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きたかまの夜 [居酒屋]

北鎌倉駅下りホームのベンチでジャン妻を待っていた。
高崎線内の安全確認で遅れていた下り電車が5分に1本の割合で、遅れを取り戻さんと次から次へと発着していく。詰まっていたようだがそんなに次から次へ走っても、逗子駅構内の側線が空いてないからすぐ折り返せないのではないか。
北鎌倉駅のホームは狭いのせすぐ目の前を走る横須賀線に私の手が届きそうである。電車から下りて狭いホームを歩く学生さん(高校生)たちと走る電車の間隔もスレスレである。
電車が停まる度に高校生の一群が下りて駅ホームの端っこ、鎌倉方面の踏切改札に向かって駅郊外へ出て行くように・・・見えた。
女子高校の群がカシマしい。スカートを手で抑えながらホームの端すれすれ、黄色い線ギリギリを歩いて、
「ヤダあのジジィ、あたしの〇ンツ見てるよぉ~」
2階建てグリーン車の1階、窓側の席に座った爺さんが窓にもたれて下から見上げるようにしていた。そりゃ言われるワ。
「ちょっとヤダぁ、絶対あのジジィ見てるよぉ~」
だったらホームの山側を歩けばいいのに。その女子高生は「ヤダヤダ」言ってるが、動き出した電車のグリーン車の1階窓際に座る乗客を睨めつけながらもホームの端を歩くのを止めないので、グリーン車1階窓際席に座っている全ての男性客の視線がその女子高生1点に釘づけじゃないか。
私が高校生の頃は女子のスカートは長かったが最近の子は膝上までしかないからね。寒くないのかって思う時があるよ。
ってことは私も見てるってことか。
スカートを押さえる女子高生スレスレに横須賀線が走って行く。

次から次へと電車が来る。
逗子行、久里浜行、下り電車が停まる度にゾロゾロ高校生が下りホームを群をなして歩いていく。
私はベンチに座って待っているがホームの幅が無いので、その群を避ける為にさして長くもない両足を斜め横に向けた。
オカシなことに気付いた。
まず思ったのは、北鎌倉駅ってこんなに多くの高校生が下車する駅なのかということ。
次に気付いたのは、電車が停まる度に私がいる下りホームにゾロゾロ下りた高校生どもの嬌声が、そのまま鎌倉寄りの改札口を出て消えた・・・いや、消えてないのである。改札外へ出ていかないの。上りホームにも高校生の大群がいるのです。彼ら彼女らは円覚寺側の改札や県道側(東慶寺側)の改札から入って来たのではなく私が今いる下りホームを延々端まで歩き、構内踏切を渡って上りホームに上がり、そこでまたキャァキャァ騒いでいる。改札から出ていかないのである。
何故、下り電車から降りて、構内踏切を渡り、Uターンするかのように上りホームに上がっていくのか。
北鎌倉上りホーム.jpg
下りホームにいた学生さんを掴まえて訊いてみた。
「あのさ。聞いていいか?」
「ハイ」
「何であの連中は(上りホームを指す)、下り電車できてまた上り電車で折り返すんだ?」
そしたら、「自分たちとは違う学校なんでよくわかりません」とのことであった。なるほど制服のタイプ、イロが違う様である。
北鎌倉駅構内踏切から.jpg
ついに私は構内踏切を渡って上りホームに上がり、そこにいた学生さんに尋ねるはめに。
「聞いていい?」
「ハイ・・・」
「君らは下り電車で降りたんだろ。そこの(構内)踏切渡ってこっち(上りホーム)に来て、また大船方面へ折り返すのかい?何でそんな迂遠なことするんだ?」
「あ、そうじゃないです。ボクらあっち(下りホーム)にある改札から入って来たんで」
なんだって?
そんな改札があるのか。この大群は下り電車に乗ってきたのではなく、北鎌倉駅の郊外から下りホームに入ってきて、普通に上り電車に乗ってこれから大船・横浜方面へ帰るのか。
「あの辺りに改札があるんですよ」
大船駅の下りホーム中ほどには臨時改札口があった。そこに簡易的なSuica改札機が。
簡易改札.jpg
私が下り電車から降りて、構内踏切を渡って上りホームに上がって大船方面へUターンしていると勘違いした高校生の大群は、北鎌倉駅の郊外、北に数百メートル歩いた辺りある某高等学校の生徒たちだった。駅の郊外からその簡易改札を使って駅構内に入って来たのである。
で、上り電車で帰るべく、構内踏切を伝って移動したわけ。
北鎌倉駅構内図.jpg
この簡易改札は平日朝の通学時間帯は大船高等学校専用改札口というそうで、生徒たちの平日朝の通学時間帯に、大船高校へ通学する生徒の為に朝7:30~8:30までの出口専用改札だったのが、駅北側にホームに沿った路地を結ぶ有名な素掘りのトンネル「緑の洞門」がスッタモンダで閉鎖されて通れなくなったが為に、時間を決めて出たり入ったりできるようにしたらしいのだ。
近隣住民も利用できます。Suica専用です。休日の最混雑時もOPENするそうです。
駅構内のホームを通って県道側へ通り抜けすることは認められていないそうです。
私が座っていたベンチから見たら、外から駅構内に入って来た高校生の群が、遅れを取り戻さんと次から次へと来る下り電車のタイミングと相まって、電車から降りた乗客の如く見えただけだったのです。
あとから遅れて駅ホームに下り立ったジャン妻は、
「これって噂の現場でやってたヤツじゃない?」
フェンス.jpg閉鎖.jpg
訴え.jpg
2016年4月、TBS「噂の東京マガジン」で取り上げられた。レポーターは笑福亭笑瓶さん。北鎌倉緑の洞門を守りたい側、文化財としての視点や景観性重視の保存を望む派と、安全性や利便性を重視する開削派とのせめぎ合いだったと思う。
「まだ工事してないんだね」
厳重に封鎖されていました。それまで高校生たちは円覚寺改札から出たり入ったりして、この洞門を普通に歩いていたに違いない。
暗い1.jpg
暗い4.jpg

