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馳走 なか川 [グルメ]

盆明けの16日。
七も克も全滅。再訪しようとした竜苑もダメ。群馬八幡の気分でもないし。
思い切って新規訪問しようと。市街地の南外れにある和田町を歩いた。
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昭和の香りが残っている町だが、主要幹線道路が近くにあるのでくるまは頻繁に通る。
延々と灯る街燈たち。でも営っている店は少ない。
行く店は、建設中の高崎アリーナの傍、高崎駅を出た上信電鉄が最初に渡る大踏切の袂にある。
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高崎に住んでた平成24年~25年春はこの大踏切をよく渡った。何度となく前を通り、踏切の袂にあるこの店が気になってはいたのだが駅から遠いので、通り過ぎたらそれきり忘れてご縁が無かった。
社用車の助手席に乗ったジャン妻が、「何この店?蕎麦屋?小料理屋?」と訝しんだのを覚えている。
幟には高そうな素材ばかりで、スッポン、河豚、ハモ、クエ、そして蕎麦。
今は高崎アリーナが堂々そびえ立とうとしている。時代遅れの昭和タイプの大踏切、建設中の近代的なアリーナ、そしてこの店、閑散とした和田町の商店街。
昭和の情景に近未来のアリーナが無粋に割り込んで来たようである。
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小さい店なので電話しています。一見がひとりでフラッと入れる店じゃなさそうな雰囲気を醸し出しているので。
「今日、初めてなのだが、ひとり入れるかな」
「おひとりさま・・・ですか?」
「そう」
「少々お待ちください」
ここでかなり間があったのは、盆明けで河岸がまだ休み、限られた素材と予約客の間に一見のひとり客が入れるかどうかをオーナーに相談しているのだろう。
そういう空気でわかるものなのだ。オーナーがワンマンで、スタッフとの力関係がね。
「お店は6時からですがヨロシイでしょうか?」
あ、大丈夫そう。
「7時か7時15分くらいに伺います。駅から歩くので」
「では7時か7時15分に」
くなしり、竜苑もそうですが、ひとりでも事前に電話をするしないで大分、違いますね。こっちが店におもねる必要はないですけど、最初だけ店側へ多少でも気遣うと、会計して店を出た後の自分自身の胸に残った余韻、印象に多少なりともいい方向へ影響するようです。
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店の入り口に提灯と暖簾。引き戸を開けたらそこにも赤い暖簾があった。
若いのが出て来てカウンターに誘われた。1階はカウンター5~6席。割烹着を着た女性店員さんは・・・女将さんかなぁ?
2階にはお客さんが数組、いるようだった。
綺麗な木のカウンター。
正面に業務用冷蔵庫があり日本酒の銘柄が見える。
白い割烹着を着たご主人はお客には優しそうである。
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今日はまだ河岸が休みなのでナマモノは無し。
無しなんだけど、2階の予約客には盛り合わせが出てましたね。
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最初に出されたもの。
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オクラをタタイたり、ミョウガだったり、ハモの内臓を塩辛っぽく浸けたもの。
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さて、見事にメニューが少ない。これは定番でいくしかない。思い切って二番目か三番目に高い仙台牛の朴葉焼なんてのと、ハモ天をお願いした。

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いきなり仙台牛のマウンテンである。
サシのが程よく入った仙台牛が盛られている。
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私は戸惑った。喰い方がわからないのである。
「火は点いてございますので」
器に触れてみた。なるほど暖かい。火が点いているがこういう固形燃料はすぐには焼けないのだ。
「どうやって食べればいいのさ?」
「焼き加減はお好みで。こうしてお味噌と混ぜているウチにフツフツしてきます」と言いながら、肉を崩して広げ、間にキノコを散らしてくれた。
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焼けるまでに時間を要したが、なるほど肉は美味いね。
牛肉に味噌。バタくさい牛肉に味噌??
私は内心で、「客に調理させるんじゃねぇ」多少は思ったが、この店、見てると調理は主人ひとりなので、こういう客にじっくりと焼かせるイベント料理で間を稼ぐのもひとつの手段ではあるのだろう。
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次にハモ天。
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別に私、ハモなんか好きでも嫌いでもないのよ。クローズした田町の浜潮さんもハモがウリのひとつだったけど殆ど頼んだことないからね。だけどハモ天は小骨すらない。しっかり仕事をしていますね。
小骨があるだけでイラッとするケースもあるからね。
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クエの西京焼。焼き魚なのにお皿が温められている。
何で枝豆が添えてあるのかワカランが。枝豆にも西京味噌が浸みていて、それを指先で摘まむから手先にも西京味噌が付いちゃうのだ。拭い終わったら新しいおしぼりを出してくれた。
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仙台牛、ハモ、クエ、とまぁ高級素材しかなかったのだが。締めにお蕎麦。キンキンに冷えたお蕎麦。冷やし中華より冷たいお蕎麦。
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日本酒は滋賀の七本槍。これはこぼし酒で注いでくれた。こぼし酒はサービスだけど受け皿が浅い。こぼれちゃうんですよ。銀色の受け皿に溢れたお酒が飲み難くグラスに注ぎ難い。もう少し深い皿か升がいいと思う。
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店主は常連のお客を腰低くお見送りした後、外に出て裏から厨房に入るのです。お客には丁寧。反面、小さい店で主人一人で調理していることもあり、繁忙時間になると店主のイライラがこっちにもハッキリ伝わる。女将さんが若いのに指導、指示するのは丁寧で穏やかな口調だが、店主は女将さんと若いのには厳しい。小声で注意しているのだが、こじんまりとしたカウンターには筒抜け。
「これさぁ・・・これこれこういう風にやってよぉ」
詰るような口調だったね。主人が女将さん?に直接言ったのだが、女将さんが2階に上がっていった隙に、若いのに
「ママにこれこれこうするよう言っといてよ」
「ハイ」
直接言えばいいのに(笑)。
言えない内容なのかな。内容によっては力関係が逆だったりして(笑)。
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帰りの際、女将さんがとてもにこやかに外までお見送りしてくださった。
外に出たら、ドーンドン、ドロドロドロ、何処かで轟音がする。
「何だ?カミナリか?」
雨が降りそうな雲行きではある。路面が濡れてるので、飲んでる間に少しは降ったらしい。
「見えないですねぇ。あ、そうそう。ここから離れてますが、新町(倉賀野の次)で花火があるって」
音だけである。見えない新町の花火はどんな華麗な大輪で夜空に輝いているのだろう。
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2016年8月。。。
上州と縁あって5年目の夏が終わろうとしている。
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104効果? [グルメ]

両毛線、信越線のポンコツ車両故障2連続の後、安中駅からタクシーで某行政へ。
13時過ぎにアポを取ってあるのだ。昼時にはちょうどいい時間帯だが、今日は火曜日でいつもの104が定休日なのだ。
おうぎ屋で濃い味の味噌ラーメンか。
おうぎ亭でカツ丼といくか。
知味飯店まで歩くか。
あってりめんは遠いし。
朝鮮飯店やGUSTは極力避けたいしなぁ。
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おや?営っているぞ?
今日は火曜日だから定休日じゃないのか?
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先に公用を済ませた。
いつもの担当官が電話中で、ナンバー2の方が対応してくれた。
では火曜定休なのに、何故か営ってる104へダッシュ。
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「あれぇ。今日は出張ですかぁ?」
いつもの台詞ですが。
「火曜日が定休日では?」
「昨日急に休んじゃって。だから今日は開けたんですよ~」
振替営業ですね。私だったら連休しちゃうけどね。マジメだな。
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先に出されたスープ、サラダを平らげた頃に、あ、着信がある。安中市からだ。
折り返したら先ほど出した書類に一部不備があるというんだな。
だったらその場で言ってくれりゃいいのにさ。どんな不備か聞いてみたら届出上の印鑑洩れだった。それはチェックを怠った私が悪い。
その届出の中に有資格者の長期〇〇休による時間数減の届出があった。〇〇休とはいえ登録上の名前は残るので(復職が大原則の為です。)常時勤務時間数40h/Wを0h/Wにする内容が盛り込まれていたのだ。
その名前が難しい漢字で・・・例えばサイトウさんだとします。サイトウのサイの字が難しい齋の字だったので、うっかり印鑑を調達、押すのを失念してしまったという訳。
本人は〇〇休なのでもう出てきていないので、そこだけ改めて後日に郵送するしかない。

「〇〇休なんですよね?だからご本人はもう現場にいない訳ですか?」
「そうです。しばらく勤務実績は無くなる訳ですが内規では復職させるのが大原則なので名前は残します。」
「なるほどそういうことですか。でもご印鑑がないとそこだけ書類として成立しないので・・・」
本来は当人が捺印してそれプラス会社印を押印して成立する内容なのだ。
「ちょっと上司と相談してまた折り返します」
めんどくさくなった私は、「それだけ取り下げましょうか。まだ私、近くにいるので」
「え?お近くにいらっしゃるのですか?」
「104で昼を食べてるところで・・・」
「あ~、そうだったんですかぁ」
それまで事務的に籠った声だったのが急に明るいトーンに変わったぞ。そこで一旦、電話は切れたのだが、メインのバーグをガッついてたらまた着信があったんですよ。でも折り返すか、引き返せばいやと思って出なかった。
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「今日は火曜日だから、休みと思い込んでたのでラッキーだった」
「こちらも開けてよかったです。またお願いしまぁす」(マスター)
そして行政に戻ったのよ。
「あ、わざわざお戻りいただいてすみません。2度めにお電話したのは、既に登録されてる方なので印鑑は無しで大丈夫です。それで受理しますとお伝えしようと思いまして・・・」
まぁ機嫌のいいこと。これは104効果かな。安中市の行政が104を推奨している訳ではないと思うが、やはり他から来て地元のレストランを利用するとウレシイものなのだろうね。
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帰りのタクシーの運ちゃんに東京から来た私の四方山の延長でその件を話したら、
「ああよかったですねぇ。安中っていいところなんですよぉ」
私もそう思う。これまで幾度となく人情に触れた街である。
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首都圏JRダイヤ乱れ一要因 [鉄路と風景]

目覚めたら新前橋駅だった。11:40前後だったと思う。
私は両毛線の伊勢崎駅で11:20発の電車に飛び乗っている。この11:20発の電車は定刻を3分ほど遅れた。単線だから行き違いが上手くいかなかったのかも。
乗った車両は旧湘南型の115系昭和タイプ。緑とオレンジの湘南色。4両編成だった。この車両の輝かしい全盛期は昭和の彼方に去っている。私の地元神奈川県の湘南路線を走っていた。
懐かしい車体だが今となっては古い車両。現在JRでの保有率は全盛期の半分もないそうである。
見るからに車体が重そうである。モーター音、空調音、走行中レールの継ぎ目に当る時の騒音がかますびしいのだ。
走行中の車両はギシギシガタピシ鳴る。かつては花形だったのが今は軽快な新型車両に押され地方に追いやられて余生を送っているのだが、ガタが来てるみたい。
それがこの日、立証された。
それも、2回も。。。

高崎駅に11:53に着くまでの短い時間、私はそのガタンガタン鳴る音が逆に心地よくなり、伊勢崎を発車したらすぐに眠ってしまった。駒形、前橋大橋、前橋の記憶がない。
ただ、伊勢崎を出る時、「新前橋で車両の切離しを行います」とかアナウンスがあった記憶がある。
短い4両編成をどう切り離すんだ?と訝しんだが、新前橋で起こされて流れたアナウンスは、
「おそれいりますが、お降りになったホームの向かい、1番線に停車中の電車にお乗換えください」
なんだって?
乗り換えろと??
車輌故障らしい。
高崎駅に着く前に眠りを妨げられた私はダルそうに下りて乗り換えた。

それでも高崎駅に11:53に着いた。停車する前に、「本日に限りまして5番線に停車致します。新前橋駅でのお乗換えにご協力いただきありがとうございました」のアナウンス。
私は12:20発の横川行に乗り換えて安中市の役所に行かなくちゃならないのだが。
アポは13:00過ぎ。一旦、5番線6番線ホームに下りた。
そしたら、「5番線に停車中の電車は12:20発の横川行です。ご乗車になりましてお待ちください」というアナウンスが流れた。
5番線に停車中の電車ったって、それはたった今、私が新前橋で強制的に乗り換えさせられて高崎まで来た車両ですよ。ってことはここからスイッチバックよろしく安中方面へ行く電車になるわけか。だから本日に限り5番線に・・・だったのか。
だったら下りないで乗ってりゃよかったな。発車まで20分弱あるが、ボロいけど空調が効いている115系電車に再度、乗りなおした。
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発車を待ちながら、「今日は火曜日だから104は定休日なんだよな、何処で昼を喰うかな・・・」、な~んてことを考えてたのだが。。。
ホーム上でヘンな雰囲気になっている。車掌と駅の助役、作業員らしいのが2人、ホームに立ち寄って打ち合わせを始めたぞ。
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作業員が無線で何処かに連絡している。
そのうち作業員が車両を指差して・・・というか、私の方を指差して、「お客さん乗っちゃってるし・・・」、「下ろさないと・・・」アヤしい不穏な会話が洩れ聞こえてくるじゃないか。
案の定また、「5番線に停車中の電車は車庫に入ります。ご乗車はできません」とさっきと逆のアナウンスが流れたものである。
私は眉間に縦皺が立ったのが自分でもわかった。只でさえ人相が悪いのに余計に悪くなった筈である。
保線作業員と打ち合わせ中の助役をとっ掴まえて聞いたのよ。
「どーしたのさ?」
「あ、この電車ですか?モーターの故障なんです」
なんだと?さっき新前橋で乗り換えたのも車両故障だろ。乗り換えた代替え車も故障かよ。僅か30分もしない間に2回も故障したのか。
横川行は1時間に1本しかないので。
「12:20発の横川行はちゃんと来るんか?」
「大丈夫・・・だと・・・思います・・・」
自信が無さそうであった。
「この車両が車庫に引き上げてから電車が入線しますので」
私はやや憮然とした。僅か30分の間に2回めだからね。
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ところがそのポンコツ車両がなかなか車庫に引き上げないのである。そのまま居座ってる。駅構内の電車の流れを追って見てたら、7番線から12:06発特急草津上野行を先行させ、4番線には12:04発の湘南新宿ライン特別快速小田原行が停車中で、2番線と4番線の先っぽに追いやられている短い3番線ホームの八高線12:10発ディーゼルカーまでもが先に動く始末である。ポンコツ115系はそれら先行車両の合間をぬって駅より東にある車庫、ヤードに引き上げるらしいのだ。
運転手、車掌、駅助役、作業員2人、勤務明けの私服職員2名が加わり、「参ったよ~」、「故障しちまってさ~」、グダグダ井戸端会議ならぬ雑談、立ち話が始まる始末である。
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こういうトラブルで首都圏のJR職員はまずホームに現れないケースが多い。首都圏の通勤客は利用客数もダイヤの本数も高崎の比ではないし、桁違いに数がいから中には気の荒い客もいる。下手したら暴力沙汰になりかねないところがある。
それに比べて高崎駅ホームにいる職員どもはのんびりして牧歌的だった。乗客も詰め寄ったりしない。勤務中の職員、勤務明けの私服の職員も混じって、「参っちゃったな~」の世界である。苦笑いを超えて白い歯が見えるくらいに笑ってたからね。
向いの4番線には12:08発の伊勢崎行がいてこれはすぐに定刻通りに発車した。でも私はその伊勢崎行の女性車掌に向かって駅助役が、「参っちゃったよ~」のような軽口を放っているのを見たぞ。不謹慎を通り越している。首都圏ではありえない光景である。
車庫に引き上げたのは12:15頃であった。「とっとと車庫へ引き上げんかい」と思ったよ。
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その後に12:14発の湘南新宿ライン特別快速小田原行が5分遅れで去って行く。こっちの信越線横川行の代替え車両は12:20までには来ないとみた。
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だが代替え車両はホントにあるのだろうか?
「ストック車両はあるの?」
「ございます」
「まさか実はあっち(ヤードを指す)に電車の在庫ゼロってことないだろうな?」
私は端っから疑ってかかってる。
「ございますございます。あちらの左側にバックヤードがございまして、そこからこうやって(腕を旋回させた)きます。あ、あれです。今、チラッと見えました。もう間も無く来ますので」
なるほど遠目に見ると、電車の先頭部が見えて灯が点いている。
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「お客さんお待たせしました。今、参ります」
ゆ~っくりゆっくりこっちに向かって来る。
ところが。。。
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「あ、あれ??」(助役)
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「あ~、あっち行っちゃったよ」(助役)
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あっち行っちゃったじゃないよ。バックヤードからやっと来た電車は私がいる5番線ではなく4番線に逸れてしまったのである。行き先表示を見たら12:30発の両毛線小山行である。
「こっちに来ないであっち行っちゃったじゃんか」
「あ~ぁすみません・・・ったく何やってんだ」
助役は無線にかじりついた。
「オォイなぁにやってんだっ。4番線に行っちまったじゃねぇかっ。5番線だよっ5番線っ。えっ?この後に来る?」
野卑まる出しのTALKだったがまさか私に対しての演技じゃないだろうね助役さん?無線を切った助役は、「ったくホームのこと考えろよ」とブツクサ言っていたが私に聞こえるように言ったとしか思えない。こうなるともうギャグの世界である。私は淡麗プラチナダブルのCMよろしく、「愚痴るよりネタにしちゃうか」の心境になり、幾分と気持ちに余裕が出て来た。
それでも詰めよったよ。
「さっきからネタを提供して笑わせてくれてるが・・・」
「あ、いや、あの・・・」
「ホントに横川行は来るんだろうな?」
「お客さんすみません。あっち(4番線)に先に流しちゃって・・・。大丈夫です。来ます。この後に来ます」
1時間に1本だから焦ってるように見えないのだ。

この図を見てください。
配線図.jpg
(出典もと。配線略図Nethttps://www.haisenryakuzu.net/documents/jr/east/takasaki/
左にバックヤード(センター、車両基地)、右に高崎駅構内、2つを結ぶ線路は途中で砂時計の真ん中ように狭まっているでしょう。バックヤードからストック(代替え)車両を搬送しようとすると、短い距離とはいえ一旦は本線を走行しないと駅ホームに来れないらしいのだ。さっき助役は腕を回すように説明してくれたのはそこをなぞってくれたのである。
横川行の電車故障をなるべく他の路線に影響させないよう合間をぬって搬送するしかないのはわかった。動線の問題のようである。
助役の肩越しに.jpg
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「あ、ほら、今度こそ来ました」
「今度は大丈夫だろうな」
「大丈夫です。ホラ来ました」
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待ちに待った代替え車両は5番線に向かってゆっくりゆっくりやって来た。「てめぇ早く来いよっ」と罵ったら、前で写真を取ってた学生君がビクッと振り向いた。
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高崎発は12:27過ぎだった。1時間に1本。定刻より7分遅れ。
高崎駅や群馬の世界では誤差の範疇かも知れないが、4番線に停車中だった湘南新宿ライン特別快速小田原行が出たのは12:19頃だったので12:14発の定刻より5分遅れた。今頃ここから遠く離れた首都圏では、高崎駅構内での車両故障・・・あるいは車両点検で遅れが出ていますといった言い訳アナウンスが一斉にテロップで流れたであろう。
首都圏を貫くJR長大路線の遅延原因の一旦を見たぞ。
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ぐんまちゃん列車 [鉄路と風景]

別に私は上信電鉄の廻し者ではないですが。
上信電鉄創立120周年記念事業、ぐんまちゃん列車運行についてご紹介します。たまたま来たのに乗車できたのです。
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上信電鉄株式会社(高崎市鶴見町・代表取締役・木内幸一)は、本年12月27日をもって創立120周年を迎えます。
これを記念し、地元群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」を電車ボディにデ ザインした「ぐんまちゃん列車」を運行いたします。
1.コンセプト
当社が本年12月27日に創立120周年を迎えることを記念し、ゆるキャラグランプリ2014で堂々の1位に輝いた群馬県のマスコット、ぐんまちゃんをデザインした電車を運行いたします。 ぐんまちゃん列車の運行により、群馬県およびぐんまちゃんの更なる知名 度向上とともに観光誘客を図ってまいります。
また、沿線自治体の、ご当地ぐんまちゃんや、今年誕生した当社の鉄道むすめキャラクター、富岡しるくのデザインも配し、沿線住民の皆さまに愛着をもっていただき、沿線地域の活性化ならびに鉄道利用促進を目指します。
世界遺産の富岡製糸場や荒船風穴、世界記憶遺産国内候補に選定された上野三碑にお出かけになる際にもぜひご利用下さい。

