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中田の雪ぐに [ラーメン]

寒気が南下してトテモ寒い日だった。横浜市営地下鉄中田駅の南裏、この場所以前はオヤジ1人とミドル女性の2人で営ってた大衆中華屋でカウンター10席しかない小さな店。数年前までたま~に定食を喰いに来てたんですよ。
そこがいつの間にか味噌ラーメン専門店になっていた。神奈川出身の店主が新潟の味噌ラーメン有名店で修行して、ラーメン不毛の地に近い横浜市泉区中田で味噌ラーメン専門店を出店したというもの。
私は味噌ラーメンはオーダーしない方だがあまりに寒かったので、こういう寒い日には味噌ラーメンも美味かろうと初訪問。
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ミソラーメン800円、大900円、小650円。。。
甘エビミソラーメン850円、辛ミソラーメン850円。。。
甘エビミソラーメン大950円、小700円、辛ミソラーメン大950円、小700円。。。
近日登場予定の醬油ラーメン650円、大7550円、小500円。。。
ギョーザ5個350円、チーズギョーザ5個400円
妙高山コシヒカリ150円と小100円。。。
これは店主の叔父上が現地で生産しているお米だとか。「魚沼産に負けないお米の旨味。味噌と相性抜群」と謳っている自信作。
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無難にミソラーメン800円&コシヒカリ100円&保険で無塩バター1個。
若夫婦で営ってるのかな。女性が言うには、
「そのままだとニンニクが入ってますが大丈夫でしょうか?」
「う~ん。。。無しで・・・この後で人と会うからさ・・・」
後から客が1名、2名、2名、パラパラ入って来る。私が着座して10分もしないのに満席になった。
「すみません只今満席ですので外でお待ち下さいませ」が繰り返される。その度、私の背後の自動ドアが開いたりするので寒いのだ。
どっかそこらで施工してたオッさん2人組は外でじーっと立って待ってる。寒そう。
客の回転率は遅い方だと思う。20分くらいかかりましたよ。
「熱いのでお気を付けください」
ホントだ。器が重くて熱い。行平鍋ですね。熱を逃がさないようにする器。
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スープは白味噌ベース。熱々です。街角中華によくあるブリキ缶の業務用味噌ではなく妙高高原から直送もの。際立った主張や塩辛さはなく飲みやすい。
かなり熱いですよ。最後まで冷めなかったモン。客の回転率が遅いのはこの熱々も要因でしょうな。
麺は中細、若干ちぢれ麺。これも熱々。カウンターから見て奥の扉に製麺室とあった。自家製麺でしょうか。
具は挽肉、タマネギ、もやし。これも熱々。タマネギが多く食べても食べてもなかなか減らないぞ。
麺に絡んでタマネギ。スープに混ざってタマネギ。スープの底からタマネギ。ドロドロにヤワいタマネギではなくシャキシャキした食感のタマネギ。甘味が出てスープが美味しい。バター要らないです。
ラーメンの基本的なルックスを満たしていない独自のものなので好みは分れるかもです。デフォでチャーシューやメンマが入ってないのでちとお高い感はするけどね。
チャーシュー3枚250円、煮たまご100円、無塩バター100円、穂先メンマ100円、のり50円。。。
できればキャベツを追加して欲しいな。
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美しい脂.jpg
「ごっそさん」と言って私は器をカウンター上に上げた。
店主が寄って来て、「次回、ヨロシイ時に是非ニンニク入りをお試し下さい」と言う。
「エェ~~ッ!!」
私はわざと素っ頓狂な声を上げた。
「こう見えても人と接する仕事してるんだぜ。日中は無理だよぉ」
「では夜にでも」
是が非でもニンニク入りを喰わせたいらしいな。
「わーったよ」
「ありがとうございました」
軽く左手を挙げて出ました。
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横浜市泉区にラーメン店が少ない理由を考えてみた。
相鉄いずみ野線の駅前や沿線は相鉄不動産が開発した住宅地であって繁華街ではない・・・
市営地下鉄の駅は駅前商店街になり難い。地上に上がったらそのまま何処にも寄らずに帰宅してしまう・・・
どちらも乗客数が多くない駅ばかり・・・
東西を走る長後街道が拡張されたことで南北に分断されてしまった・・・
駐車場が確保し難い・・・等が挙げられる・・・と思う。
この店も長後街道に面していない。飲み屋が幾つか入った雑居ビルの裏にある。表には客を誘う第二看板があった。だが中央分離帯もある2車線のダダっ広い道路向かいからわざわざ来る人がいるかどうか。道路のこっち側にいる人しか来店しなさそうである。
シンプルなメニュー構成とハンデありありの立地だが頑張って欲しいもの。
入店時、出店時の優しい気持ちのこもった挨拶や接客がスバラしいので、また行くとは思います。
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ラーメンスクエアニューフェイス [隠れ郷土史&ラーメン]

私がよく出向く立川市の公用先が移転することになった。建て替え工事らしい。
建て替える必要あるのかな。現状でもまだまだ充分営っていけそうだが。工事は平成32年の春までかかるそうで、その間の最寄駅は南武線の西国立駅になる。
先日、現庁舎に最後に出向いたら、担当官の窓口に移転先の地図があった。
「次回はこっち(仮庁舎)ですね」
「ハイ。2月の〇日までこちら(現庁舎)で受付ます。それ以降はこちら(移転先)で」
「西国立駅から歩けるんですか?」
「歩いて・・・10分ほどです」
ってことは15分だな。それくらいなら立川駅から現庁舎までとさほど変わらない。歩いて行けますか?の質問の裏には、西国立駅界隈って飲食店あんのかな?
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そうか。立川駅界隈ともしばしお別れか。
東京からでも横浜からでも立川だとちょうどランチ時になるのです。数軒行きました。
真っ暗な店内で真っ白い麺「鏡花」
醬油スープが絶品「とと本店」
初めて食べた油そば「宝花」
愛想の無いオバちゃんだが味はいい「丸幸」
大正元年創業「福来軒」
ワンコインランチ、これで営っていけるの?「得得屋」
クローズ前の一期一会だった「HARUPIN」
大好きだった街角中華「みよし」
みよしは「Kishi」になった。
そしてラーメンスクエア。。。
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仮庁舎移転先は南武線ひと駅の西国立駅。なのでまた来ようと思えば立川に来れますが、しばしのお別れ?に、ラーメンスクエアに寄ってみた。
私が好んでいた「絆」は出てってしまったが、タレント店主たちの顔触れが若干変わってる。
「いちや」、「萬燈行」は長いね。「恵比寿」も。このフロアが居心地良くなっちゃったんだろうか。
重たそうなのは避けて醬油系か塩系統を探したら。
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マイスター.jpg
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「醤道」(ジャンドウと読むらしい)
券売機の前に立ったらすぐさま「いらっしゃいませ」が店内からトンできた。
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何だこれはぁ!!
って思うでしょ?思いません?
知らない人が見るとスープを吸って伸びたラーメンみたいでしょ。そうではなくてスープが少な過ぎなのですよ。

麺はメチャメチャ美味い。決して太い麺ではないが噛み応えがあり、麺に既に味が付いているように思った。でも醬油マイスターとまで豪語するほどでもないよ。
ラーメンを喰ってる感じはしなかった。器は小さいしスープも麺も半分ほどのボリュームしかないんだモン。
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次に「麺肴ひづき湯きりや」
この店は黒醤油拉麺と醤油麺コクにごりがウリだが、私がオーダーしたのは丸鶏清湯麺という中途半端なシロモノであった。
スープはまぁ無難ですが、麺に噛み応えが全く無かった。むしろ黒々としたメンマの方が味も浸みて噛み応えがあったね。
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やはりこの店のウリ、黒々した醬油系にすれば良かったかも。
では立川を去る前に、お蔵入りしていた曇空天下の小散策記を。
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立川市の行政から南、中央本線が残堀川を渡る脇にある普済寺。
立川氏(立河氏)という豪族がいた。立河宮内少輔宗恒という人。
ここへは立川駅~行政~徒歩でトコトコ歩いて来たのですが、途中で29号線の旧動(旧奥多摩街道)で西に向かうのを新道(新奥多摩街道)まで出てしまい、多摩川の支流、残堀川が多摩川に合流するところまで出てしまった。行き過ぎたのです。仕方がないので残堀川に沿った散歩道を歩いた。
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しばらくしたら目指す寺が見えるのだが、そこからすぐに寺に入れない。
中央本線まで歩くハメになり、そこの坂を上がって川を見下ろしたらかなり比高差があった。南に残堀川が流れる河岸上にあったのです。
上ったら場所は寺の裏手の墓地で、ぐるっと迂回して寺の正門に廻るアルファ運動をするハメになってしまった。行き過ぎ迂回して倍の距離を歩いたのである。
歩きくたびれて辿りついたら100m方形の館で遺構はこの程度。
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土塁跡1.jpg
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達成感が殆ど無く立川駅まで歩いて帰る気力が失せた。歩いても立川駅より近い多摩モノレールの柴崎体育館駅方向へ足を向けたら、小公園にタクシーが停まっていた。
公園のタクシー1.jpg公園のタクシー2.jpg
運転手がいないんです。
さては公園のWCで用を足しているな。
このタクシーで立川駅まで帰ろうと決めた。運ちゃんがWCから出てくるのを待ったがなかなか出て来ないのだ。
しばし待つこと10分ほど。ようやく水を流す音がして運ちゃんが出て来た。タクシーの傍らに立つ私を見てギョッ
としてた。
「いい?」
「あ、いいですよ」
「立川駅まで」
運ちゃんもバツが悪かったようで。終日外を走り回ってるんだから何処にWCがあるか把握してるんでしょう。
私は運ちゃんが〇〇をしてたのをじーっと待ってたというしょーもないオチですよ。
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Kishi 立川ニューフェイス [ラーメン]

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立川駅から徒歩10分、公用で赴く行政の近くに家族経営の「みよし」という街角中華があって贔屓にしかけていたのだが、閉店してしまってガッカリ。
途端に立川での公用はランチ難民になった。
すぐ近くにある12時開店のこの店も、ものによっては悪くないのだが。。。
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かなりクラシックな路線、味でしてね。思いっきり昭和の味なんですよ。
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焼きそばのルックスを見てください。凄いよね。鼻息で海苔とカツオ節が吹き飛びそうです。
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私の公用相手は行政・役所なので、12時開店の店だとその分だけ時間軸スケジュールが後ろ倒しになってしまうのです。相手によては12時~13時は受け付けてくれないので。なるべくその時間帯は移動に充てたいのです。そこがネックなのでクラシクjなこの店は足が向かなくなってしまった。
そしたらある日、閉店、撤退したみよしの跡地に新しいラーメン屋がOPENしているじゃないか。
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3時過ぎだったので昼の営業が終了したらしくシャッターが半分閉まっていた。隙間から覗いてみたら、どうも担担麺がウリらしいね。看板にもそうある。
担担麺ねぇ。好きな人はホント好きですよね。私は辛いのは好まない。よく見たら、看板や券売機に担担麺とは別に中華そば、のカテゴリがあるぞ。
でもこの時はそれきり忘れた。再び立川市を訪れてて行政への届出を済ませて駅に戻りかけたらこの店の前を通りかかり、担担麺ではなくたいしてカテゴリの無い券売機から「中華そば」をONしようかと。
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購入しようかどうしようか躊躇した気持ちも動いた。担担麺がウリの店で、それだけだとお客の開拓数が偏るから仕方なくそういうノーマルなのも置いたのかと思ったのである。よくあるじゃないですかそういう店って。店が押しているメインの麺とは別に、隅っこの方に申し訳ないように小さくなった中華そばが表示されてるようなもの。
やや慎重になり、改めて券売機を見たらそれほど種類が多くない。主なメニューは、担々麺白800円、担々麺赤800円、担々麺黒800円とあって、写真と図解が貼ってあった。
白が「白ゴマのコク」、赤が「辛いです」、黒が「香ばしい黒ゴマ。。。
察するに、白ゴマ、ラー油、黒ゴマ、なんでしょうな。他に、魚介中華そば650円、中華そば600円、これに味玉、ネギ、メンマ、があったようです。
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給水器の下にはエプロンがある。担担麺がシャツに飛んだ際の配慮でしょう。
厨房は奥にある。前のみよしと同じだね。これは水場の関係でしょう。でも内装はキレイになった。前の昭和クラシックな面影は完全に無くなっていた。
奥の厨房で若い方お1人で営っておられた。先客2名さまの麺を茹でてる。先客2名さまはご高齢で、紙エプロンを下げて担担麺スタンバイ中のようである。
私は給水器で水を入れ、上着を壁に架けてゆったりした動作で着座したが、店主がこっちに券を取りに来ないのだ。奥の厨房で調理している。券を持ってってやろうかと思ったよ。
先客2名さまの麺が茹であがり、提供された後でようやく私のとこへ食券を取りに歩いて来たぞ。セルフの給水器が入口側にあるからそこに近い席を選んだのだが、すぐには券を取りに来てくれないスタイルなのがわかった。
まぁ確かにこの造り、造作だと、厨房からカウンター席まで直線往復の動線になるのはわかるが、もう1人、フロア担当&調理サポートがいないとキビシイのではないかな。
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麺が細いのでそんなに待たない。店側が言うには特徴のある麺を使っているらしい。北海道産の地粉だという。やや歯応えの残るストレート麺だった。
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店主はナルトを切ってる。
チャーシューも切ってる。
切り置きじゃないんだ。切り忘れだったりして。それは邪推かな。
スープは純粋な中華そばではなく、動物系の香がする豚骨だった。悪くないですよ。
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太いメンマは噛み応えがあった。
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チャーシューはレアに近いかな。
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美味しいとは思います。でも苦言を呈しますよ。食券はすぐ取りに来るべきです。
ボリューム感が無いのは胃袋の大きさ人それぞれだけど、喰い手のオペレーションに難があり。
これを見て下さい。
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如何にもとスープや麺、具の量が限られる丼ですよ。底が狭くて上に広がるタイプ。
箸が短くて置き難い。丼に落ちそうになる。ところがレンゲがデカく長いのでこういう形の器だとスープがすくい難いの。傾斜角45度まではないが、30度以上傾けないと器の底に接しない。スープがすくい難いのだ。スープをすくっても上に引き上げた時に半分以上こぼれてしまうのだ。
奇をてらった器、レンゲではなくノーマルなのに変えた方がいいよ。
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味はいいです。でもボリューム的には物足りない。さてはミニ丼や餃子セットと併せて客単価を上げる戦略とみた。そういうのを組み合わせるといい値段になりますよ。
わざわざ来るかでもないが再訪はあるかどうか。実は立川市の行政がこの店の近くから西国立に移転するので再訪するかどうか微妙です。
でも閉店した店の跡地が、街角中華から専門店とはいえ生まれ変わって営ってるのは安心するものです。シャッター商店にならなくてよかった。
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ぼすや [ラーメン]

結論から言いますと、まぁ失敗というか、私には合わなかったんですが。
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3枚ある引戸の一番左を力任せに開くとギギギギガッシャン!!・・・軋むような音がした。
真ん中の引戸か左の引戸かどれかに引っ掛かって凄い音がするんです。立て付けが悪いか扉が歪んでるか、潤滑油を挿してないかですね。メニューを見たら案の定背脂チャッチャ系だったので内心「しまった」と思ったのですが。
店入口脇にある券売機で数あるメニューの中からアッサリを謳ってるものをチョイス。カウンター奥に歩いたら、引戸は滑らないのに床は滑るんです。店員さんが厨房に散った背脂を靴底につけてフロアに出てくるからではないだろうか。
カウンターに座ると足元に靴を載せるバー(足起き場)があるのですが、これがまたツルッツルに滑るの。足を定着できないんです。軽く載せると左右どちらかにツルッと滑るんですよ。足首を捻挫しかねない。(冗談。そこまでではないです。)摩擦係数殆どゼロ。
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で、私がオーダーしたものはこれ。
二郎系かと思ったよ。店員さんの茹でるオペレーションを見たら、麺を茹でる網に麺と同等の量のモヤシを入れて軽く茹でてたモン。
大量のネギもドッサリだけど器そのものは小さい。麺が見えないぞ~。ドサリとモヤシとネギが山になっています。これだけ見ると二郎系の野菜少なめといった感でしょうか。
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試合開始のゴングが鳴った。
ネギもモヤシも好きですがまぁ結構な量です。ワシャワシャと牛か馬になった気持ちで野菜をかっこんだ。モヤシネギの山の麓から崩さないように少しずつ摘まんで口に運ぶ。
床も足置きも滑るが、箸もツルッツルに滑るタイプです。なかなか摘まめないのは私が不器用・・・以上にこのタイプの箸と、モヤシと麺の表面が滑るからです。割り箸が欲しいぜ。
試合開始ゴングから2~3分はモヤシ&ネギとの格闘になった。麺は何処にあるんだ?
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喰っても喰っても麺が出てこない。焦れて底から強引に引きずりだしたらその勢いでモヤシとネギがピョンと城外ヂングアウト。汁もトンで私のオロシたての白シャツに染みた~。(駅のWCで洗いました。)
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麺がようやく出てきたのは4分くらい経ってから。それ以上の時間をモヤシ&ネギと格闘していると麺がどんどんノビそうなので、モヤシ&ネギと麺を混ぜてみました。この時点まで私はデカいレンゲでスープすくって飲むオペレーションを全くしていません。
麺は中太の縮れで硬めに茹でられていた。美味しい麺ですがこれもツルッツル。しかも油脂(アブラアブラ)していますね。
ようやくデカいレンゲでもともと少ないスープをちょっとだけすくって飲んだら、醬油ぅぅぅぅぅぅぅぅ~です。
ただでさえ小さい器にスープが少なく、どっさりとモヤシとネギを入れ、冷たく薄っぺらなバラチャーシューを1枚だけ載せてるから、そのままだとチャーシューを冷たいまま食べざるを得ない。チャーシューはペラペラです。よくこんなに薄くスライスできるものだ。技か匠を想わせる。
後半になってからスープが冷えるのを覚悟で・・・というかぬるいです。写真を見ると湯気が全くたってないのがわかりますか?・・・チャーシューをスープ中に突っ込んだらあっという間にちぎれてミンチ・・・までいかないけど写真の状態になってしまった。肉を食べている感じがしなかった。
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私がオーダーした名称はですね。この店でいうところのあっさりカツオラーメンなんですよ。
何処がぁって言うでしょ。カツオの香は醬油と油に掻き消されて殆ど感じなかったな。
麺が残り1/3ぐらいになったら混ぜそば、和えそば、油そばの様相を呈してきました。
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私が着座したのはカウンター席のいちばん奥ですが、左の足元に仕入れたばかりのどっかのネギが箱積みされてた。
そこにスタッフが座りこんで、今日の開店前に宅急便で仕入れたネギのどれかが箱が破損してたのを先方にクレーム入れてた。破損した箱はその場で返却したそうです。店は受け取るだけだし発送した側は出す時は渡すだけだと思うので、おそらくは宅急便屋さんが無造作に扱ったから破損したんでしょう。
スタッフは電話している。私の左足元にしゃがんでいるんです。その脇にはセルフの給水器があって、そこにしゃがんだら私がセルフで水を汲めないじゃないか。
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まぁいい。こういう時もある。
床&足置きバー&麺&もやし&箸先が滑る店ですが、滑らない引戸を開けて出ました。
ここは二郎系か??
いや、二郎系ほど完成されてない。野郎系かな。
いやはや、インパクトは強かったけど、どうも食べ難く滑りやすくまとまりがない店でした。再訪は無いでしょう。
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新百合丘の町田家 [ラーメン]

