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きたかまの夜 [居酒屋&人間ドラマ]

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北鎌倉2.jpg
北鎌倉駅前の夜道です。
(土)(日)はお寺を見に来る観光客で溢れるが、夜は人通りが無い。
街灯も殆ど無い。駅前にも商店街は無いし真っ暗の夜道で、歩く脇をすれすれを走り抜ける自動車のライトが街燈といっていい。
「左側の方が歩道の幅が広いな」
「そうね」(ジャン妻)
でも目指す店は右側にあるのだ。
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おとおしは豚汁。寒いからね。
前夜は焼津にいたのですが、今日来る旨は昨夜、焼津のどんた久からメールしています。Kさんもどんた久に行ったことがあります。
「お忙しいそうですね」
「忙しかないさ。忙しかったら焼津なんか行かないよ」
「あ、どんた久さん行かれたんですよね。美味しい刺身をお召し上がりに?」
「焼津はね。マグロとカツオ、アジとか。こういう刺身(キンメ、ムツ)はまず出ないんだ」
そういえばあの店はヒラメ、カワハギとかも見たことない。近場の底魚より遠方漁業の水揚げの方が多いのだろうか。
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いつも思うのですが。何で刺身を火で炙るのかな。そのまんまでいいのにな。
「炙ることで脂を出してるんじゃない?」(ジャン妻)
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アジフライ、タルタルソース添え。
サクッ、サクッ、サクッ、衣の食感が軽いです。
衣がブ厚くて、アジの身よりブ厚くて、噛むとパン粉がバリバリ飛び散るフライは好きじゃない。酒の肴さから軽く、軽揚げ、または空揚げでいきたいですね。
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出汁巻玉子のあんかけバージョン。
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箸休めの蕪の酢の物
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北鎌倉に生活圏を置くには、自然が好きで自然と一体化できる人でないと他所から来て住むのは難しいかも知れない。
観光地は時々行くから素敵に見るのであって、そこに住むにはそれ也の覚悟が要るようです。
商売も同様らしい。
「(土)(日)はそこそこ混むのですが、平日の夜があまり・・・」
そりゃそうだろうよ。ここは観光地なんだから。前にいた港区とは違うさ。
「平日の昼に来られるお客は他所から見える方なので、夜にはなかなかつながらないんですよね」
そりゃそうだろうよ。ここは観光地なんだから。
「地元の方で、夜に来て下さる方も少しずつ増えてはいるんですが」
じゃぁそれでヨシとしなきゃ。
「思い切って休みを(木)か(金)に変えようかと」
「週末にかい?」
「前にいた店と違って週末はあまり・・・」
「ふぅ~ん。。。」
「昼に満席で凄かったことがあって・・・」
そういうのも経験値。それを積み重ねなきゃ。
「ひとり雇おうかと思ってるんです」
「!!!」
だが人ひとり雇うとなるとタイヘンだぜ。給料払わなきゃならないし。ご夫婦2人でマイペースで営るんじゃなかったのかな。
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内心で、ウチの(ジャン妻)をどうかい?と言いかけたが。
「じゃぁこの店のマスターを雇うか・・・」
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「この店のママでもいい・・・」
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「かつての自分の上司をですかぁ?あれやっとけこれやっとけって?」
「そうそう。時給幾ら幾らで使ってあげるって。力関係が逆転して人生変わるかもよ」
「笑、最近前の店行ってます?」
「月に2回は夜行ってるよ。でも昼は行かなくなった。あの店、昼に行列ができてるのはいいが、客が外に列になってるところへ金を徴収してるんだぜ」
「え~ぇ・・・??」
「品が無い。ダフ屋じゃあるまいし。みっともない」
「そうですか。待たせないようにしてるのかな」
「イヤイヤ、ママが商売熱心でガメツいんだよ。ランチの単価が決まってるんだからさ。客数で稼ぐしかないじゃないか」
ヒドい言いようしてますが実際そうなのである。何も寒空の下で待つ客から金を徴収しなくてもよさそうなものだ。店の品を落としている。
何処かのタイミングで「品が無いぞ」と言ってやろうかと。外で行列するぐらいの人気店がそんなみっともないことをするなってね。
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牡蠣の八丁味噌チーズグラタン
「こういうビールに合うものは先に出しなさいよ」
↑ これは私が言ったのではない。ジャン妻です。
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「ザーサイってこんなにブ厚くて美味しいんだ」(ジャン妻)
「日高屋とか、その辺の中華の昼に出される搾菜なんて薄っぺらだしな」
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〆にまた豚汁。
「さっきのおとおしと違って別に頼むと高いんだぞ」
「またまたまたそんな」
「誰が言ったのそれ?」
高崎の〇ツ〇(現在は〇ノ〇)の大将だよ。
〆1.jpg
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Kさんは同じ鎌倉市内のこの店にも興味があるらしい。
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「行った?」
「まだです」
「名物マスターが復活してるよ」
「あ、そうなんですか」
「でもKさんの得るものは無いんじゃないかなぁ」(ジャン妻)
さて、Kさんの話ばかりではなく、私はジャン妻から詳細を聞かなきゃならないのだ。
ジャン妻はカバンから1冊のノートを取り出した。
「あの日の伊東さんとの遣り取りを書いたのがこれ」(ジャン妻)
「見せてみろ」
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「3頁もあるのかよ。」
1頁1頁目を通した。
「ここは何て書いてあるんだ?」
殴り書きなので判読できない箇所がある。
「そこはね・・・」
「ふぅ~ん。ここはどういう意味だ?」
「そこはね・・・」
聞いて、説明受けて、また確認して、それを数回繰り返した。
錫のチロリ.jpg
お猪口.jpg
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ノートに書かれていた内容は。。。
静岡出張(どんた久)に行く直前、私はジャン妻上司に呼ばれて会議室に行ったらそこにジャン妻と伊東甲子太郎がいて私を交えて会談になった。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2018-01-15
私を会議室に呼ぶ前から長く話してたようで、その辺りの内容を時系列で箇条書きに書きだしてあったのです。
伊東は昨年春にウチの社の役員を解かれて私らの前からいったん去ったのだが、現在は同じフロアに舞い戻ってきた。私らよりもっともっと上のステージにいるのだが、伊東はある改革の為に仕事のできるジャン妻を引き抜き?にかかったのです。
もちろん傍らにジャン妻上司がいるので公の申し出ですが、ジャン妻はもう出すものを出している。ジャン妻上司は半ば諦めて最後の手段で伊東に相談した。そしたら遅まきながら伊東が動いた。
では何故私まで呼ばれたのか。私はジャン妻の次の人生の為にこの店と、
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この店と、
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この店には話をつけてあるので、伊東とジャン妻上司は私の同意を得たくて呼んだのです。
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「3年て期限を切ろうと思ってるの」
「3年か・・・」
長いようで短いな。
「3年後にこの3店があるという保証はないぞ」
「・・・」
もしジャン妻が伊東の申し出を受けるなら、私は伊東に釘を刺さなきゃならない。
「アナタは彼女を守れるのですか?」って。
現時点で私はまだ3店にスジをとおしていない。もっとも3店のうち1つは私のBlogを見て下さってるけど。申し訳なく思っています。
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大門の夜 [居酒屋]

全社に新しいシステムが導入されることになったが、7年使用した私の業務用PCのバージョンが旧くて、それのOSでは対応できないことがわかった。
PCを新規に購入する稟申は私の名前を使ってジャン妻が起案してくれた。正規の部下でないのに。
私の上役(※)は、
「PC7年も使用したのですか?自分は5年で寿命だと思ってるけど。購入して下さい」
あっさりOKが出た。(※それでいて私の出張には釘を刺すところがある。それって〇〇さん(私のこと)が直接行かなきゃならないのですかね。現地にやらせたらどうです?って)
購入したはいいが、私は本社にいるより外に出ている方が多いのと、新しいPCのセットアップ経験が殆どないので、稟申、購入、開封、セッティング、Office、メール設定、ネットワーク、それら諸々をジャン妻に委託したのです。
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そのお礼、見返りは当然のように求められた。
「ヒドくないその言い方?」
「・・・」
「アタシは見返りなんて求めてない。アナタがご馳走するからセットアップしてくれって言ったんじゃん」
「そうだったな。で、何処がいい?」
「大門がいい」
いちばん高い店を指定しやがって。
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なので乾杯の音頭は「私のPCをセットアップしてくれてありがとう」
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この店が移転したのはちょうど1年ちょい前だった。
ジャン妻のi-Phone10にDayOneが入っていて、そのアプリで1年前の今日の夕食を検索したら、移転前のこの店のおとおしが写し出されたのである。
ジャン妻はその日行った店で最初に出されたものだけ撮影してデータに残している。私みたいにBlog目的で最初から最後まで撮りまくるのではなくあくまで最初だけ。だから居酒屋や小料理屋だと最初に出されるおとおしが写っていた。
この機能に店主とママは目が点になっているところ。
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「昨年の今日も(移転前)来てたのよ」
「こういう機能があるんですねぇ」
「そうなの。いついつの今頃何を食べたかな?って検索するだけでいいの」
「どういうキーワードで検索するんでしょ?」
「う~ん、日付かな」
「日付ね」
私はあとで「データさえ取っておけば、日付で検索して表示されて当然だろ」と鼻で嗤ったけど。
昨年の写真を見せながら、
「このおとおし、何ですかね?」
「こ・れ・は・お・そ・ら・く・・・イカ団子と野菜の煮物じゃないかなぁ」
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「あれから1年経ったんですね」
「年末の忘年会のかきいれ時にね。閉めざるを得なくなって」
ビルの解体の為、出されちゃったのである。
「そういえば〇〇さん(私らのこと)も久しぶりですね」
「3ヶ月ぶりかな」
「前は〇長さんと来られて・・・」
そうだった。あの時私らは現在の会社の雰囲気、空気に不満があって、〇長と3人でこの店で飲みながら憤懣を訴えたんだったな。
〇長と3人で来たのが下の10枚の小写真です。本人前にいるので狙って撮れなかったのでアングルがメチャメチャですが。
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〇長は一部の現執行部や私の前にいるソリの合わないオンナたちに鬱陶しがられている。
例えば誰かが〇長に社内メールで報告を上げたとします。すると3分後にはレスが来るからです。早っ!!遅いよりいいかも知れないが、あまりに早過ぎるのと、文末に必ず追加の問い合わせや確認要請事項が盛り込まれている。報告した者が退勤しようとしているところへ間髪入れず追加の宿題メール返信が来るのにゲンナリするんだと。早過ぎるって。
私とソリ合わないオンナは「あの人(〇長)今の時間だと飛行機の中でしょう。そんなに早く返信しなくてもいいのに。」
「・・・」私は相手にしない。
「もう次はこっちから3時間遅れで返信してやるんだ」
声高に息巻いていた。
私は別に飛行機の中からだっていいじゃないかとは思ったがね。
でもそれって〇長に対して時間ギリギリでメール報告するからではないか。イヤでも〇長のところへ自ら顔を出して説明すれば後でそういうイヤな思いをしなくて済むと思う。
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私も一時期その〇長に辟易ゲンナリした時期があったが、最近は私自身の立場が変わってそれほどでもなくなった。〇長とソリの合わない執行部との隙間に入って信を得ようとしてそこそこ成功した。ゴマ摺ったんじゃないよ。
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ジャン妻は〇長が欲しがる情報、期日を押さえている。
〇長から「いつ頃までにお願いします」と依頼が来ますよね。それに対して「いや、それでは遅いです。修正の時間も考えていつまでには出せるようにします」
そして必ず中間報告をしている。
〇長に辟易している連中は中間報告を上げてないのではないか。期限ギリにするから後で自分たちが不快な思いをしている。言われるまで放置しておくからよくない。
別に私らは〇長派に鞍替えしたワケではないが。この店で現在の自分らの状況や事務所の雰囲気について話した。
うるさいんです。誰も注意しない。
「あれは会社じゃない。動物園です。誰も注意しないし」
伊東甲子太郎の後任の他部署長の態度が悪く、ウチらの業務を「やって当然」のように接し、困った時だけ言ってきて、こっちの要求にはめんどくさそうなカオをするのでやってられなくなった。手作業をしながら聞くんですよ。
「態度が悪い。他部署の話に耳を貸そうとしない」
だが〇長も注意できないのである。
私も態度の悪さにキレてその部署長を会議室に呼びつけ「そっちの態度は他部署に対して失礼じゃねぇか」とギュウギュウに締め上げたらそれ以来私が煙たくなったらしく、私の視線を避けるようになったからね。
前は上手くいってたんですよ。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-04-11-2
立場と地位って人をいい方にも悪い方にも変えるんですね。
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「あの時〇長と来て以来なんだこの店。その前は?」
「チエさんと来たんだった」
前と違ってあまり来れなくなったのは移転して若干、値段がUpして敷居が高くなったのもある。
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刺身盛り。
「3点か半分ぐらいにします?」
「いや、全種類」
石垣鯛、関ブリ、真鯛、あいなめ焼霜、金目鯛、シメサバ、スミイカ。
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「トロトロいきます?」
「あ、お願いします」
メニューには載っていないタマネギトロトロ煮、ベーコン入り。
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これは前の店の定番でよく食べたが他のお客に出たの見たことない。
「どんな料理か想像できないらしいのと、人数分取り分けるのが面倒なようであまり出ませんでした」
なのでこの店では定番から外れてしまったのだが。
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牛バラ肉、味噌煮込み。
しょっぱくない。何だろう隠し味は?おそらく赤ワイン?
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何かを揚げているぞ。
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桜海老とほぐし舞茸のかき揚げ。
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ふろふき源助大根の田楽味噌。源助?加賀野菜らしいです。
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栃尾油揚げと青菜の煮びたし。
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店主の服装が変わっていた。
前の店と同じ紺の作務衣に戻ったのである。
「白いコックスーツ止めたの?」
「止めました。お客さんにお前それは似合わないって言われて」
「それは私のことではないか?」
「いやいや、〇〇さん(私のこと)よりもっと言われたんですよ。それにコックスーツは汚れが目立つし・・・」
「私よりキツい言い方をされた?」
「そういう厳しい方もいるんですよ~」
「汚れが目立つし、大将首が太いから呼吸が苦しいようですよ」(ママ)
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結局は〇長に訴えた件については変化・改革が無いまま今日に至っている。
でも。。。
変わらなかった。
「変わらなかったね・・・」(ジャン妻)
「〇長はダメだよ。注意できないもん。変えようという気がないし。伊東みたいに他所から来て上に立った方がいいのかもな」
〇長といえども雇われで運営会社のTOPでしかない。その上の親会社の方が遥かに強い世界なので、そういうのに慣れた〇長は部下に強く言えない。
「結局変わらなかったからもういいわ」(ジャン妻)
この時、ジャン妻は見切りをつけたのだが。。。
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花々亭 [グルメ]

タイトルの花々亭、割烹か料亭かと思うでしょう。
ルートインの食事処の名前ですよ。
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ホテルは寝るところ。
暮すところじゃない。
夜は酔っ払ってるのでバタンと寝るだけ。寝たらすぐ翌朝。
部屋は快適に越したことはないが贅沢は言いません。贅沢は言わないけどあまり狭いと息苦しいし、広過ぎでも落ち着かない。ひとりでツインベッドの部屋に泊まったことが何回かあるが、それは寂しいものでしたよ。
だって隣にもベッドがあるのに、そこには誰もいない訳ですからね。
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私はホテル予約はジャン妻に依頼しているのですが、
「朝食要らないよ」
「でもプランに必ずついてくるのよ」
ルートインは高崎、安中、藤枝、島田、渋川、かなり前に会津若松のルートインを利用した。今後は他の地方に業務で関わることは無さそうなので、今後も高崎と藤枝に絞られそうです。
高崎は線路に面しているので電車の走行音が聞こえる。上越線、信越線、両毛線、湘南新宿ライン前橋行、意外と多いのだ。藤枝は静かなもんです。

ルートインが無料と謳う朝ご飯。提供されるアイテムについては心中でブツクサ思うところのある私ですがなるべくいただくようにしています。1日の活力としていただきます。
前夜に呑み過ぎたり、会場に行って「何だこれは?」って思って喰わないで出ちゃったことが2回あります。過去に他のホテルで手造りのいい朝食バイキングを知ってしまうと、どうしてもそこと比べてしまうんだな。
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ある朝のルートイン高崎。
暗くて陰気な食事処です。外は晴れてるんですけどね。
花々亭?何処が花々しいのか。こんな暗さじゃ1日のスタート活力が出やしない。
窓の向こうには私が平成24年~25年3月まで住んでいたマンションが見えるしさ。あの部屋へ帰りたいよ。
いつも期待しないで行きますが、今日もたいして人がいないのにおかずがスカスカ。これじゃぁ美味い不味い以前の問題だよ。
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ソーセージは外すようにしています。伊豆八幡野高原さらの木の朝食に「御殿場ソーセージグリル」が出されます。あれは美味しい。そしたらボイルソーセージが苦手になってきた。何かニオうんですよ。
食べたら午後まで胃の腑からソーセージのゲップが止まらなかったりする。ベーコンはそんなことないのですが。
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最初は無かったオムレツは後から補充された。喰ってみたらまぁ油っ濃くて。
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ルートインは保健所の指導と謳って生玉子は出さないようにしているそうです。指導の行き過ぎだと思う。集団食中毒を恐れる余り、日本の朝食文化の卵かけご飯まで否定しよるか。旅人の惑星が怒るよ。
なので火の通った玉子料理しかない。玉子焼きかオムレツ、またはよくあるバターベットリのスクランブルエッグか。
ルートインって朝メニューは被りますね。殆ど同じものがある。チェーン展開しているからです。郷土色ゼロといっていい。例えばこれ。
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揚げ餅らしい。ルートインは何処も朝から揚げ物が幾つかあるのですがこれは必ずある。
「食べなさいよ」と訴えてるかのように光ってる。
他にも朝から揚げ物2種、コロッケと何かの磯辺揚げかなぁ。
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ジャガイモの・・・何だろうこれ。大学イモかな。
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これも何だかわかんない。春雨のピリ辛サラダのようなものか。
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サラダも喰い散らかしたような状態です。
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シーフードスパゲッティ?主菜はこれにしよ。ご飯は止めた。
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五目煮?葉野菜がしんなり煮込んであった。
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高崎はオレンジジュースがボトルで出されるのです。これって当たり前だと思うけど、藤枝は自動給水器のようなもので100%オレンジと謳ってますがあれはウソです。注ぎ口をよ~く見ると哀しいことに水も出てるんですよ。薄まってマズいです。
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チョイスはこうなりました。主菜のシーフードスパは具が殆ど無く、取り分けるまでもなく日本酒BAR「克」の焼きそば状態ですね。シーフードスパと謳ってますが、シーフードは期待しないこと。
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居酒屋では私は栄養バランスに全く気を遣わないので五目煮と生野菜をチョイス。
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次に藤枝です。こちらの花々亭は照明も暖色系で明るく暖かい。
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私は高崎ではハシゴ酒をしますが(誰かさんのように4軒も行かないよ。)焼津、藤枝ではハシゴしません。「どんた久」だけです。静岡市内の「紀尾井」に行ってもハシゴしないです。行きたい店が他にないから。「どんた久」「紀尾井」どちらもそこだけで満足するからハシゴする必要がない。
だから翌朝は、高崎より藤枝の方が調子がいいです。
前夜、チェックインした時、フロントの男性に聞いたの。
「明日の朝ご飯のおかずってわかる?」
「ええっと・・・」
この子供じみた質問にフロント男性は困惑の表情。そういう質問を受けたことがないようで戸惑っていた。
「聞いて・・・みませんと・・・」
じゃぁ聞いてみろよと言いかけたが止めた。さてはコイツ厨房の賄オバちゃんたちに日頃っから人間関係で押されてるんだろ。
リッチモンド浜松はエレベーター内に「明日の朝食メニュー」がズラリ載ってたけどな。
「ああ、わかんないんならいいや」
「も、申し訳ございません・・・」
そんな無理な質問したかな私?

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あ、ベーコンだ。ヨカッタ。
バタースクランブルエッグは超コッテリです。このタイプはどこにでもありますよね。
ベーコンは重なって置いてある。1枚だけ取ろうとしても下の何枚かがくっついてしまう。6枚も食べてしまった。
手前が大根の煮物、向こうの白っぽいのは豆腐のグラタンだったかな。
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ここにも揚げ物が。朝から揚げ物を食べている方もいます。
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小さいとはいえ焼き魚が2種ある。サバとマグロです。
マグロの照り焼き、1枚いただいたが崎陽軒のシウマイ弁当に付いてるのに味が酷似していた。
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サラダは量、種類が多かった。出張に行くと夜は居酒屋に行くので栄養バランスに全く気遣わなくなる。前夜の「どんた久」でも野菜といったら刺身のツマ(大根、海藻)とネギマのネギぐらいだったし。
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大根の煮物となっていたが殆どおでんです。まぁまぁ美味しいがこれは夜の肴ですな。熱燗が欲しいね。
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味噌汁は熱々。何も無いように見えますがキャベツが入っている。
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腹八分にしておいた。ご飯のお代わりもせず。
お腹を満たすだけの朝食ですが、期待しなけりゃいいのです。
静岡県某所で私が面接採用した女性事務員が2人いるのですが、ひとりは母方の実家が秋田県、家族で帰省する時は殆ど100%ルートインに泊まるんだって。
この朝ごはんの後、現場でその女性と会ったのですが、
「昨夜も藤枝ですか?」
「そう、ルートイン。他にないからね」
泊まりは藤枝で飲み食いは焼津まで出向いて「どんた久」のパターンですが、私は静岡の現場では「どんた久」と「紀尾井」は伏せています。
「ルートイン、夏に母の実家(秋田)に帰った時に泊まりました」
「朝ごはんが無料だからでしょ?・・・」
「へへへ(笑)」
もしかしてその女性はそれが目当てなのかな。私はあのホテルの朝食は宿泊費込だと思ってるけどね。上の会話の・・・の後でそれが喉元まで出かかったのですが言わないでおいた。
彼女がお得感だと思ってるんならそれでいい。
最後に、これは夜のメニューです。
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ルートインの食事処「花々亭」は夜には居酒屋バージョンになるのだが、何処へ行っても同じメニューです。
A4サイズの下敷きみたいなメニューが各部屋に置いてある。
何処でも同じメニューってことは・・・
・・・何が言いたいかおわかりですよね。敢えて言いませんが冒頭でも書いた通り、過去にいいバイキング(静岡のドルフ、浜松のリッチモンド、十和田のスマイル)を経験してしまうとそれらと比べてしまう。
さらの木のMさんに聞いた話ですが、(近日中に「さらの履歴書 仮題」Up予定)
「自分が食べたいもの、召し上がって欲しいものをお客様にお出ししていると、たま~の自分旅行でホテルのバイキングに行くと???なんですよね~」
わかる気がします。私の場合は単に口が驕っただけだがやはり標準が落とせなくなるのです。期待しなけりゃいいのですが。
では行ってきます。
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スマイルホテル [グルメ]

ウチのホテル予約はジャン妻が担当しているのですが、静岡の場合、昭和通の人宿町にあったコンクリート打ちっ放し監獄ホテル・オークが廃業してから、静岡市内のホテル選びに困っているのだよ。
あの監獄ホテルは紀尾井まで歩いて行けたから便利だったのに。
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「前に利用してたドルフに戻ろう」
「ヤダ」
朝バイキングは美味しいけど、駐車場が遠いし、フロントが気が効かないからヤダって。
「ツインのいいのがなかなか上がってこない・・・」
ジャン妻はツインに拘る。ダブルは嫌いなのです。
オークが廃業してから、マツキヨの上にあるシティオ。。。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-09-06
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東口のプチホテル・プリヴェ。。。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-23
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どちらもイマイチだったな~。
酔っ払って寝るだけだから何でもいいんだけど。快適に越したことはないよね。
この記事を書いてる時、上記2つのホテル記事を検索してたら、船山史家の呟きの左サイドにホテル広告が表示される。これって鬱陶しいな。
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ヒットしたのがスマイルホテル静岡だった。
スマイル?何処かで聞いたような。
「泊まったことあるぞ。十和田だ」
「十和田?」
2年前に単発出張で泊まった。諸般の事情でそれきり行かなくなったが。
「スマイルは朝飯が美味いぞ」と言い切った。バイキングが手作りのお惣菜で美味かったのです。
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これは期待できると思った。
走行中にナビで検索したら「アーバントイン静岡」と表示される。
「名前変わったか吸収されたかじゃない?」
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行ったら駐車場が超狭く、切り返しを3回してようやく入れたが、入れたら入れたで助手席のジャン妻が出れない。また前に出て路上でジャン妻を下ろしてから駐車した。
フロントでチェックイン手続き中、会場を見たら。
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パンだけかい?.jpg
「パン、サラダ、ドリンクを無料でご提供させていただいております。有機コーヒー・有機シュガーと、本間製パンの高級食パンをご用意しています。
おいしい朝食をごゆっくりお召し上がりいただき、元気にご出発してくださいませ。」
パンだけかい!!
手作りの惣菜ないんだ。
「オカシイな。十和田だけなのかな」
「いいじゃんパンだけでも。今夜美味しいものいっぱい食べるんだし」
部屋は2階だった。
狭っ!!
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四畳半ぐらいしかない。そこに細っこいベッドを2つ置いてある。
「何だこの狭さは?」
「これはシングルの部屋に無理して2つ置いたんだね」
置いてあるベッド以外の空間も狭く、ジャン妻とすれ違いができない。荷物を置いたらその上を跨がないと行き来できない。
何だか落ち着かないホテルだな。2階のせいだろうか。廊下やエレベーターの前で立ち話している声が洩れ聞こえてくるのです。
団体さんらしいな。イヤな予感がする。
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紀尾井で美酒美食を堪能して就寝したのですが、何だか落ち着かない。
翌朝早く目覚めてしまった。
「早く帰ろうぜ」
「もう?」
「何だかここ落ち着かない」
6:30に出る支度して1階に下りたら。。。
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ガキん子とママたちの集団である。
総勢何人いるんだろう。廊下も床もその子らの荷物だらけ。
騒いだり。走りまわたり。スマホいじったり。ゲームしたり。
食べてるのか単に騒いでいるのかわからない。立ち喰いしてるガキん子やママもいた。この子らパンだけでは足りないんじゃないか。「パンしかないの~」の声が聞こえそうである。
私らは即座に退散。正面玄関の通路にもガキん子と家族が群がっていたので裏口から出ました。
あの子らは飢狼と化して無料のパンを喰らい、彼らが去った後はイナゴの大群が襲来した後の田畑のようになったに違いない。ガキん子とはいえやはり数は力。与党と一緒で人数多い方が強いのである。
「参ったな。十和田のスマイルは良かったんだよ。朝から野菜炒めや焼きそばが出されてご飯そっちのけでお惣菜ばっかり喰った記憶があるな」
「どうせ自分の好きなものばかり食べたんでしょう」
それのどこが悪いのか。バイキングの正しい食べ方じゃないと言いたそうである。私はバイキングはあれこれチマチマ摘まむより、自分の好きな惣菜だけをドカ-ッと喰う人なのだ。
後でお蔵入りしていたスマイル十和田の写真を見せた。2泊して、1泊めの翌朝がこれ。
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2泊の翌朝はもっとよかったよ。
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2日で出されたお惣菜は、イカ大根炒め煮、チキン照り焼き、肉ジャガ、ミートボール甘酢あんかけ、焼きそば、もやし炒め、チンジャオロース、親子煮といった割烹着を来たオバちゃんお手製の数々。
「炒め物が3種類もあるだろ。美味かったな~」
「アナタの好むものばかりじゃない。Upしてないの?」
「この時はUpしてない」
諸般の事情であまり詳細はUpしていません。
会場も空いてたし。宿泊客数に比べてボリュームが多かったのです。だから静岡も期待したんだけどその期待は打ち砕かれた。
冬場れの朝、富士がキレイだ。
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「お腹空いた・・・」(ジャン妻)
「どっかのPAに入るから」
向かったPAは東名鮎沢PA。ダダっ広い駐車スペースの割に土産物売り場が極端に小さいので、観光バスが入って来ない。大型トラックご用達のPAへ。
PAで撮影した富士。
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お腹が減って私を置いてサッサと富士見食堂に向かって歩くジャン妻の後姿。
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時計を見たら8:11分。
富士見食堂は早メシを喰らうトラックドライバーばかりだった。
お腹空いたジャン妻はモツ煮定食をガツガツ喰らっている。
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「これだけ食べたらお昼は無しね」
「ま、まだ8時半前だぜ」
「昨夜紀尾井であれだけ食べたんだからいいでしょ」
「よっく言うなぁ。私はビーフカレーで〆のつもりだったんだよ。もう1品食べたいって言って、燻製盛り合わせを追加したのはアンタだろ」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-12-26
「だって足りなかったんだモン」
ブランデーまで飲んだからね。
「翌日にそういう無情なこと(昼抜きね)言うんならもう紀尾井に連れてかないぞ」
この後夕食まで腹が減っても我慢大会で過ごしたのです。
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静岡市の定宿ホテルが決まらない。オークに帰りたいよ。
妙に静かなホテルだったな。それは利用客が少なかったからかも。だからツブれたのか。。。
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どんた久 [居酒屋&人間ドラマ]

副題 伊東甲子太郎の策謀
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さすがは焼津。マグロ、カツオが絶品です。
この店はヒラメ、ムツ、カワハギのような刺身は無いようです。
若旦那は自から切った刺身を絶対にカウンター越しに客に渡さない。いったん厨房に戻して店のねーさんたちに運ばせるのです。
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店のねーさんがお造りを緊張しながら持って来たが、赤貝の身をカウンター上の敷布に、オーバーザトップロープよろしく落としてしまった。コロン。
「あ、転がしたな?」
「す、すみません。。。」
「いいよ水洗いすれば・・・」
一旦厨房に下げて水洗いしてきた。
そしたらそのねーさん、全て平らげた皿を下げる際に今度は赤貝の貝殻を床に落としてしまった。コッツーンと子気味良い音が響いた。私が赤貝を支えていた海藻まで食べてしまったので、皿の上で滑ってしまったのです。
「今度は貝殻かい」
「ハ、ハイ・・・」

この日の朝、
「今日は静岡でしょ?」(ジャン妻)
「移動だけ。アポは明日の御前中だよ」
「本社に来るの?」
「本社でギリギリまで仕事してから行くのっ」
16時頃に本社を出て、余裕で藤枝入りしてから焼津に繰り出そうとしたが、出ようとする前、ジャン妻上司に呼ばれた。
「〇〇さん(私のこと)急いで出られます?」
「いや、まだ大丈夫ですが」
「ちょっといいですか。第〇会議室で・・・」
会議室に入る前、ジャン妻上司はニヤリとしながら「中に意外な人もいますけど・・・」
意外な人?誰だ?
会議室に入ったらそこにいたのは、蒼ざめた表情のジャン妻と、もうひとり意外な人物がいた。
伊東甲子太郎!!
何故、伊東がここにいるんだ?

