So-net無料ブログ作成
検索選択

船山温泉CS/ES [船山温泉]

何でこういうことをするのか.jpg
これは前回12月に来た時のものです。この時も館内ガラ空きだったのですが、このように使用済タオルを入れる場所に浴衣がポイと投げ入れてあった光景を2回か3回目撃しました。貸切と大浴場とね。
バスタオルとボディタオル以外は入れないでくださいと表示してあるのに。
タオル以外入れないで.jpg
私はT館長に言った。
「何でこういうことをするんですかねぇ。浴衣って入れちゃいけないんでしょ?滞在中に3回ほど見かけましたよ。」
館長の回答は、
「お風呂に入るたびに浴衣を着替える方がいらっしゃるんですよね」
ああそうか。湯上りにパリッとしたいのか。
それはわからないでもない。普通の民宿や旅館で部屋にタオル1枚だと1回拭いたら当然濡れるし、1回使って濡れたタオルを2回め以降も使わなきゃならないのは確かに気持ちいいものではないかも。浴衣も同じかな。
「でも・・・そういうことをされても宿側は許容範囲にしなくてはなりません。でも困るのはそれよりも・・・」
「何です?」
「今でもボディタオルを年間2000枚足さなくてはならないことなんです」
年間2000枚!!
お持ち帰りはご遠慮くださいとなってるのに。200枚じゃないですよ。2000枚です。
「そうなんですよ~」
T館長はボディタオルと言っている。バスタオルとははっきり言ってなかった。
タオル2.jpg
ここで難しい線引きがある。民宿や旅館って、宿名が入ったミニタオル(バスタオルじゃないですよ)や手ぬぐいを、薄いビニール袋に入れて客室に置いてあるでしょう。歯ブラシと一緒に。
それらと、船山の大浴場に置いてある山積みタオルとはどう違うのだろう。
部屋のアメニティ.jpg
私の私見として、袋に入っているタオル、手ぬぐいはOKだと思っていた。
歯ブラシと一緒に入ってたり置いてあったりした場合、歯ブラシを再利用することはないので、それに付随してタオル、手ぬぐいも使い捨て、のような感覚です。船山温泉の場合、部屋の引き出しにも小さいタオル、歯ブラシがセットで巾着袋に入っているからね。
そういうタオルは薄くて安物なので、宿泊費に含まれていると私は勝手に思っていた。昭和の頃の団体旅館では旅館名が入った小さなフェイスタオルが部屋においてあったでしょう。それらは持ち帰ることもできましたよね。
それらは今思えば宿泊料金に含まれていて、旅館側がお客に無償配布していたんだな。粗品やお年賀と同じようなものでしょう。
果たしてそれを家に持ち帰って使ったかどうか。
もちろん持ち帰りに関する表示に従うかスタッフに確認するのが望ましいです。
タオル1.jpg
でも部屋に置いてある安いタオルではなくて、風呂にあるバスタオルとなるとそれはNGでしょう。T館長はボディタオルと言っており、バスタオルとは言っていないが、どちらも「館内にてご使用ください。お部屋でもご使用いただけます」と謳っているので、T館長が言いたい中にはバスタオルも含まれているのかも知れない。
船山温泉の場合はパスタオルもボディタオルも、浴衣、シーツ、枕カバー等と同様に、業者に出して洗濯して繰り返し使用するわけですよ。使い捨てではないのです。
だから先ほどの浴衣を入れて置くのも、持ち帰らず再利用という意味ではクリーニング業者に出すわけだから、タオルと一緒に放り込んでも最終的に行きつくところは同じなのかも知れないが。(掃除部のスタッフが仕分けるのかな。)
浴衣は2階の自販機の前で数量限定で貸し出しています。宿泊客全員が湯上りにポイばかりしていたら浴衣の貸し出し在庫が無くなっちゃうかも知れないな。あまり頻繁に起きたら浴衣貸出も廃止?なんてことになりかねないのではないか。
数量多くて宿が許すならOKというものでもないらしい。やはり使い捨てか、再利用か、どちらかで持ち帰り可能かどうかが決まるのではないかな。
タオルお持ち帰りNG2.jpg
宿泊費の中に消耗品として計算されていれば持ち帰っても構わない気がするが、そういうのがわからなければやはし聞くしかないです。でも脱衣所に、お持ち帰りだけはご遠慮くださいとなっているから少なくとも船山温泉では脱衣所のバスタオルとボディタオルの持ち帰りはNGです。
船山温泉に初めて宿泊した時、バスタオル、ボディタオルが山積みで使い放題なのに仰天したものです。タオル他、アメニティが山積みで使い放題な理由はゴルフ場からの発想だそうですが、さすがのT館長も、「持ち帰りは想定外でしたね・・・」・・・
山積みになってるから1枚くらいいって感覚になるのかもね。ダメですよ~。
前に個室食事処で取材した時に聞いたのですが、山積みになっているタオルのクリーニング代は当時の金額で年間数十万円だそうです。浴衣、パジャマのクリーニング代も相当な額らしいです。
ビール1.jpg
中庭でジャン妻とビールを飲んでた時に気付いたのですが。
「こんなとこにまで時計があるよ」
「ホントだ」
置時計が鎮座している。時間もオカシいし。
「ここまでしなくてもいいんじゃないの」
「・・・」
ここにも時計が.jpg
前にT館長はこう言ってた。
「今のウチの客室数で、13時チェックイン11時チェックアウト、それでいて現在の宿泊料金ベースの2万円を切らないで維持したい・・・」・・・
・・・でも時代は移り変わりその金額ボーダーラインはあっさり破られてしまった。今回改めて船山温泉は高くなったなと唸ったものである。
私を船山温泉に導いた師匠、番頭さんは今の金額を知ったら何て言うだろうか。

