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高林城彷徨顛末記 [隠れ郷土史]

飲み記事が続いたので趣向を変えます。
昨年8月末に訪城したら蜘蛛の巣だらけで断念した富岡市の高林城のこと。
訪城プロのサイトを見ると、夏場に登城する人はまずいない。夏場は藪、蜘蛛の巣、ヤマビル、蛇、獣、訪城を阻む何がしかがうごめくからである。訪城シーズンは季節は晩秋~冬場。
(3月になると花粉が飛ぶ。)
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-10-09
隣接・管理する富岡市黒岩公民館の館長さんから、「次回は秋以降に是非おいでください」・・・そこまで言われたのでリベンジにやって来た。
くるまを公民館に停めて館内に入ったら8月と同じ顔触れで3名勤務されていた。
「8月に高林城に登ったけど蜘蛛の巣だらけで断念した者ですが。今なら大丈夫ですよね?」
館長は覚えていてくれた。
「先日登る道を整備しました。でも無理はなさらないでください。この時期さすがに蜘蛛の巣はないですが、枯葉が積もって足元が滑りますので・・・」
「熊とか出ないですよね?」
「熊はさすがに出ないですが猪が出ます」
サラッと言い切られた。
歩道橋1.jpg
歩道橋2.jpg
訪城口.jpg
黒岩公民館から黒岩小学校へ渡る歩道橋を渡ると小さい墓地に達する。上り口は墓地を通った先にある。
そこには地元・黒岩小学校生徒の描いたお手製の案内版があったあった。それには・・・
スタート
大変そうだ
里山に出発!!
私がみんなを見守っているよ
長いねーでもがんばれ
みんながんばって行こうね
タヌキのマンガや、何かから切って貼ったイノシシの写真もある。
スタート.jpg
微笑ましいけど。
大変そう?
長いねーでもがんばれ?
このお手製の案内板は昨年も見たが、改めて見ると登るにはある程度はがんばらなきゃいかんのか。でも子供らが走破したなら大丈夫だろうとタカを括った。
子供が描いた大雑把なコース図もあった。
コース図.jpg
登る1.jpg
登る2.jpg
夏場に蜘蛛の巣だらけで断念した訪城路は木を伐って道幅が広くなっていた。
この城塞を紹介している各方面のサイトを見たらそれほど比高差もなく手軽に登れるとのこと。地元小学生がコース図を描くくらいだから軽いと踏んだのだが。。。
足元が枯葉でカサカサ鳴る。フワフワして滑る。
上がったらそこが城域かと思ったらそこから先に尾根道があってまだまだその先らしい。
登る4.jpg
登る5.jpg
登る6.jpg
尾根を行く.jpg
イノシシコース.jpg
また小学生が描いた案内図があって、イノシシコースとある。ホントに猪が出るのだろうか。
もう少しがんばれ
現在地
チェックポイント
タヌキコース
ワーイ!!
ゴール!!
よくがんばって・・・(判読不能)
やはりがんばらなくてはならないらしい。
お手製で微笑ましい限りだが結構キツそうである。
登る6.jpg
平坦な尾根.jpg
この程度の山城なら山歩きに慣れた方なら楽勝だろうけど私はキツくなってきた。崖とか痩せ尾根のような危険箇所はないが、タヌキコースワーイどころではなくなってきたぞ。この道ってホントに地元の小学生が案内図を描けるくらいに完全走破したのだろうか。
さきほどのイノシシコースから先は案内板もなく自分が何処にいるのかわからないのである。
麓から15分か20分ほど歩いたつもりだが、キツいだけで実際はそれほど時間も距離も経ていないのかも知れない。
地元とはいえ、小学生が引率の教師無しで単独で歩ける山道とも思えないがなぁ。
尾根をやや下る.jpg
尾根を下ったら視界が暗くなり、右に最高所のような高まりがありそうな気配で、どうやら城域に入ったようだが起伏があってもそれが自然地形なのか後から手を加えた人工的なものなのかわからない。
裾をグルッと廻っているのは横堀か帯郭か腰郭か。
なかなか右手の頂上主郭にたどりつかない。
堀切1.jpg
堀切2.jpg
堀切3.jpg
埋まって浅くなっている堀切があって、そのうち堀切や虎口が見えてくる。そこにも頂上部への案内板すらないが、私は勘でここから登れと示された気がした。
その先に頂上部があって空が見えている。
頂城域の登り口は枯葉に埋まってフワフワしている。無理くり登った。
頂上主郭へ.jpg
主郭1.jpg
主郭の祠.jpg
主郭低い土塁2.jpg
何のこたぁない。これだけである。
祠がある。低い土塁がある。
堀切を除いて明瞭ではなかった。際立った遺構はない。
妙義が見える。そっち方面に陽が傾いている。
妙義が見える.jpg
麓の方から自動車の走行音が聞こえるからそれほど高い山ではなさそう。でも三角点があったからここが最高所のようである。
規模は小さい。物見か繋ぎ狼煙台より大きい程度の規模。
三角点.jpg
正直言って、ゼェゼェ言いながら辿りついて「これだけかい?」の感はぬぐえないが、昨年夏以来、未踏で断念した達成感が少しだけあった。
陽は西に.jpg
既に陽は西に傾いている。この時期の日没は早いので下山しなくては。
来た道を引き返せばよかったのだが、その先へ足を踏み入れたことでこの後、高林城から連なる南西の山中を彷徨するハメになってしまったのである。(続く)
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