会議室での4人での遣り取りは1時間かかり、私は品川発17:34のこだま675号に駆け込んだ。
こだま675号はひと駅ひと駅律儀に停まっていく。途中でひかりやのぞみに追い越されたりする。
17時台のこだまの自由席は意外と混むのですが、それも小田原、熱海、と停車駅を重ねると空いてきた。
車内で思うのは。
(伊東め。。。)
会議室での生々しい遣り取りが脳裏に残っている。すぐには消えない。
伊東はアタマを下げて懇願していたが、結果的に言えば要はノセられたのである。
ジャン妻は動揺していた。
あの会議室の後、伊東は大阪へ出張に向かっている。こだまは途中でのぞみに追い抜かれる駅が幾つかあるので、もしかしたら私のこだまを追い抜くのぞみに伊東が乗っているかも知れない。
停車中に考える。今日伊東が一発逆転を狙って言ってきた内容と条件は、私らにとってホントにベターな内容なのだろうかと。
心中疑問に思いながら、品川~新幹線こだま~静岡~東海道線(6両編成)~焼津に直行したのです。
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牡蠣の磯辺揚げ(磯部ではない)はカキフライのように衣に締りが無いな。
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若旦那は右端の地元常連さんとお話し中。
地元の会話は私はチンプンカンプンで何を言っているのかさっぱりわからない。
私は左端席で杯を含みながら、今日起きたことを振り返っている。
(伊東め。。。)
ジャン妻は昨年「もし私が考え直すならその条件しかないよね。でもそれは無理だろうな」とは言っていた。そのたったひとつの条件、可能性を伊東は提示してきた。会社側の一発逆転の可能性が伊東の口から出たのである。
提示されたジャン妻は動揺が抜けなかったようだ。
だってさぁ、さらで相談して、後押ししてくれたのに。
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この店にお願いしたら快く受けてくれたのに。
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この店でも。
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この店でもそう。
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それが伊東甲子太郎の策謀で全てひっくり返り、白紙に戻りそうなのだ。
「伊東さん、私はよく行く地方の居酒屋と群馬の洋食屋に話をつけちゃたんですけど」(私)
「早いですね。でも彼女もったいないですよ。そう思いませんか?会社全体の損失です」(伊東)
会社にしてみりゃ確かにそうだけど彼女の将来にしてみたらどうなのか。いつまでも今の仕事ってわけにはいかないよ。
「いざ定年になった時に自分に何が残っているのか。何も残らないんですよ」とジャン妻は言っていたが、伊東が提示した条件、環境、業務内容はジャン妻にしてみれば惹かれる内容だという。だが、それに乗るには各方面へ渡りをつけた私の同意が必要だと。だから私はこの席に呼ばれた。
伊東もさる者、上層部の相当なクラスに根回ししたうえでこの席を設けて提案していたのである。
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まだ食べたことないロースカツがヤマになってしまったので、いつものヒレ肉をオーダー。
「ヒレ肉塩ですよね?」(若旦那)
「うん」
私の嗜好も覚えてくれてきたみたいだ。
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ジャン妻からメールが来た。
「美容院を予約したんで行ってきます」
伊東の提案を受け入れて美容院に行って気分を新たにするってか。それもよかろう。
「まだ動揺していますよ」
だろうな。今宵傍にいてやれたら幾分鎮まったかも知れないのに。焼津で飲んでていいのかな。
カウンター左端席の目の前にあるTVを見て、雑念から逃れようとした。
家康膳??
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40数歳が返金寿命だった時代、長寿の家康公の秘訣はその食事にあり。
家康は質素なイメージがあるが、料理数が多いじゃんか。
他、犬猫番組を見てた。帰宅する主人のくるまがわかる犬、猫とか。
くだらないバラエティ番組ともいえない。癒されてしまった。
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終盤になって氷見うどんをいただいた。
うどんをすすりながら、
(伊東め。。。)
また出た。でもニヤニヤ笑いが込み上げてきた。
(遅ぇよ。もっと早く言ってくりゃあよかったんだ。)
だが伊東が会社の上層部に根回しして、相当なクラスを納得させてたうえで伊東にアタマを下げられたら私らは断れないよな。
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ジャン妻に何が起きてるのか。
それはおいおい。もうしばらくお待ちを。
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廣州亭 弘明寺商店街の異界 [ラーメン]

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京急弘明寺駅から弘明寺商店街を歩いていた。
明るく活気がある。人が多い。高崎の中央銀座アーケードや和歌山のぶらくり丁もかつてはこれだけの賑わいだったのだろうか。
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!!!
なんだぁこの店はぁ?
激渋な外観。明るくて活気のある商店街の中でこの店だけ完全に浮いていた。営業しているオーラが全く出ていないのだ。
高崎中央銀座アーケードにある激渋食堂「三好」を思い出してしまった。
店内が全く見えない。見え過ぎるのも落ち着かないが、外に出ているAsahiビールの電光看板が光っているのでかろうじて営業しているのがわかった。
逆に言うと、そのAsahiビール看板だけ新しいのである。マッチしていない。
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アヤしい料理サンプルケース。
中が見えない扉には「サービス品、サンマーメン400円、昭和レトロな店内で召し上がれ」とあるが400円のサンマーメンってどんなものなのか。このお化けのようで不気味なフォントは何とかならんのか。
不気味なフォント.jpg
そしたら視線を感じた。サンプルケースの上にある窓からオッさんが外を見ていたのである。目が合ってしまった。
意を決して店内が全く見えないドアを開いた。殆どコワイモノ見たさである。
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店内2.jpg
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薄暗い店内に先客はゼロだった。かなり広い店だよ。広い店内に重くてヤバそうな空気が充満していた。
卓上にメニューが無い。美味しい料理が出て来る気が全くしないのです。
そこらじゅうに何だか妙な氣が漂っているのです。冷気のような。霊気かも知れない。およそ営業している雰囲気じゃない。
さっき目が合ったオッさん(以下、店主?)が椅子に座って足を投げ出してTVに見入っておったので、私が入って来たから仕方な~く立ち上がり?冷めた中国茶を持ってきた。
歩みが遅い。足が悪いのだろうか。
「ラーメンとヤキメシ」
「ヘイ」
ボソッと返した営業テンション低い店主は、先ほどまで座っていた椅子にかけてあった前掛けを締めた。今から仕事に入るようだ。
店主は厨房に入っていった。やはり歩みが遅い。
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厨房は見えないが、店主は火を入れたようだ。でも中華鍋を洗う音がする。
動作がいちいち動きが遅いので、こりゃぁ時間がかかるな。ではこの不気味な空間を堪能してやろうとアラを探すように店内を見ていたら、突っ込みどころが沢山ある内装で、
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剥がれかかった壁紙。
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破れたソファーをガムテープで補強。
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床のタイルも割れている。
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時折ヴゥォ~ンと唸る旧タイプの空調は次に壊れたら業者さんに「もう部品がありません修理できません」と言われるに違いない。
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厨房のドアはチョウツガイが外れて傾いていた。
その外れたドアから厨房を映し出す鏡に調理中の店主の後姿が見えた。見てはいけないものを覗き見ているような気になってくる。
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店内の壁に幾つか鏡があるのですが、その壁を覗きこんだら自分の顔ではなく得体の知れない何かが写っているのではないか。
この店「昭和レトロな店内で召し上がれ」とあったが、要は全く手を入れてないのです。修繕したことないんじゃないかなぁ。
客は私ひとりなのに待ち時間がやけに長く感じた。気の弱い人ならここで逃げ出すだろう。そういう私もこの異空間から無事に出られるだろうかと思ったりする。

私がいる位置から店の入り口は見えないのだが、店の扉が突然開き、ゴトッと鈍い音がした。
ゆっくり、不規則にゴトッゴトツと音がする。客が入って来たのか?お婆さんだった。この店に長年通っている常連客だろうか?
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そしたらその婆さん、買いもの袋から買って来た商品を(なまものか?)これまた昭和の遺物のようなピンク電話機が置いてあるカウンター(載荷台)の上バサバサバサッと転がしたんです。
その仕草、動作がアブない。私はその辺りを徘徊している認知症の婆さんが店に迷い込んで来たのかと思って警戒したが、店内には私しかいない。他に婆さんに気付く者がいない。店主は厨房に入ったままである。私の席から厨房は遠いので「お~い、お客さんだよ」(ヘンな婆さんは迷い込んで来たぞ)とも言えなかった。
婆さんは私をジロリと一瞥した。こっちに来んなよって思った。そしたら杖を突きながら、ゴトッ、ゴトッ、遅い歩みで厨房に入っていったぞ。
「これ、ここに置いとくよ」
「・・・」
ああ、お身内か。母と子と見た。
そしたら婆さんだけではなくもうひとりヒョロッと背の高い初老の男性が入って来たのです。その男性も私を一瞥したが「いらっしゃいませ」でも何でもなく、黙って奥に消えていきましたね。
婆さんが歩いてるところ.jpg
なんなんだこの店は?と思ったら何かを刻む音がした。
ようやく中華鍋を振るう音が聞こえるぞ。
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ようやく店主が出てきた。
店主が私の席へ静々と料理を持ってくるところ。ゆ~っくり、ゆ~っくり、ゆら~っと迫って来るんですよ。
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小さめの器ですね。最初のひとくちの感想。
薄いなぁスープが。それに温い。塩気が少な過ぎないか。
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何故カマボコが載っている。ただでさえヌルいラーメンが余計に冷えるじゃないか。
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ネギは切れてないし(笑)。
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喉越しがいいけど如何にも伸びそうな麺。小さくて少ないなぁと最初は思ったらどんどん伸びてるのです。ヤキメシと伸びた麺のお蔭で終盤はお腹一杯になりました。
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意外にもチャーシューが美味かったんですよ。
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炒飯ではなくヤキメシ、しっとりしていた。
よくある味や塩加減がマバラではなく全体に均等に馴染んでいた。
ラーメンよりヤキメシの方が熱かったよ。奥や下の方まで熱かったし。
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「ちょうど1000円です」
店主のこの声だけハッキリトーンで聞こえた。店主は私の1000円札を持って、さきほど婆さんが買いものをバサバサ置いた白い載荷台へ歩いて行き、引き出しを開けてそこに入れた。
そこにはレジがあったんだろうね。
店を出る直前、店主が背の高い男性に「あれ、持って来いよ」アヤしい指示を出していた。
背の高い男性は答えなかった。
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半端じゃないタイムスリップ感だった。完全に時が止まっていた。
おそらく老婆は母で、男2人は兄弟かと思います。
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店から出てアーケードを歩く。人間界に戻れた安堵感。
レトロでは済まされない妖怪が出そうな雰囲気。
一見が気軽に入れないオーラ。重苦しい場末感満載。
入るには多少の勇気が要ります。店を見学すると思ってお入りください。貴重な体験ができますよ。
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味噌納豆ラーメン [ラーメン]

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味噌ラーメン870円!!
納豆ラーメン870円!!
オカシい?何で同じ値段なんだ?
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この店は前に載せました。横浜は本牧の通りにあります。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-29-2
舗道が狭いので正面全体をアングルに収めようとすると猪首を90度近く上に曲げないといけない。
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店の看板と店名からして居酒屋みたいですが。
店内は洋食屋さんのよう。テーブル席の真ん中にあった仕切が撤去されていました。
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味噌ラーメン専門店といっていい。あと水餃子もウリだそうです。
前は焼き餃子もやっていたらしいが止めちゃったみたい。
私は滅多に味噌ラーメンを食べない人。街角中華応援派ですが、そこで出される味噌ラーメンは大概業務用ブリキ缶から出されるペースト状の味噌、しょっぱいんだモン。
ブリキ缶とは明らかに一線を隔した味噌スープならいいのですが、そういうのは店に入ってみないとわからないじゃないですか。
ブリキ缶とは違う味噌といえば、上州で知った田所商店系列、港区の栄雅、白岡駅の味噌玄も美味しかった記憶があるが。。。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-11-19
5本の指に届かない。
何かで見た「横浜は味噌不毛の地」
それを否定したくなる味噌ラーメンですぞ。
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野菜の頂上に鎮座している納豆。
新橋「ほりうち」町田「でくの坊」で醬油ラーメンの納豆入りは経験済ですが、味噌ラーメンに納豆は合うのだろうか。
意外と合うのだ。
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具材の内訳は、キャベツ、ニラ、玉ねぎ、もやし、人参、挽き肉と・・・あ、チャーシューが無いぞ。だからか同じ金額870円なのは。
チャーシュー抜いて帳尻を合わせやがったな。これでテンション落ちたが、野菜が高いことを思い出した。
昨年秋の長雨や台風で、まだまだ葉物を中心に野菜価格が高騰しています。
毎週日曜、ジャン母と買い出しに行くのですが、カートを押して野菜売り場を廻りながら「高いわね」とブツクサ。
キャベツが300円超えしてるし。あっても小さいし。1/2にカットされてるし。
陳列棚がスカスカに空いてたりする。
葉物の高騰で鍋料理が高級料理になっちゃったとも。家計が圧迫され料理店も圧迫。トンカツ屋のキャベツ、モツ鍋屋やちゃんこ屋なんかも苦しいんじゃないか。タンメン専門店とか。
上大岡の焼き鳥屋でもトンヅケの下に敷くキャベツが1枚だけになったし。
一昨日に載せた絶句タンメンの店も野菜高騰だからあんなに少ないルックスなのかな。
この店もそうだろうか。そうに違いない。
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原価の安いモヤシよりも、今高騰しているキャベツの方が多い。掌半分くらいにザクっと切ったキャベツがたくさん隠れている。
これだけ野菜があってもスープが薄まったりしない。茹で野菜、載せ野菜ではなく、炒める音がしたから。でも油っ気がくどくない。余分な水分が抜かれていてスープが薄まらない。野菜の甘みと納豆の粘りが溶け込んで、甘くて円やかで優しい味になった。
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納豆を崩す.jpg
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具も麺も熱々です。スープより熱々??
麺は中太のストレート麺で歯ごたえがある。かなり存在感のある麺です。
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できたら味玉は割って出して欲しいな。箸で切れないので前歯で噛み切りました。
チャーシューが無いけど野菜が多い。野菜トッピングではなく、デフォルトでこれだけ野菜があるのは凄い。
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私にしてはスープ飲み過ぎ。だってしょっぱくないんだモン。
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「ごっそさん。あったまったぜ~」
「あぁりがとうごぉざいまぁしたぁ」(店主&奥さん)
叫んだ店主の頭髪は短くカットされたパツキンだった。パンクロッカーみたいだった。でも店内のBGMはサザンだった。
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店を出て道路向かいから。
やはりラーメン屋には見えない。イマイチ居酒屋みたいだ。
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横須賀中央の千里飯店 [ラーメン]

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京急横須賀中央駅デッキ向こうの横断歩道を渡った目の前にあるこの店は、2015年10月末にUpしたことがあります。
店の記事ではなく、京急堀ノ内駅構内にある一般客が渡れないミニ踏切(職員しか渡れない)の紹介記事の終わりに写真だけ。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-10-27
欠けた丼で出しやがってからに!!
2箇所欠けてたからね。
あれから2年、あの欠けた丼はまだ使ってるのだろうか。廃棄しただろうか。
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時刻は11:30、これから埼玉県まで行かなくてはならないので今、昼を取らないと。
それなりの味しか期待できなさそうな店だが、時間がない、昼を喰うなら今しかない、でも何も期待しない、失敗でも後悔しない、店を恨まない、丼が欠けても笑って許そう・・・そこまで自分に言い聞かせながら入りました。まさか2回めがあるとは。
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混んでいた。カウンターに米兵、カウンターに米兵さんがいた。白人、黒人、女性も。その隣に座ろうとしたら、お店の女性が、
「ミセノイリグチガワノテーブルセキハイカガデスカ?」
「テーブル?」
入口入ってすぐに2人用のテーブル席があった。テーブル席は老人ばかりでしたね。
寒そうだがそこへ移った。
「ナンニシマショ?」
「ええっと・・・」
急いでたので、醤油ラーメンと4種のミニ飯類から選べるランチ限定品を。
グランドメニューには中国料理全般がある本格的な店らしい。ピータンからフカヒレ姿煮まであった。
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しょっちゅう店のドアが開くので寒いんだけど。開いて出たり入ったりしてるのは客じゃなくて男性の店員さんじゃないか。出前もやってるらしい。電話注文も受けてた。横須賀中央界隈は坂が多いので出前するのはかなりの労力を要るのではないか。
他、厨房はカウンター前のオープンキッチン。調理2名、ホール女性1名で途中から1名増員して2名に。それと出前のオッさん、計5名で営っていた。
全員大陸系の人で、母国語で業務指示やオーダーやり取りを聞いても会話の内容はわからない。
厨房の男性は目つき、目の光が強い。愛想は全くない。
お客は日本人と大陸の人と米兵が混在しており国際色豊かな店内である。大陸語、英語、日本語が飛び交っていた。横須賀だからね。
米兵は英語かカタコトの日本語でオーダーする。彼らはランチ限定品ではデカい身体が持たないので、グランドメニューからオーダーして、それでも足りないのかテイクアウトも追加していた。
厨房は大陸の人なので上手く伝わらない時がある。例えば肉料理を選ぶのにチキンとポークを取り間違え、
「ア、ゴメェン、ブタニクジャナクテトリノホウダッタ」
やり直しになっていた。それに返す厨房の男性の目がキツイ。大陸語で何か文句のように返してるからきっとキツい会話内容に違いない。
でも米兵さんには全く通じない。
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何だか煙いぞ。
私の右、1席空いたところに老夫婦がいて如何にも身体が悪そうな爺さん婆さん。昼間から生ビールを飲んでおった。
テーブル上に薬袋が置いてあるから病院帰りか。爺さんは足が悪いようで、補助器具を椅子に置いて火の点いたタバコを灰皿に置きっ放しにしている。
爺さんは食べながら吸う。食べてる間も火を消さないのは困ったものである。食べて、吸って、煙草を灰皿に置いて、ケムリがモワ~ンと立ち昇って、また食べて、吸って、煙草を灰皿に置いて、煙が立ち昇って、の繰り返し。
煙草が燃えて短くなって、それを摘まんで口に持ってったら指先と唇を火傷するんじゃないかってくらいまで吸ってましたね。
そんな病体の爺さんは喫煙マナーを知らないし、医者に「煙草止めろ」と言われててもまず言うこと聞かないし、これから先も短いだろうし(毒を吐きまくりですが私)、好きにさせるしかなかった。
米兵さんも出入りするからALL喫煙化なんですよ。店内全域に煙が漂っています。
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醤油ラーメンと4種のミニ飯類から選べるランチ限定品なので、先客の米兵たちより先に出されたが、丼は欠けてないですね。新らしめのに変えたようですな。
東京ラーメンか?ラードがうっすら浮いてるスープ。
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細めの麺。具は茹でもやし、支那竹、小さい赤い縁のチャーシュー。出前だと確実にのびる麺だな。
青物がショボイ。写真には茹でもやしじゃなくて、チンゲン菜がしっかり載っていたが。

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昨日の絶句タンメンもそうだが、メニュー写真とスックスが違うじゃないか。あるんですねこういう店って。写真はあくまでイメージなんでしょうけど。
青菜が高騰して、安売りで生産者に負担をかけているもやしに鞍替えしたんだな。
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米兵さんのオーダーしたレギュラー炒飯のついでに炒めて皿にバサッと載せたミニ炒飯は・・・
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・・・なかなか美味しい。ところどころ白いけど、多めに混ざったハムの塩気で救われている。
中華料理店に多い硬めの炊き加減でいい感じ。ラーメンのレンゲで食べるのではなく、皿だからスプーンで食べるのもいい。
炒飯の方が塩気が強く、最後の方のラーメンスープは味がしなくなった。

こんなセットもあるのか。10円安いのは何か意味あるのかな。
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グランドメニューは大陸系の大衆中華料理店、店の造りはモタッとした生活感漂うアバウトな大衆中華。逸品料理jの方が美味しそうな店でもある。ランチのCPはいいと思います。
会計して振り向いたらまだ爺さんはまだタバコ吸ってやがった。
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外に出たら、出前の男性がいた。
バイクじゃなくて自転車だった。
改めて店の前に立ったら結構な坂道である。自分の足でペダルこいで坂を上り下りするのだろうか。
男性は坂を下っていった。ブレーキが軋む音がした。
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絶品ならぬ絶句タンメン [ラーメン]

Blogに支配される日常です。
公用の合間に街角中華の散策を諦めて、めんどくさくなって横浜駅の地下に来てしまった。
駅に直結。ジョイナスの地下2階です。
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絶品タンメン??
それがウリなのか。だけど自分たちで絶品なんて謳う辺りはアヤしいな~。
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駅地下の飲食店はイマイチオモシロ味がない。
公道に面していないから風情がないのである。
安くはない。テナント料の分だけ客単価に上乗せさせられるといっていい。
でもいいところもある。雨に濡れなくて済む。地下だから当然だが、いろんな飲食店がそこに集まっているので目移りしてそれはそれで楽しい気になる。
必ず11時定刻にキッチリ開店する。掃除や片付けはそれまでに済んでおり、店側も11時を待ちかねたようにOPENするのです。OPEN時間はなぁなぁでは許されない。個人商店と違って全てのテナントは監督下にあるからです。
フロアの店員さんもニコニコと感じがいい。卓上もキレイに磨かれて清潔です。
「空いてるテーブル席へどうぞ~」
テ、テーブル席?
おひとり様だぞ。カウンター席はないのか。ひとりならカウンター席へお願いしますと席指定されるのに慣れている私はテーブル席に案内されてやや面食らった。
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入口からまる見えじゃんか。
カウンター席はないのか?あ、あった。奥にあるじゃないか。
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後から後から入って来るおひとり様客もテーブル席に案内してましたね。まぁこれが11時半を過ぎて混んで来たらそうも言ってられなくなるのだろうけどね。
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駅地下の一等地なのでそこそこいい値段しますね。
タンメンはメニューでも絶品と豪語しているぞ。何だか鼻白むな~。
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初めての店ではオーソドックスに醬油ラーメンとハーフ炒飯。
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街角中華やラーメン専門店ではなく中華料理店系列なので赤いチャーシューです。中華街のショーウィンドウに吊るしてある焼いた豚肉は、どれも縁が赤い色をしていているでしょう。あれですよ多分。
美味しそうですが、あの赤い色の由来はなんでしょうか?
何で赤いのか。食紅を使ってるのでしょう。メニューは広東風だし。オメデタイ色なのでしょうね。
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700円のラーメンではないな~。こりゃ駅地下価格です。これに半炒飯をプラスしたら1000円超過ですからね。
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炒飯はアブラでコーティングされた軽いタイプ。粘着性はなくツルツル滑る扱いに困った炒飯であった。レンゲよりもスプーンの方がいいと思う。このお皿だと最後の方になればなるほどすくい難い、食べ難くなるタイプです。
でも美味しいと思った。中華料理店のものですね。
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紅生姜が鶴を形作ってる。縁起がいいな。
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食べてる間も外から丸見えなんですよ。
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他のお客は殆どが中高年ばかりだった。私が最年少。昔からの味を求めてたら横浜駅に直結する便利なこの地下店にたどりついたのでしょうか。
絶品タンメンをオーダーするお客さんは確かに多いようで、絶品、絶品、絶品、が続いていた。
だったらその絶品を試してみようと。
2回めもテーブル席をススめられたが「カウンターでいいよ」と素っ気無く言い切っていちばん奥へ。
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タンメンなんてオーダーするの久しぶりです。私は塩ラーメンは食べるがタンメンはあまり食べない人なのです。理由はしょっぱいから。大抵どこでも塩胡椒の主張が強いからです。
カウンターから見たスタッフの数は男女合わせて8人はおったかな。ただ、調理の仕方が同じオーダーをまとめて一気にやっつけるやり方なのです。
「次絶品4つ、半炒飯4つに炒飯ひとつ行きます」
私のはその中に含まれている。
だが。。。
着丼して、見たら絶品ならぬ、絶句しました。
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後でジャン妻も「写真と違うわねぇ」と呆れていた。
「赤いのがないじゃん」
スープも少ないし。写真はイメージだろうとはいえあまりに違い過ぎないか。スープが少ない、野菜も少ない、麺も少ない、少ないだらけなのです。
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野菜は切り方が雑だがまぁまぁシャキシャキしてはいた。
麺は少し平たい面で、断面は楕円形。
だけど全てが少ないだけに何だかひたすらしょっぱいのです。最初のひとくちから最後までずーっとね。コクも全くないし。
しょっぱさの中に野菜から出る甘みが多少でもあれば救われるが。キャベツではなく白菜だけに甘味が足りないのですよ。
不味いのではない。野菜炒めから出た油分がスープににじみ出ているごく普通のものです。スープが多かったらまだ救われたかも知れないが。
これを絶品と謳う根拠はなんだい?
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絶品なんてネーミングをつけるからいけない。昔ながらのタンメンでいいのでは?でもこれが昔ながらを継承しているのなら私はもういいや。
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駅チカの店は安心できるところもありますが、値段が高いし外すとガッカリ度も大きいですね。
後日、地上に出て別の店のタンメンを食べてみたのですが。
化学調味料の味が濃いとはいえ。。。
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こっちの方が野菜タップリだぜ!!
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魁力屋 [ラーメン]

