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船山史家妻の呟き(ボヤき?) [居酒屋]

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「アイツ辞めるって?」
「そう」(ジャン妻)
辞めるのは昨年の晩秋に入社したジャン妻の部下です。
ジャン妻は普通に厳しく接してましたね。
「早ぇなぁ」
「数ヶ月かな」
「いつ付けで?」
「〇月末で辞めていいですか?って言って来たから、それは社会人としてどうなの?って(アタシの上司は)言ったらしいよ」
「だけど辞めるって意思表示したのをいつまでも使えないだろ」
「責任ある重い内容は任せられないね」
「だけど4月になったらまた有休が付与されるぞ。泥棒に追い銭とまでは言わないが、付与されたら使うだろうしな」
「有休付与は止められないよね。でも期末期初だし全部消化するのは無理だと思う」
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さつま揚げ~
クリームチーズの大葉包み揚げ~
クリームチーズ大葉包み揚げ.jpg
「辞めてどーすんだそいつ?」
「家が〇〇士事務所を営っていて、お父さんが病気がちだから戻って継いで欲しいって。表向きの理由はね。それだったら真っ当な理由だから引き留められないじゃない。でも本当はこの会社で自分はやってられないってなったんだと思うよ」
「そういう風に見えるフシがあったのか?」
「前職ではこういうのはパートさんがやってましたって言われたんだって」
「・・・お前が言うかって?」
「このレベルの作業は自分の仕事じゃないって思ってるんだよね。ったく、まだ数ヶ月で言うなよ」
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牛筋豆腐桜煮込み~
揚げだし三点盛~
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私はその対象者とは日頃、殆ど接点がない。
WCやエレベーターで出逢って挨拶される程度。会話なし。
煙たい上司ジャン妻の亭主だから、部署が違うとはいえ私を敬遠するだろう。
「一度、自分が印刷したのを(コピープリント複合機)取りに行ったらそヤツとカチあって、野郎は印刷された紙を選別しないで、自分が印刷してないものまでゴッソリ自分の席に持って行きやがってさ。俺は、オカシイ?俺の印刷したのが無いぞ?と探してたところに野郎が戻ってきたから、『全部持ってかねぇで自分のだけ取り分けて持って行け』って注意したことがあったな~。すみませんでもなく頷いただけだったぜ」
「ああそう。気が利かないってのもあるんだよね。上司に連れられて呑みに行って御馳走して貰っても、その場で御馳走になりましてって言わないらしいのよ」
「いまどきの若い者はそうなんじゃないのか」
「若くない。もう40近いいいトシしたオトナだよ」
「そうだったな。だけど家の事務所を継ぐねぇ。面接時に家庭環境とか将来とか聞きださなかったのか?」
「聞いてるよ」
「ってことは遅かれ早かれいつかは辞めるのわかってたんじゃないの?」
「面接の時に、『継がないと思います』って言ったんだって。ウチで普通に受け入れてくれたのを蹴って個人事務所に戻ったって新しい顧客を開拓できないと思うな~」
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赤蕪~
清左衛門残日録で町奉行の佐伯の好物である。
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「前に、『〇〇士になるから辞めます』って辞めた女がいたよな。ゼロを二桁間違えて出してきたおっちょこちょい。一桁はともかく二桁ミスるのは珍しいけど、あんなバカでも〇〇士になれたのかな」
「どうだろ。いいキャラだったけどね」
「暗算が得意で、西暦と和暦の換算が即座にできる子。アタマの回転が速いとこもあったけどな」
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「引き留める?」
「引き留めない」
「まぁそうだな。引き留めて一旦は翻意しても、『こいつはあの時に辞めようとした』って思い出すからな」
「(ため息)・・・人の採用って難しいね」
部下を持つとそういう場に直面しなくてはならなくなる。
「ひとりでやって、ひとりで完結した方が気楽なんだけどね。アナタみたいにね」
「何を言いやがる。送別会は?」
「どうかねぇ。ウチの上司のことだからやるかなぁ」
「俺は出ないぞ」
「呼ばないよ」
「アナタは出なさい」
「何で?ヤダ」
「そういうわけにはいかないだろ。君の部下でもあるんだから」
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この店はこういう話題に相応しい店なのです。いつも店内が騒がしいし、声高にクダ撒いてるサラリーマン酔客が多いしね。こっちも目立たない。
今宵は空いていたな。
マスターやママに、「お久しぶりですねぇ」なんてイヤミを言われたよ。
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La Mamma [グルメ]

春は出会いと別れの時期だが、歓送迎会シーズンでどこの酒場も混んでやがるな。
3月4月は期末期初でジャン妻が多忙なので、家計費よりも外食費を多く予算取ったのだが。店が混んで席が無いのである。
今宵も3軒ダメで20時半になった。今宵は晩酌難民になるのか。
上大岡?いや、地元に帰りつくまで腹が持ちそうにないな。
「どこか新しい店を探してみる?」(ジャン妻)
あまり歩き廻らない程度に物色してみた。
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まじスか?
こういう店に私と?
「アタシここ入ったことあるよ」
「???」
「かなり前だけどね」
「夜に?」
「ランチ。遅い時間だった」
ボードを見た。
イタリアンか。私が滅多に行かない系ではある。ガラじゃない。
ではたまにはこういう店で冒険をしてみましょうと。
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店入口2.jpg
店は地下だった。大雨降ったら大丈夫なのか。
狭くて急な階段を降りたら入り口から奥に伸びる店だったのです。
手前に4人がけテーブル席が4個、奥に8人がけ丸テーブルが1つあってそこをグループ客が占拠。お客はそのグループだけで、その更に奥が厨房のようである。
狭い店だなぁ。フロアに店のスタッフが誰もいないのだ。出て来ないので怪訝にボーッと立ってたら、グループ客を仕切る男性が私らに気付いて厨房にいたママを呼んでくれた。「お客さんだよ~」って。
「あらごめんなさい」と気さくなママが出てきた。
見てくださいこの狭さを!!
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なんちゅう狭い店だい。
横幅がある私は入口側のテーブルに座って店内の配置、動線を観察した。各テーブルの間が狭く、通路になる筈の真ん中のも狭く、細身の人ならともかくガタイのいい人は斜めに歩かないと往復運動ができないのではないか。奥に座ったら客の混み具合によっては出難そう。
入口側に背を向けて座った私は振り返ったら、そこに店のレジがあるのです。振り向いたら手の届く距離ですよ。如何に狭い店かおわかりでしょう。
これは注文し難い店だな。狭いので常時ママが立ってられない。最初の注文で決まるか、ママが料理を持って来たタイミングしかオーダーチャンスが無いのです。チョイチョイ呼んでアラカルトオーダーし難いの。
コース指定が最も無難だろう。任せりゃいいんだから。
ってことは店の言いなりになりかねない。それを狙ってるのか、ママは保険の営業さんみたいに(これはいい意味でね)いろいろススメてくれた。
料理のアイテムは決して多くはない。少ない。各テーブルにメニューはなく、店内に掲示されたボードだけ。
店内ボード.jpg
その少ないメニューからススメ上手のママが、
前菜は、「ビールに合いますよ~」
このお料理は、「ワインに合いますよ~」
マジックトークにかかった私らはその通りにオーダーし、前菜、スープ、魚料理、肉料理、アラカルトでありながら結局は殆どフルコースになってしまったのである。
前菜.jpg
スープ.jpg
マグロソテー.jpg
パンと赤ワイン煮.jpg
パン?.jpg
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ついつい〆のパスタまでいってしまったのは、奥のグループにパスタが出てたのを見てしまったから。
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パスタの好みも聞かれた。トマトソース系?クリームソース系?
塩味のガーリック系にした。
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ドリンクは白ワインのフルボトルをオーダー。銘柄なんかわからないので安全パイのシャルドネ。シャルドネは失敗しないからね。
私は赤ワインは苦手だが、白ワインは底なしなで殆ど酔わないのです。
どなたさんでしたかね。ハーフボトルでひっくり返ったのは。(笑)
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さて、味もボリュームもまぁまぁ7割方満足したのでお会計しようとしたのだが。
例によってママが見えないのだ。
厨房奥で洗い物をしているらしいぞ。
奥のグループ客にまたに気ぃ遣わせるのも何だし、大きい声上げて呼ぶのも無粋だし。
私は新手(荒手?)を思いついた。
ⅰ―Phoneでこの店を検索、外線で電話したんですよ。
店内で鳴った電話(親機&FAX機)は私の背後にあるレジ横で着信音が鳴ったが、奥に子機があるようでママが出たのよ。
「ハイラマンマでございます」
「お会計お願いします」
「ハイ?」
「入口側のテーブルの客だよ。お会計」
「あっ!!」
ママが泡喰ってスッとんできましたよ。「ごぉめぇんなさぁい。奥で洗い物をしてたのでぇ」
「悪戯電話してゴメンね」とは言ったが、料理もワインもママの言いなりになったから一矢報いんとしたのさ。
「何イタズラしてるの初めて来た店で」(ジャン妻)
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店が狭いのを逆手に取ってか客を封じ込めていろいろススめるので信用するしかない。ただ、苦手なものや好みは言えます。
店の狭さを感じるかどうかは隣に座った客の質によるだろうな。知らない客どおしでお互い気を遣えばいいだけですが。実際ママを呼んでくれたグループ客の一段は、WCに立つのも私らに気ぃ遣いながら難儀そうではあったね。
「アナタはランチで何を喰ったのさ?」
「パスタ」」
「パスタ?いかほど?」
「1000円超えたね。でも美味しかった」
昼の価格も外堀通り価格??
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当店は居酒屋にあらず蕎麦屋にあらず。 [居酒屋]

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根菜がたくさん入った薄味のけんちょんそば。けんちん汁の温蕎麦です。
でも蕎麦屋さんネタではないのです。蕎麦屋さんじゃない。
店の外にはこんな貼り紙があった。
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う~む。。。
唸ってしまった。こういうのを貼らなきゃいかんのかなぁ。
ビジネス街なのに、スタバとかに押されて個人の喫茶店が衰退してるからですかね。ランチ時は客回転を重視する訳ですな。
昨日の記事で料理写真をズラズラ並べた店なんか店内での待ち合わせすら禁止してますからね。
昼の様子.jpg
この店なんですよ。最近も載せましたね。↓
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-03-10
夜の料理はスバラしいのにランチはそうでもないの。タレカツ丼、へぎそばの温、冷、だけです。
店構え.jpg
3月になってから昨日の記事の店に6回もフラレました。歓送迎会で混雑しまくってるんです。
「生意気だ」
「仕方がないじゃない今の時期は」
「ヒイキにしてるのに。もう行かない」
「そういうこと言わないの」(行きましたけどね。)
で、近所にあるこの店がたまたまカウンターが全部空いてたのでラッキーだったのです。呑み放題が無い店なのでこの時期でも入れたのかな。
行ったら店の外にまたこんな貼り紙があったんですよ。
夜のお願い.jpg
ふ~む。。。
また唸ってしまった。
確かに蕎麦屋さんじゃない。蕎麦はあくまで締めなのです。
文章の締めに「悪しからずご了承ください」でもあればいいのにね。
昼の貼り紙と併せて、ウチは喫茶店じゃない、昼は蕎麦屋だけど夜は蕎麦屋さんじゃないと。で、店のママのBlogには「当店、居酒屋にあらず」とあるのです。
やや尖がった主張、宣言ではあるね。
私も記事のカテゴリーは居酒屋になっていますが、私も居酒屋ではないと思う。出される料理は小料理屋か割烹路線です。
居酒屋料理というものは手間がかかってもそれをお客に誇示しない方が粋だしね。だから昨日載せた店のように黒板にダラダラ長ったらしいネーミングもどうかと思う時があるよ。
この店で蕎麦だけ注文してダラダラ居着くお客さんがいるのか。いたんだろうね。もしかしたら2軒目の流れ客ではないか。
そのうち、「酔ってられる方、他で飲まれて来た方はご遠慮いただきます」なんてのが貼られるかもしれない。
それはそれでいいのよ。他で呑まれて流れて来た方は既にメートルが上がっている。他で飲み食いされて締めに蕎麦だけというのは店側に迷惑でしょうしね。「ウチの店は1軒めからどうぞ」、「2軒めお断り」、「他所で飲んで来られた方はお断り」という主張は確かにあっていいのです。2軒めで騒がれるよりは、この店で初めて自然に賑やかになってった方がいいさ。
いろいろ書きましたが。
相変わらずおとおしの域を超えている。出されるまでに数分かかるからね。
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大好きなタマネギトロトノ煮込みベーコン入り。胡椒は無くてもいいかな。
この店を真似て、最近家で鍋にタマネギを入れる時(甘味を出す為)は半月の輪切りではなく、1/4に切っただけで鍋に放り込むようになった。
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ランチでも出されるタレカツ。
2人で来てるのに何で3枚なんだ。喧嘩取り合いになるじゃないか~。
「アナタが食べていいわよ」
「あ、そう。じゃぁ貰うワ」
タレカツ1.jpg
タレカツ2.jpg
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温かいポテサラ。時間がかかるんです。
注文受けてからジャガイモを蒸かして潰してるのかな。
これは事前に作っておいて味を寝かせて、冷やして出してもいいとは思うけどね。
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豚ロース西京味噌焼き。
味噌で焼いた厚い豚肉は固くなりがちだがその辺りの加減が難しい。
添えられた白菜も美味しいので別枠で出して貰った。
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そしておとおしが煮物料理に昇華したアンコール。
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作り置きのおとおしじゃないから、「後から来たお客さんのが無くなるでしょっ」(ジャン妻)
「後から来た客?そこらにあるの出しておけばいいさ」
「・・・」(私を睨めつけるジャン妻)
座敷の2組、テーブル席を占拠していた声高の酔客グループに締めの蕎麦が出たのでそろそろ調理がひと段落する頃合い。時刻も21時を回ったのでもう客は来ないよと思ったら、グループ客が、「〇人入れますか?」と入って来られた。
「無理!!」、ママはバッテン作ってお断りしてました。何処かで飲んで来た2軒目だったんだろうな。
そして別の日、またしても昨日の記事の店にフラれ、またまたこの店が奇跡的にカウンターのみ空いてた先日のもの。
これまたおとおしとは思えん。
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ハタとイカの刺身。イカは軟らかいの。
さすがにハタは高い。量も少ないね。
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ハタとイカ2.jpg
さごしのみぞれ煮.jpg
「さごしのみぞれ煮です」(ママ)
「さごしとは何です」
サワラの稚魚だって。さごしなんて言われてもわからないよ。
次に長ネギを1本焼いてポン酢をかけたもの。
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「このネギ、どっか辛い部分ないかな?」
「辛い部分?同じ長ネギでしょ。ししとうと勘違いしてない?」
「群馬八幡の和が家でさ。長ネギの1本たまり醬油漬けってのを喰ったら、ブツ切りにしてあったネギ、2本ともアタッた(激辛だった)のよ」(記事待機中)
「アハハハ。それはおそらく何本かのネギが混ざってたんだからたまたまだよ。これは1本ネギだから大丈夫」
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鱈西京味噌焼き。高崎浜潮の西京焼が懐かしいな~。
豚ロース肉の西京焼よりもこっちの方が美味いね。水分の多い魚ほど味が浸みて美味いのかな。
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蕪の南蛮味噌漬け。
蕪はキンキンに冷やしてあります。冷やすことで締めているのです。
南蛮味噌が甘しょっぱくて美味しい。ま~た舐め舐めしながら燗酒がススんでしまったよ。
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蕪味噌2.jpg
この蕪味噌、最近は家でもやってます。味噌は会津味噌で。
南蛮味噌はキャベツ、キュウリもありますが、蕪がいっちゃん美味いね。
「アナタが蕪を食べるようになるとは」(ジャン妻)
「・・・」
「前は食べなかったよね?」
「・・・」
いいじゃんかよな。そして締めに、問題のへぎそば。
へぎそばは水切が甘いのです。
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やや主義主張が強い店ですが店の空気はユルいのです。
重宝していますが困ったことがある。
店の地域一帯が近年の再開発で軒並み建て直しになるらしいのだ。デカいビルになるのだろう。
「この場所では年内でおしまいになると思います」(強面だが実はヒョウキンな店主)
「ええぇ~っ!!」
でも包丁で生きてくしかないのだから何処か移転しても営るっきゃない。そりゃ遠くなかったら行くだろうけどさ。遅くなった時に家まで持たないからフラッと行く今のスタイルが維持できるかどうか。
「物件探してるんですが・・・」(店主)
「どっかいい物件ないですか?」(ママ)
私らは不動産屋じゃないよ。
小さい店が営り難い風潮になったものである。
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春は別れの季節でもあるか [居酒屋]

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店頭にこんな自転車を置いてからに。
この店のスタッフ構成は4人、平成25年から鉄壁の結束?を維持してきた店主、ママ、厨房、フロアの4人ですが、1人がこの店を去ることになった。
2月になって行ったら1人増えて5人になっていて、交替の見習いと察した私は、「誰か辞めるのか?」と聞いたのだ。
「辞めないわよ」(ママ)
そういうウソが私に通じる訳がない。私の目は節穴じゃない。誰かを補充したからには誰かが辞めるに決まってるさ。さては引き継ぎだな。
「何かあった時の為に1人入れたんです」
何かあった時って何があるんだ?
タダでさえ休みが多い店なのに、1人増やして好きな時に休もうとしてるのか?
見てたらその新人さんはフロア担当で厨房には入らないので、ホントに辞めるのなら誰が辞めるか察しがついたというもの。そのネタと、今年1月2月の料理写真集を一気に吐き出します。まず1月の某日、多忙なジャン妻は昼飯を食いそびれ、家まで持ちそうになかったので、「じゃぁ今日は外食でいいよ」と相成った。
それでも多少の残業になり、待ち合わせ約束した定刻に来ないので、私だけ1人で先に来て黒板に載ってない定番メニューの焼きそば。
焼きそば2.jpg
「もう締めですか?」
「締めじゃないよ。来たばっかじゃんか。ヤツが来るまでのつなぎだよ」
「奥さんお忙しいんですね」
「悪かったなヒマで」
「・・・」
「昼、抜いたって言ってたけどそれでも残業するんだな」
定刻より30分遅れてきやがった。
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牛タタキとクレソンのポテサラ。
この店のポテサラはベースの味は決まっていて、それに何をトッピングするかだけのものです。
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黒板になくて宴会メニューにあったフグの春巻。背後のテーブル席でワイワイやってる連中に運ばれてるのを見て、「私にもくれ」と便乗した。
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マグロとオニオンのステーキ、黒酢醬油。
「マグロってブロックで仕入れるから、ウチの店クラスだとサイズが大きいんです。いいのがあっても出ないとどんどんイロが変わってっちゃうし」
つまりは残り物でイロが変わったマグロだなと悪態をつく私。
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菜の花とサンマ味醂干しの胡麻和え。
「日本酒に合うね」
「ええ、でも〇〇さん(私ら)が最初の注文で」
私らが注文するまで全然オーダー入らなかったそうである。見回したら他のお客さん席に日本酒が出ていない。
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今日の客層が全体的に若かったのと、日本酒を飲まない客が多かったか。
私らが最初で最後の注文だったと思う。
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自家製チャーシューとレタスの炒飯。
ラーメン屋で注文されて一番困るトッピングがチャーシューだってご存じでしょうか?
チャーシューの豚肉はまず国産ではなく外国産。仕入れ価格は10年前に比べて5倍にもなっていて、以前最も儲かるトッピングでしたが今はラーメン屋泣かせだとか。