この時にT館長は、「そのベースを維持するにはまとめるしかないんです」とも言っている。
まとめるとは何をまとめるのか?実はT館長は実は理系の人で、そこで学んだ最適化というものを宿経営に活かされている。
髭生やしたワイルドな風貌してるだけで、実際はクレバーな人なのですよ。
こう言っていた。
「最適化で宿泊客をまとめるんです」
アナログでアバウトな旅館業の中で、先代が経営していた頃の旧船山温泉を継承。システム化するのに必要だったという。いろいろあるのですが、目立つものでは船山温泉にはあちこちに時計が置いてあること。
呟きⅠの頃、99の謎で、「何故船山館内にはやたらと時計があるのか?」を企画したらジャン妻から、「そのタイトルは否定してるみたいだから止めなさい」と言われたがもういいでしょう。この時計置きまくりは宿泊客にある程度の時間枠と行動枠を定めているのです。
13時にイン、11時にアウト、この長い滞在時間を最適化する為に、食事時間は6時~8時、朝食時間を8時~9時に問答無用に決めている感がありますよね。
宿でスタッフの数が最も必要なのが午後からの調理~配膳~片付けまでの時間帯だからです。それに加えて宿の周囲に何もないのを逆手にとって、宿泊客を13時~翌日11時まで館内に封じ込めてるのですよ。
館内にいてください、どうせ周囲に何もないですから館内の空間で長時間くつろいでください、その代わりこの時間帯(食事時間)で食事をお願いしますねというもの。
客が時間帯できっちり集合してまとまればスタッフのシフトや役割分担もまとまる。これが最適化。どうも今回は宿泊客が少なかったのもあって料理の回転が超特急だったが。
脱衣所も含めて館内に時計が置いてあるのはその為、最適化の為なのです。よ~く見るとわかりますよ。それらの時計は時刻が微妙に進んでいます。食事処から遠い場所ほど進んでいます。
船山温泉が観光地にあったらこれはできなかったと思いますよ。
「でも幾ら何でも池のある中庭にまで時計を置かなくてもねぇ」(ジャン妻)
「ちょっとやり過ぎかな」
「うん」
かつては宿泊20000円を切るが為の最適化だったが、現在はそうではなくなった。
「1万円台後半でそこそこ満足できればいいと思うのです・・・」・・・T館長の理想が崩れてしまったのは様々な理由があるのですが、ここでは割愛します。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-07-30-2
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-07-30

他に小さいネタを。
時代が変わり、改まったものもある。
「連泊の昼、南部路の仕出し弁当ってなくなりましたか?もしかして南部路そのものが廃業しちゃったのかな」
「いえ、南部路さんはしっかり経営されておりますよ。でも仕出し弁当は廃止しました」
私は連泊は一度だけです。震災直後のこと。
この時はお握りだったかな。時節柄あるものをいただくしかなかった。
連泊の昼.jpg