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デカくて赤い大看板、白いフォント。
否応にも目立つ。
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こうして見ると1階の店舗より上の看板の方がデカくて高さがあるのではないか。
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相模原店中央店です。16号沿い。
魅力屋(ミリョク)ではないです。魁力屋(カイリキ)です。
浅香山部屋の親方・もと大関、魁皇関の魁ですな。
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このチェーン店は駅チカにはあまりないようです。幸楽苑のようにロードサイドに多い。
電車移動する私の公用圏内にはこれまで無かったのですが、昨年から私の公用圏内に相模原市が加わったことでこの赤くてデカい看板が目に留まった。
相模原警察署の向かいにあります。私は警察にお世話になっているのではないよ。
JR南武線の高架からこの赤い看板が見えます。新城中原店だと思う。
直虎が放送される前年に井伊の国を最初に見に行った時に、新東名の藤枝PA下り線でもこの赤い看板を見かけた。そこは小さい看板だった。その時はラーメンの写真を見て「やっぱ止めとこう」だったのです。
これまでは一度も入ったことない。初めてです。上州には無いようです。
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店内は何だか醬油の匂いが強いぞ。
長~いカウンター席、テーブル席幾つか。くるまで来る客はテーブル席の使用率が高いので、典型的なロードサイドのチェーンラーメン店レイアウト。
客層はサラリーマン、作業員、おそらく休日はファミリーが加わるのでしょう。
賑やかではある。店員の数も多い。男性1人、若いねーさん4人いた。皆さん若くて元気で大声を出す体育会系の接客をするので、活気はあるが少々うるさくもある。
多少マニュアル的ではありますが、お客さんが入ろうとするタイミングで声が飛んでスタッフが迎えに行くのです。スタッフが扉を開けて客を迎え入れ「寒いなか来ていただいてありがとうございます」って言われた。
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細い麺なので早い。5分かからなかったですね。
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で、うぇ~、背脂がたっぷりか。
ラーメンの上に缶コーヒーをぶちまけたようなルックスですね。これを見て藤枝PAで「やっぱ止めとこ」だったのか。
でもいただくしかない。ギットギトのコッテリではなかったのが幸い。豚系ではなく鶏ですね。ただ、醬油の主張が強過ぎるきらいはある。
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スープをすすってるのか背脂をすすってるのかわからなくなってくる。
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スープの表面にアブラ(脂)が浮きまくってる。
たぬきそばの揚げ玉が溶けたように見える。
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アオアオしたネギは私の好みに合わなかった。九条ネギ(ネギ)って京都九条のネギ。九条って羅生門のあった街ですか。
あのネギは量産できるのか。最近行かなくなったが上州安中の「あってりめん」というヘンテコリンな店は、上州なのに下仁田ネギを使ていない。それは下仁田ネギが薬味に不向きで、火を通さないと食べられないからだが、そこでいっとき「九条ネギ入り」があった。
でもそのうち止めちゃった。若い店主が言うには「九条ネギがあまり入らなくなったんです」
生産数が限られてるから上州なんぞへ廻してくれなくなったらしいのだ。どっか他へ廻しちゃったんだろうね。
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私が今食べてる青ネギは普通の国産ネギらしい。
私はネギにうるさい人でネギが無いと生きていけない。夏場のスーパーの買い物でも細くてヨレヨレのネギの中からなるべくしっかりしたネギを探す。
実は私、下仁田ネギはあまり好きではないのだ。深谷のネギが大好きですね。
卓上には青ネギが置いてある。入れ放題のようだが、九条ネギではなく国産青ネギ入れ放題です。タクアンも入れ放題。
でもネギが不作だったらどうするんだろう。
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食べてる最中、店員が私の背後を元気にひっきりなしに通るのだ。小走りに。風圧が私の後頭部に吹き付ける。
この塩が2018年最初のラーメンになりました。
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餃子定食、唐揚げ定食と組み合わせたら1000円超いきます。唐揚げは中まで熱々でした。ラーメンは最後の方で冷めて来たけど、唐揚げは最後まで熱々だった。
唐揚げだけではなくアジフライ、チキンカツ、コロッケ、ハムカツまである。小ライスと組み合わせて、ラーメンプラス定食にするとかなりお腹一杯になります。
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京都白川発祥のラーメン店という。京都に知り合いはいないが、こういうアブラアブラしたラーメンを好むらしいね。京風薄味あっさりという認識を改めなくてはいけないようです。
会計時にポイントカードをくれたのです。それを見たら有効期間が半年なんですよ。
10個埋まったら500円引きなのですが、半年で10個なんて無理です。消化器系が脂まみれになってしまうじゃないか。でも脂(アブラ)が全く無いと単にしょっぱい醬油ラーメンになってしまうかも知れない。
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大将に外国人スタッフが・・・ [ラーメン]

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家記事がダラダラ続いたので、そろそろラーメンや居酒屋、外のグルメ入りの記事いきます。
会津に行く日のを地域防災拠点訓練日に設定され、氷雨が降る中を「避難者ゼロです。私だけ。他は逃げ遅れました」の届出を出して「今から防災拠点にご一緒しませんか?」と誘われたのを「今から遠出するので」やんわりと拒否り、急いで荷造りしてまず向かった先は本牧の大将。
行ったら顔触れがガラリと変わっていた。
券売機に1000円札2枚を突っ込み、ラーメン×2、海苔マシ×2、ライス(小)×2、キムチ皿&ワカメ皿と押していったら、
「味玉も・・・」(ジャン妻)
「えぇ~」
私は超かた、ジャン妻はかためでアブラ少なめ、そこへ味玉を加えると言葉で伝えるのがめんどくさいんだよな~。
「よしなよ」
「食べてみないの」
何て言えばいいんだ。「超かた、固めんアブラ少なめ味玉」ってか。
廊下の券売機を離れてカウンター席に移ろうとした。いつもは紙の券をカウンター上に置いて、ラーメン2枚、海苔マシ2枚、ライス2枚、キムチ皿&ワカメ皿、合計8枚を2枚ずつ組み合わせて並べてわかりやすくするのです。今回はそれに味玉が1枚プラスされるから合計9枚。
だが券売機の前を離れようとした直前に、初めて見る若いのがやってきて、カタコトの日本語で、
「オコノミゴザイマスカ?」
「ええっと・・・」
「笑」
いきなり聞かれた私は面食らった。相手はニコニコしてやがる。
カウンター上に並べるのではなくその場で言いながら渡すハメになった。
「超かた、固めんアブラ少なめ味玉・・・」・
海苔マシ×2枚、ライス2枚、キムチ、ワカメと券が数枚あるので、それらを掌でチマチマ2枚ずつ組みしながら纏めて手渡した。危うく床に落としそうになったね。
上手く伝わっただろうか。いつから外人さんが?
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その後でいつものオヤっさんがいないのに気付いた。
オヤっさんは長年の経験で、ラーメンに添えるライスは先に出してぬく飯にするのを知っているが、不在なので小ライスが出てこない。若いのはあっちの言葉で私語ばかりしてライスを出さないのです。
超かた、かた麺なので、すぐに出されたが、ライス出さないので言いましたよ。
「オイ、ライスは?」
「ア、ライスダシマス」
ホラ、ライスが熱々じゃんか。
母国語で私語していないでもっとオペレーションに集中せいと言いたい。
気になった。上大岡もそうだが、大将も稀に若いのが入れ替わることがある。それら若いのはオヤっさんが口うるさくガミガミ教育するのだと思うが、オヤっさんは若いのが発するあっちの言葉を理解できるのだろうか。パートのオバさんもそうだが。
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私はマナーさえよければ外国人にあまり偏見の無い方だし、人手の問題や外国人受け入れ推奨も受け入れて理解するようにしている。いつか大将に青い目の外国人がいて厨房が国際化したら、最初は違和感あるだろうけど抵抗はない。仕事をちゃんとしてくれればいい。
(日本人って外人さんに優しいじゃないですか。)
若いの3人はオペレーションの合間に日本語でなく母国語で私語ってるんですよ。
「オヤジさんいないね」(ジャン妻)
「そうだな。まさかクビになったか」(私)
船山温泉もそうだが、いつもいる馴染のカオがいないとクビ云々に繋げるのは私の悪いクセであるが、喰い終えて廊下に出たら、顔馴染のベテランさんが仕込み室から出てきた。
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大将は店とは別にスープの基本をこしらえたり、白菜をキムチに漬け込む作業をする「仕込み室」が廊下の反対側にあるのです。
「ああどうも」
「オヤっさんは?」
「今日は間門店にいますよ」
よかった。クビになったんじゃないんだ。
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この日はオヤっさんいた。
今度はカウンター席に座ってから聞かれた。
「オコノミゴザイマスカ」
「超かた、キムチ少なめ」
「チョーカタキムチ・・・」
・・・は母国語でした。相方の若いのにはそれで伝わったが、オヤっさんやパートのオバちゃんにはそれでは伝わらないと思うが大丈夫だろうか。
母国語と日本語を交互に使い分けてるんだろうかね。
案の定、後から現れたオヤっさんはコワい顔してた。若いのが間違いなくオーダーを受けたかどうか、疑うようなコワい眼差しでカウンター上に置いてある私のオーダー食券を1枚1枚凝視しておった。間違いないか自らの目で確認しないと信じられないようである。若いのと会話は無かった。
大将の客はガテン系が多く、好みがかなり細かくてウルさいので、双方コミュニケーションが取れていないいいけないのだ。
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「オイ、ライスは?」
「ア・・・」
またかよ。喋ってっからだよ。先に出せって。

Dancyu2007年1月号「鍋特集」に「ちゃんこ鍋にはぬく飯が合う」といふ。
大将はちゃんこ屋じゃないけど、大将の炊飯器はおそらくガス炊飯器だと思う。ラーメンが熱々なのにご飯がいつまで経っても保温効果で熱々ではこっちに出されてから冷まさなければならない。そんなことしてたら麺が伸びてしまうじゃないか。ぬく飯こそ熱々の汁に合うのである。
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相変わらず私語が多い。私のは超かたなのでオペレーションは早い。手が空いたらまた母国語で私語が飛び交い談笑し始めた。
和気藹々もいいけどさ。シマリが無くなっている。
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冬晴れのマリンハウス。
空気が澄んで寒いけど心地よい。
歩道橋を渡って大将へ。
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「オコノミゴザイマスカ」
「超かた・・・」
いい加減覚えろよと言いたいが言ってない。後から現れたオヤっさんがデカい声で、
「超かただろ!!」
ところが若いのはこれにすぐ反応しなかったので、
「超かただろっ!!」
「ア、ハイ」
お、それまでユルかっら店内の空気が締った。
そしたら作業服を来た一群が8人入店してきたぞ。
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その一団は全員が同じ服だから同じ会社、現場でしょう。彼らは大人数なのでテーブル席を占拠するのだが、その前にひとりずつ購入した食券を若いのに提示している。
「オコノミハ?」
「かた麺、脂多め」
「かた麺、ネギ多め、ホウレンソウ多め」
「かた麺、(ここで100円渡して)ライスも」
そっから先はいちいち聞いてないが、8人全員がかた麺以外は細かい好みがバラバラであった。
一旦外していたオヤっさんが戻ってきて、並んだ8人分の券をパッと見て、
「全員かた麺だろっ」
「・・・」
「かた麺、全員・・・」ここで業を煮やしたかフロアの方へ行き、その作業服の一団に向かって、デカい声で、
「全員かた麺だよねっ」
そこで作業服の一団から別箇に反応があり、それを厨房の若いのにフィードバック。
「全員かた麺だよっ・・・」
さすが!!オヤっさんはポイントを押さえている。
その後、オヤっさんは若い者2人に挟まれた。2人はオヤっさんを間に挟んで母国語で私語?ではないかな?合間に「カタメン・・・」「・・・アブラ・・・」がどうのこうのと聞こえた。・・・は母国語です。業務の確認指示らしい。
私は丼から顔を上げて、若いの双方を交互に見た。
間にいたオヤっさんは私を見てニヤリと笑った。「俺がコイツら仕切ってんだぁ」とでも言いたそうである。
でもオヤっさんはまだ言い足りなかったのか、炊飯器を開けて、
「ご飯、炊けてるよなっ?」
「ハ~イ」(パートのオバちゃんの声)
でもこれでは確認不足と思ったのか、
「炊けてるよな。前に炊けてますって言うから見たら炊けてねぇでやんの。炊けてるよなっ?」
「大丈夫ですぅ」
オバちゃんも確認して叫ばざるを得ないが、その返事は遠くから聞こえた。というか、オヤっさんの声がデカ過ぎなのである。
では追加のご飯はどこで炊いてるのか。仕込部屋か。そこから持ってくるとなると相当な重労働である。
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この後、その作業服を着た一団ひとりひとりにお好み間違いなく供されたかどうかは確認していません。最後まで見届けたかったのだが、磯子区役所に向かう私は11:00の根岸行バスに間に合うべく切り上げました。この辺りは1時間に3本しかないのです。
オヤっさんの声がデカかったのは、自らを鼓舞する為、若い者への威嚇??そしてお客に対しての自己アピールかも知れない。
私の記憶に間違いなければ、オヤっさんと初めて会ったのは私が前職にいた30代前半、あの頃は間門店だったから、もう30年以上いることになる。永年勤続ものである。表彰されてもいい。人の入れ替わりが激しいラーメン屋の雇われで「これだけ長くいたで賞」をあげてもいいのではないか。
でもまさかこのトシで(失礼)あっちの言葉を話す若い者を任されるとはご本人も思ってなかっただろう。
若い衆の教育ヨロシクです。
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群馬のうどんは幅広 [自宅グルメ]

私らは毎週(日)ジャン母と買いものに行きます。
昨年ジャン母からくるまを取り上げたからです。
返上するにあたってせめぎ合いはありましたよ。
「まだ乗れる(運転できる)わよ」
「だめだアブない。」
アクセルとブレーキ踏み間違えて店に突っ込んだってニュースを見る度にヒヤヒヤ。
「くるまがないとパーマ屋に行くのに不便だし買いものにも行けないじゃない」
大きいもの、重たいもの(米とか野菜とか)を買いにいけないというのですが、
「もう運転はダメっ。自分らも毎週(日)買いものに行くんだから一緒に行けばいいんだ」
強引に押し切った。
それ以来ほぼ毎週です。昨日も行ってきました。

スーパーでカートを押します。
買いものメモを見ながらチョイスして廻るのです。それ以外にも指示が飛ぶ。「ちゃんと産地を見てね。外国産はダメよ」
ポツンと言うには、「今日はご飯炊きたくないワ」
あんなにお節料理を大量に作るからだよ。作ってくれって誰も頼んじゃいないのにさ。余ったお節は来客に無理矢理持たせたそうである。
今日は買い物に出る前、お節を詰め込んだお重を片付けさせられたからね。叩き割ってやりたくなったよ。
で、スーパーのカートを押して目についたのがこれが置いてあったコーナー。
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「うどんでいいワ」
ジャン母の視線は讃岐うどんに注がれている。
「讃岐うどんは固いですよ」(ジャン妻)
「固いの?」
「あ、いや、コシが強いんです」
「コシが強いって?ああそういうことね」
グニャングニャンじゃないってことですよ。私は「こっちの方が美味いぞ」と、群馬の粉ものに軌道修正させた。
「何でおっきりこみって言うの?」
「切って入れるんだと」
いい加減に答えた。ホントはよくわからない。実際そういうのを見たわけでもない。おっきりこみ、おきりこみの語源は、製麺されてない最初の頃は、こねた小麦粉をへらの上から切って入れた、という説からきてえいる?
私も聞きかじった程度の知識しかない。パックされているお切り込みはちゃんと製麺されたものだった。幅は1cm、厚さは2~3mmぐらいか。
「これが桐生のひもかわうどんだと幅がもっと広くなるのだ」
見て食べたことがあるように言い放ったが、私は現物を見たことないし食べたこともない。
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同じものを買って家で煮込みます。家ではもう鍋の〆にうどんも雑炊もしなくなったが。この日はうどんを入れる代わりに具を少なくした。
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他のうどんと違うのは何といっても幅広いこと。下ゆでなんかしないで、生麺のまま野菜と、主に根菜の具と煮込むのだ。
汁は味噌でも醬油でも塩でもいいと思う。この日は味噌味。ダシは昆布とカツオと中華ベースのこれを少々。
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「〇〇さん(私のこと)家で鍋作るんですか?と言ってきたのがソリの合わないオンナ。よく登場するね最近。
私が家で鍋担当なのを何故知ってるんだこのオンナが?
「私も家で鍋するんですが・・・」
お前さんは社では生意気だが、家では主婦だろ。
「あまり上手に作れないと味噌味にしてごまかしたりするんですよね」
この野郎!!
私の味噌鍋を下手だと言ったようなもの。
「家の鍋のことアイツに喋ったのか?」
「あ、皆の前で言ったかも。残業して終わって軽く飲みに誘われた時に、今日は旦那が家で鍋作って待っててくれるから帰るって言ったような」
「二度と言うんじゃない」
「どうして?」
「アタシは仕事で忙しいから家で料理しない、ヒマな旦那に任せていると言っているようなものじゃないか」
「ウチの旦那は優しいってアピールしたつもりだったんだけど」
「もう二度と言うんじゃない」と釘を刺した。
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ビロビロビロ~ン。
うどんという感じがしない。細長い餅のようでもある。
根菜、大根やニンジンはまだしも、里芋やジャガイモを食べなくなったので、通常の鍋の具を入れたのですが、ネギ以外の葉野菜は合わないと思う。
やはり里芋、大根、ニンジン、牛蒡ですね。あれば蓮根なんかもいいかも。
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豚バラ肉が少し入っていますが薩摩の黒豚です。甘味が出て美味しい肉です。
でも安くない。100gで298円するんですよ。黒豚ではないバラ肉は100gで198円だからね。
昨日の記事でカワハギを買いまくった魚屋の延長線にいつも買う肉屋があって、そこで必ず100g298円の黒豚を200g買うので店側も私の黒豚嗜好を覚えている。
トレイに無ければ冷蔵庫にある塊をスライスしてくれる。何も言わないのに「あ、あるから切りますよ」
どうも昨日のカワハギといい肉屋の黒豚バラ肉といい私はカモにされてるようだが、稀にド新人のバイト君が、
「グラム298円ですがよろしいですか?」
黒豚でない198円のバラ肉もあるのよ。
私はややムッとしながら「それでいいんだよ」
いつもそれなんだからと言い返す前に店の若女将がトンで来ます。量り売りです。商売上手なところがあって、こっちは200gって言ってるのにわざと多く盛って「250gじゃ多い?」と言われたことが何回かある。「あ、300gじゃ多いよね」とかね。
だが年明け、まだ黒豚が入荷しないのです。そこだけトレイが空いちゃってるのだ。
「鹿児島から入荷するのでまだ年明けで遅れてるんですよ~」と言われた。
「肉屋の連中下を向いちゃってさ。俺のカオを見ないんだよ」
「あ、黒豚バラのオジさん来ちゃった~って思ってるんだよ」(ジャン妻)
「いつもはカモが来たってトンで来るのにさ」
年明けずーっと黒豚バラ肉が入荷しないせいで、お得意様である私のカオを見ようともしないのだ。昨日もどうせまだ入荷していないだろうとわかっていながら、「未だ入らねぇのかよ」と難癖言ってやろうと思ったがジャン妻に制止された。早く入荷しろよ。
余談のついでですが春菊も高いね。サービス品と謳っていながら298円、300円とかね。10月に上陸した台風21号のせいかな。
2018年1月13日写真追加。これがいつも行く肉屋。
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群馬のおきりこみ、なかなかイケますよ。イケますが、普段食べてるうどんは口を尖らせてズルズルすするじゃないですか。幅が広いから食べながら唇を横に広げてるようだ。
昨年、おんな城主がおんな農婦になった時、松平健さん率いる武田軍が攻めて来て、健さんが本陣でうどんのようなものを食べていたよね。左手にこんな椀を持って。
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だけどジャン妻は幅広い麺は嫌いみたい。佐野ラーメンや喜多方ラーメンのようなピラピラ麺だと難色を示す。
「アナタひもかわうどんなんて興味ないよね」
「うん。何だか何かうどん食べてる気がしない」(ジャン妻)
「食べたことあるの?」
「さぁ、あるのかなぁ。あるのかも。麺じゃなくって塊を食べてるような。薄べったい塊をね。ほうとうはいいんだけど」
これも見てください。
http://www.gunmachan-navi.pref.gunma.jp/reserved/08.php
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桐生のひもかわうどんは一旦木綿のような。尋常でない幅広さのもあるようです。
あまり広過ぎてトイレットペーパーのようなものは食べ難くないのだろうか。太い、細い、じゃないのですよ。
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「お前はまだグンマを知らない」の主人公である神月紀(かみつきのり)は、ニイガタ県三条市の出資で、チバ銚子市から転校してきて洗礼を受けた際に縛られたのがひもかわうどん??
(三条市?蒲原郡と銚子は高崎藩の飛び地だった筈だが。)
口に巻かれてるのはひもかわうどんか?
「あんなマンガを読むな。グンマをバカにしやがって」
「でも、あれ読むとだいたい合ってますよ」(群馬のウチの社員)
「そんなん読むな」
「実写版、観てくださいよ~」
観るなそんなモン。
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カワハギ天国 [グルメ]

昨年11月にかかりつけのエロ女医が詰問口調で私に言うには、
「会社の健康診断受けた?」
「まだです」
「年内に受けないと今度来た時に採血するわよ」
脅すような言いグサだな。注射針刺すわよと言っているようなもの。
「12月に行くので持ってきますよ」
会社もウルサくススメる。健診受けろって。私とソリ合わないオンナが半ば命令調で社員に触れ回っていた。上級管理者ほど過信して受けないですね。
「〇〇さん(私のこと)受けました?」
(るせぇな。)
「12月〇〇日に予約してあるよ」
「遅いですね」
(るせぇオンナだな。)
「かかりつけの医者んとこで年に2回、血液検査だけ受けてるけどね」
「どこのお医者さんですか?」
(るせぇっつーの。何処だっていいじゃねぇか。)
私はかかりつけエロ女医のクリニックの名前を挙げた。
「ああ、あの先生・・・」
ソリ合わないオンナもその女医&クリニックを知っています。本社社員がインフルエンザワクインを予約しているのです。
「あの先生私好きですよ。サバサバして」
(そうかいそうかい。俺はお前さんは昔っから嫌えだよ。)
で、年末に出た健診の結果はというと。

「血圧」
治療中、経過観察中
116/81(90~129、0~84)

「心臓系」
心電図、異常無し

「血液脂質」
総コレステロール 189(140~199)
HDLコレステロール 45(40~99)
LDLコレスエロール 102(60~119)
中性脂肪 213(30~149)
!!!!!!
ちと高いな。

「肝・膵機能」
GOT 25(1~30)
GPT 21(1~30)
γ-GTP 40(1~50)
ALP 196(104~338)
肝機能はいいのです私。だからって過信しないようにしないと。

「腎尿路系」
尿蛋白(-)、尿潜血(-)、異常無し
クレアチニンン 0.63(0.01~1)

「尿酸代謝」
尿酸 5.0(2.1~7)

「糖代謝」
尿糖定性
HbA1c(NGSP) 5.9(0.1~5.5)、略正常

他、胃にポリープがひとつあった。

まだまだ体重が多いらしい。数年前の私を知ってる人は、「そういえば痩せましたね」と言ってくれる。腹囲が93cmだったのが今回は87cmに下がった。だが6cm減っただけでは足りないらしい。
「それだけ痩せてまだ肥満なの?」(ジャン妻)

中性脂肪213か・・・。
昨年は191で過去最も低く、一昨年は469で最高値であった。150切らないといけないのだが。
今回213-191、その差22、原因は何だ?
もしかして???

これか!!
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これに違いない。昨年の10月末からいき付けの魚屋にカワハギが並ぶようになった。もちろん肝付きである。
大好きなので魚屋の主人にススメられるまま貪るように買い漁った。あれば買ってしまう。
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寒くなるに連れキモが大きくなっていく。値段も上がる。
甘みがあるキモを身にからめて刺身でいただく。海のフォアグラだね。同じ海のフォアグラでも私はアンキモはそれほど食べません。
日本酒が欠かせない。
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カワハギがあると、カツオもイカも脇役になってしまう。
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カワハギは運動量が少ない魚で、春の産卵に備えて餌も多く食べるが、冬場は栄養を脂肪に変えて肝臓に蓄えます。だからキモが大きくなる。
カワハギ君は身だけなら低カロリーで糖質ゼロらしい。そりゃそうだ。肝に貯めこまれるんだから。だからといって肝を食べないわけにいかない。すると高カロリーで糖質も上がるかた結局は同じだよな。
カワハギを好きな人で肝を食べない人っていないと思うよ。
こういうのを食べるようになったのは外で酒を飲むようになってから。
肝が大きくなる代わりにに身が痩せる。身が足りなくなってしまいキモだけ醬油に浸けて喰うハメに。
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は身に弾力があるので、刺身にする際は薄造りにする店が多い。
この店もそう。
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薄っぺらだな。申し訳ないけど家で喰ってるカワハギの方がイケたね。
「肝が小せぇなぁ」
「あたりまえでしょ」
「これで1500円近くとりやがって。ホントはカワハギじゃなくてウマヅラハギじゃねぇのか」
「何で店で注文するのかと思ったわよ」
「つい・・・」
「近所の魚屋さんでこんな大きいもの食べてるのに」
「・・・」
私にカワハギと肝の美味しさを教えた店はこれ。
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和歌山、ぶらくり丁の千里十里という店です。
10数年前、関西担当だった頃、和歌山に出没して冬場にいただいたの。
和歌山ではカワハギのことをハゲという。私のことではないよ。
群馬八幡でカワハギが出たのには驚いたけどね。
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下写真のカワハギは元旦の宴会用に出そうと事前に予約しておいたもので、31日の昼に他の刺身と併せてドッサリ購入する予定でした。そしたら魚屋の店主が間違えて、前日の30日にその日の晩の魚を買いに現れた私に先に売ってしまったのです。
予約伝票持って31日に行ったら、
「オカシイな?カワハギが見当たらないんですよ」
「もしかして昨日買ったカワハギって・・・」
「あ、昨日売っちゃったっけ。それだ!!」
とごまかすように言ってたが、まぁ食べられたんだからいいや。
「カワハギと肝って、お義母さんは食べないよね」
「食べないと思う。食べてんの見たことない」
子供から成人する過程でカワハギなんて家で出されたことがあるわけない。ジャン母は「身体にいいから食べなさい」という理由で私の嫌いなものを押し付けたりするが、私が成人して酒を飲むようになって外(居酒屋)で覚えたもの、アジのタタキ、ナメロウ、シメサバ、イワシつみれ、クジラ刺、馬刺なんてのは絶対に箸をつけない。
だから実家の正月にカワハギ&肝を出してもジャン母は食べないと思う。カワハギを知ってる人た釣り人、酒を飲む人しか箸を伸ばさないのではないか。
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12-30-2.jpg
年が明けてすぐのカワハギ。1500円×2つ。
3000円のカワハギである。これが店だったら幾らするだろうね。
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「また買ってきてたわね」とジャン妻は呆れ顔である。
「なんちゅう大きいキモよ。これどう見ても2人前でしょ」
「アナタも食べてよ・・・」
「食べるけどさ」
「私ひとりではちょっと・・・」
「だったらこんなに買って来なきゃいいのに!!」
いちど3パックあったのを全部買占めようとして店主に「ひとつ残しといってくれる?」と言われたことがありますよ。
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ついにこの3連休はカワハギ禁止令が出た。
昨日も魚屋に行ったのですが、魚屋の店主の前で、
「買っちゃダメ」(ジャン妻)
「って言われてさぁ」
「笑、じゃぁ久々にマグロなんかどうですか?笑」
マグロのすき身を買いました。店主は笑っていたが、いずれカワハギの旬もひと段落する。そしたら数値も下がるだろうよ。
そういえば昨年も。。。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-04-13
カワハギ1.jpg
カワハギ2.jpg
3連休明け、また売ってたので買いました。
「これまでのよりは小さいだろ」
「・・・」
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新年が明けたからって何だというのだ? [人間ドラマ]

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毎朝寒いですね。
電車の中や会社の方が暖かいです。社内にひとり超暑がりの女性いて、事務所の空調温度を上げるので、そうなると暑くてしょーがないんですよ。
こんな暑いとこにいられるかバーローと言い捨てながら何か公用上の理由つけて外出しますよね。中が暑かったもんだから外に出てすぐはコートを脱いじゃってるんです。そのままコートを脱いだまま闊歩して寒風に吹き付けられてると、年末の「火の用心」で引いた風邪がまたブリかえす。
この3日間で風邪を治さないと。幸い私の風邪は治りつつある。ウツしてしまったジャン妻も「さっき、感動的なタンと鼻水が繋がって出た~」と妙な描写をしながら機嫌が良くなった。

