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ノミホの功罪 [人間ドラマ]

下の記事は有志だけで開催された内緒の歓迎会で、有志だけで開催したのだが。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-06-06
だが、幹事がイモで内容が最悪。海鮮居酒屋と謳っていたが、マズいコース料理のおしつけ、何を飲まされてるのかわからないノミホ(飲み放題)、気が利かない店員たちに閉口したのと、私自身が風邪こじらせて咳ゴホゴホで体調最悪、2時間きっかりで早々に席を立って帰ったのだ。
その宴たけなわで、その場にいた連中にメールが配信された。PCから携帯に転送され一斉にビービー鳴っていたのである。
誰からのメールかと訝しんだら、社の上層部、〇長からだった。その内容は後日、今日の主賓格の正式な歓迎会開催が配信されるというもの。
メールを受けた連中は顔を見合わせた。配信した〇長自身が今宵、呼ばれていないからである。
「我々だけで密かに開催したのがバレたかな?」
「誰か後を尾けられたんじゃない?」
いつも幹事役のK子という女性は(昨日の記事で登場)〇長が嫌いで、「〇長は誰も自分を誘ってくれないから、とうとう自分で幹事せざるを得なくなったのでは?」
まぁ散々な言われようであった。

後でジャン妻は私に、「アタシは〇長をそうやって笑うネタは好きじゃない」と言っていたが、とは言うものの、〇長は4500円の参加会費で、「500円お釣りください」と手を出す人なのだ。私は笑われる本人、嫌われる当人が悪いと思っている。
「確かにそれもあるけど自分たちの上司だよ。それを貶めてどうするの」
「言われる本人のせいだよ」
「アタシは嫌いなの」
「飲んでる席での話だろうが。その為に赤提灯(死語?)があるんだぜ。そういう場で言うのは構わないんだ」
「アタシは建設的なハナシに持っていきたいの。愚痴はイヤ」
「でも赤提灯やそういう愚痴る社員を否定するもんじゃない。それは必要なんだから」
必要というか必要悪というか。でもジャン妻はそういうネタを肴にするのが嫌いで、他の社員とは一線を画している。

私の考えは、上役は普通の社員以上に権限、決定権を持ってるし報酬も得ているんだから、下の者が同情する必要はないというもの。
だから上役自らノミホばかり行ったり、ランパスを持ち歩いてランチに行ったり、そういうのを社員に見せないで欲しいのだ。上役になればこういうものだよと、若い者が憧憬のマナザシを送るくらいになって欲しい。

私とジャン妻は誰よりも最初に、「参加します」と〇長へ返信しています。
そしたら自ら幹事の〇長は、私を見て嬉々としてこう言ったものである。
「当日、ノミホですから」
私は「ああそうですか」と返したが、内心では憮然とした。
私がノミホで喜ぶと思ってるのか。心外極まりない。一緒にすんなよ。ノミホなんてのはどんな酒を飲まされてるかわからないし、銘柄指定はできないし、店によってはWCが混むし、汚れるし。
安い金で酔っ払えばいいや、でしかないのだ。

伊豆高原八幡野、さらの木へ行く途中の車中で、その話題になったのだ。その宴会はさらの木の翌週だったのである。
「〇長自ら幹事とはな」
「・・・」
「誰も呼んでくれないからだろうな」
「またそういうことを言う」
「だけどよ。まさか当日、会計まで〇長自らがやるんじゃないだろうな」
「え??」
「まさか〇長に会計させる訳にもいくまい、アナタやったら?」
「えぇ~」
「会費は幾らだっけ。4500円?500円お釣り~なんてやるんかい。アハハハ(笑)。500円玉たくさん用意しなきゃな。アハハハ(笑)」
この時のジャン妻は「アタシがやる」、とは言わなかったが、後日、「アタシが会計係をやることになりました」という。
「会計、K子じゃないんだ」
「K子さん、来ないんだって」
「え??」
「予定があるみたい」
いつも幹事役を買って出るK子が不参加だという。私はK子を軽く問い詰めた。
「まさか来ないのかよ?」
「ハイ」(K子)
「マジかよ!!」
「その日はちょっと・・・・」
・・・の後は、取って付けたような不要不急の理由ではないか。
「君が来なきゃ始まらないじゃないか」と私は心に無いことを言った。K子は〇長が嫌いだが、私もK子と長年ソリが合わないのである。来なきゃ来ないでいいけどね。

「そういう理由か。だけどそうまでして参加したくないかねぇ」
そしたらK子のヤツ、ややムキになって私にこう言ったものである。
「アタシ別に〇長が嫌いだから参加しないんじゃありませんっ」
バカだな~このオンナは。
語るに落ちたというもの。そのクセこのオンナ、自分が不参加のクセに〇長の幹事っぷりをあげつらった。
「聞きました〇〇さん(私のこと)、会費が4000円なんですよ」
「よんせんえん?」
「取締役クラスが8000円なんですって」
「その差が1000円と2000円?」
これは5千円、1万円との差額という意味です。
「それって何か意味あんのか?」
「コースが4000円で、取締役クラスのその差4000円は主賓クラスの埋め合わせでしょうね」
細かい設定をしたものだな。となると千円札を多く用意しなきゃならないじゃないか。だったらキリよく5000円、10000円にすればいいのに。
さすがに4500円で5千円札出して、「500円釣りください」と言うだけのことはある。
私は8000円出そうとしたが会計係のジャン妻に止められた。「取締役が数人いるんだからアナタが多く出す必要はないわよ」というもの。