ラーメンリシーズではありません。
ラーメンブログ化したわけでもありません。
単なる貯金の吐き出しです。
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麻生区役所に時折行きます。
最寄駅は小田急線の新百合丘駅。駅改札を出て北へまわると、一旦下りてからそのまま陸橋で役所へ渡れるのです。
昼時には極力行かないようにしている。周辺に飲食店が少ないからです。
役所側(北口)には役所以外何もない?役所内にはレストランがあってものによってはいいものがあるのだが、メイン料理が12時からなのです。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-03-21
私が出向く窓口は昼の時間帯12時~13時は受け付けてくれないのです。中原区や多摩区もそう。幸区は昼に行ったことはないが川崎市って全部がそうなのかな?横浜市は交替で受けてくれるのだが。政令指定都市とは思えない。
一度川崎市民に成りすましてクレーム入れたことがある。「昼の窓口休憩は時代遅れだ」ってね。シフト制までしなくても昼を交替で取ればいいだけのことでしょうよ。
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では南口へ。駅前はイオン、新百合OPA(オーパ)、OdakyuOX、といったデカい複合商業施設、いわゆるファッションビルがひしめき合っている。
駅改札を出ると陸橋なのか歩道なのか公開空地なのかダダッ広い遊歩道になっていて、よくいるのが寄付金を募るサークル、ボランティアのひとたち。盲導犬とか、震災で行き場を無くした犬猫ペットたちとか。
ちょっと新百合丘駅から逸れますが小田急線藤沢駅でのこと。バスロータリー前(上のコンコースだったかも)でやはり震災ペットの募金男がいて、「震災で飼い主を無くした可哀そうなワンちゃんネコちゃんを・・・!!」・・・ガラ声の絶叫調でアピール、寄付を募ってた若い男性がいて、私はそこで待ち合わせをしていたのだが次第にウルサくなり、
「うるさいぞ!!もう少し静かに活動できんのか!!デケぇ声上げたからって人の心は動かねぇぞ!!」
叱りつけながら1000円札1枚募金箱にネジ込んだの。
「あ、ありがとうございます。。。」・・・
男性はそれまでのデカいガラ声がウソのように消え入るような静かな声で私にアタマ下げたけど、その場を立ち去りかけた私の背後から、
「ただいまあたたかい御寄附をいただきましたっ!!」
それまで以上にボリュームが上がってましたね。ええっと、新百合丘に戻ります。新百合丘は天気がいいとインディーフリーミュージシャンもいますよ。オカリナ、笛、民族楽器を奏でたりしてる。
下を見下ろすとバスのロータリーにになっていて、小田急バスが車懸りの陣よろしく時計まわりにグルグル回っている。
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ロータリー&バス乗り場は1階だが、周辺のビルのエレベーターやエスカレーターを見たら地下1階になってありする。あくまで駅改札から直結した遊歩道が1階で、バス乗り場や生鮮食料品店のあるフロアは地下1階扱いのようです。
小田急箱根そばと幾つかの飲食店がロータリー前にあるが、他は前述のビルの中に取り込まれている。だから駅前商店街といったイメージはない。
なので私は昼時に麻生区、新百合丘駅界隈にはなるべく行かないようにしている。
ところが新百合丘駅近くに唯一のラーメン屋があることを知った。
しかも家系です。町田家。
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よくぞ新百合丘に出店したと思う。
厚木から移転して来た昭和音楽大学敷地に隣接しているので、地元の人以外はここを知らなきゃ音大生以外は行かないのではないか。
新百合ヶ丘駅から徒歩5分くらいの所にあるのだが、駅から見え難いとこにある。
そこへ至る道は途中に飲食店、商店が全く無く、知ってる人はまだしもこの先ホントにあるのかな?と不安になる人もいるだろう。飲食店がある立地じゃない。
こんな感じです。右手下は道路を見下ろすことになります。
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昭和音楽大学の先の丘陵地帯は新百合山手といって武蔵小杉ほどではないが中規模のマンションやキレイな新興住宅、文化医療施設が次々と建設されている。
街の美化を図ってる為、風俗営業店はおろか飲み屋や大衆食堂も見当たらない町なのです。
新百合丘駅は1日の乗降客数が12万人を優に超えてる駅だが、駅前でラーメンを食べることが出来ないラーメン不毛の地ともいえます。
どこかオシャレで閑静でもある新百合丘駅近くの隠れた場所に家系とは似つかわしくないです。よく出店したものですな。
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ライバル店が無いので、ここ新百合ヶ丘では在るだけで有りがたい存在らしい。
メニュー種類はオーソドックスで基本家系とんこつ醤油。つけ麺はあったかな。
禁煙です。席はコの字カウンターで20席程度。
具はホウレン草、海苔、チャーシューで、他に明太子、玉子、味玉、ネギのトッピング。
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家系の中では無難。濃くない。臭みも無い。デフォルトで万人受けする感じ。店の雰囲気もよくあるウルサイ接客でもない。私が行った日は私語も無かった。
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店は床が油で滑りやるいなんてことも全くない。清潔です。
さすがは新百合丘??
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家族連れでも入りやすそう。育ちの良さそうな娘さんがお母さんと家系ラーメンをすすってた。「お好みは?」と訊かれて意味がわからなかったようです。麺の固さ、味の濃さ、脂の量、これまでそういう分野と無縁だったようです。さては音大か芸術畑の娘さんかな。家系スープをすすった口で管楽器をクワえたらどんな音がするんだろうね。
バカな妄想はさておき味はですねぇ。家系フリークの方は物足りないし一過言ある味だと思いますよ。この写真のようにボヤけた味の家系です。
まぁ家系を卒業して10年の私はこれでちょうどいいと思った。家系と思わなければいいのである。
だが〇〇ログの評判は安定していない。くない。1店~5点とバラつきがあって、かなり酷評のコメントが散見された。私はそれほど酷いとは思わなかったよ。
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でもこの店が繁盛するのは周辺にラーメン屋を含めた飲食店が無いからとしか言いようはない。新百合ヶ丘という場所柄、大衆食堂居酒屋ラーメン屋不毛地帯を裏付けるものです。競合店がないから生き残れてるのかな~と意地悪く思ってしまったりもするが、ラーメン過疎地帯の新百合丘駅一帯においては独立店舗のラーメン店として唯一の存在なのです。
駅チカなのに非常にわかり難いところにあるのでショートカットの近道をお教えしませぅ。りそな銀行横の通路。
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大山海老名SA店 [ラーメン]

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朝から神奈川県西部を廻った帰途に東名に入り、途中でWCに行きたくなったのでいつも混雑マークの海老名SAへ滑り込む。
海老名はSAの売上としては日本一だそうです。そりゃ24時間営業だからね。
WCを済ませて1階の土産物売り場を経て、2階のフードコートへ。
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海老名市だから海老フライの海老名カレーってか?
ラーメンのスープと同じくカレーはルゥが命でしょ。こういうのは大抵ルゥがイマイチなんだよな。
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親子丼の塩?カレー?トマト?
ここまでするかよ。ネタとしてはオモシロいかも知れないが奇を衒い過ぎの感がある。何だかこのフードコートで食事する気が失せそうになる。
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大山(タイザン)です。
どれもいい値段をしているね。丼のカタチ、大きさを見れば、スープが少なくて全体的にボリューム不足なのは一目瞭然ではないか。
魚介節つけ麺980円
えびつけ麺880円
えびしお880円
ゆずしお880円
肉ジンジャー麺880円
ねぎしょうゆ880円
しおらーめん780円
しょうゆらーめん780円
富士山燻製醬油らぁめん900円
特選あごだし醤油880円
780円~1000円ギリギリ割る価格のものばかりではないか。これはSA価格?と思ったのだが、大山のHPを見たらどれも安くないのです。最初に静岡で出店したので駿河湾の桜エビをベースにしたラーメンがウリで、富士山燻製醬油ラーメンというものはここ海老名SA店だけのようである。
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人気ナンバー1、富士山燻製醬油ラーメン??
富士山を商品に冠するあたりが鼻についたが、ビジュアル的に見てマトモそうなのでこれにした。ただ、900円という価格はどうなんだろう。
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ポケベルを渡された。フードコートによくあるゴツいもの。出来上がったらブザーが鳴って受け取りに行くシステム。
給水器に近くて全体が見回せる席に陣取る。給水器のコップはやはり私の嫌いな小さいサイズで薄い紙質の紙コップだった。何故嫌いかというと、ガラスやプラスチックのコップと違って握るとこぼれるからですよ。案の定、軽く握っただけで盆の上にこぼれたからね。
ボケ~ッとして待ってたらポケベルが突然、ピーッピーッって鳴り出した。
結構大きい音で注目される。足早に受け取り口に歩み寄った。私は赤面しながら、
「これってどうやって音を止めるんだ?」
オバちゃんはそれには答えず、黙って何処かのボタンを押したら音が止まった。
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渡されたシロモノを見たら。何だこれは?
灰汁(アク)かと思ったよ。
駿河湾に面してるから魚介系かと思ったらバリバリの豚骨醤油ラーメンだった。灰汁が浮いたようなスープは美しくないなぁ。灰汁ではなく旨味です。
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味は悪くないし見ためほどくどくないです。喰い終わった器を下げに行った時、単なるしょうゆラーメン780円をオーダーされた方のを横目で覗き込んだら、ホントにシンプルな中華そばで私の富士山のように灰汁(旨味)が全く浮いてなかった。
ラーメンの器に対してレンゲが長くて大き過ぎる。こりゃ鍋物のレンゲじゃないのか。
(高崎の田所商店のレンゲもこんなんで使い難かった。シーソーの原理で器から外の盆にバタンと倒れ込んだからね。)
麺はストレートで丸い麺。茹であがるのが早い麺ですね。
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燻製の香りは。。。
しないなぁ。私の鼻が悪いのかな。
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スープ全部飲んだ訳じゃないですよ。スープも麺も足りないのよ。腹半分ちょいくらいなのでこれとは別に何か喰らってやろうかという誘惑を振り切ってくるまに戻った。
エンジンかけながら、あれで900円とは何という価格かと思ったね。富士は日本一高い山だからそれに便乗して値段を高く設定しやがったな。
24時間営業だから深夜営業の人件費が反映されてるのかもしれない。
そこはお疲れ様です。
http://r-taizan.com/pdf/menu_ebina.html
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舎鈴赤羽駅エキュート店 [ラーメン]

昨日の店と同じように真っ白な暖簾です。
でもこの店は駅構内にあるのです。
舎鈴.jpg
これまでの上州以外に常陸、下野、遠州、越後の公用主張も加わったので、私は東京本社に殆どいない日が多くなった。関八州廻りのようなもの。
今日は武州某所へ。途中の赤羽駅も私の公用乗り換え駅になった。赤羽駅は上野東京ラインか湘南新宿ラインかどっちにしようか迷わせる駅ではある。
例えば高崎へ行く為に上野東京ラインの4番線ホームに駆け上がったら遅延でやんの。そしたら湘南新宿ラインのホーム4番線に下り電車が到着してるじゃないか。ああ悔しい。駆け下りてまた駆け上がる気力も体力もないよ。運がいいか悪いかを試されてるようなもの。
駅構内の構造配線上仕方がないのかも知れないけど、同じ高崎方面でも上野東京ラインと湘南新宿ラインのホームが別なのは不便だなぁ。
浦和駅に公用がある場合、京浜東北線が来たと思ったら南浦和止まり。
埼京線、これまた遅延しがち。
遅延が日常茶飯事なので最近はあまり時間に縛られないよう余裕を見て乗り換えることにしている。ホームに駆け上がらないで、階段の下で電光掲示板を見ながら電車の走行音、発着音で判断するようにしている。
そしたら駅改札内に商業施設エキュート赤羽というのを知る事になり、京本東北線の1・2番線と宇都宮線の3・4番線の階段を降りた間に行列のできるカウンター席のみ、小さくって狭くって、それでいて何故かいっつも混んでるラーメン屋があるのに気付いた。
いつも横目で見て、「皆さんよう並ぶな、そんなんまでして並ぶ価値あるんかこの店?」とサッサと通り過ぎていたのだが、赤羽駅構内のスタンド蕎麦感覚のこの店「舎鈴」が、東京都品川区発祥の「六厘舎」という有名ブランドつけ麺の姉妹店なのを知った。
私はつけ麺は殆ど素人で喰わないので、六厘舎がどういうものかデータベースを知らない。
宇都宮線が遅延なので、乱れたダイヤの隙間をぬって並んでみた。
どれくらいかかるのかなぁ。
行列.jpg
お品書き.jpg
安いですよね.jpg
外に並ぶ。
並んでいる途中にメニューがポスターのように出されている。(店内カウンターにはメニューはありません)
誰か先客が喰い終わって出て行くと、厨房スタッフのねーさんが「ど~ぞ~」、「もう少々お待ちくださ~い」、明るい指示声で1人、また1人と入っていく。
食券を購入してもその人は券売機の前で立って待っている。「もう少々お待ちくださいませ~」特に女性のひとり客に声音が優しい
席が空いたら店側の指定で南番へお願いしますという訳である。
並んでいる間に数えてみたらL字型カウンター16席。
ラーメンと違ってつけめんは時間がかかるものなのだが、食べ終わるとサササッと帰るので回転は早い方だと思う。皆さん喰ったらそそくさと出て行く。これには理由があるのだが後述します。私も誘われた。中華そば490円・・・ワンコインですよ。これだけだと悪いのでトッピングにホウレン草を追加。
ホウレン草.jpg
狭いなぁ。
並んでる間に外から見て狭そうだなと訝しんだが、いざ着席しようとたら外から見た以上に狭いですよ。私は上背は無いが横幅があるので席の巾がもう5Cm広ければいいのになと思った。肘を脇で締めないとぶつかりかねない。
椅子の出し入れして着座するのも難儀で、床を引き摺るとギシギシ音がするくらいに重くてしっかりした椅子である。太い足を隣椅子との間に挟まないようにゆるゆる慎重に着座した。
座ったらもう喰い終わるまで身動きを許さない感じである。
だが私の席はまだいい方で、両腕両肘の幅で私のスペースは四角く確保してあるが、L字カウンターの角っこにある2席は2人がカウンターに殆ど直角に並ぶのです。自分の領域が四角いスペースの半分、すなわち二等辺三角形分しかないのでお互いの横顔を常時見てるといっていい。
カウンター席の背後も異様に狭い。構造上仕方がないのかも知れないが、カウンター中央背後に太い柱の部分があってそこを誰かが通る度にお客が持った荷物、カバンを喰ってる客の背にぶつかるんです。その客は誰かが背後を歩く度に前傾姿勢になったりする。
カウンター下にも横にも背後にも荷物は置けない。私のカバンは薄いサイズなので椅子の下に置いたが、膝の上に置いてる客もいたね。
キャリーを引きずったお客さんは辛そうである。「そんなん持って入って来るなよ」と周囲に白い目で見られるし、キャリーでなくても大きい出張カバンを持ったお客さんの着席、離席の動作がかなり難儀な店ではある。
だから居心地はいいとはいえない。さっさと喰って出るにしかず。だから回転が早いのである。
昔ながらの.jpg
見てると私以外のお客さんはALLつけ麺だった。中華そばなんていうツマンナイものをオーダーしたのは私だけでしたよ。すぐ供されました。
キレイなスープ.jpg
見た目にはきれいで美味しそうではある。いや、実際、跳び上がるほど美味しいという訳ではないけどまぁまぁ平均的に美味しい中華そば。ワンコインには見えないね。
つけ麺の麺ではないです.jpg
鶏ガラやダシよりも醤油風味が強い。まぁ普通の味と言ってしまえばそれ以上それ以下でもない。
麺は適度なコシで美味しい。スープはややしょっぱいかな。つけ麺だと後半になって汁が薄くなりがちだから必然的にそうなってしまいのかな。やや酸味を感じた。
追加ホウレン草を投入.jpg
つけめんは太い麺だけど茹であがるのが早いな。どうも茹で置きらしい。これだけ混雑してたら茹で置きでも殆ど問題ないのかも知れない。
喰い終えて振り向けば.jpg
この店に来るのが目的で赤羽駅で途中下車するか、乗り換えついでにたまたま利用するかでしょうね。
エキナカなんて何もしなくても人が歩いている訳で、改札から出ないでサッといただけるという視点で捉えたらワンコインもあって及第点。
私は六厘舎というブランドを知らないのが幸いだが、そっちのファンに言わせると「六厘舎の劣化版」なんて随分なカキコミもあった。ブランドイメージが強いんだろうね。そういうのを度外視してエキナカのファーストフード店とまでは言わないが、立ち食いそば屋だと思えばいいかも。
ただ、店内の異様な狭さと荷物置き場の無さはどうしようもない。主要乗り換え駅なので大きな荷物、カバン、キャリーを持って入店する人は結構いるわけで。でも置く場所は自分の膝上以外何処にもないといっていい。店の人たちが悪いわけではなく完全に設計ミスではないかなぁ。
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二代目つじ田 [ラーメン]