5日間の嫌いな正月休みが明けて、昨日から出勤しました。
私が最寄駅に向かう途中の住宅地の路地は東側が山なので、冬場の朝は全く陽が照らさないのです。メイン街道に上がるまでブルブル震えながら歩きました。
メイン通りに上がって陽が射したところ。
初出勤の朝日.jpg
例年のことですが、出社したらそこらじゅうで「新年おめでとうございます」の繰り返しでうんざり。
電車が空いてたので8時半には事務所入りしたのですが、そこかしこで「おめでとうございます」「本年もよろしくお願いします」の繰り返しである。
(常識的にはアタリマエだが。)
ヒネクレ者で正月嫌いな私は常套文句である「明けましておめでとうございます」嫌いです。

70歳過ぎてまでいつまでも会社の一室に居巣食っている老監査役の年頭挨拶で始まった年始の朝礼は、
「今年は戌年です・・・」
(それがどーした・・・)
「今の時代、忠犬ハチ公だけでは乗り切れません・・・」
(シラーッ、バッカじゃないのか。)
「業績を上げる為に全社員の方々が昨年同様に一層の効率化をしないと・・・」
(だったらお前がサッサと辞めろよ。いつまでいるんだ。)
カッコ内は私の心の声です。
朝礼の後、各人がデスクに戻るのでもなく、そこかしこでいつまでもおめでとうございますおめでとうございます言ってるんじゃないっつーの。何がおめでたいというのか。昨年と同じだよ。さっさと日常勤務に戻れって言いたい。
こっちが気分悪くても屈託を抱えてても、おめでとうを言わなきゃなんないのが煩わしい限りである。
「○○さん(私のこと)新年明けましておめでとうございます」
「ああ、おめっとさん」
「今年もよろしくお願いします」
めんどくさくなって「良いおトシを」と言ってしまったのね。
いちいち言いに来なくていい。ウルサくなってきた。こっちはもう業務に入ってるんだから。1月は昨年末で有効期限の切れた〇薬免許証の交換で忙しいのだ。これは元旦を含めて14日以内に完遂しなくてはならない。今年1月の暦を見ると12日(金)まで実質6日しかないのである。草の者たちにも指示を出さないと。
そこを、「おめでとうございます」と言って言われて中断させられる。
故郷へ帰省したり海外へ渡航した者は、「どうだった?」、「どうこうでした」、「新幹線が混雑で・・・」、「渋滞で・・・」、「吹雪いてタイヘンでした・・・」・・・
土産話に花が咲いている。聞いて欲しいから?でも聞いてる側だってホントは聞きたくないに決まってる。だって自分に関係ないから。吹雪の中帰省、帰京したのはアンタの都合だろって。
早く業務に就けよっ!!
とは叫ばなかったけど、ウルサくなったので12月の勤怠届と出張&移動清算を経理に出して、前述の〇薬免許返納届出を持って外出した。

出る前、ある男性に声をかけられた。
「〇〇さん」
振り向いたらそこにいたのは・・・
伊東甲子太郎・・・。
「おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します」
私はやや強張りながら「あ、おめでとうございます」
「固いですね。もうお出かけですか?」
「ウルサいから事務所が。もう出ます」
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-05-07-2の記事で私らの前から去った筈の伊東甲子太郎が何故ここにいるのか。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-10-24で再会してはいますが。)
この伊東が今年の何処かで、お・そ・ら・く・ジャン妻の一身上に大きい関わりを持ってきそうなのだ。

メトロを乗り継いで地上に出たところ。東陽町(江東区です)。
ボケているのか、いつもの出口を間違えて出てしまった。
江東区.jpg
江東区内の某現場に寄った。
そこのリーダーはMという女性でなんでか知らんが私のシンパらしい。群馬から戻った私に、「私のこと覚えていますか?」と言って来たので「忘れる訳ないだろ」と返したら目が潤んでたことがある。
「Hは?」
「あ、Hさんは今日はお休みです・・・」
「アイツいつ入籍だったかな?」
「ええっと・・・いつだっけかな。2月かな?」
Hは昨年の春に入社した若手女性ですが勤務1年に満たずしてもう入籍するのですよ。4年生と違って6年生は入籍が早いです。そりゃそうだ。4年生で22歳で入社するのと、6年生で24歳、または何らかの理由で25歳以上で入社するのでは全く違いますね。
新人研修で「お前らは学業中に2年間オンナの消費期限を費やしてるからな」とブッ放したら伊東甲子太郎から「そ、その表現はマズイです」と物言いが付いたからね。

Hは入社前に2年か3年浪人したか留年したからしい。私は昨年12月にHの入籍を耳にして、年末の忘年会に呼ばれたら私の前にHがいたので、「もう入籍だとぉ?早過ぎらぁ、まだ会社としてモトが取れてないぞ、ド新人の分際で会社をナメてるのか!!」と言い放ったらHは私にこう言った。
「私、新人ですが、もう適齢期なので・・・」
よう言うたなこヤツ。
「適齢期だと?その台詞をMの前で言えるか?」
「い、言えないですぅ」
言えまい。Mは40代でまだ独身なのです。
何で社員の入籍に私が関与するかというと、資格証明書免許証)の書き換えが必要だからですよ。医療業界は女性が圧倒的に多いので、入籍したら戸籍抄本を取って30日以内に免許証を書き変えなきゃならないのです。
だから、入籍する、入籍する予定、(その逆も)、そういう生臭い情報が早く入って来るのです。
H本人が不在なので、さてどうしようかと。入籍時の資格証明書の書き換え方、これを40代で未だ独身のM君を経由してHに口頭で伝える訳にもいかないな。
「空いてるPCあるかな?」
「あ、どれでも」
私は入籍の名義変更のやり方を文書に打って印刷。
「これをHに渡してくれ」
「ハイ」
Mもその文書に目を通している。
「誤字脱字ないよね?」
「無い・・・と・・・思います」
「君もいつか名前が変わる時はその紙に書いてある通りにするんだぞ。それ、COPYしていいから」
「私は・・・多分・・・ないですね」
「んなこたぁない!!」
「・・・」
「いつかそのうちきっといい人が現れて心が動くこともあるんだ・・・」
「でしょうか?」
「それが人の世というもの」
「そう言ってくれるのって〇〇さん(私のこと)だけです」
誰も言ってくれなさそうだから俺が言ってんだよ。「私は・・・多分・・・ないですね」なんて言われて「そうだな」って肯定するわけにいかんじゃないか。「んなこたぁない!!」って強い口調で否定するしかない。

そして2018年最初の外食ランチは某牛丼チェーンになりました。
吉野家1.jpg
マッズ!!
キャベツの千切り、ニオイがしました。年末年始の切り置き、作り置きだなこりゃ。
でも写真廃棄しないで企画中の記事「チェーン店のチープな生姜焼(仮題)」に取って置こう。

地方の某現場から着信があった。そこはクリスマスの頃からモメてるのです。
私はそこに、過去の経緯が絡んで相談には乗っていたのですが、年末年始の休みに入って休戦状態だったのが、年明けになってまた再燃しましたという内容であった。
要は人間関係のトラブルなのだが、今年の日刊スポーツの占星、私の運勢は、
「例年以上にストレス解消と健康管理に留意したい1年です。重圧のかかる仕事や対人関係で心が疲れることも多いので、ストレスで体調を崩さないように。面倒見のよい一面の出し方には注意が必要。余計なおせっかいになってもめ事が起きたり、保証人を安請け合いして窮地に陥ったりする恐れも。情に流されず現実的に考えて」
人間関係のゴタゴタは避けよというのである。
でも対応しない訳にいかない。折り返した。

午後2時に帰社したらまだ事務所内は正月気分満載で、3時のおやつに帰省中の土産、菓子を配ってましたね。
私とソリの合わないオンナが見るからに甘そうなお菓子を持ってきて、
「〇〇さん(私のこと)は・・・」
「甘い菓子なら要らねぇよ」
「ですよね」
ですよね?って何だよ。決めつけやがって。そしたらまた別の女性が煎餅詰め合わせを配っていた。
「しょっぱいものありますよ」
「じゃぁ塩煎餅だけくれ」
「塩だけでいいのですか?お醬油味やチーズが入った・・・」
皆まで言わせず遮って、「塩だけでいい。塩全部くれ」
「ええっ!!」
「どれが塩だ?」
見たら、赤穂塩、モンゴル岩塩、いろいろある。
「貰うぞ」
ムンズと鷲づかみにした。
「あ、あの、他の人の分は・・・」
「配らんでいい」
強奪しました。「〇〇さんがお塩を全部持ってっちゃって、お醤油味しかないのですが」が聞こえたが、私が日頃甘い菓子を拒否してるのは周知されているので不問になったようだ。
しょっぱいお菓子といえばコンビニにこんなのがあった。
トリプル.jpg
これはさすがにやり過ぎだね。殆ど磯辺揚げのようなもの。こんなん喰ったら口の周囲は歯に緑色のテンテンが付着してしまうじゃないか。塩分濃そうである。
塩分といえば、塩味の煎餅を配る前に「甘い菓子なら要らねぇよ」「ですよね」ですよねと決めつけたソリの合わないオンナは実家が青森県なんですよ。昨年末の週刊新潮で「病に倒れる生き方の見本!!平均寿命最短で堂々のV9!!青森県はなぜ早死にするのか」を見た人いますか?
電車の中吊り広告のでこんなのがあったのでソリ合わないオンナに写メしたの。「これってホントなのか?」って。
週間新潮2.jpg
新潮買ったんですよ。そこだけ切り抜いて他は捨てたけど。
週間新潮1.jpg
「あれホントです」
「そうなのか」
「ウチのお父さん病気持ちなのに毎晩四合お酒飲みますよ」
「そうなのか。他にもカップラーメン毎日食べるとか、ラーメンに醬油かけるとか、野菜は漬物だけでそれにも醬油をかけるとか載ってたぜ」
「それも全部ホントです。カップラーメンの売り場大きいです」
私はその記事の切り抜きを渡した。
「お正月実家に帰るから両親に見せます」
私はちょっと慌てた。
「別に俺は青森県民を貶めてるつもりはないぞ」
「ああ、わかってます」
「前に新潮は長寿日本一は島根県を取り挙げてたんだよな。魅力の無い県で群馬と茨城を煽ってたし」
週刊誌は売れてナンボなので、煽ったからって責任取るわけじゃないからね。

出張を含めた1月の公用スケジュールを決める作業に取り掛かる。
12月の賞与をGETして退職者が多い時期です。1月の勤務シフト、異動予定者、退職予定者、産休予定者、育休明け予定者、そういうリストが上がってくるので、それらを見ながら私自身のコース切り(公用外出予定)をするのです。私が最も好きな仕事です。何処へ行けるかな、何処へ行こうかな、群馬の公用はあるかな、と、ワクワク。
ふと、ある1名の退職者が目に留まった。
ああ、辞めるんだこの女性。
昨年の合同会議、懇親会でもひとりで孤立しておったからね。
「退職の届、出てますよ」と、ソリの合わないオンナが冷たく言い放った。
届が出てるということはもうOPENにして構わないということである。その退職者のいるエリア担当は草の者1号なので、1号と電話打ち合わせの過程で、その退職者の話も出た。
1号は暗く沈鬱な声音だった。
そしたら後になって1号からこんなメールが、
「〇〇さん(私のこと)から●●さん退職のお話を聞いてから涙がぽろぽろ出て止まりません。今まで誰が辞めてもこんな気持ちにならなかったので自分でもびっくりです。寂しいです。」
あん?
何を言ってやがる。しっかりしろよ。
私の返信は「どんな理由であれ誰でもいつかは辞めるよ。辞めない社員はいないし、誰も辞めない会社なんてないからね。」というこれまた冷たいものであった。
「そんな返事をしたのっ」(ジャン妻)
「・・・」
「彼女(1号)にそういう意味で返信しなくてもいいでしょう。いて当たり前の人がいなくなることで心細くなってるんだから」
「じゃぁ何て返事すればいいんだ?」
「その気持ちを●●さんに伝えたらいいと思いますでいいじゃない」

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まだ街は眠ってる。休んでいる。
正月料理やジャン妻の手料理(破れ餃子他)に飽きてきたので1杯飲りたい気分だったが、何処も開いていないぞ。チェーン酒場ばかり。
年末に「良いお年を」・・・
年始に「明けましておめでとうございます」・・・
挨拶疲れ。これを繰り返して齢を重ねていくのか。
年末も年始も変わらないのに。年末年始の休みはもう要らない。
普通の2日休みでいいんだ。
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「火の用心~」は時代遅れか? [町内会人間ドラマ]

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寒いですね。
今朝、年明け最初の生ゴミを出してきました。
「ウチにしては珍しく生ゴミが多いな」
「そんなことはないっ」
3袋あったのです。ただ、ひとつひとつのゴミ袋は小さい。
「あまり大きいと持ってってくれない時があるからさ」
「殆ど餃子のゴミだろ」
「なんですってっ!!」

大嫌いな正月休みが明けて昨日から出勤しましたが、どこの店も開いてなかったですね。まだ世間が動いていないので、昨年末のネタを取りあげます。
今日の記事は昨年中にUpする予定でしたが、寄稿が間に合わず年を越してしまったものです。
真っ暗.jpg
凍りそうな夜空に先達の声が響く。
「ひのぉ~よぉ~~じぃん」(火の用心)
カン、カン、
そして全員で唱和する。
「ひのぉ~よぉ~~じぃん」
カン、カン、
拍子木を打つのは私です。

秋祭りの打ち上げがUpした時、
「もうこれで年内は(行事は)ないですかね」
私を地元有志チームに引きずり込んだお祭り委員長はこう言った。
「年末に夜回りがあります」
夜回りとは防犯パトロールだとわかった。年末より若干前の12月25日から3日間。
何でまたクリスマスにやるかな。まぁウチはクリスマスなんてやらないけどさ。
経理の女性役員に聞いたら「町内会館に19時半に集合して、30分から1時間町内会を歩いて、会館に戻ってから軽く「お疲れ様」の様相でビールが振る舞われますよ」
「ウチのチームから招集通知来るのかな?」
「ああ、●●さん(祭り他、実行委員長)のチームに入られたんでしたね。どうかなぁ。連絡が行くかどうかは私にはわからないんですけど。よろしかったら・・・」
という曖昧なものであった。
「何人くらい来るんですか?」
「いつもだと例年15人くらいかなぁ。犬を連れて参加される方もいますよ」
犬の散歩がてら?
いつもの行事と違ってかなりアバウトなのがわかった。

12月の回覧板にも夜回り参加のお触れはあった。12月25日の頃は私はもう会社業務のヤマ(ピーク)は越えている。殆ど残務整理といっていい。来年1月に繰り越しても構わないものばかり残った。
ネタを拾おうと定時でUpして家に帰らず、そのままダークスーツにコート姿で会館に立ち寄ったら。。。
看板1.jpg
8人か9人しかいない。
役員以外は私だけだった。
看板2.jpg
何処が15人だよって思った。
場違いなところへ来たな。役員クラスや、各チームのリーダーを務める高齢者ばかり。
私がいちばん若い。浮いてる。
処理済~出立前の点呼.jpg
腰の低い会長さんが、
「よくいらっしゃってくれました。会社帰りですか?」
見りゃわかるだろうがよ。
「ええっ!!会社の帰りなの?」と声が挙がった。
「着替えて来なかったの?」
「いったん帰って家に上がったらもう出る気力が湧かんと思いまして・・・」とカッコつけて言ってしまったのです。連中にしてみりゃ私が今年1年間どこかの班長とはいえ、自分たち隠居衆より若い現役会社員が会社帰りに参加してくれたのだから悪い気が起きよう筈がないのだが。
昨年まで同じメンバー、同じ隠居衆だけで廻ってたところへ、私のような若い異分子がダークスーツにガラガラネクタイで現れたから「???」
異分子が紛れ込んだかのような訝しい視線もあった。

夜回りは3組に分かれて3コースをそれぞれ廻るという。
私は新参者なので、会長から、「では●●コースをお願いします。高木さん(仮名)のチームで・・・」と言われた。
そこは私が足を踏み入れたことのない地域だった。
見てると皆、懐中電灯、工事現場にある細くて赤く光る警備坊(誘導灯?)、拍子木、皆、好き勝手に持っている。
私が拍子木を持ったのは単に誰も持っていなかったからです。首からブラ下げた。
軍手と拍子木.jpg
懐中電灯と赤い灯.jpg

細い道を行く1.JPG
私の班はいきなり裏手に廻り暗くて細い路地に入った。坂を上がったり下がったり。行き止まりを避けて迂回したり。
細い道が続いた。道が広いのは新しい住宅地だけで、その昔からあるような家々の前の道は細くて暗いとこばかりだった。
斜めった坂、
くるま1台通れない細い路地、
ドン詰まりの袋小路、
いきなり通行止めの柵があったと思ったらその先は急な階段だったり、
「この先行き止まり!!」そこは避けて、
バックで入らないと車庫入れできない家はどうやってくるまを入れてるのか、
キャットウォークよろしく人と人がすれ違えるやっとの獣道、
道なのか、家の軒下なのか判別つかない細い道、
近所なのに、地元なのに、こんな場所があったんだと改めて驚かされる箇所ばかりだった。
昼はまだしも夜には絶対歩きたくない道、歩かせたくない道もあった。例えば自分に娘がいたとしたら「あの道は夜は避けた方がいいよ」と言いたくなる道。
歩きながら灯が点った家々の傍を通る時に、
「ひのぉ~よぉ~~じぃん」(火の用心)
カン、カン、
を唱和するのです。
細い道を行く2.JPG
引率のリーダー、高木さん(仮名)がしわがれ声で私に言うには、
「こっち来たことあります?」
私は新参者の若手なので丁寧に答えた。
「ないです。来たことないですね」
「狭いでしょう」
「狭いですね。くるま1台通れないじゃないですか」
「タクシーがこの道に入るの嫌がるんですよ。でも住んでるお年寄りはタクシー来てくれなきゃ困るじゃないですか」
細くても暗くても公道らしいが、ディサービスのワゴンや緊急車両が通れない細い道だったのが少し開けた。そこから先の道すがら、家々には車庫があって自家用車があるのである。
どうやって入って来たのだろうか。
そしたら宅急便の軽ワゴンが来た。
スレスレ.jpg
右手にデカい石があってこすりそうである。
高木翁は誘導するハメになった。

そこを抜けたら左手がこんな感じで畑らしい。
造成地.jpg
そこ一帯に街燈が無く、左手に畑が広がって真っ暗だった。
こんな夜道に女性が歩いてたら襲われるは必定である。

「ひのぉ~よぉ~~じぃん」(火の用心)
カン、カン、が続く。このカンカンは最初は音が響かなかった。拍子木の断面は真四角だが、横に重ねるように打つ際に力を入れ過ぎると音が響かないでカチカチ締った音になってしまう。ある程度手先から浮かせながら、木の長い面を合せるように叩かないとそれっぽい音が響かない。
ダダっ広い場所で打っても音が消えてしまう。ある程度家々が密集したところでないと、カァン、カァンと反響しないのである。
入れない箇所もある.jpg
しわがれ声でまた話しかけられた。
「寒くないですか」
寒くないわけがない。コートを着てるがフードがは付いてない。
「黒づくめですね」とも言われた。
スーツにコートだから。ネクタイもしていますし。
「家で着替えたらもう出ませんよ。出る決心が鈍るから」
「ああ、そうか。だからそのまんまお見えになったんだ」
こっちはアナタたちと違ってまだ現役なんですよ。歓迎されているのか「酔狂な」と呆れられてるのかわからなくなってきた。
拍子木.jpg
何だか手が痒いぞ。
拍子木を持つ手が痒いのです。赤くなっている。
この痒みは戻ってもなかなか治まらなかった。拍木アレルギーか。この拍子木が樫の木か何かわからないが、私が日常で触らない木材なんだろうね。
後になって「軍手すればいいよ」と言われたが、軍手だと滑り止めが無いと打つ時にスッポ抜けてしまいそうである。
その拍子木は本来は神社で神様をお迎えする神式の神具です。それが何で火の用心の転用されたのかワカランが。上手く叩けば音がいいからだろうか。

だが近年はこの音を風情とは捉えず迷惑だという風潮もあるという。今は19時半~20時だが、あまり遅い深更にカーン、カーンと鳴らされるとうるさいと。子供が起きてしまうとかの苦情があるとか。
知らないで越して来た住民は、毎年ある時期になると拍子木をカンカン打ち鳴らして「火の用心」を連呼する私らをアヤしい集団と位置付ける人もいるそうである。火の用心カンカンそのものを知らない世代が増えてきたのだ。知ってても、今の時代にあれがいったい何の意味があるのかと。あれをやったからって火事が減るのかと。思い出したように用心する住民が果たしてどれだけいるかということらしいんだな。

昔の暖房は火鉢や囲炉裏だったが、現代では常に火そのもので燃やしている生活場面は極めて少ない。「火の用心、マッチ1本火事のもと(マッチ1本火事のもとは発声しなかったが)・・・」と叫んでも、マッチなんてのは近年見なくなったし、灯油を注ぐストーブも着火が電池式になって久しい。地震の揺れに対する安全装置が完備している機種もある。電気カーペットなんかそう。いいお宅だと蕎麦宿の恵明庵のように床暖房の家もある。田舎ならまだしも現代の都心に火の用心の連呼は無用である、近所迷惑で時代遅れだというのである。

火事が無くなることはない。現代火災の要因は犯罪、すなわち放火が多いそうです。次が煙草の不始末。そして飲食店での消し忘れ。糸魚川や築地でもそうだった。
「マッチ1本火事のもと」とまで声に出していないが「タバコ1本火事のもと」???これだと喫煙者を刺激しかねないかも。
結果論で言えば夜の20時前後に夜回りしてもあまり効果が無いのかもしれない。
でも今はやらなきゃしょうがない。
「ひのぉ~よぉ~~じぃん」(火の用心)
カン、カン、が続く。

皆さんは私より遥かに地域の事情に詳しく、また興味があるようで。
「ここに家が建つんだ・・・」
「木が無くなってるな」
「この家、引っ越したのかな」
「この先の家に・・・」
ブツブツ観察する辺りは噂の現場そのものである。だが寒いので、気を紛らす為に何か喋ってないと気が持たないのだ。
「今はこういうツリーで飾るんだねぇ」
イルミネーションのことである。そういうのが好きな家は新しくてモダンな住宅に多い。昔から建っているかのような古めかしい家にはそういうのはまずない。
イルミネーションでなくても、歩いてたらそれまで暗かったところへいきなり煌々とライトが点いたりする。
防犯灯.jpg
火の用心を謳いながら防犯、防火目的で廻っている私らが警戒されているようなもの。
空き巣や落書きといった犯罪準備者への警告なのだろうが私は気分がよくない。人が通る度にザラガスやキーラのように発光するんですよ。眩し過ぎる。

坂を下る1.jpg
突如として崖、斜面に出たんです。
そこは階段になっていて、左が斜面で真っ暗。家を造成するでもない、ただ削って芝か何かが植わっていた。前は後期林だったと思う。
「ここはどうするのかなぁ」
「家を造成するのか。このままか・・・」
町内会の役員さんたちは、それまで自分たちが知っている場所の風景に何か人工的な手が加わると敏感です。
坂を下る2.jpg

20時過ぎに会館に帰還した。
そこで軽くお疲れ様会が開催される。正味30分か40分ほどである。
冷えた缶ビールと乾きものである。
私はあんぐりになった。この寒いのに何故冷えた缶ビールを。。。
身体が冷えている。熱燗はないのか。
一升瓶とは言わない。せめてワンカップを温めて出せばいいのに。
誰かが「酒の方がよかったかなぁ」って言ってたので。私は内心で「アタリマエだろっ」って吠えたくなった。
処理済~お疲れ様5.jpg
処理済~お疲れ様2.jpg
処理済~お疲れ様4.jpg
そこから先は長老たちの懇親会のような様相を呈してきた。
「会社帰りにそのまま参加して下さって・・・」
さっきも言ったことと同じことを言った。
「いったん家に上がったら、もう出る気がなくなるので・・・」
それもあるが、カジュアル持ってないんだよね。この年寄りたちに「カジュアル」と言っても通じるかどうか。
「ご苦労様でした。どうでしたか?」
「意外とアップダウンがありましたね。大人の探検隊みたいだった」
我ながら上手い反応だと思ったよ。
「普段くるまで移動していると見過ごしてしまいますからね」
そうなのだ。あ、こういう箇所があったんだと発見が多かった。ただ、暗いので、いつか明るい日中に歩いてみようと思っている。
私の前にいた長老格が目を赤くしながらこう呟いた。
「○○チームは誰も来てねぇじゃねぇか」
○○チーム?私が参加したチームじゃないか。そういえば実行委員長他はどうしたんだろう。秋祭りの準備招集で配信された宛先を見たら30人近くいたのに今宵は参加者ゼロ。
私は肩身が狭くなった。新参者なのに。
斜め前の会計士さんが私を指して「この方(私のこと)そうですよ」と言いかけたが伝わらなかった。
ウチのチームのメンバーは比較的若いので(今一緒にいる役員クラスよりは)、年末、師走に向けて本業が多忙なのだろう。
誰かが言った。
「クリスマスにこういうのやったって、来るヤツ少ねぇよな~」
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翌日夜は飲み会で不参加だったのだが、翌々日にまた行ったのです。
「ご無理なさらないでくださいね」と言われた。若干鼻声だったからです。一昨日より寒いが私は学習して今夜はフード付きに変えた。
愛犬を連れた女性がいた。この女性は登場しています。敬老の御祝でリストを渡された際に、「各家々をぽじゃまして、お宅の爺さん婆さんご存命ですか?ってズバリ聞いちゃっていいもんでしょうか?」と質問した人です。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-12-17-2
「○○さんは一昨日は●●コースだったから、今夜は高柳さん(仮名)の班で、▲▲コースをお願いします」
●●コース、▲▲コースと言われても私はわかならいので付いて行くしかない。その高柳さん(仮名)という方、これまた年寄りで、若年のこちらから挨拶、声をかけた。
「ご一緒させてください」
振り向いた顔を見たら何処かで見たことがある。あ、あの爺さんだ。11月23日(祭)の防災拠点避難訓練が発令された11月4日、開催日まで20日ないのに開催案内を「回覧」になってたのを私が、「回覧では間に合わない。配布しないと」と物言いつけた時、「まぁ早く、回覧して貰うしかねぇなぁ」とゆる~く返してきた爺さんだった。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-12-18
そうか、あの時は防災だった。今回は防犯だが同じような位置づけであろうかと思う。
出立2日め2.jpg

暗い1.jpg
今宵は赤い警備棒と懐中電灯を持たされた。
最初はバス通りに沿って歩いた。でも明るいバス通り「火の用心」を声に出してもくるまの走行音にかき消されてしまう。そういう通りは歩行者もいるので、「何あれ?」のような視線で見られた。
スタートして5分はバス通りだったのがいきなり曲がって暗い路地へ。
犬を連れた女性が言う。
「ここは前は田んぼだったの」
それは私も知っている。でももう40年も前の話である。
「ここに川が流れてたんだけど」
「潰されたな」
川って潰されるものなのか。暗渠にでもなったのだろうか。
「ああ、ここも家が建ってる」
「ここにも建つんだ」
そういう建築現場は年内で作業終了しており、そのまま工事途中で放置されていた。職人さんたちの再稼働は来年の第2週以降だからである。
「あ、ここに一時停止のラインできてるね」
学童の通学路の安全確保の為に、一時停止のラインを引く際、近隣住民に「引いていいですか?」伺いを立てるそうである。それをしないで先んじて引いてしまうと、くるまを出す際にこれまではスーッと出れたのに、ライン描いたでいで一時停止しなきゃならなくなったじゃないかと文句を言われるんだと。
言って来る住民も学童の通学安全はわかっているのだが、無相談で施行するとそうなるらしいのだ。
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畑に出た。まだまだ畑が残っている。
「ここは〇〇さんの畑だろ」
誰の畑かも把握している。さすがに田んぼはない。
「広すぎて、ひとりじゃキツいって」
そういう畑はいつか宅地化される。
「そこから先は他所の町内なんですよ」
そういう地域では「火の用心」の声は出さない。憚られるのだろう。
道すがら、ここの立ち木がどうこう、植木の伐採、青地がどうとかこうとか、川が無くなった、田んぼだった、こっちは公道で向こうは私道、そんな話題ばかりだが、そういうのを殆ど把握している。
「灯が照らさないから植木を切ってくれって言われて、切ったら切り過ぎだって文句言われて」
「木を切るのは床屋と同じじゃねぇか。切り過ぎたら言われら」
床屋と髪の話題になったら、私は沈黙するしかない。そうでなくてもここまでの「」は先達たちが勝手に喋っているもので、私は相槌打つだけで自分から口を出していません。
連中は私が実は地元の人なのを知らない。他所者だと思っている。
「ああ、懐かしいな・・・」
口に出てしまった。防災拠点でもある某中学校が現れたのである。私はここに1年だけ在学して、2年になったら隣町の遠い場所に新たにできた新設校に転校?させられた。
防災拠点訓練に参加していれば、およそ40年ぶりに中に入れたのだが。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-12-18
「ご存じなんですかこの中学?」
「40年以上前です。1年だけいました。その後にできた○○中学に回されたんで」
「もともと地元の方なんですか?」
「自分の実家は〇〇町内ですよ」
隣町なのです。
ウチの町内は昔からいる南部と新興住宅の北部に分れている。私は北部の端っこにいてそこは昨年までは神輿も通らなかった気の毒な場所だったというのは聞いた。
今回の夜回りしている役員連中は南部在住の人が多くて前々からいる地元民ばかりなのです。
新参者の私は他から越して来たと思われていた。だが実は地元の隣町出身で、幼稚園、小学校、中学校、高校も地元なのです。今住んでる場所が新興住宅地なだけです。
先達は納得した。「そうでしたか」って言われた。
後日ジャン母は「ウチの方がアンタたちより昔から地元にいるのよって言ってやればよかったじゃない」と言っておったが、今いる人たちはいずれも私より年長者なのだ。

