は「FAXしてくれ」と指示した。
「今日ですか?」
「届いたんだろ?」
「今日は持ってきてません・・・」
語尾が消え入りそうな声だった。
「私は研修の時に、届いたら私宛に連絡、FAXしろと全員に言ったぞ」
「・・・」
ああ、覚えてないんだな。まぁいい。
「明日にでもFAXしといてくれ」
「明日は公休で・・・」
私はイラッとした。でもグッと抑えた。
「じゃぁ次回出社時に送ってくれ」
「ハイ」
ノラリクラリで暖簾に腕押し、糠に釘、馬耳東風、そんな感じの子だったのです。お嬢様らしい。
宴会料理3.jpg
資格証明するもの(賞状タイプ、B4サイズ)のFAX指示ですが、いまどきの子はB4サイズをA4サイズに縮小することができないようですね。
A4は国際規格サイズでB4は日本の美濃紙をベースにした国内だけの規格サイズ。日本の免許証や賞状がB4サイズなのは何故だろう。
明治の頃から縦書きのB5サイズの名残だというのは本当なのだろうか。A4の方がファイリングし易いのですが。
そして中1日おいて、私の会社携帯が鳴ったのです。
携帯に出たらピーッって音がした。
何だ?
誰かの悪戯か?
不審に思いながら切った。
すぐまた着信があって、ピーッて鳴るんです。なんなんだこれは?
また切ったら3回目のコールがあってピーッて鳴ったの。着信番号を見て検索したら都内某所にあるウチの支店だったのです。それはFAX番号だった。私の携帯にFAXしようとしているのは誰だ?
すぐその現場の外線へ架けて、
「そっちの誰か知らんが俺の携帯にFAXしてるバカがいる。すぐ止めさせろっ」
受話器の向こうでは出た事務員が「ええっ!!」仰天してた。「ちょっとRさん何やってんのっ!!どの番号へFAX送ってるのっ!!」
Rだと?アイツか。
例の新人だったのです。送信操作はすぐ停止したようだが、FAXはゼロックスの複合機なので、多種機能搭載のデカい機種のせいかFAXを送信したJOBがなかなか切れないのです。一旦切ったらまた4回目のピーッっが鳴ったのでまた架け直し、「JOBが残ってる。それも削除しろ」と指示するハメになった。
その後で本社事務所にFAXは届いたが、それをもとに書類作ったら現物を預かって窓口に持参しなきゃならないので現場に行ったの。そんなキツくは言わなかったつもりだが、オドオドでてきたRをドヤしつけた。
「携帯にFAX来るヤツあっかよっ」
Rは下を向いているんです。ごめんなさいでもすみませんでもない。俯いてしまった。
怒鳴るんじゃなかったという後悔もあったが、ちゃんと謝らない姿勢に疑問を感じた。私が立ち去った後でリーダーが注意したらしいが、「ハイすみませんでした」・・・
何故、私に謝らないのか。
相手がバカとはいえ若い子をドヤしつけたことはマズかったかなとも思った。今は叱る、怒る、この線引きが難しい時代になったので、相手がどう思うか受け止めるかわからないからである。
だがその後もRの態度は何でもかんでも何処か他人事で、Rと別の現場で会う段取りをつけた時、
「現場に来る時にまた資格証明書を持ってきてくれ」
「・・・」
「どした?」
「あの・・・もう一度お願いします」
あん?私はそんな難しい日本語を使ったか?
「何処何処の現場に行くんだろ。そこで資格証明書預かるから持ってきてくれ」
指示した私が復唱させられたのです。指示を受けたRからの「復唱します」はなかった。
私はRの現場責任者にボヤいた。
「ダメだ。会話が、日本語が通じない。これが年齢差、ギャップというものか。私の言い方が悪いのか」
「大丈夫です〇〇さん(私のこと)、私たちも全員会話が通じないですから」
それで社会人やっていけるのだろうか。
宴会料理4.jpg
その後Rは別の現場に異動したのだが、そこでも深夜残業時に注文したテイクアウト、デリバリーを、自分がオーダーしていない誰かの野菜サラダを食べてしまって激怒されたとか、何かやらかしたらまず何を差し置いても謝る姿勢が皆無なので所属長をキレさせ、「そこにしばらく立ってなさい」と言われて石のように固まってしまい、現場が混雑してもかなり長時間そのまま立っていたとか、僅か1年の在職期間でヘンな伝説を造った。
最後にやらかしたのが辞表の冒頭に書いた代表取締役の誤記入。
「あいつは社長の名前も知らなかったのか。知らないまま辞めるのか」
「社長の名前を知らないまま1年間勤務したんですかねぇ」
「伊東が社長だと思ってたのかな。だから辞めたんじゃねぇか」
悪意のこもった私のジョークには応えず、「誰も書き方教えなかったんですかねぇ」
Rを最後に面倒見た女性管理者に、「Rは深窓のお嬢様かもな。お城の後宮で召使にかしずかれて生活するのがお似合いだ」
「ですねぇ。アタシもかしずかれてみたい~」

私は渦中のその子、Rをダメもとで慰留に行った時、「社員で週5日働くのがキツいんです。週3日のパート時給でいいんです」と言われて口あんぐりになった。
だったらウチに正社員で入社しなきゃいいのにさ。来る者拒まず数多く採用するとこういうバカが少なからずいるのです。今年もいるに違いない。
それでも生活力を心配してあげたんですよ。「時給で週3日で生活できるのか?」って。そしたら、
「だって私、普通の人より時給が高いですから。うふ(笑)」
Rは初めて私に微笑んだ。最初で最後。勝ち誇ったかのように。残り2日をコンビニかマックでバイトするとも言ってましたね。
過去に登場した問題児ほど思い入れは全くないが、FAXを携帯に送信したオンナ、生涯記憶に残るだろう。
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