今年になって初めて行ったラーメン屋さん。
初ランチ外食でもあります。
いつも外に行列が並ぶくらい混む店です。
白い暖簾が下がっていて、お寿司屋さんか和食屋さんのよう。
白い暖簾1.jpg
店の入り口.jpg
白い暖簾2.jpg
白い暖簾3.jpg
券売機は外.jpg
4日(月)は開いてる店が少ないので、あまり期待しないで入店・・・しようとしたら、この店、券売機が外にあるんですよ。
メニューはシンプル。つけめん、らーめんの2種のみ。(期間限定でカレーつけ麺)
それも結構いい値段するんです。
つけめん(チャーシュー、海苔、メンマ、すだち)880円。
二代目つけめん(チャーシュー、海苔、メンマ、味玉子1個、すだち)980円。
特製二代目つけめん(二代目の具に、特性バラ肉のチャーシュー)1200円。
1000円を超過する辺り、かなりいい値段である。
私はつけ麺は食べないので、らーめんを見てみたら、
らーめん(チャーシュー、海苔、メンマ)780円。
二代目らーめん(チャーシュー、海苔、メンマ、味玉子1個)980円。
特製二代目らーめん(二代目の具に、特製バラ肉のチャーシュー)1150円
これまたいい値段ですね。
券売機の横に長椅子が並び紙コップと給水器もある。有名な店で昼時はかなり待つらしいのだ。
つけ麺がウリで、だから外に行列ができる訳です。
店内1.jpg
店の入り口前の外で佇むように待ちます。4名単位で案内されるらしい。
私は1人だった。私の前に2人連れ。3人揃って店内に案内され、その場でねーさんに食券を渡すんです。そのまま入り口側でまたしばしのWaithing。
席数はおよそ14席ギッシリ。ほぼ全員がつけ麺でしたね。つけ麺だから麺は太めで茹でるのにも食べるのにも時間がかかるから客の回転率は遅いです。
背後を見たら外に3人ほど並んでた。お客が出ると寒風が店内に吹き付けてくる。
3席空いた。そこへ3人一緒の客のように案内された。
同時に着座した2人連れもつけ麺でしたね。200gと300gとあって値段が同じのようです。
らーめんは私だけか。この店のベテラン客は、「この店でつけ麺を喰わないコイツはドシロートだな」と思ったに違いない。
店長は日本人でアシスト2名のスタッフは外国人さんだった。店長とは日本語で、スタッフ同士はお国の言葉で会話されてる。こういう店は店長がイライラしながら荒い口調で叱咤しがちだが、そういうことは全くなく、静かに丁寧に相手を労わるようにオペレーション指示していた。おそらく今日から初出勤なんだろうね。
カウンターは手前に広く、セルフの水、グラス、紙エプロン、ティッシュ、髪止め、そういうのが全て完備しているようです。なかなか気が利く店ですな。あればいいと思うアメニティオプションがほぼ揃っている。
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当然の如く私のらーめんが先に供されたよ。
同時に入店して着座した2人はつけ麺で、私より3分ほど後で供された。2人のうち1人は麺300gのようで、横目で見たら殆ど偽りの小麦粉満腹感でした。
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チャーシュー.jpg
メンマ.jpg
めん.jpg
濃厚魚介豚骨スープ。ややドロッとしている。濃いです。
麺は中細のやや縮れ。ツルツルして光った麺肌。
鰹の香もある。臭みや苦みな皆無。
チャーシューは・・・。
メンマは太め。
海苔は。。。なくてもいいかな。
喰う時間より待つ時間の方が長かったね。外に立って待って中で立って待って席でじーっと待って。
私と同時に入ったつけ麺2人は、いろいろ試しながら食べてたようです。この店にはつけ麺店によくありがちな押しつけ指南があって、①つけ麺の1/3を食べ終えたらスダチを絞り、②残り1/3になったら黒七味の風味を加味し、③最後はスープ割を入れると出汁感が引き立つとか。
そのまま何もアレンジしないでダラダラ喰ってると飽きが来る味なんです。だから当然私のらーめんも濃い味のスープな訳でさ。
「今日の初ランチを見てくれ」
「・・・」
ジャン妻はあまりいい顔をしなかった。
「これってどれくらいの大きさなの?」
器はそんなに大きくなかった。「これくらいだよ」・・・20cmくらいの直系で丼を形作ってみた。
「・・・ご飯ものを食べなさいよっ」
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大将と台場跡 [隠れ郷土史&ラーメン]

大将1.jpg
いつまで工事してる?.jpg
大将のある本牧マリンハウス1号館と2号館の間の工事がまだ終わらない。
いつまでやってんだろ。くるまが停められないじゃないか。このスペースはMAX4台停められる。大将の売上4台減は小さくないぞ。
停められないので最近は中区の公用後、磯子区へ移動する途中でバスで立ち寄ることが多い。本牧通りのバス停、本牧宮原から徒歩5分程度です。
ワカメラーメン、プラス、キムチ皿150円の券を渡しながら、
「キムチ少な目にしてくれ」
大将のラーメンスープはノーマルスープにキムチを加えると劇的に変化する。全く違う味のコクが加味される。2段階、2種類のスープが楽しめるのです。
ところが大将のスタッフは盛り付けに頓着せずド真ん中にキムチをゴソッと力任せに投入するもんだから、2段階のスープが楽しめないことがある。最初っから赤い。
キムチは皿に分けて私自身の意志でちょっとずつ追加投入するようにしている。辛いのが好きな方はいいけど私はキムチは多過ぎてはいけない、少しでいいのです。
キムチラーメンだとプラス100円、キムチ皿だと150円、50円の差がある。そしたら若いのが、「キムチ皿でなくて載せますよ。50円返金します」と言うので結局はこうなった。
キムチワカメ.jpg
スープの色が違うのがわかりますか?
スープ1.jpg
スープ2.jpg
喰い終わって出て、根岸駅行のバス停時刻を見たらまだ若干の時間があった。では来た時に下りたのバス停、本牧宮原に戻ろうかと踵を返したら、大将向かいにある小丘に異変を発見した。本牧十二天、通称で十二天山、護国山ともいうこの丘の麓が緑地帯と小公園化していたのです。
幾つかパネルが立っていた。
本牧十二天緑地2.jpg
パネルをかいつまんで言うと。。。
本牧十二天の由来は源頼朝が鬼門鎮護の為に本牧神社を置いた。(建久3年、1192年)
鎌倉時代に本牧は「平子の郷」と呼ばれ、小田原北条氏の時代には「本牧郷」、江戸時代になってから「本牧本郷村」と呼ばれた。
人口2000人の漁村で、いりこの生産と廻船湊として賑わった。
本牧本郷村には集落が6つあって、間門、牛込、原、宮原、箕輪、台、十二天社は村の総鎮守であったこと。
江戸後期には名所図(絵)に載るようになった。絵に描かれるくらいだから風光明媚だったと思われます。
護国山砲台建設前.jpg
そして黒船来航と横浜開国に絡んでこうある。
「鳥取藩松平家を中心に2500人もの武士が集められ主に海岸線に数ヶ所の砲台が作られ・・・」
大将の向かいの丘、十二天山には砲台があった。護国山台場です。
護国山1.jpg
護国山2.jpg
台場、砲台は、中世武士団の自領自衛や支配層の政治中心部や権威の象徴ではなく、諸外国に対する自衛、対外的なもので、諸外国船が日本沿岸にちょいちょい現れるのを脅威に感じた江戸幕府が、最初に諸藩へ砲台構築の命を発したのは嘉永2年(1849年)のこと。
江戸湾の防衛ラインは当然、江戸城を詰めの城とするもので、、
房総館山から三浦半島剣ヶ崎を大手。
富津、観音崎、千駄先の浦賀水道を第一防衛ライン。
夏島、野島、金沢、富津を第二防衛ライン。
羽田、大森を第三防衛ライン。
品川沖に海中台場11基。
この時、三浦半島防衛ラインの拠点司令部や基地として大船の玉縄城を再修築しようという建議も出た。
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公園のパネルにはそこまで詳しく載ってないが、「嘉永6年(1853年)の黒船来航と、それに続く安政6年(1859年)の横浜開港は本牧にも大きな変化をもたらしました」の後に、「本牧の八王子山と十二天山は沿岸防備の為に熊本藩が、後に鳥取藩が守りを固める場所になりました・・・」
八王子山は現在の市営バス本牧車庫に隣接した崖の上で現在はマンションが建っています。こっちが先に完成したが、開国を迫るペリーの黒船が再来航して上陸した後、ここ本牧十二天の護国山台場にも建設という流れになる。
台場を守備した鳥取藩の藩主は池田相模守慶徳(ヨシノリ)という人。鳥取藩兵が十二天山から八王子山までの本牧海岸を警護する陣営図も載っていた。
鳥取藩警備中の護国山.jpg
砲台、台場の縄張りはわからない。ジャン家の史料には、周囲を土塁で囲い、石塁の砲座上に銅製の砲を鎮座させたという。
訓練でブッ放したとは思うが実戦闘にはならなかった。
古写真2-1.jpg
十二天山(護国山)は終戦時に米軍占領地になって神社は本牧二丁目へ移転した。現在は本牧和田にあります。
(ジャン家の史料にはそれ以前、砲台建設時に神社社務所が兵営になったとある。)台場跡には米軍住居用に給水タンクが置かれた。
いつか日本に変換され、国有地として立ち入り禁止となった。
護国山3.jpg
拡大してみる.jpg
柵を越えて裏からよじ登ろうとすればできないことも無さそうだがそんなことしてお縄になる訳にもいかない。給水タンクが置かれた際にも砲台遺構は潰れたと思う。
古写真1-1.jpg
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ここ一帯はかつては海だったが現在は埋め立てられて風光明媚だった頃や海中砲台の面影はない。崩れないようにコンクリで固めてある。
大将のスタッフもここが砲台だったことは知らないだろう。
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帰りの昼酒 [グルメ]

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帰途は乗り継ぎがあまり良くない。
湯野上温泉9:30発~会津田島10:00着、20分の待ち合わせで、会津田島10:20発の区間快速浅草行の2両編成が待っています。
これで浅草まで行くかい?.jpg
途中で下り線との行き違いが数回あってちょいちょい待つんですよ。「発車時刻を過ぎていますが下り電車が遅れていますので・・・」が1回あったね。
新藤原で2両造血・・・じゃなかった・・・増結します。
鬼怒川温泉11:41着です。そのまんま区間快速に乗ると、浅草14:25着です。4両ではなく何処かでまた増結すると思います。
私らは湯野上温泉駅で帰途のスペーシア特急券も購入済みです。例の個室も空いていたのでGET!!でもその特急の待ち時間が30分以上もありましてね。鬼怒川温泉12:15分発なのです。浅草着は14:15だから、10分しか差が無いのです。北千住の手前か何処かで区間快速を追い抜くには追い抜く筈ですが。
鬼怒川温泉で30分の待ち時間。お櫃を空にしたくらいだから腹が減ってないのですが、どうせ個室だから昼酒といきました。
鬼怒川温泉駅構内にCafeがあった。テイクアウト可能な弁当Cafeとある。前はお蕎麦屋さんだった筈。
カフェ.jpg
ボード2.jpg
ボード1.jpg
日光HIMITSU豚ミルフィーユカツサンドとはこれ如何に!!
「お時間ございますか?」
30分近くある。
「出来立てをお出し致します」
それがこれです。トーストしてあるし。
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パッケージ.jpg
ナッツ揚げ.jpg
カツサンド.jpg
帰りは質素に2.jpg
開封したナッツ揚げ.jpg
もう1箱購入すればよかったな。
隣の乾きものプラス、ポテトチップスを購入したかったのだが、「どちらかにしなさいっ!!」(ジャン妻)
そのクセ、ジャン妻は、スペーシアの売り子さんから自分の好きなチーズチクワなんぞを購入しやがった。
「好きなのよこれ」
「・・・」
「新幹線の中でも食べるし」
出張でかい?まさかコイツ、出張時の帰途ならともかく往路でビール飲んでないだろうな。
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「個室が取れたからいいけどさ。あのまんま区間快速でもよかったんじゃないの?」
「ヤダ」
「???」
「だって〇〇ちゃんたちウルサイんだモン」
「・・・」
・・・の意味は、そういうお前だってトシは変わらんぞと。
足りないのでワンカップをもう1個買ったんですよ。売り子さん(女の子) を呼び止めて、「ワンカップくれ」って言ったらウンでもスンでもなくヘンな目をされたよ。これから都内へ向かうんでしょ?昼から日本酒呑んで、しかもワンカップぅ?ダッさぁいとでも言いたかったのではないか。
ワンカップ=オヤジくさいという先入観の目でしたね。これだから若い人を中心に日本人の日本酒離れが加速するんだよ。
またまた爆睡.jpg
爆睡である!!
荒川を渡ったとこ.jpg
荒川を渡るとこ。
どこで区間快速を抜いたかはわからない。
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蕎麦宿の朝 [会津]

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目覚めたとこです。
窓際に触れたらそこだけ冷気が漂っている。
外に音がしない。もしかしてと思って障子と窓を開けたら小雪がパラついていた。
雪がパラつく1.jpg
雪がパラつく2.jpg
今頃降るなよ。
今日は帰るんだぞ。昨日のウチに雪がシンシンと降ってりゃ気分が高揚したのにさ。
あ、もちろん軽くエアコンが入ってますよ。そういう暖房機器が無かった昔は寒いのがアタリマエだったんだろうな。会津人を含めた東北人の口が重くなる訳である。
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朝イチの内湯は42℃だった。
一晩窓を閉めてたからやや上がっている。でもその状態で42℃か43℃でも冬場は窓をしばらく開けておくとすぐ41℃くらいになる。
20年以上通っているのに未だに私は温度調整が下手で夏場なんか水をジャバジャバ入れたりしてた。ぬるくなってしまい(アタリマエだが)熱くなるのに時間を要するのです。
窓を開ければ外からの冷気で湯が自然に冷め、閉めたら自然に熱くなるのがようやくわかってきた。そういうのを会得するのに20年もかかった訳である。少しだけ開けて上がった。
後から起きて来たジャン妻が朝風呂に入って言うには、
「窓を開けっ放しにして寝たのっ!!」
「???」
「窓が開いてたけどっ」
「ああ、あれは俺が今さっき入って出る時に開けたんだよ」
「ホントっ??」
疑ったなコイツ。ホントだって。ホントだってばっ。
朝餉である1.jpg
朝餉である2.jpg
そのクセ朝餉が運ばれたら、「これぞ宿の朝ごはんだわ」とご満悦である。何しろ甲斐南部の某F温泉で、廊下のセミバイキングにご飯を取りに行かせるのをハンストしたくらいだからね。
お櫃を開けたジャン妻が固まった。
入ってたご飯が多かったのである。
「多いな。2人で2杯分あるよこれ」
2杯喰えばいいだけのことだろうが。
「食べれそう?」
「大丈夫だと思うけど」
あっさり完食である。でもそのおかげで、帰りの車内昼と、ジャン宅に戻ってからの夜飯は寂しいものとなった。
ホントはこの記事、右手に箸、左手の茶碗に山々と白米を盛ったジャン妻の顔ナシ写真を載せて、「モッソウ飯(※)を喰らうジャン妻である」ってやろうとしたのだがどーしても掲載許可が出なかったのだ。「そんなのを載せたら・・・」脅しが入ったのです。
お見せしたかったな。それくらい兎にも角にも飯が多かったのです。
(※)物相に盛った盛り切りの飯。牢獄で囚人に与えた飯のこと。モッソウとはご飯を盛り上げるカタチのこと。
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蕎麦ガキの味噌汁.jpg
厚揚げ煮物.jpg
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9:30の上りでアッサリ帰京することに。大旦那に駅まで送って貰った車中で、
「湯神さんに次いで人気のある宿ってどれです?」
後で我ながらなんちゅう質問をしたのかと。
「・・・(やや沈黙の後)・・・紫泉さん、旅行会社と提携したいなりやさん、星乃井さんかなぁ。でもお客さん来ても入ってるように見えないんですよね」
人があまりいるように見えない。それが湯野上温泉街の特徴でもある。
「予算取って温泉開館を開いてぇみたいな話もあるんですが、そういうのを国の補助金で造っても、人を雇ったり、経費や修繕費(維持費?)、復興予算をどうこうって話になるんじゃないかなぁ」
紫泉さんは私の師匠だtった番頭さんが行かれています。近年、一部、リニューアルしたようです。
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私は湯野上温泉駅の中は煙いので外にいた。
風情は否定しないが駅舎の中にいると目が痛いです。皆さんよく平気ですね。あの中で寝泊まりするのを厳禁なんて貼り紙があったのにオドロいたけどね。
「あんなに煙くするんなら、燻製でもすればいいのに」
「???」
「チーズとかタラコとか。会津地鶏の燻製とか。ナッツでもいい」
「あの炭のニオイと煙じゃぁ燻製は無理よ。香のする葉っぱ、チップで燻すんじゃないの」
「???」
「屋根に木組みがあって、その上に竹が渡してあるんだけど、あれが炭の煙を吸って頑丈になるのよ」
「???」
「昔ながらの茅葺屋根ってそういうものじゃないの?」
「何でそんなこと知ってるんだ?」
「駅にいたどっかのオバちゃんがそう喋ってたのが聞こえたの。地元の人じゃないかなぁ。駅の女性が、これって丈夫なんですよって言ってたからさ」
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上着に付いた煙のニオイが消えず、この旅の後、出張先のドーミイン高崎の部屋に常備してあるリセッシュを噴きかけてようやく消しました。
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いつも変わらぬ蕎麦懐石 [会津]