2.運行車両
クモハ501・クモハ502
3.運行開始
平成27年12月27日(日)高崎駅発9時55分の列車より
4.運行期間
平成27年12月27日~当分の間(1日3~4往復予定)
5.運行時刻
不定期(ご利用になる当日にお問い合わせ下さい)
6.運行に関する問合せ先 上信電鉄㈱鉄道部 027-323-8073

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天井にはりついているぐんまちゃん。
ボディも天井もぐんまちゃんだらけ。ここまでするか。
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後方に鎮座しているぐんまちゃん人形は素っ裸だった。何か着せてあげればいいのに。
この素っ裸のぐんまちゃん人形は安中市にも鎮座していますよ。
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前方部、運転席にいるぐんまちゃんは制服を纏っていた。
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ぐんまちゃんの顔をモチーフにした正面のデザインはイマイチだな。
「ブサイクねこの電車のカオ・・・」(ジャン妻)
私もカワイイとは思えない。ちょっと無理があるような。
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でもまてよ?ぐんまちゃんのイラストを利用するにあたって特定の個人や法人(この場合は上信電鉄株式会社さん)、団体を支援、もしくは公認しているような誤解を与えると認められる場合は認可されないんじゃなかったけ?
群馬県のイメージを向上させる為でもあるからノープロブレムなのかな。
でもサイクルトレインの上毛電鉄さん(新前橋~桐生)、上信電鉄さんに先を越されましたね。
上信電鉄の方が沿線に富岡製糸場、上毛三碑、サファリパーク、貴前神社、小幡の城下町他、目玉が多いとは思います。
高崎駅JR改札コンコースに鎮座していた上毛三碑のレプリカも上信電鉄ホームに鎮座しているし。
県庁所在地よりも上州玄関口の方が上手だったということか。
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ぐんまちゃんの利用期間は最長2年間で、それ以降は更新申請をするそうです。私が日常、社で行っている業務も似たようなものですが、2両編成とはいえ、フェイス、ボディ、室内天井を含めた内装にペイントされたぐんまちゃん全部のイラストに、申請書&添付書類が必要なのではないかなぁ。
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はるな [コラム雑記帳]

七日市藩邸(加賀前田家の分家)の有る上州七日市駅を過ぎ、前方に流れる鏑川の対岸に公園?原っぱ?運動場があって、そこで1機のヘリが離着陸を繰り返しているのが見えた。
見てると車内から望遠されるヘリの音がだんだん大きくなってくる。上州一ノ宮駅ホームに滑り込んだら高低差がある為にヘリは視界から消えたが、木立の向こう側にあるグラウンドから聞こえるヘリの音がもの凄く大きい。何か訓練でもしているのか。
富岡市合同庁舎の駐車場でもヘリを見上げた。南の山の方へ去って行った。
公用を終えて一ノ宮駅ホームに戻って立って長閑な光景に浸っていたら、静寂を破る無粋なモーター音がボロボロブルブル響いてきてうるさい。駅ホームから見える木立の向こう側に富岡市和合グランドという広場があって、そこでヘリコプターが発着を繰り返しているのです。
駅向こうの立木の陰からヘリが浮上してきた。
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群馬サファリパークに連なる南の山へ去って行く。
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あ、また戻って来た。
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操縦者が見えるくらい近い距離。ヘリに狙撃者がいたらアクション映画のシチュエーション。
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ヘリの機体が木陰に消えた。無事に着陸したのだろうけどその後もエンジン音、モーター音が切れないのだ。バリバリ鳴りっ放し。
上り電車が来るまでずーっとモーター音を聞いてなきゃならないのかい。
ひとりの老婦人がホームに上がって来た。
「さっきからうるせぇな。何やってんだろうね?」
「何でしょうねぇ?観光かしら。製糸場を上から見てるとか・・・」
でも民間機ではなさそうである。
「ドクターヘリかな?同じコースをグルグル回ってたし・・・」
「ああ、そうかもしれませんねぇ」
この日の前日だったと思うが、ヘリが旋回している方向にある群馬サファリパークで従業員がクマに襲わた傷ましい事故が起きている。この時はドクターヘリが出動した。
群馬サファリパークは行ったことないが過去にもそういう事故が起きていて、何処かの大学病院の医療死亡事故や、夏場の最高温度が何℃になったとか、「群馬ってそういうよくない話題ばかりで注目されるんですよ~」とウチの中堅社員がボヤいていたな。

ヘリは視界から消えた。でも音が消えない。凄いモーター音である。騒音といっていい。
訓練だから仕方がないが、近隣住民から苦情とか出ないのだろうか。

自分で撮った写真を見ながら後で調べたら、白い機体に尾翼までグリーンと赤いラインが伸びている。どうも防災ヘリ「はるな」らしいのがわかった。ベル式412EP型ヘリコプターという割と大きいヘリで定員は15名。ドクターヘリは機体に「Doctor―Heli」とあり、白い機体に赤いラインです。
HPから拝借。
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妙義や岩櫃でヘリの音がしたら大抵は遭難者の捜索、救助らしい。「あ、また誰か遭難した・・・」
余談ですが、山の中にいてヘリに向かって手を振ったりしちゃいけないんだって。上空から見下ろすと遭難者とそうでない者との見分けがし難いと。
私は駅ホームから手を振ったりしないが、地上から見上げたら、捜索中なのか、訓練中なのか、遊覧中なのか、全くわからない。でも防災ヘリ「はるな」で間違いないと思います。ベル式412EP型ヘリコプター。登録番号はJA200G。群馬県民およそ200万人の200と群馬のGだそうである。
でも平成28年8月公表の群馬県移動人口調査では1967410人で、200万人を割ってしまったけど。
基地は前橋市にある群馬ヘリポート。

やっと上り電車が来たぞ。
上り電車.jpg
これでも揺れているのです.jpg
東へ向かって走る電車内。ヘリの音が消えていく。
ロングシートの旧型車両はまぁよく揺れる。ちょっとのカーヴで車両のケツをフリまくりである。でもやはり揺れない新型車両7000タイプは違和感がある。揺れてガタピシ鳴ってこそ上信電鉄である。
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上信電鉄2016年夏 [鉄路と風景]

http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-07-05の記事に登場した生意気オンナが私に向かって言うには、
「〇〇さんダメですよ。行き先ボードに、ぐんまー、とか、しぞーか、とか書いちゃ」
「???」
「社の皆さん見てましたよ。どこへいったんだ?って」
「ぐんまーは群馬、しぞーかは静岡じゃねぇか」
別にバカにしちゃいないよ。2県への親しみを込めて書いたんだからね。
「ちゃんと群馬、静岡って書いてください。〇長がじーっと見てたので私が書きなおしたんですから。2回も」
恩着せがましく言いやがって。別に書きなおしてくれって頼んじゃいねぇよ。私はやや憮然としたが、背後から現場統括責任者の伊東甲子太郎が、「ダメですちゃんと書かないと。来客の目にも触れるんだし・・・」
群馬と書いて出かけました。
そして上信電鉄に久々に乗るハメになった。上州一ノ宮駅近くにある合同庁舎へ出向くことになったの。
上信電鉄ホームはJR改札から一旦出て外部に出る階段を下りて、駅そばスタンドを右折して、更に先、追いやられたようにホームがある。0番線です。新幹線改札から最も遠いホームである。
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いつまで経ってもSuicaが使えない。キップです。高いの。一ノ宮まで900円もするんですよ。ローカルなクセにこんなに高い運賃もそうそうないのではないか。

ホームの先端にある待合室。
車籍を抜かれたた廃車車両を再利用したもの。レールの上に鎮座しています。
富岡製糸場世界遺産登録の恩恵を受け、沿線の利用客は減っても観光客は増えているそうです。
でも高崎駅構内に待合が無いので、いっそのこと余った廃車車両内を待合に??
絹がふんだんに使われた豪華な内装という訳ではないです。
シルクの間.jpg
ヤッター.jpg

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上信電鉄ホームに見慣れない新車が入線していた。7001型。
近代的なフェイスであまり上信電鉄っぽくない。
上信電鉄は沿線にあるものを採りいれてマンガチックにベタベタ塗装する車両がやたらと多いが、これには富岡製糸場のレンガが塗装されてあった。
この7001型は、2013年に既に登場していたクリーム色一色だった7000型を塗装化したもの。沿線の高校生を対象にした公募で選ばれた塗装が施された。
上信電鉄は西武鉄道から譲渡された中古車両が多くあるが、これは自社発注。発注のきっかけもやはり沿線の花、富岡製糸場の世界遺産登録に併せたもの。良くも悪くも上信電鉄は富岡製糸場とともにあるのです。
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あ!!クロスシートになっている。
上信電鉄はロングシート車ばかりだったが。これも何だか違和感がある。
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上信電鉄は揺れるので有名。根小屋、山名辺りのカーヴはもとより、真っ直ぐ走ってても揺れる。
西武から譲渡された中古車両が多いのとレール規格が小さいからだと思う。素人目に見てもレールがヒョロいのだ。JR幹線用の50kgレールではない。いいとこローカル在来線用の37kgレールか40kgレールでしょう。
夏場に踏切に立つと陽炎の向こうにレールがヒョロヒョロ曲がって伸びているように見えるからね。
この新型車両はあまり揺れない。いや、揺れるのだが揺れ幅が小さいように思えた。車体の下部、台車も新しいタイプか。
私は通勤電車内でもボックスシートに座らない。
慣れないボックスシート。
乗り心地が良いのに何だか違和感がある。

上州一ノ宮駅に着いた~。
上州一ノ宮駅1.jpg
上州一ノ宮駅2.jpg
上州一ノ宮駅6.jpg
クラシックな上州一ノ宮駅。
昭和の映画ロケで使われそうな駅舎とホームである。
実は一ノ宮貴前神社(私は行ったことありませんが)の門前駅。本殿が境内の入り口よりも低く、正面の参道から石段を上がり、大鳥居と総門から入ると今度は石段を下ったところに参拝する本殿がある「下り宮」の配置になっている。行ったことはないが、謎に包まれた一宮氏の館跡と併設しているらしい。

駅前にタクシーが1台停まっていた。一ノ宮貴前神社への送迎客??
ここから庁舎までは徒歩5分か7分ほどですが、炎天下なのでタクシー使っちゃった。
「近くて悪いが合同庁舎まで。そこで待ってて欲しいの」
「ハイ合同庁舎」
快く了承してくれた。
行って戻って経過時間は10分足らず。歩いてもいいんだが何しろ暑いのだ。
手短に済ませ、駅に戻って私を下ろしたタクシーは駅舎の脇に下がってヒマそうにしている。
上州一ノ宮駅5.jpg
上州一ノ宮駅3.jpg
上州一ノ宮駅4.jpg
そこから高崎方面上り電車を待つ時間の長いこと。
駅執務室には誰もいない。いないのをいいことに駅舎の待合内で弁当喰ってる老人がいる。
こんな貼り紙があった。
応募したい.jpg
応募したいなぁ。。。

長閑だが、さっきから無粋なモーター音がするのです。
突如、駅のすぐ向こうにある木立の陰からヘリが浮上した。
ヘリ8.jpg
!!!!
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伊藤商店 [ラーメン]

JR渋川駅に下りて跨線橋で東口に廻り、17号線を北上、沼田方面へ向かう上越線をアンダークロス、吾妻新橋で吾妻川を渡り、白井城敷地内を抜けて291号線(三国海道)へ戻り、再度、吾妻川を渡って渋川市合同庁舎へ。
後で調べたら炎天下を3km歩いていた。
合同庁舎の担当官には事前に電話を入れてあり、若干の説明事項があったので多少の時間を要した。それでもこちらの行動予定時間内に手続き終了。
手続きよりも歩いた時間の方が長かった。
「タクシーの番号、わかりますか?」
「タクシーですか。どっかに番号無かったかな~?」
担当官は女性職員に聞いた。女性職員さんは電話帳の薄いヤツを持ってきた。職種別の索引をパラパラ検索して、地元タクシーの頁を見つけた。
「ここまで歩いたんで・・・」
「ええっ!!」
驚かれた。渋川駅西口ロータリーから三国海道を北上すると2kmだが、私は東口から時計と反対方向に歩いたので、それより1km余分に歩いている。
「ああ、それは暑いなかタイヘンでしたね。(タクシー)呼んで、庁舎の正面玄関でお待ちください」
電話した。タクシー配車係は「10分で行きます」
ヨレヨレの私を迎えに来たタクシー運ちゃんも、「歩いたんですかぁ?」
そんな人はいませんと言わんばかりであった。
渋川駅.jpg
時刻は11:30、この後、前橋へ向かうのだが、前橋駅周辺よりもここ渋川駅ロータリー周辺を探せば飲食店がありそうな感じ。
渋川市内にはこの地で40年営業している「あおぞら」という焼肉屋さんがあるのだが、駅チカではなくバイパス沿いにあるらしいのだ。
あおぞら.jpg
上州牛と上州豚の相盛りのような定食があるそうです。でも焼肉屋だから自分で焼くんだよね。
あおぞら定食2.jpg
あおぞら定食.jpg
やはり駅近くにないかな。やはり渋川駅は伊香保温泉の玄関口でもあるので、平日でも観光客がパラパラいるし、各方面へのバス便や、タクシー稼働も多いのです。
タクシー車内でグッタリ。バテバテ。水分塩分が抜けてしまった。
「駅前まで行かなくてもいいよ。どっかそこらで何か喰うから」
「ではここで料金切りますね。1900でお願いします」
やはり往復ともタクシーで行くべきだった。

伊藤商店1.jpg
渋川駅前に今年になってできたらしいオシャレなラーメン屋がある。外観はモダンだが、店名はクラシックで、伊藤商店という。
前の晩に高崎のBARで、マスターと渋川駅周辺の飲食店をあれこれ検索した。この店は割とTOPに表示された。
店主.jpg
若者2名で営っていた。店長とアシスト。お弟子っぽい。
食券を購入してると3歩離れて直立している。バテていたので集中力に欠け、特製ラーメン(全部載せ)のボタンをを押したの。
全部載せるとスープが温くなるだろうと懸念したが、暑いから温い方がいいやと。
券を持ってカウンター席側を振り向いたらホテルのスタッフよろしく椅子を引いて水を入れてくれた。
私は掟を破った。喉が渇いたし、どうせ他に誰もいないからバレやしないと。ランチビール(中瓶)も押している。この後の業務に差し支えなければいいだと自己責任で。
掟破り.jpg
ゴトッと置かれたビール。炙って砕いたチャーシューとネギをタレで和えた物も供された。
和え物.jpg
ラーメン屋で好かれる客は、トッピングよりもむしろ瓶ビールをオーダーする客だそうです。
待っている間にグビリと飲んで、ラーメンを喰ってサッと帰るだけで客単価が倍近くになるから。もちろん酔っぱらうなんて愚の骨頂で、サッと飲み食いして出る客なんだって。
(嫌われるのは領収書を求める客だそうです。)
ルックス.jpg
煮卵1個。割ってあります。何処かの新宿三丁目の店のように茹で玉子1個ゴロンじゃないです。
タマゴ.jpg
海苔1枚。これはあってもなくてもいいかな。
チャーシューは3枚ほどあった。
チャーシュー.jpg
大きいのメンマが4つ。水菜もある。できればホウレンソウの方がいいな。刻みネギ少し。
メンマ.jpg
麺はやや幅が厚い麺。
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やはり特製で具が多いので、舌を火傷するほどの熱々ではないが。急いで手早く完食できる程よい温度。
スープは魚介節の香がする豚骨ベースだと思います。
スープ.jpg
汗かいたのもあって身体が塩分を欲しがり、私にしてはスープ飲み過ぎてしまった。もちろん水も飲みましたよ。カウンター上に鎮座してあったセルフの冷水ボトル、半分以上私が飲んでしまった。
私にしてはスープ飲み過ぎ.jpg

伊藤商店2.jpg
まだ新しくて若い店だね。私より先客がオーダーした餃子なんか私が喰い終わってもまだ焼き上がっていなかったからね。競合店も見当たらないし。そこそこ流行るのではないかな。
この後、関越バスで前橋へ。バス車内は冷房ガンガンに効いていた。
私は最後部の席に陣取り、空調を自分側に向けて背中を浮かせ、空調の風で汗を乾かした。寒かったくらい。
上州編、もう少し続きます。
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上州白井城 [隠れ郷土史]

今年の夏、初めて上越線(吾妻線)渋川駅で下りました。
渋川市は人口87500人ほどだそうです。沖縄を除いて日本列島のほぼ中央にあり、日本の臍のひとつだって。
西に榛名山、東には赤城山が見える。北にも山々がそびえる。利根川と吾妻川が市内で合流する。
合流する前、吾妻川が二筋に分れてまたひとつになる箇所があり、そこの断崖にあるものは。。。
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私は渋川市を南北に通る291号(三国峠)が吾妻川を渡る橋の手前、そこにある某行政に向かう為に来ました。「昼前に行きます」と大雑把にアポを取ってあります。
その行政までは駅西口から2kmほどだから徒歩20分以上は歩くのだが、昼前までまだまだ時間がある。渋川駅から高崎方面上りダイヤは1時間に1本~2本くらいなので途中で寄り道をすることにしました。
渋川駅は改札が西口(伊香保温泉口)だけだが、わざわざ跨線橋を渡って東側へ。渋川総合病院を右手に見て17号線を北上。新吾妻橋を渡ると右手にカインズホームが見えてくる。
ピーカンではないけど炎天下。歩いているバカは私ひとりだけでしたね。
右手にカインズホームを見て、白井下宿という交差点を左折、細い道に分け入ると幾つか老健施設のようなものがあり、その裏手に何やらそれっぽい地域が見えてくる。
それっぽいぞ.jpg
そこらは私有地で、何処から入ったらいいのかわからない。
ネギ畑の畔を突っ切り、笹郭の斜面を直登した。
そしたら堀に入り込んでしまった。
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帯郭2.jpg
私は敵の雑兵よろしく東の外郭から攻め上って内側にある堀に落ちてしまったようなもの。
こうして普通に歩いてますが、戦時なら左右上から放たれる矢に当って討死してるでしょう。
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堀2.jpg
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堀4.jpg
堀5.jpg
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そしたらいつの間にか半月の堀になっていた。
堀には水があるが、雨水がたまった水たまりでしょう。
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三日月堀2.jpg
三日月堀3.jpg
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白井城は断崖の上にある平城です。幾つか枝分れした長尾家のひとつ、白井長尾家の根拠地。
長尾家中のバタバタ内紛についてはよくわからないので割愛していいですか?
幾つかある長尾家の本拠地です。ここは白井長尾家。
ジャン自室にこんな本があります。この本の最初に白井城が出てくる。
叛鬼.jpg
文明5年(1473年)から永正8年(1511年)までの30数余年、関東で叛乱に明け暮れてばかりいた長尾景春という人が主人公。白井長尾家のこの人は生涯の殆どを戦争と叛乱に明け暮れ、畳の上で枕を高くして寝たことが無いのではないかと思わせるくらい波乱な生涯を送った。
私は主人公の景春が何をやりたいのかさっぱりわからなかった。読み終えた印象は関東を蹂躙した人、引っ掻き回した人という印象でしかない。
登場人物が山内、扇谷、関東公方他、初めて知るような人物ばかりで新鮮だったが、どういう相関関係かよく勉強しないとわからない世界である。
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戦国時代でいちばん戦争に弱い関東管領上杉憲政が河越で北条氏康に大負けして上州平井を経て越後へ亡命。関東管領の名跡を長尾景虎に禅譲、長尾→上杉になった景虎が、三国峠を越えて関東に度々やって来るのだが、来ては帰る、叛かれる、で、また来る、帰る、これの繰り返しになるのだが、越後軍が関東にやってきて最初の基地が白井城だった。大軍が駐屯できるだけの規模はあるようです。
本丸1.jpg
本丸2.jpg
本郭には草刈りの爺さんたちが10人ほどいた。
全員が軽トラでここまで来ている。くるまで本丸跡まで乗り入れられることがわかった。
軽く会釈はしましたが、スーツ姿の私をウサン臭げに見るなよ。
本丸3.jpg
見学して唸る部分は本丸と、それを取り巻く三日月堀一帯というところでしょうか。
本丸土塁の上を歩く。三日月堀に沿って湾曲している。
本丸土塁1.jpg
本丸土塁2.jpg
本丸土塁3.jpg
虎口の土塁.jpg
休憩を終えて草刈りを再開した爺さんたち。
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舛形門2.jpg
草刈り中1.jpg
草刈り中2.jpg
私に続いて男女ペアが見学にやってきたぞ。私以外にそういうヒマな人もいるのである。
見学者たち.jpg
北一帯は耕地になっている。耕作Jしている人はお年寄りばかりでしたね。
これも堀らしい.jpg
二の丸畑.jpg
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北郭畑.jpg
秀吉の小田原征伐の時、上州松井田城を攻略した前田利家&上杉景勝らの軍兵に包囲されて開城した。その後、元和9年(1623年)までは近世の藩として継続したそうである。
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復元図.jpg
吾妻川と白井城.jpg
北郭から東へ抜けて、鯉沢という交差点から今度は南下。吾妻川を再び渡って渋川市の行政へ。地図上で見ると渋川駅を拠点にして、291号に沿って時計廻りに歩けば2kmだが、17号に沿って反時計廻りで寄り道したので3kmを要したことになる。
白井城経由で歩いた疲れを引き摺って出向いた渋川市への届出は、書類上の中身(経緯や今後の方針等)の説明が必要な内容なので多少の時間を要した。そこから2km歩いて渋川駅まで戻る気力はもう失せてタクシーを呼んだ。最近はこのパターンを繰り返している。往路は徒歩、帰途はタクシー。
歩いて来たんですよと言ったら相手は半ば呆れ驚かれたが別に嘘ではないよね。白井城へ寄り道しただけである。
寄り道とはいえ城域を歩いてもそれは目的地の行政へ向かう方向と一致しているので疲れただけのこと。
平城だったのが幸いだった。山城だったら途中で断念したでしょうな。渋川駅にレンタカーがあるので多少の出費になってもくるまを利用した方がいいですよ。
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BBQ [人間ドラマ]