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後日、まだ1月の某日、この日もジャン妻が残業デー。20:40スタート。
おとおしが2種出た。アン肝と白和え。
「アナタはこっち」
白和えを私に突きだすジャン妻。
私は鮟肝を喰っちゃいけないのかい?
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スパムといぶりがっこのポテサラ。ジャガイモに混ざってコリコリしている。
スパム&いぶりがっこのポテサラ.jpg
いぶり漬けは大根か人参を囲炉裏の上から吊るして、火と煙で燻して燻製にしてから米糠と塩に浸け込んだもの。だけどこの店に囲炉裏なんかないぞ。
「さてはどっかで貰った土産を混ぜ込んだな」
「・・・」(ジャン妻)
「(いぶり漬けの)原価は無料に違いない」
「・・・」(ジャン妻)
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ふろふき大根の唐揚げカレー塩。
ふろふき大根が好物の三屋清左衛門(仲代達也さん)が見たら目が点になるだろうな。何でまたふろふき大根を油で揚げるんだって。
私が都内で初めて群馬泉を飲んだ門前仲町の「浅七」(有名な魚三酒場の裏路地にあった。閉店)に揚げ出汁大根というメニューがあったのを思い出した。
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牡蠣とホウレン草のバター醬油ソテー。
生ガキやフライより、殻から取り外して焼いた牡蠣が好みになって来ました。
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真鱈白子と新ジャガイモのゴルゴンゾーラチーズ焼きという長ったらしいネーミング。
いい味だけど所詮はジャガイモとチーズの主張が強く、白子の存在が霞んでしまったよ。
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燻製せせりの塩焼き。せせりはネック、首肉です。燻製したことで若干肉が固いのかなと思ったが、鶏は首を動かすから身が締ってるのだと思う。
サワラの吹き味噌焼き。これも悪くないが、水分の多いサワラの身が少しパサパサした感がする。
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そしてまたまた1月の某日。
どうもジャン妻は平日、家で家事をしたがらないようで。鍋しかできない私が先に買い物、帰宅して準備しているという体たらくが続いた。私自身が自分の料理(ともいえないが)に飽きてきたのだ。
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おとおしは角煮の切れ端。
「ランチの残りだな」
「・・・」(ジャンう妻)
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豚ひき肉とゆで玉子のポテトサラダゴルゴンゾーラチーズ入り。
またこんな長ったらしいネーミングをつけてからに。
この店はゴルゴンゾーラチーズが好きでよく混ぜる。
挽肉&ゆで卵のポテサラゴルゴンゾーラチーズ入り.jpg
牛すじと新ジャガのデ味噌グラス煮込み。
これも長いネーミングである。何かヘンだよね。デ味噌グラスは誤字じゃないのか?
「えっ??」(ママ)
「ひっかけだよね。ドミグラスソースに引っ掛けてるのはわかるけど。デじゃなくってドでしょ」(ジャン妻)
「要は赤ワイン煮だろ」
長ったらしいネーミングだから誤字が目立つんだよ。
「味噌を主体にしているのよっ!!」
牛筋新ジャガデ味噌グラス煮込み.jpg
秋刀魚の味醂干しとホウレン草のおかか和え。
前回の味醂干しはあまりお客に出なかったそうで。菜の花だったのがホウレン草になった。
秋刀魚味醂干しホウエン草おかか和え.jpg
そしてサワラのふき味噌焼きをまた頼んでしまった。
またしてもふき味噌焼き.jpg
「さっき、〇〇さん(私ら)がお見えになる前、名前を名乗らないお客さんから店に電話があって、今日ってお店営ってますか?って問い合わせがあったんです」
「私じゃないよ」
「ですよね。
(私も疑われたフシはある。)
「日頃、休んでばっかりいるからそういう問い合わせが架かって来るんだ」
「そ、そんなっ、土日祭日休みのウチですが、幾ら何でも平日は営ってますよぉ」
「まぁそうだな。心辺りは?」
「無いこともないんですが」
「もう来てるんじゃないの?」
「いや、お見えになってないようです」
今度のGWはメガGW、下手したら11連休になる方も多いだろう。この店はどうするのかな。
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2月になってから。
「空いてる?」連絡してから行った。
その間、店側は、この日私らが何をオーダーするか当てっこしたんだって。
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ツナとパクチーのポテトサラダねぇ。
パクチーはイマイチ好まないんだよね。外して貰ってガーリック入りになった。
牛タタキと新玉ネギの梅ダレカルパッチョ。
牛タタキ新タマネギ梅ダレカルパッチョ.jpg
牛すじとチーズのひとくち男爵コロッケ
メニューはママの手書きだが、「ママ、男爵なんて漢字書けるんだね」
「!!!」(ママ)
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牡蠣とトマトのチーズムニエル。
「こんなお洒落な料理も出せるようになったんだ」
「!!!」(ママ)
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ここまでは当たったそうです。「ポテラと、牛タタキと、コロッケと、でもチャンプルかぁ。これは外れたワ」(ママ)
「玉子炒めは好きなの」
「そうなんだ」(ママ)
「ゴーヤが入ってなければいいの。ゴーヤなんか苦いだけだからね」
沖縄に知人でもいるのか。ゴーヤがよく出るのです。
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そしてこの日、冒頭に書いたように、突如としてスタッフ数が5人になったのである。その見慣れない新人さん(とは言っても30台後半かな)の男性から挨拶、紹介もされた。
「この店は土日祭日休みだし、大型連休年3回取るし、いい職場だよ。その分の売上減が客単価にハネ返ってくるけどな」
新人にイヤミを言ってどーするっ。だけどこの店に5人は多くないか。そんなに儲かってんのかなと訝ったら案の定、5人態勢になったのはやはりスタッフの1人が、「辞めるんです」と公式発表された夜。。。
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私の予想通り、辞めるのはフロア担当で声とカオのデカい男性だった。
昨年から「来年2月で辞めます」だったらしいのだ。
「昨年から?」
「ハイ」
「イヤならすぐ辞めるだろうがよ」
「お店に迷惑かけたくなかったんですよぉ」
「だったら辞めなきゃいい。いや、まぁ誰だっていつかは辞めるからな。辞表書いたの?」
書いてないらしい。口頭だって。
本人直筆の辞表の日付で保険他、抹消手続きをする訳だが、この店の従業員数だと事業所指定にならないから〇〇保険未加入だと思うな。
辞めて何するかも聞いたのだが個人のことなので伏せます。
「さては給料が不満なんだな?」
「いえっ」(汗)
「飲食店で土日祭日休み。こんないい職場無いと思うがな」
「そうなんですけど・・・」
「賄も喰い放題だし」
「・・・」
他にやりたいことがあるそうである。それなら仕方がない。この日の料理は。。。
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菜の花と山菜のネギトロユッッケ。
別に菜の花要らないけど。ネギトロだけで充分だよ。菜の花が余ったんだろうね。
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海老アスパラガーリック塩炒め。中華系ですね。
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新竹の子と豚バラの塩焼きそば。
「塩味の焼きそばなんてあったんだ?」
隠しメニューらしい。
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真鯛豆腐酒蒸し~ニラとネギの山椒ダレ。
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ホタルイカとネギのチジミ。これはイマイチだったな。ホタルイカは炙らない方がいいね。
私はホタルイカの目の食感がキライでね。奥歯やオヤシラズに喰い込んじゃうのよ。
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当初、ここまでの記事プラス、いよいよ辞める前最後の夜に繋げる予定だったのだ。「鉄壁の結束だった4人スタッフの1人が辞める日が近づいている」ってね。
だが、店主が左肩の鎖骨をヤッちゃったんです。痛々しくも三角巾で吊ってやがる。
「何だそれ?何をやらかしたんです?」
「ゴルフ場で思いっきりコケて・・・」
「脱臼?」
「骨折ですよ~」
コースから救急車で搬送されたそうである。
5人態勢にしといたのと利き腕でなくてよかったが、刺身を切る以外は全く何もできない。
普段調理ばかりやってるからそれ以外の作業に不慣れならしく、料理も運べないし、店内満席なのに予約を受けちゃったり、お会計か、フロアでお客と喋ってるしかできない。
「しばらく無給だな」
「ホントよ」(ママ)
辞めるスタッフに言ったの。「じゃぁ辞められないじゃないか?」って。
辞めさせたくなくてわざと怪我ったんじゃないの?ホントは怪我してないんじゃないか?辞めて欲しくないが為の演技だよ。炒飯でも振らせろよ。怪我人に鞭打ちするが如くこんな悪態をついた気がする。
で、この日の料理ですが。キムチとナムルの韓流ポテサラ。
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キムチとポテサラ、意外な組み合わせでイケますよ。でも何でこの店はこういう奇を衒ったヘンテコリンなポテサラばかり出すのかね。
次に平べったいタコ焼き。
大阪人が見たら怒りだすかも。タコ焼きって丸いものだろうって。
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またも海老アスパラの塩ガーリック炒め。
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またしても塩焼きそば。
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新タマネギとベーコンのポテサラ。やっとマトモなポテサラが出されたね。
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栃尾揚げツナマヨチーズ焼き。
「チエさんが作ったらしい」
「上手くできたかな?料理上手だよね?」
写真を見たいものでさ。
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豚バラと蕪と蓮根のオイスター炒め。
ウッギャァ、これ、美味いよ。高級中華料理屋さんの味じゃないか。居酒屋で出すもの、レベル、域を超えてるね。
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春キャベツとベーコンのトマトピザ。
何処に春キャベツがあるのかワカラン。もしかして載せ忘れてないか?
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カワハギ.jpg
で、締めに何故かカワハギ薄造り肝醬油和え。
「デカい皿でなくて小さめの皿で出してくれ」って言ったの。
「何で?いいじゃない」(ジャン妻)
「皿は人の器を表すんだよ。私はこの店の皿ほど器が大きくない」
「・・・」
店の者は笑ってたが、何故笑うかな。器が小さいを肯定されたのかな。
今年最後の夜.jpg
辞める予定のスタッフは前述のように店主が骨折しちゃったので、時々手伝いに来るとのことである。
ホントは辞めたくないんじゃないのか?撤回するなら今のウチだぞ。
お別れしたのが2月の末で、実は3月になってから1度も行ってない。
歓送迎会シーズンに突入したせいか、4回もフラれたのだ。
「悪態ばっかりついたから出入り禁止になったかな」
「・・・」
写真を見てると、前よりは品数を食べなくなった。
「上客じゃなくなったかもね」(ジャン妻)
今度、入れたらイヤミを言ってやろう。
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ジャン妻多忙で週2日連チャンのこと [居酒屋]

またかとお思いでしょうがこの店です。
まだ明るい.jpg
左暖簾.jpg
右暖簾.jpg
まだ明るい。
こんな明るい時間帯から呑んでいいのかな。ちょっとだけ罪悪感がある。
でも1時間もしたらその罪悪感は消えるだろう。太陽は地平線に沈むものなのさハッハッハッ(笑)。
パートさん募集.jpg
あれ?こんな貼り紙がしてあるぞ。
仕込だけかな。
そうか。春だからだ。バイトさんの辞める時期なんだな。
ただ1本の焼き物.jpg
焼き物はこれだけ。
朝採れキャベツ。瑞々しい。
キャベツ.jpg
サワラの唐揚げ。
これ、私がオーダーしてすぐヤマになった。よかった~。後のお客さんごめんなさい。
サワラ唐揚げ.jpg
トビウオのナメロウ。アジやイワシより粘度が強くて濃い味のナメロウだった。
ナメロウ1.jpg
ナメロウ2.jpg
左が目鯛で右がヒラマサ。
目鯛とヒラマサ1.jpg
目鯛とヒラマサ2.jpg
海鮮居酒屋かよっ!!
ヒラマサ.jpg
目鯛.jpg
やはり私の知った顔で2人ほど辞めたようである。
春は出会いの時期だが別れの時期でもある。異動、転勤・・・。
今年もその時期がやって来たのだ。バイト君他が何人か辞めた。今のご時世でちゃんと就職が決まったのなら何よりだが、メインの男性が1人辞めたのが痛い。
「もしかしてあの彼、辞めたか?」
「そうなんですよぉ。よく気付かれましたね」
私はそういうのを見抜く眼力はあるよ。
辞めたスタッフはマスターの休み日に焼き場も担当していたな。
「そうか。辞めたんだ。でも料理人や飲食店経営を目指すんならあっちこっち渡り歩いて経験積むんだろうね」
「まぁそうですね」と答えたのは抜けたことで番付が繰り上がった?男性スタッフ。今日はその彼が中心で、右暖簾(カウンター席、2人テーブル席)、左暖簾(テーブル席)、離れ(グループ席)、ひとり客、二人客、グループ客、禁煙席希望、喫煙席希望、予約客、そうでないフラリ客、時間帯配分、無理だったら4号店へ案内、お客を捌きながらマスターのアシストを兼務しながら獅子奮迅。
その彼も昨年の今頃、店を出て駅近くでバッタリ会って、「自分も今月で最後なんですよ~」と言っていたが、職が決まらなかったらしく、「マスターに拾って貰いました」
この男もいつかは辞めるんだろうなと鼻白んだりした。
2人テーブルに陣取ったお客が、「凄いね。こんなに(店側)人数いるんだ」
数えたら10人いた。
女性スタッフは1人。最近は男性率が高い。
でもスタッフ人数多いだけで、マスターと、若と、その繰り上がったリーダー格以外は、指示しないと動けなかったり、自分から動こう動こうとしていない。かなりの戦力ダウンになった感は否めない。
いつかは辞める。その後、レベルを維持するのがタイヘンだろうな。
マヨ1.jpg
菜の花のお浸し。
小声で頼んだマヨネー少しだけ。
菜の花2.jpg
マヨ2.jpg
定番の煮込み。それを飯にぶっかけて締め。
煮込み1.jpg
煮込み2.jpg
ぶっかけ1.jpg
ぶっかけ2.jpg
スタッフが辞めると、タイヘンで困るのは店側だが、私も困ることがある。熱燗をま~たバイト君に教えなきゃならないじゃないか。
再会もあった。1年ぶりに再会したスタッフがいたの。
「お久しぶりです」
「おっ??あっち(4号店)から戻ったんだ?それとも今日だけ?」
「異動です。今月の〇日から」
彼が辞めた日からだね。
「最近あっち(4号店)行ってます?」
「いや行ってない。今年になってから文庫(3号店)は行ったけどな」
4号店は私から見たらアマチュアでさ。もう行くの止めちゃったのだ。
「いつもの群馬泉ですね。熱燗がお似合いです」
「年齢が熱燗が似合う外見に追いついたんだよ」
「あっち(4号店)にはこの錫のチロリも群馬泉もないですからね。あちらでは何を飲まれてましたっけ?」
「竹鶴か、あれば群馬泉の山廃を飲んでたよ。やはりこれ(錫)に慣れてしまうと、アルミは匂いが気になるんだよ。そうか戻ったんだ。それはよかった」
春は再会の時期でもあるのだ。
夜も更けて2.jpg
「この3連休はどっか行くの?」(マスター)
「行かないです。でも明日、ここに2人で来ますよ」
マスターは目を見開いて笑顔してくれた。
そう。予約済みなのです。ジャン妻が「アタシも行く連れてけ」って。
翌日の夕方。。。
翌日.jpg
「昨日もここ来たの?」(ジャン妻)
「ええっと・・・」
「何で他へ行かないの?」
「・・・」
トマト巻.jpg
トマト串.jpg
トンテキ.jpg
ジャン妻は串焼きを喰いまくってる。
写真に撮らなかったのでもレバ、砂肝、アスパラ、うずら塩&タレ、つくねをガツガツと。
串焼きだけじゃなく、
「サーモンが食べたい」(ジャン妻)
「じゃぁアルパッチョにしよう」
「生タコも大好き」(ジャン妻)
この日のサイドメニューはハマったようです。
カルパッチョ.jpg
生タコネギポン酢.jpg
シャルドネ.jpg
白ワインが合うと思ったので安全パイのシャルドネ。この店で白ワイン呑むのは初めてだがスタッフに驚かれもしなかった。
「ウケを狙ったんでしょ?」
「・・・」
私は白ワインよりも早く群馬泉が呑みたいのだが。
「全部空けるまで変えちゃだめ」
「いいじゃないか。早く熱燗飲みたい」
「ダメ」
もうスタッフが錫のチロリと荒い口触りの猪口を用意してくれているのである。
「白ワインじゃ酔わないんだよ。底なしだからさ」
「待ちなさいっ」
ようやく群馬泉の熱燗に移行。私はザラついたお猪口。ジャン妻は、「女性らしく可愛らしいピンクの猪口で・・・」
可愛らしい?
トシを考えろよ。
群馬泉移行.jpg
白ワインを空けて熱燗を呑みだしたジャン妻の目がみるみるうちに赤筋の通った酔眼に変貌した。
ジャン妻は職場で屈託がある。ブツクサ言い出した。以下、ダラダラ続くので興味無けりゃ読み飛ばしてくださいね。
「どこそこの現場で、〇〇システムが起動しないトラブルの話ってしたっけ?」
「聞いた。あのシステムの問い合わせ窓口はMさんだったよな」
Mは男性管理職だが間違いや手抜きがよくあって、加えて責任感が無い。悪い人ではないが業務上、あまりいい評判は聞かない。
でも私に直接実害はない人。
「そう。でもMさん、自分は全然わかんないからってYちゃん(女性)に聞いてくださいって全部投げてるんだって。そしたらYちゃんが、それはMさんアナタが窓口なんだからアナタがちゃんと対応して下さいって撥ねたんだよね」
「別に正論じゃないか。何が問題なんだ?」
「でもシステムが起動しないのはMさんのせいじゃないし。それにYちゃんは対応しなかったのよ」
「???」
「アタシのところに、『システムが起動しない状況なの』って言いにきたけど」
「そうか。Mさんが対応するしないはそのなんとかいうシステムが起動してからだよな。でもアナタとYは部署が違うし、経理のアナタが直接システムに関与する訳にはいくまい。Mの代わりに起ち上げるなら某所(遠方)に行かなきゃならないじゃないか」
「そうなの。でも内容的にアタシだったらできるのよ。時期が時期で(期末期初)経理のアタシが出れる状況じゃなかった」
「で、未だに起動しないのか?」
「それが起動するようになったのよ」
「だったら問題ないじゃないか」
「起動させにわ・ざ・わ・ざ、現地に行ったのは伊東さんなの」
「伊東(甲子太郎)が?」
「そう」
現場部門の最高責任者である。部下にさせるリーダーで、自分で作業する人ではない。
「彼そういうのできるのか?何だかできなさそうだけど」
「アタシもできると思ってなかったんだけどできたらしいの。電話があって、えっ?伊東さんが対応してるの?って聞いたら、『そうなんですよ~、Yが放っておいたから』って。やや憮然としてた」
伊東はそれだけの為に行ったのではないと思うけど、自分の部下であるYが初期対応をしなかったのを怒っているわけですよ。
「システム起動なんて伊東さんが行ってする作業じゃないモン」
「電源が抜けてたとか?笑」
「配線の不具合かも。システムが起動してからならMさんが担当だけど、起動させない状態でMさんのせいにはできないし、『何故Yさんは放っといたんだ』って上から言われて伊東さんは出向いたの。だから社内で問題になってるの」
「そういうことか。そのシステムだけの問題じゃない。伊東はYの根底にある考え方を是正するだろうね」
「そうね。彼女伊東さんに怒られるだろうね。伊東さんは自分のとこでやるべきだって仰ってたから」
「だろうな」
「後悔してるの。自分がもうちょっと対応してあげればよかったって」
「でも行ける状況じゃなかったんだろ?」
「うん」
Yちゃんという女性は、前は俺らともよく飲み食いに行ったが、ジャン妻とYが別部署でそれぞれ昇進したことでお互いの立場が変わり前ほど親密でなくなったのである。
Yはhttp://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-04-14-1に登場しています。ジャン妻はYのやり方、進め方にクエスチョン、Yはジャン妻を煙たく思ってるのか以前ほど近寄ってこない。
「相談して来なくなったからね」
「それだけアナタが対応してもYは変わらない。根底にある考え方、取り組み方の問題だろ。伊東がYを叱責するのを止める訳にはいかないさ」
「そうだけど。何か落としどころはない?」
「・・・」
ちょっと考えた。
厚揚げ.jpg
冷奴.jpg
心に屈託があるジャン妻の暴食が止まらない。私は厚揚げを喰らっていたのだが。
「冷奴!!」
何でそういうありきたりのものを。次に耳を疑った。
「ナス焼き!!」
「ナス??」
「好きだもん」
それは知ってる。私はナスは余り好まない。あまり栄養ないし。
「この店のナス焼きは普通のナスじゃないぞ。蛇みたいにこ~んなに長いんだぞ」
「大丈夫です。ハサミで切りますから」(スタッフリーダー)
ナス焼き.jpg
痩せたツチノコみたいな焼きナスが提供された。
「喰えるのか?」
「食べるわよ」
燻製ナッツ1.jpg
燻製ナッツ2.jpg
さっきの話の続き。
「落としどころはあるよ」
「何?」
「週明けに伊東に話しなさい。システムの件は内容的のは自分も対応できたんだけど、こっちの部署から時期的に出向けなかったってね」
「Yちゃんを叱らないでって?」
「それは違う。言ってはいけない。Yは叱られて当然だし叱られなければ変わらない」
「・・・」
「庇ってはダメ。庇うと逆効果になるよ。それは〇〇さんではなくYの責任ですって言われるだけさ」
「・・・」
「伊東に正面からそういう情は通じない。情義に訴えないで自分のしたことだけ言うの。でも伊東はわかってくれるさ。」
「うん・・・」
(週明け、Yは伊東に呼ばれ、出て来たら目が潤んでたから叱責されたんだと思う)
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焼きお握り.jpg
いつになくよう食べよるなジャン妻は。
私が食べようとオーダーした焼きお握りまで喰ろうてしまいやがってからに。
ついに親子丼!!
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レバ、砂肝、つくね、トンテキ、うずらタレ&塩、トマト巻、トマト串、厚揚げ、ナス焼き、冷奴、カルパッチョ、生タコネギポン酢、煮込み、燻製ナッツ、焼きお握り、親子丼、シャルドネボトル1本、群馬泉4合、生ビール2杯で、お会計は。。。
!!!
金額は敢えて書くまいて。でも今までいちばん高かった!!!
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ジャン妻多忙で週4回訪問のこと [居酒屋]

2月のネタです。
ジャン妻が多忙で今週も毎日のように帰宅が遅いのだ~。
女房が亭主より帰宅が遅いんですよ。同じ会社で。
時刻は17事時半.jpg
ジャン妻は会社の中の組織枠に組み込まれてる。部下もいるしね。
私も一応は〇〇〇長という役付きだが、ある特定分野の管理を自己責任で任されてるので自分で自己完結する業務なの。日程スケジュールもその日の動きも自分で組むのです。
形式上の上司はいるけど、業務は私に任せて一切合切関わろうとしない。
だから、前と違って早い時間に(呑みに)来れるようになった。
「今日は奥さまは?」(スタッフ)
「今日も残業ですよ。今週なんか殆ど外食だからね」
後でジャン妻は「そんなことはないっ」って吠えてたけど何を言いやがるか実際そうだったじゃないか。2月のある週に集中して4回来たんです。月に4回じゃなくってある1週に4回来たのだ。
まず1回め。
いきなり鰯の刺身となめろうプラス骨煎餅。
鰯刺身1.jpg
鰯刺身2.jpg
なめろう&骨煎餅.jpg
もっちりしたチーズ豆腐。
最近は足が遠のいたが、藤沢の板前ダイニング昇のトウモロコシ豆腐に似ていたぞ。
チーズ豆腐1.jpg
チーズ豆腐2.jpg
箸で摘まんでも崩れ落ちないのだ!!
チーズ豆腐3.jpg
ふろふき大根に鶏そぼろあんかけ。
ふろふき大根1.jpg
ふろふき大根2.jpg
三浦大根のたくあん。
三浦大根たくあん.jpg
串焼きをオーダーしてないじゃないかって?
牛サガリのタレ、塩をイキました。
牛さがりタレ&塩1.jpg
〇〇〇軒の期間限定厚切りカルビ焼きより美味いぜ!!
牛さがりタレ&塩2.jpg
19時に切り上げて家でゴロゴロしてたらジャン妻からメールが来て、
「もう(夕食は)済ませたよね?」
「とっくに」
「上大岡?」
「うん」
「土産は?」
はぁ??
何だって??しゃーないな。家でゴロ寝していたのに2回めの訪問となってしまった。
市営地下鉄に乗る前、電話したの。
「あれ〇〇さんどうされましたか?」(スタッフ)
「テイクアウト頼みたいんだけどぉ~」
「ハイありがとうございます何がよろしいですか?ナマモノ以外でしたら」
「ヤマになったものは?」
もも肉系がヤマだという。
レバ、つくね、トンテキ、牛サガリ、焼きおにぎりをお願い。
「まさか煮込みは持って帰れないよね」
「できますよ」
へぇ。知らんかった。
「お帰りなさぁい」と迎えられ、即座にお会計して、「家で寝てたら家内からメールが来て、土産買って来いって」説明するハメになった。
再び訪問.jpg
家の炬燵テーブルにテイクアウトを並べたトコ。
テイクアウト.jpg
帰宅したジャン妻の第一声は、
「また行って来たの?」
「土産買って来いって言ったじゃないかぁっ」
「あれは冗談」
「!!!」