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いつもいつもいつ行っても基本ベースは変わらない偉大なマンネリワンパターンの夕餉である。
私は食に関しては変化を嫌うので、いつも同じものでいい、変わらないからいい、変わらないで欲しいと切に願う頑迷固陋な保守派なのである。
そこに行けば必ずこれがあるというのは大きな武器ともいえる。いつも同じもので飽きが来る人、行く度毎に新しいものを期待する方にはこの宿は向いていない。
(連泊でもしない限り。。。)
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これまでは予約確認時に、「馬刺お願いしますねぇ」とイチイチ言っていたのです。自分で予約したのをいつだったか忘れるのもあって。
20年以上通ってるのにいつも「馬刺ね」と言っていたのですよ。
ところが今回は言うの忘れちゃった。初めてのお客さんや、馬刺はあるのを知ってて言わないと、フツーにマグロの赤身、ホタテ、甘海老なんかが出されます。
馬刺が苦手な人もいるしね。
「シマッタ。今回馬刺を言うの忘れた」
「大丈夫でしょう。いつもそれでとおってるんだから」
「湯神のマグロの刺身って美味しいよ」
「・・・」
「海の無い会津はマグロとかが御馳走なんじゃない?」
「何で今回言わなかったの?」
「・・・」
「黙っても出るかどうか試したでしょ」
「いや、さようなことはないのだが・・・」
でもフツーに馬刺が出ました。
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この宿はイチイチ料理の説明とか無いですからね。
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ホウレンソウの・・・何だこれ?
「軍艦巻か?」
「軍艦巻は上に何かネタが載ってるでしょう。海苔巻よ」
これは途中で食い千切ろうとしても絶対に無理。どんな口の小さい人でも一口で放りこむしかないです。

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大好物な大根の漬物。
塩気が薄く、何ていうのか甘めの漬物です。柚子でもない。
全部平らげずに囲炉裏端二次会にとっておいた。

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「12月に梅が咲いたんです」(大旦那)
「梅が?12月に??」
「もう狂い咲き」
「それって2月にまた咲くんですか?」
「う~ん・・・12月に全部咲いたわけじゃないから。幾つかは咲くでしょうけど」
それだけ言って襖を閉めて廊下へ出て行かれた。
「梅の実生るのかな?」
「2度咲きするだろうか」
アサツキ.jpg
「この細くて白い野菜は何だ?」
「さぁ・・あれだよあれ・・・ええっと・・・カタカナの・・・」(ジャン妻)
「エシャロット??」
「でしょ」
違うと思うな。エシャロット(冬ネギ)はもう少し太いぞ。
大旦那さんが現れたので聞いてみたの。「何ですこの野菜は?」って。
「そ・れ・は・あさつきです」
「あさつき??」
「山菜です」
甲斐南部で出される山菜、野蒜(ノビル)に似ている。
山菜だけど、山の中に生えるとも限らない。人目につくところや人家にも自然に生えるので雑草と間違われやすく、除草剤や農薬でヤラれちゃうことが多いとか。
小さいネギのよう。僅かに辛味があり風味も効いている。香りはネギです。

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蕎麦サラダをグチャグチャに和えて油そばのようになってしまった。
マヨネーズの漂う残り汁をズズズッと飲もうとしたらギロッと睨まれたよ。
グチャグチャ.jpg

蕎麦粥は熱々。
これを丼とは言わないが、茶碗かお椀でズズズ~ッといってみたいもの。
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蕎麦粥2.jpg

岩魚塩焼は10数年前まではアタマっからガブリッといったものだがなぁ。
岩魚塩焼.jpg
揚げ蕎麦は海苔で束ねたバージョン。
ベテランの域になって頭髪が薄くなったけど無理に結った力士の髷みたいである。
「ポン酢が多いな」
「そうね。あっ(ポン酢を)飲んだわねっ」
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揚げ蕎麦2.jpg
ひんやりした蕎麦稲荷は熱燗にアウのだ。
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夜の内湯1.jpg
雪見酒を期待して来たのだが、雪が無い会津湯野上の夜が更けていく。
「会津は雪が無いと寒いだけなんです。雪がある方が(気持ち)暖かいんですよ」
大旦那もそういう台詞を言うんだぁ!!!!!!
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蕎麦宿は只見線応援団 [会津]

雪の無い小野岳.jpg
雪の無い又見山連峰.jpg
1月なのに会津下郷、湯野上温泉に雪が無いぞ。これだったら余裕でくるまで来れたじゃないか。
「これじゃぁ会津じゃない」(ジャン妻)
「女将さんが週明け辺りから降るって言ってたけどな」
歩いて行くことにした。
「W酒店にツケは溜まってないだろうな」
「大丈夫。昨年支払ったから」
酒店と7-11に寄ったら歩道ができていた。
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白岩踏切.jpg
雪の無い湯神1.jpg
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「冬じゃないみたい」(ジャン妻)
「雪が無くって困ってるんですよ~」(大旦那)
雪が無いと大内宿に客が来ないという。大内宿には宿泊できる民宿は3軒。(山形屋、本家扇屋、伊勢屋)
大内宿に行く客が湯野上に泊まるのです。
部屋に案内されながら、「○○さん(私のこと)、只見線応援団ってお願いしましたっけか?」
「只見線応援団?いや、知らないです」
「前にウチに泊まったのいつでしたっけか?」
「8月だったかな」
ジャン妻は忘れてやがる。前回来たのは10月末です。
「8月だったら未だやっていなかったかも。只見線の復旧に絡んだ会員加入と商品券の発行プランなんですよ」
2枚の紙を渡された。2011年7月の新潟福島豪雨で、現在でも会津川口~只見間の27.6kmが不通の只見線応援団「賛同会員」加入申込書と、商品券受領確認書です。
それにはこうあった。
「只見線応援団宣言 私は只見線応援団の一員として、JR只見線の早期全線復旧を応援するため、次のことを宣言いたします。
1.福島県と二院が他県、さらには首都圏を結ぶ只見線が、紅葉や雪景色など美しい景観に恵まれた日本の宝であることを全国に伝えます。
2.只見線を積極的に利用することを心がけ、一日も早い全線復旧を応援します。
3.会員が相互に連携し、全国の皆さんにも幅広く支援を呼びかけます。」
平成23年7月の新潟福島集中豪雨災害で不通になった只見線の復興支援ですね。
只見線の現状.jpg
「あれって橋が4つ流されちゃったんでしょ?」
只見川を渡る第5、第6、第7、第8橋梁が流された。
「もう地元だけではダメなんで・・・」
だろうな。只見線の沿線住民は少ないし、地元自治体だけでは負担できないだろう。
雪の無い内湯.jpg
私は只見線に乗ったことは無いに等しく、2008年11月に何故か会津坂下から会津若松まで乗ったことがあるだけです。この世界に入る前なので何しに行ったのか全く覚えてない。
会津坂下から只見川に沿って田子倉まで走ったことがある。途中でガトリング砲の河合継之助記念館に立ち寄った。只見川の水面に川霧が発生していたのを覚えている。
部屋から1.jpg
部屋から2.jpg
だが現実は厳しい。不通区間は代行バスが走ってはいるが利用者は減った。
大人の小探検隊、たからった氏が只見線不通区間を調査されえている。それによると代行バスの1日利用客数は40人程度だそうである。
http://blogs.yahoo.co.jp/takaratta1152/folder/776438.html
(氏から許可を得ました。)
只見線そのものは復旧工事が全く行われていない。鉄路は錆び、雑草が生え、このままだと自然に還っちゃうよ。
この災害は同年3.11の東日本大震災の陰に隠れた感もあるが、いつまで経っても復旧しないのはJR東日本社が黒字経営だから。黒字会社に災害復旧援助は適用されない。
幾らかかるのか。JR東日本は2013年に会津川口~只見間の復旧費用が85億円、着工から復旧までの工期が4年以上と試算している。
黒字だからってJR社単独での復旧工事はしないだろうし、実際やる気はあるのだろうか。このままだとホントに廃止になったりしないだろうか。
復旧は困難だというが困難は不可能ではない。要は金を負担できるかどうかです。復旧費用を福島県や沿線自治体と負担について協議しているらしいが、金山町での住民説明会では福島県と沿線自治体から工事費の1/4負担を提示したという。
85億円の1/4だと20数億円である。県外から人が集まる旅館業界に支援依頼が来るのは当然で、会津で加盟した宿は湯神を含めて90宿。
只見線沿線の只見町9宿、金山町3宿、三島町5宿、昭和村3宿、柳津町9宿、会津坂下町3宿、会津美里町3宿、
会津若松市内16宿、会津下郷町10宿、南会津町23宿、檜枝岐村6宿。
下郷町の加盟旅館はつるや旅館、ホテル大島、有名な星乃井、えびす屋、みやもと屋、白い壁に黒い柱の山県屋、塔泉閣、新湯、そして蕎麦宿湯神、大内宿の山形屋です。
http://okuaizu-ouen.jp/
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「地元でなく、他所の人で観光で行く人、行ったことのある人の方がじゃぁ出そうっていう気になるかもね」
「加入すっことで受けられる商品券は2000円です。2人で4000円・・・」
私らは加入したさ。2人分の4000円を私らが何処でどう使ったと思います?
ご想像にお任せしようかと思ったのですが、まぁ書いてしまいましょう。加盟して得た2000円の商品券2枚=4000円を他で使わず蕎麦宿で使ったという訳ですよ。ハッハッハッ(笑)。
商品券の仕組み.jpg
そしたらここ数年で最も安い宿泊費になった。それを大旦那は復興基金に廻す?それだと宿の儲けが減ってしまったね。(ジャン妻はそうじゃないと言う。)
でも私は20数億円分の4000円を寄付したに過ぎない。
85億円の1/4に届くのはいつだろうか。
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雪の無い会津湯野上 [グルメ]

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浅草発11:00東武特急スペーシアがニューデザインになった。
10数年前、蕎麦宿で足首を裂傷して会津下郷の外科で3針縫った帰途にこういう個室車輌があるのを知った。それ以来最低でも往路は必ずこれにしている。鬼怒川温泉方面の普通車両はオバちゃん軍団やファミリー軍団、ジイサンバアサン軍団で賑々しい時があるからね。
「アナタのこれがホントの怪我の功名だよ。アハハハ(笑)」(ジャン妻)
スペーシアは新宿駅からも出ているけど避けた方がいい。JRの線路を借りてるから遅延等あると東武特急はプライオリティ(優先順位)が低く、JR各線や成田エクスプレス優先にされて遅延します。鬼怒川温泉駅から先、会津田島駅での乗り換えにも支障が出る。絶対に浅草駅発の方が安心です。専用線路だからね。
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個室1.jpg
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誰にジャマされるでもない走る個室居酒屋のようになってしまった。
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酒肴1.jpg
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個室に酒肴がズラリと並ぶ。
崎陽軒のシウマイ幕ノ内。
同じく崎陽軒のポケットシウマイ。幕ノ内はシウマイが3個なので足りないからです。
他は浅草駅に併設している松屋、地下の惣菜コーナーで買い込んだもの。
「別々に買おう」
「何でさ?」
「・・・」
ジャン妻と一緒に行動すると買うものに制約があるんですよ。あれ買っちゃダメ、これ食べちゃダメとかね。
崎陽軒の幕ノ内だって、「駅の売店じゃないんだし他にたくさんあるんだから、崎陽軒でなくてもいいじゃん」とかヌカしやがった。
で、別行動で集まった酒肴たちはというと。。。
ナポリタン(ハーフです)。
焼きそば。
豚肉とニンニク芽の炒め物2パック(200g)
ポテトサラダ。
マリネサラダ。
卵焼きの切落とし。
鶏唐揚げ。
海苔巻と・・・何かの稲荷寿司。これはジャン妻の弁当、ご飯で、私は食べなかった。
缶ビール500ml×2本(キリンラガー&プレミアム)、350mlが1本(ラガー)。
カップ酒×3、カップ白ワインが1本。
「唐揚げなんか買ったんだ?」
「うん。揚げ物がちょっとあった方がいいかなと思って」
最近は揚げ物なんか家でやろうとしないクセによく言うと思ったよ。それとやはり同じ行動すべきだったかな。卵焼きと唐揚げは崎陽軒幕ノ内に含まれてるからね。ダブってしまった。
地下1階から2階の浅草駅改札に上がってみたら、改札前が改装されて以前あった売店がなくなっていたんです。慌ててまた地下1階に下りて酒類を買い込むハメになった。

スペーシア個室って、都内は曲線区間が多いから、駅によってはホームから鯨飲鯨食が丸見えになります。

1時間半くらいで完食!!
あらかた片付いた.jpg
残ったゴミのヤマ!!
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爆睡するジャン妻!!
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下り方面の乗り継ぎは良くなった。鬼怒川温泉駅着12:59、13:11発の会津田島行に乗り換えて、会津田島駅に14:29着、14:31発の会津若松行に乗り換える。だが。。。
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会津田島駅での乗り換え時間は僅か2分!!
車内ガラガラ!!
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湯野上温泉駅.jpg
会津田島駅で2分乗り換えはちょっと慌ただしくないか?
会津長野で婆さん1人、会津下郷で数人、弥五島で婆さん1人下車。
湯野上温泉駅着が14:49、観光客4人下車。
蕎麦宿入りに丁度いい時間である・・・が・・・
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若松方面へ去っていく2.jpg
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雪が無ぇ!!
雪が無ぇぞ!!1月なのに!!

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この記事をUPした2016年1月18日今日現在、首都圏でも積雪しています。
今なら会津は雪があるでしょう。
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汁を飯に2度かけちゃいけないのですか? [ドラマ]

初登場の北条氏政公(演、高嶋政伸さん)が飯を喰っている。
飯に汁をぶっかけてる。これはもしかして氏政公を愚物と決めつける例のネタではないか。
いきなりこれが出るかね。
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北条氏政で検索すると必ずトップにこの汁かけ飯が上がって来る。
有名なこのネタは、氏政が喰ってた飯に汁をブッかけて喰ったけど、「汁が足りねぇな」とばかりに再度汁をブッ欠けて喰うんです。
その頃は存命中だった氏政の父氏康公も一緒に飯を喰っていて、氏政の二度かけを見て嘆息する。
「お前は毎日飯を喰っていて飯にかける汁の量もわからんのか。それでは北条家も自分の代で終わりだ」
氏政は父、氏康が何を言い出したのかすぐには理解できない。傍らにいる家臣や近習も、何を仰せですか縁起でもござらんとしか言えない。
氏康が言いたいのは、「飯にかける汁の量も量れないヤツに領国を治める(領民や家臣を推し量る)ことなどできるわけがない」というのです。
このネタ、私は中学の頃に学研か何かの本で見た。ジャン実家にまだあるかも知れない。小学生や中学生対象の本だからそこに脚色も加わっていて、氏康の言うことが全く理解できない氏政は、「いけませんか?」と口答えしてました。氏康は呆れを通りこしてやや怒気を含み、「わしの言うことがまだわからんのか」と。その後、一度で済むところを二度三度とするような無駄なことを云々とあったような。
締めは、「今や近隣に強国がひしめいている。家の行く末が案じられるのだ」
近隣の強国とは武田、上杉(長尾)はもちろんだが、佐竹、里見、宇都宮といった関東に蟠踞する勢力も含めてのこと。自分だったら勝てないまでも互角に拮抗し得るが、息子では厳しいと思ったのであろ。
氏康公晩年の頃の逸話だろうか。せっかくの食事が砂を噛むようになってしまったかも知れない。
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北条氏政の施政を知らない人でもこのネタは知っているか耳にした人は多いのではないか。
氏政を愚鈍の代名詞のように決めつける逸話だが、後年に太閤秀吉の強大過ぎる軍事力をナメかかって北条家を滅ぼした当事者だから有名ともいえる。
結果としては氏政が存命中に家を滅ぼしてしまった訳だが、氏政自身の武功はよく知らないし、信玄、謙信、織田のように迅速さに欠けるイメージは拭えないし、慎重で外交も小狡く・・・ええっと、どうも私も氏政公を持ち上げようにもなかなか持ち上げられないのですが・・・でも豊臣軍が来るまでは父氏康より勢力を拡大したし、治世も悪くはないようである。
氏邦、氏照、氏規といった有能な野戦司令官クラスの兄弟たちとの関係もすこぶる良い。(どうも小田原北条家にはお家騒動がないようです。)
でも氏政といえばやはりこのネタが最も有名である。いずれ上州争奪戦や、あの名胡桃城事件も描かれるだろう。やはり氏政が原因、主犯格のように描かれるのだろうか。
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ドラマのスタート天正壬午は二度かけをたしなめた父氏康公が亡くなってからおよそ11年ほど経過している。初登場の場面を鵜呑みにすると、このネタを知ってる人なら、親父殿が亡くなってからも飯に汁を2回かけて喰ってたように印象つくじゃないか。
「これってあれだよね?」(ジャン妻)
これって?もしかして?あれだよね?が多い女だが、脳裡に浮かんでも何なのか出て来ないらしい。
「汁を3回、ブッかけたネタだろ」
「1回しかかけてないじゃん」(ジャン妻)
失礼、逸話としては2回です。3回もかけていません。3回かけたらアホだよな。
「串揚げ屋だってソース2度かけは禁止なんだから」
「それとは違うと思うけど」
「アナタ何で知ってるのさ?」
「このネタはいろんなところで出てくるよ」
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高嶋さんの表情を見ると、「これが美味いんだよなぁ。亡き父上はああ言っておられたが・・・」
飯に2度汁をかけて悪いんかとでも言いたげである。
ウチなんか汁をブッかけようものならジャン母に叱られたからね。でも納豆や生卵に醬油を2度かけちゃいけないのかい?
刺身醬油が足りなくなる時だってあるさ。
最近、控えていえるけど、マヨネーズやタルタルソースだって。。。
どっかの女性議員さんが言った口調で、「2回じゃダメなんですか?」
冗談です。でもいきなり初登場で飯に汁をブッかけるシーンとはな。これでまた後北条氏の大河が遠のいたかもしれない。
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同一人物です [ドラマ]