駐車場でヤンキー娘っ子数人の迎えを受けた第一声は。
「服買ったんですかぁ?」
いきなりそれかい。
「見てのとおりだよ」
「あまり普段と変わらないけど」
「路線を外さないようにしたの」
ガッカリさせて悪いね。
「もう全員来てるのか?」
「〇〇〇さんのグループと、△△△さんのグループがまだです。買い出しに行ってるんで」
「なに?今から買い出し??」
今日の当日に?昨日までに調達してなかったのか?
時間を見たら10時前。大型スーパーがOPENする時間帯だが今から買い出しとは。
イヤな予感がした。
会場では連中が、パラソル、天幕、折り畳み式のテーブル等をセッティングし始めている。
私は事前に、「自分は何もできない」と宣言しているので100%お客さん状態である。

バーベキュー広場はキャンプ場のように区画がキッチキチでなく、かなりのスペースがあった。ゆったりしている。
炉があるのが22区画で、無いのが4区画。利用料は無料だそうです。
完全予約制で、食材、道具類、着火剤、炭は持参です。
もちろん終了時には清掃してゴミ持ち帰り。
TBS噂の東京マガジン噂の現場で、どっかの河川敷でBBQの騒音、ニオイ、後始末、ゴミ不法投棄、違法駐車等が問題になったのを見た。
場所取りから資材貸与、ゴミ片付けまで請け負う業者があるそうですよ。

見たらクーラーボックスが数個、転がすように置いてあった。
蓋をあけたら中身カラッポなんです。ドリンクはおろか氷も水も入っていないのだ。
マジかよ。買い出し部隊は氷の調達も兼ねているという。ってことはこれから買って来たのを冷やすのかい?
急速冷蔵になるわけないじゃないか。事前に冷やして置こうという手法を誰も思いつかなかったようである。
私は呼ばれたゲスト待遇なので興を削がないよう余計なことは言わないでおいたが、イヤな予感しまくり、敵中しまくりだった。私から言わせれば段取りが悪いのである。

腹が減ったが。まだ何も食材が無いのだ。誰も戻って来ない。
何もすることがない。暑いだけ。
フラッと出歩いた。
すぐにスタートできそうにないので寺尾城を再訪してしまった。
自然歩道入口.jpg
堀切1.jpg
堀切2.jpg
平成24年以来です。まさか再訪するとは。それもBBQの段取りの悪さのお蔭で。
寺尾城は古い時代のもので、山の峰や狭い尾根をチョン、チョン、チョンと断ち切って、そこに小さい郭を断続的に設けただけのもの。あまり技巧的な縄張りではない。
一の郭から五個ぐらいの郭があって、全部を廻るには時間と体力を要するので、本郭まで行って戻った。。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-07-08-1
本城へ.jpg
本郭.jpg

戻った私を目ざとくヤンキー娘が見つけて、
「何処か行ってたんですかぁ?」
「いや、公園ってどんなのがあるのかな~と思って」
前に来たことがあるとか、何々を見に散策したとか、いちいち説明するのも煩わしいからね。
「ポケモンいました?」
「私はそういうのはやらないよ」←これは憮然として言った。BBQに来てそういうのを追いかけていつの間にかどっか行っちゃった子がいましたよ。
だけど遅いな。まだ買い出し部隊が戻って来ない。
取り敢えずすることがないので、火を起こすジャン妻。
火を起こすジャン妻.jpg
11時近くなってようやく2隊に分れた買い出し部隊が1隊戻って来た。
台車に乗せられて運ばれた缶ビールは箱買いしたもので冷えてない。
誰も冷えたのを買ってこない。こういう時は箱で買うのとは別に、冷えてるのを幾つか買って、氷と水を入れたクーラーボックスに入れて持ち帰ればいいのに。センスねぇなぁ。
空のクーラーボックスに急遽、水と氷を入れて缶ビールを投入したってすぐに冷えるわけないじゃん。コイツら外でビール飲んだことないんじゃないか?

生水、いや、ぬるま湯に浸した缶ビールで乾杯です。
このトシまでこんな温くてマズい缶ビールを飲んだことない。アフリカのマサイ族じゃあるまいし常温で飲んだ。
ビール以外に、ワインが数本、日本酒の四合瓶も4本くらいあった。
「余ったら持って帰ってくださいね」
昼間の炎天下に日本酒なんか飲んだら重く酔うに決まってる。酔態を曝さないよう少しずつ飲んだ。
ニクはニクですが.jpg
肉は牛タンからスタートしたが肉がイマイチだね。
見て思った。これは外国産の肉ではないかと。
しかも厚切り。ブ厚けりゃいいってもんじゃないぞ。
次にロース肉かステーキ肉のような塊。ナイフを用意し忘れた体たらく。仕方が無く前歯で噛み切ったが、筋っぽく脂っぽくて、しかも固いの。
肉なんて高い方が美味しいんだからさ。上州はいい肉のブランド王国でしょうよ。そういうのに慣れた私が贅沢なのかな。こうなるともう悲劇ですね。いい肉を喰ってしまったら安い肉を受け付けなくなってしまった訳でさ。
結局、私は肉類を殆ど喰わなかったのです。他は赤エビ、ホッケの干物、二枚貝、野菜類、あまり期待できそうにない食材ばかり。若い子は肉はともかく魚を焼いたことがないみたいで焼き加減にムラがある。皮の部分は焦げても身が生焼けのような。
お客に海産物を焼かせる居酒屋チェーンがありますよね。私は焼肉屋以外の店で、「客に調理させるんじゃないよ」という考えなのでそういうのを否定する派ですが、そういうところに行って肉でも魚貝を焼かないと焼き加減、焼け具合、といいうのが今の子らはわからないのかもね。
小1時間経ったらさすがにクーラーボックスに入れた缶ビールも冷えてきた。2本目をプシッと開けながら、ぬるいビールの残りは公園の台地に吸い込まれて(捨てられて)いましたね。
タケナワ.jpg
火が盛んになり、BBQ特有のニオイのする煙が辺りに広がっていく。
消し炭のように焦げた干物、野菜、網に無造作に載せられた可哀そうな食材の数々が散乱しだしたぞ。あまりのヒドい美しさに写真を撮る気にもならない。
それでも奥の手がある。焼きそばです。
焼きそば1.jpg
焼きそば2.jpg
焼きそばに備えて別腹を空けといた私は締めに近い焼きそばでようやく満足した。スタートから肉をガッツいた子らは後半の焼きそばが殆どお腹に入らないようで。
私はしっかりいただきましたよ。

陽は中天に高い。WCに行かなくても汗でアルコールが抜けて行く。

ひとりでワインを空けたジャン妻は轟沈してしまった。
爆睡1.jpg
爆睡2.jpg
帰りのバス.jpg
これは帰りのバス車内。
連中はこの後、カラオケでも行ったみたい。
意識はあるもののアタマが重い。昼酒は効くなぁ。
「もう1泊するか?」
「帰る・・・」
フラつくジャン妻を介抱しながら湘南新宿ライン特別快速で帰京(帰浜)しました。
ダメですね私は。BBQに向いてないのがよくわかった。でも私に仕切らせてくれれば、キンキンに冷えたビール、量が少なくても美味い肉、それと豚汁とか、用意できる自信はあります。
最後に日本バーベキュー境界がまとめたバーベ九則を載せてオシマイにします。
バーベ九則.jpg
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UNIQLO [人間ドラマ]

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ユニーク・クロージング・ウエアハウス(UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE)
略してユニクロ(UNIQLO)ですね。
普段、別にバカにしちゃいないのだが、私が行って買う店じゃないな~と思ってた。私はカジュアル服を持ってないし興味もないので、チラシを見ても私が着たい服が無いのです。
だが、UNIQLOに行ってカジュアル服を購入しなきゃならない必要に迫られた。
「別にユニクロでなくてもいいのに」(ジャン妻)
「シマムラとか?」
「違うわよ。その辺のカジュアルジーンズショップに行けば?」
ジーンズもチノパンも、20数年来着用していてない。
「もうあまり当日まで日が無いわよ」
上州で野外イベントが開催されるのです。BBQ。
ユニクロ2.jpg
上州ヤンキー娘のリーダー格が、「BBQ、〇〇さん(私のこと)来ます?」
「う~ん・・・まぁ参加するけど」
「ヤッター!!」
「でもさぁ・・・」
「???」
「BBQというかアウトドアが苦手でさ。私は何もできないよ」
「こっちの皆も〇〇さんのアウトドアって想像できないよね~って言ってます」
「自分でもそう思うよ。で、何処で催るのさ?河原とか?」
「ファミリーパークですよ」
ああ、あの観音様の山の峰に連なる丘陵か。
平成24年に住んでた頃、一度行ったことがある。公園の端っこに直結した山の峰に南北朝時代の城塞があってそれを見に行ったの。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-07-08-1
激しくないスポーツができる芝生の「憩いのエリア」、森林散策を中心とした「癒しのエリア」があって、森林散策がある側にその南北朝は繋がっていた筈。
立ち入り禁止の札があったのを無視して踏み込んだんだよな。峰から峰に小さい郭が点在して、そのひとつひとつの間は堀切で断ち切ってあった。
その途中にBBQ会場らしき石積みの炉が確かにあった。人工的な公園で、管理棟や水道、WCも完備されていたはず。
平成24年のオアーク.jpg
その公園から観音様(白衣大観音)は見えなかったような。昭和37年(1962年)公開の「キングコング対ゴジラ」で、ゴジラが高崎観音と対峙するシーンが撮影されているが、本編ではカットされたそうである。
ゴジラと観音様.jpg
で、服装のハナシに戻りますが。
「マジ困った。そういうイベントで着る服が無いのだ。カジュアル持ってないんだよ」
「アタシたちも〇〇さんの普段着って見たころないし想像できないです。どんな服装で来るのかね~って(笑)。まさかいつものカッコ、黒のスーツで来ないよね~って(笑)」
私は笑いものになっているようだな。
「当日までに買いに行かないとな。で、そういうのってどういう店に行けばいいんだ?」
親と子ほどに年齢差がある娘に聞く体たらくである。
「ご近所にユニクロとかないんですか?」
「あるけどさ」
「買えばいいじゃないですか」
「一度、行ったんだが・・・」
地元にありますよ。一度見に行ったのかな。買いたい服、着たい服が無いから何も買わずに帰ってきちゃったんだよな。ジャン妻のオヤっさん(私の義父ですね)が入院する際に肌着、寝間着とかを買いにいったぐらいかな。
「高崎駅ビルにありますよ」
知ってるけど何でわざわざ高崎まで来て買わなきゃならないんだ。地元にあるって。
「ピンクのポロシャツなんて似合うんじゃないですか?」
ぴ、ぴんくのぽろしゃつだと?
「私はポロシャツも嫌いなの。首から臍までボタンが付いてるシャツでなきゃヤダ」
「じゃぁアロハシャツ着てください」
「アロハァ?そういう路線はちょっと・・・」
「もうっ。だいたい普段、家ではどんな服着てるんですか?まさかスーパーへ買い物に行くのにもスーツじゃないですよねっ」
「家では作務衣・・・」
「サムエって何ですか?あのジンベエみたいなヤツ?」
「似てるけど違うんだな~」
作務衣と甚平の違いは下です。作務衣は足首まであるけど甚平は膝下まで。上も半袖かいいとこ肘まででしょう。
甚平は風通しをよくする為に脇に隙間があって、糸(タコ糸?)で編んであるんだな。
作務衣はALLシーズン。甚平は夏服ですよ。
幸い靴はつま先に金物すら入ってないが、全体的に固くてゴワゴワした安全靴のようなものがある。
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で、買いにでかけたのですよ仕方なく。ジャン妻のオヤジさん(私の義父)が入院した時、どっかのユニクロか無印商品に入って以来です。
ユニクロ4.jpg
ユニクロ5.jpg
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ユニクロって安いんですね。
高くても3000円もすればいいくらい。
でもどういうのを買ったらいいのかわからない。思い切って普段の路線から逸脱しようと手に取ってもジャン妻が「そういうのは止めなさい」と制止された。
あまりハデなデザインもないようである。着心地、素材優先なのだろうか。
「アタシ今日はカード持ってこなかったからね」(ジャン妻)
「持ってこなかったの?」
「これくらいの金額なんだからアナタ現金で支払いなさいよ」
カードで買うなんてと言わんばかりであった。
なるべく普段の路線を外さないよう、上下紺色にしました。グレーに見えますけど紺です。
グレーではなく紺です.jpg
開催日前夜に高崎入りしてジャン妻を群馬八幡へ初めて同伴して、銀座アーケードへ流れてそこでも再会して、翌日の朝、ドーミインに迎えが来てくれた。
「服、買ったんですか?」
「買った。買うしかなかった」
「甚平で来るんじゃないかって言ってましたよ」
「甚平?」
「アハハハ(笑)」
「東京から電車で来るのにそんなん着て来れるかよっ」
脇にヒモがついて風が通るヤツか。
甚平は夏用だろ。半袖だし。膝までだし。
作務衣はALLシーズンだからね。作務衣を知らなくても甚平は知ってるみたいだね。
ピンクのポロシャツ着ろだのアロハシャツ着てくれだの、甚平だの、着せ替え人形じゃないんだ俺は。

くるまは市街を抜け、城南大橋を渡って寺尾の山へ。
斎場がある辺りを右折して山中に分け入る。観音山~寺尾一帯はゴルフ場で開発された以外は殆どが未開の山で、クマはいないがイノシシはいる。現在は無人カメラで哺乳類生息調査が行われている。
緑に覆われた山中の1本道を走ると、ホントにここは高崎市郊外か?と言いたくなる。
向かっているファミリーパークでも、イノシシが土を掘り返したりするそうである。
寺尾の山々.jpg
上の写真は平成24年に撮影した寺尾山の一部ですがミドリミドリした山々なのです。これで高崎市のすぐ郊外なんですけどね。
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現地に着いたら。。。
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満車!!!
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ジャン妻を同伴する [居酒屋]

タクシーで.jpg
田じま.jpg
和が家からタクシー、田町で下りて、ジャン妻と2人で中央銀座アーケードを歩いているところ。
ジャン妻を連れているとさすがに呼び込みさんに声を掛けられないね。
アーケード1.jpg
アーケードの天井を見上げながら、「あれ?屋根が落ちたんだよね?」
平成26年の大雪でアーケードの屋根が崩落したが、それはアーケードの北、本町寄り。振り返って指したら、天井を支えてた鉄骨だけが残っていた。
「梅ふくは大丈夫だったんだよ」
安全の為に市の方からヘルメットが2つ配られたそうである。
ヘルメットを被って厨房に立つマスターは工事現場の酔っ払いであった。妙に似合ってたが、こんなもの被って商売にならないよって。
あんどん.jpg
暖簾と提灯.jpg
路地に入ったら、いつも聞えてくる店内の喧噪が全く聞こえない。マスターも酩酊状態の頃だと思うが。
暖簾が下がっている。
提灯も点いている。
引戸もガラ空き。
店内ガラガラだった!!
ジャン妻を先に店に入らせたらママとマスターから久々再会の歓声が挙がった。
「まだ営ってるんだよね?看板?」
「大丈夫大丈夫。まだ営ってるから・・・」(ロレツがアヤしい)
「昨日今日と空いてるんだよねこんな状態で・・・」
座敷もカウンターもお客さんゼロ。
「もう閉めるのかと思った」
「大丈夫大丈夫座って座って」
遅い時間なのに貸切状態になってしまった。
マスター.jpg
ママ.jpg
銀盤を常温でいただいた。
徳利を手にとってジャン妻に注ぎ、2人で乾杯しようとしたら、私ら2人の盃の間に、もうひとつ盃がヌッと突き出された。自分にもちょーだいって。
まだ俺らだって飲んでないんだぞ。
ジャン妻は高崎を去った平成25年春以来だろうか。
「それからも一度か二度くらい来たと思うんだけど」(ジャン妻)
ポテサラ1.jpg
ジャン妻が目ざとく見つけた。カレンダーの平日月曜が赤く塗り潰されていた。
「何?そのカレンダーは?」
「あ、何?あ、これ?これのこと?」
「日月休みにしたんですよ。明日はお休みだから今日は飲んじゃえって」(ママ)
明日が休みだろうと営業だろうと、マスターが呑んじゃうのはいつものこと。
「それが噂のカレンダーね。自分で塗り潰すの?」
「そう。自分で赤いペンで塗るの」
「そうやってカレンダーの月曜の日付を赤く塗り潰している時はいちばん幸せなんでしょ?」
「うん?うん?でもこれって、黒い文字を白で(ホワイト、修正ペン)消してから塗らないとでないとキレイに赤くならないんだよね」
「何月まで塗り潰してあるの?」
マスターはカレンダーを捲った。
「8月まで、あ、9月までかな。この状態で後7年はここで頑張って営るからね」
カレンダー.jpg
ポテサラ。この時間帯だとアブラものは無理。モツ鍋も火が落としてあったし。
ポテサラ2.jpg
マグロブツ。トロと赤身が混じった乱切り。
マグロブツ.jpg
カブトムシやクワガタムシのエサではない。無造作に置かれたキュウリ糠漬け。
キュウリ.jpg
「梅ふくのポテサラってマヨネーズ薄くない?」(ジャン妻)
「薄いね」
「(マヨ)入ってるよね」
「入ってるけど。マヨより塩味を強くしてないかな。マヨが足りなくて後からブチュ~ッって追加したことがあるよ」
アーケード2.jpg
マスターも酩酊状態で、「久々に奥さん(ジャン妻のこと)に逢えてウレイシイっ。こんなヘンな店に来てくれて・・・」
たしかにヘンな店ではある。
万人にはおススメしない。
今宵のマスター、Tシャツ背中の文字は直江兼続の「愛」だった。
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ジャン妻を同伴する [居酒屋]