その週3回めはマスターの真ん前だった。
イマイチ換気が本調子でなかったのか煙が凄かった。殆ど砂かぶり状態で灰が飛んできたからね。
モウモウ.jpg
カシラ.jpg
あればオーダーするなめろう。「本日もございますよ」って挑発するからさ。
なめろう1.jpg
なめろう2.jpg
鶏もも肉のチャーシューネギ塩だれ。
これはイマイチだった。脂っこいの。
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きびなごの天ぷら。きびなごって小さい魚だね。開いてあったけど手間がめんどくさそう。
きびなご1.jpg
きびなご2.jpg
玉ネギの炭火焼きタレと塩。
かなりアバウトな味付けで、部分箇所によって味の濃淡が違うのだ。
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オニオン3.jpg
オニオン2.jpg
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焼きお握り.jpg
皮カリカリ.jpg
「また行ったのっ??」
「都内で飲むのと違って帰りが楽だしさ。電車も遅延しないし」
「自分だけ行ってズルい!!」
そりゃ言いがかりというもの。アナタが遅いから先に済ませてと。許可を得て行ってるんだぞ自分の金で。
「アタシも連れて行け」と仰せである。同じ週の4回め訪問と相成った。
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いきなり「トマト。つまんないものをオーダーしやがって。ジャン妻はトマト大好きなんですよ。私が家で鍋を用意して待っていても、帰って来て包丁握ってトマトをスライスして「アタシも一品作った」って威張るからね。
滅多に来れないジャン妻は串焼き優先で。私は例によってナメロウ他、サイドオーダーばかり。
レバ.jpg
ジャン妻が大好きなレバ。
ツクネ.jpg
アスパラ.jpg
まきもの.jpg
なめろう&骨煎餅2.jpg
「メニューに載せてないのですが、隠し料理があります」とススメられたもの。
この日の翌日、「牛バラ肉と大根の煮物」とUPされとった。
「言い値、出来高でいいよ」
「そんなにお高くは・・・・」
「牛サガリ丼(1200)ぐらいするかな」
「ええっと・・・(確認する)・・・600円だそうです」
煮物1.jpg
煮物2.jpg
揚げ出し豆腐とキノコ。いい味です。豆腐はカリカリ。キノコはしんなり。
きのこと揚げ出汁豆腐.jpg
するめ烏賊の沖漬け。まさか店で浸けた自家製とは思えないけど。
烏賊沖漬け1.jpg
烏賊沖漬け2.jpg
定番の煮込み。ジャン妻は「赤唐辛子入り!!」
「・・・」
煮込み.jpg
夜も更けて.jpg
しっかりいただきました。
「満足した?」
「うん。レバ美味しかった」
この店の新鮮な半生焼きレバに慣れてしまい、他所でよ~く焼いた焼き鳥は受付なくなってしまったのだ。生肉と冷凍肉の違いなんだろうね。
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小山駅そばで替え玉 [グルメ]

http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-03-06の記事で太田市の公用後、東武伊勢崎線~久喜駅でJRに乗り換えて小山市へ向かったのです。
小山駅に着いたのは13:30だったと思う。ランチ難民になってしまった。閃いたのは、
小山駅の駅そばがあるぜ!!
小山駅.jpg
小山駅構内.jpg
すたんど1.jpg
前回の記事。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06-1
今回はうどんにしました。
うどん1.jpg
うどん2.jpg
まぁるい天ぷら。他で揚げて持って来て置いてあるから冷めています。でも昭和の頃の駅そばってのは何処もそうで、関東系の濃い汁が懐かしい郷愁を駆り立てる美味さ。
好みの問題ですが、うどんより蕎麦の方が美味いかも。
まぁいいさ。でも足りねぇな。一旦その場を去りかけたのですが、再度、自販機にコイン投入してかけそばを追加してしまった。
「ゴメン、もう1杯」
オバちゃんはニッコリ微笑んだ。
おばちゃんの後姿.jpg
かけそば1.jpg
かけそば2.jpg
う~ん。
やはり天ぷらが無いと物足りないな。でも天ぷらを追加して計2枚喰う訳にはいかない。
ズルズルすすってたらオバちゃんがBOXから鍵を取り出し、時代遅れの券売機をガチャガチャこじ開けてるぞ。もう売上金入金か交替時間か、営業終了時間かと訝しんだら、オバちゃんが私に100円玉1枚、10円玉1枚、110円を渡そうと(返そうと)するのです。
「替え玉にしましょう」
「替え玉?」
ああ、そういうことか。このスタンド、替え玉はができるのです。160円で、「一度、そば、うどんを食べたお客様がもう1杯、そばかうどんをお代わりできます」なのです。
替え玉ったって最初はうどん、二度目は蕎麦、同じものを二つ喰ったわけではないけど、かけそば270円から替え玉160円を差し引いた110円が返金されました。
「そこまで考えんかったよ」
オバちゃんはまたニッコリ微笑んだ。
私は替え玉アタリマエの博多ラーメンとかに行かない人なので、そういう習慣に馴染みがないのです。でもまぁ得したには違いない。ランチ難民でここに来てよかったのかも。
クラシック券売機.jpg
左に替え玉の説明が.jpg
返金された110円.jpg
替え玉の気遣いにお返し。またまた先日に小山市へ行ったんですよ。小山市(栃木県南部合同庁舎)管轄の某現場が人員が定着しなくて、この春前の異動に絡んで提出しに行った。
久喜からだと下り線ホームですが、改札を出ないで、駅そばがある上り線ホームへ行ったの。

天ぷらそば1.jpg
やはり蕎麦、それも天ぷら付きがいい。
噛んだ二か所くらいカリッとしていた。
天ぷらそば2.jpg
天ぷらの断面.jpg
写真なんか撮ってたらそのうち汁を吸った天ぷらがどんどん膨らんでくる。
蕎麦も伸びて来る。
汁も少なくなってくる。
でもそれがいいのだよ。
すたんど2.jpg
JRは同じような駅そばばかり出店しているが、そうなる前の昭和生まれの方、何処かの駅そばが自分のソウルフードになっていませんか。私は大船駅の大船軒がそうだった。
この小山駅そばは都会ではウケない味かも知れないが、JRの統一出店方針に負けずこの地で頑張りぬいて欲しいものである。
地方駅はこうでなくちゃ。小山はこれからチョイチョイ来るのでなるべく末永く営って欲しいもの。
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久佑のカレーうどん [グルメ]

夜の過去記事です。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-12-23
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-11-19
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-11-18-1
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-11-17
昼はこんな感じ.jpg
(日)(月)休みのこの店、ランチも営ってます。
カレーうどんと穴子ちらしのみですけど。(^^;
黄色い幟.jpg
中区をウロウロしてJR石川町駅で下りて11:30過ぎで、何気に思い出したので店の前に来たら暖簾が出ていなかったのです。ランチの開店は11:45~13:15ラストオーダーとは端数が細かいな。
15分あるのでここから近くでもないけど、スタジアム北にある中区役所で公用を済ませてまた戻って来たら暖簾が出ていた。12:00前だった。
引戸を開ける。ガラガラガラ。
「いらっしゃい。アラ?」(ママ)
「どーもです。カレーうどん」
穴子チラシが置いてあった。あまりボリューム無さそうである。
これぞ穴子ちらし.jpg
昼の店内.jpg
昼のメニュー.jpg
待ってる間、メニューを見た。
合鴨のつくね入りカレーうどん/そば・・・各900円
ハイフサイズが各500円
トッピング/久佑玉子(半熟味付玉子)1/2個100円、1個200円
ご飯100円
うどんやそばを召しあがった後にご飯を入れるのが久佑流!
特製手作り穴子ちらし寿司弁当(即席吸い物付)950円
テイクアウト900円
それほど待たずに供されました。
ママが、「そこに置いてあるタオル使ってくださいな」
タオル?
ああ、オレンジ色のこれか。お絞りかと思った。私はそのタオル、お絞りの乾いたヤツをネクタイのようにダランとブラ下げたらママが、「そうじゃないわよ」と言う。
「タオルを全部開いた状態で、Yシャツのエリもとにぐるっと入れるのよ」
言われた通りにしたら、タオルがスーツの上着から出てる白いシャツ全体を覆った。
タオル.jpg
カレーうどん1.jpg
カレーうどん2.jpg
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ああ、美味しいじゃないですか。
蕎麦屋のスタンドで喰い慣れた味とは全く違います。適度な辛さと甘味もある。
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付いて来た白いのはココナッツミルクかなぁ。
遅ればせながら後半に入れたら辛さが更にマイルドになりましたよ。
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「じゃぁご飯ちょーだい」
「ハイ」
ご飯100円はうどんを喰った後の残りスープに程よい量である。
奥から息子さんが入って来て、私の顔を見て、オッという表情をされた。
ご飯100円.jpg
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雑炊1.jpg
雑炊2.jpg
毎度毎度のことですが他に会話なし。
「ごっそさん。ええっと・・・」
「ちょうど千円ですね」
このメニューは店の外にもボードで出てますが、決して安いとはいえない。カレーうどんに900円から1000円払うお客ってそういないと思いますが。
昼はこんな感じ2.jpg
私が店を出たら、JR石川町駅方面からこっち側元町に渡って来た会社員の男性が、じーっとボードを眺めてましたが港の方へ立ち去りました。高いなって思ったに違いない。
美味しいカレーうどんですが、これだけの為にわざわざ遠方から食べにくることはないかも知れない。横浜のガチカレーには載ってましたね。CKBのGuiter、小野瀬雅生さんもレポートしてましたよ。
http://ameblo.jp/onose-masao/entry-11876302185.html
夜はカレーうどんだけというオーダーはお断りしているとか。締めにハーフサイズがあったと思います。それと久佑丼(カレー丼)が小・中・大とあります。
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しゃきしゃぶ [グルメ]

私はランチはいつもひとりです。
誰も私を誘わないし私も誰も誘わない。孤高なんです。外出が多いのでその過程で済ませる時が多い。
こんな店を見つけた。ひとりしゃぶしゃぶの店。
店構え2.jpg
ひとりしゃぶしゃぶねぇ。
ひとりじゃないと入れないのかな。寂しくないか。鍋はやはり2人以上で囲んだ方が美味いというものだが。
ボードにはこうある。
「新ランチ!!しゃきしゃぶ!!
しゃきしゃぶとは、今までの野菜とは違い、ネギやキャベツを千切りにしてしゃきしゃきとした食感を楽しんでもらうしゃぶしゃぶです!!」
このコメントを読まないで入ってしまった。キャベツの千切りってしゃぶしゃぶに合うと思いますか?
オーダーしたのは最高値の「山県県産A5黒毛和牛上ロースしゃぶ1400円である。
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メニュー.jpg
IH.jpg
引き戸を開けたらカウンター中心で、4人テーブル席が2つだったかな。
カウンターにはガスコンロではなく、おひとり様専用の電磁調理器(IH)だった。ホテルやウィークリーマンションなんかにあるあれです。
ガスや火を使用しない加熱器。完全に自分専用のひとり仕様だがカウンター幅がやや狭いのだ。鍋と食材がギリギリです。
「⑥番」
「ご飯大盛りになさいますか?」
「いや、普通でいいよ」
うどんならまだしも、しゃぶしゃぶでご飯は食べたことないです。
黒い細長い箱でA5黒毛和牛肉と野菜が運ばれて来た。肉はまぁ期待しなかった。肉なんてのは高いほど美味しいからね。安い肉を喰って後悔するよりは高い肉を喰って後悔したい私。
肉よりも箱に入った野菜を見て唖然とした。
運ばれて来たもの.jpg
お肉.jpg
野菜アップ.jpg
野菜がキャベツの千切りとハウス栽培で値崩れしないモヤシ!!ニンジンが少し!!
薄く切った長ネギもあるにはあったが。。。
白菜も春菊もないのです。有り得ないと思った。何かの間違いではと。
しまったな~。私の好みではない。やはりしゃぶしゃぶの野菜は、ざく切りにした白菜、長ネギ、青物でしょうって。
「最初に野菜をお入れ下さい」
最初に野菜を入れようが後で入れようが大きなお世話というもので、このマニュアルにもカチンと来た。
その通りにやったらこんなんですよ。タンメンか。いや、炒める前の野菜炒めの具??
タンメンではない.jpg
肉は後から.jpg
野菜を摘まむ.jpg
タレが足りない.jpg
肉はサシが多くやや脂っぽかった。ポン酢も胡麻ダレも足りないぞ~。
でもまぁ確かにシャキシャキはしてるよ。シンナリした野菜食感が好みの人には向いてないね。
温度調整.jpg
IHって意外と火力(とは言わないか。電力?)が強いですね。途中で沸騰してきたので自分で温度を下げて調整しました。
喰い終えてまだコトコトしているので、「これってこのまんまでいいのか?」
「あ、切ってください」
こちは初めてなんだから(最後でもあるけど)説明するか気配りしてくださいね。
野菜の具に不満だらけのランチだったが、意外とお腹一杯にはなった。コンセプトには賛同できないが、野菜を摂取したと己を納得させた。
ミツカングループのレシピに千切り野菜の豚しゃき鍋というのがありますよね。唐沢寿明さん森口瑤子さんの出てるあれですよ。
豚シャキ鍋2.jpg
豚シャキ鍋1.jpg
唐沢さん1.jpg
こういうものが供される時代になったのか。
私のアタマ、感性が古いのだろうか。しゃぶしゃぶの具の野菜は白菜と長ネギ、春菊か水菜ではないのか。千切りなんて違和感アリアリ。
それと、ひとりでラーメンでも喰うならまだしも、しゃぶしゃぶってのは孤独なもんだね。
再訪?無いですよ。
気になることがあるの。この店、口に運ぶ箸で肉や野菜を茹でるんですよ。料理箸がないの。牛肉ならいいけど、豚肉もそうなのかな。
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店名は伏せますが。。。 [グルメ]

法事後の会食ですが。
ちと店の選択に失敗しましてねぇ。地元で長く営ってる店なんですが。
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さくら豆腐と菜の花とアサリの辛子浸し。
いきなりマズいです。さくら豆腐のニオイが鼻につくのだ。
辛子浸しも美味しくないね。塩辛くも何ともない。アサリが入ってたのかどうかも記憶にないくらい。

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鮪と湯葉豆腐のお造り。
これもマズかった。鮪を湯引きする辺りは新鮮じゃないからだろう。サイコロに切った断面が真っ黒だったモン。
湯葉も美味しくない。家で普段喰ってる豆腐(個人商店)の湯葉の方がぜんぜん美味いよ。

かにしゅうまい。これは美味しかった。前述の3品要らないからこのかにしゅうまいをもっと欲しかったぜ。
かにしゅうまい.jpg
牛タンの柔らか煮。これも美味しい。
でもこういうのはハズさなくてアタリマエだよな。要はビーフシチュー、赤ワイン煮だからね。
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鹿児島県産黒毛和牛のしゃぶしゃぶの前に湯葉を茹でる。
ちょっとオカシイ。昆布2枚からこれだけ灰汁が出るだろうか。湯葉の灰汁かな。
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湯葉を煮る.jpg
次に牛肉スライスですが、サシも充分だが箸で摘まむとわかる。半冷凍肉だからである。
冷凍牛肉だけに灰汁が凄いのだ。アクは取ればいいんだけど。これでこの後、うどんを茹でるんですよ。
付け合せの野菜までショボい。そうとうコストカットしてないか。
黒毛和牛らしい.jpg
アク.jpg
揚げ物三種。空豆真丈の筍挟み揚げ、白魚の磯辺揚げ、山菜の天婦羅。これはどれも美味かった。
揚げ物三種.jpg
富士山鱒の西京焼き。
何処の鱒か聞いた、「忍野の清流で養殖された鱒でございます」とかなんとか言われると思うけど、焼き方と味加減(塩加減)がビジホの朝飯バイキングレベル以下です。
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最後の方になってこのセイロ蒸しが供されるのかワカラン。素材の味しかしない。
野菜せいろ蒸.jpg
灰汁で茹でた締めのうどん。上州のコシ強いうどんに慣れ親しんだのもあって、あまり印象に残らない。
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うどん2.jpg
個室の入口です。低いの。演出かな。昔の茶室をイメージしてるのかな。
ジャン妻は低い鴨居にアタマをぶつけた。ゴツッって鈍い音がした。
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このクラスの店が何でこんなにカオス状態なんだ!!
カオス.jpg
銘柄を忘れたけど日本酒が美味かったのと、私らを担当してくれた接客係の男性と会計の時にポイント加算説明をしてくれた女性の応対がすご~く良かったのが救いだった。アナタらここで働いてないで他へ転職したら?って思ったモン。
でも逆に言えば料理がイマイチだけに接客が引き立つってのも皮肉だね。
フロントのおばちゃんはダメだね。パートさんでしょう。店が繁盛してるのに嬉しがりもせず、嫌々捌いてる感じです。
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他に競合店がないから繁盛してるのだろうよ。
再訪は絶対に無いです。
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戦国ヤンキー娘の大暴走 [ドラマ]

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信濃国衆室賀正武に真田昌幸暗殺を示唆する本多正信。
「近藤正臣さんいいねぇ」(私)
「ピッタリだね」(ジャン妻)
築城建設中の海士淵の城(上田城)を預かるのは真田昌幸の名前だけで、他の信濃国衆の名前が無い
信伊が見ていた.jpg
だが、(真田)信尹が見ていた。
「何で来てたのかな?」(ジャン妻)
「沼田問題じゃないか?」
台詞は無いけど、無言でもこれは本家へ、「室賀が浜松に来てました」伝えたな。
最悪の場合を想定して、如何に返り討ちにするか談合中の4人。
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「祝言の席を血で汚すおつもりですか?」
「室賀がワシの命を狙う確たる証がない。それを見極める為じゃ」
室賀がその気なら、祝言の席といえども血を見ずにはいられまいと言ってるようなものである。

何故ここに来る?.jpg
想う相手、源次郎信繁の婚儀の席上、いたたまれずに席を外すヤンキー娘。
だがこれから惨劇の場になるであろう昌幸の居間に何で現れるかな~。
私はジャン妻とちょっと眉をひそめた。嫌な予感がする。
これから修羅場になるというのに.jpg

控える2人.jpg
覗いてみたら.jpg
出浦昌相に目配せされて、隠部屋から座敷を覗く高梨内記。
己の娘がいるじゃないか。
娘がいるぞ.jpg
驚愕の内記.jpg

対局も終盤か?.jpg
囲碁の対局も終盤に差し掛かっている。
「わしを殺し、徳川あらこの城を貰い受けるつもりだったか」
既に別座敷で、室賀が連れて来た刺客は殺害されている。
「お主の家来にはならぬ」
昌幸の背後に廻って得物を構えたその時、冥府の扉が開いたかのように出浦がスーッと現れ、飛び道具を放った。
お主の家来にはならぬ.jpg
背後から.jpg
現れた出浦.jpg
グサッ.jpg
返り討ち1.jpg
返り討ち2.jpg
構える信幸.jpg
深手を負って縁側に出た室賀の前には何度も怒声、「小童!!」を浴びせた源三郎信幸がいる。
ヤンキー娘の前だが源三郎もやるしかない。
室賀の脾臓を切り裂いた。
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憤怒の形相になった室賀の背後から、高梨内記も一閃。トドメは出浦が。
トドメ2.jpg
トドメ1.jpg
仕留めた後.jpg
目の前の惨劇に唖然.jpg
ここでヤンキー娘が大暴走。
新郎新婦をこの惨劇の場に連れて来てどーするっ!!
耳打ちすりゃぁいいんだよっ。「源二次郎様、不測の事態がおきまいた」ってね。
そしたら源次郎だって、「梅、そなたはここにいろ」、花嫁を置いて現場を見にいっただろうに。
せっかく病弱な信幸夫人が雁金踊で釘づけにしていたのに。
駆けこむ戦国ヤンキー.jpg
何が起こった?.jpg
連れていく.jpg
犯行現場.jpg
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しまいにこのオンナ、
「何突っ立ってんのよ。アナタたちそれでいいの?」
タァメ口かぁぁぁぁぁぁぁ!!
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慙愧の念か.jpg
内記の胸中.jpg
昌幸は淡々と、「ワシが命じたのだ。室賀がいては真田が困るのじゃ。全ては真田家の為じゃ」
親父の高梨も「控えろ」って何故叱らないのだろうか。
現代ドラマの犯行現場じゃないんだぞ。
「ちょっとヒドいね」(ジャン妻)
「・・・」
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淡々と.jpg
背後の花嫁に気付くのが遅くないか?
気付くのが遅い.jpg
困ったキャラではある.jpg
要らないですこのキャラ。
前にも書いたが長澤まさみさんのせいではないよ。キャラクター設定と演出、台詞の言いまわしが悪過ぎる。
苦渋の真田男優陣の演技や、長野里美さんの懸命の舞が台無しだよ。
舞台と違って映像だから、このキャラ無しで再度録りなおしたらどうです?
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清左衛門残日録 [ドラマ]

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全14話。平成5年(1993年)に放映された。原作は故・藤沢周平さん。
舞台は東北の小藩です。海坂藩。
第1話「昏ルルニ未ダ遠シ」
第2話「白い顔」
第3話「梅雨ぐもり」
第4話「川の音」
第5話「平八の汗」
第6話「梅咲くころ」
第7話「花のなごり」
第8話「草いきれ」
第9話「霧の夜」
第10話「夢」
第11話「立会人」
第12話「闇の談合」
第13話「嫁のこころ」(これはTVオリジナルの色が強い)
第14話「早春の光」
何回も繰り返し見てます。再放送時にビデオで。そのうちDVDで録画。とうとう画質が悪くなったので購入しちゃった。
もちろん原作もありますよ。何度も読み返して黄色く変色しています。
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原作の味を損なわない脚本だった。映像になると原作のイメージと差が生じがちだが、原作の世界や雰囲気を壊さずに伝えるだけでなく、映像であることを活かして原作以上に見事な場面も散見される。
一話完結ですが、全編を通して藩内の権力闘争が背景にある。
回を重ねるごとに緊迫の度を強めてゆく。

今日の記事は登場人物の個人的な評伝です。

三屋清左衛門(演:仲代達也)
御納戸組、近習組、供頭、留守居役を経て用人に抜擢された。
(小姓組、近習頭取は経験していないらしい。)
長く御用人として君側にいたので無派閥だったように描かれているが、立身するきっかけとなった最初の選択は先の遠藤派だった。
妻と先代藩主の死去をきっかけに家督を又四郎に譲って隠居する。当時は50で隠居するのは珍しくないし遅くもない。60を過ぎれば長寿と言われる時代だったのだ。
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隠居を機会に、子供の頃からの友人との厚誼や、
道が分かれて疎遠になってしまった人たちとの再会、
自分が人生を変えてしまったかも知れない朋輩たち、
小料理屋の女将との淡い恋模様、
嫡男又四郎と嫁の里江が清左に寄せる厚情、
他家へ嫁がせた末娘、奈津への心配事、
藩内二派の領袖から誘いの水を断れず遠藤派に与したことで暗闘に巻きこまれ、
竹馬の友だった金井の倅を救わんと奔走、
そして、現藩主から密かに下される密命が藩内抗争を終息させる。
でも、清左衛門は人を斬らない。抜く場面はあるが斬っていない。