夜に枝桜に混じって校舎が浮かび上がった。
「中に入りってみたいですね。入れないけど・・・」
夜に浮かび上がる校舎は初めて見る校舎にしか見えなかった。
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いきなり誰かが言った。
「そこは止めようよ」
その先は避けようという意味らしい。
「そうだな」
先達たちはそれで以心伝心のようだが私は何でなのかわからない。
「そっちはコワい家があるから」
へぇ。私は興味あるな。「うるせぇ」とでも返ってくるお宅があるそうである。この日、会館に戻って誰かが言うには、
「寒い思いをして『うるせぇ静かにしろい』とか言われたら世話ねぇからな」
やはりそういう家があるらしい。でも「うるせぇ」ったらうるさいんだろうね。
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そういえば。。。
去年か一昨年か、もっと前だったか忘れたが、夜この時期に私の家の前に「火の用心」カンカンが通ったことがある。
聞いて私はどう思ったか。やはり「るせぇな」だったかもね。別に騒々しくも何ともないし、その時だけですぐ遠ざかったが「こんな寒い夜分に誰がどんな連中がやってやがんだ。酔狂な」とは思ったよ。
それを今年は私もやっているという訳か。
今の家に越してきてからすぐジャン妻は班長をやっているが、その時はどうだったか聞いてみたの。
「アナタが20年前に班長やった時って夜回りとかあった?」
「その時は・・・やりますから、だけだったね。やってくださいはなかった」(ジャン妻)
やりますから・・・か。
その時期は多少耳障りでもご理解くださいと言っているようなものだな。
では何故この時期にやるのか。
考え込まなくてもわかるさ。冬場は空気が乾燥するからである。火事が多いから。
地元の消防団がやるケースもある。私らの町内に消防団は無いが、私の高校時代の同期で口の悪い消防士が言うには、
「あれは消防団員が集まって酒飲む為だぜ」
ただ酒を飲むだけだと近隣から非難が出るので、その前に「活動しています」というアリバイ作りと景気づけにやっているだけというんだな。「飲まなきゃやってらんねぇよ」とも言っていた。その気持ちはわからないでもない。
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高台に出た。街の灯が見える。
それを見て私は「キレイだな」と思ったが「前はここに何とかの寮があって・・・」・・・そういう回顧録に戻ってしまうのである。
その寮は私も覚えている。マンションではなく、団塊の世代で言うところの団地だった。
その団地は空き家もかなりあった。信じられないが施錠されてない部屋もあり、そこをアジトにして数人でダベったことがある。
中で何するでもない。ただ単に時間潰しだけ。
その寮は5階建だった。屋上は無いが昇降階段の上にタンクがあった。
私が連中を置いて先に寮を出たら、空の方から「お~い、○○ぁ~」と声が降って来る。(○○は私の苗字。)
振り向いて出てきた寮を見上げたら、5階の上に突き出た屋上階段の上にあるタンクの上に、さきほどまで一緒にいた仲間のひとりがよじ登っているのである。四つん這いになってタンクに摑まっていた。そこから下界に向かって「こえぇ(怖ぇ)よ~」と叫んでるのです。
イメージ的にはこんな感じです。
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私が目撃した寮のタンクは横になっていたと思う。跨るような姿勢だった。
私はバカかと思った。怖かったら下りりゃいいのに。下から見上げる私だって背筋が寒くなった。だいたいタンクまでどうやって上ったのか。昇降用のハシゴが昇ったのか。
そヤツは黒い学ランだった。高所だけに周囲の家から見える筈。通報されても不思議じゃない。
それを思い出してこう言った。
「その寮って、確か2棟ありましたよね」
「そうですそうです。私の友達もそこに住んでたので・・・」
「その寮の最上階の給水タンクの上によじ上ったヤツがいましたよ」
「!!!」

高台から崖をつたって下りる獣道じゃないが、階段になっている細い生活道路が2本か3本あった。
「これって下りれるんですか?」
「下りれるよ。生徒たちが近道だからって登ってくるんだ」
「今、下ります?止めましょうよ」
真っ暗である。足元がアブないという。
「今日は止めとこう」
そのうちの1本は私も知っている。でももう40年前のことである。まだ現役だったのか。
「ここを下りるとバス通りのどこに出るんだよ」
そう言いながら、先達たちの足の向きは会館に戻りかけてる。
「もう戻るの?もうちょっと廻ろうよ」
「もう30分経ったからいいだろ」
3日め最終日ともなると己に甘くなってくる。
「まだ●●さんたち(別の班)戻ってこないな」
私は口を挟まない。まだ廻るならお供します。切り上げるならそれでいい。
そのまま戻ったんです。3班で私らが最初に帰還した。他の2班は10分ほど遅れて戻ってきた。
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で、また酒盛ですよ。
酒盛ったって缶ビールだけですよ。また缶ビールか。つまみ(乾きもの)も一昨日の夜の残りだし。
そりゃ声を出しているから多少は喉が渇いているけどさ。
こうなると消防士のダチが言ってた「あれはあとで酒を飲むための口実・・・」そのものである。どうせやるなら熱燗が飲みたかったですね。ジャン妻は「会館にコンロあるんでしょ。やかんとかないの?お湯を沸かしてその中にワンカップでも入れときゃいい」
そうしたいけどさ。私は新参者だよ。仕切れるわけない。
「来年からそうしたら?」(ジャン妻)
今年は口を出さなかったが、もし来年も参加するならそう提案するかも。
そして驚いたというか呆れたというか、会長さんが、
「皆さん寒かったでしょ。これ、よかったら・・・」
と言いながら、貼らないカイロを今になって配ったんですよ。
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今頃配られてもさ。
さすがに言いました。
「会長、これ、廻る前に配らんと」
「いやぁ。去年もそうだったんですよ」
去年もそうだったのか。で、それの残りかい。
「カイロの期限はまだ2年先まであるから大丈夫ですよ」
そういう問題か。
また来年も同じことを繰り返すに違いない。
出し忘れたカイロを含めて、これらが夜回りの日当です。
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この夜回りで私は風邪を引いた。
熱は出なかったが、喉、咳、鼻水。。。
年開けまで咳き込んだが正月休みの大酒で身体をあたためて何とか持ち直した。まだ鼻声が残っていますが大丈夫。
夜の探検で廻った辺りは明るい時にもう一度歩いてみたいもの。
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正月の破れ餃子他 [自宅グルメ]

大嫌いな正月休みがやっと終わった。今日から出勤です。
1日2日3日と街が眠ってた。何処の店も開いちゃいない。コンビニ、牛丼チェーン、ファミレスぐらいだ。
日刊スポーツの本年度の占星術をGETする為にコンビニ(7-11)に立ち寄ったのですが、マニュアル的で明るい接客TALKの女性店員の目は・・・
「何でアタシが元旦に出なきゃならないのよ~」
のオーラがプンプンであった。
近所の家々にも明かりが灯ってないし。人のいる気配がない。何処へ行ってるんだろう。
自分だけ置き去りにされたかのような鬱々感がするのだ。早く通常の日常に戻りたかった。

31日の大晦日にジャン実家に泊まり、翌朝に出されたお雑煮。
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元旦は晴天だったので、富士を見に行った。
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そして急いで帰宅して再度ジャン実家に2時に集合なので、それまでの限られた時間に仕込みをしなくてはならない。
ジャン妻は皮も具も手作りの餃子を披露するといふ。ただ、作るのは今回が初めてなのです。
これがジャン妻が年末に購入した餃子の皮を伸ばすボード。
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宅配便で届いたのですが開封してビクリ。射撃の的かと。
もしや私に隠れて射撃を習い、私を撃って保険金をGETしようとでもいうのか。
30日にジャン妻から私に買い物指示が出た。
「キャベツ1個、ニラ2束、ニンニク、豚の赤身挽肉を300g買ってきて」
「餃子の皮は?」
私らのよく行く肉屋では餃子の皮も売っている。
「皮から手作りするのよ」
それは無理しない方がいいのではないかい?具だけでいいのに。
「どっかのラーメン屋で持ち帰りの餃子を買って持ってた方が・・・」
「!!!」
30日と31日にリハーサルがてら試作はしています。それがこれ。
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30日のリハーサル段階では大成功だったのだ。
中にはチビた一口餃子もあったが、カリッとした焼き加減、ギッシリ実が詰まった具、なかなかのものだった。
「美味いぜ」
「ホント!!ヨカッタ!!」
「羽付きじゃないのか?」と突っ込んでも笑える余裕があった。
「小さいかな」
「餃子なんてけのは大きさほどほどでいいんだ。吉井町の陽気軒(絶メシ)のジャンボ餃子みてぇなのは喰い難くてしょーがない」
「あれ、破れやすいよね」
「デカいだけにね。皮が破れて中から具がドロドロ出てきたからな」
皮が破れたら悲惨なものである。

だが31日の大晦日、仕込んだ餃子を持ってジャン実家に行く車中で、
「あ、フライパン忘れた」
「取りに戻ろうか」
「いや、いいや。お義母さんとこのフライパンで焼く」
今思えばこの時に戻れば良かったかもなのだが。ジャン実家のフライパンはテフロンではなかったので、フライパンから剥離できず底の皮がビリビリビリ。破れ餃子になってしまった。
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「何だこれは?」
「・・・」
「穴が空いてやがる。皮も厚いな」
「・・・」
前日30日の成功が嘘のようである。明日に一抹、二抹、三抹の不安がよぎった。
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そして元旦、霊峰富士を見て、刺身を大皿に盛り付け、餃子の仕込を終えて2時に集合したのだが、それからすぐ餃子を焼くのではなく、くるまで20分ほどの距離にある某寺へ墓参りに。
これで1時間ロス。1時間空いた状態で餃子を焼いたらどうなったか。餃子の皮から水分が出てしまい、餃子を紙から剥がす際にまたしてもビリビリビリと破けてしまったのだ。またまた穴空き餃子になってしまったのである。
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私は心無いことを言った。
「これ焼けてんのか?」
「焼けてるわよ」
「敗れた介護オムツみたいだ」
この比喩にジャン妻はムッとしかけたが。
「責任取ってアタシが食べるから」
とはいうものの、そう居直られても周囲が気を遣ってせめてひとり1個は食べてたがね。
「撮るなっ!!」
「・・・」
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それでもテーブル上に並んだ料理のオンパレード。
ジャン兄弟のスローフード、ジャン母のコロッケ、シャウエッセンのフライ。
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これは最初に齧って「美味いっ!!」声を大大大にして叫んで持ち上げる。すると大嫌いなお節を「食べなさい」攻撃が若干緩むのではないかと。
実は揚げる前にジャン母が、
「コロッケとフライは後でもいいわよね」
冗談ではない。揚げ物が後になるということは先にお節を喰えと。喰いたくもないものを喰えと?喰わなきゃフライしないわよとなりかけたのである。
反おせち同盟のジャン弟が立ちあがった。「俺が揚げる」

私が買ってジャン妻が盛り付けた刺身盛り合わせ。
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この刺身はよく行く魚屋、スーパーのようにあらかじめ切った刺身をパックで売っているだけではなく、基本は昔ながらのサク売りなのです。
12月20日を過ぎた辺りで写真のようなネタを申し込んで31日に取りにいった。31日は混むので切ってるヒマはない。サクで買ってきた。
カワハギをお願いしたら「冷凍したカワハギを30日ぐらいから解凍するから」
そのカワハギは魚屋が間違って30日に店に現れた私に売ってしまったのです。
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「来年からは〇〇(私のこと)に盛りつけさせなさいよ」(ジャン母)

ジャン弟嫁が作ったタコとクレソンのサラダ。
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私もジャン弟もぜんぜん箸を付けなかったジャン母お手制のお節重箱。
チャーシューだけ喰った。だってお節嫌いなんだモン。
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酒は会津と二本松。奥羽列藩同盟である。
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だが餃子のタネはまだ残っている。それらは2日の昼に炒飯に化けた。
駅伝を見ながらビールを飲みながら。
これが餃子になり損ねた具の炒飯である。
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この餃子のなり損ね炒飯を2日の昼(というか午後1時、箱根駅伝で5区ぐらい)に在庫処理させられたお蔭で2日夜の料理は寂しいものだった。
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これは昨夜のもの。
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それでも晴れの場で手作り餃子を失敗したジャン妻に、ちったぁ気を遣うジャン(私のこと)である。
「お、おい」
「???」
「将来の夢は?まさか止めたんじゃないだろうね」←意味不明?
「夢はあるわよ。たかが餃子を失敗したぐらいで諦めないわよ」
「・・・」
将来の夢?

大量に余ったお節はどうなったのだろう。
ご近所迷惑に配ったのだろうか。
さぁ出勤だ。
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大人様ランチ [グルメ]

船山温泉に向かう途中のランチはこの店と決めています。
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熱海と函南を結ぶ熱函(熱燗ではない)道路沿いにある洋食屋「KIYA」は、ここへ来る前に2回、移転しているそうです。
1980年頃、三島市の某所でトンカツ屋さんだった頃の店名は「木屋」だったという。
名字だろうか。店内の何処かに営業許可証でも掲示してあれば確認できるのだが。
1986年に同じ三島市内の別の場所に移転して洋食屋になった。
1997年、駿河湾環状道路が敷地内を通るにあたって、またもや移転して現在のここ、函南町にやってきた。もう20年近くなるから移転は無いだろう。
いちばん奥の左に私のくるまがあります。アタマっから入って切り返したのではなく最初からバックで入って停めたのだが、結構難儀だった。
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これは昨年4月のものです。夜は船山温泉が力を入れ始めた「ジビエ祭り」で、いつもの猪鍋にプラスしてジビエシャリキュトリー盛り合わせをオーダーしたので、昼ここでは軽くしておきました。
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軽くないってか?サラッとした液体のようなカレーでしたね。全然辛くないの。
ジャン妻は日替わりで、チーズを巻いたカツだった。
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次に昨年の4月、この時の船山温泉行は私らの過去最高金額で予算オーバーした。帰りの助手席でジャン妻が「船山は全体的に単価が上がったね~」と嘆くハメになったのだが。
昼にKIYAに来たら店の前にヘンなログハウスができて、ますます駐車し難くなったぞ。何の為のハウスか今でもよくわからないのだ。
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店に入って黒いボードを見たら、
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大人様ランチ??
お子様ランチの成人バージョンか。
「ワンプレートに、エビフライ、ハンバーグ、カニクリームコロッケ、ミニグラタン、サラダ、ライスORパン、スープ、ドリンク付で1380円・税」
「アタシはこれにする」
この時は私は追従しなかった。何だかヘンなネーミングに白けたのもある。ハンバーグ&ミニソーセージ&ベーコンソテー890円にした。
ジャン妻の大人様ランチを見たら、なるほどライスは富士山のカタチをしていた。だけどひとつひとつのおかずがまぁ小さいこと。
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後ろから見たところ。
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これだけで腹持ちするのかな。大人様ランチというよりも、大人向けのお子様ランチじゃんかよ。
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ジャン妻はエビフライの尻尾を残してる。
「尻尾食べないんなら貰うぞ」
「あ!!!」
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さてお次は先日のもの。船山温泉で朝食抜きプランにした時のものです。
11:30に入ったら、今度はこんなデカいワンボックスカーが駐車場を占拠しておった。
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私はデイサービスの職員がランチに来たのかと思った。デカいくるまでこっちは切り替えしが全くできない。こういう狭い駐車場にこんなデカいくるまで来るんじゃねぇと思ったよ。
一旦バックで道路に出て、下の県道に面した駐車場に再度入れ直した。そこには植木屋さんがいてレストランの樹木をチョキチョキ伐採しておった。植木屋さんの軽トラが2台停まってましたね。
下から上がってきたらほぼ満席だった。デイサービスの職員がランチしていたのではなく、車椅子に乗ったデイサービス利用者が数人で食事をしておったんですよ。
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デイ職員は自分らが食事に来たのではなく介添えに廻っていました。
ああ、そうだったのか。私のイライラは自然に消えた。
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「大人様ランチ」(ジャン妻)
またそれにするの?ジャン妻は前回も食べていて今回は2回めなのに、初めてのように店員さんに聞いていた。返って来た答えは店のボードに書かれた内容だけだった。
今回は私もそれにした。私は何点かの料理を1つの皿に盛るスタイル、いわゆるプレートはあまり好きじゃないのだが。くっついて欲しくない惣菜同士がくっついてヘンな味が混ざるのがイヤなのだ。ホテルの朝食バイキングでは神経質に気を遣う。

お子様ランチの発祥は昭和5年(1930年)に考案された三越の子供用定食(御子様洋食)で、それに追従した上野松坂屋の食堂が「お子さまランチ」のネーミングで出したらその名に取って替わられた。松坂屋は玩具(おまけ)を付けた効果が大きかったという。
少ないボリュームの代わりに多品種なので、手間がかかるのとあまり儲からないらしい。
注文できるのは小学生低学年までだが、食が細い高齢者については注文を受け付ける店もある。
ご飯は白いご飯の他に、チキンライス、オムライス、イロのついたご飯を、山のカタチ、ドーム形状にしたりするが、ここKIYAは富士山型だった。
大人なので、爪楊枝と紙で作られたちっちゃい旗は無かった。
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同じものが同じタイミングで提供されたのですが。
た・り・な・い。。。
どの具もチンマリして足りないです。大人のと謳っておきながら、殆どお子様の量ですよ。
私は手を挙げて店員さんを呼んだ。
「ご飯別にもう1枚くれる?」
この店は都心のランチみたいにご飯お替り無料じゃないのです。しっかり取られます。ですが、
「このメニューはご飯お替り無料です」
あ、そうなの。
だったらそうボードに書けばいいのに。あるいは口頭で言うか。
まさかお代わりご飯もこんなちんまりした富士山型で出されるんじゃないだろうな。
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普通のお皿できました。
あのオヤジはご飯足りなかったんだろうな、がバレバレですよ。
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ジャン妻はデザートにクラシックプリンなんぞをオーダーしている。
何てことはない。自分でパケージを開封してミニスプーンで食べるの。
「こういう風に出されるとは思わなかったな」(ジャン妻)
これではコンビニと一緒である。器にプルルンと載せたのを想像してたみたいだね。
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「ひとくちどう?」
「・・・」
喰ってみたら。。。
甘い!!
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お子様ランチはお子様しかオーダーできないから大人様ランチってか。
吹き出しそうになった。では大人向けのメニューだから、逆の年齢制限があるのかな。子供が食べることは出来ないとか。
これを突っ込んで聞いたらもっとオモシロいオチになったのに。聞くの忘れた。
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うな富士 [グルメ]

船山温泉に向かう国道53号線(身延街道、富士川街道)に大和峠という峠があります。
往路で最後の峠、復路では最初の峠です。私らはマイカーだから楽々越えますが、見るからに重たそうなトレーラーがエッチラオッチラ遅く上って行くのもザラです。
稀に身延街道を完全走破しようというサイクリストが峠越えに挑んでるのを見ます。
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船山を知って10年以上(正確には覚えていませんが。)になりますが、毎回この道を、この峠を越えてきました。
いずれ縦貫道が完成しますが、その新しい道を走る気はないな。52号線こそ船山温泉に行く道なのです。
大和峠は地滑りがおきやすく擁壁の工事をしている箇所でもある。その坂途中に1軒のボロい(失礼)鰻屋さんがあるのはご存じでしょうか。
ウナギ屋さんです。
船山温泉のHPにも出ています。
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いつも前を通って気になっていた。「何でこんな場所に?」という観点でね。しかも店はボロいし。
掘立小屋(失礼)のような店は国道に面しており、交通量が多く、トラックなどの大型車も走る。
店は小さいが、駐車場の敷地は国道に沿って広く取ってある。
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これまでご縁が無かったのは船山の朝餉の量があまりに多過ぎで、11時にチェックアウトしたその時間じゃぁとても腹が空かないからですよ。だから今回、朝食抜きプランにしてうな富士の開店時間11:00に合うように来たのです。
くるまを停めたらちょうど開店する時間で、若旦那が暖簾を出したところだった。
若旦那?
事前情報では老夫婦と聞いたが。
店に入ったら既に先客もいましたね。もしかしたら11前でも店内に入るだけなら入れるのかも知れない。

字大和という地です。
南部町誌第三編、町の歴史591頁の城館分布図を見ると、大和峠道の東側、うな富士の裏山に●が付いている。
南部町大和字陣ヶ森の烽火台とあった。600頁にその解説が簡単に記載されていて『昭南スポーツ公園南側(現在のアルカディア南部総合公園か?)に位置する標高270mの山頂に所在する。
その名称から城郭の存在が推定され、「山梨県の中世城館跡」には石塁の存在が記述されるが、山頂の平坦地は畑となっており、明確な遺構は見られない。』
店の裏側は山の斜面になっていた。この山の頭頂部に烽火台があったのだろう。
また第二編、自然環境、南部町の動物、ニホンザルの項には、52号線の大和に一群の猿の群がいると記載されていた。
猿は植林地に住まないので、里山に移動し作物を荒らしまくっている。
私もいつだったか忘れたが、大和峠の麓、楮根集落で2匹の猿を見たことがあります。
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店は木造です。かなり老朽化している。
外観も掘立小屋(失礼)のようだが店内も古めかしい。ただ汚くはない。多少の生活感がにじみ出ているのはまぁ仕方がない。
国道に面した窓際に4人掛けテーブル×2、2人掛けテーブル×1卓、
小上がりに4人掛けテーブル×2卓。
入口に近い場所にもうひとつテーブルがあるが、その上にはウナギの水槽があって、これから料理されるウナギたちがウナウナしていた。まさかそこで生きているウナギを見ながら食べる訳にもいくまい。
限られたテーブル数なので、駐車しているくるまの数が5台あれば満席だと思っていい。
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私らは小上がりに座ったが、私の背後に本壇があってマンガが大量に並んでいた。ウナギを焼くのに時間がかかるからだと思う。
WCは店内には無かった。外にあるらしい。
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店の女性がお茶を持ってきて、
「特上でよろしいですか?」
優しく、それでいて決めつけるように言われるが、特上と特々上しかないようです。3564円の特上、5400円の特々上しかない。並、上、はない。
特上を2つ。特々上は鰻がもう1匹載ってるらしい。
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店内をジロジロ見ながらしばし待った。
私らの席は後ろの窓から陽が射して眩しいこと。後で写真撮るのに苦労した。
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ひと組、ひと組ずつ焼き上がってくる。
事前情報だと老夫婦が営ってると伺ってたが姿が見えない。
以前T館長が「うな富士さんもいつまで頑張られるか・・・」呟くように言ったのを覚えている。
昨夜、配膳に来た船山温泉の男性スタッフ、Sさんも、
「自分も行ったことあります。おじいちゃんですよ」
だけど今は若夫婦と女性の3人で営っている。焼き場には息子さん。洗い場には若奥さん。そしてフロアの女性。
そしたら若奥さんとおぼしき感じのいい女性が常連さんに、
「おじいちゃん転んでねぇ。膝のお皿を割っちゃって、ただいまリハビリ中なんですよ」
ああそういうことか。
急遽ピンチヒッターなのか、どっか他で努めていたのをこれを機に継ぐのかどうかはわからない。
「おじいちゃん転んで・・・」に聞き間違いが無ければ9月と言ってたような。
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この店の規模、キャパなら3人だと多いのではと思ったが、3人必要な理由はすぐにわかった。鰻は焼くのに時間がかかる。焼き場が小さいのと、ひと組ひと組ずつ焼いていくので、その間に外からご新規のお客が顔を出す。だが相席させないのでファミレスのように「お名前をご記入いただいて、外で、くるまの中でお待ちくださ~い、呼びにいきま~す」
くるまのナンバーも聞かれます。そういう呼び係が必要なのです。だから3人体制なのだ。だいたい1組30分と思っていい。
店を出た際にくるまのナンバーを確認したら、山梨ナンバーが多かった。客層の多くは地元客らしい。近隣の楮根集落の人ではなく、車を使って来る広域の地元客が中心のようです。
卓上にこれだけ箸があるのは混む店の証でもある。そして店内完全禁煙のようです。
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私は鰻なんて滅多に喰わない。2016年のお盆の時期に牛丼チェーン店で「うな牛」なるウナギと牛丼のコラボ丼を喰って以来ですよ。あれは不味かった。やはりウナギはウナギ、牛丼は牛丼と別に喰わなきゃ美味しくないのがよ~くわかったよ。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-09
インプラントを埋め込む前、奥歯を抜いた状態で港区某所でうな重を喰ったが、その店はランチ時に大量生産する店で下ごしらえが甘いのか、抜いた後の歯茎に小骨がブスッと刺さったことがある。
あまりの激痛にタマらず箸を放りだして指を突っ込んで骨を抜きましたよ。その店は潰れた。ザマミロって思った。それから少しの間ウナギがトラウマになりかけたが。
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味ですか?
ひとくち齧った感想は、
「スーパーのウナギとは全然違うね」というこの店に対して失礼極まりないもの。あの~・・・どんなに誉めようとしてもウナギの味、タレの味としか言いようがない。まぁ身が厚くて弾力のあるウナギでしたね。フンワリしていたような。
さすがに余計な小骨すら無い。仕事をしている証ですね。
タレは甘さが控め。肝吸いも熱々です。肝はよく噛める食感でしっかり苦い。
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混んでますね。これは喰い終わって店を出てさぁくるまを出そうとした時に振り返って撮影したものだが、満車、待ち客10組近くいましたね。
鰻を焼くのに30分を要するとして組数で掛け算すればいいのだが、店内で喰うだけではなく持ち帰りも対応しているようなのでかなり時間がかかりますよ。11時きっかりを狙った方がいい。
「また行きたい」(ジャン妻)
「私はもういいな」
マズかったんじゃないよ。そりゃ美味しいに決まってる。でも普段、肉野菜炒や生姜焼に慣れてるせいか、私はウナギが無くても生きていけるので。
ウナギってやっぱり高カロリーの贅沢品だと思うのよ。国産なら余計そうだよね。
慣れないもの、高いものを美味しくいただきました。
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陽がまた昇る [船山温泉]

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船山温泉に朝日が昇る。
初日の出ではない。この宿で正月を迎えた訳ではないです。
215号室で目覚めたジャン妻の第一声は、
「お腹が減ってないね」
私もそう。あまり減ってない。昨夜はいつものコースだけで特に追加プランしなかった。猪鍋も前よりはボリューム落としてあったようだった。
私らもそういうトシになってきたのだな。親の仇のようにあれもこれもガツガツ食らうのではなく、食後に、「超満腹ではなく普通に満腹、満足」になればいいのだ。これでも酒量を抑えようとしてはいるし。