ジャン妻を初めてこの店へ同伴しました。
「アナタが何回も行く店ってどんな店なのかと思って」
ああそう。でもなぁ。フツーの店じゃないし万人受けはしないし、そんな特別に美味しい名物料理がある訳でもないよ。同伴するのに一抹の不安がよぎった。
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ドーミイン前のあら町バス停から権田行のバスに乗車して25分。
剣崎バス停下車。360円×2人分。
室田方面へ去って行くバスを見送りながら、
「いつもバスでわざわざ?」
「最初の頃は電車で行ったんだが、ホテルの前にバス停があるのに駅まで行くのも迂遠でさ。群馬八幡駅から歩く距離の方が長いんだよな」
剣崎の坂を上りながら、
「あまり期待するなよ」
「・・・」
「今日行く店は、特別これがあるっていうほどの美味いモノは無いからね」
「???」
「何しろフツーの店じゃないから。地元の常連さんしか来ない店だし。誰かしら話しかけてくるし」
あまり初訪問のジャン妻をそういう輪に巻き込みたくない気もする。最初の印象って大事だからね。
「大将とママとウマが合っただけで・・・」
「さっきから何を予防線を張ってるの?」
「・・・」
「アナタが行く店ならいいのよ」
自信がないのだ。連れて行くクセに言い訳が多い私。
薄暮2.jpg
行く前、店側と遣り取りがあって。
「何かご所望のものはありますか?」(ママ)
「チクワ。それとナスのチーズ味噌ってある?」
「ございます。他には?」
「マグロとアボガドのワサビ和えかな~」
「平目の昆布締めは?お好きですか?」
「好物ですよ」
「ヨカッタ。ご用意しておきます」
でも竹輪の磯辺揚げも平目もその辺の居酒屋だったら普通にあるものである。
店内.jpg
「いつも主人がお世話になってま~す」
一度、3月に来ようとして風邪で流れたことがある。
初訪問のジャン妻が引っ張った箸の先っちょに赤いものが巻いてあった。
「オメデトウゴザイマスゥ」
「何かいいことあるの?」
「ワンドリンク無料です」
「やった~」
「だから1杯多く飲んでくださいね」
反則だっ。私だって過去に1度しか当たったことないのに。
お帰りなさい.jpg
最初の膳.jpg
何やらグロいおとおしはモツを煮て冷やしたもの。
そしてマグロアボガドのワサビ和え。この店で2番目に美味い料理・・・。
マグロアボガド2.jpg
マグロアボガド3.jpg
「えぇ~じゃぁウチで1番めは?」
「チクワの磯辺揚げ・・・」
「いつも頼まれます。黒板に本日のおススメってあるのにそれら全~ったく無視されて、チクワばっかり召し上がられるんですよ」(大将)
「チクワを定番から外せばいいんだよ」
食べてみたジャン妻の感想は、「海苔が多い~。カリッと揚がってる~」というものであった。
店で最初の客だと揚げ具合がユルい時がある。誰か先客さんがいて揚げ物が出てからの方がカリッと揚がるの。
チクワ1.jpg
船尾瀧を口に含むジャン妻が怪訝そうに言うには。
「ずいぶんと暗い店ねぇ」
店の雰囲気が暗いというのではなく、灯があるべきところに無いという。特にカウンター。
確かに今夜は暗い。私の写真なんか黒い影ばっか。映えない。
チクワなんか真っ黒にしか映らない。別に焦げてるわけではない。
チクワ2.jpg
この店のカウンター(左側)が暗いのです。TVがある右側はもうちょい明るい。暗い方が写真を加工する際の容量が小さくて済むのだが。
これほど料理写真が暗く、美味しく撮れない店も珍しい。
ナス味噌チーズ.jpg
「何でカウンターが1本になってないて、左右3人席で食い違いになっているの?」
店をOPENする前からそうだったという。それもカウンターが2段になっていて、
「後から付け足したのかな?」
大将がもう1枚手前側に継ぎ足した。そのもう1枚はやや手前に傾いていて、箸を真横に置くとコロコロ転がって床に落ちてしまう。
内装(壁紙)もおよそ居酒屋らしくない。壁の一部を見ると保育所みたいになってる。出された料理と併せてそれら全ての感想が最後に放たれます。辛口になりそうな予感。
そして甘くない出汁巻タマゴ。
最初に来たころに一度、オーダーしたことがある。1人だとお腹いっぱいになっちゃうので。
ダシ巻タマゴ.jpg
ヒラメの昆布締め。ネットリしてやがる。
昆布締め1.jpg
昆布締め2.jpg
「さっき彼女(ジャン妻)が、『主人がお世話になってます』って言ったけどさ」
「ハイ」
「私だって時々、この店のお客のお世話してますよね?」
「ガハハハ(笑)。ですね」
「泣かれたり・・・」(ママ)
「絡まれたり・・・」(私)
「人生相談になったり・・・」(ママ)
「直立不動で敬礼されたり・・・。アカペラで歌ったり・・・」
「歌もありましたよね」(ママ)
「け・っ・こ・う・話しかけられてますよね。お人柄かな。話しかけやすいんでしょうね」(大将)
話しかけやすい?この私が?
「でもこの人、前はこうやって話せる人じゃなかったんですよ」(ジャン妻)
「話しかけても大丈夫なオーラが出てるんですよ。ウチにいると誰かしら話しかけられますからね」
そんなオーラを出してるつもりはないのだが。群馬の飲食店の総客数、絶対数が少ないからではないか。東京横浜なんか人が多過ぎるからいちいち話しかけたり話しかけられたりしないよ。
御新香.jpg
「何だか店で飲んでる気がしない」(私)
「ウチは和が家ですから」(大将)
でも我が家じゃない。私は職場でそのまんま飲んじゃってるような気がする。
勘定は2人で6000円少し。
「今日は1万いくかと思ったんだが・・・」
「ハハハ(笑)。〇〇さん、ウチじゃそれ無理。ボトルいれたって絶対無理です」
どっかの大船の店は100円切り捨てて人差し指と中指で勘定決めるけど、この店はそこまで辿りつけないだろう。
タクシーで.jpg
2時間ほどで切り上げ、タクシーで田町北方面へ向かう。
「どうだった?」
「至ってフツー!!」
「それだけ?」
「アナタがあの店と合うのはわかったけど・・・。あの店、前は何だったの?」
「焼き饅頭屋か揚げ饅頭屋だとか」
「カウンターが出っ張ってるのは?」
「大将が後から自分で付けたんだって」
「前のテナントまんまじゃないの?店の造作にお金かけてない店だね~。店の中が暗くて。カウンターの上に灯ひとつあるだけでも違うのに・・・」
「・・・」
「でも造作にお金かけてない分、あの金額で地元のお客さんが懐いてるんだよね。高いイコールいい訳じゃないからね」
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克はBARだよ [グルメ]

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私はこの店の1階フロアの、入って右の立ち飲み(バーのような腰掛はあります)スペースがいい。禁煙です。
今日まで誰かと相席(立って飲む)になったことはないです。
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ジャン妻は立ち飲みに行きたがらない。
「立って飲食するのはお行儀が悪いという躾をされたのよ」
私だってそういうシツケをされましたよ。
「ましてや歩きながら食べるのなんてトンでもない」
私だって歩きながら食べたりしませんよ。
「立って飲むのは落ち着かないからヤダ」
そうかな。立って飲んでも短い時間内で落ち着く場所だと思いますよここ。
湯煎2.jpg
もしかしてジャン妻は立ち飲みにヘンな先入観があるのではないか。酒屋の中で置いてある酒と乾き物や缶詰などを買って飲み食いするのが立ち飲みの発祥で、許認可の要る飲食店ではないから椅子は無い。だから立ち飲み。
立ち飲み=酒屋の延長と思ってるフシはないか?でも最近はオサレな立ち飲みが増えたよ。それまでは立ち飲みで酒を飲む人種はオヤジ、肉体労働者、日雇、高齢者で、若い女性は足が向かない時代だったのが今はそうではなくなった。
でも飲む目的、連れて行く人の嗜好とか、センスは要ると思う。
ジャン妻の上司が、「いい店見つけたから行こう」ってアタシを誘うから、どんな店?って聞いたら立飲みだって。遠慮しますって言ったよ。そしたら雪子さんを誘ってさ~」
「雪子を?アイツ行ったんか?」
「行ったんだって。雪子さんに、どうだった?って聞いたら座りたかったです・・・って。アタリマエだよ」
センスが無いと言わんばかりであった。
「2時間くらいいたみたいだよ」
「2時間??」
それは長いね。それだけ居て飲むのならちゃんとした椅子テーブルの店にセッティングするべきでしょうな。立ち飲み屋はその名の通り立って飲む訳だからね。
「何か大事な話でもあったのかね?」
「さぁ。自分が行きたかっただけじゃない?」
今は立ち飲みといえどしっかりした料理を小さい皿で出すようです。量はほどほどで手早く。この店もそう。
モツ煮!!カレー味!!
モツ煮1.jpg
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焼きそば!!塩味!!
黒ゴマが歯と歯の間や歯茎の根もとの歯垢ポットに付いちゃうんだよね。
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マカロニサラダ!!
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アジフライ&ポテサラ!!
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焼きそば!!カレー味!!
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誰だ克をお惣菜BARなんて言ったヤツは??
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1階中央にいる男女はどういう関係なのかな。
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右端にいるのがママ。
ママは右.jpg
マスターが下りて来て、「あ、どーも」、レジ場で何やら打ち合わせして、サッと踵を返して2階へ引き上げるところ。
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椅子&テーブル席.jpg
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この店は立ち飲みというよりも店のコピーたるちょい飲みです。サッと飲んでサッと切り上げる。それが粋だとは思うのです。立ってられなくなるまで飲む訳にいかないでしょ。
あ、別にこの店で、テーブル席に陣取ってる人たちはそれでいいのよ。
私は大抵ひとりだが、自分のペースで飲む。周囲に迷惑をかけない。人のジャマをせずジャマされずです。もしこの立ち飲みコーナーに先客がいたらどうするか。
テーブル席が空いてたら小さい席に座るかな。
でもテーブル席に陣取ったら全く違う店に見えるだろうな。
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ASLIな夜 [BAR]

ASLI-1.jpg
店内1.jpg
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「今日は何処へ行かれたんですか?」
「竜苑・・・」
「ついに行かれたましたね。どーでしたか?」
竜苑の感想は昨日の記事を見ていただくとして、例の「調理師がひとり。。。」の言い訳ボードは大分以前から置かれていたという。
今までずっと置いてあったのなら今後もあのままの状態が続くかも知れない。
マスターは竜苑では豆腐、海老、ハチの巣とかがお好み。
私は肉&野菜の五目かオイスター炒め系。
被らないのである。
マスターの方が高級志向かも。私は街角中華サイドなので。
私とマスターが竜苑で同じテーブルに着いたとする。同席相伴した方がいたら多種多様な料理が味わえると思う。
ブラック.jpg
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右上にあるディスプレイではマスターがTUTAYAからレンタルしてきた洋画が映し出されている。
「何ですこの映画?」
「ブリザードだったかな」
1952年の実話をベースにした救助アクションらしい。真冬のブリザードでタンカーの船首が切断されて漂流し、アメリカ沿岸警備隊が救出するもの。
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「ディズニーですね」
ディズニーなら最後はハッピーエンドに違いない。私はそれきり目を逸らしたが、後から私の隣に座られた男女のお客様が洋画を見て、
「何これ?Uボート?」
これが発端だった気がする。
Uボート??
浸水している艦内セットを見るとなるほど潜水艦に見えなくもない。
1952年だから大戦終了後だが、衣装も古い時代のもののようである。
Uボートだよ、違うよ、の会話が耳に入る。
私は30年前だから独身時代にうら若きジャン妻とUボートを観ている。今もあるのかどうかわからないが新宿のボロい映画館だった。
「ジブラルタル海峡は狭いんだぜ。処女みたいなんだ。艦にクリームを塗れるか?」
ジャン妻はこの場面で「ブブッ」と吹き出した。その吹き出しは館内に響いたから、鑑賞していた他のお客さんに聞こえたに違いない。
オンナが吹き出す場面かよ。
映画のUボートはTVシリーズを編集したもので、スカイパーフェクトTVでTV版が放映された時は家で録画して観ました。録画だから、「艦にクリームを塗れるかよ」の場面で私は画面をSTOPさせて、
「ここで吹き出しただろ?」
「知らないも~ん」
だが、今、ASLIで流れてる海洋アクション洋画はドイツではなさそう。アメリカではないか?
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Uボートは船員たちが艦内に押し込まれ、長期に渡る遠洋航海で身なりが薄汚れ顔は髭だらけになる。それがリアルな迫力を生み出しているのだが、ASLIに映し出されている洋画の乗組員はキレイな顔をしていた。
隣の男女はご夫婦か恋人同士か職場の同僚かはわからない。私よりやや若いようにお見受けした。男性は失礼ながら再結成したディープパープル時代のイアン・ギランに似た雰囲気だった。
Uボートは沈んだわよ、沈んでないよ、の会話が耳に入る。結末を知っている私は訂正してあげるべきか余計なお世話は避けるべきか。
「あの・・・」
つい口を挟んでしまった。二人がこっち向いた。
「失礼ながら。(女性に向かって)残念だけど、こちらの男性が仰る方が正しいです」
「!!!」
女性はやや目を剥いたが、切り出した以上、解説するハメになった。
「艦(フネ)は沈まないんですよ。いや正確に言うと帰港してから沈むんです」
「ほらぁ」
男性は得意満面してやったりではないが自説が正しいのに安堵したみたい。でも女性の方は憮然・・・でもなかった。「アタシが見たのは何だったのかしら?」の後で、「Uボートの最後はどうなったんですか?」と聞いてきた。
「無事に帰港して凱旋式のような場面で、連合国軍の爆撃機が襲ってくるんです」
「!!!」
「全員、無事に戻ったの。でも乗組員は陸で死ぬんです。艦は洋上ではなく戻ってきた港で沈むの」
「!!!」
「殆ど死ぬんだよね」と男性。
「そうです。艦長も沈む自分の艦を見ながら港で倒れる。ひとり実戦経験の無さそうな若い情報将校・・・少尉だったですかね?彼は助かるんですよね」
後でジャン妻にこの話をしたら、「艦は洋上では沈まなかったけど港で沈むんだから、その女性の言ってることも間違いではない」と言っていた。まぁそうですね。
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余計な口を挟んでしまったが、結果、教えてくださりありがとうございますにはなったよ。でも言われましたよ女性の方に。「私たちの会話、聞いててじれったかったんじゃないですか?」って。
「まぁそれはありましたよ。言っていいのかなぁって。でもお教えしないと後で後悔しそうだったので」
そこで終わりにならず、男性に一本取られた女性は私にこう言ってきたものである。
「他にどんな映画を見られたんですか?」
さて、どんな映画を見てましたと返そうかな。ターミネーターとか、エイリアンとか、プレデターとか、ワイルドスピードとかを出すのもなんだかなぁ。
何を観ました、読んでます、というのは、その人の知性を表しかねないからね。
「ルトガーハウアーを観てましたよ。最近は引退されたのか見ないけど」
ルトガーハウアーを知ってる人ってそうそういないんじゃないかな。ところが女性が、「これですか?」親指を立ててヒッチハイカーを形作ったのに驚いたね。
「そうそう。それ。ご存じで?」
「あれはコワかった~」
ヒッチャーです。
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ブレードランナー。これも有名ですな。
「続編が出るそうですよ」
事実らしい。2018年公開予定。ハリソンフォードも相当トシだが登場するらしい。
ブレードレンナーにはよく言われる謎があって、地球に侵入したレプリカントは6体でうち1体は倒されて登場しないが、劇中に登場するレプリカントは4体(男性2人、女性2人)なのだ。
ではもう1体はどうなったのか?ハリソンフォード演じたデッカードそのものが6人めのレプリカントではないかというもの。
男性は、「あれは最後の死ぬシーンが印象に残ってる。白いハトが天に飛び立っていくんだよね」
「そう。こうやってね」
私はハウアーを真似て、ガクッと首を倒した。

レディホーク.jpg
レディホークもご存じだった。
ハウアー、昼は騎士、夜は狼。
ファイファー、昼は鷹、夜は人間。
いつも一緒にいるのに人間として添えるのは夜明けの一瞬のみ。
「呪いはとけるんですよね」
「とけますよ」
ロック2.jpg
ASLI-2.jpg
女性がWCに立たれた隙に、男性に「艦にクリーム」を喋ってしまった。哄笑されてたよ。
「女が笑う場面じゃないですよねぇ」
そこは男同士ですからね。そこまでは覚えているのだがそこからはさすがに遠慮してもう1杯飲んで出ました。「口を挟んで失礼しました。じゃぁ」って。
マスターが意外そうに言ってた。
「今日はいつもと違うジャンさんを見た」って。
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竜苑 [グルメ]

薄暮の竜苑1.jpg
「ハイ竜苑でございます」(女性の声)
「竜苑さんって夜にひとりでおじゃましても大丈夫かな?」
「ハイ大丈夫です。平日は17時~○○時までで○○時ラストオーダー、日曜祭日は・・・」
「では今日の夜に行けそうだったらもう一度電話します」
「ハイお待ちしております」
この電話は午後の13時頃だったかな。どうもこの日の夜はいつもと嗜好を変えたかったんだよね。
そして夕方17時。行けそうな目処がついたので再度、電話した。
「ハイ竜苑でございます」(男性の声)
「ひとりなんだけど、今日の夜におじゃましても構わないかな?」
「ハイ大丈夫です」
「ひとりだと逆に迷惑じゃないかい?」
「いえいえ大丈夫です。いらしてください。何時頃のご予定になりますか?」
「今からだと群馬総社駅に18時半ぐらいだから、19時前後ですかねぇ」
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その店は上越線の群馬総社駅か八木原駅からタクるしかない。
事前に現地のお友達に問い合わせた。「群馬総社駅か八木原駅ってタクシー停まってるかな?」って。
その方はご丁寧にも仕事上がりに総社駅前まで出向き、ヒマそうに停まっているタクシーを目視で確認するだけでなく、夜に停まってるか問い合わせてくれた。
運転手は高崎のレジェンド板前、○郎さんみたいな人だった。
「吉岡町大久保○○○○番地の竜苑・・・中華料理屋・・・」
「リュウ・・・エン・・・さんですか・・・」
「・・・???」
運ちゃんは怪訝そうである。
「また再開したんですかね?いっとき営ってなかったんですが・・・」
「え??」
私は声が裏返りそうになった。
「さっき電話して、私ひとりでもいいか?いいですよって遣り取りしたんだが・・・」
「ああ、そうですか・・・それなら・・・」
はて?いっとき閉店していただと?
間違いないよ。私は昼と1時間前に電話しているのだから。それなのに行ったら営ってなかったでは悪戯を通り越して超常現象になってしまうじゃないか。
運ちゃんはそれ以外は寡黙で、上越線に沿って東側の裏道を北上し、高架に上がって左折、上越線を越えて最初の交差点を右折、そのまま道なりに走った。
薄暮とともに視界がどんどん薄暗くなっていく。「いっとき閉めてた?」、「また再開した?」、それ以前にホントにこの先で営業しているのだろうかと。疑心が湧いてきた。
薄暮の竜苑3.jpg
薄暮の竜苑4.jpg
タクシーを見送った後で店の周囲をサッと見た。店も一帯も蒼白い薄暮に包まれて私のⅰ―Phoneで撮影するにはは光が足りない。
ロケハンにならなかったのでGoogleマップの航空写真を添付しますが。
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田んぼの中の一軒家とか、山奥の一軒家でそこから先は家が無い、そういうバカにした表現ほどではなく、確かに周囲に住宅もある。
南北にバイパスが貫通している。再開発途上で放りだしたのスプロール地区でもない。
店もダダっ広い駐車場も田んぼか畑を農地転用したに違いない。
まさに畑に接した高級中華料理店という趣で、他所から来た私から見れば近隣在住者には悪いけど、何でこのような場所で開業したのだろうと問いたくなる。
道路向かいのダダっ広い駐車場は舗装されていない。砂利です。
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入口にこんなボードがあるんですよ。
ありゃ?.jpg
こういうことか。だからタクシーの運ちゃんが「営ってるんですかね?」と怪訝そうに呟いたのも裏付ける。
これが都会だったら「言い訳だ」、「努力不足だ」、で済むところだがここは群馬。オーナーシェフの苦衷がわかるような気もする。
料理人を長く雇用するのってタイヘンな世界らしいね。
板前が若けりゃ修行の為にあちこち渡り歩いて腕を磨き、その先にはいつか自分の店を持つというドリームがある訳でさ。長くいつかなくてアタリマエ。
ベテランだと金銭待遇面で折り合わなかったり、他へ引き抜かれたり。
オーナーと考え方に相違があると長年いてもハイサヨナラ。
オーナーが代替わりしたり、前経営者が撤退して大手資本に渡ったりするとそこで衝突したり。
だがこのボードの場合、どうもオーナーがサブに逃げられたように伝わった。こんな言い訳をしている店を私は東京神奈川で知らないです。
でも少なくとも午後と夕方の2回の電話応対は、私ひとりにたいして完璧だったし、誠実さを感じた。

「電話した○○だが。。。」
「お待ちしておりましたこちらへどうぞ」
こういう店の場合、カウンターというものはない。アタリマエである。中華料理ってのは複数人数で複数料理を取り分けて楽しむものだからね。
私の予約席1.jpg私の予約席2.jpg
確かに1席リザーブしてくれてある。
「悪いなぁひとりなのに・・・」
これは店の女性に言ったのではなく自分に言い聞かせたように呟いただけ。
「ご注文はお決まりになりました頃に・・・」
「いや、もう決めてあるから・・・」
私はメニューを見ないでオーダーした。私はこういう高級中華店では炒め物類、五目系やオイスター系の肉野菜炒め系を好むの。魚介類だとホタテ、小さいエビ、白身魚のようなもの。
辛い系はNGなのでこの店のウリでもある麻婆系もパス。
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平日だからか静かな店内である。
流れるBGMを聞いて思ったのはバイオリン?いや違うな。胡弓のようですな。
オーナーさんは大陸の方なのかなぁ。
ソロの音は胡弓だが、流れる曲は日本のものだった。
私の席は壁を隔ててレジ側で、厨房に近い側にいる。店内殆ど静かなのだが、時折厨房から、「おねがぁいしまぁすっ」、「あのさぁ・・・」、・・・の後は、何々を何してこうしてこうやってくれるぅ?・・・
指示か業務命令が丸聞こえなんです。女性スタッフが2人いるのだが、客席にお運びする時は作り笑顔で、厨房に戻る時はやや険しく見える。目をみればわかるよ。
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なるほど入口のボードのように提供時間は早くないです。
着座したのが18:40分で、最初の料理、牛肉オイスターが供されたのが19:02だった。
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筋も余計な脂も無く、四角くカットされたいいお肉。
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何かを象(カタド)ってカットしてある野菜。街角中華ではまず見られない切り方である。
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芯がついたままで、薄く、円周方向にカットされたトウモロコシ。
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このトウモロコシはこの店を私に紹介してくれた高崎通町にある某BARのマスターのBlogにも載っていた。包丁で皮を剥くように切らなくても、今の時代はトウモロコシを削る機器、スグレモノがあるという。