平成24年群馬転勤以来、パーティー形式以外で上層部を交えた会社の飲み会に、5年振りに参加した。
そんなに長いこと参加してなかったんですよ。
美味しくなかったね。
サイテー.jpg
会津の有名な居酒屋、店主のBlogだと、業界の裏話的にノミホはすごく儲かるそうである。
その店主は言う。
『お金だけが経営の目的なら自分もそうしたかもしれない。飲み放題で人気の店に行った事があるが、そこのお店の様子を見て、自分はこんな事はどうしてもやれそうにないと思った。
トイレは汚物で汚れ、店を充満する下世話な笑い声、食器を灰皿代わりにする泥酔した客。
これだけお店があるんだから、飲み放題でなければだめだと言う人はそういう店に行けばいいだけの話だ。「ああ、又この店に来られてよかった」・・・そう思っていただける店を店を目指したい』
ウチの上層部は、そういう店にお金を払ってまで行かないのである。

会津の居酒屋店主は続ける。
『安ければ良いと言う人とはおそらくどこまで行っても合わないと思う。合わないお客様と付き合うほど疲れるものはない』
全く同感である。5年ぶりに出席した社の宴会は誰とも会話がかみ合わなかった。向かい合った〇長とも会話が合わず、当たり障りない話題でその場を持たせるのがタイヘン。
もっとも私は普段はひとりで飲んでいる時が多いので、私はサラリーマン失格かも知れない。
炙った肉.jpg
私のよく知る煙たい上役がある人物を掴まえ、「お前は俺の前だ」と言い放ち、延々説教が始まってたよ。時代遅れの酒癖といっていい。
そういう説教を飲みの席でまくしたてたって、今の時代、言われた側は右から左か、根に持つかですよ。明日になれば忘れてるかもね。
女性陣は自分の席を立ってアチコチにお酌して廻ってる。それはまぁエライとも思うが、コンパニオンじゃあるまいし、今の時代、そこまでせんでもいいのにって思う。
私は入口側の末席にいて一度も席を立たなかった。そしたらこの日に初めて会う別の上役さんが、私とジャン妻にビールを注ぎに来たものである。
最近入った有望な?若手男性も私にお酌しに来た。私はブッチョウ面して仕方なく受けたが、内心では、「そんな男芸者みたいなことするな」という気分である。
私はそういう会社にしたくない気もある。
これがいつもの飲み会の光景なんだな。
タタキ.jpg
例によって料理もイマイチ、酒も何を呑まされてるのかワカラン。
日本酒飲んでるバカは私だけだが、何て銘柄の日本酒を飲まされてたのだろうか。
ボリューム的にもコストカットされてるのが一目瞭然で会津酒場の店主のBlogを裏付ける。こりゃガッポリ儲けたに違いない。
会津の居酒屋店主が最後に言うには、
『人によってお金を使う際の価値基準が違う。価格に価値がある時代、安ければ良いと思うと、物も人もサービスにも感謝がなくなる。
感謝がない世界に幸福はないような気がする。それは何て寂しいんだろう。』
全くその通りだと思った。
そう主張する店主の店です。
籠太2.jpg
散会前、〇長に聞かれたのだが。
「〇〇さん(私のこと)はいつもはどういうお店で呑まれるんですか?」
何て答えていいか戸惑った。
「アナタの行かない店ですよ」、と言いかけてさすがに止めたよ。
「小さい店ですかねぇ」
「今度、日本酒の美味しいお店、行きましょうよ」
バカだなコイツ。この店の日本酒は美味しくないと言ってるようなもの。アナタがこの店選んだんでしょう。
別の若手男性に聞かれたのは、
「いつもはひとりで呑まれるんですか?」
「そうだよ。ひとりの方が自分の好きなものをマイペースで飲み喰いできるからだよ」

「ノミホは幹事が楽なのよ」(ジャン妻)
それはわかる。だが私に言わせるとノミホは幹事とはいえないのではないか。店を決めてお金を丸投げ、後は店の言いなりになるだけじゃないか。
店側との交渉も無いし計算も楽でアタマも殆ど使わない。取り敢えず安い会費で酔っ払えればいいものでしかないと思うのです。
だから上役も平社員と同じ金額しか出さない。役持ちでも一般社員と均等割りである。お財布から多めに出すのを社員に見られない上役は社員からもお誘いがかからないんだよ。
今宵、会費を集めて店に支払ったジャン妻は私にこう言った。
「おごって貰って当然、割勘が当然、それもやり難いけど、1人平均4~5千円の店で1万円出してくれる人が2~3人いればいいんだけどね。そういうのが無くなって来たんだよね」
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