冷水ポットのサイズがデカくなった。
これは助かる。酒飲みは喉が渇くものなのです。
「さらの木のポットは小せぇからな。これくらいあった方がいい」
みず.jpg

サラダが生ハムになった。
これは美味しいねぇ。家で普段、生ハムなんて出ないからね。
サラダ2.jpg
ジャン妻の中で最大のヒット、コーヒーメーカー導入。
コーヒー1.jpg
食後に1杯、出る前に1杯、朝から午前11時までに2杯飲んでいたからね。

駐車場の砂利石を盛ってくるまどめのボルトと接触しなくなったこと。
これは昨日Upしたので詳細は省略。
砂利を嵩上げした?.jpg

階段のライトが無くなった.jpg
浴場へ向かう階段の灯が無くなった。
前はこの階段の段に隠れて、トラック野郎のような電球がピカピカ光って品が無かった。
私をこの宿に導いた師匠・番頭さんは「ひとりかふたり爺さんか婆さんが躓いたからってあんな電球を点けなくても」と仰っていたものだ。
確かにこの段差は気になるが、これはもう水回りの関係か、地盤の岩盤の段差で仕方がないと思って気にしないでいた。すっきりした。
夜.jpg
夕食時間帯に部屋への立ち入り、ベッドメイキングやロールカーテンを下ろす作業も廃止になった。スタッフは部屋へ入って来なくなったのです。
「夕食中のベッドメイキング、部屋への立ち入りも止めたんですよね?」
「部屋に置いてあるアンケートやご意見をお伺いする中で廃止いたしました」

だけど私的に、廃止になって残念なのがこれ。
チケット.jpg
これは現在は発行されていないそうです。
私らはかろうじて昨年、間に合ったので更新しましたが、これが最後のカードになるでしょう。
旅行会社を通しての予約やクレジットカード利用が増えたことで、私らのような宿に直接予約して現ナマで払う客がワリ喰ったってことですかねぇ。
「お客さまの価値観は変わって行くものですので、当館といたしましても、やること、やらないことの住み分けを明確にして参る予定です。CS/ESの両立を目指し、強い事業所を目指します」
CS/ESとは何か?
顧客満足、従業員満足です。
個人差はある。顧客満足度を100%にするなんて無理。いいとこ60%か70%でしょう。
私は今でも大浴場の寝湯をひとつ取っ払ってくれって思ってますけどね。
船山館.jpg
コメント(4) 

コメント 4

みー

旅館経営は、本当に難しいですね。
昔ながらの大型旅館で今でも人気の所もあるし、そうでなくなった
所も・・・
同じ値段、同じ規模でも顧客の満足度は違いますね。
個人個人で1万円台だったらこれぐらい。2万出すのならこれぐらいって、
感覚の違いがあるので・・・
by みー (2017-05-05 20:58) 

船山史家

みーさんこんにちは~。
宿を経営する側も大変ですが、その宿に通い続けるのも難しいなぁと思う時があります。
変わらないものなんてないからです。今回の船山行は過去最高金額でちょっと目玉が飛び出しそうになりました。
料理は美味いし好みだし、皆さんよくしてくれるのですが、やはり例の寝湯が気に入らないですね。それでも私を船山と繋ぎ駆り立てるのは館長との友情か。出資してもいいとは今でも思っています。
今はまだ現役ですからこういうことが言えますが、あと数年したらもう行けなくなるかも・・・のようなことを考えてたら、公務員が65歳定年まで云々の報道を見ました。
う~ん。。。働いて行き続けなきゃイカンですかね。
by 船山史家 (2017-05-06 14:28) 

のばら

こんにちは 船山温泉も金額が高くなってしまったみたいですね。高級宿になってしまいましたね、私が行き始めた頃のこの値段でこのサービスと内容ですげーなぁという感動と驚きはこれから船山温泉に泊まる人は味わえないのですねある意味かわいそうですね。まぁ世の中はいろいろかわりますから仕方ないと思うのですが、あとポイントカードは廃止ですか?これも寂しいですね。
by のばら (2017-05-08 00:41) 

船山史家

のばらさんおはようございます。
現在の船山温泉はですね。普段船山より高いな宿に行っている人たちが船山にきたら「おっ、この値段でこれならなかなかいいじゃないか」と思うでしょう。
載せられない部分で私的には「あ、そこまでしてくれてありがとう」なのもまだあるのですが、今は対外的に胸張ってアピールするものがなくなってきましたね。
高級より高質であって欲しいです。そこを館長は狙っているみたいです。
by 船山史家 (2017-05-08 07:06) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。