8:00過ぎた。
いつもならコールが鳴って、受話器を取り上げると、「おはようございます。ご朝食のご用意ができました。昨夜と同じ〇〇の間へどうぞ」・・・半ば強制的に食事処へ連行されるのだが、今回はコール音が鳴らない。
今回は朝食の写真は無いです。撮らなかったのではなくて朝食が無いプランにしたの。
船山の朝食がイヤになったんじゃないよ。長年同じようなものをいただいてきたが、夜はともかく朝食はやや飽きてきたきらいはある。
焼き魚は冷えてるし、味噌汁は固形燃料の火力が弱いからか後半はぬるいし、おたまはすくい難いし、あの手作り豆腐も正直言って要らないと思うんだよな。
ジャン妻は廊下にご飯を取りに行かせる品の無いスタイルが嫌で頑なに拒否しています。誰がどう見たって和食でご飯のおかずなのに、最初からご飯が置いててないのに納得していない。
「最初から一膳、ご飯を出してけばいいのよ」
私も同意見です。無理してパンなんぞを導入するからだよ。
朝飯スタイルの不満とは別に、ビジホ泊まりに慣れたので、朝を食べる、食べない、食べたくなった時間に食べればいい、と思うようになったのと、今回は前から気になっていたある店に食べに行きたかったのだ。
船山でたらふく朝餉を食べた後だと午後遅くまで何も入らないからね。

では朝食無しだとお会計はどうなるか。
チェックアウトの後で助手席のジャン妻は領収書を見ながら、
「あら?今回は安いワ」
「???」
「朝食抜きだと2000円マイナスなんだね」
珍しくジャン妻は領収書を見ながらご機嫌だった。
あまりお金の話をしたくないのですが、朝食無しだとひとり辺りマイナス2000円なのです。
前回と比べてみたら、基本料金だけで、
1泊2食ベッド、22030×2名=44060円
1泊夕食ベッド、20030×2名=40060円
他にも、今回は誕生日プランなのと、寒い時期なので生ビールを飲まなかったし、全体的に酒を抑えた。笹一の熱燗も2合×3本で抑えた、というかあまり呑めなかったのですよ。
朝餉が並んだ.jpg
今回はいただきませんでしたが、2000円の船山朝定食です。
これは初めて船山に泊まった時のもの。今より豪華に見えます。
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これを食べて2000円なら安いと思うか、食べなかったら分のマイナス2000円という価格は大きいかの判断はお任せします。ただ、朝食抜きプランは(土)泊の翌朝(日)や、宿側が設定した日は適応できないらしいのだ。
参考までに。現在のバイキングスタイルになる前の船山朝定食です。凄いねこれ。

現在の船山温泉は、1泊夕食付、1泊朝食付、1泊食事無しもあるそうです。
あの宿に泊まって朝食だけとか、夕朝食とも無しで満足する客もおられるのですかね。

最初の頃は年に4回来ていた船山温泉だが、近年は諸般の事情で値上がったのと、ジャン妻が一身上の都合で○○に向けて動いていたので、こりゃぁ2018年からは年に2回来れればいいかなぁと諦めかけていたのだが、心配することも無さそうである。現役でいる限り、まだまだ来れそうだ。
その代わり、私らには新規の宿を開拓することは多分無いだろうな。

10:30までゴロゴロしていました。
10:00過ぎて風呂に行ったり。殆ど貸切状態だった。
途中でさすがに腹が鳴ったので、
「セミバイキングに行って、廊下にあるパンを1個か2個盗んでくりゃよかったな」
「ダメよ何言ってんの」
魔がさしかけたのですが、常識が勝って思いとどまった。飢えたりとはいえパンなんぞを盗んだら館内で窃盗犯になっちまう。
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青い空が広がる。
昨日チェックイン時は寒いくらいの蒼い空だった。
午前中はこんなに青いのか。
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駐車場は陽が当たらない。未明に氷点下になったので、くるまのフロントガラスが凍結していた。
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Sさんがジョウロの水で溶かしてくれたところ。
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山に挟まれて寒い、周囲には何もない、観光地もコンビニも。
そこに行く為だけの宿です。荒涼とした風景しかない今の時期は空いてますよ。
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10:30過ぎにチェックアウト。
さて、何処で朝食&昼食したかというと。。。
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続く。。。
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船山温泉99の謎127 何故船山の夕餉は写真写りが暗いのか [船山温泉]

中庭.jpg
自家製梅酒
冬のおもてなし
山里のお造り
伊藤さんが獲った天然猪のお鍋、または、茜鱒と旬菜のしゃぶしゃぶ
忍野で育った岩魚の塩焼き 旬菜
小林牧場の甲州ワインビーフ
自家製手打ち蕎麦
岩魚の出汁で炊いた鶏肉とむかごの釜飯(武川米使用)
忍沢養殖場で育った茜鱒の骨汁 お漬物
デザート
説明を聞くジャン妻.jpg
食事処へ.jpg
「お料理の説明は・・・」
「要らないよ」
「ですよね。では・・・」
言いかけた彼が去った後で、
「いただろ彼」
「・・・」
「クビになってないでよかった」
「ちょっとっ!!」
チェックインした時間帯にはいなかったんです。夕方頃に廊下で会ったので、「ああいた、よかった。クビになったんじゃないかと」
「いますよぉ」
のような会話をしたのだよ。
私はこれでも誠実だと思っているが、口から出る比喩や表現が悪くねじ曲がっているので、来る前の車中で2人いる男性のどちらかが、「いるかいないか(辞めたか辞めてないか)賭けようぜ」ともちかけるの。
「アタシはいる方に賭ける」
言い出した自分は、「じゃぁいない方に賭ける」
こんな意地の悪い賭けをしてるんですよ。誤解しないで欲しいのですが、私はいて欲しいから敢えていない方に賭けてるんです。私の賭けなんかアタラない方がいいのだ。
だけど船山温泉のスタッフは男子カラーが強くなったね。色気が殆どない。若い女子がいなくなった。前は新人の女の子スタッフを度胸試しにウチラの接客に充てたりしてたんだけどね。そういう時はこっちも「説明要らねぇよ」と言わずに、黙~って聞いてたけど。
女将さんやMさんがいるから女子カラーゼロとまで言わないが近年は男らしい宿になってきた。まぁ男子だけだとこっちも楽ですよ。何でも言えるし。使う側のT館長も「男だと楽です。怒鳴れるから」って言ってたけどね。
前菜1.jpg
前菜2.jpg
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前菜です。見た目は美しくない前菜だが、このキッシュは美味いよ。
ソースは2種、牛蒡ソースが美味しかった。
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岩魚造りに添えられたクレソンが小さいでしょう。
クレソンが少ないのは台風で全滅したからだそうです。前に台風で裏山の土砂が崩れてクレソンが全滅したことがある。
まぁクレソンは無くてもいいです。猪鍋には春菊が欲しいけど。でもT館長、間違ってもパクチーだけは止めてくださいね。
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岩魚の素揚。塩焼きはもう何年も食べてない。
付け合せの菜はウドの天ぷらとフキノトウ。私はノビルの方が好きなんだけど。
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メニューボードには「伊藤さんが獲った天然猪のお鍋・・・」
伊藤さんて誰?地元の猟師さんか。
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猪鍋も野菜より肉が多かった。野菜が高騰しているから逆に猪肉が多く見えたのかも知れない。T館長は肉食だから。
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写真データを整理してるといつも思うのですが。船山温泉の夕餉ほど写りが悪い料理は無いですね。
ケナしてんじゃないですよ。美味しいし。ここでしか食べられないし。大好きです。
でも写真映えしないよね。何でだろ。知ってないと美味しく見えない。
私の腕が悪いからか。いや、私はi-Phoneなので、腕は関係ないと思うのだ。
食事処が暗いから。
テーブルクロスが地味だからか。
鍋も無骨だし、お皿の一枚一枚が地味な色合いだから。黒だったり茶色だったり。
料理そのものが暗いからかも知れない。茶色、深い緑色が多い。
宿のHPの写真は明るいところで、明るくしてプロが撮ってるからですよ。
でも明るく煌々としたところで食べても違和感があるだろうな。山の宿、山の夜は暗いし、山で獲れたものはその場で火を起こして暗い中で食べていた筈で、灯は焚火か囲炉裏の炎。
古来からそういう場所でいただいていた食材を提供する場は、あまり明るくない方が野趣を醸し出していいのかもしれない。
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甲州ワインビーフヒレ肉を野菜と一緒に焼きます。
ロビィに置いてあった旅行パンフに甲州ワインビーフが載ってるんですよ。
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飼育数がそれほどないので、取扱いう店も少ないんじゃなかったのかな。
このパンフにあるワインビーフのすきやきプランなんかどうですか館長?
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手打ち蕎麦は会津の蕎麦宿には敵わない。
大分、粉っぽさが無くなってた。
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釜飯をよそうジャン妻である。
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釜飯2.jpg釜飯3.jpg
釜飯4.jpg釜飯5.jpg
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汁をすするジャン妻である。
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別腹が無い私はデザートを見てあんぐりになった。
汁粉?ぜんざいかこれ?
う~ん、かなりキツい私には。
「食べなさいっ」
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瓶ビール2本、白ワイン、フルボトル1本、笹一の熱燗2合を2本。
齢を重ねて前ほど飲めなくなった。
これは立ち飲みではない。
215号室に持ち込む寝酒です。
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飲むのは後にして。
エントランスで館長との語らいへ。
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ジャン妻は晩秋に上司に「あるもの」を渡しています。
2018年は今までやってた世界から足を洗い、全く異業種に転じようとしているのです。
私も「やれやれ」と一体感じで賛同した。このBlogに登場する店の中から3店ほどワタリを付けた。
伊豆八幡野高原のMさんも「いいですね」と賛同してくれたのだが、いずれも成功者の視点からです。
T館長は難色を示した。「う~ん・・・。よ~くリサーチして始めないと・・・」って。
そういうマイナス意見も必要なのだ。
だが年末に私らの前から去った筈のあの男が現れ「自分が今やってるプロジェクトにどうしても〇〇さん(ジャン妻)の協力が不可欠なので、しばらく待って欲しい」
私も後押ししたのだが、T館長の助言に内心で「よく言ってくれました」の気持ちも若干あるのです。
ジャン妻は揺れ動いている。
結論は年開けになる。
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夜の湯めぐりへ。
酒が入ってるので、首にお湯をかけてから入ります。長湯も禁物。
それにしても寝湯がジャマだな。前はこの内湯で平泳ぎができたのだが。
工事費用が償却できたら早く取っ払って欲しいものである。2つは要らない。ひとつで充分。2人も寝てたらどちらかが気持ち悪いのではないか。
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蒼い船山温泉 [船山温泉]

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船山温泉は船山川の畔にあります。
一級河川の船山川に堰堤や砂防ダムが無かった時代から、いや、そのもっと前からの長い長い歳月で浸食された爪痕があり、そこの僅かな河川敷に建っているのです。
何処までが館の敷地内で、何処からが河川敷なのかわからないぐらいに広い。
船山川は北に聳える御殿山が水源です。御殿山の裾に繋がる峰、杉尾、大森山、3つの山に挟まれているので、晩秋から初冬にかけてはすぐ暗くなるのです。
人家が途絶えたところにある。船山温泉から上流には人家はありません。電柱もそこで途絶えています。
山に挟まれた川沿いにある。この時期は陽があまりあたらない。夜と朝は冷気に包まれ、駐車場の砂利とフロントガラスも凍結していた。
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船山館2.jpg
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空は寒々しい蒼さ。
晴れているのに蒼い。14時でこの暗さです。
大森山に陽が隠れてしまうのです。
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宿のナンバー2?ナンバー3?男性が迎えに来た姿を見たら、作務衣の上に袖の無いジャケットを着用していた。現金輸送車の警備員が着用する防弾チョッキのようだった。
寒いからです。この時期は陽があまり当らないので朝晩は冷えるそうである。ただし、首都圏に降雪が無い限り、船山に雪が降ることはまずないそうです。
まさか食事処にもその防弾チョッキを着て配膳するんじゃないだろうな。
およそ宿のスタッフらしからぬ防弾チョッキだが、それだけ寒いのだから仕方がない。
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玄関の水道脇にこんなものが。
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まさか船山で牡蠣フライが出されるとか?
ついに海産物に宗旨替えしたか!!

いつもいるクマ公。推定3歳?
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外は荒涼としているが、暖かい光が照らすいつもの部屋。
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いつもの部屋から内庭を望む。
この部屋ばかり泊まるので、いつもこのアングルばかり。
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中庭を見下ろしたら池の鯉たちは3箇所に寄り添ってじーっとしていた。撥ねる鯉などいない。
「まさか今回、探検行かないよね?」
「行かない。宿の写真だけ」
対岸の山も寒そうである。
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風呂に行く前、2階の廊下から御殿山を望む。
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いつも船山館から見上げるだけのこの山は南部町と身延町の境界にある。
南部町の自然マップには、十枚山、篠井山、思親山、はあるが、御殿山は詳しく明記されていない。
船山温泉の東に峰という集落があって、そこから登山道があるらしいが、何処まで登っても山全体が明治・大正の頃からの杉の植林地帯なので、夏でも冬でも周囲は全く見えないそうである。
T館長もこの山に登ったことがあるらしいが、船山川を遡り、山の神の先で行き止まった堰堤脇に、地元の猟師さんしか踏み込めない獣道があるという。ということは、その道に長けた人しか踏み込めない山で、そこにあるだけの山で、登頂してもあまり面白みがないらしい。
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静山の湯、内湯はやや熱かった。
浴槽の中央に寝そべり場所を設けたからだよ。全身で浸かるスペースが狭くなったから余計に熱いのだろうよ。でも露天はそんなに熱くなかったな。
見るからに寒そうでしょう。湯に入っている分にはいいのだが、湯上りにすぐ冷えてしまうのである。
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内湯の清水、ジャン妻と2人で入った。
私が先に出たら、その分を補充せんと、湯が勢いよくジャバジャバ注がれた。
でも香は弱い。前にも書いたが、船山温泉って雨の日、豪雨の日ほど硫化水素の香が強い気がする。温泉は地下水脈を走るからだと思う。
清水から枝葉の間を縫って見た堰堤と船山川の水量は少ない。
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二人静から見た対岸の枝葉たち。
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船山温泉の静山の湯(内湯、露天)、渓流の湯(内湯、露天)、清水(貸切内湯)、二人静(貸切半露天)は温度がバラつきがちな時があるな。
館の裏にある源泉の温度が低い(17℃)ので沸かし湯です。
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あ、ボディタオルが薄茶色になってる。
「お持ち帰りはご遠慮ください」と謳っても、持ち帰るお客が後を絶たない。タオル補充に年間200万ぐらいかかるそうである。部屋に歯ブラシと一緒に置いてあるお持ち帰りOKのタオルとは違いますよ。
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防弾チョッキを着たT館長と語らっているところ。
昨年秋頃からジャン妻は第二の人生を模索していたのです。だがそのプランに館長は難色を示した。そういうマイナス意見も必要なのだ。
だがこの時、既にジャン妻のプランは伊東甲子太郎という策謀家の暗躍でひっくり返りつつある。。
ジャン妻の誕生日プランなので、シャンパンをいただいた。ゲップ!!
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215号室で寝ながら読んだ本。
甲斐なので甲斐モノを。
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夕餉の前、薄暮に包まれた頃の静山です。
ライトアップしたら枝葉だけの木々が生き生きと蘇ったように見えるぞ。
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光に照らされ浮かび上がった樹木は露天でボケ湯している私に何かを語りかけたいような。
今にもザワザワ動きだしそうな。
もしそうなったら山怪の世界だ。
バカな妄想は止めて。夕餉の時間が来ました。
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23回/2017年(昨年25回) [居酒屋]

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内幸町から虎ノ門まで歩く途中の路地ですが、ランチの時間帯に行列ができている。
並ぶほどの店か。
夜に店主がボヤいていた。夜も混むけど昼の方がタイヘンだって。
「何でかわかりませんが、ランチすっごく混むんですよ。4人でも廻らないくらいで」
12時半にはヤマになってしまうという。
そんな店に私は並んでまで行かないよ。
見て眉をしかめたのがこの店、外の行列段階でランチの代金を徴収してるんですよ。「釣り銭の無いようにお願いします」と謳っておいて、スタッフが1人1人に1000円札1枚1枚徴収してるんです。
品が無い。止めろと言いたい。ダフ屋の光景だよまるで。お金なんてのは客を店内に入れてから徴収すればいいのだ。
外で並んでそこでお金を払ったら、身体も心もその店に拘束される。気が変わっても他に行けない。店側も他へ行かせない、行かせない、掴んだ得物は逃がさない・・・なのである。

この店のすぐ近くに私のかかりつけエロ女医が開業しているので、夕方17時に年内最後の薬を貰いに行き、夜開店したばかりのタイミングでカオを出した。
「あらいらっしゃい」
「19時からだよ。今日のメニュー書いた?」
「書いたわよ」
見せてくれた。
「ホウ凄ぇな。新作がズラリと並んでやがる」
ベーコンいぶりがっこのポテサラ、ふわふわさつま揚げ以外はALL新作だった。
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ママの書く文字は相変わらず上品でキレイである。だからランチ時に外の行列で金を徴収する下品なスタイルは止めろよって言おうかどうしようか。
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事前にジャン妻に、「今日のメニューは凄いぞ」と言ってあったのに、
「ベーコンといぶりがっこのポテサラ・・・」(ジャン妻)
「ちょっと待て」
「???」
「これだけ新作があるんだからひとつ上のにしようよ」
「うんうん。で、何になさいます?」(ママ)
「エダマメ」
「!!!」
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京野菜静むらさき(葉大根)と炙り〆サバのサラダ!!
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静むらさき(紫)、赤い葉大根と呼ばれる京野菜で、大根だけど葉っぱを食べるんだと。
茹でたり熱を通し過ぎると紫色が脱色してしまうのでサラダに合うと。
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で、何でそれにシメサバが載っているんだ。あ、悪くないな。前に出されたポテサラにシメサバを載っけたものよりいい。幾ら何でもあれはやり過ぎだがこういう葉野菜にはいいかも。
どうせシメサバが余ったんだろうけど。
シメサバと葉っぱをかき分けたら紫大根本体が出てきた。細っこい大根で根っこみたい。
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三陸産牡蠣と舞茸のとろろ揚げ出汁
「お酒にする」(ジャン妻)
出された酒は・・・。
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無濾過生の原酒だと!!
俺らを酔い潰す気か――っ!!
町田酒造に変えて貰った。
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鳥取牛サーロインと焼き九条葱のタリアータ??って何だ?
「ええっと・・・牛肉を薄く切ってあるんです。それのイタリア語で・・・」
出された鳥取牛サーロインは。。。
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ステーキじゃんか!!
タリアータとは「切る」という意味なんだって。薄切りステーキとどう違うんだ。
アリアータなんて外国語を使いやがってと鼻白んだが、あ、この肉、美味いよ。伊豆高原八幡野のステーキよりやわらかい。
あまりこっちで知られていない紫大根だの鳥取牛だのというブランドを選んだのは、他とは違うこの店の特異性をアピールしたいが為らしい。
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ここまで来ると居酒屋の料理じゃないですね。
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海老塩で食べる海老真薯・蓮根れんこん挟み揚げ。
揚げの下に油を切る白い紙が敷いてあるが、それにすら油が浸みてないぐらいにカラッと揚がった逸品!!
「カラッと揚げて」の表現を通り超して「カラカラカラカラに・・・」揚がっている。
油っ気が無さ過ぎである。「これをかけ蕎麦に載っけてもちっとも美味しくないだろうくらいに美味いよ」と誉めて?あげました。
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秋鮭の蓮根まんじゅうズワイガニあんかけ
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他、活〆穴子の南蛮焼サラダ仕立て、合鴨ロースと白菜の炊き合わせ、真鯛と京芋の唐揚げネギソース、寒ブリ竜田揚げ・鬼おろし山椒ダレ、豚バラ肉と餅の青海苔かき揚げ、う~ん、どれもソソるな。
「胃が2つ欲しいよ」
ママはこのお世辞?に感激していた。
何故かカワハギの薄切りをいただいた。
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この店は(土)(日)(祭)休みです。ビジネス街のこの界隈は(土)(日)は人が殆ど歩いていないので、休みの店ばかりなのだが。
「そんな店は飲食店の風上におけない」と言ったのは群馬八幡の某店主。
では年末年始はどういうスケジュールにするのか。
「結局10連休?」(ジャン妻)
「え、ええ・・・」
年末は29日(金)まで。世間の年明けは4日(木)だが、その日は「河岸が開いていない」という大義名分で休み。
河岸なんか開いてなくたって肉と野菜さえあれば何とかなるんじゃないのか。
「せめて5日(金)は開けなさいよ」
「いやぁ・・・」
毎年この時期になるとこの話題になる。
この店は月末締めで、10日が従業員への給料日だそうです。売上ないのに大丈夫なのか。

おとおしのアンコール。
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そして28日(木)の夜。
「29日(金)も営りますよ」
「最後の日は社で納会があるんだよな」
だが納会は無かった。ビル管理会社からオフィスやフロアで飲食禁止令が出たそうである。ジャン妻は最終日の29日(金)すなわち今日ですが、支払いの為だけに3時まで出勤。私は休んだ。
「なぁんだ。〇〇さん(私のこと)だって休むんじゃないですかぁ」
鬼の首を獲ったように言うんじゃないのっ。私は貴店のように10連休しないよ。
「4日5日は出るよ」
「・・・」
店主は沈黙した。
「世間一般は4日から営ってるんだから」
「奥様も出るんですか?」
「金融機関が開いてる日は出るの当然よ」
「・・・」
でも今宵は空いていた。カウンターガラガラ。忘年会シーズンはとっくに終わり、歩く人も少なかった。
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おとおしは一番出汁に山芋をすりおろして塩で味を付けたスープ。
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合鴨ロースと白菜の炊き合わせ
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ふわふわさつま揚げ
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以上2品はジャン妻がオーダーしたのだが、私は内心で舌打ちした。
ふわふわさつま揚げなんぞはいつも黒板の下の方にある。合鴨ロースと白菜はビールより日本酒に合うは明明白白。揚げ物や炒め物より先に出されるに決まっている。するとビールから日本酒に移行してから揚げ物炒め物が出されるので、またビールをオーダーしなおさなきゃならないじゃないか。
「そういう戦略なんだよこの店は」
「そ、そんなことないっスよ。そういうの初めて聞いたな」(店主)
「だって生ビールって儲かるんでしょ」
店主もママも否定したが、次のアブラ料理でビールをオーダーしなおしたんですよ。
ベーコン、トマト、セロリ、ふわふわ玉子炒め、ふわふわが好きな店である。
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ハムチーズ蓮根カツ、ハムをもっとブ厚くしようぜ。
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煮豚唐揚げ、チンゲン菜オイスターソース炒め
こんなの完全にビールのアテじゃないか。
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他にも鳥取牛サーロインのタリアータ、スルメイカと九条葱のガーリック炒め、白海老とブロッコリーのかき揚げ、ソソルなぁ。ブロコリーのかき揚げはスーパーでは見かけない葉っぱの部分だという。
胃袋が2つ欲しいぜ。
「牛じゃないんだから」(ジャン妻)
何故かリッツなんて出されるし。
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群馬八幡の記事でも書いたが、2018年は天皇陛下の退位が4月30日で、新元号施行日が5月1日になるのはほぼ決定です。そうなると祝日法の規定により祝日と祝日に挟まれた日が休日になるので、4月30日と5月2日が休日になり、2019年のGWは10連休となる。
カレンダー業界は間に合わなかったらしいな。だいたいそんなに休んだら金が続かない。
10連休にしたらサービス業は10連勤になるから止めて欲しいという声があるが、この店は関係無いようである。
運送業者も大型連休は迷惑らしい。銀行や病院も閉まるから困る人も多いと思うがね。

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3連休がやたらと多いのも気になる。私は行政廻りなので、平日の業務がキツくなるんですよ。
1月6日~8日
2月10日~12日
4月28日~30日(29日が日曜なので振替祝日に)
5月3日~5日(ここで1日に新元号施行になると2日も休日に。)
7月14日~16日
9月15日~17日
9月22日~24日
10月6日~8日
11月23日~25日
12月22日~24日
たむら.jpg
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この店でも年明けにはこの話題になるに違いない。
「29日に営るのって初めてなんですよ」
「今ままで開けたことないのか」
「だからどれくらいお客さん来るかわからないんで」
21時閉店だという。おどらくガラガラだな。
「良かったら来ません?」
「来ないよ。でもその代わり年明け初日営業日に来るから」
「!!!」
SL広場1.jpg
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30回/2017年(昨年38回) [居酒屋]

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ソムリエは去った。
あの懇切丁寧な電話応対はもう聞けない。
引き継いだ女性はサバサバしたTALKで受付嬢しています。なかなか堂に入っている。ここ来る前にどこかのOfficeで電話応対、取次していたのではないか。
Mさんは懇切丁寧過ぎて、初めて電話をかけてきた客は「焼き鳥屋なのに何この丁寧な電話応対は?」って驚かれるだろうから新規顧客開拓に向いてる。
慣れていた私は、「アナタのはホテルのフロントだよ」って言ったことがある。居酒屋なんだから、あまり丁寧過ぎて話が長くなってもね。適当に切り上げていいんじゃない?と思ったものです。
ただ、Mさんとは目でオーダーが通じたからなぁ。安心感があったし。
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燗酒が不安なのですよ。
こないだのようにバイト君が錫のチロリを置きっ放しにしないだろうな。
燗の浸け方がわからない?わからなきゃ聞きゃいいし、できる者に確実に回せばいいのに。
所詮はバイトなんですよね。
マスター、ジュニア、は焼き手で忙しいし。Tさんは板場で包丁握ってるし。D君だって焼き場や板場のサブリーダーだし。
また若手を育てなきゃならないな。店は客が育てる、店の子は客に育てられるって言いますけどね。
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ジャン妻の部署が忘年会の週末です。
「彼がいなくなってから初めて?」
「初めて。どんな体制で廻してるか見てくら」
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Mさんがいない光景も、そのうち当たり前になってくるのだな。
最初に出されたのがこれ。芝エビの唐揚げ。
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豚しゃぶ胡麻サラダ。豚薄切り肉をさっと茹でて。
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トンヅケ。これ、ご飯のおかずにもいいですよ。
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ジャガバター、バターマシ。
ウチではトースト食べなくなったので、バターを摂取するのはもっぱら外。
ラーメンにバター入れるか、この店のジャガバタ、ホタテバターしかない。
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私はカウンター奥の席にいます。私の前に所狭しと肴が並んだ。ここまではビール。さぁこれからが問題だ。焼き場のジュニアにお願いした。
「群馬・・・二合・・・熱燗・・・」
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「ちゃんと浸けてっか見てくれないかな」
「ああ、ハイ」
「前はMさんに任せっきりだったが、今のバイト君は不安でな」
「ハイ大丈夫ですよ。ちゃんとやります」
この台詞、ジュニアと板場のTさんと2人の口からほぼ同時に出ましたね。
持って来たのは女性のバイト嬢。
「悪いなぁめんどくさい客で」
ひとくち飲んでみて、あ、いいじゃないかって思った。ホタテバター串で。
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今シーズンは牡蠣串があれば必ずオーダー。
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アカハタの刺身。赤魚だけど白身?ということは次の赤魚粕漬けは、刺身でいただいたアカハタの残りかも知れないね。
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信州サーモン、Tさんは信州サーモンのパンフレットも見せてくれた。
私が「これって長野県以外で販売できるの?」と疑惑の質問をしたからです。
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ある女性客が入って来て、私の背後の2名テーブル席に座った気配を感じた。
私の頭越しに店側が声をかけた。
「お久しぶりですねぇ」
「ご無沙汰してまぁす」(お客)
ここまではいい。問題はこの後。
「髪型が変わりましたね」
「バツサリいってる(切った)し」
「何だか季節的に寒そうですよね」
最後台詞はバイト君が言ったの。ここで私は口を挟んだ。
「オイ」
「ハイ?」
「髪型が寒そうって・・・俺のことか・・・?」
一瞬、空気が凍った。
「あ、いえ、あの・・・」
ここでジュニアがバイト君に焼きあがった串を渡しながら、「これ、テーブル席○番ね」
「ハイっ。失礼しますっ」
バイト君が消えた後でジュニアが、「すみません〇〇さん(私のこと)、ウチの有望なバイト君をイジメんでください」