まぁ好スタートのようですな。
滅亡寸前の武田家でスタートしたので、裏切り者たちの履歴書というか、長篠以降に武田家が置かれた厳しい状況や、これから天正壬午に突入する前のプロット、最強を謳った武田家中がボロボロ崩れていく辺りがイマイチ説明不足だった気がしますが・・・。
でもまぁ細かい注文を付けてたらキリがない。アイドル系の二枚目や美少女が皆無で、二枚目半や三枚目だらけなのがいいですね。後半に登場する秀頼役の中川大志さんぐらいではないか。
子役でスタートしなかったのもいい。親父が息子にベタベタせず、成人した男児として接している。信幸はとっくに成人しているようだし、主役の信繁は武田家滅亡の時だとおそらく15歳頃と思われます。
さて、ウチには2007年大河のDVDが揃っているので、続編、後日譚として見てしまう時がある。
ジャン妻が昌幸の母役、草笛光子さんを見て気付いた。
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「これってもしかして?」
よく覚えてたな。私もジャン妻が何を言わんとしてるのかすぐわかった。
「清水美砂さんだろ?忍芽がトシとったんだよ」
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「同じだよね?」
「そう。清水美砂さんのなれの果て」
なれの果ては草笛さんに失礼だが、2007年の大河で演じていたのは清水美砂さん。忍芽という名前だった。幸隆役は佐々木内蔵助さん。
忍芽改め、今年はとり、草笛光子さん。
「前のに昌幸って出てたっけ?」
「どうだったかな~。昌幸は三男で、長篠で上2人が戦死したから養子先から戻って継いだんだよ」
「そうなの?」
「そう。武藤っていう家に養子に出されてたのを戻ったの」
その辺りは何処かで説明があるのかな。
真田氏の出自は昌幸の父幸隆(幸綱とも、出家して一徳斎)が突然史上に現れるのだが、その前はよくわからないそうです。
滋野三家(海野、禰津、望月)の海野氏の流れということにしておこう。昌幸の母であり、父幸隆の夫人(清水美砂さん&草笛光子さん)は海野氏の家臣河原隆正の身内という。恭雲院とも。
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表裏比興の予感 [ドラマ]

なかなかいい味を出していますね。安房守昌幸殿は。
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「まぁ話を聞け。新府城はこの真田昌幸が知恵の限りを尽くして築いた。天下に聞こえた名城じゃ。この新府こそが最も安全な場所じゃ。安心せい。この真田安房守がいる限り、武田が滅びることは決してない!!」
家族の前ではそう言い切った安房守だが、部屋を変えて息子たちに言うには。。。
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「武田は滅びるぞ」(ボソッ)
「ええっ!!」
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「むろんギリギリまでわしが食い止める。しかしそれにも限りがある」
「それだけ織田勢の力が強いということですか?」
「強い。長篠の頃の比ではない」
「源次郎・・・」(報告を促す信幸)
「父上、実は源次郎、勝手に南の様子見てきてしまいました。差し出た真似を致しました。お許しを・・・」(信繁)
「しかしそのおかげで徳川勢の動きがいち早くわかりました。どうか源次郎めを許してやって下さい。申し上げよ」
「私が見たところ徳川勢は・・・」
「もういい」
「え?」
「興味なし!!」
「いや、しかし・・・」
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「わしはこの城を捨てることにした」
「はぁ!!」
「ここにいても先が見えとる」
「しかしここは天下に聞こえる名城と・・・」
「誰が言ったんだ?」
「ち、父上が・・・」
あ、そうだったなという表情の親父殿。
「・・・いや、いずれはそうなる筈だった。しかし如何せん未だ出来あがっておらん。織田が攻めてくるのがちと早すぎた・・・」
言いつくろう親父殿。
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勝頼公の前ではこう言い切っている。
「富士や浅間の山が火でも吹かん限り、武田のお家は安泰にござります。」
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(ナレーション)2月14日、48年ぶりに浅間の山が噴火した。
ドッカーン.jpg
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口あんぐり。。。
父・安房守から答えはなかった。。。
「そりゃ火山ですからたまには火も噴きましょう・・・」
そうかも知れないがタイミングが悪過ぎる。甲斐、韮崎(新府城)から噴火が直接見えたかどうかわからないがこの浅間山の天正噴火は記録にもあるそうです。当時の甲斐信濃の住民は武田家滅亡の兆と大騒ぎしたに違いない。
ジャン妻は安房守のコロコロ変わる方策やトボケた言い回しにゲラゲラ笑っていたが、
「まだ表裏比興してないでしょう」
そう。これからである。
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彼らの言い分 [ドラマ]

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まだ坊ちゃん坊ちゃんした主人公は脇に置いといて、私が「ようやく登場した!!」と喝采を挙げたひとたちを取り上げます。

穴山梅雪
駿河の太守が今川氏真になってから甲斐武田は甲・相・駿・三国同盟を一方的に破棄し、火事場泥棒のように駿州に押し入った。
駿河侵攻後、武田家親類衆筆頭穴山梅雪は、山県三郎兵衛昌景の後任として清水の江尻城代に就任している。
山深い甲斐から駿河に居住し、毎日海を見て過ごすことになる。獲れたての海産物も口にするようになった。
駿河に赴任して海産物を喰らったら視野が広がった。すぐ西にいる徳川家康と接することになる。
そのまた西には家康を同盟国としてコキ使う織田家が大邦を得て京に君臨、武田を潰す好機を狙っている。
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設楽ヶ原で大敗、名のある将星が消えた。
梅雪には武田宗家への不満が芽吹いている。
遠州の楔だった高天神城は後詰めが無く見捨てられ、先方衆の不満が募った。
自身の嫡男穴山勝千代と勝頼の娘との婚儀も見送られた。
梅雪は彼なりに今後の武田家はどうなるのか考える。国境(クニザカイ)で海を見て潮の匂いを嗅いだことで心中変化が起きていく。
国境を接する徳川家から密使が何回ともなくやってくる。表向きは誼を通じる内容だが、実は内応を迫られている。
勝頼は甲斐府中を出て韮崎にデカい巨城を造営しようとする。その為の資材や建設費の調達で、木曾谷の木曾義昌が不満爆発寸前なのを知った。
人心は武田家から離反しつつある。
梅雪の胸中に火が点った。

小山田信茂
小山田弥三郎信茂は甲斐の東、郡内を治めている。現在の都留市。甲斐の中心部たる甲斐府中から見たら郡内は地方を意味する。
甲斐は峡(カイ)から来ている。山の峡の間をまるで蔓(ツル)が伸びるように細い僅かな平野部が曲がりくねっているから蔓=都留という郡名があてられた。
その蔓は桂川に沿って伸びている。地図上で見れば同じ甲斐国内だが、桂川に沿った狭い群境を笹子峠といって、小山田信茂はその群境に柵を結んだ。
新府城を焼き、甲斐府中を捨てた勝頼一行を郡内に聳える巨大な岩城、岩殿城に迎え、織田軍を迎撃する為の柵だった。
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信茂は、甲斐国を蹂躙する織田軍の情報や、武田家末期の暴政に不満を爆発させた暴徒たちを見ている。
勝頼一行を迎えるべく先んじて郡内入りした信茂は己が故郷を見て驚いた。郡内は甲斐府中と違って全く荒れておらず日々そのままだったのである。新府城が焼けてから甲斐全土に燃え上がった恨みの焔は郡内には全く無かったのだ。それは同じ甲斐国内とはいえ、地理的に一線を画していたのだろう。
柵の目的が変わった。郡内を守る為の柵、暴徒乱入を阻止する為の柵となった。
勝頼一行はもうすぐやって来る。だが信茂の胸中にはもう迎える気は無かった。勝頼を迎える為に先別れて郡内に戻り、甲斐とは別世界のような平穏な郡内を見たら迎える気が消えてしまったのだ。

跡部勝資
江戸時代に描かれた武田二十四将という括りがあって、信玄に仕えた武将で後世になってからも講談や軍記物なので知られた人たち、もしくは人気者を23人集めて絵に描いた武田家臣団。
富士宮市で山本勘助生誕地たり吉野家の主人が言うには、
「武田二十四将は、その時々によって人物が違うんだよね」
これには幾つかバージョンがあるらしいのだ。吉野家の主人は「どの絵にも勘助がいるよ」と仰りたいのだが、本当は活躍した時期がズレてるのに、一緒にいるバージョンがある。例えば天文17年の上田原で戦死した板垣信方&甘利虎泰と、勝頼の代になってから頭角を現す真田昌幸が同時に描かれてたりするそうです。
別に彼らが「俺らが二十四将」と謳っていた訳ではない。だが、跡部勝資は二十四将には入れないだろう。
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誰が言ったのか。長坂長閑斎と並んで佞臣・君側の奸といふ。甲陽軍鑑の影響だろうか。
古参の武断派に対して勝頼の側近であり、武田家を没落に向けて梶をきった戦犯のように言われたりする。
設楽ヶ原の戦で主戦論を主張したとか。御館の乱で上杉景勝方から賄賂を受けたとか。
跡部は勝頼時代の家老格らしいが、後年で言うところの御用取次、奏者番だったのではないか。武田家の領土が拡張されて、他国への外交や、他国を併呑して服属された他国衆(先方衆)が増えたことで、取次をしていたお側御用人のような立場だったと思う。そこが古参の宿老や譜代家臣団との対立という恰好の背景に置き換えられた。
この記事をUpした時点では跡部勝資は逃亡したのか、勝頼に殉じたのかわからない。
長坂長閑斎も登場して欲しかった。汚名を多少なりとも挽回するいい機会だったのだが。

木曾義昌
この人にも言い分はある。
遠州高天神城が陥落してから甲斐国内で大規模な新城築城の賦役が各方面へ発せられた。場所は韮崎。
美濃との境を守る信玄の娘婿、木曾義昌は、木曾山谷から大量の材木調達と、普請に伴う御用金の徴収を命ぜられて愕然とした。
木曾谷は大部分を急峻な山地が占める為、耕作地が少なく平地は狭小。ただ、木はある。良質な巨木を産するからそんな賦役を割り当てられた。
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だが巨木を伐るだけではない。伐ったら曳綱をつけて人力で搬送するから作業員(曳子)も自前で提供しなくてはならない。
途中には鳥居峠や塩尻峠という難所があるし、交代要員も含めて木曾から韮崎へ曳く日程、曳子や大工の数、賃金や食糧、割り当てられた普請御用金、どれくらいなのか。算出したことすらない天文学的な数値に見えただろう。しかもその期間中は農作事ができないのである。
義兄・勝頼から「韮崎に材木をもっと送れ」と督促が来るが、これまで認められていた売買、良木を木曽川に流して美濃の仲買を経て上方に売るルートを停止せよとも言われた。
やってられなくなった義昌は織田方に通じる。義兄・勝頼が差し向けた追討軍も鳥居峠で撃退する。だが人質に預けた老母70歳、嫡男13最、長女17歳が処刑された。
木曾家は武田家が滅んだ後で加増されて一旦は存続しする。だが、三か月後の本能寺の変が木曾家をアヤしい方向に転がしていくことになるのだが、ここでは触れない。

惜しむらくは第1話の前にもう1話欲しかった気がする。
初回で唐突に裏切るのではなく、何故裏切りに至ったか、そのプロットを描いて欲しかったですね。
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ある地方都市の酒場にて [居酒屋]

本州の最果てに近い陸奥の某地方都市は、そこだけ昭和に取り残されたような街並みだった。
(昨日UPした写真集の街です。)
初めての街で酒場に飛び込む際、私也のマニュアルがあって、
重々しい店構え、厳めしい店構えの店は避ける。
店内が見えそうで見えないけど見える店をチョイス。
カウンターがあること。
遠方から会社の金で出張に来たことは極力伏せること。バレても、また再訪があることを暗に仄めかす。
できればすぐに飛びこまずに、その店から出てくる客筋を見てから。
後はアタルか外れるか運次第。ある1軒の酒場に飛び込んだ。
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牛タン1.jpg
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卵かけご飯1.jpg
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トテモいい店だったが、残念ですがおそらく一期一会になるかな。
訳あって詳しくご紹介できないのが残念です。
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文庫の大洋 [居酒屋]

正月2日に上大岡本店で喰った鶏唐揚げがトテモ美味かった。
上大岡のマスターにはポリシーがあって、「鶏肉はそのままでも旨味と脂があるのに、何でそれをまた油の中に入れなくちゃならないのかな」と仰せである。
マスターの拘りはわかった。でも、唐揚げくらいはあってもいいと思う。素材はあるんだからそういうのを採用すれば相当な数のオーダーが出て売上が上がるじゃんかと思うのだよ。
でもその気はないみたい。正月だけの限定メニューで三が日が過ぎて通常営業になったら鶏唐揚げは抹消されたに違いない。来年の正月も出るかどうかわからない。
最近というか、ここ1年くらい唐揚げが家で出ない。ジャン妻は、「(鶏肉を)買ってきて言えば(お願いすれば)やるわよ」なんて言ってるけど、買って帰っても殆どが塩焼きにされちゃう。
「塩焼き?焼き鳥なんか俺はしょっちゅう喰ってるし」
「アタシは食べてない」
ここでまたしても、「アナタはいいわね1人で飲みにいけて」と言われる。違うんです。ジャン妻が締日で遅い日、私が出張時に行ってるだけです。
「唐揚げは(選択肢として)ないな」とまで言われた。「そういうのが食べたければ外で昼に食べなさい」とかね。
でも意外と私、昼に唐揚げはチョイスしないんです。
夜は時間帯に寄るかな。上大岡の本店に居続けてもマスターのポリシーのせいで唐揚げにありつけない。
でも例外がある。
金沢文庫の3号店には唐揚げがレギュラーメニューであるのですよ。
大洋1.jpg
金沢文庫改札を出て東の商店街を徒歩10分も歩かないです。笹下釜利谷道路の陸橋を潜って、辺り住宅地で暗い路地のどっかを左折すると、蒼白い灯りが見えてくる。
一見のようにブラリと入った。実は過去に一度だけ行ってるんです。http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-06-13
鶏ネギ.jpg
豚味噌漬.jpg
焼き物は基本は上大岡と同じなんです。
写真がダメダメだったのですが大洋巻というのがあって、豚バラ肉でシメジを巻いてあった。
出ました鶏唐揚げ!!
唐揚げ1.jpg
だから何だってか。。。
特筆するほどのものはないですが、身体が欲しがってたので余計に美味く感じられたね。
唐揚げ3.jpg
牡蠣バター串。私は牡蠣は生でも大丈夫だが、ここ最近は焼いた方が好きになってきた。
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生ビールジョッキが氷の鎧で覆われていたのに苦笑したよ。ジョッキから私の口、喉を氷の欠片がスーッと下りてったからね。
群馬泉は置いてないです。竹鶴の熱燗にしました。お猪口が小さいな。
熱燗と牡蠣.jpg
なめろう.jpg
鯵なめろう。
なめろうと熱燗.jpg
煮込み。これは本店よりサラッとしていた。煮込んだというか、スープのようでしたね。
サラッとした煮込み.jpg
煮込みと熱燗.jpg
コンニャクが切れてない.jpg
カウンター7席あるけどかなりキツキツで5人座ったら満席です。1人辺りのカウンター面積も狭い。1人客だし、使わなかった四角い取り皿が案外と場所を取るんです。要らないと思うよ。
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クリームチーズ酒盗。
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酒盗と熱燗.jpg
店のHPにはこうある。
「金沢文庫駅からはちょっと歩くけど。
小さいお店で大人数は入れないけど。
店長はちょっと人見知りだけど。
路地裏でこっそり営業しています。
普段、歩かない路地裏をちょっと覗き込んでみてください」
そう。そんな路地裏にある。周辺は住宅地だし。地元の常連さんしか来ないようなスタンドにしか見えないのだ。
店主はちょっとどころかかなり人見知りで、店主が私に対して口を開いたのはナメロウが供された時に、「そのままで味が付いてます」、退店時に、「ありがとうございました」これだけです。素っ気ない訳ではないけど愛想が無いんです。
店内のBGMが70年~の洋楽で、ブラックナイト(ディープ・パープル)、ヴァンヘイレン、KISSが流れてたからおそらく店主は私と同世代か、若干お若いかと思うが、目と目が合っても向こうから視線を避けちゃうんです。こっちだって、「美味いね」ぐらいは言いたいのにね。
店主は料理人なんだろうね。厨房の中の人なんですな。
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本店と比較しちゃダメだよ。あくまで別の店だよ。でも本店にないメニュー(ピザ、合鴨治部煮、ポテトフライ、チーズクラッカー、キノコホワイトグラタン、厚焼き玉子)なんてのがあります。
周辺は住宅地の路地裏で店の規模は小さいが、厳しい条件だけに若干贔屓したい気持ちもあります。今の2号店と4号店よりは私に合ってます。構われたくない時はこっちがいいかも知れない。
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店を出て、文庫界隈を歩いてみる。
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店2.jpg
店3-1.jpg
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そして結局は本店へ。
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「文庫の店に行って来た」
「そうですか!!どうでしたか??」
「どうでしたかって・・・」
言っちゃおうかどうしようか迷ったんですが。。。
「かなり人見知りだねぇあの店主は」
「いいトコで修行して来たから料理の腕はいいんですけどねぇ。」
「相方のバイト君の方が愛想が良くて、笑顔接客TALK、気配りに長けてたよ」
そういう人でサポートしてるんです・・・のような答えが返って来た。
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アジ&太刀魚1.jpg
アジ&太刀魚2.jpg
「すみませんまだ群馬泉が入ってないんです」だそうです。
「えぇ~そうなの?さては発注し忘れただろ。明日明後日と向こう(群馬)に出張で太田市も通るから、私が行って注文して来ようか」
冗談でそう言っただけです。社用車で廻るからそういう重たい買い物はできないし。発注をお願いしときました。
群馬泉が無い代わりと言ったら何ですが。。。
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揚げて貰いました。
油を入れて沸かしてましたね。
「その他料理でテキトーにつけといてくれ」と言ったが、幾らだったかは忘れちゃった。
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やはり唐揚げは無かった。。。
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2016年初飲み(群馬) [居酒屋]