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里江(演:南果歩)
清左にとっては息子又四郎のいい嫁だが、又四郎にとってはいい嫁なのかどうか。
隠居の清左を立てるあまり、「お義父様が・・・」を言い過ぎて又四郎を立てないところがある。
「力の無い者が派閥に関わると弱い者が真っ先に犠牲になるのでございましょう?」これに又四郎はムッとしていた。己の亭主を見くびるなと言いたくもなるさ。
清左の末娘・奈津の気鬱の理由を聞きだしたり、平松与五郎と再婚相手・多美との不慣れな諍いや、町奉行佐伯の好物の鮎を実家の服部家から取り寄せて清左に持たせたり、平松与五郎に急を知らせたり、朝田派の手の者に見張られている金井祐之進への見舞い等、清左のブレーンを担うこともある。
真の父娘になったのは、オリジナル脚本の色合いが強い13話ではないか。
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みさ(演:かたせ梨乃)
二度不縁になった複雑な過去がある小料理屋「涌井」の女将。
みさ.jpgみさを庇う清左.jpg
初回で板前&渡世人の清次に追われてるところを清左に助けられ、店の前で朝田幅派の走狗たる金井、犬井、他1名を追い払い、水まで貰った清左だが、佐伯に誘われて初めて客として上がった時はみさの店だとすぐには気付かなかったらしい。
町奉行佐伯の行き付けの店で、佐伯の方が上客だった筈だが、止せばいいのに清左を同道、紹介したらそっちに情が移っちゃった。
行き付ける回を重ねる毎に他の客には見せない厚情を寄せるようになる。
涌井の小上がり.jpg涌井の小上がり2.jpg
みさと清左1.jpgみさと清左2.jpg
みさと清左3.jpg清左雪の夜.jpg
涌井.jpg涌井の2階.jpg
最終話の長柄町事件で行き違いになった場面は原作にはないが、隠居所へ上がらせて貰い、そこの文机に置いてあった残日録、自分のことが記されてた頁に紅を重ねた。
でも失礼ながらかたせさんってお顔がポッテリ厚いので、原作中のみさのイメージ通りだったのかどうかはちょっと疑問です。その辺の商売上手の小料理屋、スナックにいそうですな。
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三屋又四郎(演:赤羽秀之)
原作では殆ど登場しない。清左衛門の嫡男で隠居と同時に家督を相続した。
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又四郎(多美殿).jpg又四郎播磨屋で.jpg
重みはないが軽くもない。爽やかさも醸し出している。三枚目ともいえないが二枚目半といったところ。里江が清左を立てるあまり当主である自分を立てないのにフクレたりもする。
平松と夫婦喧嘩して三屋家に駆けこんで来た多美に、風呂上がりの勢いで「飲みませぬか?」と切り出し、傍らの里江が多美に「私は時々そう(子が欲しい)言いますよ」、これに酒を喉に詰まらせた。
清左の「風邪だとでも言っといてくれ」をそのまま正直に間島に伝えてドカッと見舞いの品が届いたり。
清左の鰻釣りを無理矢理交替させられたり。
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何かと清左を立てる嫁の里江に向かって、「お前は私と父上のどちらが好きなのだ?」と正直に言ったり。
又四郎と里江1.jpg又四郎と里江2.jpg
又四郎と里江3.jpgはぁ?.jpg
吹雪の夜に里江に凍えた顔を擦って暖めて貰い、「父上にはこうして心を暖めてくれる母はもうおらぬ」、
これに里江は喜んでいるのだが、又四郎は自分の言った台詞が嫁を喜ばせているのに気付かない。
心が温まりますか?.jpg
随所に長男だなと思わせる場面もあるし、又四郎なりの考えもあって、「誰かが浮かべば誰かが沈むのは世の倣い。父上が浮かんだことで金井殿の不幸が始まったのかも・・・・」
己が属する遠藤派の勝利が見えても猟官運動すらしない。
意外と剣の腕も強く、動揺していたとはいえ金井祐之進の剣を鍔迫り合いの末に叩き落したり、山根の妾宅に立て籠もった金井を救わんとヤクザキックで戸を蹴破って突入した辺りは名場面。
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鴨居にアタマをぶつけるんじゃないかと心配するくらい背が高い俳優さんだった。引退されたのか、近年は見ないなぁと思ってた。近年は無名塾の舞台で活躍中です。

佐伯熊太(演:財津一郎)
清左の第一の親友。外見はガサツだが実はアタマの切れる町奉行。
町奉行だけあって清廉な清左よりも世情に通じている。情報量も多い。無派閥なのに政変後も町奉行で留任する辺りは相当有能と思われる。
町奉行佐伯1.jpg町奉行佐伯4.jpg
町奉行佐伯3.jpg仕事の話での.jpg
友情に厚く、相手の喜びも悲しみも怒りも共有するが、自らの内々の頼みごとには清左に頼むクセに、清左の頼みには「役目柄その話はできない」と突っぱねたり、公私混同を是とするのか非とするのか統一性が無いところもある。
でも清濁併せのむタイプなのである。
妻女を亡くした親友清左と、亭主に死に別れた小料理屋の女将、「いい光景ではないか」という辺りはエラい。
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何を想う町奉行.jpg半蔵と佐伯.jpg
ナマズの方が好きだ.jpg涌井の小上がり3.jpg

奈津(演:江口ともみ)
清左の末娘。夫の杉村要介が料理茶屋播磨屋に頻繁に通うのは店に女がいると思い込み気鬱になる。舅の政子にも厳しくされ、何かと用事にかこつけては実家の三屋家にカオを出しがち。
奈津から見たら里江が清左を独占しているように見えるのか若干のライバル心があるような。でも決して仲が悪いわけではない。
江口さんは現在、セサミンで大ブレイクした。「何歳に見えますか?」のあれですよ。
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奈津3.jpgお父様お帰りになったでしょうか.jpg

杉村要介(演:山下規介)
御蔵方。清左の末娘奈津の夫。
遠藤家老の命令で朝田派の集まる播磨屋へ頻繁に通い探りを入れるアブない役目を引き受けたがそんなことを嫁の奈津に明かす訳にはいかない。
正体がバレて路上で斬り合いになり、2対1のところへ雨中ズブ濡れになって張りこんでいた佐伯が登場して分けたので助かった。
政変後に加増された。身体を張ってアブない橋を渡った甲斐があったというもの。
山下さんは独眼竜政宗で豊臣秀頼を演じた人。
杉村要介1.jpg杉村要介2.jpg

平松与五郎(演:山下真司)
藩で一番の剣の使い手。無外流中根道場の師範代。
城の務めは兵具方だから武器庫の番人か。
平松与五郎1.jpg清左と平松.jpg
良い漢だが、せっかく清左が世話した嫁の多美が贅沢病で出奔するくらいの単純な無骨者。山下さんそのままで演技に見えないくらいである。素でやってないか。
又四郎に誘われて遠藤派へ加担。どうも藩内には彼以上の凄腕はいないようである。
金井出て来い.jpg平松と金井祐之進.jpg

金井奥之助(演:佐藤慶、故人)
もとは清左と竹馬の友だったが藩内を二分した抗争が2人を分けた。清左は用人まで出世したが、奥之助は零落して二度と陽の目を見なかった。
清左と奥之助.jpg奥之助2.jpg
奥之助1.jpg奥之助3.jpg
原作では冬の海に清左を突き落そうとして逆に助けられそれきり登場しないが、第12話で病で伏しているところへ清左が見舞いに行く。
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「会わぬと言った筈だ」
でも微かに笑っている。
「清左・・・元気だったか?」
「・・・」
「倅(祐之進)を頼むぞ」
清左、又四郎を敵視し、禄高25石に甘んじていた父を白眼視していた倅・祐之進も、少しずつ素直になっていく。

金井祐之進(演:渡浩行)
失意の金井奥之助の嫡男。
三屋親子を失脚した父奥之助の敵と逆恨みしている。
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佑之進5.jpg佑之進3.jpg
このキャラは原作から膨らませてあり、原作と違って初回から最終話まで通しで登場する。いつも山根備中に走狗のようにコキ使われ、朝田や山根が「斬れ」と命令した時は殆ど金井が請け負っている。
とうとう石見守事件にまで関わらせ、最終話では自分を散々コキ使った山根備中を人質に立て籠もった。(原作では村井寅太という別人が下城中の安富忠兵衛を人質にしている。)
最後に見舞いに来た清左に、「これ以上朝田の命令に従うな」言われたことをギリギリ守って船越喜四郎暗殺を断念。雨中ズブ濡れになって涌井を訪ね、「三屋又四郎は来ていないか?」
この時、会っていたらどうなっていたのか。
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江戸に同行した黒田欣之助は始末されたが、清左の嘆願が功を奏して罪一等を減ぜられ領外追放になった。
渡さんはキレイな顔をしている。もう俳優業は引退されたのかも。
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武田信玄の盲目の次男、竜宝役、こちらの方が有名かもしれない。

大塚平八(演:河原崎長一郎、故人)
右筆の家柄。惣領平三郎が幕府要人に宛てた文書の宛名を書き間違え、重大な処分を受けるところを清左を謀って間島家老に紹介状を書かせて軽い処分で済ませる。
これに激昂した佐伯に涌井に呼び出され、女将みさの前でブン殴られたのは気の毒だった。そんなん裏でやればいいのに。
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清左と平八.jpg大塚平八3.jpg
中風で倒れたが14話の最後の方でリハビリで歩き出した。このドラマのテーマの締めを担ったともいえる。
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朝田弓之助(演:鈴木瑞穂)
藩には朝田派と遠藤派の二派閥がある。朝田派の領袖、筆頭家老。現藩主の弟、石見守と組んで藩政を牛耳ろうとする。
本人は大物のつもりだが、気儘に動く清左がことあるごとに自派の動きに引っかってジャマをする。やることなすことが後手後手になり自派を追い込んでいく。
貫録は充分だが深謀遠慮に長けてるとは言い難い人物。
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朝田派はやたらと人を斬ろうとしたがる。お梅、弥一、おみよ、成瀬喜兵衛、樋口孫右衛門、船越喜四郎、石見守・・・その手足となっているのが金井や犬井だが、最後の方になると口封じの為に金井の屋敷に刺客を差し向け、後で出てくる黒田欣之助も送り狼のように犬井に殺害させている。でも金井は平松に助けられたことで山根へ報復する行動に走った。
藩を次男に継がせる野望を諦められない石見守を毒殺したのがバレ、清左と船越の説得に屈し、遠藤派に政権を明け渡すことになった。要はバカなのである。
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遠藤治郎助(演:御木本伸介、故人)
藩内二派、もう一派の領袖。
地味で表情が暗い。華が無いのである。もうちょっと何とかならないものか。でも朝田に比べたらずっと穏健派で、朝田派のように暗殺を示唆するような指示は一切ない。清左にも相当に気を遣っている。
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遠藤さんは鬼平犯科帳で与力、天野甚造役でレギュラーだった人でもある。

間島弥兵衛(演:久米明)
朝田遠藤どちらにも与せず中立派の筈だったが実はいつの間にか遠藤派のナンバー2になっていた。清左も知らなかった。
一見して温厚だが、大塚が清左を謀って書かせた紹介状を持って来たのを逆手に取って、三屋親子を遠藤派にクビまでどっぷり引きずり込んだタヌキ爺である。
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金井の助命を嘆願する清左に向かって口では「若手が強硬でのう。人の痛みをよう知らぬ。私は領外追放で良いと思っているのだが」・・・そのクセ自分の手は汚さないのである。本当はこのドラマで最も腹黒いのではないか。
遠藤、間島も、三屋を自派に引き入れて良かったと安堵しただろう。

山根備中(演:中田浩二)
朝田派。傲岸な万年組頭でモンスター上司といっていい。犬井や金井を走狗のようにコキ使い、「斬って捨てろ」だの、いい若い者をやたらと見張りに立てたり、追手をかけたり、結局は自身の保身の為にしか人を使っていない。
今の世の中にもいそういだが、刀という凶器を振り回せる時代だからオソロしい。
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郡奉行配下の金井祐之進を自分の手下のように使う辺りはどうなっているのか。懐中から小判1枚、犬に餌でもくれてやるように金井に投げ与える。そんなの受け取るなって思った。
だがこういう人物は何処にでもいるもの。人に嫌われ、本人はエラいつもりだが実はバカにされているのに気付かないのだ。
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妾宅にいたところを金井に襲われ人質にされた。事件後はおそらく厳重な処分が下ったと思って溜飲を下げたいものだが、藩中の名門らしいので案外軽い処分で済んだのかもしれない。
中田さんはマリオネーションのサンダーバードでトレイシー一家の長男、スコットの声優だった人です。

船越喜四郎(演:平田満)
朝田家老に引導を渡すのにわざわざ清左を同道したのは主命だが、暗闘に明け暮れる藩の場合、江戸から来る用人は大抵、暗殺対象になるのに、江戸から連れて来た徒歩目付樋口孫衛右門も同道していないのは不思議である。
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船越の帰国の段階で、江戸表の藩主の意向は、「藩に一切波風たたないよう、遠藤派に政権を移せ」に定まっているのだが、遠藤治郎助に帰国の挨拶の席では案にそれを匂わせるようなことをせず、自分は藩主の意志で動いていますとハッキリ釘を刺している。藩主の威を借りながらの船越の軽い口調にいなされた遠藤治郎助はムッとしていた。
清左に同道を願う際は清左を立てる立てる。でも原作では、「殿は御家老に討手を放たれましょう」この台詞は船越が言っているのである。
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石見守(演:金田明夫)
清左が現藩主からも絶大な信用を得ているのは、前藩主が跡目を誰に継がせるか迷いが出た時、「長幼の序を乱しては藩内に争いを生じかねません」と進言したことによる。
その結果、器量が現藩主より上と噂された弟のこの人が弾きだされ、徳川3000石の旗本に収まらなくてはならなかった。
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清左を恨んだりしている場面は無いが、朝田家老を後盾にして己の次男を次期藩主に推そうとする。でも朝田はそれを理由に豪農から派閥運営資金を出されるダシに石見守を使っただけである。
案に相違して病弱だった現藩主の嫡男は壮健に育つ。自分の次男が継承する目はなくなった。だが野望を捨てられず、味方だった筈の朝田から危険視されるようになる。
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金田明夫さんは風林火山で飯富兵部を骨太に演じていた。

桑田倫之助(演:黒田アーサー)
政変で中老に抜擢され三屋家に挨拶に来た時は丁寧な口調だった。若くして早い出世と男ぶりが里江に眩しく写り、辞を低うする清左の姿に驚いている。
だが清左が金井祐之進の助命嘆願に行った時は態度を豹変させ、本来の悪い性格がモロに出た。
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遠藤派閥の中で最もイヤな野郎である。
平松与五郎を呼びつけ、「明朝、朝田一派が金井を襲う。だが金井は斬れまい。お主が金井を斬って朝田の犯行にすれば・・・」と示唆した。穏健な遠藤派で暗殺を示唆したのはこの人物だけである。
だが平松にそういう示唆をすること自体がそもそも間違いで、平松は金井を襲った刺客を撃退してしまう。金井の目もようやく覚め、長柄町事件に繋がる。
「人を斬らない剣術は棒振りと一緒だぞ」とも言ってましたね。だったらてめぇがやれよと言いたくなる。
個人的にあまり好きでない続編、「播磨屋の決闘」の最後、間島弥兵衛が隠居した後で家老に就任したことが知られる。悪人は出世するのである。

成瀬喜兵衛(演:内藤武敏、故人)
中根道場の師範代だった鬼の喜兵衛が聞いた朝田の密談は、派閥を超えてすぐ遠藤派に報告しなくてはならないくらいの重大情報だが、清左は紹介状を書かせた大塚平八の一件があって躊躇してしまった。
すぐさま報告すれば石見守の毒死は防げたのではないだろうか。
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納谷甚之丞(演:寺田農)、中根弥三郎(演:中山仁)
藩を二分した抗争や暗闘に全く関与しないライバル同士である。
納屋は長男ではあるまい。養子に入った中根もおそらく無役か中士ではないだろうか。
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小沼金弥(演:加藤武、故人)
この方も亡くなられた。風林火山で「信繁さまぁ~」と絶叫しまくってた。
清左が久々に思い出して会いに行ったが人物が変わり過ぎていた。でもそれは仕方がない。今日の自分は昨日の自分ではないし、何十年も歳月が過ぎていては誰だって変わる。
子供の頃に喧嘩できなかった彦四郎は若くして死んだが、金弥にしてみれば忘れたい記憶だったに相違ない。生きて勘定奉行にまでなった自分は勝利者だという自負もあるだろう。
昔を求めて再会してもこっちが思うほど相手は感じてないものなのだ。
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小木慶三郎(演:奥村公延、故人)
原作では、同僚の高村光弥を讒し、度重なる越権行為で殿の御不興をかって村廻りに左遷させられた。
清左は殿に聞かれたから答えているだけで別に告げ口でも何でもないと思うのだが。
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半田盛右衛門(演:斎藤晴彦、故人)
過去の冤罪が原因で家禄が減ったのは清左も絡んでいる。清左に江戸の殿から調査命令が内々に下る。
だがその時、既に半田は本当に賄賂に手を染めていた。孫の高価な薬代を取り寄せる為にあくどい高利貸から金を借り、その返済は出入りの商人からの賄賂で返済しているのがバレてしまった。
守右衛門1.jpg守右衛門2.jpg
守右衛門3.jpg守右衛門4.jpg
清左は過去の冤罪を晴らしてやりたいが無罪放免という訳にはいかなくなった。
人が人を裁くことはその人の運命を変えかねないというお話。弁済しただろうか。

松江(演:友里千賀子)
ジャン妻は「みないいストーリーだけど、この人をひとりにしたままで終わったのは不満」
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実は原作ではひとりの男性キャラがいて、清左はその者に娶せるのを匂わせて終わっている。
でもそうするともう1人役者さんを登場させて伏線に繋がるようにしなくてはならない。省略するのも演出のうちなのだろう。

多美(演:喜多嶋舞)2話、6話、11話に登場。
いっときこの方の醜聞でかますびしかったが、ようやくベッキーさんや清原和博容疑者の覚醒剤事件で下火になった感がある。
多美1.jpg多美2.jpg
初婚の相手が酒乱で再婚を勧める清左に、「男の人が怖くてなりませぬ」。。。
今だと「アナタが言うか」と笑ってしまうね。
再婚相手の平松とお互い遠慮しあって夫婦喧嘩して実家の加瀬家にすぐ戻るでもなく三屋家に転がり込む辺りは甘え、贅沢病としか言いようがない。
多美と若夫婦.jpg
喜多嶋さんは時代劇に出る顔ではないように思う。質素な武家の妻には見えないのだ。亭主の平松の無骨ぶりに救われてる。

みよ(演:石野真子)
第4話「川の音」で登場するが、第2話「白い顔」をパクって、「白い足」とでもすればよかったのに。
清左に葉っぱ付きの大根を両手に数本山のように持たせるが重くてあんなに持てないと思う。野塩村から城下までどうやって持って来たのだろう。
おみよ1.jpgおみよ2.jpg

横山半蔵(演:石井喧一)
佐伯の配下で清左や平松とも親しい。佐伯が可愛がる同心。
石井さんもトシを取った。真田丸で木曾義昌で登場しました。
横山半蔵1.jpg横山半蔵3.jpg
佐伯と横山.jpg佐伯と横山2.jpg
市中で刃傷はなりません.jpg長柄町事件5.jpg

清次(演:草見順平)
チンピラである。もしかして、いや、もしかしてなくてもみさの情夫だったのではないか。
清左に向かって、「なんなんだてめぇはぁ?」の安っぽい恫喝が印象的。
清次2.jpg清次1.jpg

政子(演:佐々木すみ江)
絵に描いたような武家の舅で嫁の奈津を厳しく躾けるが、遠藤派勝利の暁には猟官運動よろしく貯めて置いた小金を奈津に授ける。亭主を出世させるのは今この時とばかりに・・・。
杉村家の政子.jpg

中根の妻女(演:岩本多代)
岩本さんは独眼竜政宗で、故・原田芳雄さんが演じた最上義光の正室、大崎御前を演じた人ですよ。
秀次に差し出した悲劇の姫、駒姫の母です。
中根の妻・杉野1.jpg中根の妻・杉野2.jpg

黒田欣之助(演:河西健司)
野塩村のおみよに近づかないよう清左を恫喝に来たが逆に子ども扱いされた。その後も朝田家老にいいように使われ、密命を帯びて金井祐之進と2人で江戸表へ。
黒田欣之助1.jpg黒田欣之助2.jpg
口封じに殺害される辺りは金井祐之進より気の毒な人物である。
河西さんは独眼竜政宗で伊達成実の家臣、羽田右馬助役。成実が出奔した後、角田城を接収に来た屋代勢と戦闘になり討死した。
風林火山で真田幸隆の義理の兄を演じた時はトシをとったなぁと思った。

三宅藤右衛門(演:前田武彦、故人)
隠居の秘訣があるらしい。
「1日に剣術、2に学問、3に酒」(清左)
「それと、艶やかな花であろう?」(三宅)
隠居して枯れるどころかなかなか生臭いことを言う。御納戸組頭と用人の関係は持ちつ持たれつというか、あまり気を遣わくていい仲間だったのだろう。
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金橋弥太夫(演:庄司永健、故人)
小木慶三郎左遷の真相を知る当時の清左&小木の上司だが、原作では清左が聞きに来た時はその場で思い出せず、「何処かに書付がある筈だから探しておこう」と保留にし、後日、その書付を持って清左に教えたことになっている。
その話、「夢」もそうだが、原作を相当に膨らませた脚本である。
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庄司さんは「北条時宗」でうじきつよしさんが「一番手柄じゃぁ」と絶叫してた竹崎季長の郎党、浅川平八郎を演じてた人。

藤川金吾(演、増田由紀夫)
多美のもと夫。名家のボンボンだが登城の際も酒がきれず半年の謹慎を命ぜられた。今の時代でいうアル中である。
藤川1.jpg藤川2.jpg
夫の酒乱に耐えかねて実家の加瀬家へ戻った多美に未練があり、酒を喰らっては加瀬家に押し掛けて罵詈雑言している大馬鹿者。
多美を平松に縁付けさせた清左に含むところがあり、里道で待ち伏せしたが、清左の合気道であっさり捻じ伏せられた。

加瀬伝八郎(演:井上昭文、故人)
多美の親父殿である。こんな個性ある顔だちの加瀬伝八郎が、家中いちの美人だった波津殿を娶るとは世の中わからないもの。
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もっとも当時の武家の婚儀は家柄と家格で決まるようなものだから。だけど大番頭(カシラ)は警備隊長のような位置づけだから上士の中でも相当に身分が高いですよ。それプラスこれだけの風貌で、酒乱の藤川(娘の多美の初婚相手)ぐらい出入り禁止にできないのだろうか。

児玉屋(演:前田昌明)と、駿河屋(演:上田忠好)
2人とも半田盛右衛門に関係する。
児玉屋.jpg駿河屋.jpg
前者は城下で有名なあくどい高利貸。
「評判の悪い児玉屋の金が、半田様のいずれは後をお継ぎになるお子の命を救った訳でございますよ。フッフッフッツ」
後者は腰が低く、気の弱い。
三屋家に呼びつけられただけで平身低頭、ソワソワして落ち着きがない。
「借りたとも、貸したとも、証文もなく・・・これはやはり仰る・・・ワイロでございましょう」
ドラマが基本、清廉路線だけに、こういう悪役やおバカな役が引き立つのである。

城下菓子屋鳴戸のおうめ(演、神津はづき)と呉服屋近江屋の三男坊竹之助(演、熊谷俊哉)
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たった一度、先代藩主のお手がついたが為に実家に戻され、三人扶持を得て何処にも嫁げず10年も暮らしていたのを哀れに思ったのはいいが、何処で情を交わしたのかね。
原作「醜女」ではおうめ&竹之助は出奔していない。それと金井奥之助「零落」を組み合わせた絶妙の初回「昏ルルニ未ダ遠シ」である。
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樋口孫右衛門(演:三上真一郎)
江戸で石見守事件の真相を調べた徒歩目付。山根備中配下の犬井ともう1名に襲われた時も2対1で撃退したから相当な手練れである。
樋口孫右衛門1.jpg孫右衛門強い.jpg
逆に言えば、樋口の腕がどのレベルなのか、何流なのか、事前に調べもせずに襲わせた辺りが朝田&山根のバカなところ。
何故、船越喜四郎と2人で帰国したのに船越の護衛に加わらなかったのかは謎。

播磨屋の座敷廻り、おひで。(演、高橋真美)
播磨屋のおひで.jpgおひで2.jpg
「お客様のことは喋らないように言われておりますので」
最初はそう言ってたが、清左が猪口1杯か2杯飲ませただけでまぁペラペラと喋る喋る。
「よくお見えになるのは朝田様、山根様、岡安様。。。」
ウチの店は朝田様一派ご用達のお店でございますと言ってるようなもの。
演じた高橋さんは現在、見違えるくらいなスレンダーになっていて往時の面影はない。