「もうすぐクリスマスだが、彼(Mさん)がいなくなって誰がワインを担当するんです?」
「それがですね・・・」(ジュニア)
「???」
「僕なんですよ」
「そうなの?だって焼き場で手一杯でしょ」
「24日のクリスマスイブ、是非是非来てみてください。予約しましょうよ」という悪質な?客引きに引っ掛かり、日曜なのに夜予約してしまったのだ。
引戸を開けて外に出たら。
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いつの間にか雨だった。傘ないんだけど。
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そしてイヴの夜。それも(日)です。
「ウチにクリスマスはない」(ジャン妻)
「・・・」
「アタシの誕生日を優先しなさい」
「してるじゃないか」
この会話を20数年続けてきたので、私も今はもうイブに執着する気持ちはないのだが。巷のイルミネーションを見てると、ウチでもやってみたいと思ったりする。だけどあれって、ウチの町内会で飾って点灯させてる人に言わせると飾り付けたり片付けたりがタイヘンらしい。
飾って点灯して楽しんでもすぐに取り外す時が来てしまうというのである。何週間もそのまんまにしておくもんじゃないんだって。
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クリスマス感の無いメニューだな。いつもと変わらないぞ~。
昨年はローストビーフがあったが。今年は仕込まなかったのだろうか。
イヴっぽさが全くない夜になった。
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最初の肴は鶏ササミゴマサラダ。
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以下、およそクリスマスイヴらしからぬものが次々と。何の変哲もないいつものメニューが続きます。世間のクリスマスイヴ。
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ジャン妻鉄分補給のレバ。いきなりガブリすると汁で火傷するトマト串、ご飯にも合うトンヅケ、あ、キャベツが少ないな。
ジャン妻は大好きだが、私は食べないスナギモ、(スナギモはあれば刺身が大好きなのだが。)
牡蠣串、ウヅラ、ナメロウ、カリカリの皮、いつもと同じです。
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この日はヤマになるものが早く、ポテサラが18時の段階でヤマ、アンキモも19時半頃にはヤマ、白ワインに合う牛サガリも残り5本でヤマ寸前になり、4号店からも品薄の連絡が入ったりした。
仕入の数をミスったってことないかい?
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出番を待つ群馬泉。クリスマスイブなのに白ワインも赤ワインも出ていないのはソムリエが去ったからか。
もうメニューから消えるのかも。
ワインってある程度は店側が知らないと客にススメられないからね。

ジュニアが焼いてくれたニンジン。
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期間限定・三浦大根、全部食べないで4枚残ったのをテイクアウトしたら、後で見たらタクアンの枚数増えてた。
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煮込み、フツーの煮込み、そして〆に焼きお握り。
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カウンター上のメニューブックに店舗紹介があった。
まだ4号店を紹介しているのか。
いつまで経ってもブレイクしない店だな。焼き鳥バルと謳ってはいますが、あの店は若い世代向きなのと、何となく素人っぽいのだ。いい意味でもそうでなくてもね。
だが、その次の頁を見たら。。。
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何だぁ?6号店?
また出店するのか。2018年冬場にOPENするそうです。場所も聞いたが本店と5号店との間ぐらいだろうか。
マスターも実業家のカオがあるようである。有限会社らしいが、店に出ているスタッフ以外に社員や開発部門がいるのだろうか。賃貸の条件や、工事業者との折衝はいつ誰がするのだろう。
そしたらマスターが言うには、
「経験者募集してるから」
「今貰ってる給料は払えないけど」
「早期退職してどう?」
!!!
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イヴっぽさが全くなかったな。でもそれでいいのだ。高いレストランでお洒落でムーディーに過ごしたけりゃそうしたい人がすればいい。
大切なのは相方と2人の時間を楽しむことだよ。いつもと変わらぬ店で。。。
でもマスターのあの問いかけが気になる。
「ありゃぁなんなんだろ。半分冗談だよな」
「さぁ。そうでもないんじゃないの?」(ジャン妻)
まぁ一応経験者と言えば経験者ですがね。
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マスター復活!! [居酒屋]

平日木曜辺りになると冷蔵庫の中の食材が寂しくなる。
豚バラ肉の残り。
白菜の芯の部分。
キャベツの小さくなったヤツ。
長ネギ1本。
そろそろ賞味期限になる納豆ひとパック。
たまご2個。
冷凍してあるシャウエッセンとか。そんなモン。
これら食材の在庫を把握しているのは私なのです。
2人して都内で19時半ぐらいにUpすると、どちらからともなくお互いに目を見合わせ「今日はどーする?・・・」
そろそろ家食に飽いて(ジャン妻が台所に立つのに飽いて)くる頃合いでもある。
どちらともなく、今日はお外にしようよ~と言い出して、大船のこの店に。。。
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ジャン妻が店に入っていくところ。
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あ、マスターがいた!!
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いつものシブいお声で「ど~もぉ・・・」
少しお痩せになったような。
前回記事http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2017-10-28-1の最後に「他の客とのTALKで小耳に挟んだのですが、週2日、早い時間帯なら来ているかも・・・だそうです。」と聞いていたので、もしかしているかな~と思ってました。
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昨年の末にアド街に取りあげられた後でマスターは療養に入った。
これまでこのBlogでは伏せていましたが、マスターは内臓系より骨系、〇〇板△△△△(△はカタカナ)で入院、リハビリしていたそうです。焼き場は立ち仕事だから腰に来るそうですね。焼き鳥そのものは重たくないが、仕込んだり焼いたりする時にどうしても前傾姿勢になりがち。
(私は夏場に2日焼き鳥を焼いただけで腰にきた。)
休んでる間、若いのに「マスターどうなの?」と聞いたし、他のお客さんも聞いていたが、傍らにいるジャン妻が私に言うには、
「あまり聞かない方がいいんじゃない?」
「そうだな」
私もそのうち言わなくなった。内心で最悪の状態を想定しないでもなかったよ。引退とか。それよりも留守を守っている彼らに自信を持たせようと思った。
マスターお目当ての常連客でガッカリした人もいたと思うが、実際彼らはマスター不在の店を1年よく守ってきた。
私はマスター不在の間に店を守って来た若手たちとの対話を続けてきた。マスター不在の光景に慣れちゃったのもある。
突然のマスター復活はウレシイが、彼らにだって留守を守って来た自負はあるだろうし。
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マスター不在の間に若いのがススメてくれたスパム焼き。私の定番になりつつある。
都内のあの店に比べたらやわらかめ。
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ポテトサラダとマカロニサラダの合盛り。
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ロールキャベツ!!
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牛スジ煮込み。
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串焼きと並行して、仕込んである大皿料理が早く出されるのがこの店の好きなところ。
マスターに焼いて貰った串の数々。牡蠣串。
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私は牡蠣は生より焼いたのが好きです。
(加熱することで旨味が出る?)
でも牡蠣にピリ辛いのを塗るのは何故なのかなぁ。上大岡でもそうなんですよ。
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マスターが久々に焼いたサーロイン!!
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ジャン妻が野菜串なんぞをチョイスするのは珍しい。
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お会計はマスターだったか若いのかどっちが両手の指先を出したか忘れたが、例によってアヤしいけど信用できる1000円単位でした。
この日は店を教えてくれた「春夏秋冬みみん女史」にマスター復活を連絡しなかった。
まだ完全復活なのかリハビリなのかわからなかったから。
そして12月になって。
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あ、マスターいたいた!!
完全復活とみていいようですな。よし、みみん女史に連絡しなきゃ。
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小皿にこれだけ移してあったのです。大皿に無かったので。
「何これ?」
「大根の煮物なんですが」
「見りゃぁわかる」
「あとこれだけなんですよ」
「じゃぁこれ」
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マスター不在中に私の定番になったスパム。
若いのがマスターにスパムを渡した。
「これ、どーするんだ?」(マスター)
「そのまんま焼いてください」(若いの)
「刺さなくていいのか」
「焼いた後でこっちで切りますんで」
「そうか。じゃぁ任せるぞ」
マスターが店を離れていた間に若いのが私にススメてくれたスパム焼き。マスターはそれをご存じないから火花が散った感がしたぞ。
だがこれで終わらず、焼いたスパムを手に取った若いのがカットしようとして、
「マスター、これもうちょっとですね」
物言いをつけたの。マスターは黙って焼き直して返事しなかったが、若いのに物言いをつけられて内心でムッとしたのではないか。
1年間の療養ふらいで「まだまだ若いのには譲らないぜ」のマスターと、不在の間は「自分が店を守ってたんだよ」の若い者、男同士が火花バチバチ!!でもないが、男の意地と意地が交錯しかけた瞬間だったと勝手に思っています。
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マスターから例の口調で「〇〇さぁん、今日はよかったらカマがおススメだよ」と言われたが、カマはほぐすのが苦手でして。
やはり大振りの牡蠣串の方が好き。
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「これ何だ?」
ジャガイモではないし、タマネギでもない。
「ユリネです」(若いの)
「ユリネ?」
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ユリネ(根)球根か?ではなくて、葉っぱが変形した茎らしい。
ユリネは栽培に時間がかかり、種から始めると6年か7年するそうです。何でか知らんが植えた畑を毎年植え替え、一度植えた畑には最低7年空けなきゃならない。
歳月がかかり過ぎだな。そんな手間と時間をかけた食材を、唯でさえ会計がアヤしいこの店で出されたらどれくらいの金額になるんだろうか。
〆のチーズオムレツ。
数年前、若いのはマスターからチーオムの作り方、フライパンの返し方を教わっていたのを今でも覚えているが、1年かけて安定した店の味、焼き加減になった。
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チーズオムレツの下にたくさんのレタスが敷かれていた。
焼鳥の下にもキャベツが敷かれる。居酒屋だから野菜メニューはそう多くはないが、いつの間にか葉野菜も摂っているヘルシーな居酒屋でもあるのです。
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10年前に関西担当だった頃(現在は譲渡しました。)和歌山市も圏内でした。そこで飲んだ黒い牛です。(酒蔵は海南市。)
この店では原酒で出される。最初の1杯はいいけど後で効くんだよな~。
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やっぱりキツいです。ジャン妻は2杯も飲めない。私が半分貰って2杯半。それで酔うんですよ。
お会計はマスターの両手指先で示されました。いち、いち、だったかな。
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マスターには「あまり無理しないで」
若手たちには「今まで店を守って来たんだからもうマスター遠慮するこたぁないぜ。でも過信すんなよ」
そう言いたいです。
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紀尾井 [居酒屋]

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「宮ヶ崎町の・・・紀尾井・・・ですか・・・?」
ホテルのフロントで呼んだタクシー運ちゃんは、テノールとバリトンの中間のいいお声を発しながら怪訝そうに首を傾げた。
「あ、〇号車です。宮ヶ崎町の紀尾井、わかりますか?」
「ハイ、ミヤガサキチョウキオイデスネ」
するとナビに紀尾井の番地である宮ヶ崎町94-2が表示され、そのままナビに切り替わったのである。
「凄いですね。ナビに直結するんですね」(ジャン妻)
「ええ、そうなんですが。このナビ融通が利かないんsですよ。その通りにいくとオカシな方向を指示するんで」
そのオカシなナビはすぐ実証された。安倍通りを北上して、馬場町の歩道橋を右折しようとしたり、紀尾井の前の路地から出て来る八千代町の交差点を右折指示したのである。だが紀尾井さんの前は逆一通なので入れない。
「そこの路地だけど、右折できないでしょ」
運ちゃんはまたオペラ歌手のようなお声で言うには、
「そうなんですよ。このナビにもう少し学習能力があればいいのですが・・・」
安部町の交差点を右折、またすぐ右折して浅間通り(宮ヶ崎商店街)に入った。
「1本めを右折して、そこの路地にある店・・・(灯が点いてないな)」
「ああ、ここですか・・・」
もう何台のタクシーにこの店を教えたかね。
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「いいお声だったねあの運転手さん」
「でもやっぱり知らなかったなここ」
店内から賑やかなお声がするぞ。宴会のようだ。
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冷蔵ケースに脂ののったデカいブロックがある。
「何スかこれ?」
「氷見のブリです。イキます?ただ、おとおし要ります?おとおしがブリ大根なんで。ブリブリになってしまいますが」
ブリ大根にタルタルソースと言いかけたがそれはさすがに止めた。
初めてじゃないかな。紀尾井さんでブリの刺身をいただくのは。
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ブリ大根。目玉や目の周りの身も入っていた。
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さっそく本日のメインディッシュたる自家製タルタルソース・カキフライ6個添え。
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カキフライはあくまでタルタルソースの添え物・・・でもないな。カキフライ6個。偶数にしたのは奇数だと奪い合いになるからだが、デカいぞ。
何処のカキなんだろ。浜名湖の牡蠣にしておきましょう。
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カキフライにタルタスソースを載せるのではなく、タルタスソースの下にカキフライを置いていただくのです。
ジャン妻には釘を刺してあります。タルタルを制止するんじゃないと。人様のオーダーに口を出してあれこれ言うのは止めろと。
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カニクリームコロッケ・タルタスソース添え&トマトソース添え。
カニコロは、17年前にこの店を書籍で知ってから変わらないメニュー。
その書籍はこれです。2000年発行の太田和彦氏監修の「居酒屋巡礼」
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私らはこの書籍で紀尾井さんを知ったのだが。当時は、「洒落た内観、メニュー、気さくなご主人と三拍子揃い、「洗練されたお店」、そんな言葉が思い浮かぶ。
「何処が洒落た(笑)」
「昔はそうだったんだよ」
紀尾井さんだって最初っからあんなにボロだったわけじゃないさ。
「2000年だって(笑)。18年前じゃん(笑)」
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「モツ煮なんかやってたんだ。マグロのやまかけなんかも」
「表のメニューが消えて、裏メニューが表になたんだってよ」
だが変わらないものもある。カニクリームコロッケです。
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カニコロにタルタルソースを載せるという暴挙!!
「トマトソースに失礼じゃない?」
「タルタルは何にでも合う万能ソースなのだよ」
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初めて来てカニコロをいただいた時、脇に添えられたパセリの素揚げも斬新で衝撃的だった。パセリをそのまま生で出されたら残すだろうけど、揚げることで他にない逸品料理に昇華したといっていい。
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ランチで出されるらしいビーフカレーが美味いぞ~。
ライス無し。煮物感覚で。
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「まだ食べる・・・」(ジャン妻)
「え!!!」
私の胃袋を「ほどほどになさい」と押さえるクセに。今宵はどーしたんだ?
スジコとサバの燻製。
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これだけ美味いものが続くと、ボロい内装が全く気にならなくなってくるから不可思議である。
ネコもいつくわけである。シロと黒。
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17年経った。
その間、内装は旧くなった。
唯一新らしかった液晶TVも画面を拭いたら傷ついてしまい、訪問を重ねる毎に線の幅が太くなっていく。
「替えましょうよ」
「いいえトンでもない。まだまだ」
そのうち画面の半分ぐらいの幅になって見えなくなりそう。
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語る1.jpg店主1.jpg
店主2.jpg店主3.jpg
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無色透明なアヤしいブランデーを飲みながら、今宵ジャン妻は紀尾井さんにあるお願い、相談をしています。
店主は快く賛同、アドバイスもして下さった。詳細は内緒ですが。。。
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テーブル席で朝餉&恵明庵の事情 [会津]

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雪は降らなかった。
湯野上の天気は変わりやすい。この後で快晴になります。
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10年前、朝になったら大雪で、湯野上のスタンドでスノータイヤを購入してヒヤヒヤしながら帰ったものです。
そのスノータイヤは1度限りの使用で終わり、結局は売ってしまいましたが。
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テーブル席の朝餉の時間。
恵明庵は距離があるので、気配が感じられないのです。8時直前に風呂に入ってたので、運んできた女将さんに危うく裸身を曝け出すところだった。アブない。
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「宿の理想の朝ごはん・・・」(ご満悦のジャン妻)
(家でもこれくらいできそうだが。)
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焼いた鱒。
鰤大根。
そばがきが入った味噌汁には珍しくネギも入っていた。
青物の和え物。
ご飯には麦も混じっている。
デザートは柿と黒餡蜜。
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和室に運ばれるお膳と違って小皿が散らばっているから、海苔の醬油、味噌汁のハネた汁とかがテーブルに飛び散るのだ。
箸さばきが下手なのもありますが。和室の膳はそういう汚れが膳の中で収まるけど、テーブルだとそうはいいかない。いちいち拭き取らなきゃならない。
湯神は最低限のあるものはある民宿だから、宿側もそれ以上はベタベタしないですが、せめて朝餉を広げる前にテーブルを拭いた方がいいと思いますね。
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洋室なのでワゴン(台車)で片づけます。
「和室より片付けが楽だわ」(ジャン妻)
和室だと、相撲取りのように屈んで膳を持って、ドスドス持っていかなきゃならないからね。
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「次回も洋室(恵明)ですか?」(大旦那)
「この人、1泊だけですっかり気にいっちゃって」
「床があったかいのがいい」と私。もっと早く恵明にすればよかった。20年近い時を返せって言いたかったね。
「恵明は初めてですよね」
「できたばかりの頃に一度泊まったことが」
「ああそうでしたか。あの部屋は最初の頃から何回か変えてるんで」
恵明庵は4部屋でいちばん金がかかった部屋だという。私の聞き間違いでなければ、風呂の屋根もそうだが他にも2度か3度、手を入れているとか。
「洋間の柱や梁は中古品なの?」
「中古って・・・」(ジャン妻)
如何にも何処からか持って来たように見えます。木枠を差し込んでいた穴が開いてるからです。
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「いやそうなんです。最初に宿を作った時、まだ恵明庵が無かった頃ですが、出来上がった後で親戚に、何でウチの古民家を使わないんだって言われたんで。増築した時にそれを運んだんです。梁も柱もそうです」
「あのブッ太い柱ですよね。あの柱を支えてる石は何なんですか?」(ジャン妻)
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黒い柱、丸い柱、大きい石で繋ぎ繋ぎ支えているのですよ。
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「運んで来たはいいが、寸法が足らなかったとか?」(ジャン)
「ア~ッハッハッハッハ~、そうじゃなくってぇ、床が腐ったんですよ」
床暖房は床下にお湯が巡回している。震災の揺れも影響してか傷んで洩れたことがあったという。
「その時に床を張り替えたら、柱の底が腐ってボロッボロになっちゃって、仕方がないから切ったんです」
あの大石はその繋ぎの為だって。
「雨降っとアタマが濡れるから露天入れないっていうので風呂に屋根付けてぇ、扉付けてぇ、ヒノキも変えてぇ」
現在の恵明庵は露天ではなく、他の3室同様に内湯といっていい。屋根を張って雨でも入れるようにした。風が吹き付けるので線路側にも板壁を作らざるを得なかった。震災でヒノキの浴槽にヒビが入ってそこから湯が洩れてしまい、風呂の木枠は全部取り換えるしかなかったそうです。
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床暖房が洩れで床も全部張り替えた。そんなこんなの改装や修繕で結構な金額が掛かった。その金額も聞いたが、2階とはいえあの床面積でそんなにかかったの?と驚く金額であった。
曲がり家とはいえやはり最初から繋がっている和室3部屋は頑丈なのです。洋間、恵明庵は他3部屋の和室と違って異質です。

「でももう、更級も含めて全室ベッドにしようかと思ってるんですよ」
「更級だけはベッドにしないでという常連さんもいません?(十兵衛さんとか。)」
「そうなんですけど。介護ってわけじゃないけどお客さんがどんどんトシとってぇ。起き上がるのも動くのも難儀だっていう方もいられるので。寝てぇ立ってぇってのはシンドいんでしょうね」
「最初の頃のお客さんもどんどん高齢になっていきますからね」
自分たちもそうかも。
「そうですか。気にいっていただけて」(大旦那)
いちばん金がかかっているだけに大旦那は嬉しそうだったが、恵明庵は寝室が2階にあるメゾネット形式なので、足腰の弱い人は避けた方がいいと思います。
「更級に慣れたせいか、あの洋室はあっちこっちに調度品があるから、足のつま先をぶつけたり、椅子で突き指したり、クルッと廻ったら袖がひっかかったり、あの斜めった階段の板にアタマぶつけたり」
大旦那はまた笑い出した。
「更級はそんなことないですからね。空間が広いし」
「和室はトラップが無いんですよね」(ジャン妻)

通って20数年、すっかり気に入った洋室、恵明庵。
「次回から恵明にしようぜ」
「ちょっとっ、これまで長年お世話になった更級に操を立てないの?」(ジャン妻)
更級に操ぉ?
「アナタは義理を重んずる人じゃなかったの?」
宿の部屋に義理不義理があるのか。
「あったかいんだよ床が」
それに家ではベッドなので、更級の畳の上の布団だと腰や背中に負担がくるトシにもなったし。
「家でもテーブルにしようぜ」
「それは台所でないと無理」
「TVのある部屋の畳を取っ払って洋間にして、床暖房を・・・」
「次に家を建てたならね」
それは夢に終わりそうである。

帰宅してから。
これが大旦那さんが持たせてくれた蕎麦。
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「いつも来ている方のご主人が亡くなって、キャンセルしないで娘さんが来てくれたんですよ。お供えしてくれるよう(朝から)打ったんです。よかったら・・・」と持たせてくれたの。
「今日中に食べた方がいいです。茹で時間は1分」
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家でいただく湯神の蕎麦。
「大旦那、その方のお供え用に打ったんだ」
「そう。朝は打たないって言ってたから」
打って切って夕餉の時間まで間を短くしようとしているからでしょう。
「天ぷらは?」
「ないわよ」
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テーブル席で蕎麦懐石 恵明庵Night [会津]

ギシッ
ギシッ
ギシッ
恵明庵の2階寝室からジャン妻が下りてくるところ。
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これまでの和室・更級庵は廊下に接しているから、大旦那が最初の膳を運んでドスドス歩く音が響いたら、あ、そろそろ夕餉だ、の気配が伝わるが、恵明庵は廊下のドン詰まりから更に奥まっているのでその気配がわからない。
「ハイ失礼します」
いきなり現れた大旦那が配膳中。
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更級のお膳は枠の中に小鉢が並んでいるが、恵明庵はテーブルだからこの場でお皿を並べるのです。
「あ、これはこっちだった・・・」
手前側(私)と向こう側(ジャン妻)、同じ位置に小鉢を並べるのが難しそう。対面を意識しないといけないから。
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こうして見ると、お膳と違ってスペースが広いから、小鉢と小鉢の間に隙間が開いちゃいますね。何だか料理が小さく見えるのは目の錯覚だろうか。
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テーブルのすぐ上に灯があるので小鉢、小皿、テーブルに光が反射して眩しいのです。
私の腕の悪さもありますがあまり上手に撮れていません今回は。i-Phoneなので写真の腕は関係ないかもですが。
定番の小鉢たち。
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いんげん.jpg
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何故か海産物の刺身.jpg
あれぇ?何で海産物があるんだ?
マグロ、細い甘えび、ホタテ?
大旦那が、「〇〇さん(私らのこと)、馬刺お好きですか?」
「大好きですよ」
「そうですか。お好きですか。後でお持ちしますね」
「???」
「いや~、大部屋の方たちが馬刺苦手だって言うもんで」
大旦那が一旦、去った後、
「オカシイな」
「そうね。これまでずっと馬刺だったのに。旦那さん忘れちゃったのかな」
昨夜も麦とろで馬刺いただいたので(霜降りと赤身)海産物でもいいんだけどね。山国の会津では海産物がご馳走ともいうからね。
「やっぱ湯神は馬刺でしょ」(ジャン妻)
馬刺を持って来たのは大女将さん。
「長男さん、蕎麦打ってましたね」と言ったらニッコリ微笑んだ。頼むから後継してくれ。
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馬刺2.jpg
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「アタシは赤身の方が好きだな~」(ジャン妻)
マグロに例えるなら大トロ中トロより赤身がいい。私らもそういうのがキツい年齢になって来たのです。
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こっけん.jpg
サラダ1.jpg
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既に国権の熱燗が来てますが蕎麦サラダには生ビール。
蕎麦汁とマヨネーズの和え物、崩したゆで卵にはビールが合うのです。
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和え蕎麦(混ぜ蕎麦)の様相を呈してきたところ。ラーメンでいうところの油そば。
「油そばってラーメンより塩分やカロリーが少ないらしいぜ」
「アタシはそういうのイヤ」
この残ったマヨ汁を飲もうとしたらジャン妻の眦が釣り上がった。
サラダの跡.jpg
蕎麦粥です。白いのは鶏胸肉。これは要らないと思うが。
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並んだ5.jpg
イワナの塩焼き。
ジャン妻は岩魚を箸先でホジホジしながら摘まんでいる。
「アタマっからガブッっていけよ」
「アタシはそういう野蛮な食べ方はしないの」
私はアタマっからガブリ。尻尾まで完食です。
「尻尾の飾り塩まで食べて。塩分濃いんだよ」
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揚げ蕎麦、他、茗荷の天ぷら、里芋を潰して蕎麦の実を塗して揚げたもの、小エビのフリッター?
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二次会用のお新香の小皿です。〆に運ばれるもり蕎麦用に海老フリッターだけ取り置きしてあるのは天ぷら蕎麦バージョンにTRYしてみたかったから。全く意味なかったけど。
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蕎麦稲荷を半分齧って小皿に戻して、残りを摘まもうとして箸で挟んだら、中身がブニュッと飛び出したところ。
「そういうのも撮ってネタにするの?」(ジャン妻)
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もり蕎麦は長男さんが打った蕎麦です。
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取り置きしておいた海老フリッターを載せてみた。
「これだけで天ぷら蕎麦になる」
「違うと思うけど」
でもかき揚げと違って海老が小さいので、天ぷら蕎麦の香りは出せなかった。
「茗荷の天ぷら、取って置けばよかったな~」
「・・・」
海老が泳いでるとこ.jpg
蕎麦湯1.jpg
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テーブル席の蕎麦懐石は最初違和感があった。
和室の膳は枠の中の定位置に小皿が鎮座したまま殆ど動かないが、テーブルの上だと小皿が左右に滑って泳いだりする。
でも和室の膳と違って膝が楽です。片膝立てたらジャン妻に「行儀が悪い」と言われた。
床暖房で足元から暖かいのでエアコンも入れなかった。
「家でもテーブルにしようぜ」
「今の家だと台所なら置けるけど」
「TVのある部屋の畳を取っ払って洋間にして、床暖房を・・・」
「次に家を建てたならね」
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ズシッ
ズシッ
ズシッ
膳を下げてきたジャン妻である。
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夜の更級庵&恵明庵。
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こうやって寒い中をウロついて写真なんか撮って、過去に風邪引いたのが何回かあるよ。
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テーブル席での二次会
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湯神にロールカーテンですよ。
合わないって?
私も合うとは思わない。でも何もないと冷気が室内に入って寒いと思うのだ。
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灯3.jpg
灯1.jpg
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「女将さんに、長男さん蕎麦打ってましたねって言ったらウレシそうだったよ」
「そうか・・・」
宿継承は難しい。なまじっかモノ(施設、土地、温泉)があるだけに。
何とか次世代に繋げて欲しいものである。
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恵明庵 恵明の湯 [会津]

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10月に更級庵を押さえてあったのですが、珍しく私が多忙で断念。延期して予約しなおした日は大部屋の松月庵になるとのこと。
「大部屋か・・・」
「最初はそこだったんだよね」
最も厨房に近い大部屋で、屋根が高い部屋です。懐かしく思った。温泉心がついて初めて泊まった民宿が湯神の松月庵だから、その後は他の何処に泊まってもその域に至らずだった。

当日は天気がやや心配。
会津若松、雪。。。
会津下郷、雪。。。
1泊めは、ジャン妻が麦とろで今後の人生を左右する重要なお願いを切りだす為、若松市内に泊まったのですが、往路の道すがら湯神に立ち寄って手土産を持参している。
その時に大旦那が言うには、
「明日は雪って予報ですが、気温が高いから積もらないと思います」
天気予報よりそれを信じよう。
「部屋は洋室になります」
ほう、洋室とな。
いちばん奥の恵明庵です。2階にベッドがあるメゾネットタイプ。
「男ばっかり4名様がお泊りになられるのですが、夜に宴会でもするんだったら大部屋の方がいいので」

20年前まだ湯神の部屋が3室しか無かった頃、現在のようにネットですぐ検索できない頃、「民宿ガイド・東北編」のような冊子だったと記憶していますが、湯神の頁、紹介文に、露天風呂は作らないのですか?の要望に対して、
「作ろうという気はあるのですが、何せ自分ひとりでやってるものですから」
そう応えていたのを覚えている。
その後、大旦那から直接、「もう1部屋作ろうと思ってるんです」
もう一部屋?
次に大旦那は、「借金も返さなきゃならないし」
部屋を増築するとなると、更に借入しなきゃならないでしょう。
「でも4部屋になるっと誰か雇わないといけないだろうな」
そう呟いたのを今でもはっきり覚えています。大旦那の奥さんで教職にあった女将さんが部屋に出入りするようになったのも現在の4部屋になってからです。

