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ルナ [グルメ]

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私は喫茶店へ殆ど行かない人なのです。
まずひとりでは絶対と言っていいくらい行かない。ひとりで喫茶店に入ってそこで何をするのか。何をする場所なのだろうと疑問に思うくらいです。
喫茶店愛好家の殆どはそこでコーヒーを飲まれるか喫煙もなさる、すなわ一服、一喫、ひと息入れるのだろうけど、平時、昼休憩も1時間しっかり取らずに喰ったらすぐさま次へ移動するせっかちな人種なのと、早く上がれる日は17時に上がって即座に酒場へ行きたい人間なのです。
普段、自分でコーヒー煎れようともしないし、自販機で缶コーヒーを買ったりもしません。
ジャン妻はコーヒーが無いと生きていけない人で、1日にコーヒーを多い時には7杯くらいガバガバと飲んでる。そんなに飲んで胃が大丈夫か?と思うが。私は別にコーヒー無くても生きていけるし。
そのクセ昨夜もひとりで酒場にいました。ひとり居酒屋は全く苦じゃないのにひとりで喫茶店にいるのは苦手でして。
まぁ忙しない人間なんです。
でも面接、面談、何かの事情聴取で利用することは稀にありますけど、それは会って話を聞く、話をする、現場では話せない目的があってのことで場所として利用するだけです。
渋川駅前、Blog取材対象のお目当ての店が2つお休みで、後日スコッチさんから渋川で有名な街角食堂を教えていただく前でもあり、駅から街並みをウロウロ歩いて飛び込んで失敗後悔するという愚を避けたくもあり、これ以上ない立地にある駅前喫茶でルナに玉砕覚悟で踏み込んだ結果は当たりだったのですが。。。
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入るのに最初は多少の勇気は要るかも。
2階にあるので階段をギシギシ上がって店に入る。
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振り返って階段を見おろしたところ。
吹き抜けにツバメの巣が3つもあった。もちろんこの時期に雛は巣立っていません。だが巣を壊さないでそのままにしてる辺りはオーナーの優しさが感じられた。
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入る前に一抹以上の不安が湧きあがった。
タバコの煙が充満してるだろうか。
厚化粧の大年増のママがひとりで営ってるのかも知れないよ。
バアさんたちのたまり場になってたりしない?ダミ声でギャハギャハ喋ってたりして。
椅子やテーブルはちゃんと拭いてあるかな。ベトベトしてないかな。
出されるものがレンジでチンだったら。
地元の客だけの世界で私のような余所者は冷たくされるのではないか。
等々、結果から見れば失礼極まりない事前予想(妄想?)を描いて勇気を奮って入った店内です。
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案に相違して設備は古いが小奇麗。
ALLテーブル席。
店内にはムード音楽が流れている。ムード音楽って死後か?イージーリスニング?高崎の中央銀座アーケードに流れる映画音楽等がもの哀しく流れている。ポール・モーリア?レイモン・ルフェーブル?フランク・プゥルフェル?カラベリ?城達也さんのナレーションで有名な昭和のジェット・ストリームの世界ですよ。
駅側の窓からは優しい光が差し込んでいる。
背後にはグランドピアノがデンと鎮座している。
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厨房に立つ人当たりの良さそうなマスターは二代目(先代の息子さん)らしい。
「おくるまですか?」
「いや、電車で・・・」
「ああさようでしたか。おくるまでしたらそこの駐車場に停めてください」
今日は電車だよ。「おくるまでしたら?」とは次も来ることを想定して言ってるってこと?
くるまで来たらルナ前の有料駐車場に停めてその旨をマスターに伝えると1時間無料駐車券をくれるそうです。
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マスターは何処かに電話してる。
相手がなかなか出ないようでそのうちプチキレだした。「・・・ったく早く来いよ。何やってんだか・・・」
このブツクサは店内の空気にそぐわないがバイトの子でも遅れてるのだろうか。そしたら普段着の爺さんが店に入ってきて厨房の中に入っていった。
「こっちナポリタンやるから先にフロア南番さんにコーヒー出してくれる」
先代?親子かもしれない。
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年季の入ったメニューではある。
だけどこの血が飛び散ったような赤いシミは何だ?
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8:00~11:30がモーニング。
私が今いる時間帯の11:30~14:30はランチ。
15:00~スペシャル。
それぞれABCとあるのでCをオーダーすれば間違いないようです。
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ランチのCです。ナポリタン、ミックスサンド、サラダ、スープ、アイス、コーヒー、これで850円とはスバラしい低価格ではないか。
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テキトーに切ってテキトーに挟んだようなサンド。
やや辛いバターがベットリ。ブ厚いハム。
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大缶から丸く削り取られたバニラアイスはレディボーデン?
最初から供されたので、食事時間の経過とともにデロデロに溶けてしまったけど。
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ルナは昭和の頃からそこにある純喫茶店のようです。
でも喫茶店ブームは昭和の彼方に去って久しい。くるま社会に替わられ、新幹線の開通で渋川駅に停車する電車の本数も減り、お客は駅前から郊外のロードサイドに流れてしまった。
都内でも個人経営の喫茶店なんて数が激減してます。ドトール、ベローチェ、スタバ、サンマルク、エクセリシオールといったチャーンカフェや駅カフェですら、コンビニのイートインに取って替わられてる。
この店にもかつて多くの客が朝昼夜を問わずに集う華やかな時代があった筈。その時代のルナを私は知らないし最初は仕方なく入ったルナですが、そこだけ時計の針が戻ったような、時間が止まっていたような、忘却の彼方に去った時代の雰囲気を過ごしたひと時を過ごしました。
時の経つのは意外に早くて長く、食後に公用先に出向いたら担当官から「遅かったですね・・・」と言われた。
だってそこだけ時が止まってたんですよ。
レトロな昭和喫茶店とはこういうものか。喫茶店というジャンルに久々に触れた。後日モーニングで再訪していますがそれはまた後日に。
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