みさが去った涌井を引き継いだ女将、おなみ(演、岡本佳織)
枝豆1.jpg枝豆2.jpg
佐伯は黙って去ったみさの後任のおなみがお気に召さないようで。
確かに酒の銘柄指定や二度返事はよくないが。
「あの枝豆めは気に入らん」
「二度返事はいかん」
「酒も持って来んじゃないかあの枝豆はぁ」
そのクセ、後日になって、「あれから何回か涌井へ行ったのだが、女将が変わると味まで変わってしまうものだのう」
町奉行殿は通ってるようである。まぁ全然別の店と割り切ることですな。

脇役たちは他にも、犬井、江戸屋敷の年寄、平助、多枝、つばな屋のおしま、涌井の小女、杉村と斬り合った矢部、畑野、金井を襲撃した佐藤、豪農の多田掃部・・・まぁこれぐらいにしておきましょう。
隠居当初は薄い小冊子だった清左の日記、残日録は、回を追うごとに、日々歳月が過ぎて行く度に厚くなっていく。
残日録1.jpg残日録2.jpg
残日録3.jpg残日録4.jpg
清左2.jpg清左10.jpg
清左9.jpg清左と里江1.jpg
繰り返し見ています。連続しなくてもいい。その季節その時に応じて。
殆ど台詞も覚えてしまい、日ごろ、ドラマ中の台詞をそのままパクって使ったりしている。
「明日にもいい人が現れて心が動く時もある。それが人の世での」(第6話)
この台詞は社内で妙齢の女性に随分と使ったね。普段毒づいて稀にこういう台詞を言うと見直したような目をされますよ。
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平成5年(1993年)のドラマだからもう20年前か。私が30台前半だった頃。あの頃は隠居、今で言う定年なんてのは遠い先のことだと思っていたが、今観ると、清左が思ったように、「年よりにまだ何ができるか」を考えたり、佐伯のように、「儂ゃぁまだまだぁ」と思ってみたりする。
私も隠居した清左と同じトシになって来たのだ。
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いい加減にしろ戦国ヤンキー娘 [ドラマ]

ジャン宅の録画済みフォルダに、今年の真田丸と真田太平記(1985年だから昭和60年)が格納してある。「見比べたい」とジャン妻が言うので録画してる。
殆ど同時進行で放映されているので、どちらを見てどちらを未視聴かわからなくなる時がある。
「これ見たっけ?」
「そっちは見た筈」
見比べてると、時代考証は昭和の方がしっかりしている(台詞の部分)。真田丸で表裏比興しまくってる草刈正雄さんが幸村(信繁)を爽やかに演じている。
今年の方は私は時代劇として見ていない。家康の内野聖陽さんはコメディか。でも二枚目俳優、アイドル俳優が殆どいないのと、男性俳優陣が概ねいいと思う。
ちょっと一部の女優さんがフザケ過ぎの感はあるね。
見てるとイラつくのがこのキャラ。
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人質にされた真田家のゴッドマーザーが。
「喉が渇きました」
「ガマンしてください人質なんだから」
耳を疑ったよ。口ごたえしやがった。
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お前は家来筋だろうが.jpg
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「これはマズイでしょう」(ジャン妻)
現代ドラマの嫁姑の会話じゃないんだから。手筋と侍女だろうがよ。
親父の高梨内記(砥石、葛尾にいた村上義清が争っていた北信濃の豪族筋?)はシブくていい味を出しているが、どういう娘教育をしているのか。
閑を出されてもオカシくない行状である。
もうひとつある。
この場面である。
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これはあまりに酷い演出ではないか。
食べ物を粗末に扱うなとか、子供の教育上ヨロシくないとか、私が言いたいのはそれだけではない。口の利き方もそうだが時代考証がなってない。
この時代は天候不良による飢饉(干ばつや水害)、疫病の蔓延、郷士同士村人同士の争い(境界、作物、水、炭火を焚く薪の奪い合い)が絶えず頻繁にあった。戦国大名が敵国に攻め入ったのは自国に食い物が無い為で、賦役(夫役)で駆り出される足軽は農民でもあり、食料や人身の略奪(乱捕り)しに行ったのである。
兵農分離されるのは秀吉が全国を平定して農村から刀槍を取り上げるまで待たなくてはならないし、後方輜重や兵站を機能させる為に、石田三成や長束正家のような卓越した手腕の行政官が登用されたのである。
真田、室賀、海野、禰津、望月といった国人衆が、信濃小県~上州吾妻に跋扈していた頃、真田荘がどれだけ平和で裕福でも、その日を生きるのに必死だったこの時代に食べモノを粗末に扱う訳がないのだ。
2007年の大河第3話「摩利支天の妻」で、登場人物同士の諍いで草粥の椀を引っくり返してしまい、「何(あにょ)するだぁ。もったいないにゃぁ」と涙しながら何かに取り憑かれたように零れた草粥をすする・・・あの場面、演出が正しい。
これも主従だろうがよ.jpg
またやりたがったな.jpg
食い物を粗末にするな.jpg
2回もやりやがったな。
何を投げつけたのか。赤飯かこれ?
この時代にそういうのを普通に食べてたのかね。
贅沢な握り飯だな.jpg
信繁も次男坊とはいえ主君筋なんだから叱れよ。
叱れよ.jpg
戦国ヤンキー娘?.jpg
別に長澤まさみさんが悪いわけではない。
演出が悪い。やらせた人は誰だ?
NHKがあんな演出(食い物投げつけ)するなよ。
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井伊の虎 [隠れ郷土史]

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井伊家の菩提寺である龍潭寺に寄った。直虎公のお墓を見に行ったのだ。
「お腹空いた」(ジャン妻)
「今夜は貴田乃瀬なんだから我慢しろよ」
「・・・」
またしてもジャン妻は私のお供を拒否。車の中にいた。ツマンないヤツだなぁ。
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この寺で井伊直虎公は出家し、ここから還俗し、井伊家を継いだ養子の直政を見届けてから出家して余生を送る。
井伊家を継がせるべく送り出した住職さんも井伊本家に連なる一族のようです。兄弟の誰かを仏門に入れるのはよくあるケースだから。
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寺は庭園は拝観料が要りますが、井伊家歴代のお墓は不要です。山門から入り、仁王門を潜って正面から左へ廻った辺りにあります。
歴代墓所.jpg
真田丸で何を言い出すかわからない嘘つき男、真田(草刈)昌幸が信濃の国人衆国人衆と連呼しているが、ここ引佐井伊谷の井伊家も遠州の国人衆だった。
だが、一族で男がいなくなった。
仕方が無く?麓の寺(龍潭寺)で出家して尼になっていた次郎法師という女性が還俗し、女性でありながら井伊谷の国人領主になる。
女性説のある上杉謙信や、女性だったら?の創作織田信長とは違う。立花闇千代や寿桂尼でもない。女性が男の名前、直虎を名乗ったということです。
その女性、井伊直虎は生涯未婚だった。
許嫁はいた。井伊直親という人で、直虎の実父、直盛の従兄弟にあたる人。男児がいなかったので、直盛を娘婿として迎え入れようとしたのだろう。
直虎は還俗後に井伊家当主を継いでからの名前で、出家中は次郎法師という尼さんぽくない名前。井伊家伝記による。

還俗するからには出家していた訳で、出家したのには理由、動機がある。
来年のドラマでも登場するだろうけど、井伊家の家老で(今川家からの目付も兼ねていたのだろうか?)小野道高、小野道好という悪役父子が登場する。絶対に登場する筈である。
この父子は井伊家の家老なのに、父子二代に渡って井伊家を今川本家に讒言した。家老でありながら井伊家と同等な力を持っていた。
天文13年(1544年)、許嫁だった直親の父直満、叔父の直義が粛清される。直親は遠州を脱出、信濃へ逃げた。誰か家臣に連れられて落ち伸びたらしい。
出家動機の1、許嫁が脱出したことで婚約解消。失意のあまり出家した?
動機がイマイチ弱い気がする。
でも現代人の感覚とは比較できないかも知れない。

10年後の弘治元年(1555年)に直親は今川氏にヒョッコリ復帰する。「生きていたのですね」と喜ぶところだが、かつての許嫁直親は奥山という家から室を迎えていた。
もしくは今川家復縁後に娶ったか。この室も必ず登場するだろう。動機の2としては、それで失意と当てつけ?の余り出家したのだろうか?
自身が既に出家していたのだから何もできなかったのかも知れない。どちらが動機にしても、生きて戻って来たかつての許嫁は妻帯者になってしまっていた。今時の芸能界だったら週刊誌がこぞって書きたてるだろう。
この直親の子が後年の徳川四天王赤備え井伊直政なのだ。

井伊家の悲劇が続く。
永禄3年(1560年)の桶狭間の戦で、実父の井伊直盛が戦死した。
跡を継いだ井伊直親は永禄5年(1562年)に、今度は悪役の息子の方、小野道好に讒言され、今川氏真に粛清される。朝比奈一族の誰かが駿府に出仕途中の直親を襲撃したという。
今川家中は大黒柱の義元を失って疑心暗鬼に陥っていたのだろうが、三国同盟を破棄した甲斐武田の脅威が見えてきたころである。そんな内ゲバをしている場合ではないのだが。

井伊家の悲運はまだ続く。
永禄6年(1563年)に今度は曽祖父の井伊直平が、今川氏真の命で何処かの城攻め最中に急死する。
これも謀殺の匂いがプンプンする。ここで飯尾連竜というもう1人の悪役が登場するかもです。
その後も井伊家は今川氏真にいいようにされ、井伊家擁護側の新野親矩や重臣たちの討死が続き、井伊家を継ぐに適する男がいなくなった。
直親の遺児、虎松(井伊直政)は元服前。こうして永禄8年(1565年)に直虎が井伊当主として登場する。
その後も悪役小野道好の専横はまだ続くし、今川氏が衰退して徳川氏についても、上洛途中の甲斐武田軍の脅威が迫り、なかなか落ち着かないようです。
境内の森.jpg
さて、来年はこの題材でどのようなドラマになるのだろうか。
舞台は遠州井伊谷が中心で、広範囲の設定ではないし、井伊家全体が悲劇悲劇悲劇の連続だからね。かなり膨らませて引っ張ることになるのではないか。
これまで脚光を浴びていない題材だけに、幾らでも創作できそうだがね。
なるほど中小企業を継いだ女性社長か、地方の政治家が急死して、後援者に担がれた女性政治家さんの趣はあるが、直虎公の治世でちょっと首を傾げるのがある。
別にケチをつけるつもりはないですが、図書館の史料で見た中に、井伊谷徳政令というのがあった。
当時の事情を知らない私から見たら徳政令は簡単に言うと債権債務の破棄、すなわち借金棒引きです。だから井伊谷領内の貧しいひとたちが救われたのかと思った。
だが、事実はそうではないようである。
永禄9年(1566年)に井伊谷に徳政令を発布したのは今川氏真なのである。これはどういうことなのか。
引佐図書館職員さんにコピーして貰った史料を読み返してみた。

図書館受付.jpg
引佐図書館は高崎市図書館のようにコピー機がセルフで置いていないの。
こういう場所は大抵何かの申請用紙があって、それにコピーする書籍名と頁数、枚数を記入するものと決まっている。
井伊家の書籍を鷲掴みにしながら受付に歩み寄り、
「コピーするには何かの用紙に書くのかな?」
気の弱そうだが実直そうな男性職員さんが、「こちらにご記入を・・・???」
「それっぽい(書式の)用紙がないぞ?」
「そうですね。少々お待ちください」
オドオドしながら先輩の女性事務員さんに聞いてやがる。
「この用紙にご記入お願いします・・・」
氏名年齢住所職業電話番号まで書かなきゃならんのか。記入して、「じゃぁこの頁からこの頁まで1枚ずつお願いします」
奥の職員室で複写してるみたいだった。
できあがったコピーを持って来て、「コピーした頁と枚数、間違いないか確認お願いします」
職員さんは何だかすっごく緊張してましたね。
「間違いない」、「80円です」、「うん」、釣り銭ないように渡した。
その場を立ち去ろうとしたら、
「あ、あの・・・」
まだ何かあんのか?
「こ、こちらの領収書にサインをお願いします」
「領収書ぉ??」
昔ながらの手書き、複写の領収書である。サラサラっと記入した。
館内の何処かにいるであろうジャン妻を探してたらまた職員さんが来て、その80円の領収書を私に渡そうとするのである。
「あ、あの、先ほどの領収書です」
「要らねぇよそんなの。捨てちゃってくれ」
「あ、ハイ。ありがとうございました」
何をオドオドしてやがるんだ。
さて、史料コピーにあった意外な記述とは、今川氏真が発令した徳政令が井伊谷では2年間発動されなかったというもの。
もちろん発動しないで徳政令を塩漬けにしたか、今川本家に対して撥ねつけたのは領主、井伊直虎である。
その井伊谷で2年間発動されなかった徳政令がようやく発動された文書が史料に載っている。それを要約したものに依ると、徳政令賛成派と反対派とあって、賛成派は今川氏真、前述の悪役小野但馬守(道好)、そして井伊谷の農民たち。
反対派が直虎と井伊家中、そして井伊谷の債権者(史料には銭主方とある)です。
この2派の対立があった。つまり井伊直虎は債権者側だったのである。徳政令を発動すると井伊家へ納める税も未納になってしまうからである。
今川氏はこの対立に付け入った。もしくは煽動した。徳政令に賛同する農民たちを取り込んで、言う事を聞かない井伊家の井伊谷に直接支配介入しようとしたのだ。
井伊直虎は債権者側(搾取する側、いや、貧しい農民に貸し出した側)に付いて、今川本家は農民側に付いた?(煽った?)このような単純な構図でいいのだろうか?
この辺り、尚、調べてみる必要があるかも知れない。
私は今川氏真って蹴鞠しか能が無い人と思ってたのだが、現代でもよくあるようなやり方で上級権力として介入したのが意外な気がした。
この件で井伊直虎は地頭職を解かれたらしいが、直虎の内政手腕をどう描くのだろうか。

今川氏真の井伊谷介入は三河の徳川家康が攻め入ったことで終息はする。
井伊家に難癖つけてばかりいる今川氏真に見切りをつけたか、井伊家につけられた寄騎3人が家康を井伊谷に導き入れた。小野は誅殺される。
井伊家を支えた者ども.jpg
井伊谷三人衆.jpg
そしたら今度は甲斐武田軍の先鋒、山県昌景軍が井伊谷にやって来る。
三方ヶ原の後、野田城で武田軍の侵攻が停滞し、信玄が陣没することでようやく救われることになる。
直虎は直政を家康に出仕させるまで養母として育てる。かつての許嫁の忘れ形見だが、自分の実の子ではない。直政にとっては養母でもあり、はとこでもあるという訳です。
直虎が安堵してかつての寺(菩提寺)に帰るのは、育てた許嫁の忘れ形見、直政を家康に出仕させる天正3年(1575年)まで待たなくてはならない。
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直虎が疲れた目を閉じたのは天正10年(1582年)8月26日。
直虎公のお墓は許嫁、直親の隣にあった。あったのだが、直親さんは夫人と許嫁直虎に挟まれているじゃないか。
許嫁の隣に.jpg
原作といっていいのか、これも読んだです。
カバーに描かれた女の子の目がコワい。ホラー小説かと思ったモン。
不思議な力を持つけど掴み所のないキャラクターだった。
読みました.jpg
柴崎コウさんってもちろん美人なんだけど、濃いお顔ですねぇ。
時代劇に向いてるかと思ったが、信長協奏曲に出演されてるんですな。
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いろいろ書いたが、実は今年の大河以上に来年は楽しみではある。
お願いだから長澤まさみさんのように時代劇中で現代語を駆使するのは止めて貰いたい。
あれはヒド過ぎないか。信繁にタメ口、ゴッドマザーに口ごたえ、食い物を投げつけたり。
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井伊谷城 [隠れ郷土史]

全線開通した新東名自動車道で西へ。
旅のメインは夜の浜松、貴田乃瀬でした。昨夜BS11「ふらり旅いい酒いい肴」浜松遍で放映されましたね。
貴田乃瀬だけだと往復の経費が何なので、富士宮の富士浅間大社で本年度初詣(今頃!!)を済ませ、浜松市北区にあるものに立ち寄った話を。いつものようにマニアックなネタなのです。
西へ走る私のくるまのナビは古くて新東名が表示されない。くるまを示すヤジルシは駿州、遠州の山あいにあって、道なき山の空を東から西へ飛んでるように見える。
そのまま真っ直ぐ行ったら名古屋方面へ行ってしまう。助手席のジャン妻に、
「いなさJCTってのが見えたらそっちへ行くから。進行方向左、南に逸れる」
「いなさ?ひらがなね」
引佐という町で浜松市北区です。もとは引佐郡か引佐町で2005年に浜松市に編入された。
いなさJCTから南へ逸れ、浜松いなさICで一般道(R257)へ出て浜松市方面へ南下します。
「引佐は知ってないと読めないな~」
「だから平仮名なんでしょうね」
その先、カーヴがうねった先、引佐町の井伊谷交差点を目指した。
「そこに図書館があるからそこで待っててくれないかな」
「何があるの?」
「・・・」
「まさか山城?」
ジャン妻は例え公園化されていても山城歩きを好まない。100%拒否。
「アタシは行かない」
それはわかっている。
「1人で行って来るから」
「だったら靴を履き替えてっ!!」
「大丈夫だよ。公園化されて舗装されてるから」
「・・・」
事前に調べたのだ。靴は汚れないさ。井伊谷上交差点を右折~引佐図書館の駐車場に停めた。
赤い幟.jpg
来年の大河の幟が数本、ヨレヨレしながら立っている。いずれも赤い幟。
坂道の向こうに見える山が井伊谷城。
井伊谷城遠望.jpg
「(図書館の)中で本でも読んでなよ。携帯を持っててくれ」
「うん。気を付けて」
登城地図1.jpg
登城地図2.jpg
登城口.jpg
頂上まで320m.jpg
急坂1.jpg
急坂2.jpg
急坂3.jpg
なるほど階段含めてしっかり舗装されてはいる。
急な坂ではある。用宗城ほどキツくない。
でも少しばかりアシに来た。息遣いも荒くなってくる。もう若くはないのだ。
急坂4.jpg
急坂5.jpg
上りながら見て思ったのだが、たいした縄張りではないようである。
城山稲荷がある一画以外は山の自然地形で、帯郭や腰郭に見えるのも山に登る為の道で後世に切り開いたような感なのだ。
10分ほどで頂上へ着いた。
本郭1.jpg
平場があった。縄張りとしては殆どそこだけといっていい。横堀、縦堀、堀切もないのである。
西側に一段下がって平場があるが、そこには工事中立ち入り禁止のWCがあった。
本郭2.jpg
頂上の説明板の辺りは一段高い平場があった。本郭には簡単すぎる解説板のみだった。
それには井伊道政という人が後醍醐天皇の皇子、宗良親王をお迎えして、この井伊城を本拠として50年に渡って各地を転戦されたことが表示されている。
南北朝の頃ですよ。だから縄張りが簡素なのかな。山頂にある館だろうか?
赤い幟の題材については一切触れていない。これからいろいろアピールするのかも知れないが、それ目的で訪れた私にとっては随分な違和感がある。
本郭4.jpg
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解説板.jpg
本郭6.jpg
木々がジャマしているが、南方への視界がやや開けている。
眺望3.jpg
あっさり散策終了したが何となく消化不良でもある。
図書館にあった井伊谷城の縄張りもこのようなものだった。
縄張り.jpg
やはり頂上の平場だけのようです。山城とはいえ単純に過ぎる。要害性ゼロとまで言わないが、とても敵を迎え撃つものではないなと。
井伊家も日常は麓にあったと推定される館で居住、政務を執っていたと思われますが、非常時の詰城としては縄張りが簡単過ぎないかぁ。
(もっともここから2kmほど北にある三岳城が井伊家の詰城だった説もあるが、今回は未訪です。)
小口1.jpg
下る.jpg
麓に下りた。
図書館でジャン妻が待っている。これから史料漁り。
引佐図書館.jpg
私が図書館で資料を漁ると、いつものことながら最初は職員さんに怪訝そうに警戒される。ズカズカ踏み込んだ私はヒマそうにしていた受付さんに、
「井伊直虎公の史料は何処です?」
そしたら丁寧に入口まで案内された。
史料漁り.jpg
パラパラめくって井伊直虎公の箇所だけチェックした。
製作発表.jpg
来年の大河の主役、井伊直虎公は女城主だが、女武者ではないようです。
巴御前、板額御前、瀬戸水軍村上武吉の娘、安濃津城富田高安夫人、豊後鶴崎城吉岡妙林尼、武州忍城成田甲斐姫、会津藩娘子軍&山本八重のように実戦はしていない。
生涯独身だから美濃岩村城女城主(信長の叔母)とも違う気がする。
あくまで井伊谷の女性領主です。井伊谷を守り後年の井伊直政に繋げた。
ではどのような治世だったのか。漁った史料を見てたら、ちょっと意外な箇所があったのです。(続く)
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リッチモンド浜松バイキングモーニング [グルメ]

浜松泊はリッチモンドと決めています。
10数年前に私が関西担当だった時に和歌山のダイワロイネットホテルに泊まったのがきっかけ。当時、リッチモンドはロイネットと提携してたのだ。(今は提携解消しています。)
そこから地方出張にかこつけて居酒屋巡りが始まったんだな~。
その地にあればロイネットかリッチモンドに泊まるようになった。部屋が広いからです。
最も泊まる回数が多かったのが和歌山で、他に神戸三宮、大阪とか。当時は連泊が多かったの。和歌山に5泊とかしたからね。
私用では宇都宮、ここ浜松によく泊まったもの。
終電過ぎて仕方なくリッチモンド目白、ロイネット品川に泊まったこともある。首都圏は高いです。
高崎、静岡、会津にはないです。その地ではあっても利用しないかも。ホテルオークとか今利用している狭いホテルに慣れたのもある。
酔っ払って寝泊まりするだけだから広くなくてもいいんだけど。
静岡の定宿?無機質ホテルオークなんか廊下を除いてベッドと壁までのスペースが四畳半くらいしかないからね。
で、貴田乃瀬でたらふく食った翌朝ですが。リッチモンド浜松はフロントが2階にあって、1階に下りたレストランでバイキングを摂る。
朝飯とは思えないB級メニューがズラリ。
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前はバター入りスクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、生野菜とポテサラ、何処にでもあるようで何の特徴もなく、印象に残らないものを供していたのが、手作り感満載のお惣菜の数々だったぞ。(一昨年はカレーとかもあった。)
野菜炒めはまだしも、朝から焼きそば??
朝jからマグロカツ??
朝からおでん??
朝から餃子??
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この鰻茶漬けですが。
ダシはいいんだけど、鰻の切れっ端ひとつ入ってなかったから、ウナギのダシ、タレで炊きこんだだけというシロモノ。これはイマイイいただけないなぁ。
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さぁ喰うぞ。でもジャン妻がイマイチ食欲が無さそう。
「どうした?」
「う~ん。胃が・・・」(ジャン妻)
「痛むのか?」
「痛みはないけど」
「まさかまた急性胃炎じゃないだろうな」
ジャン妻はドーミイン高崎で急性胃炎になったことがあるのです。二次会行って部屋に戻ったら床にひっくり返ってウンウン唸ってた。胃カメラ検査したら何ともなかったが、胃炎は胃炎だって。
「あの時のような痛みはないけど。重いというか」
そっか。昨日、家を出る11時前に朝兼昼を喰ってから出て、それきり貴田乃瀬まで喰わなかったからな~。空きっ腹に飲んだから胃にきたんだろう。
「無理して食べれないこともないけど」(ジャン妻)
「二日酔いだよ」(私)
「そうかな。アタマは平気だけど」
私は胃より頭痛がする方で。
「(アタマか胃か)どっちか弱い方に来るんだよ」
「・・・悪いけどアタシの分も少し食べてくれない?」
「!!!」
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マグロカツにはちょっとだけタルタル解禁。
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バイキングで残すんじゃないよまったく。俺に喰えってか。俺はゴミ箱かっつーの。2人前まではないけど、1人前半喰うハメになった。
それでいて部屋に持ち帰るコーヒーだけはちゃっかり酌んでるし
「昼過ぎたらお腹空くかも」
「・・・」
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貴田乃瀬 [居酒屋]