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お品書き1.jpg
お品書き2.jpg
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出張から戻ってこの店の写真を整理してたら、ジャン妻がPC画面を覗き込んで、
「また1人でこういう美味しそうなのを食べてるっ」
「・・・」
「アタシなんか昨日一昨日とお昼抜きで仕事して、夜遅く帰って1人でうどん食べただけなのにっ」
「昼を抜いたぁ?」
「・・・」
「喰わないのが悪いのさ」
「自分だけいいもの食べてる。何これ?」
「ブリのなめろうだよ」
「・・・」
ブリかよという白い目をしてましたね。私が1人で地方へ遊びに(飲みに)行ってるような言い方しないで下さいよ。仕事ですよ仕事。仕事の都合で1泊したらその晩は何処で何を喰おうといいじゃないか。
なめろう2.jpg
なめろう3.jpg
「今度はいつ(家に)いないの?」
いついないの?とは、いつ地方出張へ行くのかということ。
「今月の〇日と〇日・・・」
「2泊!!」
「そうだよ。だって上州だけじゃなくて〇〇市や宇都宮市も絡んでるんだからさ」
「そう。だったらアタシは〇〇さんと飲んで来よっと」
〇〇さんとは私とジャン妻の共通の社内友人である。
「〇〇と??」
「うん」
「〇〇よりもさ。アナタも昇進して今は部下が2人いるんだから、私がいない時はその2人を誘いなさい」
「・・・」
「アナタの上司はアナタにそういうのも期待して昇進させたんじゃないのか。〇長なんだからそういうマネージメントもやらなきゃ」
「イヤな言い方するわね」
「あながち間違ってないと思うぞ」
「・・・」
「アナタの部下なんだからアナタが守らないと」
「そんなめんどくさいこと・・・」
めんどくさい?部下を持つというのはそういうことさ。私だって部下がいたらこういう店に連れてってるよ。
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おとおしは鮟肝.jpg
この日は店主とアシスト君の2名体制だった。
多い時でもう2人サポートがいて3人4人で廻してるのだが、この店には珍しく閑散としていた。私の隣の方が、「やっと入れたよ~」って言ってたからね。
「私も2回ほど入れなかった」
「いつですか?年末?」(店主)
「年末と秋口にもう1回あったな。貼り紙がしてあった」
この店は満席でなくてもある一定のキャパが埋まると「満席です」の貼り紙を出しちゃうんですよ。どっかの旅館で満室にならなくても敢えてそれ以上予約を受けない宿があったがそれと一緒ですね。そういうのもありかな。
だけど2人だとキビシイな。座敷からちょいちょい1杯1杯オンザロックのお代わりが入るのですが、そこで調理が中断しちゃうんだよね。ボトルで頼んで氷を置いておきゃいいのにさ。
アシスト君もこの店に大分いる筈だが、どうもオペレーションや動線がスムーズでないようで、時折イラッとした店主がカオに出てましたからね。
燻製ポテサラ.jpg
燻製コロッケ1.jpg
燻製コロッケ2.jpg
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「すみませんコロッケ忘れてました」
「そうだろと思ったよ。蕪と塩昆布の何とかは?」
「ハイ」
店主はその場で蕪を切り始めた。作り置きじゃないみたいですね。
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なんなんだこの組み合わせは??
センス疑うよ。
何かヘン.jpg
酒悦七は2階が点いてる時は避ける。
まる飛は店に3人いる時がベターかな。
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「アナタはいいわね1人で完結できる仕事内容だし」
「私は社内独立独歩だモン。上司も部下もいないし」
「それでいて一目置かれてるし」
(それには答えず)「だから地方出張では1人で飲んでるんだよっ」
「・・・」
今年は上州以外の出張も増えそうなのだ。
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2016年初飲み(都内) [居酒屋]

今年の正月休みは短くて助かった。
ダラダラ長く休むのは性に合わない。サッサと日常に戻りたかった。
だが、こんな性分で、定年退職したらどーなるんだろう私?
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休み長過ぎ.jpg
仕事始め4日(月)、巷の飲食店は開いてる店が少なかった。居酒屋ランチはほぼ全滅でしたね。魚河岸が稼働していないからだと思う。
私は今年最初のランチは初めて行ったラーメン屋で軽く済ませた。この店の前を通ったら2人か3人の会社員が店の前に立っていて、店主が謝るような対応をしている。
「えぇ~休みかよぉ」
「すみません、明日からなんです」(店主)
その会社員は不満そうでしたね。こっちは今日から出勤してるのに何でこの店は休んでるんだと言いたげでしたよ。どっか他へ去っていった。
店主が私に気付いた。
「あっ!!」(店主)
「明日からだろ。今日は仕込みかい?」
「ハイ明日からの仕込で。・・・どーも・・・明けましておめでとうございます」
「ああ、今年もよろしくお願いします。で、今の客はランチに来たはいいけど・・・」
「ええ、明日から通常営業ですって・・・」
「そりゃ10日も休むからだ」
「・・・(苦笑)・・・〇〇さん(私のこと)は今日からですか?」
「当然だ」
「・・・」
「世間一般は皆そうなんだよ」
「で・す・よ・ね・ぇ・・・」
「フン(鼻を鳴らす)。ですよねぇじゃないのっ。でもこの界隈まだ通常営業に戻ってない店が多いな」
地方に帰省してる会社員でまだ休んでる人もいるから人通りは確かに少なかった。
そしたらまた別の会社員が2人通りかかり、あれ?店主がいるのに何で営ってないんだと怪訝そう。
「すみません明日からなんです・・・」
「明日からぁ???」
店にいるんだったら営れよぉみたいな不満気な表情を残して何処かへ去っていった。その向こうには女性3人がこっちを見ていて、「営ってないのぉ?」という表情である。
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「ホレみろ」
「・・・」
「言われたじゃねぇか」
「・・・」
「言いたくもなるさ」
「・・・」
「皆、正月料理に飽きて普通のメシにありつきたいんだろうね。来る人来る人皆に言われるんじゃねぇか?」
「・・・」
「明日、19時に2人予約入れといてくれ」
「あっ、来て下さるんですか?」
それまで下向いてたのに急に嬉々とするなよ。
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行ったらそこそこの客数。
ママ、スタッフとも改めて挨拶を交わした。
「10日ぶりだよ」
「・・・」
「10日も休んで何してたのさ?」
「・・・」
「まさか10日前と同じメニュー黒板じゃねぇだろうな」
「大丈夫ですっ。ちゃんと新年のメニュー考えてご用意してありますっ」
「考える時間はたっぷりあただろうからな」
「・・・毎回考えてるんですっ」(ママ)
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おとおしは七草の味噌汁、餅が入っていた。
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「これは正月に喰った餅の残りだな?」
そしたらママは口を滑らした。
「ち、違うわよっ。〇〇さん(店主)のご家族からいただいて・・・ハッ・・・(シマッタ)」
いただきものじゃないか。
原価がタダだから、10日休んでたマイナス分を少しでも補填しようと考えてるに違いない。

牛タタキとクレソンのポテサラ。
上に載ってる牛肉が美味しい。サラダに載せないで肉だけで出せばいいのに。
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ジャン妻は部署の課員から、帰省土産に奈良漬けを貰った。
塩分が強いのでこの店にあげちゃった。
「原価がタダ(無料)だから明日のランチに出すとか?」
私の悪態を無視して店主はさっそくポリポリ齧っている。
「美味しいですねぇ。いいんですかいただいて?」(店主)
「うん。ちょっと今はしょっぱいのは避けてるのだ」
店主は奈良漬けを齧りながら何か考えている。何か料理のアクセントにしようと模索してるに違いない。
「おとおしに出すなよ」
「・・・」
「ポテサラのアクセントにしようと考えてない?刻んだ奈良漬けのポテサラとか。明日辺り出そうだよな」
「・・・」
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牛ひき肉と筍のコロッケ。
何で筍が混ざってるのかワカラン。挽肉だけでいいのに。こねこねした練り物の中にコリッとした食感の筍が混ざってると何だかヘンだぞ。
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平目の梅肉しそ包み天ぷら。
「昨年の残り物だよ」
「・・・」(ジャン妻)
「今日から10日前の余った平目だな」
「・・・」
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寒サワラ竜田揚げとホウレン草の黒七味炒め。揚げて、炒めてだから、多少は時間がかかったな~。
長ったらしい名前だけどまぁまぁ美味しいぞ。
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三陸産牡蠣昆布醬油焼。
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さつま揚げ。今日は烏賊ゲソと生姜。
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ふと気付いたら満席である。
私の悪態に呆れ、「いい加減にしなさい」とたしなめたジャン妻までが、「10日も休んで休み明けに一気に満席にする戦略でしょう」
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「これは何だ?」
「姿っていうお酒です」
栃木県、飯沼銘醸株式会社のお酒です。
「このラベルはこの店じゃないか」
「そうですそうです。あるお方に描いて貰ったんですよ」
「だけどこのマンガだと、10日間休みますって貼り紙が貼ってないぞ」
「・・・」
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そしておとおしのアンコールで締め。
「2杯目だからおとおしより高いに違いない」
「・・・」(ジャン妻)
悪態ばかりついてたらジャン妻の眉間のシワがどんどん険しくなっていく。
「10日休みネタは今日だけだよ。次回からもう言わないから」
「今日も止めなさい」
「・・・」
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2016年初飲み(横浜) [居酒屋]

地下鉄ブルーラインを利用したら途中、地上駅の上永谷駅で外のまだ明るいこと。
「まだこんなに明るいね」
「明る過ぎるな・・・」
明るい時間帯に赤い酔眼になるとみっともないからね。それまで地下を走って外の風景が見えなかったので余計に明るく感じたね。でも正月休みだぜ。これが日常平日だったら明るい時間帯から呑む罪悪感が多少はあるけどさ。
「大丈夫。(飲んで)出る頃には暗くなってるよ」
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「主人がお世話になっております」(ジャン妻)
これは亭主を立ててるんだろうけど、本音は「いつもひとりで飲みに来て・・・」と言いたいのであろ。
昨年のフォルダを見たらこの店に24回、姉妹店に2回だった。でもジャン妻を同伴したのは僅か3回でしかない。
「アタシは久しぶりよ」
「・・・」
私はジョッキを挙げてスタッフ全員に向かって、「本年もよろしくお願いします」と乾杯の音頭。すぐ熱燗に移行したが、また群馬泉が在庫切れだったので竹鶴にした。
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今日は店内もテイクアウトもお任せコースのみ。でも唐揚げがあるじゃないか。
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唐揚げNGのマスターは宗旨替えしたのか。いや、今回だけの限定でしょう。「鶏肉は脂があるもの。それを何で油に入れなきゃならないのかなぁって思うんだよね」
唐揚げ、あちこちからオーダー上がってましたね。
(先日、金沢文庫の3号店に行ったのですが、そこにはレギュラーメニューで唐揚げがありました。)
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「唐揚げなんて久々だよ」
「そう・・・」
「家で作ってくれないからさ」
「だって作ってって言わないから」
「言ってるじゃないか。言うと、唐揚げ?それはないなって却下されてばっか」
これは事実である。「唐揚げという選択肢はないな」っていっつも却下されている。唐揚げに限らず昨年は1度も揚げ物が出なかったぞ。
「言ってくれればやるわよ」
「そうか。じゃぁスタッフに承認になって貰おうか」
「ア・タ・シ・に・恥かかせるんじゃないわよ」
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電話が鳴る鳴る。でもお断りするお客の方が多かったのではないか。
「3名様ですと18時まででしたら・・・」
時間を見たら17時15分だった。残り45分しかないぞ。その2名様は左暖簾の2人テーブル席に案内されてた。私らが出た後でこっちに移られたことを祈るよ。
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お任せコースのみなので消化不良は否めないけどサイドメニューをいろいろ喰いまくったら結構な金額になった。早く市場が開いて通常営業メニューに戻って欲しいもの。
「皆さん良いお年を」と言い置いて出た。
さすがに暗くなってる。16時に呑み始めて18時にあがり、帰って洋画を見て22時には寝てしまい、翌朝は腹減って4時30分に起きてしまったよ。そうでなくても日に日に夜の睡眠時間が短くなってるのにさ。
ジャン妻が起きて朝飯が出るまでが長かったね。
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この店は営るだけエライよ。どっかの店なんか普段から(土)(日)(祭)休みでこの年末年始10連休取ったからね。そっちも初日に行ってイヤミを言ってやろうかと。
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富士宮市山本にあるもの [隠れ郷土史]

私らは毎年の富士浅間大社詣出を欠かさないのですが、船山温泉の帰途や、静岡紀尾井の帰途に立ち寄ったりするので、必ずしも正月、1月に行くという訳でもないです。
そこで願うのは家族の健康のみと決めています。商売繁盛とかそういうのは願掛けしません。
今日はその過程で発見したものについて。富士浅間大社の最寄駅はJR身延線富士宮駅ですが、そこから富士方面へ2駅の富士根駅前を出て左折、小さい川を渡って右折、道なりに行くと潤井川を渡る山本橋という橋がある。
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潤井川2.jpg
潤井川3.jpg
橋を渡って高尾製紙(製糸ではない)の脇に案内板がある。
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高尾製紙を右手にぐるっと回って突き当りのT字路にも案内板が。。。
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吉野家入口.jpg
石垣が見え、吉野家というお屋敷があった。(牛丼屋ではない。)この辺り一帯を山本というのだが、ここ吉野家は2007年の大河で内野聖陽さんが演じた山本勘助生誕地だというのです。
(富士根駅は富士市、山本は富士宮市、さきほど渡った山本橋の潤井川が市の境界です。)
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説明板1.jpg
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この辺りは第2話「さらば故郷」で紹介された。紹介された内容は甲斐国誌に基づいている。駿河国富士郡山本吉野貞幸と安の三男に生まれ、三河国牛窪城主牧野氏の家臣大林勘左衛門の養子に入ったという説です。
実の父母を演じた人。ここ駿河の山本家。
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養父母を演じた人。三河の大林家。
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甲陽軍鑑では三河国宝飯郡牛窪、現在の愛知県豊川市牛久保町出身説他にもある。
NHKが放送、配信した内容はそのまま視聴者が信用してしまう。中には疑問符が付くのもあるし、甲陽軍鑑、甲斐国志とも江戸時代の史料だが、ここでは史料批判は控えます。
前半生が不明なので、どう描いてもいいのかもしれない。
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吉野家の敷地内に、何か作業をしておられた方(現御当主)がおられたので、
「あの・・・勘助ってここで生まれたんですか?」
我ながらブシツケな挨拶ではあったが、作業の手を止めていろいろ説明してくれた。
生誕地の碑が長屋門の手前左手奥に建っている。
碑の裏面には、勘助の出生から川中島の合戦で戦死するまでの事暦が略記されているけど難文で、陰になって見えないのだ。
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「読めないですね」
「門の傍に訳したのがあるよ。この辺りに・・・(碑の背後の山林と平段、畑の遊休地か?)・・・当時の御屋敷があったのよ」
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なるほど全面に潤井川が流れ、背後や山林。中世土豪の館跡といった趣ではある。
「ここから電線も無く富士山が見えるんだけど、今日は雲に隠れちゃってるねぇ」
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長屋門脇にいろいろ置いてあった。
吉野家のご主人はしきりに「南朝南朝」と言われる。ここ山本にある吉野家の祖は大和国吉野郷に始まり、南北朝動乱後に勘助の曽祖父にあたる吉野浄雲入道貞倫(ジョウウンニュウドウサダトモ)という人が下向して土着した。長屋門脇の防水用のビニールファイルに入っていた系図を見たら、この地での吉野家初代貞倫-2代貞久-3代貞宗と弟の貞幸、この弟貞幸の三男だったという。
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ドラマでは3代貞宗は出てこないが貞幸(演:伊藤高さん)は登場している。幼くして隻眼、片足が不自由な勘助を三河国大林家に養子に出す場面である。傍らに庵原忠胤(演:石橋蓮司さん)がいたような。
勘助は3兄弟の三男だが、兄、貞久は系図にその名前はないですね。光石研さんが演じていた。
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この辺り、若干は違っていたりドラマの本流に関係ない兄弟人物が省略されるのはまぁ止む無いところ。
「勘助さんは分家だったのですか?」
「そう。吉野家から分れたの」
下の系図、見難いですが、白い線を引っ張ってるところに着目してください。
父、貞行、母、安。。。
兄と勘助本人。
そしてその左下、遥か後世には。。。
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驚いたのは勘助に弟?がいて、そこから系図の枝が更に伸びていき、行きついた先端には「五十六」とあったのである。
「そうなんですか?」
「うん。そうなの」
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「私みたいに見に来る閑人っています?」
これはこの手の散策で必ず問うようにしている。
「うん。今はそうでもないけど、このドラマの年は1ヶ月に何千人も見に来たもんだよ」
あれから8年か9年。今やモノクロで色あせた内野聖陽さん、市川亀治郎さん、柴本幸さん、Gacktさん。。。
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何千人?
桁数多くないスか?でもその辺りはつっこまないでおいた。
「勘助さんの眼帯は変わってってるでしょう。偉くなるとね」
「最初、ボロかったのが、アワビの殻、片なの鍔・・・」(私)
「そうそう。山本家の家紋をあしらった立派なものになってね」
「実在の人物かどうかって言われてたのが、市川(市河)さんって方の文書が出てきてね」
功治3年(1557年)の川中島第3次合戦に於いて、武田晴信が市河という家臣にあてた感状に、「猶可有山本菅助口上候」・・・とあったというものです。
吉野家は葛山氏の家臣で葛山氏から知行を得ていたが、甲斐武田、駿河今川、小田原北条に接する場所柄、パワーバランスが拮抗していた。吉野家の主家、葛山氏そのものが難しい立場でいろいろあって信玄の6男が名跡を継いだのではなかったか。
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このすぐ近くの墓所に勘助の母、安女の墓・・・墓碑があった。あめくみちこさんが演じていましたね。
勘助は諸国を見て廻り、甲斐の武田を知り、駿河に舞い戻って花倉の乱に関わった辺りは創造かも知れない。
実の母は既にこの世を去った後だった。
隻眼で足が不自由な勘助は、軍略という異能の才でもって武田に仕えることになる。
駿河国山本が生んだ稀代の名軍師??
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南部氏滅亡の地に標注が建った [船山温泉近郊ネタ]