ガードレールのない歩道を歩く。
疑問が解けてスッキリした気分の私。
向いのくるまのライトが眩しい。ドライバーは歩いている私に気付いてるのだろうか。
横合いから爺さんが現れ、私の前をヨタヨタ歩きだした。手には懐中電灯が握られてましたね。こっちも懐中電灯を持って来なきゃいかんかな。
「こんなに暗いんだ・・・」
「足もとに気を付けて」
時折横須賀線の音と、この先の踏切の警報音が鳴る。その音を聞いて安心したりする。
光る1.jpg光る2.jpg
光る3.jpg
「ここ?」
「そう」
「お向いは住宅じゃない?」
そこだけ煌々と光る店の前に普通に住居があるのです。
店の敷地と隣の家の敷地の境目が判然としない。だから閉めるのが早いんだと思う。大きいBGMとかは流せないだろうし。
「この先は?」
「奥は山か・・・森かなぁ。明るい昼に来たことないのでわかんないんだよね」
ジャン妻1.jpgジャン妻2.jpgジャン妻3.jpg
今日はテーブル席。カウンターには地元のお客らしき方々。
店内.jpg
おとおし1.jpg
おとおし2.jpg
南蛮漬
南蛮漬2.jpg
南蛮漬3.jpg
炙りキンメ、アジ
キンメとアジ.jpg
キンメ.jpg
アジ.jpg
蛍烏賊の天ぷら
ホタルイカ天ぷら1.jpg
ホタルイカ天ぷら2.jpg
アジフライ、禁断のタルタルソース添え
アジフラ1.jpgアジフラ2.jpgアジフラ3.jpgタルタル.jpg
お惣菜3種盛り。
お惣菜1.jpg
お惣菜2.jpg
お惣菜3.jpg
お惣菜4.jpg
牡蠣のバターソテー
牡蠣1.jpg
牡蠣2.jpg
おそらく在庫一掃のポテサラ。
ポテサラ.jpg
カメ.jpg
盃の中に亀がモチーフされている。酒を入れたら泳ぎだしそうである。縁に這い上がってきたりして。
「おでんのトウガラシを落としたみたい(笑)」
「これ、高いんですよ」
「カメだけ?カメがあるからには鶴も?」
「鶴と亀とあったんですが、二つは買えなくて・・・」
鶴亀揃えましょうよ。

この店のオーナーさんが登場。カウンター客と地元の会話に勤しんでいる。
私らは離れたテーブル席にいるので関せず、出る時に挨拶だけ交わした。
オーナーさんは今は昼だけ営業し、今いる夜のKさんもサポートしていますが、いずれ昼夜ともKさんに渡して同じ飲食関連の異業種に転ずる・・・らしい・・・です・・・。
前の鎌倉の店でもそうでしたが、客層と客筋と、そこで交わされる会話が都内の居酒屋と違う。文化的、社会的、理想的な空気がある。
誰もネクタイ緩めたりしないしネクタイ締めてる客なんていないしお洒落で文化人ぽい。職場の延長という雰囲気ではまるでない。
肩書で言うなら、先生~っていうタイプの人か、文化人か、品のあるオバさん。
私はそういう鎌倉では浮いている。輪に入っていけない。会社の汗をそのまま持ち込んでいるからかも知れない。他のお客と違うのが自分でもわかるのです。地元の人から見たら同じ神奈川県内なのに余所者のように見えるのでしょう。
谷川岳.jpg
「お替りお持ちしますね」と言いながらも、一升瓶を私らのテーブルに置いて厨房に戻ってしまい、「あら?何処へ置いたかしら」と探している若女将はまだまだ商売慣れしていないが初々しさがある。そのウチご亭主が前にいた都内の店のママのように商売上手になるであろうか。
全体的に前より薄味になった。アジフライの衣も薄くなったし。
暗い3.jpg
振り返る.jpg
「でもちょっと高いねぇ」
「同業者に言われたんだってさ。鎌倉で店を営っていくうえで、あまり安い料金設定はだめなんだと」
「あの値段で営っていけるかなぁ」
「さぁな・・・」
上りホーム.jpg
ガラガラの上りホーム。
さっきまで嬌声あげてた高校生の集団はいない。
撮るなっ!!
撮るなっ.jpg
ガラガラ.jpg
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