「週末に紀尾井行きたいぃ」(ジャン妻)
ジャン妻がそう言い出した週の平日に私は紀尾井に行っています。出張で。
「アナタだけズルい」
私は公用ついでに行ったんだぞ。
「わーったよ。行こうぜ」
ところが無機質ホテルオークに問い合わせたら生意気にも満室だという。他、市内のホテルもほぼ完全に埋まっていた。
紀尾井に行った日、オークのフロントで聞いたの。
「週末は何処も満室のようだが何かあるのか?」
静岡マラソンだという。
「この日は半年前からご予約が入っておりまして」
へぇ。無機質オークでもそんなことがあんのか。では仕方がない。諦めかけたらジャン妻が、
「貴田乃瀬にしよう!!!」
「貴田乃瀬ぇ??」
簡単に言うなぁ。貴田乃瀬のアラカルトは相当な値段がするよ。そうホイホイ行ける店じゃない。遠いし。静岡市内までならともかく浜松市内だと遠いし、そこだけ行って帰ってくるのも何だし。何かと組み合わせないと。
「では初詣がてら」(ジャン妻)
私らはまだ初詣に行ってない。では毎年恒例富士浅間大社に寄って、浜松市北区にあるものを見て・・・
「それは何?」
「・・・」
浜松市北区の何処へ寄ったかはまた項を改めて。そんでもって夜は貴田乃瀬へというプランを立案。店に電話で問い合わせたら、「大丈夫です」と言う。
2年振りの訪問。(年賀状の遣り取りはしています。)
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-05-29
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巻物のようなお品書き。
どれにしようか迷ってしまうので。
「炙り〆鯖、後はお任せします」
「ハイわかりました」
お任せにしました。
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変わらぬいつものおとおし。焼いてやした鯖と茄子。
「いつものだね(笑)」(ジャン妻)
「どうされました?」(親方)
「いやぁ。いつものおとおしだぁって」
「ウチのおとおしはずーっと変わらず鯖です。鯖を定期契約しているのですが1本単位で仕入れないで複数本数で仕入れてるので余ります。一度、鯖寿司をやってみたんですが、そしたら鯖寿司ばかり出て他の料理が出ないので止めました」
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鯖に拘る親方。炙る、塩を振る、冷やす!!
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炙り〆鯖!!
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炙り〆鯖は他所でも見る時があるがこの店には到底敵わない。
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「何でしたっけこれ?」
メニューにはつぶ貝鮑肝エスカルゴ風バターとある。
「つぶ貝をたたいてミンチにして鮑の肝を和えたんです」
何処からそういう発想が浮かぶんだろう。
それを更にバター焼きにした贅沢極まりない逸品。つぶ貝プラス、鮑の肝ですよ。
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牡蠣磯揚げ(浜名湖産)カキ海苔天ぷらちりめんチーズ入り揚げ!!
・・・だったかな。
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牡蠣豆腐オリーブ漬けオイル!!
固めの豆腐に載った牡蠣から旨味が滲み出ている。
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鯛のかま焼きブイヤベース仕立てソース!!
哀しいかな~。このUFOのような平べったいお皿だと、ソースを呑み干すことができないのだ。
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焼き穴子大根巻き煮!!
焼いた穴子をやわらかい大根の帯で巻いてある。出汁かけ。
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親方は痩せた体型を何とかキープしていた。
平日はレタス、もやし、キャベツで過ごし、炭水化物や肉類を全く摂らないそうで。
「馬になった気になって野菜を食べるんです。でもそればっかりだとストレスが溜まるんで、日曜に好きなものをたくさん食べます」
私もそうしようかな。
できる訳ないけど。私も昨年より7kg痩せています。
痩せたけど親方体型の店主は刺身をそのままでは出さない。炙って、塩を振って。
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今宵飲んだ酒の数々。
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カウンターだとお任せがいいですね。親方もこっちがひと品ひと品食べ終えたタイミングを見計らって出してくれるし。前は牛タンゴルゴンゾーラソース、フォアグラの焼鳥風(この店で最高値の料理、太田和彦氏の著書では3000円)などをオーダーしてたもの。今回はパスした。
お会計ですか??
今までで最も安かった。2万5千円でお釣りが来たからね。
「でも年に2回は来たい」
「まぁねぇ・・・」
来年は大河で浜松が主役になる。その散策取材がてら来る回数を増やすかなぁ。
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この店、3月16日(水)夜10時~10時54分、BS11「ふらりいい旅いい酒いい肴」で放送予定です。(親方のBlogから)
明日の夜です。呑兵衛はお見逃しなく!!
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静岡ラーメンふる里 [ラーメン]

素っ気ない内装の無機質ホテルオークに泊まったとして、あまり夜食にお金を散じない主義の方が夜遅くになって小腹が空いたらどうされるか。
オークの近隣すぐには鹿島屋、大村バーがあります。昨日UPした写真集の後半(おでん街の前の写真数枚)は昭和通りを駅方向へ戻った辺りの酒場ですが、何時まで営ってるのか私は知らないのです。
あまり遅い時間まで営ってないかも。
では下戸の方や、ラーメンでいいやって人は、ホテルから昭和通りを青葉通り交差点まで戻った先に夜だけ営業のラーメン屋さんがあります。
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古びた店内は厨房を取り巻くコの字カウンター席だけの店ですが空間は意外と広い。
メニューは少ない。絞ってある。定食類は高い方だと思うが深夜営業価格でしょうな。
長期滞在したとして野菜炒め定食、焼肉定食、唐揚げ定食、焼きそば、餃子にビール、これだけあれば日替わりで1週間は生き延びれるのではないか。
メニューに描かれた田舎の絵が優しい。
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中年ご夫婦で営っています。
店主はパーカーなんぞを着ていたから厨房は寒いのかな。お客さんがいないから寒いのかも。だって23:00になろうという時間だが先客ゼロ、店を出るまで私1人だったからね。
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夫婦揃って視線をTVに向けてるし。(笑)
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あまりにシンプルなルックス。薄いけど歯応えのあるチャーシュー1枚、メンマ、モヤシ、刻みネギというもの。
スープと麺は屋台のラーメンに近い。あっさり醤油味。細麺縮れ麺。薄味。
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ラーメン専門店ではないので店側が儲かるトッピングも無いですが、塩ラーメンが600円で、塩バターラーメン750円、その差しっかり150円には笑ってしまったよ。
どうも塩がウリらしい。遠慮がちにアピールしているので2回めにTRYしてみた。
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ま、フツーの塩でしたね。
初回は他にお客がいなかったが、2度めのこの日は若い男女ペア、男性ひとり客が2人いて、炒飯、炒め物、麺類、餃子、バンバン出てましたよ。
私は飲んだ後の締めに来たのがバレバレ。普段は呑んだ後でラーメンってのは避けてるんですけどね。(言い訳)
紀尾井さんでカツオ&マグロ、桜海老かき揚げ1枚、ハンペンフライ2枚、カニクリームコロッケ、ポテサラ、タルタスソースをいただいたのですが、何か足りなかったので。
でもこれを見たら、「ラーメンなら(あれば)ウチでお出ししたのに」って紀尾井さん臍を噛むだろうなぁ。
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彷徨い [風景]

今日は多忙でして。
やっつけ記事・・・記事ともいえないですがいつもの写真集です。
紀尾井を出て、無機質ホテルオークラに戻る途中、駅チカの繁華街を離れて彷徨ってみました。
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これが噂のおでん街なんですね。
ハンペンのフライ、あるかな~。
タルタルソースはないだろうな。
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紀尾井静岡正統派バージョン [居酒屋]

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魔界迷宮の入口か、アトラクションのお化け屋敷に誘うような店の入口をモジャモジャ覆っていた(茂っていた)緑の木々がサツパリしている。
造園業者に伐採して貰ったのだろうか。
伐採する経費が出るくらい儲かっているのかな。
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店内も以前よりは・・・か・・・た・・・づ・・・い・・・た・・・かな~???
「きれいになったでしょ?」
「ええ、まぁ、前よりは・・・整理整頓とはつまるところ捨てることですよ」
「今までの整理整頓は右から左に動かすだけだったので」
でもまだまだ整理整頓の余地はありそうである。
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静岡駅前の紺屋町に「多可能」という大正創業の居酒屋さんがあって、カツオ刺、桜海老のかき揚げ、黒ハンペンのフライ、おでん?・・・静岡ならではの肴、アテがある・・・みたい。
紀尾井さんが休業中に行っとけばよかったのだが、私は義理堅いし、紀尾井さんが存在する限りは他店で浮気ができなさそうない硬い人間かも。そこで出される(かつては紀尾井でも出されていた?)桜海老と黒ハンペンは紀尾井さんの脳裡に意識された・・・と思う。「お見えになる前日までにご連絡を」とのこと。
今宵はカルパッチョ、カニサラダ、ローストビーフを避けて、正統な静岡居酒屋ならではの路線を堪能しようと出向いた次第。
「すみませんねぇ鹿島屋さんの前にお泊りなのに」
定宿無機質ホテルオークの真ん前にある鹿島屋も静岡市内で有名な店だが、繁華街から離れた場所にある。
私は紀尾井さんが何をトチ狂ったのか休業した時期に一度だけ行きました。その休業期間中は清水区の新生丸や金田食堂にも行ったんだから。
「鹿島屋さんのカツオ刺身はブ厚かったな~」
「なんですって??」
これで店主のライバル心に火が点いた模様。静岡の居酒屋らしくカツオのいいところ、マグロのいいところ、桜海老やハンペンも入荷しましたと豪語される。
ひと揃いいただくことにしました。結果、まるで静岡の居酒屋のようになった!!・・・いや訂正、10数年前に初めてこの店を訪なった時のような品揃え。
私は太田和彦氏の著書でこの店を知ったのだが、その頃は静岡の正統派路線の料理もあったような。
でもいつしか一線を画すようになった。
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薄衣で揚げたハンペンフライ。
もうゴテゴテザクザクしたフライは重くなってきたので丁度いい装い。
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「辛子はお付けいたしますか?」
おでん種だから辛子をつけるんですね。
「タルタルソースで・・・」
「ああ、そうですねぇ!!今日は奥さん(ジャン妻)もいないしぃ!!」
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山盛り。この店ではタルタル解禁。
「これでしばらく(ツマミは)持ちますかね?」
「うん。でももう1枚」
フライは2枚いただいた。おでんネタで、つみれは鰯が多いが、ハンペンは鰯より鯖の方が多いそうである。
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フライはまだしも、かき揚げにタルタルソースを載せるという暴挙!!
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「こういうことをしたら他の居酒屋さんが怒るかもな」
「素晴らしい!!」
私はかき揚げを冒涜したようなものだが。
「カウンターのこっち側に出したらお客さまが何をしても自由ですから」
桜海老もハンペンも定番にしましょうよとは言ってみたものの、私は県外者で滅多に来れないし、地元のお客さんは桜海老やハンペンに馴染があるから、店に常時置いても出ないのかな?
「自分が子供の頃は、母が桜えびのかき揚げを山ほど作って、余ったら翌日お醤油をかけてお弁当に入れて、それでも余ったらお茶漬けにしてましたね。海老は冷凍すると解凍した時に旨味が抜けてしまうんです」
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紀尾井さんは、市内で何かのイベントにシェフとしてお呼ばれしたそうです。
そのイベントポスターには、メインの洋食シェフさんが、「孤高の料理人」とカッコよく紹介され、サブの紀尾井さんも堂々、変態料理人!!と紹介されたそうで。
ひでぇな。せめて変な料理人ぐらいにしとけばいいのに。
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ブツブツTweetしてるし。
イカ納豆変態ソースという料理があるから、そこからきているのではないだろうか。
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ひとりの女性客がお見えになった。
あ、あの女性だ。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-12-24-1の記事で、私を「船山さん?」、「ジャン妻さんですか?」、素姓がバレてしまった女性です。
あの記事は妙にアクセス数が多いんですけど。
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桜海老と黒ハンペンは今回限りかも知れないけど、他の居酒屋(鹿島屋さん&多可能さん)の名前やそこで定番のカツオ刺、桜海老、黒ハンペンを私が望んだからか、店主の意地を垣間見た。
最近は遊びで寿司も握ったそうで、それもお客に挑発されてらしいが、まぁ握るのはタイヘンだったそうである。酢飯にこの店にあるもの、サーモン燻製、クリームコロッケ、ローストビーフ、タルタルソース、シウマイとかを載せて出せばいいのに。
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紀尾井は静岡市内の外れ、ちょっと一線を画した居酒屋です。
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あの年、3.11後にOPENした店 [居酒屋]

一昨日、被災地の行政から電話があった。
たまたま私が電話を取ったその内容は、
「現在、お宅様で休業中の〇〇〇〇で、△△△△の許可更新期間が迫っております。どうされますか?」
そこは会社資産として計上されているが営業停止状態。休業届を出しているが廃止はしていない。大枠は店舗販売業で、それとは別に要る許可制の更新案内だった。
「△△△△って許認可制でしたっけか?」
「そうです。6年に1回の更新になります」
「更新案内はいただきましたかね?」
「ハイ、今年になってから送付したのですが・・・」
私の手元には来てないぞ。誰か他の部署の者が受けたのだろうか。どかいっちゃったかな。
「まだご返信いただいていないようなので」
「それは失礼しました。まだ今後、どうするか決めかねているのかと思いますが。このまま私どもが何もしなければどうなるのでしょうか?」
「まぁ、その・・・自然に失効することになるでしょうね」
相手も状況をわかっているので督促の口調ではなく終始、穏やかな口調であった。
失効か。それでもいいけど相手もこちらを慮ってくれたのだから、辞退届を出すのが礼儀というものだろうな。
「いつかまた再開する時は新規でご申請ください」
「残念ですが、その可能性は限りなく低いとは思います」
私は自分の名前を名乗り、相手のお名前を再確認して会話を終えた。
その現場は東電さんの保障も打ち切られている。震災発生後に現地リーダーが余震と放射能を警戒しながら命がけで倒壊した現場に立ち入り、現金、通帳他を回収してそれきり。もう現在は朽ちて廃墟になってるだろう。
更新期限は3月末だが、更新する可能性も何も営業できないし立ち入りできないのだ。
そこの現場から撤収したメンバーは別の現場に分散、再配置されてもう5年になる。リーダーは女性で、私にこう言っていた。
「あの頃のことは・・・正直、思い出せないんですよ。毎日が戦場のようだったので・・・」
その女性は上京して都内の現場にいる。現在は1児の母。

話を変えます。
あの年に産声を上げた店がある。
この店です。
雨の和が家1.jpg
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ハガキを渡された。
「まる5周年になるんですよ~」(ママ)
「5周年?ってことは?」
「そうなんです。あの年の3月にOPENしたんです」(ママ)
「そうなんだ。まさか11日に?」
「いえ、25日に。11日はまだ準備中でした」(ママ)
「OPEN準備中に(地震が)きたんですよ」(大将)
「壊れた?割れた?」
「いえ、そうでもなかったんですけど。まぁ幾つかは」(ママ)
「地震の時って、居酒屋だと高い酒瓶が落ちて割れるんだってさ」
「アハハ(笑)、ウチはそんな高いお酒は置いてないしぃ」(ママ)
前は焼き饅頭屋さんだったこのテナントは、1年ほど空いた状態で放置されていて中に羽往時のままのものが残っていた。
「高崎市内で物件を探してたまたまここが空いてたんです。(高崎市郊外だが安中市に近いぞ)そのまま居抜きで借りて、なるべく早く準備に入りたかったのもあって、こちらで片づけるからテナント料下げて下さいよぉって交渉したんです。で、お店の準備してたらあの日突然、グラグラグラって・・・」(大将)
あの日の群馬県内の震度は、震度6が桐生市で、5強が沼田市、前橋市、高崎市、渋川市、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町、太田市。
翌日12日にはお隣長野県北部を震源にマグニチュード6.7の地震が起きている。
「群馬は天災が少ない地域なんですがね」(大将)
確かにそう。地震が無い・・・というか少ない。私が住んでた頃はこっちの社員は天災に鈍感だった。草刈正雄の真田昌幸じゃないが、「富士のお山や浅間山が火でも噴かぬ限り・・・」そのまんまだった。
「そんな状態でよくOPENにこぎつけたね」
「まぁ営るしかなかったですからね。開店祝いにいただいた花も自粛しました」(大将)
「よくこの場所でね」
センターラインはあるが、ほとんど裏道なのです。
「ひっそりとOPENしたので。場所も場所なので、最初、あれ?この店なぁに?何屋さん?営ってるんだ~で始まったんですよ」
だから地元の常連さんばかりなのかな。
「しばらくは、あれ、まだ営ってるんだ~。潰れる前に来てやったよ~って言われましたね」
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5周年か。あの年にスタートしてこの地で5年も続ける、継続するって凄いよね。
高崎市郊外。知らなきゃ誰も来ないでしょう。わざわざ来るのはショウさんと私ぐらいではないか。
「〇〇さんは何でウチを?」
〇〇さんとは私のことね。「(高崎市に)住んでた頃、昼によく前の道を走ってたのよ。(安中市~前橋市への裏道)店のネーミングがいいなって思ったのと、郊外で営ってるのは何かここだけしかないものがあるのかな?って。でも来てみたら竹輪の磯辺揚げぐらいだった」
「アハハハ(笑)。竹輪はメニューから外せませんね。いつも置いとかなきゃ」
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そうか。この店の和やかさ、優しさは、2011年3月スタートだからかも知れない。日本人の全てが東北を向き、被災地へ想いを馳せたあの年にOPENしたからだ。
決して特別に美味しい名物料理がある店ではないけど。メニューも少ないけど。
何となく足が向く優しい店。
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本文中の会話は先だって行った時のものですが写真は過去のものです。行ったその日、震災後OPENのネタとは別に、店の名前に関してちょっとオモシロいネタがあるのですが、それはいつか項を改めます。
ショウさんに、「5周年だって」
でもその期間は大会前で禁酒期間中だそうである。
では出かけます。
今日この日の14時46分18秒、私は何処にいるだろうか。
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キャベツと味噌 [居酒屋]

おはようございます。
通勤途中のⅰ―PhoneからUPボタンを押しました。
今日は伊東甲子太郎という現場統括責任者からの依頼で大役を仰せつかり、辞意を表明した中堅社員を慰留説得に行くので遅くなります。
対象者は過去に登場しているんですよね。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-08-13-1
「またかよ」と思った。何年かに1度、そういう発作が起きるみたい。
私が過去に担当しているので行って来ます。
さて、今日の本記事ですが。先月(2月)上旬に、「2月は家計費を減らして外食費を増やすわよ」(ジャン妻)
「???」
何を言ってるんだ。2月3月と予算集計等で多忙なのは存じ上げておりますよ。
ジャン妻は昨年昇進した後、各部署から頼りにされている。
昇進審査、昇進発表、辞令交付に至る過程で、他人はとやかく言うものだが、ジャン妻の昇進の時が異議異論が全く出なかったという。自部署はもちろん、他部署からも満場一致で推された。部下も2名増えた。
でもジャン妻昇進のシワ寄せは、私の晩飯に来るわけですよ。
家計費が外食費に回され、行った店のひとつ。
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この店、ブレイクしてしまったらしく、なかなか予約が取れないのだ。行きだした頃は週末を除いてガラ空きだったのだが。
今年は電話したら2回ほど満席でダメで、行ったら行ったでくのいちみたいなカッコしたママに、「お・ひ・さ・し・ぶ・り・で・す」とか言われる始末。
「入れなかったことが2回あったよ」
「本年もよろしくお願いします」と挨拶するハメになってしまった。
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おとおしですらこれです。つきだしの域を超えている。
作り立てに拘るあまり、お客の回転率が遅いんだよね。
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塩で揉んだキャベツだった。
居酒屋で野菜を摂ってもねぇ。家でも作れそうだけどね。でも家食を拒否られた(外食費に回された)から、ジャン妻へのあてつけにわざとオーダーしたのよ。
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朝どれキャベツと味噌。連続してキャベツ2品めです。青虫になったつもりでムシャムシャ喰うんです。芯の部分もね。
キャベツは所詮はキャベツでしかないが、この味噌が美味いの。キャベツが無くなって味噌を取り上げようとするジャン妻を制して私の脇に起き、舐め舐めしながら飲んだ。
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そしたらジャン妻のヤツ、烏賊の天ぷらをオーダーしやがった。
家では揚げ物なんか全くと言っていいほどやってくれないクセにさ。
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銀鱈の西京焼き。肉より魚の気分。
家でも出ますよ稀に。でも西京焼って焼くのが案外難しいらしく、焼き過ぎてパサパサになる時がある。
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いつものタマネギとろとろ煮込み、ベーコン入り。
ベーコンが無いぞと器の底をレンゲで捜索したらいつもより多く出て来た。
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海鮮納豆黄身タタキ。
海苔で包んで食べます。
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何してあそぼのヒロさんが最近になって宗旨替えしたようで。
今まで頑として拒否ってた納豆が喰えるようになったと。人生どこでどう変わるかワカランものです。
この料理だったらイケるんじゃないかな。
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既にキャベツは食べ終わっているが、そういえばTBS噂の東京マガジンで井崎修五郎さんが取り上げてたネタがあるぞ。「気になる見出し」だったかな。
確かサンデー毎日2016年2月7日号だったと思いますが読んだ人いますか?
私がこの居酒屋記事を準備していた2月初旬の時点では野菜が安い。昨年の暖冬豊作のせいで野菜が早く育って出荷が前倒しになった。供給過剰になって値段が下がったのである。
だがこの先は供給過剰が一転して品薄が予想され価格高騰は避けられないと消費者を脅すような記事だった。
出荷が前倒しになっているのは早く売らないと廃棄になるからである。するとこの先は春頃に品薄になって価格が高値に転じる可能性ああると。
キャベツ1玉が300円台なんてこともあるかもって言ってたけどホントにそうなるのかな。
井崎さんはこうも言っていた。とんかつチェーン店の和幸だったと思いますが、キャベツの値が上がった時はキャベツおかわりサービスが増えるそうです。でも撤廃する気はなく、固定の農家と契約しているからどんどんお代わりしちゃって下さいと。要は大手企業の外食産業は野菜価格の高騰に先手を打っている訳です。
でもスーパーや小売店で買い物をする一般家庭には負担になる。
野菜を使いやすい大きさに切って生のまま冷凍保存すればいいんだと。ウチはそこまでしないと思うが。
暖冬で雪が少ないと、越冬キャベツ(雪キャベツ、雪が天然の冷蔵庫になって甘味が増す)がフツーのキャベツになっちゃうので出荷価格が落ちるそうですね。
工場生産されるキノコやもやしは天候に左右されない。価格も安定している。ラーメンのトッピングで野菜たっぷりメニューでやたらとモヤシばっかり多いのはその為ですよ。
ワカメなど海藻類に目を向けるのもいいそうです。食物繊維やミネラルが豊富だからね。土で育った野菜並に栄養価が高い。
ジャン妻の「外食費を増やすわよ」は、もしかして春先に向けて野菜が高騰するかもってこと?先を見据えたジャン妻?
「そんなんじゃないわよ」
単に忙しいだけだそうである。でも味噌なんか舐めてる場合じゃないぞ。キャベツ喰わなきゃ。
でも味噌しか残ってないや。
あっ、味噌も残ってないや。
「全部舐めたのっ!!」(ジャン妻)
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サイドメニューいろいろ [居酒屋]