19:05に供された春巻。熱々です。春巻は2本からオーダー可。
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19:27に五目焼きそば。
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どれも上品だね。焼きそばなんかはもうちょっと下品でいいかも。
いいお皿を使っている。メラミン食器なんかトンデモナイが、重たくて厚いの。誰かが榛名山麓にある窯で焼いた高級品ではないか?
それと、取り皿を持ってきてくれるんです。「私はひとりだから要らないよ」って言ったんですけどね。
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ひとりだし、あまり初回からガツガツしてもダサイので、ビール2杯とここまでにした。
会計時にようやく手が空いたオーナーシェフが私んとこに来て、
「どうもご予約までされてわざわざお越しいただきまして・・・」
厨房では女性スタッフにドヤ声あげてたオーナーシェフだが、至って腰が低い。こりゃ大陸の人ではなく生粋の上州人かも知れない。
「ひとりで調理してんの?」
「ハイ。平日は私ひとりで。土日は2人でやっております」
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タクシーが来るまでに夜の光景を幾つか。
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孤独な群馬総社駅ホーム。
19:50に乗れなかったので、次の20:24までまぁヒマで寂しいこと。
何で自分はここにいるんだ?ってなもんである。
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竜苑入口に置いてあった「調理師不足でどうたらこうたら」の泣き言を書いたボードを、高崎通町にあるBARのマスターに見せたら、随分と長いことこの状態が続いているという。
募集ばかりしてると見る人にはわかるものだよ。「またあの店は募集してるのか?」、「また辞めたのか?」、って邪推されるのです。
失礼ながら、あの場所ではそうすぐに調理人は応募して来ないだろうな。
竜苑は群馬ではレジェンドだそうです。群馬なのにアワビやナマコがアタリマエのようにあったりする。そりゃ都内で高い有名店に行けばあのクラスの料理は幾らでもあると思うけど、吉岡町という場所であの立地だから?それもあるが、供された料理(僅か3品ですが)は品があり味も濃過ぎず薄過ぎず、いい油を使っているのか胃がもたれなかった。むしろもう一品イケた気がする。
場所と立地は田舎だけど接客態度は都会的。悪いけどいい意味で群馬とは思えない。
何故あの場所なのか。
何処で修行されたのか。
何故ひとり調理師が続いているのか。私の中では謎だらけの優良店である。
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くなしり [居酒屋]

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高崎祭りが近づいていた頃。
そこらかしこからお稽古のお囃子が聞こえていた。
平成24年の夏にLIVEで見た山車と花火。今年も盛り上がっただろうな。
昼間の猛暑が和らぎ、自然の微風とともに流れるお囃子の合間を縫って辿りついたのは新田町。シンデンチョウです。
今宵は初訪問の店で行く前に電話しています。
「初めて行くんですがひとり入れます?迷惑かな?」
そしたら受話器の向こうの女性が言うには、
「大丈夫ですわよ静かなもんですワ、オホホホ。お待ちしております」
????
その店です。
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店構え1.jpg
店の外に何やらいろいろ積んであったがなんなんだろうねこれ?
強風がふいたらトンじゃうんじゃない?
何だこれは?.jpg
女将さん1.jpg
ガラガラだった。
誰もいない。最初に瓶ビールを飲んでたら、秋田のジュンサイ酢の物が出されたのね。酢の物は好まないのだが、まぁいいやといただいたら、前で突然、店主が揚げ物を始めた。
最初の膳.jpg
こっちがおとおしらしい。
揚げ物2種(タケノコとハモ)、キュウリと味噌。
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キュウリと揚げ物2.jpg
カウンター右の壁にデカい黒板がある。それはExcelのセルのように仕切ってあって、刺身、焼きもの、食事、飲み物とあった。
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他に、黄色い紙になぐりがきされたお品が幾つか。
奥には小さい座敷があって、魚の種類を示した図鑑のようなものが掲示してあった。魚屋さんによくあるあれですよ。
黄色いお品書き.jpg奥に座敷も.jpg
初回なので面倒なのもあって、盛り合わせをお願したの。
「アイ。いいトコすこしずつ合せますね」
女将さんにアシストされながら店主が造りに取り掛かった。
ところがこの盛り合わせが凄いもので。。。
真剣な眼差.jpg共同作業.jpg
包丁でさばきながら店主がボヤき始めたぞ。
「台風でも来て海水を掻き回してくれればいいんですが。水温が高いだけで魚がボケてるんですよ。脂がノラないんです。脂が抜けてるんです」
なんなんだこのボヤキは?
前に何処かでそういう類のボヤキを聞かされた気がしたのです。
店主はボヤきながら、40cmくらいの真っ黒な底魚を見せてくれた。
「これがサメガレイです。今、盛りますね」
「それで何Kgくらいです?」
「これで4kgぐらいありますが、昔はオヒョウクラスの8kgぐらいのが獲れてたんです。ホラ黒いでしょ。黒いからあまり見た目で喜ばれないんですが味がいいんです」
店主は背後を振り返って棚の高いところから直径30cmくらいあるデカい皿を1枚取りだした。え、その皿を使うの?大きくない?私は一見のひとり客だよ。
女将さんがボウルで水槽から海水を取りだしている。後で某BARのマスターに聞いたところ、ツマの海藻類(ワカメともう種類)に浸してるのではないかとのこと。
刺身の前に出されたもの.jpg
まず、醬油、ポン酢、ワサビ、紅葉おろし、ノリが出された。
「ツマを海苔で巻いて召し上がってください」(女将さん)
ツマにも相当な自信があるようで。4人客の盛りに使うような大きい皿に盛ってあったのは。
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何処か遠いところから仕入れたマグロ。
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九州の何処かから取り寄せたハタ。
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日本海の何処かで上がったサメガレイ。
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何処で上がったか忘れたけど。北寄貝。
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そして、大量のツマ!!
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ツマは海苔で巻いていただいた。
美味しいけど食べても食べてもツマが減らないのだ。刺身盛り合わせだけどツマの盛り合わせといっていい。
桂剥きの大根、コシと天然の塩気たっぷりの海藻2種、パセリ、芽ネギ(細いネギ)。。。
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「この細いネギは何です」
「芽ネギっていうんです。ウチのツマはかーちゃんが桂剥きしてくれっから美味しいでんさ。アハハハ」
北寄貝の貝殻からもワカメが山のように出て来た。
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桂剥きの大根は醬油をちょっとかけたが、海藻類は醬油不要。そのままで程よい塩味がついている。
「昔は海水と一緒に海藻を持ってきてくれた人がいたんですがねぇ。最近は何処もツマが疲れちゃってるんですよね。イマドキのお客さんはツマを食べない人が多い。ミョウバンで固めてあるスーパーのツマばっかり食べてっからでしょうね」
これは私への兆戦か?ここまで言われたら全部平らげるしかないではないか。
私は挑発にノッた。パセリなんか滅多に喰わないが、意地になってムシャムシャ噛み潰した。喰わずにおくものかい。
ツマを海苔で巻く.jpg
結果、見てくれ完食したぜ!!
どんなもんだいっ。
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私はもう1回、挑発にノッている。
「水槽の中に天然のアワビがどうこう・・・」言われたので、黄色い紙に殴り書きされてあったアワビのバター焼をお願いした。
水槽からアワビを掴みだしているところ。
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まず、アワビのキモが出された。
「美味いでしょ。寿司屋の貝は塩で絞めてるからねぇ」
またそういうことを言う。世の中、知らなくていい情報がたくさんあるということだね。寿司屋なんか滅多に行かないけど貝が食べられなくなるじゃんか。
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次に甘く香ばしいバター炒めの音と香がジュワ~ッ。
だが店主は魚貝やツマだけでなく、バターにも一過言あるようで。
「今は輸入バターが多いから国産バターにコシがないね。ウチもアワビのバター焼きってのがあるんですが、生簀にあるアワビを使って炒めてもバターが焦げちゃうんですよ」
アワビバター1.jpg
アワビバター2.jpg
「大根おろしが入ってるでしょう。これが意外に合うんです。お飲みになってください」
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お腹もクチて、やや落ち着いた頃合いで、ボヤきはまだ続いた。
「ウチは〇〇県の〇〇の出身なんですが、秋田で猟師をやってた時期があるんでさ。それで何でか知らないけど流流れて、〇十年落ち着いたのがこんな場所ですよ」
「前は午前様になっても電話が来て、今から行くけど大丈夫かっとかあったんですが、今は日帰りが多くなって接待とかなくなりましたね。何処も接待禁止で来られてもサーッっとその日に帰っちゃうんですよ」
「ウチみたいな店に税務署が来て疑う様なことを言うんですよ。領収書を見て、『何でこんなに酒が高いんだ?』って。そりゃぁ遠方の蔵元からいい酒を取り寄せたらそれ也の値段が付くにきまってんじゃないスか。何でそういうこと調べるんですか?って聞いたら、『投書があった』って言うんですよ。ホントかねぇ。ウチなんかに来るよりもっと大きいトコに行けばいいのにね」
大将のボヤきはまだまだ続いた。
女将さんは我関せずでTVを見ている。
女将さん2.jpg
店構え2.jpg

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この店は、通町のBARのマスターに、「田町の浜潮がいきなり閉店しちゃったんですよ。どっか魚がメインの店を探さなきゃ」とコボしたらこの店をススメられたの。
「行かれましたか?どーでしたか?」
幾つか感想を述べた後で、
「ツマが多過ぎ。刺身の盛り合わせどころかツマの盛り合わせだった」
「ツマ少なくしてくれって言った方がいいですよ」
それさぁ。
早く言ってよぉ。
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それにしても愚痴が多かったな~。
閉店した浜潮の大将もボヤキが多かった。値が乱上下する天然の魚を取り扱ってるとボヤきが多くなるのかも知れないね。
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彷徨い [風景]

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千人隠 [風景]

高崎市街から西に目を向けると、観音様が屹立する丘陵が南北に連なってるのが望見されます。
その丘陵の向こう側に何があるか。地図を見ると丘陵に分け入る県道が3つあって、東から203号線、南の吉井町から伸びて来た171号線、西から伸びてきた49号線が上奥平という地で交差している。
3本の県道は丘陵に開発されたゴルフ場への連絡道路でもあるので、その辺りはそこそこ整備されているが、奥へ分け入るほど道幅が狭くなる。
もちろん途中に集落もある。地元の人しか走らない生活道でもある。
私は平成24年の在住中に3つの県道を完全走破したが道に迷ったのが最初だった。その後、今日まで何回か走ったがまぁ一部区間の走り難いこと。
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途中にドライバーを安心させるかのように、←安中市、高崎市→、の表示があるにはあるのだが、特に203号線と171号線は狭い箇所や急カーヴが多く、セダン車では厳しい。
夏場は緑の木々に光が遮られ見通しが悪く、急カーブにあるミラーに葉っぱが付着してミラーの体を成していなかったり。
走行中、誰ともすれ違わなかったこともある。たまにすれ違うのは営業の軽自動車、農家の軽トラばかり。地元の人は結構トバすんですよ。
道は雨が降ったらちょっとした河川と化す。台風明けには崩れて倒れた竹が転がってたりもする。
でもそこにも生活がある。1時間に1本より少ないが、コミュニティバス(ぐるりん?)も運行しているようである。
3つの県道から更に枝分れした生活道や林道があって、そこにも忘れられたような場所に小さく長閑な集落があったりする。
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その辺りに何があるか興味本位で調べてみたら、乗附城、後醍醐天皇の孫の尹良親王伝説、洞窟観音、富岡製糸場の稼働燃料だった高崎炭田跡・・・これは興亜炭田他複数あったらしく、産出したのは石炭ではなく亜炭らしい、あまり知られていない坂下温泉、徳川氏旗下・奥平氏発祥の地、エミューが脱走した辺り。
高崎市でありながら秘境と表現したら在住者にお叱りを頂くかもだが、余所者の私から見たらそう見える。
吉井町から171号を北上して、奥平を経てその奥の狭い箇所を経てT字で右折、203号に入って最初の左折箇所にこんな表示がある。
分かれ道.jpg
千人隠?.jpg
千人隠?
そこの案内板には。。。
「雁行川上流にある高さ20mあまりの砂礫(サレキ)岩層が深くえぐられている。
2万5千年前に日本列島が海に沈んだ時に、海底火山からの噴出物、陸からの砂や泥が積もりこの地層を作った。
地学に関心のある人が一度は訪れるこの地は、天明3年(1783年)の浅間山噴火の時に、降灰を避けた地元の人々が多く逃げ込んだといわれる」
解説板のある分かれ道から1kmほどらしいので行ってみた。
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一気に狭い道で下り坂になる。でも集落がある。
中には近年建てられたかのような真新しい家があったりする。
街中の喧噪から逃れ、ヒッソリ隠れるように生活しているのだろうか。
途中にはお定まりの看板もある。
「産業廃棄物棄てるな」
「地元の生活道なので大型作業車は迂回してください」
「林道は30km以下で走行・・・」
「付近に住宅あり」
「発砲注意」
発砲??
猪でも出るのだろうか。こんな大きい罠?檻があった。
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この辺りで窓を開けてゆっくり走行してたら、
ポォン!!
銃砲による発砲音がしたのですよ。
熊は出ないが猪や鹿は出るらしい。
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雁行川に沿ってぐんぐん上流まで上ってみると、ドン詰まりで幅広のT字路に出ます。
左折は高崎自然遊歩道。右折は林道が更に伸びているらしいが、林道や作業道は地図に載らないのもあるし、抜けられるかどうかわからないので要注意。
そこの鴻ノ巣2号橋の袂に、「千人隠れ入口」の札、標識があった。
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標識の脇に土を丸木で固めた階段がある。
完全に封鎖されていない。この先を見に行くなら自己責任で行きなさいという雰囲気である。
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ソロソロ下りていくと、右手から雁行川の水面が見えてきた。足場がイマイチ。
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今を盛りと鳴くセミの声
川のせせらぎ。
深緑から零れる陽射し。
その先、藪蚊を払いながら木々のトンネルを歩くと、立ち入り禁止の札とえぐれた岩場が見えた。
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立ち入り禁止.jpg
千人隠れは断崖の下の隙間のことらしい。
説明板にはこうあった。
「戦いに敗れた大勢の武士が難を逃れて隠れたり、天明3年の浅間山爆発の時は、 近くの人たちが降灰からのがれてここに集まったりしたと いわれています。ここにいれば他の所から全く見えないので 「千人隠れ」と名付けられたのでしょう。下を流れる川は雁行川の上流で、 「高麗蛙」(こまがえる)というカジカガエルが生息しています。」
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隠れた武士とは?
南朝方の後醍醐天皇の孫の尹良親王(ユキヨシ、コレナガ、タダナガ、タダヨシ)が、北朝方に負けて逃走した時にこの断崖下の窪みに隠れたと。
兵が千人隠れることができるというので、千人隠れと呼ぶようになったとも。
尹良親王という人は存在そのものがアヤしいと書かれたのを何かで見たが、来年の大河の舞台の遠州井伊谷で生まれたともいう。その人は20年に渡って各地を転戦して北朝に抵抗したと。そんな高貴なお方が、この千人隠からほど近く、観音山に連なる尾根に郭を点在した寺尾中城にいた。
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寺尾中城が北朝方に攻められ陥落して、兵ともどもこの崖下に隠れたのだろうか。
でも細かいことを言うと千人はとうてい無理!!
見える範囲内だと隠れられる人数は数十人といったところでしょう。
水が流れているから(雁行川)携帯食料さえあれば何日かは生存が可能かもですが。
千人隠1.jpg
千人隠2.jpg
さすがに岩下の窪みには入らなかったが、見上げてみて気付いたのは砂岩なんですよ。崩れ易そうなの。
あちこちに礫岩もある。摩擦係数が低そうなのだ。
近年で崩れた形跡はないようだが。深入りしないで引き返した。
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ここは観光地ではないです。
その道の研究者さんにとっての学術資料。
見学不適な箇所です。自分の責任で見に行ってくださいね。窪みの下には絶対に入らないようにお願いします。
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お盆だから?首塚ネタ [隠れ郷土史]

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満州事変の起きた昭和6年(1913年)
日本は大戦に向かって突き進んでいくのだが、事変の半年前3月10日のこと。群馬県碓氷郡原市町(現在は安中市)の墓地に何処かの家族が墓参に来た。
その家族に小学生の子供がいて、寺での法事から続く読経に退屈したのか、その辺りを歩き廻っていたら小さい墳丘を見つけた。
実はその墳丘は古墳(原市町12号墳)であり、首塚も兼ねていたのだが、子供には何の丘かわからない。子供心に興味津々でその辺りをいじくりまわし、何やら白い欠片?を拾ったのである。
子供は大人に見せた。こういうのを見つけたと。
おそらく家族の大人の誰かが疑問に思ったのだろう。河原の石にしては素材、質がヘンだと。
「オカシイぞ?」
「これってもしかして?」
ということになり警察に持ち込んだら人骨、しかも、頭骨の一部であることがわかった。
だが事件性は薄れた。立ち会った学術関係者によると、近世でなはく中世のもの判明されたからである。
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以上は私が推測した情景だが、さほど違ってないと思う。
だが墳丘から頭蓋骨がザクザク発見されその数何と150体分あったという。
墳丘に1m×2mの穴が掘られ、そこに埋葬されていたと。
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150体という数も凄いが、昭和27年に調査に来た東京の学者さんは骨のカタチに注目した。飽食の現代日本人に比べてアタマが長く、顔は短く、鼻が広くて付け根が低い、イコール中世の日本人のもの。
下顎が無く、四肢の骨も発見されていない。中世合戦の戦死者の埋葬と推測された。
埋葬された頭蓋骨は天明3年(1783)、大噴火した浅間山から降って来た軽石に覆われていたそうである。
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中世の戦死者が埋葬されたと仮定して、ではいつの頃か。
永禄4年(1561年)、甲州武田軍がこの地にやって来る。
武田軍は自国の甲斐が豊穣でない為か近隣諸国の侵略に執着する。この地、原市の首塚の西に陣城を設けて松井田城と安中城を分断した。松井田城に安中忠政、安中城には安中忠成(どちらが親で子かわからないのですが)この二城の連携を断ったのである。
安中一族は上州一揆衆の盟王、箕輪城の長野業政を後ろ盾に武田軍と抗戦する。一揆衆には内応者もいたようだが、長野業政が斃れるまでは勝てないまでも負けなかった。
だがこの辺りにあった松井田~安中の防衛ラインに点在した小城は抗せず潰される。
榎下城。(久昌寺)
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梁瀬城。(城山稲荷)
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滝山城。(聖明寺、カジュアル酒場ナスビの対岸)
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埋葬されていた人骨はその時の地元戦死者と見て間違いないだろう。
何処の合戦でも後年の軍記物だと戦死者数が誇大に吹聴される趣があるが、150体という数なら農兵も含めて相応な数ではないか。
斜めに見る.jpg
平成24年に高崎市に住んでた頃に一度だけ見に来たことがある。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-05-26-1
今年の初夏に偶然通りかかったら竹藪だらけだった辺りがキレイに刈り取られ、梁瀬二子塚古墳という全長130mの巨大古墳の公園になっていた。
首塚はその公園脇の道を西へ入り、すぐ右折した坂の途中にある。巨大な梁瀬二子塚古墳公園と隣接しているのである。首塚は旧原市町十二号墳(円墳)ともいう。
もともとあった古墳に150体分を埋葬したのだろうか。
隣にある古墳公園.jpg
幾つか伝説があって、発見された頭蓋骨は甲府の方へ向けられていたとか。
攻めて来た甲州軍の骨なら故郷を望郷している?
地元の兵、被災者の骨なら、甲州を恨んで向いていた?
落武者の霊の目撃情報はどうか。高い確率で心霊写真が撮れるとか。そういうものが写ったとしたら埋葬されていた頭蓋骨の主たちでしょう。
霊感がニブい私だが、そういう場所なのでさすがに心中で念じながら近づいた。自分は荒らしではない、この地で起きたこと、この地にあった事象に興味があるだけであると。
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正面から見ると古びたお堂が禍々しく見える。
裏手にまわると、なるほど墳丘なのがわかった。
確かに墳丘である.jpg
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裏手には真新しい住宅も建っていた。
住宅は首塚側の壁にも窓があって、それほど意識していないようである。
住んでる人が庭にでも出てきたらお話を伺ってみたいが誰も出ていなかった。
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首塚は戦死者、処刑された者を供養するために作られた塚なので、祀ることにより怨霊や祟りを抑えるものでもある。強い念を残した者が祀られる。
この原市の首塚も心霊スポットのひとつに取り上げられたりする。そういうイワレの場所だが、周辺は整備や開発の槌音がする。東隣にある公園脇に工事業者さんが3人ほどいて一服していたが、遠目に私を見て何やらブツブツ言っているようではあった。物好きが来たと思ったのかも知れない。
今宵は迎え盆だからこの地に還ってくるかも知れない。
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キンメと浜潮 [グルメ]