最近になって船山温泉近郊ネタで気になる情報を見つけた。
船山温泉のある南部町は南部氏発祥の地と謳っています。南部氏とは近世まで続いた盛岡藩が本流で、そこから分知したのが八戸藩、七戸藩。
南部氏の始祖は南部三郎光行という人。清和源氏(甲斐源氏)の系譜で南部郷(現在の南部町)を領していたが、文治5年(1189年)の奥州平泉征討軍に従軍し、南部光行は甲斐の南部を離れて陸奥国に入国したという定説になっている。
でも拝領したのを証明する文書はないようです。伝承による。
光行の子息に実長という人がいる。鎌倉幕府から睨まれた日蓮を身延に保護した人ですが、この人を南部破切の六郎というそうです。
破切=波木井?
南部町の北隣、身延に波木井という地があるけどそこに居住したのだろうか。
実長の子、実継が陸奥に行って根城南部氏の祖になるのだが、同じく実長の子で長義という人は陸奥に赴かず、この人の系譜が南部、波木井に土着、波木井氏を称した。
そこから数えて数代、南部氏は甲斐府中武田、駿河の今川、勃興してきた穴山、微妙な立場に置かれ、去就が難しくなる。南部町史には「甲斐国誌」からの引用で、
「大永中福島上総乱入ノ時、波木井三河守義実此ニ党スルニ依テ、武田信虎ノ為ニ峯ノ城ニ於テ責殺サルトアルモ此城ノ事ナルベシ」
伊藤さん.jpg仲代達也さん.jpg
福島(クシマ)上総とは、大河でテリー伊藤さんが演じた福島越前と同一人物か、一族の誰かと思われます。
峯ノ城ニ於テ責殺・・・大永年間は1521年~、武田信虎に攻め滅ぼされたという記述。
波木井南部氏が滅んだ場所の伝承地が2箇所あって、身延の波木井城と、船山温泉近郊の杉尾集落の東、峯という集落にある波木井山。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-05-03
位置関係です。粗いですが。
船山温泉と峯の城.jpg
峯集落にある波木井山です。峯の城という。
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町史にはこの場所についてこうあった。
「峯の城は波木井義実に関係した城と記され、北川の一段低い所に波木井氏の子孫が祀る社が建てられている。身延町に波木井城があり、波木井氏の峯の城とも呼ばれていることから、ここも峯の城の比定地の一つとして位置づけられる」
ハッキリ断定していない。可能性を言っている。
身延には碑まで建立されている波木井城がある。そこに南部波木井氏はいたかも知れないが、そこで滅んだ伝承はないようで、むしろ伝承はここ南部町本郷にある。身延はあくまで波木井という地名から来ているのではないか。
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竪堀か?.jpg
南部町の波木井山は、東に船山川の支流、西は谷になっているが、北の峯集落と地続きになってる辺りはあまり要害性が感じられない。南はだらだらした尾根になっていた。
城域も後年の壊変で明瞭でなくなっている。
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波木井山は2009年に初訪し、2010年に船山館主と訪れている。身延の波木井城には碑が建立されているが、南部の波木井山、峯の城伝承地にははっきり示すものはなかった。
ただ、私が現地の人から聞き取った証言に、
「坂を下って山を振り返るとそこに大きい岩があるの。うちの田んぼの傍だけど、そこは誰かが斬られた場所だって。斬られたか槍で突かれたかわかんないけどそういう怖い場所」 (峯集落に住むおばちゃん)
「(遺構を)潰しちゃった。知っている年寄りはもうおらん」 (峯の城域を耕してた耳遠い爺さん)
「石垣と人骨が出て来た。光行の墓じゃないかって」 (穴山信懸の墓がある建忠寺近くで出逢った爺さん)
私は、ああそういう場所なんだな、と思っていたのだが、昨年末に偶然にたどり着いたサイト、「甲斐武田を探検っ!!」http://1st.geocities.jp/minohazz/shiseki-shousai/mk026/mk026.htmlを見たら、波木井山の峯城域に、小さいながらも碑(標注)が建っていた。波木井氏の子孫の方が建立されたらしいです。
(甲斐武田を探検管理人、みんさんからご提供いただきました。)
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最後の写真は本郷の千年桜から見た峯の城です。
「桜が散る有名な場所って武士の最後にちなんだ場所が多いですよね」 (船山温泉T館長談)
では南部氏滅亡の伝承地論争、身延波木井か、南部町本郷か、この伝承は終止符が打たれたのだろうか。
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船山温泉99の謎120 船山温泉の源泉を見た [船山温泉]

日本は火山国だから温泉が多い。
難しい分野で私も詳しく知らないので南部町史から。富士川本流を挟んで西側にある船山温泉や十枚荘温泉は大きく言うと南部フォッサマグナ地域で、十枚山の東側に糸井川~静岡構造線が分布、船山温泉はこれの断層を泉源としており、大きい断層から枝分かれしているのか、同じく町史実は「成島断層による源泉で断層粘土より湧出する」と記してあった。
新潟県親不知(糸魚川)から静岡県に至る断層線の上にある訳です。西山温泉、奈良田温泉(白根館)、十枚荘温泉(船山温泉近く)もこれにあたるらしい。
船山温泉の場合は私の苦手な硫化水素を含んだ硫黄泉だがその香は弱い。源泉温度もく17℃くらいです。だから加温している。
(南部町史には27℃と表示された頁もあったが。。。)
温泉フリークの中には「船山は硫黄の香も弱いし、沸かし湯でホントの温泉と言えるのか」と厳しい視点で見る人もいるだろう。船山温泉の泣き所、弱い部分でもある。
だから館内の空間、最大滞在時間数22時間、とことん山の素材に片寄った料理、そういうのに力を入れるしかなかった。
でも硫黄の香がキョーレツだったら私はリピーダーにはならなかったと思う。群馬に住んでた頃も草津温泉にすら行かなかったから。
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船山温泉の源泉は館の裏にある。
コンクリートの小屋があって湯の神様が祀られている。
湯の神様.jpg
明治の頃、T館長より遡ること五代前の当主が本家から分れてこの地に下りて来た。
町史によると明治後期、船山温泉に至る最後の十字路を東に上った丘の中腹(杉尾集落)にあった私塾を解体して船山温泉の建設資材にしたとあった。この地に下りて来たT館長のご先祖さんは、たまたま住まわれたら源泉が染み出していてラッキーだっただけで、最初からここで商売しようと思って開湯した訳ではないらしいのだ。
「岩盤から源泉が染み出ているのを気付かないで居住(隠居?)したらしいです」
源泉が染み出ていた?
ここがポイントです。湧き出ていたのではない。成島断層の粘度から湧き出しているらしい。
自然の源泉を湯場というそうだが、船山温泉一帯の自然の源泉とは、那須、箱根大涌谷のように白い湯煙がモウモウ出まくって危険な箇所の立ち入り禁止区画があるほどの類ではない。だってそんな煙は何処にもない。
蕎麦宿の湯野上温泉のように温泉街あっちこっちに源泉供給ポンプがあって、自然の湯を集落全部に引いて風呂はおろか炊事や飲料にまで用い、それがアタリマエで表示すらしないくらいにふんだんに湧き出てる訳でもない。微々たるもののようです。
船山の源泉温度は計測できるが湧き出る量は行政的に計測できないそうで、
「おそらく1分間に5Lから10Lくらかな・・・」とのことであった。決して多くはない。この少ない源泉を如何に有効活用して供給するのだろうか。
渓流の湯1.jpg
船山温泉の源泉とは別に、T館長と船山川上流の自然の源泉を探索したことがある。
開発されない自然の源泉が2箇所あった。ひとつは船山温泉上流にかつて居住していた2軒の人家のうち1軒、Y家のお墓の先にある巨大堰堤の下、滝つぼ脇の岩盤から源泉が染み出ていた。
巨大な堰堤.jpg
源泉チェックする館長後姿.jpg
「岩から染み出ているこの白いシミが源泉です」(T館長)
堰堤の下の滝つぼなので、大雨大水時に水量、岩や土砂、流木が押し寄せる。だから堰堤がある訳で、この場所に源泉があっても掘削できない。
この白いのが源泉.jpg
この白いのも源泉.jpg
もうひとつは船山温泉の渓流の湯、静山の湯から見える堰堤の先にある。
その先にもう一つ堰堤があって、船山川が3つに枝分れする手前、平時はそれほど水量が多くない浅瀬を対岸の大森山側へ渡ったところに自然の滝がある。
おっ!!滝がっ!!.jpg
今度は堰堤ではなく、ホントの自然の滝つぼの脇に硫化水素の源泉が白く染み出ていた。
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水溜りが白く濁っていた。枯葉も変色している。
源泉の水たまり2.jpg
指につけて臭いを嗅いでみたら微かに硫黄臭がした。でも草津や那須のように鼻がヒン曲がる臭さではなく、普段、船山の湯で嗅いでるのと同じ程度の臭いだった。
「この場所を開発しようとした酔狂な人はいなかったのかな~。船山温泉2号館とか」
「いないですね。開発は人の集まるところに投じるものですから。山梨でいったら富士五湖とかね。ここなんかとてもとても・・・」
硫化水素のシミ?1.jpg
船山館の裏手にも硫化水素の染み、結晶がある。
「上で見たものと同じですよ」(T館長)
これらは船山川が流れる方向で右岸にある。左岸には見当たらない。このように、この辺り一帯の源泉は船山館の裏手だけではなく、船山川が流れる下流に向かって右岸、大森山系の岩盤に染み出ているようです。左岸には見当たらない。
硫化水素のシミ?3.jpg
では船山温泉の源泉供給メカニズムをもう少し調べてみましょう。今回宿に行く前にメールしたの。源泉を見たいって。でも源泉は温泉宿の本丸で聖域だし、さすがに企業秘密で取材許可が出ないかなと思ってた。
今回、T館長は日頃の不摂生で??腰を痛めておられ、夕餉の時にジビエを運んで来た最も痛々しいのを無理しておられるのがわかったので、取材は春に延期するかな~と敢えてこちら側からはもちかけなかった。
翌日、午前中にフロントでチェックアウト後のこと。
ジャン妻が次回の予約をしながら、新しい従業員のS君が、「お荷物お持ちします」
それを、「くるまをここに持ってくるからさ」と固辞して外に出て、駐車場に歩きかけたらお裏方からT館長が腰に手を当ててノッソリ現れた。
「〇〇さん(私のこと)、こっちこっち、例のもの」と手招くのである。それだけでピンと来たが、
「えっ?大丈夫なの?腰が悪そうだから無理せんでも・・・」
平気なようである。痛み止めで散らしてあるのかな。お裏方に廻ったらベテラン女性のMさんが洗濯物を干していた。そこを通り過ぎて源泉ポンプ室の扉を開け、地面のマンホールをズリズリズリっと開いた。腰が悪いのに大丈夫。
「見てください。これです」
「???」
船山の源泉を見た3.jpg
船山の源泉を見た2.jpg
覗き込んだら、薄暗いなかに水が溜まっていた。
「源泉がポコッ、ポコッと湧き出しているでしょう?ここに源泉が貯まるんです。」
これこそ船山が温泉宿として活きる為の生命線である。なるほど泡が浮いている。でもジャブジャブとふんだんに湧き出ているようには見えない。溜まっている。
弱い匂いがした。湖山荘のように鼻をつまむほどでもない。
この地下貯水槽(というか、源泉の槽?)の容量はどれくらいなのだろうか?
「2.5m×2.5m×3mくらいでしょうか」
18.75㎥ぐらいということか。
そこからは管が2本伸びているんです。
「2本あるでしょう?この源泉をそのまま供給する配管とポンプで汲み出して上の方にあるタンクに貯めておく配管です。そこに貯めておいて落とすんです」
T館長は船山の裏手の山を指した。裏手の山は時折散策しているし、館長に案内されて熊の足跡が発見された辺りを確認にいったことがある。
そこには循環用の貯蔵タンクがある。
謎のタンク.jpg
「だから各温泉に湯を供給する管が2つあるんですよ。源泉供給用と循環用(上の方にあるタンク)ですね」
ああ、そうか。それは前にも説明を受けたな。今はお休み中の?りんく氏とこの宿で出逢う前に氏から「船山温泉の供給管は何故2つあるのか?」調査の依頼を受けて調べたことがあったのを思い出した。改めて言うと、船山温泉は内湯も露天も貸切も2本の供給管があって、1本は源泉そのもの。もう1つは循環用です。(貯蔵、貯めて置くもの)常時は1本の管からのみ給湯され、時折2本めから供給される。タイミングを見て噴出す2本めが源泉供給用なのです。
給湯口.jpg
源泉温度は低いので鉱泉というか、冷泉といってもいいが、船山の補給用ボイラーの性能だと源泉17℃を一気に40℃まで上げられないので、多少は温めの湯が補給されるので、湯船の温度が下がるところを循環用ボイラーが働いて温度を調整する。
常にボイラーが稼働しているので燃料費、原油価格の高騰が辛いそうである。
今回は内湯、露天、貸切の温度差が何だか顕著でいずれも不均一だったのでそこを指摘したが、4つの湯場、内湯と外湯、計6箇所の温度設定ボタンは何処かにあるらしい。イメージとしては天ぷら専門店にある揚げ油のプール、そこの揚げ温度の設定ボタンと同じようなものであろうか。
これについては、「設定ボタンはあります。基本的38度~41℃で運用しています」とのことであった。
「でも貯めて置いとくと(硫黄の)匂いがトンでしまうんですよ。だからそれを温めるだけではダメなんですね」
「そうなんだ。このタンクがスッからかん(空っぽ、枯渇)になったことってあります?」
「基本的にはないです。機械故障の時だけですね」
故障したのを見たことがある。もう時効だから書いちゃうけど、東北大震災直後にキャンセルが続いて宿が経営危機に陥った時、宿や自分自身を奮い立たせる為に2連泊を強行したが(意外に思われる方もいるかもですが、私は船山で2連泊したのはこの一度きりなんです。)計画停電のあった翌朝に渓流の内湯がダウンしてしまった。源泉も循環も湯の供給が止まっていた。
単なるプールになってしまったんです。原因はヒューズがトンだらしいんだな。
それと、これも時効だろうけど、今はいない船山スタッフのヒューマンエラーで危うく翌日の温泉給湯が止まりかけたことがあるとか。幸い館長が気が付いて事なきを得た。
地下から湧き出す源泉と山上での貯蔵、そして循環、このシステムにしたのは昭和61年からだそうで、現在のスタイルになる若干前の時代のことだそうである。
ではそれ以前はどうだったのか、T館長は腰が悪いし、私もチェックアウト後なのでそれはまた機会を改めよう。
痛む腰を庇いながらT館長はマンホールの蓋をズルズル閉めた。この観察のせいでまた腰が悪化しないか心配である。事業者だから労災も適用されないだろうし。
出て来たところ.jpg
お裏方の岩魚稚魚が泳ぐ清水を横目に見て歩く。この清水(湧水)や染み出す源泉は、大森山系からの恵みで成り立っている訳です。
「よく温泉を飲む人はいますけど、行政上は飲めないんです」
私は飲んだりしないけど。
「ふぅ~ん。そうそう。雨が降ると硫黄の香が強くなるってことない?大雨の時ほど調子がいいというか、香が強く感じるけど」
「う~ん。。。」
「台風大雨の時って湯の色が変わったっていうのを聞いたことがある。水って見えないところで地下の水脈を勢いよく流れてる訳でしょう。だから硫黄成分も強く押し流してるとか?」
T館長はちょっと考え込んだ。確かに一理あるような、でも確信や裏付けがないような、という表情である。
館長とジャン妻.jpg
2人で駐車場に戻りかけたらジャン妻がいた。眦が釣り上がって眉間に縦皺が立っている。
「ちょっとっ。何処へ行ってたのかと思ったらっ」
「いやぁ。すみません」(館長)
「取材中だったんだよ」(私)
「くるまのドアも開いてないしっ」
その場の別れ際に、腰の具合がどうこう、何とか注射が云々、思い切って手術したら宿を休まなきゃならない、いっその間は若いのに任せたら?山梨県か静岡県にいい外科の医者を紹介できるかどうか、そんな病気談義をしながら再会を期して宿を引き上げた。

船山温泉の源泉は、上流の自然の滝つぼに染み出していた白い硫化水素の結晶が水溜まりに溶け込んで、それが自然に溜まったもので、流れが集まってくる場所と思えばいい。
「本当は源泉かけ流しの方がいいんです。そういう宿に勝てない。ウチに来たお客さんは結局そういう宿に戻ってしまう方が多いんです。ウチだって何千メートルもボーリングすれば可能かもしれませんが・・・」
関係者以外は立ち入り禁止です。
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船山温泉朝食バイキング一考察 [船山温泉]

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朝の青空に映える船山館.jpg
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何やら働く人々.jpg
渓流の湯1.jpg
渓流の湯2.jpg
朝餉のお品書き.jpg
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ジャン妻は顔をしかめてる。
「最初にちょこっとでもいいからご飯入れといて欲しいのに・・・」(ジャン妻)
「取りに行かないのか?」
「行かない。皆でドドドッとあの場所に集まるのがイヤなの」
う~ん確かに。
ワンフロアのバイキングと違って、それぞれの個室からぞろぞろ出てきてご飯、お粥、パンを廊下まで取りに行き、そこで並ぶのはあまり美しくないとは思う。
動線もめんどくさい。そういうシチュエーションは如何なものか。
何故、おかずだけ先出ししておいて、主食だけ廊下へわざわざ取りに行かせるのだろう。
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朝はパンが食べたいというリクエストがあっても、和洋2パターンの朝食を用意するのは大変だから、主食だけ選べるセミバイキング形式にしている訳ですな。
このスタイルにして廃棄や残り物が減った・・・それも理解できます。でもこのスタイルにする前から白米とお粥はあったわけですよ。それに「パンが食べたい」これが加わったら主食が全部廊下に出されちゃって、私のような白米主義者がワリを喰ってしまったのです。極端に言えばパンを食べたい人の為といっていい。
私はパンが食べたい人や、朝はパン食と決めているのを否定してるんじゃないですよ。船山のパンって案外と美味しいし、昨夜のシャルキュトリー、ハムやベーコンと卵を使ったら洋食も可能だと思うしね。
でもどう見ても今の船山の朝のおかずは和食だし、ご飯のおかずですよ。だからパンと白米を同等にして廊下へ取りに行かせるのは疑問符が付くなぁ。
各個室にお櫃によそったご飯を置いとく?そこまでしなくてもいいからせめて最低限のご飯を白い茶碗に入れて置いといた方がいいのではないかい?前と同じでいいんですよ。ご飯だけ廊下へ取りに行く個室レストランなんて聞いたことない。(苦笑)
「アナタのも持って来るよ」
「いい。おかずだけ食べる」
「おかずだけぇ??」
「自分の分だけ取ってて」
「・・・」
結局ジャン妻はダイエット中なのもあって白米を食べなかったんです。
船山温泉のスタッフはこのスタイルで朝飯を喰ったことがあるのだろうか。
今後もこれでいくのだろうか。
11時にチェックアウトしたら外は早いところはランチタイムだし、朝飯抜きプランで近隣の南部グルメ、甲州グルメ(朝昼兼)というのもいいかも知れない。
セミバイキング1.jpg
パン.jpg
眩しい船山館.jpg
さて、苦言を呈しましたが、この宿のいち利用者の個人的な意見ということで。
11時前にチェックアウト、次回の予約を入れ、くるまを廻す為に駐車場に出たら、館長が傷めた腰に手を当てながらお裏方から出てきた。
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船山温泉Charcuterie [船山温泉]