まだ薄明るい頃.jpg
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氷雨降る寒い日。金曜日。
右暖簾にスタッフが10人いるのにお客が私を入れて4人しかいなかった。最近の私はマスターよりも若手リーダーとよく会話をすることが多い。
「空いてるな。金曜とは思えんなぁ」
「外は寒いし雨だし。この後でグループのお客様のご予約は幾つか入ってるんですよ」
「ああそうなのか。ではこれからだね」
時刻はまだ17時半なので、時折私の携帯バイブレーションが鳴る。業務メールがCCで転送されてくる。
「携帯2つ持ってらっしゃるんですか?」
「ガラケーは会社用。業務メールがCCでトンで来るのよ。この時間だとまだ仕事しているヤツがいるからね」
殆どがCCメールなので私に直接指示の内容ではないが、早上がりしたと誤解されかねないので、「わが社は年間千九百数十時間の変形労働制なんだよ」と説明するハメになったのは多少は早呑みの罪悪感があるからです。そのうち18時になれば気にならなくなる。
私もガラケー持った右腕をカウンター上に載せて対象者に指示メールを打ったりする。直帰なのでこの店で仕事をしてるようなもの。
ひと段落してもまだ空いている。店の電話も鳴らない。
「お店の電話鳴らないね」
「鳴らないですね」
「外れてんじゃないの?」
受話器を取って耳にしながら、「いや、大丈夫です。寒いから外へ出て来ないのかも。明日の土曜も予約は入ってるには入ってるんですが。雪だとどうかな~」
「雪ぃ?」
「今夜から明日にかけて雪になりますかね?」
「積もらない程度に降るのかな。気象庁は後で叩かれるのがイヤでわざと大袈裟に言ってるからね。降らないって予報して降ったらブゥブゥ言われるし」
「都心で5cm積もっただけでも大雪ですからね」
そしたら予約電話がガンガン鳴りだしたのである。しまいには、「4名様ですと、いちばん早いお時間で7時から。8時までの1時間なら大丈夫ですが」そこまで埋まるようになった。
最初の膳.jpg
鳥佳巻1.jpg
鳥佳巻2.jpg
混んで来た。
「私は7時には出るよ」
気を遣ったつjもりだが、私1人の席が空いたところで数名の客はさばききれない。
「いや、大丈夫です。お気遣いいただいて。ゆっくりしてって下さい」
さて実はここからが本題でして。この日もそうですが、私は最近この店で串ものをあまりオーダーしなくなった。
串焼き屋なのにこの日も1~2本しかオーダーしなかったんです。もっぱらサイドメニューばかりオーダーしてた。
厨房の逸品料理担当の若手さんがいろいろ考案。かつてのこの店では出なかったものがその日替わりで提供されます。
豆アジ唐揚げ.jpg
マメアジ揚げ。
美味しいよ。ちょうどいい大きさだし。ただ歯医者通いが未だ続いているのですが、行く度に歯石を取ってるので歯と歯の間に隙間が出来ているのね私。そこに小骨が挟まって抜くのに一苦労した。
きのこ豆腐揚げ出汁.jpg
揚げ豆腐と揚げキノコの出汁かけ。
表面カリッ。あられ揚げみたいになってましたね。
中は絹豆腐で、崩れがちで箸で摘まみ難いけどね。
揚げ物が2品続いた。(鶏の唐揚げも導入してくれりゃいいのに) 次に鯛とタコのカルパッチョ・・・というかサラダですな。オリーブオイルではなくドレッシングだったから。
カルパッチョ1.jpg
鯛とタコは何処にあるんだ?
あったあった。
カルパッチョ2.jpg
別の日にオーダーした炙りサーモンのカルパッチョ。私はこっちの方がカルパッチョっぽくてよかったな。
白ワインが欲しくなったからね。でもこの店で白ワインなんかオーダーしたら店がオドロくだろうな。
炙りサーモンカルパッチョ.jpg
菜の花、鶏もも肉のお浸し。
これは鳥もも肉は要らないなぁ。
少し味が薄かったので、醬油をあらしたらちょうど良い塩加減になった。マヨネーズが欲しい気もする。
お浸し.jpg
「熱燗ちょーだい」
「ハイ。〇〇さん(私のこと)へ例のヤツ、あれでお願いします」
例のヤツ?
あれ?
群馬泉の熱燗を錫のチロリで。お猪口は無骨でザラついた手触りのものという指示です。
例の客にあれを・・・???・・・どうも私は要注意客らしい。
見てると熱燗は店のバイト女の子がアルミチロリに群馬泉を注いでポットに入れる。
手にミニ温度計を持っているぞ?
日本酒の文化や燗酒が廃れて・・・とまで言わないけど、若いのはそういうのを知らないでイロの付いた酒に楽に走りがち・・・という記事を群馬の酒BAR克で書いたけど、その店のセルフ燗酒プールの脇に、温度計が置いてあったのを思い出した。この店も何℃が適温かわからないからか、とうとう温度計が導入されたようである。
バイト女の子は温度をチェックしながらチロリから取り出した温度計を別のバイト娘の二の腕に当ててはしゃいでやがる。「キャッ、熱い」とか何とか。
その温度計をまたチロリに戻してる。
コラコラッ、それは俺の酒だぞ。
そりゃ酒は人肌というから若い女の子の白い腕に触れたっていいけどさ。
その女の子が熱燗持って来た。
「お待たせしました」
「いつも手間のかかる客ですまないなぁ」
「いいえこちらこそ」
こちらこそ?
「笑、すみません。返しがなってないですね」(焼き方の男性)
まぁいい。口に含んだ燗酒は、バイト女の子の二の腕の甘い味がした?
熱燗.jpg
「群馬に日本酒BARがあってね。(克のことです。)そこの燗酒はセルフなんだよ。フロアに湯煎器があって自分で燗を浸けるの。そこには温度計と温度別の表があったね。ぬる燗から飛び切り燗まで書いてあった」
「自分で浸けるんですか」
「そう。若いので加減がわからない人がいて、そういう人には店主が燗の浸け方を教えてるの」
時代が変わったとはいえ、「若い者がイロの付いた酒ばっかり飲まないで日本酒、燗を飲まないと日本酒の文化が廃れて次世代に伝わらないからね」
そこまで喋って脳裡に浮かんだのが、もうすぐ春、またバイト君の卒業時期がやって来る。そしたら新しく入ったバイト君にまた熱燗を教えなきゃならない。
それを言ったら、「大丈夫です自分らが教えますから」と力強い応えは返って来た。
さて、この刺身、何だと思いますか?
ニシン刺身.jpg
ニシンなんですよ。
歯応えと甘味があります。多少の小骨は混じってます。捌くのに時間がかかってたね。
何故に上大岡の焼鳥屋にニシンがあるのか。しかも刺身ですよ。謎です。聞いても教えてくれなかった。
間違って網に引っ掛かったんだろうか。
「これぞ身欠きニシンの刺身、いや、冗談。ニシンの山椒漬を喰ったことがあるけど」
会津か何処かの温泉民宿の写真に、キノコの刺身、コンニャクの刺身、それプラスニシン山椒漬が盛り合わせになてるのを見たことがある。刺身と同じ扱いになってた。
でもそれは海の無い山間の話で、私が今摘まんでるのは生食。はて?
この日の翌週に行った時にオーダーしたニシンの刺身がこれ。
意外な刺身2.jpg
同じじゃないかって。この時は「ショウガでください」って指定した。
ニシンの刺身ってアジかイワシに似ているので、ワサビもいいけどショウガの方が合うように思います
意外な刺身1.jpg
この日も何でニシンが入ったのか、ニヤニヤして教えてくれないのだ。「大岡川を遡って来たのかな」にもウケてくれなかった。
さすがに数日経ったし2回目なので小骨の数が減ってたね。
そしたら厨房の若いのが私に悪魔のような囁きを。
「〇〇さん(私のこと)ニシンの白子が1人前だけ残ってます。よろしければ網で焼きます」
ニシンの白子.jpg
珍味ですな。白子なんだけど独特のエグさがあって、燗酒を飲み過ぎてしまったよ。
夜も更けて.jpg
あまり勘定のことを言いたくないのですが、お会計の一例を。
生ビール中500円
生ビール小400円
豆アジ揚げ600円
きのこと豆腐揚げ出汁500円
鳥佳巻250円、串焼きはこれだけでした。だからマスターと会話無し。若いのとだけ。
鯛とタコのカルパッチョ700円
菜の花鶏もも肉お浸し450円
ニシン刺850円!!
群馬泉山廃本醸造2750円
総計7000円と消費税。7560円也。
ちと高いなと思ったが、最近は8000円いかない金額が定額になりましたね。群馬泉を五合も飲まなきゃいいのかな。
サイドオーダーを喰い過ぎたか。でも最近はサイドオーダーを楽しみにしている。店のFacebookで確認してから電話するようにしている。
そしてまた別の日もサイドオーダー中心でイキました。
私はこの店の要注意客のようで、店側の料理のススメ方に変化が生じた。
夕陽に照らされて.jpg
さぁ入店.jpg
トンテキ.jpg鳥佳巻き.jpg
2本だけ串焼きをオーダーしたら、「今日もサイドオーダー充実してます」と囁かれる。
いきなり2枚貝が山のように。
貝塚ではない1.jpg
貝塚ではない2.jpg
古代人の貝塚ではないです。ベビーホタテの山です。帆立の稚魚・・・じゃなかた、稚貝です。
メニューにはベビーホタテのバター醬油炒めとなっていたので帆立貝の身を炒めたものを想像したのですが、貝殻付きで酒蒸しプラスバター蒸しのような風味、香りだった。
身が小さいので歯で齧ろうとしたら貝殻が唇の両脇に擦れるので、下手したら怪我すると思い直し、箸で身をガリガリ削ぎ落としたらこうなった。
貝の身を剥いてしまった.jpg
貝のスープ???熱燗と併せて。
白ワインの方が合うと思う。この店は私が白ワインを好むことを知らない。
熱燗と併せて.jpg
飲んでしまった.jpg
ヤバッ!!全部飲んでしまった。細い青ネギを散らしてもいいと思うな。
アサリの酒蒸し、何かのバター炒め、そういうのも家で稀に出るけど、ジャン妻のは味が薄いんだよな。

ナメロウ.jpg
次にナメロウです。アジのお頭と骨がくるっと丸まって添えてある。
ここでも悪魔の囁きが。「骨、後で揚げますね」
右手の厨房からトントントントン叩く音が心地よかった。
女の子バイト君とスタッフとの会話が聞こえてきた。
「何でナメロウって言うんですかねぇ」
そっか~。今の子は知らないだろうな~。
漁師料理ですよ。獲れたての青魚(アジ、サンマ、イワシ)を船の上で三枚におろして、味噌、酒、ネギ、ショウガを載せて細かく叩いたのがナメロウ。沖膾(ナマス)とも。
揺れる船の上では醬油だとこぼれたりひっくり返るので味噌で叩くのです。盛った皿に残った身まで舐めるからナメロウ・・・だと思います。
私はナメロウの講釈は若いのに任せて口出ししなかった。皿まで舐め終わる前に、
「サンガ焼きって知ってる?」
「サンガ?」
ナメロウを丸めてアワビの貝殻に詰めたり、紫蘇の葉で巻いて鉄板で焼いたものがサンガ焼き。
「ナメロウのハンバーグみたいなものだよ」
この会話がマスターの耳に入り、
「残り身でやってみますか?」
サンガ焼き.jpg
写真に入り切っていませんが、30cmくらいの長い木のヘラの先に載っている。
残り身が少なかったのでハンバーグともいえないが、蕎麦味噌のようないい味です。
「この木のヘラは普段は何に使うんです?若いのをブッ叩くとか?」
マスターは、「ええ、時々ね」なんて言ってたけど、おそらく煮込みの大鍋を撹拌(かき回す)のに使うヘラではないかなぁ。
その他料理.jpg
そしてアタマっから揚げて貰った。メニューにないものをすみませんね。「その他料理で適当にツケといてくれ」とは言いましたけどね。
500円くらいで付いてたんじゃないかな。同じ魚で2倍売上上がるんだからいいじゃない。
この日とまた別の日に行ったら今度はオオバイワシのナメロウだったのでそれをお願いしたら最初っから骨煎餅が添えてあった。「どうせ揚げなきゃいけないんでしょ」と思ったか、後で揚げるのが面倒クサくなったらしい。
イワシなめろう1.jpg
イワシなめろう2.jpg
次に同じイワシ今度は刺身で。
「〇〇さん次イワシ刺身入ります・・・」
何をウレシそうに言ってやがる。
「凄いですね。2匹ですか?」
「前にサンマ3匹喰ったことがあるよ」
「タタキと刺身と・・・??」
「網焼き。タタキと刺身の骨も揚げてもらった」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-12-20
刺身の残り骨も揚げてくれって言ったようなもの。
イワシ刺身.jpg
骨煎餅2.jpg
この後、昨日の記事後半に載せたニシンの刺身をまたしてもオーダーしたのです。でもまだこれで終わらない。次にTRYして感動したのがこれ。
鮟肝2.jpg
「こ、これは・・・凄いな」
「でしょう!!自分なんかもこれ食べて他で食べれなくなりました」
海のフォアグラ。脂肪分が高いから普段は食べないようにしているのだが。誘惑に負けたよ。
鮟肝1.jpg
「どう見ても焼き鳥屋じゃないな~」
「他所でもこういうの注文されるんですか?」
「ここが串焼き屋だからサイドオーダーが気になるんじゃないかな。海のものが中心の店なんかだと、メニュー隅っこの方に押しやられてる肉料理をオーダーしたりするよ」
最後は定番の煮込み。小さいご飯にぶっかけて〆。
煮込み1.jpg煮込み2.jpg
若が、「ウチもあと何年かしたら、焼き鳥を焼かない店になるかも知れませんよ」なんて冗談言ってたが、串焼きとサイドオーダー、双方がいい意味で切磋琢磨して相乗効果を盛り上げてる。
私が串焼きそっちのけで片っ端からオーダーしまくる傾向が厨房の若いのに伝わり、店側もウレシイようである。骨を揚げて貰ったりワガママしてますが、信頼関係の証と勝手に思ってる。
店を振り返る.jpg
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さら~優しい朝 [さらの木]

朝のさら1.jpg
朝のさら2.jpg
湯の音で目覚める。
木々の間から朝の木漏れ陽。
外に出てみる。
朝日が.jpg
別荘地はまだ眠りの中。
別荘地はまだ眠りの中.jpg
散歩道4.jpg
広い敷地だなぁ.jpg
散歩道3.jpg
このワン君は飼い主を亡くした可哀そうな子だったと思います。
そんな目で見るなよ。
強く生きろよ。
いぬ.jpg
朝湯に浸かる。
給湯が止まったら朝餉の合図。
朝湯3.jpg
朝湯.jpg
朝湯2.jpg
おはよう雪だるま.jpg
サラダとジュース.jpg
朝のポテサラ。
「さらって全体的に野菜少なくない?」
「う~ん。そうだねぇ」
「何でかな?」
「さぁ」
「単に俺らの肉が多いからかな。Mさんってああ見えて肉好きだよね」
「うん」
肉が好きな人ってのは元気なのだ。これからもお肉を食べなきゃ。
サラダ.jpg
トマトとチーズのスープ。これ、猫舌の人でも早く器に移して食べないとチーズが固まりますよ。
スープ.jpg
パン.jpg
「何でさらって朝はパンなのかな?」
「宿で作ってるからよ」
「そうなのか?」
「何を今更。知らなかったの?」
「知らんかった。伊豆ってあっちこっちにベーカリーショップありそうだからそこから買って来るのかと思った」
「それじゃ意味ないじゃん。Mさんが自分で焼いてるのよ」
「だからいつも違った形状のパンなんだな」
「・・・」
プレート.jpg
オムレツ.jpg
リゾット.jpg
Mさんに、「前回のように、朝から焼き鳥(皮付きコンガリ)や熱川ポークのチャーシューは重いよ~、ソーセージかベーコンにしてくれ~」と我が儘を言うて供されたのが御殿場ソーセージ。コンガリ。
御殿場ソーセージ.jpg
ジャン妻が家で調理するグリルソーセージは焼きが甘いのです。レアなステーキ肉が好きなのは知ってるけどソーセージまでレアなんですよ。
「コンガリしてると美味いだろ」
「まぁね」
「家でもこれくらいコンガリしてくれないかな?」
「・・・」
ジャン妻の背後にMさん.jpg
デザート1.jpgデザート2.jpg
う~ん・・・デザートはどうも苦手だ。
甘いし酢っぱいし。甘味と酸味がダメな私は塩辛が欲しくなったよ。
Mさんに、「デザートは拷問だ~」と暴言を吐いてしまったごめんなさい。
朝のさら3.jpg
さらと青空.jpg
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さらで日本酒~それも熱燗 [さらの木]

個人の家ではない1.jpg
個人宅ではないです。
伊豆八幡野高原の別荘地にあるお宿です。
TOTAL訪宿数では会津蕎麦宿、甲斐南部(船山温泉)には届かないが、1年の訪宿回数では凌駕しそう。
個人の家ではない3.jpg
表札.jpg
ウエルカムスイーツ.jpg
宿にも宿の周囲にも、特に何かがある訳ではないの。
伊豆高原の文化は私が興味をソソるものはないし。部屋にいるしかない。
伊豆=別荘地=リゾート地、そこにいる自己満足??
贅沢なくらい退屈な午後の時間が過ぎていく。
湯が注がれる音が心地よい。
寝そべる1.jpg
寝そべる2.jpg
外は曇り空.jpg
注ぐ湯が止まったら、「夕餉ですよ下に下りていらっしゃい」の合図。
「自動で止めるのかな?」
「さぁ。手動じゃない?」
Mさn(ママ)が細腕で、給湯バルブを力技でグイグイ締めて止めるのかも知れない。
で、いきなり刺身ですが。。。
鮮度抜群の刺身.jpg
刺身が美味いぞ。マグロが上モノになってる。
「美味しいね。赤身」(ジャン妻)
「もしかしてインドマグロに変えたんじゃないかな?」
私らもトロより赤身がいい年齢になってる。インドマグロにグレードアップすると、キハダやメバチで満足できなくなっちゃうぞ~。
何処かでコストカット(原価を下げた?)したに違いないとイヤらしいチェックをしたら、白身の刺身(鯛だったかな)が2枚だった。アハハ(笑)。
アジは生姜.jpg
前菜.jpg
前菜、豚ロースの巻物(これが美味かったねぇ)、イワシのマリネ何とかソース、スズキの何とか。
クリームチーズ、大好物のサーモンのタタキ。
お引越し2.jpg
サーモンタルタル、クリームチーズ、烏賊塩辛を纏めて小皿にお引越し。
さら三種の珍味!!
塩辛は前はちょっと筋っぽかったが、回を重ねる毎にやわらかくなってきた。
和の台のもの1.jpg
何処かのダイニングの床タイオルを1枚引っ剥して来たような台に載った和食ティスト。
桜シウマイ、ウドとフキノトウの天ぷら他。
サクラシウマイ.jpgサザエと塩辛.jpg
春の天ぷら.jpg忘れた.jpg
実家の庭にふきのとうが生えてくる時期を過ぎてしまったな。
「最近、家で天ぷらしてくれないし・・・」
(それを無視して)「こういうのがコースの間に入るといいよね。お客さんだって日本酒飲みたくなるわよ」(ジャン妻)
「儲けに繋がるな・・・」
またしてもイヤラしいことを言う私は今宵、白ワインを外して何と、この宿で熱燗を呑んでいます。冷やはともかく熱燗は初めてじゃないかな~。
さらの料理に熱燗?
センス無いってか?私もそう思うよ。でも他に誰も見ちゃいないから、お洒落でも何でもない飲み方してます。
チェックインして部屋にウエルカムスイーツを持って来たMさんに聞いたの。「熱燗できますか?」って。
疑うように聞いたら、「できます」って言うからさ。
「そりゃできるでしょ」(ジャン妻)
できないわけない。温めりゃいいんだからね。この宿でそういうセンスの無いものをオーダーしていいものだろうかとやや躊躇した。でも結婚披露宴で料理はナイフとフォークなのに、安酒の日本酒熱燗を呑んでるオヤジが必ずいるでしょう。それと一緒だよ。
前はドリンクメニューの隅っこに押しやられて肩身狭そうに、「日本酒」とだけあったのね。今は和歌山の羅生門、地元静岡の正雪が置いてある。一升瓶じゃないですよ。
常温か冷やは羅生門、熱燗は正雪の方が飲み易かった。
「ここ(さら)で、こういうの(熱燗)頼むお客さんなんているの?」
「おりますよ」と言う。
でもそのクセ徳利の大きさが違うのは普段あまり出ないからだと思う。
「熱燗、如何ですか?ぬるくないですか?」
「ちょうどいいです。こういうのは何もウチじゃなくって場末の酒場で飲めばいいのにって思ってるだろっ?」
「そ、そんなことありません」[あせあせ(飛び散る汗)]
飲んだもの.jpg
毒舌が止まらなくなってしまった私は桜シウマイを摘まみながら、「これってもしかして今日買って来た(崎陽軒の)シウマイ?原価が無料(タダ)だから?」
原価が無料・・・この台詞は静岡の某居酒屋の店主が言ったのだ。原価がタダだからおとおしに如何です?って。
だけどMさんは目を引ん剥いた。そんなことないって。手作りだって。
「何をバカなことを」(ジャン妻)
「冗談さよ。でもさすがこの桜色の崎陽軒シウマイは美味いよ~」(もちろんママの手作りですよ。)
アヒージョ1.jpg
アヒージョォォォォォォ!!
「グランカーヴ(河より低いBAR)でも出たな」
「うん」
「時折コメ下さるコメント下さるちまきさんって方がアヒージョお好きなんだよな~」
「どんなBlog?」(ジャン妻)
「野毛中心の飲みBlog。金沢にも行かれたらしいよ。女性の品質・・・じゃなかった、女性の品格だ」(ご本人の承諾を得て掲載しております。)
アヒージョはスペイン料理。こういうアブラアブラした料理を最初に考案した人に敬意を表するよ。こういう料理が存在すること自体知らなかったモン。
アヒージョで熱燗飲むと腹中熱々になりますよ。
アヒージョ2.jpg
アヒージョ3.jpg
ここからニクニクになります。
ローストビーフ。
静岡の居酒屋より薄くて柔らかいぞ~。
ローストビーフ1.jpg
ローストビーフ2.jpg
ステーキ。国産牛か外国産牛かは知らない。
焼き方がいいね。かつてはウエルダンだった私がもうすっかりレアに馴染んだ。
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この赤いのは赤カブをやわらかくしたものかな。ジャガイモのスライスのようでもあるが。
これはなんだったかなぁ.jpg
Mさんは何処で料理を修養されたのか教えてくれないのだ。料理の師匠は何処の誰なんだろう?
出来あいのものは一切ないうえに和洋バリエーションが多い。それでいて、「リピーターさんには基本、料理は変えるようにしています」(Mさん)
その都度出したものを覚えてるのかね。でも私らは変えないで欲しい派。細かい菜(サイ)は変えてもいいけど、「ここに来ればこれが喰える」ってのがあればいいの。サーモン、チーズ、ビーフ&ビーフ。。。

