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間違い懺悔の女 [人間ドラマ]

夜遅い時間、今日あったことを振り返りながらひとりで飲んでいます。
「あのバカ女め」
心中で罵りながら口に含む酒は苦いぜ。
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ある女性に話しかけられた。
「〇〇さん・・・」
私のことです。
「うん??」
「Yさん、泣いちゃったんですよ」
「泣いたぁ?」
「ちょっと強く言ったら涙ぐんじゃって」
「いいトシをして泣いたのか。何か強く言ったのか?」
「上手く進んでない作業があって、やり方が私が説明したのと違っていて、『それって前も説明したよね』って強く言ったら泣いちゃったんです・・・」
「ふぅ~ん」
私に愚痴っているのは同部署の中堅女性です。ふと気付いたら、私のシマ(部署)は私とその女性以外、誰もいなかった。話題の渦中になっているYさんも先に帰っていない。
私は今こうして会話している女性を顔を見たくないくらい大嫌いだった時期があった。今でも好きではないが、10数年同じ社にいるとあまり好き嫌いは関係なくなってくるんだな。
お互い尊重するようにはなっている。で、その女性が泣かせた相手、Yさんは私のシマにいてもういいご高齢。新しい会計ソフトやOSとかに対応できない。もうすぐ1000人に達する従業員のイレギュラーな情報入力で洩れか遅延があったらしいんだな。

私は自分の作業の手を休ませないで応えた。
「でもYさん、実際できちゃいないんだろ?」
「年齢的にも体力手にも、もう新しいことは無理なんですよね」
「言った内容は別に構わんのじゃないか業務上のことなんだから。人間的な部分で全否定した訳じゃあるまい」
「もちろんそうですけど。」
「入力にミスがあったのなら庶務を任せたらどうよ?庶務ってツマんない作業でも絶対誰かがやらなきゃならないんだからさ」
「そうです。例えば給与明細を各店に同封するのだって誰かがやらなきゃならない訳だし」
でも入れ忘れたり、厳重に封をした後で、あっしまった、というケースがよくあるんだと。

私は他人事のように受け応えしていますが、客観的に意見を言ってるつもり。
私はシマ(部署内)でひとり浮いている。何年も皆でワイワイやる作業ではなく、全社のある業務分掌の責任を私ひとりで背負って期限までに完結する業務を請け負っているからです。職制上で仕方なく今のシマに席があるだけで他の連中と業務が重ならないのです。
だから私に愚痴っている女性と、話題になっているYさんという女性とも作業したことがない。部署の会議にすら出たことないのです。
今日は話が長かった。だいたいこの女性と私は会話がない日の方が多い。ウチのシマには私を含めて5人いるのだが、女性の他には上長、渦中のYさん、若手がひとりいて、女性は他の3人が誰もいなくて私だけいる時だけ仕方なく肚を割って話しかけてくるのである。

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女性の愚痴はまだ続いた。
「この間も私が大阪へ出張に行く前日に、『Kさん今週の予定は?』って聞いたら、『これとこれとあれとあれがあるからこれ以上は無理です』ってムキになって言われたんですよ。私は業務内容を確認しようとしただけなのに・・・」
「ああ、その場面では私もいたな。それは不在時のYさんの仕事のボリュームを確認しただけだろ。部下の作業進捗状況を把握する為だから別に問題ないのではないか?」
「Yさんがどれだけ抱えてるかなんてその時々に本人に聞かなきゃわからないじゃないですか。でもYさんから、これ以上仕事を増やされたらたまらないわよって口調で言われました」
今日はいつになくよう喋るなこのオンナは。
「それはYさん自身に余裕が無いからさ。あるいは君の物言いがキツかったてことはないか」
最後の質問には答えず、
「・・・Yさん、少女っぽいところがあるんですよ」
「そうかもな。傷つき易いんだよ」
「だから・・・」
「???」
次のオチに私は絶句した。
「〇〇さんも言い方に気を付けてくださいね」
オイオイッ!!それがオチかよっ!!
〇〇さんとは私のことです。私はYさんに何もしてないぞっ。一緒に作業すらしたことないのに、会話なんてそうそうないし。
さっきからの一連の愚痴はお前さん個人の問題だろうがよ。
私への注意喚起かい。
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それから数時間後。
この店のカウンターで私は飲んでいる。
あのバカ女め。自分の反省や懺悔、慙愧の念かと思って聞いてやったのに。こっちのせいにするなよっ。だから日頃っからあのオンナは嫌いなんだ。
な~んて口に出したりしないけどさ。嫌いな相手に合わせたのがバカらしい。
心中でブツクサ憤懣を込めながらグイグイとひとり酒をかっこんだ。

帰宅してジャン妻から、「今日は珍しく仲良かったわね」と冷やかされたが、話のオチを聞いてゲラゲラ大笑いされた。
「彼女らしいわね」
「どっちの味方だ?」
「アハハハハ(笑)」
コメント(2) 

コメント 2

チエ

自分の肩を持ってくれなかったからって、随分とあからさまな攻撃に出ましたね(笑)
by チエ (2016-07-05 12:50) 

船山史家

チエさん。
この勘違い女の言い分を否定も肯定もしてないですが、まさかのオチでした。
10年以上いますが、敵なのか味方なのかわからないです。今週はまだ一度も口を利いてません。
今日の記事にもチョイ役で登場します。
by 船山史家 (2016-07-06 07:44) 

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