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この店がクローズしてしまった。
そういうのがいちばんコタエる。そりゃカタチあるものはいつかは無くなるか変化するもの。
飲食店に限らず存続させるのって難しいね。
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脂がのったキンメの刺身がサイコーだったな。
海無県とは思えない。千葉か茨城から仕入れてるって言ってた。冷凍保存技術と、高速の流通ルートが発達したから可能になった。
「ウチみたいに魚を中心に出す店は、逆にしっかりしたものをお出ししないといけないんです」
「一度いいものを出しちゃったら次からはもう下げられない。下げたらお客さん来なくなっちゃうんです」
だから「今日のキンメは脂のノリがイマイチだから」とやんわりNGされたこともああります。脂のノッてないキンメって美味しくないからね。それだけ真剣だったんですよ。
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おっちょこちょい女性スタッフAさんとの掛け合いもおもしろかった。Aさんが座敷のお客様のお皿を下げた時、エビフライの尻尾がひとつだけ残ってたので、
「マスター、ちゃんとエビフライ二匹出しました?」
「出したよ。お客さんが尻尾食べちゃったんだろ」
マスターはややムッとしてたが、エビフライの尻尾といえ、「お客様が残されたら必ずチェックします」と言ってたからです。
「病気かな?」(ジャン妻)
「確かに。急だったしな」
何処にいっちゃったんだろ。包丁置いて引退しちゃったのかな。狭い世界だから、同業者の店主に消息を聞いてみたのだが、七のマスターやASLIのマスターに聞いてもわからないのだ。
以下2枚は接待時の盛り合わせ。
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キンメの刺身が喰いたいよ喰いたいよと熱望してたら近所の魚屋で発見した。
その魚屋は大手複合商業施設内の魚屋ではなく、昭和40年頃から営ってる古びたマーケットにある魚屋さん。今日まで変遷を経て現在の店は確か、3軒めか4軒めだと思う。
いつもはカツオ、イカ、赤貝、ヒラメ昆布締め、そういうナマモノを買っているのだが、「あ、キンメがある」と声掛けしたら、「キンメもいいけど本マグロのいいのが入っちゃって・・・」
本マグロのいいヤツ?
ままよとばかりに両方買ってしまった。
「キンメ好きなの?」
「大好き。煮付けより刺身がいい。手に入ったら声掛けてよ」
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そのひとこと、「手に入ったら声掛けてよ」が功を奏して、キンメをGETしまくりです。あれば買います。
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「上手く盛れない」(ジャン妻)
波でうねってる。躍動感あってなかなかいいじゃないか。
「余ったらしゃぶしゃぶにでもする?」
余らなかった。1時間しないでなくなった。
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キンメ!!キンメ!!キンメ!!
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2枚同時に箸で摘まんだりします。それも真ん中から取ります。
ワサビが足りなくなったりします。
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キンメは近所で食べれるようになったとして。キンメを見ると浜潮を思い出す。大将&女性スタッフ2人は何処へ行っちゃったんだろ。逢いてぇなぁ。
「ハガキ出したら?」
「転送されるかな」
こっちに引き上げた平成25年から年賀状頂いてたんですがね。
高崎の街中をフラついてどっかでバッタリ劇的な再会を期待してるのだが。東京横浜ならそういうの無理だけど、あの街ならいつか会えそうな気がするのだが。
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ここを開けてくれよ。♪
一杯だけでいい。♪
暗い夜から逃げて来たのさ。♪
キンメを喰うと思い出す浜潮。大好きな店だったのに。
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偏食Girlその他 [人間ドラマ]

昨日、七の記事でカツ丼を食べました。
私の概念では、カツ丼といえば溶き玉子をマブしたものという先入観がありますが、上州のカツ丼は他にソースカツ丼、ソースではなく甘いタレをかけたカツ丼などがあります。タレはその店のオリジナルなタレだったりします。
メニューにその旨を書いてあったり書いてなかったり。「こちらのカツ丼はソースですか玉子ですか?」と聞けば教えてくれます。
玉子がなくてもカツはカツだから。カツが載ってりゃカツ丼なんですよ。
で、下写真のカツ丼ですが。
カツ丼.jpg
生野菜が載ってるのはお皿じゃないです。カツ丼の蓋を引っくり返して生野菜を載せました。
これは店で食べたのではなく、上州の某現場の拡張工事修了後、明日から通常営業できるようにスタッフを集め、参加者全員にデリバリーを取り寄せたのです。日曜出勤だったので、上役のOK貰って会社経費で支払ったんですよね。
そこはファミレスがあまりない地域なので、近隣で個人で営ってる食堂の出前を取ったの。
参加メンバーに野菜がダメな子がいたんです。生野菜も温野菜も炒め野菜も天ぷらもダメ。野菜そのものを全く受け付けない子です。
その子は何かの洋食をデリバリーしていたが、付け合せの生野菜を私が貰ったんですよ。
強奪したんじゃないですよ。
「生野菜、喰わないよね?」
「ハイ・・・」
「じゃぁ私にくれないか」
「ホントですか?(嬉)」
何を感謝しとるか。私が貰わなきゃ捨てるつもりだったのか?いや、その子はマジメで食べ物を粗末に扱うような子じゃないのだ。
で、お皿じゃなくて私のカツ丼の蓋によそってくれたの。
「ありがとうございます」とまで言われたからね。生野菜の施しを受けたのは私だから、貰った礼を言うのは私ですよ。
その子と私はお互いの信頼関係ではBの上クラス。過去に一度だけ登場したけど脇役だったような。
平成24年に知り得てからもう5年になりますが、その間、その子のお昼を何度か覗き見したら、いつも野菜類が全く入ってない。お母さん手作りのお弁当で肉と卵料理だけだった。
今はもう若手の中堅社員で、今年になってとうとう東京の本社に研修で現れた。
「あの子、来るぞ」
「アタシにも挨拶来るように言って」(ジャン妻)
当人は東京本社というロケーションに緊張しまくり。群馬の現場と違って東京本社は近代的なオフィスなので、気圧されてガチガチに固まってた。
仕方が無く、私がその子を2年振り再会のジャン妻他、本社連中に引き合わせるハメになった。私が若い女性をエスコートして各部署に引き合せるなど前代未聞である。
その日の研修の昼は出前、いや、料理屋の仕出弁当だったのだが、そういう弁当ってその子が喰えないものばかりではないかと懸念した。
でもそれを本社で言うとネタにされるので私は黙ってた。
「本社で出された昼の仕出、喰えるものあった?」
「大丈夫ですよ。コンビニで買いましたから」
「ああそう」
案ずるほどのこともなかった。
野菜がNGだと、彼氏を探す枠がかなり狭まるのではないかと私は危惧しているのだが。まぁそこは将来に向けて何とかなるだろう。

社用車で東毛を廻ってたらその偏食Girlから連絡があって。
「お昼食べましたか?」
「ちょっと待ってくれ・・・」
くるまを路肩に寄せる。群馬は交通取り締まりの警察が多いのです。
「あ、もしもし?昼はまだだよ。そろそろどっかで喰おうかと思ってるけど」
「戻って来られます?お弁当があるんですけど・・・」
お弁当?
出入り業者(メーカー?)協賛の勉強会で、従業員の数だけ仕出し弁当があるという。
仕出し弁当ねぇ。
今日の私は田所商店の味噌ラーメンの気分だったのだが。
そういう仕出弁当は冷えてるし、たいてい美味しくないと相場が決まっている。
好意を無にして傷つけないよう、やんわりと交わそうとしたんだが。
「私が食べることで誰かの分が足りなくなるってことないか?」
「大丈夫です。急に休んだ人がいてむしろ余ってるんですよ」
余りものかい?
どうしても食べて欲しいと言わんばかりであった。
それがこの弁当です。
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何処の店かは伏せます。
案の定、あまり美味しくなかったのだ。
洋食と和食と一部中華がゴッチャ混ぜで何がウリなのかわからず。味がボヤけてしまったのとバカ美味が一品も無し。
でもさすがに「美味くねぇ」とも言えず。完食しましたが。
でもくだんの偏食ガールはこの弁当を完食するのは無理。何を食べたのだろう?はローストビーフ以外は食べたかどうか。
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野菜がNGって子は他にもいましたが。もう辞めて今はいないけど、上州某所で白米がNGな子がいましたよ。炊飯器でも釜でも炊いた白いご飯がダメで、ご飯に味がついてないと喰えない子だった。
炒飯、オムライス、釜飯、混ぜご飯はOKらしい。具が入ってればいいと。
お握り、焼きお握りはOK。茶漬けや雑炊もOK。味が付いてればいいんだと。
過去に、豆腐が苦手、御新香が嫌い、おでん類の練り物が喰えないって子はいましたがね。でも茶碗に盛った白米がダメなんて、「お前はホントに日本人か」ってなもんですよ。
家族だってその子だけ別なご飯を用意しなきゃならないじゃないか。
現場のデリバリーで寿司を取った時、私はその子に向かってからかい半分に、
「この寿司ネタを外したら喰えないだろ?」
そしたら、
「外したネタをまた載っければ食べれますよ」
と返された。

まだいる。タマネギが嫌いだという子がいる。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-03-18に登場した懐妊騒動の子です。その子はデリバリーでピザを取って、そのピザからタマネギだけチマチマ除けているんですよ。
めんどくさそう。
「カレーとか喰うよな?」
「カレー?食べますよ」
「カレーってタマネギは必須だろう?タマネギ無しのカレーってマズイぞ」
「原型を留めてなければいいんです」
その子はマジメな子なので、マジメに応えてくれた。タマネギがNGだと料理の範囲がかなり狭まると思うのだが。

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また別の子のネタ。
巨大なタケノコが籠にギュウギュウ詰め。
「ウチの山で獲れたんです」
「や、やま!!!」
土地持ちどころか山を持ってるらしい。さすが上州っ娘である。
「そのデカいタケノコ、どうするのさ?」
「皆さんにおすそ分けしようと。〇〇さんも如何ですか?」
「!!!」
私は絶句した。東京までこんなん持って帰れるかよ。アク抜きなんかできないし。
丁重にお断りしました。
「地方の子は都会の子より美味しいもの食べてると思ったんだけどねぇ」(ジャン妻)
「いいものを食べてる」、「いい食材が手に入る」、それらと、「舌が肥えてる」、は違うらしい。でもそれ以前に偏食の内容が私らの想像の域を超えている。
登場した連中は皆、若いので、これはもう最近の子どもらは・・・としか括りようがないのかも知れない。

オマケ。これも上州の若手リーダーから貰ったもの。
「気持ちです」と言って渡された。
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「このお酒知ってますか?」
「知ってる。店にあれば飲むよ」
ホテルの前にある日本酒BAR、横浜でよく行く店で置いてあるモン。
「銘柄に群馬が付いてる方がいいかと思って」
「あ、うん、そうだね。ありがと」
一晩で全部飲んじゃいましたけどね。次回からは一升瓶で頼むぜ。
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七のカツ丼 [居酒屋]

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7時の七。
扉を開けたら見慣れた常連さんが2人。
私を見て、「あ、仕事にかこつけて群馬に来る人だぁ」
図星である。でも何でそんなことを他人さんが知ってるんだ?マスター、私のいないところで、私のことをどう説明してるんだい?
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メニュー2.jpg
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「浜潮が閉めちゃったでしょ」
「え、そうなんスか?」
「あのフグの店ですか?」(常連さん)
「そう。フグなんて喰ったことないけど。家にハガキで挨拶文が届いて、今、見てきたら貼り紙もなかった」
「そうなんスか」
「事前に告知とかなくていきなりだったのかな。事情や消息知らない・・・よね・・・?」
「知らないです。そんなにおトシでしたっけ?」
「60後半じゃないかな。まだまだイケそうだと思うが、ああいう人はどっかの有名人(〇郎さんのこと)と一緒で包丁握るしか能が無いんだから(これはいい意味でね)。どっかで再開してくれりゃいいのだが」
その浜潮がクローズしたお蔭で、鮮魚の刺身を出す店が無くなってしまった。
だが、この日の七の刺身はというと。
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イマイチだったんだよね。
こりゃいよいよ本町1丁目辺りにある魚辰さんまで行かなきゃならないかな。
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話の最初が浜潮=クローズだったせいか、七の隣の隣にあった「東竜」のネタになった。肉味噌ラーメンで有名だった店。殆ど90%の客が肉味噌ラーメンをオーダーしてた。
「私は肉味噌よりも、溶き玉子が載った東竜麺の方が好きだったな」
「東竜の店主は肉味噌でも1人分だけだとすぐに調理にかからないんだよね。4人か5人まとめて一気にやるよね」「東竜の焼きそば、具が殆どなくってそばがテラテラ光ってた。あれも美味かった」
「殆どの客が、肉味噌、肉味噌、肉味噌ばっかりなところへ、自分だけ、炒飯とか注文すると、他の客どもに白い目でジロッと見られたりしたな」
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-06-09-1
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-09-27-1
カタチあるものはいつかはなくなる。それはわかるよ。でも切なくもある。そこで食べた想い出はひたすら美しくなるばかり。時の彼方へと去って行く。
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カツ煮2.jpg
ここで私は会話が途切れ、会社携帯で業務メールを作成したりしてたのだが、チラチラ耳に聞こえる次のネタは、何処かのカツ丼が美味いというもの。
私は常連さんのそのネタが出る前、最初に上州麦豚ロースカツ煮をオーダーしている。それと牛タタキも。(仙台牛かな?)
狭いカウンターに3皿の料理が並んだところ。
食べてる途中.jpg
地元のカツ丼ネタが気になる。高崎でいちばん美味しいカツ丼がどうとか。
私はご飯が欲しくなった。
「ご飯が。。。」
「えっ」
「カツ丼のネタだから食べたくなったんでしょ」(常連さん)
「そりゃそうですよ。そっちで柳川町のカツ丼の話で盛り上がってるから。何て名前の店です?」
「はっしゅうあん(八州庵)です」
「カツ丼なんて滅多に喰わないけど、そちらの会話のサブリミナル効果のせいで、カツ丼・・・じゃないけどこのカツ煮にご飯を併せたくなるでしょうよ。なのにご飯が無いって炊いてないのか?」
まさか今日は旅人の惑星は来ないと思うけど、〆の卵かけご飯ができないじゃないか。
「いや、炊いたんですが。まだムラしてるんで。あと10分くらいいいスか?」
「ムラしてるんだ。炊くの忘れて慌てて炊いたとか?」
「いろいろありまして・・・」
「いろいろ?まさか一身上の都合とか?」
「いや、市役所で待たされたんスよ」
婚姻届?と言いかけて止めた。「マイナンバー制の何とかで・・・自分、待合でずっと待たされて。しばらくしたら、どう見てもその日の受付業務が終わりのような雰囲気になって、職員の女の子も喋りだしたりしたから言ったんスよ。そしたらとっくに自分のができてたんです。待ってたんですけどって言ったら、いや、こちらもお呼びしたんですけどって」
「普通それさ。待合で待ってたら相手が確認するよな」と私。
「ですよねぇ」(マスター&常連さん)
ウチも過去にそういうネタでちょっとしたクレームがあったりしたことがあった。今は、「席を外されてお戻りになられたら職員にひと声おかけください」の表示があるのでそういうクレームはかなり減った。待ってる人に気が付くのは受付の義務ともいえる。
「市長にメールでもしてやろうかと」
温厚なマスターにしては珍しいことを言う。
「市長宛にメールしても市長は見ないよ。市長がメールを直に見る訳じゃないから。そういうのをチェックする部署がある筈。その中から仕分けるんだよ」
「そうなんスか?」
「だって市宛でも県宛でも、捌ききれないメール、文書か届く筈だよ。大きい部署や高い地位の人ほどそういうのが多いんだからさ」
でもまぁ泣き寝入りするよりは、何処かに訴えた方がいいかもな。言わなきゃ相手も変わらないだろうし。
タタキ1.jpg
タタキ2.jpg
タタキ3.jpg
ここでまた会話が途切れたのだが、マスターが言うには、
「子供の頃、友達の家に遊びに行ったら、そこのお父さんがビールを温めて飲んでたんですよね」
「ビールを温めて飲んでたぁ?」
「ホントっス。覚えてます」
「それって冷蔵庫の無い国の話ではないのか?」
ビールを温める?
俄かには信じがたい話だが、そういう国はある。家で埃を被ってボロボロになっている昭和60年発行の新潮文庫、「ビールを楽しむ本」に、世界諸国のビール事情のコーナーがあった。
昭和後期の文庫.jpg
もう30年以上前の本なので現在とは事情が変わっているかもしれないが、ドイツでビールが飲めるのは14歳から、ワインが主流のフランスではビールは清涼飲料類程度しか思われていない、あまり知られていないがチェコスロバキアとベルギーの国民は筋金入りのビール好き、当時はソ連といったロシアはウオッカが国民酒なので食事の時にビールは無縁、中国は冷蔵庫が家庭に行き渡っていないせいもあって冷たいビールが手に入り難い、他、オランダ、スウエーデン、フィピン、インドネシア、タイ、シンガポール、韓国、香港、オーストラリア、そしてアメリカ、メキシコ他、各国のビール事情が載っているが、アフリカの項でマサイ族がビールをラッパ飲みしている写真が掲載されており、現地の人は冷たい飲み物を、「腹が冷えると身体に悪い」と嫌ってビールも生ぬるいまま飲むという。店によっては「コールドかホットか?」聞かれたという信じ難い話も。
ビールを飲むマサイ族.jpg
「その家ではまさかビールをお燗してたの?」
「いや、炬燵の中から瓶ビールが出て来たんですよ。今思えばそういう飲み方もあるんだな~って」
感心してどーする。
「じゃぁこの店でやってみたらいい。まずお客さん減るよ」
他、高崎市内の異様にこってりして味の濃いタンメンの話とかで盛り下がってるウチにようやくにしてご飯がムラされて仕上がったらしい。
ご飯が来た.jpg
炊飯器の蓋を開けて、「大丈夫です。海苔、要ります?」
「うん」
刻み海苔を別皿に入れるのかと思ったら、
「で、何でご飯の上に海苔をかけるわけ?」
「あ、・・・」
海苔、別皿で出せばいいのに。ご飯の上じゃなくって、ご飯の上に載せたカツの上に海苔をまぶすんだろうに。
載せる順番がオカしくなったけど。
これぞ七のカツ丼である。
これぞ七のカツ丼である.jpg
「美味いよカツ丼」
「そ、そうスか」
「七のカツ丼は高崎イチ美味いね。今はね」
常連さんを笑いに巻き込みながら。
「カツ煮よりご飯の方が熱々だけどな」
「・・・」
炊き立てだからね。
さつま揚げ1.jpg
最後はマスター手作りのさつま揚げ。
「Belcとかスーパーで買って来たんじゃないんだ」
「手作りですよぉ」
ところがつなぎが甘く、ボロボロ崩れたりするのはご愛嬌にしておこう。
さつま揚げ2.jpg
8時半の七.jpg
8時の七である。
常連さんたちの笑い声はまだ続いている。
「次回はいつお見えですかぁ?」
「う~ん。。。」(考えるフリ)
「またすぐに来ますよねぇ。仕事にかこつけて」
そこまでバレバレなのか私は。(汗)
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写真は104ですが。。。 [呟き独り言]

「あれぇ。今日も出張でぇすかぁ?」
店構え.jpg
サラダ&スープ.jpg
ドーン!!.jpg
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切り分ける.jpg
バーグ.jpg
唐揚げ.jpg