(いっとき、メガネをかけた色の黒い親戚の女性がいたが、震災後は姿を消した。)

あまり記憶が無いのですが、増床、増築した4室めの恵明庵に一度だけ泊まったことがある。
念願のミニ露天が併設されたが屋根が無かった。雨や雪の日や、風強い日、寒い日は厳しのではないかと思った。
まぁ本当の露天というのは屋根なんぞなくて、自然に近いものだそうですが。
恵明庵は寝室が2階にあるので、足腰の弱い方やお年寄りにはちょっと厳しいかも知れない。

せっかく借金して増築したのに、和室3部屋(松月、長寿、更級)が埋まっても、奥の恵明庵だけスリッパが無い(閉まっている、利用客がいない)光景は何回も見ましたよ。
大旦那も私らに恵明庵を利用して欲しかったのかも知れないが、私らはその後は何とはなく和室の更級が気に入り、ずーっとそこばっかり利用していた。殆ど毎回部屋指定でしたね。
ただ、一度だけ、恵明庵でキャンセルが出たのか、4部屋で私たちだけだった時に、「隣、風呂入れてありますのでよろしかったら入って下さい」と言われたことがある。この時も屋根が無かったですね。申し訳ないけど更級庵に籠り切りになりました。

恵明庵を利用した人のみぞ知る伝説があります。WCに戸が無かったんです。
薄いカーテンのようなものを引いてあっただけじゃなかったかな。
その後、リンクしている十兵衛さん情報だったかなぁ。恵明庵の露天にも屋根らしきものが付いて、WCも扉ができたよアッハッハ(笑)・・・のような記事を見たんだと思います。
洋室か。久々の恵明庵、何だか初めて泊まる宿のようにワクワク感がするぞ。
晴れたぞ.jpg
当日、若松市内は雨で、芦ノ牧温泉から下郷への上り坂で湿雪が舞い、トンネルを抜けたら晴れていた。
「なんなんだいこの天気は」
「降るって言ってたんですけどねぇ」(渡辺酒店の主人)
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いつもの更級でなく.jpg
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いつもの更級ではなく、その先にある恵明庵。
10数年振りです。
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おっ、テーブル席ですな。
これに目が点になったが、実は長寿庵もテーブル席らしいですね。
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ジャン妻が先に湯に入る際に、「あ、WCに扉が付いてる・・・」・・・のを確認しました。浸かってる間、やや薄暗い部屋を見て廻った。
小さい畳に挟まれたミニ囲炉裏がある。
窓の障子.jpg
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階段を上がって寝室へ。
この柱の継ぎ足しは後で触れます。
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あ、ベッドルームなんだ。
これも長年更級庵ONLYだったから知らないのですが、松月、長寿もベッドだそうです。高齢者が増えてきたし、ベッドの方が宿側も楽なんだと思う。
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二階の調度品.jpg
二階の窓から.jpg
エアコンが稼働している2階から下りて気付いたのは、足裏が温かいのです。1階は床暖房になっている。
これが恵明庵のウリです。他の部屋にはない。この床暖房と露天の改装等で、4部屋中で最も金がかかっているそうです。
灯りを点けてみた。
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2階も点けてみた。
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灯を付けてみた。慣れない部屋なのでどこにどの灯のスイッチがあるのか把握できないのだが、点けたら他の部屋とは異なる異質さが更に浮き彫りになった。内壁もそうだが洋風の調度品が多く、色合いからしてハイカラな雰囲気を醸し出していた。
珈琲か紅茶が似合うと思いますね。

では湯はどうか。
「アナタにはちょっと熱いかな・・・」
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あ、木枠だ。檜ですね。前は石だったと思うが。
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屋根もあるし。窓は観音開きになっている。
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なるほど熱いね。それは他の部屋の湯より浴槽が小さく、それでいて見るからに注がれる湯の量が倍以上あるからではないかな。
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湯上りに恵明庵からガッタンゴーの写真を撮る。
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2階からもガッタンゴーしてみる。
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読書中のジャン妻であります。
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後で大旦那に言ったんだけど、和室更級と違って調度品が多いので、足指の先をぶつけたり、椅子に突き指したり、アタマを階段の梁にぶつけたり、作務衣の袖が欄干に引っ掛かったり、トラップが少なくないのは私の動きが粗忽なせいか。
床暖房で充分暖かく、更級のように敷きっ放しの布団に入って寝ないでも洋室の椅子に座って床に足を付けているだけで暖まるのです。エアコン切りました。
それに、静かなんです。
和室は厨房に近いので大旦那の声やドスドス鳴る足音、他の客の声も稀に聞こえる。生活環境に近いといっていいが、奥まった恵明庵は入口から部屋までの室内廊下が短くないので声や物音は殆ど聞こえないです。スリッパの音も聞こえないからね。気配が感じられないので食事を運ぶ音すら事前にわからないほどです。
2階にいると裏を走る会津鉄道の踏切の警報機音も心なしか小さい。私は20数年にして初めてこの恵明庵がすっかり気に入ってしまったのです。
夕餉の際に大女将さんに言いましたよ。
「この人(私のこと)すっかりここが気にいっちゃって」(ジャン妻)
「もっと早くこっちを利用すればよかった」
「あらぁ」(ウレシそうな女将さん)
「時を返せって」
「何を言ってるの」(ジャン妻)
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会津若松市内散策いろいろ [会津]

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会津ワシントンホテルのフロントにはまだ八重さんのポスターが貼ってあった。
あれから4年以上になるのに。
「八重さん(綾瀬はるかさん)毎年会津に来てるみたいだよ」
「ふうん、そうなんだ」
会津を含めて福島全体の観光大使そのものといっていいが。
比べて悪いが、おんな城主より八重さんの方が演技上手だと思いますけど。
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来年の大河は西郷どんだそうですが。
「見ないの?」
「気が乗らない」
「何でさ?」
「・・・」
会津を攻めつけた役者のひとりじゃないか。
「どんなのか最初だけでも」
「・・・」
薩摩は禁門の変では会津と組んだが、その後で長州と組んだじゃないか。
(反面、長州は関ヶ原から対徳川幕府だから一貫しているともいえるが。)
会津攻めは何処まで描かれるのだろうか。

12時前に会津ワシントンホテルをチェックアウトして、会津バスのケツにくっついたところ。
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穴澤病院??
会津北の防人、穴澤一族の末裔に違いない。
閃いた。穴澤姓が目に留まったということは、駅前の岩瀬書店に何か新しい史料が入ったのではないか。
ジャン妻の方から、「本屋さん行こうよ」と持ちかけられたので行ってみた。
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この書店は一般書籍とは別にかなりのスペース、棚割で地元会津の書籍を置いてある。もちろん戊辰ネタが圧倒的に多い。それらの中には地元の研究者が独自研究したものを置いてあったりする。まずここでしか購入できないと思う。
だが。。。
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こういうウリを出してる割に、そのコーナーが見つからないぞ。前回までは入ってすぐ右の内側に3尺の棚2枚にズラズラ陳列してあったのだが。
ウロウロ探した。見つからないので店長かスタッフに聞こうと思ったら。
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そのコーナーはレジ近くにあった。
あったはいいが、このジャマしているワゴンは何だ?
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陳列用のワゴンですな。新刊を入れて棚割りに持ってって並べ、下げるのもこれで運ぶとみた。
店が楽する為のワゴンを何で会津郷土コーナーを遮るように置きっ放しにしておくんだよ。このコーナーの書籍は外から会津に来る客にイチバン見て欲しい大事なコーナーじゃないか。
「オイ」
私は店のねーさんにぶっきらぼうに言った。
「あのワゴン退けてよ」
「???」
「会津コーナーが取れないじゃないか」
「あ・・・」
レジで私語してた女性店員2人のうち1人が慌てて退けてた。
購入したにはこれ。
購入した書籍.jpg
檜原金銀山ストーリーとは。。。
山師が書き残したのを集めたみたいだ。鉱山ネタ、そこで起きた事件とか。
穴澤一族の新史料もあった。何処から檜原に来たのか、その前の出身地が明らかに。これはさっきのバスの穴澤さん広告が導いてくれたのだろう。

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これが凄い。会津戊辰戦死者埋蔵の虚と実!!
会津人が長州人を後世でも許そうとしない最大の理由が、「会津戦争後、埋葬を許さなかった」というもの。
まだ読んでないが、それに一石を投じる書になるだろう。
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そして、「会津若松城下地図幕末編」
表が幕末の会津若松城下地図で、裏面が幕末の地図に平成の地図を重ねたもの。
ゼンリンの住居地図のようなものです。これはスバラしい。
城下に入った白虎士中一番隊の行動を洗い直さなくてはいけないかも知れない。
後で机上で調べたら、麦とろは禄高600石上田学太夫の屋敷跡だった。若年寄らしい。
甲賀町口門辺り-1.jpg
古地図で見ると.jpg
先刻私に「ワゴン退けろ」と言われたレジのねーさんも、私がこういう書籍、史料を購入したことで余計に緊張させてしまったようです。
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「味噌を切らしてたな。買わないと」
「買うわよ。味噌を買う前に同じ方向なんだけど。靴下を買いたいの」
「靴下ぁ?穴でも開いたのか?」
「いつも5足か5足まとめ買いしてるのよ」
「何も会津で買わんでも。地元のシマムラやユニクロでいいじゃん」
「だってアナタそういう店行かないじゃない」
「・・・」
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靴下屋だって。
「前に通った時に覚えてたのよ」
入ったらホントに靴下だらけ。見事に靴下だけしかない店です。
そんなに靴下だけ需要があるのか若松市は。冷え症が多いのだろうか。
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靴下2.jpg
靴下3.jpg
靴下4.jpg
「アナタも買う?」
「買ってもいけど。足の指が5本ある靴下はヤダよ」
でも結局私は買わなかった。買わなかったが、ウチの女性社員で足のサイズが25.5cmあって、靴を購入するのにトテモ苦労しているヤツがいるのでそヤツに買ってこうかと。その女性社員は草の者4号の現場にいる女性で、ジャン妻と同期の中途入社なのです。
靴下5.jpg
私が女性用靴下のサイズをチェックしているのに気付いたジャン妻は感づいた。
「また何かイタズラ考えてるんじゃないでしょうねぇ」
「イタズラって。25.5cmを探してるんだよ。アイツに土産に買ってくの」
「止めなさいって」
見当たらないので店の女性に聞いた。「女性の靴下で25.5cmって置いてないのか?」
「置いてあるのは24.5までで、それ以上になりますとお取り寄せになります」
「ああそう」
じゃぁいいや。でもその顛末をその25.5女性にメールしたら送信エラーになった。さてはいつの間にかアドレス変えやがったな。
後日その女性に会った時に言いましたけどね。アドレス変えただろって。

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材木町にある味噌屋へいく。
ジャン家とジャン母の家庭用の味噌を購入しないと。
山家屋です。来るのは3回め。今回もお茶をいただいた。
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クラシックなレジがデンと置いてある。
もう現役じゃないだろう。今の消費税率は応できないんじゃないか。
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材木町にある山家屋さん女性が言うには「材木町は材木問屋さんの集まり」「西若松駅は材木を取り扱う貨物駅でもあったの」「昔はそこを流れる湯川っていう川で材木を流していたの。水の量も多かったんです」
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この山家屋さん、(土)(日)(祝)休みなんですよ。そりゃないぜ。
たまたま店内にこの女性がいて、開けて貰って買ったこともあるけどね。
そういう時は仕方がないので七日町の満田屋さんで購入します。店内で味噌田楽も喰えるあの店です。
満田屋さんは品揃えや在庫数が多いが、店の中で喰える味噌田楽で有名なくらいだから、観光客を集客する気配、匂いが強過ぎです。
満田屋さん(天保五年創業)。
山家屋さん(嘉永年間)
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-08-07
福島県会津若松市材木町一丁目8-13

山家屋さんで味噌を買って、靴下屋さんでジャン妻の靴下を買うのに付き合い、若松駅前に戻って書籍を購入、小雨が降る中をウロウロ走ったのですが。
味噌を買ってすぐ南にあったお寺の前に「古戦場」の碑が立ってたのが気になった。
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では蕎麦宿の3時の宿入りに向けて街を南下する際、味噌屋の近くで見た古戦場碑の辺りに戻ってぐるぐる走ったのだが、改めて探すとなかなか見つからないものなのだ。2回ほど味噌屋の前を走ってようやく見つけたのが、会津若松市材木町1-10-33にある秀長寺古戦場碑というもの。
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古戦場?
会津戦争は近代戦なので、古戦場というには違和感が無くもないが。お寺の入口に、「ウチの寺はそういう場所ですよ」と謳ってるわけですよ。
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秀長寺4.jpg

消えてるじゃんか.jpg
でも解説板、文字が消えてるし。
3つ並んだ碑は、秀長寺古戦場碑、戦没者供養塔、佐川官兵衛歌碑・・・。
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碑文は判読し難い。雨の中、傘さして見上げても読むのがタイヘン。首が痛くなる。
録音できる機材があれば朗読するのだが。
碑の前に立つ.jpg
う~ん読めない.jpg
判読がタイヘン.jpg
雨の中、判読がタイヘンだったので諦め、机上で検索しました。
お許し下さい転載です。出典はhttp://mo6380392.exblog.jp/24907689/
管理人さんの承諾を得ております。ご承諾ありがとうございました。

篆額 松平保定書
明治戊辰九月五日鶴ヶ城下の東西両軍の攻防戦は日を追って劇しくなった。東軍の総指揮佐川官兵衛は日光口の西軍が本郷から若松に侵入しようとするのを知りこれを迎え撃うとして一部の兵を片原町柳原に伏せ官兵衛自らは手兵二百を率え砲兵隊とともに秀長寺裏の藪林や近くの民家に伏させ一方南町口門を守っていた一隊と水戸援軍を材木町南の柳上堤に移動させ報を得て高田から馳せつけた隊をもって西軍の退路を断つことにして西軍の到るのを待った。西軍の薩摩芸州肥前宇都宮中津人吉黒羽館林大垣太田原の十藩の兵はこの日早朝暁霧に乗じて大川を渡り飯寺村から材木町に入ろうとしたが火災のため全軍を移動し秀長寺裏から城下に入ろうとして東軍との距離僅かに百米に近づいた。このとき秀長寺境内におった砲兵隊は俄然砲撃を開始し伏していた東軍の諸隊も起って一斉に掩撃に移った。
突如三面攻撃をうけた西軍の周章狼狽は応戦に遑なくついに潰乱し東軍に降を乞うものもあり或は退路を失って大川に溺るるものもあった。
かくして戦闘は短時間に終り東軍は一部を以て西軍を追撃して南方に追い払った。この戦に西軍の遺棄した銃砲弾薬糧食毛布金圓等は莫大な数にのぼり東軍はこれ等鹵獲品を得て城に入った。
この日の戦は三旬の籠城中僅かな兵力で西軍に甚大な損害を与えた東軍唯一の勝利であった。
ここに戊辰百年祭に際して秀長寺境内の戦跡に一碑を建て永遠にこれを記念する。
昭和四十二年九月五日  山内為蔵撰文 小林春駒謹書

慶応4年(1868年)8月29日未明、会津藩家老・佐川官兵衛を将に出撃隊が編成され、城外の西、長命寺方面に展開する新政府軍を攻撃して城内への補給路を確保しようとした。
将兵はいずれも「八月二十九日討死、何ノ某」と書いた紙片を持っていたという。
だがその前夜に官兵衛は藩主・松平容保公からいただいた振舞酒を喰らい、起きたのは陽が高くなってからだった。
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誰も起こさなかったのだろうか。官兵衛慌てて飛び起きて出撃したが、未明の夜襲が陽が高くなってからの接近戦になってしまったのである。今なお弾痕の残る長命寺の戦闘で知られる。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-11-23-2
官兵衛も松平容保公の御前で、「万が一失敗したときは再び入城することはありません」と宣誓したので戻るに戻れず。そのまま場外に留まりここ材木町に移動して逆襲に転じた。

「秀長寺境内におった砲兵隊は俄然砲撃を開始し・・・」とある。寺の境内に砲を据え置いて砲撃し、土塀から身を乗り出して銃をブッ放した。
長命寺さんも秀長寺さんもそうだがお寺は塀に囲まれているし、遮蔽物のある恰好の陣地として利用されたのである。
場外戦闘に巻きこまれた。住職にしてみれば迷惑だったかも知れないが時節柄有無を言わさずだろう。
局地戦とはいえ、喜多方の熊倉、西若松の一ノ堰2連戦と並んで会津軍が新政府軍を破った勝利戦。
ここでブン獲った鹵獲品や辛うじて確保した補給線はその後の籠城戦に小さくない影響を及ぼしたらしいが、官兵衛は城内に戻らなかった。バツが悪くて帰還できなかったのだろう。
官兵衛はここから遠い南会津まで転戦する。鶴ヶ城開城後も。
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「あった?」
「あったけど。碑文が読めないんだよ」
よ~く目を凝らせば読めるんですがね。碑が高過ぎて上から下まで全部読むのに疲れるのです。

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平成30年(2018年)会津若松市はNHKの大河・西郷どんに対抗するように、会津戦争終結から150周年を謳って、記念事業を開催、展開していくという。
(慶応4年/明治元年、1868年プラス150年=2018年)

湯野上温泉へ。
雨だったのが芦ノ牧温泉を過ぎて坂を上る辺りから湿った雪に変わった。
だが、長大トンネルを抜けたら前方の空から薄日が差してきた。雪降ってるけど晴れてる?妙な天気になってきた。
湯野上温泉駅を過ぎて渡辺酒店に停めたら晴れた。
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普段はネット購入で、湯野上を通る時だけ挨拶がてら顔を出して店で購入するのです。
「ツケは?」
「ないわよ」
渡辺酒店から請求書も督促も来ないのをいいことにツケが半年貯まったことがある。
酒屋2.jpg
一升瓶を6本ケースで買い込んで車に載せた。

湯神を知った最初の頃は、宿と南会津だけの銘酒だった「花泉」だったが。。。
花泉は伊南、伊北の方にしか無かった。若松市内で花泉を置いてる店が1軒だけあってそれが「麦とろ」だった。若松市内に花泉を置いてない理由は、花泉を最初に持ち込んだら、既にある有名どころを扱ってる店から冷たくされたというのである。
それが今回、会津ワシントンに樽が堂々鎮座していたんですよ。いつの間に。
何で花泉が1.jpg
何で花泉が2.jpg
自分たちの嗜好も変わったのか。ここ数年は花泉を買って飲まなくなった。花泉よりも会津中将、会津娘を好むようになった。

それらを家計費で購入して、私は飛露喜の前掛けを購入した。
いや、いただいちゃったんです。あげますって。
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「前掛けもお酒の箱に詰めましょうか?」と言われたが別にして貰った。会津から戻った翌日の日曜に使うのです。
「何に使うのあれを?」(ジャン妻)
「秋祭りで前掛け巻くんだよ。秋刀魚を焼くんだから」
「???」
この顛末は町内会人間ドラマで取り上げましたね。今でも干してあります。なかなかニオイが取れないのだ。
宿2.jpg
今回は洋室・恵明庵です!!
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ガスライト [グルメ]

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麦とろからワシントンホテルに戻ったとこ。
ホロ酔いのジャン妻である。
ホロ酔いのジャン妻.jpg
翌朝、雪混じりの雨が降ったり止んだり。
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昨夜の馬刺に添えられた麦とろ特製のタレとニンニク味噌のお蔭でお腹の調子がいい。
私はニンニク、ガーリックを摂取すると翌朝・・・なんです。
ベッドとWCを3回ほど往復したらお腹の虫がグーッ。

前夜、チェックインしてすぐの会話。
「いつもルートインとかだと朝食付きなのに、何で今回はそれにしなかったのさ?」
「予約した時に朝食プランが上がって来なかったんだよね」
「じゃぁ明日の朝はどーする?」
「いいじゃん吉野家で」
ハァ?
私は耳を疑った。まさかジャン妻の口から吉野家が出るとは。
わ・ざ・わ・ざ・会津に来て、何で吉野家で喰わなきゃならないのさ。今回のプランは12時チェックアウトでしょ。12時まで待って吉野家かい。
「ヤダよ。ここ(ワシントン)にしようよ」
明日の天候が心配なのです。予報では会津は雪、湯野上も雪、立ち寄った蕎麦宿で大旦那は、「予報は雪ですが、気温が高いっからまず積もらないですよ」
外を見たらミゾレ混じりの雨だったが、会津や湯野上の天候は変わりやすいので、ミゾレや湿った雪の中を昼を探してウロウロしたくない。
「夜はご馳走(蕎麦懐石)だし。ここで食べてった方がいいよ」
「そうね。ああ思い出した。前にここ(ワシントン)で食べてまぁまぁだったったんだよね。フロントに聞いてみる」
麦とろに繰り出す前にフロントで、「朝食はどうすればいいの?」と聞いたらセットプランは無いようで、「当日ですと1200円ですが、今ご予約いただければ200円引きの1000円で承ります」だったそうです。
そうなら事前に言えよ。
「向こう(フロント)から朝食云々って言ってくれなきゃねぇ」
会津人が基本は寡黙なのはわかるよ。でも聞かなきゃ教えてくれないのは如何なものかね。
会場.jpg
会津ワシントンホテル10階にあるレストラン&BARへ。
期待して行ったのですが私はイマイチだったのです。特に最初に並んでる和食のお惣菜が。
会津地鶏の玉子と謳ってるが、蕎麦宿で鶏飼ってるし、朝餉で必ず温泉玉子出るし。
地鶏玉子.jpg
ほうれん草と何故に明太子?
焼鯖は少なくて小さい。ホテルのバイキングの焼き魚って小さく切ってあるのが殆どですよね。
ほうれん草&明太子&焼鯖.jpg
このキンピラ食べたって言ったら麦とろの旦那に「言えばウチのバアちゃんのキンピラ持たせたのに」って絶対言うに決まってる。
きんぴら.jpg
ナメコばっかりこんなにあっても。このまま食べるのかな。殆ど出てなかったよ。
ナメコ.jpg
細っこいイワシだな。私が日頃に買ってる地元の魚屋のイワシの方が大きい。そこのオヤジが言うには「今年のイワシは漁獲高が少ないけど脂がのって大きいよ」と言っとったが。
イワシ.jpg
これにも苦笑した。とろろ?麦とろが怒るよ。あ、そうか。さっきのナメコとこのとろろを合わせればいいのか。でもやめとこ。
でも大根おろしをバイキングで盛るのってあまり見たことないな。
とろろ&おろし&しらす.jpg
ホントに桧枝岐蕎麦かなこれ?
断ち蕎麦に見えないんだけど。
桧枝岐蕎麦サラダ.jpg

根菜.jpg
カボチャサラダや根菜もソソらない。何だかどれもショボく見えてしょーがないのはボリューム感が無いからだろうか。余って廃棄を懸念する気持ちが優先して補充が追い付かないのかな。
どっかの男性が「これしかないのかよ?」「あ、いまご用意いたします・・・」そんな遣り取りもあたですよ。
肉ジャガ.jpg
肉ジャガのようですが。
ホテルのHPには馬肉の肉ジャガとあった。
「当ホテルでは肉じゃがを会津の名産である馬肉のスジ(サクラスジ)で作り、味付けは朝からでも食べやすい様、優しい味付けでご提供いたします。
馬肉は畜肉の中でも栄養価が高く、鉄分が豊富な特徴はほうれん草を上回るとされています。
薬膳料理にも良く使用されており、朝に食べるには最適なお肉です。
スジ肉は柔らかく煮込み、肉じゃがに合う口当たりとなっております、是非お召し上がりください。」
馬肉の講釈がわかりました。ではその肝心な馬肉は何処にあるんだよ?

話のタネとして見るからにマズそうな蕎麦サラダをチョイスした以外は何も採らなかったのですが、この後に並んでた数少ない洋食系を狙った。それにするしかなかった。
スクランブルはよくありがちなバターベトベトのアレですが、厚切りベーコンがウレしい。
ミニハンバーグがなかなか美味しかった。イチバン美味しかったね。
厚切りベーコン.jpg
スクランブル.jpg
ハンバーグ.jpg
カレーは煮詰まって煮っころがしみたいだが。
カレー.jpg
並んだ2.jpg
トテモ会津とは思えない、何処でもありそうな、それでいて偏ったバイキングになってしまった。
しかもご飯、パン、蕎麦、そしてベーコン、ハンバーグという炭水化物&動物性蛋白質ばかり。和食のお惣菜に食指が全く湧かなかったのでこんな風にするしかなかったのである。
スクランブル&ベーコン.jpg
桧枝岐を謳う蕎麦サラダは湯神で出されるサラダに比べたら。。。
蕎麦サラダ?.jpg
野菜なんて殆どゼロです。いいやそれでも。蕎麦宿で地場産の野菜たくさん出されるし。
並んだ1.jpg
そういう私の事情を知らないジャン妻は、
「また偏ったものばかり」
「うるさい」
私はムッとしたので強い口調で言った。
「・・・」
ジャン妻は口を尖らせた。頬を膨らませた。
いつもそうなんですよ。人が取って来たものをあーだこーだ批判するの。
「いつもいつもバイキングで人がチョイスしてきたものをいちいち批判するんじゃない」
「感想を言ったのよ」
「言わんでいい」
「・・・」
「失礼だ。まるで〇〇みたいだな」
〇〇とはよく登場する私とソリの合わないオンナ、横合いからあーだこーだ口を挟んで来るのでウルサイことこのうえない。
ジャン妻はややムッとした。〇〇に例えるなんてヒドいって。私だけでなくジャン妻も〇〇と合わないんです。
「今後二度と言うなよ」
「ハイ・・・」
ジャン妻は私のチョイスを「偏ってる」って言いたかったらしいが、偏ってもいいのだ。旅先のバイキングでは自分の好きなものだけを食べるのです。
浜松でも焼きそばばっかり食べてたし。
これはジャン妻のチョイス。
並んだ3.jpg
「私はなるべく多い品数で少しずつ食べるのよ」
「それに対して私が何か言ったことがあるか?」
「・・・」
ジャン妻が何処へいった?.jpg
ジャン妻がいない。
私に叱られてイジケてどっかいっちゃったのかと思ったら食後のコーヒーだった。
向こうの方の窓際に一人の女性がいて、食べるのでもなく景色を眺めてるのでもなく、何してんのかと思ったら、テエーブル上にノートPCを開いて何やら入力してましたね。Bloggerかな。
そのうちパタンとノートPC閉じて、貪るようにガツガツ喰らってサッサと出ていった。

美味しかったのは厚切りベーコンとハンバーグだけ。追加しちゃったし。
偏ったもの.jpg

ホテルのHPです。
http://washington-hotels.jp/aizuwakamatsu/gallery/
これ見ると如何にもボリュームがあって美味しそうだけど。あくまでイメージだと思った方がいい。
やはりホテルのバイキングです。
ホゥ.jpg
ガスライトってどっかで聞いたことがある。
ガス燈のことか?いや、そうではなくて、前に何処かで見たような聞いたような気がした。
この会津旅から戻って群馬出張で発見したのです。
ガスライトがここにも!!
ガスライトがここにも.jpg
平成24年、ワシントン高崎のガスライトで、当時の社員全員呼んでパーティーしたんだった。
処理済~パ1.jpg処理済~パ2.jpg
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この時は宴会コースでした。料理の写真が全く無いので、あまりたいしたことなかったんでしょうね。
喜多方方面は雪?.jpg
食べてる途中に窓の外を見たら、ベタ雪が舞い出した。
「降ってるよ。若松市内の24時間パーキングに止めて、電車(会津鉄道)で湯野上に行った方がよくはない?」(ジャン妻)
一抹の不安が生じたので、しばらくホテルの部屋にいて様子を見たら、雪だったり雨になったり、降ったり止んだりになったので、12時前にチェックアウト。細かいミゾレ混じりの中を喜多方方面へ走り、日中線記念館や、蘆名一族の祖である佐原義連の史跡を見に行こうと会津縦貫道を北に向かったのですが、途中から路肩に雪が増えて来たので「引き返す勇気」で断念。
また市内に戻って買いものその他を。。。
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