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二人静2.jpg二人静.jpg
清水.jpg清水目線.jpg
静山の湯.jpg風呂上りの一杯.jpg
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シャルキュトリー.jpg
今回の船山温泉訪問は年の締めの宴、慰労とは別に、目的・テーマが2つあって、ひとつがこのジビエ前菜、シャルキュトリーを食すこと。
これは事前に予約せずに当日のデフォルトだと1日に3皿しか出せないそうです。
訪宿数日前にメールで申し込んだ。フロントにもそう謳ってあったが決して安くはない。物珍しがって追加したお客様は私以外にどれだけいただろうか。
T館長は日頃の不摂生でか腰を痛めてしまったそうで。痛々しくも痛み止めを服用しながら自ら運んで下さった。
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タルタル卵ソース.jpg
定番の前菜、猪鍋、岩魚造り(黒い平皿に盛ってあった。前の氷を敷くスタイルは止めたらしい)が最初からセットされていて、前菜のハム(ベーコンか?)も含めて、甲州富士桜ポークハム、レバーテリーヌは鹿、猪ハム、猪ベーコン、鹿熊のソーセージ、薄く切ったゴーダチーズとクレソン。
「これって生で食べるの?焼くの?」
「そのままでどーぞ」
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ワインが合います。
それほど塩分が強くないですよ。味も濃いとは思わない。その辺のスーパーで市販されているハムやベーコンの方が塩気が強いのではないかなぁ。
これがジビエというものだよと自信満々胸を張っていえないが、家でこういうのを喰らっても何とも思わないような気がする。やはり船山温泉で食するからこそ、他の山の幸と相乗効果で美味しく思うのであろ。
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歯科・・・じゃねぇや。(インプラント以来、シカで検索すると歯科が最初に表示されやがる)鹿と熊のソーセージはさすがに他に無いものだね。歯応えがある。シャウエッセンとは違う。(アタリマエか)
このベーコン&ハムで朝にベーコンエッグやハムエッグを出したらいいのにって思った。次回は取り置きしておいて、甲州ワインビーフと一緒に焼いてみよう。
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ジビエはフランス語です。gibierだって。
私は英語はおろかフランス語なんか全然知らない人間だが、シャルキュトリは、Chairが肉、Cuiteが火入れ、それをくっつけた造語?
日本ではイマイチ馴染が無い。食肉加工職人をシャルキュティエcharcutierと呼ぶそうだが、洋菓子職人のパティシエや、チョコレート職人のショコラティエのように浸透していない。それらを生業とする職人さん料理人さんには悪いが、何だか血なまぐさい印象は拭えない。人数も多くないのではないか。
要は豚・猪・鹿・熊・鴨といった鳥獣の肉を、ハム、ソーセージ、サラミ、ベーコン、テリーヌ、パテなどに加工したもの。缶詰、瓶詰、塩漬、燻製、塩漬、乾燥といった肉の保存食ともいえる。
よくこういった路線を開拓したものである。
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船山温泉は以前よりも地場産の食材ネットワークが拡張された。ではこれらは何処から仕入れているのか。
ジビエを入手するには専門業者に依頼する訳だが、船山温泉では地元の猟師と提携?信頼関係が構築されている肉屋、または食肉処理施設を持つ猟師から直接買い付けていると聞いた。
今回その人達が実名でフロントやHPに明らかにされているが、いずれも個人名か個人商店、業者のようです。
北杜市武川町の武川米。(これは山梨県随一のブランド米ではなかったか。)
小林牧場の甲州ワインビーフ。(船山温泉の定番ですね。)
忍沢養殖場の茜鱒と山女魚。(私はまだ茜鱒は食したことがない。)
甲州桜肉専門店ミート高橋の馬刺、馬肉桜漬、馬肉ロースト、甲州富士桜ポークハム。
(悪くないけど、会津坂下の馬刺には及ばないような気がするけど。)
芦川村(Mさん)の山葵。
忍野の岩魚。(刺身は塩で。素揚げでアタマからガブリ)
早川町(Mさん)の鹿ヒレ。(鹿ヒレは確か連泊して2泊目の夜だったかな?)
どんぐり山(Ⅰさん)の天然猪。(鍋が主だったが、今回からハム、ベーコンが加わった。)
佐野おとり店の小鮎。(天ぷら、甘露煮、今回前菜で出されたフリッターがサイコーです。)
他にもあるけど省略。
「ジビエ他、山梨県地場産のネットワークが広がっていますが、そういう人脈はどうやって構築されるのです?館長が飛込営業するとか?」
「飛び込みもありますが・・・基本的に紹介が多いですね」(T館長)
個人名なので和えてイニシャルで表示しましたが、鹿ヒレ肉のM姓やI姓が多い地域です。もしかしてM姓と天然猪のⅠ姓の方は、それ以前から船山温泉に肉を卸しているホンモノの猟師さんではないだろうか。
船山温泉の厨房にもMさんがいる。前に送迎でTVに写った。武田鉄也さんと・・・誰だか忘れたが女性歌手?タレントを内船駅まで迎えにいった人。
「まさかMさんが獲った鹿かよ?」
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「ジビエは1日3皿限定だそうですが、それだけ貴重で品薄ってことなの?」
「鹿と熊の仕入れ状況によります。作る(加工する)のに時間も掛かるんです」(T館長)
前にT館長に、「船山温泉に卸している猟師さんは、銃で仕留めるの?」と訊いたら返って来た答えは「罠猟によるもの」とのことであった。
逃げ回ったり、暴れまわったりしたのを仕留めた場合、体温が上昇しているので処理(血抜き)を早く行わなくてはならないそうである。
運んで解体するのにも費用や労力がかかる。高齢化や後継者不足もある。だけど勿体ないことに、鹿、猪といった野生動物による農作物の食害に悩まされる農家の話題がメディアで取り上げられ、生息数を調整する為に目標数を定め、毎年一定量の駆除を行っても、捕獲された鹿が食肉として流通する割合は少ないらしい。
大半は猟師が自家消費したり、山中に埋めて終わり。昨日に載せたジビエバーガーのように地域振興につなげようという動きも出始めてはいるようですが。
何しろ効率の悪い商材なので安定供給ができない。群馬の某小料理屋の店主は「肉は相場が安定しているけど魚は変動する」とボヤいていたが、畜産とは違って野生のジビエ獣肉の場合は、仕留めて解体してみないと品質(肉質)が確認できないので、日常の食材とはまた相場が異なる。
また、提供する料理店や旅館側と、数少ない専門業者(仕留める側)との信頼関係、目利き、経験、付き合いに頼る部分が大きいそうである。
美味しく珍しくいただいたが、3780円という価格は決して安くはない。巷のビヤホールやフランス料理店のハムソー盛り合わせと一緒にしないでくださいね。
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後日、船山土産を持ってジャン実家に行ったらジャン母は、
「また山梨へ行って来たの?」
呆れたカオをされた。ジャン母は観光主義なので宿はどうでもいい人なのだが、私がいつも同じ宿へ行って同じものばかり喰ってるのが理解できないらしいのだ。
「猪のベーコン、熊鹿ソーセージを喰った」と自慢しても自慢にもならない。ヘンな顔をされた。ゲテモノ料理だとでも思ったのだろうか。
ワインに合う.jpg
ジビエシャルキュトリーの後は通常の猪鍋、岩魚造りを摘まみながら、岩魚素揚げ、甲州ワインビーフ、海産物の全く無いディナーが続くのだ。
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猪鍋1.jpg
猪鍋2.jpg
岩魚素揚げ1.jpg
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銀杏天ぷら.jpg野蒜.jpg
新しい男性スタッフも前述の業者と同じ姓だった。この地域ではよくある姓です。
「館長厳しいかい?まぁ3年は辛抱しなきゃな」ぐらいは言ったね。
「給料いいのか?って質問やらかしたら止めようと思ってたんだけど、言わなかたね」(ジャン妻)
「それを言うと辞めちゃいそうだから言うの止めた」
「男性率が増えたね」
「そりゃぁ館長にしてみりゃ女性より男性の方が怒鳴れるからだよ」
甲州ワインビーフ1.jpg
焼き始める.jpg
焼けて来た.jpg
甲州ワインビーフでちょっと悪戯をしてみた。
レア状態の肉を一旦焼くのを止めて醬油皿に浸すんです。
岩魚造の薬味だった生姜を載せる。
醬油で和えてみる。そして再度、焼く。
肉を浸す.jpg肉に生姜を載せる.jpg
肉と生姜を和える.jpg肉に生姜を載せて焼く.jpg
生姜焼き.jpg
「どうだい。甲州ワインビーフの生姜焼だぞ。むかごご飯が来たら定食になる」
ジャン妻は呆れたカオをしていた。
笹一熱燗1.jpg笹一熱燗2.jpg
厨房のMさんが持って来てくれた日本酒に移行している。笹一(大月市)、七賢(北杜市)、いずれも山梨県の酒です。もう少し銘柄を増やして欲しいな。T館長は日本酒よりも焼酎派らしいからな。
「手打ち蕎麦は。。。」
「う~ん。。。」
いつも思うのだがイマイチだなぁ。ちょっと粉っぽいかな。
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昨今、原油価格が下がったようである。源泉温度が低い船山温泉は沸かし湯なので、「燃料経費が減って経費が楽になったのでは?」と質問したら、
「燃料の部分で多少は下がりましたが他の経費は増えていますので全体的には利益は減りました」(T館長)
とのことであった。
ジビエ食材他、地場産のカテゴリが増えたからかな。いつまで経っても儲からない船山温泉である。
さてと、http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-07-30の記事で、船山温泉の聖域、源泉はどうなっているのかを予告しました。
館長にもメールで申し入れてあります。果たして取材許可が出るか微妙でしたが、本文中にあるように館長は腰を痛めたので、無理せず取材は次回に延期かな~と思いながら就寝しました。

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ジビエバーガー [グルメ]

新年早々この宿の記事の前に。
朝の青空に映える船山館.jpg
何故かJR大船駅のBecker´sです。
私はこういう駅中のファーストフードチェーンにはあまり行かないのですが。
大船駅Beckers.jpg
鹿の肉が目にとまりました。(もう提供期間は終了しています。)
時間を見たらちょうど10時になる頃合いで、朝メニューのディスプレイを通常セットメニューに換える作業をしていた店のねーさんに、ディスプレイを指しながら、
「これってもう出される時間?」
「10時からですね。大丈夫ですよ」と微笑まれた。
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『信州ジビエTHE★鹿肉バーガー720円。
自家焼成の酒種(さかだね)バンズに信州の鹿肉を使用したミートパティと長野県産のあわび茸のグリルを挟み、鹿肉の出汁と赤ワインの爽やかな酸味のあるソースでまとめたバーガー。
昨年より大きなバンズを使用し全体のバランスをUPしました。
注文後ミートパティを焼いてアツアツで提供する、“別格”シリーズです。』と謳ってる。
謳ってるとおり注文後に焼くので(おそらくは解凍だとは思いますが。)、「焼き上がるお時間が8分ほどかかりますけどヨロシイでしょうか?」と言われた。
「うん(頷く)・・・中のキノコを外す事ってできます?」
「かしこまりました」
キノコ、アワビ茸を外したのは何だか食べ難そうなのと、エノキ、シメジみたいなキノコはまぁ好きだが、エリンギのような平べったいキノコは食感が苦手なのです。
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待つこと8分。ファーストフードチェーンで8分は短くないが、その間、業務指示や報告メールを下書きしてWaitしてた。ホントに8分きっかりで供されましたよ。
「包む紙です。お使いください」
その紙は油を弾くような紙質だった。
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まず上のパンを除けてみる。
ワインソース?が多いな。ソース少なめってお願いすればよかったかも。
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ナイフとフォークで6つに切り分けてみる。
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肉とオニオンだけ食べてみる。
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う~ん。なるほどこれは確かに鹿の肉だね!!・・・
・・・大袈裟に唸るほどのインパクトはないな~ソースの量が多過ぎるせいかな~。
これぞ鹿肉という香、味はしなかったが、普通のハンバーガーとも違って食感は荒かったね。
店側のアピールにはこうあった。
『日本では野生鳥獣が増えすぎてしまい、農作物を食べたり田畑を荒らしたり、スギ、ヒノキやブナなどの樹皮や高山植物を食害するなど、農林業や自然環境にとって大きな問題になっています。農作物の被害額は年間に200 億円を超え、就農意欲の低下や耕作放棄地の増加をもたらし、結果として住処の拡大に繋がっています。
当社では2011年よりJR東日本グループで取り組む地域再発見プロジェクトへの取り組みの一環として、鳥獣被害対策で調達された長野県産鹿肉を活用したメニューを販売しており、当社で取り組みは5年目、ベッカーズでの販売は3年目です。食欲の季節に、気軽に立ち寄れるエキナカ店舗でジビエのメニューをぜひお試しください。』
長々説明されてあったがそんな趣旨は私はわかってるつもりだよ。だから船山温泉のT館長とかが頑張って普及しようとしてるんじゃないか。
鹿が増え続ける問題で船山温泉関連の記事で私なりに獣害要因を調べた際、地元猟友会の高齢化、銃が重い、弾の使用量の管理が大変、廃業者数に対して若手が育たない、等の理由が挙げられた。
獲る人、撃つ人、罠を仕掛ける人が減ってるから、ハンバーガーを15000食出したところでそれほど頭数減らないとは思うが、獲った以上は食材にするのが動物への供養というものか。
こういうのを出す背景説明も必要だが鹿肉の栄養バランスをもっと謳わなきゃ。女性にアピールしなきゃね。鹿肉は100gあたりタンパク質が20gに対して脂肪は10分の1の2.4g程度です。牛肉はタンパク質20gに対して脂肪が12g。かなりヘルシーな肉ではあるんですよ。
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これは船山温泉でいただいた鹿肉のステーキ。震災後に2泊して、初日の夜は甲州ワインビーフステーキ、翌日の夜に出されたもの。
牛肉と比べちゃダメよ。あっさりした肉だからね。ヘルシーで脂身が殆ど無いのです。
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パンで蓋をして紙で包んで喰う。パンはトーストしてあった。残りはあっという間に腹中に収まった。
10時にこれだけで昼は喰わなかったので夕方16時過ぎには腹が減ったですよ。私は8月末から減量して現在5kgダウンしたのですが。
「何これ?ちゃんと定食を食べなさいよ」(ジャン妻)
何これの販売期間は2015年10月1日~2015年11月30日でなくなり次第終了。取扱い店舗数は17店舗、販売目標は15000食。
完売したかどうか知らない。でも売れた個数以上に鹿の頭数は増えているだろうな。
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さて、この鹿肉ジビエバーガーのフォトを船山温泉のT館長にメールしたのよ。こんなものを食べましたってね。南部町にファーストフードチェーンなんてないからね。
そしたらその返信は、「これからジビエ料理をもっともっと本格的に取り入れて行きますよ」というものであった。
猪のソーセージ、ベーコン、燻製、ちょっとその辺の肉屋さんに並ばないようなものにTRYしている。
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ジビエ2.jpg
以下、船山温泉のFacebookから。
今年から本格的にジビエ料理をお出してして参ります。そこでまず、知って頂きたい情報をお知らせいたします。
今季扱うジビエは、「鹿、猪、ツキノワグマ」を予定しております。
すべて天然のモノを使用する関係でお出しできない場合もございますことご了承ください。
仕入先はしっかり行政からの許可をとっている猟師さんから仕入れます。
鹿肉 (仕入先 望月秀樹さんから)
他の食肉に比べ低脂質・低エネルギーでありながら必須アミノ酸・ビタミン類・ミネラル分が豊富に含まれています。鹿肉の赤身肉にはビタミンB群を多く含むので、新陳代謝を活発にして、疲労回復を促進するほか 、肌や粘膜の健康維持にも役立ちます。また貧血や冷え症を予防する鉄や細胞の健康を保ち、味覚を鋭敏にする亜鉛も多く含んでいます。
猪肉 (仕入先 伊藤達信さんから)
鉄・亜鉛・銅のほか、新陳代謝を促すビタミンB群が多く含まれています。脂身には必須アミノ酸のコラーゲ ンが多く含まれているので美容にも良いです。また、豚肉や牛肉に比べて、動脈硬化や肥満などに繋がる中性脂肪を増やす飽和脂肪酸は少なく、悪玉コレステロールを減少させて、ドロドロ血液をサラサラにする不飽和脂肪酸が多いです。
熊肉 (仕入先 望月秀樹さん・伊藤達信さんから)
熊肉には身体を温める効果や、滋養効果が高いとされる。また、熊肉には美肌効果があるといわれるコラーゲンが含まれ、特に中華料理の高級食材である「熊の掌」は豊富にコラーゲンが含有され、美容に効果があると珍重される。
とまぁタイヘンな謳い文句であった。
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一般的ではないし、日常で常時、食べられるものでもない。こういう風に詳しくアピールが必要なのは、鶏、豚、牛と違って馴染みがないからで、猪や熊や鹿など敬遠される傾向や食わず嫌いもあるだろう。
今回は船山温泉のジビエ料理をお願いした次第。船山温泉ジビエシャルキュトリー(charcuterie)は1日3皿限定だそうである。
シャルキュトリー、肉の加工品ですね。
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