料理写真とは関係ないけどボヤかせてください。
地方の某所で退職者が出た時のこと。
辞め方が急だったのでフォローがタイヘンだった。
そうすると第三者がいろいろ言って来るんです。
「Aさんが辞めた後、誰が入るの?」
「誰かを送らなきゃならないうだろうな」
「誰だか知ってるんでしょ?」
「候補者の名前は伊東(甲子太郎)から聞いたよ」
「誰なの?」
「今は言えない。本人に話が正式にいってるかどうかわからないから」
「まだ正式にいってないの?もう残り1週間きったよ。皆不安がってるよ」
「Aさん本人が、『辞めます、いついつから有休消化に入ります』って言って来たのが●●日だぜ。実質2週間しかないじゃないか。急過ぎる。時間が無いじゃないか。でも決まってるから」
「Aさんが辞める理由は何なの?」
「それを知ってどーするのさ?」
「お給料が安いって?」
「そうは言ってなかった」
憶測でモノを言いやがって。私はAさん本人と話してはいるんです。
「やることがどんどん増えてもお給料上がらないからでしょ。もしくは休めないとか・・・」
「それは君の不満だろーが」
誰かが辞めるタイミングに便乗して自分の不満を言って来るんじゃねーっ。
「辞める理由はね・・・」
・・・の後で本人から聞いた理由を話した。
「ええっ!!でもそれって前からだよね?」
「辛抱しきれなくなったんだろ」
「そんな理由なのに会社は引き留めないの?」
「みたいだね」
「伊東さんも?」
「伊東が動かなかったってことは会社も引き留めないってことさ。でも引き留めようにもさ、2週間前に『辞めます』の後で、もう次が決まってるって言ってたぜ」
「前から決めてたんだ。残る子たちがかわいそう」
かわいそうったって。いいヒトぶってんじゃないって。
「何人か泣いたって言ってたよ」
だから何だ。泣かせたのは私じゃないし、泣いたのは私のせいじゃないぞ。
「泣いたのはAさんの人気だから俺は否定しない。辞める理由は会社なんだろうけど、Aさんに限らず辞める人は自分が辞めるのを正しいと思ってるからね。だけどああいう辞め方して周囲が困惑してるのは会社のせいじゃないだろう。わかる?辞める理由は会社にあっても、残る子たちを可哀そうにさせた辞め方は本人のせいだよ。会社のせいじゃないからな」
「・・・」
「心配なのはわかるよ。でもあまり君がそうやって声高に言うと、周囲が余計に動揺するから静かにしてなさい。大丈夫だから」
「・・・」
「あまり皆の不安を煽らないように」
「・・・」
「急に無口になりやがったな」
何か不測の事態が起きてもい受け身なんですよ。私がいる頃からそうでしたね。何とかしてよって。もう期日が差し迫ってるよって。
自分らで何とかしますって言われたことないんです。
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ハンバーグ&ベーコン1.jpg
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「誰も辞めない会社なんてないよ」
「そうですね。それはわかります」(聖なる酔っ払い女)
「辞め方だよな。周囲に迷惑かけずに潔くカコ良く辞めたいけど、いざ自分がそういう立場になると相手や周囲のことよりも自分優先になるもんだよ」
「・・・」
「でも辞める側は自分が正しいと思って辞めるんだからね」
「・・・」
「どんな形であれいつかは誰もが辞めるんだから」
「ハイ・・・」
私自身も悔しいのですが、話す相手、諭す相手がいると、冷静にならざるを得ない時ってありますよね。
言って来る連中の不安を除去する、イコール、自分を修養するのです。
自分が辞める時、どんな辞め方をするのだろうか。
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その後のディスカス [グルメ]

ウチの社にも人事部というのがありまして、採用担当者(キャリアウーマンの女性)が私にスリ寄ってきて言うには、
「高崎に来春卒業予定の学生さんを見学に連れて行くんですけど」
「地元の人?」
「いえ、地方出身者で今もひとり暮らしで、親元にはすぐには帰らないそうで。だったら首都圏じゃなくてもいいじゃないですか。人の足りない群馬エリアをすすめようかなと」
「ああそりゃ助かる。是非是非お願いします。現地を知らなきゃ誰も群馬に行きたがらないからね」
「それで現場を見学した後、何処かオシャレで美味しいお店はないですか?」
おサレで美味しい店だと?
本社で群馬にもっとも詳しいのは私だという自負はあるが、回答に詰まった。若い学生さんを連れて行くおサレで美味しい店ってか?
「あっちはカレーとモツ煮とか。手打ちラーメンにモツ煮とか。ラーメンにソースカツ丼とか。うどんとモツ煮とか」
探せばパスタ、ピザもあるけど、モツ煮だらけの私の回答に担当者はアングリした。
「そ、そういう場所なんですね・・・」
「群馬のソウルフードなんてそんなものだよ。モツ煮がマズかったらまず営っていけないね」
私の脳裡に浮かんだのは大衆食堂みたいなのなかり。
「それに高崎市の飲食店はランチ終了時間が早いし。13時には終わっちゃう店が多いし。店ん中は分煙化されてないから」
「そ、そうなんですか」
「だって人がいないんだもん。喫煙にしたら客が半数は来なくなって潰れらぁ」
「・・・」
「何処を見学させるにも、現場で出前でも取った方がいいかもよ」
安中市だったら104、富岡市なら新洋亭、高崎駅近くにも「さわ」という和食料理店があるけどランチはイマイチ。でも人事担当者さんと学生さんは、私みたいにガツガツ急いで喰ったらすぐ出るのではなく、食事の後の就活TALKが大事な訳でさ。面接(面談)、見学後の感想、地方勤務の待遇とかの、「来春ウチに来なさいよ」の勧誘TALKが必須なので、店の中である程度の長居は必要。
それだと店が迷惑かもな。
喫茶店はおろかファミレスもあまりないからね。
その件がどうなったか知らないが、そのネタの後に安中市に公用があって上州入りした私は、ヘマって上州玄関口駅近くのレンタカーの予約をド忘れし、営業所に飛び込んだら空きのくるまが殆ど無い始末。
「8人乗りのワゴン車でもいいですか?」
「勘弁してくれ」
それでも何とか調達したが、その調達ロスで危うく昼を喰い損ねそうになった。安中市~前橋市のルートで過去に来た店に再訪。
久々です.jpg
和食屋らしい.jpg
店内変わらず.jpg
変わってないなぁ。(懐懐懐)
過去にこの店で食べたものは、モツ煮うどん、ヒレカツカレー、ラーメンとかまぁそんなもの。人事担当に自分が説明した内容を自分で裏付けるものばかりである。
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あ、いたいた。美しい円盤が泳いでいる。
増えてるし。。。
増えてるぞ.jpg
最後に来た時は孵化した稚魚が両親の周囲を群れて泳いでいた。店のママが教えてくれたのだが、もとは4匹いて一緒の水槽にいたディスカスのうち2匹の雄雌がデキてしまい、つがい同士で今の水槽に移したんだと。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-04-19

生姜焼き定食。小さいうどん付きです。
生姜焼定食.jpg
生姜焼1.jpg
生姜焼の肉がたった2枚かよ~。
もうちょっとあってもいいんじゃないかい?
生姜焼2.jpg
うどんはコシがあって美味しいよ。汁も。
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うどん2.jpg
生姜焼にうどん、これも群馬のソウルフードのひとつの組み合わせです。ただ、私はあまり値段が安い高い言わない方だと自分でも思うのですが、これで780円という値段はどうなんでしょう。
各種定食の店.jpg
やはりこっちの方がCPいいですね。(翌日の昼です。)
店構え.jpg
「ディスカスがいた店、覚えてる?」
「ああ、あの親同士がデキちゃって水槽を移した店でしょう。増えてた?」(ジャン妻)
「増えてたぞ」
「じゃぁあのお父さんお母さん頑張ったんだ~」
「・・・」
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ぶらり途中下車の旅 [人間ドラマ]

今日は両毛線で下野へ向かうのだが、高崎発8:36の小山行に乗り遅れてしまった。
前夜の深酒がたたって?
そうでもないのだが。前夜は2軒しか行ってないし。
昨夜はあまり食べなかった。腹が減った。次の小山行は9:42なので、高崎駅東口1階のフードコートで軽いのツユヌキで済ませました。
あさめし1.jpg
フードコート内は飲み物持ち込み禁止ですが、牛丼の隣に置いてある水はフードコートに閉設されたコンビニで買ったからいいよね。
フードコートの冷水は紙コップなんですよ。嫌いなのそういうの。
フードコート.jpg
さて次の9:42発小山行に乗車。小山行は1時間に1本程度しかない。殆どは途中の伊勢崎や桐生止まりなのです。
車両は107系だった。ドアは手動で開閉で、ロングシートに座るとケツがめりこむタイプです。座り心地の悪さは天下一品で、安中や群馬八幡くらいまでならともかく、小山まで2時間近く座ってるとケツが(腰が)痛くなってくる。
前から思ってたのですが、上州JR車内は信越線も両毛線もマナーがいいとはいえないね。
足は組む、投げ出す、1人で1.5人分の席を占拠する、荷物をドカッと置く(網棚があったかな。網棚という文化を知らないのかも)、携帯で喋る、そんなカッコで電車乗るのかよ、ってのもいるし。
首都圏の満員な在来線の方がマナーいいと思う。座席に座って足を投げ出すのは107系のロングシートのせいではないかな。
伊勢崎方面は車内の学生さんの人種が八幡、磯部、渋川とは違う。太田もそうだが外人さんが多い地域だからだろうか。ヤンキー女子学生が多いように思う。
小山行.jpg
私は最後部にいる。
簡易荷物室になっている。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-06-20
ひとつひとつ律儀に停まる駅毎に職員さんが乗り込んで来て、自分とこの駅荷物を引きずり出しておろしていく。
何が入ってるんだろう。
桐生駅辺りで荷物が無くなった。間違って自分のとこじゃない荷物を下ろしちゃったりしないのかな。
簡易荷物室.jpg
ウチのはどれかな?.jpg
小山駅に着いたのが11:25です。腰をさすりながらタクシーで公用先へ。事前に電話してあったのでタクシーを待たせたままで手早く終了シマシタ。
今から帰京しなきゃならないのだが、小山から東京まで新幹線で行くのは本数が少ないしあまりお得感がないので上野東京ライン宇都宮線上り電車で行くことにしました。
となると昼は、小山駅の駅そば、「きそば」である。
きそば1.jpg
バカ美味ではないが、何処へ行っても同じ味、個性の無いJR東日本系列の駅そばとは一線を画している。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06-1
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-03-25
かき揚げは揚げ置きなので大抵すぐにベチャッとしちゃうのだが、今日は奇跡的に2箇所ほどカリッ感が残ってたぞ。
天ぷらそば1.jpg
天ぷらそば2.jpg
急いでにかっこんでたら、
「アノ・・・」
若い外人さん、男性に話しかけられた。
何処の国の人だろう?海外旅行経験ゼロの私は外人さんの系列がまったくわからない。メキシコか東南アジア系か。若い男性だった。
「コレッテドレデスカネ?」
その外人さん、私の隣にある券売機で購入しようにもどれなのかわからないらしい。日本語は話せても読めないのだろうな。
「どれ?」
「コレ」
外人さんはラミネートされて貼ってあった季節商品を指した。
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生そうめんの冷やし麺とある。
あ、いいですねこれ。迂闊にも気付かなかった私はこっちにすればよかったと思ったくらい。こんなのあったんだ。
紹介コピーにはこうある。
「今年は北海道産小麦粉春よ恋100% そうめんは乾麺が普通ですが当店のそうめんは生麺です。乾麺のそうめんよりももちもち感が強く生麺らしい美味しさがあります。暑い夏にさっぱり食べられる夏限定メニューです。」
私だってそうめんなんて乾麺しか喰ったことない。
ジャン妻がそうめんが好きで、休日の昼になるとl、「お昼はそうめんでいい?」ってのが多い。
このスタンドのそうめんは生麺だそうである。
券売機2.jpg
では券売機の何処にあるか。探したらいちばん左の列、上から4番めにあった。天ぷらそば、月見そば、山菜そばの下である。350円。
「これじゃないかな~」
「・・・」
外人さんは券売機に記された日本語と商品写真の日本語とを見比べて納得したようである。
私は自分のそばに戻った。僅かな国際TALK中に結構な伸び具合がタマラない。
天ぷらそば3.jpg
私のいる場所からは壁で仕切られている。(強風防止の為か)隙間からそうめんらしき白い麺がちょっとだけ伺い見えた。オヤジさんに「この人そうめんだってよ」とでも言えばよかったが。
そうめんにしては茹でるのに時間がかかってた。忙しない私は昨日載せた本庄市の女子高生さんのようにゆっくり喰ったりしない。ガツガツ喰らって残ったネギを手前に寄せ、汁と一緒にすすった頃になってもまだそうめんが茹であがらないのだ。
茹であがったら水に浸して、大勝軒のつけめんのごとく揉んでいる。
外人さんは私から見て右のコーナーにいる。さて、私が教えたのは100%間違いない筈だが、結果は合ってるだろうか。
私の示したのが間違ってたら「日本人に意地悪された」と思うだろう。国際問題になったりして。
ゴトッと置かれたようである。私は外人さんを見た。
ニッコリ笑った白い歯が見えた。合ってたね。アタリマエか。外人さんが日本語を間違えるならともかく、聞かれた私は日本人なんだからね。
きそば2.jpg
その外人さん、右に立ってる男性です。
この後すぐ上野東京ラインが来て飛び乗った私とは一期一会に終わったが、その瞬間、最後に振り返った私に外人さんは微笑んだ。
国際親善に協力したヘンな自己満足感である。
???
昨日の本庄市に続いて、2日連続で天ぷらそばをたべてるのか私。
しかもスタンドで。
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ぶらり途中下車の旅 [人間ドラマ]

私の公用先には武州埼玉もあります。
高崎に泊まりたいが為に?上州の公用先とセットで行くことが多いです。
今日は本庄市。社内では殆ど群馬県だと思ってる人が多い。炎天下を駅から歩き、汗だくで本庄市の行政所内に入ったら、2階から下りてきた女性職員さんとバッタリ。
「アラ?」
私の担当官さんだった。もうカオ馴染みである。
「変更の届けですか?」
「そうです」
と言った私はすぐに事務所内に入らず、フロアに置いてあったデカい扇風機にカオを曝して涼んだ。真夏日だが、公共機関の所内は節電をアピールのが好きで?あまりクーラーが効いていないのです。
担当官は笑いながら、「涼んで落ち着いたら中へお入りください」
時刻は12時45分だったので、
「まだお昼休みでしょう?」
「大丈夫ですよ」
相手は私が東京からわ・ざ・わ・ざ・来庁したのを知っているので、昼休憩時間でも手早く受け付けて貰えた。
書類をカバンに片付けながら、
「あの・・・」
「???」
「タクシーの番号ってわかります?」
「あ、何処かにありますよ。え?今日はくるまじゃないんですか?」
「いつもは社用車ですが、今日は東京本社から直行したので。ここへは駅からテクテク歩いて来ました」
「ええっ!!」
「往路は歩きましたが、帰りにまた歩く気力はないです」
歩いて来ようが何で来ようが相手の方には関係ないのだが、フロアの扇風機にあたってからここまでの私は暑いなかで演技をしています。役所の人もやはり生身の人間なので、遠くから炎天下に来てカオを出し、そのカオ(私のカオ)が疲れ切ってるか汗だくか、息をきらしてゼェゼェしてると対応が柔らかくなる時があるのです。わざとらしいけどホントです。
「あ、歩いて来られたんですか。ええっと、どなたかタクシーの番号知りません?」
同僚の職員さんに声高に呼びかけたもんだから、所長さんまでデスクから腰を上げて、どっかにあったぞ、と探すハメになった。
タクシー.jpg
この日私がJR本庄駅から歩いた距離は1.2km程度で、距離だけならたいしたことないが、後で本社で言われたよ。無理せずタクシー使いなさいって。
だがここで終わりではないのだ。この後の私は本庄駅に戻って、駅北口からバスで伊勢崎市まで行き、その後で前橋、安中と廻るのだよ。
タクシーの運ちゃんは、「こんな暑い日に伊勢崎まで行かれるのですか?」やや呆れたような口調だった。伊勢崎も前橋も館林も「今日の最高気温は」を競い合う市である。そこに熊谷市が割り込んできたりする。
後で知ったのだが、この日は伊勢崎市で37℃までいったそうである。

本庄駅北口からバスで伊勢崎市へ向かうのだがまだ時間がある。
1軒のスタンド蕎麦がある。駅ホーム側と、駅の外、バス停側と、2箇所に窓口があった。
汗をかいたので何だかしょっぱいものが欲しくなってきたぞ。おそらくJRが統一しているスタンドそばの味だと思うが、もう何でもよくなってしまった。
ケバくない清楚な雰囲気の女子高生が2人で券売機に小銭を投入していた。
えっ?制服で買い食いかい?
しかもスタンドで立ち食い蕎麦ですかい?
同じ時間帯で下校した同級生、同窓生たちから、「何食べてるの~?美味しい~?」
冷やかされても気にせずズルズルうどんをすすっている。窓口を通して駅ホームにいる同級生に手を振ったりしてましたね。
ズルズル.jpg
2人で小さいカウンターを占拠しちゃってたが、私が小銭を券売機に入れたら、「あ、すみませぇ~ん」と退いてくれた。
私は女子高生に応える言葉を知らない。ムスッとしてた。結局、私と女子高校生と、もう1人の男性と4人で炎天下の立ち喰いになったのである。
退いた女子高生は片手で器を持っている。
熱くないのかなと思ったら湯気がでていないところをみると冷やしうどんらしい。
ゆ~っくりゆ~くりすすっている。すうどんのようである。
後から注文した私の天ぷらそばの方が先に喰い終わってしまった。
天ぷらそば.jpg
券売機.jpg
バス.jpg
伊勢崎行のバスが来た。
発車まで5分ある。エンジン切った運ちゃんが出て来て本庄駅のWCへ。
運転席に鎮座したぐんまちゃんも暑そう。。。
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運ちゃんが戻ってきて行き先表示が変わり、ドアが開いて乗りこんだ。
最後部座席に座って冷房吹き出し口を自分のアタマに向ける。ふと気付いたら、まだ喰ってやがるのか。
長閑なものだな。都内の立ち食いスタンドなどは、時間に追われて昼を喰いそびれそうになった会社員が、手早く腹ごしらえして次の目的地へダッシュする中継基地なのに。
前に載せた.jpg
坂東大橋を渡って、「また会えたね伊勢崎へ」、である。
伊勢崎駅からディープな街並みを歩いて某役所の分庁舎へ。またしても歩いたら莫大な距離だった。湿気が無いのが幸いだったが。
伊勢崎の街はオモシロいものが散見されるけど、暑いので写真撮る気力もなかった。そのまま某行政分庁舎へ。
本庄市と同じくそこでも係の人に同じ質問をしている。「タクシーの番号ないですか?」
ところが無かったのだ。伊勢崎駅から延々歩いた話をしたら驚かれて、地元をぐるぐる巡回するコミュニティバスの停留所を紹介してくれた。
もっとも「運がよければ乗れますよ」とは言われたが。
運不運を試された私はこの時は運がよかった。指定されたバス停に着いたと殆ど同時にコミュニティバスが来た。ぐるりんではない。伊勢崎市のバスで「あおぞら」という。
運賃箱がない.jpg
あれ?運賃箱が無いぞ。
車内に料金表もない。もしかして無料かい??
途中下車する客はゼロで、車内にいた全ての乗客が伊勢崎駅で下りたのだが、私は他のお客が運賃を支払うかどうか、様子を見て最後に下りたのだが、カードを見せるお年寄り客と、若い女性客はアタリマエのように無料で下りていた。
無賃乗車じゃないよ。後で調べたらホントに無料だったの。「高齢者など交通弱者の移動手段として平成8年より運行を開始しました。現在全10路線ありどなたでも無料でご利用いただけます」
私は伊勢崎市民じゃないけどいいのかな。
時刻表を見たら1時間に1本程度。運がよかったぜ。
青空の背後.jpg
そして前橋へ。
けやき通り。ようやく涼しくなってきた。
けやき通り.jpg
前橋の担当官とは高崎に赴任した平成24年からずーっと同じ人で、東京に戻ってからも郵送で遣り取りしている。
電話での遣り取りは大概は私の凡ミス。日付が抜けてるとか。区分の丸印が違ってるとか。
今日みたいに来た時は、なるべくカオを出すようにしている。
最後に安中市へ17時前ギリに済ませ、某所にある現場にカオを出したら、東京から別の男性管理者が応援勤務で来ていた。
現場の女性が私に言うには、
「あの人って愛想ないですねぇ」
「彼はそういった誤解を招き易いんだよ。慣れると話するんだけどな」
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-04-11-1
彼とは今年になって私と衝突・・・までいかないが、最近はギクシャクした関係。ある件でカチンと来た私は相手を難詰、見放すようなるような物言いに。「そうかよ」って言い放ったの。
そしたら相手は上に訴えたんですよ。「最近の〇〇さん(私のこと)の物言いがキツい。こっちも一生懸命やってるのに」って。向こうの方が職位は上なんですよ。訴えられた伊東甲子太郎という統括責任者が、私とその彼を招いて、「お二人はもっとコミニュケーションを取ってください」と調停に出る始末。
今日も最低限の会話しか交わしていない。相手は社用車で来たそうで、「今から帰京するけど乗って行きますか?」とは言ってくれたが、帰りの道中コイツとずっと一緒なのも気詰まりなので固辞した。
先に彼を帰した後、コミュニティバスの最終が出ちゃったんですよ。
ついにここまで来てバスに見放されたか私?
「タクシー呼んでよ」
そしたらひとりの女性社員が、「アタシが乗せますよっ」
「えぇ~。方向違くないか。悪いよぉ」
「なぁに言ってんですかっ」
「いいのか?」
「全然Okです〇〇さんなら」
「・・・」
全然OK?
私は安全パイか。
聖なる酔っ払い女という。助手席から。
助手席.jpg
行く前は、「暑そうだなぁ。こんな日に出張かよ。公共交通機関で・・・」の心境だったが。来れば癒される武州~上州ブラリ旅。
縁が繋がってから5年目の夏である。
今日は高崎祭りです。
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海抜91m [風景]