そして部屋で二次会。デザート付き。
お皿に描かれたのはもちろん私たちのこと。
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イルミ.jpg
夜も更けて.jpg
ジャン妻は先に夢の中。
私は1時間ほどでオチた。
夜中に目覚めたら、いつの間にか湯の音が消えていた。
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東武線プチ廃線跡 [鉄路と風景]

太田駅から歩いている。
太田市は外国人さん(ブラジルの人)が多いのと、北関東屈指の歓楽街南一番街とか、別のカオが幾つかあるのだがここでは触れません。歩いてみるとハマりそうなのですが。
私の公用先は駅から西へ徒歩15分ほど歩いたところ。HPにはアクセス10分となってたが、10分じゃ着かない。
途中、東武桐生線の高架下を歩く。長大な高架建造物が頭上にあって長々と続いている。
この高架化工事は平成7年~平成18年までかかったそうで、高架での運行開始日は平成16年11月25日。
それまでは私が歩いている地面を走っていた。
高架化工事について。太田市のHPから抜粋。
事業箇所は太田市東長岡町~西本町。総延長6365m、そのウチ伊勢崎線2930m、桐生線1935m、小泉線1500m。
踏切17箇所を撤廃して道路交差を32箇所にした。総事業費約289億円。
誰かが言ってた。「上州では渋滞がない」って。
そうではない。くるま社会だし、上州で渋滞が全く無い訳ではない。東京都のような酷い渋滞は稀だというだけで、その代わり僅かな信号待ちでも渋滞と呼ぶんだよ。
私が歩いている太田市は富士重工(スバル)や三洋電気の城下町。関東内陸部の工業地域でもある。くるまの数が多いので、現在でも郊外はまだしも太田駅周辺は渋滞するね。東西に走る県道2号線(東国文化歴史街道)が南北に通る407号と鍵型に重なる辺りはノロノロしてますね。
太田駅.jpg
太田駅は東武伊勢崎線、桐生線、小泉線、3線がクロッシングするので、高架になる前はこの3線の踏切が渋滞に拍車をかけたそうである。それが高架化によって東西方向で約7分、 南北方向で約5分移動時間が短縮したと太田市は豪語する。
それまで3線で市街地がズタズタに分断されてたのが一体化し、立体交差が増えたので鉄道を横断する為の渋滞がやや分散したというが。はて、そうなのかな。
駅も高架も近代的になったが、駅の周辺は北口も南口も商店街が衰退し空洞化しているように見える。私は在住中に太田市郊外も走ったが、ロードサイドの方が大型複合商業施設が出店していて人がいるからね。
(何処の地方都市もそう。伊勢崎市もそう。高崎市はまだマシな方ではないか。それはまぁさておき・・・)
太田駅方面.jpg
桐生駅方面.jpg
東武の高架下は駐車場になっている。
歩いている間、頭上の高架(桐生線)にぜんぜん電車が走らないぞ。桐生線も伊勢崎線もよほどダイヤがスカスカに違いない。
その桐生線高架下の駐車場が途切れた辺りに発見したもの。
橋台1.jpg
橋台だ。
高架前の桐生線、旧路盤の橋台だな。レンガ造り。
そうか。ここは旧路盤跡なんだ。そりゃそうだ。上に高架があるんだから。
橋台2.jpg
橋梁の下部構造物としては橋の両端にある橋台と、その間に2径間以上設けられる橋脚(河川や河川敷に立つもの)とある。
橋台は鉄路の盛り土、路盤と水平に連続して設けられる。河川に面しているので、土留擁壁のような意味合いの構造でもある。
設計者は橋やレール、車両を載せた垂直(鉛直)方向の荷重、水平方向の土圧の荷重、河川や用水路の水流に触れる場合はそれらも加味されて設計される。
この橋台は河川というよりも用水路、灌漑水路を渡るミニ橋だったに違いない。
橋台3.jpg
これは伊勢崎線高架下の橋台。
複線分の幅があるような。
橋台5.jpg
こういう橋台の遺構は新しい橋に付け替える際にも発生する。旧くなった橋から少しズラして架橋しなおしたりするケースである。
この場合は、上に(天空に?)連続して架橋しなおしたケース??
橋台4.jpg
1級河川や水量の多い川で廃止後にこれらを放置しておくと、川中にあることで水の流れを阻害してしまう橋脚は早く撤去されるが、両端にある橋台はそれほど影響はなく廃止後もそのまま残存しているケースが多い。
後年、河川の護岸整備等で撤去されるだろう。
旧路盤の上へそのまま高架化したから、再利用されない限りしばらくはこのままかも。
赤城が来た.jpg
11:30の上り赤城で帰京しました。往復と届出、併せて1時間かかった。
プチ橋台から離れて、某病院の前にあるこの店、前に一度だけUPしたことがあるのですが、閉まってたのでこの日、私はランチ難民になってしまったのです。
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この店にはサンマーメンがあった筈。廃業しちゃったのかなぁ。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-11-10-4
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群馬の電車伝説 [人間ドラマ]

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上州に住んだ最初の頃、公共交通機関(電車、バス)の本数の少なさに驚いた。
高崎駅、前橋駅までの運行本数はともかく、高崎から枝分かれする電車(信越線、吾妻線)や、前橋から先の両毛線のダイヤは少ないね。ましてや八高線なんか・・・。
少ない本数の電車に乗って次に驚いたのが、押しボタンによるドア開閉。15両編成の高崎線(上野東京ライン&湘南新宿ライン)は籠原駅で5両を切り離して10両編成になるのだが、そこから先はボタンを押してドアを開閉します。
妙義、榛名、赤城から強風が吹き付けるので、OPEN時間を短くしているのです。
最初、ドアが開かないので怪訝に立ってたら、私の背後から後ろの客が腕を伸ばしてボタンを押したからね。
ドアを開けて乗降する時は車内に残ったお客さんの為にボタンを押してドア閉めするのもマナーのようです。
「ドアを閉める時、後ろのお客さまへのご配慮をお願いします」なんてアナウンスを聞いたことがあるよ。JRは客に開閉させておいてるクセにさ。
1年住んでて、ホームに下りながら閉めるボタンを押す技も会得しましたよ。
高崎線は籠原から押しボタン式になる。押しボタンならまだいい方で、信越線の旧型車両(107系、115系)などは重たい扉を手で左右にこじ開けるんですよ。
横川行.jpg
ドア1.jpgドア2.jpg
重たいのだ.jpg
車輌によっては結構重いのだ。私は最近、50肩なので痛むのだが、傍らにか弱い女子中学生やお年寄りがいると自分が開けざるを得ない。「アナタ男なんだから開けて下さいよ」の視線を感じるしね。
マニュアルが貼ってあったりする。
マニュアル.jpg
(神奈川の相模線もドアはボタン開閉です。単線なので上下線行き違い駅で停車する時は車掌がドアを閉めます。丹沢おろしが吹き付けるからです。)
実家が上州で今は都内に住んでる女性社員に、
「群馬って電車のドア手で開けるんか?」
八つ当たりのようにメールしたら、「アタシ(群馬で)電車に乗ったことないのでわかりません」という無愛想な返信が返って来た。
乗ったことない?
乗車経験無くて成人したヤツなんているのか。ところが以下、実話です。今年2月のハナシ。太田市に向かった時のこと。
高崎から両毛線で伊勢崎まで出て、東武伊勢崎線に乗り換えるべく改札を一旦出たのだが・・・(・・・この辺りが、JRが未だに旧国鉄時代の官の気風を引き摺っていると言われる。私鉄との乗り換え改札が少ない。乗り換え改札があるのは大手私鉄の本線に限られるのではないか・・・)・・・
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伊勢崎駅乗り換え東武線改札.jpg
JR改札みどりの窓口前で、1人の老婦人にこう聞かれたものである。
「あの・・・新伊勢崎ってどこで(キップ)買えばいいのですか?」
「???」
東武伊勢崎線の改札はJR改札に並んですぐ左側にある。
その老婦人、SUICAをお持ちでないらしい。
私は東武伊勢崎線の券売機を指した。「そっち」って。素っ気ない仕草でね。
「ああ、JRじゃないんですね」
「JRじゃない。東武」
これで終わると思いきや、今度はこう言われた。
「いくらでしょ?新伊勢崎まで行くんですけど」
いくら?ったって、私だって新伊勢崎までの運賃なんか知らない。
「券売機の上にある路線図見りゃいいじゃねぇかよ」・・・とは言わなかったけど。SUICAを持ってりゃ残高さえあればスルーで改札入れる訳で、路線図はともかく運賃なんて見ないからね。そういえば見なくなって久しいけどね。で、何だって?新伊勢崎だって?
新伊勢崎は伊勢崎から1つめの駅だから距離的に歩けなくもない。私は新伊勢崎駅最寄(でもないけど)の行政に歩いて行ったことがある。(最寄駅を間違えた)
その辺りは近年、高架になった。「高架橋に沿って歩いても行けるよ」・・・そう喉元まで出かかったが、私はその初老の婆さん・・・いや失礼・・・老婦人と連れだって路線図を見上げた。
路線と運賃.jpg
まず自分が今いる伊勢崎駅を探す。新伊勢崎駅は1つめの駅だからすぐ隣に表示されている筈である。
すぐには見つからなかった。その路線図は東武伊勢崎線、日光線、鬼怒川線、亀戸線、大師線、野田線、佐野線、桐生線、小泉線、宇都宮線・・・東武東上線エリアを除く全線が網羅されていた。
新伊勢崎は何処だ?.jpg
終着駅でもあり起点でもある伊勢崎駅は右端にあった。
「これだよ」
「あ、ありますね。ひとつめなんですね」
「そう。ひと駅め」
SUICAをお持ちでないようで100円玉2枚を券売機に入れてた。
私の役目は終わったと思いその場を去ろうと、自分が先に改札に入ろうとしたらまた呼び止められ、
「これ(キップ)どこに入れればいいんですか?」
「???」
私はこの婆さん・・・失礼・・・老婦人は軽い認知症か、私をからかってんのかと。再三の質問にウルサくなったのもあってやや眉間に縦皺が立ったかもしれない。
SUICAをタッチする改札にキップを当てたって反応しないよ。
苦笑しながら、「ここに入れるんだよ」、キップを入れる改札口を指した。
「ああ、入れるんですね」
次にこう言われた。
「私、電車に乗るの初めてなんですよ」
???
なんだって?
電車に乗るの初めてだって?
前述の女性社員からの返信、「アタシ(群馬で)電車に乗ったことないのでわかりません」を思い出した。
そういう人っているんだ。いくらくるま社会とはいえホントかなぁ。
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しばし立ちすくんだ私の前を、東武の職員さんが別のお婆さんを介添えしながらJR改札に案内しているところ。
それを見て私の心中に化学変化が起きた。さっきは私もゾンザイな口調だったが、乗ったら乗ったで今度はあの婆さん・・・失礼・・・老婦人が新伊勢崎駅でちゃんと下りるかどうか気になってしょうがなくなったのである。
ホームに上がった。
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先頭車両を撮影してから4両編成の電車に乗り込み、その婆さん・・・じゃなかった老婦人を探した。せめてその老婦人と同じ車両に乗って顛末を見届けてやろうと。どうせ同じ電車に乗る訳だしね。
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始発でもあり、通勤通学時間を過ぎているので車内閑散、ガラガラである。伊勢崎や太田は外人さんが多い街なので、朝夕は外国っぽいイントネーションが飛び交うのです。製糸場への観光鉄道のカオを持つ上信電鉄車内とは全く違いますね。
老婦人は後方車輌にいた。私に気付いた筈だが別のお年寄りと談笑している。
電車が動き出した。単線の高架橋をゆっくりカーヴしている。
ものの1分足らずで新伊勢崎駅に到着、私は「ここだよ」と指してやろうと身構えたが、老婦人は私を散々手こずらせたのを忘れたように黙って下りていった。「あら1駅めなのね。これだったら歩いてもよかったわ」とでも言いやがるかと思ったが。
その老婦人、「JRじゃないんですね」と言ってたから、JRが何かは知ってるのだろう。だいたいここ伊勢崎までどうやって来たんだい?地元の人なら伊勢崎、新伊勢崎、東武伊勢崎線、JR両毛線、それらの位置関係はご存じだろうにさ。
電車に乗るのが初めてではなく、東武伊勢崎線に乗るのが初めてなんだろう、そう思い直した。
でも見届けたんだからいいや。
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克~1階2階ハシゴ酒 [BAR]

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この酒BAR、私には危険な存在である。
定宿、ドーミインの斜め真ん前にあるからである。最短距離で部屋に戻れるから、飲み過ぎても無事に道路を渡りさえすれば今宵のねぐらに辿りつける訳でさ。呑むペースや危険水域(酒域?メートル)がUPしてしまったのである。
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1階には初めて見る男女スタッフがいた。物腰やわらかく丁寧に応対して下さった。
「マスター2階にいるの?」
「おりますよ~」
ご挨拶だけでもと思ったが、まぁそのうち下りてくるだろうと。店の入り口入って右、立ったまま腰かける長椅子コーナー、そこは私のお気に入り。誰にも気兼ねせず陣取った。
自分で燗をつけます。
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克はBARなんだけどっ!!
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焼きそばなんか喰ってるしっ!!
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ハムカツなんかも喰ってるしっ!!
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焼きそばとハムカツを平らげた後で、
「上に上がっていい??」
「どうぞ。空いてますよ」
フロアから見上げる.jpg
コツコツと階段を上がる。
初めて見る2階である。
ここで飲み直し。なるほどこういう造りになっているのか。黒を基調にしたシックな雰囲気です。BARだね確かに。
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軽く晩酌にしました。
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豚汁2.jpg
肴盛り合わせ.jpg
克はBARなんだけどっ!!
肴1.jpg
肴2.jpg
ママも顔を出せれたので、「チーズオムレツなんてできないよね」
マスターはママに聞いてはくれたのです。
「チーオムできるか?」
「ちょっと・・・」(ママ)
「いやいや次回でいいですよ。いつかまた」
「青いのが無いので」(ママ)
「青いの?青唐辛子?またアタっちゃうよ」
「笑」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-10-03
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見下ろす.jpg
またいつか.jpg
コの字カウンターが小さいので別のお客さんの視線が気になっちゃう。自意識過剰なだけで、実際は誰も私なんか見ちゃいないだろうけどさ。
窓から外も丸見えでさ。外からも私は見えるのかな。
2階より1階の方が気は楽だね。1階の男女スタッフ(雇われさん?)もいい味出してるんですよ。別会計、全く別の店だと思った方がいい。
私は齢50過ぎてこの店の1階で立飲みデビューをしたようなものです。ジャン妻なんか「立飲み屋なんて絶対にヤダ。行かない」って言い張るからね。「立飲みってずっと立って飲んでられないから、テーブル席よりもマナーが求められるんだよ」と言ってもダメ。
「立飲み屋は大人の駄菓子屋」と言ったのは俳優の故・大滝秀治さん。東京渋谷の「富士屋」だったかな。大人の止まり木とも。
それ也のルールがあって、基本は人のジャマをしない、ジャマされないのが立飲み。私はこの店の1階、立ちスペースが気に入っています。でもチーオムは1階でいただけないだろうしなぁ。
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ヘンな店だけど愛されて [居酒屋]

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私は横浜駅西口や新橋とかの繁華街では呼び込みに声を全くかけられない。
何故だか自分でもわからない。たいして金を持ってなさそうだからカモにならんと見られてるのだろうか。だが上州のこのアーケード街では声を掛けられる時がある。
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「どうですか?」
どうですかじゃないよ。でも彼らも生き残る為に必死です。寒いのにお客を呼び込んでる。
悪いけど私はそういう誘いに乗らないよ。
「この先に行くんだよ」
この白い電光看板を指すと呼び込みたちが引いていく。
梅ふく2.jpg
梅ふく1.jpg
満席でしたが、ママがカウンターに折り畳みの補助席を出してくれました。
でもその補助席は私ではなく先客の方が、「自分、補助席でいいです」と譲ってくれたのです。もちろんこっちも「後から割り込んだんだから、私が補助席にしますよ」と固辞したのですが。
カウンター正面.jpg
モーちゃん.jpg
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カウンター越しに自分の猪口を私に突きだすホロ酔い店主。注いでくれって。
未だ私も一口も飲んでないんですけどっ。
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新メニュー、グッチャグチャのマグロ納豆。
この適当な混ぜ加減とルックスこそ店主の酔い加減の証明である。
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お隣の2人組は千葉から出張され、2夜連続でこの店に来られたとか。
「気が付いたら連続で来てしまったんです」
これがこの店の魔力である。こんなヘンな店の何処が(失礼)酔客を惹きつけるのだろうか。
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このメンマ・・・ではない、この店では支那竹という。美味いですよ。

2人組が帰られてから1人来られた常連さんは私とも顔馴染。
「いつもこんな感じですね」
「この店はねぇ。ママで持ってるんですよ」
私もそう思う。
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ホロ酔いの店主がデカいバケツに入ったおでんの出汁(スープ)を継ぎ足した。
スープを毎日継ぎ足し継ぎ足ししてるんだね。
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「今日の背中は何?」
「・・・」
背中の主張.jpg
梅ふく3.jpg
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六時の七 [居酒屋]

時刻は6時ちょうど。
2階の電気も点いてないし。今宵は空いてると見た。
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私は最初の客。
「今年初めてですよ」
「そうっスね」
「前にうさぎさんトコでお会いしたじゃない。あの時に年始の挨拶したからいいやって」
「笑、で、いらして下さったんですね」
「うん」
また肥えられたような。
お品書き1.jpg
お品書き3.jpg
お品書き2.jpg
いきなりおとおしで粕汁です。美味しいけど。ビールに合う訳ないよな。
「寒いから粕を入れたんです」
ああ、そうなの。でも椀が冷たいぞ。寒いから粕を入れたとアピールするならそれを入れるお椀も温めなきゃ。
おとおし.jpg
例によっておとおしでズッコけるのだが、ここから盛り返す。
すぐヤマになりそうなので。真ハタの刺身。
(量が少ねぇな。)
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ウニの春巻き。
春巻というか、挟み揚げですな。
ウニの春巻1.jpg
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ジューシーな鴨つくね。軟骨とネギも入ってる。
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和牛メニューが3つあった。和牛タタキ、新玉和牛サラダ、和牛焼き。
「タタキはわかるけど他は何?どう違うのさ?」
「和牛サラダは・・・ほら、あれですよ。タマネギを細かく刻んだヤツ」
「ああ、あの食べ難いヤツね。じゃぁタタキ」
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なんちゅうサシだい?.jpg
凄いサシではないの。
次にアイナメ唐揚げ。
あちゃ~ポン酢かよ。あれ?こりゃ蕎麦宿の揚げ蕎麦の汁と同じだな。美味いぜ。
アイナメ唐揚げ1.jpg
アイナメ唐揚げ2.jpg
お酒はビールの後で3つほど飲み比べをした。
「そこに貼りだしてある中で何がいいですかね?」
マスターが指したのはいちばん右のやつ。梅乃宿。
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一合800円の高いのをススメやがったな。だが高いのには理由があって、
「この酒、無濾過なんですよ」
「無濾過?」
ラベルも見せて貰った。「UnfilterSAKEって書いてあります」
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「薄く濁ってるぞこれ?」
「濁りじゃないけどそれに近いかもですね。度数も18℃と高いですよ」
奈良県天理市の酒です。ちょっとキツい度数なので次は雪男にした。鶴齢で有名な青木酒蔵のお酒です。
マスターは、「鶴齢と同じなんです」と言ってたが、だったら鶴齢でいいじゃんかよね。何でまた雪男なんて怪獣みたいな名前を。
他、石川県久世酒造店の能登路。これは本醸造なので燗にして貰った。
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「チータラとは何です?」
「タラを伸ばしたものですよ。のし鱈です」
それにチーズを挟んで揚げたもの。
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「もう7年経った?」
「あ、今年の〇月で6年経ったので、7年目に突入しました」
「七だから7年営ろうねって」
「前に言いましたよね」
「同じ場所でずっと続けることって価値あることだと思うよ。たまにしか来れないけど最初の頃に比べて料理が格段に美味くなったし」
マスターは照れてる。
「この街って若くして独立した店主が多いような気がする。テナント料が安いのかな?」
「安いっスよ。坪単価で〇千円かな」
「そりゃ安いね。新橋辺りの坪単価は2万円後半だからね」
「シャッター商店も多い代わりに、飲食店の雇用もそんなにないのかな。だったら独立しちゃった方がいいかもね。では来年、何かイベントでも?」
「盛大にやろうかなと。いや、結局は普段と同じかな」
店主.jpg
裏情報も得た。
〇郎さんのことも。それと柳川町の某ホテル近くに「雅楽」(琴や三味線とか和楽器)の十二律のひとつ、ギターやキーボードの世界でいうところのDコードの名前の店がOPENするという。
自分はもう高崎駅界隈で新しい店を開拓する気はあまり無いし。ましてや柳川町ってのは今でも独特な雰囲気だからね。
「柳川町って行かれたことあります?」
「一度だけね。はなたれっていう店に行った」
「ああ、あの店、どーでしたか?」
「寿司屋の造りで若い店主だった。私はカウンターの真ん中に1人でいたんだけど、両サイドの端にその筋っぽい男性が女性連れててさ、そのうち男女で口論みたいになっちゃったんだよな。私の左右は2席か3席ぐらい空いてるんだけど、後から来たお客さん座れやしない。そのウチまた私1人になったら店主が気ぃ遣ってくれて、初めて来ていただいたのにスミマセンって。最初の店の印象って大事だよなぁって思ったよ」
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「今、月に2回くらい(来てる)スか?」
「これからは減ると思う」
「そうなんですか?」
「もう私のやってることを徐々に現場にやらせる。今までは簡単な内容でも自分がここ(群馬)に来たいっていう理由だけでホイホイ受けてたけど、そしたら東京神奈川の社員と差がついちゃってさ」
「・・・」
「都内神奈川の社員がアタリマエにできることが、群馬の社員だけできないままなんだよ」
「ああ、そういうのって何となくわかります」とカウンター奥の常連さんが言った。
「そうなんですね」
「うん。来るには来るけど。後進に任せることも考えなきゃいけないし」
「でも・・・それって寂しいじゃないスか」
「まぁな・・・」
でもこれからはその寂しさに耐えなくてはならないかも知れない。
自転車を変えたな.jpg
マスターは自転車を変えたな。
でも相変わらず電動だよねこれ?
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