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群馬泉酒蔵を発見 [コラム雑記帳]

群馬県内で、西毛、上毛はナビ無しでも道に迷わない。山があるからです。自分のいる位置と赤城、榛名、妙義、この3山を直線で結べば自分が何処にいるかはだいたいわかるのです。
でも武州埼玉寄りの平野部で道に迷ったことがあります。伊勢崎市、太田市辺りです。一般道で迷った。東毛ですね。
東毛へ向かうのに前橋からだと北関東自動車道に入るしかないのでそこまでは迷わないが、北関東自動車道と伊勢崎市&太田市の市街地は若干離れているので、高崎市内から一般道を東に走行して玉村町から伊勢崎市に入り、太田市へ往還した際に2回ほど迷ったことがある。
私が現地で借りる社用車はボロいくるまでナビが付いていないんです。先日、とうとう走行距離数10万キロを超え、現地のヤンキー娘社員から、「新しいの買ってくださいよ」と言われた。「ナビ付きね」だけどその後も新車になってないしナビも付いていない。
そのボロくるまで今年8月、クソ暑い炎天下を太田市~伊勢崎市を往還した途中、太田市合同庁舎を過ぎてから古河街道を逸れ、例幣使街道(旧街道?)に逸れてしまった。でも方向は同じである。ひたすら西へ走れば群馬の森近くを経て倉賀野方面へ抜ける筈。しばしそのまま走ったらコンビニの交差点に下写真のようなくすんだ色の標注があったのである。
最初は電車の枕木かと思ったが、そこには。。。
何だこれは?.jpg
群馬泉蔵元??
私が熱燗で好む酒です。何処にあるんだ?しばしその辺りを見回したがそんなのないのである。この杭の立つ場所は群馬泉酒蔵の跡地か?と思ったが。
一応は県道なのですが.jpg
そのまま道なりに走れば見つかる場所にあったのだが、ちょうどコンビニに買い物でも行くのか、地元のヤンキーが1人来たので訊いてみた。
「この群馬泉酒蔵って何処にあります?」
「あ、これはですね。この先、ずーっと道なりに行くと途中で極端に道が狭くなって左にカーヴするんです。その左手にあります。行けばすぐわかりますよ」
なるほどその通りに走ってたら、途中、ホントに県道かこれ?って疑うくらいに道幅が極端に狭くなり、左に旧カーヴ、道路に面した左に古めかしい風格のある建物が合った。
急カーヴ.jpg
道路向かいから.jpg
風格ある.jpg
老舗の旅館の趣である。
中を覗いてみた。誰もいなかった。中に入れば試飲もできただろうし。群馬泉を購入できるだろうな。でもこっちは出張兼公用中の身である。試飲なんかできる訳ないし、一升瓶なんか買って持って帰ったらくるまを返す時に社員に見つかって何を言われるか。重たいし。中に入るのは断念しました。
駐車場は左手にある。その脇には細い路地があって、白壁の蔵が続いている。
白壁の蔵が続く.jpg
近世城郭の隅櫓ほどではないが、数千石~1万石の陣屋規模だったらこれくらいのものはあるだろう。
隅櫓.jpg
敷地内は確かに蔵元で、事前に許可を得て中を見せて貰ったら工程も教えてくれるでしょう。敷地内は民家も兼ねているようです。
裏手.jpg
群馬泉蔵元は島岡酒造株式会社といます。創業は幕末の文久3年(1863年)です。
創始者の島岡金八氏はもとは越後の人だったというう。現在は5代め。
群馬泉は華やかな酒とは言い難い。ハデさはなくどちらかというと地味な酒。この地はからっ風が吹き冬は寒いので、熱燗で旨い酒が好まれていた。
冷やと燗では味が違うと思う。私は燗酒が好き。旨味が増すから。
初めて群馬泉を飲んだのは、今は閉店してしまった門前仲町の浅七という店でした。(2012年4月に閉店)
浅七は何とか特別純米大吟醸などという酒は無く、燗のできる地味な酒ばかりだったが、私自身、何で群馬泉を選んだのかわからない。後年、群馬と縁が繋がるなんて思いもよらなかった。
こっち(群馬)に来ても群馬泉があまり置いてないのにも驚いた。前橋の某有名酒場に置いてあったがあまり出したがらなかった。「止しなさい群馬の酒なんか」と言わんばかりでしたね。
「何でさ?」って聞いたら、「だって名前が群馬ですよぉ」と言うんだな。
出張後.jpg
横浜上大岡の焼鳥屋で何故か置くようになり、私はもっぱらそこで飲んでいるが、入れたのは今は退職したKさんという人。休日に蔵元を廻って見つけたらしい。
「ウチの嫁に、今度の休みにどっかの蔵元へ行こうって言うとイヤ~な顔するんです」(Kさん)
「何でさ?」
「ウチのは呑めないからです」
そりゃそうでしょ。家族サービスにならんワ。Kさんはもういないが、残った若い衆も群馬泉を置いてくれる。今回の出張後、上大岡に行って写真を見せたのよ。マスターは公休日だったけど、留守を守る息子さんに見せた。
「これこれ。群馬泉酒蔵」
「行ったんですか?」
「道に迷って偶然見つけたの」
「中へ入られました?」
「いやぁ。こっちも出張の途中だし、入ったら一升瓶単位で買わにゃならんし。荷物になるから買わなかった。というか、中に誰もいなくて入らなかったんだよね」
会話の向こうでは、若いバイト君が群馬泉の燗を浸けている。
「お休みだったのかな。今の時期だとまだ稲刈り前だから・・・何とかなら仕込んでるかも云々・・・」
「裏手から中も覗いちゃったんだけど民家、住居も兼ねてるみたい。2階に洗濯ものとか干してあったな。
写真に撮ってませんが、いかめしい扉の裏口のいかめしい扉が半開きになっていて中を覗いてみたのですよ。でも下手したら不法侵入になってしまうので退散したんです。人気は無かったですね。
その日の熱燗.jpg

これぞ群馬泉蔵元.jpg
私は群馬泉蔵元を見つけたに過ぎない。中には入ってません。酒蔵のある場所は太田市の由良町という町です。市町村合併で太田市になる以前は新田郡宝泉村といった。
太田市の現在は企業城下町の色合いが濃い。戦前は中島飛行機。現在は富士重工(スバル)です。伊勢崎市もそうだが外国人労働者が多いです。
今回はくるまだが、以前、東武伊勢崎線で廻った際に登下校時間帯とぶつかると、外人ぽい高校生が数多く乗車して来る。
携帯が鳴った。上州は警察が多いので路肩に停める。
「○○さん何処にいます?」(ヤンキー娘A)
「伊勢崎から太田を廻ってる。夕方には戻るよ」
「ああ、スミマセン。あの・・・(社の用事を話した後で)・・・伊勢崎や太田はヤンキーが多いし、運転が荒いから気をつけてくださいね」
何を言ってやがる。戻ってから「お前たらだって伊勢崎太田が似合うじゃねぇか」って返したら、別のヤンキー娘が、
「○○さん何か言った?アタシたち日本人だよっ。伊勢崎や太田って外人の街だよっ」
外国人街はちとオーバーな表現だが、群馬県内でも町の特徴、色分けがあるんですね。くるまで走ってる分には外国人は目につかなかったが。そう言ってるこの子らは群馬泉なんて酒は知らないだろうな。イロのついたヘンな酒ばかり飲んでるんだろうよ。
群馬泉.jpg群馬泉山廃.jpg
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