高崎市内でレンタカーを借りた時に、営業所のアンちゃんが、
「申し訳ありませんがこのくるま、ナビがついてないんですよ。大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。ナビ要らないモン」
「え??」
「あったらあったでいいけどさ」
「道に迷われたりしません?」
「しないよ。妙義、榛名、赤城(私はこの時、左、中央、右、上毛三山の方向を人差し指で指している)、3つの山が見えればそれに対して自分がどこにいるかわかるよ」
へぇ~っと驚かれたものです。自分は向かう方向によって三山が左右どっちに見えるか、前方に見えるか、後方にあるか、それでだいたい判断できます。
群馬県は区政を敷いてないが、私の公用先は市の中心部の外れで、山を意識してその市まで行けば何とかなるのです。
でも道に迷ったことが無いわけではない。伊勢崎市、太田市の平野部で迷ったことがあります。山が無いから。
赤城山に雲や靄がかかって見えなくても北関東自動車道なら行き先表示があるから迷うわけないが、下りて一般道に入り、東西南北の平野部で迷ったことがある。
東西に走る場合、地図で見ると利根川があるが、山と違って川は見えないので。一般道で東西南北どっちに向かってるのか、道が斜めったらわからなくなった。今は大丈夫だが。
太田市には金山城のある新田金山が目立つが、伊勢崎市にはこれといった山が無いようで。
でも山が無いわけではない。伊勢崎市内から県道68号線で上武道路へ向かう途中、豊城町というところに山があるにはある。
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八寸権現山といって標高91m、100mない山。平野部との比高も21m程度しかない。マンションだったら6階程度だろうか。
権現山の周囲は住宅地で、山は家々に遮られ、遠方からでもどこに山があるのか、事前に方向を知らないとわからないくらい。
私は登山家ではないしその方面の嗜好もあまりないが(山城は別だがもう体力的に引退)、この群馬でいちばん低い山に登ってみた。ちょっとした登山家の気分。
登山路?.jpg
山頂へ.jpg
人工的な山ではなくそこにもともとあった自然の山というか丘で、お椀を伏せて上から叩いて潰したようなカタチ?
現在は山全体が公園になっていた。
山というより丘陵?-1.jpg
山というより丘陵?-2.jpg
山らしい山じゃないので、昭和25年の頃にこの山(丘?)を切り崩して宅地開発しようとした。現代の大型重機で開発したらこれくらいの規模の山なら山ごと無くなってしまってもオカしくないが、掘ったらいろいろ出てきて学術調査せざるを得なかったとか。
今は抹消登記したが、ジャン妻の父(私の義父)は不動産経営者だった。開発途中の大型物件ではいつも何かが出てこないかの懸念が付いて回るという。土器とか住居跡とかである。そういうのが出て来ると、開発を中断して学術調査に入らなくてはならないそうで。
「出たかぁ。出たのかよぉ」
「出ちゃったんですよ」
事務所でそういう嘆きの会話が飛び交うという。この権現山から何が出土したのかわからないが、30ほどの古墳の集合体になって開発は停止された。
そういう場所なんだ.jpg
地元の人が歩いていた獣道をそのまま拡張したような登山道。10分かからずあっという間に登頂してしまった。麓から100mちょいの短い登山道でしかない。達成感は全く無いがそれでも登山には違いない。
山頂からは伊勢崎の町が見渡せるが、上から見下ろすという感じでもない。如何にこの名前の付く山が低いかわかるというもの。
山頂部1.jpg
山頂にもこんな標識がある。やはりれっきとした山なのである。
海抜91m-2.jpg
群馬県でいちばん低い山だそうな。。。
でもこの山、伊勢崎市が2005年(平成17年)に何処かを吸収合併する前は、市内で最っとも高い山だったというから笑える。合併した地にここより高い山があったらしいのだ。
海抜91m-1.jpg
呟きⅠによく登場したキャラで登山が大好きなキャラ(女性)がいます。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2012-12-19
山に登らないとイライラやストレスが溜まりんだと。昨年から管理職から下りてしまったのだが、40過ぎてから山仲間の男性と入籍した。
山小屋で雑魚寝してるウチに情がウツったのかも(ヘンな意味ではない)。その女性が、
「妙義にノボリマシタ」
「ええっ」
「アブなくなかったですよ」
「妙義ったら上級者コースだろうがよ」
「〇〇さん(私のこと)は群馬の山に登らないんですかぁ?今でも時々群馬に行ってますよねぇ?」
私は群馬へ遊びに行ってんじゃないぞ。
「妙義も榛名も赤城も遠くから見てるだけでいいんだよ。岩櫃山は途中(本丸)まで登ったけどな」
「ああ、サナダですねぇ」
私は山城を見に行ったのであって、登山とも言い難い。登山グッズに身を固めた訳ではないし、日頃のダークスーツ姿に革靴の散策なのだ。
他にも何人か人がいたが本格的な登山装備を着用していた人はひとりもいなかった。(アタリマエである。)地元の人?ご隠居の爺さんばかりだった。
でも、群馬でいちばん低い山に登ったぞ。これって登山??
山頂部3.jpg

祭りの予告.jpg
提灯.jpg
さて、明日明後日は高崎祭りです。
私は多忙で行けないですが、皆さん楽しんでくださいね。
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また会えるよね?? [コラム雑記帳]

観光地へ行くと、観光地の入口でロードサイドの脇に看板があって、例えば会津だと迎える側には、「ようこそ会津へ」、見送られる側には、「お気を付けてお帰りください」、の表示がが見られたりする。「またくらんしょ会津へ」とか。
歓迎言葉、無事にお帰りの見送り言葉。これらは営業上の屋外広告看板というよりは、おらが町へようこその歓迎の意と、安全運転でお帰りくださいの注意喚起ともいえる。
営業や営業外に限らず屋外に看板を設置するには、各自治体に屋外広告物条例というものがあって、屋外広告物許可申請という申請をするのです。
それには看板を設置する場所の土地所有者の許可が必要で、申請書に契約書、承諾書を添付して、屋外広告物許可申請を提出する。(申請手数料あり)
伊勢崎にもよくありがちな看板があった。
この日、私は本庄市から坂東大橋で利根川を渡ってやってきた。
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この看板は道路域に出っ張ってないので、道路管理者(国土交通省、県の土木事務所)の許可は必要無さそうだが、道路に出てない分、土地所有者の了解は得たに違いない。
(立地が良かったり、目立つ場所等は地元有力不動産業者が押さえているケースが多い。)
これを設置したのは伊勢崎市の広報課??
最近の厳しい景観条例はクリアしている。ハデじゃないし。暖色と寒色の調和もいい。大きさもほどほど。ハデな文言も無く、「ようこそ伊勢崎」これだけ。
伊勢崎に歓迎されてそこに何があるのだろうか?
世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産」に関わる「田島弥平旧宅」か、国定忠治の墓、伊勢崎オートレース場???

看板の向こうにちょっとだけ写っていますが、朝から通しで営っているロードサイドの蕎麦屋レストラン(セルフ、スタンドの大型タイプ?)が見える。
国道を拡張した際、セットバックで下げ、駐車場も確保してドライバーご用達の蕎麦屋さんにしたかと思いきや外観を見たらチェーン店か?
でも「ようこそ伊勢崎へ」に隣接しているので、橋を渡ってやって来た人の目に留まるに違いないし、集客のポイントでいくらかの恩恵にあずかっているだろう。
次の写真、看板の反対側にも赤い暖簾があって、「この店、営ってるの?大丈夫かな?」と思わせるうら寂れたラーメン屋があった。

私は坂東大橋を渡って伊勢崎に入り、「ようこそ 伊勢崎」で一応は歓迎の意を表されて市街地へ向かい、公用を済ませ、またまた坂東大橋を渡って本庄児玉ICに向かう。
来た道をまた引き返すことになった。
さっき見た(歓迎された)例の看板にさしかかった。
伊勢崎から太田方面へ向かう側、伊勢崎を去り際に見たものは。
また会えるよね.jpg
また会えるよね伊勢崎で???
ありきたりの、「お気をつけてお帰りください」、「またのお越しをお待ちしています」ではなかった。

「また会えるよね伊勢崎で」・・・悪くはないですね。
近くて遠い距離の恋人同士かい?
なかなか粋で余韻を残すフレーズだが私も伊勢崎にそれほど知人はいない。従業員も数名いるが、会おうと思えばいつでも会える連中だし。
「また会えるよね・・・」って誰が私に言ってるのか。この日の伊勢崎で限られた時間内で接した人は・・・
それでも8人いた。
あの看板を設置したのは行政だろうか。
文言を考え出した人は文学に造詣のある方か。
大賞候補ではないが、佳作!!
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群馬八幡日帰り飲み [居酒屋]

磯部、松井田方面はアヤしい空模様。
ここ群馬八幡、剣崎もアヤしくなってきた。
八幡で飲む時は雨率が高い。また言われるな。私が雨を連れて来たって。
まだ明るいけどアヤしい1.jpgまだ明るいけどアヤしい2.jpg
今回は日帰りなのは、定宿たるドーミイン高崎に空きがなかったのです。
「〇〇様いつもご利用ありがとうございます。誠に申し訳ございませんが、その日はシングルが満室でございまして・・・」
「え??空いてないか?」
「さようでございます」
「何かその日、高崎市でイベントあったかな?」
「さぁ。特には・・・」
「もしかして・・・BARか?」
「??」
「バルだよ。高崎BAR」
「その・・・せいかも・・・知れません」
仕方がないから日帰りになったという訳。今宵はジャン妻も遅いので、BARに全く関係無い群馬八幡で軽くひかっけて帰るかと。
まだ明るい駅前通りを剣崎に向かって歩く。
着いたらいきなり言われた。
「降りそうですね。。。」
まだ明るい1.jpg
まだ明るい2.jpg
治りかけた風邪だが、咳が少し残っている私。
「ゴホゴホッ」
「お風邪ですか?」
「見りゃわかんじゃん。治りかけた風邪だが。咳だけ残っちゃって」
「もしかして奥様も?」
この店の店主とママはまだジャン妻と会ったことはないが、どうも興味津々のようである。
「同じ職場だし。一緒の家にいりゃぁウツるよ。ウツしてまたウツされて、キャッチボールみたいなモンで・・・」
「笑、今日はお泊りですか?」
「いや。帰る」
「お帰りになるんですかぁ?」
「ドーミインが取れなかったのよBAR(バル)で。ゴホッ」
「ああバルでね。でもそういう時っていつものドーミインじゃなくて別のホテルを取るとか」
「ああそうか。その手があったか」
私は他の宿を取ろうという考えはなかった。
「この店はBARなんて影響・・・あるわけないよね?」
「ないです。そういうお客さんじゃないし」
「ゲホッ。ウツしたらゴメン」
「大丈夫っス。自分バカだから風邪ひかないんで。ガハハハ(笑)」
「客から貰ったりしない?」
「それはないっスね。娘の学校で流行ってる時なんかは注意しますけど」
「風邪ひいてマスクして飲みに来るヤツはいないよ」
「ガハハハ(笑)。自分、数年前に肺炎にかかった時以外はお店休んでないんで・・・」
「肺炎?入院?」
「いや、その辺の医者で。肺がだけ真っ白だったんス。アハハハ」
こうしてTALKしてりゃ咳が止まる訳がない。
店内1.jpg
おススメ.jpg
イワシ1.jpg
イワシの梅紫蘇揚げ。
タルタルソースがついてる。
「このタルタルは自家製?」
「いや、自家製じゃぁないっス」
昨年秋にある数値が上限を超えて以来減量に取り組み、タルタルも禁止したのだが、ここは群馬八幡、別に誰も見てないし。全部舐めてしまった。
イワシ2.jpg
イワシタルタル.jpg
竹輪の海苔が喉にひっかかって咳でムセてしまった。
チクワタルタル1.jpg
蛤を焼いたもの。
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店の中もやや蒸し暑い。でも冷房入れるほどでもない。客は私ひとりだり。
「今年の夏は暑くなるんですかねぇ」
夏は暑いに決まってるが群馬の暑さは尋常ではない時がある。6月18日には早くも館林市で午後2時に35.1℃を観測した。今年全国で初の猛暑日だって。
「ホント群馬って、ヘンなネタで話題になるんですよ。館林の方とか行かれます?」
前にもそういう話題になったのだが。
「館林は乗り換えだけですよ。下りたことない。今度真夏日に下りてみようかな」
「40℃超えそうな日を狙って行ってみるとか」
何かの苦行じゃあるまいし。何でそんなことせにゃならんのかな。
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ママは習い事をしている娘さんを迎えに行った。そしたらパラパラお客が来始めたのである。新規のお客まで。
「ママがいなくなるとお客さん混むんですよ」
「あ、そんなこと言って」
ママが戻って来た。
蜂蜜茶をいただいた。これで咳が止まったのである。
蜂蜜茶.jpg
夜1.jpg
夜2.jpg
ロータリーにくるまがたくさん停まっている。
殆どのくるまが、これから着く下り電車で下りてくる学生さんの迎えのくるま。
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下り電車から学生さんがゾロゾロ下りてきて、駅前停車中のくるまが一斉にエンジンをかけ、ライトが煌々と光り、次から次へと走り去っていった。
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八幡駅ホームで和が家の常連さんとバッタリ。高崎市の繁華街へ飲みにでかけるそうである。
「最近、来ないんですか?」
「行ってないですね」
「あの店はいつも同じようなものしかないからね」
同行2人だが高崎まで僅か5分足らず。常連さんは改札を出て、私は新幹線ホームへ。
結局、雨は降らなかった。
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安中日帰りドラマ [鉄路と風景]

14:40発の新幹線Maxとき325号に飛び乗って15:30に高崎着。
15:52発のJR信越本線がこれです。旧いタイプですね。
信越線横川行.jpg
車内ガラガラ.jpg
安中着は16:04です。
ドアは手で開けます。最初が重たい。片手で持って体重かけて引っ張り、反対側のドアはヤクザキックで蹴飛ばしてやった。
ちょうど学生さんの下校時刻。上りホームをたくさんの学生さんが占拠している。決められた下校時間、限られた電車本数だから決まった時間だけ集中混雑するのである。
学生さんの大群.jpg
学生さんをかき分けながら安中駅改札を出たらタクシーがいないじゃないかぁ!!
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いつもは2台~3台停まってるのにさ。
こちらは17:00までに行政へ出向かないとならないので電話で呼ぶことにした。安中タクシー、通称アンタクを呼んだ。
タクシー待ちには1人のオバちゃんがいて、
「ちょうど1台いたのが出てっちゃったんだよ~」
「ああそう。自分は(タクシー)呼んだけど・・・」
「JRはウチとは関係ないから直接呼んでくれって言われたんだよねぇ」
JR職員さんもタクシー呼んであげりゃぁいいのに。どーせヒマなんだからさ。
「自分がもう1台呼びますか?」
私は人が多い都会では優しくないが、人が少ない群馬に来た時だけ優しい人間に化けるのである。
「いいワありがと。どうせ待ってりゃそのうち来るでしょ」
オバちゃんの言う通りで、私の呼んだタクシーが来る前に3台ほど来たのである。タクシーが来る度に、「自分は呼んだから」と断るハメになってしまった。
「お待たせ~」(運ちゃん)
「自分、呼んだんで」
「ああそう。じゃぁ待ってて」
これが繰り返された。
オバちゃんは私より先にアークタクシーのワゴンに乗って去っていった。
オバちゃん1.jpgオバちゃん2.jpg
榛名タクシー.jpg

アンタク.jpg
10分ほど待ったら安中タクシー、通称アンタクが来たぞ。
「高別当の安中市〇〇〇〇事務所」
「ああ、〇〇所ね」
「GUSTを左折、104を右折ね」
安中藩の辺り.jpg
安中藩の辺りです。妙義が見える。
妙義が見える.jpg
104は定休日だった。
いつかルートインに泊まって、夜の104を堪能してみたいものです。
定休日.jpg
公用は問題無く終了。
帰りは榛名タクシーを呼んだ。運ちゃんは女性だった。
「東京までお帰りに?」
たった1件の業務でこの時間帯だったら日帰りがアタリマエですよ。
「16:50発がちょうど出てっちゃったんだよな。次は17:40までない」
「ああホントだ。お待ちになってる時間が長いですよねぇ」
「駅で業務メールしながら待ちますよ」
「1時間に1本くらいしかないから」
「何のアナウンスもなく、気が付いたらいきなり上り電車が来たことがありますよ」
「そうそう。ここは田舎だからさぁ~」
帰途の榛名タクシー.jpg

再会.jpg
駅ロータリーで身体を伸ばしてたら、1台のタクシーから運ちゃんが下りてきて、
「あれぇ?早いねぇ」
さっき、私が「呼んだから」と断った運ちゃんである。
「もう用事済んだんだ?」
「済みましたよ」
「こんな短い時間の用事なのにわざわざ来なきゃならないんですか」
「郵送がNGな内容なんです。窓口で説明しなきゃならないかな」
「タイヘンだ。で、次の電車まで待つんだ?40分以上あるんじゃない?」
「待つしかないじゃないですか」
そうやって会話してる運ちゃんのタクシーに私は乗ってないんですよ。見送っただけ。僅かそれでもう顔を覚えられたのか。安中の狭くて少ない群馬の人口密度かということ。
(この運ちゃんは7月にも再会していますが覚えてなかった。饒舌でしたね。)

さっき大量にいた学生さんたちはもういない。
乗り遅れたか。部活か。補習で居残ったか。2人3人程度の学生さんがパラパラ。
上りホーム.jpg
業務電話、業務メールもやり終えてしまい、ヒマですることないので、安中のシンボルでもある東邦亜鉛株式会社(トウホウアエン)製錬工場に入線する貨車を見ていた。
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東邦亜鉛3.jpg
東邦亜鉛4.jpg
屋根の無い貨車(無蓋者)は東邦亜鉛社の所有。茨城県の小名浜港で陸揚げされた亜鉛を運んでこの地で製錬するのです。
構内入替用のミニ機関車が貨車を2両ずつ精錬所へ引いていった。2両ずつなのはスイッチバックの長さの都合です。先日車窓からジーッと見てたらやはり折り返し退避部分が短いの。途中から錆びて雑草に埋もれ、廃線状態で自然に還ってた。
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東邦亜鉛6.jpg
東邦亜鉛は安中のシンボルだが、昭和の時代、群馬県で足尾銅山に次ぐ公害事件で知られる。
現在は安全協定を3年毎に更新しているそうである。
夜になると大量の光が点る不夜城でもある。沿岸の工場地帯ではなく山の斜面に光が灯るので、知らない人は「この地に?」釘づけになる。
東邦亜鉛1.jpg

上り電車が来た.jpg
実はこの日、高崎バルでドーミインが取れなかったのだ。だから帰らなきゃならないの。
ジャン妻は業務定刻終了後に美容院に行くとか言ってたので、バルで混雑する高崎市街を避けて群馬八幡で一杯引っ掛けて行くことにした。
だけど磯部松井田の西空が黒雲に覆われてる。あの雲はいずれ八幡、高崎まで来るのだろうか。
私が八幡で飲む夜は雨率が高い。
また雨を降らせちゃうかな。
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